JP2008027553A - ディスク型記録媒体駆動装置、ディスク型記録媒体回転速度制御方法 - Google Patents

ディスク型記録媒体駆動装置、ディスク型記録媒体回転速度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 1または複数の通信インタフェースを備えたディスク型記録媒体駆動装置において、省電力化および低騒音化を図るためディスク型記録媒体の回転速度を適切に制御する。
【解決手段】 ディスク型記録媒体の回転速度を切り替えて駆動可能なディスク型記録媒体駆動装置であって、周辺装置とのデータ転送を行なうための、1または複数の通信インタフェース手段と、前記いずれかの通信インタフェースを介したデータ転送要求があった場合に、ディスク型記録媒体の回転速度の切り替えの要否を判断する制御手段とを備えることを特徴とするディスク型記録媒体駆動装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディスク型記録媒体を駆動するディスク型記録媒体駆動装置に係り、特に、複数の回転速度でディスク型記録媒体を駆動可能なディスク型記録媒体駆動装置に関する。
従来、ディスク型記録媒体駆動装置、特に、ディスク型記録媒体としてハードディスクを用いたハードディスクドライブでは、仕様により装置固有のハードディスクの回転速度(単位時間当たりの回転数)が定められており、使用時において回転速度を変更することは行なわれていなかった。
なお、DVD等の光ディスクを用いた映像記録装置においては、高速なディスク回転による騒音・振動等の影響を低減させるために、撮影時にディスクの回転速度を低速モードに切り替えることが特許文献1に記載されている。
特開2004−158149号公報
近年、ハードディスクドライブにおいても回転速度を切り替え可能とする技術が提案されている。
一般に、記録密度が同じであれば、回転速度が速い方がディスク型記録媒体におけるデータ転送速度は速くなる。このため、回転速度を上げることにより、ディスク型記録媒体駆動装置のデータ転送性能が向上することになる。
しかしながら、回転速度を上げると消費電力が増え、騒音も増えるという問題がある。また、ディスク型記録媒体駆動装置も常に最高性能のデータ転送速度が要求されるわけではない。
このため、ディスク型記録媒体駆動装置のディスク回転速度を切り替え可能とした場合には、回転速度の制御方法を工夫する必要がある。
特に、1または複数の通信インタフェースを有し、多様な処理を行なうことができるディスク型記録媒体駆動装置においては、ディスク型記録媒体駆動装置において必要とされるデータ転送速度が変化するため、回転速度の制御が一層重要となる。
本発明は、1または複数の通信インタフェースを備えたディスク型記録媒体駆動装置において、省電力化および低騒音化を図るため、ディスク型記録媒体の回転速度を適切に制御することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明によれば、
ディスク型記録媒体の回転速度を切り替えて駆動可能なディスク型記録媒体駆動装置であって、周辺装置とのデータ転送を行なうための、1または複数の通信インタフェース手段と、前記いずれかの通信インタフェースを介したデータ転送要求があった場合に、ディスク型記録媒体の回転速度の切り替えの要否を判断する制御手段とを備えることを特徴とするディスク型記録媒体駆動装置が提供される。
ここで、
通信インタフェース毎のデータ転送速度指標値を記録したインタフェース管理テーブルと、切り替え可能な回転速度毎のデータ転送速度指標値を記録したメディア管理テーブルとをさらに備え、
前記制御手段は、前記データ転送要求前の回転速度におけるデータ転送速度指標値と、前記データ転送要求に係るインタフェースのデータ転送速度指標値とから必要と見込まれるデータ転送速度指標値を求め、求められたデータ転送速度指標値を満たす回転速度を決定することで回転速度の切り替えの要否を判断することができる。
具体的には、前記インタフェース管理テーブルが記録する通信インタフェース毎のデータ転送速度指標値は、データ転送速度の実効値とし、
前記メディア管理テーブルが記録する回転速度毎のデータ転送速度指標値は、メディアデータ転送速度とすることができる。
また、前記制御手段は、前記データ転送要求前の回転速度におけるデータ転送速度指標値と、前記データ転送要求に係るインタフェースのデータ転送速度指標値を加算し、加算値あるいは加算値に所定の値を乗じた値を、前記必要と見込まれるデータ転送速度指標値とすることができる。
本発明によれば、通信インタフェースのデータ転送速度と回転速度毎のデータ転送速度とを考慮してディスク型記録媒体の回転速度を制御するため、1または複数の通信インタフェースを備えたディスク型記録媒体駆動装置において、ディスク型記録媒体の回転速度を適切に制御することができる。
本発明の実施例について図面を参照して説明する。本実施例では、ディスク型記録媒体としてハードディスクを用い、ディスク型記録媒体駆動装置としてハードディスクレコーダに本発明を適用した場合について説明する。
一般に、ハードディスクレコーダは、ハードディスクドライブ、テレビチューナー等を内蔵し、基本的な機能としてテレビ番組等の録画再生を行なえるようになっている。本実施例のハードディスクレコーダでは、さらに、複数の通信インタフェースを備え、周辺装置とのデータ通信を行なえるようになっている。
なお、本発明は、ハードディスクレコーダに限られず、ハードディスクドライブ等を内蔵したパーソナルコンピュータ、映像記録再生装置、音響機器、その他の情報処理装置に広く適用することができる。また、後述するように、ハードディスクドライブ装置自身に適用することもできる。また、ディスク型記録媒体はハードディスクに限られない。
図1は、本実施例におけるハードディスクレコーダ100の構成を示すブロック図である。ただし、本図では、主として通信インタフェースおよびハードディスクドライブ関連のハードウェア構成を示している。
本図に示すように、ハードディスクレコーダ100は、CPU101、メモリ102、ハードディスクドライブ103、インタフェース(I/F)部115、インタフェース(I/F)コントローラ部116、システム機能部120を備えている。
ここで、システム機能部120は、ハードディスクレコーダ100として機能するためのその他の機構、例えば、テレビチューナ部、ユーザインタフェース部、電源部等を総称した機能部である。
ハードディスクレコーダ100が備えるハードディスクドライブ103は、回転速度を切り替えて動作することが可能である。本実施例では、2000rpm、4000rpm、8000rpm、16000rpmで動作可能であるとする。ハードディスクドライブ103は、回転速度が速いほどデータ転送能力が高くなるが、消費電力、騒音も大きくなる。
なお、回転速度を切り替えるための機構、データ読み書き処理等については、本明細書では触れないものとする。これらに関しては技術論文等で公知となっている技術を用いることができる。
I/F部115は、複数の通信インタフェース用のソケット、無線モジュールを備えている。本図の例では、USBソケット104、IEEE1394ソケット105、eSATAソケット106、IEEE802.11モジュール107を備えているものとする。ただし、これらは例示であり、有線無線を問わず他の通信インタフェースのソケットあるいはモジュールを備えることができる。例えば、Bluetooth(商標)モジュール等を備えるようにしてもよい。
これらの通信インタフェースは、ホットスワップ機能を備えており、ハードディスクレコーダ100の電源を落とすことなく、周辺装置の着脱が可能である。
I/Fコントローラ部116は、通信インタフェースを用いたデータ通信を制御する機能部であり、I/F部115に対応したコントローラ機能部を備えている。本図の例では、USBコントローラ108、IEEE1394コントローラ109、eSATAコントローラ110、IEEE802.11コントローラ111、ハードディスクドライブ103とのデータ通信を制御するATAコントローラ112を備えている。
I/Fコントローラ部116は、各インタフェースの接続状況を監視しており、周辺装置の着脱を検出して、必要な処理を行なう。
図2は、インタフェースの監視に関する処理の流れを示すフロー図である。本図に示すように、I/Fコントローラ部116は、各インタフェースを監視し(S101)、周辺装置の接続を検出すると(S102:Y)、そのインタフェースおよび接続された周辺装置に応じた接続処理を行なう(S103)。また、周辺装置の取り外しを検出すると(S104:Y)、そのインタフェースおよび取り外された周辺装置に応じた取り外し処理を行なう(S105)。ただし、取り外しに際しては、あらかじめ所定の取り外し前処理が必要な場合もある。
I/Fコントローラ部116がインタフェースを監視することにより、CPU101のHDD回転速度制御部101aは、各インタフェースの接続状況を把握することができる。各インタフェースの接続状況は、例えば、フラグにより管理するようにしてもよい。
また、I/Fコントローラ部116には、ハードディスクレコーダ100が備える各通信インタフェースのデータ転送速度に関する指標値を記録したインタフェース速度管理テーブル113と、ハードディスクレコーダ100が備えるハードディスクドライブ103の回転速度毎のデータ転送速度に関する指標値を記録したデータ転送速度管理テーブル114とが備えられている。
図3は、インタフェース速度管理テーブル113の一例を示す図である。本実施例では、インタフェースのデータ転送速度に関する指標値として、想定される実効データ転送速度の最大値を用いており、各インタフェース毎の値が記録されている。ただし、指標値としては実効データ転送速度の最大値に限られず他の値を用いることができる。例えば、データ転送速度の理論値あるいはデータ転送速度の理論値に所定の係数を乗じた値、さらには、実験値、実測値等を用いるようにしてもよい。
図4は、データ転送速度管理テーブル114の一例を示す図である。本実施例では、ハードディスクドライブ103のデータ転送速度に関する指標値としてメディアデータ転送速度(「内部データ転送速度」とも呼ばれる)を用いており、各回転速度毎の値が記録されている。なお、ハードディスクでは、外周と内周とで1トラック当たりの記録容量が違うため、メディアデータ転送速度は、最小値と最大値が示す範囲で記録されている。ただし、平均値を記録したり、最小値と最大値とのいずれか一方を記録するようにしてもよい。
また、指標値としてはメディアデータ転送速度に限られず他の値を用いることができる。例えば、より実効値に近いと考えられる連続データ転送速度、実験値、実測値等を用いるようにしてもよい。
本実施例において、CPU101には、仮想的にHDD回転速度制御部101aが構成される。回転速度制御部101aは、CPU101がメモリ102に格納された制御用プログラムを実行することにより構成される。ただし、HDD回転速度制御部101aをハードウェア的に構成するようにしてもよい。
回転速度制御部101aは、上記のインタフェース速度管理テーブル113、データ転送速度管理テーブル114を参照し、I/F部115を介したデータ転送処理を判断基準の1つして、ハードディスクドライブ103の回転速度を制御する処理を行なう。
ハードディスクレコーダ100は、本来のシステム機能として、テレビ番組等の録画・再生を行なう機能を有している。ここで、通信インタフェースを用いたデータ転送を行なわずに録画・再生を行なっている通常の状態(待機状態も含むものとする)をシステム機能運用状態と称し、通信インタフェースを用いたデータ転送を行なっている状態をデータ転送状態と称すると、ハードディスクレコーダ100は、図5に示すような状態遷移を行なう。
すなわち、通常のシステム機能運用状態において、通信インタフェースを介した外部の周辺装置とのデータ転送要求を検出すると、データ転送状態に遷移する。なお、データ転送状態においてもシステム機能は維持しているため、データ転送状態の方が処理負荷が高いことになる。
ここでは、データ転送要求は外部の周辺装置から送られる場合を想定しているが、本発明は、ハードディスクレコーダ100からデータ転送要求を行なう場合にも適用することができる。
一方で、データ転送状態においてデータ転送が終了するとシステム機能運用状態に遷移する。なお、あるインタフェースでのデータ転送が終了しても、他のインタフェースでのデータ転送が終了していない場合にはデータ転送状態が継続する。
ただし、インタフェースの仕様等によってはデータ転送の終了を認識できない場合がある。この場合は、例えば、データ転送要求から所定の時間が経過した場合にデータ転送が終了したと見なしたり、周辺装置が取り外された場合にデータ転送が終了したと見なすようにすることができる。
なお、ディスク型記録媒体駆動装置として、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いた場合には、通信インタフェースを用いたデータ転送を行なわずにCPU等による演算処理、メディア再生等を行なっている状態がシステム機能運用状態に該当する。
次に、本実施例におけるハードディスクドライブ103の回転速度制御処理について説明する。
まず、回転速度制御処理の概要について図6を参照して説明する。図6は、ハードディスクドライブ103の回転速度制御処理の概要を示すフロー図である。
本図に示すように、本処理は、HDD回転速度制御部101aが、いずれかのインタフェースを介したデータ転送の要求を検出することで開始される(S201)。すなわち、システム機能運用状態からデータ転送状態に遷移する際に回転速度の制御を行なうようにしている。
HDD回転速度制御部101aは、ハードディスクレコーダ100が備えるインタフェースのうち、転送要求のあったインタフェースを特定する(S202)。
そして、特定されたデータ転送を行なうインタフェースを判断基準の1つとしてハードディスクドライブ103の回転速度を決定する(S203)。なお、回転速度の具体的な決定方法については後述する。
そして、決定された回転速度が現在の回転速度と異なる場合、すなわち、回転速度を変更する必要がある場合には(S204:Y)、決定された回転速度に変更する(S205)。回転速度の変更は、例えば、Set featureコマンドを用いてハードディスクドライブ103に指示するようにする。
このように、本発明では、データ転送を行なうインタフェースを判断基準の1つとしてハードディスクドライブ103の回転速度を決定する点において大きな技術的特徴を有している。すなわち、データ転送を行なうインタフェースに応じて、ハードディスクドライブ103に要求されるデータ転送速度が変化すると考えられるため、データ転送を行なうインタフェースを判断基準の1つとしてハードディスクドライブ103の回転速度を制御するようにしている。
次に、ハードディスクドライブ103の回転速度の具体的な決定方法について説明する。本実施例では、現在の回転速度を基準にした決定方法と、回転速度を直接決定する方法とを説明する。
まず、現在の回転速度を基準にした回転速度の決定方法について説明する。
図7は、現在の回転速度を基準にした回転速度の決定方法を説明するフロー図である。本方法では、まず、インタフェース速度管理テーブル113を参照して、データ転送を行なうインタフェースのデータ転送速度指標値、本実施例では実効データ転送速度の最大値を取得する(S301)。
また、ハードディスクドライブ103の現在の回転速度を取得する(S302)。
そして、データ転送速度管理テーブル114を参照して、ハードディスクドライブ103の現在の回転速度におけるデータ転送速度に関する指標値、本実施例ではメディアデータ転送速度を取得する(S303)。
上述のようにメディアデータ転送速度は、最小値と最大値との範囲で記録されている。ここでは、最大値を取得するものとする。
そして、取得したインタフェースのデータ転送速度指標値と現在の回転速度におけるデータ転送速度に関する指標値とを加算する(S304)。本実施例では、データ転送を行なうインタフェースの実効データ転送速度の最大値と、ハードディスクの現在の回転速度における最大メディアデータ転送速度を加算することになる。
この加算値をデータ転送速度を行なった場合に必要となるデータ転送速度の基準値とみなして、必要データ転送速度と称するものとする。
必要データ転送速度が算出されると、再度、データ転送速度管理テーブル114を参照して、必要データ転送速度を満たすメディアデータ転送速度に対応する回転速度を抽出して決定した回転速度とする(S305)。ここでは、メディアデータ転送速度の最小値が必要データ転送速度を超える回転速度のうち最も小さい回転速度を抽出して決定するものとする。
すなわち、必要最小限とみなされる回転速度を採用するようにしている。これにより、データ転送時の速度低下を抑えつつ、消費電力、騒音の発生も抑えることができるようになる。
上記の処理について具体例を用いてさらに説明する。例えば、現在の回転速度が2000rpmの場合に、IEEE802.11aの無線通信を介したデータ転送要求があったとする。
処理(S301)にしたがってインタフェース速度管理テーブル113を参照すると、IEEE802.11aの実効データ転送速度の最大値として45Mbpsが取得される。
また、処理(S303)にしたがってデータ転送速度管理テーブル114を参照すると、現在の回転速度2000rpmにおけるディアデータ転送速度の最大値として250Mbpsが取得される。
そして、45Mbpsと250Mbpsとを加算した295Mbpsが必要データ転送速度となる。
データ転送速度管理テーブル114を参照すると、メディアデータ転送速度の最小値が必要データ転送速度295Mbpsを超える回転速度は、8000rpmと16000rpmとなる。このうち最も小さい回転速度の8000rpmが回転速度として決定される。
以上の例では、現在の回転速度におけるデータ転送速度に関する指標値として「メディアデータ転送速度の最大値」を用いた。
しかし、本発明はこの例に限られない。例えば、現在の回転速度におけるデータ転送速度に関する指標値として「メディアデータ転送速度の最小値」を用いるようにしてもよい。
このときの具体例は以下のようになる。本例においても、現在の回転速度が2000rpmの場合に、IEEE802.11aの無線通信を介したデータ転送要求があったとする。
処理(S301)にしたがってインタフェース速度管理テーブル113を参照すると、IEEE802.11aの実効データ転送速度の最大値として45Mbpsが取得される。
また、処理(S303)にしたがってデータ転送速度管理テーブル114を参照すると、現在の回転速度2000rpmにおけるディアデータ転送速度の最小値として125Mbpsが取得される。
そして、45Mbpsと125Mbpsとを加算した170Mbpsが必要データ転送速度となる。
データ転送速度管理テーブル114を参照すると、メディアデータ転送速度の最小値が必要データ転送速度170Mbpsを超える回転速度は、4000rpmと8000rpmと16000rpmとである。このうち最も小さい回転速度の4000rpmが回転速度として決定される。
また、上述の例では、インタフェースのデータ転送速度指標値と現在の回転速度におけるデータ転送速度に関する指標値とを加算して、必要データ転送速度を算出した。
しかし、本発明はこの例に限られない。例えば、インタフェースのデータ転送速度指標値と現在の回転速度におけるデータ転送速度に関する指標値とを加算して、所定の比率を掛け合わせたものを必要データ転送速度とみなすようにしてもよい。この所定の比率は、例えば、実験的に求めて設定しておくようにする。
上記の各例を表にまとめたものを図8に示す。本図の例では、枠内に1〜4としてインタフェースデータ転送速度指標値、現在の回転速度データ転送速度の指標値、必要データ転送速度の具体的な組み合わせを示している。
例えば、表中の「1」には必要データ転送速度の求め方として、実効データ転送最大値とメディアデータ転送速度の最大値とを加算することが示されている。また、表中の「2」には、必要データ転送速度の求め方として実効データ転送最大値とメディアデータ転送速度の最大値とを加算して所定の比率を掛け合わせることが示されている。
また、枠外には、インタフェースデータ転送速度指標値と現在の回転速度データ転送速度の指標値の別例を示している。
例えば、インタフェースデータ転送速度指標値としてデータ転送速度理論値、データ転送速度理論値×係数、実測値、実験値等を用いてもよいことが示され、現在の回転速度データ転送速度の指標値としてメディアデータ転送速度の平均値、連続データ転送速度、実測値、実験値等を用いてもよいことが示されている。
もちろん本図に示した必要データ転送速度算出方法等に限られず、他の算出方法を用いるようにしてもよい。
なお、上述の例では、データ転送開始に伴い、回転速度を速める場合について説明したが、データ転送状態からシステム機能運用状態に遷移した場合等に、通常時の回転速度に戻すような制御を行なうようにしてもよい。
つぎに、現在の回転速度を参照せずに回転速度を直接決定する方法について説明する。
この場合は、インタフェース速度管理テーブル113、データ転送速度管理テーブル114に代えて回転速度管理テーブル117を用いるようにする。
図9は、回転速度管理テーブル117の一例を示す図である。本図に示すように、回転速度管理テーブル117は、新たにデータ転送等の処理を行なう場合に、現在の処理とこれから行なう処理との組み合わせごとに必要な回転速度を定めたテーブルである。本例では、データ転送のみならず、録画、再生処理も回転速度決定の一要因としている。このため、データ転送要求を受け付けた場合に加え、ユーザから録画、再生指示を受け付けた場合も回転速度の変更を行なうようにする。
ただし、回転速度管理テーブル117の形式は本図の例に限られない。例えば、通信フォーマットの組み合わせに対応して回転速度を定めるようにしてもよい。また、3以上の通信フォーマットで同時にデータ転送を行なう場合も考慮したテーブルを用いるようにしてもよい。
本図の例では、例えば、録画も再生も行なっていない状態から録画を開始する場合には、「現処理:なし」「新処理:録画」が示す2000rpmが必要な回転速度と定められる。したがって、この回転速度を満たす最小の回転速度である2000rpmが変更後の回転速度として決定される。
また、USB2.0によるデータ通信を行なっている状態からさらにIEEE1394によるデータ転送を行なう場合には、「現処理:USB2.0」「新処理:IEEE1394」が示す13000rpmが必要な回転速度と定められる。したがって、この回転速度を満たす最小の回転速度である16000rpmが変更後の回転速度として決定される。
本例では、回転速度管理テーブル117は、必要な回転速度を定めたものであるため、ハードディスクドライブ103が変更可能な回転速度とは必ずしも一致しない。もちろん、変更可能な回転速度に対応させて回転速度管理テーブル117を作成しておくようにしてもよい。
なお、本例の回転速度管理テーブル117あるいは上述のデータ転送速度管理テーブル114は、ハードディスクドライブ103に対応させて作成しておくようにする。ただし、ハードディスクドライブ103が交換、追加等された場合には、Identifyコマンド等によりハードディスクドライブ103の情報を取得して作成するようにしてもよい。あるいは、ディスク型記録媒体駆動装置の起動の際等に作成するようにしてもよい。
つぎに、本発明のディスク型記録媒体駆動装置をハードディスクドライブ装置自身に適用した場合の構成について説明する。図10は、ハードディスクドライブ装置200の構成を示すブロック図である。
ハードディスクドライブ装置200は、CPU201、キャッシュメモリ202、インタフェース(I/F)部215、インタフェース(I/F)コントローラ部216、ディスクフォーマッタ220、信号処理部221、サーボ処理部222、モータドライバ223、ディスク部230を備えている。CPU201には、HDD回転速度制御部201aが仮想的に構成される。
ディスクフォーマッタ220、信号処理部221、サーボ処理部222、モータドライバ223等は従来と同様の構成でよい。
ディスク部230は、ディスク231、VCM232、セレクタ233を備え、ディスク231の回転速度を切り替えて動作することが可能である。
I/F部215は、複数の通信インタフェース用のソケット、無線モジュールを備えている。本図の例では、USBソケット204、IEEE1394ソケット205、ATAソケット206、IEEE802.11モジュール207を備えているものとする。ただし、これらは例示であり、有線無線を問わず他の通信インタフェースのソケットあるいはモジュールを備えることができる。
これらの通信インタフェースは、ホットスワップ機能を備えており、ハードディスクドライブ装置200の電源を落とすことなく、周辺装置の着脱が可能である。
I/Fコントローラ部216は、通信インタフェースを用いたデータ通信を制御する機能部であり、I/F部215に対応したコントローラ機能部を備えている。本図の例では、USBコントローラ208、IEEE1394コントローラ209、ATAコントローラ210、IEEE802.11コントローラ211を備えている。
また、I/Fコントローラ部216には、ハードディスクドライブ装置200が備える各通信インタフェースのデータ転送速度に関する指標値を記録したインタフェース速度管理テーブル213と、ハードディスクドライブ装置200が備えるディスク231の回転速度毎のデータ転送速度に関する指標値を記録したデータ転送速度管理テーブル214とが備えられている。
このような構成のハードディスクドライブ装置200が行なう回転制御は上述のハードディスクレコーダ100と同様である。このため、説明は省略する。
なお、本発明は上述した実施の形態の例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を取り得ることはもちろんである。
図1は、ハードディスクレコーダの構成を示すブロック図である。 図2は、インタフェースの監視に関する処理の流れを示すフロー図である。 図3は、インタフェース速度管理テーブルの一例を示す図である。 図4は、データ転送速度管理テーブルの一例を示す図である。 図5は、ハードディスクレコーダの状態遷移を示す図である。 図6は、ハードディスクドライブの回転速度制御処理の概要を示すフロー図である。 図7は、現在の回転速度を基準にした回転速度の決定方法を説明するフロー図である。 図8は、各指標値の例について説明する図である。 図9は、回転速度管理テーブルの一例を示す図である。 図10は、ハードディスクドライブ装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100…ハードディスクレコーダ、101…CPU、102…メモリ、103…ハードディスクドライブ、104…USBソケット、105…IEEE1394ソケット、106…eSATAソケット、107…IEEE802.11モジュール、108…USBコントローラ、109…IEEE1394コントローラ、110…eSATAコントローラ、111…IEEE802.11コントローラ、112…ATAコントローラ、113…インタフェース速度管理テーブル、114…データ転送速度管理テーブル、115…インタフェース部、116…I/Fコントローラ部、117…回転速度管理テーブル、120…システム機能部、200…ハードディスクドライブ装置、201…CPU、202…キャッシュメモリ、204…USBソケット、205…IEEE1394ソケット、206…ATAソケット、207…IEEE802.11モジュール、208…USBコントローラ、209…IEEE1394コントローラ、210…ATAコントローラ、211…IEEE802.11コントローラ、213…インタフェース速度管理テーブル、214…データ転送速度管理テーブル、215…I/F部、216…I/Fコントローラ部、220…ディスクフォーマッタ、221…信号処理部、222…サーボ処理部、223…モータドライバ、230…ディスク部、231…ディスク、232…VCM、233…セレクタ

Claims (9)

  1. ディスク型記録媒体の回転速度を切り替えて駆動可能なディスク型記録媒体駆動装置であって、
    周辺装置とのデータ転送を行なうための、1または複数の通信インタフェース手段と、
    前記いずれかの通信インタフェースを介したデータ転送要求があった場合に、ディスク型記録媒体の回転速度の切り替えの要否を判断する制御手段とを備えることを特徴とするディスク型記録媒体駆動装置。
  2. 請求項1に記載のディスク型記録媒体駆動装置であって、
    通信インタフェース毎のデータ転送速度指標値を記録したインタフェース管理テーブルと、切り替え可能な回転速度毎のデータ転送速度指標値を記録したメディア管理テーブルとをさらに備え、
    前記制御手段は、前記データ転送要求前の回転速度におけるデータ転送速度指標値と、前記データ転送要求に係るインタフェースのデータ転送速度指標値とから必要と見込まれるデータ転送速度指標値を求め、求められたデータ転送速度指標値を満たす回転速度を決定することで回転速度の切り替えの要否を判断することを特徴とするディスク型記録媒体駆動装置。
  3. 請求項2に記載のディスク型記録媒体駆動装置であって、
    前記インタフェース管理テーブルが記録する通信インタフェース毎のデータ転送速度指標値は、データ転送速度の実効値であることを特徴とするディスク型記録媒体駆動装置。
  4. 請求項2に記載のディスク型記録媒体駆動装置であって、
    前記メディア管理テーブルが記録する回転速度毎のデータ転送速度指標値は、メディアデータ転送速度であることを特徴とするディスク型記録媒体駆動装置。
  5. 請求項2に記載のディスク型記録媒体駆動装置であって、
    前記制御手段は、前記データ転送要求前の回転速度におけるデータ転送速度指標値と、前記データ転送要求に係るインタフェースのデータ転送速度指標値を加算し、加算値あるいは加算値に所定の値を乗じた値を、前記必要と見込まれるデータ転送速度指標値とすることを特徴とするディスク型記録媒体駆動装置。
  6. 請求項5に記載のディスク型記録媒体駆動装置であって、
    前記メディア管理テーブルが記録する回転速度毎のデータ転送速度指標値は、メディアデータ転送速度であり、
    前記制御手段は、メディアデータ転送速度の最小値または最大値に、前記データ転送要求に係るインタフェースのデータ転送速度指標値を加算することを特徴とするディスク型記録媒体駆動装置。
  7. 請求項2に記載のディスク型記録媒体駆動装置であって、
    前記制御手段は、求められたデータ転送速度指標値を満たす切り替え可能な回転速度のうち、最も遅い回転速度を決定の対象とすることを特徴とするディスク型記録媒体駆動装置。
  8. 請求項1に記載のディスク型記録媒体駆動装置であって、
    前記ディスク型記録媒体はハードディスクであることを特徴とするディスク型記録媒体駆動装置。
  9. ディスク型記録媒体の回転速度を切り替えて駆動可能なディスク型記録媒体駆動装置におけるディスク型記録媒体回転速度制御方法であって、
    通信インタフェースを介したデータ転送要求があった場合に、通信インタフェースのデータ転送速度指標値と切り替え可能な回転速度毎のデータ転送速度指標値とに基づいて、ディスク型記録媒体の回転速度の切り替えの要否を判断することを特徴とするディスク型記録媒体回転速度制御方法。
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