JP2008028986A - 送信装置、受信装置、送信方法、受信方法及び集積回路 - Google Patents

送信装置、受信装置、送信方法、受信方法及び集積回路 Download PDF

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Abstract

【課題】誤り訂正情報を持たないシリアル通信により、情報の授受を行う機器において、通信により生じたエラーを修正することが出来る受信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明において、受信回路117の備える補完部122は、エラービットに1又は0を補完した2種類の補完ブロックを生成し、判定部127は、前記2種類の補完ブロックのうち、有効ブロックテーブル含まれる有効ブロックと一致する1の補完ブロックを確定ブロックとして採用する。
【選択図】図4

Description

本発明は、エラー訂正情報を持たないデータ構成のシリアル通信に関する。特に、発生したエラーを修正する技術及びエラーの発生を軽減する技術に関する。
テレビ、DVDプレーヤーなど、家庭用AV機器では、シリアル通信により、各種の信号の授受を行う。一例として、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)規格では、シリアル通信により機器制御に係るメッセージの送受信を行う方法(CEC:Consumer Electronics Control)が規定されている。この規格では、送受信されるメッセージに、誤り訂正のための情報が、含まれておらず、エラーが発生した場合は、同一のメッセージを再送信することで対処している。
また、特許文献1には、予め、同一のメッセージを複数回送信することで、エラー発生に対処する技術が開示されている。
特開平8−125639号公報
上記のようなエラー訂正情報を備えていないシリアル通信において、メッセージの再送信を行わずにエラーに対処したいという要望、及び、エラーの発生を抑制したいという要望がある。
そこで、本発明は、エラー訂正情報を持たないシリアル通信において、メッセージの再送信を行わずに、発生したエラーに対処することができる受信装置、送信方法、集積回路、及び、エラー発生を抑制することができる送信装置、送信方法、集積回路を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、送信装置から、信号線を介して、信号を受信する受信装置であって、複数種類の有効ブロックを記憶している記憶手段と、送信ビット列の各ビットデータに応じて、長短2種類の連続する低レベル期間をそれぞれ含む2種類の矩形波を切り換えて、前記送信ビット列を表現した信号を受信する受信手段と、受信した信号に含まれる各矩形波について、連続する低レベルの期間を測定し、測定した期間に応じてビットデータの検出の可否を判断し、検出可と判断された場合に、測定した期間に応じたビットデータを生成する検出手段と、生成された1以上のビットデータから構成される受信ビット列において、検出不可と判断された矩形波に対応するビット位置に、ビット値0及びビット値1を補完して、それぞれ、第1及び第2補完ブロックを生成する補完手段と、前記記憶手段から、前記第1及び第2補完ブロックに一致する有効ブロックを検索し、一方の補完ブロックに一致する有効ブロックが存在し、他方の補完ブロックに一致する有効ブロックが存在しない場合に、当該一方の補完ブロックを選択する選択手段とを備えることを特徴とする。
ここで、上記の「記憶手段」は、実施の形態1の、記憶部123がその機能を有する。「受信手段」、「検出手段」、「補完手段」及び「選択手段」は、それぞれ、入出力部101、デコード部120、補完部122、判定部127がその機能を備える。
この構成によると、前記記憶手段は、予め、複数種類の有効ブロックを記憶している。ここで、有効ブロックとは、規格により定められた前記送信装置と受信装置間で送受信されるデータであって、前記送信ビット列は、前記複数種類の有効ブロックの何れかと一致する。
前記判定手段は、前記補完手段により生成された前記第1補完ブロックと第2補完ブロックのうち、何れか一方と一致する有効ブロックが存在し、他方と一致する有効ブロックが存在しない場合に限り、前記一方を選択するので、正確に、送信装置が送信した送信ビット列と一致する補完ブロックを選択することができる。従って、本発明の受信装置は、送信ビット列の受信にあたり、エラーが発生しても、受信装置自身で、正確に修正することが可能であり、再送信を行わなくても正確なビット列を取得出来るという優れた効果を奏する。
また、前記記憶手段は、信号線を介して受信装置と接続された機器を示す機器識別情報と、当該受信装置の動作状態を示す状態情報とによって識別される有効ブロックテーブルを1以上記憶しており、前記有効ブロックは、それぞれ、いずれかの有効ブロックテーブルに属し、前記選択手段は、現時点における当該受信装置の動作状態を示す状態情報を取得する状態取得部と、前記送信装置を識別する機器識別情報を取得する識別部と、取得した状態情報と機器識別情報とによって識別される有効ブロックテーブルを選択する選択部と、選択された有効ブロックテーブルから、前記第1及び第2補完ブロックに一致する有効ブロックを検索し、一方の補完ブロックに一致する有効ブロックが存在し、他方の補完ブロックに一致する有効ブロックが存在しない場合に、当該一方の補完ブロックを選択する検索部とを含むことを特徴とする。
この構成によると、選択部が、状態情報及び送信元に対応する有効ブロックテーブルを選択し、検索部は選択された有効ブロックテーブルを用いて補完ブロックの選択を行う。
データを送信した機器と、受信側の機器のその時点での動作状態が決まれば、送信される可能性の高いデータは必然的に絞られる。上記の構成を用いることで、より正確かつ迅速に送信されたビット列を取得することができる。
また、本発明は、送信装置から、ビットデータに応じた低レベル期間を含む矩形波を、信号線を介して受信し、受信した矩形波に生じる誤りを訂正する受信装置であって、前記矩形波を受信する受信手段と、受信した矩形波の低レベル期間を測定する測定手段と、測定された長さが第1範囲に含まれると、第1の値を生成し、測定された低レベル期間が、第1範囲の上限よりも大きい下限値を含む第2の範囲に含まれると、第2の値を生成する変換手段と、測定された低レベル期間が、前記第1範囲及び第2範囲のいずれにも含まれない場合、下限値を減少させて前記第1範囲を拡張し、その拡張部分に、測定した低レベル期間が含まれるか否かを判断し、含まれる場合に、第1の値を生成し、上限値を拡張して前記第2の範囲を拡張し、その拡張部分に、測定した低レベル期間が含まれるか否を判断し、含まれると判断すると前記第2の値を生成する補完手段とを備えることを特徴とする。
ここで、上記の「受信手段」は、下記の実施の形態2の、入出力部がその機能を備える。「測定手段」、「変換手段」及び「補完手段」は、デコード・補完部232がその機能を有する。
この構成によると、前記補完手段は、前記第1範囲の拡張部分に、測定した低レベル期間が含まれていれば、第1の値を生成し、前記第2範囲の拡張部分に、測定した低レベル期間が含まれていれば、第2の値を生成する。従って、本発明の受信装置は、1ビット単位で、エラーを修正することが出来るという優れた効果を奏する。
また、本発明は、ビットデータに応じた低レベル期間を含む矩形波を、信号線を介して受信装置へ送信する送信装置であって、ビットデータに応じた低レベル期間を含む矩形波の生成と出力を繰り返す信号出力手段と、送信した矩形波にエラーが発生しているか否かを判定する判定手段と、エラーが発生したと判定されると、前記信号出力手段に、前記低レベル期間の長さを短くさせるタイミング調整手段とを備えることを特徴とする。
ここで、上記の「信号出力手段」、「判定手段」及び「タイミング調整手段」は、下記の実施の形態1の信号出力部138、結果判定部139及びタイミング調整部141が、それぞれ、その機能を備える。
この構成によると、エラーが発生していると判定されると、前記信号出力手段は、前記タイミング調整手段の制御により、生成する矩形波の低レベル期間の長さを短くする。
信号線を介して、矩形波を送受信する場合、信号線における波形には鈍りが生じる。高電位から低電位に電位が降下する際にも、低電位から高電位に電位が上昇する際にも鈍りは生じるが、後者の方がより顕著な鈍りが生じる。そのため、受信側機器が認識する信号の低電位の期間は、送信側機器が出力した信号の低電位期間よりも長くなり、エラーが発生する(エラー発生の詳細については、下記の実施の形態において詳細に説明する)。従って、本発明の送信装置は、予め、生成する矩形波の長さを短くしておくことで、エラー発生を抑制することができるという優れた効果を奏する。
本発明は、送信装置から、信号線を介して、信号を受信する受信装置であって、テストデータを構成する各テストビットに応じて、長短2種類の連続する低レベル期間をそれぞれ含む2種類の矩形波を切り換えて生成されたテスト信号を受信するテスト受信手段と、受信したテスト信号を構成する各矩形波について、連続する低レベル期間の揺らぎを検出する検出手段と、全ての矩形波について測定された揺らぎを基に、補正値を生成する生成手段と、前記送信装置から受信した信号を構成する各矩形波を、前記補正値により補正する補正手段とを備えることを特徴とする。
上記の「テスト受信手段」、「検出手段」、「生成手段」、「補正手段」は、下記の実施の形態3における受信部302、検出部303、学習部306及び補正部304がそれぞれ、その機能を担う。
この構成によると、送信側で生成した信号と同一のテストデータと、通信路を介して送信されたテストデータの各ビットについて、低レベル期間の差を算出し、算出した差を平均して補正値を生成する。このように、予め、送受信によって生じる低レベル期間の揺らぎをさんしゅつしておくことで、実際にデータを送受信する際に、生成した補正値を用いてより正確なデータ伝送をすることができる。
また、前記検出手段は、前記テストデータと、各テストビットの低レベル期間とを記憶しており、テスト信号を構成する各矩形波について、連続する低レベル期間と、対応するテストビットの低レベル期間との差を前記揺らぎとして検出し、前記生成手段は、前記テスト信号を構成する全ての矩形波に関する前記差を平均して前記補正値を生成することを特徴とする。
この構成によると、前記検出手段は、減算と言う簡単な演算で揺らぎを算出することができる。さらに、補正手段は、受信した信号を構成する矩形波のLowレベル期間若しくはHighレベル期間に前記補正値を加算又は減算することで、容易かつ迅速に補正することができる。
1. 実施の形態1
以下に、本発明の実施の形態1に係る送受信システムについて、図面を用いて説明する。
1.1 概要
図1は、送受信システムを構成するDVDプレーヤー100及びテレビ300の機能的構成を示す機能ブロック図である。本実施の形態では、説明を容易にするために、送受信システムは、これら2つの機器から構成されるとしているが、多数の機器を、デイジーチェーン型又はツリー型の配線により接続したものであっても良い。
DVDプレーヤー100及びテレビ300は、いずれもHDMI規格に準拠しており、双方とも同一の機能を有する機器制御信号処理部を備えている。DVDプレーヤー100及びテレビ300は、HDMI規格に準拠したケーブルにより相互に接続されている。
DVDプレーヤー100は、映像及び音楽から構成されるデジタルコンテンツを記録したDVDを装着可能であって、テレビ300との間で相互にデータ及び機器制御に係る情報を送受信し、DVDに記録されているコンテンツを読み出してテレビ300へ出力する。ここで、機器制御に係る情報の送受信は、エラー訂正情報を含まないシリアル通信によって行われる。機器制御に係る情報には、一例として、起動の指示、コンテンツの読み出しの指示などが挙げられる。以下、シリアル通信によって送受信される機器制御に係る情報を単にメッセージと呼ぶ。
テレビ300は、利用者による操作に従って、テレビ放送の表示又はDVDに記録されているコンテンツの再生を行う。利用者の操作によって、コンテンツ再生が指示されると、DVDプレーヤー100に、起動指示を示すメッセージを送信し、続いて、DVDプレーヤー100によって読み出されたコンテンツを再生する。
この他にも、各種のメッセージが、DVDプレーヤー100とテレビ300との間で送受信されるが、受信側の機器において、受信したメッセージにエラーが生じた場合、受信したメッセージに補完を施す。補完に成功した場合は、受信に成功したものとして、受信成功を示すACK信号を出力する。補完に失敗した場合は、前記出力は行わない。
送信側の機器においては、受信成功を示すACK信号を受信できなかった場合、メッセージの送信に失敗したと判断し、同一のメッセージを再送信するが、再送信にあたり、各ビットパルスのLowレベル期間を所定時間だけ短くする。
1.2 DVDプレーヤー100
DVDプレーヤー100は、図1に示すように、入出力部101、ドライブ部102、復号部103、機器制御信号処理部104、インジケータ106、制御部107及び入力部108から構成される。
DVDプレーヤー100は、具体的には、マイクロプロセッサ、RAM、ROMなどを含んで構成されるコンピュータシステムであって、前記RAM、ROMにはコンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが前記プログラムに従って動作することにより、DVDプレーヤー100は、その機能の一部を達成する。
以下に、各構成要素について説明する。
(1)入出力部101
入出力部101は、HDMI規格のケーブルを装着可能な端子を備え、ケーブルを介して接続された外部機器と、当該DVDプレーヤー100を構成する各部との間で、各種の情報の送受信を行う。ケーブルは、多数の信号線を含んでいるが、ここでは、簡略化のため、コンテンツを構成する映像及び音声を送受信する信号線191と、機器制御に係るメッセージを送受信する信号線192のみを記載している。
ここで、外部機器と機器制御信号処理部104との間で送受信するメッセージの構成及びメッセージと対応する信号の構成について、図面を用いて説明する。
(メッセージの構成)
図2(a)は、HDMI規格で規定されるメッセージ1の構成を示している。
図2(a)に示すように、メッセージ1は、スタートビット2とブロック群3により構成される。前記スタートビット2は、メッセージ1の開始を意味する1ビット長のデータである。ブロック群3は、ヘッダブロック3a、データブロック3b・・・3dから構成される。ヘッダブロック3aは、スタートビット2の直後に位置し、メッセージの送信元のアドレスと送信先のアドレスとを含んでいる。先頭から4ビットに送信元のアドレスが含まれ、続く4ビットに送信先のアドレスが含まれている。このアドレスは、基本的には、それぞれの機器の種類により決められているが、双方の機器が同種である場合には、異なる値となるように設定される。
ヘッダブロック3aの直後のデータブロック3bには、機器制御に関するコマンドが含まれおり、続くデータブロックには、前記コマンドの実行に用いられるデータが含まれる。
ヘッダブロック3aとデータブロック3b・・・3dのビット構成は、同様である。以下、ヘッダブロックとデータブロックとを特に区別する必要が無い限り、これらを、単にブロックと呼ぶ。
ブロック3aは、10ビット長であって、データビット群4とEOMビット7とACKビット5から構成される。データビット群4は、8ビット分のデータビット4a、4b・・・4cを含む。
EOMビット7は、当該ブロックがメッセージの最終ブロックであるか否かを示す。ACKビット5は、データビット群4の受信応答に用いられ、送信側機器は、ビットデータ「1」を送信する。
図2(b)は、メッセージ1を変換して生成された信号を示しており、横軸は時刻、縦軸は電位を示している。
時刻T31に、信号の電位はHighレベルから、Lowレベルに降下し、時刻T32に、LowレベルからHighレベルに上昇する。時刻T33に再度、HighレベルからLowレベルに降下する。信号6のうちの、時刻T31から時刻T33までの区間が、スタートビット2に対応する。信号の電位は、時刻T34まで、Lowレベルに保たれ、時刻T34にLowレベルからHighレベルに上昇する。また、時刻T35に再度HighレベルからLowレベルに、電位が降下する。信号6のうちの、時刻T33から時刻T35までの区間が、データビット4aと対応する。以降、同様に、電位が降下する時刻から、次に電位が降下する時刻までの区間が、各ビットと対応する。
ここで、図3を用いて、シリアル通信に用いられるビットパルス(以下、1ビットに相当する信号をビットパルスと呼ぶ)について説明する。図3には、スタートビットに対応するビットパルスと、データビット、EOMビット、ACKビットに対応するビットパルスとを並列に記載している。横軸は時刻、縦軸は電位である。
図3(a)は、スタートビットに対応するビットパルスを示している。スタートビットのビットパルスは、図3(a)に示すように、時刻T40に電位が、HighレベルからLowレベルに降下し、時刻T44に、電位がLowレベルからHighレベルに上昇し、時刻T45まで、Highレベルを維持する。時刻T40から時刻T45までの時間が、スタートビットに相当するビット期間15「Ts」(以下、1ビットに相当する時間をビット期間と呼ぶ)である。また、時刻T40から時刻T44までの時間が、スタートビットと対応するビットパルスのLowレベル期間11「ts」である。
データビット群4、EOMビット7及びACKビット5には、ビットデータ「1」又は「0」の何れかが格納される。図3(b)は、ビットデータ「0」と対応するビットパルスを示している。ビットデータ「0」と対応するビットパルスでは、時刻T40に、Higiレベルから、Lowレベルへ、電位が降下し、時刻T42にLowレベルからHighレベルへ電位が上昇し、時刻T43までHighレベルを維持する。ここで、時刻T40からT42までの間の時間が、ビットデータ「0」を示すビットパルスのLowレベル期間12「t0」である。
ビットデータ「1」を示すビットパルスでは、図3(c)に示すように、時刻T40に、電位が、HighレベルからLowレベルに降下し、時刻T41まで、Lowレベルを維持し、時刻T41にLowレベルからHighレベルに電位が上昇する。続いて、時刻T43までHighレベルを維持する。ここで、時刻T40からT41までの間の時間が、ビットデータ「1」を示すビットパルスのLowレベル期間13「t1」である。
時刻T40から時刻T43までの時間が、データビット、EOMビット及びACKビットに割り当てられるビット期間14「Tn」である。
上記のビット期間、及び、各ビットパルスのLowレベル期間は、規格により定められており、Ts>ts>Tn>t0>t1>0を満たしている。
図2(b)に示す信号6は、上記の規格によって定められたビット期間及びLowレベル期間に従って生成されたビットパルスから構成される。なお、データの送受信を行っていない時、信号線の電位はHighレベルに保たれている。
受信側機器は、スタートビットを検出した後、各ブロックに対応する区間毎に、信号をデコードしてブロックを生成する。具体的には、1ブロックに相当する区間に含まれるそれぞれのビットパルスについて、Lowレベル期間を計測し、計測したLowレベル期間が、前述のLowレベル期間「t0」付近であれば、ビットデータ「0」を、計測したLowレベル期間が、Lowレベル期間「t1」付近であれば、ビットデータ「1」を生成する。
なお、本明細書において、計測したLowレベル期間からは、ビットデータが「1」であるか「0」であるかを判定できない状態をエラーと呼ぶ。
デコードに際して、ブロックを構成するデータビット群4のいずれのビットにもエラーを検出しなければ、受信側機器は、ACKビット5のタイミングに、ビットデータ「0」のビットパルスを、送信側機器へ送信する。
メッセージの送信側機器は、ACKビット5のタイミングにビットデータ「0」のACK信号を検出できなかった場合、送信したブロックにエラーが発生したと判断し、メッセージを再送信する。
(2)ドライブ部102及び復号部103
ドライブ部102は、DVDに記録されている情報を読み出す機能を備え、制御部107の制御に従って、DVDに記録されているコンテンツを読み出し、読み出したコンテンツを復号部103へ出力する。ここで読み出されるコンテンツは、映画などのデジタル著作物をMPEG2方式により符号化し、さらに暗号化処理を施したものである。
復号部103は、制御部107の制御に従って、ドライブ部102から出力されたコンテンツを復号・伸長する。復号及び伸長により、生成された映像および音声データを、入出力部101を介して出力する。
(3)制御部107
制御部107は、機器制御信号処理部104によりデコードされたメッセージ、又は、入力部108から出力される操作指示情報に従ってDVDプレーヤー100を構成する各部の動作を制御する。
特に、テレビ300へ送信するメッセージを機器制御信号処理部104(後述する)へ出力し、メッセージの送信を指示する。メッセージ送信の指示後に、送信回路135から、メッセージ送信におけるエラーを回避できないことを通知されると、インジケータ106を点滅させるなどして、通信エラーの発生を、利用者に報知する。
(4)インジケータ106及び入力部108
インジケータ106は、LEDランプから構成され、制御部107の制御に従って、点灯、消灯、点滅などを行う。
入力部108は、再生ボタンを初めとする各種のボタンを備え、利用者のボタン操作を示す操作指示情報を制御部107へ出力する。
(5)機器制御信号処理部104
機器制御信号処理部104は、1チップ上に形成された集積回路であって、図1に示すように受信回路117及び送信回路135を含む。図4は、受信回路117及び送信回路135の構成を示す機能ブロック図である。
(5−1)受信回路117の構成
受信回路117は、図4に示すように、デコード部120と補完部122と判定部127と記憶部123とから構成される。
(5−1−a)記憶部123
記憶部123は、有効ブロックテーブル125を記憶している。有効ブロックテーブル125は、複数の有効ブロックを含んでおり、各有効ブロックは、HDMI規格で定められた、機器制御に係るコマンド又はデータであって、いずれも8ビット長である。有効ブロックテーブル125は、当該DVDプレーヤー100とテレビ300との間で送受信される全ての有効ブロックを含んでいる。
(5−1−b)デコード部120
デコード部120は、入出力部101を介して、信号線192から入力される信号に含まれる各ビットパルスをデコードしてビットデータを生成する。
具体的には、デコード部120は、信号線の電位を監視し、電位の降下と上昇を検出する。電位の降下、つまり、1のビットパルスの開始を検出すると、Lowレベル期間Tの計測を開始する。電位の上昇を検出すると、計測を停止する。計測したLowレベル期間Tが、ts−α≦T≦ts+αであれば、デコード部120は、そのビットパルスが、メッセージの開始を示すスタートビットであると判断する。t1−α≦T≦t1+αであれば、そのビットパルスが、ビットデータ「1」を示すと判断してビットデータ「1」を生成し、t0−α≦T≦t0+αであれば、ビットデータ「0」を示すと判断して、ビットデータ「0」を生成する。±αは、規格によって定められる、Lowレベル期間の許容範囲である。
計測したLowレベル期間Tが、ts−α≦T≦ts+α、t1−α≦T≦t1+α、t0−α≦T≦t0+αの何れの範囲にも含まれない場合、デコード部120は、そのビットパルスのデコードができないと判断する。
デコードしたビットパルスがスタートビットであれば、デコード部120は、以後、スタートビットに続く1ブロックと対応する区間に含まれる各ビットパルスをデコードしてビットデータを一時的に記憶する。第1〜第9ビットと対応するビットパルスをデコードし終えると、記憶しているビットデータ群のうち、第1〜第8ビットのビットデータ群をデコードブロックとして、補完部122へ出力する。以後、同様に、1ブロックと対応する区間毎に、デコードブロックの生成と出力を繰り返す。
受信した信号の1ブロックと対応する区間にデコードできないビットパルスが含まれている場合は、そのビットパルスと対応するビット(以下エラービット)に「0」を挿入し、当該ビットのブロック内での位置を示すビット位置情報(例えば4ビット目など)を生成する。生成したデコードブロックとビット位置情報とを補完部122へ出力する。
なお、1ブロックは、10ビット長であるが、デコード部120は、末尾の2ビット、つまりEOMビット及びACKビットを含まない、8ビットのビットデータをデコードブロックとして出力する。また、EOMビットのビットデータが、当該ブロックがメッセージの最終ブロックであることを示していると、デコード部120は、ここで、デコードブロックの生成と出力を終了する。
(5−1−c)補完部122
補完部122は、デコード部120から8ビット長のデコードブロックとビット位置情報とを取得する。又は、デコードブロックのみを取得する。
デコードブロックを取得すると、補完部122は、デコードブロックとともに取得したビット位置情報の個数を計数する。
取得したビット位置情報の個数が0であれば、取得したデコードブロックをそのまま判定部127へ出力する。
取得したビット位置情報の個数が2以上であれば、エラービットを補完できないことを、判定部127へ通知する。
ビット位置情報の個数が1であれば、ビット位置情報の示すエラービットにビットデータ「0」を又は「1」を補完する。以下の説明では、エラービットに「0」を補完されたデータブロックを補完ブロックaと呼び、エラービットにビットデータ「1」を補完されたデータブロックを補完ブロックbと呼ぶ。
次に、生成した補完ブロックa及び補完ブロックbを判定部127へ出力する。
(5−1−d)判定部127
判定部127は、補完部122から、補完できないことを通知される。又は、補完部122からデコードブロックのみを取得する。又は、補完部122から補完ブロックa及び補完ブロックbとを取得する。
補完できないことを通知された場合、判定部127は、デコード部120へ、デコードブロックの生成(つまりメッセージの受信)の中止を指示する。
デコードブロックのみを取得した場合、判定部127は、取得したデコードブロックを確定ブロックとして制御部107へ出力する(以下、判定部127から出力されるブロックを確定ブロックと呼ぶ)。
補完ブロックa及び補完ブロックbとを取得した場合、判定部127は、記憶部123の記憶している有効ブロックテーブル125を読み出す。読み出した有効ブロックテーブル125に含まれる有効ブロックと、取得した補完ブロックa及び補完ブロックbとを比較し、補完ブロックa又は補完ブロックbと一致する有効ブロックを検索する。
何れか一方と一致する有効ブロックが検出されると、判定部127は、一致する有効ブロックが検出された一方を、確定ブロックとして、制御部107へ出力する。判定部127は、確定ブロックの出力と同時に、送信回路135へ、ACK信号「0」の出力を指示する。
補完ブロックa及び補完ブロックbと一致する有効ブロックが、いずれも有効ブロックテーブル125内に存在しない場合、及び、補完ブロックaと一致する有効ブロックも補完ブロックbと一致する有効ブロックも有効ブロックテーブル125内に存在する場合には、判定部127は、デコード部120へ、デコードブロックの生成(つまりメッセージの受信)の中止を指示する。
(5−2)補完処理の具体例
図5は、受信回路117の実行するエラービットの補完処理の具体例を示している。送信側であるテレビ300は、ビットデータ列“00000001”を変換して生成した信号151を送信したとする(ステップS100)。
信号152は、デコード部120の、認識した信号152の波形を示しており、横軸は時刻である。デコード部120は、時刻T101において、電位の降下、言い換えると第5ビットのビットパルスの開始を認識し、時刻T102において、電位の上昇を認識する。従って、時刻T101から時刻T102までの時間が、第5ビットに相当するビットパルスのLowレベル期間である。このとき、計測したLowレベル期間が、t1−αからt1+αの間及びt0−αからt0+αの間に含まれず、デコード部120は、第5ビットのビットデータが、1又は0の何れであるか判別できなかった場合を想定する。図中では、第5ビットのビットデータを“X”と表記している。
補完部122は、デコード部120によるデコードの結果、判別できなかったビットに「1」又は「0」を補完して補完ブロックa155「00000001」及び補完ブロックb156「00001001」を生成する(ステップS134)。
判定部127は、生成された補完ブロックa155及び補完ブロックb156と、有効ブロックテーブル125に含まれる有効ブロックとを比較する(ステップS136)。ここでは有効ブロックテーブル125に含まれる有効ブロック154と補完ブロックa155とが一致し、補完ブロックb156と一致する有効ブロックは存在しなかったとする。
判定部127は、補完ブロックa155を確定ブロック157「00000001」として制御部107へ出力する。
以上、受信回路117は、送信側機器が送信したビットデータ列“00000001”を得ることができた。
(5−3)送信回路135
図4に示すように、送信回路135は、信号出力部138、結果判定部139及びタイミング調整部141から構成される。
ここで、送信回路135を構成する各要素の説明をする前に、これらの供える機能の理解を容易にするため、エラー発生の要因の一例について、図面を用いて説明する。
(5−3−a)エラー発生の要因
図6(a)は、送信側機器が信号線へ出力する信号の波形を示しており、図6(b)は、信号線上における信号の波形を示しており、図6(c)は、受信装置が認識する信号の波形を示している。各図の横軸は時刻、縦軸は電位である。3つの図の横軸は一致している。
図6(a)の示すように、送信側機器は、時刻T51に、信号線へ印加する電位を、HighレベルからLowレベルに降下させ、時刻T53に、LowレベルからHighレベルに電位を上昇させる。従って、送信側機器の出力する信号は、図6(a)のような矩形波である。しかし、図6(b)に示すように伝送途中において、波形に鈍りが生じる。
時刻T51に送信側機器が、出力する電位をLowレベルにすると、信号線の電位は、非常に急峻に下降していくが、時刻T52付近を過ぎると、なだらかに下降して、Lowレベルに達する。また、時刻T53に送信側機器が出力する電位をHighレベルにすると、信号線の電位も急峻に上昇していくが、時刻T54付近を過ぎると、なだらかに上昇を続け、Highレベルに達する。
受信側機器は、信号線の電位を監視しており、信号線の電位が、電位L11まで降下した時刻T52において、送信された信号の電位がHighレベルからLowレベルに下降したと認識する。また、信号線の電位が、電位L10まで上昇した時刻T54において、送信された信号の電位がLowレベルからHighレベルに上昇したと認識する。
上述したように、信号線における信号鈍りは、電位が下降する際にも、上昇する際にも生じるが、回路の構成上、HighレベルからLowレベルへ電位が下降する場合よりも、LowレベルからHighレベルへ上昇する場合の方が、より顕著に現れる。
そのため、送信側で出力する信号のLowレベル期間21と、受信側で認識する信号のLowレベル期間22とを比較すると、Lowレベル期間22は、Lowレベル期間21よりも長くなる。
さらに、送信側機器と受信側機器の間において、信号線に接続されている機器の数に応じて、Lowレベル22とLowレベル期間21との格差が大きくなる。
Lowレベル期間21と22の格差が、許容範囲を超えて大きくなると、受信側機器は、正しいビットデータを判定できず、エラーが発生する。
(5−3−b)信号出力部138
信号出力部138は、制御部107から出力されるメッセージを受け取る。メッセージを受け取ると、メッセージを構成するスタートビット、各ビットデータに応じたビットパルスを生成し、生成したビットパルスからなる信号を、入出力部101を介して、信号線192へ出力する。
ビットパルスを生成する際、信号出力部138は、タイミング調整部141から出力されるオフセットtを取得し、規格により定められたLowレベル期間ts、t0及びt1のそれぞれから、オフセットtを減じて、ts−t、t0−t及びt1−tを算出する。算出したts−t、t0−t及びt1−tをそれぞれ、スタートビットのLowレベル期間、ビットデータ「0」のLowレベル期間、ビットデータ「1」のLowレベル期間として、ビットパルスを生成する。オフセットtは、初期値「0」であって、0〜オフセット閾値Tmax(後述する)の間で変化する変数である。
また、信号出力部138は、1のメッセージに対応する信号の送信中に、結果判定部139から、送信失敗を示すエラー信号を受け取る場合がある。エラー信号を受け取った場合、信号の生成及び送信を停止する。次に、タイミング調整部141から、新たなオフセットtを受け取り、新たなオフセットtを用いて、再度、スタートビットから順にビットパルスの生成及び出力をやり直す。
また、信号出力部138は、受信回路117の判定部127から、ACK信号の出力指示を受け取る。ACK信号の出力指示を受け取ると、ビットデータ「0」のACK信号を出力する。
(5−2−c)結果判定部139
結果判定部139は、信号出力部138がメッセージに対応する信号を出力している間、入出力部101を介して、信号線の電位を監視している。ACKビットのタイミングにおいて、受信側の機器からビットデータ「0」のACK信号を検出できなかった場合、送信が失敗であることを示すエラー信号をタイミング調整部141及び信号出力部138に出力する。
(5−2−d)タイミング調整部141
タイミング調整部141は、オフセットtを保持しており、信号出力部138へ、オフセットtを出力する。
また、タイミング調整部141は、予め所定の調整時間Δtと、オフセット閾値Tmaxとを記憶している。調整時間Δtは、ビットデータ「1」を示すビットパルスのLowレベル期間「t1」より十分に小さい。オフセット閾値Tmaxは、オフセットtを加味して生成されるスタートビット、ビットデータ「1」及び「0」のビットパルスが、受信側において、それぞれ正確に判別可能であると予測されるオフセットtの上限値である。
タイミング調整部141は、結果判定部139からエラー信号を受け取る。エラー信号を受け取ると、オフセットtに前記調整時間Δtを加算し、加算後のオフセットtとオフセット閾値Tmaxとを比較する。比較の結果、t≦Tmaxであれば、加算後のオフセットtを信号出力部138へ出力する。t>Tmaxであれば、オフセットtの調整によるエラー回避ができないことを制御部107へ通知する。
図7(a)及び図7(b)は、それぞれ、オフセットtの調整前後における、信号出力部138の出力する信号の一例を示す。何れの図も縦軸は電位、横軸は時刻であり、両者の横軸は一致している。
調整前の信号では、時刻T111に、電位がHighレベルからLowレベルに降下し、時刻T113にLowレベルからHighレベルに上昇する。調整後の信号では、時刻T111に、電位がHighレベルからLowレベルに降下し、時刻T113よりも時間T114「Δt」だけ早い、時刻T112に、電位がLowレベルからHighレベルに上昇する。
(6)機器制御信号の送受信の動作
以下に、DVDプレーヤー100のメッセージの受信及び送信の動作について、図面を用いて説明する。
<受信動作>
DVDプレーヤー100の機器制御信号処理部104は、入出力部101を介して、信号線192の電位を監視しており、メッセージの開始を示すスタートビットを検出すると、以下に説明するメッセージの受信を開始する。
図8及び図9は、メッセージの受信の動作を示すフローチャートである。以下に、メッセージの受信動作について、図8及び図9を用いて説明する。なお、図5を用いて説明した補完処理の具体例と対応する処理には、同一のステップ番号を付している。
受信回路117のデコード部120は、ステップS111〜ステップS127の間、言い換えると、入出力部101を介して入力される信号の1ブロックに相当する区間、ステップS112〜ステップS126の処理を繰り返すことで、1のデコードブロックを生成する。
先ず、デコード部120は、入力される信号の電位を監視し、電位の降下を検出すると(ステップS112)、Lowレベル期間Tの計測を開始する(ステップS113)。計測と並行して電位の監視も継続し、電位の上昇を検出すると(ステップS116)、計測を終了する(ステップS117)。ここで得られたLowレベル期間Tに応じて、ビットデータが「0」又は「1」の何れであるかを判定する(ステップS119)。
計測したLowレベル期間Tが、t1−α≦T≦t1+αを満たす場合(ステップS119のt1−α≦T≦t1+α)、デコード部120は、ビットデータ「1」を生成し、一時的に記憶する(ステップS121)。
計測したLowレベル期間Tが、t0−α≦T≦t0+αを満たす場合(ステップS119のt0−α≦T≦t0+α)、デコード部120は、ビットデータ「0」を生成して、一時的に記憶する(ステップS122)。
計測したLowレベル期間Tが、t1−α≦T≦t1+α及びt0−α≦T≦t0+αのいずれも満たさない場合(ステップS119のその他)、ビットデータ「0」を一時的に記憶し(ステップS124)、当該ビットデータのブロック内の位置を示すビット位置情報を生成して記憶する(ステップS126)。
1のブロック内の第1〜第9ビットについて、繰返しが終了すると(ステップS127)、デコード部120は、記憶しているビットデータのうちの第1〜第8ビットまでのビットデータからなるデコードブロックとビット位置情報とを補完部122へ出力する。エラービットが存在しない場合は、デコードブロックのみを出力する(ステップS129)。
補完部122は、デコード部120から、デコードブロック、又は、デコードブロックとビット位置情報とを取得する。これらを取得すると、取得したビット位置情報を基に、取得したデコードブロックに含まれるエラービットの数を計数する(ステップS130)。
取得したデコードブロックに含まれるエラービットの数が、0ビットであれば(ステップS131の「0ビット」)、補完部122は、取得したデコードブロックを判定部127へそのまま出力し、判定部127は、受け取ったデコードブロックを確定ブロックとしてとして制御部107へ出力する(ステップS132)。続いて、判定部127は、ステップS148へ処理を移す。
デコードブロックに1個のエラービットが含まれている場合(ステップS131の「1ビット」)、補完部122は、受け取ったビット位置情報の示すエラービットに「0」を補完した補完ブロックaと、エラービットに「1」を補完した補完ブロックbとを生成する(ステップS134)。補完部122は、生成した補完ブロックa及び補完ブロックbを、判定部127へ出力する。
判定部127は、補完部122から補完ブロックa及び補完ブロックbを取得する。これらを取得すると、記憶部123から、有効ブロックテーブル125を読み出し、読み出した有効ブロックテーブル125を構成する有効ブロックとを比較し、補完ブロックa又は補完ブロックbと一致する有効ブロックを検索する(ステップS136)。
検索の結果、1個の有効ブロックが検出された場合(ステップS141の1個)、判定部127は、補完ブロックa及びbのうち一致する有効ブロックが検出された一方を、確定ブロックとして制御部107へ出力し(ステップS146)、ステップS148へ処理を移す。
検索の結果、検出された有効ブロックの数が0個又は2個である場合(ステップS141の0個又は2個)、補完できないエラーが発生しているため、判定部127は、メッセージの受信の停止をデコード部120へ指示する。
デコード部120は、指示に従って、デコードブロックの生成つまりメッセージの受信を停止する(ステップS152)。
制御部107へ確定ブロックを出力すると共に、判定部127は、信号出力部へ138ACK信号の出力を指示し、信号出力部138ACK信号を出力する(ステップS148)。
このとき、ステップS111〜ステップS127の繰り返しにおいて生成した9ビット目、つまり、EOMビットがメッセージの最後のブロックであることを示していると(ステップS149のYES)、デコード部120は、メッセージ受信を終了する。
EOMビットがメッセージの最後のブロックでないことを示していれば(ステップS149のNO)、ステップS111に戻り、次のブロックと対応する区間の信号のデコードを開始する。
<送信動作>
利用者によるキー操作などに従って、DVDプレーヤー100は、テレビ300へ、機器制御に係るメッセージを送信する。
図10は、DVDプレーヤー100によるメッセージ送信の動作を示したフローチャートである。以下に、図10を用いて、メッセージ送信の動作について説明する。
制御部107は、キー操作に応じたメッセージを生成して機器制御信号処理部104の送信回路135へメッセージの送信を指示する。
送信回路135の信号出力部138は、メッセージの送信を指示されると、先ず、スタートビットを示すビットパルス生成して出力する(ステップS211)。このとき、信号出力部138の生成するビットパルスのLowレベル期間は、「ts−t」である。
続いて、ステップS213〜ステップS219の間、メッセージを構成する各ブロックについて、ステップS214及びステップS215の処理を繰り返し、ブロックに対応する信号を生成して出力する。
信号出力部138は、ブロックの第1〜第9ビットについて、ビットデータに応じたビットパルスを生成して出力する(ステップS214)。このとき、ビットデータ「0」に対応するビットパルスのLowレベル期間は、「t0−t」であり、ビットデータ「1」のビットパルスのLowレベル期間は、「t1−t」である。
結果判定部139は、入出力部101を介して信号線192の電位を監視しており、第10ビットに相当する時刻、つまり、ACKビットのタイミングで、ビットデータ「0」を示すACK信号を受信すると(ステップS216のYES)、結果判定部139及びタイミング調整部141何もしない。信号出力部138は、ステップS214に戻り、次のデータブロックの処理に移る。
第10ビットの時刻に、ビットデータ「0」を示すACK信号を受信しなかった場合(ステップS216のNO)、結果判定部139は、当該ブロックの送信が失敗であることを示すエラー信号を、信号出力部138及びタイミング調整部141へ出力する。
信号出力部138は、エラー信号を受け取ると、信号の生成及び送信を停止する(ステップS221)。
タイミング調整部141は、エラー信号を受け取ると、保持しているオフセットtに、自身の記憶している調整時間Δtを加算する(ステップS223)。加算後のオフセットtとオフセット閾値Tmaxとを比較し、t≦Tmaxであれば(ステップS224のNO)、タイミング調整部141は、加算後のオフセットtを信号出力部138へ出力する。信号出力部138は、ステップS211に戻り、新たなオフセットtを用いて、再度メッセージの送信を開始する。
t>Tmaxの場合(ステップS224のYES)、タイミング調整部141は、オフセットtの調整ではエラー発生を回避できないことを制御部107へ通知する。
制御部107は、タイミング調整部141からの通知を受け取り、インジケータ106を点滅させるなどして、利用者に通信エラーの発生を報知する(ステップS226)。
1.3 テレビ300
テレビ300は、図1に示すように、入出力部301、チューナー302、機器制御信号処理部304、再生処理部306、制御部307及び入力部308から構成される。
以下に、テレビ300の各構成要素について説明するが、入出力部301、機器制御信号処理部304の構成及び動作は、それぞれ、DVDプレーヤー100の入出力部101、機器制御信号処理部104と同様であるので、説明を省略する。
(1)アンテナ303及びチューナー302
チューナー302は、外部のアンテナ303と接続されている。アンテナ303の受信した放送波から、利用者の操作によって選択されたチャネルと対応する帯域のみを抽出して復調し、映像及び音声を含む放送番組コンテンツを生成して、再生処理部306へ出力する。
(2)入力部308
入力部308は、選局ボタン、メニューボタン、決定ボタン、音量ボタンなど様々なボタンを備える。さらに、赤外線通信機能を有し、利用者によるリモコンの操作を受け付けるとしても良い。入力部308は、利用者によるボタン操作又はリモコンの操作を示す操作指示情報を、制御部307へ出力する。
(3)制御部307
制御部307は、入力部308から出力される操作指示情報及び機器制御信号処理部304を介して取得するメッセージに基づき、テレビ300を構成する各部の動作を制御する。
制御部307による、機器制御信号処理部304の制御については、DVDプレーヤー100の制御部107と同様であるので、ここでは改めて説明しない。
(4)再生処理部306
再生処理部306は、スピーカー、液晶ディスプレイを含んで構成され、チューナー302から出力される放送番組コンテンツ、入出力部301を介してDVDプレーヤー100から出力されるコンテンツの再生を行う。
1.4 まとめ
以上、説明してきたように、実施の形態1に係る送受信システムを構成する各機器の備える機器制御信号処理部は、予め、有効ブロックテーブルを記憶している。機器制御に係るメッセージの受信中において、「0」又は「1」の判定ができないパルス信号を受信した場合、そのパルス信号と対応するエラービットに「0」及び「1」を、それぞれ補完した補完ブロックa及びbを生成する。生成した補完ブロックa及び補完ブロックbと、有効ブロックテーブル内の有効ブロックとを比較し、何れか一方と一致する有効ブロックが検出できた場合、その補完ブロックロックを、確定ブロックとして採用する。
このようにすることで、機器間で送受信するメッセージに、エラー訂正のための情報を含んでいなくても、正確に、エラービットを修正した確定ブロックを生成することができる。
また、メッセージを送信する際に、エラーが発生したことを検出すると、各ビットパルスのLowレベル期間を短くする。背景技術において説明したように、受信側でエラーの発生する原因として、通信途中における波形の鈍りにより、受信側の認識するLowレベル期間が長くなることが挙げられる。
従って、本実施の形態のように、送信時に、予め、Lowレベル期間を短くしたビットパルスを送信することで、受信側で、エラーの生じる可能性を軽減することができる。

2. 実施の形態2
本発明に係る実施の形態2の、送受信システムについて、以下に説明する。なお、実施の形態1と同様の箇所の説明は割愛し、本実施の形態の特徴部分を中心に説明する。
2.1 概要
実施の形態2における送受信システムも、実施の形態1と同様に、DVDプレーヤーとテレビとから構成され、両者はHDMI規格に準拠したケーブルによって接続されている。
両者の間で、機器制御に係るメッセージの送受信を行う際、受信側の機器は、受信したビットパルスのLowレベル期間を計測し、計測したLowレベル期間によって、ビットデータ「0」又は「1」を生成する。
「0」又は「1」の何れであるか判別できないビットパルスを受信した場合、そのビットパルスのLowレベル期間に応じて、当該ビットパルスと対応するエラービットを「0」又は「1」で補完する。
なお、テレビを構成する各機能部は、受信回路を除き、実施の形態1と同様であり、受信回路の構成と動作は、以下に説明するDVDプレーヤーの受信回路228と同様であるので、テレビに関する説明は省略する。
2.2 DVDプレーヤー
本実施の形態のDVDプレーヤーは、入出力部、ドライブ部、復号部、機器制御信号処理部、インジケータ、制御部及び入力部から構成され、機器制御信号処理部は、送信回路と受信回路から構成される。
受信回路以外の各構成要素は、実施の形態1のDVDプレーヤー100を構成する入出力部101、ドライブ部102、復号部103、送信回路135、インジケータ106、制御部107及び入力部108と同様であるので、ここでは、改めて説明しない。以下に、本実施の形態の特徴部分である受信回路228について説明する。
(1)受信回路228
図11は、本実施の形態における228の機能的構成を示す機能ブロック図である。図11の示すように、受信回路228は、デコード・補完部232及びブロック出力部234から構成される。
(1−a)デコード・補完部232
デコード・補完部232は、実施の形態1のデコード部120と同様に入出力部を介して信号線の電位を監視しており、スタートビットに相当するビットパルスを検出する。
スタートビットを検出すると、デコード・補完部232は、実施の形態1のデコード部120と同様に、後続のビットパルスについて、各ビットパルスのLowレベル期間Tを計測する。計測したLowレベル期間Tに応じて、ビットデータ「1」又は「0」を生成する。続いて、生成したビットデータを順次ブロック出力部234へ出力する。
計測したLowレベル期間Tからは、受信したビットパルスに対応するビットデータが「1」又は「0」の何れであるのかを判別できない場合、デコード・補完部232は、計測したLowレベル期間Tによって、当該ビットパルスに対応するビットを「1」又は「0」で補完し、補完したビットデータをブロック出力部234へ出力する。
図12は、計測されたLowレベル期間Tと、デコード・補完部232が、出力するビットデータとの対応を示しており、横軸は、Lowレベル期間Tである。
Lowレベル期間T203「t1」、T207「t0」、T210「ts」は、それぞれ、規格で定められたビットデータ「1」、「0」、スタートビットと対応するLowレベル期間である。
既に説明したとおり、Lowレベル期間T202「t1−α」〜T204「t1+α」の領域242、Lowレベル期間T206「t0−α」〜T208「t0+α」の領域243、Lowレベル期間T209「ts−α」〜T211「ts+α」の領域245は、それぞれ、ビットデータ「1」、ビットデータ「0」、スタートビットと判断される領域である。スタートビット検出後に、領域242、243に、計測したLowレベル期間が含まれれば、デコード・補完部232は、それぞれ、ビットデータ「1」又は「0」をブロック出力部234へ出力する。
Lowレベル期間T201「0」〜T202「t1ーα」の領域241は、ビットデータ「1」を補完される領域であり、Lowレベル期間T208「t0+α」〜T209「tsーα」の領域245は、ビットデータ「0」を補完される領域である。
エラービットに対応するビットパルスのLowレベル期間Tが、領域241、244に、含まれれば、デコード・補完部232は、それぞれ、エラービットにビットデータ「1」及び「0」を補完する。
エラービットに対応するビットパルスのLowレベル期間が、領域241及び244に含まれなければ、補完できないエラーが発生したと判断し、メッセージの受信を停止する。
(1−b)ブロック出力部234
ブロック出力部234は、スタートビットに続く各ビットデータを、1ビットずつ、デコード・補完部232から取得し、一時的に記憶する。各ブロックの第1〜第9ビットのビットデータを取得すると、送信回路へACK信号の出力を指示するとともに、記憶している第1〜第8ビットのビットデータからなる確定ブロックを制御部へ出力する。
(2)メッセージ受信の動作
図13は、実施の形態2におけるDVDプレーヤーによるメッセージ受信の動作を示すフローチャートである。以下に、図13を用いて、メッセージ受信の動作について説明する。
デコード・補完部232が、スタートビットを検出すると、機器制御信号処理部は、メッセージの受信を開始する。
デコード・補完部232及びブロック出力部234は、ステップS251〜ステップS269において、各ビットパルスに対して、ステップS252〜ステップS266の処理を繰り返して、確定ブロックを生成する。
デコード・補完部232は、入出力部を介して、信号線の電位降下(ビットパルスの開始)を検出し(ステップS252)、Lowレベル期間Tの計測を開始する(ステップS253)。時間の計測と並行して、電位の監視も継続し、電位上昇を検出すると(ステップS254)、Lowレベル期間Tの計測を終了する(ステップS256)。
計測したLowレベル期間Tが、t1−α≦T≦t1+αを満たす場合(ステップS257のt1−α≦T≦t1+α)、デコード・補完部232は、ビットデータ「1」をブロック出力部234へ出力する(ステップS258)。
計測したLowレベル期間Tが、t0−α≦T≦t0+αを満たす場合(ステップS257のt0−α≦T≦t0+α)、デコード・補完部232は、ビットデータ「0」を、ブロック出力部234へ出力する(ステップS259)。
計測したLowレベル期間Tが、t1−α≦T≦t1+α及びt0−α≦T≦t0+αの何れも満たさない場合(ステップS257のその他)、デコード・補完部232は、さらに、計測したLowレベル期間Tとt1とを比較し(ステップS261)、T<t1であれば(ステップS261のYES)、デコード・補完部232は、当該ビットパルスと対応するエラービットにビットデータ「1」を補完する(ステップS262)。続いて、補完したビットデータ「1」をブロック出力部234へ出力する。
T<t1でなければ(ステップS261のNO)、デコード・補完部232は、次に、計測したLowレベル期間Tを、規定値のt0及びtsと比較する(ステップS264)。t0<T<tsであれば(ステップS264のYES)、デコード・補完部232は、当該ビットパルスと対応するエラービットに「0」を補完し(ステップS266)、補完したビットデータ「0」をブロック出力部234へ出力する。
ブロック出力部234は、デコード・補完部232からビットデータを受け取り、受け取ったビットデータを一時的に記憶する(ステップS260)。
第1〜第9ビットに相当するビットパルスについて、繰返しが終了すると(ステップS269)、ブロック出力部234は、送信回路へ、ビットデータ「0」のACK信号の出力を指示する。
送信回路の信号出力部は、ブロック出力部234からの指示に従って、ACKビットのタイミングに合わせて、ビットデータ「0」のACK信号を出力する(ステップS270)。
ACK信号の出力指示を行うとともに、ブロック出力部234は、記憶している9ビットのビットデータのうち、第1〜第8ビットのビットデータ群を確定ブロックとして、制御部へ出力する(ステップS271)。
このとき、第9ビット、つまり、EOMビットがメッセージの最後のブロックであることを示していなければ(ステップS272のNO)、ステップS251に戻って、次のブロックの処理に移る。
EOMビットが、メッセージの最終のブロックであることを示していると(ステップS272のYES)、メッセージの受信を終了する。
また、ステップS264において、計測したLowレベル期間Tが、t0<T<tsを満たしていない場合(ステップS264のNO)、デコード・補完部232は、当該受信回路228では、補完できないエラーが発生したと判断し、信号の受信及びデコードを停止し(ステップS267)、機器制御信号処理部は、ACK信号を送信せずに、メッセージの受信動作を終了する。
2.3 まとめ
以上、説明してきたように、実施の形態2に係るDVDプレーヤーの備える受信回路228は、「0」又は「1」の判定ができないビットパルスを受信すると、そのビットパルスのLowレベル期間Tに応じて、ビットデータを補完する。
具体的には、計測したLowレベル期間Tが、規格により定められたビットデータ「1」のLowレベル期間t1に満たない場合、受信回路は、そのビットパルスと対応するエラービットを「1」で補完する。
Lowレベル期間Tが、規格により定められたビットデータ「0」のLowレベル期間t0とスタートビットのLowレベル期間tsの間の値である場合、そのビットパルスに対応するエラービットをビットデータ「0」で補完する。
このように、1ビット毎にエラービットか否かの判断と補完を行うため、本実施の形態の受信回路は、1のブロックに複数のエラービットが含まれている場合でも、対応することができる。
3. 実施の形態3
以下に本発明の実施の形態3について図面を用いて説明する。実施の形態3における送受信システムも、実施の形態1と同様に、DVDプレーヤー、テレビテレビなどHDMI規格に準拠したケーブルによって接続してい構成されるが、ここでは、本実施の形態の特徴部分についてのみ説明し、上記の実施の形態と重複する部分については、説明を省略する。
3.1 概要
図14は本発明の実施の形態3における送受信システムを構成する機器に搭載されている受信回路を示すブロック図である。本発明では、受信回路が、外部の機器から受信する信号のLOWレベル期間、Highレベル期間と、規格上定められたLow期間、Highレベル期間とを比較し、差分を算出する。算出した差分から補正値を算出する。以後、外部からの信号を受信する際に、受信した信号のLowレベル期間及びHighレベル期間を補正値により補正する。
また、図示していないが、当該機器は、実施の形態1と同様に送信回路を備えており、判定部若しくは制御部の指示により、ACKビットを初めとした各種の信号の送信を行う機能も備えている。
3.2 構成
図14に示すように、受信回路301は、受信部302、検出部303、学習部306、補正部304から構成される。また、具体的には図示していないが、受信回路301は、実施の形態1において説明したデコード部を含んでおり、デコード部は、補正後の信号を解読してデータビット「1」及び「0」からなる確定ブロックを生成し、制御部へ出力する。若しくは、補正部304が実施の形態1で述べたデコード部の機能を含んでおり、補正後の信号から確定ブロックを生成し、制御部へ出力するとしても良い。
(1)受信部302
受信部302は、実施の形態1において説明した入出力部を介して外部機器から信号を受信する。受信した信号を検出部303へ出力する。
(2)検出部303
検出部303は、以下に説明する補正値ΔTを決定するために受信するテストデータ(スタートビット+8ビット)を、予め記憶している。
検出部303は受信部302が受信したスタートビット信号のLowレベル期間とHighレベル期間(又は何れか一方)を測定する。計測値とスタートビットのLowレベル期間とHighレベル期間の規定値の差分を算出する。以下の説明において、実際に計測されたスタートビットのLowレベル期間からLowレベル期間の規定値を減じた値を差分ΔTs表記する。
また、スタートビットに続く8ビット分の各ビットデータについても、同様にして、実測値のLowレベル期間から、テストデータの対応するデータビットの規定値のLowレベル期間を減じた差分Δ0〜Δ7を算出する。
検出部308は、算出したΔTs及びΔT0〜ΔT7を学習部306へ出力する。
また、上述したような差分の算出をした後は、受信部302から受け取った信号のLowレベル期間及びHighレベル期間を計測し、計測したLowれべえる期間及びHighレベル期間を、順次、補正部304へ出力する。
(3)学習部306
学習部306は、検出部から差分ΔTs及びΔ0〜Δ7を受け取る。これらを受け取ると、学習部306は、受け取った差分の平均値を算出する。以下の説明において、算出された平均値を補正値ΔTと記載する。
なお、ここでは、学習部306は、単純に、ΔTs、ΔT0〜ΔT7の平均値を補正値ΔTとしたが、ΔTs、ΔT0〜ΔT7それぞれに、重み付けをして補正値ΔTを求めても良い。
(4)補正部304
補正部304は、学習部306から補正値ΔTを受け取り記憶する。また、検出部303から、Lowレベル期間及びHighレベル期間を順次受け取る。
受け取ったLowレベル期間及びHighレベル期間をΔTにより補制して、デコード部(図示せず)へ出力する。
ここで、図15を用いて補正部304による補正について説明する。図15(a)は、受信回路301が受信する信号であって、補正前の状態を示している。図15(b)は、補正値ΔTにより補正された信号を示している。
補正部303は、図15(a)の示すようなLowレベル期間311、続いてHighレベル期間312を検出部304から受け取る。これらを受け取ると受け取ったLowレベル期間311「Tlow」から補正値ΔT減じて、補正後のLowレベル期間313「Tlow←Tlow−ΔT」を算出し、出力する。続いて、受け取ったHighレベル期間312「Thigh」に補正値ΔTを加えて、補正後のHighレベル期間314「Thigh+ΔT」を算出し、出力する。
3.3 動作
以上のように構成された受信回路301の動作について、図16のフローチャートを用いて説明する。
(補正値決定の動作)
以下の補正値ΔTの決定処理は、いつ行っても良いが、例えば、その機器の電源がONになった際に、予め決められた他の機器から、テストデータが送付され、テストデータの受信をトリガとして、以下の補正値ΔTの決定処理を開始してもよい。または、定期的に、所定の機器にテストデータを要求し、要求したテストデータの受信をトリガとして、補正値ΔTの決定処理を開始しても良い。
受信部301は、スタートビット信号を受信する(ステップS301)。
検出部303は、スタートビットのLowレベル期間を計測し、規定のLowレベル期間との差分ΔSを算出する(ステップS302)。算出した差分ΔSを学習部306へ出力する。
学習部306は、差分ΔSを記憶する(ステップS303)。
受信部302は、受信したビットデータを計数する変数nを0で初期化する(ステップS304)。
受信部302は、n番目のビットデータを受信し(ステップS302)、検出部へ出力する。
検出部303は、n番目のビットデータのLowレベル期間を計測し、規定のLowレベル期間との差分ΔTnを算出する(ステップS305)。
学習部306は、ΔTnを記憶する(ステップS307)。受信部302は変数nをインクリメントする(ステップS308)。
インクリメント後の変数nが8未満であれば、ステップS305へ戻り、n≧8になるまで、ステップS305〜ステップS309を繰り返す。
学習部311は、ΔTs及びΔT0〜ΔT7の平均値ΔTを算出し、補正部304は平均値を補正値ΔTとして記憶する(ステップS311)。
なお、実施の形態3においては、補正値ΔTはスタートビットおよび0番目のデータビット〜7番目のデータビットの平均により決定したが、スタートビットの場合、データビットで値0の場合、データビットで値1の場合と言うようにビット種類ごとに補正値を算出し、補正部304は、3つの補正値を使い分けるとしてもよい。
(補正値決定後のメッセージ受信動作)
上記の動作により補正値ΔTが決定した後の受信部301の動作について図13のブロック図および図17を用いて説明する。
受信部302は、スタートビットを受信する(ステップS331)。検出部303は、受信したスタートビットのLowレベル期間、highレベル期間を計測して補正部304へ出力する。
補正部304は、受け取ったスタートビットのLowレベル期間及びhighレベル期間を補正値ΔTにより補正し、デコード部(図示していない)出力する(ステップS332)。
受信部302は、またはデータビットを計数する変数n=0に初期化する(ステップS333)。
受信部302は、n番目のデータビットを受信し(ステップS334)、検出部303は、受信したデータビットのLowレベル期間及びHighレベル期間を計測し、補正部304へ出力する(ステップS335)。
補正部304は受信したn番目のデータビットを補正値ΔTで補正する(ステップS336)。受信部302は、変数nをインクリメントする(ステップS337)。変数nが8未満であれば(ステップS338のNO)、ステップS334に戻り、変数n=8になるまで、ステップS334〜ステップS338を繰り返す。
変数n≧8の場合(ステップS338のYES)、続いて、受信部302は、EOMビットを受信し、検出部303は、EOMビットのLowレベル期間及びHighレベル期間を計測する(ステップS339)。補正部304は、計測されたEOMビットを補正値ΔTで補正する(ステップS341)。次に、ACKビットの出力のタイミングであれば(ステップS347)、送信回路(実施の形態1参照)は、ACKビットを送信する(ステップS343)。
ACK応答タイミングでなければ(ステップS342のNO)、受信部302は、相手機器からACK信号を受信し、検出部303は、Lowレベル期間及びHighレベル期間を計測する(ステップS344)。補正部304は、ACKビットを補正値ΔTで補正する(ステップS346)。
ステップS341において、補正されたEOMビットが最終ブロックであることを示していなければ(ステップS347のNO)、ステップS333に戻り、後続のデータブロックについても、ステップS333〜ステップS3476の処理を行う。
EOMビットが、最終ブロックであることを示していれば(ステップS347)、補正値決定後のメッセージ受信動作を終了する。
なお、受信部302が、受信したデータビットの数を計数するとしたが、検出部303又は補正部304が計数するとしても良い。
4. その他の変形例
以上、本発明について、上記の実施の形態1及び2について説明してきたが、本発明は、これらに限定されるものではなく、以下の場合も、本発明に含まれる。
(1)実施の形態1において、受信回路117の備える記憶部123は、有効ブロックテーブルを唯一つ記憶しているが、以下のように複数記憶しているとしても良い。
図2(a)を用いて説明したように、メッセージ1は、複数のブロックを含んでおり、ヘッダブロック直後のデータブロックには、コマンドが含まれており、後続のデータブロックには、コマンドの実行に用いられるデータが含まれている。
記憶部123は、1のコマンドテーブルと複数のデータテーブルとを記憶している。コマンドテーブルは、8ビット長の有効コマンドから構成される。各データテーブルは、それぞれ、有効コマンドの何れかと対応している。各データテーブルは、複数の有効ブロックを含んでいるが、何れも、対応する有効コマンドの実行に用いられるデータである。
ヘッダブロックの直後のデータブロックに相当する補完ブロックを受け取った場合、判定部127は、記憶部123からコマンドテーブルを読み出し、読み出したコマンドテーブルを用いて、確定ブロックを決定する。
次に、判定部127は、前記コマンドテーブルを用いて決定した確定ブロック(つまり、ヘッダブロック直後のデータブロックに含まれるコマンド)と対応するデータテーブルを記憶部123から読み出す。なお、ヘッダブロック直後のデータブロックに相当するデコードブロックにエラービットが含まれていない場合は、判定部127は、デコードブロックと対応するデータテーブルを読み出す。
以後、後続のブロックについては、読み出したデータテーブルを用いて、確定ブロックの決定を行う。
さらに、記憶部123は、ケーブルを介して接続されている外部機器のアドレス(4ビット長)と自身のアドレス(4ビット長)を結合したアドレスブロックからなるアドレステーブルを記憶しているとしても良い。例えば、アドレス「0000」のテレビとアドレス「0001」のセットトップボックスと接続されており、DVDプレーヤー自身のアドレスが「0010」であれば、アドレステーブルは、アドレスブロック「00000010」と「00010010」とを含む。判定部127は、スタートビット直後に位置するブロック(つまりヘッダブロック)については、アドレステーブルを用いて確定ブロックの決定を行うとしても良い。
(2)さらに、受信側の機器の状態とデータを送信した機器に応じた多数の有効ブロックテーブル記憶しており、判定部はこれらの有効ブロックテーブルの中から最適な有効ブロックテーブルを用いて、補完を行うとしても良い。
以下に、この変形例について、図面を用いて説明する。
(2−1)構成
ここで、変形例(2)について、図面を用いて説明する。図18は、システムを構成する機器に搭載されている受信回路401と制御部406を示すブロック図である。
図18に示すように、受信回路401は、デコード部402、補完部403、判定部404及び記憶部405を含むが、デコード部402、補完部403は、実施の形態1において説明したデコード部120、補完部122と同様であるので、説明を省略する。
(2−1−1)記憶部405
記憶部405は、多数の有効ブロックテーブルを記憶しており、ここでは、一例として、テーブル対応表により、これらの有効ブロックテーブルを管理している。また、変形例(1)で述べたアドレステーブル(図示せず)を記憶している。
図19(a)は、テーブル対応表411及びテーブル対応表により管理される有効ブロックテーブル411の一例を示している。
ここでは、一例として、当該受信回路を搭載している機器がDVDプレーヤーであるとして説明する。
図19(a)は、横軸方向に、システム内の他の機器(送信元機器)の名称を記載し、縦軸方向には、当該DVDプレーヤーの状態を列挙している。さらに、送信元機器と、受信機器の状態との交点の位置に、最適な有効ブロックテーブルの名称(テーブル11、12・・・21、22・・・XN)を記載して構成されている。なお、説明の便宜上、図19(a)のテーブル対応表は、送信元機器の名称、受信機器の状態、有効ブロックテーブルの名称から構成されているが、送信元機器の名称に代えて送信元機器のアドレス、受信側機器の状態を示すビット列、各有効ブロックテーブルの格納されているアドレスから構成されるとしても良い。
例えば、送信元機器が「TV」から、メッセージを受信したときの受信側機器の状態がチューナー画面出力中であれば、「テーブル11」が最適な有効ブロックテーブルであることを示している。
また、別の例としては、送信元機器「RecordingDevice」からメッセージを受信したときの受信側機器の状態が「再生中」であれば、「テーブル23」が最適な有効ブロックテーブルであることを示している。
図19(b)、(c)は、テーブル対応表により管理されている有効ブロックテーブル「テーブル11」及び「テーブル12」の具体例を示している。
図19(b)に示す「テーブル11」は複数の有効ブロック409、410・・・から構成される。各有効ブロックは、図5に示すように8ビット長のビット列であるが、ここでは、各有効ブロックの示す意味を記載している。例えば、有効ブロック409、410・・・は、受信側機器「DVDプレーヤー」がチューナ画面を出力中に、送信側機器「TV」から受信する可能性のあるメッセージを構成するブロックである。より具体的には、有効ブロック409は、ユーザにより、チャネルUPの操作が為されたことを示す8ビット長のビット列である。有効ブロック410は、ユーザにより、チャネルDOWNの操作が為されたことを示す8ビット長のビット列である。
図19(c)に示す「テーブル12」は、複数の有効ブロック411、412・・・から構成され、これらは、受信側機器「DVDプレーヤー」がメニュー画面を出力中に、送信側機器「TV」から受信する可能性のあるメッセージを構成する有効ブロックである。例えば、有効ブロック411は、利用者がカーソルを上に移動させる操作をしたことを示す。
(2−1−2)判定部404
判定部404は、当該DVDプレーヤーのアドレスを記憶している。
判定部404は、入出力部(実施の形態1参照)、デコード部402及び補完部403を介して、スタートビットを受信する。続いて、ヘッダブロックの先頭の8ビットを受け取り、必要に応じて、前述のアドレステーブルを用いて送信先のアドレスを決定する。
次に判定部404は、決定した送信先のアドレスと記憶している自身のアドレスとを比較し、両者が異なる場合は何もしない。
両者が一致する場合若しくはブロードキャストアドレスの場合は、ヘッダブロックに含まれれる送信元アドレスから、メッセージの送信元の機器を特定する。
次に、判定部404は、制御部406から現在のDVDプレーヤー自身の状態を示す情報を取得する。続いて、テーブル対応表を用いて取得したDVDプレーヤーの状態と送信元機器に、一致する有効ブロックテーブルを選択し、選択した有効ブロックテーブルを記憶部405から読み出す。
以後、読み出した有効ブロックテーブルを用いて、実施の形態1と同様に、読み出した有効ブロックテーブルを用いて確定ブロックを決定して、制御部406へ出力する。
なお、機器の状態を示す情報は、制御部406から、常時出力されているとしてもよいし、必要な場合に、判定部404が制御部406へ要求して取得するとしても良い。
(2−1−3)制御部406
制御部406は、利用者の操作を基に、当該DVDプレーヤーを構成する各部の動作を制御する機能部である。
制御部406は、受信回路401を構成する判定部404へ、現在のDVDプレーヤーの状態を示す情報を出力する。
(2−2)動作
図20は、本変形例のDVDプレーヤーによるメッセージ受信動作を示したフローチャートである。以下に、図20を用いて、DVDプレーヤーのメッセージ受信時の動作を説明する。なお、ここでは、本変形例の特徴的な動作のみを示しており、デコード部で正常にデコードできた場合(つまり補完の必要がない場合)や、補完に失敗した場合の動作については省略している。これらの場合については、図8〜図9を参照のこと。
デコード部402などを介して、スタートビットを受信すると(ステップS401)、判定部404は、制御部406から、現在のDVDプレーヤーの状態を示す情報を取得する(ステップS402)。
次に、スタートビットに続いて受信したヘッダブロックからあて先アドレスを検出してあて先機器を特定する(ステップS403)。あて先が、システム内の他の機器であれば(ステップS403の他の機器宛)、メッセージ受信の動作を終了する。
あて先機器がDVDプレーヤー自身である場合又はブロードキャストである場合(ステップS403の自機器宛又はブロードキャスト)、メッセージの送信元機器と、制御部から取得した現在の自機の状態とを基に、テーブル対応表を参照して、最適な有効ブロックテーブルを選択する(ステップS404)。例えば、送信元機器が「TV」であって自機の状態が「チューナ画面出力中」であれば(ステップS404の「送信元=TV、状態=チューナ画面出力中」)、判定部404は、「テーブル11」を有効ブロックテーブルとして選択する。また、別の例として、送信元の機器が「TV」であって、自機の状態が「メニュー画面の出力中」である場合(ステップS404の「送信元=TV」、状態=メニュー画面出力中」)、判定部404は、「テーブル12」を有効ブロックテーブルとして選択する(ステップS409)。同様に、送信元機器が「AudioSystem」であって、自機の状態が録画中の場合は、「テーブルXN」を選択する(ステップS410)。
ここで、送信元機器と自機の状態の組合せに一致する有効ブロックテーブルが存在しない場合(ステップS404の一致せず)、メッセージ受信の処理を終了する。
続いて、判定部404は、選択した有効ブロックテーブルを用いて補完処理を行う(ステップS412)。
(2−3)まとめ
受信側機器の種類とメッセージ受信時の状態及びメッセージの送信元機器が決まれば、メッセージを構成するブロックの候補も必然的に限定される。
この変形例のように、多数の有効ブロックテーブルを使い分けることで、より正確かつ迅速に補完処理を行うことができる。
(3)上記の実施の形態1では、デコード部120は、デコードブロックの生成にあたり、「1」又は「0」の判定ができないビットパルスを受信した場合、そのビットパルスに対応するビットデータ「0」を含むデコードブロックを生成し、さらに、当該エラービットの位置を示すビット位置情報を生成し、デコードブロックとビット位置情報とを補完部122へ出力している。しかし、この構成に限定されるものではなく、受信回路117は、デコード部120と補完部122との機能を併せ持つデコード・補完部を備え、デコードブロックを生成しない構成であっても良い。
デコード・補完部は、スタートビットを検出した後、1ブロックに相当する区間毎に信号をデコードして補完ブロックを生成する。具体的には、上述したデコード部120と同様に、各ブロックに相当する区間の信号に含まれる各ビットパルスについて、そのビットパルスのLowレベル期間応じて「1」又は「0」の何れかのビットデータを生成し、一時的に記憶する。ここで、例えば、第3ビット目に相当するビットパルスが、「1」又は「0」の判別ができない場合、デコード・補完部は、記憶している第1及び第2ビットのビットデータをコピーし、第3ビット目に「0」を補完したビット列aと第3ビット目に「1」を補完したビット列bを生成する。
以後、デコード・補完部は、4ビット目〜8ビット目に相当するビットパルスをデコードして生成したビットデータをビット列a及びビット列bの双方に追加して記憶していく。8ビット目のビットデータを記憶すると、8ビット長のビット列aを補完ブロックa、8ビット長のビット列bを補完ブロックbとして判定部127へ出力する。
なお、4〜8ビットに相当するビットパルスに「1」又は「0」の判別ができないビットパルスが含まれている場合、デコード・補完部は、補完できないエラーが発生したと判断して、補完ブロックの生成を中止する。
(4)上記の実施の形態では、デジタル信号の表現形式として、RZ(Return to Zero)方式を用いており、電位がLowレベルに保たれている時間に応じて、ビットデータ「1」又は「0」を生成している。しかし、デジタル信号の表現形式は、RZ方式に限定されるものではなく、他の方式であっても良い。特に、実施の形態1の受信回路117の場合、記憶部123が規格に準拠した有効ブロックテーブルを備えていれば、正確な補完が可能であるので、どのような表現方法を採用しても良い。その場合、デコード部120は、採用された表現形式に対応したデコード機能を備える。
(5)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレィユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ROM、RAM、ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(6)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(7)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を、前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(8)また、図1に示すように、上記実施例におけるDVDプレーヤー100及びテレビ300の機能ブロックの全てが集積回路であるLSIとして実現される場合も本発明に含まれる。また、機能ブロックの全てに限らず一部がLSIとして実現される場合も本発明に含まれる。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)やLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサであっても良い。
更には、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応などが可能性として有り得る。
(9)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明は、誤り訂正情報を持たないシリアル通信によって、各種の情報の授受を行う電気機器を製造・販売する産業において、継続的、反復的、営業的に利用することができる。
実施の形態1の送受信システムを構成する各DVDプレーヤー100及びテレビ300の構成を示すブロック図である。 (a)機器制御情報を含むメッセージの構成と、(b)メッセージを変換した信号を示している。 スタートビット、ビットデータ「0」及び「1」それぞれと対応するビットパルスを示す。 機器制御信号処理部104に含まれる受信回路117及び送信回路135の構成を示すブロック図である。 受信回路117によるエラービットの補完処理の具体例を示す。 (a)送信側の出力する信号の波形、(b)信号線上での信号の波形、及び、(c)受信側で検出する信号の波形を示す。 送信回路135によるオフセット調整前後におけるビットパルスの波形を示す。 メッセージ受信の動作を示すフローチャートである。 メッセージ受信の動作を示すフローチャートである。図8から続く。 メッセージ送信の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2における受信回路228の構成を示すブロック図である。 ビットパルスのLowレベル期間Tと、受信回路228がそのビットパルスに応じて出力するビットデータとの関係を示している。 メッセージの受信の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る受信回路301の構成及びデータフローを示したブロック図である。 補正部304による信号の補正を視覚的に示している。 補正値決定の動作を示すフローチャートである。 補正値決定後のメッセージの受信動作を示すフローチャートである。 変形例(2)の受信回路401と制御部406を示すブロック図である。 変形例(2)において、記憶部405の記憶している情報の一例を示している。 変形例(2)における、メッセージ受信動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 DVDプレーヤー
101 入出力部
102 ドライブ部
103 復号部
104 機器制御信号処理部
106 インジケータ
107 制御部
108 入力部
117 受信回路
120 デコード部
122 補完部
123 記憶部
125 有効ブロックテーブル
127 判定部
135 送信回路
138 信号出力部
139 結果判定部
141 タイミング調整部
228 受信回路
232 デコード・補完部
234 ブロック出力部
300 テレビ
301 入出力部
302 チューナー
303 アンテナ
304 機器制御信号処理部
306 再生処理部
307 制御部
308 入力部

Claims (14)

  1. 送信装置から、信号線を介して、信号を受信する受信装置であって、
    複数種類の有効ブロックを記憶している記憶手段と、
    送信ビット列の各ビットデータに応じて、長短2種類の連続する低レベル期間をそれぞれ含む2種類の矩形波を切り換えて、前記送信ビット列を表現した信号を受信する受信手段と、
    受信した信号に含まれる各矩形波について、連続する低レベルの期間を測定し、測定した期間に応じてビットデータの検出の可否を判断し、検出可と判断された場合に、測定した期間に応じたビットデータを生成する検出手段と、
    生成された1以上のビットデータから構成される受信ビット列において、検出不可と判断された矩形波に対応するビット位置に、ビット値0及びビット値1を補完して、それぞれ、第1及び第2補完ブロックを生成する補完手段と、
    前記記憶手段から、前記第1及び第2補完ブロックに一致する有効ブロックを検索し、一方の補完ブロックに一致する有効ブロックが存在し、他方の補完ブロックに一致する有効ブロックが存在しない場合に、当該一方の補完ブロックを選択する選択手段と
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記記憶手段は、信号線を介して受信装置と接続された機器を示す機器識別情報と、当該受信装置の動作状態を示す状態情報とによって識別される有効ブロックテーブルを1以上記憶しており、前記有効ブロックは、それぞれ、いずれかの有効ブロックテーブルに属し、
    前記選択手段は、
    現時点における当該受信装置の動作状態を示す状態情報を取得する状態取得部と、
    前記送信装置を識別する機器識別情報を取得する識別部と、
    取得した状態情報と機器識別情報とによって識別される有効ブロックテーブルを選択する選択部と、
    選択された有効ブロックテーブルから、前記第1及び第2補完ブロックに一致する有効ブロックを検索し、一方の補完ブロックに一致する有効ブロックが存在し、他方の補完ブロックに一致する有効ブロックが存在しない場合に、当該一方の補完ブロックを選択する検索部
    とを含むことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 送信装置から、ビットデータに応じた低レベル期間を含む矩形波を、信号線を介して受信し、受信した矩形波に生じる誤りを訂正する受信装置であって、
    前記矩形波を受信する受信手段と、
    受信した矩形波の低レベル期間を測定する測定手段と、
    測定された長さが第1範囲に含まれると、第1の値を生成し、測定された低レベル期間が、第1範囲の上限よりも大きい下限値を含む第2の範囲に含まれると、第2の値を生成する変換手段と、
    測定された低レベル期間が、前記第1範囲及び第2範囲のいずれにも含まれない場合、
    下限値を減少させて前記第1範囲を拡張し、その拡張部分に、測定した低レベル期間が含まれるか否かを判断し、含まれる場合に、第1の値を生成し、
    上限値を拡張して前記第2の範囲を拡張し、その拡張部分に、測定した低レベル期間が含まれるか否を判断し、含まれると判断すると前記第2の値を生成する補完手段と
    を備えることを特徴とする受信装置。
  4. ビットデータに応じた低レベル期間を含む矩形波を、信号線を介して受信装置へ送信する送信装置であって、
    ビットデータに応じた低レベル期間を含む矩形波の生成と出力を繰り返す信号出力手段と、
    送信した矩形波にエラーが発生しているか否かを判定する判定手段と、
    エラーが発生したと判定されると、前記信号出力手段に、前記低レベル期間の長さを短くさせるタイミング調整手段と
    を備えることを特徴とする送信装置。
  5. 送信装置から、信号線を介して、信号を受信する受信装置であって、
    テストデータを構成する各テストビットに応じて、長短2種類の連続する低レベル期間をそれぞれ含む2種類の矩形波を切り換えて生成されたテスト信号を受信するテスト受信手段と、
    受信したテスト信号を構成する各矩形波について、連続する低レベル期間の揺らぎを検出する検出手段と、
    全ての矩形波について測定された揺らぎを基に、補正値を生成する生成手段と、
    前記送信装置から受信した信号を構成する各矩形波を、前記補正値により補正する補正手段と
    を備えることを特徴とする受信装置。
  6. 前記検出手段は、前記テストデータと、各テストビットの低レベル期間とを記憶しており、テスト信号を構成する各矩形波について、連続する低レベル期間と、対応するテストビットの低レベル期間との差を前記揺らぎとして検出し、
    前記生成手段は、前記テスト信号を構成する全ての矩形波に関する前記差を平均して前記補正値を生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の受信装置。
  7. 送信装置から、信号線を介して、信号を受信する受信装置において用いられる受信方法であって、
    前記受信装置は、複数種類の有効ブロックを記憶している記憶手段を備え、
    前記受信方法は、
    送信ビット列の各ビットデータに応じて、長短2種類の連続する低レベル期間をそれぞれ含む2種類の矩形波を切り換えて、前記送信ビット列を表現した信号を受信する受信ステップと、
    受信した信号に含まれる各矩形波について、連続する低レベルの期間を測定し、測定した期間に応じてビットデータの検出の可否を判断し、検出可と判断された場合に、測定した期間に応じたビットデータを生成する検出ステップと、
    生成された1以上のビットデータから構成される受信ビット列において、検出不可と判断された矩形波に対応するビット位置に、ビット値0及びビット値1を補完して、それぞれ、第1及び第2補完ブロックを生成する補完ステップと、
    前記記憶手段から、前記第1及び第2補完ブロックに一致する有効ブロックを検索し、一方の補完ブロックに一致する有効ブロックが存在し、他方の補完ブロックに一致する有効ブロックが存在しない場合に、当該一方の補完ブロックを選択する選択ステップと
    を備えることを特徴とする受信方法。
  8. 送信装置から、信号線を介して、信号を受信する受信装置に搭載される集積回路であって、
    複数種類の有効ブロックを記憶している記憶手段と、
    送信ビット列の各ビットデータに応じて、長短2種類の連続する低レベル期間をそれぞれ含む2種類の矩形波を切り換えて、前記送信ビット列を表現した信号を受信する受信手段と、
    受信した信号に含まれる各矩形波について、連続する低レベルの期間を測定し、測定した期間に応じてビットデータの検出の可否を判断し、検出可と判断された場合に、測定した期間に応じたビットデータを生成する検出手段と、
    生成された1以上のビットデータから構成される受信ビット列において、検出不可と判断された矩形波に対応するビット位置に、ビット値0及びビット値1を補完して、それぞれ、第1及び第2補完ブロックを生成する補完手段と、
    前記記憶手段から、前記第1及び第2補完ブロックに一致する有効ブロックを検索し、一方の補完ブロックに一致する有効ブロックが存在し、他方の補完ブロックに一致する有効ブロックが存在しない場合に、当該一方の補完ブロックを選択する選択手段と
    を備えることを特徴とする集積回路。
  9. 送信装置から、ビットデータに応じた低レベル期間を含む矩形波を、信号線を介して受信し、受信した矩形波に生じる誤りを訂正する受信装置において用いられる受信方法であって、
    前記矩形波を受信する受信ステップと、
    受信した矩形波の低レベル期間を測定する測定ステップと、
    測定された長さが第1範囲に含まれると、第1の値を生成し、測定された低レベル期間が、第1範囲の上限よりも大きい下限値を含む第2の範囲に含まれると、第2の値を生成する変換ステップと、
    測定された低レベル期間が、前記第1範囲及び第2範囲のいずれにも含まれない場合、
    下限値を減少させて前記第1範囲を拡張し、その拡張部分に、測定した低レベル期間が含まれるか否かを判断し、含まれる場合に、第1の値を生成し、
    上限値を拡張して前記第2の範囲を拡張し、その拡張部分に、測定した低レベル期間が含まれるか否を判断し、含まれると判断すると前記第2の値を生成する補完ステップと
    を備えることを特徴とする受信方法。
  10. 送信装置から、ビットデータに応じた低レベル期間を含む矩形波を、信号線を介して受信し、受信した矩形波に生じる誤りを訂正する受信装置に搭載される集積回路であって、
    前記矩形波を受信する受信手段と、
    受信した矩形波の低レベル期間を測定する測定手段と、
    測定された長さが第1範囲に含まれると、第1の値を生成し、測定された低レベル期間が、第1範囲の上限よりも大きい下限値を含む第2の範囲に含まれると、第2の値を生成する変換手段と、
    測定された低レベル期間が、前記第1範囲及び第2範囲のいずれにも含まれない場合、
    下限値を減少させて前記第1範囲を拡張し、その拡張部分に、測定した低レベル期間が含まれるか否かを判断し、含まれる場合に、第1の値を生成し、
    上限値を拡張して前記第2の範囲を拡張し、その拡張部分に、測定した低レベル期間が含まれるか否を判断し、含まれると判断すると前記第2の値を生成する補完手段と
    を備えることを特徴とする集積回路。
  11. ビットデータに応じた低レベル期間を含む矩形波を、信号線を介して受信装置へ送信する送信装置において用いられる送信方法であって、
    ビットデータに応じた低レベル期間を含む矩形波の生成と出力を繰り返す信号出力ステップと、
    送信した矩形波にエラーが発生しているか否かを判定する判定ステップと、
    エラーが発生したと判定されると、前記信号出力手段に、前記低レベル期間の長さを短くさせるタイミング調整ステップと
    を備えることを特徴とする送信方法。
  12. ビットデータに応じた低レベル期間を含む矩形波を、信号線を介して受信装置へ送信する送信装置に搭載される集積回路であって、
    ビットデータに応じた低レベル期間を含む矩形波の生成と出力を繰り返す信号出力手段と、
    送信した矩形波にエラーが発生しているか否かを判定する判定手段と、
    エラーが発生したと判定されると、前記信号出力手段に、前記低レベル期間の長さを短くさせるタイミング調整手段と
    を備えることを特徴とする集積回路。
  13. 送信装置から、信号線を介して、信号を受信する受信装置において用いられる受信方法であって、
    テストデータを構成する各テストビットに応じて、長短2種類の連続する低レベル期間をそれぞれ含む2種類の矩形波を切り換えて生成されたテスト信号を受信するテスト受信ステップと、
    受信したテスト信号を構成する各矩形波について、連続する低レベル期間の揺らぎを検出する検出ステップと、
    全ての矩形波について測定された揺らぎを基に、補正値を生成する生成ステップと、
    前記送信装置から受信した信号を構成する各矩形波を、前記補正値により補正する補正ステップと
    を含むことを特徴とする受信方法。
  14. 送信装置から、信号線を介して、信号を受信する受信装置に搭載される集積回路であって、
    テストデータを構成する各テストビットに応じて、長短2種類の連続する低レベル期間をそれぞれ含む2種類の矩形波を切り換えて生成されたテスト信号を受信するテスト受信手段と、
    受信したテスト信号を構成する各矩形波について、連続する低レベル期間の揺らぎを検出する検出手段と、
    全ての矩形波について測定された揺らぎを基に、補正値を生成する生成手段と、
    前記送信装置から受信した信号を構成する各矩形波を、前記補正値により補正する補正手段と
    を備えることを特徴とする集積回路。
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