JP2008037127A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シートベルト荷重によりシート本体が水平前方へ移動した場合にも確実にスライドロック機構が働くようにし、かつシート本体を回転ベースに対して前後スライドさせる時は、スライド動作が妨げられないようにする。
【解決手段】本発明に係る車両用シートは、被係合部材92と、規制位置と規制解除位置とに移動可能な状態でシート本体10に設けられ、規制位置へ移動することにより、被係合部材92に対して対峙する位置へ進出し、規制解除位置へ移動することにより被係合部材92に対して対峙しない位置へ退避する係合部材72と、シート本体10が後退位置まで移動したとき、係合部材72を規制位置へ移動させ、シート本体10が後退位置から前進したとき、係合部材72を規制解除位置へ移動させるガイド部とを有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、シート本体を車両前向きの着座位置とドア開口部側を向いた横向き位置との間で回転させる回転機構と、シート本体がドア開口部側を向いた横向き位置で前記シート本体を車室外に下降させるスライド昇降機構を備える車両用シートに関する。
上記した車両用シートに関する技術が特許文献1に示されている。
この車両用シートは、図11に示すように、シート本体101と、車両フロアF上に設置され、シート本体101を車両前後方向に移動させる前後スライド機構102とを備えている。前後スライド機構102のスライドベース102t上には、シート本体101を車両前向きの着座位置とドア開口部側を向いた横向き位置との間で回転させる回転機構104が設置されている。また、回転機構104の回転ベース105上には、前記横向き位置にあるシート本体101を車室外に前進、あるいは後退させる第1スライド機構106と、その第1スライド機構106によるシート本体101の前進、後退に伴いそのシート本体101を下降、上昇させる昇降機構107が載置されている。さらに、昇降機構107の昇降ベース(図示省略)上には、シート本体101を前進、あるいは後退させる第2スライド機構(図示省略)が設置されている。
シート本体101の側面には、下方に突出した状態で後方に延びるロック用フック101fが固定されている。そして、シート本体101が前記第2スライド機構により後退位置まで戻される過程で、ロック用フック101fが横穴状の昇降機構107のスライド係合部107kに前方から挿通される。ロック用フック101fとスライド係合部107kとは、第2スライド機構によるシート本体101の前進、後退を妨げず、かつシートベルト荷重でシート本体101が前上方に移動しようとするときに係合するように構成されている。
また、前後スライド機構102のスライドベース102tの側面には、縦にブラケット110が固定されており、その上端に回転ロック用フック111が形成されている。一方、回転ベース105の側面には回転ロック用フック111に対応する位置に回転係合部105kが設けられている。そして、回転ベース105が車両前向きの着座位置まで戻される過程で、回転ロック用フック111が回転係合部105kの開口に挿通される。回転ロック用フック111と回転係合部105kとは、回転ベース105の回転を妨げず、かつシートベルト荷重によりシート本体101が前上方に移動しようとするときに係合するように構成されている。
車両フロアFには前後スライド機構102に沿ってスライド係合部114が固定されている。そして、そのスライド係合部114の真下位置にブラケット110の下端に形成されたスライドロック用フック112が位置決めされている。スライドロック用フック112とスライド係合部114は、スライドベース102tの前後スライドを妨げず、かつシートベルト荷重によりシート本体101が前上方に移動しようとするときに係合するように構成されている。
このため、シート本体101が車両前向きの着座位置にある状態で、シートベルト荷重によりシート本体101が前上方に移動しようとすると、シート本体101のロック用フック101fと昇降機構107のスライド係合部107kとが係合してシート本体101が回転ベース105上に保持される。また、回転ベース105の回転係合部105kがブラケット110の回転ロック用フック111と係合し、さらにブラケット110のスライドロック用フック112が車両フロアFのスライド係合部114と係合する。これによって、シート本体101は車両フロアFに保持される。
特開2005−14672号
しかし、上記した車両用シート100では、シートベルト荷重でシート本体101が回転ベース105に対してほぼ水平前方へ移動した場合には、シート本体101のロック用フック101fと昇降機構107のスライド係合部107kとが係合しない。即ち、回転ベースに対するシート本体のスライドロック機構が動作しない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シートベルト荷重によりシート本体が回転ベースに対して水平前方へ移動した場合にも確実にスライドロック機構が働くようし、かつシート本体を回転ベースに対して前後スライドさせる時は、特別な操作をしなくても、前後スライド動作が妨げられないようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、シート本体と、車両フロアに沿って回転する回転ベースを有する回転機構と、前記回転ベース上に設置され、前進後退するスライドベースを有する第1スライド機構、一端が前記スライドベースに上下回動可能に連結されたリンク機構および前記スライドベースの前進後退に伴い前記リンク機構の他端が下降上昇するように前記リンク機構をガイドするガイド機構を有する昇降機構と、前記リンク機構の他端にシート本体を前進後退可能に支持する第2スライド機構とを有し、前記シート本体を、前記回転機構によって車両前向きの着座位置からドア開口部側を向いた横向き位置へ回転させ、前記第2スライド機構によって室外方向に前進させた後、前記昇降機構によって下降させることにより室内位置から室外位置へ移動させることができ、逆の動作により前記シート本体を室外位置から室内位置へ移動させることができる車両シートであって、前記スライドベースと前進後退方向において一体化された被係合部材と、規制位置と規制解除位置とに移動可能な状態で前記シート本体に設けられ、前記シート本体が前記リンク機構に対して後退位置にあるときに、前記規制位置へ移動することにより、前記被係合部材に対して下方から、および前記シート本体の前記リンク機構に対する後退方向から対峙する位置へ進出し、前記規制解除位置へ移動することにより前記被係合部材に対して前記シート本体の前記リンク機構に対する前進後退方向で対峙しない位置へ退避する係合部材と、前記回転ベースに設けられ、前記シート本体が前記リンク機構に対して後退位置まで移動し、かつ前記スライドベースが前記回転ベースに対して後退位置まで後退したとき、前記係合部材を前記規制位置へ移動させ、前記シート本体が前記リンク機構に対して後退位置から前進したとき、または前記スライドベースが前記回転ベースに対して後退位置から前進したとき、前記係合部材を前記規制解除位置へ移動させるガイド部とを有することを特徴とする。
本発明によると、シート本体がリンク機構に対して後退位置まで移動し、かつスライドベースが回転ベースに対して後退位置まで後退したとき、前記シート本体に設けられた係合部材が回転ベース上のガイド部によって規制位置へ移動させられる。即ち、シート本体の係合部材が規制位置に移動させられることで、その係合部材が回転ベース上のスライドベースと一体化された被係合部材と前進後退方向において対峙する。このため、シートベルト荷重でシート本体が水平前方に移動する場合でも、シート本体の係合部材はスライドベースと一体化された被係合部材と確実に係合し、回転ベース上に保持される。
また、シート本体が前記リンク機構に対して後退位置から前進したとき、または前記スライドベースが前記回転ベースに対して後退位置から前進したとき、シート本体の係合部材が回転ベース上のガイド部によって規制解除位置へ移動させられる。このように、シート本体の係合部材が規制解除位置に移動させられることで、その係合部材がスライドベースの被係合部材と前進後退方向で対峙しない位置へ退避する。これにより、シート本体の係合部材とスライドベースの被係合部材とが第1スライド機構、及び第2スライド機構によるシート本体の前進を妨げない。即ち、シート本体をスライドさせる時は、特別な操作をしなくても、そのスライド動作が妨げられることがない。
請求項2の発明によると、シート本体を室外位置へ移動させるときは、シート本体のリンク機構に対する前進動作に先立ち、スライドベースを回転ベースに対して後退位置から後退位置近傍まで前進させることにより係合部材を規制解除位置へ移動させ、またシート本体を室内位置へ移動させるときは、前記スライドベースが前記回転ベースに対して後退位置へ到達する直前で一端停止させ、前記シート本体を前記リンク機構に対して後退位置まで後退させた後、前記スライドベースを前記回転ベースに対して後退位置まで後退させることにより前記係合部材を前記規制位置へ移動させるように構成されていることを特徴とする。
本発明によると、シート本体を室外位置へ移動させる際、スライドベースを回転ベースに対して後退位置から後退位置近傍まで前進させることにより係合部材を規制解除位置へ移動させる。即ち、スライドベースにより被係合部材とシート本体とが回転ベースに対して後退位置から後退位置近傍まで前進するのに合わせて、シート本体の係合部材が規制解除位置へ移動する。
また、シート本体を室内位置へ移動させるときは、前記スライドベースが前記回転ベースに対して後退位置へ到達する直前で一端停止させ、前記シート本体を前記リンク機構に対して後退位置まで後退させた後、前記スライドベースを前記回転ベースに対して後退位置まで後退させることにより係合部材を規制位置へ移動させる。即ち、スライドベースにより被係合部材とシート本体とが回転ベースに対して後退位置近傍から後退位置まで後退するのに合わせて、シート本体の係合部材が規制位置へ移動する。
このように、スライドベースの被係合部材とシート本体の係合部材との前後方向における位置関係が一定の状態で、シート本体の係合部材を規制位置と規制解除位置との間で移動させることができるため、前記係合部材と被係合部材とガイド部との間の調整が容易になる。
本発明によると、シートベルト荷重によりシート本体が車両フロアに対して水平前方へ移動した場合にも確実にスライドロック機構が働くようになる。また、シート本体をスライド動作させる時は、特別な操作を要することなくこれが妨げられることがない。
[実施形態1]
以下、図1〜図10に基づいて、本発明の実施形態1に係る車両用シートの説明を行なう。本実施形態に係る車両用シートは、車両の助手席に使用されるシートであり、図1にその車両用シートの模式背面図が示されている。また、図2は車両用シートのスライドロック機構を表す側面図(図1のII‐II矢視図)、図3〜図5はスライドロック機構の動作を表す拡大側面図である。また、図6から図9は車両用シートの回転スライド動作を表す平面図、側面図等、図10は第2スライド機構を表す側面図等である。
なお、図中の前後左右及び上下は、車両における前後左右及び上下に対応している。
<車両用シート1の概要について>
本実施形態に係る車両用シート1は、シート本体10を車両前向きの着座位置からドア開口部側を向く横向き位置まで水平回転させた後、ドア開口部から車室外に水平前進させ、さらに乗降位置まで前進下降させる装置であり、逆の動作によりシート本体10を着座位置に戻せるように構成されている。
車両用シート1は、図1に示すように、車両フロアF上に設置された前後スライド機構30と、その前後スライド機構30の前後スライドベース34上に設置された回転機構20と、その回転機構20の回転ベース25上に設置された昇降機構80、及び第2スライド機構50と、前記第2スライド機構50上に設置されたシート本体10とを備えている。
<前後スライド機構30について>
前後スライド機構30は、シート本体10を車両前後方向に移動させる機構である。前後スライド機構30は、図1等に示すように、車両フロアFの固定ベースBF上で車両前後方向に延びるように設置された左右一対の固定側レール32と、それらの固定側レール32に前後摺動可能な状態で支持される前後スライドベース34とを備えている。
固定側レール32は、図1等に示すように、断面略コ字形に形成されており、その略コ字形の凹部に前後スライドベース34の左右端縁に形成された可動レール部34sが収納されている。そして、可動レール部34sと固定側レール32との間に形成された上下の隙間に多数のボール36が回転自在に嵌め込まれている。これにより、前後スライドベース34は固定側レール32に沿ってスムーズに移動できる。
固定ベースBF上には、固定側レール32と平行にネジ軸35bが軸心回りに回転可能に支持されており、そのネジ軸35bの一端に駆動モータ35aの回転軸(図示省略)が同軸に連結されている。また、前後スライドベース34の下面には、前記ネジ軸35bと螺合するナット35nが固定されている。これにより、駆動モータ35aの働きでネジ軸35bが正転、あるいは逆転することで、ネジ軸35bとナット35nとの螺合作用で前後スライドベース34が前後スライドする。
<回転機構20について>
前後スライドベース34上には、回転機構20が設置されている。回転機構20は、シート本体10を車両前向きの着座位置とドア開口部側を向いた横向き位置との間で約90°回転させる機構である。
回転機構20は、相対回転可能な内輪22と外輪23とを有しており、その内輪22の外側周方向に形成されたV溝と外輪23の内側周方向に形成されたV溝との間に多数のボール(図示省略)が挟み込まれている。これによって、内輪22に対して外輪23をスムーズに、かつガタツキなく回転させることができる。回転機構20はその内輪22が前後スライドベース34に固定されており、外輪23上に回転ベース25が設置されている。
前後スライドベース34の上面には、回転モータ27が固定されている。回転モータ27の回転出力は、歯車伝達機構(図示省略)を介して外輪23に伝達され、これにより回転ベース25が前後スライドベース34に対して回転する。
<昇降機構80について>
回転ベース25上には、昇降機構80の第1スライド機構40が設置されている。第1スライド機構40は、昇降機構80の動作源として働く機構であり、ドア開口部側を向いた横向き位置にあるシート本体10を前進、あるいは後退させる。
第1スライド機構40は、図1に示すように、回転ベース25の左右両端縁に沿って平行に取付けられた一対のガイドレール42を備えている。ガイドレール42は、断面コ字形に成形されて、互いの凹部が対向するように回転ベース25上に設置されている。そして、各々のガイドレール42の凹部に第1スライドベース44のガイドローラ43が嵌め込まれている。第1スライドベース44は、左右に複数個づつガイドローラ43を備えており、それらのガイドローラ43が各々のガイドレール42の凹部に嵌め込まれて、それらのガイドレール42に沿って転動可能に構成されている。
回転ベース25上には、図1に示すように、ガイドレール42と平行にネジ軸45bが軸心回りに回転可能に支持されており、そのネジ軸45bの一端に駆動モータ45aの回転軸(図示省略)が同軸に連結されている。また、第1スライドベース44の下面には、前記ネジ軸45bと螺合するナット45nが固定されている。これにより、駆動モータ45aの働きでネジ軸45bが正転、あるいは逆転することで、ネジ軸45bとナット45nとの螺合作用で第1スライドベース44がガイドレール42に沿って回転ベース25上を前進、後退する。
第1スライドベース44には、図1、図7〜図9に示すように、昇降機構80を構成する左右一対の四節リンク機構84が上下に傾動可能な状態で連結されている。左右一対の四節リンク機構84は、それぞれ内側リンクアーム84aと外側リンクアーム84bとを備えている。そして、両リンクアーム84a,84bの基端部がそれぞれ第1スライドベース44の側部に支軸(図示省略)を介して上下回動可能に支持されている。また、両リンクアーム84a,84bの先端側には、図10(A)に示すように、昇降ベース85の側壁部が支軸を介してそれぞれ上下回動可能な状態で連結されている。なお、両リンクアーム84a,84bの支軸はシート本体10の前後方向にずれている。
また、回転ベース25の前端部には、図9に示すように、左右の外側リンクアーム84bを下方から支持し、四節リンク機構84の前進、あるいは後退動作を昇降ベース85の下降、あるいは上昇動作に変換するガイド機構88が設けられている。即ち、第1スライドベース44の前進に伴って四節リンク機構84の両リンクアーム84a,84bが前進すると、ガイド機構88と第1スライドベース44との距離が小さくなり、四節リンク機構84は第1スライドベース44の支軸を中心にして下方に回動する。これにより、四節リンク機構84の先端に連結された昇降ベース85が水平に下降する。また、第1スライドベース44の後退に伴って四節リンク機構84の両リンクアーム84a,84bが後退すると、ガイド機構88と第1スライドベース44との距離が大きくなり、四節リンク機構84は第1スライドベース44の支軸を中心にして上方に回動する。これにより、四節リンク機構84の先端に連結された昇降ベース85が上昇する。
<第2スライド機構50について>
昇降ベース85上には、図1、図8、図9等に示すように、第2スライド機構50が設置されている。第2スライド機構50は、昇降ベース85上でシート本体10を前進、あるいは後退させる機構である。
第2スライド機構50は、図1、図10(A)(B)に示すように、シート本体10を支持するシート用ベース51を備えており、そのシート用ベース51が昇降ベース85に対してシート前後方向にスライド可能に構成されている。シート用ベース51の下面側に突出する左右壁部には、それぞれシート前後方向に延びるガイドレール51aが固定されている。ガイドレール51aは、断面コ字形に成形されており、互いの凹部が対向するように左右壁部に取付けられている。そして、各々のガイドレール51aの凹部に昇降ベース85の側面に回転自在に装着されたガイドローラ86が嵌め込まれている。昇降ベース85は、左右に複数個づつガイドローラ86を備えており、それらのガイドローラ86が各々のガイドレール51aの凹部に嵌め込まれて、それらのガイドレール51aに沿って転動可能に構成されている。
シート用ベース51の下面には、ガイドレール51aと平行にネジ軸52bが軸心回りに回転可能に支持されており、そのネジ軸52bの一端に駆動モータ52aの回転軸(図示省略)が同軸に連結されている。また、昇降ベース85の上面には、前記ネジ軸52bと螺合するナット52cが固定されている。これにより、駆動モータ52aの働きでネジ軸52bが正転、あるいは逆転することで、ネジ軸52bとナット52cとの螺合作用でシート本体10及びシート用ベース51が昇降ベース85の対してスライドするようになる。
<シート本体10について>
シート本体10は、図10(A)等に示すように、シートクッション11とシートバック12とを備えており、そのシートクッション11がシート用ベース51と一体化されている。そして、シート本体10のシート用ベース51の右側後部に、図1、図2に示すように、シートベルト用のアンカー15が設けられており、前記アンカー15の部分にシートベルト荷重が加わるように構成されている。
シート本体10のシートベルト用のアンカー15には、スライドロック機構60の係合部材70が連結されている。
<スライドロック機構60について>
スライドロック機構60は、シート本体10が車両前向きの着座位置にある状態で、車両前方衝突時にシートベルトを介して受ける着座者の慣性力(シートベルト荷重)又は自身の慣性力によってシート本体10が車両フロアFに対して前方へ移動するのを規制する機構である。
スライドロック機構60は、図2等に示すように、シート本体10に設けられた係合部材70と、回転ベース25上に設置されたガイド部77と、第1スライドベース44と共に移動する四節リンク機構84の基端部に設けられた中間部材90と、車両フロアF上に設置されたスライド係合部材64とから構成されている。
<スライドロック機構60の係合部材70について>
スライドロック機構60の係合部材70は、シート本体10のシートベルト用のアンカー15に連結された固定ブラケット71と、その固定ブラケット71に上下回動可能な状態で連結されたフック72とを備えている。固定ブラケット71は、図3に示すように、略横向きT字形をした板材であり、縦向きの状態で、その固定ブラケット71の上端部がシートベルト用のアンカー15に連結されている。また、固定ブラケット71の下部には支軸71jを介してフック72が連結されている。また、固定ブラケット71の下端突出部にはフック72の回り止めを図る下限ストッパ71sが折り曲げ形成されている。さらに、固定ブラケット71の前端(図3における右端)には、コイルバネ73の一端が掛けられるバネ受け71bが形成されている。
フック72は、上側先端(図3における左端)に鉤部72kを形成するための切欠き72cが形成された板材であり、そのフック72の基端部の上側には固定ブラケット71の支軸71jが通される開孔72hが形成されている。そして、フック72が固定ブラケット71に連結された状態で、そのフック72の先端部分が固定ブラケット71から後方に突出している。フック72の先端部分は、上角部が鋭角となるように平行四辺形状に形成されており、先端面72fが下向きの傾斜面となっている。また、フック72の基端部下側にはコイルバネ73の他端が掛けられるバネ受け72bが形成されている。
コイルバネ73は、フック72を図3において左回転(下方に回転)させる方向に付勢されている。このため、フック72に外力が加わっていない状態では、フック72の下辺72eはコイルバネ73のバネ力で下限ストッパ71sに当接し、フック72は、図5に示すように、斜め下方に傾斜した状態で下限位置に保持されている。
<スライドロック機構60のガイド部77について>
スライドロック機構60のガイド部77は、シート本体10が第1スライド機構40、及び第2スライド機構50の動作で回転ベース25上の後退位置(原位置)まで後退する際に、係合部材70のフック72を下限位置(図5参照)から水平位置(上限位置)まで約10°上方に回動させる働きをする。
ガイド部77は、回転ベース25の上面右端の後部所定位置に設置されており、シート本体10のスライド方向に沿って短いレール状に形成されている。ガイド部77は、図3、図4等に示すように、前側(図4の左側)の傾斜ガイド面77fと上側の水平ガイド面77uとを備えており、傾斜ガイド面77fが後側で高くなるように傾斜して水平ガイド面77uに至るように構成されている。そして、ガイド部77の水平ガイド面77uの高さ位置が、水平位置(上限位置)にあるフック72の下辺72eの高さ位置に等しくなるように設定されている。
このため、後記するように、シート本体10が第1スライド機構40、及び第2スライド機構50の動作により後退し、回転ベース25上の後退位置(原位置)に接近すると、フック72の先端がガイド部77の傾斜ガイド面77fに当接する。この状態から、シート本体10がさらに後退することで、フック72がコイルバネ73のバネ力に抗して傾斜ガイド面77fに押し上げられ、上方に回動(右回動)する。そして、フック72が水平位置(上限位置)まで回動した状態で、そのフック72の下辺72eがガイド部77の水平ガイド面77uに支持される。この状態から、シート本体10がさらに後退すると、フック72の下辺72eがガイド部77の水平ガイド面77uに対して摺動し、フック72は水平位置(上限位置)に保持される。
<スライドロック機構60の中間部材90について>
スライドロック機構60の中間部材90は、車両前方衝突時にシート本体10の係合部材70と車両フロアFのスライド係合部材64(後記する)とを連結する部材であり、第1スライドベース44に連結された右側の四節リンク機構の外側リンクアーム84bに固定されている。即ち、中間部材90は、第1スライド機構40の第1スライドベース44と一体でシート前後方向にスライド可能となる。
中間部材90は、図3等に示すように、下部が幅広で、上端側が幅狭となるように形成された板材であり、上端の最幅狭部に鉤状の第1受け部92が図3の紙面直角方向に折り曲げ形成されている。また、中間部材90の下端部には、第2受け部94が第1受け部92と反対方向に折り曲げ形成されている。中間部材90の第2受け部94はほぼ水平になるように形成されており、第1受け部92は前方が高くなるように若干傾斜している。
中間部材90の第1受け部92は、中間部材90が第1スライドベース44により回転ベース25の後退位置に保持されている状態で、図2、図3に示すように、同じく回転ベース25の後退位置にあるシート本体10の係合部材70におけるフック72の鉤部72kよりも前方に配置されている。さらに、中間部材90の第1受け部92の高さは、図5に示すように、下限位置に保持されているフック72が下方を通過できる高さであって、図3,図4等に示すように、上限位置に保持されているフック72が係合可能な高さに設定されている。
したがって、後記するように、中間部材90が回転ベース25の後退位置近傍にある状態で、第2スライド機構50によりシート本体10が四節リンク機構84の昇降ベース85に対して後退すると、図5に示すように、四節リンク機構84に対する後退位置の近傍でシート本体10の係合部材70のフック72が中間部材90の第1受け部92の下方を通過する。そして、第2スライド機構50によりシート本体10が四節リンク機構84に対する後退位置まで後退した後、第1スライドベース44が回転ベース25の後退位置近傍から後退位置まで後退することで、中間部材90とシート本体10とが回転ベース25の後退位置まで後退する。そして、シート本体10が回転ベース25の後退位置近傍から後退位置まで後退する過程で、図3、図4に示すように、フック72がコイルバネ73のバネ力に抗してガイド部77の傾斜ガイド面77fに押し上げられ、水平位置(上限位置)まで回動する。これにより、係合部材70のフック72の鉤部72kが中間部材90の第1受け部92と前進後退方向において対峙する。即ち、係合部材70のフック72と中間部材90の第1受け部92とが前進後退方向において係合可能となる。
また、この状態から第1スライドベース44が回転ベース25に対して前進すると、中間部材90及びシート本体10が回転ベース25上のガイド部77に対して前進する。これにより、係合部材70のフック72はコイルバネ73のバネ力でガイド部77の傾斜ガイド面77fに沿って下降し、下限位置まで下方に回動する。この結果、係合部材70のフック72の鉤部72kが中間部材90の第1受け部92と前進後退方向において対峙しなくなり(図5参照)、両者72,92は前進後退方向において係合不能となる。
即ち、係合部材70のフック72の上限位置が本発明の規制位置に相当し、前記フック72の下限位置が本発明の規制解除位置に相当する。また、中間部材90の第1受け部92が本発明の被係合部材に相当する。
<スライドロック機構60のスライド係合部材64について>
スライド係合部材64は、図1等に示すように、前後スライド機構30の右側の固定側レール32に沿って車両フロアFの固定ベースBFに取付けられている。スライド係合部材64は、図1に示すように、断面略C字形に成形された短レール状の部材であり、縦板部64wと、その縦板部64wの上端から横方向(車幅方向内側)に突出する横板部64sとを備えている。そして、前記横板部64sの突出端縁に、図3等に示すように、複数の係合歯64kを備える係合部64eが下方に張り出すように形成されている。
スライド係合部材64の係合部64eは、シート本体10が車両前向きの着座位置にあるときに、隙間を介した状態で中間部材90の第2受け部94の真上に配置されるように位置決めされている。即ち、中間部材90の第2受け部94は、シート本体10が車両前向きの着座位置にあるときに、スライド係合部材64の横板部64sの下側に入り込むように形成されている。そして、中間部材90の第2受け部94には、スライド係合部材64の係合部64eの係合歯64kに対応する位置に、それらの係合歯64kが挿通可能なスリット状の開口94hが形成されている。
<車両用シート1の動作概要について>
シート本体10を室外の乗降位置へ移動させるには、先ず、前後スライド機構30でシート本体10を室内回転位置まで移動させた後、シート本体10を回転機構20によりドア開口部側を向く横向き位置まで約90°水平回転させる(図6、図7参照)。このとき、回転ベース25に連結された中間部材90の第2受け部94は、スライド係合部材64の係合部64eと隙間を介した状態で上下に配置されているため、中間部材90とスライド係合部材64の係合部64eとがシート本体10の前進及び回転を妨げることがない。
次に、回転ベース25上の第1スライド機構40が動作して第1スライドベース44が回転ベース25に対して後退位置から後退位置近傍まで若干前進することで、中間部材90とシート本体10とが回転ベース25上のガイド部77に対して前進する。これにより、係合部材70のフック72はコイルバネ73のバネ力でガイド部77の傾斜ガイド面77fに沿って下降して、下限位置まで下方に回動する。この結果、係合部材70のフック72の鉤部72kが中間部材90の第1受け部92と前進後退方向において対峙しなくなる。即ち、係合部材70のフック72は規制解除位置に保持される。
この状態で、四節リンク機構84の昇降ベース85上の第2スライド機構50が動作してシート本体10が室外方向に前進する(図8参照)。前述のように、係合部材70のフック72はガイド部77の働きで規制解除位置に保持されているため、係合部材70のフック72と中間部材90の第1受け部92とがシート本体10の前進を妨げることがない。このようにして、シート本体10が四節リンク機構84の昇降ベース85に対して前進位置まで前進すると、再び回転ベース25上の第1スライド機構40が動作して第1スライドベース44が回転ベース25に対して前進する。これにより、回転ベース25の前端部に設置されたガイド機構88と第1スライドベース44との距離が小さくなり、四節リンク機構84は第1スライドベース44の支軸を中心にして下方に回動する。そして、四節リンク機構84の昇降ベース85に載置されたシート本体10が乗降位置まで水平に下降する。
また、室外の乗降位置からシート本体10を室内の着座位置まで移動させる場合には、上記動作と逆の動作が行なわれる。
ここで、シート本体10が室内位置まで戻される際には、中間部材90が第1スライドベース44と共に回転ベース25の後退位置近傍に保持されている状態で、第2スライド機構50が動作して、シート本体10が四節リンク機構84の昇降ベース85に対して後退する。これにより、図5に示すように、後退位置の近傍でシート本体10の係合部材70のフック72が中間部材90の第1受け部92の下方を通過する。そして、シート本体10が四節リンク機構84に対する後退位置まで後退すると、次に第1スライドベース44が回転ベース25の後退位置近傍から後退位置まで後退する。これにより、中間部材90とシート本体10とが回転ベース25の後退位置近傍から後退位置まで後退する。そして、シート本体10の後退に伴って、図3、図4に示すように、係合部材70のフック72がコイルバネ73のバネ力に抗してガイド部77の傾斜ガイド面77fに押し上げられ、水平な上限位置(規制位置)まで回動する。これにより、係合部材70のフック72の鉤部72kが中間部材90の第1受け部92と前進後退方向において対峙した、規制位置に保持される。
さらに、回転機構20、前後スライド機構30によりシート本体10はドア開口部側を向く横向き位置から車両前向きの着座位置まで戻される。この状態で、中間部材90の第2受け部94は、隙間を介した状態でスライド係合部材64の係合部64eの真下に位置するように配置される。
これにより、シート本体10が車両前向きの着座位置にある状態で、車両が前方衝突をし、シートベルト荷重でシート本体10が水平前方に移動すると、シート本体10の係合部材70のフック72が第1スライドベース44と一体化された中間部材90の第1受け部92と確実に係合し、回転ベース20上に保持される。さらに、中間部材90がシート本体10により前上方に引っ張られて、前上方に移動し、中間部材90の第2受け部94の開口94hがスライド係合部材64の係合部64eの係合歯64kと係合する。これにより、シート本体10は、係合部材70、中間部材90、及びスライド係合部材64を介して車両フロアFに保持される。
<車両用シート1の長所について>
本発明によると、シート本体10が四節リンク機構84に対して後退位置まで移動し、かつ第1スライドベース44が回転ベース25に対して後退位置まで後退したとき、シート本体10に設けられた係合部材70が回転ベース25上のガイド部77によって規制位置へ移動させられる。即ち、シート本体10の係合部材70が規制位置に移動させられることで、その係合部材70が第1スライドベース44と一体化された中間部材90の第1受け部92と前進後退方向において対峙する。このため、シートベルト荷重でシート本体10が水平前方に移動する場合でも、シート本体10の係合部材70は第1スライドベース44と一体化された中間部材90の第1受け部92と確実に係合し、回転ベース25上に保持される。
また、シート本体10が後退位置から前進したとき、シート本体10の係合部材70が回転ベース25上のガイド部77によって規制解除位置へ移動させられる。これにより、係合部材70のフック72が中間部材90の第1受け部92と前進後退方向で対峙しない位置へ退避する。この結果、シート本体10の係合部材70と第1スライドベース44の中間部材90の第1受け部92とが第1スライド機構40、及び第2スライド機構50によるシート本体10の前進を妨げない。即ち、シート本体10をスライドさせる時は、特別な操作をしなくても、そのスライド動作が妨げられない。
また、本実施形態によると、シート本体10を室外位置へ移動させるときは、第1スライドベース44により中間部材90とシート本体10とが回転ベース25に対して後退位置から後退位置近傍まで前進するのに合わせて、シート本体10の係合部材70のフック72が規制解除位置へ移動する。さらに、シート本体10を室内位置へ移動させるときは、第1スライドベース44により中間部材90とシート本体10とが回転ベース25に対して後退位置近傍から後退位置まで後退するのに合わせて、シート本体10の係合部材70のフック72が規制位置へ移動する。
このように、中間部材90とシート本体10の係合部材70との前後方向における位置関係が一定の状態で、シート本体10の係合部材70を規制位置と規制解除位置との間で移動させることができるため、係合部材70と中間部材90とガイド部77との間の調整が容易になる。
<車両用シート1の変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、中間部材90(被係合部材)を四節リンク機構84の外側リンクアーム84bに取付けて、その中間部材90を第1スライドベース44と前進後退方向において一体化する例を示した。しかし、中間部材90を支持材等で第1スライドベース44に固定することも可能である。
また、本実施形態では、第1スライドベース44を回転ベース25に対する後退位置近傍で一端停止させた後、シート本体10を四節リンク機構84に対する後退位置まで後退させ、この状態で第1スライドベース44を後退位置近傍から後退位置まで後退させる例を示した。しかし、第1スライドベース44を回転ベース25に対する後退位置まで全て戻した後、シート本体10を四節リンク機構84に対する後退位置まで戻すことも可能である。
また、中間部材90の上端に係合部材70のフック72と係合可能な第1受け部92を形成し、下端にスライド係合部材64の係合部64eと係合可能な第2受け部94を形成する例を示したが、第1受け部92と第2受け部94とを別部材とすることも可能である。
また、係合部材70、中間部材90、及びスライド係合部材64をシート本体10の右側に設ける例を示したが、それらの部材70,90,64をシート本体10の左側に設けることも可能である。
また、助手席として使用される車両用シート1を例示したが、本発明に係る車両用シートを助手席以外に使用することも可能である。
本発明の実施形態1に係る車両用シートの模式背面図である。 車両用シートのスライドロック機構を表す側面図である。 スライドロック機構の動作を表す拡大側面図である。 スライドロック機構の動作を表す拡大側面図である。 スライドロック機構の動作を表す拡大側面図である。 車両用シートの動作を表す平面図である。 車両用シートの動作を表す側面図である。 車両用シートの動作を表す側面図である。 車両用シートの動作を表す側面図である。 第2スライド機構を表す側面図(A図)、及びA図のB‐B矢視拡大図(B図)である。 従来の車両用シートの模式側面図である。
符号の説明
F 車両フロア
10 シート本体
20 回転機構
25 回転ベース
40 第1スライド機構
44 第1スライドベース
50 第2スライド機構
70 係合部材
72 フック
77 ガイド部
80 昇降機構
84 四節リンク機構
85 昇降ベース
88 ガイド機構
90 中間部材
92 第1受け部(被係合部材)
94 第2受け部

Claims (2)

  1. シート本体と、車両フロアに沿って回転する回転ベースを有する回転機構と、前記回転ベース上に設置され、前進後退するスライドベースを有する第1スライド機構、一端が前記スライドベースに上下回動可能に連結されたリンク機構および前記スライドベースの前進後退に伴い前記リンク機構の他端が下降上昇するように前記リンク機構をガイドするガイド機構を有する昇降機構と、前記リンク機構の他端にシート本体を前進後退可能に支持する第2スライド機構とを有し、前記シート本体を、前記回転機構によって車両前向きの着座位置からドア開口部側を向いた横向き位置へ回転させ、前記第2スライド機構によって室外方向に前進させた後、前記昇降機構によって下降させることにより室内位置から室外位置へ移動させることができ、逆の動作により前記シート本体を室外位置から室内位置へ移動させることができる車両シートであって、
    前記スライドベースと前進後退方向において一体化された被係合部材と、
    規制位置と規制解除位置とに移動可能な状態で前記シート本体に設けられ、前記シート本体が前記リンク機構に対して後退位置にあるときに、前記規制位置へ移動することにより、前記被係合部材に対して下方から、および前記シート本体の前記リンク機構に対する後退方向から対峙する位置へ進出し、前記規制解除位置へ移動することにより前記被係合部材に対して前記シート本体の前記リンク機構に対する前進後退方向で対峙しない位置へ退避する係合部材と、
    前記回転ベースに設けられ、前記シート本体が前記リンク機構に対して後退位置まで移動し、かつ前記スライドベースが前記回転ベースに対して後退位置まで後退したとき、前記係合部材を前記規制位置へ移動させ、前記シート本体が前記リンク機構に対して後退位置から前進したとき、または前記スライドベースが前記回転ベースに対して後退位置から前進したとき、前記係合部材を前記規制解除位置へ移動させるガイド部と、
    を有することを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    前記シート本体を室外位置へ移動させるときは、前記シート本体の前記リンク機構に対する前進動作に先立ち、前記スライドベースを前記回転ベースに対して後退位置から後退位置近傍まで前進させることにより前記係合部材を前記規制解除位置へ移動させ、また前記シート本体を室内位置へ移動させるときは、前記スライドベースが前記回転ベースに対して後退位置へ到達する直前で一端停止させ、前記シート本体を前記リンク機構に対して後退位置まで後退させた後、前記スライドベースを前記回転ベースに対して後退位置まで後退させることにより前記係合部材を前記規制位置へ移動させるように構成されていることを特徴とする車両用シート。
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