JP2008028047A - バックライト調光制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電源+Bから供給される電力によって抵抗Rn及びLEDDnmと直列接続されたトランジスタTRnとを有する複数列からなるLED直列回路S1,S2,・・,Snは、抵抗r1及びLEDD1,D2,・・,Dm-xと直列接続されると共に、直列接続された抵抗r1及びLEDD1,D2,・・,Dm-xの電源+Bから供給される電流を、外部制御によってエミッタ・フォロワ接続としたトランジスタTRのベース電圧を制御することにより可変とし、カレントミラー回路によってLED直列回路S1,S2,・・,SnのトランジスタTR1,TR2,・・,TRnの通電電流を可変制御する。
【選択図】図3
Description
特許文献1は、 照明用光源である複数のLED、電流制限抵抗及びバイポーラトランジスタをそれぞれ直列接続してなる複数のLED回路と、当該各LED回路のバイポーラトランジスタと共に各カレントミラー回路を構成するバイポーラトランジスタを有する定電流回路と、前記各LED回路のバイポーラトランジスタを共にスイッチング作動させるように前記各カレントミラー回路に接続されたバイポーラトランジスタを有するスイッチング手段とを備え、このスイッチング手段は、そのバイポーラトランジスタにて、調光制御出力に応じてスイッチング制御されて、前記各LED回路のバイポーラトランジスタをスイッチング作動させ、前記各LED回路は、互いに並列接続されて、そのバイポーラトランジスタのスイッチング作動のもと、その照明用光源及び電流制限抵抗を通し、直流電源からの直流電圧に基づく電流を流して前記照明用光源を発光するように駆動し、前記定電流回路は前記直流電源から直流電圧を印加されて、前記各カレントミラー回路のカレントミラー作用のもと、定電流を発生するとともに前記各LED回路の電流を前記定電流と同一にするようにしたバックライト調光制御装置を開示している。
また、特許文献2においては、電流駆動により発光する複数のLEDと、前記LEDの駆動電流を制御する複数の電流駆動用トランジスタとを有し、前記電流駆動用トランジスタの電流端子と前記LEDの一方の端子とが夫々接続され、複数の前記電流駆動用トランジスタの制御端子間電圧が共通となるように接続され、駆動電圧の上昇及び駆動回路の大型化を抑制しつつ、複数のLEDに対し略同等の電流を供給することが可能となる回路を開示している。
図1(a)に示すように、車両用のバッテリ1の出力(電圧)を直接使用すると、LEDを直列接続された液晶ディスプレイのバックライト回路2には、図2(a)に示すように、PWM信号のオンで、所定の電流Iを流すことになり、また、PWM信号のオフで、それまで通電していた所定の電流Iを切断することになる。
更に、車載用の液晶ディスプレイのバックライト回路2のLED照明においては、電源電圧+Bが車両のバッテリ1の場合、エンジンの回転数等により発電量の変化による電圧変動があり、図2(b)に示す電圧にその変動が重畳し、電源電圧+Bを車両のバッテリ1または発電機から直接使用すると、それらの電圧変動に起因してバックライト回路2の輝度の変動が生じることになる。そこで、通常、図1(b)に示すように、車両のバッテリ1の負荷側に定電圧回路3を介在させている。
また、特許文献2にはLEDに流れる電流をアナログ制御するという技術思想を開示しているが、定電圧回路の出力容量が小さくでき、エネルギ損失を少なくするという技術思想は存在していない。
ここで、上記LED直列回路を構成する1個以上直列接続したLEDに接続する抵抗は、LEDの電流値を所定の値以下に制限するものであればよく、ダイオードの使用も可能である。また、回路インピーダンスが大きいときには省略することができる。また、上記電力を供給する電源は、車載用のバッテリまたは発電機出力とすることができる。勿論、定電圧回路の出力でもよい。
また、上記LEDの電流を通電制御する電流制御回路は、エミッタ・フォロワ接続としたトランジスタのベース電圧を制御することにより可変としたものであり、入力抵抗が非常に大きくなる回路であればよい。
そして、上記LED直列回路の前記トランジスタの通電電流を可変制御する電流出力回路は、前記電流制御回路に直列接続され、前記電流制御回路に通電される通電電流を決定するものであればよい。
ここで、上記LED直列回路を構成する1個以上直列接続したLEDに接続する抵抗は、LEDの電流値を所定の値以下に制限するものであればよく、ダイオードの使用も可能である。また、回路インピーダンスが大きいときには省略することができる。また、上記電力を供給する電源は、車載用のバッテリまたは発電機出力とすることができる。勿論、定電圧回路の出力でもよい。
また、上記LEDの電流を通電制御する電流制御回路は、エミッタ・フォロワ接続としたトランジスタのベース電圧を制御することにより可変としたものであり、入力抵抗が非常に大きくなる回路であればよい。
そして、上記LED直列回路の前記トランジスタの通電電流を可変制御する電流出力回路は、前記電流制御回路に直列接続され、前記電流制御回路に通電される通電電流を決定するものであればよい。
ここで、デジタル/アナログ変換した出力は、エミッタ・フォロワ接続としたトランジスタのサンプリングホールドした連続して得られるベース電圧となるものであればよい。
ここでいうローパスフィルタとは、PWM信号出力を平均値化する回路、積分回路であればよい。
したがって、複数列からなるLED直列回路は、その通電電流がアナログ制御され、電流及び電圧に変動が生じ得ない。また、必要な電力のみを通電するものであるから、エネルギの使用に無駄がない。特に、エミッタ・フォロワ接続としたトランジスタのベース電圧を制御する電圧の供給回路とすることにより、定電圧回路の出力容量が小さくでき、しかも、エミッタ・フォロワ接続としたトランジスタのコレクタ・エミッタ間の電流が、前記LED直列回路の前記トランジスタのベース・エミッタ間の電圧を決定するものであるから、無駄な電流を流すことなく、エネルギ損失の少ないバックライト調光制御が可能となる。
しかも、電流制御回路としてのエミッタ・フォロワ接続としたトランジスタのコレクタ・エミッタ間の電流においても、前記電源から供給される電力によってLEDを発光させるように構成しているから、最も無駄のない電力使用となる。
したがって、複数列からなるLED直列回路は、その通電電流がアナログ制御され、電流及び電圧に変動が生じ得ない。また、必要な電力のみを通電するものであるから、エネルギの使用に無駄がない。特に、エミッタ・フォロワ接続としたトランジスタのベース電圧を制御する電圧の供給回路とすることにより、定電圧回路の出力容量が小さくでき、しかも、エミッタ・フォロワ接続としたトランジスタのコレクタ・エミッタ間の電流が、前記LED直列回路の前記トランジスタのベース・エミッタ間の電圧を決定するものであるから、無駄な電流を流すことなく、エネルギ損失の少ないバックライト調光制御が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、実施の形態において、図中、同一記号及び同一符号は、同一または相当する機能部分であるから、ここでは重複する説明を省略する。
図3において、電源電圧+Bはバッテリ1及び/または発電機から供給されるエネルギ源である。抵抗R1と、LEDを複数個直列接続した回路のLEDD11,D12,・・・,D1mと、トランジスタTR1のコレクタ側とを直列接続し、そのトランジスタTR1のエミッタ側をアースに接続してなるLED直列回路S1を構成している。同様に、抵抗R2と、LEDを複数個直列接続したLEDD21,D22,・・・,D2mと、トランジスタTR2のコレクタ側とを直列接続し、そのトランジスタTR2のエミッタ側をアースに接続してなるLED直列回路S2を構成している。
なお、ここで、前記nは整数で、LED直列回路の回路数である。また、前記mは整数で、LEDの直列接続した個数である。
なお、トランジスタTRのコレクタ側の複数個直列接続した回路のLEDD1,D2,・・・,Dm-xは、LED直列回路S1,S2,・・・,Snの複数個直列接続したLEDD11,D12,・・・,D1m、D21,D22,・・・,D2m、・・・、Dn1,Dn2,・・・,Dnmと直列接続する個数が少なくとも1個以上少なくなるのが一般的である。即ち、トランジスタTRのコレクタ・エミッタ間の電圧降下及び抵抗r2による増幅補正の程度によって個数が決定される。
このトランジスタTRのベースに印加している電圧の大きさによって、LED直列回路S0,S1,S2,・・・,SnのLEDの明るさを調節するものである。
そして、電流制御回路40に通電される通電電流iを決定すると共に、LED直列回路S1,S2,・・・,SnのトランジスタTR1,TR2,・・・,TRnの通電電流を均一化するカレントミラー回路を構成し、本実施の形態における電流出力回路20を構成している。
ここで、上記LED直列回路S1,S2,・・・,Snを構成する1個以上直列接続した発光回路30のLEDD11,D12,・・・,D1m、D21,D22,・・・,D2m、Dn1,Dn2,・・・,Dnmに接続する抵抗R1・・・Rnは、LEDD11,D12,・・・,D1m、D21,D22,・・・,D2m、Dn1,Dn2,・・・,Dnmの電流値を所定の値以下に制限するものである。したがって、ダイオードの使用も可能である。また、回路インピーダンスが大きいときには省略することもできる。
図5においては、エミッタ・フォロワ接続としたトランジスタTRのベース電圧として、マイクロコンピュータ50のデジタル出力をD/Aコンバータ51でデジタル・アナログ変換し、オペアンプ52を介して接続したものである。
したがって、マイクロコンピュータ50の制御出力によって、バックライトの調光制御が可能となるから、マイクロコンピュータ50の周辺機器としての使用が可能となる。
なお、ここでは、D/Aコンバータ51のアナログ出力は、サンプリングホールド時間を所定時間以上としたものである。
[実施の形態2]
図7においては、図3のバックライト調光制御装置の回路図のLEDD1,D2,・・・,Dm-xを通常のダイオードd1,d2,・・・,dm-xに変更したものである。これによって、ダイオードd1,d2,・・・,dm-xの順方向電圧降下を使用して、電流iを決定するものであるから、抵抗を使用して電圧降下を生じさせる場合に比較して、エネルギ損失が少なくなる。
30 発光回路
40 電流制御回路
r1、R1・・・Rn 抵抗
D11,D12,・,D1m、D21,D22,・,D2m、Dn1,Dn2,・,Dnm
LED(発光ダイオード)
TR1,TR2,・・・,TRn トランジスタ
S1,S2,・・・,Sn LED直列回路
TR エミッタ・フォロワ接続としたトランジスタ
Claims (4)
- 電源から供給される電力によって発光する1個以上直列接続した発光ダイオードと、前記発光ダイオードに直列接続されたトランジスタとを有する直列回路が複数並列接続してなる発光回路と、
前記電源から供給される電力によって発光する1個以上直列接続した発光ダイオードと直列接続され、エミッタ・フォロワ接続としたトランジスタのベース電圧を制御することにより前記トランジスタのエミッタ電流を可変とした電流制御回路と、
前記電流制御回路に直列接続され、前記電流制御回路に通電される通電電流を決定すると共に、カレントミラー回路を構成することにより、前記発光回路の前記トランジスタの通電電流を決定する電流出力回路と
を具備することを特徴とするバックライト調光制御装置。 - 電源から供給される電力によって発光する1個以上直列接続した発光ダイオードと、前記発光ダイオードに直列接続されたトランジスタとを有する直列回路が複数並列接続してなる発光回路と、
前記電源に接続され、エミッタ・フォロワ接続としたトランジスタのベース電圧を制御することにより前記トランジスタのエミッタ電流を可変とした電流制御回路と、
前記電流制御回路に直列接続され、前記電流制御回路に通電される通電電流を決定すると共に、カレントミラー回路を構成することにより、前記発光回路の前記トランジスタの通電電流を決定する電流出力回路と
を具備することを特徴とするバックライト調光制御装置。 - 前記電流制御回路は、デジタル/アナログ変換した出力を、エミッタ・フォロワ接続としたトランジスタのベースに印加し、前記トランジスタのエミッタ電流として通電制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバックライト調光制御装置。
- 前記電流制御回路は、PWM信号出力を、ローパスフィルタを介してエミッタ・フォロワ接続としたトランジスタのベースに印加し、前記トランジスタのエミッタ電流として通電制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバックライト調光制御装置。
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