JP2008032177A - カウンタウェイト - Google Patents

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Abstract

【課題】カウンタウェイトの大きな重量化を招くことなく効果的にカウンタウェイトの慣性モーメントを増加。
【解決手段】従来のカウンタウェイトの径方向の大きさは基準非干渉領域Sa内までであるが、本カウンタウェイト2ではこの基準非干渉領域Saよりも径方向外側に存在するピストン下端部非干渉領域Sbとシリンダブロック非干渉領域Scとの重複領域内に外径拡大部8aを形成している。このことによりシリンダブロック16やピストン6の下端部6aに干渉することなく基準非干渉領域Saよりも径方向外側にウェイト部8を拡大できる。したがってカウンタウェイト2の大きな重量化を招くことなく効果的に慣性モーメントを増加させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関のクランク軸にピストンと共に配置されることにより内燃機関の振動を防止するカウンタウェイトに関する。
バランスウェイトとも呼ばれるカウンタウェイトは、コンロッド側の運動とのバランスを取ることにより内燃機関の振動を防止するためにクランクシャフトに設けられている。このカウンタウェイトの外周部の径が大きいと、下死点状態でのピストンの下端部に干渉したり、クランク軸周りに存在するクランクケースなどを含むシリンダブロックに干渉する。
このためクランクジャーナルの中心軸から、上述のような干渉をしない最長の径方向位置をカウンタウェイトの外周部の限界として、カウンタウェイトの外周形状を形成している(例えば特許文献1参照)。
実開平2−150444号公報(第4−5頁、図1)
このような外周形状としたカウンタウェイトにおいて、慣性モーメントを大きくして更に振動抑制効果を高めるためには、既に外周形状については限界位置にあるため、単純に径を大きくしたのでは、ピストンやシリンダブロックとの干渉は避けられない。
このため図7に示すごとく径方向でなく周方向に隣接してウェイト拡大部Exを形成していた。しかしこの手法でウェイト拡大部Exを設けるとカウンタウェイトCwの重心がよりクランクジャーナルCの回転中心Cpに近くなる。このためウェイト拡大部Exによる質量増加の割には慣性モーメントが増加しないという問題が存在した。必要な慣性モーメントを得るためにはウェイト拡大部Exの更なる増大やカウンタウェイトCwを厚くする必要があり、カウンタウェイトCwの重量化に伴って内燃機関の重量が大きく増加する問題を生じた。
本発明は、カウンタウェイトのウェイト部がクランク軸の径方向においてシリンダブロックよりも下死点状態のピストンの下端部の方に近い内燃機関にて、カウンタウェイトの大きな重量化を招くことなく効果的にカウンタウェイトの慣性モーメントを増加させることを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載のカウンタウェイトは、クランク軸のクランクピンとはクランクジャーナルを挟んで対向する位相側にあるウェイト部が、クランク軸の径方向においてシリンダブロックよりも下死点状態のピストンの下端部の方に近い内燃機関のクランク軸に設けられるカウンタウェイトであって、前記ウェイト部が、クランクジャーナルの中心軸から下死点状態のピストンの下端部に干渉しない最大の長さを半径として設定される基準非干渉領域よりも外側に少なくとも一部が存在する外径拡大部を有すると共に、該外径拡大部にて前記基準非干渉領域よりも外側に存在する部分の全体は、クランクジャーナルの周りに存在するシリンダブロックと干渉しないシリンダブロック非干渉領域と、クランクピンの周りに存在するピストンの下端部と干渉しないピストン下端部非干渉領域との重複領域内に存在していることを特徴とする。
従来はカウンタウェイトのウェイト部における径方向の大きさは上記基準非干渉領域の外周縁までであるが、本発明ではこの基準非干渉領域よりも外側に存在するピストン下端部非干渉領域に着目している。このピストン下端部非干渉領域はクランク軸の回転位相に応じて変化する。クランクジャーナルの中心軸にピストン下端部非干渉領域の外周縁が最も近くなる位相では、ピストン下端部非干渉領域の外周縁は基準非干渉領域の外周縁に一致するが、これ以外の位相ではピストン下端部非干渉領域の外周縁は基準非干渉領域から離れて外側へ広がる。したがってこのピストン下端部非干渉領域と前記シリンダブロック非干渉領域との重複領域内であれば、ウェイト部を拡大してもピストンの下端部やシリンダブロックのいずれにも干渉することはない。したがって上述のごとく外径拡大部を、少なくとも一部が基準非干渉領域よりも外側となるようにして、ウェイト部に設けることができる。
このように外径拡大部を形成しているため、カウンタウェイトの大きな重量化を招くことなく、効果的に慣性モーメントが増加できる。
請求項2に記載のカウンタウェイトでは、請求項1において、前記ピストン下端部非干渉領域は、クランク軸方向から見て、クランクピンの中心軸を中心として、下死点又は上死点状態のピストンの下端部に干渉しない最大の長さを長径とし、下死点と上死点との中間状態のピストンの下端部に干渉しない最大の長さを短径とする長円形の領域であることを特徴とする。
ピストン下端部非干渉領域はこのような範囲として設定することができ、基準非干渉領域より外側にあるシリンダブロック非干渉領域とピストン下端部非干渉領域との重複領域を利用することによりカウンタウェイトの大きな重量化を招くことなく、効果的に慣性モーメントが増加できるようになる。
請求項3に記載のカウンタウェイトでは、請求項1又は2において、前記シリンダブロック非干渉領域は、クランク軸方向から見て、クランクジャーナルの中心軸を中心として、シリンダブロックに干渉しない最大の長さを半径とする円形の領域であることを特徴とする。
シリンダブロック非干渉領域はこのような範囲として設定することができる。このシリンダブロック非干渉領域とピストン下端部非干渉領域との重複領域に基準非干渉領域より外側に少なくとも一部が存在する外径拡大部を形成することで、カウンタウェイトの大きな重量化を招くことなく、効果的に慣性モーメントが増加できるようになる。
請求項4に記載のカウンタウェイトでは、請求項1〜3のいずれかにおいて、クランク軸方向から見て、クランクジャーナルの中心軸とクランクピンの中心軸とを通る直線上の点を中心として前記重複領域内を通過する円形の境界線を設定し、前記重複領域内にある前記境界線の一部又は全部を前記外径拡大部の外周縁部の一部又は全部としたことを特徴とする。
重複領域内にて外径拡大部を形成する場合に、このように円形の境界線を設定して、重複領域内にある境界線の一部又は全部を外径拡大部の外周縁部の一部又は全部の形状を規定しても良い。
請求項5に記載のカウンタウェイトでは、請求項1〜3のいずれかにおいて、クランク軸方向から見て、クランクジャーナルの中心軸とクランクピンの中心軸とを結ぶ直線線分上の点であって、クランクジャーナルの中心軸とクランクピンの中心軸とを除く点を中心として前記重複領域内を通過する円形の境界線を設定し、前記重複領域内にある前記境界線の一部又は全部を前記外径拡大部の外周縁部の全部としたことを特徴とする。
円形の境界線の中心位置をこのように制限して、外径拡大部の外周縁部の全部を規定しても良い。このように外周縁部の全部が規定された外径拡大部は、クランク軸方向から見て1種類の円弧により外径拡大部の外形が形成されることにより切削加工等による成形加工が容易となる。
[実施の形態1]
図1は上述した発明が適用されたカウンタウェイト2を用いた内燃機関4の縦断面図を示している。図1の(A)はピストン6が上死点にあり、(B)はピストン6が下死点にある状態を示している。
カウンタウェイト2のウェイト部8は、コンロッド10のビッグエンド10aが取り付けられているクランクピン12とはクランクジャーナル14を挟んで対向する位相側にて、クランクジャーナル14の中心軸14a側から広がる扇状形状で形成されている。
このウェイト部8の詳細な形状は次のごとくである。まず図1に示したごとくクランク軸方向(クランクジャーナル14の軸方向と同じ)から見て、円形の基準非干渉領域Sa、長円形のピストン下端部非干渉領域Sb及び円形のシリンダブロック非干渉領域Scが設定されている。
ここで基準非干渉領域Saは、クランク軸方向から見て、クランクジャーナル14の中心軸14aから、下死点状態のピストン6の下端部6aに干渉しない最大の長さを半径とする領域である。
ピストン下端部非干渉領域Sbは、クランク軸方向から見て、クランクピン12の中心軸12aを中心とする長円形である。すなわち、この中心軸12aから下死点状態(又は上死点状態)のピストン6の下端部6aに干渉しない最大の長さを長径とし、下死点と上死点との中間状態のピストン6の下端部6aに干渉しない最大の長さを短径とする長円形の領域である。図1のクランク角状態では縦長状態で表されている。このピストン下端部非干渉領域Sbは、基準非干渉領域Saを包含し、基準非干渉領域Saより外側に領域が拡大したものとなっている。
シリンダブロック非干渉領域Scは、クランク軸方向から見て、クランクジャーナル14の中心軸14aを中心として、この中心軸14aからシリンダブロック16に干渉しない最大の長さを半径とする円形の領域である。
ここで内燃機関4の構成は、シリンダブロック非干渉領域Scが基準非干渉領域Saよりも大きい領域である。このことはウェイト部8が、クランク軸の径方向(クランクジャーナル14の径方向と同じ)においてシリンダブロック16よりも下死点状態のピストン6の下端部6aの方に近い内燃機関4であることを示している。即ちウェイト部8をクランク軸の径方向に拡大した場合にシリンダブロック16よりも下死点状態のピストン6の下端部6aが干渉することを示している。
図2に、基準非干渉領域Saより外側において、ピストン下端部非干渉領域Sbとシリンダブロック非干渉領域Scとの重複領域Swを破線ハッチングにて示す。
ウェイト部8においては、図1に示したごとく、基準非干渉領域Saよりも外側に出ている外径拡大部8aが形成されており、この外径拡大部8aの全体は重複領域Sw内に存在する。本実施の形態では、クランク軸方向から見て、クランクジャーナル14の中心軸14aとクランクピン12の中心軸12aとを結ぶ直線線分La上に中心点2aを設定し、これを中心として、重複領域Sw内を通過する円形の境界線CLを設定する。更に本実施の形態では、この境界線CLは、直線線分Laをクランクジャーナル14の中心軸14a側に延長した場合に基準非干渉領域Saの外周縁部と交わる点Paを通過させ、かつウェイト部8の径方向外側の位相領域ではシリンダブロック非干渉領域Sc内となるように設定したものとする。このように設定するとウェイト部8の径方向外側の位相領域に限っては、円形の境界線CLは重複領域Sw内に必ず存在する。この境界線CLの形状を外周縁部として外径拡大部8aの外周縁部の全体の形状を規定する。このことにより外径拡大部8aの外周縁部は1種類の半径の円弧状に形成される。
このようにウェイト部8が形成されているので、従来(図7)のごとく周方向縁部8b側に外径拡大部8aと同じ質量の増加をした場合に比較して、カウンタウェイト2の回転中心であるクランクジャーナル14の中心軸14aから増加分の重心までの距離が長くなる。したがって同じ質量の増加でも従来に比較して慣性モーメントは大きくなる。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).従来においてはカウンタウェイトの径方向の大きさは上述した基準非干渉領域Sa内までである。しかし本実施の形態のカウンタウェイト2ではこの基準非干渉領域Saよりも径方向外側に存在するピストン下端部非干渉領域Sbに着目し、シリンダブロック非干渉領域Scとの重複領域Sw内に外径拡大部8aを形成している。このことによりシリンダブロック16やピストン6の下端部6aに干渉することなく基準非干渉領域Saよりも径方向外側にウェイト部8を拡大できる。
したがってカウンタウェイト2の大きな重量化を招くことなく効果的に慣性モーメントを増加させることができる。
(ロ).本実施の形態では、重複領域Sw内の全体を外径拡大部8aとするのではなく、上述したごとくの境界線CLを設定して、境界線CLを外周縁部とする外径拡大部8aを形成している。本実施の形態では、重複領域Sw内にある境界線CLの一部を外径拡大部8aの外周縁部の全部としている。尚、境界線CLの径の調節や、外径拡大部8aの位相幅の調節により、重複領域Sw内にある境界線CLの全部を外径拡大部8aの外周縁部の全部とすることもできる。
このことにより外径拡大部8aは外形が1種類の円弧にて形成されているので成形加工が極めて容易となる。
[実施の形態2]
図3に示すごとく本実施の形態のカウンタウェイト32のウェイト部38においては、境界線の設定は行わず、基準非干渉領域Saよりも径方向外側に設定した重複領域Sw内において、ウェイト部38の形成位相領域部分Swa全体を外径拡大部38aとして形成している。
したがって前記実施の形態1の場合よりも、重複領域Swを最大限利用することで、外径拡大部38aの質量増加が図られている。このことによりカウンタウェイト32の回転中心であるクランクジャーナル44の中心軸44aから外径拡大部38aの重心までの距離も長くなっているので、慣性モーメントはより大きくできる。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(イ).このようにシリンダブロック46やピストン36の下端面36aとの干渉を起こすことなく、要求に応じてカウンタウェイト32の慣性モーメントを前記実施の形態1の場合よりも大きくできる。したがってカウンタウェイト32の大きな重量化を招くことなく効果的に慣性モーメントが増加できる。
(ロ).カウンタウェイト32のウェイト部38においては、前記実施の形態1の場合よりもウェイト部38の外形の一部はピストン下端部非干渉領域Sbの外周縁部に沿っているため、長円弧部分が存在する。しかし、この部分はピストン下端部非干渉領域Sb内に含まれるようにクランクピン42の中心軸42aを回転中心とする円弧にて近似できる。このようにウェイト部38の外形を2種類の円弧にて形成すれば、クランクジャーナル44の中心軸44aを回転中心とする切削加工と、クランクピン42の中心軸42aを回転中心とする切削加工とにより比較的容易に成形加工できる。
尚、クランクジャーナル44の中心軸44a回転での、外径拡大部38aに対する切削加工径を小さくするように調節することで、外径拡大部38aの質量の調節を容易に行うことができる。
[その他の実施の形態]
(a).前記実施の形態1において、外径拡大部の外形を規定している境界線CLはクランクジャーナルの中心軸とクランクピンの中心軸との間の直線線分内に中心点を有する円形にて設定していた。この代わりに図4に示すカウンタウェイト62のごとく、クランクジャーナル74の中心軸74aとクランクピン72の中心軸72aとの間から外れた位置に中心点62aを配置しても良い。この中心点62aにて円形の境界線CLを設定し、重複領域Sw内における境界線CL部分の一部又は全部を、ウェイト部68の外径拡大部68aにおける外周縁部として形成できる。
図4ではクランクジャーナル74の中心軸74aとクランクピン72の中心軸72aを通る直線Lb上で、クランクピン72の中心軸72aより下側の位置に中心点62aを配置して、この中心点62aにて円形の境界線CLを設定している。
又、図5の(A)のカウンタウェイト92のごとくクランクジャーナル104の中心軸104aとクランクピン102の中心軸102aを通る直線Lb上で、両中心軸102a,104aとの間に、中心点92aを配置しても良い。この中心点92aにて円形の境界線CLを設定して、重複領域Sw内における境界線CL部分の一部又は全部を、ウェイト部98の外径拡大部98aにおける外周縁部として形成できる。
又、図5の(B)のカウンタウェイト122のごとくクランクジャーナル134の中心軸134aとクランクピン132の中心軸132aを通る直線Lb上で、クランクジャーナル134の中心軸134aより上側に中心点122aを配置しても良い。この中心点122aにて境界線CLを設定して、重複領域Sw内における境界線CL部分の一部又は全部を、ウェイト部128の外径拡大部128aにおける外周縁部として形成できる。
図4,5のいずれの構成もカウンタウェイトの大きな重量化を招くことなく、効果的に慣性モーメントを増加させることができる。
(b).前記各実施の形態では、外径拡大部の外周縁部の形は、クランク軸方向から見て1種類の円弧のみ、あるいは長円弧と円弧との2種類の組み合わせ(又は2種類の円弧の組み合わせ)で形成されていたが、3種類以上の円弧又は長円弧の組み合わせでも良い。又、円弧や長円弧状でなく、他の形状でも良い。例えば矩形状に設けても良い。いずれの構成もカウンタウェイトの大きな重量化を招くことなく効果的に慣性モーメントを増加させることができる。
(c).各実施の形態では外径拡大部全体が、基準非干渉領域Saよりも外側にあり、その全体が重複領域Sw内に存在したが、図6に示すカウンタウェイト152のごとく、基準非干渉領域Saよりも内側にあるウェイト部158の外周縁部から外側へ外径拡大部158aを突出させても良い。この場合、外径拡大部158aにて基準非干渉領域Saよりも外側に存在する部分の全体は、重複領域Sw内に存在させるように構成している。
このような構成においてもカウンタウェイトの大きな重量化を招くことなく、効果的に慣性モーメントを増加させることができる。
(d).外径拡大部はウェイト部に対して最初から一体に形成するのではなく、ウェイト部を形成した後に、別途形成した外径拡大部を接合しても良い。
このような構成においてもカウンタウェイトの大きな重量化を招くことなく、効果的に慣性モーメントを増加させることができる。
実施の形態1の内燃機関におけるカウンタウェイトの形状と回転状態を示す説明図。 上記カウンタウェイトのピストン下端部非干渉領域Sb、シリンダブロック非干渉領域Sc及びその重複領域Swを示す説明図。 実施の形態2の内燃機関におけるカウンタウェイトの形状を示す説明図。 他の実施の形態の内燃機関におけるカウンタウェイトの形状を示す説明図。 他の実施の形態の内燃機関におけるカウンタウェイトの形状を示す説明図。 他の実施の形態の内燃機関におけるカウンタウェイトの形状を示す説明図。 従来のカウンタウェイトの形状を示す説明図。
符号の説明
2…カウンタウェイト、2a…中心点、4…内燃機関、6…ピストン、6a…下端部、8…ウェイト部、8a…外径拡大部、8b…周方向縁部、10…コンロッド、10a…ビッグエンド、12…クランクピン、12a…中心軸、14…クランクジャーナル、14a…中心軸、16…シリンダブロック、32…カウンタウェイト、36…ピストン、36a…下端面、38…ウェイト部、38a…外径拡大部、42…クランクピン、42a…中心軸、44…クランクジャーナル、44a…中心軸、46…シリンダブロック、62…カウンタウェイト、62a…中心点、68…ウェイト部、68a…外径拡大部、72…クランクピン、72a…中心軸、74…クランクジャーナル、74a…中心軸、92…カウンタウェイト、92a…中心点、98…ウェイト部、98a…外径拡大部、102…クランクピン、102a…中心軸、104…クランクジャーナル、104a…中心軸、122…カウンタウェイト、122a…中心点、128…ウェイト部、128a…外径拡大部、132…クランクピン、132a…中心軸、134…クランクジャーナル、134a…中心軸、152…カウンタウェイト、158…ウェイト部、158a…外径拡大部、CL…境界線、La…直線線分、Lb…直線、Sa…基準非干渉領域、Sb…ピストン下端部非干渉領域、Sc…シリンダブロック非干渉領域、Sw…重複領域、Swa…ウェイト部の形成位相領域部分。

Claims (5)

  1. クランク軸のクランクピンとはクランクジャーナルを挟んで対向する位相側にあるウェイト部が、クランク軸の径方向においてシリンダブロックよりも下死点状態のピストンの下端部の方に近い内燃機関のクランク軸に設けられるカウンタウェイトであって、
    前記ウェイト部が、クランクジャーナルの中心軸から下死点状態のピストンの下端部に干渉しない最大の長さを半径として設定される基準非干渉領域よりも外側に少なくとも一部が存在する外径拡大部を有すると共に、該外径拡大部にて前記基準非干渉領域よりも外側に存在する部分の全体は、クランクジャーナルの周りに存在するシリンダブロックと干渉しないシリンダブロック非干渉領域と、クランクピンの周りに存在するピストンの下端部と干渉しないピストン下端部非干渉領域との重複領域内に存在していることを特徴とするカウンタウェイト。
  2. 請求項1において、前記ピストン下端部非干渉領域は、クランク軸方向から見て、クランクピンの中心軸を中心として、下死点又は上死点状態のピストンの下端部に干渉しない最大の長さを長径とし、下死点と上死点との中間状態のピストンの下端部に干渉しない最大の長さを短径とする長円形の領域であることを特徴とするカウンタウェイト。
  3. 請求項1又は2において、前記シリンダブロック非干渉領域は、クランク軸方向から見て、クランクジャーナルの中心軸を中心として、シリンダブロックに干渉しない最大の長さを半径とする円形の領域であることを特徴とするカウンタウェイト。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、クランク軸方向から見て、クランクジャーナルの中心軸とクランクピンの中心軸とを通る直線上の点を中心として前記重複領域内を通過する円形の境界線を設定し、前記重複領域内にある前記境界線の一部又は全部を前記外径拡大部の外周縁部の一部又は全部としたことを特徴とするカウンタウェイト。
  5. 請求項1〜3のいずれかにおいて、クランク軸方向から見て、クランクジャーナルの中心軸とクランクピンの中心軸とを結ぶ直線線分上の点であって、クランクジャーナルの中心軸とクランクピンの中心軸とを除く点を中心として前記重複領域内を通過する円形の境界線を設定し、前記重複領域内にある前記境界線の一部又は全部を前記外径拡大部の外周縁部の全部としたことを特徴とするカウンタウェイト。
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