JP2008033200A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】 レリーズボタンが再度押下される場合に、合焦するまでの時間を短くすることにより、シャッターチャンスを逃すことを防止する。
【解決手段】 カメラは、レリーズボタン、タイマ、メモリおよび制御部を有している。タイマは、レリーズボタンの押下が解除されてからの経過時間を計測する。メモリは、レリーズボタンの押下が解除される直前に合焦していたフォーカスエリアを示すフォーカスエリア情報を記憶する。制御部は、タイマにより計測されている経過時間が予め設定された情報継続時間を超える前にレリーズボタンが再度押下された場合、メモリに記憶されているフォーカスエリア情報が示すフォーカスエリアで合焦動作を実施する。合焦動作を最初からやり直す必要がないため、短時間で合焦するフォーカスエリアを確定でき、シャッターチャンスを逃すことを防止できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 カメラは、レリーズボタン、タイマ、メモリおよび制御部を有している。タイマは、レリーズボタンの押下が解除されてからの経過時間を計測する。メモリは、レリーズボタンの押下が解除される直前に合焦していたフォーカスエリアを示すフォーカスエリア情報を記憶する。制御部は、タイマにより計測されている経過時間が予め設定された情報継続時間を超える前にレリーズボタンが再度押下された場合、メモリに記憶されているフォーカスエリア情報が示すフォーカスエリアで合焦動作を実施する。合焦動作を最初からやり直す必要がないため、短時間で合焦するフォーカスエリアを確定でき、シャッターチャンスを逃すことを防止できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、オートフォーカス機能を備えたカメラに関する。
一般に、オートフォーカス機能を備えたカメラでは、複数のフォーカスエリアの中から合焦するフォーカスエリアを自動的に検出する。この種のカメラは、被写体を連続して撮影する場合、レリーズボタンが放されるとオートフォーカス動作を一度終了し、レリーズボタンが再度押下されたときに、合焦するフォーカスエリアの検出を最初からやり直す。また、被写体を連続して撮影するための連写モードを有するカメラは、例えば、無駄に撮影されるコマを削減するために、1回の連写の撮影枚数を制限する(例えば、特許文献1)。
特開平11−258669号公報
この種のカメラでは、被写体を連続して撮影する場合、連写モードが使用されることが多い。最大連写枚数以上の連続撮影を実施する場合、ユーザは、連写枚数が最大連写枚数に達したときにレリーズボタンを一度放し、レリーズボタンを再度押下する必要がある。レリーズボタンが一度放され、再度押下された場合、カメラは、合焦するフォーカスエリアの検出を最初からやり直すため、合焦するまでに時間が掛かる。単写モードで被写体を連続して撮影する場合も、カメラは、レリーズボタンが押下される度に、合焦するフォーカスエリアの検出を最初からやり直すため、合焦するまでに時間が掛かる。この結果、レリーズボタンが押下されてから合焦するまでの遅延により、シャッターチャンスを逃してしまうこともある。
本発明の目的は、レリーズボタンが再度押下される場合に、合焦するまでの時間を短くすることにより、シャッターチャンスを逃すことを防止することである。
カメラは、レリーズボタン、タイマ、メモリおよび制御部を有している。タイマは、ユーザにより操作可能なレリーズボタンの押下が解除されてからの経過時間を計測する。メモリは、レリーズボタンの押下が解除される直前に合焦していたフォーカスエリアを示すフォーカスエリア情報を記憶する。
制御部は、タイマにより計測されている経過時間が予め設定された情報継続時間を超える前にレリーズボタンが再度押下された場合、メモリに記憶されているフォーカスエリア情報が示すフォーカスエリアで合焦動作を実施する。また、制御部は、フォーカスエリア情報が示すフォーカスエリアで合焦できないとき、このフォーカスエリアに近いフォーカスエリアから順に合焦動作を実施する。
制御部は、タイマにより計測されている経過時間が予め設定された情報継続時間を超える前にレリーズボタンが再度押下された場合、メモリに記憶されているフォーカスエリア情報が示すフォーカスエリアで合焦動作を実施する。また、制御部は、フォーカスエリア情報が示すフォーカスエリアで合焦できないとき、このフォーカスエリアに近いフォーカスエリアから順に合焦動作を実施する。
カメラは、情報継続時間内にレリーズボタンが再度押下された場合、レリーズボタンの押下が解除される直前に合焦していたフォーカスエリアから合焦動作を実施する。合焦動作を最初からやり直す必要がないため、短時間で合焦するフォーカスエリアを確定でき、シャッターチャンスを逃すことを防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示している。この実施形態では、カメラは、制御部10、電源制御部12、測光部14、測距部16、モータドライバ18、オートフォーカスモータ20、撮像素子22、シャッタ24、データメモリ26、操作部28、表示部30、液晶ディスプレイ32、メモリカード34、タイマ36、メモリ38、プログラムメモリ40およびパラメータメモリ42を有している。なお、タイマ36、メモリ38、プログラムメモリ40は、制御部10に含めてもよい。この実施形態のカメラは、例えば、一眼レフレックスタイプのデジタルカメラである。
図1は、本発明の一実施形態を示している。この実施形態では、カメラは、制御部10、電源制御部12、測光部14、測距部16、モータドライバ18、オートフォーカスモータ20、撮像素子22、シャッタ24、データメモリ26、操作部28、表示部30、液晶ディスプレイ32、メモリカード34、タイマ36、メモリ38、プログラムメモリ40およびパラメータメモリ42を有している。なお、タイマ36、メモリ38、プログラムメモリ40は、制御部10に含めてもよい。この実施形態のカメラは、例えば、一眼レフレックスタイプのデジタルカメラである。
制御部10は、例えば、マイクロプロセッサであり、カメラの撮影シーケンスの制御を実施する。ここで、撮影シーケンスは、例えば、オートフォーカス制御、絞り制御、図示していないミラーの駆動、シャッタ24の開閉、撮像素子22への露光制御、画像データ処理および画像データの記録等である。電源制御部12は、カメラに必要な電源電圧を生成する。
測光部14は、例えば、CCDイメージサンサーやCMOSイメージセンサーを有し、被写体を含めた撮影する画面内の輝度および明るさを測定する。そして、測光部14は、測定した情報を制御部10に伝達する。制御部10は、測光部14から受信した情報に基づいて、シャッタ秒時、絞り値等を決定する。
測距部16は、カメラから被写体までの距離を検出し、検出した距離を示す距離情報を制御部10に伝達する。制御部10は、測距部16から受信した距離情報に基づいて、オートフォーカスモータ20の回転方向、回転速度等を決定し、決定した回転方向、回転速度等を示すコマンドをモータドライバ18に転送する。
測距部16は、カメラから被写体までの距離を検出し、検出した距離を示す距離情報を制御部10に伝達する。制御部10は、測距部16から受信した距離情報に基づいて、オートフォーカスモータ20の回転方向、回転速度等を決定し、決定した回転方向、回転速度等を示すコマンドをモータドライバ18に転送する。
モータドライバ18は、制御部10から受信した回転方向、回転速度等を示すコマンドに従って、オートフォーカスモータ20を駆動する。オートフォーカスモータ20は、例えば、ステッピングモータで構成され、オートフォーカス制御あるいはズーム制御のために図示していないレンズを駆動する。
撮像素子22は、例えば、CCDイメージサンサーやCMOSイメージセンサーである。撮像素子22は、制御部10により決められたシャッタ秒時でシャッタ24が開くことにより、適切な光量で露光される。撮像素子22は、撮像素子22の各画素に露光した光量をデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号を制御部10に転送する。制御部10は、撮像素子22から受信したデジタル信号を画像データに変換する。データメモリ26は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)やSRAM(Static RAM)で形成され、制御部10が画像データを処理している間の処理待ちのデータ、あるいはカメラの絞り値等の各種情報を一時的に記憶する。
撮像素子22は、例えば、CCDイメージサンサーやCMOSイメージセンサーである。撮像素子22は、制御部10により決められたシャッタ秒時でシャッタ24が開くことにより、適切な光量で露光される。撮像素子22は、撮像素子22の各画素に露光した光量をデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号を制御部10に転送する。制御部10は、撮像素子22から受信したデジタル信号を画像データに変換する。データメモリ26は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)やSRAM(Static RAM)で形成され、制御部10が画像データを処理している間の処理待ちのデータ、あるいはカメラの絞り値等の各種情報を一時的に記憶する。
操作部28は、レリーズボタンおよびその他の各種スイッチを有し、カメラを動作させるため、およびカメラの各種パラメータを設定するために、ユーザにより操作される。例えば、半押しと全押しとで操作されるレリーズボタンの場合、レリーズボタンの半押し状態に応答して、制御部10は、オートフォーカス制御を行う。そして、レリーズボタンの全押し状態に応答して、制御部10は、絞り値とシャッタ秒時を決定した後、その決定に従い、シャッタ24の開閉動作制御および絞りの絞り動作制御を実施する。なお、後述する情報継続時間内にレリーズボタンが再度半押しまたは全押しされた場合、制御部10は、レリーズボタンの半押しまたは全押し状態に応答して、オートフォーカス制御からシャッタ24の開閉動作制御まで実施する。
表示部30は、例えば、液晶パネルを有し、シャッタ秒時、絞り値、電池残量マークおよび撮影枚数等の情報を表示する。液晶ディスプレイ32は、撮影された画像やメニュー画面を表示する。メモリカード34は、撮影された画像の画像データを記憶する。タイマ36は、レリーズボタンの全押しが解除されてからカウントを開始し、経過時間を計測する。
メモリ38は、例えば、DRAMやSRAMで形成され、レリーズボタンの全押しが解除される直前に合焦していたフォーカスエリアを示すフォーカスエリア情報、オートフォーカスモータ20の駆動方向および回転速度を示す情報等を記憶する。なお、メモリ38は、フォーカスエリア情報のみ記憶してもよいし、オートフォーカスモータ20の駆動方向および回転速度を示す情報のいづれか1つとフォーカスエリア情報とを記憶してもよい。プログラムメモリ40は、例えば、フラッシュメモリやROMで形成され、制御部10が実行するプログラムが書き込まれている。
パラメータメモリ42は、例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)で形成され、モータの回転速度等の撮影シーケンスの各種パラメータや情報継続時間を示すパラメータが記憶される。なお、情報継続時間は、プログラムメモリ40に書き込まれるプログラムに予め設定されていてもよい。ここで、情報継続時間は、メモリ38に記憶されているフォーカスエリア情報等を利用する場合のレリーズボタンの全押しが解除されてから再度半押しまたは全押しされるまでの最大間隔である。情報継続時間は、例えば、50ms、100ms、200ms、300ms、400ms、500msの複数のパラメータとしてパラメータメモリ42に予め記憶されている。なお、情報継続時間は、1つのパラメータ、例えば、300msでもよい。
情報継続時間は、例えば、液晶ディスプレイ32に表示されるカメラのパラメータ設定メニューからユーザにより選択される。レリーズボタンの全押し後、次の半押しまたは全押しまでの時間が設定された情報継続時間内の場合、制御部10は、メモリ38に記憶されているフォーカスエリア情報が示すエリアから合焦動作を実施する。レリーズボタンが再度半押しまたは全押しされるまでの時間が短い場合、直前のフォーカスエリアの近辺に被写体が存在する確率が高いため、短時間で合焦するフォーカスエリアを確定でき、シャッターチャンスを逃すことを防止できる。
図2は、図1に示したカメラの外形を示している。図1で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。カメラは、ボディ100にレンズ200を取り付けた状態である。ボディ100の上面には、図1に示した操作部28のレリーズボタン28Aおよび各種設定スイッチ28B、表示部30が設けられている。設定スイッチ28Bは、露出補正等の設定を行うときに、ユーザにより操作される。表示部30には、シャッタ秒時、絞り値、電池残量マーク、撮影枚数カウンタ値等の情報が表示される。
図3は、図1に示したカメラの連続撮影動作の一例を示している。ステップS100−S200は、制御部10により、例えば、プログラムメモリ40に記憶されているプログラムに従って実施される。ステップS100の前に、カメラは、連写モードおよび最大連写枚数が予め設定されている。連写モードは、レリーズボタンが全押しされている間、被写体の動きに追従して合焦し、被写体を連続して撮影するモードである。なお、カメラは、連写モード以外、すなわち単写モードに設定されていてもよい。この場合、ステップS120およびステップS130の処理が省かれ、ステップS110の後の処理は、ステップS140に移る。最大連写枚数は、例えば、カメラの出荷時に40枚に設定されている。なお、最大連写枚数は、ユーザの操作により変更可能にしてもよい。
ステップS100では、上述した図1の制御部10は、レリーズボタンの半押し状態に応答して、露光条件等の設定された情報、測光部14および測距部16により計測された情報を基に、シャッタ秒時、絞り値およびオートフォーカスモータ20の回転方向等を決定する。そして、制御部10は、決定した情報に従って、オートフォーカス制御等のメカ機構の制御を実施する。
オートフォーカス制御の合焦動作は、優先エリアが示すフォーカスエリアから実施される。初期の優先エリアは、例えば、画面の中央のフォーカスエリアに設定されている。この場合、制御部10は、画面の中央のフォーカスエリアから合焦動作を実施し、中央のフォーカスエリアで合焦できないとき、中央のフォーカスエリアに近いフォーカスエリア、例えば、横方向に位置するフォーカスエリアから順に合焦動作を実施する。被写体に合焦した後、制御部10は、合焦するフォーカスエリアを被写体の動きに追従して移動し、合焦動作を継続する。
ステップS110では、制御部10は、レリーズボタンの全押し状態に応答して、決定したシャッタ秒時でシャッタ24を開閉し、露光処理等を実施する。制御部10は、レリーズボタンが全押しされている間、シャッタ24の開閉等の上述の処理を繰り返し実施する。これ等の処理により、カメラは、レリーズボタンが全押しされている間、被写体を連写する。制御部10は、連写している間、被写体の動きに追従してフォーカスエリアを移動し、合焦動作を継続する。
ステップS120では、制御部10は、レリーズボタンが全押しされている間の連写枚数が、予め設定された最大連写枚数、例えば、40枚に達したか否かを判定する。連写枚数が最大連写枚数に達していない場合、処理はステップS130に移り、制御部10は、レリーズボタンの全押しが解除されているか否かを判定する。ステップS130において、レリーズボタンの全押しが解除されている場合、処理はステップS150に移る。レリーズボタンの全押しが解除されていない場合、処理はステップS110に戻り、制御部10は、連写処理を継続する。
連写枚数が最大連写枚数に達している場合、ステップS140において、制御部10は、レリーズボタンの全押しが解除されているか否かを判定する。レリーズボタンの全押しが解除されている場合、処理はステップS150に移る。レリーズボタンの全押しが解除されていない場合、処理はステップS140に戻り、制御部10は、合焦動作を継続し、被写体に合焦した状態で、レリーズボタンの全押しが解除されるまで待機する。
レリーズボタンの全押しが解除されるまで被写体に合焦しているため、ユーザは、次のシャッターチャンスに合わせてレリーズボタンの全押しを解除し、再度全押しすることにより、シャッターチャンスを逃すことなく撮影を再開できる。
ステップS150では、制御部10は、オートフォーカスモータ20の駆動を停止させる。そして、制御部10は、レリーズボタンの全押しが解除される直前に合焦していたフォーカスエリアを示すフォーカスエリア情報、オートフォーカスモータ20の駆動方向および回転速度を示す情報を含むオートフォーカス駆動用情報をメモリ38に書き込む。
ステップS150では、制御部10は、オートフォーカスモータ20の駆動を停止させる。そして、制御部10は、レリーズボタンの全押しが解除される直前に合焦していたフォーカスエリアを示すフォーカスエリア情報、オートフォーカスモータ20の駆動方向および回転速度を示す情報を含むオートフォーカス駆動用情報をメモリ38に書き込む。
ステップS160では、制御部10は、レリーズボタンの全押しが解除されてから再度全押しされるまでの経過時間を監視するために、タイマ36による経過時間の計測を開始させる。タイマ36は、ユーザにより予め設定された情報継続時間までカウントする。ステップS170では、制御部10は、レリーズボタンが全押しされたか否かを判定する。レリーズボタンが全押しされている場合、処理はステップS190に移る。レリーズボタンが全押しされていない場合、処理はステップS180に移る。
ステップS180では、制御部10は、タイマ36により計測されている経過時間が、情報継続時間を超えているか否かを判定する。経過時間が情報継続時間を超えている場合、処理はステップS200に移る。経過時間が情報継続時間を超えていない場合、処理はステップS170に戻り、制御部10は、レリーズボタンが全押しされたか否かを判定する。ステップS170、S180のループにより、制御部10は、情報継続時間内にレリーズボタンが再度全押しされたか否かを判定する。
情報継続時間内にレリーズボタンが再度全押しされた場合、ステップS190において、制御部10は、メモリ38に記憶されているフォーカスエリア情報が示すフォーカスエリアを優先エリアに設定する。そして、制御部10は、メモリ38に記憶されているオートフォーカスモータ20の回転方向および回転速度に従い、オートフォーカスモータ20を駆動し、設定した優先エリアが示すフォーカスエリアから合焦動作を実施する。制御部10は、優先エリアが示すフォーカスエリアで合焦できないとき、このフォーカスエリアに近いフォーカスエリアから順に合焦動作を実施する。その後、処理はステップS110に戻る。
このループにより、制御部10は、一度レリーズボタンの全押しを解除した後の合焦動作を最初からやり直さずに再開できるため、短時間で合焦するフォーカスエリアを確定できる。この結果、シャッターチャンスを逃すことを防止できる。ステップS200では、制御部10は、経過時間が情報継続時間を超えたため、メモリ38に記憶されているオートフォーカス駆動用情報を破棄し、連写処理を終了する。
以上、この実施形態では、制御部10は、レリーズボタンが解除される直前のオートフォーカス駆動用情報をメモリ38に記憶させる。制御部10は、情報継続時間、例えば、300ms以内にレリーズボタンが再度押下された場合、メモリ38に記憶されているオートフォーカスモータ20の回転方向および回転速度に従い、オートフォーカスモータ20を駆動する。そして、制御部10は、メモリ38に記憶されているフォーカスエリア情報が示すフォーカスエリアから合焦動作を実施する。
これにより、最大連写枚数以上の連続撮影をするために、レリーズボタンが一度放され、再度押下された場合でも、カメラは、合焦動作を最初からやり直す必要がないため、短時間で合焦するフォーカスエリアを確定できる。単写モードで被写体を連続して撮影する場合も、レリーズボタンが押下される度に、カメラは、合焦するフォーカスエリアの検出を最初からやり直す必要がないため、短時間で合焦するフォーカスエリアを確定できる。この結果、シャッターチャンスを逃すことを防止できる。
また、レリーズボタンの全押しが解除されるまで被写体に合焦しているため、ユーザは、次のシャッターチャンスに合わせてレリーズボタンの全押しを解除し、再度全押しすることにより、シャッターチャンスを逃すことなく撮影を再開できる。
なお、上述した実施形態では、本発明を一眼レフレックスタイプのデジタルカメラに適用した場合の例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明をコンパクトデジタルカメラに適用してもよいし、フィルムカメラに適用してもよい。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した実施形態では、本発明を一眼レフレックスタイプのデジタルカメラに適用した場合の例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明をコンパクトデジタルカメラに適用してもよいし、フィルムカメラに適用してもよい。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、本発明を半押しと全押しとで操作されるレリーズボタンを有するカメラに適用した場合の例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明を押下等の1段階の操作で制御されるレリーズボタンを有するカメラに適用してもよい。この場合、制御部10は、レリーズボタンの押下に応答して、オートフォーカス制御からシャッタ24の開閉動作制御まで実施する。このため、カメラは、上述した説明の”半押し”および”全押し”を”押下”に置き換えた動作になる。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、制御部10が連写モードおよび単写モードの両方のモードで連続撮影の制御をする例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、制御部10は、連写モード中のみ本発明の連続撮影動作をしてもよい。この場合にも、連写モードにおいて、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、レリーズボタンの全押しが解除される直前に合焦していたフォーカスエリアを示すフォーカスエリア情報、オートフォーカスモータ20の駆動方向および回転速度を示す情報を利用する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、制御部10は、レリーズボタンの全押しが解除される直前に合焦していたフォーカスエリアを示すフォーカスエリア情報のみをメモリ38に書き込んでもよい。この場合、制御部10は、情報継続時間内にレリーズボタンが再度押下されると、メモリ38に記憶されているフォーカスエリア情報のみを利用し、合焦動作を実施する。
上述した実施形態では、レリーズボタンの全押しが解除される直前に合焦していたフォーカスエリアを示すフォーカスエリア情報、オートフォーカスモータ20の駆動方向および回転速度を示す情報を利用する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、制御部10は、レリーズボタンの全押しが解除される直前に合焦していたフォーカスエリアを示すフォーカスエリア情報のみをメモリ38に書き込んでもよい。この場合、制御部10は、情報継続時間内にレリーズボタンが再度押下されると、メモリ38に記憶されているフォーカスエリア情報のみを利用し、合焦動作を実施する。
また、制御部10は、オートフォーカスモータ20の駆動方向を示す情報およびフォーカスエリア情報のみをメモリ38に書き込んでもよい。この場合、制御部10は、情報継続時間内にレリーズボタンが再度押下されると、メモリ38に記憶されているオートフォーカスモータ20の駆動方向に従って、オートフォーカスモータ20を駆動する。そして、制御部10は、メモリ38に記憶されているフォーカスエリア情報が示すフォーカスエリアから合焦動作を実施する。これ等の場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、連続撮影動作を図3に示したフローで実施する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、連続撮影動作は、図4に示すフローで実施されてもよい。図4に示した動作フローでは、図3に示した動作フローのステップS130が省かれ、ステップS120、S140の代わりに、ステップS142、S144が実施される。また、図4に示した動作フローでは、図3に示した動作フローにステップS182が追加されて実施される。その他の処理は、上述した図3と同じため、詳細な説明を省略する。
図4に示した動作フローでは、上述した図1に示した制御部10は、連写枚数が最大連写枚数に達したか否かの判定を実施する前に、ステップS142において、レリーズボタンの押下が解除されたか否かを判定する。レリーズボタンの押下が解除された場合は、処理はステップS150に移る。レリーズボタンの押下が解除されていない場合は、処理はステップS144に移り、制御部10は、連写枚数が最大連写枚数に達したか否かの判定を実施する。
連写枚数が最大連写枚数に達した場合、処理は、ステップS144に戻り、制御部10は、レリーズボタンの押下が解除されるまで待機する。連写枚数が最大連写枚数に達していない場合、処理は、ステップS110に戻り、制御部10は、連写処理を継続する。
ステップS170において、レリーズボタンが押下された場合、処理は、ステップS182に移り、制御部10は、タイマ36により計測されている経過時間が、情報継続時間を超えているか否かを判定する。経過時間が情報継続時間を超えている場合、ステップS200において、制御部10は、メモリ38に記憶されているオートフォーカス駆動用情報を破棄し、連写処理を終了する。経過時間が情報継続時間を超えていない場合、ステップS190において、制御部10は、メモリ38に記憶されているフォーカスエリア情報が示すフォーカスエリアを優先エリアに設定する。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
ステップS170において、レリーズボタンが押下された場合、処理は、ステップS182に移り、制御部10は、タイマ36により計測されている経過時間が、情報継続時間を超えているか否かを判定する。経過時間が情報継続時間を超えている場合、ステップS200において、制御部10は、メモリ38に記憶されているオートフォーカス駆動用情報を破棄し、連写処理を終了する。経過時間が情報継続時間を超えていない場合、ステップS190において、制御部10は、メモリ38に記憶されているフォーカスエリア情報が示すフォーカスエリアを優先エリアに設定する。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、メモリ38に記憶されているフォーカスエリア情報が示すフォーカスエリアから合焦動作を実施する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、制御部10は、被写体の動きに追従して合焦しているときのフォーカスエリアの情報等から被写体の動きを予測し、レリーズボタンが再度押下されたときに被写体が存在するフォーカスエリアを予測する。制御部10は、情報継続時間内にレリーズボタンが再度押下されると、予測したフォーカスエリアから合焦動作を実施する。
また、制御部10は、予測した被写体の動きが高速と判断した場合、画面の中央のフォーカスエリアから合焦動作を実施してもよい。被写体の動きが高速と判断する基準は、例えば、予測した被写体の位置が画面からはみ出す場合等である。なお、カメラは、レリーズボタンの押下の度に画面の中央のフォーカスエリアから合焦動作を実施するノーマルモードを有してもよい。そして、レリーズボタンの押下が解除される直前に合焦していたフォーカスエリアから合焦するモードとノーマルモードとのいずれを利用するかは、ユーザにより、撮影前に選択されてもよい。
これ等の場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、被写体の動きの速さに応じて、合焦動作を開始するフォーカスエリアを選択するため、被写体が高速に移動している場合でも、短時間で合焦するフォーカスエリアを確定できる。この結果、シャッターチャンスを逃すことを防止できる。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
オートフォーカス機能を備えたカメラに利用できる。
10‥制御部;12‥電源制御部;14‥測光部;16‥測距部;18‥モータドライバ;20‥オートフォーカスモータ;22‥撮像素子;24‥シャッタ;26、38、40、42‥メモリ;28、28A、28B‥操作部;30‥表示部;32‥液晶ディスプレイ;34‥メモリカード;36‥タイマ;100‥カメラボディ;200‥レンズ
Claims (3)
- ユーザにより操作可能なレリーズボタンと、
前記レリーズボタンの押下が解除されてからの経過時間を計測するタイマと、
複数のフォーカスエリアのうち、前記レリーズボタンの押下が解除される直前に合焦していたフォーカスエリアを示すフォーカスエリア情報を記憶するメモリと、
前記タイマにより計測されている前記経過時間が予め設定された情報継続時間を超える前に前記レリーズボタンが再度押下された場合、前記メモリに記憶されているフォーカスエリア情報が示すフォーカスエリアで合焦動作を実施し、このフォーカスエリアで合焦できないとき、このフォーカスエリアに近いフォーカスエリアから順に合焦動作を実施する制御部とを備えていることを特徴とするカメラ。 - 請求項1記載のカメラにおいて、
オートフォーカス動作を実施するためのオートフォーカスモータを備え、
前記メモリは、前記フォーカスエリア情報に加えて、前記レリーズボタンの押下が解除される直前の前記オートフォーカスモータの駆動方向情報および回転速度情報の少なくとも1つを記憶し、
前記制御部は、前記レリーズボタンの押下が解除されてから前記情報継続時間内に前記レリーズボタンが再度押下された場合、前記メモリに記憶されている前記オートフォーカスモータの情報に従って、前記オートフォーカスモータを駆動することを特徴とするカメラ。 - 請求項1または請求項2記載のカメラにおいて、
前記レリーズボタンが押下されている期間、被写体を連続して撮影する連写モードを有し、
前記制御部は、前記連写モード中にのみ動作することを特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006209471A JP2008033200A (ja) | 2006-08-01 | 2006-08-01 | カメラ |
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