JP5361620B2 - 受変電設備の地絡保護システム - Google Patents

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本発明は、上位変電所から受電される母線と、この母線に母線連絡遮断器を介して接続された他の母線とを有する受変電設備の地絡保護システムに関する。
近年の建築設備の大型化に伴い、受変電設備も大規模化している。このため、需要家ではいくつかの需要所に電力を配電する分岐所の数も増えてきている。大規模化する受変電設備において重要なことは、万一の事故時における事故点の速やかな切り離しである。この切り離しは継電器の動作結果に基づいて行われるが、切り離し箇所(停電個所でもある)を必要最小限に留めることが肝要である。このための技術は、継電器の保護協調と呼ばれ、設備の上位から下位にかけて継電器に時限差を設けたり、検出レベルに差異を持たせて実現することが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−258145号公報
ここで、受変電設備内に地絡が生じた場合の保護協調についてみる。地絡の保護は、地絡時の電流(地絡過電流:67)を検出するものと、電圧(地絡過電圧:64)を検出するものがある。図3に、一般的な受変電設備での適用例を示す。
図3はビル施設などにおける大規模な受変電設備を示しており、上位変電所である特高変電所11と、その下位変電所であるエリア分岐所12、さらに、その下位変電所であるファシリティ変電所13から構成されており、図示しない照明や空調設備など各種の負荷設備へ電力を供給する。下位変電所の一つであるエリア分岐所変電所12には、上位の特高変電所11のフィーダ遮断器15にケーブル16で接続される常時閉の商用系受電遮断器17が設けられ、この受電遮断器17を介して商用系母線18が設けられている。
また、このエリア分岐所12には、自家発電設備などの非常用電源設備20が設けられており、この非常用電源設備20に対して常時開の非常系受電遮断器21を介して接続する非常系母線22がそれぞれ設けられている。さらに、これら商用系母線18と非常系母線22とは常時閉の母線連絡遮断器23により接続され、これら各母線18,22から、それぞれフィーダ遮断器24を有するフィーダが分岐されており、下位のファシリティ変電所や、図示しない負荷設備などに電力を供給している。
なお、商用系母線18には、特高変電所11の別系統から受電する他の商用系母線18が母線連絡遮断器25を介して接続されるが、この母線連絡遮断器25は常時開であり、2つの商用系母線18,18は、互いに独立して運用される。また、変圧器などは図示を省略している。
商用系母線18及び非常系母線22には、図示しないが、それぞれの母線に生じる地絡過電圧で動作する地絡過電圧継電器がそれぞれ設けられている。また、フィーダ遮断器24を有する各フィーダには、図示しないが、地絡過電流に応動する地絡過電流継電器がそれぞれ設けられている。これら地絡過電圧継電器及び地絡過電流継電器は、一般に両者の特性を考慮し設備に適用される。すなわち、電圧(地絡過電圧)に関しては、同系統すべてが同一条件となるため、地絡時は全箇所で発報が行われ、選択遮断には適さない。このため、電流(地絡過電流)での検出が困難な母線地絡の保護を目的に警報のみの発報や後備保護として用いられることが多い。
通常は、保護の信頼性を確保するため、地絡過電圧(64)継電器と地絡過電流(67)継電器とを組み合わせ、これらの動作をアンド条件として対応する遮断器をトリップさせている。例えば、あるフィーダで地絡事故が生じた場合、そのフィーダに設けられた地絡過電流(67)継電器が動作し、このフィーダが接続された母線18,22の地絡過電圧(64)継電器の動作とをアンド条件として対応するフィーダ遮断器24を選択遮断して、事故発生フィーダのみを切り離す制御が行われる。この場合、対応するフィーダ遮断器24の選択遮断が失敗した場合、又は母線地絡を想定し、当該フィーダ遮断器に対し系統の上位に行くほど遮断器のトリップ時限を遅く設定して保護協調を行っている。
前述のように、地絡過電圧(64)継電器のみが動作した場合は、警報のみとし、遮断器はトリップさせないか、後備保護として適用する。一般に後備保護として適用する際は、上述のように、67+64で選択遮断が出来なかった場合(保護失敗:継電器の故障など)や、検出不可能な事故点(母線など)に適用し、時限を67+64による保護箇所より大きくとる。
例えば、図3における非常系母線22で地絡事故(図示×印箇所)が生じた場合、非常系過電圧(64)継電器及び商用系過電圧(64)継電器は共に動作するが、前述のように、警報のみとし、後備保護として適用する。この場合の後備保護箇所(遮断点:a)は、特高変電所11のフィーダ遮断器15である。この場合、保護協調の関係から後備保護は例えば9秒の時限に設定されており、地絡発生から遮断までに9秒という比較的長い時間を要する。また、系統上位の特高変電所11におけるフィーダ遮断器15が遮断するため、その下位に連なる広範囲が停電状態となってしまう。
本発明の目的は、母線に地絡が生じても保護協調を維持しながら、これを早期に選択遮断することができる受変電設備の地絡保護システムを提供することにある。
本発明による受変電設備の地絡保護システムは、上位変電所のフィーダ遮断器に常時閉の受電遮断器を介して接続される第1の母線と、この第1の母線に対して常時閉の母線連絡遮断器により接続された第2の母線とが設けられた受変電設備の地絡保護システムであって、前記第1の母線及び第2の母線にそれぞれ設けられ、それぞれの母線に生じる地絡過電圧で動作する地絡過電圧継電器と、前記受電遮断器が設けられた受電点から前記第1の母線へ流れる地絡過電流で動作する地絡過電流継電器とを有し、前記母線連絡遮断器は、前記第2の母線に設けられた地絡過電圧継電器の動作と前記地絡過電流継電器との動作をアンド条件として所定の時限でトリップし、前記受電遮断器は、前記第1の母線に設けられた地絡過電圧継電器の動作と前記地絡過電流継電器との動作をアンド条件として、前記母線連絡遮断器のトリップ時間より長い所定の時限でトリップするように時限設定されたことを特徴とする。
本発明では、前記第1の母線は、前記上位変電所のフィーダ遮断器に常時閉の商用系受電遮断器を介して接続される商用系母線であり、前記第2の母線は、非常用電源設備に対して常時開の非常系受電遮断器を介して接続された非常系母線であり、これら商用系母線と非常系母線とは常時閉の母線連絡遮断器により接続されており、前記母線連絡遮断器は、前記非常系母線に設けられた地絡過電圧継電器の動作と前記地絡過電流継電器との動作をアンド条件として所定の時限でトリップし、前記商用系受電遮断器は、前記商用系母線に設けられた地絡過電圧継電器の動作と前記地絡過電流継電器との動作をアンド条件として、前記母線連絡遮断器のトリップ時間より長い所定の時限でトリップするように時限設定されている。
また、本発明では、前記地絡過電流継電器は、前記第1の母線に接続される受電遮断器が設けられた受電点に設けられている。
沙汰に本発明では、前記地絡過電流継電器は、前記上位変電所における前記フィーダ遮断器の送り出し部分に設けられたものでもよい。
本発明によれば、母線に地絡事故が発生した場合であっても、事故点に近い遮断器から系統の上位に行くにしたがって順次トリップ指令が与えられるように設定されているので、事故点を早期に遮断し、また、母線地絡を地絡過電圧継電器のみならず地絡過電流継電器にて検出が可能であるため、遮断に伴う停電範囲を最小限に抑えることができる。
本発明による地絡保護システムが適用される受変電設備の概略構成を示す系統図である。 本発明による受変電設備の地絡保護システムの一実施の形態を示す保護連動フロー図である。 一般的な受変電設備の概略構成を示す系統図である。
以下、本発明による受変電設備の地絡保護システムの一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の地絡保護システムが適用されるビル施設などにおける大規模な受変電設備を示している。この受変電設備は、図3と同様に、上位変電所である特高変電所11、その下位変電所であるエリア分岐所12、さらに、その下位変電所であるファシリティ変電所13から構成されており、図示しない照明や空調設備など各種の負荷設備へ電力を供給する。エリア分岐所変電所12には、上位の特高変電所11のフィーダ遮断器15にケーブル16で接続される常時閉の商用系受電遮断器17、この受電遮断器17を介して接続する商用系母線(第1の母線)18が設けられている。
また、このエリア分岐所12に設けられた非常用電源設備20に対して、常時開の非常系受電遮断器21を介して接続する非常系母線(第2の母線)22も設けられている。これら商用系母線18と非常系母線22とは常時閉の母線連絡遮断器23により接続され、これら各母線18,22から、それぞれフィーダ遮断器24を有するフィーダが分岐されている。
さらに、商用系母線18及び非常系母線22には、図示しないが、それぞれの母線に生じる地絡過電圧で動作する地絡過電圧(64)継電器それぞれ設けられ、フィーダ遮断器24を有する各フィーダには、図示しないが地絡過電流に応動する地絡過電流(67)継電器がそれぞれ設けられていることも図3と同じである。
本発明では、これらに加え、商用系受電遮断器17が設けられた商用系受電点に、新たに零相変流器ZCTを介して、この受電点から商用系母線18へ流れる地絡過電流で動作する地絡過電流(67)継電器31を設けている。
次に、図2により、上述した各地絡過電圧(64)継電器及び地絡過電流(67)継電器の動作に伴う保護連動フローを説明する。図中、符号31は上述の商用系受電点における地絡過電流で動作する地絡過電流(67)継電器、32は図1における商用系母線18の地絡過電圧で動作する地絡過電圧(64)継電器、33は図1における非常系母線22の地絡過電圧で動作する地絡過電圧(64)継電器、34は図1におけるフィーダ遮断器24が設けられたフィーダの地絡過電流で動作する地絡過電流(67)継電器である。
商用系母線18の地絡過電圧(64)継電器32の出力端は、時限要素37a,37b,37cとそれぞれ接続されている。これら時限要素37a,37b,37cは、地絡過電圧(64)継電器32の出力に時限を持たせるもので、時限要素37aは1秒に、時限要素37bは4秒に、時限要素37cは5秒に、それぞれ設定されている。非常系母線22の地絡過電圧(64)継電器33の出力端も、時限要素38a,38b,38cとそれぞれ接続されている。これら時限要素38a,38b,38cも、地絡過電圧(64)継電器33の出力に時限を持たせるもので、時限要素38aは1秒に、時限要素38bは2秒に、時限要素38cは3秒に、それぞれ設定されている。
なお、これら時限要素の設定時限は、上述した秒数に限定されるものではなく、対象設備などの条件に応じて任意に設定すればよい。
時限要素37a(1秒),38a(1秒)の出力端は、対応するアンドゲート40,41の一方の入力端に接続されている。これらアンドゲート40,41は、フィーダ遮断器24毎に設けられており、それらの他方の入力端には、対応するフィーダに設けられた地絡過電流(67)継電器34の出力端がそれぞれ接続される。そして、これらアンドゲート40,41の出力端は対応するフィーダ遮断器24のトリップ回路に接続されている。
時限要素37b(4秒),38b(2秒)の出力端は、地絡過電圧のみの応動を表す軽故障の発報装置に接続される。
時限要素37c(5秒),38c(3秒)の出力端は、対応するアンドゲート42,43の一方の入力端に接続される。これらアンドゲート42,43は、図1で示した商用系受電遮断器17及び母線連絡遮断器23に対応して設けられており、それらの他方の入力端には、受電点に設けられた地絡過電流(67)継電器31の出力端がそれぞれ接続されている。そして、アンドゲート42の出力端は商用系受電遮断器17のトリップ回路に接続され、また、アンドゲート43の出力端は母線連絡遮断器23のトリップ回路に接続されている。
上記構成において、例えば、あるフィーダで地絡事故が生じた場合、図2で示す保護連動フロー図では、そのフィーダに設けられた地絡過電流(67)継電器34が動作する。また、このフィーダが接続された母線18,22の地絡過電圧(64)継電器32,33が動作するので、アンドゲート40,41のいずれかが1秒の時限でオンになり、地絡事故発生フィーダのフィーダ遮断器24を選択遮断させる。この結果、事故発生フィーダのみが1秒の時限で早期に切り離される。
地絡過電圧(64)継電器32,33のみが動作した場合は、対応する時限(4秒又は2秒)の後、軽故障発報のみで警報を行い、遮断器はトリップさせない。
次に、例えば、図1における非常系母線22で地絡事故がF1点(図示×印箇所:図3と同じ個所)が生じた場合についてみる。この場合は、非常系過電圧(64)継電器33及び商用系過電圧(64)継電器32は共に動作する。図1の系統では、母線連絡遮断器23が常時閉であるため、受電点から母線18,22に流れる地絡過電流により、受電点に設けた地絡過電流(67)継電器31が動作する。このため、まずアンドゲート43が3秒の時限でオンになり、母線連絡遮断器23をトリップさせる。この動作により、母線連絡遮断器23が遮断動作すれば、地絡事故が発生した非常系母線22は、地絡事故発生から3秒の時限で、遮断点aにおいて早期に切り離される。このように事故点が切り離されることにより、商用系過電圧(64)継電器32及び地絡過電流(67)継電器31は共に復帰するので、これ以降、上位の遮断器が遮断動作することはない。
ここで、上記動作を地絡過電圧(64)継電器のみにより行おうとすると、他のエリア分岐所の母線連絡遮断器(非常系)23’ ,23” も、該当分岐所の地絡過電圧(64)継電器によってトリップしてしまうことになる。すなわち、非常系母線22の図示F1点で地絡が発生すると、非常系母線22の電圧は上昇する。この地絡発生時点では母線連絡遮断器23は閉じているので、商用系母線18、分岐所の受電遮断器17、ケーブル16、及び上位のフィーダ遮断器15を経て上位の商用系母線の電圧を上昇させる。この上位の商用系母線にはそれぞれ他のフィーダ遮断器15及びケーブル16を介して他の分岐所の母線とも接続しているので、これらの母線の電圧も上昇する。このため、上述のように地絡過電圧(64)継電器のみの動作で母線連絡遮断器をトリップさせるように構成されていると、該当分岐所の地絡過電圧(64)継電器によって他のエリア分岐所の母線連絡遮断器(非常系)23’ ,23” もトリップしてしまうことになる。
これに対し本発明では、各分岐所の受電点に、零相変流器ZCTを介して、この受電点から商用系母線18へ流れる地絡過電流で動作する地絡過電流(67)継電器31を設けている。しかし、地絡の生じていない他の分岐所の地絡過電流(67)継電器31には地絡過電流が流れない。このため、他の分岐所の地絡過電圧(64)継電器が動作しても、他の分岐所の地絡過電流(67)継電器31は動作せず、アンド条件が成立しないため、対応する母線連絡遮断器(非常系)23’ ,23”がトリップすることはない。すなわち、各分岐所の受電点に地絡過電流(67)継電器31を設けたことにより、実際に地絡が発生した母線22と接続する母線連絡遮断器(非常系)23のみがトリップすることになり、他のエリア分岐所の母線連絡遮断器23’ ,23” がトリップすることはない。
上記動作によっても、故障などにより母線連絡遮断器23が遮断動作しなかった場合、又は事故点(地絡点)が、図示していないが、商用系母線18上である場合は、アンドゲート42が5秒の時限でオンになるので、商用系受電遮断器17をトリップさせる。この動作により、商用系遮断器17が遮断動作すれば、地絡事故が発生した非常系母線22及びこれに母線連絡遮断器23を介して接続している商用系母線18は、地絡事故発生から5秒の時限で、遮断点bにおいて切り離される。
このように、母線に地絡事故が発生した場合であっても、母線連絡遮断器を含め、事故点に近い遮断器から系統の上位に行くにしたがって順次トリップ指令が与えられるように設定されているので、事故点を早期に遮断し、しかも遮断に伴う停電範囲を最小限に抑えることができる。
なお、上記実施の形態では、受電点から母線へ流れる地絡過電流で動作する地絡過電流継電器として、受電遮断器17が設けられた受電点に設けられたものを例示したが、この地絡過電流継電器は、上位変電所におけるフィーダ遮断器の送り出し部分に設けられたものでもよい。
11…上位変電所
12…下位変電所
15…上位変電所のフィーダ遮断器
17…下位変電所の受電遮断器(商用系受電遮断器)
18…第1の母線(商用系母線)
20…非常電源設備
21…非常系受電遮断器
22…第2の母線(非常系母線)
23…母線連絡遮断器
24…下位変電所のフィーダ遮断器
31…受電点に設けられた地絡過電流(67)継電器
32…商用系母線の地絡過電圧(64)継電器
33…非常系母線の地絡過電圧(64)継電器

Claims (4)

  1. 上位変電所のフィーダ遮断器に常時閉の受電遮断器を介して接続される第1の母線と、この第1の母線に対して常時閉の母線連絡遮断器により接続された第2の母線とが設けられた受変電設備の地絡保護システムであって、
    前記第1の母線及び第2の母線にそれぞれ設けられ、それぞれの母線に生じる地絡過電圧で動作する地絡過電圧継電器と、前記受電遮断器が設けられた受電点から前記第1の母線へ流れる地絡過電流で動作する地絡過電流継電器とを有し、
    前記母線連絡遮断器は、前記第2の母線に設けられた地絡過電圧継電器の動作と前記地絡過電流継電器との動作をアンド条件として所定の時限でトリップし、
    前記受電遮断器は、前記第1の母線に設けられた地絡過電圧継電器の動作と前記地絡過電流継電器との動作をアンド条件として、前記母線連絡遮断器のトリップ時間より長い所定の時限でトリップする
    ように時限設定されたことを特徴とする受変電設備の地絡保護システム。
  2. 前記第1の母線は、前記上位変電所のフィーダ遮断器に常時閉の商用系受電遮断器を介して接続される商用系母線であり、
    前記第2の母線は、非常用電源設備に対して常時開の非常系受電遮断器を介して接続された非常系母線であり、
    これら商用系母線と非常系母線とは常時閉の母線連絡遮断器により接続されており、
    前記母線連絡遮断器は、前記非常系母線に設けられた地絡過電圧継電器の動作と前記地絡過電流継電器との動作をアンド条件として所定の時限でトリップし、
    前記商用系受電遮断器は、前記商用系母線に設けられた地絡過電圧継電器の動作と前記地絡過電流継電器との動作をアンド条件として、前記母線連絡遮断器のトリップ時間より長い所定の時限でトリップする
    ように時限設定されたことを特徴とする請求項1に記載の受変電設備の地絡保護システム。
  3. 前記地絡過電流継電器は、前記第1の母線に接続される受電遮断器が設けられた受電点に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の受変電設備の地絡保護システム。
  4. 前記地絡過電流継電器は、前記上位変電所における前記フィーダ遮断器の送り出し部分に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の受変電設備の地絡保護システム。
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