JP2008028658A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 相互接続性を損なわずにチューナに係る情報を公開することのできる通信装置を提供する。
【解決手段】 通信装置のCDS部が他の通信装置に提示する、チューナ部が受信可能なチャネルに係る情報を記載したアイテム要素内には、タイトル情報やチャネル情報を記載する。一方で他の通信装置が当該コンテンツデータを取得するためのリソース情報であるプロトコル情報、及びURI情報の少なくとも一方をアイテム要素内には記載しない。これにより、他の通信装置はチャネル情報等を取得することができる一方で、コンテンツデータを取得するための情報が不足しているため、チューナ部で受信するライブ放送コンテンツデータを取得することはできない。
【選択図】 図6
【解決手段】 通信装置のCDS部が他の通信装置に提示する、チューナ部が受信可能なチャネルに係る情報を記載したアイテム要素内には、タイトル情報やチャネル情報を記載する。一方で他の通信装置が当該コンテンツデータを取得するためのリソース情報であるプロトコル情報、及びURI情報の少なくとも一方をアイテム要素内には記載しない。これにより、他の通信装置はチャネル情報等を取得することができる一方で、コンテンツデータを取得するための情報が不足しているため、チューナ部で受信するライブ放送コンテンツデータを取得することはできない。
【選択図】 図6
Description
本発明は、ネットワークを介して他の通信装置と通信する通信装置に関する。
現在、ホームネットワーク技術として、DLNA(Digital Living Network Alliance)の開発が進められている。DLNAの中では、要素技術としてUPnP(Universal Plug and Play)が利用されており、特にサーバ装置が提供するコンテンツデータのリストであるコンテンツリストを公開する要素技術として、UPnP CDS(例えば、非特許文献1参照)が利用されている。
CDSは、サーバ装置が提供可能なコンテンツデータのリストであるコンテンツリストを再生装置が取得する方法や、さらにコンテンツリストに含まれる各コンテンツデータの詳細情報を取得する方法等について取り決めた規格である。CDSが提供するコンテンツデータの詳細情報は、コンテンツデータの種別に応じてタイトル、クラス、ジャンル、チャネル番号、チャネル名、URI、通信プロトコル情報等で構成される。特にURIや通信プロトコル情報は再生装置が当該コンテンツデータを取得する際に使用するため、コンテンツデータの種別に関わらず記載されることが多い。
通常、サーバ装置が提供するコンテンツデータを再生装置が再生するには、サーバ装置からCDSによりコンテンツリストを取得し、リストから1のコンテンツデータを選択して、コンテンツ詳細情報として記載されるURIから当該コンテンツデータを取得して再生する。ここでサーバ装置が提供可能なコンテンツデータとして記載するコンテンツリストには、自身が有する記憶媒体に記憶されたコンテンツデータのみならず、自身がチューナを持つ場合には、チューナで放送波を受信して順次得られる、ライブ放送コンテンツデータに係る項目も含ませることができる。
チューナは有するもののライブ放送コンテンツデータを送信する機能は持たず、記憶媒体に記憶されたコンテンツデータを送信する機能のみを有するサーバ装置もあるが、このようなサーバ装置は通常、当該ライブ放送コンテンツデータをCDSで公開しないことが多い。
Kirt Debique、外6名、"ContentDirectory:1 Service Template Version 1.01"、[online]、2002年6月25日、UPnP Forum、[平成18年7月10日検索]、インターネット(URL:http://www.upnp.org/standardizeddcps/documents/ContentDirectory1.0.pdf)
Kirt Debique、外6名、"ContentDirectory:1 Service Template Version 1.01"、[online]、2002年6月25日、UPnP Forum、[平成18年7月10日検索]、インターネット(URL:http://www.upnp.org/standardizeddcps/documents/ContentDirectory1.0.pdf)
しかしながら、サーバ装置が受信可能なチャネルの情報を再生装置知りたい場合もある。例えば、サーバ装置が予約録画機能を持っている場合であって、再生装置が当該サーバ装置に対して予約録画を指示したい場合には、再生装置はサーバ装置が受信可能なチャネルの情報を予め知る必要があるが、受信可能なチャネルの情報をサーバ装置が公開していないと、再生装置はチャネルの情報を知ることができない。
一方、サーバ装置が受信可能なチャネルの情報を含むコンテンツリストをCDSとして公開する場合には、通常URI等の情報も合わせて公開することとなるが、当該サーバ装置がライブ放送コンテンツデータを送信する機能を持っていない場合もある。チューナで受信した信号を順次エンコードして、当該コンテンツデータを記録せずに別の装置にストリーミング送信する処理は、バッファリング等の管理が複雑だからである。サーバ装置がライブ放送コンテンツデータの送信に対応していない場合には、再生装置が当該URIにアクセスしても当該ライブ放送コンテンツデータを取得することはできないためエラー発生等の原因ともなりかねず、相互接続性が損なわれることにもなりかねない。
そこで本発明は、相互接続性を損なわずにチューナに係る情報を公開することのできる通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の通信装置は、放送波の受信により順次得られるコンテンツデータの送信を行わない通信装置であって、ネットワークを介して他の通信装置と通信する通信部と、放送波を受信するチューナ部と、前記チューナ部で受信可能なチャネルの情報を項目に持つコンテンツリストを、前記通信部を介して前記他の通信装置に提示する提示部とを備え、前記コンテンツリスト内の前記チューナ部で受信可能なチャネルに係る項目内には、前記他の通信装置がコンテンツデータを取得するための取得情報を記載しないことを特徴とする。
請求項5記載の通信装置は、放送波の受信により順次得られるコンテンツデータの送信を行わない通信装置であって、ネットワークを介して他の通信装置と通信する通信部と、放送波を受信するチューナ部と、前記チューナ部で受信可能なチャネルの情報を項目に持つコンテンツリストを、前記通信部を介して前記他の通信装置に提示する提示部とを備え、前記コンテンツリスト内の前記チューナ部で受信可能なチャネルに係る項目には、前記他の通信装置がコンテンツデータを取得するための取得情報として、ダミーデータを記載することを特徴とする。
請求項9記載の通信装置は、放送波の受信により順次得られるコンテンツデータの送信を行わない通信装置であって、他の通信装置とUPnPによりネットワークを介して通信する通信部と、放送波を受信するチューナ部と、CDSとして機能し、前記チューナ部で受信可能なチャネルの情報をitem要素として前記他の通信装置に提示する提示部とを備え、前記チューナ部で受信可能なチャネルの情報に係るアイテム要素内には、前記他の通信装置がコンテンツデータを取得するためのURI情報及びprotocolInfo情報の少なくとも一方を記載しないか、或いはURI情報及びprotocolInfo情報の少なくとも一方にダミーデータを記載することを特徴とする。
本発明によれば、相互接続性を損なわずにチューナに係る情報を公開することのできる通信装置を提供することができる。
以下、本発明の通信装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の通信装置の実施例1である録画装置が使用される通信システムの構成を示す図である。通信システム1は、放送波を受信し録画する機能を有する録画装置2(通信装置)と、再生装置3(他の通信装置)とから構成される。尚、録画装置2と再生装置3とは、其々TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)により通信が行われるネットワーク4に接続される。
録画装置2は、アンテナ5に接続されており、先述の通りアンテナ5から入力される放送波をチューナ部で受信して録画する機能を有する。また録画装置2は、録画したコンテンツデータを、ネットワーク4を介して再生装置3に送信する機能を有する。
ここで録画装置2は、録画したコンテンツデータを再生装置3へ送信する機能は有するが、チューナ部での放送波の受信により順次得られるコンテンツデータ、即ち現在放送しているライブ放送に係るコンテンツデータを、HDDや光ディスク等の記録媒体に記録せずに再生装置3に送信する機能は有さないものとする。つまり、ユーザが現在放送中の内容を再生装置3で視聴したい場合には、録画装置2以外のチューナを使用して視聴する必要がある。
再生装置3は、ネットワーク4を介して録画装置2に録画されたコンテンツデータを受信して再生し、自身の持つ表示部や音声出力部、或いは外部の表示装置や音声出力装置に出力する機能を有する。
尚、録画装置2及び再生装置3は、其々UPnPに対応したAV(Audio Visual)機器である。UPnPでは、ネットワークの基本構成として、デバイス、サービス、コントロールポイントが定義されている。デバイスは、UPnPに対応した機器であり、サービスはデバイスが提供する機能を表す最小単位である。各デバイスは、最低1つのサービスを有している。コントロールポイントは、デバイスの持っているサービスを制御し、利用するものである。また、ひとつの機器の中に複数のデバイス機能を持たせることもでき、更に、コントロールポイントとデバイスとが一体となっている機器を考えることもできる。
更に、UPnPのAV機器向けの使用としてUPnP AV Architectureという仕様が定義されている。UPnP AV Architectureでは、被制御機能を実装し、コンテンツデータを提供するサーバデバイスとしてUPnP Media Server Device(以下、メディアサーバとも称す)が定義されているが、本通信システム1では、録画装置2がメディアサーバとして機能する。メディアサーバである本実施例の録画装置2は、コンテンツリストの公開を行うサービスであるCDS(Content Directory Service)と、予約録画を行うサービスであるSRS(Scheduled Recording Service)とを提供する。
さらに、UPnP AV Architectureでは、再生側のデバイスとして、UPnP Media Renderer Device(以下、メディアレンダラとも称す)が定義されているが、本通信システム1では、再生装置3がメディアレンダラとして機能する。
また再生装置3は、先述のようにメディアレンダラとしても機能とすると共に、コントロールポイントとしての機能も併せて構成し、デバイスである録画装置2が提供するサービスを制御、利用する機能を持つ。
ここで、ユーザがデジタルテレビ等である再生装置3を使用して、録画装置2に保存されているコンテンツデータを視聴する場合の一般的な流れについて、図2を参照しながら簡単に説明する。
図2(a)は、再生装置3がCDSである録画装置2からコンテンツリストを取得する際の処理の流れを示す図である。
まず、再生装置3はCDSとしての録画装置2に、コンテンツリストの取得を要求するアクションであるBrowse要求(閲覧要求)を送信する(S21)。すると、録画装置2はその応答として、コンテンツリストをBrowse Responseとして送信する(S22)。これにより、再生装置3は、録画装置2が提供可能なコンテンツデータや、その詳細情報(例えば、タイトル、クラス、URI(Uniform Resource Identifier)、通信プロトコル情報、チャネル番号、ジャンル等の情報)を取得することができる。
まず、再生装置3はCDSとしての録画装置2に、コンテンツリストの取得を要求するアクションであるBrowse要求(閲覧要求)を送信する(S21)。すると、録画装置2はその応答として、コンテンツリストをBrowse Responseとして送信する(S22)。これにより、再生装置3は、録画装置2が提供可能なコンテンツデータや、その詳細情報(例えば、タイトル、クラス、URI(Uniform Resource Identifier)、通信プロトコル情報、チャネル番号、ジャンル等の情報)を取得することができる。
尚、図2(a)の例ではコンテンツリストの取得方法としてBrowse要求を使用したが、再生装置3はSearch要求でもコンテンツリストを取得することは可能である。以下、再生装置3がコンテンツリストを取得するアクションとしてBrowse要求を使用するものとして説明を行うが、Search要求を使用しても良い。
次に、再生装置3がコンテンツデータを取得する際の処理の流れについて、図2(b)を参照しながら説明する。図2(b)は、再生装置3が録画装置2からコンテンツデータを取得する際の処理の流れを示す図である。
再生装置3は、先述した処理で取得したコンテンツリストから、1つのコンテンツデータを選択する。選択したコンテンツデータの詳細情報としてコンテンツリストに記載されたURIに向けて、同じく詳細情報として記載された通信プロトコル(図2(b)の例では、HTTP GET)によりコンテンツデータの取得要求を送信する(S25)。この応答として、録画装置2は再生装置3へのコンテンツデータの送信を開始する(S26)。再生装置3はこれにより、ストリーミング再生等により再生装置3で映像や音声を再生することができる。
次に、図3を参照しながら、録画装置2の構成について説明する。図3は、録画装置2の構成を示す図である。録画装置2は、制御部201と、通信I/F部202と、操作部203と、チューナ部204と、エンコーダ部205と、データ編集部206と、HDD部207と、光ディスクドライブ部208と、バッファ部209と、MPEGデコーダ部210と、音声映像処理部211と、I/F部212とから構成される。ここで、制御部201と、通信I/F部202と、操作部203と、データ編集部206と、バッファ部209とはバスを介して接続されている。
制御部201は、例えばCPU(Central Processing Unit)等であり、所定の制御プログラムを実行し、録画装置2全体の動作を統括制御する。この制御部201で実行される制御プログラムにより、録画装置2はメディアサーバとしての機能を果たすことができる。
また制御部201は、実行される制御プログラムにより、CDSとしてコンテンツリストを再生装置3に提供するCDS部201a(提示部)、及びSRSとして予約録画機能を再生装置3に提供する予約録画部201b(録画部)としても機能する。
CDS部201aは、先述の通り再生装置3からの要求に応じてコンテンツリストを送信する機能を有する。このとき提示するコンテンツリストの詳細は図4以降を参照しながら後述するが、CDS部201aはチューナ部204で受信可能なチャネルの情報を、再生装置3がコンテンツデータを取得できない形でコンテンツリストの項目(アイテム)として公開する。
予約録画部201bは、通信I/F部202を介して再生装置3(図3には図示せず)から受信した予約録画要求に基づいて予約録画を設定し、チューナ部204で受信して得られるコンテンツデータを当該予約録画設定に基づいてHDD部207又は光ディスクDへ録画する。
通信I/F部202は、ネットワーク4でTCP/IPにより通信するための通信インタフェースであり、再生装置3から送信される、コンテンツリストの閲覧を要求するBrowse要求(図2(a)のS21)や、コンテンツ取得要求(図2(b)のS25)、予約録画要求等は、通信I/F部202で受信する。また同様に、Browse Response(図2(b)のS22)やコンテンツデータ等は、通信I/F部202から再生装置3へ送信される。
操作部203は、例えば操作ボタンやリモコンRからのリモコン信号を受信するリモコン信号受光部等であり、ユーザが操作、入力するための入力インタフェースである。
チューナ部204は、アンテナ5に接続され、衛星放送や地上波等を受信し、エンコーダ部205に信号を出力する。エンコーダ部205は、チューナ部204から出力された信号に基づいてMPEG(Moving Picture Experts Group)形式等の予め定められた符号化方式への符号化処理を行い、データ編集部206へ出力する。
データ編集部206は、エンコーダ部205からの出力により作成するコンテンツデータを記憶媒体であるHDD部207や光ディスクDに書き込むと共に、これらの記憶媒体からコンテンツデータを読み出す機能を持つ。
録画装置2は、ディスクドライブをHDD部207と光ディスクドライブ部208の2種類有する。HDD(Hard Disk Drive)部207は、磁気ディスク装置であり、内蔵する記録媒体である磁気ディスクに録画時等にコンテンツデータを書き込むと共に、再生装置3へのコンテンツデータの送信時や、自身の再生機能によるコンテンツデータの再生時には、内蔵する磁気ディスクからコンテンツデータを読み込む。
光ディスクドライブ部208は、記録媒体である光ディスクDを回転駆動しデータの読み込み及び書き込みを行う。HDD207と同様、録画時等には光ディスクDにコンテンツデータを書き込むと共に、再生装置3へのコンテンツデータの送信時や自身の再生機能によるコンテンツデータの再生時には、光ディスクDからコンテンツデータを読み込む。
更に、録画装置2は、HDD207や光ディスクドライブ部208から読み込まれ、データ編集部206を介して出力されるコンテンツデータをデコードするMPEGデコーダ部210を有する。ここでMPEGデコーダ部210でのデコード時には、バッファ部209が一時的にコンテンツデータを記憶し、バッファリングを行う。
音声映像処理部211は、MPEGデコーダ部210から出力される信号に基づいて音声信号や映像信号を作成し、I/F部212を介して表示装置6(図1には図示せず)に出力する。尚、表示装置6に相当する出力装置を録画装置2が内蔵していても良い。
ここで、本実施例に係る録画装置2は、録画機能を提供するための予約録画部201b、チューナ部204及びエンコーダ部205と共に、再生機能を提供するバッファ部209、MPEGデコーダ部210、音声映像処理部211、I/F部212も有している。しかしながら録画装置2は再生機能を必ずしも有している必要はなく、バッファ部209、MPEGデコーダ部210、音声映像処理部211等は必ずしも有していなくとも良い。
続いて、録画装置2のCDS部201aが提供するコンテンツリストについて、図4乃至図6を参照しながら説明する。
CDS部201aは、コンテンツリストをコンテナ(container)とアイテム(item)とによってコンテンツデータの情報を管理している。アイテムはコンテンツデータを格納するXML(Extensible Markup Language)要素(element)として定義されており、1つのコンテンツデータを1つのアイテムによって表現する。一方コンテナは、アイテム及びコンテナを子供として持つことのできるXML要素として定義されている。
CDS部201aは、コンテンツリストをコンテナ(container)とアイテム(item)とによってコンテンツデータの情報を管理している。アイテムはコンテンツデータを格納するXML(Extensible Markup Language)要素(element)として定義されており、1つのコンテンツデータを1つのアイテムによって表現する。一方コンテナは、アイテム及びコンテナを子供として持つことのできるXML要素として定義されている。
即ち、一般的なファイルシステムに喩えれば、コンテナはディレクトリに相当し、アイテムはファイルに相当する。CDS部201aは、ひとつだけ存在するルートコンテナという特殊なコンテナを根とした木構造によってコンテンツデータを管理する。
図4は、CDS部201aが提供するコンテンツリストの構造例を示す図である。図4に係るコンテンツリスト400は、コンテナ401をルートコンテナとしている。コンテナ401は、HDD部207が記憶するコンテンツデータに係るアイテムを格納するコンテナ411と、光ディスクDが記憶するコンテンツデータに係るアイテムを格納するコンテナ412と、チューナ部204が受信可能なチャネルに係るアイテムを格納するコンテナ413とを子供として持つ。
コンテナ411は、HDD部207に録画、記憶された各コンテンツデータに其々対応するアイテム421乃至422を子供として持つ。同様に、コンテナ412は、光ディスクドライブ208が読み込み可能な光ディスクDに録画、記憶された各コンテンツデータに其々対応するアイテム423乃至424を子供として持つ。
コンテナ413は、チューナ部204で受信可能な各チャネルに其々対応するアイテム425乃至426を子供として持つ。
CDS部201aはコントロールポイントである再生装置3に対して、木構造で表された上述のコンテンツリスト400を提供するためのアクションとして、閲覧機能であるBrowse(閲覧要求)、及び検索機能であるSearch(検索要求)を定義している。再生装置3は、CDS部201aを有する録画装置3に対してBrowse要求やSearch要求を送信することにより、コンテンツリストを取得することができる。
CDS部201aはコントロールポイントである再生装置3に対して、木構造で表された上述のコンテンツリスト400を提供するためのアクションとして、閲覧機能であるBrowse(閲覧要求)、及び検索機能であるSearch(検索要求)を定義している。再生装置3は、CDS部201aを有する録画装置3に対してBrowse要求やSearch要求を送信することにより、コンテンツリストを取得することができる。
図5は、HDD部207に対応するコンテナ411下のアイテムを閲覧するためのBrowse要求を再生装置3から受信した場合に、CDS部201aが提示するコンテンツリストの例を示す図である。図5の例では、当該コンテンツリスト内にはアイテム421及び422の2つのアイテムが記載されている。
図5の例では、アイテム421及び422を表す各item要素は、タイトル情報を記載するdc:title要素、クラス情報を記載するupnp:class要素、ジャンル情報を記載するupnp:genre要素を子要素として有する。
さらに、item要素は、リソース情報(以下取得情報とも称す)を記載するres要素も子要素として有する(アイテム421はres要素421a、アイテム422はres要素422a)。res要素には、protocolInfo属性(Attribute)として通信プロトコル情報(アイテム421の例では“http−get:*:video/mpeg:*”)が、子テキストとしてURI情報(位置情報とも称す、アイテム421の例では“http://192.168.0.22:36627/movie01.mpg”)が記載される。再生装置は、アイテム421に対応するコンテンツデータを再生する際には、当該通信プロトコル情報及びURI情報に基づき、URI「http://192.168.0.22:36627/movie01.mpg」に対し、HTTP GETによる取得要求を送信することにより当該コンテンツデータを取得し、再生することができる。
一方図6(a)は、チューナ部204に対応するコンテナ413下のアイテムを閲覧するためのBrowse要求を再生装置3から受信した場合に、CDS部201aが提示するコンテンツリストの例を示す図である。図6(a)の例では、当該コンテンツリスト内にはアイテム425及び426の2つのアイテムが記載されている。また、図6(b)は、アイテム425に係る情報を模式的に示した図である。
図6の例では、アイテム425及び426を表す各item要素は、タイトル情報(アイテム425の例ではWorld Cup Soccer)を記載するdc:title要素、クラス情報(アイテム425の例ではobject.item.videoItem.videoBroadcast)を記載するupnp:class要素、ジャンル情報(アイテム425の例ではSports)を記載するupnp:genre要素、チャネル番号(アイテム425の例では1)を記載するupnp:channelNr要素、チャネル名(アイテム425の例ではSports Channelを記載するupnp:channelName要素を子要素として有する。
即ち、再生装置3は、チューナ部204に対応するコンテナ413を閲覧するためのBrowse要求を送信することにより、チューナ部204が受信可能なチャネル番号やチャネル名等の設定情報や状態を取得することができる。つまり、再生装置3はCDS部201aへのBrowse要求により、予約録画部201bが予約録画をすることのできるチャネル番号やチャネル名等の情報を取得することができる。ユーザは録画予約設定時にチャネル名やチャネル番号等の情報を利用することが多いので、これらの情報は少なくとも記載することにより、予約録画設定を助けることができる。
一方で、item要素はリソース情報(取得情報)を記載するres要素を子要素に持たない。即ち、再生装置3は、チューナ部204で受信可能なコンテンツデータを取得するためのURI情報(res URI)や通信プロトコル情報(res protocolInfo)を知ることはできない。先述の通り、録画装置2はライブ放送に係るコンテンツデータを送信する機能を有さないが、URI情報や通信プロトコル情報を再生装置3が知ることはできないため、間違えて取得要求を送信することによるエラー発生等の不具合を生じることを避けることができ、相互接続性を損なうことが無い。
現在の仕様ではCDSで公開するチャネルは、コンテンツデータのストリーミングを行うように定義されている。しかしながら、例えば予約録画を行う場合にはネットワーク4に対するストリーミングは必ずしも必要ではないため、ストリーミング機能の無いチャネルリストを公開する方法が必要となる。本実施形態では、チャネルに係るコンテンツリストを公開しつつ、リソース情報(取得情報)を記載しないことで、予約録画に係るチャネルリストを取得することを可能としつつ、録画装置3からストリーミング要求を受信することを避けている。
尚本実施例では、CDS201aが提供するコンテンツリスト400の、チューナ部204で受信可能なチャネルに係る項目については、図6で示したように取得情報であるURI情報(位置情報)及び通信プロトコル情報を両方記載しないようにしているが、これに限られるものではない。
CDS201aが提供するコンテンツリスト400のチューナ部204で受信可能なチャネルに係る項目についての他の記載例について、図7及び図8を参照しながら説明する。
図7(a)は、変形例に係るアイテム425の記載例を示す図である。図7(b)は、図7(a)の記載に係る詳細情報を模式的に表した図である。
図7(a)の例でも図6の例と同様、アイテム425を表すitem要素は、タイトル情報、クラス情報、ジャンル情報、チャネル番号情報、及びチャネル名情報を子要素に記載している。
図7(a)の例でも図6の例と同様、アイテム425を表すitem要素は、タイトル情報、クラス情報、ジャンル情報、チャネル番号情報、及びチャネル名情報を子要素に記載している。
しかしながら図7(a)の例では、さらに取得情報を示すres要素425aをitem要素の子要素として有している。res要素425内には、プロトコル情報(res protocolInfo)として“abcd−get:*:video/mpeg:DLNA_PN=MPEG_PS_NTSC”と、URI情報として“abcd://169.254.0.1/videoVroadCast?ch=1”と記載されている。
ところが、ここで「abcd」という通信プロトコルは現在標準化等が図られた通信プロトコルではなく、上記の通信プロトコル情報及びURI情報はダミーデータである。即ち、図7の例では、取得情報であるプロトコル情報やURI情報を再生装置3は取得することはできるが、再生装置3はこれらの通信プロトコルを不明なものと判断するため、再生装置3が当該コンテンツデータに係る取得要求を録画装置2に送信することを防ぐことができる。これにより、再生装置3が間違えて取得要求を送信することによるエラー等の不具合が生じるのを避けることができ、相互接続性を損なうことが無い。
一方で、図6の場合と同様に再生装置3は、チューナ部204が受信可能なチャネルに関する情報、即ち予約録画部201bが予約録画をすることのできるチャネル番号やチャネル名等の情報は取得することができる。
図8(a)は、第2の変形例に係るアイテム425の記載例を示す図である。図8(b)は、図8(a)の記載に係る詳細情報を模式的に表した図である。図8(a)の例でも図7の例と同様、item要素はタイトル情報、クラス情報、ジャンル情報、チャネル番号情報、及びチャネル名情報を子要素に記載すると共に、item要素の子要素としてres要素425も有する。
しかしながら、図7の例とは異なり、res要素内にはURI情報は記載されていない。一方で、通信プロトコル情報であるprotocolInfoは、“http−get:*:video/mpeg:DLNA_PS_NTSC”という、実在する「HTTP GET」に係るプロトコル情報が記載されている。
これにより、再生装置3は通信プロトコル情報を取得することはできるが、コンテンツデータを取得するためのURI情報は得ることができない。これにより、再生装置3はチューナ部204で受信されるコンテンツデータの取得要求を送信することはできず、当該取得要求送信による不具合が生じるのを避けることができ、相互接続性を損なうことが無い。
一方で図6、図7の場合と同様に再生装置3はチューナ部204が受信可能なチャネルに関する情報、即ち予約録画部201bが予約録画をすることのできるチャネル番号やチャネル名等の情報は取得することができる。
1・・・通信システム
2・・・録画装置
3・・・再生装置
4・・・ネットワーク
5・・・アンテナ
6・・・表示装置
201・・・制御部
201a・・・CDS部
201b・・・予約録画部
202・・・通信I/F
203・・・操作部
204・・・チューナ部
205・・・エンコーダ部
206・・・データ編集部
207・・・HDD部
208・・・光ディスクドライブ部
209・・・バッファ部
210・・・MPEGデコーダ部
211・・・音声映像処理部
212・・・I/F部
401、411、412、413・・・コンテナ
421、422、423、424、425、426・・・アイテム
425a、422a・・・res要素
2・・・録画装置
3・・・再生装置
4・・・ネットワーク
5・・・アンテナ
6・・・表示装置
201・・・制御部
201a・・・CDS部
201b・・・予約録画部
202・・・通信I/F
203・・・操作部
204・・・チューナ部
205・・・エンコーダ部
206・・・データ編集部
207・・・HDD部
208・・・光ディスクドライブ部
209・・・バッファ部
210・・・MPEGデコーダ部
211・・・音声映像処理部
212・・・I/F部
401、411、412、413・・・コンテナ
421、422、423、424、425、426・・・アイテム
425a、422a・・・res要素
Claims (11)
- 放送波の受信により順次得られるコンテンツデータの記録を伴わない送信を行わない通信装置であって、
ネットワークを介して前記他の通信装置と通信する通信部と、
放送波を受信するチューナ部と、
前記チューナ部で受信可能なチャネルの情報を項目に持つコンテンツリストを、前記通信部を介して前記他の通信装置に提示する提示部と
を備え、
前記コンテンツリスト内の前記チューナ部で受信可能なチャネルに係る項目内には、前記他の通信装置がコンテンツデータを取得するための取得情報を記載しないこと
を特徴とする通信装置。 - 前記取得情報は、前記他の通信装置がコンテンツデータを取得するための位置情報及び通信プロトコル情報の内少なくとも一方を含むこと
を特徴とする請求項1記載の通信装置。 - 請求項1又は請求項2記載の通信装置であって、
前記チューナ部で受信した放送波から、記憶媒体へコンテンツデータを録画する録画部
をさらに備え、
前記通信部は、前記他の通信装置から予約録画を要求する予約録画要求を受信し、
前記録画部は、前記通信部で受信した予約録画要求に基づき予約録画を行い、
前記提示部は、前記録画部が前記記憶媒体へ録画したコンテンツデータの情報を、其々前記コンテンツリスト内の項目として前記他の通信装置に提示すること
を特徴とする通信装置。 - 前記提示部は、前記チューナ部で受信可能なチャネルに係る項目内には、チャネル番号及びチャネル名に係る情報を含むこと
を特徴とする請求項3記載の通信装置。 - 放送波の受信により順次得られるコンテンツデータの記録を伴わない送信を行わない通信装置であって、
ネットワークを介して他の通信装置と通信する通信部と、
放送波を受信するチューナ部と、
前記チューナ部で受信可能なチャネルの情報を項目に持つコンテンツリストを、前記通信部を介して前記他の通信装置に提示する提示部と
を備え、
前記コンテンツリスト内の前記チューナ部で受信可能なチャネルに係る項目には、前記他の通信装置がコンテンツデータを取得するための取得情報として、ダミーデータを記載すること
を特徴とする通信装置。 - 前記取得情報は、前記他の通信装置がコンテンツデータを取得するための位置情報及び通信プロトコル情報の内少なくとも一方を含むこと
を特徴とする請求項5記載の通信装置。 - 請求項5又は請求項6記載の通信装置であって、
前記チューナ部で受信した放送波から、記憶媒体へコンテンツデータを録画する録画部
をさらに備え、
前記通信部は、前記他の通信装置から予約録画を要求する予約録画要求を受信し、
前記録画部は、前記通信部で受信した予約録画情報に基づき予約録画を行い、
前記提示部は、前記録画部が前記記録媒体へ録画したコンテンツデータの情報を、其々前記コンテンツリスト内の項目として前記他の通信装置に提示すること
を特徴とする通信装置。 - 前記提示部は、前記チューナ部で受信可能なチャネルに係る項目内に、チャネル番号及びチャネル名に係る情報を含むこと
を特徴とする請求項7記載の通信装置。 - 放送波の受信により順次得られるコンテンツデータの記録を伴わない送信を行わない通信装置であって、
他の通信装置とUPnPによりネットワークを介して通信する通信部と、
放送波を受信するチューナ部と、
CDSとして機能し、前記チューナ部で受信可能なチャネルの情報をコンテンツリストのitem要素として前記他の通信装置に提示する提示部と
を備え、
前記チューナ部で受信可能なチャネルの情報に係るアイテム要素内には、前記他の通信装置がコンテンツデータを取得するためのURI情報及びprotocolInfo情報の少なくとも一方を記載しないか、或いはURI情報及びprotocolInfo情報の少なくとも一方にダミーデータを記載すること
を特徴とする通信装置。 - 請求項9記載の通信装置であって、
前記チューナ部で受信した放送波から、記憶媒体へコンテンツデータを録画する録画部
をさらに備え、
前記通信部は、前記他の通信装置から予約録画を要求する予約録画要求を受信し、
前記録画部は、前記通信部で受信した予約録画要求に基づき予約録画を行い、
前記提示部は、前記録画部が前記記憶媒体へ録画したコンテンツデータの情報を、item要素として他の通信装置に提示すること
を特徴とする通信装置。 - 前記提示部は、前記チューナ部で受信可能なチャネルに係るitem要素内には、channelNr情報及びchannelName情報を含むこと
を特徴とする請求項10記載の通信装置。
Priority Applications (3)
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