JP2008034199A - 分散型電界発光素子 - Google Patents

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隆之 島村
Shuzo Matsuda
秀三 松田
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繁 菅原
Masaki Kawasaki
正樹 川崎
Katsuyuki Aoki
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Abstract

【課題】高い発光効率を備え且つ低電圧駆動が可能な分散型電界発光素子を提供する。
【解決手段】分散型電界発光素子は発光層30を備える。発光層30は、蛍光体粒子31と、蛍光体粒子31とは別に生成され且つ蛍光体粒子31の表面に付着した一種類以上のキャリア輸送性粒子32とを含む複合構造蛍光体粒子33を含有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、分散型電界発光素子に関する。
近年、軽量・薄型で消費電力が少なく、かつ形状の自由度に優れた面発光素子として電界発光(EL)素子が注目されている。特に、発光層中に蛍光体を分散させた分散型電界発光素子は、製造プロセスが簡易なため、バックライトや各種照明などとして実用化が進められている。
分散型電界発光素子の代表的な構成例を図3に示す。発光を取り出す側に設けられる透明基板10上に透明電極20が形成され、その透明電極20上に発光層30が設けられている。発光層30内では、蛍光体35が透明性媒体34中に分散され支持されている。発光層30上には背面電極40が配置されている。発光層30に対して前面側(図3の紙面の下側)に配置された透明電極20と背面側に配置された背面電極40との間に交流電圧を印加することによって発光層30内に電界が形成され、蛍光体35が発光する。この発光は、透明電極20及び透明基板10を通して前面側から取り出される。蛍光体35としては、通常、(ZnS:Cu,Cl)、(ZnS:Cu,Al)、(ZnS:Cu,Mn,Cl)などの粒子が用いられる。図4に示すように、CuXS針状結晶37が発光母材であるZnS粒子36の格子欠陥に沿って析出し、その部分がキャリア注入源になっていると考えられている。
このような蛍光体35は粒子径が数10μm程度であるので、発光層30の厚みは50〜100μm程度になる。一般に、蛍光体35の粒子径が小さいほど発光層30の薄膜化が可能であると共に発光層30の膜質の均一化及び緻密化が向上するので実際的メリットが大きいとされる。
現在、蛍光体の粒子径を小さくするためにエッチング処理、機械的粉砕、或いは分級などの方法が用いられている。ところが、このようにして粒子径が小さくされた蛍光体は、一般に輝度低下などの問題があった。これは、上記の蛍光体では発光母材の結晶欠陥や粒界に発光機構が導入されており、発光機構の大きさや数に輝度が左右されやすいが、発光機構を多くしようとして結晶欠陥などを増加すると結晶性が損なわれるので蛍光体の結晶性をある程度以上あげることができないからである。また、エッチング処理、機械的粉砕、或いは分級などによって粒子径を小さくした場合、粒子径は5μm程度が限界であり、この程度に粒子径を小さくすると、小径化による効果より、結晶へのダメージが大きくなる。そのため、蛍光体の結晶性を保ちつつ発光機構を確保するには粒子径を数10μm程度にせざるを得ず、したがって、発光層を薄くすることが出来ず、膜質の均一性及び緻密性の悪化を招き、高発光効率化、低電圧駆動化が困難であった。
上記の課題を解決し、微粒子化された蛍光体が特許文献1に開示されている。図5に示すように、この蛍光体50は、発光中心が添加された超微粒子である発光材料51と、この表面を覆う、発光材料51と物質又は性質が異なる生成層52とを備える。発光材料51と生成層52との界面にヘテロ接合又はP−N接合が形成されて発光機構が導入される。
特開昭63−66282号公報
しかしながら、図5に示す蛍光体50でも高い発光効率を得られないという課題があった。その理由を以下に述べる。
一般的に蛍光体は熱や水分によってダメージを受けやすい。従って、発光材料51の表面に酸化膜又は窒化膜である生成層52を形成する際には、蛍光体がダメージを受けないように温度、湿度、雰囲気などの条件を設定する必要がある。このような制限された条件下では、結晶性の高い生成層52を得ることはできない。その結果、生成層52がキャリア注入源として十分に機能しないので、高い発光効率を得ることができないのである。
本発明は、上記の従来の課題を解決し、蛍光体にダメージを与えずに蛍光体表面にキャリア注入源を設けることで、高い発光効率を備え且つ低電圧駆動が可能な分散型電界発光素子を提供することを目的とする。
本発明の分散型電界発光素子は、蛍光体粒子と、前記蛍光体粒子とは別に生成され且つ前記蛍光体粒子の表面に付着した一種類以上のキャリア輸送性粒子とを含む複合構造蛍光体粒子が含有された発光層を備えることを特徴とする。
本発明によれば、高い発光効率を備え且つ低電圧駆動が可能な分散型電界発光素子を提供できる。
図2に示すように、本発明の分散型電界発光素子の発光層に含有される複合構造蛍光体粒子33は、蛍光体粒子31と、この蛍光体粒子31の表面に付着した一種類以上のキャリア輸送性粒子32とを含む。電界が印加された時のキャリア輸送性材料から蛍光体へのキャリアの注入は、双方の電子帯をキャリアが移動して注入される場合とトンネル効果によりキャリアが注入される場合との2つが考えられる。本発明のキャリア輸送性粒子32は蛍光体粒子31とは別に生成されているので、キャリア輸送性粒子32を結晶化させるのに十分な条件で生成することができる。従って、キャリア輸送性粒子32の結晶化を高めて、キャリア輸送性粒子32のキャリア移動度を高めることができる。これにより、電界印加時に蛍光体に注入されるキャリアの量が増大するので、発光効率を高めることができる。
前記キャリア輸送性粒子が一種類以上の正孔輸送性粒子を含むことが好ましい。これにより、電界印加時に蛍光体に正孔が注入されるため、蛍光体内の電子を注入キャリアの運動エネルギーで励起する必要がなくなる。従って、低電圧印加時においても蛍光体内でキャリア再結合が起き易くなる。その結果、より低電圧駆動が可能な分散型電界発光素子を提供できる。
本発明の分散型電界発光素子は、蛍光体粒子と、前記蛍光体粒子とは別に生成され且つ前記蛍光体粒子の表面に付着した二種類以上のキャリア輸送性粒子とを含む複合構造蛍光体粒子が含有された発光層を備えることが好ましい。一般にキャリア輸送性材料ごとに印加電圧−キャリア注入量特性が異なる。従って、複数種類のキャリア輸送性粒子を蛍光体粒子に付着させることにより、所望の印加電圧−キャリア注入量特性を得ることが出来る。
この場合において、前記キャリア輸送性粒子が一種類以上の正孔輸送性粒子と一種類以上の電子輸送性粒子とを含むことが好ましい。これにより、電界印加時に蛍光体に正孔及び電子の双方が注入されるため、蛍光体内で電子と正孔との再結合が起きやすくなる。その結果、より低電圧駆動が可能な電界発光素子を提供できる。
前記キャリア輸送性粒子が、導体又は半導体が厚さ10nm以下の絶縁体でコーティングされた粒子を含むことが好ましい。このような粒子は、高電界が印加された時にトンネル効果によりキャリアを放出する性質を持つため、キャリア輸送性を有している。更に、電極間に電圧をかけた時に絶縁体がリーク電流を低減する。従って、発光効率のより高い分散型電界発光素子を提供できる。
前記蛍光体粒子の平均粒子径が0.01μm〜5μmであることが好ましい。これにより、発光層を薄膜化することが可能になり、且つ発光層の膜質をより均一化及び緻密化することができる。従って、発光効率のより高い分散型電界発光素子を提供できる。
前記キャリア輸送性粒子の平均粒子径が0.01μm〜5μmであることが好ましい。これにより、発光層を薄膜化することが可能になり、且つ発光層の膜質をより均一化及び緻密化することができる。従って、発光効率のより高い分散型電界発光素子を提供できる。
前記蛍光体粒子がドナーアクセプター対発光型蛍光体を含むことが好ましい。これにより、発光効率を更に向上させることができる。これは以下の理由による。局在発光中心型の蛍光体は、運動エネルギーを持った注入キャリアが衝突することによる励起でないと発光しないため、印加電圧が高くなる傾向がある。これに対して、ドナーアクセプター対発光型の蛍光体は、正孔輸送性の材料を用いて正孔を注入することにより低電圧の印加でも発光するので、分散型電界発光素子を低電圧駆動することができるからである。
前記キャリア輸送性粒子がCuAlO2を含むことが好ましい。CuAlO2はp型半導体であり、そのバンドギャップは3.5eVと広い。また、正孔注入性のために分散型電界発光素子を低電圧駆動することができる。更に、可視光の吸収が少ないため発光の取り出しロスを低減できる。その結果、高発光効率の分散型電界発光素子を提供できる。
前記キャリア輸送性粒子の総重量が前記蛍光体粒子の総重量に対して0.005%〜5%であることが好ましい。キャリア輸送性粒子の総重量が蛍光体粒子の総重量に対して0.005%未満であると、キャリア輸送性粒子から蛍光体粒子へ注入されるキャリアが少なすぎるので、分散型電界発光素子の発光効率を向上させることが困難となる。キャリア輸送性粒子の総重量が蛍光体粒子の総重量に対して5%を超えるとキャリア注入量の増加による発光量の増加よりも発光をキャリア輸送性粒子が吸収する量が上回り、分散型電界発光素子の発光効率を向上させることが困難となる。
以下、本発明の分散型電界発光素子の好適な実施形態を図面を参照しつつ具体的に説明する。
1.分散型電界発光素子の構成
本実施形態の分散型電界発光素子の概略構成を図1に示す。発光を取り出す側に設けられる透明基板10上に透明電極20が形成され、その透明電極20上に発光層30が設けられている。発光層30内では、蛍光体粒子31と、蛍光体粒子31とは別に生成され且つ蛍光体粒子31の表面に付着した一種類以上のキャリア輸送性粒子32とを含む複合構造蛍光体粒子33が透明性媒体34中に分散され支持されている。発光層30上には背面電極40が配置されている。発光層30に対して前面側(図1の紙面の下側)に配置された透明電極20と背面側に配置された背面電極40との間に交流電圧を印加することによって発光層30内に電界が形成される。これにより、キャリア輸送性粒子32から蛍光体粒子31にキャリアが注入され、蛍光体粒子31内でキャリアの再結合が生じて発光が生じる。
2.各構成要素について
(1)透明基板
透光基板10は、分散型電界発光素子を支持する基板であり、波長400nm〜700nmの可視域の光の透過率が50%以上で、その表面が平滑であることが望ましい。具体的にはガラス板、ポリマー板などを用いることができる。
(2)透明電極
透明電極20は、波長400nm〜700nmの可視域の光の透過率が50%以上であることが好ましく、具体的にはITO,SnO2,ZnOなどを用いることができる。
(3)蛍光体粒子
蛍光体粒子31は、局在発光中心型およびドナーアクセプター対発光型のどちらでも良いが、後者の方が正孔輸送性の材料を用いて正孔を注入することにより低電圧の印加でも発光するため好ましい。局在発光中心型の蛍光体としては(ZnS:Mn)、(Y22S:Eu)などを例示でき、ドナーアクセプター対発光型の例としては(ZnS:Ag,Cl)、(ZnS:Cu,Al)などを例示できる。
蛍光体粒子の平均粒子径は0.01μm〜5μmであることが好ましい。これにより、発光層30を薄膜化することが可能になり、且つ発光層30の膜質をより均一化及び緻密化することができる。従って、発光効率の高い分散型電界発光素子を得ることができる。
(4)キャリア輸送性粒子
キャリア輸送性粒子32は、一種類以上の正孔輸送性粒子及び/又は電子輸送性粒子を含むことが望ましい。
電子輸送性粒子としては金属、n型半導体、又は電子輸送性有機材料を用いることができ、金属としてはAu,Al,Cuを例示でき、n型半導体としてはITO,SnO2,ZnOを例示でき、電子輸送性有機材料としては8−ヒドロキシキノリンなどを例示できる。
正孔輸送性粒子としてはp型半導体、正孔輸送性有機材料を用いることができ、p型半導体としてはCuXS、CuAlO2、NiOを例示でき、正孔輸送性有機材料としてはフタロシアニン銅などを例示できる。正孔輸送性粒子としては、可視光の吸収が少なく発光の取り出しロスを低減できる理由から、バンドギャップが広いCuAlO2を特に好適に用いることができる。
キャリア輸送性粒子32は、電子又は正孔輸送性の導体(金属)又は半導体を、厚さ10nm以下のSiO2,Al23などの絶縁体でコーティングした粒子であるとより好ましい。導体又は半導体を厚さ10nm以下の絶縁体でコーティングした粒子は、高電界が印加された時にトンネル効果によりキャリアを放出する性質を持つため、キャリア輸送性を有している。更に、電極間に電圧をかけた時に絶縁体がリーク電流を低減する。従って、高発光効率の分散型電界発光素子を得ることができる。
(5)透明性媒体
透明性媒体34は、キャリア輸送性粒子32が付着もしくは接合した蛍光体粒子31を支持する。透明性媒体34は、絶縁体であり、かつ波長400nm〜700nmの可視域の光の透過率が50%以上であることが望ましい。また、透明性媒体34の誘電率は高いほうがキャリア輸送性粒子32および蛍光体粒子31に印加される電界が高くなるため望ましい。透明性媒体34としては、シリコーンオイル、シアノエチル化セルロース系樹脂などを例示できる。また、透明性媒体34の誘電率を上げる目的で、チタン酸バリウム等の高誘電体粉末を透明性媒体34中に分散させても良いし、背面電極40と発光層30との間に誘電体層を設けても良い。
(6)背面電極
背面電極40としては、導電率の高い材料を用いることが電力ロスを低減する観点から好ましく、かつ波長400nm〜700nmの可視域の光の反射率の高い材料を用いることが前面側への発光の取り出し効率を向上できる観点から好ましい。背面電極40としては、Al,Au,Cuなど金属類を好適に使用することができる。
次に、本発明の効果を、具体的な実施例に基づいて説明する。
(実施例1)
(1)発光層ペーストの作成
平均粒子径100nmのCuAlO2粒子0.005gをエタノール1gに分散させ、その分散液に平均粒子径4μmの(ZnS:Ag,Cl)からなるCRT用青色蛍光体粒子5gを添加して、混練した後100℃で乾燥させて、(ZnS:Ag,Cl)蛍光体粒子にCuAlO2粒子が付着した複合構造蛍光体粒子を得た。平均粒子径の測定には、堀場製作所製粒度分布測定装置LA−700を使用した。一方、溶剤としてのジメチルホルムアミドにシアノエチル化セルロース系樹脂を溶解し、シアノエチル化セルロース系樹脂を20重量パーセント含む溶液を作成した。この溶液3gに対して前記複合構造蛍光体粒子を3gを加えて混練し発光層ペーストを得た。
(2)分散型電界発光素子の作成
図1に示すように、透明基板10としての厚さ1mmのガラス基板上に、透明電極20として厚さ0.5μmのインジウム錫酸化物(ITO)膜をスパッタリング法により形成した。その上に(1)で得られた発光層ペーストをスクリーン印刷法で塗布し、150℃10分で乾燥させて発光層30を形成した。乾燥後の発光層30の厚さは10μmであった。その上にAlを厚さ0.2μm蒸着し背面電極40を形成して分散型電界発光素子を得た。
(実施例2)
平均粒子径100nmのCuAlO2粒子0.005gをエタノール1gに分散させ、その分散液に平均粒子径4μmの(ZnS:Ag,Cl)からなるCRT用青色蛍光体粒子5gを添加して、混練した後450℃で焼成させて、(ZnS:Ag,Cl)蛍光体粒子にCuAlO2粒子が付着した複合構造蛍光体粒子を得た。以降は実施例1と同様の方法で分散型電界発光素子を得た。
(実施例3)
平均粒子径100nmのCuAlO2粒子0.005gと平均粒子径80nmのアンチモン錫酸化物(ATO)を厚さ5nmのSiO2でコーティングした粒子0.005gとをエタノール1gに分散させ、その分散液に平均粒子径4μmの(ZnS:Ag,Cl)からなるCRT用青色蛍光体粒子5gを添加して、混練した後450℃で焼成させて、(ZnS:Ag,Cl)蛍光体粒子にCuAlO2粒子およびSiO2でコーティングされたATO粒子が付着した複合構造蛍光体粒子を得た。以降は実施例1と同様の方法で分散型電界発光素子を得た。
(比較例1)
複合構造蛍光体粒子の代わりに平均粒子径30μmの(ZnS:Cu,Cl)からなる分散型電界発光素子用蛍光体粒子を用いた点と、発光層30の厚さを100μmとした点を除いて、実施例1と同様の方法で分散型電界発光素子を得た。
(評価)
実施例1〜3および比較例1の電界発光素子を交流電源に接続して、100V400Hzの正弦波電圧を印加して輝度を測定した。結果を表1に示す。実施例1〜3は比較例1に対して輝度の向上が認められた。
Figure 2008034199
本発明の利用分野は特に制限はなく、高い発光効率を備え且つ低電圧駆動が可能であることから、例えばバックライトや各種照明装置として利用することができる。
図1は本発明の分散型電界発光素子の一実施形態の概略構成を示す断面図である。 図2は本発明の分散型電界発光素子の発光層に含有される複合構造蛍光体の一例を示す断面図である。 図3は、従来の分散型電界発光素子の一例の概略構成を示す断面図である。 図4は従来の分散型電界発光素子用蛍光体を示す図である。 図5は従来の別の分散型電界発光素子用蛍光体を示す断面図である。
符号の説明
10 透光基板
20 透明電極
30 発光層
31 蛍光体粒子
32 キャリア輸送性粒子
33 複合構造蛍光体粒子
34 透明媒体
35 蛍光体
36 ZnS粒子
37 CuXS針状結晶
40 背面電極
50 蛍光体
51 発光材料
52 生成層

Claims (10)

  1. 蛍光体粒子と、前記蛍光体粒子とは別に生成され且つ前記蛍光体粒子の表面に付着した一種類以上のキャリア輸送性粒子とを含む複合構造蛍光体粒子が含有された発光層を備えることを特徴とする分散型電界発光素子。
  2. 前記キャリア輸送性粒子が一種類以上の正孔輸送性粒子を含む請求項1に記載の分散型電界発光素子。
  3. 蛍光体粒子と、前記蛍光体粒子とは別に生成され且つ前記蛍光体粒子の表面に付着した二種類以上のキャリア輸送性粒子とを含む複合構造蛍光体粒子が含有された発光層を備えることを特徴とする分散型電界発光素子。
  4. 前記キャリア輸送性粒子が一種類以上の正孔輸送性粒子と一種類以上の電子輸送性粒子とを含む請求項3に記載の分散型電界発光素子。
  5. 前記キャリア輸送性粒子が、導体又は半導体が厚さ10nm以下の絶縁体でコーティングされた粒子を含む請求項1〜4のいずれかに記載の分散型電界発光素子。
  6. 前記蛍光体粒子の平均粒子径が0.01μm〜5μmである請求項1〜5のいずれかに記載の分散型電界発光素子。
  7. 前記キャリア輸送性粒子の平均粒子径が0.01μm〜5μmである請求項1〜6のいずれかに記載の分散型電界発光素子。
  8. 前記蛍光体粒子がドナーアクセプター対発光型蛍光体を含む請求項1〜7のいずれかに記載の分散型電界発光素子。
  9. 前記キャリア輸送性粒子がCuAlO2を含む請求項1〜8のいずれかに記載の分散型電界発光素子。
  10. 前記キャリア輸送性粒子の総重量が前記蛍光体粒子の総重量に対して0.005%〜5%である請求項1〜9のいずれかに記載の分散型電界発光素子。
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KR101134913B1 (ko) * 2010-04-26 2012-04-17 한국과학기술원 반응성 잉크젯을 이용한 유기무기 하이브리드 전계 발광 소자 제조 방법

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