JP2008023044A - 内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で通常観察と拡大観察とを切り換えて観察でき、大型化を抑止し得る構成の内視鏡とこれを適用した内視鏡装置を提供する。
【解決手段】対物光学系24を有する観察手段を先端部18に備えた挿入部10と、挿入部を挿通するように設けられ先端部において対物光学系に隣接する部位に開口23を有する処置具挿通チャンネル22とを有し、観察手段を用いて観察部位を観察する内視鏡2と、対物光学系の前方であって観察部位と内視鏡の前面との間の空間に配置される像伝達手段17とを具備し、像伝達手段と対物光学系とを合成した光学系により、対物光学系単独で得られる観察像よりも拡大された観察像を得る。
【選択図】図5

Description

この発明は、内視鏡装置、詳しくは体腔内の観察部位を観察する内視鏡を用いて観察するのに際して、通常観察と、これよりも高倍率の拡大像を観察する拡大観察とを切り換えて行ない得る内視鏡を備えた内視鏡装置に関するものである。
近年、生体の細胞構造や細胞核,腺構造等、粘膜上皮の組織学的観察を生きた状態で行なうことが、例えば癌等の患部の早期発見や診断治療等において重要であるものとして注目されている。
そのために、通常観察と、この通常観察時よりも高倍率の拡大像を観察する拡大観察とを行ない得るように構成される内視鏡及びこの内視鏡を含むシステムとしての内視鏡装置について、例えば特開2004−350940号公報等によって種々の提案がなされている。
上記特開2004−350940号公報によって開示されている内視鏡装置は、通常観察用の観察手段と、これより高倍率による拡大観察を行ない得る拡大観察用の観察手段との二つの観察手段を備えて構成したものである。
このような構成による上記公報に開示の内視鏡装置では、まず、通常観察用の観察手段(光学系)を用いた広い観察領域によって体腔内の観察を行なって患部等の所望の観察対象部位(被検部位)を探し出し、所望の観察対象部位を見付けたら、適宜、拡大観察用の観察手段(光学系)を用いて、その所望の観察対象部位の拡大観察を行なうといった手順による観察検査が行なわれる。
通常の場合、生体の細胞構造,腺構造等の組織学的観察を行なう際には、およそ200〜1000倍程度の倍率による拡大観察が行なわれる。このような高倍率によって拡大観察を行ない得る拡大観察用の光学系では、その被写界深度が極めて狭くなる傾向がある。
特開2004−350940号公報
ところが、上記特開2004−350940号公報によって開示されている手段によれば、挿入部の先端部に設けた通常観察用の観察手段と拡大観察用の観察手段とは、それぞれ独立して構成されている。したがって、二つの観察手段のそれぞれによって同一の観察対象物を捕らえるための手順は技術的に難しく、操作に修練を要するという問題がある。 また、拡大観察用の観察手段自体は、複雑な光学系を有していることから、これを具備する内視鏡の先端部が大型化してしまう傾向がある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、より簡単な構成で、通常観察と拡大観察との切り換えを容易に行なうことができると同時に、大型化を抑止し得る構成の内視鏡と、この内視鏡を適用した内視鏡装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による内視鏡装置は、対物光学系を有する観察手段を先端部に備えた挿入部と、前記挿入部を挿通するように設けられ前記先端部において前記対物光学系に隣接する部位に開口を有する処置具挿通チャンネルと、を有し、前記観察手段を用いて観察部位を観察する内視鏡と、前記対物光学系の前方であって、前記観察部位と前記内視鏡の前面との間の空間に配置される像伝達手段と、を具備し、前記像伝達手段と前記対物光学系とを合成した光学系により、前記対物光学系単独で得られる観察像よりも拡大された観察像を得ることができることを特徴とする。
本発明によれば、より簡単な構成で、通常観察と拡大観察との切り換えを容易に行なうことができると同時に、大型化を抑止し得る構成の内視鏡と、この内視鏡を適用した内視鏡装置を提供することができる。
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。
図1は、本発明の一実施形態の内視鏡装置の概略的な構成を示す全体構成図である。図2は、本実施形態の内視鏡装置における内視鏡の先端部近傍を拡大して示す要部拡大斜視図である。図3は、本実施形態の内視鏡装置の内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通させて使用する処置具であって、本実施形態の拡大観察用レンズを保持する拡大レンズ保持具を示す拡大平面図である。図4は、図3の拡大レンズ保持具を駆動した状態を示す拡大平面図である。図5は、本実施形態の内視鏡装置における内視鏡の処置具挿通チャンネルに拡大レンズ保持具を挿通させて拡大レンズを観察光学系の光軸上に配置したときの状態を示しており、内視鏡先端部を断面で示す要部拡大断面図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態の内視鏡装置1は、体腔内に挿入して体腔内の状態を観察し得るように構成され目視による観察及び検査等に使用される内視鏡2と、この内視鏡2の処置具挿通チャンネル22(後述する。図2参照)に挿通される処置具である拡大レンズ保持具3と、この拡大レンズ保持具3によって保持され内視鏡2の対物光学系24(後述する。図2,図5参照)の前方の所定の部位に配置される像伝達手段であり光学部材であり透明部材である拡大観察用レンズ17と、内視鏡2のライトガイド15に照明光を供給する光源装置4と、内視鏡2の撮像素子25(後述する。図2参照)の駆動制御を行なうCCDドライブ部31や同内視鏡2の撮像素子25により取得した映像信号等を受けて各種の信号処理を施す映像処理部32等を有するビデオプロセッサ5と、このビデオプロセッサ5の映像処理部32から出力される各映像信号を受けて映像として表示する表示装置6と、上記ビデオプロセッサ5から出力される映像信号を記録する記録装置7と、上記拡大レンズ保持具3の駆動制御機構を内部に有する保持具駆動機構部36と、この保持具駆動機構部36を介して拡大レンズ保持具3の駆動制御行なう保持具コントローラ37等によって主に構成されている。
内視鏡2は、可撓性を有する細長の挿入部10と、この挿入部10の後端に連設される操作部11と、この操作部11の側部から延出されるユニバーサルコード12とによって主に構成される。
ユニバーサルコード12の端部には、コネクタ13が設けられている。このコネクタ13は、光源装置4の接続部4aに対して着脱自在となっている。また、同コネクタ13とビデオプロセッサ5とは、信号ケーブル29を介して電気的に接続されている。そして、ビデオプロセッサ5は、表示装置6及び記録装置7のそれぞれに電気的に接続されている。
これにより、ビデオプロセッサ5から出力される映像信号の一部は、表示装置6へと出力されて、その表示画面上に内視鏡観察画像33(図1参照)が表示されるようになっている。また、ビデオプロセッサ5から出力される映像信号の一部は、記録装置7へと出力されて、この記録装置7によって適宜記録することができるようになっている。
内視鏡2の挿入部10は、硬質部材により形成され内部に通常観察用の観察手段(詳細は後述する。図2参照)を有する先端部18と、この先端部18の基端側に連設され湾曲自在に形成される湾曲部19と、この湾曲部19の基端側に連設され操作部11の先端側まで延出される長尺の可撓部20とによって主に構成されている。そして、挿入部10の湾曲部19は、操作部11に設けられる湾曲ノブ(図示せず)等の操作部材を使用者が適宜操作することによって、例えば上下方向及び左右方向等、任意の方向へ湾曲させることができるようになっている。
内視鏡2の先端部18の内部には、図2に示すように複数の光学レンズ等からなり観察対象物の光学像を結像させるための変倍光学系である対物光学系24と、この対物光学系24により形成される光学像を受けて光電変換処理を行なう撮像素子25等からなる通常観察用の観察手段が配設されている。
撮像素子25は、ビデオプロセッサ5のCCDドライブ部31からの制御信号を受けて駆動制御されるようになっている。また、同撮像素子25によって取得された映像信号は、ビデオプロセッサ5の映像処理部32へと送られて各種の信号処理が施されるようになっている。
そのために、内視鏡2の挿入部10の内部には、先端部18から操作部11までの間に信号電送用の信号線25a(図2参照)が挿通されている。この信号線25aは、さらに操作部11の内部においてユニバーサルコード12の基端側から同ユニバーサルコード12の内部を挿通しコネクタ13の側部に設けられる接続部13a(図1参照)にまで延出している。そして、このコネクタ13の接続部13aに接続される信号ケーブル29を介して内視鏡2(の先端部18の撮像素子25)とビデオプロセッサ5との間の電気的な接続が確保されている。
さらに、上述したようにビデオプロセッサ5と表示装置6との間での電気的な接続が確保されていることから、内視鏡2の撮像素子25によって取得された映像信号は、内視鏡2の挿入部10,操作部11,ユニバーサルコード12の各内部を挿通する信号線25a及び信号ケーブル29を介してビデオプロセッサ5へと伝送され、映像処理部32において各種の信号処理が施される。その後、映像処理部32から出力される映像信号は、表示装置6へと伝送されて、その表示画面上に内視鏡観察画像33が表示されるようになっている。
図1に戻って、光源装置4は、例えば白色光を発生するランプ14と、このランプ14による白色光を赤,緑,青の面順次光に変換する複数の色透過フィルターを取り付けた回転フイルター9と、この回転フイルター9を回転させるモーター8と、面順次光を集光する集光レンズ14a等によって主に構成されている。また、光源装置4には、ユニバーサルコード12のコネクタ13が接続される接続部4aが設けられている。そして、光源装置4の内部においては、接続部4aに対向する位置に集光レンズ14aが配設されている。
したがって、ユニバーサルコード12のコネクタ13が光源装置4の接続部4aに接続された状態となったとき、コネクタ13のライトガイド15の一端部は、集光レンズ14aに対向して配設されるようになっている。
ライトガイド15は、ユニバーサルコード12及び内視鏡2の挿入部10の内部を挿通し、同内視鏡2の先端部18にまで達している。そして、ライトガイド15の他端部は、内視鏡2の先端部18の先端面に設けられる照明レンズ(特に図示せず)に対向する位置に配置されている。
これにより、光源装置4のランプ14から出射する照明光束は、回転フイルター9及び集光レンズ14aを介してライトガイド15に入射し、このライトガイド15を介して内視鏡2の先端部18まで伝送されるようになっている。そして、ライトガイド15によって内視鏡2の先端部18まで伝送された照明光は、照明レンズを介して前方に向けて出射され、内視鏡2の先端部18の前方に位置する観察対象となる患部等の観察対象部位(図1に示す符合A参照)の近傍を照明するようになっている。
操作部11の先端側の近傍には、処置具挿入口21が形成されている。この処置具挿入口21は、操作部11の内部において処置具挿通チャンネル22(図2参照)の一端に連通している。この処置具挿通チャンネル22は、挿入部10の長手方向に先端部18まで挿通して形成される管状空間である。そして、処置具挿通チャンネル22の先端側は、内視鏡2の先端部18の前面に形成されるチャンネル開口23(図2参照)に連通している。
したがって、処置具挿入口21から、各種の処置具、例えば拡大レンズ保持具3や処置用プローブ等を挿入すると、その先端側は、処置具挿通チャンネル22のチャンネル開口23から外部に突出するようになっている。
処置具の一種であり
拡大レンズ保持具3は、上述したように拡大観察用レンズ17を保持した状態で、処置具挿入口21から処置具挿通チャンネル22を挿通させることにより、拡大観察用レンズ17を内視鏡2の前方の所定の部位に配置して拡大観察を行ない得るように構成する処置用プローブである。
ここで、拡大レンズ保持具3の詳細構成を以下に説明する。図3に示すように、この拡大レンズ保持具3は、全体が可撓性を有する細長形状に形成されている。この拡大レンズ保持具3は、その最先端部に設けられ拡大観察用レンズ17を把持する鋏形状の把持部3aと、この把持部3aの基端部に連設され湾曲自在に形成される保持具湾曲部3bと、この保持具湾曲部3bの基端側に連設される長尺の保持具可撓部3cと、この保持具可撓部3cの基端部に設けられる保持具接続部35とによって主に構成されている。
そして、この拡大レンズ保持具3は、その基端部の保持具接続部35を介して保持具駆動機構部36に機械的に接続されている。この保持具駆動機構部36は、制御信号線36gを内部に挿通する信号ケーブル37aを介して保持具コントローラ37と電気的に接続されている。
拡大レンズ保持具3の内部空間には、把持部3aに連動し、その把持動作を行なわしめる動作シャフト3dが挿通している。この動作シャフト3dは、拡大レンズ保持具3の内部を挿通し保持具接続部35を経て保持具駆動機構部36の内部へと延設されている。そして、動作シャフト3dの一端部は、所定のリンク機構を介して把持部3aの基端側に連設している。一方、動作シャフト3dの他端部は、保持具駆動機構部36内のラック36aに接続されている。
また、拡大レンズ保持具3の外周側には、保持具湾曲部3bと保持具可撓部3cとの外周に沿って湾曲ワイヤ3eが張架されている。即ち、この湾曲ワイヤ3eの一端部は、把持部3aの基端側外周面上に突設される固定部3fに固設されている。一方、湾曲ワイヤ3eの他端部は、保持具駆動機構部36内のラック36dに接続されている。
なお、湾曲ワイヤ3eは、保持具可撓部3cの外周に沿って配設される湾曲ワイヤガイド3gの内部を挿通している。この湾曲ワイヤガイド3gは、保持具可撓部3cの外周側に所定の間隔をもって固設される固定バンド3hによって、保持具可撓部3cに対して固設されている。これにより、湾曲ワイヤガイド3gは、保持具可撓部3cと一体に形成されている。
保持具駆動機構部36は、拡大レンズ保持具3の駆動制御機構を内部に有して構成される。ここで、拡大レンズ保持具3の駆動制御機構は、動作シャフト3d側の駆動機構と、湾曲ワイヤ3e側の駆動機構とによって構成される。
動作シャフト3dの駆動機構としては、動作シャフト3dの他端部が接続されて把持部3aの把持動作を行なわしめるラック36aと、このラック36aに噛合するピニオン36bと、このピニオン36bを軸支してこれを正逆両方向に回動させる駆動モータ36cとによって主に構成される。
湾曲ワイヤ3eの駆動機構としては、湾曲ワイヤ3eの他端部が接続されて保持具湾曲部3bを湾曲動作させるラック36dと、このラック36dに噛合するピニオン36eと、このピニオン36eを軸支してこれを正逆両方向に回動させる駆動モータ36fとによって主に構成される。
そして、二つの駆動モータ36c,36fは、制御信号線36g,信号ケーブル37aを介して保持具コントローラ37と電気的に接続されている。
保持具コントローラ37は、保持具駆動機構部36を介して拡大レンズ保持具3の駆動制御行なう制御基板37bを内部に有して構成される。そして、保持具コントローラ37には、制御基板37bに対して制御信号を発生させる操作部材、例えば把持部3aの開閉動作制御に関する操作部材である把持部開閉スライドスイッチ37cと、保持具湾曲部3bの湾曲動作制御に関する操作部材である湾曲用スライドスイッチ37dとが配設されている。
したがって、使用者が、例えば湾曲用スライドスイッチ37dや把持部開閉スライドスイッチ37cのスライド操作を行なうと、保持具コントローラ37の制御基板37bは、その操作に応じた制御信号が発生し、この制御信号は、信号ケーブル37a,制御信号線36gを介して伝達されるようになっている。これを受けて保持具駆動機構部36において、伝達された制御信号に応じた駆動動作、即ち動作シャフト3dの駆動機構(駆動モータ36c,ピニオン36b,ラック36a)もしくは湾曲ワイヤ3eの駆動機構(駆動モータ36f,ピニオン36e,ラック36d)の駆動動作がなされるようになっている。
なお、拡大観察用レンズ17は、例えば、図5に示すように光学レンズ17aと、この光学レンズ17aを保持するレンズ枠17b等によって形成されている。そして、拡大レンズ保持具3は、拡大観察用レンズ17のレンズ枠17bを把持した状態で処置具挿通チャンネル22を挿通させることにより、当該拡大観察用レンズ17を内視鏡2の先端部18の前面側の所定の部位に配置し得るようになっている。
また、拡大観察用レンズ17及び対物光学系24は、例えば樹脂モールド品又はガラス部材等によって形成される。
このように構成される本実施形態の内視鏡装置1の作用の概略は、次の通りである。
まず、本実施形態の内視鏡装置1において、処置具挿通チャンネル22に処置具(拡大レンズ保持具3)を挿通させない状態の内視鏡2の挿入部10を被検者である患者の体腔内に挿入する。このとき表示装置6には、内視鏡2の撮像素子25によって取得される通常観察用の内視鏡観察画像33が表示される。この内視鏡観察画像33による体腔内の通常観察を行ないつつ、内視鏡2の先端部18を所望の観察対象部位の近傍まで導く。この一連の作用については、一般的な内視鏡観察操作と同様である。
内視鏡2の先端部18が所望の部位近傍に到達すると、まず、内視鏡2の先端部18の前面を観察対象部位に対向した状態とすることで、内視鏡2の通常観察用の観察手段による観察を行なうことができる。
内視鏡2が体腔内において、このような状態にあるときに、さらに、当該観察対象部位の拡大観察を行なうものとする。そのためには、まず、表示装置6の表示画面の略中央部に、観察対象となる患部等の中心部分の像が位置するように、内視鏡2の先端部18の位置を設定する。これにより、所望の観察対象部位は、内視鏡2の対物光学系24の光軸Oの延長線上に位置する状態になる。この状態が図2に示す状態である。
この状態を維持しながら、拡大観察用レンズ17を把持した状態の拡大レンズ保持具3を処置具挿入口21から挿入する。
そのために、まず、保持具コントローラ37の把持部開閉スライドスイッチ37cのスライド操作を行なって、拡大レンズ保持具3が拡大観察用レンズ17を把持した状態とする。
この場合において、使用者は、例えば、保持具コントローラ37の把持部開閉スライドスイッチ37cにより把持部3aが開状態となる方向へスライド操作を行なう。この操作によって生じる指示信号を受けて、保持具コントローラ37の制御基板37bは、当該操作に応じた制御信号が発生させる。その制御信号は、信号ケーブル37a,制御信号線36gを介して保持具駆動機構部36に伝達される。これを受けて、保持具駆動機構部36では、動作シャフト3dの駆動機構のうち駆動モータ36cを所定の方向(把持部3aを開状態とする方向。例えば図3の矢印R1方向)に回動させる。これに伴ってピニオン36bは同方向に回動する。これにより、ラック36aは、動作シャフト3dの長手方向に沿う方向であって、図3に示す矢印X1に沿う方向に移動する。このラック36aの移動に伴って、動作シャフト3dは、基端側に向けて引かれる方向に移動する。これによって、把持部3aは開状態となる。
この状態で、拡大観察用レンズ17を把持部3aの開位置に配置する。そして、保持具コントローラ37の把持部開閉スライドスイッチ37cのスライド操作を行なって、把持部3aを閉状態とする。この際の動作は、上述の把持部3aを開状態とする場合の逆の操作を行なう。即ち、把持部3aを閉状態とする方向への把持部開閉スライドスイッチ37cのスライド操作によって生じる指示信号を受けて、制御基板37bは、当該操作に応じた制御信号を発生させる。その制御信号は、信号ケーブル37a,制御信号線36gを介して保持具駆動機構部36に伝達される。これを受けて、保持具駆動機構部36では、駆動モータ36cを所定の方向(把持部3aを閉状態とする方向。図3の矢印R2方向)に回動させる。これによりピニオン36bも同方向に回動する。そして、ラック36aは、図3に示す矢印X2に沿う方向に移動する。これによって動作シャフト3dは、先端側に向けて進む方向に移動して、把持部3aは閉状態となる。このようにして、拡大観察用レンズ17は把持部3aに把持された状態となる。なお、この状態は、駆動モータ36cが回動しない限り維持されるようになっている。
この状態の拡大レンズ保持具3を処置具挿入口21から挿入し、処置具挿通チャンネル22を挿通させる。そして、拡大レンズ保持具3の先端部を内視鏡2の先端部18のチャンネル開口23から前面に向けて突出した状態とする。
この状態において、拡大レンズ保持具3の保持具湾曲部3bを湾曲させて、図4(図1)の状態にする。
そのためには、まず、使用者は、例えば、保持具コントローラ37の湾曲用スライドスイッチ37dにより保持具湾曲部3bが湾曲状態となる方向へスライド操作を行なう。この操作によって生じる指示信号を受けて、保持具コントローラ37の制御基板37bは、当該操作に応じた制御信号が発生させる。その制御信号は、信号ケーブル37a,制御信号線36gを介して保持具駆動機構部36に伝達される。これを受けて、保持具駆動機構部36では、湾曲ワイヤ3eの駆動機構のうち駆動モータ36fを所定の方向(保持具湾曲部3bを湾曲状態とする方向。例えば図3の矢印R3方向)に回動させる。これに伴ってピニオン36eは同方向に回動する。これにより、ラック36dは、湾曲ワイヤ3eの長手方向に沿う方向であって、図3に示す矢印X3に沿う方向に移動する。このラック36dの移動に伴って、湾曲ワイヤ3eは、基端側に向けて引かれる。これによって、保持具湾曲部3bは、図4に示す湾曲状態となる。
このとき、拡大レンズ保持具3の把持部3aによって保持されている拡大観察用レンズ17は、対物光学系24の光軸Oに交差する部位であって、当該対物光学系24の前面と所望の観察対象部位Aとの間に配置されるように設定する。
即ち、対物光学系24の光軸Oの延長線上に、観察対象部位が位置するように設定した状態で、拡大レンズ保持具3の保持具湾曲部3bの湾曲操作を行なうと、当該拡大レンズ保持具3によって保持される拡大観察用レンズ17は、対物光学系24の光軸Oの延長線上であって、当該対物光学系24の前面と観察対象部位Aとの間に配置されることになる。
これにより、拡大観察用レンズ17と内視鏡2の対物光学系24との合成光学系により、対物光学系24単独で得られる光学像よりも拡大された光学像が、撮像素子25の受光面上に結像される。撮像素子25は、この光学像を光電変換処理することにより電気的な画像信号に変換して、信号線25aにより挿入部10,操作部11,ユニバーサルコード12,コネクタ13,信号ケーブル29を介してビデオプロセッサ5へと伝送する。これを受けて、ビデオプロセッサ5は、映像処理部32において各種の信号処理を施して表示装置6及び記録装置7へと伝送する。これを受けて、表示装置6は、その表示画面上に内視鏡観察画像33を表示する。また、記録装置7は、所定の形態の画像データとして所定の記録媒体に適宜記録する。
このようにして、所望の観察対象部位の拡大観察を終えて、観察検査を終了するには、内視鏡2を被検者(患者)の体腔内から抜去する。この際、拡大レンズ保持具3の保持具湾曲部3bの湾曲状態を解除して、拡大レンズ保持具3の先端部を内視鏡2の先端部18の先端側から突出しない位置まで引き戻しておく。
そのためには、まず、使用者は、保持具コントローラ37の湾曲用スライドスイッチ37dにより保持具湾曲部3bの湾曲状態を解除する方向へスライド操作を行なう。この操作によって生じる指示信号を受けて、保持具コントローラ37の制御基板37bは、当該操作に応じた制御信号が発生させる。その制御信号は、信号ケーブル37a,制御信号線36gを介して保持具駆動機構部36に伝達される。これを受けて、保持具駆動機構部36では、湾曲ワイヤ3eの駆動機構のうち駆動モータ36fを所定の方向(保持具湾曲部3bの湾曲状態を解除する方向。例えば図3の矢印R4方向)に回動させる。これに伴ってピニオン36eは同方向に回動する。これにより、ラック36dは、湾曲ワイヤ3eの長手方向に沿う方向であって、図3に示す矢印X4に沿う方向に移動する。このラック36dの移動に伴って、湾曲ワイヤ3eは、先端側に向けて押し出される。これによって、保持具湾曲部3bの湾曲状態は解除される。
この状態で、拡大レンズ保持具3を処置具挿入口21側から若干量引き出して、拡大レンズ保持具3の先端部が内視鏡2の先端部18の先端から突出しない位置に配置させる。なお、この時点以降に、引き続き別の部位の観察検査を行なわないような場合等には、ここで、拡大レンズ保持具3を全て引き抜いてしまっても構わない。
そうして、内視鏡2を被検者(患者)の体腔内から抜去する。
以上説明したように、上記一実施形態によれば、内視鏡2の処置具挿通チャンネル22に挿通される処置具を用いて、同内視鏡2の先端部18に設けられる対物光学系24の前面側において、同対物光学系24の光軸Oの延長線上に拡大観察用レンズ17を適宜配置することができるようにしたので、この拡大観察用レンズ17を使用せず対物光学系24のみで行なう通常観察と、当該対物光学系24に対して拡大観察用レンズ17を加えた形態にて行なう拡大観察とを、適宜切り換えて行ない得るように構成したので、より簡単な構成でかつ確実に所望の観察対象部位の拡大観察を実行することができる。
なお、上述の一実施形態においては、拡大レンズ保持具3の把持部3aの形態としては、鋏形状とした場合を例に挙げて説明しているが、これに限ることはなく、拡大観察用レンズ17を確実に保持し得るような機構を備えておれば、他の形態にて構成してもよいのは勿論である。
また、本実施形態においては、拡大レンズ保持具3の鋏形状の把持部3aを閉状態とすることで拡大観察用レンズ17を把持部3aにて挟持して保持する構成を採用しているが、、拡大レンズ保持具3の構成は、これに限ることはない。例えば、拡大レンズ保持具3aの先端部近傍に拡大観察用レンズ17を固設して構成することも考えられる。
上述の実施形態においては、対物光学系24を変倍光学系としているが、これに限ることはなく、例えば単焦点の光学系を用いて構成してもよいのは勿論である。
また、上記一実施形態においては、撮像方式として面順次方式のものを例に挙げて説明しているが、これに限らず、例えば光源装置は回転フイルタを具備せず、白色光をそのままライトガイド15の端面に集光させる同時式の光源装置としてもよいし、また、光源装置に変えて、先端に発光ダイオード(LED)を配設し、これを照明光源として使用する構成としてもよい。
一方、上述の一実施形態の構成に加えて、拡大レンズ保持具3により保持される拡大観察用レンズ17の位置を保持し、または内視鏡2の対物光学系24の変倍動作に連動させて拡大観察用レンズ17を進退させる機構を備えて構成することも可能である。これについての構成例を、以下に説明する。
図6は、本発明の一実施形態の内視鏡装置の一変形例を示す図であって、操作部内部に設けられ拡大レンズ保持具を駆動する駆動手段の構成を示す概略構成図である。
本変形例の内視鏡装置の構成は、上述の一実施形態と基本的に同様の構成からなるものであって、操作部11Aの内部に拡大レンズ保持具3を駆動する駆動手段を加えて構成したものである。したがって、上述の一実施形態と同様の構成については、その説明を省略し、異なる部位についてのみ説明する。
本変形例の内視鏡装置における操作部11Aには、図6に示すように対物光学系24の変倍操作を行なう変倍操作レバー41が配設されている。この変倍操作レバー41は、傾倒操作を行なうことによって、先端部18に設けられた対物光学系24のうちの変倍動作に関わる所定のレンズ群である変倍レンズ群24aを光軸Oに沿う方向に移動させることで変倍動作を行なわしめるための操作部材である。なお、この変倍操作レバー41によって行なわれる変倍動作を制御する機構については、一般的な内視鏡に適用されるものが用いられるものとして、図示を省略している。
そして、本変形例においては、この変倍操作レバー41の変倍操作に連動して処置具挿通チャンネル22に挿入した拡大レンズ保持具3の進退動作が行なわれるようになっている。
この変倍操作レバー41は、その一端部が操作部11Aの外面から突出するように配設される一方、基端部は、操作部11Aの内部の固定部材に固設される支軸42によって軸支され、所定の範囲内で回動自在となっている棒状操作部材である。なお、この変倍操作レバー41の一端側の最先端部には、使用者が指等で押圧するための操作部位41aが固設されている。
変倍操作レバー41の基端部側には、同変倍操作レバー41の回転方向及び回転駆動量等を検出する検出手段が設けられている。この検出手段は、変倍操作レバー41の基端部において支軸42を回転中心とする円周状に形成されるスリット41bと、このスリット41bに対向して設けられるエンコーダ等の光学センサー43等によって構成される。この光学センサー43は、信号線45を介して制御部44と電気的に接続されている。
制御部44は、上記検出手段(41b,43)による検出信号を受けて、変倍操作レバー41の回転方向及び回転駆動量等に応じた拡大レンズ保持具3の駆動制御を行なうものである。
そのために、この制御部44は、信号線47を介して処置具駆動機構46と電気的に接続されている。この処置具駆動機構46は、処置具挿入口21の近傍に設けられている。即ち、処置具駆動機構46は、処置具挿入口21から挿入された拡大レンズ保持具3等の処置具を挟持し得る部位に設けられる回転ローラ46aや、この回転ローラ46aを正逆回転させる駆動モータ(特に図示せず)等によって構成されている。この駆動モータは、上記制御部44からの制御信号を受けて駆動するようになっている。
このような構成によって、処置具挿入口21から挿入された拡大レンズ保持具3等の処置具の進退動作を、内視鏡2の対物光学系24の変倍動作に連動させて行なうことができるようになっている。
なお、この連動制御は、特定の処置具、例えば拡大レンズ保持具3が処置具挿入口21に挿入された時にのみ作動するようになっている。そのために、例えば処置具挿入口21の近傍等に、挿入された処置具の種類を識別する処置具識別手段(特に図示せず)が設けられている。したがって、制御部44は、この識別手段による識別結果に基いて変倍操作レバー41と処置具駆動機構46との連動制御を行なうか否かを判断するようになっている。
また、制御部44によってなされる上記連動制御は、例えば変倍操作レバー41の回転方向と回転駆動量の検出結果に基づいて対物光学系24の変倍レンズ群24aの移動量を算出する。この算出結果による変倍レンズ群24aの移動量に対応する拡大観察用レンズ17(の光軸O上における)移動量を算出する。これにより、制御部44は、変倍レンズ群24aの移動量に応じて拡大観察用レンズ17を移動させるべく、処置具駆動機構46を制御して拡大レンズ保持具3の進退駆動を行なう。これにより、拡大観察用レンズ17は、対物光学系24の光軸Oに沿う方向に、そのとき設定された変倍率に応じた位置に配置設定されることになる。
以上説明した上記一変形例においても、上述の一実施形態と同様の作用により、同様の効果を得ることができる。
ここで、上記一実施形態の内視鏡装置1の内視鏡2において適用される観察用の光学要素、即ち対物光学系24及び拡大観察用レンズ17の具体的な実施例について、以下に説明する。
[第1実施例]
図7は、第1実施例の対物光学系及び拡大観察用レンズの構成図である。
図7において、(W)及び(T)は、対物光学系24のレンズ構成を示し、(W)は変倍レンズ群24aを短焦点側に配置したときの状態を、(T)は変倍レンズ群24aを長焦点側に配置したときの状態を、それぞれ示している。また、対物光学系24において、絞り位置を符合24bで示している。
そして、図7において、(S)は、対物光学系24の構成に加えて第1レンズ面の前方に拡大観察用レンズ17を配置した状態のレンズ構成を示している。この場合において、拡大観察用レンズ17の光軸と、対物光学系24の光軸とは、図7(S)に示す光軸Oにおいて一致するように設定配置される。
この第1実施例の拡大観察用レンズ17及び対物光学系24によって構成される光学系の各レンズデータを次表に示す。
Figure 2008023044
なお、表1において用いられる符号は、
r:曲率半径(mm)
d:面間隔(mm)
n:屈折率
ν(ニュー):アッベ数
である。
本実施例における対物光学系24のみによって長焦点側で観察するときの物体距離、即ち対物光学系24の第1レンズ面から観察部位100までの距離は2.0mmである。
また、拡大観察用レンズ17は、観察部位100に対して密着状態で配置される。即ち、物体距離は0mmとなる。
本実施例の拡大観察用レンズ17は、光学ガラスによって形成される平凸レンズである。その詳細な仕様は、
直径 1.4mm(φ1.4)
屈折率 n1=1.88300
焦点距離 f1=1.111
観察対象物に対向する側の面の曲率半径 r1=∞
内視鏡に対向する側の面の曲率半径 r2=−0.981
面間隔(mm) d=0.490
である。
ここで、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
1.4 < n1 < 2.3
また、対物光学系24の焦点距離 f2=2.000 である。これにより、
f1/f2=0.5554
であるので、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
0.3 < f1/f2 <3.5
なお、この拡大観察用レンズ17を挿入したときの中心倍率変化は、対物光学系24のみでの倍率を1とすると、1.31となる。
[第2実施例]
図8は、第2実施例の対物光学系及び拡大観察用レンズの構成図である。
図8において、(W)及び(T)は、対物光学系24のレンズ構成を示し、(W)は変倍レンズ群24aを短焦点側に配置したときの状態を、(T)は変倍レンズ群24aを長焦点側に配置したときの状態を、それぞれ示している。また、対物光学系24において、絞り位置を符合24bで示している。
そして、図8において、(S)は、対物光学系24の構成に加えて第1レンズ面の前方に拡大観察用レンズ17Aを配置した状態のレンズ構成を示している。この場合において、拡大観察用レンズ17Aの光軸と、対物光学系24の光軸とは、図7(S)に示す光軸Oにおいて一致するように設定配置される。
この第2実施例の拡大観察用レンズ17A及び対物光学系24によって構成される光学系の各レンズデータを次表に示す。
Figure 2008023044
なお、表2において用いられる符号は、
r:曲率半径(mm)
d:面間隔(mm)
n:屈折率
ν(ニュー):アッベ数
である。
本実施例における対物光学系24のみによって長焦点側で観察するときの物体距離、即ち対物光学系24の第1レンズ面から観察部位100までの距離は2.0mmである。
また、拡大観察用レンズ17Aは、観察部位100に対して密着状態で配置される。即ち、物体距離は0mmとなる。
本実施例の拡大観察用レンズ17Aは、樹脂モールド品によって形成される平凸レンズである。その詳細な仕様は、
直径 2.6mm(φ2.6)
屈折率 n1=1.52540
焦点距離 f1=2.800
観察対象物に対向する側の面の曲率半径 r1=∞
内視鏡に対向する側の面の曲率半径 r2=−1.471
面間隔(mm) d=1.471
である。
ここで、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
1.4 < n1 < 2.3
また、対物光学系24の焦点距離 f2=2.000 である。これにより、
f1/f2=1.4
であるので、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
0.3 < f1/f2 <3.5
また、上記の条件より、
r2/d=1
であることから、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
0.9 < |r2/d| < 1.1
なお、この拡大観察用レンズ17Aを挿入したときの中心倍率変化は、対物光学系24のみでの倍率を1とすると、1.53となる。
本実施例によれば、拡大観察用レンズ17Aのサイズを大きく形成しているので、周辺部でのケラレが少ないという利点がある。一方、拡大観察用レンズ17Aのサイズが大きいことから処置具挿通チャンネルを挿通させるのに支障が生じることも考えられることから、外周側の対向する二辺をカットして横長画面に合わせて、レンズ断面が小判形状となるように形成するという工夫が施されている。なお、図9は、当該拡大観察用レンズ17Aを正面から見た際の図である。
また、拡大観察用レンズ17Aの有無に関らず対物光学系24の第1レンズ面と観察部位との間の距離を変化させなくても像を結ぶので、対物光学系24の位置を固定した状態で拡大観察用レンズ17Aを挿入すれば拡大観察を行なうことができる。
[第3実施例]
図10は、第3実施例の対物光学系及び拡大観察用レンズの構成図である。
図10において、(W)及び(T)は、対物光学系24のレンズ構成を示し、(W)は変倍レンズ群24aを短焦点側に配置したときの状態を、(T)は変倍レンズ群24aを長焦点側に配置したときの状態を、それぞれ示している。また、対物光学系24において、絞り位置を符合24bで示している。
そして、図10において、(S)は、対物光学系24の構成に加えて第1レンズ面の前方に拡大観察用レンズ17Bを配置した状態のレンズ構成を示している。この場合において、拡大観察用レンズ17Bの光軸と、対物光学系24の光軸とは、図7(S)に示す光軸Oにおいて一致するように設定配置される。
この第3実施例の拡大観察用レンズ17B及び対物光学系24によって構成される光学系の各レンズデータを次表に示す。
Figure 2008023044
なお、表3において用いられる符号は、
r:曲率半径(mm)
d:面間隔(mm)
n:屈折率
ν(ニュー):アッベ数
である。
本実施例における対物光学系24のみによって長焦点側で観察するときの物体距離、即ち対物光学系24の第1レンズ面から観察部位100までの距離は2.0mmである。
また、拡大観察用レンズ17Bは、観察部位100に対して所定の距離Dだけ離間した状態で配置される。
本実施例の拡大観察用レンズ17Bは、樹脂モールド品によって形成される平凸レンズである。その詳細な仕様は、
直径 2mm(φ2)
屈折率 n1=1.52540
焦点距離 f1=2.800
観察対象物に対向する側の面の曲率半径 r1=∞
内視鏡に対向する側の面の曲率半径 r2=−1.471
面間隔(mm) d=0.515
である。
ここで、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
1.4 < n1 < 2.3
また、対物光学系24の焦点距離 f2=2.000 である。これにより、
f1/f2=1.4
であるので、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
0.3 < f1/f2 <3.5
なお、この拡大観察用レンズ17Bを挿入したときの中心倍率変化は、対物光学系24のみでの倍率を1とすると、1.53となる。
本実施例によれば、拡大観察用レンズ17Bと観察部位100との間に所定の距離Dをおいているので、例えば拡大観察用レンズ17Bに粘液などが付着することにより、観察が妨げられるようなことがない。
[第4実施例]
図11は、第4実施例の対物光学系及び拡大観察用レンズの構成図である。
図11において、(W)及び(T)は、対物光学系24のレンズ構成を示し、(W)は変倍レンズ群24aを短焦点側に配置したときの状態を、(T)は変倍レンズ群24aを長焦点側に配置したときの状態を、それぞれ示している。また、対物光学系24において、絞り位置を符合24bで示している。
そして、図11において、(S)は、対物光学系24の構成に加えて第1レンズ面の前方に拡大観察用レンズ17Cを配置した状態のレンズ構成を示している。この場合において、拡大観察用レンズ17Cの光軸と、対物光学系24の光軸とは、図7(S)に示す光軸Oにおいて一致するように設定配置される。
この第4実施例の拡大観察用レンズ17C及び対物光学系24によって構成される光学系の各レンズデータを次表に示す。
Figure 2008023044
なお、表4において用いられる符号は、
r:曲率半径(mm)
d:面間隔(mm)
n:屈折率
ν(ニュー):アッベ数
である。
本実施例における対物光学系24のみによって長焦点側で観察するときの物体距離、即ち対物光学系24の第1レンズ面から観察部位100までの距離は2.0mmである。
本実施例の拡大観察用レンズ17Cは、セラミックレンズからなりる平凸レンズである。その詳細な仕様は、
直径 1.8mm(φ1.8)
屈折率 n1=2.08000
焦点距離 f1=0.908
観察対象物に対向する側の面の曲率半径 r1=∞
内視鏡に対向する側の面の曲率半径 r2=−0.981
面間隔(mm) d=0.981
である。
ここで、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
1.4 < n1 < 2.3
また、対物光学系24の焦点距離 f2=2.000 である。これにより、
f1/f2=0.45405
であるので、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
0.3 < f1/f2 <3.5
また、上記の条件より、
r2/d=1
であることから、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
0.9 < |r2/d| < 1.1
なお、この拡大観察用レンズ17Cを挿入したときの中心倍率変化は、対物光学系24のみでの倍率を1とすると、2.08となる。
[第5実施例]
図12は、第5実施例の対物光学系及び拡大観察用レンズの構成図である。
図12において、(W)及び(T)は、対物光学系24のレンズ構成を示し、(W)は変倍レンズ群24aを短焦点側に配置したときの状態を、(T)は変倍レンズ群24aを長焦点側に配置したときの状態を、それぞれ示している。また、対物光学系24において、絞り位置を符合24bで示している。
そして、図7において、(S)は、対物光学系24の構成に加えて第1レンズ面の前方に拡大観察用レンズ17Dを配置した状態のレンズ構成を示している。この場合において、拡大観察用レンズ17Dの光軸と、対物光学系24の光軸とは、図7(S)に示す光軸Oにおいて一致するように設定配置される。
この第5実施例の拡大観察用レンズ17D及び対物光学系24によって構成される光学系の各レンズデータを次表に示す。
Figure 2008023044
なお、表5において用いられる符号は、
r:曲率半径(mm)
d:面間隔(mm)
n:屈折率
ν(ニュー):アッベ数
である。
本実施例における対物光学系24のみによって長焦点側で観察するときの物体距離、即ち対物光学系24の第1レンズ面から観察部位100までの距離は2.0mmである。
また、拡大観察用レンズ17Dは、対物光学系24の第1レンズ面の前面に対して密着状態で配置される。
本実施例の拡大観察用レンズ17Dは、樹脂モールド品によって形成される球レンズである。その詳細な仕様は、
直径 1.099mm(φ1.099)
屈折率 n1=1.44000
焦点距離 f1=0.899
観察対象物に対向する側の面の曲率半径 r1=0.549
内視鏡に対向する側の面の曲率半径 r2=−0.549
面間隔(mm) d=1.099
である。
ここで、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
1.4 < n1 < 2.3
また、対物光学系24の焦点距離 f2=2.000 である。これにより、
f1/f2=0.4494
であるので、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
0.3 < f1/f2 <3.5
また、上記の条件より、
r1/r2=1
であることから、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
|r1/r2| = 1
なお、この拡大観察用レンズ17Dを挿入したときの中心倍率変化は、対物光学系24のみでの倍率を1とすると、2.57となる。
本実施例によれば、拡大観察用レンズ17Dのパワーが強いので、観察部位100に対してより近接させて拡大率を上げることができるという利点がある。また、拡大観察用レンズ17Dのサイズを小さくすることができるので、処置具挿通チャンネルを介して内視鏡2の先端に配置するのが容易であるという利点もある。さらに、拡大観察用レンズ17Dを球形状で形成したので、レンズ枠17bに対する方向性が無い。したがって、拡大観察用レンズ17Dの組み立てを容易とすることができる。
さらに、拡大観察用レンズ17Dは、対物光学系24の第1レンズ面の前面に密着させて配置することから、拡大観察用レンズ17Dの位置決めが容易にできる。また、このとき、拡大観察用レンズ17Dを樹脂モールド品で形成してあるので、対物光学系24の第1レンズ面の前面に密着させても、対物光学系24の側の光学部材を傷付けてしまうようなこともない。
[第6実施例]
図13は、第6実施例の対物光学系及び拡大観察用レンズの構成図である。
図13において、(W)及び(T)は、対物光学系24のレンズ構成を示し、(W)は変倍レンズ群24aを短焦点側に配置したときの状態を、(T)は変倍レンズ群24aを長焦点側に配置したときの状態を、それぞれ示している。また、対物光学系24において、絞り位置を符合24bで示している。
そして、図13において、(S)は、対物光学系24の構成に加えて第1レンズ面の前方に拡大観察用レンズ17Eを配置した状態のレンズ構成を示している。この場合において、拡大観察用レンズ17Eの光軸と、対物光学系24の光軸とは、図7(S)に示す光軸Oにおいて一致するように設定配置される。
この第6実施例の拡大観察用レンズ17E及び対物光学系24によって構成される光学系の各レンズデータを次表に示す。
Figure 2008023044
なお、表6において用いられる符号は、
r:曲率半径(mm)
d:面間隔(mm)
n:屈折率
ν(ニュー):アッベ数
である。
本実施例における対物光学系24のみによって長焦点側で観察するときの物体距離、即ち対物光学系24の第1レンズ面から観察部位100までの距離は2.0mmである。
また、拡大観察用レンズ17Eは、観察部位100に対して密着状態で配置される。即ち、物体距離は0mmとなる。
本実施例の拡大観察用レンズ17Eは、光学ガラスによって形成される両凸レンズである。その詳細な仕様は、
直径 1.12mm(φ1.12)
屈折率 n1=1.51633
焦点距離 f1=1.078
観察対象物に対向する側の面の曲率半径 r1=0.981
内視鏡に対向する側の面の曲率半径 r2=−0.981
面間隔(mm) d=0.687
である。
ここで、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
1.4 < n1 < 2.3
また、対物光学系24の焦点距離 f2=2.000 である。これにより、
f1/f2=0.5392
であるので、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
0.3 < f1/f2 <3.5
また、上記の条件より、
r1/r2=1
であることから、本実施例の拡大観察用レンズ17は、以下の条件式を満足している。
|r1/r2| = 1
なお、この拡大観察用レンズ17Eを挿入したときの中心倍率変化は、対物光学系24のみでの倍率を1とすると、1.31となる。
本実施例によれば、拡大観察用レンズ17Eは、両凸レンズで形成したので、レンズ枠17bに対して裏表方向での方向性が無い。したがって、拡大観察用レンズ17Eの組み立てを容易とすることができる。また、拡大レンズ保持具3によって保持する際にも、その裏表方向の取り付けに方向性がないので、拡大レンズ保持具3で保持する際の作業性の向上に寄与することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
本発明の一実施形態の内視鏡装置の概略的な構成を示す全体構成図。 図1の内視鏡装置における内視鏡の先端部近傍を拡大して示す要部拡大斜視図。 図1の内視鏡装置の内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通させて使用する処置具(拡大レンズ保持具)を示す拡大平面図。 図4は、図3の拡大レンズ保持具を駆動した状態を示す拡大平面図。 図1の内視鏡装置における内視鏡の処置具挿通チャンネルに拡大レンズ保持具を挿通させて拡大レンズを観察光学系の光軸上に配置したときの状態を示し、内視鏡先端部を断面で示す要部拡大断面図。 本発明の一実施形態の内視鏡装置の一変形例を示し、操作部内部に設けられ拡大レンズ保持具を駆動する駆動手段の構成を示す概略構成図。 第1実施例の対物光学系及び拡大観察用レンズの構成図。 第2実施例の対物光学系及び拡大観察用レンズの構成図。 第2実施例の拡大観察用レンズの正面図。 第3実施例の対物光学系及び拡大観察用レンズの構成図。 第4実施例の対物光学系及び拡大観察用レンズの構成図。 第5実施例の対物光学系及び拡大観察用レンズの構成図。 第6実施例の対物光学系及び拡大観察用レンズの構成図。
符号の説明
1……内視鏡装置
2……内視鏡
3……拡大レンズ保持具
4……光源装置
5……ビデオプロセッサ
6……表示装置
7……記録装置
10……挿入部
11,11A……操作部
12……ユニバーサルコード
17,17A,17B,17C,17D,17E……拡大観察用レンズ
17a……光学レンズ
17b……レンズ枠
18……先端部
19……湾曲部
20……可撓部
21……処置具挿入口
22……処置具挿通チャンネル
23……チャンネル開口
24……対物光学系
24a……変倍レンズ群
25……撮像素子
36……保持具駆動機構部
37……保持具コントローラ
41……変倍操作レバー
44……制御部
46……処置具駆動機構

Claims (10)

  1. 対物光学系を有する観察手段を先端部に備えた挿入部と、前記挿入部を挿通するように設けられ前記先端部において前記対物光学系に隣接する部位に開口を有する処置具挿通チャンネルと、を有し、前記観察手段を用いて観察部位を観察する内視鏡と
    前記対物光学系の前方であって、前記観察部位と前記内視鏡の前面との間の空間に配置される像伝達手段と、
    を具備し、
    前記像伝達手段と前記対物光学系とを合成した光学系により、前記対物光学系単独で得られる観察像よりも拡大された観察像を得ることができることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記像伝達手段は、光学部材であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記光学部材は、透明部材であることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記光学部材は、前記内視鏡の前記処置具挿通チャンネルを介して前記内視鏡の先端部と前記観察部位との間に配置されることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
  5. 前記光学部材が、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡装置。
    1.4 < n1 < 2.3
    n1:前記光学部材の屈折率
  6. 前記光学部材が、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡装置。
    0.3 < f1/f2 <3.5
    f1:前記像伝達手段の焦点距離
    f2:前記対物光学系の焦点距離
  7. 前記光学部材が平凸レンズであることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡装置。
  8. 前記光学部材が、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡装置。
    0.9 < |r2/d| < 1.1
    r2:前記光学部材の前記内視鏡側の曲率半径
    d :前記光学部材の中肉厚
  9. 前記光学部材が、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡装置。
    |r1/r2| = 1
    r1:前記光学部材の観察対象物側の曲率半径
    r2:前記光学部材の内視鏡側の曲率半径
  10. 前記光学部材が球レンズであることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡装置。
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