JP2008026280A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 ICおよびLSIの外部の故障を比較的容易に検出することができる制御装置を提供する。
【解決手段】 マスタ15から制御信号線40によって伝送される所定の制御信号に基づいて、ポート拡張LSI16の第1〜第3入力ポート24〜26および外部機器28に電気的に接続される第1〜第3バッファ31〜33、ならびにポート拡張LSI16の第1〜第3入力ポート24〜26および第1〜第3出力ポート20〜22に電気的に接続される第4〜第6バッファ34〜36の動作を制御する。たとえばマスタ15は、第1〜第3バッファ31〜33の動作を停止させ、かつ第4〜第6バッファ34〜36を動作させることによって、第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号を、第4〜第6バッファ34〜36を介して第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックさせる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外部機器を制御する制御装置に関する。
図1は、第1の従来技術の制御装置1および制御装置1に接続される外部機器2を示す図である。図2は、第2の従来技術の制御装置5および制御装置5に接続される外部機器2を示す図である。第1の従来技術の制御装置1は、制御IC(Integrated Circuit)によって構成される。第1の従来技術の制御装置と制御ICとは、実質上同一であるので、共に、同一の参照符号「1」を付す。制御IC1には、外部機器2との間で信号の入力および出力をするための入出力(略称:I/O)ポート3が設けられている。制御IC1は、I/Oポート3のうちの出力ポートから出力した信号を外部機器2へ与え、また外部機器2からの信号を、I/Oポート3のうちの入力ポートによって受取り、外部機器2の動作を制御するように構成される。
第2の従来技術の制御装置5は、マスタ6およびポート拡張LSI(Large Scale
Integration)7を含んで構成される。ポート拡張LSI7には、拡張I/Oポート8が設けられている。制御装置5では、マスタ6とポート拡張LSI7との間でシリアル通信による信号の送受信を行い、ポート拡張LSI7の拡張I/Oポート8のうちの出力ポートから出力した信号を外部機器2に与え、また外部機器2からの信号を、拡張I/Oポート8のうちの入力ポートによって受取り、外部機器2の動作を制御するように構成される。
第1および第2の従来技術において、制御IC1およびポート拡張LSI7を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって生じる隣接端子の短絡および端子の開放などの制御IC1およびポート拡張LSI7の外部の故障は、電源立上げ時または定期的に外部機器2との通信を行い、予め定められる通信が行われているか否かなどを確認することによって検出している。
第1および第2の従来技術の制御装置1,5に類似する技術が、特許文献1,2に記載されている。特許文献1に記載の半導体集積回路は、トライステート出力バッファのテスト制御回路を内蔵し、テスト時にトライステート出力バッファ制御信号をトライステート出力端子に出力させることができるように構成される。
特許文献2に記載の半導体装置は、他の入力端子の状態や、内部回路のロジックに依存することなく、専用の出力端子を新たに設けることなく、入力端子の入力特性の確認を実現できるように構成される。
特開昭63−85379号公報 特開平10−26654号公報
前述の第1および第2の従来技術では、制御IC1およびポート拡張LSI7の外部の故障を検出するために、制御IC1またはポート拡張LSI7と外部機器2との間で通信を行うように構成されている。このような通信を行う場合は、制御IC1またはポート拡張LSI7から出力された信号が外部機器2に正確に伝送されているか否か、および外部機器2から正確な信号を取得できているか否かを、制御IC1またはポート拡張LSI7が判断できるようにする必要がある。そのためには外部機器2に、たとえば通信機能および故障診断機能が必要になるけれども、前記のような機能を持たない単純な外部機器、たとえばオンおよびオフのみを検出するようなスイッチおよびセンサでは、制御IC1およびポート拡張LSI7の外部の故障を検出することができないという問題がある。
また制御IC1、およびポート拡張LSI7と通信可能に接続されるマスタ6は、外部機器2から与えられる信号のレベルを予め把握しておかなければ、外部機器2から正確な信号を取得できているか否かを判断することができず、制御IC1およびポート拡張LSI7の外部の故障を検出することができないという問題がある。
前述の特許文献1,2には、ICの内部の故障検出に関する技術が示されているけれども、隣接端子のショートおよび端子のオープン状態などの制御IC1およびポート拡張LSI7の外部の故障検出に関する技術については、何ら示されていない。したがって特許文献1,2に記載の技術では、前述の制御IC1およびポート拡張LSI7の外部の故障を検出することができないという問題を解決することができない。
本発明の目的は、ICおよびLSIの外部の故障を比較的容易に検出することができる制御装置を提供することである。
本発明(1)に従えば、制御装置本体は、入力端子および出力端子を有し、外部機器の動作を制御する。第1のバッファは、入力端子および外部機器に電気的に接続される。第2のバッファは、入力端子および出力端子に電気的に接続される。制御装置本体は、第1および第2のバッファの動作を制御する制御信号を伝送する制御信号線によって、第1および第2のバッファに電気的に接続される。制御装置本体から制御信号線によって伝送される制御信号に基づいて、第1および第2のバッファの動作が制御される。
また本発明(2)に従えば、制御装置本体は、外部機器から出力された信号を取得するとき、第1のバッファを動作させる制御信号を第1のバッファに与え、かつ第2のバッファの動作を停止させる制御信号を第2のバッファに与える。また出力端子から出力された信号の異常の有無を検出するとき、第1のバッファの動作を停止させる制御信号を第1のバッファに与え、かつ第2のバッファを動作させる制御信号を第2のバッファに与える。
また本発明(3)に従えば、出力端子から出力された信号の異常の有無を検出する複数の入力端子が、予め定める間隔おきに配設される。隣接する入力端子間に、前記信号の異常の有無の検出に用いる入力端子以外の別端子が配設される。
また本発明(4)に従えば、複数の入力端子は、隣接する入力端子に入力される信号の論理が逆論理になるように配設される。
また本発明(5)に従えば、制御装置本体は、複数の第1のバッファを制御する制御信号を伝送する個別の制御信号線によって、複数の第1のバッファに電気的に接続される。制御装置本体から前記個別の制御信号線によって伝送される個別の制御信号に基づいて、各第1のバッファの動作が制御される。
また制御装置本体は、複数の第2のバッファを制御する制御信号を伝送する個別の制御信号線によって、複数の第2のバッファに電気的に接続される。制御装置本体から前記個別の制御信号線によって伝送される個別の制御信号に基づいて、各第2のバッファの動作が制御される。
本発明(1)によれば、制御装置本体から制御信号線によって伝送される制御信号に基づいて、第1および第2のバッファの動作を制御することができる。これによって、たとえば第1のバッファの動作を停止させ、第2のバッファを動作させることによって、制御装置本体は、外部機器から入力端子に入力される信号を遮断し、出力端子から出力された信号を、第2のバッファを介して入力端子にフィードバックすることができる。これによって入力端子にフィードバックされた信号に基づいて、制御装置の外部の故障の有無、たとえば入力端子および出力端子の短絡および開放などの異常の有無を比較的容易に検出することができる。
また本発明(2)によれば、制御装置本体は、第1のバッファを動作させる制御信号を第1のバッファに与え、かつ第2のバッファの動作を停止させる制御信号を第2のバッファに与えることによって、外部機器から出力された信号を、第1のバッファを介して入力端子から取得することができ、取得した信号に基づいて外部機器を制御することができる。
また制御装置本体は、第1のバッファの動作を停止させる制御信号を第1のバッファに与え、かつ第2のバッファを動作させる制御信号を第2のバッファに与えることによって、外部機器から第1のバッファを介して入力端子に入力される信号を遮断し、出力端子から出力された信号を、第2のバッファを介して入力端子にフィードバックすることができる。これによって制御装置本体は、フィードバックされた信号に基づいて、出力端子から出力された信号の異常の有無を検出することができ、たとえば入力端子および出力端子の短絡および開放などの異常の有無を検出することができる。これによって制御装置の外部の故障を比較的容易に検出することができる。
また本発明(3)によれば、隣接する入力端子間に、出力端子から出力された信号の異常の有無の検出に用いる入力端子以外の別端子を配設することによって、隣接する入力端子が短絡などの故障を引起こしたことを検出できる確率を高めることができる。
また本発明(4)によれば、複数の入力端子は、隣接する入力端子に入力される信号の論理が逆論理になるように配設されるので、隣接する入力端子には、互いに逆の論理の信号が入力される。これによって各入力端子に入力される信号に基づいて、隣接する入力端子が短絡などの故障を引起こした場合でも、前記故障を引起こしたことを確実に検出することができる。
また本発明(5)によれば、制御装置本体から個別の制御信号線によって伝送される個別の制御信号に基づいて、複数の第1のバッファの動作および複数の第2のバッファの動作をそれぞれ個別に制御することができる。これによって、各第2のバッファが電気的に接続される入力端子毎にそれぞれ異なるタイミングで、出力端子から出力されて各第2のバッファを介して入力端子にフィードバックされた信号の異常の有無を検出することができ、たとえば入力端子および出力端子の短絡および開放などの異常の有無を検出することができる。
以下に、本発明を実施するための複数の形態について説明する。各形態において、先行する形態で説明している事項に対応する部分については同一の参照符を付し、重複する説明を省略する場合がある。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している形態と同様とする。
図3は、本発明の第1の実施の形態である制御装置10の構成を示す図である。図4は、第1〜第3バッファ31〜33、および第4〜第6バッファ34〜36の動作を説明するためのタイミングチャートである。図4(1)は、第1〜第3バッファ31〜33の動作を説明するためのタイミングチャートであり、図4(2)は、第4〜第6バッファ34〜36の動作を説明するためのタイミングチャートである。
制御装置10は、制御装置本体11、第1バッファ群12および第2バッファ群13を含んで構成される。制御装置本体11は、マスタ15およびポート拡張LSI(Large
Scale Integration)16を含む。ポート拡張LSI16には、拡張入出力(略称:I/O)ポート17が設けられている。拡張I/Oポート17は、出力端子に相当する第1出力ポート20、第2出力ポート21および第3出力ポート22と、入力端子に相当する第1入力ポート24、第2入力ポート25および第3入力ポート26とを含む。
第1〜第3出力ポート20〜22と外部機器28とは、個別の信号線、本実施の形態では3つの信号線によって電気的にそれぞれ接続される。さらに述べると、第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号は、個別の信号線によってそれぞれ外部機器28に与えられる。
第1〜第3入力ポート24〜26と外部機器28とは、個別の信号線、本実施の形態では3つの信号線によって電気的にそれぞれ接続される。さらに述べると、外部機器28から出力された複数の信号は、個別の信号線によってポート拡張LSI16の第1〜第3入力ポート24〜26にそれぞれ与えられる。ここで外部機器28は、タッチパネルのマトリクススイッチ、車両に搭載されるエアバックの加速度を検出する接点型のスイッチなどによって実現される。
第1バッファ群12は、第1バッファ31、第2バッファ32および第3バッファ33を含む。第2バッファ群13は、第4バッファ34、第5バッファ35および第6バッファ36を含む。本実施の形態において、第1〜第3バッファ31〜33、および第4〜第6バッファ34〜36は、スリーステートバッファによって実現される。また第1〜第3バッファ31〜33は、第1のバッファに相当し、第4〜第6バッファ34〜36は、第2のバッファに相当する。スリーステートバッファは、入力される信号の論理と同じ論理の信号を出力する論理ゲートである。
第1バッファ群12の第1〜第3バッファ31〜33は、拡張I/Oポート17のうちの第1〜第3入力ポート24〜26および外部機器28に電気的に接続される。詳細に述べると、第1バッファ31の入力部31aは外部機器28に電気的に接続され、第1バッファ31の出力部31bは第1入力ポート24に電気的に接続される。第2バッファ32の入力部32aは外部機器28に電気的に接続され、第2バッファ32の出力部32bは第2入力ポート25に電気的に接続される。第3バッファ33の入力部33aは外部機器28に電気的に接続され、第3バッファ33の出力部33bは第3入力ポート26に電気的に接続される。
第2バッファ群13の第4〜第6バッファ34〜36は、拡張I/Oポート17のうちの第1〜第3入力ポート24〜26および第1〜第3出力ポート20〜22に電気的に接続される。詳細に述べると、第4バッファ34の入力部34aは第1出力ポート20に電気的に接続され、第4バッファ34の出力部34bは第2入力ポート25に電気的に接続される。第5バッファ35の入力部35aは第2出力ポート21に電気的に接続され、第5バッファ35の出力部35bは第3入力ポート26に電気的に接続される。第6バッファ36の入力部36aは第3出力ポート22に電気的に接続され、第6バッファ36の出力部36bは第1入力ポート24に電気的に接続される。
マスタ15は、たとえばIC(Integrated Circuit)によって実現される。マスタ15とポート拡張LSI16とは、シリアル通信によって信号の送受信を行う。マスタ15は、第1バッファ群12の第1〜第3バッファ31〜33の動作、および第2バッファ群13の第4〜第6バッファ34〜36の動作をそれぞれ制御する制御信号を伝送する制御信号線40によって、第1〜第6バッファ31〜36に電気的に接続される。
制御装置10によって外部機器28の動作を制御するとき、マスタ15は、ポート拡張LSI16の拡張I/Oポート17のうちの第1〜第3出力ポート20〜22から信号を出力して外部機器28に与え、また外部機器28からの信号を、拡張I/Oポート17のうちの第1〜第3入力ポート24〜26によって受取る指令を、ポート拡張LSI16に与える。
さらにマスタ15は、第1〜第3バッファ31〜33を動作させることを表す制御信号を、制御信号線40を介して第1〜第3バッファ31〜33に与え、かつ第4〜第6バッファ34〜36の動作を停止させることを表す制御信号を、制御信号線40を介して第4〜第6バッファ34〜36に与える。これによって第1〜第3バッファ31〜33は、図4(1)に示すタイミングチャートに従ってオン(ON)状態となって動作し、第4〜第6バッファ34〜36は、図4(2)に示すタイミングチャートに従ってオフ(OFF)状態となって動作を停止する。
さらにポート拡張LSI16は、拡張I/Oポート17のうちの第1〜第3出力ポート20〜22から予め定める信号を出力して外部機器28へ与え、また外部機器28からの信号を、拡張I/Oポート17のうちの第1〜第3入力ポート24〜26によって受取る。
前述のようにマスタ15が第1〜第6バッファ31〜36の動作を制御することによって、ポート拡張LSI16は、第1〜第3入力ポート24〜26によって、外部機器28から出力された信号を取得することができる。マスタ15は、ポート拡張LSI16が取得した前記信号を、ポート拡張LSI16から取得し、前記信号に基づいて外部機器28の動作を制御することができる。
制御装置10によって外部機器28の動作を制御している状態で、時刻t1において、ポート拡張LSI16の第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号の異常の有無を検出する態様に切換えるとき、マスタ15は、ポート拡張LSI16の拡張I/Oポート17のうちの第1〜第3出力ポート20〜22から出力した信号を、第4〜第6バッファ34〜36を介して第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックさせる指令を、ポート拡張LSI16に与える。
さらにマスタ15は、第1〜第3バッファ31〜33の動作を停止させることを表す制御信号を、制御信号線40を介して第1〜第3バッファ31〜33に与え、かつ第4〜第6バッファ34〜36を動作させることを表す制御信号を、制御信号線40を介して第4〜第6バッファ34〜36に与える。これによって第1〜第3バッファ31〜33は、図4(1)に示すタイミングチャートに従ってオフ(OFF)状態となって動作が停止し、第4〜第6バッファ34〜36は、図4(2)に示すタイミングチャートに従ってオン(ON)状態となって動作する。
前述のようにマスタ15が第1〜第6バッファ31〜36の動作を制御することによって、ポート拡張LSI16の第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号を、第4〜第6バッファ34〜36を介してポート拡張LSI16の第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックさせることができる。これによってマスタ15は、第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックされた前記第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号に基づいて、前記第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号の異常の有無を検出することができる。
第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号の異常の有無を検出している状態で、時刻t2において、再度、制御装置10によって外部機器28の動作を制御する態様に切換えるときは、前述と同様にマスタ15が、第1〜第3バッファ31〜33を動作させることを表す制御信号を、制御信号線40を介して第1〜第3バッファ31〜33に与え、かつ第4〜第6バッファ34〜36の動作を停止させることを表す制御信号を、制御信号線40を介して第4〜第6バッファ34〜36に与える。これによって第1〜第3バッファ31〜33は、図4(1)に示すタイミングチャートに従って再度オン(ON)状態となって動作し、第4〜第6バッファ34〜36は、図4(2)に示すタイミングチャートに従って再度オフ(OFF)状態となって動作を停止する。
前述のように本実施の形態によれば、マスタ15から制御信号線40によって伝送される所定の制御信号に基づいて、ポート拡張LSI16の第1〜第3入力ポート24〜26および外部機器28に電気的に接続される第1〜第3バッファ31〜33、ならびにポート拡張LSI16の第1〜第3入力ポート24〜26および第1〜第3出力ポート20〜22に電気的に接続される第4〜第6バッファ34〜36の動作を制御することができる。
したがって、たとえば第1〜第3バッファ31〜33の動作を停止させ、第4〜第6バッファ34〜36を動作させることによって、制御装置本体11は、外部機器28から第1〜第3入力ポート24〜26に入力される信号を遮断し、第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号を、第4〜第6バッファ34〜36を介して第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックすることができる。
これによってマスタ15は、第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックされた信号に基づいて、制御装置10の外部に生じる故障の有無、たとえばポート拡張LSI16を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって生じる第1〜第3入力ポート24〜26および第1〜第3出力ポート20〜22の短絡および開放などの異常の有無を比較的容易に検出することができる。
図5は、本発明の第2の実施の形態である制御装置41の構成を示す図である。本実施の形態の制御装置は、前述の第1の実施の形態の制御装置10と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、第1の実施の形態と対応する部分には同一の参照符を付し、共通する説明を省略する。
制御装置41は、前述の第1の実施の形態と同様に、マスタ15およびポート拡張LSI42を備える制御装置本体11、第1バッファ31、第2バッファ32、第3バッファ33、第4バッファ34、第5バッファ35および第6バッファ36を含んで構成される。本実施の形態において、第1〜第3バッファ31〜33と、第1〜第3入力ポート24〜26および外部機器28との接続構成、ならびに第4〜第6バッファ34〜36と、第1〜第3入力ポート24〜26および第1〜第3出力ポート20〜22との接続構成は、前述の第1の実施の形態と同様の接続構成である。
本実施の形態のポート拡張LSI42に設けられている拡張I/Oポート17は、第1〜第3出力ポート20〜22と、第1〜第3入力ポート24〜26と、制御信号出力ポート44とを含む。
前述の第1の実施の形態では、マスタ15と、第1〜第6バッファ31〜36とが、制御信号線40によって電気的に接続される制御装置41の構成について述べたけれども、本実施の形態の制御装置41では、ポート拡張LSI42の制御信号出力ポート44と、第1〜第6バッファ31〜36とが、制御信号線40によって電気的に接続されている。
制御装置41によって外部機器28の動作を制御するとき、マスタ15は、ポート拡張LSI42の拡張I/Oポート17のうちの第1〜第3出力ポート20〜22から信号を出力して外部機器28へ与え、また外部機器28からの信号を、拡張I/Oポート17のうちの第1〜第3入力ポート24〜26によって受取る指令を、ポート拡張LSI42に与える。さらにマスタ15は、第1〜第3バッファ31〜33を動作させることを表す制御信号を、ポート拡張LSI42の拡張I/Oポート17のうちの制御信号出力ポート44から制御信号線40を介して第1〜第3バッファ31〜33に与え、かつ第4〜第6バッファ34〜36の動作を停止させることを表す制御信号を、前記制御信号出力ポート44から制御信号線40を介して第4〜第6バッファ34〜36に与える指令を、ポート拡張LSI42に与える。
ポート拡張LSI42は、マスタ15から与えられる指令に従って、第1〜第3バッファ31〜33を動作させることを表す制御信号を、制御信号出力ポート44から制御信号線40を介して第1〜第3バッファ31〜33に与え、かつ第4〜第6バッファ34〜36の動作を停止させることを表す制御信号を、制御信号出力ポート44から制御信号線40を介して第4〜第6バッファ34〜36に与える。これによって第1〜第3バッファ31〜33は、ポート拡張LSI42の制御信号出力ポート44から与えられる所定の制御信号に基づいて、オン(ON)状態となって動作し、第4〜第6バッファ34〜36は、前記制御信号出力ポート44から与えられる所定の制御信号に基づいて、オフ(OFF)状態となって動作を停止する。
さらにポート拡張LSI42は、拡張I/Oポート17のうちの第1〜第3出力ポート20〜22から予め定める信号を出力して外部機器28へ与え、また外部機器28からの信号を、拡張I/Oポート17のうちの第1〜第3入力ポート24〜26によって受取る。
前述のようにポート拡張LSI42が、制御信号出力ポート44から第1〜第6バッファ31〜36に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第6バッファ31〜36の動作を制御することができる。ポート拡張LSI42は、第1〜第3入力ポート24〜26によって、外部機器28から出力された信号を取得することができる。マスタ15は、ポート拡張LSI42が取得した前記信号を、ポート拡張LSI42から取得して、前記信号に基づいて外部機器28の動作を制御することができる。
ポート拡張LSI42の第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号の異常の有無を検出するとき、マスタ15は、ポート拡張LSI42の拡張I/Oポート17のうちの第1〜第3出力ポート20〜22から出力した信号を、第4〜第6バッファ34〜36を介して第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックさせる指令を、ポート拡張LSI42に与える。
さらにマスタ15は、第1〜第3バッファ31〜33の動作を停止させることを表す制御信号を、拡張I/Oポート17のうちの制御信号出力ポート44から制御信号線40を介して第1〜第3バッファ31〜33に与え、かつ第4〜第6バッファ34〜36を動作させることを表す制御信号を、前記制御信号出力ポート44から制御信号線40を介して第4〜第6バッファ34〜36に与える指令を、ポート拡張LSI42に与える。
ポート拡張LSI42は、マスタ15から与えられる指令に従って、第1〜第3バッファ31〜33の動作を停止させることを表す制御信号を、制御信号出力ポート44から制御信号線40を介して第1〜第3バッファ31〜33に与え、かつ第4〜第6バッファ34〜36を動作させることを表す制御信号を、制御信号出力ポート44から制御信号線40を介して第4〜第6バッファ34〜36に与える。これによって第1〜第3バッファ31〜33は、ポート拡張LSI42の制御信号出力ポート44から与えられる所定の制御信号に基づいて、オフ(OFF)状態となって動作を停止し、第4〜第6バッファ34〜36は、前記制御信号出力ポート44から与えられる所定の制御信号に基づいて、オン(ON)状態となって動作する。
前述のように本実施の形態によれば、ポート拡張LSI42が、制御信号出力ポート44から出力した所定の制御信号を第1〜第6バッファ31〜36に与えて、第1〜第6バッファ31〜36の動作を制御することによって、ポート拡張LSI42の第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号を、第4〜第6バッファ34〜36を介してポート拡張LSI42の第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックすることができる。
これによってマスタ15は、第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックされた前記第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号に基づいて、制御装置41の外部に生じる故障の有無、たとえばポート拡張LSI16を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって生じる第1〜第3入力ポート24〜26および第1〜第3出力ポート20〜22の短絡および開放などの異常の有無を比較的容易に検出することができる。
図6は、本発明の第3の実施の形態である制御装置50の構成を示す図である。本実施の形態の制御装置は、前述の第1の実施の形態の制御装置10と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、第1の実施の形態と対応する部分には同一の参照符を付し、共通する説明を省略する。
制御装置50は、マスタ15およびポート拡張LSI16を備える制御装置本体11、第1バッファ31、第2バッファ32、第3バッファ33、第4バッファ34、第5バッファ35および第6バッファ36を含んで構成される。第1〜第6バッファ31〜36は、スリーステートバッファによって実現される。
第1〜第3バッファ31〜33は、拡張I/Oポート17のうちの第1〜第3入力ポート24〜26および外部機器28に電気的に接続される。詳細に述べると、第1バッファ31の入力部31aは外部機器28に電気的に接続され、第1バッファ31の出力部31bは第1入力ポート24に電気的に接続される。第2バッファ32の入力部32aは外部機器28に電気的に接続され、第2バッファ32の出力部32bは第2入力ポート25に電気的に接続される。第3バッファ33の入力部33aは外部機器28に電気的に接続され、第3バッファ33の出力部33bは第3入力ポート26に電気的に接続される。
第4バッファ34の入力部34aは、第3出力ポート22に電気的に接続され、第4バッファ34の出力部34bは、第1入力ポート24および第5バッファ35の入力部35aに電気的に接続される。第5バッファ35の入力部35aは、第4バッファ34の出力部34bおよび第1入力ポート24に電気的に接続され、第5バッファ35の出力部35bは、第2入力ポート25および第6バッファ36の入力部36aに電気的に接続される。第6バッファ36の入力部36aは、第5バッファ35の出力部35bおよび第2入力ポート25に電気的に接続され、第6バッファ36の出力部36bは、第3入力ポート26に電気的に接続される。
マスタ15は、第1〜第3バッファ31〜33の動作、および第4〜第6バッファ34〜36の動作をそれぞれ制御する制御信号を伝送する制御信号線40によって、第1〜第6バッファ31〜36に電気的に接続される。
本実施の形態によれば、制御装置50によって外部機器28の動作を制御するとき、前述の第1の実施の形態と同様に、マスタ15が、第1〜第6バッファ31〜36に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第3バッファ31〜33を動作させ、かつ第4〜第6バッファ34〜36の動作を停止させる制御をすることによって、ポート拡張LSI16は、第1〜第3入力ポート24〜26によって、外部機器28から出力された信号を取得することができる。マスタ15は、ポート拡張LSI16が取得した前記信号を、ポート拡張LSI16から取得し、前記信号に基づいて外部機器28の動作を制御することができる。
また本実施の形態によれば、制御装置50によって、ポート拡張LSI16の第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号の異常の有無を検出するとき、前述の第1の実施の形態と同様に、マスタ15が、第1〜第6バッファ31〜36に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第3バッファ31〜33の動作を停止させ、かつ第4〜第6バッファ34〜36を動作させる制御をすることによって、第3出力ポート22から出力された信号を、第4〜第6バッファ34〜36を介してポート拡張LSI16の第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックすることができる。
これによってマスタ15は、第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックされた前記第3出力ポート22から出力された信号に基づいて、制御装置50の外部に生じる故障の有無、たとえばポート拡張LSI16を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって生じる第1〜第3入力ポート24〜26の短絡および開放などの異常の有無を比較的容易に検出することができる。
また第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックされた前記第3出力ポート22から出力された信号を同時に検出し、第1〜第3入力ポート24〜26の短絡および開放などの異常の有無を同時に検出することも可能となる。
図7は、本発明の第4の実施の形態である制御装置55の構成を示す図である。本実施の形態の制御装置は、前述の第3の実施の形態の制御装置50と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、第3の実施の形態と対応する部分には同一の参照符を付し、共通する説明を省略する。
本実施の形態の制御装置55において、第1〜第3バッファ31〜33と、第1〜第3入力ポート24〜26および外部機器28との接続構成は、前述の第3の実施の形態と同様の接続構成であり、第3の実施の形態の制御装置50と比べて、第6バッファ36の接続構成が異なる。
さらに詳細に述べると、第4バッファ34の入力部34aは、第3出力ポート22に電気的に接続され、第4バッファ34の出力部34bは、第1入力ポート24および第5バッファ35の入力部35aに電気的に接続される。第5バッファ35の入力部35aは、第4バッファ34の出力部34bおよび第1入力ポート24に電気的に接続され、第5バッファ35の出力部35bは、第2入力ポート25に電気的に接続される。第6バッファ36の入力部36aは、第4バッファ34の出力部34bに電気的に接続され、第6バッファ36の出力部36bは、第3入力ポート26に電気的に接続される。
マスタ15は、第1〜第3バッファ31〜33の動作、および第4〜第6バッファ34〜36の動作をそれぞれ制御する制御信号を伝送する制御信号線40によって、第1〜第6バッファ31〜36に電気的に接続される。
本実施の形態によれば、制御装置55によって外部機器28の動作を制御するとき、前述の第3の実施の形態と同様に、マスタ15が、第1〜第6バッファ31〜36に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第3バッファ31〜33を動作させ、かつ第4〜第6バッファ34〜36の動作を停止させる制御をすることによって、ポート拡張LSI16は、第1〜第3入力ポート24〜26によって、外部機器28から出力された信号を取得することができる。マスタ15は、ポート拡張LSI16が取得した前記信号を、ポート拡張LSI16から取得し、前記信号に基づいて外部機器28の動作を制御することができる。
また本実施の形態によれば、制御装置55によって、ポート拡張LSI16の第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号の異常の有無を検出するとき、前述の第3の実施の形態と同様に、マスタ15が、第1〜第6バッファ31〜36に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第3バッファ31〜33の動作を停止させ、かつ第4〜第6バッファ34〜36を動作させる制御をすることによって、第3出力ポート22から出力された信号を、第4〜第6バッファ34〜36を介してポート拡張LSI16の第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックすることができる。
これによってマスタ15は、第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックされた前記第3出力ポート22から出力された信号に基づいて、制御装置55の外部に生じる故障の有無、たとえばポート拡張LSI16を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって生じる第1〜第3入力ポート24〜26の短絡および開放などの異常の有無を比較的容易に検出することができる。
図8は、本発明の第5の実施の形態である制御装置60の構成を示す図である。本実施の形態の制御装置は、前述の第3の実施の形態の制御装置50と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、第3の実施の形態と対応する部分には同一の参照符を付し、共通する説明を省略する。
制御装置60は、マスタ15およびポート拡張LSI61を備える制御装置本体11、第1バッファ31、第2バッファ32、第3バッファ33、第4バッファ34、第5バッファ35および第6バッファ36を含んで構成される。ポート拡張LSI61に設けられる拡張I/Oポート62は、出力端子に相当する第1〜第3出力ポート20〜22、入力端子に相当する第1〜第3入力ポート24〜26、別端子に相当する第4出力ポート64および第4入力ポート65を含む。第1〜第6バッファ31〜36は、スリーステートバッファによって実現される。
第1〜第3バッファ31〜33と、第1〜第3入力ポート24〜26および外部機器28との接続構成は、前述の第3の実施の形態と同様の接続構成である。また第4〜第6バッファ34〜36と、第3出力ポート22および第1〜第3入力ポート26との接続構成は、前述の第3の実施の形態と同様の接続構成である。
本実施の形態では、第1〜第3出力ポート20〜22、および第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号の異常の有無を検出する第1〜第3入力ポート24〜26が、この順で予め定める間隔おきに配設される。さらに述べると、第1入力ポート24と第2入力ポート25との間に第4入力ポート65が配設され、第2入力ポート25と第3入力ポート26との間に第4出力ポート64が配設される。本実施の形態の第4入力ポート65および第4出力ポート64は、隣接する入力ポート間に、第3出力ポート22から出力された信号の異常の有無の検出に用いる入力ポート以外の別端子に相当する。
第1〜第3入力ポート24〜26が予め定める間隔おきに隣接して配設されている場合、はんだ屑などによって第1〜第3入力ポート24〜26のうち少なくともいずれか1つが短絡しても、第1〜第3入力ポート24〜26に同じ論理レベルの信号が入力されると、マスタ15は、第1〜第3入力ポート24〜26が短絡しているか否かを判別することはできない。
そこで本実施の形態では、前述のように第1入力ポート24と第2入力ポート25との間に、第3出力ポート22から出力された信号の異常の有無の検出に用いる入力ポート以外の別端子に相当する第4入力ポート65を配設し、第2入力ポート25と第3入力ポート26との間に前記別端子に相当する第4出力ポート64を配設している。これによって、第1入力ポート24と第2入力ポート25との間、および第2入力ポート25と第3入力ポート26との間に、それぞれ第4入力ポート65および第4出力ポート64を配設しない場合に比べて、隣接する第1〜第3入力ポート24〜26が短絡などの故障を引起こしたことを検出できる確率を高めることができる。
本実施の形態によれば、制御装置60によって外部機器28の動作を制御するとき、前述の第3の実施の形態と同様に、マスタ15が、第1〜第6バッファ31〜36に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第3バッファ31〜33を動作させ、かつ第4〜第6バッファ34〜36の動作を停止させる制御をすることによって、ポート拡張LSI61は、第1〜第3入力ポート24〜26によって、外部機器28から出力された信号を取得することができる。マスタ15は、ポート拡張LSI61が取得した前記信号を、ポート拡張LSI61から取得し、前記信号に基づいて外部機器28の動作を制御することができる。
また本実施の形態によれば、制御装置60によって、ポート拡張LSI61の第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号の異常の有無を検出するとき、前述の第3の実施の形態と同様に、マスタ15が、第1〜第6バッファ31〜36に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第3バッファ31〜33の動作を停止させ、かつ第4〜第6バッファ34〜36を動作させる制御をすることによって、第3出力ポート22から出力された信号を、第4〜第6バッファ34〜36を介してポート拡張LSI61の第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックすることができる。
これによってマスタ15は、第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックされた前記第3出力ポート22から出力された信号に基づいて、制御装置60の外部に生じる故障の有無、たとえばポート拡張LSI61を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって生じる第1〜第3入力ポート24〜26の短絡および開放などの異常の有無を比較的容易に検出することができる。
図9は、本発明の第6の実施の形態である制御装置70の構成を示す図である。本実施の形態の制御装置は、前述の第3の実施の形態の制御装置50と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、第3の実施の形態と対応する部分には同一の参照符を付し、共通する説明を省略する。
制御装置70は、マスタ15およびポート拡張LSI71を備える制御装置本体11、第1バッファ31、第2バッファ32、第3バッファ33、第4バッファ34、第5バッファ35、第6バッファ36、第7バッファ75、第8バッファ76、第9バッファ77および第10バッファ78を含んで構成される。ポート拡張LSI71に設けられる拡張I/Oポート72は、出力端子に相当する第1〜第3出力ポート20〜22、入力端子に相当する第1〜第5入力ポート24〜26,80,81を含む。第1〜第10バッファ31〜36,75〜78は、スリーステートバッファによって実現される。
第1〜第5バッファ31〜35は、拡張I/Oポート72のうちの第1〜第5入力ポート24〜26,80,81および外部機器28に電気的に接続される。詳細に述べると、第1バッファ31の入力部31aは外部機器28に電気的に接続され、第1バッファ31の出力部31bは第1入力ポート24に電気的に接続される。第2バッファ32の入力部32aは外部機器28に接続され、第2バッファ32の出力部32bは第3入力ポート26に電気的に接続される。第3バッファ33の入力部33aは外部機器28に電気的に接続され、第3バッファ33の出力部33bは第5入力ポート81に電気的に接続される。
第4バッファ34の入力部34aは外部機器28に電気的に接続され、第4バッファ34の出力部34bは第2入力ポート25に電気的に接続され、第5バッファ35の入力部35aは外部機器28に電気的に接続され、第5バッファ35の出力部35bは第4入力ポート80に電気的に接続される。
第6バッファ36の入力部36aは、第3出力ポート22に電気的に接続され、第6バッファ36の出力部36bは、第1入力ポート24および第7バッファ75の入力部75aに電気的に接続される。第7バッファ75の入力部75aは、第6バッファ36の出力部36bおよび第1入力ポート24に電気的に接続され、第7バッファ75の出力部75bは、第2入力ポート25および第8バッファ76の入力部76aに電気的に接続される。第8バッファ76の入力部76aは、第7バッファ75の出力部75bおよび第3入力ポート26に電気的に接続され、第8バッファ76の出力部76bは、第5入力ポート81に電気的に接続される。
第9バッファ77の入力部77aは、第2出力ポート21に電気的に接続され、第9バッファ77の出力部77bは、第2入力ポート25および第10バッファ78の入力部78aに電気的に接続される。第10バッファ78の入力部78aは、第9バッファ77の出力部77bおよび第2入力ポート25に電気的に接続され、第10バッファ78の出力部78bは、第4入力ポート80に接続される。
マスタ15は、第1〜第5バッファ31〜35の動作、および第6〜第10バッファ36,75〜78の動作をそれぞれ制御する制御信号を伝送する制御信号線40によって、第1〜第10バッファ31〜36,75〜78に電気的に接続される。
本実施の形態によれば、制御装置70によって外部機器28の動作を制御するとき、前述の第3の実施の形態と同様に、マスタ15が、第1〜第10バッファ31〜36,75〜78に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第5バッファ31〜35を動作させ、かつ第6〜第10バッファ36,75〜78の動作を停止させる制御をすることによって、ポート拡張LSI71は、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81によって、外部機器28から出力された信号を取得することができる。マスタ15は、ポート拡張LSI71が取得した前記信号を、ポート拡張LSI71から取得し、前記信号に基づいて外部機器28の動作を制御することができる。
また本実施の形態によれば、制御装置70によって、ポート拡張LSI71の第2および第3出力ポート21,22から出力された信号の異常の有無を検出するとき、前述の第3の実施の形態と同様に、マスタ15が、第1〜第10バッファ31〜36,75〜78に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第5バッファ31〜35の動作を停止させ、かつ第6〜第10バッファ36,75〜78を動作させる制御をすることによって、第2および第3出力ポート21,22から出力された信号を、第6〜第10バッファ36,75〜78を介してポート拡張LSI71の第1〜第5入力ポート24〜26,80,81にフィードバックすることができる。
これによってマスタ15は、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81にフィードバックされた前記第2および第3出力ポート21,22から出力された信号に基づいて、制御装置70の外部に生じる故障の有無、たとえばポート拡張LSI71を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって生じる前記第2および第3出力ポート21,22から出力された信号の異常の有無を比較的容易に検出することができる。
本実施の形態では、第2出力ポート21を、論理レベルがロー(Lo)レベルの信号を出力するポートとして用い、第3出力ポート22を、論理レベルがハイ(Hi)レベルの信号を出力するポートとして用いている。また本実施の形態では、第1、第3および第5入力ポート24,26,81を、論理レベルがハイレベルの信号を入力するポートとして用い、第2および第4入力ポート25,80を、論理レベルがローレベルの信号を入力するポートとして用いている。
第2出力ポート21から出力される信号の論理レベルはローレベルであり、このローレベルの信号は、第9バッファ77を通過して第2入力ポート25に入力する。第9バッファ77から出力されたローレベルの信号は、第10バッファ78を通過して第4入力ポート80に入力する。
第3出力ポート22から出力される信号の論理レベルはハイレベルであり、このハイレベルの信号は、第6バッファ36を通過して第1入力ポート24に入力する。第6バッファ36から出力されたハイレベルの信号は、第7バッファ75を通過して第3入力ポート26に入力する。さらに第7バッファ75を通過した前記ハイレベルの信号は、第8バッファ76を通過して第5入力ポート81に入力する。
前述のように本実施の形態において、第1、第3および第5入力ポート24,26,81には、論理レベルがハイレベルの信号がそれぞれ入力され、第2および第4入力ポート25,81には、論理レベルがローレベルの信号がそれぞれ入力される。本実施の形態の第1〜第5入力ポート24〜26,80,81は、隣接する入力ポートに入力される信号の論理が、逆論理となるように配設される。
このように隣接する入力ポートには、互いに逆の論理の信号が入力されるので、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81に入力される信号に基づいて、たとえばポート拡張LSI71を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって、隣接する入力ポートが短絡などの故障を引起こした場合でも、入力ポートが短絡などの故障を引起こしたことを確実に検出することができる。
さらに述べると、論理レベルがハイレベルの信号が入力されるべき第1、第3および第5入力ポート24,26,81に、論理レベルがローレベルの信号が入力されたり、また論理レベルがローレベルの信号が入力されるべき第2および第4入力ポート25,80に、論理レベルがハイレベルの信号が入力されたりすると、マスタ15は、本来入力されるべき論理レベルとは異なる論理レベルの信号が入力されたことを検出して、入力ポートが短絡などの故障を引起こしたことを確実に検出することができる。
図10は、本発明の第7の実施の形態である制御装置85の構成を示す図である。本実施の形態の制御装置は、前述の第3の実施の形態の制御装置50と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、第3の実施の形態と対応する部分には同一の参照符を付し、共通する説明を省略する。
制御装置85は、マスタ15およびポート拡張LSI16を備える制御装置本体11、第1バッファ31、第2バッファ32、第3バッファ33、第4バッファ34、第5バッファ35および第6バッファ36を含んで構成される。前述の第3の実施の形態の第1〜第6バッファ31〜36は、スリーステートバッファによって実現されている。これに対して本実施の形態の制御装置85において、第1〜第4バッファ31〜34は、スリーステートバッファによって実現され、第5および第6バッファ35,36は、反転スリーステートバッファによって実現されている。反転スリーステートバッファは、入力される信号の論理を反転した論理の信号を出力する論理ゲートである。本実施の形態のポート拡張LSI16に設けられている拡張I/Oポート17は、第1〜第3出力ポート20〜22と、第1〜第3入力ポート24〜26とを含む。
本実施の形態において、第1〜第3バッファ31〜33と、第1〜第3入力ポート24〜26および外部機器28との接続構成、ならびに第4〜第6バッファ34〜36と、第1〜第3入力ポート24〜26および第3出力ポート22との接続構成は、前述の第3の実施の形態と同様の接続構成である。
第3出力ポート22から出力される信号の論理レベルがハイレベルであるとすると、このハイレベルの信号は、第4バッファ34を通過して第1入力ポート24に入力する。第4バッファ34から出力されたハイレベルの信号は、第5バッファ35を通過することによって信号の論理レベルが反転されてローレベルの信号となり、このローレベルの信号が第2入力ポート25に入力する。第5バッファ35から出力されたローレベルの信号は、第6バッファ36を通過することによって信号の論理レベルが反転されてハイレベルの信号となり、このハイレベルの信号が第3入力ポート26に入力する。
前述のように本実施の形態において、第1および第3入力ポート24,26には、論理レベルがハイレベルの信号がそれぞれ入力され、第2入力ポート25には、論理レベルがローレベルの信号が入力される。本実施の形態の第1〜第3入力ポート24〜26の隣接する入力ポートは、隣接する入力ポートに入力される信号の論理が、逆論理となるように配設される。
このように隣接する入力ポートには、互いに逆の論理の信号が入力されるので、第1〜第3入力ポート24〜26に入力される信号に基づいて、たとえばポート拡張LSI16を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって、隣接する入力ポートが短絡などの故障を引起こした場合でも、入力ポートが短絡などの故障を引起こしたことを確実に検出することができる。
図11は、本発明の第8の実施の形態である制御装置90の構成を示す図である。本実施の形態の制御装置は、前述の第6の実施の形態の制御装置70と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、第6の実施の形態と対応する部分には同一の参照符を付し、共通する説明を省略する。
制御装置90は、マスタ15およびポート拡張LSI71を備える制御装置本体11、第1バッファ31、第2バッファ32、第3バッファ33、第4バッファ34、第5バッファ35、第6バッファ36、第7バッファ75、第8バッファ76、第9バッファ77および第10バッファ78を含んで構成される。ポート拡張LSI71に設けられる拡張I/Oポート72は、出力端子に相当する第1〜第3出力ポート20〜22、入力端子に相当する第1〜第5入力ポート20〜22,80,81を含む。第1〜第6バッファ31〜36および第9バッファ77は、スリーステートバッファによって実現され、第7、第8および第10バッファ75,76,78は、反転スリーステートバッファによって実現される。
第1〜第5バッファ31〜35と、第1〜第5入力ポート20〜22,80,81および外部機器28との接続構成は、前述の第6の実施の形態と同様の接続構成である。
第6バッファ36の入力部36aは、第3出力ポート22に電気的に接続され、第6バッファ36の出力部36bは、第1入力ポート24および第7バッファ75の入力部75aに電気的に接続される。第7バッファ75の入力部75aは、第6バッファ36の出力部36bおよび第1入力ポート24に電気的に接続され、第7バッファ75の出力部75bは、第2入力ポート25および第8バッファ76の入力部76aに電気的に接続される。第8バッファ76の入力部76aは、第7バッファ75の出力部75bおよび第2入力ポート25に電気的に接続され、第8バッファ76の出力部76bは、第3入力ポート26に電気的に接続される。
第9バッファ77の入力部77aは、第2出力ポート21に電気的に接続され、第9バッファ77の出力部77bは、第4入力ポート80および第10バッファ78の入力部78aに電気的に接続される。第10バッファ78の入力部78aは、第9バッファ77の出力部77bおよび第4入力ポート80に電気的に接続され、第10バッファ78の出力部78bは、第3バッファ33の入力部33aに電気的に接続される。
本実施の形態によれば、制御装置90によって外部機器28の動作を制御するとき、マスタ15が、第1〜第10バッファ31〜36,75〜78に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第5バッファ31〜35を動作させ、かつ第6〜第10バッファ75〜78の動作を停止させる制御をすることによって、ポート拡張LSI71は、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81によって、外部機器28から出力された信号を取得することができる。マスタ15は、ポート拡張LSI71が取得した前記信号を、ポート拡張LSI71から取得し、前記信号に基づいて外部機器28の動作を制御することができる。
また本実施の形態によれば、制御装置90によって、ポート拡張LSI71の第2および第3出力ポート21,22から出力された信号の異常の有無を検出するとき、マスタ15が、第1〜第10バッファ31〜35,75〜78に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第5バッファ31〜35の動作を停止させ、かつ第6〜第10バッファ75〜78を動作させる制御をすることによって、第2および第3出力ポート21,22から出力された信号を、第6〜第10バッファ75〜78を介してポート拡張LSI71の第1〜第5入力ポート24〜26,80,81にフィードバックすることができる。
これによってマスタ15は、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81にフィードバックされた前記第2および第3出力ポート21,22から出力された信号に基づいて、制御装置90の外部に生じる故障の有無、たとえばポート拡張LSI71を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって生じる前記第2および第3出力ポート21,22から出力された信号の異常の有無を比較的容易に検出することができる。
本実施の形態では、第2出力ポート21を、論理レベルがロー(Lo)レベルの信号を出力するポートとして用い、第3出力ポート22を、論理レベルがハイ(Hi)レベルの信号を出力するポートとして用いている。また本実施の形態では、第1、第3および第5入力ポート24,26,81を、論理レベルがハイレベルの信号を入力するポートとして用い、第2および第4入力ポート25,80を、論理レベルがローレベルの信号を入力するポートとして用いている。
第2出力ポート21から出力される信号の論理レベルはローレベルであり、このローレベルの信号は、第9バッファ77を通過して第4入力ポート80に入力する。第9バッファ77から出力されたローレベルの信号は、第10バッファ78および第3バッファ33を通過して、第5入力ポート81に入力する。
第3出力ポート22から出力される信号の論理レベルはハイレベルであり、このハイレベルの信号は、第6バッファ36を通過して第1入力ポート24に入力する。第6バッファ36から出力されたハイレベルの信号は、第7バッファ75を通過することによって信号の論理レベルが反転されてローレベルの信号となり、このローレベルの信号が第2入力ポート25に入力する。第7バッファ75から出力されたローレベルの信号は、第8バッファ76を通過することによって信号の論理レベルが反転されてハイレベルの信号となり、このハイレベルの信号が第3入力ポート26に入力する。
前述のように本実施の形態において、第1、第3および第5入力ポート24,26,81には、論理レベルがハイレベルの信号がそれぞれ入力され、第2および第4入力ポート25,80には、論理レベルがローレベルの信号がそれぞれ入力される。本実施の形態の第1〜第5入力ポート24〜26,80,81は、隣接する入力ポートに入力される信号の論理が、逆論理となるように配設される。
このように隣接する入力ポートには、互いに逆の論理の信号が入力されるので、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81に入力される信号に基づいて、たとえばポート拡張LSI71を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって、隣接する入力ポートが短絡などの故障を引起こした場合でも、入力ポートが短絡などの故障を引起こしたことを確実に検出することができる。
さらに述べると、論理レベルがハイレベルの信号が入力されるべき第1、第3および第5入力ポート24,26,81に、論理レベルがローレベルの信号が入力されたり、また論理レベルがローレベルの信号が入力されるべき第2および第4入力ポート25,80に、論理レベルがハイレベルの信号が入力されたりすると、マスタ15は、本来入力されるべき論理レベルとは異なる論理レベルの信号が入力されたことを検出して、入力ポートが短絡などの故障を引起こしたことを確実に検出することができる。
図12は、本発明の第9の実施の形態である制御装置95の構成を示す図である。本実施の形態の制御装置は、前述の第6の実施の形態の制御装置70と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、第6の実施の形態と対応する部分には同一の参照符を付し、共通する説明を省略する。
制御装置95は、マスタ15およびポート拡張LSI71を備える制御装置本体11、第1バッファ31、第2バッファ32、第3バッファ33、第4バッファ34、第5バッファ35、第6バッファ36、第7バッファ75、第8バッファ76、第9バッファ77および第10バッファ78を含んで構成される。ポート拡張LSI71に設けられる拡張I/Oポート72は、出力端子に相当する第1〜第3出力ポート20〜22、入力端子に相当する第1〜第5入力ポート24〜26,80,81を含む。第1〜第5バッファ31〜35ならびに第7、第8および第10バッファ75,76,78は、スリーステートバッファによって実現され、第6および第9バッファ36,77は、反転スリーステートバッファによって実現される。
第1〜第5バッファ31〜35と、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81および外部機器28との接続構成は、前述の第6の実施の形態と同様の接続構成である。第6〜第10バッファ36,75〜78と、第2および第3出力ポート21,22ならびに第1〜第5入力ポート24〜26,80,81との接続構成は、前述の第6の実施の形態と同様の接続構成である。
本実施の形態によれば、制御装置95によって外部機器28の動作を制御するとき、マスタ15が、第1〜第10バッファ31〜36,75〜78に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第5バッファ31〜35を動作させ、かつ第6〜第10バッファ36,75〜78の動作を停止させる制御をすることによって、ポート拡張LSI71は、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81によって、外部機器28から出力された信号を取得することができる。マスタ15は、ポート拡張LSI71が取得した前記信号を、ポート拡張LSI71から取得し、前記信号に基づいて外部機器28の動作を制御することができる。
また本実施の形態によれば、制御装置95によって、ポート拡張LSI71の第2および第3出力ポート21,22から出力された信号の異常の有無を検出するとき、マスタ15が、第1〜第10バッファ31〜36,75〜78に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第5バッファ31〜35の動作を停止させ、かつ第6〜第10バッファ36,75〜78を動作させる制御をすることによって、第2および第3出力ポート21,22から出力された信号を、第6〜第10バッファ36,75〜78を介してポート拡張LSI71の第1〜第5入力ポート24〜26,80,81にフィードバックすることができる。
これによってマスタ15は、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81にフィードバックされた前記第2および第3出力ポート21,22から出力された信号に基づいて、制御装置95の外部に生じる故障の有無、たとえばポート拡張LSI71を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって生じる前記第2および第3出力ポート21,22から出力された信号の異常の有無を比較的容易に検出することができる。
本実施の形態では、第2出力ポート21を、論理レベルがハイ(Hi)レベルの信号を出力するポートとして用い、第3出力ポート22を、論理レベルがロー(Lo)レベルの信号を出力するポートとして用いている。また本実施の形態では、第1、第3および第5入力ポート24,26,81を、論理レベルがハイレベルの信号を入力するポートとして用い、第2および第4入力ポート25,80を、論理レベルがローレベルの信号を入力するポートとして用いている。
第2出力ポート21から出力される信号の論理レベルはハイレベルであり、このハイレベルの信号は、第9バッファ77を通過することによって信号の論理レベルが反転されてローレベルの信号となり、このローレベルの信号が第2入力ポート25に入力する。第9バッファ77から出力されたローレベルの信号は、第10バッファ78を通過して第4入力ポート80に入力する。
第3出力ポート22から出力される信号の論理レベルはローレベルであり、このローレベルの信号は、第6バッファ36を通過することによって信号の論理レベルが反転されてハイレベルの信号となり、このハイレベルの信号が第1入力ポート24に入力する。第6バッファ36から出力されたハイレベルの信号は、第7バッファ75を通過して第3入力ポート26に入力する。第7バッファ75から出力されたハイレベルの信号は、第8バッファ76を通過して第5入力ポート81に入力する。
前述のように本実施の形態において、第1、第3および第5入力ポート24,26,81には、論理レベルがハイレベルの信号がそれぞれ入力され、第2および第4入力ポート25,80には、論理レベルがローレベルの信号がそれぞれ入力される。本実施の形態の第1〜第5入力ポート24〜26,80,81は、隣接する入力ポートに入力される信号の論理が、逆論理となるように配設される。
このように隣接する入力ポートには、互いに逆の論理の信号が入力されるので、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81に入力される信号に基づいて、たとえばポート拡張LSI71を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって、隣接する入力ポートが短絡などの故障を引起こした場合でも、入力ポートが短絡などの故障を引起こしたことを確実に検出することができる。
さらに述べると、論理レベルがハイレベルの信号が入力されるべき第1、第3および第5入力ポート24,26,81に、論理レベルがローレベルの信号が入力されたり、また論理レベルがローレベルの信号が入力されるべき第2および第4入力ポート25,80に、論理レベルがハイレベルの信号が入力されたりすると、マスタ15は、本来入力されるべき論理レベルとは異なる論理レベルの信号が入力されたことを検出して、入力ポートが短絡などの故障を引起こしたことを確実に検出することができる。
図13は、本発明の第10の実施の形態である制御装置100の構成を示す図である。本実施の形態の制御装置100は、前述の第8の実施の形態の制御装置90と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、第8の実施の形態と対応する部分には同一の参照符を付し、共通する説明を省略する。
制御装置100は、マスタ15、第1ポート拡張LSI102および第2ポート拡張LSI103を備える制御装置本体101、第1バッファ31、第2バッファ32、第3バッファ33、第4バッファ34、第5バッファ35、第6バッファ36、第7バッファ75、第8バッファ76、第9バッファ77および第10バッファ78を含んで構成される。第1ポート拡張LSI102には、第1拡張I/Oポート104設けられている。第1拡張I/Oポート104は、出力端子に相当する第1出力ポート20、第2出力ポート21および第3出力ポート22を含む。
第2ポート拡張LSI103には、第2拡張I/Oポート105が設けられている。第2拡張I/Oポート105は、入力端子に相当する第1入力ポート24、第2入力ポート25、第3入力ポート26、第4入力ポート80および第5入力ポート81を含む。第1〜第6バッファ31〜36および第9バッファ77は、スリーステートバッファによって実現され、第7、第8および第10バッファ75,76,78は、反転スリーステートバッファによって実現される。
第1〜第5バッファ31〜35と、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81および外部機器28との接続構成は、前述の第8の実施の形態と同様の接続構成である。第6〜第10バッファ36,75〜78と、第2および第3出力ポート21,22ならびに第1〜第5入力ポート24〜26,80,81との接続構成は、前述の第8の実施の形態と同様の接続構成である。マスタ15と第1ポート拡張LSI102、ならびにマスタ15と第2ポート拡張LSI103は、それぞれシリアル通信によって信号の送受信を行う。
本実施の形態によれば、制御装置100によって外部機器28の動作を制御するとき、マスタ15は、第1ポート拡張LSI102の第1拡張I/Oポート104の第1〜第3出力ポート20〜22から信号を出力して外部機器28に与える指令を、第1ポート拡張LSI102に与え、外部機器28からの信号を、第2ポート拡張LSI103の第2拡張I/Oポート105の第1〜第5入力ポート24〜26,80,81によって受取る指令を、第2ポート拡張LSI103に与える。
このように制御装置100によって外部機器28の動作を制御するとき、マスタ15が、第1〜第10バッファ31〜36,75〜78に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第5バッファ31〜35を動作させ、かつ第6〜第10バッファ36,75〜78の動作を停止させる制御をすることによって、第2ポート拡張LSI103は、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81によって、外部機器28から出力された信号を取得することができる。マスタ15は、第2ポート拡張LSI103が取得した前記信号を、第2ポート拡張LSI103から取得し、前記信号に基づいて外部機器28の動作を制御することができる。
また本実施の形態によれば、制御装置100によって、第1ポート拡張LSI102の第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号の異常の有無を検出するとき、マスタ15は、第1ポート拡張LSI102の第1拡張I/Oポート104の第1〜第3出力ポート20〜22から出力した信号を、第6〜第10バッファ36,75〜78を介して、第2ポート拡張LSI103の第2拡張I/Oポート105の第1〜第5入力ポート24〜26,80,81にフィードバックする指令を、第1ポート拡張LSI102に与える。
このように制御装置100によって、第1ポート拡張LSI102の第2および第3出力ポート21,22から出力された信号の異常の有無を検出するとき、マスタ15が、第1〜第10バッファ31〜36,75〜78に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第5バッファ31〜35の動作を停止させ、かつ第6〜第10バッファ75〜78を動作させる制御をすることによって、第2および第3出力ポート21,22から出力された信号を、第6〜第10バッファ36,75〜78を介して第2ポート拡張LSI103の第1〜第5入力ポート24〜26,80,81にフィードバックすることができる。
これによってマスタ15は、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81にフィードバックされた前記第2および第3出力ポート21,22から出力された信号に基づいて、制御装置100の外部に生じる故障の有無、たとえば第2ポート拡張LSI103を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって生じる前記第2および第3出力ポート21,22から出力された信号の異常の有無を比較的容易に検出することができる。
本実施の形態では、マスタ15に対して複数のポート拡張LSIを並列に接続可能に構成されている。図13では、理解を容易にするために、マスタ15に対して2つのポート拡張LSI、具体的には第1および第2ポート拡張LSI102,103を並列に接続した制御装置100を示している。前述のようにマスタ15に対して複数のポート拡張LSIを並列に接続することができるので、入力ポートと出力ポートとを個別のポート拡張LSIに設ける構成にすることができる。たとえば本実施の形態のように、第1〜第3出力ポート20〜22を備える第1ポート拡張LSI102と、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81を備えるに対する前記指令2ポート拡張LSI103とを、マスタ15に対して並列に接続することができる。
このように入力ポートと出力ポートとが個別のポート拡張LSIに設けられることによって、マスタ15は、第1〜第3出力ポート20〜22に関わる指令のみを、第1〜第3出力ポート20〜22が備えられる第1ポート拡張LSI102に与え、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81に関わる指令のみを、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81が備えられる第2ポート拡張LSI103に与えることができる。
これに対して入力ポートと出力ポートとが同一のポート拡張LSIに設けられる場合、マスタ15は、第1〜第3出力ポート20〜22に関わる指令および第1〜第5入力ポート24〜26,80,81に関わる指令のうちのいずれか一方の指令をポート拡張LSIに与えた後に、他方の指令をポート拡張LSIに与える必要がある。
したがって入力ポートと出力ポートとが個別のポート拡張LSIに設けられる場合は、入力ポートと出力ポートとが同一のポート拡張LSIに設けられる場合に比べて、マスタ15からポート拡張LSIに対する指令の送信時間を短縮することができ、個別のポート拡張LSIを容易に管理することができる。
また本実施の形態では、前述の第8の実施の形態と同様に、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81は、隣接する入力ポートに入力される信号の論理が、逆論理となるように配設される。したがって隣接する入力ポートには、互いに逆の論理の信号が入力されるので、前述の第8の実施の形態と同様の効果を得ることができる。具体的に述べると、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81に入力される信号に基づいて、たとえばポート拡張LSI71を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって、隣接する入力ポートが短絡などの故障を引起こした場合でも、入力ポートが短絡などの故障を引起こしたことを確実に検出することができる。
本実施の形態では、第2および第3出力ポート21,22から出力された信号の異常の有無を検出する第1〜第5入力ポート24〜26,80,81を、第2ポート拡張LSI103のみに設けているけれども、本実施の他の形態では、第1〜第5入力ポート24〜26,80,81を、複数のポート拡張LSIに分けて設けてもよい。さらに述べると、第2および第3出力ポート21,22から出力された信号を用いて、入力ポートを備えるポート拡張LSIを増設することができる。これによって、入力ポートを備えるポート拡張LSIを増設した場合でも、出力ポートおよび出力ポートに接続される信号線を増やす必要がない。換言すれば、出力ポートおよび出力ポートに接続される信号線を増やすことなく、入力ポートを備えるポート拡張LSIを増設することができる。
図14は、本発明の第11の実施の形態である制御装置110の構成を示す図である。本実施の形態の制御装置110は、前述の第1の実施の形態の制御装置10と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、第1の実施の形態と対応する部分には同一の参照符を付し、共通する説明を省略する。
マスタ15は、個別の制御信号線によって第1〜第6バッファ31〜36に電気的に接続され、第1〜第6バッファ31〜36は、マスタ15から前記個別の制御信号線によって伝送される個別の制御信号に基づいて、その動作が制御される。
詳細に述べると、マスタ15は、第1バッファ31および第6バッファ36の動作を制御する制御信号を伝送する第1制御信号線111によって、第1バッファ31および第6バッファ36に電気的に接続される。第1バッファ31および第6バッファ36は、第1制御信号線111によって伝送される制御信号に基づいて、各バッファ31,36の動作が制御される。
マスタ15は、第3バッファ33および第5バッファ35の動作を制御する制御信号を伝送する第2制御信号線112によって、第3バッファ33および第5バッファ35に電気的に接続される。第3バッファ33および第5バッファ35は、第2制御信号線112によって伝送される制御信号に基づいて、各バッファ33,35の動作が制御される。
マスタ15は、第2バッファ32および第4バッファ34の動作を制御する制御信号を伝送する第3制御信号線113によって、第2バッファ32および第4バッファ34に電気的に接続される。第2バッファ32および第4バッファ34は、第3制御信号線113によって伝送される制御信号に基づいて、各バッファ32,34の動作が制御される。
本実施の形態によれば、制御装置110によって外部機器28の動作を制御するとき、マスタ15が、第1制御信号線111によって、第1および第6バッファ31,36に所定の制御信号を与えることによって、第1バッファ31を動作させ、かつ第6バッファ36の動作を停止させる制御をすることによって、ポート拡張LSI16は、第1入力ポート24によって、外部機器28から出力された信号を取得することができる。またマスタ15が、第2制御信号線112によって、第3および第5バッファ33,35に所定の制御信号を与えることによって、第3バッファ33を動作させ、かつ第5バッファ35の動作を停止させる制御をすることによって、ポート拡張LSI16は、第2入力ポート25によって、外部機器28から出力された信号を取得することができる。
さらにマスタ15が、第3制御信号線113によって、第2および第4バッファ32,34に所定の制御信号を与えることによって、第2バッファ32を動作させ、かつ第4バッファ34の動作を停止させる制御をすることによって、ポート拡張LSI16は、第3入力ポート26によって、外部機器28から出力された信号を取得することができる。マスタ15は、ポート拡張LSI16が取得した信号を、ポート拡張LSI16から取得し、前記信号に基づいて外部機器28の動作を制御することができる。
また本実施の形態によれば、制御装置110によって、ポート拡張LSI16の第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号の異常の有無を検出するとき、マスタ15が、第1制御信号線111によって、第1および第6バッファ31,36に所定の制御信号を与えることによって、第1バッファ31の動作を停止させ、かつ第6バッファ36を動作させる制御をすることによって、第3出力ポート22から出力された信号を、第6バッファ36を介してポート拡張LSI16の第1入力ポート24にフィードバックすることができる。
またマスタ15が、第2制御信号線112によって、第3および第5バッファ33,35に所定の制御信号を与えることによって、第3バッファ33の動作を停止させ、かつ第5バッファ35を動作させる制御をすることによって、第2出力ポート21から出力された信号を、第5バッファ35を介してポート拡張LSI16の第3入力ポート26にフィードバックすることができる。
さらにマスタ15が、第3制御信号線113によって、第2および第4バッファ32,34に所定の制御信号を与えることによって、第2バッファ32の動作を停止させ、かつ第4バッファ34を動作させる制御をすることによって、第1出力ポート20から出力された信号を、第4バッファ34を介してポート拡張LSI16の第2入力ポート25にフィードバックすることができる。
マスタ15は、第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックされた前記第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号に基づいて、第1〜第3入力ポート24〜26の短絡および開放などの異常の有無を検出することができる。これによって、前記信号の異常の有無の検出結果に基づいて、制御装置110の外部の故障を比較的容易に検出することができる。
前述のように本実施の形態では、マスタ15は、各制御信号線111,112,113によって伝送される個別の制御信号に基づいて、第1〜第3バッファ31〜33の動作および第4〜第6バッファ34〜36の動作をそれぞれ個別に制御することができる。さらに述べると、マスタ15は、第1制御信号線111によって伝送される所定の制御信号に基づいて、第1および第6バッファ31,36の動作を制御することができ、また第2制御信号線112によって伝送される所定の制御信号に基づいて、第3および第5バッファ33,35の動作を制御することができ、また第3制御信号線113によって伝送される所定の制御信号に基づいて、第2および第4バッファ32,34の動作を制御することができる。
これによって、第1〜第3出力ポート20〜22から出力され、第4〜第6バッファ34〜36を介して第1〜第3入力ポート24〜26にフィードバックされた信号の異常の有無、たとえば第1〜第3入力ポート24〜26の短絡および開放などの異常の有無を、第4〜第6バッファ34〜36が電気的に接続される第1〜第3入力ポート20〜22毎にそれぞれ異なるタイミングで検出することが可能となる。
図15は、本発明の第12の実施の形態である制御装置120の構成を示す図である。本実施の形態の制御装置120は、前述の第1の実施の形態の制御装置10と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、第1の実施の形態と対応する部分には同一の参照符を付し、共通する説明を省略する。
制御装置120は、マスタ15およびポート拡張LSI16を備える制御装置本体11、第1バッファ31、第2バッファ32、第3バッファ33、第1プルダウン抵抗121、第2プルダウン抵抗122および第3プルダウン抵抗123を含んで構成される。ポート拡張LSI16には、拡張I/Oポート17が設けられており、拡張I/Oポート17は、第1〜第3出力ポート20〜22と、第1〜第3入力ポート24〜26とを含む。第1〜第3バッファ31〜33は、スリーステートバッファによって実現される。
第1バッファ31の入力部31aは、外部機器28に電気的に接続され、第1バッファ31の出力部31bは、第1入力ポート24に電気的に接続されるとともに、第1プルダウン抵抗121を介してグランドに接続される。第2バッファ32の入力部32aは、外部機器28に電気的に接続され、第2バッファ32の出力部32bは、第2入力ポート25に電気的に接続されるとともに、第2プルダウン抵抗122を介してグランドに接続される。第3バッファ33の入力部33aは、外部機器28に電気的に接続され、第3バッファ33の出力部33bは、第3入力ポート26に電気的に接続されるとともに、第3プルダウン抵抗123を介してグランドに接続される。
本実施の形態では、第1〜第3入力ポート24〜26を、論理レベルがハイレベルの信号を入力するポートとして用いている。
本実施の形態によれば、制御装置120によって外部機器28の動作を制御するとき、マスタ15が、制御信号線40によって、第1〜第3バッファ31〜33に所定の制御信号を与えて、第1〜第3バッファ31〜33を動作させる制御をすることによって、ポート拡張LSI16は、第1〜第3入力ポート24〜26によって、外部機器28から出力された信号、本実施の形態では論理レベルがハイレベルの信号を取得することができる。マスタ15は、ポート拡張LSI16が取得した前記ハイレベルの信号を、ポート拡張LSI16から取得し、前記ハイレベルの信号に基づいて外部機器28の動作を制御することができる。
また本実施の形態によれば、制御装置120によって、外部機器28から出力された信号の異常の有無を検出するとき、マスタ15が、第1〜第3バッファ31〜33に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第3バッファ31〜33の動作を停止させる制御をする。これによって、第1〜第3バッファ31〜33の各出力部31b,32b,33bに第1〜第3プルダウン抵抗121〜123を介して接続されるグランドのグランドレベルに対応する信号、本実施の形態ではロー(Lo)レベルの信号が、第1〜第3入力ポート24〜26に入力する。
第1〜第3バッファ31〜33が動作しているとき、第1〜第3入力ポート24〜26には、外部機器28から出力されたハイレベルの信号が入力され、第1〜第3バッファ31〜33の動作が停止しているとき、第1〜第3入力ポート24〜26には、第1〜第3プルダウン抵抗121〜123を介して接続されるグランドのグランドレベルに対応するローレベルの信号が入力される。
これによってマスタ15は、第1〜第3入力ポート24〜26に入力される信号に基づいて、制御装置120の外部に生じる故障の有無、たとえばポート拡張LSI16を基板に実装したときに、はんだ屑などの外的要因によって生じる第1〜第3入力ポート24〜26の短絡および開放などの異常の有無を検出することができる。これによってマスタ15は、前記信号の異常の有無の検出結果に基づいて、制御装置120の外部の故障を比較的容易に検出することができる。
さらに述べると、第1〜第3バッファ31〜33が動作しているとき、本来、論理レベルがハイレベルの信号が入力されるべき第1〜第3入力ポート24〜26に、論理レベルがローレベルの信号が入力されたり、第1〜第3バッファ31〜33の動作が停止しているとき、本来、論理レベルがローレベルの信号が入力されるべき第1〜第3入力ポート24〜26に、論理レベルがハイレベルの信号が入力されたりすると、マスタ15は、本来、第1〜第3入力ポート24〜26に入力されるべき論理レベルとは異なる論理レベルの信号が入力されたことを検出して、第1〜第3入力ポート24〜26が短絡などの故障を引起こしたことを確実に検出することができる。
前述の各実施の形態は、本発明の例示に過ぎず、構成を変更することができる。たとえば前述の各実施の形態では、マスタ15が、第1〜第3出力ポート20〜22から出力された信号の異常の有無を検出するように構成されているけれども、ポート拡張LSI16が前記異常の有無を検出するように構成されてもよい。
また前述の第12の実施の形態では、制御装置120によって、外部機器28から出力された信号の異常の有無を検出するために、第1〜第3バッファ31〜33に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第3バッファ31〜33の動作を停止させたとき、第1〜第3バッファ31〜33の各出力部31b,32b,33bに第1〜第3プルダウン抵抗121〜123を介して接続されるグランドのレベルに対応する信号、具体的にはロー(Lo)レベルの信号が、第1〜第3入力ポート24〜26に入力するように構成されているけれども、このような構成に限定されない。
本発明の他の実施の形態では、制御装置120によって、外部機器28から出力された信号の異常の有無を検出するために、第1〜第3バッファ31〜33に所定の制御信号を与えることによって、第1〜第3バッファ31〜33の動作を停止させたとき、第1〜第3バッファ31〜33の各出力部31b,32b,33bと電源との間にプルアップ抵抗を設けて、このプルアップ抵抗を介して接続される電源のレベルに対応する信号、具体的にはハイ(Hi)レベルの信号が、第1〜第3入力ポート24〜26に入力されるように構成されてもよい。このように構成される場合は、ポート拡張LSI16の第1〜第3入力ポート24〜26を、論理レベルがローレベルの信号を入力するポートとして用いるようにすればよい。このような構成であっても、前述の第12の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
第1の従来技術の制御装置1および制御装置1に接続される外部機器2を示す図である。 第2の従来技術の制御装置5および制御装置5に接続される外部機器2を示す図である。 本発明の第1の実施の形態である制御装置10の構成を示す図である。 第1〜第3バッファ31〜33、および第4〜第6バッファ34〜36の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態である制御装置41の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態である制御装置50の構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態である制御装置55の構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態である制御装置60の構成を示す図である。 本発明の第6の実施の形態である制御装置70の構成を示す図である。 本発明の第7の実施の形態である制御装置85の構成を示す図である。 本発明の第8の実施の形態である制御装置90の構成を示す図である。 本発明の第9の実施の形態である制御装置95の構成を示す図である。 本発明の第10の実施の形態である制御装置100の構成を示す図である。 本発明の第11の実施の形態である制御装置110の構成を示す図である。 本発明の第12の実施の形態である制御装置120の構成を示す図である。
符号の説明
10,41,50,55,60,70,85,90,95,100,110,120 制御装置
11,101 制御装置本体
12 第1バッファ群
13 第2バッファ群
15 マスタ
16,42,61,71 ポート拡張LSI
20 第1出力ポート
21 第2出力ポート
22 第3出力ポート
24 第1入力ポート
25 第2入力ポート
26 第3入力ポート
28 外部機器
31 第1バッファ
32 第2バッファ
33 第3バッファ
34 第4バッファ
35 第5バッファ
36 第6バッファ
40 制御信号線
64 第4出力ポート
65 第4入力ポート
75 第7バッファ
76 第8バッファ
77 第9バッファ
78 第10バッファ
80 第4入力ポート
102 第1ポート拡張LSI
103 第2ポート拡張LSI
111 第1制御信号線
112 第2制御信号線
113 第3制御信号線

Claims (5)

  1. 入力端子および出力端子を有し、外部機器の動作を制御する制御装置本体と、
    入力端子および外部機器に電気的に接続される第1のバッファと、
    入力端子および出力端子に電気的に接続される第2のバッファとを備え、
    制御装置本体は、第1および第2のバッファの動作を制御する制御信号を伝送する制御信号線によって、第1および第2のバッファに電気的に接続され、
    第1および第2のバッファは、制御装置本体から制御信号線によって伝送される制御信号に基づいて、その動作が制御されることを特徴とする制御装置。
  2. 制御装置本体は、
    外部機器から出力された信号を取得するとき、第1のバッファを動作させる制御信号を第1のバッファに与え、かつ第2のバッファの動作を停止させる制御信号を第2のバッファに与え、
    出力端子から出力された信号の異常の有無を検出するとき、第1のバッファの動作を停止させる制御信号を第1のバッファに与え、かつ第2のバッファを動作させる制御信号を第2のバッファに与えることを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. 出力端子から出力された信号の異常の有無を検出する複数の入力端子が予め定める間隔おきに配設され、隣接する入力端子間に、前記信号の異常の有無の検出に用いる入力端子以外の別端子が配設されることを特徴とする請求項2記載の制御装置。
  4. 複数の入力端子は、隣接する入力端子に入力される信号の論理が逆論理になるように配設されることを特徴とする請求項3記載の制御装置。
  5. 制御装置本体は、個別の制御信号線によって複数の第1のバッファに電気的に接続され、
    制御装置本体から前記個別の制御信号線によって伝送される個別の制御信号に基づいて、各第1のバッファの動作が制御され、
    制御装置本体は、個別の制御信号線によって複数の第2のバッファに電気的に接続され、
    制御装置本体から前記個別の制御信号線によって伝送される個別の制御信号に基づいて、各第2のバッファの動作が制御されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009282825A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Pioneer Electronic Corp マトリクス型タッチパネル装置およびプログラム
CN101788621A (zh) * 2010-03-19 2010-07-28 北京经纬恒润科技有限公司 用于汽车生产线的汽车电器系统的下线检测设备

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