JP2008022622A - 送配電系統の短絡電流減少システムおよび短絡電流減少方法 - Google Patents

送配電系統の短絡電流減少システムおよび短絡電流減少方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 短絡電流が遮断器の定格遮断電流を超過する場合でも、送配電系統の系統信頼度を向上させるとともに遮断器取替費用の削減を図る。
【解決手段】 送配電系統の短絡電流減少システム10は、送配電系統に遮断器制御手段1と、至近端三相短絡事故検出手段2と、母線連絡遮断器4および系統連系線遮断器3とを設けた後、至近端三相短絡事故検出手段2により短絡電流が負荷線遮断器の定格遮断電流を超過する条件を検出した後、遮断器制御手段1により母線連絡遮断器4および系統連系線遮断器3の少なくとも一方を遮断するように制御して、短絡電流を減少させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、送配電系統の短絡電流を減少させて送配電系統の信頼性の向上を図る送配電系統の短絡電流減少システムおよび短絡電流減少方法に関する。
発電所で発生させた電力を需要家に供給する電力系統は、発電した三相交流を超高圧変電所、一次変電所、二次変電所などで昇降圧した高電圧で需要家の近辺まで電力を送る送電系統と、送電系統の高電圧を配電用変電所で降圧した電圧で需要家に電力を送る配電系統とから構成されている。そして、これらの送配電系統においては、発電所および変電所(発変電所)から母線を介して三相交流を出力して、支線、連絡線などと称される送電線(系統連系線および負荷線)に送電することで需要家の各種の負荷に電力を供給するようになっている。この場合、母線は一般的に信頼性に優れている二重母線方式が広く採用されている。
図7は、そのような二重母線方式を採用した従来の送配電系統の構成例を示す結線図で、この送配電系統は、例えば110KVの高圧が供給される甲母線6Aと乙母線6Bとが設けられたいわゆる1甲2乙の二重母線構成から成り、符号13A〜13Oは甲母線6Aに接続された開閉器、符号14A〜14Oは乙母線6Bに接続された開閉器、符号15A〜15Oはそれぞれ対応する一対の開閉器(例えば、13Aと14A、13Bと14Bなど)間に接続された遮断器である。そして、需要家に電力を供給するための送電線である系統連系線および負荷線が供給先の地域ごとに、異なる母線に接続された各遮断器15B〜15Oを介して、第1の回線1L,第2の回線2Lの2回線が引出されている。図示において、符号A〜Dは電力の供給先の地域名を示している。このように供給先の地域ごとにそれぞれ異なる母線から系統連系線および負荷線として複数の回線を引出すようにすれば、事故などで一方の母線の機能が停止されたとしても、残りの母線を利用することにより停電を発生させることなく需要家に電力を供給することができる。
上記のように二重母線構成を採用した送配電系統において、母線連絡線に設けられた母線連絡遮断器と変流器間に発生した事故の検出を行うようにした母線保護装置が提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−237857号公報
ところで、送配電系統においては何らかの原因で短絡事故が発生すると、送配電系統には大きな短絡電流が流れるが、この短絡電流が検出されて送配電系統に設けられている遮断器を遮断することによって、送配電系統は短絡事故から保護されるようになっている。以下、B線またはC連絡線のいずれか1回線に生ずる事故を例にとって図7の構成で説明すると、110KVの高圧が供給される負荷線として例えばB線およびC連絡線において短絡事故が発生したとすると、図示しない変流器、保護リレーなどの働きでB線の遮断器15H、15IおよびC連絡線の15J、15Kが遮断されることにより、送配電系統が短絡事故から保護される。
しかしながら、系統拡大や系統変更などにより系統の短絡容量が増大し、遮断器15H、15Iおよび15J、15Kの定格遮断電流を超過する至近端三相短絡電流が流れた場合、それらの遮断器が破損する可能性があるので、送配電系統を短絡事故から保護することができなくなる。ここで、特に至近端三相短絡電流が大きくなるのは至近端ほど送電線の電気抵抗が小さくなるためである。したがって、このような場合には送配電系統を他の系統に変更して短絡電流を減少させるか、各遮断器15H、15Iおよび15J、15Kをより最大定格電流が大きなものに、例えば今までの110KV用のものから220KV用のものに取替えるようにしている。
ところが、前者のように送配電系統を他の系統に変更する場合には、系統信頼度の低下が避けられないという問題が生ずる。一方、後者の遮断器をより定格遮断電流の大きなものに取替える場合には、遮断器の取替に伴う取替費用が必要になるだけでなく、取替期間中の系統信頼度の低下が避けられないという問題が生ずる。
また、上記の特許文献1に記載に記載されているような母線保護装置では、遮断器の定格遮断電流を超過する短絡電流が流れた場合の対策については開示がない。
そこで本発明は、短絡電流が遮断器の定格遮断電流を超過する場合でも、送配電系統の系統信頼度を向上させるとともに遮断器取替費用の削減を図ることができる送配電系統の短絡電流減少システムおよび短絡電流減少方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、発変電所から母線を介して送配電系統に電力を供給し、前記送配電系統に設けられた負荷線遮断器の定格遮断電流を超過する短絡電流が前記送配電系統に生じた場合にその短絡電流を減少させる送配電系統の短絡電流減少システムであって、前記送配電系統に設けられた前記負荷線遮断器を制御する遮断器制御手段と、前記負荷線遮断器の至近端における三相短絡事故を検出する至近端三相短絡事故検出手段と、この至近端三相短絡事故検出手段により前記三相短絡事故が検出されたとき、前記遮断器制御手段により開動作が制御される母線連絡遮断器および系統連系線遮断器の少なくとも一方を備えることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の送配電系統の短絡電流減少システムにおいて、前記母線が二重母線構成から成ることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の送配電系統の短絡電流減少システムにおいて、前記系統連系線遮断器が設けられる系統連系線が複数回線から成ることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、発変電所から母線を介して送配電系統に電力を供給し、前記送配電系統に設けられた負荷線遮断器の定格遮断電流を超過する短絡電流が前記送配電系統に生じた場合にその短絡電流を減少させる送配電系統の短絡電流減少方法であって、前記送配電系統に、前記負荷線遮断器を制御する遮断器制御手段と、前記負荷線遮断器の至近端における三相短絡事故を検出する至近端三相短絡事故検出手段と、前記遮断器制御手段により開動作が制御される母線連絡遮断器および系統連系線遮断器とを設け、前記至近端三相短絡事故検出手段が前記三相短絡事故を検出したとき、前記遮断器制御手段により前記母線連絡遮断器および系統連系線遮断器の少なくとも一方を遮断するように制御することを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の送配電系統の短絡電流減少方法において、前記母線が単母線構成から成り、かつ前記系統連系線が複数回線から成る場合は、前記至近端三相短絡事故検出手段が前記三相短絡事故を検出したとき、前記遮断器制御手段により前記系統連系線遮断器を遮断するように制御することを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項4に記載の送配電系統の短絡電流減少方法において、前記母線が二重母線構成から成り、かつ前記系統連系線が複数回線から成る場合は、前記至近端三相短絡事故検出手段が前記三相短絡事故を検出したとき、前記遮断器制御手段により基本的に前記母線連絡遮断器を遮断するように制御することを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項6に記載の送配電系統の短絡電流減少方法において、前記至近端三相短絡事故検出手段が前記三相短絡事故を検出したとき、前記遮断器制御手段により前記系統連系線遮断器を遮断するように制御することを可能にしたことを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、系統拡大や系統変更などにより系統の短絡容量が増大し、短絡電流が遮断器の定格遮断電流を超過する条件である至近端での三相短絡事故が検出されたとき、遮断器制御手段により開動作が制御される母線連絡遮断器および系統連系線遮断器の少なくとも一方を備えている。したがって、短絡電流が負荷線遮断器の定格遮断電流を超過する条件を検出した後、遮断器制御手段により母線連絡遮断器および系統連系線遮断器の少なくとも一方を遮断するように制御することによって、短絡電流を減少させることができるので、短絡電流が負荷線遮断器の定格遮断電流を超過する場合でも、送配電系統の系統信頼度を向上させるとともに負荷線遮断器取替費用の削減を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、二重母線構成の送配電系統において、短絡電流が負荷線遮断器の定格遮断電流を超過する場合でも、送配電系統の系統信頼度を向上させるとともに負荷線遮断器取替費用の削減を図ることができる。
請求項3記載の発明によれば、系統連系線が複数回線から成る送配電系統において、短絡電流が負荷線遮断器の定格遮断電流を超過する場合でも、送配電系統の系統信頼度を向上させるとともに負荷線遮断器取替費用の削減を図ることができる。
請求項4記載の発明によれば、送配電系統に遮断器制御手段、至近端三相短絡事故検出手段、母線連絡遮断器および系統連系線遮断器を設けた後、至近端三相短絡事故検出手段により短絡電流が負荷線遮断器の定格遮断電流を超過する条件を検出した後、遮断器制御手段により母線連絡遮断器および系統連系線遮断器の少なくとも一方を遮断するように制御して、短絡電流を減少させる。したがって、短絡電流が負荷線遮断器の定格遮断電流を超過する場合でも、送配電系統の系統信頼度を向上させるとともに負荷線遮断器取替費用の削減を図ることができる。
請求項5記載の発明によれば、母線が単母線構成から成り、かつ系統連系線が複数回線から成る場合は、遮断器制御手段により系統連系線遮断器を遮断するように制御することによって、短絡電流を減少させることができる。
請求項6記載の発明によれば、母線が二重母線構成から成り、かつ系統連系線が複数回線から成る場合は、遮断器制御手段により基本的に母線連絡遮断器を遮断するように制御することによって、短絡電流を減少させることができる。
請求項7記載の発明によれば、至近端三相短絡事故検出手段が三相短絡事故を検出したとき、遮断器制御手段により系統連系線遮断器を遮断するように制御することを可能にすることによって、短絡電流を減少させることができる。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る送配電系統の短絡電流減少システム10を示す概略構成図である。この送配電系統の短絡電流減少システム10は、発変電所の送配電系統に設けられた各種の遮断器を制御する遮断器制御手段1と、負荷線遮断器の至近端における三相短絡事故を検出する至近端三相短絡事故検出手段2と、遮断器制御手段1により開動作が制御される系統連系遮断器3と、遮断器制御手段1により開動作が制御される負荷線遮断器8と、遮断器制御手段1により開動作が制御される母線連絡遮断器4とを備えている。
図2は、本実施形態に係る送配電系統の短絡電流減少システム10が適用された送配電系統の構成例を示す結線図である。この送配電系統は、例えば110KVの高圧が供給される甲母線6Aと乙母線6Bとが設けられた1甲2乙の二重母線構成から成り、各母線6A、6B間はそれぞれに設けられた複数の開閉器13A〜13O、開閉器14A〜14Oを介して接続されている。但し、開閉器13Aと14Aとの間には110KV母線連絡用の遮断器15Aが接続されている。開閉器13Bと14Bとの接続点からは遮断器15Bを介して母線に電力を供給する送電線である系統連系線として例えばA支線の第1の回線1Lが引出され、開閉器13Cと14Cとの接続点からは遮断器15Cを介してA支線の第2の回線2Lが引出されている。同様にして、開閉器13Dと14Dとの接続点からは遮断器15Dを介して例えばA連絡線の第1の回線1Lが、開閉器13Eと14Eとの接続点からは遮断器15Eを介してA連絡線の第2の回線2Lがそれぞれ引出されている。
同様にして,開閉器13Lと14Lとの接続点からは遮断器15Lを介してD線の第1の回線1Lが、開閉器13Mと14Mとの接続点からは遮断器15Mを介してD線の第2の回線2Lがそれぞれ引出されている。同様にして、開閉器13Nと14Nとの接続点からは遮断器15Nを介してD火力線の第1の回線1Lが、開閉器13Oと14Oとの接続点からは遮断器15Oを介してD火力線の第2の回線2Lがそれぞれ引出されている。
また,開閉器13Hと14Hとの接続点からは遮断器15Hを介して母線から需要家および配電用変電所に電力を供給する送電線である負荷線として例えばB線の第1の回線1Lが、開閉器13Iと14Iとの接続点からは遮断器15Iを介してB線の第2の回線2Lがそれぞれ引出されている。同様にして、開閉器13Jと14Jとの接続点からは遮断器15Jを介してC連絡線の第1の回線1Lが、開閉器13Kと14Kとの接続点からは遮断器15Kを介してC連絡線の第2の回線2Lがそれぞれ引出されている。
また、開閉器13Fと14Fとの接続点からは遮断器15Fを介して連系Trの第1の回線1Trが、開閉器13Gと14Gとの接続点からは遮断器15Gを介して連系Trの第2の回線2Trがそれぞれ引出されている。
各遮断器15B〜15Oを介して甲母線6Aおよび乙母線6Bから系統連系線または負荷線として引出されたそれぞれの第1および第2の回線1L、2Lには、図3に示すような保護リレー方式が適用されている。この保護リレー方式は保護リレー9を備え、母線6(甲母線6Aあるいは乙母線6Bに相当)には母線・需要家・配電用変電所に電力を供給するための送電線7(第1の回線1Lあるいは第2の回線2Lに相当)である系統連系線・負荷線が引出されて、各送電線7にはこれらの送電線の開閉を行う遮断器CBおよび送電線7を流れる大電流を保護リレー9に適する小電流(例えば、5A)に変流するための変流器CTが設けられている。一方、母線6には高圧を保護リレー9に適する低圧(例えば、110V)に変圧する変成器PTが設けられている。そして、変流器CTにより検出された信号および変成器PTにより検出された信号が保護リレー9に入力されるように構成されている。また、保護リレー9にはパレット5Aが設けられるとともに、遮断器CBにもパレット5Bが設けられて、各パレット5A,5Bは直流電源に接続されている。
以上のような保護リレー9を備えた送配電系統において、母線6から引出された送電線7で何らかの原因で短絡事故が発生すると、送電線7には正常値よりも大きな電流が流れるので、これが変流器CTにより検出されて保護リレー9に伝えられる。この結果、保護リレー9が動作してパレット5Aを閉じさせることにより、遮断器CBのパレット5Bが閉じられて図示しない遮断器引外し用リレーが動作して遮断器CBを遮断させる。したがって、母線6と送電線7とが切離されるので、送配電系統を短絡事故から保護することができる。しかしながら、上記のような構成では、遮断器CBの定格遮断電流を超過する大きな短絡電流が流れた場合には、遮断器CBは機能しなくなるので対応が不可能になる。
したがって、本発明においては図1の本実施形態に係る送配電系統の短絡電流減少システム10における至近端三相短絡事故検出手段2を、至近端三相短絡事故が発生した場合,短絡電流が遮断器の定格遮断電流を超過する負荷線である例えば、図2のB線およびC連絡線に設けるようにする。
上記のように短絡電流が遮断器の定格遮断電流を超過するのは、1.三相短絡事故の発生、2.三相短絡事故が遮断器の至近端で発生、の2つの条件が同時に成立したときである(既知)ので、至近端三相短絡事故検出手段2により至近端三相短絡事故を検出した後、遮断器制御手段1により、図2の母線連絡遮断器15Aあるいは系統連系線遮断器15B〜15E、15L〜15Oを自動的に遮断するように制御することで、短絡電流を減少させることができるようになる。したがって、従来のように送配電系統を他の系統に変更したり、遮断器をより最大定格電流が大きなものに取替えるような対策は不要になるので、送配電系統の系統信頼度を向上させるとともに遮断器取替費用の削減を図ることができる。
上記のように至近端三相短絡事故検出手段2により至近端三相短絡事故を検出する場合、至近端事故を検出する方法としては、例えば不足電圧継電器を利用して行う。すなわち、不足電圧継電器を用いて予め整定値を「0」V付近に選んでおくことにより、この整定値を基準値としてこの値以下となった場合には不足電圧継電器を動作させて、至近端で事故が発生したとみなすようにする。また、三相短絡事故を検出する方法としては、例えば距離継電器を利用して行う。すなわち、距離継電器を用いて赤相−白相,白相−青相,赤相−青相の動作を行わせて三相短絡事故が発生したとみなすようにする。
ここで、至近端三相短絡事故を検出した後に、母線連絡遮断器15Aあるいは系統連系線遮断器15B〜15E、15L〜15Oのいずれを遮断するように制御するかの選択、あるいは選択の可否は、母線の構成あるいは系統連系線の構成によって以下のように異なってくる。
(1)母線が単母線構成から成り、かつ系統連系線が2回線以上ある発変電所に設置する場合は、系統連系線を遮断する。
(2)1甲2乙の二重母線構成かつ系統連系線が2回線以上ある発変電所に設置する場合は、基本的には、母線連絡遮断器を遮断する。但し、系統連系線遮断器も選択できるように、母線連絡遮断器と系統連系線遮断器とのいずれかを選択する切替スッチを設けるようにする。また、次の場合には、系統連系線遮断器を選択する。
1.二重母線構成において、片母線が停電している場合。
2.母線構成が変更されて1甲2乙の二重母線構成でなくなっている場合。
次に,図2を参照して、上記のような条件に基づいて、送配電系統の短絡電流を減少させる方法について説明する。図2において、至近端三相短絡事故検出手段2によって例えば、負荷線であるB線の第1の回線1Lの遮断器15Hの至近端三相短絡事故が検出される(1))と、図2の送配電系統は二重母線構成かつ系統連系線が2回線以上なので、遮断器制御手段1は上記の(2)の条件に該当すると判断して、母線連絡遮断器15Aを自動的に遮断するように制御(2))する。あるいは、甲母線6Aあるいは乙母線6Bの一方が停電している場合、または1甲2乙の二重母線構成でなくなっている場合には、遮断器制御手段1は上記の(2)−1あるいは(2)−2の条件に該当すると判断して、系統連系線15Bを自動的に遮断するように制御(2)−1)する。そして、その後事故送電線であるB線1Lを遮断(3))させる。なお、上記のように母線連絡遮断器15Aを遮断するようにしても、他回線のトリップ,供給支障に影響を与えることはない。
以上のような送配電系統の短絡電流減少方法によれば、上記において1)〜2)の制御方法の場合、110KV母線連絡遮断器15Aを遮断する前には、一例として43.4KVAであった短絡電流を、母線連絡遮断器15Aを遮断した後には、36.4KVAに減少させることができる。
次に、本実施形態に係る送配電系統の短絡電流減少システム10における至近端三相短絡事故発生時の遮断動作について、図4を参照してその概略シーケンスを説明する。なお、前提として前記したように母線連絡遮断器と系統連系線遮断器との選択が可能な場合の例について説明する。また、図5に負荷線遮断器のトリップ回路例を、図6に母線連絡遮断器のトリップ回路例を示す。
まず、送配電系統において、短絡電流が遮断器の定格遮断電流を超過する条件である、至近端三相短絡事故(例えば、図2の1))が発生したことが至近端三相短絡事故検出手段2により検出されると、この検出情報が論理積ゲート11Aから出力されて論理積ゲート11Bに入力される。ここで、転送遮断装置「使用」スイッチを運用して、その使用情報が論理積ゲート11Bに入力されると、論理積ゲート11Bは検出情報を出力して論理積ゲート11C、11Dに入力させる。次に、遮断器選択SW(切替スイッチ)により母線連絡遮断器を選択する情報が論理積ゲート11Cに入力されると、論理積ゲート11Cは母線連絡遮断器(例えば、図2の2))を遮断させる「切」指令を遮断器制御手段1から出力する。この結果、母線連絡遮断器(例えば、遮断器15A)が自動的に遮断する。
一方、遮断器選択SWにより系統連系線遮断器を選択する情報が論理積ゲート11Dに入力されると、論理積ゲート11Dは系統連系線遮断器(例えば、図2の2)−1)を遮断させる「切」指令を遮断器制御手段1から出力する。この結果、系統連系線遮断器(例えば、遮断器15B)が自動的に遮断する。
次に、母線連絡遮断器の「切」情報および母線連絡遮断器「選択」情報を論理積ゲート11Gに入力させると、母線連絡遮断器「切」情報が論理積ゲート11Gから出力されて論理和ゲート12Aに入力される。同様にして、系統連系線遮断器の「切」情報および系統連系線遮断器「選択」情報を論理積ゲート11Hに入力させると、系統連系線遮断器「切」情報が論理積ゲート11Hから出力されて論理和ゲート12Aに入力される。次に、論理積ゲート11Bの出力が反転器16を介して論理積ゲート11Eに入力されるとともに、論理積ゲート11Fに入力される。一方、送電線リレー(Ry)動作情報が論理積ゲート11Eに入力されるとともに、論理積ゲート11Fに入力され、さらに論理和ゲート12Aの出力が論理積ゲート11Fに出力される。次に、論理積ゲート11Eおよび論理積ゲート11Fの出力が論理和ゲート12Bに入力される。したがって、論理和ゲート12Bは事故送電線遮断器を遮断させる「切」指令を遮断器制御手段1から出力する。この結果、事故送電線遮断器が自動的に遮断する。
以上のような本実施形態に係る送配電系統の短絡電流減少システム10により短絡電流を減少させる方法によれば、送配電系統に遮断器制御手段1と、至近端三相短絡事故検出手段2と、母線連絡遮断器4および系統連系線遮断器3とを設けた後、至近端三相短絡事故検出手段2により短絡電流が負荷線遮断器の定格遮断電流を超過する条件を検出した後、遮断器制御手段1により母線連絡遮断器4および系統連系線遮断器3の少なくとも一方を遮断するように制御して、短絡電流を減少させる。したがって、短絡電流が負荷線遮断器の定格遮断電流を超過する場合でも、送配電系統の系統信頼度を向上させるとともに遮断器取替費用の削減を図ることができる。
以上、この発明の実施形態について説明したが、具体的な構成は、本実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。例えば、送配電系統において母線から引出された系統連系線の特定の地域において短絡事故が発生する例で説明したが、短絡事故は送電線および配電線のいずれの個所においても発生する可能性があるので、その個所は送配電系統の全体を対象とすることができる。また、一般に短絡事故が発生した場合には、発電機が多く設置されている送配電系統において短絡電流が大きくなるので、特にこのような送配電系に本発明を適用することにより大きな効果を得ることができる。
本発明の実施形態に係る送配電系統の短絡電流減少システムを示す概略構成図。 本発明の実施形態に係る送配電系統の短絡電流減少システムが適用された送配電系統の構成例を示す結線図。 本発明の実施形態に係る送配電系統の短絡電流減少システムに適用される一般の送配電系統の保護リレー方式を示す構成図。 本発明の実施形態に係る送配電系統の短絡電流減少システムにおける至近端三相短絡事故発生時の遮断動作について示す概略シーケンス。 本発明の実施形態に係る送配電系統の短絡電流減少システムにおける負荷線遮断器トリップ回路例を示す構成図。 本発明の実施形態に係る送配電系統の短絡電流減少システムにおける母線連絡遮断器トリップ回路例を示す構成図。 従来の送配電系統の構成例を示す結線図。
符号の説明
1 遮断器制御手段
2 至近端三相短絡事検出手段
3 系統連系線遮断器
4 母線連絡遮断器
5A 保護リレーのパレット
5B 遮断器のパレット
6 母線
6A 甲母線
6B 乙母線
7 送電線(系統連系線・負荷線)
8 負荷線遮断器
9 保護リレー
10 送配電系統の短絡電流減少システム
11A〜11H 論理積ゲート
12A、12B 論理和ゲート
13A〜13O 開閉器
14A〜14O 開閉器
15A〜15O 遮断器
16 反転器

Claims (7)

  1. 発変電所から母線を介して送配電系統に電力を供給し、前記送配電系統に設けられた負荷線遮断器の定格遮断電流を超過する短絡電流が前記送配電系統に生じた場合にその短絡電流を減少させる送配電系統の短絡電流減少システムであって、
    前記送配電系統に設けられた前記負荷線遮断器を制御する遮断器制御手段と、前記負荷線遮断器の至近端における三相短絡事故を検出する至近端三相短絡事故検出手段と、この至近端三相短絡事故検出手段により前記三相短絡事故が検出されたとき、前記遮断器制御手段により開動作が制御される母線連絡遮断器および系統連系線遮断器の少なくとも一方を備える、
    ことを特徴とする送配電系統の短絡電流減少システム。
  2. 前記母線が二重母線構成から成る、
    ことを特徴とする請求項1に記載の送配電系統の短絡電流減少システム。
  3. 前記系統連系線遮断器が設けられる系統連系線が複数回線から成る、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の送配電系統の短絡電流減少システム。
  4. 発変電所から母線を介して送配電系統に電力を供給し、前記送配電系統に設けられた負荷線遮断器の定格遮断電流を超過する短絡電流が前記送配電系統に生じた場合にその短絡電流を減少させる送配電系統の短絡電流減少方法であって、
    前記送配電系統に、前記負荷線遮断器を制御する遮断器制御手段と、前記負荷線遮断器の至近端における三相短絡事故を検出する至近端三相短絡事故検出手段と、前記遮断器制御手段により開動作が制御される母線連絡遮断器および系統連系線遮断器とを設け、前記至近端三相短絡事故検出手段が前記三相短絡事故を検出したとき、前記遮断器制御手段により前記母線連絡遮断器および系統連系線遮断器の少なくとも一方を遮断するように制御することを特徴とする送配電系統の短絡電流減少方法。
  5. 前記母線が単母線構成から成り、かつ前記系統連系線が複数回線から成る場合は、前記至近端三相短絡事故検出手段が前記三相短絡事故を検出したとき、前記遮断器制御手段により前記系統連系線遮断器を遮断するように制御することを特徴とする請求項4に記載の送配電系統の短絡電流減少方法。
  6. 前記母線が二重母線構成から成り、かつ前記系統連系線が複数回線から成る場合は、前記至近端三相短絡事故検出手段が前記三相短絡事故を検出したとき、前記遮断器制御手段により基本的に前記母線連絡遮断器を遮断するように制御することを特徴とする請求項4に記載の送配電系統の短絡電流減少方法。
  7. 前記至近端三相短絡事故検出手段が前記三相短絡事故を検出したとき、前記遮断器制御手段により前記系統連系線遮断器を遮断するように制御することを可能にしたことを特徴とする請求項6に記載の送配電系統の短絡電流減少方法。
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