JP4763376B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ホスト装置との間で転送するデータの転送量に応じて、ディスクの回転速度を適宜変更可能なディスク装置に関するものである。
近年、ハードディスク等のディスク状記録媒体を用いたディスク装置は、PCなどの情報端末だけでなく、ビデオレコーダやミュージックプレーヤーなどの民生機器に搭載されている。民生機器では、主に、映像・音声などのAVコンテンツを含む大容量データを蓄積するのに使われている。
AV用のディスク装置では2つの使用形態がある。1つは、ホスト装置との間で転送されるAVコンテンツをリアルタイムで記録または再生する場合で、高速転送であることよりも、騒音を抑えることが要求される。もう1つは、大容量のAVコンテンツデータをホスト装置との間で高速に移動(転送)する場合で、騒音に配慮するよりも短時間で記録または再生することが要求される。このようにAV用のディスク装置では、使用目的に応じて異なる要求がなされる。
上記2つの要求に応えるため、従来のディスク装置は、ディスクの回転速度を適宜変更して記録または再生を行っている。すなわち、リアルタイム記録/再生時には、騒音を抑えるために低速回転とし、データの移動時には、高速記録/再生のため高速回転とする。その場合、ホスト装置側が使用目的に応じて回転速度を制御する方式(例えば特許文献1,2を参照)と、ディスク装置側がデータ転送量に基づき回転速度を制御する方式(例えば特許文献3,4を参照)などが提案されている。さらに特許文献2には、ホスト装置が回転速度の変更に伴いコマンドの並び替えを行う技術について、また特許文献3,4には、単位時間当たりのデータ転送速度を検出しそれに応じて回転速度を切り替えることが開示されている。
特許第3413731号公報 特開2001−222380号公報 特開2003−203354号公報 特開2000−339839号公報
特許文献1,2に示されるような、ホスト装置がディスク装置の機能や性能を判断し回転速度を制御する方法は、ホスト装置の判断機能に依存する。そのため、接続先のホスト装置が固定されているディスク装置においては有効であるが、可搬型ディスク装置のように、接続先のホスト装置が固定されていないディスク装置においては最適な制御が実現するとは言い難い。
また、特許文献3,4は、ディスク装置側で回転速度を制御するものであるが、目的とする騒音の低減や速度制御のスムーズな切り替えに関して、さらに配慮が必要である。すなわち、データ転送速度を検出してそのまま速度制御を行う場合、速度変更が頻繁に実施されることがあり、その結果騒音が増大し、またバッテリーの使用効率を低下させる恐れがある。あるいは、速度変更に伴いコマンド処理、すなわちデータのリード/ライト動作(読み出し/書き込み動作)が一時中断し、必要な処理が遅延することが生じる。
本発明の目的は、ディスクの回転速度が可変であって、騒音の更なる低減とバッテリーの使用効率を図り、またコマンド処理をスムーズに実行可能なディスク装置を提供することにある。
本発明によるディスク装置は、ディスクを回転するモータと、書き込みまたは読み出すデータのデータ転送速度に基づいてモータの回転速度を制御する制御部とを備え、データ転送速度が閾値Rth(max)を超え、かつ閾値Rth(max)を超えた状態の継続時間が閾値Tth以上継続した場合に、モータの回転速度を上げるように制御する。また本発明によるディスク装置は、データ転送速度が閾値Rth(min)を下回り、かつ閾値Rth(min)を下回った状態の継続時間が閾値Tth以上継続した場合に、モータの回転速度を下げるように制御する。
ここにデータ転送速度は、ホスト装置から受ける単位時間当たりのデータ転送要求量により求める。また、継続時間の閾値Tthは、制御部が回転速度を変更する制御を開始して、データの書き込みまたは読み出す処理が開始可能となるまでに要する時間を基に設定する。そして、回転速度を変更した後、変更後の回転速度での継続時間が所定時間To以上継続しない場合は、継続時間の閾値Tthを増加して設定する。
なお、ホスト装置から受けたコマンドの中に時間制約のあるコマンドが含まれている場合は、回転速度の変更の判定結果に係わらず、現在の回転速度を継続させる。
また、回転速度の変更処理中もホスト装置からコマンドを受け入れ、回転速度の変更処理中または変更処理完了時に、変更後の回転速度に基づき、受け入れたコマンドの並び替え処理を実行する。
本発明によれば、回転速度変更に伴う騒音が低減し、またバッテリーの使用効率が向上し、さらに回転速度変更時のコマンド処理がスムーズに実行できて実用特性が向上する。
以下、本発明について図面を用いて説明する。
図1は、本発明によるディスク装置の一実施例を示す構成図である。本実施例のディスク装置10では、記録媒体としてハードディスク媒体101を搭載するが、これに限らず光ディスク媒体でもよい。ディスク装置10は、ホストインタフェース21を介してPCなどのホスト装置20と接続する。またこのディスク装置は、バッテリー等を電源とする可搬型装置の場合が適する。
ディスク装置10の構成は、ディスク101へのデータの書き込みおよびディスクからのデータの読み出しを行うヘッド102、ディスクを回転するモータ103、ヘッドを移動するボイスコイルモータ(VCM)104、モータ及びVCMを駆動するモータドライバ105、モータドライバ105を制御してディスク101の回転速度およびヘッド102の移動を制御するサーボ制御部106を有する。
回転速度制御部107は、ホスト装置20側からのデータ転送要求量を検出しデータ転送速度を算出するデータ転送量検出部108、データ転送速度が閾値Rthを超えた状態の継続時間を計測する継続時間計測部109、回転速度を変更する際のデータ転送速度の閾値Rth及び継続時間の閾値Tthを格納する管理テーブル110、サーボ制御部106に対して回転速度を変更する指令を発する回転速度変更部111を有する。インタフェース部112は、ホスト装置20との間でコマンドやデータを入出力する。
ここでデータ転送量検出部108は、インタフェース部112で転送されるデータをモニタリングすることにより、単位時間当たりのデータ転送要求量からデータ転送速度Rを算出する。そして、管理テーブル110に格納するデータ転送速度の閾値Rth及び継続時間の閾値Tthと比較し、算出したデータ転送速度Rが閾値Rthを超え、しかも継続時間計測部109の計測した閾値Rthを超えた時間が、閾値Tth以上継続する場合に、回転速度の変更を決定して、サーボ制御部106に対して回転速度の変更を指令する。
このように本実施例では、回転速度制御部107は、データ転送速度Rが閾値Rthを超えるか否かだけでなく、閾値Rthを超えた時間Tがどれだけ継続したかを検出して、回転速度の制御を行うものである。よって、頻繁な回転速度変更を回避し、発生する騒音を低減するとともに、バッテリーの使用効率も改善することができる。
また本実施例は、回転速度の制御をホスト装置に依存せず、ディスク装置側の判断で行うものであり、ディスク装置の性能を使用目的に応じて最適化することが可能となる。従って、任意のホスト装置に接続して用いる可搬型ディスク装置において、特に有効な方式となる。
図2は、本実施例のディスク装置における回転速度制御の一具体例を示す図であり、データ転送速度Rと回転速度Vとの関係を示す。ここでは簡単のために、回転速度を2段階(7200rpmと3600rpm)で切り替える場合について示した。図2から分かるように、データ転送速度Rが閾値Rth(max)=300Mbpsを超えると、回転速度Vを3600rpmから7200rpmに上げる。また、データ転送速度Rが閾値Rth(min)=225Mbpsを下回ると、回転速度Vを7200rpmから3600rpmに下げる。ここで定める閾値Rth(max)は、当該装置が現在の回転速度3600rpmにおいて処理できる最大転送速度を基に決める。また閾値Rth(min)は、現在の回転速度7200rpmより1段低い回転速度3600rpmにおける平均データ転送速度とするのがよい。このように回転速度の切り替え点(閾値Rth)を、加速時と減速時において差を設けたので、ヒステリシス制御となり制御特性が安定する。
また本実施例では、閾値Rthを超えた時間も合わせて判定する。閾値Rthを超えた時間Tが予め設定した閾値Tthを超えている場合に、回転速度を変更する。この閾値Tthは、転送するデータの大きさに合わせ、数secまたは数十sec程度の値が適当である。あるいは閾値Tthは、ディスク装置が回転速度変更の制御を開始して、リード(読み出し)処理またはライト(書き込み)処理が開始可能となるまでに要する時間を基に設定する。これにより頻繁な速度変更を回避でき、加速または減速に伴う騒音を低減するとともにバッテリーの使用効率を向上し、スムーズなリード/ライト動作を実現できる。また、頻繁な速度変更を回避することは、装置の消費電力の低減にも寄与するものである。すなわち、回転速度を変更する工程においても所定の追加電力を必要とする。よって速度変更の頻度を抑えて速度変更後の継続時間が一定時間以上となるようにすることで、省電力の効果も期待できる。
データ転送速度の閾値Rthや継続時間の閾値Tthは、管理テーブル110に記憶格納する。なお、図2では2段階の回転速度制御を説明したが、これを拡張して3段階以上の複数段階での制御にも適用できることは、言うまでもない。
図3は、本実施例のディスク装置における回転速度制御のフローチャートを示す図である。ここでは図2に示した2段階の回転速度制御だけでなく、3段階以上の複数段階の制御を対象としている。
ディスク装置10はホスト装置20からのコマンドにより、所定の回転速度(初期値)でディスクを回転させる(ステップS301)。そして、ホスト装置20との間でデータの転送を開始するとともに、ディスクへのリード/ライト動作を開始する(ステップS302)。データ転送量検出部108は、インタフェース部112をモニタリングし、単位時間ΔT内に受領したコマンドからデータ転送要求量の総量を算出し、平均データ転送要求速度R(bps)を算出する(ステップS303)。
次に、この算出した平均データ転送要求速度Rが、現在の回転速度V1における最大転送速度である閾値Rth(max)を超えるか否かを判定する(ステップS304)。平均データ転送要求速度Rが閾値Rth(max)を超えていれば、さらに継続時間計測部109の計測した閾値Rth(max)を超える時間が、予め定めた時間Tth以上継続しているか否かを判定する(ステップS305)。時間Tth以上継続していれば回転速度をV1から1段階上のV2に上げる(ステップS306)。時間Tth以上継続していなければ、回転速度の変更はしない。
ステップS304で、平均データ転送要求速度Rが閾値Rth(max)を超えていない場合、現在の回転速度V1における最小転送速度である閾値Rth(min)を下回るか否かを判定する(ステップS307)。閾値Rth(min)を下回っていれば、さらに閾値Rth(min)を下回っている時間が予め定めた時間Tth以上継続しているか否かを判定する(ステップS308)。時間Tth以上継続していれば回転速度をV1から1段階下のV0に下げる(ステップS309)。閾値Rth(min)を下回らなければ、または、下回ってもその時間が時間Tth以上継続していなければ、回転速度の変更はしない。引き続きステップS303に戻り、平均データ転送要求速度Rを算出し、上記の工程を繰り返す。
このような回転速度制御を行うことで、頻繁な速度変更を回避し、騒音を低減するとともにバッテリーの使用効率を向上させ、よりスムーズなリード/ライト動作を実現できる。
なお上記ステップS305とS308は、閾値Rthを超えている(または下回っている)時間の判定ステップであるが、いずれか一方のステップのみとしてもよい。好ましくは、加速判定用のステップS305のみとすることで、低速回転を優先させ、騒音をより低減することができる。
図4は、図3のフローチャートに追加可能な、継続時間の閾値設定の一例を示す図である。回転速度変更後(図3のステップS306、S309)、変更後の回転速度が所定時間To以上継続するかを判定する(ステップS401)。もし継続する時間が不足していれば、前記回転速度変更の判定(図3のステップS305、S308)に用いた継続時間の閾値Tthを、不足分に相当する時間分だけ増加して設定する(ステップS402)。ステップS401の判定の結果、変更後の回転速度が所定時間To以上継続していれば処理を終了する。上記処理により、平均データ転送要求速度の変動により継続時間の予測値と実行時間が異なった場合でも、回転速度が頻繁に変更されるのを防止することができる。
ここで、ステップS401で参照する所定時間Toとして、例えば、回転速度変更開始してリード/ライト処理が開始可能となるまでに要する時間を用いてもよい。なお、このリード/ライト処理が開始可能となるまでに要する時間は、予めディスク装置毎に設定しておけばよい。
これによれば、回転速度が安定し、頻繁に回転速度を変更することによる騒音の増加やバッテリー使用効率の低下を防止することができる。
図5は、図3のフローチャートに追加可能な、時間制約のあるコマンドに対する処理の一例を示す図である。平均データ転送要求速度の判定で回転速度を変更すべきとされた場合であっても、時間制約をもつコマンド(例えば、処理時間に制約のある緊急度の高いコマンド)がキューイングされている場合には、回転速度の変更を禁止するものである。
前記図3のステップS305またはS308に続き、キューイング中のコマンドがあるかを調べ(ステップS501)、キューイング中のコマンドがあれば、その中に時間制約をもつコマンドがあるかを調べる(ステップS502)。時間制約をもつコマンドがあれば回転速度の変更を行わない。あるいは、時間制約をもつコマンドがあって、その制約された時間が、回転速度の変更を開始してリード/ライト処理を開始するまでに要する時間よりも短い場合には、回転速度の変更を行わずに現在の回転速度を継続する。キューイング中のコマンドに時間制約のあるコマンドがなければ、回転速度の変更処理を行う(ステップS503)。またステップ501において、キューイング中のコマンドがなければ、回転速度変更処理を実行する(ステップS503)。
なお上記ステップS502において、時間制約のあるコマンドがあって、回転速度変更処理を実行しなかった場合でも、平均データ転送要求速度の判定の結果引き続き回転速度の変更を要求している場合には、再度ステップS501に戻る。そして、上記の各ステップを繰り返し、時間制約のあるコマンドがキューイングされているかをチェックし、回転速度変更処理の判断を行う。
図5に示す処理により、時間制約のある(緊急度の高い)コマンドがキューイングされている場合には、その処理を優先して実行することができ、このようなコマンドの処理が遅延することを回避できる。
また、PCなどで映像を再生しながらディスク装置にそのデータをコピーするような場合、途中で回転速度を変更することによって映像のこま落ちや音飛びが発生することを防止することができる。
図6は、回転速度変更時のリード/ライト処理の制御フローチャートを示す図である。実行中の処理があるかを判定し(ステップS601)、実行中の処理があれば、ライト処理かどうかを判定する(ステップS602)。ライト処理であれば、キュー先頭のデータの書き込み処理を完了させる(ステップS603)。次に、回転速度を変更する(ステップS604)。そして変更後の回転速度に伴う回転時間(回転周期)などのパラメータを変更し、回転速度変更前にキューイングされていたコマンドおよび新たにキューイングされたコマンドの並び替え処理を実行する(ステップS605)。
ステップS602においてライト処理でなければ、リード処理かどうかを判定する(ステップS606)。リード処理であれば、実行中のコマンドのデータ転送を完了させる(ステップS607)。次に、回転速度を変更する(ステップS608)。
図6では、ライト処理においてのみキューイングを行う場合の例を示した。さらに、リード処理においてもキューイングを行う場合は、リード、ライトコマンドにかかわらずキュー先頭のコマンドを実行した後、回転速度を変更し、コマンドの並び替えを実行する。
図6に示したリード/ライト処理によれば、ディスク装置側の判断で回転速度を変更するとともに、これに伴いコマンド並び替えに必要なパラメータ(回転時間など)を変更し、コマンド並び替えを実行する。従来、回転速度の変更指示とそれに伴うコマンド並べ替えをホスト装置側で実行したのに対し、本実施例では、ディスク装置内の一連の処理で完結するので、よりスムーズなリード/ライト処理を実現できる。
図7は、回転速度変更処理中にコマンドの並び替えを実行するフローチャートを示す図である。回転速度の変更処理を開始すると(ステップS701)、回転速度の変更に伴う回転時間などのパラメータを変更し、コマンドの並び替え処理を実行する(ステップS702)。次に、回転速度変更処理が終了したかを調べ(ステップS703)、終了していれば処理を終了する。回転速度変更処理が終了していなければ、コマンドを受領したかどうかを調べる(ステップS704)。コマンドを受領した場合は、コマンドのキューイングを行い(ステップS705)、コマンド応答を返す(ステップS706)。その後、ステップS702に戻りコマンドの並び替え処理を繰り返す。ステップS704において、コマンドを受領していなければステップS703に戻り、回転速度変更処理が終了するまでコマンド受領のため待機する。
図7に示した処理によれば、回転速度の変更処理とコマンドの並び替え処理を並行して実行する。そして、回転速度の変更処理が終了次第、その時点で最適とされる新たなコマンド順にて処理を再開するので、回転速度変更に伴うコマンド処理の中断・再開をより短時間で効率的に実行することができる。
なお、回転速度変更処理後にコマンドの並び替えを実行する場合は、ステップS702をステップS703の後に実行すればよい。また、ステップS702のコマンドの並び替え処理では、回転待ち時間とシーク時間を加算した時間が最小になるようにコマンドの並び替えを行う。その際、回転速度変更後においては、リード/ライト処理が開始可能となる位置がすぐに決まらないため、最初に実行するコマンドについては、回転速度変更処理中あるいは回転速度変更処理直後のヘッド位置からのシーク距離が最短となるコマンドを選択し、コマンドの並び替え処理を実行するのがよい。
本実施例のディスク装置は、回転起動時や復帰時において、ホスト装置からのリード/ライトコマンドを受領しない場合には、ディスク装置側で予め定めた回転速度に設定することが可能である。例えば、起動・復帰時の回転速度を低速にするか、高速にするかを予めディスク装置側で設定しておき、これに従って初期回転速度を設定すればよい。
また、ディスク装置の処理終了時またはスタンバイ直前の回転速度のログをディスク装置内に記録しておき、起動・復帰時には記録してある回転速度のログを参照し、その回転速度でそれぞれ起動・復帰することも可能である。
本発明のディスク装置は、ディスク装置より構成されるファイルサーバシステム、ディスク装置を内蔵するPCや民生用機器に適用可能で、特に可搬型のディスク装置として有用である。
本発明によるディスク装置の一実施例を示す構成図。 本実施例における回転速度制御の一具体例を示す図。 本実施例における回転速度制御のフローチャートを示す図。 本実施例における継続時間の閾値設定の一例を示す図。 本実施例における時間制約のあるコマンドに対する処理の一例を示す図。 本実施例における回転速度変更時のリード/ライト処理の制御フローチャートを示す図。 本実施例における回転速度変更処理中にコマンドの並び替えを実行するフローチャートを示す図。
符号の説明
101…ディスク、102…ヘッド、103…モータ、104…ボイスコイルモータ、105…モータドライバ、106…サーボ制御部、107…回転速度制御部、108…データ転送量検出部、109…継続時間計測部、110…管理テーブル、111…回転速度変更部、112…インタフェース部、20…ホスト装置、21…ホストインタフェース。

Claims (2)

  1. ディスクにデータを書き込みまたは該ディスクからデータを読み出すディスク装置において、
    上記ディスクを回転させるモータと、
    書き込みまたは読み出すデータのデータ転送速度に基づいて上記モータの回転速度を制御する制御部とを備え、
    該制御部は、上記データ転送速度が閾値Rth(max)を超え、かつ該閾値Rth(max)を超えた状態の継続時間が閾値Tth以上継続した場合に、上記モータの回転速度を上げるように制御するとともに、
    上記制御部は、上記モータの回転速度を変更した後、変更後の回転速度での継続時間が所定時間To以上継続しない場合は、回転速度の変更を判定する際の上記継続時間の閾値Tthを増加して設定することを特徴とするディスク装置。
  2. ディスクにデータを書き込みまたは該ディスクからデータを読み出すディスク装置において、
    上記ディスクを回転するモータと、
    書き込みまたは読み出すデータのデータ転送速度に基づいて上記モータの回転速度を制御する制御部とを備え、
    該制御部は、上記データ転送速度が閾値Rth(min)を下回り、かつ該閾値Rth(min)を下回った状態の継続時間が閾値Tth以上継続した場合に、上記モータの回転速度を下げるように制御するとともに、
    上記制御部は、上記モータの回転速度を変更した後、変更後の回転速度での継続時間が所定時間To以上継続しない場合は、回転速度の変更を判定する際の上記継続時間の閾値Tthを増加して設定することを特徴とするディスク装置。
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