JP2008033803A - プリペイド媒体の残額不足通知方法、自動改札装置および携帯端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】利用金額が日によって異なる利用者に対しても残額不足の通知を適切に行なうことができるプリペイド媒体の残額不足通知方法を提供する。
【解決手段】価値の増減が可能なプリペイドカードから、当該プリペイドカードの利用時に価値の減算処理を行なうプリペイドカード処理システムにおいて、プリペイドカードの利用時に、当該プリペイドカードに記録されている利用履歴に基づき利用金額を推定し、この推定した利用金額と当該プリペイドカードに記録されている残高とを比較し、残高が推定した利用金額に満たない場合に残額不足である旨を通知する。
【選択図】 図3
【解決手段】価値の増減が可能なプリペイドカードから、当該プリペイドカードの利用時に価値の減算処理を行なうプリペイドカード処理システムにおいて、プリペイドカードの利用時に、当該プリペイドカードに記録されている利用履歴に基づき利用金額を推定し、この推定した利用金額と当該プリペイドカードに記録されている残高とを比較し、残高が推定した利用金額に満たない場合に残額不足である旨を通知する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、たとえば、価値の増減が可能なプリペイドカード(プリペイド媒体)から、当該プリペイドカードの利用時に価値の減算処理を行なうプリペイド媒体処理システムにおいて、プリペイドカードの残額不足が生じた場合、それを検出して当該プリペイド媒体の利用者に対し残額不足である旨を通知するプリペイド媒体の残額不足通知方法に関する。
また、本発明は、上記プリペイド媒体の残額不足通知方法を用いた自動改札装置および携帯電話機等の携帯端末装置に関する。
たとえば、交通機関で用いられる非接触ICカードにより構成されたプリペイドカードの残額不足を通知する残額不足通知方法として、自動改札装置の通過時、プリペイドカードの残額が基準額以下の場合に残額を通知する方法が公知である(たとえば、特許文献1参照)。
この公知技術では、基準額の設定について、利用者ごとの基準額をデータベースあるいはプリペイドカード内に登録する方法、基準額をシステムとして共通の額にする方法が記載されている。また、携帯端末装置搭載型のプリペイドカードの場合、インタネットを使用したクレジット決済等によるチャージ(積み増し)手続を行ない、自動改札装置の通過時にチャージを行なう方法についても記載されている。
特開2004−280522号公報
しかしながら、上記した公知技術では、たとえば、利用金額が日によって異なる利用者(たとえば、月曜日、火曜日は1000円、水曜日〜金曜日は500円の利用金額の利用者)にとって以下のような問題点がある。
基準額が高めに設定されており(たとえば、1000円に設定)、現在の残高が下記条件に当てはまる場合、
基準額(1000円)>現在残高>利用金額(500円)
利用金額が入金されているのに残額不足の通知が行なわれ、紛らわしい。
基準額(1000円)>現在残高>利用金額(500円)
利用金額が入金されているのに残額不足の通知が行なわれ、紛らわしい。
また、基準額が低めに設定されており(たとえば、500円に設定)、現在残高が下記条件に当てはまる場合、
利用額(1000円)>現在残高>基準額(500円)
残額不足の通知が行なわれないため残高不足に気づかず、出場時に自動改札装置を通れない可能性がある。
利用額(1000円)>現在残高>基準額(500円)
残額不足の通知が行なわれないため残高不足に気づかず、出場時に自動改札装置を通れない可能性がある。
このように、基準額が固定値である従来技術では、上記のような利用者の行動パターンの場合は適切な残額不足の通知が行なえないという問題がある。
そこで、本発明は、利用金額が日によって異なる利用者に対しても残額不足の通知を適切に行なうことができるプリペイド媒体の残額不足通知方法、自動改札装置および携帯端末装置を提供することを目的とする。
本発明のプリペイド媒体の残額不足通知方法は、価値の増減が可能なプリペイド媒体から、当該プリペイド媒体の利用時に価値の減算処理を行なうプリペイド媒体処理システムに適用されるプリペイド媒体の残額不足通知方法であって、前記プリペイド媒体の利用時に、当該プリペイド媒体に記録されている利用履歴に基づき利用金額を推定し、この推定した利用金額と当該プリペイド媒体に記録されている残高とを比較し、残高が推定した利用金額に満たない場合に残額不足である旨を通知することを特徴とする。
また、本発明のプリペイド媒体の残額不足通知方法は、価値の増減が可能なプリペイド媒体機能を搭載した携帯端末装置のプリペイド媒体機能から、当該プリペイド媒体機能の利用時に価値の減算処理を行なうプリペイド媒体処理システムに適用されるプリペイド媒体の残額不足通知方法であって、前記プリペイド媒体機能の利用時に、当該プリペイド媒体機能に記録されている利用履歴に基づき利用金額を推定し、この推定した利用金額と当該プリペイド媒体機能に記録されている残高とを比較し、残高が推定した利用金額に満たない場合に残額不足である旨を通知することを特徴とする。
また、本発明のプリペイド媒体の残額不足通知方法は、価値の増減が可能なプリペイド媒体機能を搭載した携帯端末装置のプリペイド媒体機能から、当該プリペイド媒体機能の利用時に価値の減算処理を行なうプリペイド媒体処理システムに適用されるプリペイド媒体の残額不足通知方法であって、当日が休日前かどうかを判定し、当日が休日前の場合に、当該プリペイド媒体機能に記録されている現在の残高が当該プリペイド媒体機能に記録されている基準額に所定の割増比率を乗じた額未満かどうかを判定し、現在の残高が基準額に所定の割増比率を乗じた額未満である場合に残額不足である旨を通知することを特徴とする。
また、本発明の自動改札装置は、価値の増減が可能なプリペイド媒体が利用者により提示された際、当該プリペイド媒体と通信を行なうことにより当該プリペイド媒体内の価値の減算処理を行なう自動改札装置であって、前記プリペイド媒体が提示された際、当該プリペイド媒体と通信を行なうことにより当該プリペイド媒体に記録されている利用履歴および残高を取得する取得手段と、この取得手段により取得された利用履歴に基づき利用金額を推定する利用金額推定手段と、この利用金額推定手段により推定された利用金額と前記取得手段により取得された残高とを比較する比較手段と、この比較手段による比較の結果、残高が推定した利用金額に満たない場合、前記利用者に対し残額不足である旨を通知する残額不足通知手段とを具備している。
また、本発明の携帯端末装置は、価値の増減が可能なプリペイド媒体機能を搭載し、当該プリペイド媒体機能の利用時に価値の減算処理が行なわれる携帯端末装置であって、あらかじめ設定された所定の時刻に、前記プリペイド媒体機能に記録されている利用履歴および残高を取得する取得手段と、この取得手段により取得された利用履歴に基づき利用金額を推定する利用金額推定手段と、この利用金額推定手段により推定された利用金額と前記取得手段により取得された残高とを比較する比較手段と、この比較手段による比較の結果、残高が推定した利用金額に満たない場合に残額不足である旨を通知する残額不足通知手段とを具備している。
さらに、本発明の携帯端末装置は、価値の増減が可能なプリペイド媒体機能を搭載し、当該プリペイド媒体機能の利用時に価値の減算処理が行なわれる携帯端末装置であって、前記プリペイド媒体機能に記録されている残高を取得する第1の取得手段と、カレンダ情報を取得する第2の取得手段と、この第2の取得手段により取得されたカレンダ情報に基づき当日が休日前かどうかを判定する第1の判定手段と、この第1の判定手段による判定の結果、当日が休日前でない場合、前記第1の取得手段により取得された残高があらかじめ設定される基準額未満かどうかを判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段による判定の結果、当日が休日前である場合、前記第1の取得手段により取得された残高が前記基準額に所定の割増比率を乗じた額未満かどうかを判定する第3の判定手段と、前記第2の判定手段による判定の結果、残高が基準額未満である場合、あるいは、前記第3の判定手段による判定の結果、残高が基準額に所定の割増比率を乗じた額未満である場合、残額不足である旨を通知する残額不足通知手段とを具備している。
本発明によれば、利用金額が日によって異なる利用者に対しても、固定値ではなく推定金額と現在残高との比較を行なうため、残額不足通知を適切に行なうことができる。したがって、たとえば、自動改札装置の通過時(出場時)に残高不足によって通れないという事態を未然に防ぐことができ、自動改札装置の混雑解消にもつながる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係るプリペイド媒体処理システム、たとえば、交通機関において、非接触ICカードで構成されたプリペイドカード(プリペイド媒体)から、当該プリペイドカードの利用時に価値の減算処理を行なうプリペイドカード処理システムの構成を概略的に示すものである。このプリペイドカード処理システムは、交通機関の駅に設置されたプリペイドカード処理装置としての自動改札装置10、および、この自動改札装置10を利用する利用者Mが提示するプリペイドカード20から構成されている。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係るプリペイド媒体処理システム、たとえば、交通機関において、非接触ICカードで構成されたプリペイドカード(プリペイド媒体)から、当該プリペイドカードの利用時に価値の減算処理を行なうプリペイドカード処理システムの構成を概略的に示すものである。このプリペイドカード処理システムは、交通機関の駅に設置されたプリペイドカード処理装置としての自動改札装置10、および、この自動改札装置10を利用する利用者Mが提示するプリペイドカード20から構成されている。
プリペイドカード20は、たとえば、非接触ICカード(いわゆる無線カード)で構成されていて、内蔵するメモリ21には、増減が可能な価値情報とともに、少なくとも過去の利用履歴情報(以降、単に利用履歴ともいう)D1および現在の残高情報(以降、単に残高ともいう)D2が記録(記憶)されている。
利用履歴情報D1は、たとえば、図2に示すように、利用日時、利用区間、利用金額などから構成されている。
利用履歴情報D1は、たとえば、図2に示すように、利用日時、利用区間、利用金額などから構成されている。
自動改札装置10は、通常の自動改札機能の外に、プリペイドカード20が提示された(翳された)際、当該プリペイドカード20と無線通信を行なうことにより、当該プリペイドカード20のメモリ21に記録されている利用履歴D1および残高D2を取得する取得手段としての読取部(非接触ICカードリーダライタ)11、この読取部11により取得された利用履歴D1に基づき利用金額を推定する利用金額推定手段、および、この利用金額推定手段により推定された利用金額と読取部11により取得された残高とを比較する比較手段としての処理部(CPU等)12、この処理部12による比較の結果、残高が推定した利用金額に満たない場合、利用者Mに対し残額不足である旨を通知する残額不足通知手段としての表示部13を有している。
次に、このような構成において、プリペイドカード20の残額不足通知処理の手順について図3に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者Mが自動改札装置10を通過する際、所持するプリペイドカード20を読取部11に翳すと(ステップS1)、読取部11は、当該プリペイドカード20と無線通信を行なうことにより、当該プリペイドカード20のメモリ21に記録されている利用履歴D1および残高D2をそれぞれ読取り(ステップS2)、処理部12へ送る。
処理部12は、受取った利用履歴D1から推定利用金額を割り出す(ステップS3)。ここに、推定利用金額の割り出し方法は、たとえば、一週間前の利用金額を推定利用金額とする方法や、履歴情報内の同じ曜日の利用金額の平均値を推定利用金額とする方法や、平日利用金額の平均値を推定利用金額とする方法などがあげられる。
次に、処理部12は、推定利用金額と読取部11により取得された残高とを比較する(ステップS4)。この比較の結果、残高が推定利用金額に満たない場合、処理部12は、表示部13に残額不足である旨、たとえば、残高が少ないのでチャージ(積み増し)が必要な旨を表示して、利用者Mに対し通知し(ステップS5)、処理を終了する。なお、ステップS4における比較の結果、残高が推定利用金額を満たす場合、処理を終了する。
このように、自動改札装置10側で利用履歴を基に利用金額を推定して、残額不足の通知を行なうものである。これにより、利用金額が日によって異なる利用者に対しても、固定値ではなく推定金額と現在残高との比較を行なうため、残額不足の通知を適切に行なうことができる。したがって、自動改札装置10の通過時(出場時)に残高不足によって通れないという事態を未然に防ぐことができ、自動改札装置10の混雑解消にもつながる。
なお、上記第1の実施の形態では、交通機関において使用されるプリペイドカード処理システムに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、価値の増減が可能なプリペイド媒体が使用されて、当該プリペイド媒体の利用時に価値の減算処理を行なうプリペイド媒体処理システムであれば適用可能である。
また、プリペイド媒体はプリペイドカードに限らず、たとえば、携帯電話機などの携帯端末装置に搭載されたプリペイドカード機能であってもよい。さらに、プリペイドカードとしての非接触ICカードは、たとえば、乗車券(定期券等)とプリペイドカードの両機能を有する複合カードであってもよい。
次に、第2の実施の形態について説明する。
図4は、第2の実施の形態に係るプリペイド媒体機能を搭載した携帯端末装置、たとえば、交通機関において利用されるプリペイドカード機能を搭載し、当該プリペイドカード機能の利用時に価値の減算処理が行なわれる携帯電話機の構成を概略的に示すものである。この携帯電話機30は、交通機関の駅に設置された自動改札装置(たとえば、図1の自動改札装置10)の読取部(図1の読取部11)にプリペイドカード機能部を翳すことで、無線通信が行なわれる。
図4は、第2の実施の形態に係るプリペイド媒体機能を搭載した携帯端末装置、たとえば、交通機関において利用されるプリペイドカード機能を搭載し、当該プリペイドカード機能の利用時に価値の減算処理が行なわれる携帯電話機の構成を概略的に示すものである。この携帯電話機30は、交通機関の駅に設置された自動改札装置(たとえば、図1の自動改札装置10)の読取部(図1の読取部11)にプリペイドカード機能部を翳すことで、無線通信が行なわれる。
プリペイドカード機能は、たとえば、非接触ICカード機能で構成されていて、内蔵するメモリ31には、増減が可能な価値情報とともに、少なくとも過去の利用履歴情報(以降、単に利用履歴ともいう)D1および現在の残高情報(以降、単に残高ともいう)D2が記録(記憶)されている。
利用履歴情報D1は、たとえば、図2に示すように、利用日時、利用区間、利用金額などから構成されている。
利用履歴情報D1は、たとえば、図2に示すように、利用日時、利用区間、利用金額などから構成されている。
携帯電話機30は、通常の携帯電話機能の外に、あらかじめ所望の時刻を設定する時刻設定手段としての時刻設定部32、あらかじめ設定された所定の時刻にプリペイドカード機能のメモリ31に記録されている利用履歴D1および残高D2を取得する取得手段、および、この取得手段により取得された利用履歴D1に基づき利用金額を推定する利用金額推定手段、および、この利用金額推定手段により推定された利用金額と取得手段により取得された残高とを比較する比較手段としての処理部(CPU等)33、この処理部33による比較の結果、残高が推定した利用金額に満たない場合、当該携帯電話機30の所持者に対し残額不足である旨を通知する残額不足通知手段としての表示部34を有している。
次に、このような構成において、携帯電話機30に搭載されたプリペイドカード機能の残額不足通知処理の手順について図5に示すフローチャートを参照して説明する。
処理部33は、時刻設定部32によりあらかじめ設定された所定の時刻になると(ステップS11)、プリペイドカード機能のメモリ31から利用履歴D1および残高D2をそれぞれ取得する(ステップS12)。
次に、処理部33は、取得した利用履歴D1から推定利用金額を割り出す(ステップS13)。ここに、推定利用金額の割り出し方法は、たとえば、一週間前の利用金額を推定利用金額とする方法や、履歴情報内の同じ曜日の利用金額の平均値を推定利用金額とする方法や、平日利用金額の平均値を推定利用金額とする方法などがあげられる。
次に、処理部33は、推定利用金額とメモリ31から取得した残高とを比較する(ステップS14)。この比較の結果、残高が推定利用金額に満たない場合、処理部33は、表示部34に残額不足である旨、たとえば、残高が少ないのでチャージ(積み増し)が必要な旨を表示して、当該携帯電話機30の所持者に対し通知し(ステップS15)、処理を終了する。なお、ステップS14における比較の結果、残高が推定利用金額を満たす場合、処理を終了する。
このように、携帯電話機30側であらかじめ設定された定時刻に利用履歴を基に利用金額を推定して、残額不足の通知を行なうものである。これにより、利用金額が日によって異なる利用者に対しても、固定値ではなく推定金額と現在残高との比較を行なうため、残額不足の通知を適切に行なうことができる。したがって、たとえば、自動改札装置の通過時(出場時)に残高不足によって通れないという事態を未然に防ぐことができ、自動改札装置の混雑解消にもつながる。
さらに、携帯電話機30側で処理を行なうので、自動改札装置に負荷がかからない。また、残額不足を通知する時刻を利用者に都合の良い時間に設定できる。
さらに、携帯電話機30側で処理を行なうので、自動改札装置に負荷がかからない。また、残額不足を通知する時刻を利用者に都合の良い時間に設定できる。
次に、第3の実施の形態について説明する。
図6は、第3の実施の形態に係るプリペイド媒体機能を搭載した携帯端末装置、たとえば、交通機関において利用されるプリペイドカード機能を搭載し、当該プリペイドカード機能の利用時に価値の減算処理が行なわれる携帯電話機の構成を概略的に示すものである。この携帯電話機40は、交通機関の駅に設置された自動改札装置(たとえば、図1の自動改札装置10)の読取部(図1の読取部11)にプリペイドカード機能部を翳すことで、無線通信が行なわれる。
図6は、第3の実施の形態に係るプリペイド媒体機能を搭載した携帯端末装置、たとえば、交通機関において利用されるプリペイドカード機能を搭載し、当該プリペイドカード機能の利用時に価値の減算処理が行なわれる携帯電話機の構成を概略的に示すものである。この携帯電話機40は、交通機関の駅に設置された自動改札装置(たとえば、図1の自動改札装置10)の読取部(図1の読取部11)にプリペイドカード機能部を翳すことで、無線通信が行なわれる。
プリペイドカード機能は、たとえば、非接触ICカード機能で構成されていて、内蔵するメモリ41には、増減が可能な価値情報とともに、少なくとも現在の残高情報(以降、単に残高ともいう)が記録(記憶)されている。
携帯電話機40は、通常の携帯電話機能の外に、あらかじめ所望の時刻を設定する時刻設定手段としての時刻設定部42、カレンダ情報を発生するカレンダ情報発生手段としてのカレンダ情報発生部43、基準額情報(以降、単に基準額ともいう)を記憶(記録)している基準額記憶手段としての基準額記憶部44、処理部(CPU等)45、残高が推定した利用金額に満たない場合、当該携帯電話機40の所持者に対し残額不足である旨を通知する残額不足通知手段としての表示部46を有している。
携帯電話機40は、通常の携帯電話機能の外に、あらかじめ所望の時刻を設定する時刻設定手段としての時刻設定部42、カレンダ情報を発生するカレンダ情報発生手段としてのカレンダ情報発生部43、基準額情報(以降、単に基準額ともいう)を記憶(記録)している基準額記憶手段としての基準額記憶部44、処理部(CPU等)45、残高が推定した利用金額に満たない場合、当該携帯電話機40の所持者に対し残額不足である旨を通知する残額不足通知手段としての表示部46を有している。
処理部45は、あらかじめ設定された所定の時刻にプリペイドカード機能のメモリ41に記憶されている残高および基準額記憶部44に記憶されている基準額を取得する第1の取得手段、カレンダ情報発生部43からカレンダ情報を取得する第2の取得手段、この第2の取得手段により取得されたカレンダ情報に基づき当日が休日前かどうかを判定する第1の判定手段、この第1の判定手段による判定の結果、当日が休日前でない場合、第1の取得手段により取得された残高が基準額記憶部44内の基準額未満かどうかを判定する第2の判定手段、第1の判定手段による判定の結果、当日が休日前である場合、第1の取得手段により取得された残高が基準額記憶部44内の基準額に所定の割増比率を乗じた額未満かどうかを判定する第3の判定手段として機能する。
次に、このような構成において、携帯電話機40に搭載されたプリペイドカード機能の残額不足通知処理の手順について図7に示すフローチャートを参照して説明する。
処理部45は、時刻設定部42によりあらかじめ設定された所定の時刻になると(ステップS21)、プリペイドカード機能のメモリ41から残高および基準額記憶部44に記憶されている基準額をそれぞれ取得する(ステップS22)。
次に、処理部45は、カレンダ情報発生部43からカレンダ情報を取得する(ステップS23)。次に、処理部45は、取得したカレンダ情報に基づき当日が休日前かどうかを判定する(ステップS24)。この判定の結果、当日が休日前でない場合、処理部45は、ステップS22で取得した残高がステップS22で取得した基準額未満かどうかを判定する(ステップS25)。
ステップS24における判定の結果、当日が休日前である場合、処理部45は、ステップS22で取得した残高がステップS22で取得した基準額に所定の割増比率を乗じた額未満かどうかを判定する(ステップS26)。ここに、上記割増比率は、システムで一定の比率にしてもよいし、利用者が設定できるようにしてもよい。
ステップS25における判定の結果、残高が基準額未満である場合、あるいは、ステップS26における判定の結果、残高が基準額に所定の割増比率を乗じた額未満である場合、処理部45は、表示部46に残額不足である旨、たとえば、残高が少ないのでチャージ(積み増し)が必要な旨を表示して、当該携帯電話機40の所持者に対し通知し(ステップS27)、処理を終了する。
なお、ステップS25における判定の結果、残高が基準額未満でない場合、あるいは、ステップS26における判定の結果、残高が基準額に所定の割増比率を乗じた額未満でない場合、処理を終了する。
このように、携帯電話機40側で休日情報を考慮して残額不足の通知を行なうものである。すなわち、たとえば、休日前の残額不足通知の基準額を上げることにより、休日にプリペイドカード機能の残高が不足する事態を減らすことができる。また、たとえば、自動改札装置の通過時(出場時)に残高不足によって通れないという事態を未然に防ぐことができ、自動改札装置の混雑解消にもつながる。
さらに、携帯電話機40側で処理を行なうので、自動改札装置に負荷がかからない。また、残額不足を通知する時刻を利用者に都合の良い時間に設定できる。
さらに、携帯電話機40側で処理を行なうので、自動改札装置に負荷がかからない。また、残額不足を通知する時刻を利用者に都合の良い時間に設定できる。
なお、上記第3の実施の形態では、あらかじめ設定された時刻に当日が休日前かどうかの判定を行なう場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、プリペイドカード機能の利用時に当日が休日前かどうかの判定を行なってもよい。
また、上記第2、第3の実施の形態では、交通機関において利用されるプリペイドカード機能を搭載した携帯電話機に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、価値の増減が可能なプリペイド媒体機能が搭載されていて、当該プリペイド媒体機能の利用時に価値の減算処理が行なわれる携帯端末装置であれば適用可能である。
また、プリペイド媒体機能はプリペイドカード機能のみに限らず、たとえば、乗車券(定期券等)とプリペイドカードの両機能を有する複合カード機能であってもよい。
さらに、プリペイド媒体機能が搭載された携帯端末装置が携帯電話機の場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、パーソナルデジタルアシスト(PDA)等であってもよい。
また、プリペイド媒体機能はプリペイドカード機能のみに限らず、たとえば、乗車券(定期券等)とプリペイドカードの両機能を有する複合カード機能であってもよい。
さらに、プリペイド媒体機能が搭載された携帯端末装置が携帯電話機の場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、パーソナルデジタルアシスト(PDA)等であってもよい。
10…自動改札装置(プリペイドカード処理装置)、20…プリペイドカード(プリペイド媒体)、M…利用者、21,31,41…メモリ、D1…利用履歴情報、D2…残高情報、11…読取部(取得手段)、12…処理部(利用金額推定手段、比較手段)、13,34,46…表示部(残額不足通知手段)、30,40…携帯電話機(携帯端末装置)、32…時刻設定部(時刻設定手段)、33…処理部(取得手段、利用金額推定手段、比較手段)、42…時刻設定部(時刻設定手段)、43…カレンダ情報発生部(カレンダ情報発生手段)44…基準額記憶部(基準額記憶手段)、45…処理部(第1の取得手段、第2の取得手段、第1の判定手段、第2の判定手段、第3の判定手段)。
Claims (14)
- 価値の増減が可能なプリペイド媒体から、当該プリペイド媒体の利用時に価値の減算処理を行なうプリペイド媒体処理システムに適用されるプリペイド媒体の残額不足通知方法であって、
前記プリペイド媒体の利用時に、当該プリペイド媒体に記録されている利用履歴に基づき利用金額を推定し、この推定した利用金額と当該プリペイド媒体に記録されている残高とを比較し、残高が推定した利用金額に満たない場合に残額不足である旨を通知することを特徴とするプリペイド媒体の残額不足通知方法。 - 前記プリペイド媒体は非接触ICカードにより構成されていることを特徴とする請求項1記載のプリペイド媒体の残額不足通知方法。
- 価値の増減が可能なプリペイド媒体機能を搭載した携帯端末装置のプリペイド媒体機能から、当該プリペイド媒体機能の利用時に価値の減算処理を行なうプリペイド媒体処理システムに適用されるプリペイド媒体の残額不足通知方法であって、
前記プリペイド媒体機能の利用時に、当該プリペイド媒体機能に記録されている利用履歴に基づき利用金額を推定し、この推定した利用金額と当該プリペイド媒体機能に記録されている残高とを比較し、残高が推定した利用金額に満たない場合に残額不足である旨を通知することを特徴とするプリペイド媒体の残額不足通知方法。 - 価値の増減が可能なプリペイド媒体機能を搭載した携帯端末装置のプリペイド媒体機能から、当該プリペイド媒体機能の利用時に価値の減算処理を行なうプリペイド媒体処理システムに適用されるプリペイド媒体の残額不足通知方法であって、
当日が休日前かどうかを判定し、当日が休日前の場合に、当該プリペイド媒体機能に記録されている現在の残高が当該プリペイド媒体機能に記録されている基準額に所定の割増比率を乗じた額未満かどうかを判定し、現在の残高が基準額に所定の割増比率を乗じた額未満である場合に残額不足である旨を通知することを特徴とするプリペイド媒体の残額不足通知方法。 - 前記プリペイド媒体機能は非接触ICカード機能であることを特徴とする請求項3または請求項4記載のプリペイド媒体の残額不足通知方法。
- 前記当日が休日前かどうかの判定は、あらかじめ設定された時刻あるいは前記プリペイド媒体機能の利用時に行なうことを特徴とする請求項4記載のプリペイド媒体の残額不足通知方法。
- 前記携帯端末装置は、携帯電話機あるいはパーソナルデジタルアシスト(PDA)等であることを特徴とする請求項3または請求項4記載のプリペイド媒体の残額不足通知方法。
- 価値の増減が可能なプリペイド媒体が利用者により提示された際、当該プリペイド媒体と通信を行なうことにより当該プリペイド媒体内の価値の減算処理を行なう自動改札装置であって、
前記プリペイド媒体が提示された際、当該プリペイド媒体と通信を行なうことにより当該プリペイド媒体に記録されている利用履歴および残高を取得する取得手段と、
この取得手段により取得された利用履歴に基づき利用金額を推定する利用金額推定手段と、
この利用金額推定手段により推定された利用金額と前記取得手段により取得された残高とを比較する比較手段と、
この比較手段による比較の結果、残高が推定した利用金額に満たない場合、前記利用者に対し残額不足である旨を通知する残額不足通知手段と、
を具備したことを特徴とする自動改札装置。 - 前記プリペイド媒体は非接触ICカードにより構成されていることを特徴とする請求項8記載の自動改札装置。
- 価値の増減が可能なプリペイド媒体機能を搭載し、当該プリペイド媒体機能の利用時に価値の減算処理が行なわれる携帯端末装置であって、
あらかじめ設定された所定の時刻に、前記プリペイド媒体機能に記録されている利用履歴および残高を取得する取得手段と、
この取得手段により取得された利用履歴に基づき利用金額を推定する利用金額推定手段と、
この利用金額推定手段により推定された利用金額と前記取得手段により取得された残高とを比較する比較手段と、
この比較手段による比較の結果、残高が推定した利用金額に満たない場合に残額不足である旨を通知する残額不足通知手段と、
を具備したことを特徴とする携帯端末装置。 - 価値の増減が可能なプリペイド媒体機能を搭載し、当該プリペイド媒体機能の利用時に価値の減算処理が行なわれる携帯端末装置であって、
前記プリペイド媒体機能に記録されている残高を取得する第1の取得手段と、
カレンダ情報を取得する第2の取得手段と、
この第2の取得手段により取得されたカレンダ情報に基づき当日が休日前かどうかを判定する第1の判定手段と、
この第1の判定手段による判定の結果、当日が休日前でない場合、前記第1の取得手段により取得された残高があらかじめ設定される基準額未満かどうかを判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段による判定の結果、当日が休日前である場合、前記第1の取得手段により取得された残高が前記基準額に所定の割増比率を乗じた額未満かどうかを判定する第3の判定手段と、
前記第2の判定手段による判定の結果、残高が基準額未満である場合、あるいは、前記第3の判定手段による判定の結果、残高が基準額に所定の割増比率を乗じた額未満である場合、残額不足である旨を通知する残額不足通知手段と、
を具備したことを特徴とする携帯端末装置。 - 前記プリペイド媒体機能は非接触ICカード機能であることを特徴とする請求項10または請求項11記載の携帯端末装置。
- 前記第1の判定手段は、あらかじめ設定された時刻あるいは前記プリペイド媒体機能の利用時に当日が休日前かどうかの判定を行なうことを特徴とする請求項11記載の携帯端末装置。
- 前記携帯端末装置は、携帯電話機あるいはパーソナルデジタルアシスト(PDA)等であることを特徴とする請求項10または請求項11記載の携帯端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006208736A JP2008033803A (ja) | 2006-07-31 | 2006-07-31 | プリペイド媒体の残額不足通知方法、自動改札装置および携帯端末装置 |
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JP2006208736A JP2008033803A (ja) | 2006-07-31 | 2006-07-31 | プリペイド媒体の残額不足通知方法、自動改札装置および携帯端末装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010086434A (ja) * | 2008-10-02 | 2010-04-15 | Fujitsu Ltd | 投票サービス処理プログラム、投票サービス装置及び投票サービス方法 |
JP2012215999A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Fujitsu Ltd | プログラム、装置、および情報記憶装置 |
-
2006
- 2006-07-31 JP JP2006208736A patent/JP2008033803A/ja active Pending
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