JP2002310046A - 内燃機関の過給圧制御装置 - Google Patents

内燃機関の過給圧制御装置

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JP2002310046A
JP2002310046A JP2001115127A JP2001115127A JP2002310046A JP 2002310046 A JP2002310046 A JP 2002310046A JP 2001115127 A JP2001115127 A JP 2001115127A JP 2001115127 A JP2001115127 A JP 2001115127A JP 2002310046 A JP2002310046 A JP 2002310046A
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internal combustion
combustion engine
intake air
cooling water
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Isato Suzuki
功人 鈴木
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、内燃機関のオーバヒート
やノッキングを抑制し得て、運転性能を向上し得て、燃
費を低減し得て、また、内燃機関のメインテナンスの簡
略化とシステムの信頼性向上に貢献することにある。 【構成】 このため、この発明は、内燃機関に吸気を過
給する過給機を設け、過給機の過給圧を制御する過給圧
制御弁を設け、ノッキングを検出するノッキングセンサ
を設け、吸気温度を検出する吸気温度センサを設け、冷
却水温度を検出する冷却水温度センサを設け、車速を検
出する車速センサを設け、吸気温度が設定吸気温度以上
であり、冷却水温度が設定冷却水温度以上であり、車速
が設定車速以下である実施条件が成立する場合は、過給
圧を下げるよう過給圧制御弁を制御し、ノッキングから
算出される点火時期のノック制御量を遅角側に増加させ
るよう制御する制御手段を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内燃機関の過給圧
制御装置に係り、特に、内燃機関のオーバヒートやノッ
キングを抑制し得て、運転性能を向上し得て、燃費を低
減し得て、また、内燃機関のメインテナンスの簡略化と
システムの信頼性向上に貢献し得る内燃機関の過給圧制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載される内燃機関には、吸気
を過給する過給機を設け、過給圧が設定過給圧になるよ
う制御する過給圧制御装置を設けているものがある。こ
の過給圧制御装置には、内燃機関の排気により駆動され
て吸気を過給する過給機を設け、過給機のタービンを迂
回して排気通路を連通するバイパス通路にウエイストゲ
ートバルブを設け、このウエイストゲートバルブを開閉
駆動する過給圧制御弁を設け、この過給圧制御弁をデュ
ーティ制御して過給圧を制御ものがある。
【0003】このような内燃機関の過給圧制御装置とし
ては、特許第2652406号公報に開示されるものが
ある。この公報に開示されるものは、機関の冷却水温が
冷却水温用設定温度未満又は吸気温度が吸気温度用設定
温度未満であるときに過給圧を低下させ、また、冷却水
温が冷却水温用設定温度以上となり、機関回転数が設定
回転数を超えている場合には、前記過給圧の低下を所定
時間継続させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内燃機関の
過給圧制御装置には、過給圧が設定過給圧になるように
ウエイストゲートバルブを開閉駆動する過給圧制御弁を
デューティ制御するものがある。この過給圧制御装置
は、過給圧をエンジン回転数によって変化させている。
【0005】しかし、従来の過給圧制御装置は、温度に
よって過給圧を変化させていないため、熱害等の吸気温
度や冷却水温度が高い運転状態でも、エンジン回転数に
よって過給圧を高めるように変化させてしまう場合があ
り、走行性能に悪影響を及ぼす不都合がある。
【0006】例えば、外気温度が高い場合の急登坂路走
行や、砂浜、泥濘地等で車速が低くてエンジン負荷が高
い過酷な走行条件の運転状態においては、十分な冷却が
得られずに吸気温度や冷却水温度が高くなってノッキン
グやオーバヒートを招くおそれがある。
【0007】ところが、従来の過給圧制御装置は、温度
によって過給圧を変化させずに、エンジン回転数によっ
て過給圧を変化させているため、熱害等の吸気温度や冷
却水温度が高い運転状態でも、エンジン回転数によって
過給圧を高めるように変化させてしまう場合があり、こ
の結果、過酷な走行条件における内燃機関への負荷が増
大され、ノッキングやオーバヒートを招いて運転性能を
が損なわれ、走行性能に悪影響を及ぼす不都合がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、内燃機関により駆動されて
吸気を過給する過給機を設け、前記過給機の過給圧を制
御する過給圧制御弁を設け、前記内燃機関のノッキング
を検出するノッキングセンサを設け、前記内燃機関の吸
気温度を検出する吸気温度センサを設け、前記内燃機関
の冷却水温度を検出する冷却水温度センサを設け、前記
内燃機関を搭載した車両の車速を検出する車速センサを
設け、前記吸気温度センサの検出する吸気温度が設定吸
気温度以上であり、前記冷却水温度センサの検出する冷
却水温度が設定冷却水温度以上であり、前記車速センサ
の検出する車速が設定車速以下である実施条件が成立す
る場合は、前記過給圧を下げるよう前記過給圧制御弁を
制御し、前記ノッキングセンサの検出するノッキングか
ら算出される点火時期のノック制御量を遅角側に増加さ
せるよう制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の内燃機関の過給圧制御
装置は、制御手段によって、吸気温度が設定吸気温度以
上であり、冷却水温度が設定冷却水温度以上であり、車
速が設定車速以下である実施条件が成立する場合は、過
給圧を下げるよう過給圧制御弁を制御し、ノッキングか
ら算出される点火時期のノック制御量を遅角側に増加さ
せるよう制御することにより、吸気温度や冷却水温度が
高く車速が低い運転状態では過給圧を下げて点火時期の
遅角量を大きくすることによって、十分な冷却が得られ
ない運転状態での内燃機関への負荷を軽減して吸気温度
や冷却水温度が高まることを防止でき、また、外気温度
が高い場合の急登坂路走行や、砂浜、泥濘地等で車速が
低くてエンジン負荷が高い過酷な走行条件における内燃
機関への負荷を軽減することができる。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図3は、この発明の実施例を示すもので
ある。図3において、2は図示しない車両に搭載された
内燃機関、4はシリンダブロック、6はシリンダヘッ
ド、8はヘッドカバー、10は燃焼室である。
【0011】内燃機関2は、吸気系としてエアクリーナ
12と吸気管14とスロットルボディ16とサージタン
ク18と吸気マニホルド20とを順次に接続し、燃焼室
10に連通する吸気通路22を設けている。スロットル
ボディ16の吸気通路22には、スロットルバルブ24
を設けている。また、内燃機関2は、排気系として排気
マニホルド26と排気管28と触媒コンバータ30とを
順次に接続し、燃焼室10に連通する排気通路32を設
けている。
【0012】この内燃機関2には、吸気を過給する過給
機34を設けている。過給機34は、吸気管14の途中
にコンプレッサ36を設け、排気管28の途中にコンプ
レッサ36を駆動するタービン38を設けている。ま
た、内燃機関2は、コンプレッサ36よりも下流側の吸
気管14にインタクーラ40を設けている。
【0013】過給機34は、タービン38を迂回して排
気通路32を連通するバイパス通路42を設け、このバ
イパス通路42を開閉するウエイストゲートバルブ44
を設け、ウエイストゲートバルブ44を開閉駆動するア
クチュエータ46を設けている。アクチュエータ46に
は、コンプレッサ36下流側の吸気通路22に一端側を
連通する作動用通路48の他端側を連通してを設け、作
動用通路48の途中に一端側を連通する制御用通路50
の他端側をコンプレッサ36上流側の吸気通路22に連
通して設け、制御用通路50の途中にアクチュエータ4
6に作用する過給圧を制御する過給圧制御弁52を設け
ている。
【0014】過給圧制御弁52は、デューティ制御によ
り動作制御されて制御用通路50を開閉し、作動用通路
48によりアクチュエータ46に導入されるコンプレッ
サ36下流側の吸気通路22の過給圧を、コンプレッサ
36上流側の吸気通路22に逃がすことによりアクチュ
エータ46を作動させ、ウエイストゲートバルブ44を
開閉動作させて過給圧を設定過給圧に制御する。
【0015】内燃機関2は、ヘッドカバー8にイグニシ
ョンコイル54を取付けて設けている。また、内燃機関
2は、PCVバルブ56を介してヘッドカバー8内とサ
ージタンク18の吸気通路22とを連通する第1ブロー
バイガス通路58を設け、ヘッドカバー8内とエアクリ
ーナ12直下流の吸気通路22とを連通する第2ブロー
バイガス通路60を設けている。
【0016】内燃機関2は、各燃焼室10に指向させて
燃料を噴射する燃料噴射弁62を吸気マニホルド20に
設けている。燃料噴射弁62は、燃料分配管64を介し
て燃料供給通路66により燃料タンク68に連絡されて
いる。燃料供給通路66には、燃料フィルタ70を設け
ている。燃料タンク68内には、燃料ポンプ72を設け
ている。
【0017】燃料タンク68の燃料は、燃料ポンプ72
により燃料供給通路66に圧送され、燃料フィルタ70
により塵埃を除去されて燃料圧力調整部74により圧力
を調整され、燃料分配管64により各燃焼室10の燃料
噴射弁62に夫々分配して供給される。燃料圧力調整部
74により圧力を調整された余剰の燃料は、燃料戻り通
路76により燃料タンク68に戻される。
【0018】燃料タンク68には、2ウエイチェックバ
ルブ78を介装したエバポ通路80の一端側を連通して
いる。エバポ通路80の他端側は、キャニスタ82に連
通している。キャニスタ82には、1ウエイチェックバ
ルブ84を介装したパージ通路86の一端側を連通して
いる。パージ通路86の他端側は、スロットルボディ1
6の吸気通路22に連通している。
【0019】内燃機関2は、スロットルバルブ24を迂
回してスロットルボディ16の吸気通路22とサージタ
ンク18の吸気通路22とを連通するアイドル空気通路
88を設けている。アイドル空気通路88の途中には、
アイドル空気量を調整するアイドル空気量制御弁90を
設けている。
【0020】この内燃機関2には、エンジン回転数を検
出するためのクランク角を検出するクランク角センサ9
2を設け、スロットルバルブ24のスロットル開度を検
出するスロットル開度センサ94を設け、ノッキングを
検出するノッキングセンサ96を設け、吸気温度を検出
する吸気温度センサ98を設け、冷却水温度を検出する
冷却水温度センサ100を設け、車速を検出する車速セ
ンサ102を設け、過給機34により過給される吸気の
圧力を過給圧として検出する圧力センサ104を設け、
排気中の酸素濃度を検出するO2センサ106を設けて
いる。
【0021】前記過給圧制御弁52とイグニションコイ
ル54と燃料噴射弁62と燃料ポンプ72とアイドル空
気量制御弁90とクランク角センサ92とスロットル開
度センサ94とノッキングセンサ96と吸気温度センサ
98と冷却水温度センサ100と車速センサ102と圧
力センサ104とO2センサ106とは、過給圧制御装
置108を構成する制御手段110に接続されている。
制御手段110には、メインスイッチ112とフューズ
114とを介してバッテリ116が接続されている。
【0022】制御手段110は、クランクセンサ92等
から入力する信号によりイグニションコイル54、燃料
噴射弁62等を動作制御し、過給圧や空燃比、点火時期
等を制御し、また、過給圧が設定過給圧になるよう過給
圧制御弁52を過給圧制御デューティWGDTYにより
フィードバック制御する。
【0023】前記過給圧制御装置108は、内燃機関2
のノッキングを検出するノッキングセンサ96を設け、
内燃機関2の吸気温度を検出する吸気温度センサ98を
設け、内燃機関2の冷却水温度を検出する冷却水温度セ
ンサ100を設け、内燃機関2を搭載した車両の車速を
検出する車速センサ102を設けている。
【0024】過給圧制御装置108は、制御手段110
によって、吸気温度センサ98の検出する吸気温度TH
Aが設定吸気温度KWTHH以上であり、冷却水温度セ
ンサ100の検出する冷却水温度TWNが設定冷却水温
度KWTWH以上であり、車速センサ102の検出する
車速VSPが設定車速KVSPH以下である実施条件が
成立する場合は、過給圧を下げるよう過給圧制御弁52
を制御し、ノッキングセンサ96の検出するノッキング
から算出される点火時期のノック制御量を遅角側に増加
させるよう制御し、また、実施条件が成立する前の点火
時期に応じてノック制御量を遅角側に増加させるよう制
御する。
【0025】次にこの実施例の作用を説明する。
【0026】過給圧制御装置108は、制御手段110
によって、図1に示す如く、制御がスタートすると(2
00)、ノック制御量KCS1が解除用ノック制御量K
KCSHH以上であるか否かを判断する(202)。
【0027】この判断(202)において、ノック制御
量KCS1が解除用ノック制御量KKCSHH未満でN
Oの場合は、図2(A)に示す如く、吸気温度THAが
設定吸気温度KWTHH以上であるか否かを判断する
(204)。
【0028】この判断(204)がNOの場合は、判断
(202)に戻る。この判断(204)がYESの場合
は、図2(A)に示す如く、冷却水温度TWNが設定冷
却水温度KWTWH以上であるか否かを判断する(20
6)。
【0029】この判断(206)がNOの場合は、判断
(202)に戻る。この判断(206)がYESの場合
は、図2(A)に示す如く、車速VSPが設定車速KV
SPH以下であるか否かを判断する(208)。
【0030】この判断(208)がNOの場合は、判断
(202)に戻る。この判断(208)がYESの場合
は、ノック制御量KCSH1が零未満であるか否かを判
断する(210)。この判断(210)においては、制
御前の点火時期が遅角制御状態であるか、進角制御状態
であるかを判断する。
【0031】この判断(210)において、図2(B)
に示す如く、制御前の点火時期が既に遅角制御状態であ
り、ノック制御量KCSH1が零未満(KCSH1<
0)でYESの場合は、過給圧制御デューティWGDT
Yを零(WGDTY=0)にすることにより過給圧制御
を停止して過給圧を下げるよう過給圧制御弁52を制御
し、且つノック制御量KCSH1を設定ノック制御量K
CSHHだけ減算(KCSH1=KCSH1−KCSH
H)してノック制御量KCSH1を遅角側に増加させる
よう制御し(212)、判断(202)に戻る。
【0032】また、判断(210)において、図2
(C)に示す如く、制御前の点火時期が進角制御状態で
あり、ノック制御量KCSH1が零を越えて(KCSH
1>0)いてNOの場合は、過給圧制御デューティWG
DTYを零(WGDTY=0)にして過給圧を下げるよ
う過給圧制御弁52を制御し、且つノック制御量KCS
H1を零(KCSH1=0)にしてノック制御量KCS
H1を遅角側に増加させるよう制御し(214)、判断
(202)に戻る。
【0033】一方、前記判断(202)において、ノッ
ク制御量KCS1が解除用ノック制御量KKCSHH以
上でYESの場合は、過給圧制御デューティWGDTY
を復帰用過給圧制御デューティRDTYINCずつ増加
させて過給圧が設定過給圧になるよう過給圧制御弁52
のフィードバック制御を開始し(216)、過給圧制御
デューティWGDTYが設定過給圧となる過給圧制御デ
ューティWGDTYH以上になったか否かを判断する
(218)。
【0034】この判断(218)がNOの場合は、処理
(216)に戻る。この判断(218)がYESの場合
は、判断(202)に戻る。
【0035】このように、この内燃機関2の過給圧制御
装置108は、吸気温度THAが設定吸気温度KWTH
H以上であり、冷却水温度TWNが設定冷却水温度KW
TWH以上であり、車速VSPが設定車速KVSPH以
下である実施条件が成立する場合は、過給圧を下げるよ
う過給圧制御弁52を制御し、点火時期のノック制御量
を遅角側に増加させるよう制御する。
【0036】これにより、この過給圧制御装置108
は、吸気温度や冷却水温度が高く車速が低い運転状態で
は過給圧制御の停止により過給圧を下げて点火時期の遅
角量を大きくすることによって、十分な冷却が得られな
い運転状態での内燃機関2への負荷を軽減して吸気温度
や冷却水温度が高まることを防止できる。
【0037】このため、過給圧制御装置108は、内燃
機関2のオーバヒートやノッキングを抑制し得て、運転
性能を向上し得て、燃費を低減することができる。
【0038】また、この過給圧制御装置108は、外気
温度が高い場合の急登坂路走行や、砂浜、泥濘地等で車
速が低くてエンジン負荷が高い過酷な走行条件における
内燃機関への負荷を軽減することができる。
【0039】このため、この過給圧制御装置108は、
内燃機関2を酷使することがないので、内燃機関2のメ
インテナンスの簡略化とシステムの信頼性向上に貢献す
ることができる。
【0040】さらに、この過給圧制御装置108は、実
施条件が成立する前の点火時期が、図2(B)(C)に
示す如く遅角制御状態であるか進角制御状態であるか、
に応じてノック制御量を遅角側に増加させるよう制御す
ることにより、精度の高い過給圧制御と点火時期制御が
可能になる。
【0041】なお、上述実施例においては、実施条件の
成立時に過給圧制御デューティWGDTYを直ちに零
(WGDTY=0)にして過給圧を下げるよう過給圧制
御弁52を制御したが、実施条件の成立時に過給圧制御
デューティWGDTYをゆるやかに零(WGDTY=
0)に向かって小さくして過給圧を下げるよう過給圧制
御弁52を制御することにより、急激に過給圧を低下さ
せることがなく、内燃機関2に影響を与えないようにす
ることができる。
【0042】また、吸気温度や冷却水温度の上昇割合か
ら熱害を予測し、過給圧制御デューティWGDTYを小
さくして過給圧を下げるよう過給圧制御弁52を制御す
ることにより、熱害を回避することができ、機関出力の
低下を防止して運転性を確保することができる。
【0043】
【発明の効果】このように、この発明の内燃機関の過給
圧制御装置は、吸気温度や冷却水温度が高く車速が低い
運転状態では過給圧を下げて点火時期の遅角量を大きく
することによって、十分な冷却が得られない運転状態で
の内燃機関への負荷を軽減して吸気温度や冷却水温度が
高まることを防止でき、このため、内燃機関のオーバヒ
ートやノッキングを抑制し得て、運転性能を向上し得
て、燃費を低減することができる。また、内燃機関の過
給圧制御装置は、外気温度が高い場合の急登坂路走行
や、砂浜、泥濘地等で車速が低くてエンジン負荷が高い
過酷な走行条件における内燃機関への負荷を軽減するこ
とができ、このため、内燃機関を酷使することがないの
で、内燃機関のメインテナンスの簡略化とシステムの信
頼性向上に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す過給圧制御装置の制御
のフローチャートである。
【図2】過給圧制御装置の制御のタイミングチャートで
あり、(A)は吸気温度と冷却水温度車速とのタイミン
グチャート、(B)は制御前の点火時期が遅角制御状態
の過給圧制御デューティとノック制御量のタイミングチ
ャート、(C)は制御前の点火時期が進角制御状態の過
給圧制御デューティとノック制御量のタイミングチャー
トである。
【図3】過給圧制御装置を備えた内燃機関の概略構成図
である。
【符号の説明】
2 内燃機関 10 燃焼室 22 吸気通路 32 排気通路 34 過給機 42 バイパス通路 44 ウエイストゲートバルブ 46 アクチュエータ 52 過給圧制御弁 96 ノッキングセンサ 98 吸気温度センサ 100 冷却水温度センサ 102 車速センサ 108 過給圧制御装置 110 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 23/00 F02D 43/00 301R 3G092 43/00 301 45/00 368A G01K 1/14 L 45/00 368 7/00 321J F02P 5/153 F02P 5/15 D 17/12 F02B 37/12 301M G01K 1/14 F02P 17/00 R 7/00 321 Fターム(参考) 2F056 CL11 3G005 EA04 EA16 FA22 FA28 FA37 GA02 GB27 GD22 GE01 GE10 HA02 HA05 JA06 JA12 JA13 JA24 JA32 JA36 JA39 JA51 JB17 3G019 AA06 AB01 CA11 GA01 GA05 GA09 GA11 GA13 GA14 GA18 3G022 AA05 DA02 EA02 GA01 GA05 GA08 GA09 GA11 GA13 GA19 3G084 BA08 BA17 DA02 DA35 DA38 EB11 FA02 FA05 FA10 FA12 FA20 FA25 FA29 FA33 FA38 3G092 AA18 BA02 BA08 DB03 DG09 EA01 EA04 EC01 FA03 FA16 FA39 GB02 GB06 HA04 HA06 HA16 HC05 HD05 HE01 HE03 HE08 HF21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に吸気を過給する過給機を設
    け、前記過給機の過給圧を制御する過給圧制御弁を設
    け、前記内燃機関のノッキングを検出するノッキングセ
    ンサを設け、前記内燃機関の吸気温度を検出する吸気温
    度センサを設け、前記内燃機関の冷却水温度を検出する
    冷却水温度センサを設け、前記内燃機関を搭載した車両
    の車速を検出する車速センサを設け、前記吸気温度セン
    サの検出する吸気温度が設定吸気温度以上であり、前記
    冷却水温度センサの検出する冷却水温度が設定冷却水温
    度以上であり、前記車速センサの検出する車速が設定車
    速以下である実施条件が成立する場合は、前記過給圧を
    下げるよう前記過給圧制御弁を制御し、前記ノッキング
    センサの検出するノッキングから算出される点火時期の
    ノック制御量を遅角側に増加させるよう制御する制御手
    段を設けたことを特徴とする内燃機関の過給圧制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記実施条件が成立す
    る前の点火時期に応じて前記ノック制御量を遅角側に増
    加させるよう制御することを特徴とする請求項1に記載
    の内燃機関の過給圧制御装置。
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