JP2008036189A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴミ取り性能を向上した、使い勝手の良い電気掃除機を提供すること。
【解決手段】ノズル部1の前方下面に、回転ブラシ4を有する吸込み口2を設け、前記ノズル部1の後方下面に、ローラー(起毛布もしくはローラー)7を設け、前記吸込み口2より後方でかつ前記ローラー7よりも前方のノズル部1下面から、ローラー7よりも後方のノズル部1下面までの範囲にわたって、着脱自在に布12を取り付け、ハンドル9をノズル部1前方に傾斜可能にしたことにより、回転ブラシ4で大きなゴミを被掃除面から除去できるだけではなく、細かな塵埃も布12により被掃除面から除去することができ、またノズル部1の前後方向を逆にし、後方側を隅部にもっていき、ハンドル9を手前に傾斜させて前後させることにより、隅部の細塵も容易に布12で拭き取れる、性能のよい電気掃除機が提供できる。
【選択図】図1
【解決手段】ノズル部1の前方下面に、回転ブラシ4を有する吸込み口2を設け、前記ノズル部1の後方下面に、ローラー(起毛布もしくはローラー)7を設け、前記吸込み口2より後方でかつ前記ローラー7よりも前方のノズル部1下面から、ローラー7よりも後方のノズル部1下面までの範囲にわたって、着脱自在に布12を取り付け、ハンドル9をノズル部1前方に傾斜可能にしたことにより、回転ブラシ4で大きなゴミを被掃除面から除去できるだけではなく、細かな塵埃も布12により被掃除面から除去することができ、またノズル部1の前後方向を逆にし、後方側を隅部にもっていき、ハンドル9を手前に傾斜させて前後させることにより、隅部の細塵も容易に布12で拭き取れる、性能のよい電気掃除機が提供できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、一般家庭で使用される電気掃除機に関するものである。
従来の電気掃除機としては、ノズル部に電動送風機、回転ブラシ、集塵部を備えた電気掃除機が知られている。
そして、従来のノズル部には、吸込み口内に電動送風機により回転する回転ブラシが配されている。また、ノズル部の吸込み口前方には起毛布、吸込み口後方にも、起毛布が設けられている。またノズル部後方にはローラーが設けられている。ノズル部後方にはハンドル継ぎ手部があり、ハンドルを連結して握り部つながっている。ノズル部内には電源SWが設けられハンドル継ぎ手部の動きにあわせてON−OFFするように設定されている。また、回転ブラシの内部には集塵部につながる穴部が設けられており、回転ブラシでかきあげられた塵埃を捕集するようになっている。前記電動送風機は回転ブラシを回転させるだけでなく、回転することにより集塵部の空気を電動送風機に流すように吸引がかかる構成になっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−321299号公報
しかしながら、従来の電気掃除機では、使用環境も変化しており、ゴミ取り性能に関して、十分お客様の満足に応えることができていなかった。
本発明は、ゴミ取り性能の向上した、効率がよく使い勝手の良い電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明の電気掃除機は、ノズル部の前方下面に、回転ブラシを有する吸込み口を設け、前記ノズル部の後方下面に、起毛布もしくはローラーを設け、前記吸込み口より後方でかつ前記起毛布もしくはローラーよりも前方のノズル部下面から、起毛布もしくはローラーよりも後方のノズル部下面までの範囲にわたって、着脱自在に布を取り付け、ハンドルをノズル部前方に傾斜可能にしたことにより、回転ブラシで大きなゴミを被掃除面から除去できるだけではなく、細かな塵埃も布により被掃除面から除去することができ、またノズル部の前後方向を逆にし、ノズル部の後方側を隅部にもっていき、ハンドルをノズル部前方すなわち手前に傾斜させてノズル部を前後させることにより、隅部の細塵も容易に布で拭き取れるようになり、性能のよい電気掃除機が提供できる。
本発明の電気掃除機は、ノズル部下面に布を着脱自在に取り付けることにより、回転ブラシで塵埃をとる、布で細かい塵埃を除去し、さらにハンドルをノズル前方まで倒れるようにして布で先に拭くこともできるようしして、特に隅部の掃除をし易くし、より性能の良い、使い勝手の良い電気掃除機が提供できる。
第1の発明は、ノズル部の前方下面に、回転ブラシを有する吸込み口を設け、前記ノズル部の後方下面に、起毛布もしくはローラーを設け、前記吸込み口より後方でかつ前記起毛布もしくはローラーよりも前方のノズル部下面から、起毛布もしくはローラーよりも後方のノズル部下面までの範囲にわたって、着脱自在に布を取り付け、ハンドルをノズル部前方に傾斜可能にしたことにより、回転ブラシで大きなゴミを被掃除面から除去できるだけではなく、細かな塵埃も布により被掃除面から拭き取ることができ、またノズル部の前後方向を逆にし、ノズル部の後方側を隅部にもっていき、ハンドルをノズル部前方すなわち手前に傾斜させてノズル部を前後させることにより、隅部の細塵も容易に布で拭き取れるようになり、性能のよい電気掃除機が提供できる。
前記回転ブラシから操作するだけでなく、布から先に掃除することができ集塵性能がよく、使い勝手のよい電気掃除機を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明の着脱自在の布は、ノズル部の幅よりも長く設けられ、ハンドルは前記ノズル部中央で回転自在に設けられると共に、全方向に傾斜可能に設けられたことにより、どの方向からでも隅掃除することができ使い勝手がよい電気掃除機を提供することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明の吸込み口前方のノズル部下面に、第二の起毛布もしくは第二のローラーを備え、前記第二の起毛布もしくは第二のローラーと、ノズル部の後方下面に設けた起毛布もしくはローラーとにより床面との距離を確保したことにより、前記布が取り付けられていなくても掃除できるようになり、布掃除をしない場合にも使用できるようにした電気掃除機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態について本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図4及び図6は、本発明の実施の形態1における電気掃除機を示すものである。
図1〜図4及び図6は、本発明の実施の形態1における電気掃除機を示すものである。
図1、図2において、ノズル部1には、吸込み口2内に電動送風機3により回転する回転ブラシ4が配されている。また、ノズル部1の吸込み口2前方には第二のローラー5が、ノズル部1後方にはローラー7が設けられている。ノズル部1後方にはハンドル継ぎ手部8があり、ハンドル9を連結して握り部10につながっている。ノズル部1内には電源SWが設けられハンドル継ぎ手部8の動きにあわせてON−OFFするように設定されている。また、回転ブラシ4の内部には集塵部11につながる穴部が設けられており、回転ブラシ4でかきあげられた塵埃を捕集するようになっている。前記電動送風機3は回転ブラシ4を回転させるだけでなく、回転することにより集塵部11の空気を電動送風機3に流すように吸引がかかる。また、薬剤等の処理をした布12は布保持板13に巻きつけられ、布保持部A14に布保持部B15により保持されて布12は固定される。布12及び布保持板13はノズル部1の幅より長く左右に突出し、かつ、後方に飛び出した状態で、可動部16に着脱自在に装着される。このときローラー7については当たらないように布保持板13、および、布12を切り欠いている。また、可動部16はノズル下部材6にねじで取り付けられた保持部17内に、可動部16のツバ19と保持部17の間にバネ18を介して可動部16をノズル下部材6から飛び出るように保持されている。なお、床面と回転ブラシ4の距離設定については、第二のローラー5とローラー7をつないだ線上より所定の長さ出るように設定されている。また、布12は床面にあたるまでは、バネ18が伸びた状態でノズル下部材6から飛び出ているが、布12が床面に当たることにより、可動部16が床面から押され、ツバ19によりバネ18を押し縮めて床面に沿うようになる。また、バネ18により付勢することにより床面に追随することができる。ノズル部1内に充電式電池27を備えている。本発明では、第二のローラー5が起毛布であっても、ローラー7が起毛布であっても効果は変わらない。また、電動送風機3は回転ブラシ4を回すだけでなく、塵埃を集塵部11に吸い込む吸引モータとしているが、回転ブラシだけを回すモータでも同様に効果は変わらない。
以上のように構成された本発明についてその動作を説明する。
まず、使用者が握り部10をつかみ使用状態にハンドル9を倒すと内部に設けられた電源SWがONし電動送風機3が回転し、この回転を回転ブラシ4に伝達し床面上の塵埃をかきだす。電動送風機3が動いているので、吸込み口2から吸い込まれた風は、集塵部11に流れ、回転ブラシ4にてかき出された塵埃が集塵部11に送り込まれる。また、回転ブラシ4にてかき上げられなかった細かな塵埃は、布12で拭くことにより床面はきれいになる。掃除が終わったら、ハンドル9をOFFの位置に戻し、集塵部11内のごみを捨てる。また、図6に示すように、布12が無い場合は布保持板13をノズル部1についた状態でも、つけない状態でも回転ブラシ4だけでの掃除をすることができる。この場合は第二のローラー5とローラー7が床面に当たり布保持板13がノズル下部材6に取り付いていても、バネ18が保持部17とツバ19の間で伸びきった状態でも床に当たらない設定であるため、また、布保持板13がなくても、どちらでも、使用することができる。
また、布保持板13に布12を布保持部A14と布保持部B15を合わせることで固定させ、また、引っ張りはがすことにより着脱自在にして、簡単に取替えができるようにしている。
また、布保持板13を可動部16に取り付けるのも、同様に可動部16の穴に布保持板13を挿入することにより固定、保持することができ、また、布保持板13を強く引っ張ることにより外れるロック機構を有している。
また、図3、図4により布保持板13、及び布12はノズル部1の側面及び後面から突出しており、通常の掃除では、回転ブラシ4の後に布12があるため、回転ブラシ4より前方は布12にて拭き取ることができないので、ノズル部1を横にして動かすことにより、また、ハンドル9をノズル部1の前方に倒して、布12を前に出すことにより隅まで拭き取ることができるようにしている。
また、布12の厚みは一定でなく、また、布保持板13に取り付けた状態でもゆるめ、きつめに取り付けることにより布保持板13からの布12の厚みは一律にはならない。そこで、可動部16にはツバ19を設け、このツバ19と保持部17の間につけたバネ18により可動部16はノズル下部材6から出る方向に付勢している。これにより、可動部16に布保持板13を取り付けた状態では、布12はノズル下部材6から飛び出している。床面に設置することにより布保持板13が床面から押され可動部16が移動し、バネ18が縮み、布12が床面に対してバネ18に付勢されて押しつけられることにより、布の厚みがばらついても床面に対して追随するようになる。
また、布12は薬剤等の処理を行うことにより、特定の汚れ、塵埃を集めとり、集塵性能の向上を図ることができる。
上記動作、構成により、布12をノズル部1の回転ブラシ4の後方に付け、ノズル部1の後方まで伸ばすことにより、回転ブラシ4で大きなゴミを集塵部11に送り込み、細かいゴミを布12で拭き取り、かつ、ハンドル9をノズル部1の前方に倒すことにより布12を簡単に前に出すことにより隅掃除のし易い、また、布12がない場合でも掃除ができ、また、布に薬剤等の処理を施すことにより集塵性能を向上させた電気掃除機を提供することができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における電気掃除機を示すものである。実施の形態1と同一部分については同一符号を付与して、その詳細な説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態2における電気掃除機を示すものである。実施の形態1と同一部分については同一符号を付与して、その詳細な説明を省略する。
操作部20は回動軸21を中心に上方から押されることにより電源SW23を押し、バネ22により元の状態に戻る。電源SW23は押すことによりON、OFFを行うSWである。回転軸25はノズル上部材24に取り付けられ、ノズル上部材24を回転する。また、ハンドル継ぎ手部8は略球状の回転部26をもち、回転軸25の受け部28内を回転し、2方向に切られたスリットにあわせることにより、図5のようにノズル部1と同じ高さまでハンドル9を倒すことができる。
上記構成において動作を説明すると、使用者が掃除をするのに、操作部20を押し、電源SW23を入れる。掃除をするときには、ノズル部1の回転ブラシ4を前方にして、掃除を行うが、回転ブラシ4側が壁に届くとそれ以降は布12で拭くことができないので、ハンドル9を回して球状の回転部26を受け部28内で回転させ、回動軸21を回転させてノズル部1を反転させ、前方に回った布12に壁までの掃除できていなかった範囲を掃除することができる。また、従来は、ノズル部1の幅方向に広くなった布12で隅掃除を行っていたが、使用者が横に移動して隅部を掃除する必要があったが、実施例のようにすることにより、使用者は移動せずに隅掃除ができる。
上記動作、構成により、使用者がハンドル9を操作することによりノズル部1の向きを変えることができ、隅掃除を簡単に、また、使い勝手のよい電気掃除機を提供する。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3における電気掃除機を示すものである。実施の形態1、2と同一部分については同一符号を付与して、その詳細な説明を省略する。
図7は、本発明の実施の形態3における電気掃除機を示すものである。実施の形態1、2と同一部分については同一符号を付与して、その詳細な説明を省略する。
構成としては、ノズル部1内に充電式電池27を設け、これにより電動送風機3を動かし、回転ブラシ4を回し塵埃を集塵部11にかき込む。
上記構成により、電源を乾電池、もしくは、充電式電池にすることにより、使用範囲に制限無くどこでも使え、またコンセントにプラグを差し込む手間がなくより使いやすい電気掃除機を提供することができる。
以上のように本発明にかかる電機掃除機は、回転ブラシで大きなゴミを集塵部に送り込み、細かいゴミを布で拭き取ることができ、さらに、隅掃除を使用者が動くのではなく、ハンドルを操作することによりノズル部を反転、回転させ、集塵性能が良く、使い勝手も良く、また布が無い場合にも使用できる集塵性能がよい電気掃除機を提供でき、家庭用、業務用にも有用である。
1 ノズル部
2 吸込み口
4 回転ブラシ
5 第二の起毛布もしくはローラー
7 起毛布もしくはローラー
9 ハンドル
12 布
2 吸込み口
4 回転ブラシ
5 第二の起毛布もしくはローラー
7 起毛布もしくはローラー
9 ハンドル
12 布
Claims (3)
- ノズル部の前方下面に、回転ブラシを有する吸込み口を設け、前記ノズル部の後方下面に、起毛布もしくはローラーを設け、前記吸込み口より後方でかつ前記起毛布もしくはローラーよりも前方のノズル部下面から、起毛布もしくはローラーよりも後方のノズル部下面までの範囲にわたって、着脱自在に布を取り付け、ハンドルをノズル部前方に傾斜可能にした電気掃除機。
- 着脱自在の布は、ノズル部の幅よりも長く設けられ、ハンドルは前記ノズル部中央で回転自在に設けられると共に、全方向に傾斜可能に設けられた請求項1記載の電気掃除機。
- 吸込み口前方のノズル部下面に、第二の起毛布もしくは第二のローラーを備え、前記第二の起毛布もしくは第二のローラーと、ノズル部の後方下面に設けた起毛布もしくはローラーとにより床面との距離を確保した請求項1または2記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006215311A JP2008036189A (ja) | 2006-08-08 | 2006-08-08 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=39171895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006215311A Pending JP2008036189A (ja) | 2006-08-08 | 2006-08-08 | 電気掃除機 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150135452A1 (en) * | 2013-05-16 | 2015-05-21 | Boe Technology Group Co., Ltd. | Cleaning apparatus |
WO2021123828A1 (en) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | Techtronic Cordless Gp | A cleaner head for a cleaning appliance |
-
2006
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