JP2008026497A - 光学パネル、検査プローブ、検査装置、および検査方法 - Google Patents

光学パネル、検査プローブ、検査装置、および検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】細密な信号線に対しても確実なコンタクトを実現でき、検査コストを大幅に低減できる光学パネル、検査プローブの提供。
【解決手段】光学パネルのR,G,Bの各信号線の引出部24には、各信号線に直交する検査用端子ライン26R,26G,26Bが信号線の色別に規定され、これらの検査用端子ラインにおいて対応する色の信号線にはスルーホール構造の検査用パッド211が形成される。また、ライン上の各検査用パッド211に一括導通する検査プローブ200は、可撓性を有する基板210と、ライン状のコンタクト部311R,311G,311Bを有する配線部300R,300G,300Bと、基板210を押圧するバネ部材400とを備え、コンタクト部311R等は、弾性を有する部材により形成され、バネ部材400には、検査端子用ラインと直交する方向に沿った複数のスリット412が形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、光学パネル、検査プローブ、検査装置、および検査方法に関する。
従来、画像を表示する光学パネルとして液晶パネルが知られ、この液晶パネルの表示ムラや信号線同士の短絡などを検査する各種の検査手段が提案されている(例えば特許文献1〜3)。
ここで、特許文献1に示された液晶パネルでは、R(赤),G(緑),B(青)の順序で繰り返し配置されるデータ線を1本おきに2本連続して被覆する絶縁膜がデータ線の配線方向にデータ線の1ピッチずつずらして形成されている。この液晶パネルを検査する特許文献1の検査プローブは、各データ線に直交して延びるコンタクト部(ショートバー)を有する。コンタクト部は、R,G,Bの色別に計3本設けられ、これら3つのコンタクト部がそれぞれ、R,G,Bの同じ色に対応する各データ線に一括して導通する。
また、特許文献2の検査プローブは、検査対象の信号線1本1本に対応した櫛歯構造のプローブ群からなる。ここでは、ポリイミドやポリエステル製などのフレキシブル配線基板およびこれに積層される板部材が各スリットで分割されることにより、プローブ群が形成されている。各プローブの先端には、各信号線に接触するバンプ接点が設けられている。
さらに、特許文献3の検査プローブは、フレキシブル配線基板を円筒形のシリコンゴム部材の周りに巻いたもので、シリコンゴム部材を板バネで液晶パネル側の電極に押し当てる構成となっている。シリコンゴム部材は、その軸方向に沿って一様に板バネで押圧される。また、フレキシブル基板に略平行に形成された各配線が液晶パネルの信号線のそれぞれに対応する。
特開平7−5481号公報 特開平4−363671号公報 特開平2−108974号公報
上述のように各種の検査プローブが提案されているが、近年における表示画像の高解像度化および機器の小型化に伴い、光学パネルの信号線の線間隔が狭くなってきており、このような細密配線の光学パネルを対象とする検査プローブの実現となると難しい。
すなわち、特許文献1のように複数のデータ線に一括して接触されるバー状のコンタクト部を有する検査プローブを細密な光学パネルに使用した場合、データ線を所定の膜厚で覆う絶縁膜に妨げられて、そのコンタクト部が接触すべきデータ線まで当該コンタクト部が到達できないという問題が生じる。
一方、特許文献2,3のように検査対象の各信号線に一対一で対応する配線部を有する検査プローブは、検査対象が細密であるほど製造が困難となる。特に、特許文献2のように各信号線ごとにスリットを形成してプローブ群を形成することは極めて難しく、仮に製造できたとしても製造コストが高騰してしまう。
また、特許文献2,3のような検査プローブを使用する場合は、検査対象の信号線と検査プローブ側の配線との正確な位置合わせが不可欠となり、例えばCCDカメラ等で撮像した画像をモニタで確認しながら位置合わせする作業には熟練を要し、また時間も掛かる。
そのうえ、細密配線される検査対象の基板に関し、近年の機器の小型化、薄型化に伴って基板の厚みが薄くなっており、このような基板を薄く形成する際のエッチングや研磨など、あるいは基板のソリによって基板表面の平坦性に欠ける光学パネルの検査を確実に行うことも重要な課題となってきている。
この点、特許文献1の検査プローブは、液晶パネルにコンタクト部を押し当てる具体的な手段は持たず、また前述のように絶縁膜に妨げられることから、このような平坦性に欠ける基板配線へのコンタクトが難しい。
また、特許文献2の検査プローブは、前述のように細密配線に対応することが現実的ではないが、狭小なピッチでスリットが形成された微細なプローブ群には耐久性に難点がある。加えて、このような微細なプローブ群では、基板表面におけるうねりなどの程度が大きい場合に対処できず、コンタクトが不確実となってしまう。
さらに、特許文献3の検査プローブは、円筒形のシリコンゴム部材が断面楕円形につぶれるまで板バネで押圧する構成であるが、このように大きく加重を掛けることでシリコンゴム部材が塑性変形する場合があるなど、やはり耐久性に不安があり、ゴム部材の劣化によりコンタクトの信頼性が低下するおそれがある。また、このようなシリコンゴム部材による変形量は一定量に限定されるため、コンタクトに必要な変形量を必ずしも得られない場合がある。さらに、各信号線と直交する方向に沿って設けられるシリコンゴム部材を単一の接触力で一様に押圧するため、基板表面に不規則に生じるうねり等に対応できない。
以上に鑑みて、本発明の目的は、細密な信号線に対しても確実なコンタクトを実現できること、および検査コストを大幅にコストダウンできることのこれら2つを少なくとも実現可能な光学パネル、検査プローブ、検査装置、および検査方法を提供することである。
本発明の光学パネルは、一定の順序で繰り返し配置される複数種類の信号線がそれぞれ画像表示領域の外側に引出され、この引出部において前記各信号線が互いに略平行とされた光学パネルであって、前記引出部には、絶縁膜が形成され、前記信号線の引出方向と交差する方向に沿って、前記信号線の各種類にそれぞれ対応する複数の検査用端子ラインが互いに略平行に規定され、前記検査用端子ラインにおいて、対応する種類の前記各信号線の位置にそれぞれ前記絶縁膜の外部に露出する複数のスルーホールが配列されていることを特徴とする。
この発明によれば、検査用端子ラインに沿った直線状のコンタクト部を有する簡易な構成の検査プローブにより、光学パネルの複数の信号線を一括して検査することが可能となる。
ここで、検査用端子ラインは、例えばR(赤),G(緑),B(青)の順序で繰り返し配置される光学パネルのデータ線について検査する場合は、赤色検査用端子ライン、緑色検査用端子ライン、青色検査用端子ラインの合計3本規定され、赤色検査用端子ラインにはRの信号線にそれぞれ設けられたスルーホールが配列され、緑色検査用端子ラインにはGの信号線にそれぞれ設けられたスルーホールが配列され、青色検査用端子ラインにはBの信号線にそれぞれ設けられたスルーホールが配列されている。
すなわち、各検査用端子ラインは、パネル平面において互いにずれた位置にそれぞれ規定され、これらの検査用端子ラインごとに検査信号が入力される。
このように、信号線の種類ごとにライン状にコンタクトする構成により、各ライン上におけるスルーホールのピッチは信号線(データ線等)のピッチほど細密とならない。つまり、スルーホール間のピッチがさほど狭くならないため、検査プローブを容易に製作できる。また、このような構成により、1つ1つの信号線に対して検査プローブを位置合わせすることを不要にできる。
これらにより、光学パネルの細密化を促進できるとともに、検査コストを大幅に低減できる。ひいては、細密化が進む光学パネルの量産に大きく貢献できる。
加えて、各スルーホールが所定の信号線の位置に絶縁膜の厚み以上の高さで突設されるので、検査プローブのコンタクト部が簡易な構成のライン状に形成されていても、このスルーホールを通じて各信号線に確実に導通できる。つまり、検査用端子ライン上の絶縁膜の厚みによって導通不良を招くおそれがない。したがって、光学パネルの基板表面にうねり等が発生して不均一であるような場合でも、コンタクト部を各スルーホールに接触させ易くなるので、コンタクトの信頼性を向上させることができる。
一方、検査プローブに係る本発明の第1発明は、前述の光学パネルの特性検査にあたり前記信号線に接続される検査プローブであって、可撓性を有する基板と、前記検査用端子ラインに対応して延設されるコンタクト部を有し前記基板の一方の面に形成される配線部と、前記基板の他方の面に設けられ前記基板を前記スルーホールに向かって押圧するバネ部材とを備え、前記コンタクト部は、弾性体として形成されて前記スルーホールに導通し、前記バネ部材には、前記検査端子用ラインと交差する方向に沿ったスリットが複数形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、弾性を有するコンタクト部と、スリットが形成されたバネ部材との二重の弾性構造により、コンタクト部を光学パネルの各検査用端子(スルーホール)にそれぞれ密接させることが可能となるので、コンタクトの信頼性を向上させることができる。つまり、光学パネルの基板表面に大小のうねりが生じているなど、基板の平坦性に欠ける場合であっても、程度の小さいうねりにはコンタクト部が追従し、程度の大きいうねりにはバネ部材のスリット形成部分が追従するので、コンタクト部を一端から他端まで、光学パネルの各検査用端子に対して均一に密接させることが可能となる。
ここで、本発明の検査プローブは、前述した本発明の光学パネルの検査に用いられるため、バネ部材による基板の押圧を通じてコンタクト部が光学パネルのスルーホールに加圧されることとなり、この際の光学パネルにおけるスルーホールと、検査プローブにおけるコンタクト部およびバネ部材の二重の弾性構造との相乗効果によって、コンタクトをより確実なものとできる。
また、本発明では、コンタクトにおける押圧部材としてバネ部材を使用しており、ゴム部材などを使用する場合と比べて耐久性を確保できるので、検査プローブを長寿命化できる。
なお、コンタクト部は、ニッケルや金、これらの合金などにより形成され、所定の弾性を有する。また、検査プローブの基板には、フレキシブル配線基板(FPC:Flexible Printed Circuit)などを採用できる。
スリット同士の間隔や、スリットにおける間隙の幅、長さ、スリットを形成する位置などは、光学パネルの基板表面のうねり等の実態に応じて適宜決められる。また、光学パネルの引出部には各スルーホールの端面部が検査用パッドとして並んでいるところ、これらの検査用パッドのうち検査信号が入力されない所謂ダミーパッドがある場合には、このダミーパッドの位置に対応するようにバネ部材のスリットを形成し、検査信号が入力される検査用パッドの位置にはスリットを形成しない、或いはダミーパッドの位置と比べてスリットの数を少なくすることなどが考えられる。これにより、スリットの部分でうねりによる変位を逃がしつつ、検査信号が入力される検査用パッドにはバネ部材のスリット以外の部位を押圧し、その検査用パッドにおけるコンタクト部の接触力を高くできるので、コンタクトの信頼性をより良好にできる。
但し、本発明ではバネ部材で基板を押圧する構成であるから、スリットが形成された部分においても、この基板の撓みを通じてコンタクト部を検査用端子に密接させることが可能であり、このようなスリットの形成によってもコンタクトが阻害されない点が優れている。
以上に加えて、コンタクト部はライン状に形成されて検査用端子ライン上の複数の検査用端子(スルーホール)に一括して接触する構造であり、バネ部材に形成されるスリットは、コンタクト部が各検査用端子に接触するのに必要な位置に必要な数だけ形成されていればよい。すなわち、各スリットが光学パネルの各信号線に一対一で対応している必要は無いため、スリットの数が少なくて済み、各信号線が細密に配置された光学パネル用の検査プローブを製造する際も、製造が困難とならない。また、光学パネルの各検査用端子に検査プローブのコンタクト部を一対一で位置合わせすることも不要にできる。
これらのことから、検査コストを大幅に低減でき、ひいては、細密化が進む光学パネルの量産に大きく貢献できる。
検査プローブに係る本発明の第2発明は、一定の順序で繰り返し配置される複数種類の信号線がそれぞれ画像表示領域の外側に引出され、この引出部では前記各信号線が互いに略平行とされるとともにこれら信号線の引出し方向と交差する方向に沿って前記信号線の各種類にそれぞれ対応する複数の検査用端子ラインが互いに略平行に規定され、前記検査用端子ラインに沿った方向において、対応する種類以外の前記信号線を覆う絶縁膜と、対応する種類の前記信号線が検査用端子として露出した露出部とが配列されている光学パネルの特性検査にあたり、前記信号線に接続される検査プローブであって、可撓性を有する基板と、前記検査用端子ラインに対応して延設されるコンタクト部を有し前記基板の一方の面に形成される配線部と、前記基板の他方の面に設けられ前記基板を前記露出部に向かって押圧するバネ部材とを備え、前記コンタクト部は、弾性体として形成されて前記露出部に導通し、前記バネ部材には、前記検査端子用ラインと交差する方向に沿ったスリットが複数形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、前記の第1の検査プローブと同様に可撓性を有する基板と、コンタクト部と、バネ部材とを備えるため、前述と同様に、細密配線の光学パネルに対してもコンタクトの信頼性を向上させることができるとともに、検査コストを大幅に低減できる。
本発明の検査装置は、前述の検査プローブと、前記検査プローブを介して前記光学パネルに検査信号を入力する検査信号発信手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、前述の検査プローブを備えることから、前述と同様の作用および効果を享受できる。
本発明の検査方法は、前述の検査プローブを前記光学パネルに接続する接続工程と、前記検査プローブを介して前記光学パネルに検査信号を入力する信号入力工程とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、前述の検査プローブを用いて光学パネルを検査することから、コンタクトの信頼性を向上させることができるとともに、検査コストを大幅に低減できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
本発明の光学パネルおよびこの光学パネルを検査対象とする検査装置に係る第1実施形態について図1〜図9を参照して説明する。
[1.全体構成]
図1は、光学パネルとしての液晶パネル20を検査装置100に接続した状態の全体構成である。
液晶パネル20は、2枚の基板間に液晶が封入されて構成され(図示省略)、本実施形態では、小型の携帯情報機器などに組み込まれる小型かつ薄型のものとなっている。この液晶パネル20において背面側に配置される基板30の一端に検査プローブ200が接続されている。この検査プローブ200を介して検査チェッカー(検査信号発信手段)500から液晶パネル20に検査信号が入力される。このときの液晶パネル20の点灯の状態から液晶パネル20の画像表示検査が行われる。
[2.液晶パネルの構成および検査概要]
まず、検査対象となる液晶パネル20およびこの液晶パネル20の検査概要について説明する。
なお、液晶パネル20の画像表示検査は、検査プローブ200を液晶パネル20のデータ線22および走査線21(図2)にそれぞれ接続して行われるが、本実施形態では主として、データ線22に検査プローブ200を接続する場合を例にとり説明する。
[2−1.液晶パネルの構成]
図2は、液晶パネル20の全体構成を示す模式図である。
液晶パネル20は、例えば、R(赤色)、G(緑色)およびB(青色)を混色してカラー表示を行うものであり、液晶パネル20の画像表示領域28における各画素は、行方向(横方向)に見たときにR,G,Bの配列順序で繰り返し配置されている(図3参照)。
液晶パネル20の各画素には、液晶セル(不図示)と、液晶セルに設けられたスイッチング素子としての薄膜二端子素子(不図示)とがそれぞれ配置されている。
そして、液晶パネル20の列方向(縦方向)に配線されるデータ線22により、同じ列に属する画素が結ばれている。すなわち、同じ色を発色する画素は共通のデータ線22で結ばれている。なお、以降では、赤色の画素に繋がるデータ線22を赤色データ線22R(図3)、緑色の画素に繋がるデータ線を緑色データ線22G(図3)、青色の画素に繋がるデータ線を青色データ線22B(図3)と称することもあるが、特に区別する必要がない場合は、これらを単にデータ線22と総称する。
一方、液晶パネル20の行方向(横方向)には走査線21が配線されており、同じ行に属する画素は共通の走査線21で結ばれている。
これらのデータ線22および走査線21は、液晶パネル20の画像表示領域28から引出され、基板30の一辺にまとめて配置されている。
具体的には、すべてのデータ線22は、列方向にほぼ沿って基板30の一辺側の略中央に引き出され、ここに引出部24が形成されている。この引出部24において、各データ線22は互いに平行とされている。
また、走査線21は、奇数行目、偶数行目に応じて互いに逆向きに行方向に沿って引出されたのち、データ線22と略同様に列方向に沿って基板30の一辺側に引き出されている。これにより、基板30の一辺側には、奇数行目の走査線21Aが引き出された引出部25(図2中、右下)と、偶数行目の走査線21Bが引き出された引出部25(図2中、左下)とがそれぞれ形成されている。これらの引出部25において、各走査線21Aおよび各走査線21Bはそれぞれ互いに平行とされている。
[2−2.液晶パネルの検査概要]
液晶パネル20のデータ線22に係る画像表示検査は、色(種類)ごと、すなわちR,G,Bごとに行われる。
例えば、Rの点灯検査に際しては、赤色の画素に繋がるデータ線(赤色データ線22R)に一括して同じ信号が送信され画像表示領域28全体が赤色に点灯される。この状態で、赤色についての点欠陥、線欠陥、画素ムラ等が検査される。また、赤色データ線22Rのいずれかと他のデータ線(緑色データ線22G、青色データ線22B)のいずれかとの間でリークしていると画素が適正に点灯せず、このような表示不良に基づいてデータ線22同士の短絡欠陥も検査される。
同様に、Gの点灯検査に際しては緑色データ線22Gに一括して同じ信号が送信されて画像表示領域28全体が緑色で点灯され、Bの点灯検査に際しては青色データ線22Bに一括して同じ信号が送信されて画像表示領域28全体が青色で点灯され、それぞれ検査が行われる。
[2−3.液晶パネルの特徴]
図3は、データ線22の引出部24(図2)を拡大した図である。また、図4は、引出部24における基板30の断面図である。
データ線22には、赤色の画素に繋がる赤色データ線22R、緑色の画素に繋がる緑色データ線22G、および青色の画素に繋がる青色データ線22Bの3種類があり、これらの各データ線22R,22G,22BはR,G,Bの順序で繰り返し配置されている。
なお、引出部24における各データ線22の線間隔は、例えば約10μm〜約40μmであり、実際は図示したよりも非常に細密となっている。以降の図においても、見易くするため、データ線22のピッチが実際よりも大きいが、本発明を理解するうえでは問題ない。
ここで、引出部24には、図3に示すように、データ線22の引出し方向とは直交する3本の検査用端子ライン、すなわち、赤色検査用端子ライン26R、緑色検査用端子ライン26G、および青色検査用端子ライン26Bがそれぞれ規定され、これらの各ライン26R,26G,26Bは互いに平行とされている。これらの検査用端子ライン26R,26G,26Bを含む領域には、絶縁膜261が形成されている。
そして、赤色検査用端子ライン26R上では、各赤色データ線22Rの位置にそれぞれ、絶縁膜261の外部に露出するスルーホール構造の検査用パッド211が形成されている。同様に、緑色検査用端子ライン26G上では各緑色データ線22Gの位置にそれぞれ、青色検査用端子ライン26B上では各青色データ線22Bの位置にそれぞれ、赤色データ線22Rに形成されたものと同じ構造の検査用パッド211が形成されている。
言い換えると、各検査用端子ライン26R,26G,26Bそれぞれにおいて、対応する色の各データ線にそれぞれ導通する複数の検査用パッド211が配列されている。
検査用パッド211におけるスルーホール構造については、図4に示した。図4は、赤色検査用端子ライン26Rにおける引出部24の断面を示し、赤色データ線22Rの位置に、ニッケルなどを使用した電鋳によってスルーホール211Aが立設されている。
なお、絶縁膜261の厚みおよびスルーホール211Aの高さは誇張して図示されている。スルーホール211Aの基板210表面からの高さは例えば約2μmである。
また、隣り合うスルーホール211A間のピッチは、例えば約30〜約120μmとなっている。
[3.検査プローブの構成]
次に、図5および図6を参照して検査プローブ200について説明する。図5は、検査プローブ200および液晶パネル20の部分斜視図である。図6は、検査プローブ200の裏側、すなわち液晶パネル20の基板30に対向する側を示す平面図である。
検査プローブ200は、ポリイミド製やポリエステル製などの可撓性を有する矩形状のフレキシブル基板(FPC:Flexible Printed Circuit)210と、この基板210の一方の面にR,G,Bごとに設けられる配線部300R,300G,300Bと、基板210の他方の面に設けられるバネ部材400とを備える。
なお、検査プローブ200は、図示しない押圧手段により、検査装置内に押圧保持される。この状態で、検査プローブ200は液晶パネル20に接続される。この押圧手段は、例えば雄ネジおよび雌ネジにより構成される。
[3−1.配線部の構成]
配線部300R,300G,300Bは、図6に示すように、基板210の隣合う二辺に沿ってL字状に形成されている。これらの配線部300R,300G,300Bにおいて、各検査用端子ライン26R,26G,26B(図3)にそれぞれ対応して互いに平行に延びる部分に、ライン状のコンタクト部311R,311G,311Bがそれぞれ積層されている。すなわち、コンタクト部311Rは赤色検査用端子ライン26Rに設けられた各検査用パッド211に接触し、コンタクト部311Gは緑色検査用端子ライン26Gに設けられた各検査用パッド211に接触し、コンタクト部311Bは青色検査用端子ライン26Bに設けられた各検査用パッド211に接触するようになっている。
コンタクト部311R,311G,311Bは、例えばニッケルを使用した導電性の弾性部材であり(バンプともいう)、配線部300R,300G,300Bから例えば約2μm程度の高さをもった凸形に形成されている。各図において、コンタクト部311R,311G,311Bの厚みは誇張して図示されている。
なお、コンタクト部311R,311G,311Bの長さは、例えば約10mm〜約100mmであり、幅は、例えば、約100μmである。
[3−2.バネ部材の構成]
バネ部材400は、図5に示すように、金属薄板の折り曲げにより形成されており、段落ち形成され平面部411を有する先端部410と、先端部410から段差を有して昇る基端部420とを有している。
基端部420は、図示しない押圧手段によって基板210の平面に向かって押圧され、この押圧力Fによって先端部410の平面部411が基板210の平面に圧接される。なお、基端部420は、押圧手段として設けられた図示しない複数のネジ等により、複数箇所で押圧されている。これらのネジにより、押圧力Fを調整することが可能である。
平面部411は、3つのコンタクト部311R,311G,311Bを幅方向に跨る寸法に形成されており、これらコンタクト部311R,311G,311Bに同時に接触する。
ここで、バネ部材400を基板210に設ける際には、バネ部材400におけるモーメントが各データ線20の配線方向に作用し、かつ、バネ部材400の基板210に対する加重中心が中央に配置されたコンタクト部311Gの幅方向略中央となるように位置決めされる。
また、バネ部材400の先端部410には、コンタクト部311R,311G,311Bが延びる方向と交差する方向に切れ込んだ複数のスリット412が所定ピッチで形成されている。これらのスリット412のピッチPTは、例えば約1mm〜約10mmなどに設定できる。ただし、スリット412は一定ピッチで形成されていなくてもよく、検査信号を入力しないダミーパッドとしての検査用パッド211があるような場合には、例えばこのダミーパッドが設けられた部分にスリット412を細かいピッチで形成し、その他の部分にはスリット412を形成しない、若しくは大きいピッチで形成することも検討できる。なお、スリット412の幅WDや長さLは、適宜決められる。
[4.検査装置による液晶パネルの検査]
次に、検査装置100による液晶パネル20の画像表示検査について図7〜図9を参照して説明する。
液晶パネル20の画像表示検査に際しては、図7の平面図に示すように、液晶パネル20の引出部24に検査プローブ200を接続する(接続工程)。このとき、各コンタクト部311R,311G,311Bがデータ線22と直交しかつ対応する検査用端子ライン26R,26G,26Bにそれぞれ乗る状態に検査プローブ200を配置する。
ここで、図8に示すように、液晶パネル20の基板30の表面に不規則なうねりWV等が生じている場合がある。なお、各図において、うねりWVの大きさは誇張されており、実際のうねりのサイズは約1μm〜数μm程度である。
本実施形態における液晶パネル20は特に薄型であるため、基板30はエッチングや研磨などで例えば約0.2mmの厚さに薄く加工され、その際にできるうねりWVによって基板30の表面は不均一となっている。
なお、図8では、基板30表面における絶縁膜261および検査用パッド211などの図示を省略した。
このように基板30にはうねりWVがあるものの、図示しない押圧手段によって検査プローブ200を検査装置100内に保持すると、図9に示すように、バネ部材400で基板210が押圧され、これによって基板210と液晶パネル20の基板30との間でコンタクト部311Rが弾性変形してうねりWVの凸凹に倣う。この際、うねりWVの凹凸に倣ってスリット412も変形する。
すなわち、バネ部材400およびコンタクト部311Rによる2つの弾性構造により、コンタクト部311Rは検査用端子ライン26R(図3)の一端から他端まで、基板30表面に均一に圧接され、各検査用パッド211に密接する。
なお、程度の小さいうねり(例えば約1μm以下)には主としてコンタクト部311Rの弾性変形により対応でき、程度の大きいうねり(例えば約1μm〜約10μm)には、主としてバネ部材400が基板210を押圧することによって対応できる。基板210は可撓性を有するため、スリット412が形成された部分においても基板210の撓みを通じてコンタクト部311Rを検査用パッド211に密接させることが可能である。
図9には、赤色検査用端子ライン26R(図3)における検査プローブ200および液晶パネル20の断面を示したが、緑色検査用端子ライン26Gおよび青色検査用端子ライン26Bにおける各断面についても図9と略同様である。前述したバネ部材400における加重中心の設定により、バネ部材400の押圧力F(図8)は検査用端子ライン26R,26G,26Bのいずれにおいても十分に作用する。
つまり、緑色検査用端子ライン26G(図3)においてうねりWVが生じている場合であっても、バネ部材400による押圧、およびコンタクト部311Gの弾性変形により、コンタクト部311Gが各検査用パッド211に密接する。
また、同様に、青色検査用端子ライン26B(図3)においてうねりWVが生じている場合であっても、バネ部材400による押圧、およびコンタクト部311Bの弾性変形により、コンタクト部311Bが各検査用パッド211に密接する。
このように、コンタクト部311Rが各検査用パッド211を通じて赤色データ線22Rに導通し、コンタクト部311Gが各検査用パッド211を通じて緑色データ線22Gに導通し、コンタクト部311Bが各検査用パッド211を通じて青色データ線22Bに導通した状態で、検査チェッカー500から各検査プローブ200の配線部300R,300G,300B(図6)に検査信号(検査用の駆動信号)を順次入力する(信号入力工程)。
例えば、まず赤色画素の点灯検査を行う場合には、配線部300Rに検査信号を入力する。すると、配線部300Rからコンタクト部311Rを介してすべての赤色データ線22Rに同時に検査信号が入力され、赤色の各画素に電圧が印加される。この際、緑色データ線22Gおよび青色データ線22Bには検査信号が入力されず、液晶パネル20の画像表示領域28がすべて赤色に点灯するため、このときの点灯の様子を検査員が目視したり、あるいはCCD(charge-coupled device)カメラで撮像した画像を処理したりして、赤色について検査を行う。
続いて、配線部300Gに検査信号を入力することにより、緑色の点灯検査を同様に行い、配線部300Bに検査信号を入力することにより、青色の点灯検査を同様に行う。
なお、本実施形態の検査プローブ200を走査線21が引き出された引出部25(図2)に接続することにより、走査線21についての検査も可能である。例えば、図2中右下の引出部25における各走査線21Aにコンタクト部311R,311G,311Bが直交するように検査プローブ200を配置し、配線部300R,300G,300Bのいずれかに対して検査チェッカー500から信号を入力することにより、奇数行目のすべての走査線21Aに駆動信号が印加される。この際の表示画像を目視あるいは画像処理などで検査すればよい。また、図2中左下の引出部25における各走査線21Bについても同様に行い、偶数行目のすべての走査線21Bに駆動信号が印加された状態の表示画像を目視あるいは画像処理などで検査すればよい。
[5.本実施形態による効果]
以上説明した第1実施形態によれば、次の効果を奏することができる。
(1)液晶パネル20は検査用端子ライン26R,26G,26Bが規定された構造であるため、検査用端子ライン26R,26G,26Bに沿った直線状のコンタクト部311R,311G,311Bを有する簡易な構成の検査プローブ200により、液晶パネル20の複数のデータ線22を一括して検査することが可能となる。
このように各データ線22を色別の赤色データ線22R、緑色データ線22G、青色データ線22Bごとにライン状にコンタクトする構成により、各検査用端子ライン26R,26G,26Bにおける検査用パッド211のスルーホール211A間のピッチがデータ線22間のピッチほどに細密とならない。このため、検査プローブ200を容易に製作できる。また、このような構成により、1つ1つのデータ線22に対して検査プローブ200を位置合わせすることを不要にできる。
これらにより、液晶パネル20の細密化を促進できるとともに、検査コストを大幅に低減できる。液晶パネル20の大量生産により、これらの効果を多大にできる。
(2)加えて、スルーホール構造の検査用パッド211が絶縁膜261に露出して形成されるので、検査プローブ200のコンタクト部311R,311G,311Bが簡易な構成のライン状に形成されていても、スルーホール211Aを通じて各データ線22に確実にコンタクトできる。つまり、検査用端子ライン26R,26G,26Bにおける絶縁膜の厚みによって導通不良を招くおそれがない。したがって、液晶パネル20の基板30の表面にうねりWVが有るような場合であっても、コンタクト部311R,311G,311Bを各検査用パッド211に接触させ易くなるので、コンタクトの信頼性を向上させることができる。
(3)弾性を有するコンタクト部311R,311G,311Bと、スリット412が形成されたバネ部材400との二重の弾性構造により、コンタクト部311R,311G,311Bを液晶パネル20の各検査用パッド211にそれぞれ密接させることが可能となるので、コンタクトの信頼性を向上させることができる。すなわち、液晶パネル20の基板30の表面に大小のうねりWVが生じているなど、基板30の平坦性に欠ける場合であっても、コンタクト部311R,311G,311Bを一端から他端まで、液晶パネル20の各検査用パッド211に対して均一に密接させることが可能となる。
(4)また、検査プローブ200では、コンタクトにおける押圧部材としてバネ部材400を使用しており、ゴム部材などを使用する場合などと比べて耐久性を確保できるので、検査プローブ200を長寿命化できる。
(5)コンタクト部311R,311G,311Bはライン状に形成されて検査用端子ライン26R,26G,26B上の複数の検査用パッド211に一括して接触する構造であり、バネ部材400に形成されるスリット412は、コンタクト部311R,311G,311Bが各検査用パッド211に接触するのに必要な位置に必要な数だけ形成されていればよい。すなわち、各スリット412が液晶パネル20の各データ線22に一対一で対応している必要は無いため、スリット412の数が少なくて済み、検査プローブ200の製造を容易にできる。これにより、検査プローブ200の検査対象である液晶パネル20を一層細密化できる。
(6)以上のような液晶パネル20におけるスルーホール211Aと、検査プローブ200におけるコンタクト部311R,311G,311Bおよびバネ部材400の二重の弾性構造との相乗効果によって、検査プローブ200による液晶パネル20へのコンタクトをより確実なものとできる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について説明する。図10は、本実施形態の液晶パネル60を検査プローブ200と共に示す。本実施形態では、第1実施形態と同様の検査プローブ200により、液晶パネル60を検査する。
液晶パネル60は、第1実施形態の液晶パネル20と同様に、R,G,Bの各データ線22R,22G,22Bが略平行に延びる引出部24(図2)を有し、この引出部24には、図11に示すように、R,G,Bにそれぞれ対応する検査用端子ライン26R,26G,26Bが規定されている。
但し、本実施形態では、この引出部24に第1実施形態のような絶縁膜261(図3)に露出するスルーホール構造の検査用パッド211は形成されておらず、代わりに、各データ線22R,22G,22Bを部分的に覆う絶縁膜262が形成されている。すなわち、絶縁膜262に被覆されない露出部212がそれぞれ、各データ線22R,22G,22Bにおける検査用端子となっており、各検査用端子ライン26R,26G,26Bにおいて、絶縁膜262と露出部212とが配列されている。
図10に、赤色検査用端子ライン26Rにおける絶縁膜262と露出部212との配列を示すように、本実施形態では、検査用端子である露出部212の基板30表面からの高さが絶縁膜262の高さ位置よりも低い。このような構成に関わらず、検査プローブ200を検査装置にセットし、バネ部材400により基板210を押圧した際のコンタクト部311R,311G,311Bの弾性変形、そしてバネ部材400のスリット412における変形により、コンタクト部311R,311G,311Bが各露出部212に均一に密接する。
すなわち、本実施形態の液晶パネル60を検査プローブ200によって検査することによっても、コンタクトの信頼性を向上できる。また、本実施形態により、第1実施形態で述べた(1)、(3)、(4)、(5)と略同様の効果が得られる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態について説明する。図12は、本実施形態の検査プローブ70を液晶パネル20と共に示す。本実施形態では、第1実施形態と同様の液晶パネル20の検査に検査プローブ70を使用する。
本実施形態の検査プローブ70は、第1実施形態の検査プローブ200(図9)が備えていたバネ部材400を備えておらず、その代わりに、基板210のコンタクト部311R,311G,311Bとは反対側の面に重ねられる弾性部材80を備えている。検査プローブ70のその他の構成は、第1実施形態の検査プローブ200と同様に構成されている。
弾性部材80は、シリコンゴムなどで形成され、図示しないネジなどの押圧手段によって基板210側に押圧され、この押圧力が基板210およびコンタクト部311R,311G,311Bに伝達される。これにより、コンタクト部311R,311G,311Bは各検査用パッド211に均一に密接する。
すなわち、本実施形態の検査プローブ70を液晶パネル20の検査に使用することによっても、コンタクトの信頼性を向上できる。また、本実施形態により、第1実施形態で述べた(1)、(2)と略同様の効果が得られる。
〔本発明の変形例〕
以上の各実施形態において、本発明を具体的に説明したが、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形、改良が可能である。
例えば、前記各実施形態における検査プローブは、液晶パネルの引出部における3本の検査用端子ライン26R,26G,26Bにそれぞれ対応して3本のコンタクト部311R,311G,311Bを有していたが、これに限らず、例えば1本のコンタクト部のみを有するより簡易な構造の検査プローブであってもよい。この場合、検査プローブを液晶パネルに対して移動させることでこの1本のコンタクト部を検査用端子ライン26R,26G,26Bに順次乗せて、検査を実施すればよい。
また、第1実施形態で述べたように、液晶パネル20におけるデータ線22の引出部24と、走査線22の引出部25とに検査プローブ200を移動してそれぞれ接続することによって、これらデータ線22および走査線21に係る検査が可能であるが、検査プローブにおける基板およびバネ部材等を平面方向に大きく形成し、引出部24および引出部25に相当する位置にそれぞれコンタクト部を形成することにより、データ線および走査線に一度にコンタクト可能な検査プローブを実現できる。この検査プローブによれば、検査信号を入力する配線部を切り替えるだけで、検査プローブの位置をずらすことなく各データ線および各走査線について検査可能となるので、検査時間を短縮できる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明は、光学パネルの画像表示検査のみならず、信号線が配線された電子機器の特性検査にも利用できる。
本発明の第1実施形態において、液晶パネルを検査装置に接続した状態の全体構成を示す図。 前記第1実施形態において、液晶パネルの全体構成を示す図。 前記第1実施形態において、データ線の引出部を拡大した図。 前記第1実施形態において、引出部における液晶パネルの側断面図。 前記第1実施形態において、検査プローブの構成を示す斜視図。 前記第1実施形態において、検査プローブの配線部を示す平面図。 前記第1実施形態において、検査プローブが引出部に接続された状態を示す平面図。 前記第1実施形態において、検査プローブの側面および液晶パネルの側断面を示す図。 前記第1実施形態において、検査プローブがデータ線に接続した状態の断面図。 本発明の第2実施形態において、検査プローブがデータ線に接続した状態の断面図。 前記第2実施形態において、液晶パネルの引出部を示す平面図。 本発明の第3実施形態において、検査プローブがデータ線に接続した状態の断面図。
符号の説明
20・・・液晶パネル(光学パネル)、21,21A,21B・・・走査線(信号線)、22,22R,22G,22B・・・データ線(信号線)、24・・・引出部、25・・・引出部、26G・・・緑色検査用端子ライン、26R・・・赤色検査用端子ライン、26B・・・青色検査用端子ライン、28・・・画像表示領域、30・・・基板、100・・・検査装置、200・・・検査プローブ、210・・・基板、211A・・・スルーホール、211・・・検査用パッド、212・・・露出部、261・・・絶縁膜、262・・・絶縁膜、300R,300G,300B・・・配線部、311R,311G,311B・・・コンタクト部、400・・・バネ部材、412・・・スリット、500・・・検査チェッカー(検査信号発信手段)、WV・・・うねり。

Claims (5)

  1. 一定の順序で繰り返し配置される複数種類の信号線がそれぞれ画像表示領域の外側に引出され、この引出部において前記各信号線が互いに略平行とされた光学パネルであって、
    前記引出部には、絶縁膜が形成され、
    前記信号線の引出方向と交差する方向に沿って、前記信号線の各種類にそれぞれ対応する複数の検査用端子ラインが互いに略平行に規定され、
    前記検査用端子ラインにおいて、対応する種類の前記各信号線の位置にそれぞれ前記絶縁膜の外部に露出する複数のスルーホールが配列されている
    ことを特徴とする光学パネル。
  2. 請求項1に記載の光学パネルの特性検査にあたり前記信号線に接続される検査プローブであって、
    可撓性を有する基板と、
    前記検査用端子ラインに対応して延設されるコンタクト部を有し前記基板の一方の面に形成される配線部と、
    前記基板の他方の面に設けられ前記基板を前記スルーホールに向かって押圧するバネ部材とを備え、
    前記コンタクト部は、弾性体として形成されて前記スルーホールに導通し、
    前記バネ部材には、前記検査端子用ラインと交差する方向に沿ったスリットが複数形成されている
    ことを特徴とする検査プローブ。
  3. 一定の順序で繰り返し配置される複数種類の信号線がそれぞれ画像表示領域の外側に引出され、この引出部では前記各信号線が互いに略平行とされるとともにこれら信号線の引出し方向と交差する方向に沿って前記信号線の各種類にそれぞれ対応する複数の検査用端子ラインが互いに略平行に規定され、前記検査用端子ラインに沿った方向において、対応する種類以外の前記信号線を覆う絶縁膜と、対応する種類の前記信号線が検査用端子として露出した露出部とが配列されている光学パネルの特性検査にあたり、前記信号線に接続される検査プローブであって、
    可撓性を有する基板と、
    前記検査用端子ラインに対応して延設されるコンタクト部を有し前記基板の一方の面に形成される配線部と、
    前記基板の他方の面に設けられ前記基板を前記露出部に向かって押圧するバネ部材とを備え、
    前記コンタクト部は、弾性体として形成されて前記露出部に導通し、
    前記バネ部材には、前記検査端子用ラインと交差する方向に沿ったスリットが複数形成されている
    ことを特徴とする検査プローブ。
  4. 請求項2または3に記載の検査プローブと、
    前記検査プローブを介して前記光学パネルに検査信号を入力する検査信号発信手段とを備えた
    ことを特徴とする検査装置。
  5. 請求項2または3に記載の検査プローブを前記光学パネルに接続する接続工程と、
    前記検査プローブを介して前記光学パネルに検査信号を入力する信号入力工程とを備える
    ことを特徴とする検査方法。
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