JP2008031625A - 結合ロッド及びシャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリ - Google Patents
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Abstract
【課題】作動中に高い動荷重に耐えることができ製造しやすい結合ロッドを提供する。
【解決手段】ヘルド・シャフト(1)のシャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリ(11)用の、本発明による結合ロッド(12、42)は、曲げ加工された開放型の板金部品として設計されている。この部品の断面は、結合ロッドの長さに沿って、その端部(13、14)を除いて同一である。このような結合ロッド(12、42)により、コスト効率が良く軽量であって、作業速度の速い織機に適した、シャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリを構成することができる。
【選択図】図1
【解決手段】ヘルド・シャフト(1)のシャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリ(11)用の、本発明による結合ロッド(12、42)は、曲げ加工された開放型の板金部品として設計されている。この部品の断面は、結合ロッドの長さに沿って、その端部(13、14)を除いて同一である。このような結合ロッド(12、42)により、コスト効率が良く軽量であって、作業速度の速い織機に適した、シャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリを構成することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ヘルド・シャフトのシャフト・ドライブ伝動装置用の結合ロッド、及び、このようなシャフト・ドライブ伝動装置に関する。
国際公開第2004/057078A2号の文献により、ヘルド・シャフトのシャフト・ドライブ伝動装置については既に知られている。このシャフト・ドライブ伝動装置は、ヘルド・シャフトを速く動かすために用いられる。その際、このシャフト・ドライブ伝動装置は、シャフト・ドライブのほぼ前後の運動を、ヘルド・シャフトを駆動するのに用いられる上下の運動に変換する。このため、このシャフト・ドライブ伝動装置は、それぞれが2つのアームを有する1列に並んだ3つのL形レバーを備える。このL形レバーの支点から下方に延びるアームは、結合ロッドによって、互いに連結されている。これに対し、このL形レバーのほぼ水平方向に延びるアームは、プッシュ・ロッドによって、長方形をしたヘルド・シャフトの下方シャフト・ロッドに連結されている。連結バーを介して前記前後運動をL形レバーの一端に伝達することにより、ヘルド・シャフトを所望通りに上下に動かすことができる。
織り速度が上がるに従い、ヘルド・シャフトをより速く動かさなければならない。これに対応して、他にヘルド・シャフトの軽量化もよく行われ実現されたが、結合ロッドも、より大きな押引力を伝達しなければならない。この押引力は、揺動性から成る。更に、この結合ロッドは、厳密な軸方向運動を行わない。この結合ロッドは、その端部においてL形レバーのアームに連結されているため、振り子式に吊り下げられている。高速運動中に上下運動成分が生じるため、結合ロッドには揺動曲げ荷重がかかる可能性がある。
耐荷重能力に対する要求は高まっているにもかかわらず、シャフト・ドライブ伝動装置の製造コストを下げることが意図される。この対象には、結合ロッドも含まれる。
国際公開第2004/057078A2号パンフレット
以上のことを考慮し、本発明は、シャフト・ドライブ伝動装置、特に、作動中に高い動荷重に耐えることができ製造しやすい結合ロッドを提供することを目的とする。
上記目的は、請求項1に記載の結合ロッドによって達成される。
ヘルド・シャフトのシャフト・ドライブ伝動装置用の、本発明による結合ロッドは、成形された開放型の板金部品として設計されている。この結合ロッドは、後で切り取られる可能性のある部分を除いて、断面がその全長に沿って同一であることが好ましい。従って、この結合ロッドは、単純な板金成形方法(例えば、カンティング(canting)法、圧延成形法、及び同様の方法)によって製造することができる。これにより、低いコストで高い製造信頼性が得られる。
この開放型成形板金部品は、座屈剛性の高さと重量の軽さとを両立させることができる。これにより、簡単に且つコスト効率良く機械速度を高められる可能性がある。
この開放型成形板金部品の断面は、動作位置において垂直方向に測定される高さが動作位置において水平方向に測定される幅よりも大きい面から成るのが好ましい。この幅は、シャフト・ロッドの幅を超えないのが好ましい。このプロファイルは開放されている、即ち、例えばプロファイル・圧延によって板金ストリップから製造されたロッド状の成形板金部品の縁部は少なくとも不連続式に互いに連結されている。これにより、結合ロッドは可撓性を備え、この可撓性は良い効果をもたらし得る。
この成形板金部品のプロファイルは、一方の端部から他方の端部まで延びて、ロッド状の直線部材を形成している。これらの端部には、シャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリのL形レバー用の連結手段を設けることができる。例えば、この連結手段は、連結穴であってもよく、この連結穴は、結合ロッドの好ましくは平坦な側壁に設けられ、必要であれば、じょうご形の縁部を備えていてもよい。必要に応じて、更に1つ以上の連結部を設けてもよく、これらの連結部は、成形板金部品の端部と端部との間に配置される。このような連結部は、更なるL形レバー、ガイド若しくはキャリア・タブなどを連結するのに用いることができる。
この部材の端部は、フォーク形をしているのが好ましい。このフォーク形の端部は、一部品において、その他の成形板金プロファイルに継ぎ目なく隣接する。このような端部は、長手方向において断面が連続的に一定である成形板金プロファイルに切欠きを設けることで形成される。この好適な実施形態は、簡単に製造することができ、頑丈で耐久性がある。
結合ロッドが用途特異的に構成されている場合、成形板金プロファイルの断面の高さは幅よりも大きい。従って、結合ロッドに好ましく設けられる後壁若しくはストリップ壁は、側壁よりも幅が狭い。このような大きさにより、L形レバーを連結するために設けられた連結穴の直径は、少なくともストリップ壁の幅と同じ大きさにすることができる。従って、この連結穴は、その縁部において生じる支持応力が、極めて動的な動作の場合であっても過剰摩耗を引き起こさないように十分大きい直径を有するヒンジ・ピンを含むことができる。
結合ロッドの好適な実施形態では、曲げ縁部を有する側壁を備える。好ましくは、これらの縁部は、内側に(即ち、互いの方へ)曲げられるか、場合によっては外側に(即ち、互いから離れるように)曲げられることによって、ある程度の弾性を維持しつつ、十分な剛性、特に十分な座屈剛性を、結合ロッドにもたらす。これらの縁部は、互いから一定距離を置いて配置されるのが好ましい。また、これらの縁部は、互いに接触してもよいが、互いに溶接されない、或いは、少なくとも全長に沿っては互いに溶接されない。これら2つの縁部によって画定される接合部のうちの1つには、空隙を設けるか、場合によっては選択材料(例えば、制振材)を付与することができる。この材料は、接着剤や塑性材料(例えば、エラストマー)などであってよい。連続的な金属接合部が存在せず、この接合部の連結に少なくとも可撓性を有することにより、このような成形板金プロファイルは、「開放型プロファイル」とも見なされる。このような開放型プロファイルは、充填材(例えば、塑性材料や発泡材料)で充填してもよい。
このような結合ロッドによって、総重量が軽く、耐荷重能力が高く、同時に、製造コストが安い、シャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリが提供される。
本発明の有益な実施形態の詳細は、特許請求の範囲、図面、又は、発明を実施するための最良の形態の内容である。
本発明の例としての実施形態が、図面に示されている。
図1は、織機において杼口を形成するのに用いられるヘルド・シャフト1を示している。杼口を形成するため、少なくとも1つの小穴が開いたヘルド4が、使用時には水平方向に配置されるシャフト・ロッド2と、これに対応する具体的には図示されていないヘルド支持軌道上にある下方シャフト・ロッド3との間に保持されている。1束の経糸がヘルドのこの小穴を通り、もう1束の経糸がヘルドとヘルドとの間を通る。これらの経糸は、少なくとも1つの更なるヘルド・シャフト1に保持される。これらのヘルド・シャフト1の動きは、互いに独立して制御することができる。図1の矢印で示されているような上下運動によって、一方の束の経糸が他方の束の経糸に対して垂直方向にずれることにより、杼口が形成される。これら全ての経糸を横断する方向に、緯糸が入れられる。
ヘルド・シャフト1は、側方支持部5及び6に結び付けられ、これらの側方支持部5及び6は、互いから一定の距離を置いてシャフト・ロッド2及び3を保持し、これらのシャフト・ロッドと共に長方形のフレームを形成する。この長方形のフレーム全体が、杼口を形成する際、垂直方向上方及び下方に(即ち、上下に)動かされる。ヘルド・シャフト1を駆動するために、シャフト・ドライブ7が設けられており、このシャフト・ドライブ7は、ロッカー8と、支点10を中心にしてこのロッカー8を揺動させる連結ロッド9のみによって表されている。このような揺動運動は、対応する矢印で図1に示されている。ロッカー8は、シャフト・ドライブ7の出力を表す。
駆動運動をロッカー8からヘルド・シャフト1へ伝達して、この駆動運動をヘルド・シャフト1の上下運動に変換するために、シャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリ11が設けられている。このシャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリ11は、結合ロッド12を備えており、この結合ロッド12は、ヘルド・シャフト1の下方にシャフト・ロッド2及び3と平行に配置されるのが好ましい。この結合ロッド12は、その両端部13及び14において、L形レバー17及び18の下向きアーム15及び16にそれぞれ連結されている。L形レバー17及び18は両方とも、固定されたそれぞれの支点19及び20を中心に旋回可能に支持されており、これらの支点19及び20は、例えば、具体的には図示されていないフレーム上の支持ピンとして設計されている。各支点19及び20からは、別のアーム21及び22が、アーム15及び16からほぼ直角に延出して離れていく。これらのアーム21及び22の端部には、プッシュ・ロッド23及び24がヒンジで連結されており、これらのプッシュ・ロッドは、ヘルド・シャフト1に連結されている。例えば、これらのプッシュ・ロッド23及び24は側方支持部5及び6に連結され、これらの連結点において上下駆動運動をシャフト・ロッドに提供する。或いは、L形レバー17及び18は、対応するタブを介して、シャフト・ロッド3に連結されてもよい。
次に、図2〜図4を参照すると、これらの図は結合ロッド12を単独で示している。長さが例えば1mであるか又は明らかにそれよりも長い結合ロッド12は、成形された板金部品として、特に、曲げ加工された板金部品として設計されている。この部品は、カンティング、圧延成形、又は、あらゆるその他の適切な板金成形方法によって製造されてもよく、例えば図4に示されているように、断面が全長に沿って一定である。また、この結合ロッド12は、2つの側壁25及び26から構成されており、結合ロッド12が動作位置にある場合、これらの側壁25及び26は、垂直方向に向いており、端部13から端部14まで続いている。これらの側壁25及び26は、互いから一定距離を置いて平行に保持され、ストリップ壁27によって互いに連結されている。このストリップ壁27は、曲げライン28及び29に沿って、側壁25及び26に継ぎ目なく隣接する。図示されているように、このストリップ壁27は、平坦であってもよいし、必要であれば、凸状であって、長手方向に延出するリブなどを備えていてもよい。同じことが、側壁25及び26にも当てはまる。
端部13及び14において、ストリップ壁27は切り取られ、切欠き30及び31が形成されている。曲げライン28及び29は、これらの切欠き30及び31において終端となり、この終端地点において側壁25及び26の露出縁部に対し一直線に延びるように配置されている。これらの側壁は、自立フラップを形成しており、これらの自立フラップは、互いに平行に延出し、部材のプロファイルにフォーク形端部13及び14を提供する。
端部13及び14において、側壁25及び26には穴32、33、34、35が設けられており、これらの穴は、L形レバー17及び18に対する連結穴を形成している。端部13及び14に設けられたこれらの穴32、33、34、35は、互いに平行に位置合わせされている。穴32は穴33と位置合わせされており、穴34は穴35と位置合わせされている。これらの穴には全て、円錐台の形状をした内向きドラフト(draft)36、37、38、39が設けられており、これらのドラフトは、側壁から一定距離を置いてL形レバーを側壁間に保持し、可能な軸受(例えば、玉軸受)をその中心に配置する。
側壁25及び26のストリップ壁27と反対側の縁部には、曲げ縁部40及び41が設けられている。これらの縁部は、内側に180°、即ち、まず互いの方へ次にストリップ壁27の方へ曲げられるのが好ましい。その際、これらの縁部は、隣接するそれぞれの側壁25及び26から一定の距離を置いて平行するのが好ましい。また、これらの縁部40及び41は、前述のように曲げた後、再度互いの方へ次に側壁25及び26の方へ曲げることもできる。そうすると、これらの縁部40及び41には、曲げライン27及び28が増える。ストリップ壁27並びに側壁25及び26に対して平行に測定される縁部40及び41の長さは、基本的にストリップ壁27の長さに一致する。これらの曲げ縁部40及び41は、L形レバーの通行が自由にできるように、切欠き30及び31において終端となっている。或いは、これらの曲げ縁部40及び41は、もし自由空間が十分にあれば、切欠き30及び31の領域内にも形成して、側壁25及び26の長さに合わせてもよい。また、これらの曲げ縁部は、必要であれば、切欠き30及び31において、側壁25及び26に対して平坦にプレスされてもよい。これらの縁部40及び41は、幅が一定である、即ち、長方形の輪郭を有するストリップを形成するのが好ましい。また、これらの縁部40及び41は、高さが異なっていてもよい。例えば、これらの縁部40及び41の高さは、側壁25及び26の高さにほぼ一致させることができる。必要であれば、このような形状から外れてもよい。更に、シャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリ11は、ロッカー8をL形レバー17に連結する別の結合ロッド42を備える。この結合ロッド42は、シャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリにおいて、異なる方法で連結することもできる。基本的に、この結合ロッド42は、結合ロッド12と同じ構造をしている。
シャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリは、以下のように作動するように配置される。
使用時、ロッカー8は、図1に示されているように揺動運動を行う。この揺動運動は、結合ロッド42を介してL形レバー17へ伝達され、その結果、このL形レバー17は、支点19を中心に前後の揺動運動を行う。この揺動運動を、下向きアーム15に連結された結合ロッド12が、図1の矢印43で示されているように、L形レバー18に伝達する。結果として、これらの2つのL形レバー17及び18は、同一速度で前後に揺動する。これらのL形レバーは、アーム21及び22を用いて、ヘルド・シャフト1を上下に動かす。L形レバー17及び18を動かすために、結合ロッド12は、アーム15からアーム16へ、またその逆に、押引力を伝達する。その際、この結合ロッドは、一定の垂直方向における動きを伴いながら、矢印43で示されているように、主に水平方向に動く。(図1の投影面に対して垂直に示される)横断方向における動きは生じない。結合ロッド12は、ピボット・ヒンジを介してアーム15及び16に連結されている。これによって、これらのヒンジ軸は、互いに平行になり、図1に示されている結合ロッド12を横断し、且つ、前記投影面に対して垂直するように延出する。押引荷重が精密であり横断方向の加速は無いにもかかわらず、横断方向振動が生じることがある。結合ロッド12の座屈剛性は、このような曲げ振動に耐えることができる十分な程度でなくてはならない。この座屈剛性は、主に縁部40及び41によって実現される。
図5、図6、及び図7は、結合ロッド112、212、312として構成された、結合ロッド12、42の実施形態を示しており、これらの結合ロッド112、212、312は、上述した結合ロッド12、42と基本的には同じように設計されている。これらの結合ロッドは、曲げ縁部140、141、240、241、340、341の大きさ及び位置が異なっている。結合ロッド112を見れば明らかであるように、曲げ縁部140及び141は、1つの共通面に位置しストリップ壁127に平行である後部144及び145を有することが有益である。このような曲げ縁部によって、結合ロッド112は実質的に強化される。これらの縁部140及び141の更なる折り曲げ部分の間には、開いたままの隙間146ができていてもよい。
図6で示されているように、後部244及び245はより大きくてもよく、これにより、隙間246はより狭くなる。しかしながら、この場合でも、曲げ縁部240及び241は互いに接触しない。また、結合ロッド312並びに曲げ縁部340及び341に関して図7で示されているように、隙間346はかなり広くてもよい。
結合ロッド412に関して図8で示されているように、曲げ縁部440及び441は、上記のように180°で内側に曲げるだけでなく、180°で外側に曲げることもできる。その際、隙間446は結合ロッド412の内側幅全体にわたって延び、これは基本的にストリップ壁427の幅に相当する。この実施形態は、縁部440及び441が端部13及び14における連結領域内に延びることを必要とする実施形態に適しており、従って、これらの縁部は切り落とす必要がない。
結合ロッド512に関して図9で示されているように、側壁525及び526は、互いに平行に配置するだけでなく、互いに対し角度を付けて配置することもでき、従って、ストリップ壁527に対し鋭角を成して配置することができる。曲げ縁部540及び541は、図示されているように外側に曲げてもよいし、図5、図6、及び図7で示されたように内側に曲げてもよい。その際、これらの縁部は、180°曲げてもよいし、結合ロッド612に関して図10で示されているように、より小さな角度だけ曲げてもよい。また、これらの縁部640及び641の端部は、前記と同様、接合されない。従って、隙間646ができる。
上述した実施形態は全て、曲げ縁部が互いに離れている結合ロッドを備えているが、図11〜図13は、隙間が形成された場合も形成されない場合も含む曲げ縁部740、741、840、841、940、941が互いに平になり密接するように設計された一連の結合ロッド712、812、912を示している。結果として、この密接部は、図13のようにストリップ壁927に平行に延びてもよいし、図11のようにストリップ壁727に対し鋭角を成して延びてもよいし、図12のように曲げラインを越えて側壁825の領域内へ延びてもよい。この分離している密接部は、空隙として開いたままであってもよい。更に、この密接部は、いくつかの点においてリベットやスポット溶接で接合されてもよいし、長さの一部又は全部に沿って接着剤や制振材で接合されてもよい。それでも、これらの縁部740、741、840、841、940、941の間は、その全長に沿って連続的に弾性接合されていないので、このような結合ロッドも、「開放型」プロファイルと見なされる。同じことが図4〜図10の結合ロッドにも当てはまり、これにより、これらの結合ロッドのそれぞれの縁部は隙間によって離間されている。図示されている結合ロッドは全て、軽量の寸法安定性材料(例えば、ポリウレタンフォーム)で充填されてもよい。
図14は、シャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリ11’の実施形態を示しており、このシャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリ11’は、これまで説明してきた結合ロッド12の代わりに、2つの結合ロッド12a及び12bを有する。これらの結合ロッドは、基本的には同じように構成されている。必要であれば、これらの結合ロッドは、長さが異なっていてもよい。L形レバー17及び18に加えて、もう1つのL形レバー17aが設けられており、このL形レバー17aにおいて、結合ロッド12a及び12bの端部が互いに連結され、これにより、ヘルド・シャフト1が駆動される。それ以外のことについては、上記説明が同じように当てはまる。
更に、図15で示されているように、特に長い結合ロッド12’を1つ以上の点で支持することも可能である。このためには、支点44を中心に旋回可能なタブ45を用いることができ、このタブの長さは、アーム15及び16に対応している。このタブ45を結合ロッドに連結するために、結合ロッドに連結部46を設けてもよい。この連結部は、適切な機械的連結手段(例えば、リベット、ねじ、スポット溶接継ぎ目、接着領域など)によって、ストリップ壁27に連結されてもよい。更に、この連結部は、ストリップ壁の切欠きを通って側壁間の空間へ延び、図15で示されているように、リベット47及び48によって保持されてもよい。
ヘルド・シャフト1のシャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリ11用の、本発明による結合ロッド12及び42は、曲げ加工された開放型の板金部品として設計されている。この部品の断面は、結合ロッド12及び42の長さに沿って、その端部13及び14を除いて同一である。このような結合ロッド12及び42により、コスト効率が良く軽量であって、作業速度の速い織機に適した、シャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリを構成することができる。
1 ヘルド・シャフト
2、3 シャフト・ロッド
4 ヘルド
5、6 側方支持部
7 シャフト・ドライブ
8 ロッカー
9 連結ロッド
10、19、20、44 支点
11、11’ シャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリ
12、12a、12b、12’、42、112、212、312、412、512、612、712、812、912 結合ロッド
13、14 端部
15、16、21、22 アーム
17、17a、18 L形レバー
23、24 プッシュ・ロッド
25、26、525、526、825、826 側壁
27、127、427、527、727、927 ストリップ壁
28、29 曲げライン
30、31 切欠き
32、33、34、35 穴
36、37、38、39 ドラフト
40、41、140、141、240、241、340、341、440、441、540、541、640、641、740、741、840、841、940、941 縁部
43 矢印
45 リンク
46 連結部
47、48 リベット
144、145、244、245 後部
146、246、346、446、646 隙間
2、3 シャフト・ロッド
4 ヘルド
5、6 側方支持部
7 シャフト・ドライブ
8 ロッカー
9 連結ロッド
10、19、20、44 支点
11、11’ シャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリ
12、12a、12b、12’、42、112、212、312、412、512、612、712、812、912 結合ロッド
13、14 端部
15、16、21、22 アーム
17、17a、18 L形レバー
23、24 プッシュ・ロッド
25、26、525、526、825、826 側壁
27、127、427、527、727、927 ストリップ壁
28、29 曲げライン
30、31 切欠き
32、33、34、35 穴
36、37、38、39 ドラフト
40、41、140、141、240、241、340、341、440、441、540、541、640、641、740、741、840、841、940、941 縁部
43 矢印
45 リンク
46 連結部
47、48 リベット
144、145、244、245 後部
146、246、346、446、646 隙間
Claims (21)
- 開放型成形板金部品として構成された、ヘルド・シャフト(1)のシャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリ用の結合ロッド(12、42)。
- 2つの端部(13、14)を有し、該端部の間を、成形板金プロファイルによって形成された直線部材が延びる、請求項1に記載の結合ロッド(12、42)。
- 互いから一定距離を置いて配置された少なくとも2つの側壁(25、26)を有し、該側壁が、一方の前記端部(13)から他方の前記端部(14)まで延びる長手方向軸に平行に延びる、請求項2に記載の結合ロッド(12、42)。
- 少なくとも前記2つの端部(13、14)において切欠き(30、31)を有し、該切欠きを通して、前記2つの側壁(25、26)間に連結されるL形レバー(17、18)の一方のアーム(15、16)をそれぞれ挿入することができる、請求項3に記載の結合ロッド(12)。
- 前記2つの端部(13、14)において、前記直線部材がフォーク形をしている、請求項2に記載の結合ロッド。
- 前記2つの側壁がそれぞれ、該結合ロッド(12)の前記端部(13、14)において少なくとも1つの連結穴(32、33、34、35)を有し、前記2つの側壁(25、26)の該連結穴(32、33、34、35)が、対になるように位置合わせされている、請求項3に記載の結合ロッド。
- 前記成形板金部品が、少なくとも1つのストリップ壁(27)と、該ストリップ壁(27)によって互いに連結される少なくとも2つの側壁(25、26)とを有する、請求項1に記載の結合ロッド。
- 前記側壁(25、26)が、前記ストリップ壁(27)に対して垂直に測定される高さを有し、該高さが、前記側壁(25、26)に対して垂直に測定される前記ストリップ壁(27)の幅よりも大きい、請求項7に記載の結合ロッド。
- 前記側壁(25、26)がそれぞれ、前記ストリップ壁(27)に対して同じ90°の最大角度を成す、請求項7に記載の結合ロッド。
- 前記側壁(25、26)がそれぞれ、1つの縁部(40、41)を有し、該縁部が、他方の側壁(25、26)に対し少なくとも曲げラインに沿って曲げられている、請求項7に記載の結合ロッド。
- 前記側壁(25、26)の前記縁部(40、41)が、互いの方へ曲げられている、請求項10に記載の結合ロッド。
- 前記側壁(525、526)の前記縁部(540、541)が、互いから離れるように曲げられている、請求項10に記載の結合ロッド。
- 前記側壁(25、26)の前記縁部(40、41)が、互いの間に一定の距離を画定する、請求項10に記載の結合ロッド。
- 前記側壁(825、826)の前記縁部(840、841)が、互いに対して当接するように配置されている、請求項10に記載の結合ロッド。
- 前記側壁(825、826)の前記縁部(840、841)が、互いに接合されていない、請求項10に記載の結合ロッド。
- 前記側壁(825、826)の前記縁部(840、841)が、互いに接合されている、請求項10に記載の結合ロッド。
- 前記側壁(825、826)の前記縁部(840、841)が、塑性材料及び/又は接着剤によって互いに接合されている、請求項10に記載の結合ロッド。
- 前記端部(13、14)間に位置する点において支持ガイド(45)用の連結装置(46)を有する、請求項10に記載の結合ロッド(12’)。
- ヘルド・シャフト(1)に連結され水平な前後運動を上下運動に変換する、少なくとも2つの偏向手段(17、18)と、
前記偏向手段(17、18)に連結されて前記偏向手段(17、18)間における前後運動を伝達する、請求項1〜18のいずれか一項に記載の少なくとも1つの結合ロッド(12、42)と、
を備える、ヘルド・シャフト(1)用シャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリ(11)。 - 前記偏向手段(17、18)がそれぞれ、支点(19、20)と、該支点から延びる2つのアーム(15、21;16、22)とを有する、1つのL形レバーから成る、請求項19に記載のシャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリ。
- 前記L形レバー(17、18)は、プッシュ・ロッド(23、24)によって、前記ヘルド・シャフト(1)に連結され、前記プッシュ・ロッドは、それぞれ前記L形レバー(17、18)の一方の前記アーム(21、22)に隣接して該アームに旋回可能に連結された、請求項20に記載のシャフト・ドライブ・ロッド・アセンブリ。
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