JP2008027796A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマの生成室と処理室との間のコンダクタンス調整手段の温度上昇を防止し、プラズマ処理時の処理再現性、処理精度を向上させるプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】プラズマ生成室101と、被処理基体103が設置されるプラズマ処理室102と、その双方の間を仕切って処理用ガスが通過するコンダクタンス調整手段108とを有するプラズマ処理装置であって、コンダクタンス調整手段108を、少なくとも30W/m・K以上の熱伝導率を有する部材(シリコン)から構成し、かつ、コンダクタンス調整手段108を支持する部分を第1の温度に冷却する冷却手段111と、冷却された冷媒をコンダクタンス調整手段108内を循環させる冷却手段(図示せず)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマを利用し、基体表面におけるエッチング、アッシング、成膜、改質等の処理を行うプラズマ処理装置に関する。
近年、プラズマによる半導体製造処理が、エッチング、アッシング、CVD(Chemical Vapor Deposition)等多くのプロセスに用いられている。
従来のプラズマ処理装置としては、特開平7−263353号公報(特許文献1)により、プラズマの生成を行う生成室と、生成室で生成されたプラズマで基体の処理を行う処理室とを、複数の貫通穴を有する仕切り板で分離するというものが提案されている。
このような装置では、仕切り板に設けられた貫通穴の穴径や穴の長さ及び穴数に基づいたコンダクタンスにより、プラズマ生成室と基体処理室との間に圧力差が生じる。
この圧力差を利用し、例えばCVD装置では、処理室側に導入した前駆体となる原料ガスをプラズマ生成室側に回りこませないようにする方法が採用されている。
また近年、特開2005−142234号公報(特許文献2)により、プラズマ処理時に被処理基体へ到達する活性種のフラックスを極少量に制御し、次の処理を行うという技術が提案されている。
即ち、被処理基体をプラズマ発生領域よりもガス流の上流に設ける上流プラズマ処理と呼ばれる処理である。
上流プラズマ処理法においても活性種のフラックスを一層低く抑える方法として、基体の設置されたプラズマ処理室とプラズマ生成室との間に、複数の貫通穴が設けられた仕切り板を用いている。
この仕切り板のコンダクタンスによって生じる圧力差を利用して活性種の逆拡散を低減し、極低フラックスのプラズマ処理が可能となる。
しかしながら、プラズマ生成領域と、基体の処理領域との間の仕切り板が存在するプラズマ処理装置では、仕切り板にはプラズマ生成部で生じたプラズマからの高エネルギーのイオンや光が流入し、仕切り板の温度がプロセス毎に上昇する場合があった。
このため、処理用ガスは、仕切り板のガス穴から伝わる熱によって加熱されて膨張するため、処理毎に仕切り板の温度が上昇するとそれに応じて仕切り板のガス穴を通過する処理用ガスの体積流量も変化し、所望の圧力差が得られなくなるという問題があった。
特開平7−263353号公報 特開2005−142234号公報
そこで、本発明は、プラズマの生成室と処理室との間の仕切り板であるコンダクタンス調整手段が処理毎に温度上昇することを防止し、プラズマ処理時の処理再現性、処理精度を向上させるプラズマ処理装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために本発明のプラズマ処理装置は、プラズマが生成される生成室と、被処理基体が設置される処理室と、前記生成室と前記処理室との間を仕切るように設置され、処理用ガスが通過するコンダクタンス調整手段と、を有するプラズマ処理装置において、前記コンダクタンス調整手段は、少なくとも30W/m・K以上の熱伝導率を有する部材から成り、第1の温度に維持する手段を有することを特徴とする。
さらに、本発明のプラズマ処理装置は、前記第1の温度に維持する手段は、前記生成室及び前記処理室を構成する処理容器の前記コンダクタンス調整手段を支持する部分を冷却する冷却手段であることを特徴とする。
さらに、本発明のプラズマ処理装置は、前記第1の温度に維持する手段は、冷却された冷媒を前記コンダクタンス調整手段内を循環させる冷却手段であることを特徴とする。
さらに、本発明のプラズマ処理装置は、前記少なくとも30W/m・K以上の熱伝導率を有する部材は、シリコンであることを特徴とする。
さらに、本発明のプラズマ処理装置は、前記コンダクタンス調整手段は、複数の貫通穴を有する仕切り板から成ることを特徴とする。
さらに、本発明のプラズマ処理装置は、前記プラズマの処理における前記処理用ガスの導入は、前記プラズマの生成が行われる前記生成室側から行われ、前記処理用ガスが前記コンダクタンス調整手段を通過した後に前記被処理基体の設置された前記処理室に流入し、前記被処理基体の表面を処理した後に装置外に排気される処理であることを特徴とする。
さらに、本発明のプラズマ処理装置は、前記プラズマの処理における前記処理用ガスの導入は、前記被処理基体の設置された前記処理室側から行われ、前記処理用ガスが前記コンダクタンス調整手段を通過した後に前記プラズマの生成が行われる前記生成室に流入した後に装置外に排気される処理であることを特徴とする。
さらに、本発明のプラズマ処理装置は、前記プラズマの処理は、前記被処理基体の表面をエッチング、アッシング、改質又は薄膜堆積させる処理のいずれかの処理であることを特徴とする。
さらに、本発明のプラズマ処理装置は、前記改質処理は、酸化又は窒化する処理であることを特徴とする。
本発明のプラズマ処理装置によれば、プラズマの生成室と処理室との間を仕切るように設置され、処理用ガスが通過するコンダクタンス調整手段を有する。
さらに、このコンダクタンス調整手段は、少なくとも30W/m・K以上の熱伝導率を有する部材から成り、第1の温度に維持する手段を有する。
このため、プラズマの生成室と処理室との間の仕切り板であるコンダクタンス調整手段が処理毎に温度上昇することを防止する。
コンダクタンス調整手段の温度の上昇を防止することにより、コンダクタンス調整手段の膨張を防止し、コンダクタンス調整手段のガス穴を通過する処理用ガスの体積流量が変化することを防止する。
この結果、所望の圧力差を得ることができ、プラズマ処理時の処理再現性、処理精度を向上させることができる。
以下、本発明を、その実施例に基づいて、図面を参照して説明する。
図1を参照して、本発明の実施例1のマイクロ波プラズマ処理装置(以下、プラズマ処理装置と呼ぶ)を詳細に説明する。図1は、本発明の実施例1のプラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。
プラズマ処理装置は、図1に示すように、プラズマ生成室101、プラズマ処理室102、被処理基体103、支持体104、温調部105、ガス導入部106、及び排気路107を有する。
また、プラズマ処理装置は、コンダクタンス調整手段108、マイクロ波供給手段109、マイクロ波透過手段110、及び冷却手段111を有し、被処理基体103に対してプラズマ処理を施す。
プラズマ処理には、例えば、被処理基体103の表面をエッチング、アッシング、改質又は薄膜堆積させる処理等のいずれかの処理が挙げられる。特に改質処理には、酸化又は窒化する処理がある。
まず、プラズマ処理装置のマイクロ波発生源(図示せず)は、例えばマグネトロンから成り、例えば2.45GHzのマイクロ波を発生する。ただし本発明では0.8GHzから20GHzの範囲の中からマイクロ波周波数を適宜選択することができる。
マイクロ波は、その後、図示しないモード変換機によりTM若しくはTEモード等に変換されて導波管内を伝播する。マイクロ波の導波経路には、図示しないアイソレーターやインピーダンス整合器等が設けられている。
アイソレーターは、反射されたマイクロ波がマイクロ波発生源に戻ることを防止し、そのような反射波を吸収する。
インピーダンス整合器は、マイクロ波発生源から負荷に供給される進行波と、負荷により反射されてマイクロ波発生源に戻ろうとする反射波のそれぞれの強度と位相を検知するパワーメーターを有する。
インピーダンス整合器は、パワーメーターを介して、マイクロ波発生源と負荷側とのマイクロ波のマッチングを図る機能を有し、詳しく図示しないが、4Eチューナー、EHチューナーや、スタブチューナー等から構成されている。
一方、プラズマ処理室102は、調温部105上の収容体上に被処理基体103を収納して真空、又は減圧環境下で被処理基体103に対しプラズマ処理を施す真空状の処理容器である。
尚、図1では、被処理基体103を図示しないロードロック室との間で受け渡すためのゲートバルブ等の図示は省略している。
被処理基体103は、半導体であっても、導電性のものであっても、あるいは電気絶縁性のものであってもよい。
導電性基体としては、Fe,Ni,Cr,Al,Mo,Au,Nb,Ta,V,Ti,Pt,Pb等の金属、又はこれらの合金として、例えば真鍮、ステンレス鋼等が挙げられる。
絶縁性基体としては、第1に、SiO系の石英や各種ガラス、Si,NaCl,KCl,LiF,CaF,BaF,Al,AlN,MgO等の無機物が挙げられる。
絶縁性基体としては、第2に、ポリエチレン,ポリエステル,ポリカーボネート,セルロースアセテート,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド等の有機物のフィルムや、窓等が挙げられる。
被処理基体103は、支持体104上の収容体上に収容(載置)されるが、必要があれば、支持体104は、高さ調整可能に構成してもよい。即ち支持体104はプラズマ処理室102に収納され、被処理基体103を支持する。
温調部105は、ヒーター等から構成され、例えば200℃以上400℃以下の処理に適した温度に制御する。
温調部105は、詳しく図示しないが、例えば支持体104の温度を測定する温度計と、温度計の測定温度に基づいて例えば処理用ガスや被処理基体103が所定の温度になるように制御する制御部とを有する。
温調部105の制御部は、例えば加熱源としてのヒーター線への図示しない電源からの通電を制御することにより、例えば処理用ガスや被処理基体103を上記所定の温度に制御する。
ガス導入部106は、プラズマ生成室101の壁体に設けられ、プラズマ処理用のガスをプラズマ生成室101に供給する。ガス導入部106は、ガス供給手段の一部である。
ガス供給手段は、詳しくは図示しないが、ガス供給源と、バルブと、マスフローコントローラーと、これらを接続するガス導入管とを備え、マイクロ波により励起されて所定のプラズマを得るための処理ガスや放電ガスを供給する。
処理ガスや放電ガスには、プラズマの迅速な着火のために少なくとも着火時にXeやAr、He等の希ガスを添加してもよい。
希ガスは反応性がないので被処理基体103に悪影響を与えることがなく、また、電離しやすいのでマイクロ波投入時のプラズマ着火速度を上昇させることができる。
一方、CVD法により基板上に薄膜を形成する場合に用いられるガスとしては、一般に公知のガスが使用できる。
例えばa−Si、poly−Si、SiC等のSi系半導体薄膜を形成する場合の原料ガスとしては、常温常圧でガス状態であるもの、又は容易にガス化し得るものが好ましい。
その一例として、第1には、SiH,Si等の無機シラン類等が挙げられる。
第2には、テトラエチルシラン(TES),テトラメチルシラン(TMS),ジメチルシラン(DMS),ジメチルジフルオロシラン(DMDFS),ジメチルジクロルシラン(DMDCS)等の有機シラン類等が挙げられる。
また、その他、SiF,Si,Si,SiHF,SiH,SiCl,SiCl,SiHCl,SiHCl,SiHCl,SiCl等のハロゲン化シラン類等が挙げられる。
また、この場合のSi原料ガスと混合して導入してもよい添加ガス、又はキャリアガスとしては、H、He、Ne、Ar、Kr、Xe、Rn等が挙げられる。
例えばSi,SiO 等のSi化合物系薄膜を形成する場合の原料ガスとしては、同じく常温常圧でガス状態であるもの、又は容易にガス化し得るものが好ましい。
その一例として、第1には、SiH、Si等の無機シラン類が挙げられる。
第2には、テトラエトキシシラン(TEOS),テトラメトキシシラン(TMOS),オクタメチルシクロテトラシラン(OMCTS),ジメチルジフルオロシラン(DMDFS),ジメチルジクロルシラン(DMDCS)等の有機シラン類等が挙げられる。
第3には、SiF,Si,Si,SiHF,SiH,SiCl,SiCl,SiHCl,SiHCl,SiHCl,SiCl等のハロゲン化シラン類等が挙げられる。
また、この場合の同時に導入する窒素原料ガスまたは酸素原料ガスとしては、N、NH、N、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)、O、O、HO、NO、NO、NO等が挙げられる。
例えばAl、W、Mo、Ti、Ta等の金属薄膜を形成する場合の原料としては、その一例として、第1には、トリメチルアルミニウム(TMAl)、トリエチルアルミニウム(TEAl)、トリイソブチルアルミニウム(TIBAl)等の有機金属等が挙げられる。
第2には、ジメチルアルミニウムハイドライド(DMAlH)、タングステンカルボニル(W(CO))、モリブデンカルボニル(Mo(CO))、トリメチルガリウム(TMGa)、トリエチルガリウム(TEGa)等の有機金属等が挙げられる。
第3には、AlCl、WF、TiCl、TaCl等のハロゲン化金属等が挙げられる。
また、この場合のSi原料ガスと混合して導入してもよい添加ガス又はキャリアガスとしては、H、He、Ne、Ar、Kr、Xe、Rn等が挙げられる。
例えばAl、AlN、Ta、TiO、TiN、WO等の金属化合物薄膜を形成する場合の原料としては、その一例として、第1には、トリメチルアルミニウム(TMAl)、トリエチルアルミニウム(TEAl)等の有機金属が挙げられる。
第2には、トリイソブチルアルミニウム(TIBAl)、ジメチルアルミニウムハイドライド(DMAlH)、タングステンカルボニル(W(CO))等の有機金属が挙げられる。
第3には、モリブデンカルボニル(Mo(CO))、トリメチルガリウム(TMGa)、トリエチルガリウム(TEGa)等の有機金属、 AlCl、WF、TiCl、TaCl等のハロゲン化金属等が挙げられる。
また、この場合の同時に導入する酸素原料ガス又は窒素原料ガスとしては、O、O、HO、NO、NO、NO、N、NH、N、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)等が挙げられる。
例えば基体表面をエッチングする場合のエッチング用ガスとしては、例えばF、CF、CH、C、C、C、CFCl、SF、NF、Cl、CCl、CHCl、CCl等が挙げられる。
フォトレジスト等の基体表面上の有機成分をアッシング除去する場合のアッシング用ガスとしては、例えばO、O、HO、NO、NO、NO、H等が挙げられる。
被処理基体103表面の改質にも適用する場合、使用するガスを適宜選択することにより、例えば基体もしくは表面層としてSi、Al、Ti、Zn、Ta等を使用する例がある。
その場合、これら基体もしくは表面層の酸化処理あるいは窒化処理さらにはB、As、P等のドーピング処理等が可能である。
さらに本発明の実施例1において採用する成膜技術は、クリーニング方法にも適用できる。その場合、酸化物あるいは有機物や、重金属等のクリーニングに使用することもできる。
一方、被処理基体103を酸化表面処理する酸化性ガスとしては、例えば、O、O、HO、NO、NO、NO等が挙げられる。
また、被処理基体103を窒化表面処理する窒化性ガスとしては、例えば、N、NH、N、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)等が挙げられる。
基体表面の有機物をクリーニングする場合、又はフォトレジスト等の被処理基体103表面上の有機成分をアッシング除去する場合のクリーニング/アッシング用ガスとしては、例えば、O、O、HO、NO、NO、NO、H等が挙げられる。
また、基体表面の無機物をクリーニングする場合のクリーニング用ガスとしては、例えば、F、CF、CH、C、C、CFCl、SF、NF等が挙げられる。
一方、排気路107は、プラズマ処理室102の下部周囲に設けられ、図示しない圧力調整弁、圧力計、真空ポンプ及び制御部とともに圧力調整機構を構成する。
即ち、図示しないその制御部は、真空ポンプを運転しながら、プラズマ処理室102の圧力を検出する圧力計が所定の値になるように制御する。
具体的には、その制御部は、プラズマ処理室102の圧力を弁の開き具合で調整する圧力調整弁(例えば、VAT製の圧力調整機能つきゲートバルブやMKS製排気スロットバルブ)を制御することによってその圧力調節を行う。
その結果、排気路107を介して、プラズマ処理室102の内部圧力をプラズマ処理に適した圧力に制御する。圧力は、好ましくは13mPaから1330Paの範囲、より好ましくは665mPaから665Paの範囲が適当である。
尚、真空ポンプは、例えばドライポンプ、ターボ分子ポンプ(TMP)等により構成され、図示しないコンダクタンスバルブ等の圧力調整バルブを介してプラズマ処理室102に接続されている。
コンダクタンス調整手段108は、複数の貫通穴を有する仕切り板から成り、プラズマ生成室101とプラズマ処理室102を仕切るように設置されている。またコンダクタンス調整手段108を支持する処理容器の壁体には冷却手段111が設けられている。
コンダクタンス調整手段108の貫通穴を通過する処理用ガスのコンダクタンスは貫通穴の穴径、穴の長さ、穴数を変えることにより所望のコンダクタンスになるよう調整可能である。
プラズマ生成室101に導入された処理用ガスはコンダクタンス調整手段108を通過して、プラズマ処理室102に輸送され、排気路107よりプラズマ処理室102外へと排気される。
このときコンダクタンス調整手段108が有するコンダクタンスにより、プラズマ生成室101と、プラズマ処理室102との間には圧力差が生じる。
この圧力差は、導入する処理用ガスの流量と、プラズマ処理室102内を排気する排気速度によって所定の値をとる。
プラズマ処理中において、コンダクタンス調整手段108には、プラズマ中の高エネルギーイオンや、プラズマから発せられる高エネルギーの光が流入し、熱へと変換される。
従来のように、例えばコンダクタンス調整手段108が所定の温度に維持する手段をもたない処理装置である場合、コンダクタンス調整手段108の温度は上昇する。
このため、処理用ガスがコンダクタンス調整手段108を通過するとき、コンダクタンス調整手段108によって処理用ガスが加熱され、処理用ガスの体積流量が変化し、本来得るはずであった圧力差とは異なる圧力差が生じる。
即ち、コンダクタンス調整手段108によって処理用ガスが加熱され、処理用ガスの体積流量が変化するため、プラズマ生成室101とプラズマ処理室102との間に本来得るはずであった圧力差とは異なる圧力差が生じる。
しかし、本発明の実施例1ではコンダクタンス調整手段108を所定の温度に維持する手段によって、プラズマからコンダクタンス調整手段108にプラズマからの熱が流入した場合でも、コンダクタンス調整手段108の温度が一定に保たれる。
このため、処理用ガスがコンダクタンス調整手段108を通過するとき、処理用ガスの体積流量が変化することはなく、プラズマ生成室101とプラズマ処理室102との間に所望の圧力差を得ることが可能である。
コンダクタンス調整手段108を所定の温度に維持する手段としては、第1にコンダクタンス調整手段108を少なくとも30W/m・K以上の熱伝導率を有する部材で構成する。
また、コンダクタンス調整手段108を所定の温度に維持する手段としては、第2にコンダクタンス調整手段108を支持する部分である処理容器の壁体(プラズマ生成室101とプラズマ処理室102との境目の処理容器の壁体)を第1の温度に冷却する冷却手段111を備える。
冷却手段111は、コンダクタンス調整手段108を第1の温度に維持するものであるが、第1の温度とはプラズマ処理に適する温度であり、随時最適な温度が選定される。
上記の高い熱伝導率を有する材料(部材)からコンダクタンス調整手段108を形成すれば、プラズマからコンダクタンス調整手段108に与えられる熱は速やかに処理容器の壁体へ伝導するため、冷却手段111によって第1の温度に冷却できる。
これによって、コンダクタンス調整手段108に熱が蓄積し温度上昇を起すということを防止することができる。
ところで、30W/m・K以上の熱伝導率を有する部材としては、例えば、半導体素子のゲート絶縁膜用の酸化処理や、窒化処理などのような極めて低い金属汚染度を必要とする処理の場合、シリコンを選ぶのがよい。
尚、前記シリコンは単結晶状態であってもアモルファスや多結晶状態であってもよく、また真性半導体シリコンやAs、P、Bなどの不純物をドープし伝導性を持たせたものでもよい。
また、シリコン以外に、メタル配線のエッチングのように金属汚染が問題にならない処理に用いられるような場合の材料としては、例えば、Ta、Fe、Ni、Zn、Mo、W、Al、Cu、Ag等の金属、又はこれらの合金として、例えば真鍮等が挙げられる。
また、30W/m・K以上の熱伝導率を有する部材としては、例えば、SiC、AlN等のセラミック材料でもよい。
一方、コンダクタンス調整手段108を第1の温度に維持する冷却手段としては、詳しく図示しないが、もう一つには、例えば、コンダクタンス調整手段108内に一定の温度に冷却された冷媒を循環させる冷却機構がある。
この場合、石英やSiといった比較的に熱伝導率の低い材料を用いてコンダクタンス調整手段108を形成することも可能ではあるが、より熱伝導の高い材料を使う方がコンダクタンス調整板108の温度を第1の温度に維持しやすくなる。
ただし冷却手段としては、その他、例えば、ヒートパイプや、ペルチェ素子、若しくは冷風又は自然風を送る送風機構等を用いるという態様があり、即ち任意の構成を用いてよい。
マイクロ波透過手段110は、マイクロ波供給源から供給されるマイクロ波をプラズマ生成室101に透過するとともに、プラズマ生成室101の隔壁として機能する。
マイクロ波供給手段109は、スロット付き平板状の構成を備え、マイクロ波をマイクロ波透過手段110を介してプラズマ生成室101に導入させる機能を有する。
ただしマイクロ波供給手段109は、スロット付き無終端環状導波管や、同軸導入平板マルチスロットアンテナ等、マイクロ波を平板状に供給できるものであれば任意の構成を適用可能である。
本発明の実施例1のプラズマ処理装置(マイクロ波プラズ処理装置)に用いられる平板状マイクロ波供給手段109の材質は、伝導率の高いAl、Cu、Ag/CuめっきしたSUS等が最適である。
例えば、スロット付き平板状の構成を含むマイクロ波供給手段109がスロット付き無終端環状導波管である場合、冷却水路とスロットアンテナが設けられる。
スロットアンテナは、例えば、半径方向のスロット、円周方向に沿ったスロット、略T字形状の同心円状又は螺旋状に配置された多数のスロット、若しくは、V字形状の一対のスロットを4対有する金属製の円板である。
尚、被処理基体103面内において、ばらつきのない均一な処理を前面に渡って行うためには、被処理基体103上において面内均一性の良好な活性種が供給されることが重要である。
スロットアンテナは少なくとも一本以上のスロットを配置することで、大面積に渡ってプラズマを生成させることが可能となり、プラズマ強度や、プラズマ均一性の制御も容易になる。
次に、実施例1のプラズマ処理装置の動作例について説明する。
概要としては、処理用ガスの導入は、プラズマ生成室101側から行い、処理用ガスがコンダクタンス調整手段108を通過した後にプラズマ処理室102に流入し、被処理基体103の表面を処理した後に排気するという所謂ダウンフロー処理法を適用する。
具体的には、まず、図示しない排気手段を介して排気路107よりプラズマ生成室101及びプラズマ処理室102内を真空排気する。
続いて処理用ガスをガス導入部106より所定の流量でプラズマ生成室101内に導入し、かつ図示しない排気手段に設けられたコンダクタンスバルブをそれぞれ調整し、プラズマ処理室102内を所定の圧力に保持する。
マイクロ波発生源よりマイクロ波を、マイクロ波供給手段109、マイクロ波透過手段110を介してプラズマ生成室101に供給し、プラズマ生成室101内でプラズマを発生させる。
プラズマ中の活性種は、導入ガスとともに、コンダクタンス調整手段108を通過してプラズマ処理室102へと導かれ、被処理基体103表面に到達し、被処理基体103表面を処理する。
プラズマの表面処理の間、コンダクタンス調整手段108には、プラズマ中の高エネルギーイオンやプラズマから発せられる高エネルギーの光が流入し、これが熱へと変換される。
しかし、コンダクタンス調整手段108を所定の温度に維持する冷却手段111によって、コンダクタンス調整手段108の温度は不必要に上昇することはなく、第1の温度(プラズマ処理に適した温度)に保たれる。
このため、処理用ガスがコンダクタンス調整手段108を通過する際に、処理用ガスが熱膨張することがなく、プラズマ生成室101とプラズマ処理室102との間に所定どおりの圧力差が生じ、安定したプラズマ処理を実施することが可能となる。
本発明の実施例1では、プラズマ生成室101に設けられたガス導入部より処理用ガスを導入し、プラズマ生成室101内でプラズマ化された活性種を処理用ガスとともにガス流の下流となるプラズマ処理室102に導くという所謂ダウンフロー処理法を例示した。
しかし、本発明の実施例1では、プラズマ処理室102側にガス導入部106を設け、支持体104が内部に設置されたプラズマ処理室102内に処理用ガスを導入し、ガス流をプラズマ生成室101に導くという処理法を適用してもよい。
即ち、プラズマ処理室102内に処理用ガスを導入して、ガス流をプラズマ生成室101に導いた後、プラズマ生成室101に設けられた排気路107より排気するという処理法を適用してもよい。
尚、実施例1においては、プラズマ源としてマイクロ波によるプラズマ励起手段を用いているが、CCP、ICP、ヘリコン、ECR等の任意のプラズマ励起手段を適用してもよいことは勿論である。
本発明の実施例1のプラズマ処理装置では、コンダクタンス調整手段108を少なくとも30W/m・K以上の熱伝導率を有する部材(シリコン等)で構成し、第1の温度に維持する冷却手段111を備えた。
このため、コンダクタンス調整手段108がプラズマ処理毎に不必要に温度上昇することを防止して、コンダクタンス調整手段108の膨張を防止し、かつコンダクタンス調整手段108のガス穴を通過する処理用ガスの体積流量が変化することを防止できる。
したがって、プラズマ生成室101とプラズマ処理室102との間に所望の圧力差を得ることができ、プラズマ処理時の処理再現性や処理精度を向上させることができる。
次に、本発明の実施例2を説明する。
図2は、本発明の実施例2のプラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。
プラズマ処理装置は、図2に示すように、プラズマ生成室201、プラズマ処理室202、被処理基体203、支持体204、温調部205、ガス導入部206、及び排気路207を有する。
また、プラズマ処理装置は、コンダクタンス調整手段208、マイクロ波供給手段209、マイクロ波透過手段210、及び冷却手段211を有し、被処理基体203に対してプラズマ処理を施す。
さらに、プラズマ処理装置には、詳しく図示しないが、実施例1で説明したマイクロ波発生源、アイソレーター、インピーダンス整合器等が設けられている。
本例の場合も、プラズマ処理には、例えば、被処理基体103の表面をエッチング、アッシング、改質又は薄膜堆積させる処理等のいずれかの処理が挙げられる。特に改質処理には、酸化又は窒化する処理がある。
一方、プラズマ処理室202は、調温部205上の収容体上に被処理基体203を収納して真空、又は減圧環境下で被処理基体203に対しプラズマ処理を施す真空状の処理容器である。
プラズマ処理室202の壁体には、ガス導入部206が備えられている。ガス導入部206は、プラズマ処理室202にプラズマ処理用のガスを供給するガス供給手段の一部である。
ガス供給手段は、詳しくは図示しないが、ガス供給源と、バルブと、マスフローコントローラーと、これらを接続するガス導入管とを備え、マイクロ波により励起されて所定のプラズマを得るための処理ガスや放電ガスを供給する。
尚、図2では、被処理基体103を図示しないロードロック室との間で受け渡すためのゲートバルブ等の図示は省略している。
被処理基体203は、半導体であっても、導電性のものであっても、あるいは電気絶縁性のものであってもよい。
被処理基体203は、支持体204上の収容体上に収容(載置)されるが、必要があれば、支持体204は、高さ調整可能に構成してもよい。即ち支持体204はプラズマ処理室202に収納され、被処理基体203を支持する。
温調部205は、ヒーター等から構成され、例えば200℃以上400℃以下の処理に適した温度に制御する。
温調部205は、詳しく図示しないが、例えば支持体204の温度を測定する温度計と、温度計の測定温度に基づいて例えば処理用ガスや被処理基体203が所定の温度になるように制御する制御部とを有する。
温調部205の制御部は、例えば加熱源としてのヒーター線への図示しない電源からの通電を制御することにより、例えば処理用ガスや被処理基体203を上記所定の温度に制御する。
一方、排気路207は、プラズマ生成室201に設けられ、詳しく図示しないが、圧力調整弁、圧力計、真空ポンプ、及び制御部とともに圧力調整機構を構成する。
排気路207の制御部は、プラズマ処理室202の圧力を弁の開き具合で調整する圧力調整弁(例えば、VAT製の圧力調整機能つきゲートバルブやMKS製排気スロットバルブ)を制御することによってその圧力調節を行う。
その結果、排気路207を介して、プラズマ処理室202の内部圧力を処理に適した圧力に制御する。圧力は、好ましくは13mPaから1330Paの範囲、より好ましくは665mPaから665Paの範囲が適当である。
コンダクタンス調整手段208は、複数の貫通穴を有する仕切り板から成り、プラズマ生成室201とプラズマ処理室202を仕切るように設置されている。
コンダクタンス制御手段208には、φ260mm、5mm厚、熱伝導率140W/m・Kの多結晶シリコン平板を用いた。この平板には229個のφ1mmの貫通穴が10mmピッチで格子状に配置されている。
またコンダクタンス制御手段208を支持する処理容器の壁体及びその近傍を室温に保持するための冷却手段211としての水冷管が処理容器の壁体に埋設されており、コンダクタンス制御手段208内にも水冷管(冷却手段)が埋設されている。
コンダクタンス調整手段108の貫通穴を通過する処理用ガスのコンダクタンスは貫通穴の穴径、穴の長さ、穴数を変えることにより所望のコンダクタンスになるよう調整可能である。
プラズマ処理室201に導入された処理用ガスはコンダクタンス調整手段208を通過して、プラズマ生成室201に輸送され、排気路207よりプラズマ生成室201外へと排気される。
このときコンダクタンス調整手段108が有するコンダクタンスにより、プラズマ生成室201と、プラズマ処理室202との間には圧力差が生じる。
この圧力差は、導入する処理用ガスの流量と、プラズマ生成室201内を排気する排気速度によって所定の値をとる。
一方、マイクロ波透過手段210は、マイクロ波供給源から供給されるマイクロ波をプラズマ生成室201に透過するとともに、プラズマ生成室201の隔壁として機能する。
マイクロ波供給手段209は、例えばスロット付き平板状の構成を備え、マイクロ波をマイクロ波透過手段210を介してプラズマ生成室201に導入させる機能を有する。
以上、本発明の実施例2のプラズマ処理装置の概要を述べたが、その他の構成、及び関係する各事項(使用ガス等)の説明については、実施例1の場合と同様であり、ここではその詳しい説明は省略する。
本発明の実施例2においては、図2に示したプラズマ処理装置(マイクロ波プラズマ処理装置)を使用し、コンダクタンス調整手段(コンダクタンス調整板)208の温度、及びプラズマ生成室201とプラズマ処理室202との間の差圧の変化を測定した。
具体的には、まず、プラズマ処理室201の壁体に設けられた排気部207より排気系(不図示)を介してプラズマ生成室201及びプラズマ処理室201内を真空排気し、10−7Torrの値まで減圧させた。
続いてプラズマ処理室202の壁体に設けられたガス導入部206より酸素ガスを2000sccmの流量で導入した。ついで、排気系(不図示)に設けられたコンダクタンスバルブ(不図示)を調整し、プラズマ処理室202内を3Torrに保持した。
ついで、2.45GHzのマイクロ波電源(不図示)より3.0kWの電力をマイクロ波供給手段209のスロット付無終端環状導波管を介して供給した。
かくして、プラズマ生成室201内にプラズマを発生させた。その後、180秒間の連続放電と120秒間の休止というサイクルを繰り返した。
このときのコンダクタンス調整手段(コンダクタンス調整板)208の中心温度、及び、 プラズマ生成室201とプラズマ処理室との間に生じる圧力差を測定した結果を図3に示す。
また比較例として、熱伝導率が1.7W/m・Kの石英をコンダクタンス調整手段(コンダクタンス調整板)208に用いて、前記と同じ条件での放電を行った時のプラズマ生成室201とプラズマ処理室202との間に生じる差圧を測定した結果を図4に示す。
コンダクタンス調整手段208が石英製の場合、図4に示すように、コンダクタンス調整手段208の中心温度(図示細線)は処理サイクル毎に上昇し、それに応じプラズマ生成室201とプラズマ処理室202との間の差圧(図示点線)も大きくなっていく。
これに対し、コンダクタンス調整手段208がシリコン製の場合、図3に示すように、その中心温度(図示細線)は放電中の温度上昇こそ見られるが休止期間中に速やかに冷却され、処理サイクル毎にその中心温度が上昇し続けることはなかった。
また、コンダクタンス調整手段208がシリコン製の場合、図3に示すように、プラズマ生成室201とプラズマ処理室202との間の差圧(図示点線)もほぼ一定の値であって上昇し続けることはなかった。
本発明の実施例2においては、プラズマ処理室202内に処理用ガスを導入して、ガス流をプラズマ生成室201に導いた後、プラズマ生成室201に設けられた排気路207より排気するという所謂アップフロー処理法を適用している。
この場合も、コンダクタンス調整手段208は、30W/m・K以上の熱伝導率を有する部材から構成し、コンダクタンス調整手段208を支持する処理容器の壁体に冷却手段211を備えるため、不要な温度上昇、及び不要な差圧変化を防止できた。
このため、コンダクタンス調整手段208の膨張を防止でき、かつコンダクタンス調整手段208のガス穴を通過する処理用ガスの体積流量の変化を防止でき、所望の圧力差を得て、プラズマ処理時の処理再現性や処理精度を向上させる利点を発揮できた。
次に、本発明の実施例3を説明する。
本発明の実施例3のプラズマ処理装置は、図2に示したプラズマ処理装置(マイクロ波プラズマ処理装置)の構成と同一であり、半導体素子の極薄ゲート酸化膜形成を行う場合を例示する。
被処理基体203としては、洗浄により表面の自然酸化膜を除去したφ8インチP型単結晶シリコン基板(面方位〈100〉,抵抗率10Ωcm)を使用した。以下、被処理基体203をシリコン基板と呼ぶ。
次に、本発明の実施例3の上記のプラズマ処理の具体例を説明する。
まず、シリコン基板203を支持体204上に設置した後、プラズマ生成室201の壁体に設けられた排気部207より排気系(不図示)を介してプラズマ生成室201及びプラズマ処理室201内を真空排気し、10−7Torrの値まで減圧させた。
続いて温調部(ヒーター)205に通電し、シリコン基板203を280℃に加熱し、該基板203をこの温度に保持した。
プラズマ処理室202の壁体に設けられたガス導入部206より酸素ガスを500sccmの流量で導入した。ついで、排気系(不図示)に設けられたコンダクタンスバルブ(不図示)を調整し、プラズマ処理室202内を3Torrに保持した。
ついで、2.45GHzのマイクロ波電源(不図示)より3.0kWの電力をマイクロ波供給手段209のスロット付無終端環状導波管を介してプラズマ生成室201に供給した。かくして、プラズマ生成室201内にプラズマを発生させた。
この際、ガス導入部206より導入された酸素ガスはプラズマ生成室201内で励起、分解されてOイオンやOラジカル等の活性種となる。
その活性種の内一部の活性種は、拡散によってガスの流れに逆流しコンダクタンス制御手段208の穴を抜け、シリコン基板203表面に微量到達する。
このようにしてシリコン基板203表面に対し180秒の酸化処理を25枚連続して行った。
酸化処理後、各シリコン基板203間の膜厚均一性について評価した結果、平均酸化膜厚は1.6nm,各シリコン基板203間の膜厚均一性は±1.0%と良好であった。
即ち、本発明の実施例3の場合も、図2に示すプラズマ処理装置を用いるため、コンダクタンス調整手段208の膨張防止、及び処理用ガスの体積流量の変化防止を維持し、所望の圧力差を得て、各シリコン基板203間の良好な膜厚均一性を獲得できた。
したがって、本発明の実施例3の場合も、プラズマ処理時の処理再現性や処理精度を向上させる利点を発揮することができた。
次に、本発明の実施例4を説明する。
本発明の実施例3のプラズマ処理装置は、図2に示したプラズマ処理装置(マイクロ波プラズマ処理装置)の構成と同一であり、半導体素子の極薄ゲート酸窒化膜形成を行う場合を例示する。
被処理基体203としては、洗浄により表面の自然酸化膜を除去した後に、急速熱酸化法により膜厚1.9nmの酸化膜を成長させたφ8インチP型単結晶シリコン基板(面方位〈100〉,抵抗率10Ωcm)を使用した。
以下、被処理基体203をシリコン基板と呼ぶ。
次に、本発明の実施例4の上記のプラズマ処理の具体例を説明する。
まず、シリコン基板203を支持体204上に設置した後、プラズマ生成室201の壁体に設けられた排気部207より排気系(不図示)を介してプラズマ生成室201及びプラズマ処理室202内を真空排気し、10−7Torrの値まで減圧させた。
続いて調温部(ヒーター)205に通電し、シリコン基板203を280℃に加熱し、該基板203をこの温度に保持した。プラズマ処理室202の壁体に設けられたガス導入部206より窒素ガスを100sccmの流量で導入した。
ついで、排気系(不図示)に設けられたコンダクタンスバルブ(不図示)を調整し、プラズマ処理室202内を0.5Torrに保持した。
ついで、2.45GHzのマイクロ波電源(不図示)より3.0kWの電力をマイクロ波供給手段209のスロット付無終端環状導波管を介してプラズマ生成室201に供給した。かくして、プラズマ生成室201内にプラズマを発生させた。
この際、ガス導入部206より導入された窒素ガスはプラズマ生成室201内で励起、分解されてNイオンやNラジカルなどの活性種となる。
その活性種の内一部の活性種は、拡散によってガスの流れに逆流しコンダクタンス制御手段208の穴を抜け、シリコン基板203表面に微量到達する。
このようにしてシリコン基板203表面の酸化膜に対し180秒の窒化処理を25枚連続して行った。
窒化処理後の酸窒化膜について、各シリコン基板203間の酸化膜換算膜厚(EOT)の均一性を評価した結果、平均EOTは1.7nm,均一性は1.5%と良好であった。
本発明の実施例4の場合も、図2に示すプラズマ処理装置を用いるため、コンダクタンス調整手段208の膨張防止、及び処理用ガスの体積流量の変化防止を維持し、所望の圧力差を得て、各シリコン基板203間の酸化膜換算膜厚の良好な均一性を獲得できた。
したがって、本発明の実施例4の場合も、プラズマ処理時の処理再現性や処理精度を向上させる利点を発揮することができた。
次に、本発明の実施例5を説明する。
図5は、本発明の実施例5のプラズマ処理装置(マイクロ波プラズマ処理装置)の概略構成を示す断面図である。
本発明の実施例5においては、図5に示すプラズマ処理装置を使用し、半導体素子キャパシタ絶縁用酸化タンタル膜の形成を行う場合を例示する。
プラズマ処理装置は、図5に示すように、プラズマ生成室501、プラズマ処理室502、被処理基体503、支持体504、温調部505、ガス導入部506、及び排気路507を有する。
また、プラズマ処理装置は、コンダクタンス調整手段508、マイクロ波供給手段509、マイクロ波透過手段510を有し、被処理基体503に対してプラズマ処理を施す。
本例のプラズマ処理装置は、詳しく図示しないが、実施例1で説明したマイクロ波発生源、アイソレーター、インピーダンス整合器等を備える。
プラズマ処理室502は、調温部505上の収容体上に被処理基体503を収納して真空、又は減圧環境下で被処理基体503に対しプラズマ処理を施す真空状の処理容器である。
尚、図5では、被処理基体103を図示しないロードロック室との間で受け渡すためのゲートバルブ等の図示は省略している。
被処理基体503は、支持体504上の収容体上に収容(載置)されるが、必要があれば、支持体504は、高さ調整可能に構成してもよい。即ち支持体504はプラズマ処理室502に収納され、被処理基体503を支持する。
温調部505は、ヒーター等から構成され、例えば200℃以上400℃以下の処理に適した温度に制御する。
ガス導入部506は、プラズマ生成室501の壁体に設けられ、プラズマ処理用のガスをプラズマ生成室501に供給する。ガス導入部506は、ガス供給手段の一部である。
ガス供給手段は、詳しくは図示しないが、ガス供給源と、バルブと、マスフローコントローラーと、これらを接続するガス導入管とを備え、マイクロ波により励起されて所定のプラズマを得るための処理ガスや放電ガスを供給する。
一方、排気路507は、プラズマ処理室501の壁体に設けられ、詳しく図示しないが、圧力調整弁、圧力計、真空ポンプ、及び制御部とともに圧力調整機構を構成する。
排気路507の制御部は、プラズマ処理室502の圧力を弁の開き具合で調整する圧力調整弁(例えば、VAT製の圧力調整機能つきゲートバルブやMKS製排気スロットバルブ)を制御することによってその圧力調節を行う。
その結果、排気路507を介して、プラズマ処理室502の内部圧力を処理に適した圧力に制御する。圧力は、好ましくは13mPaから1330Paの範囲、より好ましくは665mPaから665Paの範囲が適当である。
コンダクタンス調整手段508は、複数の貫通穴を有する仕切り板から成り、プラズマ生成室501とプラズマ処理室502を仕切るように設置されている。
コンダクタンス調整手段508には、φ260mm、15mm厚、熱伝導率160W/m・KのAlNセラミックス平板を用いた。この平板には181個のφ3mmの貫通穴が同心円状に配置されている。
また、コンダクタンス調整手段508は、詳しく図示しないが、その内部に室温に保持された冷却水を循環する水冷管(冷却手段)が埋設されており、循環手段の駆動とともに循環する冷却水で、第1の温度、即ちプラズマ処理に適する温度に保たれる。
尚、詳しくは図示しないが、コンダクタンス制御手段508を支持する処理容器の壁体には、冷却手段としての例えば水冷管等を埋設してもよい。
被処理基体503としては、φ8インチP型単結晶シリコン基板(面方位〈100〉,抵抗率10Ωcm)を使用した。以下、被処理基体503をシリコン基板と呼ぶ。
マイクロ波透過手段510は、マイクロ波供給源から供給されるマイクロ波をプラズマ生成室501に透過するとともに、プラズマ生成室501の隔壁として機能する。
マイクロ波供給手段509は、例えばスロット付き平板状の構成を備え、マイクロ波をマイクロ波透過手段510を介してプラズマ生成室501に導入させる機能を有する。
以上、本発明の実施例5のプラズマ処理装置の概要を述べたが、その他の構成、及び関係する各事項(使用ガス等)の説明については、実施例1の場合と同様であり、ここではその詳しい説明は省略する。
次に、本発明の実施例5の上記のプラズマ処理の具体例を説明する。
まず、シリコン基板503を基体支持体504上に設置し、プラズマ処理室502下部にある排気部507より排気系(不図示)を介してプラズマ処理室502及びプラズマ生成室501内を真空排気し、10−7Torrの値まで減圧させた。
続いて調温部(ヒーター)505に通電し、シリコン基板503を150℃に加熱し、該基板503をこの温度に保持した。
プラズマ生成室501壁体に配されたガス導入部506より酸素ガスを1000sccmの流量で、また、TEOTガスを50sccmの流量でプラズマ生成室501内に導入した。
ついで、排気系(不図示)に設けられたコンダクタンスバルブ(不図示)を調整し、プラズマ処理室502内を50mTorrに保持した。
ついで、2.45GHzのマイクロ波電源より2.0kWの電力をマイクロ波供給手段509の環状導波管を介してプラズマ生成室501内に供給した。かくして、プラズマ生成室501内にプラズマを発生させた。
ガス導入部506より導入された酸素ガスはプラズマ生成室501内で励起、分解されて活性種となり、シリコン基板503の方向に輸送され、TEOTガスと反応し、酸化タンタル膜がシリコン基板503上に形成された。
このようにしてシリコン基板503表面上にタンタルの成膜処理を25枚連続して行った。
処理後、タンタル膜厚均一性について評価した結果、平均膜厚は5.2nm、各シリコン基板503間の均一性は±1.8%と良好であった。
即ち、本発明の実施例5の場合、図5に示すプラズマ処理装置を用いるため、コンダクタンス調整手段508の膨張防止、及び処理用ガスの体積流量の変化防止を維持し、所望の圧力差を得て、各シリコン基板503間のタンタル膜厚の良好な均一性を獲得できた。
したがって、本発明の実施例5の場合も、プラズマ処理時の処理再現性や処理精度を向上させる利点を発揮することができた。
次に、本発明の実施例6を説明する。
本発明の実施例6のプラズマ処理装置は、図5に示したプラズマ処理装置(マイクロ波プラズマ処理装置)の構成と同一であり、半導体素子のアッシング処理を行う場合を例示する。
被処理基体503としては、表面にフォトレジストを10μmコートしたφ8インチP型単結晶シリコン基板(面方位〈100〉,抵抗率10Ωcm)を使用した。以下、被処理基体503をシリコン基板と呼ぶ。
次に、本発明の実施例6の上記のプラズマ処理の具体例を説明する。
まず、シリコン基板503を支持体504上に設置し、プラズマ処理室502下部にある排気部507より排気系(不図示)を介してプラズマ処理室502及びプラズマ生成室501内を真空排気し、10−7Torrの値まで減圧させた。
続いて調温部(ヒーター)505に通電し、シリコン基板503を300℃に加熱し、該基板503をこの温度に保持した。
プラズマ生成室501壁面に配されたガス導入部506より酸素ガスを500sccmの流量で、また、CFガスを10sccmの流量でプラズマ生成室501内に導入した。ついで、排気系(不図示)に設けられたコンダクタンスバルブ(不図示)を調整し、プラズマ処理室502内を200mTorrに保持した。
ついで、2.45GHzのマイクロ波電源より3.0kWの電力をマイクロ波供給手段509の環状導波管を介してプラズマ生成室501内に供給した。かくして、プラズマ生成室501内にプラズマを発生させた。
ガス導入部506より導入された酸素ガスはプラズマ生成室501内で励起、分解されて活性種となり、シリコン基板503の方向に輸送され、フォトレジストと反応し、灰化してフォトレジストが除去された。
このようにしてシリコン基板503表面上のフォトレジストのアッシング処理を25枚連続して行った。
処理後、アッシングレートの均一性について評価した結果、平均アッシングレートは2.3μm/min、基板間の均一性は±2.6%と良好であった。
即ち本発明の実施例5の場合、図5に示すプラズマ処理装置を用いるため、コンダクタンス調整手段508の膨張防止、及び処理用ガスの体積流量の変化防止を維持し、所望の圧力差を得て、各アッシングレートの良好な均一性を獲得できた。
したがって、本発明の実施例6の場合も、プラズマ処理時の処理再現性や処理精度を向上させる利点を発揮することができた。
本発明の実施例1のプラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施例2、実施例3、実施例4のプラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施例3においてシリコン製コンダクタンス調整手段を用いた時の放電休止サイクルに対する温度及び圧力変化を示すグラフ図である。 本発明の実施例3において石英製コンダクタンス調整手段を用いた時の放電休止サイクルに対する温度及び圧力変化を示すグラフ図である。 本発明の実施例5、実施例6のプラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
101,201,501 プラズマ生成室
102,202,502 プラズマ処理室
103,203,503 被処理基体
104,204,504 支持体
105,205,505 調温部(ヒーター)
106,206,506 ガス導入部
107,207,507 排気部
108,208,508 コンダクタンス調整手段
109,209,509 マイクロ波供給手段
110,210,510 マイクロ波透過手段
111,211 冷却手段

Claims (9)

  1. プラズマが生成される生成室と、
    被処理基体が設置される処理室と、
    前記生成室と前記処理室との間を仕切るように設置され、処理用ガスが通過するコンダクタンス調整手段と、を有するプラズマ処理装置において、
    前記コンダクタンス調整手段は、少なくとも30W/m・K以上の熱伝導率を有する部材から成り、第1の温度に維持する手段を有することを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記第1の温度に維持する手段は、前記生成室及び前記処理室を構成する処理容器の前記コンダクタンス調整手段を支持する部分を冷却する冷却手段であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記第1の温度に維持する手段は、冷却された冷媒を前記コンダクタンス調整手段内を循環させる冷却手段であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記少なくとも30W/m・K以上の熱伝導率を有する部材は、シリコンであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記コンダクタンス調整手段は、複数の貫通穴を有する仕切り板から成ることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記プラズマの処理における前記処理用ガスの導入は、前記プラズマの生成が行われる前記生成室側から行われ、前記処理用ガスが前記コンダクタンス調整手段を通過した後に前記被処理基体の設置された前記処理室に流入し、前記被処理基体の表面を処理した後に装置外に排気される処理であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記プラズマの処理における前記処理用ガスの導入は、前記被処理基体の設置された前記処理室側から行われ、前記処理用ガスが前記コンダクタンス調整手段を通過した後に前記プラズマの生成が行われる前記生成室に流入した後に装置外に排気される処理であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記プラズマの処理は、前記被処理基体の表面をエッチング、アッシング、改質又は薄膜堆積させる処理のいずれかの処理であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記改質処理は、酸化又は窒化する処理であることを特徴とする請求項8に記載のプラズマ処理装置。
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