JP2008026258A - 携帯時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 竜頭を巻真とともに時計ムーブメントから外すための構成が、文字板の大きさに対する制約因子、及び時計外装組立の周部を視覚的に薄く見せるデザインを損なう因子とならないようにした携帯時計を提供する。
【解決手段】 ケース底壁とケース胴部22が一体に作られたワンピース構造の外装ケース21を備え、ケース21の周部裏面にテーパ面が形成された時計外装組立12に、時計ムーブメント13を内蔵する。ストッパ係合部32を有してムーブメント13に側方から挿脱可能に接続される巻真31を、外装組立12にこの組立の厚み方向と交叉する方向に移動可能に内蔵する。巻真31に接続する竜頭35を胴部22に側方から取外し可能とする。係合部32に係脱可能なストッパ部材41を外装組立12に内蔵する。外装組立12の厚み方向と交叉する方向に移動して部材41を連動し、部材41を係合部32に係脱させる係脱操作体45を備え、この操作体45をケース胴部22の側方から操作可能にケース胴部22に設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、時計外装組立の外装ケースがワンピース構造をなす腕時計や懐中時計などの携帯時計に関する。
外装ケースがワンピース構造の腕時計は、時計外装組立が裏蓋を有さないから、時計外装組立の周部裏面側をテーパ状として、視覚的に時計外装組立の周部を薄く見せるデザインとする場合に有利である。
この種の腕時計では、裏蓋がある腕時計と同様に修理等のために、外装ケース内の時計ムーブメントから巻真等のムーブメント連動軸を外す工夫が設けられている。
この種の工夫として、従来、時計ムーブメントの地板に取付けられたおしどり軸におしどりを回転可能に支持し、このおしどりにおしどりレバーの一端部を重ねて配置している。おしどりレバーの他端部は、時計ムーブメントの文字板の外形から平面的に突出して、文字板の周縁と外装カバーが有した縁部材の文字板周縁に対向した環状面との間に形成された環状の隙間に配置されている。このおしどりレバーの他端部は、時計外装組立のガラスを支持した縁部材で覆われていて、縁部材を外すことにより操作可能に露出される。そして、露出させたおしどりレバーの他端部を時計外装組立の正面側から裏面側に向けてピンセットなどで押下げて、おしどりレバーを傾けるに伴っておしどりを動かすことができる。この時のおしどりの動きによって、そのストッパ部が巻真の係合部から外れて、巻真の保持が解除される。したがって、この状態で竜頭を介して巻真を引き抜くことができる(例えば、特許文献1参照。)。
従来、この外に、ワンピース構造の外装ケースのケース底壁に、回転操作により時計外装組立の厚み方向に移動される進退部材を有した係脱操作体を設け、おしどりピンと通称される可動軸を進退部材に連動させて、おしどりレバーと通称されて可動軸に支持された係合部材を動かす工夫が知られている。この工夫では、進退部材を時計外装組立の裏面側から正面側に向けて移動させることで、係合部材のストッパ部を巻真の溝から外せるので、この状態で竜頭を介して巻真を引き抜くことができる(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3213892号公報(段落0002−0005、図1−図6) 特開2005−265755号公報(段落0018−0041、図1−図7)
おしどりレバーの操作部である他端部を文字板の外形から平面的に突出させる必要がある特許文献1の技術では、時計外装組立の外形を大きくしない限り、おしどりレバーによって文字板の大きさ(見切り径)が制約を受ける、という問題がある。
こうした問題を改善できる特許文献2の技術では、次の問題がある。すなわち、ワンピース構造の外装ケースのケース底壁に取付けられた係脱操作体は、ケース底壁を厚み方向に貫通した収容孔に収容されて外部から回転操作される操作部材と、この部材の上部に螺合されて収容孔で回り止めされるとともに外装ケース内に上向きに突出された進退部材とを備え、収容孔での防水を確保する防水パッキンが操作部材に取付けられている。
そのため、操作部材の長さには、防水保証のための寸法分、つまり、防水パッキンの厚み寸法が加味されている。そして、この操作部材を収容するケース底壁の収容孔の高さ寸法は、操作部材の長さ分の他に、進退部材のストローク寸法を考慮して定められ、こうした寸法の積み上げに応じた高さで収容孔が形成される。これにより、ケース底壁の厚みが比較的厚めになるので、外装ケースがワンピース構造である利点、つまり、時計外装組立の周部を視覚的に薄く見せるデザインとする効果を十分に発揮させる上では不利である。
更に、自動巻きの腕時計には、時計ムーブメントの底面部に平面形状が例えば略銀杏の葉の形をした回転錘が取付けられていて、それが垂直軸周りに回転されることで時計ムーブメントを駆動するエネルギーを得ている。このような腕時計では、係脱操作体の進退部材と回転錘との干渉を避けるため、回転錘の回転軌跡から外れた領域、つまり、外装ケースのケース胴部により近い位置に係脱操作体を配置する必要がある。したがって、ケース底壁の肉厚が厚い部位がケース胴部に近付けられるので、時計外装組立の周部を視覚的に薄く見せるデザインとする効果を十分に発揮させる上では不利である。
本発明の目的は、竜頭等の外部操作体を巻真等のムーブメント連動軸とともに時計ムーブメントから外すための構成が、文字板の大きさに対する制約因子、及び時計外装組立の周部を視覚的に薄く見せるデザインを損なう因子とならないようにした携帯時計を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、ケース底壁とケース胴部が一体に作られたワンピース構造の外装ケースを備え、この外装ケースの周部裏面にテーパ面が形成された時計外装組立と、この時計外装組立に内蔵された文字板付き時計ムーブメントと、この時計ムーブメントに側方から挿脱可能に接続されるとともに、前記時計外装組立にこの外装組立の厚み方向と交叉する方向に移動可能に内蔵され、かつ、ストッパ係合部を有したムーブメント連動軸と、この連動軸に接続して前記ケース胴部に側方から取外し可能に取付けられた外部操作体と、前記時計外装組立に内蔵されたストッパ部材と、前記ケース胴部の側方から操作可能に前記ケース胴部に設けられ、前記時計外装組立の厚み方向と交叉する方向に移動して前記ストッパ部材を連動しこのストッパ部材を前記ストッパ係合部に係脱させる係脱操作体と、を具備している。
この発明で、外部操作体とは、例えば竜頭で代表されるものであって、例えば時刻合わせ、日付合わせ等のために、時計ムーブメントを時計外装組立の外部でかつ側方から操作する部材を指している。この発明で、ムーブメント連動軸とは、例えば巻真で代表されるものであって、外部操作体の操作を、時計ムーブメントに例えば時刻合わせ等のために伝える部材を指している。又、この発明及び以下の発明で、時計外装組立の厚み方向と交叉する方向は、好ましくは時計外装組立の半径方向に設定できるが、これには制約されない。
又、前記課題を解決するために、本発明は、ケース底壁とケース胴部が一体に作られたワンピース構造の外装ケースを備え、この外装ケースの周部裏面にテーパ面が形成された時計外装組立と、この時計外装組立に内蔵された文字板付き時計ムーブメントと、この時計ムーブメントに側方から挿脱可能に接続されるとともに、前記時計外装組立にこの外装組立の厚み方向と交叉する方向に移動可能に内蔵され、かつ、ストッパ係合部を有した巻真と、この巻真に接続して前記ケース胴部に側方から取外し可能に取付けられた竜頭と、前記時計外装組立に内蔵されたストッパ部材と、前記ケース胴部の側方から操作可能に前記ケース胴部に設けられ、前記時計外装組立の厚み方向と交叉する方向に移動して前記ストッパ部材を連動しこのストッパ部材を前記ストッパ係合部に係脱させる係脱操作体と、を具備している。
これらの発明では、例えば巻真に代表されるムーブメント連動軸に接続された例えば竜頭に代表される外部操作体と同様に、係脱操作体が、ワンピース構造の外装ケースのケース底壁ではなくケース胴部に設けられているので、時計外装組立の厚み方向に沿う操作によらずして、ケース胴部の外部でかつ側方から係脱操作体を操作して、ストッパ部材を動かすことができる。
詳しくは、これらの発明で、携帯時計を分解する際、例えば巻真に代表されるムーブメント連動軸を時計ムーブメントから外すには、係脱操作体を、ワンピース構造の外装ケースのケース胴部の外部から操作して時計ムーブメントに向けて移動させればよい。それに連動して係脱操作体がストッパ部材を動かすので、このストッパ部材が例えば巻真に代表されるムーブメント連動軸のストッパ係合部から外されて、巻真に代表されるムーブメント連動軸を動かないように保持した状態が解除される。したがって、この状態で、例えば竜頭に代表される外部操作体を掴んで外装ケースの外部に引き出すことによって、巻真に代表されるムーブメント連動軸を、時計ムーブメントから引き外すとともにケース胴部に通して外部に引き出すことができる。
そして、以上のように外装ケースが有したケース胴部の外部でかつ側方から係脱操作体を操作できるので、文字板に対する係脱操作体及びストッパ部材の配置上の制約がない。そのため、竜頭等の外部操作体を巻真等のムーブメント連動軸とともに時計ムーブメントから外すための構成が、文字板の大きさに対する制約因子となることがない。
更に、時計外装組立の半径方向に沿うケース胴部の肉厚は、巻真に代表されるムーブメント連動軸及び竜頭に代表される外部操作体を配置する必要から、ケース底壁の厚みに比較して十分厚く形成されている。そのため、ケース胴部に係脱操作体を取付けるための肉厚を、ケース胴部に格別確保する必要がなく、時計外装組立の径が大きくならない。そして、外部操作体の前記配置により、ケース底壁に外部操作体を設ける場合に比較して、ケース底壁の肉厚を薄くできるとともに、自動巻きの携帯時計に適用した場合に、その回転錘と係脱操作体とが干渉する恐れもない。そのため、竜頭等の外部操作体を巻真等のムーブメント連動軸とともに時計ムーブメントから外すための構成が、時計外装組立の周部を視覚的に薄く見せるデザインを損なう因子とならないようにできる。
本発明の好ましい形態では、前記ケース胴部が、前記外装ケースの内部に寄せて設けられた小径孔部とこの小径孔部に連通して前記外装ケースの外部に寄せて設けられた大径孔部とからなるとともに前記小径孔部の内面に雌ねじ部が形成された操作体取付け孔を有し、前記係脱操作体が、軸部と、この軸部の中間部外周に設けられた雄ねじ部と、前記軸部の一端部により作られて前記ストッパ部材を押圧可能な先細り状先端部と、前記軸部の他端部に設けられたフランジ部とから形成されているとともに、前記軸部の他端部にこの軸部を回転させる操作部を有し、前記雄ねじ部を前記雌ねじ部に螺合させて前記軸部を前記小径孔部に貫通させるとともに前記フランジ部を前記大径孔部内に配設して、前記係脱操作体が前記ケース胴部に取付けられていて、前記大径孔部に配置された付勢部材で前記係脱操作体を前記ケース胴部の外部に向けて付勢している。
この発明の好ましい形態では、ケース胴部に螺合された係脱操作体を付勢部材で付勢することで、ケース胴部への係脱操作体の螺合状態を保持しているので、時計に振動や衝撃が加わっても、或いはフランジ部が不用意に胴内側に押されても、時計ムーブメントに向けて係脱操作体が移動することが抑制される。このため、携帯時計の分解を意図するとき以外は、係脱操作体の先細り状先端部でストッパ部材が押されることがなく、したがって、巻真に代表されるムーブメント連動軸が不用意に外れないようにできる。
又、本発明の好ましい形態では、前記小径孔部と大径孔部との境に形成された段部に前記付勢部材で押付けられる防水リングが配置され、この防水リングの内周面を前記雄ねじ部とフランジ部と間の軸部分の外周に接触させている。
この発明の好ましい形態では、段差及び係脱操作体の軸部分に対する防水リングの接触が付勢部材の付勢力で強められて、操作体取付け孔についての防水をより確実に保証できる。
又、本発明の好ましい形態では、前記ケース胴部が、前記外装ケースの内部に寄せて設けられた小径孔部とこの小径孔部に連通して前記外装ケースの外部に寄せて設けられた大径孔部とからなる操作体取付け孔を有し、前記係脱操作体が、軸部と、この軸部の一端部により作られて前記ストッパ部材を押圧可能な先細り状先端部と、前記軸部の他端部に設けられたフランジ部と、前記先細り状先端部の根元に取付けられて前記ケース胴部の胴内面に係合可能な止め輪とから形成され、前記軸部を前記小径孔部に貫通させて前記先細り状先端部及び止め輪を前記ケース胴部の内部に配置させるとともに前記フランジ部を前記大径孔部内に配設して、前記係脱操作体が前記ケース胴部に取付けられていて、前記大径孔部に配置された付勢部材で前記係脱操作体を前記ケース胴部の外部に向けて付勢している。
この発明の好ましい形態では、止め輪がケース胴部の胴内面に引っ掛かるように係脱操作体を付勢部材で付勢している。このため、巻真に代表されるムーブメント連動軸のストッパ係合部からストッパ部材を外す解除位置に係脱操作体が押込み操作された後に、その押込み力を消失させると、止め輪がケース胴部の胴内面に引っ掛かる位置に、付勢部材の付勢力で自動的に係脱操作体を戻すことができる。
又、本発明の好ましい形態では、前記軸部の外周に防水リングが取付けられ、このリングの外周面を前記小径孔部に摺動可能に接触させている。
この発明の好ましい形態では、防水リングによって、操作体取付け孔についての防水を保証できる。
又、本発明の好ましい形態では、前記止め輪が前記胴内面に引っ掛かっている状態で、前記フランジ部を、前記ケース胴部の胴外面に対して前記小径孔部と大径孔部との境に形成された段部方向に寄せて配置している。
この発明の好ましい形態では、止め輪がケース胴部の胴内面に引っ掛かる位置に係脱操作体が配置されている状態で、フランジ部がケース胴部の胴外面に対して陥没するように設けられているので、係脱操作体が不用意に胴内側に押されて、時計ムーブメントに向けて係脱操作体が移動することが抑制され、したがって、巻真に代表されるムーブメント連動軸が不用意に外れないようにできる。
本発明によれば、巻真等のムーブメント連動軸のストッパ係合部からストッパ部材を外すためにこのストッパ部材を動かす係脱操作体を、ワンピース構造の外装ケースが有したケース胴部の外部でかつ側方から操作できるので、竜頭等の外部操作体を巻真等のムーブメント連動軸とともに時計ムーブメントから外すための構成が、文字板の大きさに対する制約因子、及び時計外装組立の周部を視覚的に薄く見せるデザインを損なう因子とならないようにした携帯時計を提供できる。
図1〜図4を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1中符号11は携帯時計としての腕時計を示している。この腕時計11は、時計外装組立12を備え、この時計外装組立12に時計ムーブメント13等が内蔵されている。なお、図1中符号15は時計バンド等の取付け部材を示しており、この取付け部材15によって人体の腕に腕時計11が取付けられる。
時計ムーブメント13は、ムーブメント本体13aと、このムーブメント本体13aの表面を覆った文字板13bを備えている。ムーブメント本体13aは、小型電池やぜんまいを動力にしたもの、又は文字板13bと反対側にムーブメント本体13aを間に置いて配置される回転錘を有した自動巻きのもの、若しくはクォーツ発振モジュールにより文字板13b上で時刻等をデジタル表示するデジタル時計対応のもの、或いはデジタル時計対応のものとそれ以外のものとを併用したもの等のいずれであってもよい。文字板13bは、ムーブメント本体13aより大きく、文字板13bの周部は図2、図3に示すようにムーブメント本体13aの外周より側方にはみ出している。なお、符号14は時計ムーブメント13によって動かされる時計の針を示している。
図2及び図3に示すように時計外装組立12は、外装ケース21とこれに装着された外装カバー25とを備えている。
外装ケース21は、凹状のワンピース構造をなしていて、環形例えば円環形のケース胴部22と、このケース胴部22の裏側開口を閉じて一体に設けられたケース底壁23とで作られている。ケース胴部22の時計外装組立12の半径方向に沿う肉厚Aは、ケース底壁23の時計外装組立12の厚み方向に沿う肉厚Bよりも数倍以上厚い。
外装ケース21の周部裏面には周方向に環状に連続するテーパ面21aが形成されている。このテーパ面21aによって、時計外装組立12の周部が薄くなるから、腕時計11全体が薄型であるような視認させるデザイン的印象を与えることができる。
外装ケース21は、硬質合成樹脂を一体成形することで得てもよく、あるいはステンレスやチタン等の金属を削って得てもよい。時計ムーブメント13は外装ケース21にその正面開口を通して収容される。なお、図2及び図3中符号16は外装ケース21に固定された中枠を示しており、この中枠16によって時計ムーブメント13が外装ケース21内の所定位置に支持されている。
外装カバー25は、透明ガラス及び透明合成樹脂等からなる透明部材26と、この透明部材26の周縁部を支持した環状の縁部材27とを有している。縁部材27をケース胴部22に装着することにより、透明部材26が文字板13bを覆って時計外装組立12が組立てられている。
図1に示すようにムーブメント連動軸例えば巻真31が、時計外装組立12にこの時計外装組立12の厚み方向と直交する方向例えば時計外装組立12の半径方向に沿って移動可能に内蔵されている。巻真31はムーブメント本体13aにその側方から挿脱可能に接続されている。巻真31は、その軸方向中間部にストッパ係合部32を有している。ストッパ係合部32は巻真31の周方向に連続する環状溝で形成されている。ストッパ係合部32は、巻真31がムーブメント本体13aに挿入して接続された状態で、ムーブメント本体13aの外部に位置される。
図1中符号31aはストッパ係合部32に隣接して設けられた円錐台状部を示している。この円錐台状部31aは、ムーブメント本体13a側に配置された巻真31の一端側に向かうに従い次第に径が小さくなるように作られている。
巻真31の他端部はケース胴部22に設けた巻真通孔34に挿入されている。巻真通孔34は、時計外装組立12の厚み方向と直交する方向例えば時計外装組立12の半径方向に沿ってケース胴部22を貫通して形成されている。この巻真通孔34を通って巻真31は時計外装組立12の外部に引き出し可能である。
外部操作体として例えば竜頭35が巻真31の他端部に接続されている。竜頭35の大部分はケース胴部22の外部に配置されている。竜頭35は、ケース胴部22に、このケース胴部22の外部でかつ側方から取外し可能に設けられている。この竜頭35を所定距離引き出した状態で回転させることにより、この回転を、巻真31を介してムーブメント本体13aに伝えて、時刻合わせなどを行うことができるようになっている。なお、図1中符号36は巻真31の他端部に装着されて巻真通孔34に摺動されるリング形の防水パッキンで、この防水パッキン36により巻真通孔34に対する防水と防塵が図られている。
図1に示すようにムーブメント本体13aの外部に位置するストッパ部材41が時計外装組立12に内蔵されている。ストッパ部材41は、その中間部を支持した軸42に沿って上下方向に移動可能で、かつ、この軸42を中心とする回転角度を所定角度に制限されて設けられている。ストッパ部材41及び軸42は好ましい例として巻真31の近傍に配置されている。
ストッパ部材41はおしどりレバーとも通称されているものである。このストッパ部材41は、例えばその一端部からなる受動部41aと、他端部からなる係合部41bを有している。係合部41bはストッパ係合部32に係脱される部分である。これらが図1に示すように係合状態にあるときに、ストッパ部材41は、外装ケース21の外部への巻真31の引抜を妨げるとともに、時刻合わせ等に際して竜頭35が引き動かされることは許容できるようになっている。
ストッパ係合部32に対する係合部41bの係合(引っ掛かり)を解除する動きをストッパ部材41に与える係脱操作体45がケース胴部22に取付けられている。
すなわち、例えば巻真通孔34の近傍に位置してケース胴部22には操作体取付け孔51が設けられている。操作体取付け孔51は、時計外装組立12の厚み方向と直交する方向例えば時計外装組立12の半径方向に沿ってケース胴部22を貫通している。図2及び図3に示すように操作体取付け孔51は、小径孔部51aとこれに連通された大径孔部51bとを有した段付き孔からなり、これら小径孔部51aと大径孔部51bとの間にはこれらの境をなす段部51cが形成されている。
小径孔部51aは、外装ケース21の内部に寄せて設けられ、この内部に開放されている。大径孔部51b、外装ケース21の外部に寄せて設けられ、外装ケース21の外部に開放されている。小径孔部51aの段部51c寄りの内面は、小径孔部51a内に突出されていて、その部分に雌ねじ部51dが形成されている。
ストッパ部材41を従動させる係脱操作体45は、ムーブメント連動軸である巻真31を時計ムーブメント13に対して側方から挿脱することを可能とする連動軸着脱機構例えば巻真着脱機構を、ストッパ部材41とともになしている。この係脱操作体45は、金属又は合成樹脂製であって、図4等に示すように軸部45a、雄ねじ部45b、先細り状先端部45c、フランジ部45d、及び操作部45eを有している。
軸部45aは雌ねじ部51dの内側を貫通できる直径を有した直ぐな軸からなる。雄ねじ部45bは、雌ねじ部51dの長さと略同じ長さで軸部45aの中間部外周に形成されていて、雌ねじ部51dに着脱可能に螺合される。先細り状先端部45cは、軸部45aの一端部により作られていて、例えば円錐状に形成されている。フランジ部45dは、軸部45aの他端部にその外周から張り出して形成されている。フランジ部45dの直径は大径孔部51bの径より僅かに小さい。操作部45eは、フランジ部45dに設けられていて、例えば、フランジ部45dを横切るすり割り溝で形成されている。この操作部45eに工具に先端を挿入して係脱操作体45は回転操作されるようになっている。
図2および図3に示すように係脱操作体45は、その雄ねじ部45bを雌ねじ部51dに螺合させて、軸部45aを小径孔部51aに貫通させるとともに、フランジ部45dを大径孔部51b内に配置して、ケース胴部22に取付けられている。この係脱操作体45を回転させて雌ねじ部51dとの噛み合いを変化させることにより、係脱操作体45は時計外装組立12の半径方向に沿い図2に示された第1位置(待機位置)と図3に示された第2位置(解除位置)とにわたって往復移動される。
第1位置に係脱操作体45が配置された状態は、通常の配置状態である。この状態では係脱操作体45の先細り状先端部45cが、ストッパ部材41の受動部41aに近接して対向されているとともに、フランジ部45dが大径孔部51bから外部に突出しないようになっている。係脱操作体45が第2位置に配置された状態は、腕時計11を分解する際に選択される。この場合には、係脱操作体45の先細り状先端部45cが、受動部41aを上又は下方向に押して、例えばストッパ部材41を押上げるようになっている。
段部51cには弾性変形が可能な防水リング55が配置されていて、防水リング55の内周面は雄ねじ部45bとフランジ部45dとの間に軸部分の外周に接触されている。この防水リング55により操作体取付け孔51周りの防水・防塵が図られている。防水リング55にはばね受けリング56が重ねられていて、このばね受けリング56とフランジ部45dとの間には、付勢体として例えばコイルばね57が弾性変形した状態を維持して挟まれている。したがって、係脱操作体45は大径孔部51bに配置されたコイルばね57によって、時計ムーブメント13から離れるように外装ケース21の外部に向けて付勢されている。コイルばね45の力をばね受けリング56を介して防水リング55に伝達することで、段部51c及び軸部45aへの防水リング55の接触をより確実にできる。
腕時計11が携帯される通常状態での係脱操作体45とストッパ部材41との相互関係は図2に示されている。この状態では、係脱操作体45の軸部45aはストッパ部材41の受動部41aから離れた状態を維持していて、ストッパ部材41はその自重等で下がった位置にあるので、ストッパ部材41の係合部41bが巻真31のストッパ係合部32に例えば上方から嵌り込んで引っ掛かっている。それにより、巻真31は引き出し方向には動かないようにストッパ部材41で保持されている。
時刻合わせなどの竜頭操作を行う場合には、まず、竜頭35を介して巻真31を、一段引き出してから竜頭35を回転操作すればよい。これにより、竜頭35の回転を、巻真31を介してムーブメント本体13aに与えて、時刻合わせなどをすることができる。なお、この時、ストッパ部材41は巻真31の軸方向変位に追従して軸42を中心に僅かに回動するが、依然として係合部41bは巻真31のストッパ係合部32に嵌り込んで引っ掛かったままである。
又、腕時計11を分解する際、時計ムーブメント13から巻真31を引き外す場合には、外装ケース21の外側から係脱操作体45の操作部45eに工具を挿入して、係脱操作体45をねじ込み方向に回転させる。それによる係脱操作体45の雄ねじ部45bとケース胴部22の雌ねじ部51dとの噛み合いの変化に基づいて、係脱操作体45が時計ムーブメント13に向けて移動される。この移動は、図3に示すように雌ねじ部51dを雄ねじ部45bが挿通した直後に、軸部45aの先細り状先端部45cがムーブメント本体13aの外側面に当たることで停止され、かつ、作業者に知覚される。この状態では、コイルばね57のばね力が強められているが、雌ねじ部51dに雄ねじ部45bが引っ掛かっているので、係脱操作体45が抜けることはない。
そして、以上の係脱操作体45の押込みに操作よって、軸部45aの先細り状先端部45cがストッパ部材41の受動部41aを押して、ストッパ部材41全体が上げられるため、ストッパ部材41の係合部41bが巻真31のストッパ係合部32から外される。したがって、こうして巻真31の軸方向に対する動きの拘束が解除された状態で、巻真31を竜頭35とともに引き動かすことによって、巻真31をムーブメント本体13aから離脱させるとともに、巻真通孔34に通して外装ケース21の外部に引き出すことができる。こうした巻真31の引き外しは、外装カバー25を外す前のコンプリート状態であっても、外装カバー25を外した状態でも実施できる。
なお、この後に、係脱操作体45は以上の手順と逆方向に回転操作されて図2に示した待機位置まで戻される。又、腕時計11の分解後の組立の際、巻真通孔34に巻真31を挿通させると、巻真31がムーブメント本体13aに挿入されて接続される直前に巻真31の円錐台状部31aが係合部41bを押上げる。これにより、係合部41bが円錐台状部31aを乗り越えるので、この直後に、巻真31がムーブメント本体13aに接続されるとともに、係合部41bがストッパ係合部32に落ち込んで引っ掛かる。
以上のように巻真31の保持を解除する係脱操作体45を、ワンピース構造の外装ケース21の厚み方向に沿って、つまり、正面側から裏側に向けて、或いは裏側から正面側に向けて移動させるのではなく、外装ケース21のケース胴部22の外部から時計外装組立12の半径方向に沿って移動させるので、この係脱操作体45を文字板13bに制約されることなく無関係に配設できる。これにより、係脱操作体45が文字板13bの大きさに制約を与えることがなく、文字板13bの大きさの自由度が高められるので、それに伴い、文字板13bの大きさを異ならせた様々な態様の腕時計11を提供し易くできる。
しかも、時計ムーブメントが回転錘を備えた自動巻きの腕時計11に本発明を適用した場合であっても、ワンピース構造である外装ケース21の周部裏側にテーパ面21aを設けることについて、係脱操作体45の配置が問題となることがない。これにより、時計外装組立12の周部を薄く形成したデザインとした自動巻き式の腕時計11を構成できる。
したがって、或る限られた大きさの時計外装組立12において、文字板13bが大きめで、かつ、時計外装組立12の周部が薄く、それ故に、デザイン上薄く視認させ得る腕時計11とすることができる。又、時計外装組立12の半径方向に沿うケース胴部22の肉厚Aは、巻真31及び竜頭35を配置する必要から、ケース底壁23の厚みBに比較して十分厚く形成されていて、このケース胴部22に係脱操作体45を取付けるための肉厚を、ケース胴部22に格別確保する必要がない。これにより、時計外装組立12の径が大きくならない。
更に、前記腕時計11では、ケース胴部22に螺合された係脱操作体45をコイルばね57で付勢することで、ケース胴部22への係脱操作体45の螺合状態が保持されている。このため、腕時計11に振動や衝撃が加わっても、或いはフランジ部45dが不用意に胴内側に押されても、時計ムーブメント13に向けて係脱操作体45が移動することが抑制される。これにより、腕時計11の分解を意図するとき以外に、係脱操作体45の先細り状先端部45cでストッパ部材41が不用意に押されることがない。したがって、巻真31が不用意に外れないようにできる。
図5は本発明の第2実施形態を示している。この第2実施形態では、係脱操作体45の先細り状先端部45cが半球状に形成されている。この点以外の事項は、図5に示されない部分を含めて第1実施形態と同じであるので、第2実施形態でも本発明の目的を達成できる。第5図において第1実施形態と同じ構成については、第1実施形態と同じ符号を付してある。
図6は本発明の第3実施形態を示している。
この第3実施形態において、ケース胴部22に設けられた操作体取付け孔51は、内面に雌ねじ部がない小径孔部51aとこれに連通した大径孔部51bとから形成されている。又、係脱操作体45は、軸部45aと、先細り状先端部45cと、フランジ部45dと、止め輪61とから形成されている。止め輪61は、先細り状先端部45cの根元に取付けられていて、外周から張り出している。この係脱操作体45では第1実施形態で説明した雄ねじ部45b及び操作部45eは省略されている。
係脱操作体45の軸部45aの中間部外周には弾性変形可能な防水リング62が取付けられている。防水リング62は小径孔部51aの内面に摺動可能に接触されているとともに、第1実施形態で説明した防水リング55及びばね受けリング56は省略されている。防水リング55によって、操作体取付け孔51についての防水・防塵が保証されている。
係脱操作体45は、止め輪61が取付けられていない状態で、フランジ部45dと段部51cとの間にコイルばね57を挟みつつ、先細り状先端部45cを大径孔部51bから小径孔部51aに向けて貫通させてから、外装ケース21の内部で止め輪61を軸部45aに装着することによって、ケース胴部22に取付けられる。この取付け状態では、コイルばね57の弾性力で係脱操作体45がケース胴部22の外部に向けて付勢されるので、止め輪61はケース胴部22の胴内面22aに引っ掛かっている。更に、前記取付け状態では、フランジ部45dがケース胴部22の胴外面22bに対して段部51c方向に寄せられて、胴外面22bから外部に突出しないようになっている。
なお、以上説明した以外の事項は、図6に示されない部分を含めて第1実施形態と同じであるので、第3実施形態でも本発明の目的を達成できる。第6図において第1実施形態と同じ構成については、第1実施形態と同じ符号を付してある。
この第3実施形態で、腕時計11を分解する際、時計ムーブメント13から巻真31を引き外す場合には、外装ケース21の外側から係脱操作体45をコイルばね57の付勢力に抗して時計ムーブメント13方向に押込んで移動させる。この移動は、軸部45aの先細り状先端部45cがムーブメント本体13aの外側面に当たることで解除位置に停止され、かつ、作業者に知覚される。
こうした押込みに操作よって、軸部45aの先細り状先端部45cがストッパ部材41の受動部41aを押して、ストッパ部材41全体が上げられるため、ストッパ部材41の係合部41bが巻真31のストッパ係合部32から外される。したがって、こうして巻真31の軸方向に対する動きの拘束が解除された状態で、巻真31を竜頭35とともに引き動かすことによって、巻真31をムーブメント本体13aから離脱させ、巻真通孔34に通して外装ケース21の外部に引き出すことができる。こうした巻真31の引き外しは、外装カバー25を外す前のコンプリート状態であっても、外装カバー25を外した状態でも実施できる。
この後に、係脱操作体45に対する押込み操作力を消失させると、係脱操作体45はコイルばね57の付勢力で自動的に戻され、係脱操作体45が図6に示す待機位置まで戻された時点で、止め輪61がケース胴部22の胴内面22aに引掛かかるので、係脱操作体45が抜けることはない。
そして、腕時計11の通常の状態では係脱操作体45が待機位置に配置さているが、そのフランジ部45dは、胴外面22bに対して陥没するように操作体取付け孔51の段部51c側方向に寄っているので、係脱操作体45が不用意に胴内側に押されることが抑制される。これにより時計ムーブメント13に向けて係脱操作体45が移動することが抑制されるので、巻真31が不用意に外れないようにできる。
本発明の第1実施形態に係る腕時計を一部切欠いて示す平面図。 図1の腕時計が備える係脱操作体周りをこの係脱操作体が待機位置にある状態で図1中F−F線に沿って示す断面図。 図1の腕時計が備える係脱操作体周りをこの係脱操作体が解除位置にある状態で図1中F−F線に沿って示す断面図。 図1の腕時計が備える係脱操作体を一部断面して示す側面図。 本発明の第2実施形態に係る腕時計が備える係脱操作体周りをこの係脱操作体が待機位置にある状態で示す断面図。 本発明の第3実施形態に係る腕時計が備える係脱操作体周りをこの係脱操作体が待機位置にある状態で示す断面図。
符号の説明
11…腕時計(携帯時計)
12…時計外装組立
13…時計ムーブメント
13a…ムーブメント本体
13b…文字板
21…外装ケース
21a…外装ケースのテーパ面
22…ケース胴部
22a…ケース胴部の胴内面
22b…ケース胴部の胴外面
23…ケース底蓋
31…巻真(ムーブメント連動軸)
32…ストッパ係合部
34…巻真通孔
35…竜頭(外部操作体)
41…ストッパ部材
41b…係合部
45…係脱操作体
45a…係脱操作体の軸部
45b…係脱操作体の雄ねじ部
45c…係脱操作体の先細り状先端部
45d…係脱操作体のフランジ部
45e…係脱操作体の操作部
45f…係脱操作体の止め輪
51…操作体取付け孔
51a…操作体取付け孔の小径孔部
51b…操作体取付け孔の大径孔部
51c…操作体取付け孔の段部
51d…操作体取付け孔の雌ねじ部
55…防水リング
57…コイルばね(付勢体)
61…止め輪
62…防水リング

Claims (7)

  1. ケース底壁とケース胴部が一体に作られたワンピース構造の外装ケースを備え、この外装ケースの周部裏面にテーパ面が形成された時計外装組立と、
    この時計外装組立に内蔵された文字板付き時計ムーブメントと、
    この時計ムーブメントに側方から挿脱可能に接続されるとともに、前記時計外装組立にこの外装組立の厚み方向と交叉する方向に移動可能に内蔵され、かつ、ストッパ係合部を有したムーブメント連動軸と、
    この連動軸に接続して前記ケース胴部に側方から取外し可能に取付けられた外部操作体と、
    前記時計外装組立に内蔵されたストッパ部材と、
    前記ケース胴部の側方から操作可能に前記ケース胴部に設けられ、前記時計外装組立の厚み方向と交叉する方向に移動して前記ストッパ部材を連動しこのストッパ部材を前記ストッパ係合部に係脱させる係脱操作体と、
    を具備した携帯時計。
  2. ケース底壁とケース胴部が一体に作られたワンピース構造の外装ケースを備え、この外装ケースの周部裏面にテーパ面が形成された時計外装組立と、
    この時計外装組立に内蔵された文字板付き時計ムーブメントと、
    この時計ムーブメントに側方から挿脱可能に接続されるとともに、前記時計外装組立にこの外装組立の厚み方向と交叉する方向に移動可能に内蔵され、かつ、ストッパ係合部を有した巻真と、
    この巻真に接続して前記ケース胴部に側方から取外し可能に取付けられた竜頭と、
    前記時計外装組立に内蔵されたストッパ部材と、
    前記ケース胴部の側方から操作可能に前記ケース胴部に設けられ、前記時計外装組立の厚み方向と交叉する方向に移動して前記ストッパ部材を連動しこのストッパ部材を前記ストッパ係合部に係脱させる係脱操作体と、
    を具備した携帯時計。
  3. 前記ケース胴部が、前記外装ケースの内部に寄せて設けられた小径孔部とこの小径孔部に連通して前記外装ケースの外部に寄せて設けられた大径孔部とからなるとともに前記小径孔部の内面に雌ねじ部が形成された操作体取付け孔を有し、
    前記係脱操作体が、軸部と、この軸部の中間部外周に設けられた雄ねじ部と、前記軸部の一端部により作られて前記ストッパ部材を押圧可能な先細り状先端部と、前記軸部の他端部に設けられたフランジ部とから形成されているとともに、前記軸部の他端部にこの軸部を回転させる操作部を有し、
    前記雄ねじ部を前記雌ねじ部に螺合させて前記軸部を前記小径孔部に貫通させるとともに前記フランジ部を前記大径孔部内に配設して、前記係脱操作体が前記ケース胴部に取付けられていて、前記大径孔部に配置された付勢部材で前記係脱操作体を前記ケース胴部の外部に向けて付勢した請求項1又は2に記載の携帯時計。
  4. 前記小径孔部と大径孔部との境に形成された段部に前記付勢部材で押付けられる防水リングが配置され、この防水リングの内周面を前記雄ねじ部とフランジ部と間の軸部分の外周に接触させた請求項3に記載の携帯時計。
  5. 前記ケース胴部が、前記外装ケースの内部に寄せて設けられた小径孔部とこの小径孔部に連通して前記外装ケースの外部に寄せて設けられた大径孔部とからなる操作体取付け孔を有し、
    前記係脱操作体が、軸部と、この軸部の一端部により作られて前記ストッパ部材を押圧可能な先細り状先端部と、前記軸部の他端部に設けられたフランジ部と、前記先細り状先端部の根元に取付けられて前記ケース胴部の胴内面に係合可能な止め輪とから形成され、
    前記軸部を前記小径孔部に貫通させて前記先細り状先端部及び止め輪を前記ケース胴部の内部に配置させるとともに前記フランジ部を前記大径孔部内に配設して、前記係脱操作体が前記ケース胴部に取付けられていて、前記大径孔部に配置された付勢部材で前記係脱操作体を前記ケース胴部の外部に向けて付勢した請求項1又は2に記載の携帯時計。
  6. 前記軸部の外周に防水リングが取付けられ、このリングの外周面を前記小径孔部に摺動可能に接触させた請求項5に記載の携帯時計。
  7. 前記止め輪が前記胴内面に引っ掛かっている状態で、前記フランジ部を、前記ケース胴部の胴外面に対し前記小径孔部と大径孔部との境に形成された段部方向に寄せて配置した請求項6に記載の携帯時計。
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