JP2008023943A - インクジェットプリンタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬送ベルト22の従動ローラ24にロータリエンコーダディスク30及びロータリエンコーダセンサ31を取付け、搬送ベルト22が所定の移動量Lだけ移動するときの従動ローラ24の実際の回転角度θとその間にロータリエンコーダセンサ31で得られる従動ローラ24の検出回転角度φとの比を角度比率Dとして予め記憶し、検出されたロータリエンコーダセンサ31の信号間隔tと従動ローラ24の回転角度に応じた角度比率Dとに基づいてインク滴吐出タイミングTを算出し、そのタイミングでインク滴を吐出することにより、従動ローラ24の回転軸の偏心に伴う角速度変動、即ち印刷媒体1の搬送速度変動を補正してインク滴を印刷媒体1の目標位置に着弾させることが可能となる。
【選択図】図8
Description
このようなインクジェットプリンタは、一般に、インクカートリッジと印字ヘッド(イ
ンクジェットヘッドともいう)とが一体的に備えられたキャリッジなどと称される移動体
が印刷媒体上をその搬送方向と交差する方向に往復しながらその印字ヘッドのノズルから液体インク滴を吐出(噴射)して印刷媒体上に微小なインクドットを形成することで、当該印刷媒体上に所定の文字や画像を描画して所望の印刷物を作成するようになっている。そして、このキャリッジに黒色(ブラック)を含めた4色(イエロー、マゼンタ、シアン)のインクカートリッジと各色毎の印字ヘッドを備えることで、モノクロ印刷のみならず、各色を組み合わせたフルカラー印刷も容易に行えるようになっている(更に、これらの各色に、ライトシアンやライトマゼンタなどを加えた6色や7色、或いは8色のものも実用化されている)。
これに対し、印刷媒体の幅と同じ寸法の長尺のインクジェットヘッド(一体である必要はない)を配置してキャリッジを使用しないタイプのインクジェットプリンタでは、インクジェットヘッドを印刷媒体の幅方向に移動させる必要がなく、所謂1パスでの印刷が可能となるため、レーザプリンタと同様な高速な印刷が可能となる。なお、前者方式のインクジェットプリンタを一般に「マルチパス(シリアル)型インクジェットプリンタ」、後者方式のインクジェットプリンタを一般に「ラインヘッド型インクジェットプリンタ」と呼んでいる。特に、ラインヘッド型インクジェットプリンタでは、駆動ローラ及び従動ローラに搬送ベルトを巻回して張架し、この搬送ベルトで印刷媒体を搬送しながら高速印刷を行うことで、印刷媒体一枚あたりの印刷所要時間を短縮することが提案されている。
前述した特許文献1のインクジェットプリンタでは、一定間隔で生成されるクロック信号を用いてインク滴吐出周期を決定している。この方法は、搬送ベルト駆動ローラ回転軸の角速度に変動がない場合に有効である。しかしながら、実際の搬送ベルト駆動ローラ回転軸の角速度は一定ではなく、もし搬送ベルト駆動ローラ回転軸の角速度を一定にしようとするならば、装置のトルク変動を抑えたり、モータトルクを大きくして安定化させたり、負荷が一定になるように装置精度を上げる必要がある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、搬送ベルト駆動ローラ及び従動ローラ回転軸が偏心していてもインク滴を目標位置に着弾させることが可能なインクジェットプリンタを提供することを目的とするものである。
信号間隔とそのロータリエンコーダで検出されたローラの回転角度に応じた角度比率とに基づいてインク滴吐出タイミングを算出する構成としたため、ローラの回転軸の偏心に伴う角速度変動、即ち印刷媒体の搬送速度変動を補正することができ、インク滴を印刷媒体の目標位置に着弾させることが可能となる。
この発明3に係るインクジェットプリンタによれば、ローラが従動ローラである場合、
角度比率の検出を、搬送ベルトによってローラが引張られる点とすることにより、搬送ベルトの移動量とローラ回転軸の回転角度、即ち弧の変化量とが対応する。
この発明4に係るインクジェットプリンタによれば、ローラが駆動ローラである場合、角度比率の検出を、ローラによって搬送ベルトが引張られる点とすることにより、搬送ベルトの移動量とローラ回転軸の回転角度、即ち弧の変化量とが対応する。
図1は、本実施形態のインクジェットプリンタの概略構成を示す正面図である。図1において、印刷媒体1は、図の右方から左方に向けて図の矢印方向に搬送され、その搬送途中の印字領域で印字される、ラインヘッド型インクジェットプリンタである。
、ブラック(K)の6色の各色毎に、印雑媒体1の搬送方向にずらして配設されている。各インクジェットヘッド20には、図示しない各色のインクタンクからインク供給チューブ26を介してインクが供給される。各インクジェットヘッド20には、印刷媒体1の搬送方向と交差する方向に、複数のノズルが形成されており(即ちノズル列方向)、それらのノズルから同時に必要箇所に必要量のインク滴を吐出することにより、印刷媒体1上に微小なインクドットを形成出力する。これを各色毎に行うことにより、搬送部21で搬送される印刷媒体1を一度通過させるだけで、所謂ワンパスによる印刷を行うことができる。即ち、これらのインクジェットヘッド20の配設領域が印字領域に相当する。
f:エンコーダ信号(パルス)数の逆数
p:エンコーダ信号(パルス)数
C:位相調整角度
また、前記1式の距離Rを搬送ベルト22の擬似的な回転半径と見なすと、この搬送ベ
ルト22が回転軸Oa回りに回転角度θだけ回転したときの移動量Lは下記2式で表れる。
吐出タイミングTnとの関係を示す。
次にステップS2に移行して、ロータリエンコーダセンサ31のエンコーダ信号から得られる従動ローラ24の回転角度に応じ、予め記憶されている当該回転角度の角度比率Dを取得する。
次にステップS4に移行して、予め設定されているダミータイミングTdをステップS3で算出されたインク滴吐出タイミングTと入れ替える。
次にステップS5に移行して、インク滴吐出タイミングTとタイマカウント数kとを比較する。
ステップS7では、印字基準信号を出力してからステップS8に移行する。
ステップS8では、印字が終了したか否かを判定し、印字が終了した場合にはメインプログラムに復帰し、そうでない場合にはステップS1に移行する。
また、ローラが駆動ローラ23である場合、角度比率Dの検出を、駆動ローラ23によって搬送ベルト22が引張られる点とすることにより、搬送ベルト22の移動量と駆動ローラ23の回転軸の回転角度、即ち弧の変化量とが対応する。
図9は、本実施形態のインクジェットプリンタの概略構成を示す平面図である。図9において、印刷媒体1は、図の右方から左方に向けて図の矢印方向に搬送され、その搬送途中の印字領域で印字される、ラインヘッド型インクジェットプリンタである。但し、本実施形態のインクジェットヘッドは一カ所だけでなく、二カ所に分けて配設されている。
され、それより上流側に右側第1従動ローラ9R及び左側第1従動ローラ9Lが配設され、下流側に右側第2従動ローラ10R及び左側第2従動ローラ10Lが配設されている。これらのローラは、一連のように見られるが、実質的には図9の中央部分で分断されている。
ヘッド2と第2インクジェットヘッド3とを印刷媒体1の搬送方向にずらして配設しているのである。
なお、本発明のインクジェットプリンタは、ロールに搬送ベルトを巻回して印刷媒体を搬送し、その搬送される印刷媒体にインクジェットプリンタからインク滴を吐出するあらゆるタイプのインクジェットプリンタに適用可能である。
Claims (4)
- 印刷媒体を搬送するための搬送ベルトと、この搬送ベルトが巻回されたローラと、インクジェットヘッドに設けられた複数のノズルと、各ノズルに対応して設けられたアクチュエータとを備え、搬送ベルトで搬送される印刷媒体に対し、インク滴を吐出すべきノズルのアクチュエータを所定のインク滴吐出タイミングで駆動してインク滴を吐出するインクジェットプリンタにおいて、前記ローラに取付けられたロータリエンコーダと、前記ローラの回転角度に応じた角度比率を予め記憶させた角度比率格納手段と、前記ロータリエンコーダの信号間隔を検出する信号間隔検出手段と、前記信号間隔検出手段で検出されたロータリエンコーダの信号間隔と前記ロータリエンコーダで検出されたローラの回転角度に応じた角度比率とに基づいて前記インク滴吐出タイミングを算出するインク滴吐出タイミング算出手段とを備え、前記角度比率は、前記搬送ベルトが所定の移動量だけ移動するときのローラの実際の回転角度とその間に前記ロータリエンコーダで得られるローラの検出回転角度との比からなることを特徴とするインクジェットプリンタ。
- 前記インク滴吐出タイミング算出手段は、直前のインク滴が吐出された後であっても、次のインク滴吐出タイミングの算出に必要なロータリエンコーダの信号間隔が前記信号間隔検出手段で検出されるまでは、次のインク滴吐出タイミングの算出を遅らせることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記ローラが従動ローラである場合、角度比率の検出を、搬送ベルトによってローラが引張られる点としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記ローラが駆動ローラである場合、角度比率の検出を、ローラによって搬送ベルトが引張られる点としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ。
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