JP2008029584A - 薬剤選択供給装置 - Google Patents

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徹 今別府
Hiroyuki Marubayashi
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Abstract

【課題】 カセッタ装着部に装着されたカセッタに対して薬剤を楽に、しかも容易に補給し得る薬剤選択供給装置の提供。
【解決手段】 上下方向および水平方向に複数のカセッタを整列させて装着するためのカセッタ装着部を有する架台を備え、カセッタ装着部に装着されたカセッタに収容した薬剤を払い出すようにした薬剤選択供給装置であって、架台が、下部架台と下部架台の上部に配置される上部架台とに分割され、上部架台は少なくとも水平方一列にカセッタを並設させるカセッタ装着部を有し、下部架台に対して上部架台が上部に位置している基準位置から上部架台を下部架台の前方に位置するよう下降させ且つ基準位置に戻し得る昇降手段を有している構成。
【選択図】 図5

Description

本発明は、薬剤選択供給装置に関する。
従来から、病院や薬局等の医療機関では、下記特許文献1、特許文献2に示すような薬剤選択供給装置が用いられている。すなわちこの薬剤選択供給装置は、上下方向および水平方向に整列された複数のカセッタ装着部を有する架台と、架台におけるカセッタ装着部のそれぞれに着脱自在に装着されて薬剤を収容するカセッタとを備え、複数のカセッタ装着部のうちの任意の一のカセッタ装着部を選択し、選択された一のカセッタ装着部に装着されているカセッタから収容する薬剤を任意量だけ排出し得る構成を有している。
特許第3222374号公報 特開2002−224197号公報
この薬剤選択供給装置では、カセッタ内の薬剤が不足すると、カセッタ毎に薬剤を補給することになるが、カセッタ装着部は上下方向に整列されているから、高所のカセッタ装着部に装着されたカセッタに対してはこれをカセッタ装着部から取外して薬剤を補充することになる。このような高所にあるカセッタに対する薬剤の補充作業はやりにくかった。
そこで本発明は、カセッタ装着部に装着されたカセッタに対して薬剤を楽に、しかも容易に補給し得る薬剤選択供給装置の提供を課題とする。
本発明の薬剤選択供給装置は、上下方向および水平方向に複数のカセッタを整列させて装着するためのカセッタ装着部を有する架台を備え、カセッタ装着部に装着されたカセッタに収容した薬剤を払い出すようにしたものであって、前記架台が、下部架台と下部架台の上部に配置される上部架台とに分割され、上部架台は少なくとも水平方一列にカセッタを並設させるカセッタ装着部を有し、下部架台に対して上部架台が上部に位置している基準位置から上部架台を下部架台の前方に位置するよう下降させ且つ基準位置に戻し得る昇降手段を有していることを特徴としている。
上記構成において、少なくとも水平方向一列に並べた上部架台を、昇降手段によって前方に引出すようにし、上部架台を下部架台の前方に位置するよう低い位置に下降させることで、上部架台のカセッタがそれまでに比べて低い位置になるから、その分だけカセッタへの薬剤の補充作業が容易であり、しかも楽になる。
架台を構成する下部架台と上部架台は、下部架台とすぐその上部にある上部架台を意味するものであって、例えば最も下位にある架台、最も上位にある架台、これら架台の中間に位置する架台の三段の架台で架台を構成することも可能であり、この場合、中間に位置する架台が最も下位に位置する下部架台に対する上部架台となり、最も上位にある架台を上部架台として、中間に位置する架台が最も上位にある上部架台に対する下部架台となる。
本発明の薬剤選択供給装置では、下部架台と上部架台は、それぞれ上下方向および水平方向に整列された複数段のカセッタ装着部を有して、下部架台と上部架台とで上下二段の架台を構成していることを特徴としている。
上記構成において、上部架台を、昇降手段によって水平姿勢を維持したまま前方に引出すようにし、水平姿勢を維持したまま上部架台を下部架台の前方に位置するよう低い位置に下降させることで、上部架台のカセッタがそれまでに比べて低い位置になるから、カセッタへの薬剤の補充作業が容易であり、しかも楽になる。
本発明の薬剤選択供給装置では、昇降手段は一対の平行リンク部材を備えた平行リンク機構を有し、各平行リンク部材の一端部どうしは上部架台側に同一高さで前後に配置された支軸に枢支され、各平行リンク部材の他端部どうしは、上部架台とは別に設けられた支持部に同一高さで前後に配置された支軸回りに回転自在とされて、平行リンク部材を他端部側を中心に回動させるシリンダ装置が設けられていることを特徴としている。
上記構成において、各平行リンク部材の一端部どうしは上部架台側に同一高さで前後に配置された支軸に枢支され、各平行リンク部材の他端部どうしは、上部架台とは別に設けられた支持部に同一高さで前後に配置された支軸回りに回転自在とされているから、シリンダ装置の駆動により、平行リンク部材が鉛直面内で回動し、上部架台が下部架台を回避するようにして、下方に移動することになる。シリンダ装置は駆動装置によって駆動させる構成とすることも可能であり、また、シリンダ装置の保持力に抗して手動で上部架台を下方へ移動させる構成とすることも可能である。
本発明の薬剤選択供給装置では、平行リンク部材はそれぞれ直線部と湾曲部とを有し、下部架台に対して上部架台が上部に位置している基準位置において、湾曲部どうしが上下に対向し直線部どうしが前後に対向し、且つ同一高さで前後に配置された支軸に支持され、シリンダ装置の一端部は支持部側に支軸回りに揺動自在に設けられ、シリンダ装置の他端部は一方の平行リンク部材の湾曲部側に支軸回りに回動自在に取付けられ、しかもシリンダ装置は、その他端部が一端部に対して前方に傾倒するよう設けられていることを特徴としている。
上記構成において、平行リンク部材は湾曲部を有していて、この湾曲部にシリンダ装置を取付けていることで、平行リンク部材を支軸回りに回動し易くなり、上部架台の昇降動作を小さな力で行い得る。
本発明の薬剤選択供給装置によれば、下部架台とこの下部架台の上部に配置される上部架台とに分割され、下部架台に対して上部架台が上部に位置する基準位置から上部架台を水平に維持した状態で下部架台の前方に下降させ且つ基準位置に戻し得る昇降手段を有しているから、昇降手段を用いて上部架台を手前に移動させてから下方に移動させることで、上部架台を低い位置に移動させることができ、したがって、上部架台に装着されているカセッタに薬剤を容易に補充することができる。
以下、本発明の実施形態に係る薬剤選択供給装置を、図面に基づいて説明する。図1は薬剤選択供給装置の概略構成を示す斜視図、図2は上部架台および昇降手段を描いた斜視図、図3(a)は上部架台および昇降用枠体を描いた正面図、(b)はその中央断面図、図4は上部架台および昇降用枠体を描いて下部架台を開いた状態の斜視図、図5は上部架台を下降させた状態の斜視図、図6は上部架台を下降させ且つ開いた状態の斜視図、図7は昇降手段の詳細図、図8(a)はカセッタの平面図、(b)は側面図である。
図1に示すように、薬剤選択供給装置1は、左右の本体側壁2,2および本体背壁3を有する本体4と、本体4の下部に配置されている操作部5およびさらにその下方に設けられた分包部6を有する台部7と、台部7の上方に配置される複数のカセッタ8用の架台10とを有する。本体側壁2,2に不図示のヒンジ部材を介して観音開き式の扉11,11が架台10を前面から覆い、また解放することができるように回動自在に取付けられている。台部7における操作部5および分包部6は一般的に用いられている構成のものであるから、その説明を省略する。
図2および図3に示すように、前記架台10は、平板状の分割底壁9によって、下部架台12とこの下部架台12の上部に配置される上部架台13とに二分割され、上部架台13の基準姿勢Aとして、下部架台12の天壁に上部架台13の底壁が重ねて載置されている。このような架台10は本体4の左右の両本体側壁2,2、本体天壁14、本体背壁3によって囲まれ、前述のように、前面側が扉11,11によって開閉自在に覆われている。
下部架台12および上部架台13は、本体4の左右の本体側壁2,2とは別に、独自の左右の装着側壁15,16を有し、また装着天壁17,18、装着底壁20,21を有し、図3および図4に示すように、装着背壁22,23をそれぞれ有している。これら装着背壁22,23には、後述のシュート部37によって案内されてきた薬剤を案内路88に向けて通過させる払出し孔22a,23aがカセッタ8に応じた数で、薬剤を払出し可能な位置に形成されている。
下部架台12および上部架台13は、それぞれ上下方向24および水平方向25に複数列に平面視矩形のカセッタ8を並設して装着可能に構成されている。すなわち、複数のカセッタ8を整列させて着脱自在に収納し得るカセッタ装着部を有する。
この実施形態の場合、カセッタ装着部には、下部架台12では水平方向25に十列、上下方向に四列並設可能であり、上部架台13では水平方向25に十列、上下方向24に三列それぞれ左右に接触可能な状態で並設配置できるようになっている。そして、薬剤選択供給装置1は、カセッタ装着部に装着されたカセッタ8のうちの任意のカセッタ8を選択し、選択されたカセッタ8から、収容した薬剤(錠剤)を任意量(任意錠数)だけ払い出すように構成されている。
下部架台12の装着側壁15(左側の装着側壁)は、本体4の本体側壁2,2に上下に離間したヒンジ部材27を介して上下方向軸線回りに回動自在に取付けられている。そして、図4に示すように、装着側壁15(右側の装着側壁)は、後方に向けて左側に斜めカットされたテーパ状に形成されており、これにより、前記ヒンジ部材27回りに回動する際、右側の本体側壁2に干渉しないよう構成されている。ヒンジ部材27を中心として回動させて装着背壁22を露出させることで、容易に清掃が行える。
上部架台13は、本体4に昇降用枠体30を介して装着される。この昇降用枠体30は、前方および下方が解放されて、左右の昇降用側壁31,31、昇降用背壁32および昇降用天壁33とから構成されている。
上部架台13の装着側壁16は、昇降用枠体30の昇降用側壁31(左側の昇降用側壁)に、上下に離間したヒンジ部材28を介して回動自在に取付けられている。図6に示すように、装着側壁16(右側の装着側壁)は、後方に向けて左側に斜めカットされたテーパ状に形成されており、これにより、前記ヒンジ部材28回りに回動する際、昇降用枠体30の昇降用側壁31(右側の昇降用側壁)に干渉しないよう構成されている。ヒンジ部材28を中心として上部架台13を回動させることで、装着背壁23を容易に清掃することができる。
下部架台12および上部架台13にはそれぞれ上下方向24および水平方向25に整列された複数のベース部材34が備えられ、これら各ベース部材34にカセッタ8がそれぞれ着脱自在に装着されるようになっている。すなわち、ベース部材34がカセッタ装着部を形成する構成となっている。詳しくは、図8に示すように、ベース部材34はカセッタ8とほぼ同幅の平面視矩形に形成され、カセッタ8が載置される載置部35と、載置部35から上方に延びる当接部36と、薬剤をカセッタ8から装着背壁22,23と本体4の本体背壁3との間の前記案内路88へ払出すためのシュート部37とを有する。シュート部37は、案内路88側へ向かうのにしたがって下方へ傾斜して、且つ載置部35の案内路88寄りに形成された連通口87、導出路37A、案内路88に開口する払出し口37aを形成している。シュート部37の後端部は載置部35の背面からさらに後方に突出されるよう構成されることで、払出し口37aが案内路88に開口するようになっている。上部架台13においては最下位置の載置部35は、前記分割底壁9に並べて載置されている。
ベース部材34は、載置部35の内部に収容されるモータ38と、下端部がモータ38に相対回転不能に支持され且つ上端部が載置部35の上面から上方に延びる駆動軸40と、駆動軸40の上端部に相対回転不能に支持された駆動ギヤ41とを備えている。
この実施形態では、カセッタ8は、収容した錠剤を所定個数毎に払出しし得るように構成されている。すなわち、カセッタ8は上方が開口とされた薬剤収容部80と、薬剤収容部80内に配設された薬剤整列ローラー81と、薬剤収容部80の上方開口を着脱自在に閉塞する蓋部材82とを備え、収容する薬剤を薬剤整列ローラー81の回転に応じて所定量毎に払出し得るようになっている。
薬剤整列ローラー81は、回転軸83と、回転軸83に相対回転不能に支持されたローラー本体84と、回転軸83の下端部に相対回転不能に支持されベース部材34への装着時にベース部材34の駆動ギヤ41と噛合する従動ギヤ86とを備えている。すなわちカセッタ8は、ベース部材34への装着状態において、ベース部材34からの駆動力を受け入れるようになっている。したがって、カセッタ8がベース部材34に装着されている状態において、操作装置等を介してベース部材34の駆動ギヤ41が回転されるとこれに応じて、カセッタ8の薬剤整列ローラー81が回転し、薬剤整列ローラー81の周縁に整列された薬剤が薬剤収容部80の底壁に設けられた排出口(図示せず)から払出されるようになっている。なお、カセッタ8から払出された薬剤は、ベース部材34に形成された連通口87からシュート部37の導出路37A、払出し口37aを通過して、下部架台12および上部架台13の装着背壁22,23と本体4の本体背壁3との間の案内路88へ案内される。
昇降用枠体30の各昇降用側壁31,31と本体の本体側壁2,2との間には、本体側壁2,2の上端から下部架台12の上部に対応する位置にまで至って昇降手段50を装着可能なスペース51が確保され、このスペース51に下部架台12に対して上部架台13が上部(真上)に位置する基準位置Aから上部架台13を水平に維持した状態で下部架台12の前方(正面)に下降させて下降位置Bとし、且つ基準位置Aに戻し得る昇降手段50が設けられている。
図2ないし図7に示すように、昇降手段50は、左右対称のリンク機構により構成されているから、以下には一方の昇降手段50について説明する。昇降手段50は、平行リンク機構であり、リンク部材52と、シリンダ装置(例えば油圧ダンパが用いられている)53とを有する。リンク部材52は、側面視して略楕円形状を形成する一対の湾曲リンク(平行リンク部材の一例)54,55を備えている。これら湾曲リンク54,55は同一形状のものを対称的に配置した構成であり、各湾曲リンク54,55は短直線部56,57と長直線部60,61とこれら直線部どうしを一体に連結する湾曲部62,63とを有する。一対の湾曲リンク54,55は、基準姿勢Aにおいて、昇降用枠体30の昇降用側壁31に対応する領域内に納められるよう配置されている。
基準姿勢Aにおいて、一方の湾曲リンク54の上下方向高さH1は、昇降用枠体30の前後幅b1に比べて長くなるよう設定されている。一方の湾曲リンク54の短直線部56の端部と他方の湾曲リンク55の長直線部61の端部とが支持部としての本体側壁2,2側に設けられて同一水平面内にある前後方向一対の支軸64,65に支持されている。一方の湾曲リンク54の長直線部60の端部と他方の湾曲リンク55の短直線部57の端部とが上部架台13の昇降用枠体30の昇降用側壁31側に設けられて同一水平面内にある前後一対の支軸66,67に枢支されている。湾曲リンク54,55において、支軸64から湾曲部62の外周端までの距離L1と、支軸67から湾曲部63の外周端までの距離L2は等しく、この距離L1,L2が湾曲リンク54,55どうしの位置ずれ量となっており、この位置ずれ量は、昇降用枠体30の位置にかかわらず常に保持される。
シリンダ装置53の一端部70(基端側)は本体側壁2,2に支軸53aを介して回動自在に支持され、シリンダ装置53の他端部71(ロッド側)はシリンダ装置53に近い側にある一方の湾曲リンク54の短直線部56と湾曲部62あるいはその連続部近傍に支軸53bを介して水平方向(左右方向外方)で重なって、且つ回動自在に設けられている。シリンダ装置53として、例えば油圧シリンダ装置が用いられている。
支軸53aは本体側壁2内面の後部寄り、且つ下部架台13の上部に対応する位置に配置されている。支軸53aは、シリンダ装置53の一端部70に設けてこれを本体側壁2に遊嵌させてもよいし、本体側壁2側から突出するように設けてシリンダ装置53の一端部70に遊嵌させるようにしてもよい。
シリンダ装置53は、支軸53aを中心に他端部71が前方に傾倒しており、シリンダ装置53の伸縮動作によって傾倒角度は変化するものの前方に傾倒する姿勢は保持される構成となっている。換言すれば、支軸53bが支軸53aよりも後方に位置することはないように構成されている。
支軸64,65はともに支軸53bに比べて上方且つ前方に配置されている。この場合、支軸65を支軸64に対して前方に配置しており、支軸64は支軸53bに比べて上方且つ距離δだけ前方に配置している。支軸53bは、一方の湾曲リンク54側に設けてこれを本体側壁2,2に遊嵌させてもよいし、本体側壁2,2側から突出するように設けて一方の湾曲リンク54に遊嵌させるようにしてもよい。
支軸66,67はそれぞれ昇降用側壁31の上部に配置されており、支軸66,67は湾曲リンク54,55側に設けてこれを昇降用側壁31に遊嵌させてもよいし、昇降用側壁31側から突出させて湾曲リンク54,55に遊嵌させるようにしてもよい。
上記したように、上部架台13が基準位置Aにある場合は、各湾曲リンク54,55の短直線部56,57、長直線部60,61は上下方向に沿うよう起立した状態にある。また、湾曲リンク54,55の短直線部56,57と長直線部60,61の端部どうしは、支軸64,65が前後方向一対で支軸66,67が前後一対であることから、湾曲リンク54,55が基準位置Aから回動しても、その関係は常に前後関係の位置となる。また、上記各支軸において、常にその位置を保持するものは支軸64,65,53aであり、他の支軸66,67,53bは、上部架台13、すなわち昇降用枠体30の移動により、その位置が変化するものである。支軸66,67の位置は変化するものであるが、その前後幅b2は変化しない。
上記昇降手段50は、シリンダ装置53を電気的に制御して駆動することで、上部架台13を昇降させることも可能であるし、シリンダ装置53の圧油に抗して手動で上部架台13を昇降させることも可能である。
上記構成の薬剤選択供給装置1において、薬剤をカセッタ8に供給する場合は、扉11,11を上下軸線回りに引くことで、扉11,11を開き、カセッタ8の薬剤収容部80を載置部35から引出すことで、カセッタ8の薬剤収容部80毎にその蓋部材82を開けて、各薬剤収容部80に薬剤を供給するものである。そして、処方箋に応じて操作部5を操作することで、モータ38が駆動し、駆動ギヤ41、従動ギヤ86、ローラー本体84、薬剤整列ローラー81が回転し、薬剤が排出口から払出され、払出し孔22aあるいは払出し孔23aから払出され、案内路88へ至って落下し、分包部6で処方箋に応じた種類や錠数分だけ分包される。
ところで、カセッタ8の薬剤収容部80内に薬剤を供給する際や、補充するにあたり、高い位置(基準位置A)にあるカセッタ8に対しては一般的に薬剤を供給(補充を含む)する作業はしにくいが、この実施形態では、架台10が、下部架台12と上部架台13とに二分割されており、上部架台13を昇降させる昇降手段50を有しているから、上部架台13に装着されているカセッタ8に薬剤を供給する場合は、上部架台13を、昇降手段50を用いて下降させることで行うようにすれば、薬剤の供給を容易に行うことができるようになる。
上部架台13を基準位置Aから下降させるためには、上部架台13の適宜の位置を把持して、シリンダ装置53の縮力(圧油力)に抗して上部架台13を前方に引くようにする。そうすると、シリンダ装置53が支軸53a回りに上下方向に沿う方向に回動(揺動)を開始し、一方の湾曲リンク54が支軸64回りに回動を開始し、他方の湾曲リンク55が支軸65回りに回動を開始して、昇降用枠体30が、下部架台12に対してわずかに浮上するとともに、基準位置Aからわずかに前方へ移動する。
さらに昇降用枠体30を前方に引くと、シリンダ装置53の他端部71の支軸53bが支軸64回り回動して、次第にシリンダ装置53(ロッド)が伸張し、一方の湾曲リンク54が支軸64回りに前方へ倒れ、他方の湾曲リンク55が支軸65回りに前方へ倒れ、これらの動作とともに昇降用枠体30が次第に前方に移動することになる。
昇降用枠体30が、下部架台13の上方から前方に移動したら、今度は昇降用枠体30を下方に移動させるよう押し下げる。そうすると、シリンダ装置53が支軸53a回りに今度は水平面に近付くように傾倒し、一方の湾曲リンク54は支軸64回りに回動して一旦その長直線部60が水平になる姿勢を通過し、他方の湾曲リンクは支軸65回りに回動して一旦その長直線部61が水平になる姿勢を通過することになる。このように長直線部60,61どうしが水平になった時点では、両湾曲リンク54,55において、短直線部57と長直線部60の中心軸線が同一高さとなり、短直線部56と長直線部61の中心軸線が同一高さとなり、短直線部56,57の端部どうしが前後幅b2に対応する距離だけ水平に離間した長楕円形となった中間位置Cとなる。
さらに昇降用枠体30を下降させて昇降用枠体30を下部架台13の前方に位置させた下降位置Bとした時点では、既に基準位置Aとは逆に、支軸67が支軸66の前方に位置した状態となっている。
上記のようにして昇降用枠体30、すなわち上部架台13を下部架台12の前方に位置させることで、下部架台12の位置が低くなるから、カセッタ8を取出し易い姿勢で取出すことができ、薬剤の供給が楽に行えるようになる。カセッタ8に薬剤を供給し終えたら、前述した動作と逆に、今度は昇降用枠体30の適宜の部位を把持して、上方へ移動させるようにして、上部架台13を下部架台12に載置するようにする。
上記実施形態では、湾曲リンク54,55は短直線部56,57と長直線部60,61とこれら直線部どうしを一体に連結する湾曲部62,63とを有する構成とし、シリンダ装置53の他端部71は短直線部56と湾曲部62あるいはその連続部近傍に支軸53bを介して回動試合としたが、これに限定されるものではない。例えば、短直線部56を設けることなく、湾曲部62にシリンダ装置53を支軸53bを介して連結することも可能であり、要は、シリンダ装置53によって湾曲リンク54,55が回動可能な構成であればよい。
本発明の実施形態を示す薬剤選択供給装置の概略構成を示す斜視図 同じく上部架台および昇降手段を描いた斜視図 同じく図3(a)は上部架台および昇降用枠体を描いた正面図、(b)はその中央断面図 同じく上部架台および昇降用枠体を描いて下部架台を開いた状態の斜視図 同じく上部架台を下降させた状態の斜視図 同じく上部架台を下降させ且つ開いた状態の斜視図 同じく昇降手段の詳細図 同じく(a)はカセッタの平面図、(b)は側面図
符号の説明
1…薬剤選択供給装置、5…操作部、6…分包部、8…カセッタ、9…分割底壁、10…架台、12…下部架台、13…上部架台、22a…払出し孔、30…昇降用枠体、38…モータ、41…駆動ギヤ、50…昇降手段、53…シリンダ装置、53a…支軸、53b…支軸、54…一方の湾曲リンク、55…他方の湾曲リンク、60,61…長直線部、56,57…短直線部、64…支軸、65…支軸、71…他端部、80…薬剤収容部、81…薬剤整列ローラー、84…ローラー本体、86…従動ギヤ、88…案内路、A…基準位置、B…下降位置、C…中間位置

Claims (4)

  1. 上下方向および水平方向に複数のカセッタを整列させて装着するためのカセッタ装着部を有する架台を備え、カセッタ装着部に装着されたカセッタに収容した薬剤を払い出すようにした薬剤選択供給装置であって、
    前記架台が、下部架台と下部架台の上部に配置される上部架台とに分割され、上部架台は少なくとも水平方一列にカセッタを並設させるカセッタ装着部を有し、下部架台に対して上部架台が上部に位置している基準位置から上部架台を下部架台の前方に位置するよう下降させ且つ基準位置に戻し得る昇降手段を有していることを特徴とする薬剤選択供給装置。
  2. 下部架台と上部架台は、それぞれ上下方向および水平方向に整列された複数段のカセッタ装着部を有して、下部架台と上部架台とで上下二段の架台を構成していることを特徴とする請求項1記載の薬剤選択供給装置。
  3. 昇降手段は一対の平行リンク部材を備えた平行リンク機構を有し、各平行リンク部材の一端部どうしは上部架台側に同一高さで前後に配置された支軸に枢支され、各平行リンク部材の他端部どうしは、上部架台とは別に設けられた支持部に同一高さで前後に配置された支軸回りに回転自在とされて、平行リンク部材を他端部側を中心に回動させるシリンダ装置が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の薬剤選択供給装置。
  4. 平行リンク部材はそれぞれ直線部と湾曲部とを有し、下部架台に対して上部架台が上部に位置している基準位置において、湾曲部どうしが上下に対向し直線部どうしが前後に対向し、且つ同一高さで前後に配置された支軸に支持され、シリンダ装置の一端部は支持部側に支軸回りに揺動自在に設けられ、シリンダ装置の他端部は一方の平行リンク部材の湾曲部側に支軸回りに回動自在に取付けられ、しかもシリンダ装置は、その他端部が一端部に対して前方に傾倒するよう設けられていることを特徴とする請求項3記載の薬剤選択供給装置。
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