JP2008038811A - 過給機付き内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノンスロットル運転を行うことが可能な過給機付き内燃機関において、アクセル開度が減少される際に、内燃機関の気筒に充填される吸気の圧力を迅速に低下させることによって運転状態の変更の要求に対するレスポンスを向上させる。
【解決手段】単位時間アクセル開度減少量ΔAAtが基準値ΔAAtよりも大きいときに、スロットル開度TAをTA0(全開)から気筒充填吸気圧低減開度TA1に変更するとともに、インタークーラ19内の吸気に吸気バイパス通路21を流通させることによって、該吸気にコンプレッサハウジング18aを迂回させてエアクリーナボックス14に再循環させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、過給機付き内燃機関に関する。
内燃機関のポンプロスの低減による燃費向上を目的として、内燃機関の運転状態により定められる目標トルクに応じて、吸気弁のバルブタイミング等を制御することにより、気筒に充填される吸入空気量を制御してノンスロットル運転を行うことが可能な技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
ところで、内燃機関の出力とトルクの向上を目的として過給機を備えた内燃機関で上記のノンスロットル運転を行っている状態で内燃機関が急減速操作される(アクセルが急閉される)と、スロットルバルブが全開に保持されたまま吸気弁の作用角を小さくする等して気筒に充填される吸入空気量を低減させることになる。
しかし、そのような場合には、既に過給機のコンプレッサにより過給された吸気によってコンプレッサから吸気弁までの圧力が高圧状態に維持され、減速レスポンスが悪化する場合があった。
また、上記のようにコンプレッサから吸気弁までの圧力が高圧状態に維持されると、過給機のタービンの回転抵抗が上昇する場合がある。その結果、内燃機関の再加速時において要求トルクが増大する際に加速レスポンスが悪化する場合があった。
特開2001−271665号公報 特開平8−61073号公報 特許第3466916号公報
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ノンスロットル運転を行うことが可能な過給機付き内燃機関においてアクセル開度が減少する際に、該内燃機関の気筒に充填される吸気の圧力を迅速に低下させることによって運転状態の変更の要求に対するレスポンスを向上させる技術を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、過給機付き内燃機関(以下、単に「内燃機関」ともいう。)がノンスロットル運転を行っている状態でアクセル開度が減少する場合には、スロットル開度を一時的に減少させることを最大の特徴とする。
より詳しくは、可変動弁機構を備え、該可変動弁機構により吸気弁の開閉弁時期を制御することにより、スロットル開度を全開に保持した状態で内燃機関の気筒に充填される吸入空気量を制御可能な内燃機関において、
前記内燃機関の排気通路に設けられるとともに排気の有するエネルギにより駆動されるタービンとスロットルバルブの上流側の吸気通路に設けられるとともに該タービンに連結されて吸気を過給するコンプレッサとを有してなる過給機と、
前記内燃機関のアクセル開度が減少される場合には所定期間に亘り前記スロットル開度を所定の目標開度まで減少させ、前記気筒に充填される吸気の圧力を低下させる過給圧低減手段と、
を備えることを特徴とする。
このように構成された過給機付き内燃機関では、内燃機関の運転状態に応じて定められる要求トルク(目標吸入空気量)に応じて、該内燃機関の気筒に充填される吸入空気量がスロットル開度ではなく吸気弁の開弁特性値(例えば、バルブタイミング、作用角)により制御される所謂ノンスロットル運転がなされる。
そして、運転者の減速要求によってアクセル開度が減少されると、前記吸気弁の開弁特性値が変更され前記気筒に充填される吸入空気量を減少させることにより機関トルクを低下させる。ところが、本発明に係る内燃機関は過給機を備えており、該過給機のコンプレッサで過給された吸気によって該コンプレッサの下流側における吸気通路内の圧力が高圧に維持され、減速レスポンスが悪化することが考えられる。
これに対し、本発明においては、前記過給圧低減手段によって所定期間に亘りスロットル開度が所定の目標開度まで減少させられる。これにより、前記スロットルバルブの下流側の吸気通路内の圧力を低下させ、以って前記内燃機関の気筒に充填される吸気の圧力を迅速に低下させることができる。
尚、前記内燃機関の気筒に充填される吸気の圧力とは、例えば前記過給機によって過給される吸気の圧力(過給圧)のうち、前記スロットルバルブの下流側の吸気通路内の圧力をいう。また、前記過給機によって過給される吸気の圧力である過給圧は、前記コンプレッサよりも下流側の吸気通路内の圧力を意味しており、前記気筒に充填される吸気の圧力は該過給圧に含まれる場合がある。
尚、上記の所定期間とは、前記過給圧低減手段によって前記スロットル開度が減少されてから再び全開されるまでの期間であり、予め実験的に求めておいても良い。また、前記所定の目標開度は、例えば前記所定期間に亘り前記スロットル開度を減少させることによって前記気筒に充填される吸気の圧力を充分に低下させることのできる開度としても良く、予め実験的に求めておいても良い。
更に、本発明では、前記過給圧低減手段が前記スロットル開度を減少させることにより前記内燃機関の排気流量は減少する。そして、該排気流量が減少すると前記過給機のタービンを回転させるエネルギが減少するため、前記過給機によって過給される吸気の過給圧を低下させることができる。つまり、より確実に前記気筒に充填される吸気の圧力を低下させることができる。
また、上記のように前記過給圧を迅速に低下させることにより、前記過給機のタービンの回転抵抗が増大して前記内燃機関の背圧が上昇することを抑制することができる。従って、例えば減速後に再加速するときのように機関に対する要求トルクが増大する場合には、前記アクセル開度を増大させることによって迅速に前記気筒に充填される吸気の圧力を増大させ、吸入空気量を増大させることも可能となり、以って加速レスポンスを向上することができる。
以上より、本発明に係る過給機付き内燃機関によれば、アクセル開度が減少される際に迅速に前記内燃機関の気筒に充填される吸気の圧力を低下させることが可能となり、以って運転状態の変更の要求に対するレスポンスを向上させることができる。
また、前記アクセル開度が減少するときに、急激に該アクセル開度が減少しなければ、前記スロットル開度を全開に保持しつつ前記内燃機関の気筒に充填される吸入空気量を減少させることによって機関トルクを低下させても良い。即ち、前記内燃機関が緩やかに減速される場合には前記気筒に充填される吸気の圧力が過度に増加しないため、迅速に該気
筒に充填される吸気の圧力を低下させる必要がない場合もあるからである。
また、前記過給機付き内燃機関は、前記アクセル開度が急激に減少する所定のアクセル急閉状態を検出するアクセル急閉状態検出手段を、更に備え、
前記アクセル急閉状態検出手段によって前記アクセル急閉状態が検出されるときに、
前記過給圧低減手段は前記所定期間に亘り前記スロットル開度を所定の目標開度まで減少させても良い。
ここで、前記所定のアクセル急閉状態とは、前記アクセル開度が減少することによって前記気筒に充填される吸気の圧力が過度に高くなる虞があるときの状態をいう。
このように、前記内燃機関が前記所定のアクセル急閉状態である場合に、前記所定期間に亘り前記スロットル開度を所定の目標開度まで減少させることによって迅速に前記内燃機関の気筒に充填される吸気の圧力を低下させることが可能となる。
また、前記所定のアクセル急閉状態の検出は、例えば前記アクセル開度の単位時間当たりの減少量の絶対値や、前記内燃機関の吸気通路に設けられる圧力センサの検出値に基づいて行われても良い。
そこで、本発明において前記所定のアクセル急閉状態とは、前記アクセル開度の単位時間当たりの減少量の絶対値が所定値よりも大きい状態であっても良い。
ここで上記の所定値とは、例えば前記アクセル開度が減少する際に、前記スロットル開度を所定期間に亘り所定開度まで減少させないと、前記気筒に充填される吸気の圧力を迅速に低減することができないときの前記アクセル開度の単位時間当たりの減少量の絶対値に対して所定のマージンを見込んだ値としても良く、予め実験的に求めておいても良い。
また、前記所定の目標開度は予め定められる一定の開度としても良く、例えば、前記アクセル開度の単位時間当たりの減少量の絶対値(以下、単に「アクセル開度単位時間減少量」ともいう。)が前記所定値よりも大きい場合に充分に前記気筒に充填される吸気の圧力を低下させることができるスロットル開度としても良く、予め実験的に求めておいても良い。
以上のように、本発明における過給機付き内燃機関では、前記アクセル開度単位時間減少量が前記所定値よりも大きい場合には前記所定のアクセル急閉状態であると検出される。そうすると、前記過給圧低減手段によって前記スロットル開度が前記所定の目標開度に変更されることにより、迅速に前記気筒に充填される吸気の圧力を低下させることが可能となり、運転状態の変更要求に対するレスポンスを向上させることができる。
尚、アクセル開度単位時間減少量が前記所定値以下である場合には、前記ノンスロットル運転によって前記内燃機関の気筒に充填される吸入空気量を減少させることにより機関トルクを該機関に要求されるトルクまで低下させても良い。
また、本発明において前記アクセル急閉状態検出手段は、前記内燃機関の吸気通路に設けられる圧力センサにより検出される吸気圧が予め設定される所定の圧力よりも大きいときに前記所定のアクセル急閉状態を検出するようにしても良い。
ところで、前記アクセル開度が減少する場合において、アクセル開度の減少量の絶対値に応じて、前記内燃機関に要求される前記気筒に充填される吸気の圧力の大きさは異なると考えられる。即ち、アクセル開度の減少量の絶対値が大きいほど前記気筒に充填される
吸気の圧力を小さくさせる必要があると考えられる。そして、前記過給圧低減手段によって低下された前記気筒に充填される吸気の圧力と機関に要求される該吸気の圧力との間に過不足が生じると減速及び加速レスポンスが悪化する虞がある。
そこで、前記気筒に充填される吸気の圧力をより好適な圧力まで低下させるための本発明では、前記アクセル開度が減少するときに、前記過給圧低減手段は前記アクセル開度の減少量の絶対値の大きさが大きくなるほど前記スロットル開度の目標開度を小さい開度まで減少させても良い。
また、前記アクセル急閉状態検出手段によって前記所定のアクセル急閉状態が検出されるとき、例えば前記アクセル開度単位時間減少量が前記所定値よりも大きい場合等に、前記過給圧低減手段は前記アクセル開度の減少量の絶対値の大きさが大きくなるほど前記スロットル開度の目標開度を小さい開度まで減少させるようにしても良い。
これにより、前記アクセル開度が減少する度合いに応じて、前記気筒に充填される吸気の圧力をより好適な圧力まで低下させることができる。尚、前記アクセル開度の減少量の絶対値の大きさと前記スロットル開度の目標開度との関係は予め実験的に求めておいても良い。
また、本発明に係る前記過給機付き内燃機関は、前記吸気通路における前記コンプレッサより下流側の部分と前記コンプレッサより上流側の部分とを連通するバイパス通路と、
前記バイパス通路に設けられるとともに、前記スロットル開度が減少する際に開弁し、前記コンプレッサより下流側の吸気に前記バイパス通路を通過することを許可するバイパス弁と、
を更に備えていても良い。
上記構成によれば、前記スロットル開度が所定期間に亘り前記目標開度まで減少すると、前記バイパス弁が開弁するため、前記コンプレッサより下流側の吸気通路内の吸気に前記コンプレッサを迂回させて再びコンプレッサの上流側の吸気通路へ再循環させることができる。
これにより、前記過給機により過給される吸気の過給圧をより迅速に低下させ、以って前記気筒に充填される吸気の圧力を低下させることができる。これにより、アクセル開度が減少される際の減速レスポンスを更に向上させることができる。
また、本発明に係る過給機付き内燃機関における、より好適な構成として、前記バイパス通路は、前記吸気通路における前記コンプレッサより下流側であって且つ前記スロットルバルブより上流側の部分と前記コンプレッサより上流側の部分とを連通していても良い。
上記構成によれば、前記アクセル開度が減少し、前記過給圧低減手段が所定期間に亘り前記スロットル開度を所定の目標開度まで減少させると、前記スロットルバルブよりも下流側の吸気の圧力が低下する。
そして、前記バイパス通路は、前記吸気通路における前記コンプレッサより下流側であって且つ前記スロットルバルブより上流側の部分と前記コンプレッサより上流側の部分とを連通しているため、前記バイパス弁が開弁すると、前記コンプレッサより下流側であって且つ前記スロットルバルブより上流側の吸気通路内における圧力を迅速に低下させることができる。これにより、前記気筒に充填される吸気の圧力を更に効率よく低下させることが可能となる。
また、前記過給圧低減手段は、前記アクセル開度の減少量の絶対値の大きさが大きくなるほど前記スロットル開度の目標開度を小さい開度まで減少させ、前記バイパス弁は、前記スロットルバルブより下流側の吸気通路における圧力の低下度合いに応じた量の吸気に前記バイパス通路を通過させるようにしても良い。このようなバイパス弁として、例えばダイアフラム式のバイパス弁を例示できる。
このようにすれば、前記アクセル開度が減少する程度に応じて、前記コンプレッサの下流側における吸気を前記コンプレッサの上流側に再循環させることができる。これにより、前記気筒に充填される吸気の圧力をより好適な圧力まで低下させることが可能となり、以って運転状態の変更の要求に対するレスポンスをより向上させることができる。
本発明にあっては、ノンスロットル運転を行うことが可能な過給機付き内燃機関においてアクセル開度が減少される際に、該内燃機関の気筒に充填される吸気の圧力を迅速に低下させることによって運転状態の変更の要求に対するレスポンスを向上させることができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。
図1は、本実施例に係る内燃機関1とその吸排気系の概略構成を示す図である。該内燃機関1は、複数の気筒2(図1中は1つのみを図示)を有しており、気筒2内にはピストン4が摺動自在に設けられている。気筒2内上部の燃焼室5には、吸気ポート6と排気ポート7とが開口している。
吸気ポート6および排気ポート7の燃焼室5への開口部は、それぞれ吸気弁8および排気弁9によって開閉される。また、吸気弁8には、開弁時期および閉弁時期を可変に制御する吸気側可変動弁機構10が設けられている。そして、燃焼室5には、該燃焼室5に流入した混合気に点火するための点火栓12が突出している。
吸気ポート6には、該吸気ポート6内に燃料を噴射するポート内噴射弁11が設けられている。また、吸気ポート6はインテークマニホールド(図示省略)に接続されており、該インテークマニホールドは吸気管13に接続されている。この吸気管13は、エアクリーナボックス14に接続されている。エアクリーナボックス14より下流の吸気管13には、該吸気管13内を流通する吸気の質量に対応した電気信号を出力するエアフローメータ15が取り付けられている。
また、吸気管13における吸気ポート6の直上流に位置する部位には、吸気を一時的に溜めるためのサージタンク16が設けられている。そして、吸気管13におけるサージタンク16の直上流に位置する部位には吸気管13内を流通する吸気の流量を調節するスロットルバルブ17が設けられている。
エアフローメータ15とスロットルバルブ17との間に位置する吸気管13には、排気の熱エネルギを駆動源として作動するターボチャージャ18のコンプレッサハウジング18aが設けられ、コンプレッサハウジング18aより下流の吸気管13には、コンプレッサハウジング18a内で圧縮されて高温となった吸気を冷却するためのインタークーラ19が設けられている。
このように構成された吸気系では、エアクリーナボックス14に流入した吸気は、該エアクリーナボックス14内のエアクリーナ(図示省略)によって吸気中の塵や埃等が除去された後、吸気管13を介してコンプレッサハウジング18aに流入する。
そして、コンプレッサハウジング18aに流入した吸気は、該コンプレッサハウジング18aに内装されたコンプレッサホイール18bの回転によって圧縮される。前記コンプレッサハウジング18a内で圧縮されて高温となった吸気は、インタークーラ19にて冷却された後、必要に応じてスロットルバルブ17によって流量を調節されて吸気ポート6に流入する。吸気ポート6に流入した吸気は各気筒2の燃焼室へ分配される。
一方、排気ポート7はエキゾーストマニホールド(図示省略)に接続されており、該エキゾーストマニホールドは排気管20に接続されている。また、排気管20の途中にはターボチャージャ18のタービンハウジング18cが設けられている。そして、排気管20はタービンハウジング18cの下流にてマフラー(図示省略)に接続されている。
このように構成された排気系では、内燃機関1の各気筒2で燃焼された混合気(既燃ガス)が排気ポート7、エキゾーストマニホールドを介して排気管20へ排出され、次いでターボチャージャ18のタービンハウジング18cへ流入する。タービンハウジング18cに流入した排気は、該排気が持つ熱エネルギを利用してタービンハウジング18c内に回転自在に支持されたタービンホイール18dを回転させる。その際、タービンホイールの回転トルクは、前述したコンプレッサホイール18bへ伝達される。そして、タービンハウジング18cから排出された排気は、排気管20及びその下流のマフラーを介して大気中に放出される。
また、本実施例における内燃機関1にはコンプレッサホイール18bの回転によって圧縮(過給)された吸気の一部をコンプレッサハウジング18aの上流側の吸気管13へ再循環させるための吸気再循環機構50が備えられている。ここで、吸気再循環機構50は以下の構成要素により構成されている。先ず、インタークーラ19とエアクリーナボックス14とは吸気バイパス通路21を介して連通されている。また、吸気バイパス通路21の途中には、サージタンク16内の圧力が低い側に変化したときに吸気に吸気バイパス通路21を流通させるためのダイアフラム式のエアバイパスバルブ30が設けられている。更に、サージタンク16とエアバイパスバルブ30とは、バルブ作動通路22を介して連通されている。従って、吸気バイパス通路21とエアバイパスバルブ30とは本実施例においてそれぞれバイパス通路とバイパス弁に相当する。また、上記の吸気再循環機構50については後で詳細に説明する。
更に内燃機関1には、アクセル開度に対応した電気信号を出力するアクセル開度センサ41、および、ピストン4の往復運動と連動して回転するクランクシャフトの回転角を検出するクランクポジションセンサ42が設けられている。
以上述べたように構成された内燃機関1には、この内燃機関1を制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)40が併設されている。このECU40は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。ECU40には、エアフローメータ15、アクセル開度センサ41、クランクポジションセンサ42等の各種センサが電気配線を介して接続されており、これらの出力信号がECU40に入力されるようになっている。そして、ECU40は、アクセル開度センサ41の検出値から内燃機関1の機関負荷を導出し、クランクポジションセンサ42の検出値から内燃機関1の機関回転数を導出する。
また、ECU40には、吸気側可変動弁機構10、ポート内噴射弁11、点火栓12、スロットルバルブ17等が電気的に接続されており、これらを制御することが可能となっている。
また、ECU40には、CPU、ROM、RAM等が備えられており、ROMには、内燃機関1の種々の制御を行うためのプログラムや、データを格納したマップが記憶されている。ここで、内燃機関1の気筒2に吸入される吸気の吸気圧を低減させるための制御もECU40のROMに記憶されているプログラムの一つである。
次に、本実施例に係る吸気再循環機構50について、図2に基づいて説明する。図2は本実施例に係る吸気再循環機構50の概略構成を示した図である。エアバイパスバルブ30は、ダイアフラム部31と連通部32によって構成されている。また、ダイアフラム部31は、ダイアフラム33によって第1圧力室31aと第2圧力室31bに2分されており、それぞれ第1圧力側ポート31cと第2圧力側ポート31dとが開口されている。
また、バルブ作動通路22は分岐部22cにおいて第1圧力側通路22a及び第2圧力側通路22bに分岐しており、第1圧力側通路22aは第1圧力側ポート31cに、第2圧力側通路22bは第2圧力側ポート31dに接続されている。更に、第2圧力側通路22bの途中にはチャンバ22dが設けられている。
このように構成されたダイアフラム部31では、第1圧力室31aと第2圧力室31bとは共にサージタンク16と連通しているため、サージタンク16内の圧力変動に伴って該第1圧力室31a及び第2圧力室31b内の圧力が変動する。即ち、サージタンク16直上流に設けられたスロットルバルブ17の開度が変更されると第1圧力室31a及び第2圧力室31b内の圧力が変動する。
しかし、上記のように第2圧力側通路22bの途中にはチャンバ22dが設けられているため、第2圧力室31bは第1圧力室31aに比べて圧力変動の応答が遅れる。例えば、サージタンク16内の圧力が低くなると、第1圧力室31a内の圧力が第2圧力室31bに比べて一瞬低い状態となり、ダイアフラム33が図中破線によって示す位置に移動する。そして、第1圧力室31aと第2圧力室31bとの圧力差が減少することに伴い、ダイアフラム33は再び図中実線によって示す位置に移動する。
一方、連通部32には吸気流入側ポート32aと吸気流出側ポート32bとが開口されており、それぞれのポートが吸気バイパス通路21における吸気流入側通路21a、吸気流出側通路21bに接続されている。更に、連通部32には、ロッド34を介してダイアフラム33に取り付けられているバルブヘッド35が設けられている。
このように構成された連通部32では、通常時において、吸気流入側通路21aから連通部32に吸気が流入し、吸気流出側通路21bに流出することがバルブヘッド35によって妨げられる。そして、サージタンク16内の圧力が低くなった場合には、ダイアフラム33が移動することに伴いバルブヘッド35が移動するため吸気に連通部32を流通させることができる。
また、サージタンク16内の圧力の低下度合いが大きいほど、第1圧力室31aと第2圧力室31bとの圧力差も大きくなるため、より多くの吸気に連通部32を流通させることができる。即ち、サージタンク16内の圧力の低下度合いに応じた量の吸気に連通部32を流通させることができる。
このようにして、インタークーラ19内の過給された吸気にコンプレッサハウジング1
8aを迂回させてエアクリーナボックス14に再循環させることによりコンプレッサホイール18bによって過給された吸気の過給圧を低下させることができる。従って、本実施例において吸気再循環機構50は吸気バイパス通路21、バルブ作動通路22、エアバイパスバルブ30を含んで構成される。
次に、本実施例に係る内燃機関1の吸気側可変動弁機構10について説明する。吸気側可変動弁機構10は吸気弁8の作用角を変更可能な機構であり、吸気弁8の開弁時期および閉弁時期を制御することが可能である。従って、吸気側可変動弁機構10は本実施例において可変動弁機構に相当する。
そして、上記のように、吸気側可変動弁機構10によって吸気弁8の作用角が変更されると、各気筒2に充填される吸入空気量を変更することが可能である。即ち、内燃機関1に要求される機関トルクが変更される場合に、スロットルバルブ17の開度を全開に保持したまま機関トルクを要求されるトルクに制御することができる(以下、この制御を「ノンスロットル制御」という。)。以下に、本実施例に係る内燃機関1に要求される機関トルクが変更される際の制御について説明する。
図3は、本実施例に係る内燃機関1の機関回転数Ne、機関トルクTQ、アクセル開度AAの関係を例示した図である。また、図4は、本実施例に係る内燃機関1の機関回転数Ne、機関トルクTQ、スロットル開度TA、吸気弁8作用角αの関係を例示した図である。これらのマップは、予めECU40のROMに記憶されている。ここで、アクセル開度AAが変更されると、ECU40はアクセル開度AAと機関回転数Neとから内燃機関1に要求される機関トルク(以下、「目標トルク」という。)TQtを図3に基づいて導出する。そして、導出された目標トルクTQtと機関回転数Neとの関係からノンスロットル制御が可能か否かを図4に基づいて判定する。
ここで、目標トルクTQtと機関回転数Neとが小さい場合には(図中A領域)、ノンスロットル制御を継続しながら機関トルクTQを目標トルクTQtに変更することができないと判断される。即ち、吸気弁8の作用角αを制御できる範囲で最小にしてもスロットルバルブ17のスロットル開度TAを全開に保持したままでは目標トルクTQtを満足することができない。従って、ECU40によって目標トルクTQtに応じてスロットル開度TAが変更される。具体的には、例えば目標トルクTQtが小さいほどスロットル開度TAが小さくなるように変更される。
一方、A領域以外の領域では(図中B領域)、ノンスロットル制御を継続しながら機関トルクTQを目標トルクTQtに変更することが可能と判断される。即ち、スロットルバルブ17のスロットル開度TAを全開に保持したまま、吸気弁8の作用角αを変更するとともに吸入空気量を調節することによって機関トルクTQを目標トルクTQtに変更させる。具体的には、例えば目標トルクTQtが小さいほど、吸気弁8の作用角αが小さくなるように変更される。
次に、図5は、本実施例の内燃機関1においてアクセル開度AAが急激に減少する所定のアクセル急閉状態が検出される際の、アクセル開度AA、スロットル開度TA、及び気筒2に吸入される吸気の吸気圧の時間推移を例示したタイムチャートである。(a)はアクセル開度AA、(b)はスロットル開度TA、(c)は気筒2に吸入される吸気の吸気圧Pを示したタイムチャートである。
尚、本実施例において気筒2に吸入される吸気の吸気圧Pはサージタンク16内の吸気の圧力を意味しており、以下これらの吸気圧を単に、「気筒充填吸気圧P」ともいう。従って、気筒充填吸気圧Pは本実施例において気筒に充填される吸気の圧力に相当する。
また、図5(a)に示す「AA」はアクセル開度を示しており、「AA0」のときに全開であり、「AA1」のときに全開以外であって且つ全閉を含む所定の開度である。図5(b)に示す「TA」はスロットル開度を示しており、「TA0」のときに全開であり、「TA1」のときに全開以外であって且つ全閉を含む所定の開度である。図2(c)に示す「P」は気筒充填吸気圧を示しており、「P0」のときにアクセル開度AA0に対応して要求される気筒充填吸気圧となり、「P1」のときにアクセル開度AA1に対応して要求される気筒充填吸気圧となる。
まず、内燃機関1に対して上述のノンスロット制御がなされている状態であって、内燃機関1に減速要求がなされる場合にはアクセル開度AAが小さくなるように変更される。即ち、時点T0から時点T1までの期間ΔT1に亘りアクセル開度AAがAA0からAA1まで減少する。ここで、アクセル開度AAの減少量の絶対値をΔAA(図5(a)において|AA0−AA1|)とする。ところが、内燃機関1はターボチャージャ18を備えているため、スロットルバルブ17のスロットル開度TAを全開に保持したまま(図5(b)中破線により図示。)吸気側可変動弁機構10によって吸気弁8の作用角αを目標トルクTQtに応じて変更しても、サージタンク16の圧力(気筒充填吸気圧P)が迅速に低下しない虞がある(図5(c)中破線により図示。)。
そこで、本実施例における過給機付き内燃機関1は、アクセル開度AAが減少する前後におけるアクセル開度AAの単位時間当たりの減少量の絶対値ΔAAt(|ΔAA/ΔT1|)が予め設定されている基準値ΔAAtbよりも大きい場合には、時点T1においてスロットル開度TAを全開状態のTA0からTA1に減少させる(以下、スロットル開度TA1を「気筒充填吸気圧低減開度TA1」ともいう。)。
尚、気筒充填吸気圧低減開度TA1とは、スロットル開度TAをこの開度まで減少させることによってサージタンク16内の圧力(気筒充填吸気圧P)を充分に低下させることのできるスロットル開度であり、予め実験的に求められる一定の開度である。また、スロットル開度の減少量(TA0−TA1)をΔTAとする。また、上記の基準値ΔAAtbは、吸気再循環機構50によってインタークーラ19内の圧縮された吸気にコンプレッサハウジング18aを迂回させてエアクリーナボックス14に再循環させないとサージタンク16内の圧力(気筒充填吸気圧P)を迅速に低下させることができないときのアクセル開度AAの単位時間当たりの減少量の絶対値に対して一定のマージンを見込んだ値である。
このように、スロットル開度TAを気筒充填吸気圧低減開度TA1まで減少させると、サージタンク16内の圧力(気筒充填吸気圧P)をP0から低下させることができる。更に、内燃機関1は吸気再循環機構50を備えるため、サージタンク16内の圧力(気筒充填吸気圧P)が低下するとエアバイパスバルブ30が開弁され、インタークーラ19内の吸気がコンプレッサハウジング18aを迂回してエアクリーナボックス14に循環される。これにより、コンプレッサハウジング18aからスロットルバルブ17の間の圧力を低下させることが可能となり、更に上記気筒充填吸気圧を迅速に低減させることができる。
そして、スロットル開度TAが気筒充填吸気圧低減開度TA1に変更されてから所定の基準経過期間ΔT2が経過した後の時点T2において、気筒充填吸気圧PはP1まで低下し、スロットル開度TAは再びTA0(全開)に変更される。ここで、基準経過期間ΔT2とは、スロットル開度TAが気筒充填吸気圧低減開度TA1に変更されてから再びTA0(全開)に変更されるまでの期間であり、予め実験的に求められる。尚、本実施例ではスロットル開度TAを時点T1において気筒充填吸気圧低減開度TA1に変更させているが、アクセル開度AAがAA0からAA1へ変更されている過渡期において単位時間当た
りの減少量の絶対値ΔAAtを取得し、該ΔAAtが基準値ΔAAtbよりも大きい場合にスロットル開度TAを気筒充填吸気圧低減開度TA1に変更させても良い。そうすれば、より迅速に気筒充填吸気圧Pを低下させることが可能となる。以上より、気筒充填吸気圧Pを迅速に低下させるためのスロットルバルブ17と吸気再循環機構50は、本実施例において過給圧低減手段の一部を構成する。
次に、本実施例に係る過給機付き内燃機関1においてアクセル開度AAが急激に減少する所定のアクセル急閉状態が検出される際に、気筒充填吸気圧Pを迅速に低下させるための制御について、図6に基づいて説明する。尚、本実施例においては、所定のアクセル急閉状態として、アクセル開度AAが減少するときの単位時間当たりの減少量の絶対値(以下、単に「単位時間アクセル開度減少量」という。)ΔAAtが予め設定される基準値ΔAAtbよりも大きい状態のときを例として説明する。
図6は、本実施例に係るアクセル急閉時第1制御ルーチンを示したフローチャートである。本ルーチンはECU40内のROMに記憶されたプログラムであり内燃機関1の稼動中は所定期間毎に実行される。尚、本ルーチンにおいては、内燃機関1がノンスロットル制御を行っている状態であって、スロットル開度がTA0(全開)である場合を前提として説明する。また、本ルーチンを実行するECU40は本実施例において過給圧低減手段の一部に相当する。
本ルーチンが実行されると、まずステップS101においては、アクセル開度AA及び機関回転数Neが検出される。具体的には、アクセル開度AA及び機関回転数Neはアクセル開度センサ41、クランクポジションセンサ42の出力値に基づいて検出される。ステップS101の処理が終わるとステップS102に進む。
ステップS102においては、ノンスロットル制御を行うことが可能か否かが判定される。具体的には、上記の図3、図4で示した各マップに、アクセル開度AAと機関回転数Neをパラメータとしてアクセスすることで目標トルクTQtが導出され、図4のマップにおいて、上記目標トルクTQtと機関回転数Neの組み合わせがB領域の範囲内であるか否かによって判断される。そして、上記組み合わせがB領域の範囲内ではない場合にはノンスロットル制御を行うことができないと判断され、ステップS103に進む。一方、上記組み合わせがB領域の範囲内である場合にはノンスロットル制御を行うことが可能と判断され、ステップS104に進む。
ステップS103においては、目標トルクTQtと機関回転数Neの組み合わせに応じた目標スロットル開度TAtが導出される。具体的には、図4で示したマップに、目標トルクTQtと機関回転数Neとをパラメータとしてアクセスすることで目標スロットル開度TAtを導出される。そして、ステップS103の処理が終わるとステップS105に進む。
ステップS105においては、スロットルバルブ17のスロットル開度TAがTA0から目標スロットル開度TAtに変更される。そして、ステップS105の処理が終わると本ルーチンを一旦終了する。
一方、ステップS104においては、目標トルクTQtと機関回転数Neの組み合わせに応じた吸気弁8の目標作用角αtが導出される。具体的には、図4で示したマップに、目標トルクTQtと機関回転数Neとをパラメータとしてアクセスすることで目標作用角αtを導出しても良い。そして、ステップS104の処理が終わるとステップS106に進む。
ステップS106においては、吸気側可変動弁機構10によって吸気弁8の作用角αがステップS104の処理で導出した目標作用角αtに変更される。そして、ステップS106の処理が終わるとステップS107に進む。
ステップS107においては、単位時間アクセル開度減少量ΔAAtが上記の基準値ΔAAtbよりも大きいか否かが判定される。つまり、本ステップでは、内燃機関1の運転状態がアクセル開度AAを急激に減少させる所定のアクセル急閉状態であるか否かが判定される。尚、ECU40はアクセル開度AAを検出するアクセル開度センサ41とともに、本実施例においてアクセル急閉状態検出手段の一部に相当する。
そして、単位時間アクセル開度減少量ΔAAtが基準値ΔAAtbよりも大きい場合には(ΔAAt>ΔAAtb)、迅速に気筒充填吸気圧Pを低下させる必要があると判断されステップS108に進む。一方、単位時間アクセル開度減少量ΔAAtが基準値ΔAAtb以下の場合には(ΔAAt≦ΔAAtb)、過度に気筒充填吸気圧Pが上昇する虞がないと判断され本ルーチンを一旦終了する。尚、上記の基準値ΔAAtbは本実施例において所定のアクセル開度の単位時間当たりの減少量の絶対値に相当する。
ステップS108においては、スロットル開度TAがTA0(全開)から気筒充填吸気圧低減開度TA1に変更される。そうすると、上述したようにサージタンク16内の圧力(気筒充填吸気圧P)を低下させることができる。更に、サージタンク16内が低下することによりエアバイパスバルブ30が開弁され、インタークーラ19内の吸気がコンプレッサハウジング18aを迂回してエアクリーナボックス14に循環される。その結果、コンプレッサハウジング18aからスロットルバルブ17の間の圧力が低下するため、更に気筒充填吸気圧Pを低下させることができる。尚、気筒充填吸気圧低減開度TA1は本実施例において所定の目標開度に相当する。そして、ステップS108の処理が終わるとステップS109に進む。
ステップS109においては、スロットル開度TAが気筒充填吸気圧低減開度TA1に変更されてからの経過時間tがカウントされる。ステップS109の処理が終わるとステップS110に進む。
ステップS110においては、上記の経過期間tが所定の基準経過期間ΔT2以上になったか否かが判定される。つまり、本ステップでは、気筒充填吸気圧Pが充分に低下されたか否かが判定される。尚、基準経過期間ΔT2は本実施例において所定期間に相当する。
そして、経過期間tが基準経過期間ΔT2未満である場合にはステップS108の処理の後の状態が継続される。即ち、経過期間tが基準経過期間ΔT2を経過するまでスロットル開度TAが気筒充填吸気圧低減開度TA1に維持される。一方、経過期間tが基準経過期間ΔT2以上であるである場合には、ステップS111に進む。ステップS111においては、スロットル開度TAがTA0(全開)に変更される。そして、ステップS111の処理が終わると本ルーチンを一旦終了する。
以上のように、本実施例に係る内燃機関1によれば、急な減速要求によってアクセル開度AAが急激に減少する際においてもサージタンク16内の圧力(気筒充填吸気圧P)を迅速に低下させることができるため、運転状態の変更の要求に対するレスポンスを向上させることができる。
更に、該サージタンク16内の圧力が減少すると、上述のようにエアバイパスバルブ30が開弁されるためインタークーラ19内の吸気はコンプレッサハウジング18aを迂回
してエアクリーナボックス14に循環される。従って、コンプレッサハウジング18aからスロットルバルブ17の間の圧力を低下させることにより、更に気筒充填吸気圧Pを低下させることができる。
以上より、本実施例によれば、アクセル開度AAが急激に減少する際においても気筒充填吸気圧Pを迅速に低下させることができるため、運転状態の変更の要求に対するレスポンスを向上させることができる。
次に、気筒充填吸気圧Pを更に精度良く要求される吸気圧に変更するための制御について図7に基づいて説明する。ここで、図7は、本実施例の内燃機関1においてアクセル開度AAが急激に減少する所定のアクセル急閉状態が検出される際の、アクセル開度AA、スロットル開度TA、及び気筒充填吸気圧Pの時間推移を例示したタイムチャートである。ここで、図7と図5との違いは、アクセル開度AAが減少する際に、上述したアクセル開度AAの変更量の絶対値ΔAAの大きさに応じてスロットル開度TAを減少させる点である。また、図7中に示す符号については、図5で既に説明した同一の符号については、詳しい説明を省略する。
また、図7(a)に示す「AA2」は、全開以外であって且つAA1よりも開き側の所定のアクセル開度である。図7(b)に示す「TA2」は、全開以外であって且つTA1よりも開き側の所定のスロットル開度である。図7(c)に示す「P2」は、アクセル開度AA2に対応して要求される気筒充填吸気圧である。
ここで図7(a)に示すように、内燃機関1に減速要求がなされると時点T0においてアクセル開度AAがAA0からAA2まで減少する。ここで、アクセル開度AA2は上述したアクセル開度AA1よりも開き側の開度であるため、内燃機関1に要求される気筒充填吸気圧P2はP1に比べて大きいと考えられる。つまり、アクセル開度AAの減少量の絶対値ΔAAに応じて、要求される気筒充填吸気圧Pは異なると考えられる。
そして、要求される気筒充填吸気圧Pと実際の気筒充填吸気圧Pとが相違すると運転状態の変更の要求に対するレスポンスが悪化する虞が生じる。例えば、内燃機関1に要求される気筒充填吸気圧PがP2の場合においても、スロットル開度TAを上述の気筒充填吸気圧低減開度TA1まで減少させる場合には(図7(b)中破線により図示。)、気筒充填吸気圧PがP1まで低下してしまう虞がある。そのような場合には、内燃機関1に要求される気筒充填吸気圧P2まで再度気筒充填吸気圧Pを増大させる必要が生じ(図7(c)中破線により図示。)、ドライバビリティが悪化する場合がある。
そこで、気筒充填吸気圧Pをより精度良く要求される吸気圧まで迅速に低下させるために、本実施例に係る内燃機関1においては、アクセル開度AAがAA2となる時点T3においてスロットル開度TAをTA0からアクセル開度AAの減少量の絶対値ΔAA(図7(a)において|AA0−AA2|)の大きさに応じて定められる第2気筒充填吸気圧低減開度TA2まで減少させることとした。これにより、気筒充填吸気圧PをP0からP2まで迅速かつ精度良く低下させることができる。尚、第2気筒充填吸気圧低減開度TA2は、具体的には、例えばアクセル開度AAの減少量の絶対値ΔAAと第2気筒充填吸気圧低減開度TA2との関係が格納されたマップから第2気筒充填吸気圧低減開度TA2を読み出すことにより導出してもよい。
そして、スロットル開度TAが第2気筒充填吸気圧低減開度TA2に変更されてから所定の第2基準経過期間ΔT4が経過した後の時点T4において気筒充填吸気圧PがP2まで低下したときに、スロットル開度TAを再びTA0(全開)に変更する。ここで、第2基準経過期間ΔT4とは、スロットル開度TAが第2気筒充填吸気圧低減開度TA2に変
更されてから再びTA0(全開)に戻されるまでの期間であり、予め実験的に求められる。また、第2基準経過期間ΔT4は上記の基準経過期間ΔT2と異なる期間としても良く、アクセル開度AAの減少量の絶対値ΔAAの大きさに応じて変化させても良い。
次に、内燃機関1のアクセル開度AAが急激に減少する所定のアクセル急閉状態が検出される際に、上述したスロットル開度TAをアクセル開度AAの減少量の絶対値ΔAAの大きさに応じて減少させることによって、気筒充填吸気圧Pをより好適な圧力まで迅速に低下させるための制御について、図8に基づいて説明する。図8は、本実施例に係るアクセル急閉時第2制御ルーチンを示したフローチャートである。また、本ルーチンはECU40内のROMに記憶されたプログラムであり内燃機関1の稼動中は所定期間毎に実行される。従って、本ルーチンを実行するECU40は本実施例において過給圧低減手段の一部に相当する。
尚、本ルーチンにおいては、内燃機関1がノンスロットル制御を行っている状態であって、スロットル開度がTA0(全開)である場合を前提として説明する。また、本ルーチンの説明においても、所定のアクセル急閉状態として、上述した単位時間アクセル開度減少量ΔAAtが予め設定される基準値ΔAAtbよりも大きい状態のときを例として説明する。また、ステップS201からステップS207はアクセル急閉時第1制御ルーチンにおけるステップS101からステップS107に対応しており、説明を省略する。
ステップS208においては、アクセル開度AAの減少量の絶対値(以下、単に「アクセル開度減少量」という。)ΔAAが取得される。アクセル開度減少量ΔAAとは、アクセル開度AAが減少する前後におけるアクセル開度の差を意味し、具体的には、例えばアクセル開度センサ41の出力値に基づいて取得される。ステップS208の処理が終わるとステップS209に進む。
ステップS209においては、ECU40によって、アクセル開度減少量ΔAAの大きさに応じて定められる第2気筒充填吸気圧低減開度TA2が取得される。尚、第2気筒充填吸気圧低減開度TA2は本実施例において所定の目標開度に相当する。そして、ステップS209の処理が終わるとステップS210に進む。
ステップS210においては、スロットル開度TAをTA0(全開)から第2気筒充填吸気圧低減開度TA2まで減少させる。そうすると、まずスロットルバルブ17よりも下流側であるサージタンク16内の圧力(気筒充填吸気圧P)が低下し、それに伴ってエアバイパスバルブ30が開弁される。そして、インタークーラ19内の吸気は、サージタンク16内の圧力の低下度合いに応じた量だけエアクリーナボックス14に再循環させられる。つまり、スロットル開度TAをアクセル開度減少量ΔAAの大きさに応じて減少させることにより、サージタンク16内の圧力(気筒充填吸気圧P)をアクセル開度減少量ΔAAの大きさに応じて低下させることができる。そして、ステップS210の処理が終わるとステップS211に進む。
ステップS211においては、スロットル開度TAが第2気筒充填吸気圧低減開度TA2に変更されてからの経過時間tがカウントされる。ステップS211の処理が終わるとステップS212に進む。
ステップS212においては、上記の経過期間tが所定の第2基準経過期間ΔT4以上になったか否かが判定される。つまり、本ステップでは、気筒充填吸気圧Pが内燃機関1に要求される吸気圧まで低下されたか否かが判定される。尚、第2基準経過期間ΔT4は本実施例において所定期間に相当する。
そして、経過期間tが第2基準経過期間ΔT4未満である場合にはステップS210の処理の後の状態が継続される。即ち、経過期間tが第2基準経過期間ΔT4を経過するまでスロットル開度TAが第2気筒充填吸気圧低減開度TA2に維持される。一方、経過期間tが第2基準経過期間ΔT4以上であるである場合には、ステップS213に進む。
ステップS213においては、スロットル開度TAがTA0(全開)に変更される。そして、ステップS213の処理が終わると本ルーチンを一旦終了する。
以上より、上記の制御によれば、内燃機関1が所定のアクセル急閉状態であるときに、スロットル開度TAをアクセル開度減少量ΔAAの大きさに応じて減少させることによって、気筒充填吸気圧Pを要求される吸気圧まで精度良く迅速に低下させることが可能となり、以って運転状態の変更の要求に対するレスポンスをより向上させることができる。
また、上記のステップS209において取得される第2気筒充填吸気圧低減開度TA2は、アクセル開度減少量ΔAAの大きさ及びアクセル開度AAに基づいて定めても良い。即ちアクセル開度減少量ΔAAの大きさが等しくても、アクセル開度AAが減少される前の開度自体が異なれば該アクセル開度AAの変更前における気筒充填吸気圧Pも異なる場合もあるからである。従って、上記のように第2気筒充填吸気圧低減開度TA2を定めることによって、より精度良く気筒充填吸気圧Pを要求される吸気圧まで低下させることができる。
尚、本実施例の気筒充填吸気圧Pを迅速に低下させる制御において、内燃機関1が上述した吸気再循環機構50を備える場合について説明したが、内燃機関1が吸気再循環機構50を備えていない場合においても、アクセル開度AAが減少する際にスロットル開度TAを所定期間に亘り上記の所定開度まで減少させる制御を行うことにより気筒充填吸気圧Pを低下させても良い。これにより、吸気再循環機構50を備える場合と比べて気筒充填吸気圧Pの低下する程度に差はあるものの迅速に気筒充填吸気圧Pを低下させることができる。
また、本実施例における吸気バイパス通路21は、インタークーラ19とエアクリーナボックス14とを連通しているが、例えば、吸気管13におけるコンプレッサハウジング18aより下流側の部分と吸気管13におけるコンプレッサハウジング18aより上流側の部分とを連通させても良い。ここで、吸気バイパス通路21が吸気管13におけるスロットルバルブ17の下流側の部分とコンプレッサハウジング18aより上流側の部分とを連通している場合には、コンプレッサハウジング18aより上流側における圧力よりもスロットルバルブ17の下流側における圧力が大きいときに本実施例に係る制御を実行するようにしても良い。
本発明の実施例1に係る内燃機関とその吸排気系の概略構成を示した図である。 実施例1に係る吸気再循環機構の概略構成を示した図である。 実施例1に係る内燃機関の機関回転数Ne、機関トルクTQ、アクセル開度AAの関係を例示した図である。 実施例1に係る内燃機関の機関回転数Ne、機関トルクTQ、スロットル開度TA、作用角αの関係を例示した図である。 実施例1の内燃機関においてアクセル開度AAが急激に減少する所定のアクセル急閉状態が検出される際の、アクセル開度AA、スロットル開度TA、及び気筒充填吸気圧Pの時間推移を例示したタイムチャートである。(a)は、アクセル開度AAの時間推移を示したタイムチャートである。(b)は、スロットル開度TAの時間推移を示したタイムチャートである。(c)は、気筒充填吸気圧Pの時間推移を示したタイムチャートである。 実施例1に係るアクセル急閉時第1制御ルーチンを示したフローチャートである。 実施例1の内燃機関においてアクセル開度AAが急激に減少する所定のアクセル急閉状態が検出される際の、アクセル開度AA、スロットル開度TA、及び気筒充填吸気圧Pの時間推移を例示したタイムチャートである。(a)は、アクセル開度AAの時間推移を示したタイムチャートである。(b)は、スロットル開度TAの時間推移を示したタイムチャートである。(c)は、気筒充填吸気圧Pの時間推移を示したタイムチャートである。 実施例1に係るアクセル急閉時第2制御ルーチンを示したフローチャートである。
符号の説明
1・・・内燃機関
2・・・気筒
5・・・燃焼室
6・・・吸気ポート
8・・・吸気弁
10・・・吸気側可変動弁機構
11・・・ポート内噴射弁
13・・・吸気管
14・・・エアクリーナボックス
16・・・サージタンク
17・・・スロットルバルブ
18・・・ターボチャージャ
18a・・・コンプレッサハウジング
18b・・・コンプレッサホイール
18c・・・タービンハウジング
18d・・・タービンホイール
19・・・インタークーラ
21・・・吸気バイパス通路
21a・・・吸気流入側通路
21b・・・吸気流出側通路
22・・・バルブ作動通路
22a・・・第1圧力側通路
22b・・・第2圧力側通路
22d・・・チャンバ
30・・・エアバイパスバルブ
31・・・ダイアフラム部
31a・・・第1圧力室
31b・・・第2圧力室
32・・・連通部
33・・・ダイアフラム
35・・・バルブヘッド
40・・・ECU
41・・・アクセル開度センサ
42・・・クランクポジションセンサ
50・・・吸気再循環機構

Claims (7)

  1. 可変動弁機構を備え、該可変動弁機構により吸気弁の開閉弁時期を制御することにより、スロットル開度を全開に保持した状態で内燃機関の気筒に充填される吸入空気量を制御可能な内燃機関において、
    前記内燃機関の排気通路に設けられるとともに排気の有するエネルギにより駆動されるタービンとスロットルバルブの上流側の吸気通路に設けられるとともに該タービンに連結されて吸気を過給するコンプレッサとを有してなる過給機と、
    前記内燃機関のアクセル開度が減少する場合には所定期間に亘り前記スロットル開度を所定の目標開度まで減少させ、前記気筒に充填される吸気の圧力を低減させる過給圧低減手段と、
    を備えることを特徴とする過給機付き内燃機関。
  2. 前記過給機付き内燃機関は、前記アクセル開度が急激に減少する所定のアクセル急閉状態を検出するアクセル急閉状態検出手段を、更に備え、
    前記アクセル急閉状態検出手段によって前記アクセル急閉状態が検出されるときに、
    前記過給圧低減手段は前記所定期間に亘り前記スロットル開度を所定の目標開度まで減少させることを特徴とする請求項1に記載の過給機付き内燃機関。
  3. 前記所定のアクセル急閉状態とは前記アクセル開度の単位時間当たりの減少量の絶対値が所定値よりも大きい状態であることを特徴とする請求項2に記載の過給機付き内燃機関。
  4. 前記過給圧低減手段は前記アクセル開度の減少量の絶対値の大きさが大きくなるほど前記スロットル開度の目標開度を小さい開度まで減少させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の過給機付き内燃機関。
  5. 前記過給機付き内燃機関は、前記吸気通路における前記コンプレッサより下流側の部分と前記コンプレッサより上流側の部分とを連通するバイパス通路と、
    前記バイパス通路に設けられるとともに、前記スロットル開度が減少する際に開弁し、前記コンプレッサより下流側の吸気に前記バイパス通路を通過することを許可するバイパス弁と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の過給機付き内燃機関。
  6. 前記バイパス通路は、前記吸気通路における前記コンプレッサより下流側であって且つ前記スロットルバルブより上流側の部分と前記コンプレッサより上流側の部分とを連通していることを特徴とする請求項5に記載の過給機付き内燃機関。
  7. 前記過給圧低減手段は、前記アクセル開度の減少量の絶対値の大きさが大きくなるほど前記スロットル開度の目標開度を小さい開度まで減少させ、
    前記バイパス弁は、前記スロットルバルブより下流側の吸気通路における圧力の低下度合いに応じた量の吸気に前記バイパス通路を通過させることを特徴とする請求項5または6に記載の過給機付き内燃機関。
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