JP2008032253A - 熱交換器 - Google Patents

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隆明 田村
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信二 中原
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Abstract

【課題】複数の水冷式の熱交換器を並列に接続した構成を有していても、洗浄性を向上させることができる熱交換器を提供する。
【解決手段】複数の水冷式の熱交換エレメント21a〜21dを並列に接続した室外熱交換器21の、各冷却水循環管路35a〜35dに供給される冷却水を分岐させる分岐管63の冷却水循環管路35a〜35dに、室外制御装置100で制御される電磁弁62a〜62dを設け、これら電磁弁62a〜62dによって、洗浄時に各冷却水循環管路35a〜35dに流し込まれる洗浄水の流量を調整可能にした。
【選択図】図4

Description

本発明は、二重管構造を有する複数の水冷式の熱交換エレメントが、並列に接続されて高さ方向に積み重ねられて設けられた熱交換器に関する。
従来、冷却水管の内側に冷媒管を設けてなる二重管で構成される水冷式の熱交換器が知られている。このような熱交換器は一般に、開放式のクーリングタワーに接続されて、冷却水が冷却される。しかし、開放式のクーリングタワーから供給された冷却水は、大気と接触したときに大気中の塵埃が混入して汚れてしまうため、冷却水に混入された塵埃が冷却水管等に溜まってしまう。この冷却水管に溜まった塵埃を除去するためには、例えば、高圧水等の洗浄水を冷却水管に流し込んだりして洗浄している。このような洗浄作業を改善すべく、熱交換エレメント自体の洗浄性が優れた熱交換器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−313177号公報
しかしながら、例え熱交換エレメント自体の洗浄性が優れていたとしても、複数の水冷式の熱交換エレメントを、並列に接続した熱交換器では、冷却水管に洗浄水を流し込んだときに、流路抵抗の大きな冷却水管を迂回して洗浄水が流れるため、多めに塵埃が溜まってしまった冷却水管等の洗浄が困難であった。特に、熱交換ユニットを高さ方向に積み重ねて設けた熱交換器では、一番下に設けられた熱交換エレメントの冷却水管等に、重力の影響によって塵埃が溜まり易いといった問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされてものであり、複数の水冷式の熱交換器を並列に接続した構成を有していても、洗浄性を向上させることができる熱交換器を提供することを目的とする。
本発明は、冷却水が送流される冷却水管の内側に冷媒が送流される冷媒管を設けた二重管で螺旋状に構成される水冷式の複数の熱交換エレメントと、前記冷却水を前記冷却水管のそれぞれに分岐させて供給する分岐管と、前記冷却水管のそれぞれから排出された冷却水を合流させて排水する合流管とを備え、前記複数の熱交換エレメントが高さ方向に積み重ねて配置され、前記冷却水管に排水側から洗浄水を流し込んで洗浄される熱交換器において、前記合流管の排水口から前記冷却水管に洗浄水を送流可能に構成し、前記分岐管、及び/又は、前記合流管に、前記冷却水管のそれぞれを流れる前記洗浄水の流量を調整するための流量調整部を設けたことを特徴とする。
この場合において、前記流量調整部は、前記分岐管の複数の流路に分岐した分岐流路部、及び/又は、前記合流管の一つの流路に合流する合流流路部に設けられていてもよい。前記分岐管は、第一分岐部で二つの分岐流路部に分岐しており、一方の分岐流路部が、最下部に配置された前記熱交換エレメントの冷却水管と接続され、他方の分岐流路部が、前記流量調整部が設けられた中継管を介して、第二分岐部に接続され、この第二分岐部でさらに複数の分岐流路部に分岐してそれぞれ前記冷却水管に接続されていてもよい。前記流量調整部は、開閉弁であってもよい。前記開閉弁は、電磁弁であってもよい。
本発明によれば、冷却水管のそれぞれを流れる前記洗浄水の流量を調整するための流量調整部を設けたため、複数の水冷式の熱交換エレメントを並列に接続した構成を有していても、洗浄性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る熱交換ユニット1について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る熱交換ユニット1を斜め上方から見た状態の概要図である。なお、以下の説明で使用する、前後、上下、左右の方向は、図1における前面板7側から見た方向をいうものとする。
熱交換ユニット1は、図1に示すように、前後方向に長手方向を有する略角柱形状をなしており、熱交換ユニット1の外側部分であるユニット本体20を、上面板2、底面板3,左側面板4、右側面板5、後面板6、および前面板7とで構成している。この前面板7は、メンテナンス時などに取り外し可能なように、ねじ等の締結部材で取り付けられている。また、この熱交換ユニット1は、屋外で雨水に曝される環境で使用されるため、各板の組み合わされる部分が水密構造となるように組み付けられている。
前面板7が取り付けられる面の右側部分には、図1に示すように、後面板6側に向かって凹んでおり前面板7の面と略平行な2つの段差面12、13が形成されている。この段差面12、13は、熱交換ユニット1の上下方向に亘ってそれぞれ延在しており、この2つの段差面12、13のうちの奥側の段差面13からは、各種配管が熱交換ユニット1の内部から外側に向かって突出している。この配管は、詳細には、クーリングタワーから供給された水熱源用の冷却水を取り込むための給水用配管14a及び冷却水の排水用配管14b、冷媒管としての高圧ガス管15a、低圧ガス管15b、液管15c及びオイル管15dである。ここで、給水用配管14aの端部には、クーリングタワーから延びる配管と接続するための給水側ジョイント部14cが設けられ、排水用配管14bの端部には、クーリングタワーから延びる配管と接続するための排水側ジョイント部14dが設けられている。
また、排水用配管14bの左側には、締結部材によって着脱可能に取り付けられた蓋部16を備えている。
図2は、図1の状態から、上面板2、右側面板5、前面板7、および蓋部16を省略して示す斜視図である。
熱交換ユニット1の内部には、前面板7の後側に配置された電装ボックス11と、この電装ボックスの後側に配置された2つの圧縮機18A、18Bと、電磁式の四方弁19(図3参照)、水冷式の室外熱交換器21、アキュムレータ22、オイルセパレータ23、室外膨張弁24よりも高所に取り付けられる各種電磁弁、レシーバタンク25(図3参照)などが配置されている。これらは、冷媒管によって接続されて、冷媒回路を構成している。また、熱交換ユニット1の前面板7を取り外すと、電装ボックス11の内部に取り付けられた基板8、端子台9、継電器10などが熱交換ユニット1の外側からメンテナンスできるようになっている。
室外熱交換器21には、それぞれ冷却水循環管路(冷却水管)35が設けられている。冷媒管の外側を流れる水は、上述したように、給水用配管14aから流入し、排水用配管14bから流出する。
図3は、熱交換ユニット1を適用した空気調和装置の冷媒回路図である。
この空気調和装置31は、複数台(2台)の熱交換ユニット1A、1Bと、複数台(2台)の室内ユニット30A、30Bとを備えている。この空気調和装置31では、熱交換ユニット1A、1Bと室内ユニット30A、30Bとを接続する冷媒接続管15が、上述した高圧ガス管15a、低圧ガス管15b、液管15cとから構成され、室内ユニット30A、30Bを同時に冷房運転若しくは暖房運転可能とし、または、これらの冷房運転(ドライ運転を含む)と暖房運転とを混在して実施可能としている。
室内ユニット30Aは、室内熱交換器(利用側熱交換器)40と膨張弁(減圧装置)41とを備えて構成され、この室内熱交換器40の一端は、室内膨張弁41を介して液管15cに配管接続されている。また、室内熱交換器40の他端には、冷媒分岐管42が接続され、この冷媒分岐管42は、高圧ガス冷媒分岐管42Aと低圧ガス冷媒分岐管42Bとに分岐し、一方の高圧ガス冷媒分岐管42Aは第1開閉弁(例えば、電磁弁)43を介して高圧ガス管15aに接続され、他方の低圧ガス冷媒分岐管42Bは第2開閉弁(例えば、電磁弁)44を介して低圧ガス管15bに接続されている。また、室内ユニット30Aには、室外熱交換器21の出入口温度や室温を検出する温度センサ等が配置される他、これらセンサの検出結果を入力してこの室内ユニット30Aの制御を行う室内制御装置(図示せず)を備えている。
室内ユニット30Bは、室内ユニット30Aと略同一の構成であるため、同一の部分に同一の符号を付して示し、重複する説明は省略する
熱交換ユニット1Aは、能力可変型の圧縮機(DCインバータ圧縮機)18Aと、能力一定型の圧縮機(AC圧縮機)18Bと、オイルセパレータ23と、室外熱交換器(熱源側熱交換器)21と、室外膨張弁24と、レシーバタンク25等から概略構成されている。以下、各圧縮機18A、18Bを特に区別する必要がない場合は、圧縮機18と表記する。
各圧縮機18は、並列接続され、各圧縮機18の吸込口に共通接続された吸込管71が、アキュムレータ22を介して低圧ガス管15bに接続される。また、各圧縮機18の吐出口に接続された吐出管72は、オイルセパレータ23を経て延出し、2つに分岐し、一方の冷媒吐出分岐管72Aが高圧ガス管15aに接続され、他方の冷媒吐出分岐管72Bが室外熱交換器21に接続されている。
ここで、上記冷媒吐出分岐管72Bには、切換弁73が設けられ、この切換弁73が開くと、圧縮機18の吐出冷媒が、室外熱交換器21に供給される。
上記切換弁73と室外熱交換器21の間には、一つのポートAが塞がれた、四方弁74が設けられ、この四方弁74は、室外熱交換器21の一端と、切換弁73につながる管路31Bとを連通し、或いは、室外熱交換器21の一端と、圧縮機18の吸込管71につながる管路75とを連通する。
室外熱交換器21の他端は、室外熱交換器21に供給する冷媒流量を調整するための室外膨張弁24、レシーバタンク25、及び補助冷却回路76を介して液管15cと配管接続されている。補助冷却回路76は、レシーバタンク25と液管15cとを接続する冷媒配管77を流れる液冷媒を補助冷却するものであり、より具体的には、レシーバタンク25と液管15cとの間の液冷媒が通る冷媒配管77の一部と、この冷媒配管77から分岐して膨張弁78を通過した冷媒が通る冷媒分岐管79の一部とを2重管で構成した、2重管式熱交換器である。膨張弁78を通過した冷媒が通る冷媒分岐管79は、補助冷却回路76に接続された冷媒配管80を介して圧縮機18の吸込管71とつながり、この冷媒分岐管79、80を通過した冷媒は圧縮機18の吸込口に戻される。
オイルセパレータ23には、オイルセパレータ23に溜められたオイルを圧縮機18の冷媒吸込管に戻すための冷媒戻し管81が接続され、例えばオイルセパレータ23に溜められたオイル量が所定量以上の場合に、余剰のオイル量が冷媒戻し管81を介して圧縮機18の冷媒吸込管に戻される。冷媒戻し管81には、キャピラリーチューブ36が設けられ、さらに、冷媒戻し管81と後述するオイルバランス管82とを接続するオイル分岐管81Aが設けられ、オイル分岐管81Aには切換弁84が配設されている。
オイルセパレータ23には、オイルセパレータ23と他の熱交換ユニット1Bが有する冷媒戻し管81とを接続するためのオイルバランス管82が接続される。オイルバランス管82には、キャピラリーチューブ37、バランス弁85および逆止弁86が直列に接続され、その先端は、熱交換ユニット1Aと熱交換ユニット1Bとの間でオイル量のバランスを保つためのオイル管15dに接続される。
熱交換ユニット1Aは、室外熱交換器21の出入口温度を検出する温度センサSO1、SO2、圧縮機18の吸込圧を検出する圧力センサSA1及び圧縮機18の吐出圧を検出する圧力センサSB2、SB3等の各種センサ、複数の逆止弁、各種センサの検出結果を入力して熱交換ユニット1A全体を制御する室外制御装置100等を備える。
室外制御装置100は、圧縮機18A、圧縮機18Bに各々配設され、各圧縮機におけるオイル量を検知するオイルセンサ(図示略)に接続され、これらオイルセンサにより検知されたオイル量に従って、バランス弁85、バイパス弁45および切換弁84の開閉を制御する。なお、熱交換ユニット1Bは、熱交換ユニット1Aと同一の構成であるため、同一の部分には同一の符号を付して示し、重複する説明は省略する。
各熱交換ユニット1A、1Bの室外制御装置100は、図示しない制御配線により相互に通信可能に接続されている。そして、空気調和装置31の動作時には、各熱交換ユニット1A、1Bのいずれか1つが親機として機能し、親機の室外制御装置100は、図示を省略したリモートコントローラを介して入力したユーザ指示に基づいて、他の室外制御装置100や室内制御装置と通信し、この空気調和装置31全体の運転制御を行う。
全ての室内ユニット30A、30Bを同時に冷房運転する場合、各熱交換ユニット1A、1Bでは、切換弁73が開くと共に四方弁74が切換制御され、また、各室内ユニット30A、30Bでは第1開閉弁43が閉じ、第2開閉弁44が開く。この場合、圧縮機18の吐出冷媒が、オイルセパレータ23を介して室外熱交換器21に供給され、ここで放熱・凝縮して液冷媒となり、レシーバタンク25及び補助冷却回路76を経て液管15cに供給される。そして、室内ユニット30A、30Bにおいては、液管15cを介して液冷媒が室内膨張弁41を介して室内熱交換器40に供給され、ここで吸熱・蒸発し、低温低圧のガス冷媒となり、第2開閉弁44を介して低圧ガス管15bに供給される。
この低圧ガス管15bに供給されたガス冷媒は、熱交換ユニット1A、1Bの吸込管71を介して圧縮機18で再び圧縮される。これによって、全ての室内ユニット30A、30Bで同時に冷房運転が可能になる。
一方、全ての室内ユニット30A、30Bを同時に暖房運転する場合、各熱交換ユニット1A、1Bでは、切換弁73が閉じると共に四方弁74が切換制御され、各室内ユニット30A、30Bでは第1開閉弁43が開き、第2開閉弁44が閉じる。この場合、圧縮機18が吐出した高温高圧のガス冷媒が、オイルセパレータ23を介して高圧ガス管15aに供給される。そして、室内ユニット30A、30Bにおいては、高圧ガス管15aを介してガス冷媒が室内熱交換器40に供給され、ここで、放熱・凝縮して液冷媒となった後、室内膨張弁41を介して液管15cに供給される。この液管15cに供給された液冷媒は、熱交換ユニット1A、1Bの冷媒配管77及びレシーバタンク25を介して室外熱交換器21に供給され、ここで、吸熱・蒸発し、ここで低温低圧のガス冷媒となり、吸込管71を介して圧縮機18で再び圧縮される。これによって、全ての室内ユニット30A、30Bで同時に暖房運転が可能になる。
また、暖房運転と冷房運転の混在運転を行う場合、例えば、室内ユニット30Aを暖房運転し、室内ユニット30Bを冷房運転する場合、熱交換ユニット1A、1Bが上記同時暖房運転の場合と同様に制御される一方、室内ユニット30Aにおいては、第1開閉弁43が閉じ、第2開閉弁44が開き、室内ユニット30Bにおいては、第1開閉弁43が開き、第2開閉弁44が閉じる。この場合、各熱交換ユニット1A、1Bから高温高圧のガス冷媒が高圧ガス管15aに供給され、室内ユニット30Aにおいては、高圧ガス管15aを介してガス冷媒が室内熱交換器40に供給され、ここで放熱・凝縮して液冷媒となった後、室内膨張弁41を介して液管15cに供給される。この液管15cに供給された液冷媒の一部は熱交換ユニット1A、1Bへ戻り、室外熱交換器21で吸熱・蒸発し、低温低圧のガス冷媒となる。
一方、液管15cに供給された液冷媒の残りは、室内ユニット30Bの室内熱交換器40に供給され、ここで吸熱・蒸発し、低温低圧のガス冷媒となった後、第2開閉弁44を介して低圧ガス管15bに供給される。
そして、低圧ガス管15bに供給された冷媒は、室外熱交換器21を経た上記ガス冷媒と共に、吸込管71を介して圧縮機18で再び圧縮される。これによって、室内ユニット30A、30B毎に暖房運転と冷房運転とが可能になる。
空気調和装置31の熱交換ユニット1A、1B間でオイルを供給する場合、オイルを供給する側の熱交換ユニットにおいては、オイルバランス管82から圧縮機18にオイルが戻らないよう、室外制御装置100の制御により切換弁84が閉鎖される。ここで、室外制御装置100の制御によってオイルバランス管82のバランス弁85が開放されて、オイルセパレータ23からオイルバランス管82にオイルが流入する。さらに、室外制御装置100の制御によりバイパス弁45が開放され、冷媒吐出分岐管72Aから冷媒吐出分岐管72Cを介して、オイルバランス管82に高圧の冷媒が流入する。この高圧の冷媒は、オイルバランス管82のオイルを押し流しながらオイル管15dへ流出し、オイルの供給を受ける側の熱交換ユニットに達する。
オイルの供給を受ける側の熱交換ユニットにおいては、室外制御装置100の制御により切換弁84が開放され、オイルバランス管82から圧縮機18の吸込口にオイルを流す管路が確保される。ここで、オイルを供給する側の熱交換ユニットから、オイルと高圧の冷媒とがオイル管15dを介してオイルバランス管82に流入すると、流入したオイルおよび冷媒は逆止弁86により止められてオイル分岐管81A側に流れ、オイル分岐管81Aから冷媒戻し管81を介して圧縮機18の吸込口に達する。
熱交換ユニット1A、1Bは、例えばビル等の天井裏の密閉した空間に吊り金具を介して吊り下げられている。この熱交換ユニットを密閉空間に設置した場合、室外熱交換器21には空冷式が適さず、上述したように、水冷式が一般的に採用されている。熱交換ユニット1を天井裏に配置した場合、当該熱交換ユニットを屋上等に配置する場合に比べ、室内ユニットの近くに配置でき、冷媒配管長を短く設計できる。
図4は、室外熱交換器21を示す側面図である。
室外熱交換器21は、分岐管63、合流管64及び螺旋状に形成された4つの熱交換エレメント21a〜21dを備えている。
4つの熱交換エレメント21a〜21dは、高さ方向に積み重ねられており、一番下に配置された熱交換エレメント21aと、下から二番目に配置された熱交換エレメント21bとは、フレーム95aを介して一体に設けられている。一方、下から三番目に配置された熱交換エレメント21cと、下から四番目に配置された熱交換エレメント21dとは、フレーム95bを介して一体に設けられている。これらフレーム95aの上部とフレーム95bの下部とは、フレームジョイント96を介して積み重ねて固定されており、4つの熱交換エレメント21a〜21dは、全体で一体となるように設けられている。
熱交換エレメント21aは、上述したように、冷却水が流れる冷却水循環管路35aが設けられており、この冷却水循環管路35aの内側に、冷媒が流れる冷媒循環管路(冷媒管)61aが設けられて二重管構造が形成されている。これにより、冷媒循環管路61aを流れる冷媒と、この外側の冷却水循環管路35aを流れる冷却水とで熱交換が可能になっている。冷媒循環管路61aは、冷却水循環管路35aの両端で、この冷却水循環管路35aの外側に突出し、図3に示すように、室外膨張弁24や四方弁74等に接続されている。ここで、冷却水循環管路35aは、三重半の螺旋状に形成されており、冷却水循環管路35aの入口及び冷媒循環管路61aの出口が後端の下端に設けられ、冷却水循環管路35aの出口及び冷媒循環管路61aの入口が前端の上端に設けられている。
熱交換エレメント21b〜21dは、熱交換エレメント21aと同様の構成を有しており、熱交換エレメント21bは冷却水循環管路35bと冷媒循環管路61bを備え、熱交換エレメント21cは冷却水循環管路35cと冷媒循環管路61cを備え、熱交換エレメント21dは冷却水循環管路35dと冷媒循環管路61dを備えている。
冷却水が給水される給水用配管14aと熱交換エレメント21a〜21dの冷却水循環管路35a〜35dとは、直線上に形成された分岐流路部65a〜65dを備える分岐管63を介して接続されている。ここで、給水用配管14aは、エルボ91によって斜め下方に曲げられ、さらにその下端でエルボ92によって前方に曲げられて、熱交換エレメント21aの下端と略同じ高さで分岐管63と接続されている。
分岐管63は、三段階に分岐するように設けられており、第一分岐部63aで、一番下に配置された熱交換エレメント21aの冷却水循環管路35aに接続される分岐流路部65aと、熱交換エレメント21b〜21dの冷却水循環管路35b〜35dに接続される中継管67aとに分岐する。
冷却水循環管路35b〜35dに接続される中継管67aは、第二分岐部63bで、下から二番目に配置された熱交換エレメント21bの冷却水循環管路35bに接続される分岐流路部65bと、熱交換エレメント21c、21dの冷却水循環管路35c、21dに接続される中継管67bとに分岐する。
冷却水循環管路35c、21dに接続される中継管67bは、第三分岐部63cで、下から三番目に配置された熱交換エレメント21cの冷却水循環管路35cに接続される分岐流路部65cと、熱交換エレメント21dの冷却水循環管路35dに接続される分岐流路部65dとに分岐する。
給水用配管14aから供給された冷却水が、分岐管63で4つの分岐流路部65a〜65dに分岐されることにより、各冷却水循環管路35a〜35dは、並列に接続されて4つの領域に分かれた多パス構造となっている。
各分岐流路部65a〜65dには、冷却水循環管路35a〜35dのそれぞれに電磁弁(流量調整部)62a〜62dが設けられている。分岐流路部65aには電磁弁62aが、分岐流路部65bには電磁弁62bが、分岐流路部65cには電磁弁62cが、分岐流路部65dには電磁弁62cがそれぞれ設けられている。
これら電磁弁62a〜62dは、室外制御装置100の制御下で動作しており、この室外制御装置100が、電磁弁62a〜62dの開度を各々調整して各冷却水循環管路35a〜35d内を流れる流体の流量がそれぞれ各々調整することが可能になっている。
一方、排水用配管14bと各熱交換エレメント21a〜21dの冷却水循環管路35a〜35dとは、直線状に形成された合流流路部66a〜66dを備える合流管64を介して接続されている。この合流管64は、三段階に合流するように設けられており、第一合流部64aで、一番下に配置された熱交換エレメント21aに接続される合流流路部66aと、下から二番目に配置された熱交換エレメント21bに接続される合流流路部66bとが合流して、合流中継流路68aとなる。
合流中継流路68aは、第二分岐部64bで、下から三番目に配置された熱交換エレメント21cに接続される合流流路部66cと合流して、合流中継流路68bとなる。
合流中継流路68bは、第三分岐部64cで、下から四番目に配置された熱交換エレメント21dに接続される合流流路部66dと合流して、排水用配管14bと接続される。
4つの領域に分岐された各熱交換エレメント21a〜21dは、各冷却水循環管路35a〜35dが合流管64で合流して、排水用配管14bに接続されている。これにより、冷却水循環管路35a〜35dを流れる冷却水は、給水用配管14aから流入し、排水用配管14bから流出する。
熱交換ユニット1の冷却水循環管路35a〜35dを洗浄する際には、クーリングタワーの代わりに、水を昇圧して供給するためのポンプが、排水側ジョイント部14dに接続され、冷却水の代わりに、高圧水(洗浄水)を、排水用配管14bを介して合流管64の排水口64dから流し込む。このとき、室外制御装置100によって洗浄モードで制御されて、各電磁弁62a〜62dは一つだけ開いた状態となり、残りの三つは閉じた状態となる。
具体的には、先ず、分岐流路部65dに設けられた電磁弁62dだけが開いた状態となり、一番上に配置された熱交換エレメント21dのみに洗浄水が流し込まれて、合流流路部66d、冷却水循環管路35d及び分岐流路部65dが洗浄される。
合流流路部66d、冷却水循環管路35d及び分岐流路部65dの洗浄が終了すると、分岐流路部65cに設けられた電磁弁62cだけが開いた状態となり、下から三番目に配置された熱交換エレメント21cのみに洗浄水が流し込まれて、合流流路部66c、冷却水循環管路35c及び分岐流路部65cが洗浄される。
合流流路部66c、冷却水循環管路35c及び分岐流路部65cの洗浄が終了すると、分岐流路部65bに設けられた電磁弁62bだけが開いた状態となり、下から二番目に配置された熱交換エレメント21bのみに洗浄水が流し込まれて、合流流路部66b、冷却水循環管路35b及び分岐流路部65bが洗浄される。
合流流路部66b、冷却水循環管路35b及び分岐流路部65bの洗浄が終了すると、分岐流路部65aに設けられた電磁弁62aだけが開いた状態となり、一番下に配置された熱交換エレメント21aのみに洗浄水が流し込まれて、合流流路部66a、冷却水循環管路35a及び分岐流路部65aが洗浄される。
本実施形態によると、複数の水冷式の熱交換エレメント21a〜21dを並列に接続した室外熱交換器21の、各冷却水循環管路35a〜35dに供給される冷却水を分岐させる分岐管63の冷却水循環管路35a〜35dに、室外制御装置100で制御される電磁弁62a〜62dを設け、これら電磁弁62a〜62dによって、洗浄時に各冷却水循環管路35a〜35dに流し込まれる洗浄水の流量を調整可能にした。これにより、室外制御装置100に制御されて、各電磁弁62a〜62dは、一つだけ開いた状態とし、残りの三つは閉じた状態とすることができるため、合流流路部66a〜66d、冷却水循環管路35a〜35d及び分岐流路部65a〜65dの洗浄性を向上させることができる。特に、複数の水冷式の熱交換エレメント21a〜21dを並列に接続して高さ方向に積み重ねた構成を有している室外熱交換器21では、重力の影響によって塵埃が溜まり易い一番下に配置された熱交換エレメント21aの冷却水循環管路35aや、この熱交換エレメント21aに冷却水を供給する分岐流路部65aの洗浄には、特に効果的である。
また、本実施形態によると、各電磁弁62a〜62dは、直線状に形成された各分岐流路部65a〜65dに設けられているため、容易に電磁弁62a〜62dを取り付けることができる。
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上記実施形態では、電磁弁62a〜62dを分岐管63の分岐流路部65a〜65dに設けたが、これに限定されず、図5に示すように、電磁弁162a〜162dを合流管64の合流流路部66a〜66dに設けてもよい。さらには、図6に示すように、電磁弁262を分岐管63の中継管67aだけに設けてもよい。この構成によると、たった一つの電磁弁262を設けるだけで、特に塵埃が溜まり易くて洗浄の困難な、一番下に設けられた熱交換エレメント21aや、この熱交換エレメント21aに冷却水を供給する分岐流路部65aの洗浄性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、室外制御装置100が電磁弁62a〜62dを制御して洗浄を行っているが、これに限定されず、電磁弁62a〜62dの代わりに手動弁を設け、作業者がこの手動弁を手動で操作することによって、洗浄を行ってもよい。
さらに、上記実施形態では、電磁弁62a〜62dを用いていて流量を調整しているが、これに限定されず、電磁弁62a〜62dを用いなくても、作業員がオリフィス等を取り付けたりすることによって、流量を調整してもよい。
本発明の実施の形態に係る室外ユニットの斜視図である。 図1の室外ユニットから上面板、右側の側板、前面板および蓋部を省略して示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る室外ユニットを備えてなる空気調和装置の冷媒回路図である。 室外熱交換器を示す側面図である。 変形例に係る室外熱交換器を示す側面図である。 別の変形例に係る室外熱交換器を示す側面図である。
符号の説明
35a、35b、35c、35d 冷却水循環管路(冷却水管)
61a、61b、61c、61d 冷媒循環管路(冷媒管)
21a、21b、21c、21d 熱交換エレメント
63 分岐管
64 合流管
21 室外熱交換器(熱交換器)
62a、62b、62c、62d 電磁弁(流量調整部、開閉弁)
65a、65b、65c、65d 分岐流路部
66a、66b、66c、66d 合流流路部
63a 第一分岐部
63b 第二分岐部
67a 中継管

Claims (5)

  1. 冷却水が送流される冷却水管の内側に冷媒が送流される冷媒管を設けた二重管で螺旋状に構成される水冷式の複数の熱交換エレメントと、
    前記冷却水を前記冷却水管のそれぞれに分岐させて供給する分岐管と、
    前記冷却水管のそれぞれから排出された冷却水を合流させて排水する合流管とを備え、
    前記複数の熱交換エレメントが高さ方向に積み重ねて配置され、
    前記冷却水管に排水側から洗浄水を流し込んで洗浄される熱交換器において、
    前記合流管の排水口から前記冷却水管に洗浄水を送流可能に構成し、前記分岐管、及び/又は、前記合流管に、前記冷却水管のそれぞれを流れる前記洗浄水の流量を調整するための流量調整部を設けたことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記流量調整部は、前記分岐管の複数の流路に分岐した分岐流路部、及び/又は、前記合流管の一つの流路に合流する合流流路部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  3. 前記分岐管は、第一分岐部で二つの分岐流路部に分岐しており、一方の分岐流路部が、最下部に配置された前記熱交換エレメントの冷却水管と接続され、他方の分岐流路部が、前記流量調整部が設けられた中継管を介して、第二分岐部に接続され、この第二分岐部でさらに複数の分岐流路部に分岐してそれぞれ前記冷却水管に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換器。
  4. 前記流量調整部は、開閉弁であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  5. 前記開閉弁は、電磁弁であることを特徴とする請求項4に記載の熱交換器。

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011012888A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Takuya Sasaki 管式熱交換器とその製法
JP2012202577A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Fujitsu General Ltd 熱交換器
JP2012237494A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷凍装置

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