JP2008024263A - サイドエアバッグ及びサイドエアバッグ装置 - Google Patents

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JP2008024263A JP2006202181A JP2006202181A JP2008024263A JP 2008024263 A JP2008024263 A JP 2008024263A JP 2006202181 A JP2006202181 A JP 2006202181A JP 2006202181 A JP2006202181 A JP 2006202181A JP 2008024263 A JP2008024263 A JP 2008024263A
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Daisuke Kashiwagi
大助 柏木
Tadataka Toda
忠孝 戸田
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Abstract

【課題】パネル同士の縫合部に対しサイドエアバッグ膨張時に局部的に過大な応力が生じることが防止されるよう構成することが可能なサイドエアバッグと、このサイドエアバッグを備えたサイドエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】サイドエアバッグ4は、乗員側のパネル7とドア側のパネル8とを重ね合わせ、それらの外周部を縫糸よりなる縫合部9によって結合して袋状としたものである。このサイドエアバッグの前部にベントホール10が設けられている。ベントホール10は、小孔11,12と、該小孔11,12同士を繋ぐスリット13とからなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車に設置されるサイドエアバッグ及びサイドエアバッグ装置に関するものであり、特にベントホールを有するサイドエアバッグ及びサイドエアバッグ装置に関する。
自動車のサイドエアバッグ装置は、自動車の側突時にインフレータから供給されるガスによって膨張する。膨張したサイドエアバッグに乗員が突込んできた場合に、該サイドエアバッグ内のガスを流出させて衝撃を吸収するためのベントホールが該サイドエアバッグに設けられている。このとき、ベントホールは、乗員とドアとの間に塞がれないサイドエアバッグの外周部に配置される。
米国特許5,536,038号には、膨張した状態においてサイドエアバッグの自動車前方側及び後方側の外周部にそれぞれ円形のベントホールを設けることが記載されている。
米国特許5,536,038号
サイドエアバッグの外周部には、サイドエアバッグを構成するパネル(基布)同士の縫合部が延在している。上記米国特許5,536,038号では、この縫合部を横切るようにしてベントホールが設けられている。即ち、各パネルの縁部に略半円形の切欠が設けられ、この略半円形切欠同士が対峙することにより円形のベントホールが構成されている。
このような構成のサイドエアバッグが膨張する場合、ベントホール直近の縫合部の端部付近に過大な応力がかかるため、ベントホール直近の縫合部を十分に高強度とする必要があり、縫製の手間及びコストが嵩む。
本発明は、容易に縫製することができ、しかもパネル同士の縫合部に対しサイドエアバッグ膨張時に局部的に過大な応力が生じることが防止されるよう構成することが可能なサイドエアバッグと、このサイドエアバッグを備えたサイドエアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1のサイドエアバッグは、車体側面と乗員との間に膨張するサイドエアバッグであって、外周部にベントホールが設けられているサイドエアバッグにおいて、該ベントホールは、該サイドエアバッグを構成するパネルを貫く2個の小孔と、該小孔同士を結ぶ方向にパネルを切断して延在するスリットとからなることを特徴とするものである。
請求項2のサイドエアバッグは、請求項1において、該サイドエアバッグの外周部に沿って、サイドエアバッグを構成するパネル同士の縫合部が延在しており、該ベントホールは該縫合部の近傍に且つ該縫合部から離隔して配置されていることを特徴とするものである。
請求項3のサイドエアバッグ装置は、サイドエアバッグと、該サイドエアバッグを膨張させるためのインフレータとを有するサイドエアバッグ装置において、該サイドエアバッグが請求項1又は2に記載のサイドエアバッグであることを特徴とするものである。
本発明にあっては、ベントホールを2個の小孔と、小孔同士を結ぶ方向に延在したスリットとで構成しており、容易に形成することができる。また、ベントホールを、縫合部から離隔して設けることにより、サイドエアバッグ膨張時に縫合部に過大な応力が生じることが防止される。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係るサイドエアバッグ装置を備えた自動車の内部から見た側面図、第2図はサイドエアバッグの前部の斜視図、第3図はこのサイドエアバッグの前部の断面斜視図である。なお、各図とも、サイドエアバッグは膨張状態となっている。
シートクッション2及びシートバック3を有したシート1が車内に設置されている。このシート1に座った乗員と、シート1の側方のドアあるいはピラーとの間に膨張するサイドエアバッグ4を有したサイドエアバッグ装置5が設置されている。この実施の形態では、シートバック3の側面にサイドエアバッグ装置5が設置され、サイドエアバッグ4がシートクッション2の側縁の上方且つシートバック3の側縁の前方に向って膨張しうるようになっている。
このサイドエアバッグ装置5は、エアバッグ4を膨張させるためのインフレータ6を有する。
サイドエアバッグ4は、乗員側のパネル7とドア側のパネル8とを重ね合わせ、それらの外周部を縫糸よりなる縫合部9によって結合して袋状としたものである。
このサイドエアバッグ4が膨張した状態において、車両前方を向く位置にベントホール10が設けられている。このベントホール10は、小孔11,12と、該小孔11,12同士を繋ぐスリット13とからなる。この実施の形態では、ベントホール10はドア側のパネル8に設けられているが、場合によっては乗員側のパネル7に設けられてもよい。また、ベントホール10は複数個設けられてもよい。この実施の形態では、スリット13は上下方向に延在しているが、水平方向でもよく、斜め方向でもよい。
小孔11,12及びスリット13は、パネル8をレーザーやカッター等を用いて穿孔したり切断したりすることにより形成される。
小孔11,12は好ましくは円形であり、その直径は6〜20mm特に8〜12mm程度が好ましい。
スリット13は直線状であることが好ましく、その長さ(小孔11,12間の距離)は20〜80mm特に30〜60mm程度が好ましい。
ベントホール10と縫合部9とは5〜30mm程度離隔していることが好ましい。
なお、小孔11,12やスリット13の縁部に沿って補強縫いを施したり、パッチクロスを縫着してもよい。
このように構成されたサイドエアバッグ装置5を備えた車両が側突等を受けた場合、インフレータ6がガス発生作動し、第1図の如くサイドエアバッグ4が膨張する。この膨張したサイドエアバッグ4に乗員が当った場合、サイドエアバッグ4内のガスがベントホール10から流出し、衝撃が吸収される。
このサイドエアバッグ4にあっては、ベントホール10が小孔11,12とスリット13を設けることにより形成されたものであり、容易にベントホール10を設けることができる。また、このベントホール10は縫合部9から5〜30mm程度離隔しているので、このサイドエアバッグ4が膨張したときにベントホール10の近傍においても縫合部9に過大な応力が生じることがない。そのため、パネル7,8同士の縫合強度の要求値が緩和されるようになり、縫合作業も容易である。
なお、一般にサイドエアバッグは、車両側壁(ドア、ピラー等)と座席に着座した乗員との間にある狭い空間に展開膨張する。この展開膨張に際し、サイドエアバッグは、車両側壁の傾き具合や座席の形状により膨張形状が左右されるため、この膨張形状に合わせてベントホール位置が適宜設定されている。しかし、サイドエアバッグは、上記の通り、乗員拘束時に乗員と車両側壁との間に挟まれるため、従来のサイドエアバッグでは、ベントホールを設定できる位置は、膨張した状態において乗員や車両側壁に塞がれない部分、すなわち、サイドエアバッグの外周となるパネル同士の縫合部付近に実質的に限られてしまうことが多い。これに対し、このサイドエアバッグ4にあっては、縫合部を高強度としなくても、乗員をソフトに受け止めるのに十分なベントホールを容易に設けることができる。
上記実施の形態では、サイドエアバッグ4はシートバック3から前方に向って膨張するものとなっているが、シートクッション2付近から上方に向って膨張するものであってもよい。この場合、ベントホールはサイドエアバッグの後方側に設けられてもよく、前方側と後方側との双方に設けられてもよい。
上記実施の形態ではスリット13が小孔11,12に繋がっているが、小孔とスリットとは若干離れており、エアバッグ膨張時にこの繋がった部分が切れるものであってもよい。
実施の形態に係るサイドエアバッグ装置を備えた自動車の内部から見た側面図である。 サイドエアバッグの前部の斜視図である。 サイドエアバッグの前部の断面斜視図である。
符号の説明
4 サイドエアバッグ
5 サイドエアバッグ装置
6 インフレータ
7,8 パネル
9 縫合部
10 ベントホール
11,12 小孔
13 スリット

Claims (3)

  1. 車体側面と乗員との間に膨張するサイドエアバッグであって、外周部にベントホールが設けられているサイドエアバッグにおいて、
    該ベントホールは、該サイドエアバッグを構成するパネルを貫く2個の小孔と、該小孔同士を結ぶ方向にパネルを切断して延在するスリットとからなることを特徴とするサイドエアバッグ。
  2. 請求項1において、該サイドエアバッグの外周部に沿って、サイドエアバッグを構成するパネル同士の縫合部が延在しており、該ベントホールは該縫合部の近傍に且つ該縫合部から離隔して配置されていることを特徴とするサイドエアバッグ。
  3. サイドエアバッグと、該サイドエアバッグを膨張させるためのインフレータとを有するサイドエアバッグ装置において、該サイドエアバッグが請求項1又は2に記載のサイドエアバッグであることを特徴とするサイドエアバッグ装置。
JP2006202181A 2006-07-25 2006-07-25 サイドエアバッグ及びサイドエアバッグ装置 Withdrawn JP2008024263A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018179844A1 (ja) * 2017-03-27 2019-11-07 オートリブ ディベロップメント エービー サイドエアバッグ装置

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Effective date: 20091006