JP2013255306A - 構内保護継電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】受電ループ切替操作時におけるループ潮流などによる不要遮断を防止することができる構内保護継電装置を提供する。
【解決手段】位相比較部14は、A/D変換部11から入力される現在電流I(0)の遅延部12から入力されるTサイクル前電流I(-T)に対する位相増加分Δθが0°±40°の不動作域または180°±40°の不動作域に入っているとロウレベルの出力信号を出力し、現在電流I(0)のTサイクル前電流I(-T)に対する位相増加分Δθがこの2つの不動作域以外の動作域に入っているとハイレベルの出力信号を出力する。論理積回路15は、電流値比較部13および位相比較部14からハイレベルの出力信号が入力されるとともにハイレベルの第1および第2の相手側送電線保護継電装置不動作信号SRy1,SRy2が第1および第2の相手側送電線保護継電装置から入力されているとトリップ信号TRを出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、変電所における受電ループ切替操作時にループ潮流による不要動作を防止するのに好適な構内保護継電装置に関する。
図6(a)に示すようにB変電所から第1および第2のAB変電所間送電線1LAB,2LAB(平行2回線送電線)を介して受電しているA変電所では、B変電所からC変電所への受電ループ切替操作(送電系統ループ切替操作)の際に第1および第2のAC変電所間送電線1LAC,2LAC(平行2回線送電線)にそれぞれ設置されている第3および第4の構内保護継電装置33,34(過電流継電装置)の不要動作を防止するために、第1および第2のAB変電所間送電線1LAB,2LABにそれぞれ設置されている第1および第2のA変電所遮断器1A1,1A2のパレット接点を条件に第3および第4の構内保護継電装置33,34の遮断回路をそれぞれロックする第3および第4のインターロック回路(不図示)を設けている。
同様に、C変電所からB変電所への受電ループ切替操作の際に第1および第2のAB変電所間送電線1LAB,2LABにそれぞれ設置されている第1および第2の構内保護継電装置31,32(過電流継電装置)の不要動作を防止するために、第1および第2のAC変電所間送電線1LAC,2LACにそれぞれ設置されている第3および第4のA変電所遮断器1A3,1A4のパレット接点を条件に第1および第2の構内保護継電装置31,32の遮断回路をそれぞれロックする第1および第2のインターロック回路(不図示)を設けている。
しかし、たとえばB変電所からC変電所への受電ループ切替のために図6(b)に示すように第3および第4のA変電所遮断器1A3,1A4を投入すると、ループ潮流による大きなループ電流がC変電所からA変電所を介してB変電所に向けて流れるため、第3および第4の構内保護継電装置33,34の接点と第3および第4のインターロック回路の遮断回路ロック接点との時限協調の整合が取れていないと、第3および第4の構内保護継電装置33,34が復帰する前に第3および第4のインターロック回路が復帰して、第3および第4の構内保護継電装置33,34によって第3および第4のA変電所遮断器1A3,1A4が遮断(開放)されてしまう。
その結果、受電ループ切替操作により第1および第2のA変電所遮断器1A1,1A2も遮断されてしまうため、図6(c)に示すように第1乃至第4のA変電所遮断器1A1〜1A4がすべて遮断されてしまい、A変電所において全停電が発生するという問題がある。
このような問題の解決策として、下記の特許文献1に開示されている配電線短絡検知装置のように、現時点の電流の電流振幅値および電流位相と所定時間前の電流の電流振幅値および電流位相とをそれぞれ比較して、電流振幅値および電流位相の増加分が共に予め整定された電流増加しきい値および位相変化しきい値をそれぞれ越えたときに構内保護継電装置を動作させることが考えられる。
特開2005−204469号公報
しかしながら、上記の特許文献1に開示されている配電線短絡検知装置では、以下に示すような問題がある。
(1)位相要素の不動作域が一方向であるため、受電ループ切替操作直後の電流位相(ループ電流の位相)は180°程度反転するので、ループ電流により動作して不要遮断する恐れがある。
(2)配電線に分散型電源が存在する場合には、保護範囲外の短絡事故に対し分散型電源から事故電流が供給されるため、位相要素の動作域の関係から不要遮断する恐れがある。
本発明の目的は、受電ループ切替操作時におけるループ潮流などによる不要遮断を防止することができる構内保護継電装置を提供することにある。
本発明の構内保護継電装置は、受電ループ切替操作が行われる変電所に設置するための構内保護継電装置(10)であって、前記変電所の母線から分岐された送電線に設置された変流器からの入力電流(I)を所定の遅延時間だけ遅延するための遅延手段(12)と、前記変流器からの入力電流の前記遅延手段によって遅延された入力電流に対する電流値増加分(ΔI)が所定の電流しきい値以上であると出力信号を出力する電流値比較手段(13)と、前記変流器からの入力電流の前記遅延手段によって遅延された入力電流に対する位相増加分(Δθ)が0°を中心とした所定の第1の不動作域および180°を中心とした所定の第2の不動作域以外の動作域に入っていると出力信号を出力する位相比較手段(14)と、前記電流値比較手段および前記位相比較手段からの出力信号に応じて前記送電線に設置された遮断器を遮断するためのトリップ信号(TR)を出力するトリップ信号出力手段(15)とを具備することを特徴とする。
ここで、前記電流値比較手段および前記位相比較手段が、前記変流器からの入力電流または前記遅延手段によって遅延された入力電流の電流値が“0”である場合には出力信号を出力しなくてもよい。
前記トリップ信号出力手段が、前記変電所の母線から分岐された相手側送電線に設置された相手側送電線保護継電装置が不動作であることを示す相手側送電線保護継電装置不動作信号(SRy)が該相手側送電線保護継電装置から入力されている場合にのみ前記トリップ信号を出力してもよい。
前記構内保護継電装置が前記相手側送電線にも設置されていてもよい。
前記第1および第2の不動作域が負荷の力率の最低値に基づいて定められており、前記遅延時間が前記変流器からの入力電流の数サイクル分の時間であってもよい。
本発明の構内保護継電装置は、以下に示す効果を奏する。
(1)位相比較手段に180°を中心とした第2の不動作域を備えさせることにより、受電ループ切替操作時におけるループ潮流による不要遮断を防止することができる。
(2)ループ潮流による不要遮断が防止できるため、供給支障の発生を防止することができる。
(3)送電線に分散型電源が接続されていても、保護範囲外の短絡事故による不要遮断を防止することができる。
(4)多端子引出し箇所の発変電所の母線保護は母線保護継電装置または遠端保護によるが、本発明による構内保護継電装置によって保護が可能となるため、事故点への試充電回数の削減および機器損傷の防止を図ることができる。
(5)受電ループ切替操作を考慮したインターロック回路およびリレーロック操作を不要にすることができる。
本発明の一実施例による構内保護継電装置10の構成および位相要素について説明するための図である。 図1に示した構内保護継電装置10を図6に示したA変電所に設置したときの受電ループ切替操作時の第1の構内保護継電装置101の動作について説明するための図である。 図1に示した構内保護継電装置10を図6に示したA変電所に設置したときの通常時にA変電所において母線短絡事故が発生した際の図2(a)に示した第1および第2の構内保護継電装置101,102の動作について説明するための図である。 A変電所がB変電所から受電してC変電所側に送電している場合に第1のC変電所遮断器1C1が投入されたときの図2(a)に示した第1乃至第4の構内保護継電装置101〜104の動作について説明するための図である。 図4(a)に示したようにA変電所がB変電所から受電してC変電所側に送電している場合にA変電所において母線短絡事故が発生したときの図2(a)に示した第1乃至第4の構内保護継電装置101〜104の動作について説明するための図である。 A変電所におけるB変電所からC変電所への受電ループ切替時の問題について説明するための図である。
上記の目的を、現在の入力電流のTサイクル前の入力電流に対する位相増加分が0°を中心とした不動作域および180°を中心とした不動作域以外の動作域に入っていると位相比較手段に出力信号を出力させることにより実現した。
以下、本発明の構内保護継電装置の実施例について図面を参照して説明する。
本発明の一実施例による構内保護継電装置10は、図1(a)に示すように、アナログ入力電流iをディジタル入力電流I(以下、「入力電流I」と称する。)に変換するためのA/D変換部11と、A/D変換部11から入力される入力電流Iを所定の遅延時間(たとえば、入力電流ITサイクル(Tは整数)分の時間)だけ遅延するための遅延部12と、A/D変換部11から入力される入力電流I(以下、「現在電流I(0)」と称する。)の電流値と遅延部12から入力される入力電流I(以下、「Tサイクル前電流I(-T)」と称する。)の電流値とを比較して、現在電流I(0)のTサイクル前電流I(-T)に対する電流増加分ΔIが所定の電流しきい値以上になるとハイレベルの出力信号を出力する電流値比較部13と、現在電流I(0)の位相とTサイクル前電流I(-T)の位相とを比較して、現在電流I(0)のTサイクル前電流I(-T)に対する位相増加分Δθが所定の動作域に入っているとハイレベルの出力信号を出力する位相比較部14と、電流値比較部13の出力信号と位相比較部14の出力信号と第1および第2の相手側送電線保護継電装置不動作信号SRy1,SRy2(相手側平行2回線送電線の第1および第2の相手側送電線にそれぞれ設置されている第1および第2の相手側送電線保護継電装置からそれぞれ入力される、かつ、第1および第2の相手側送電線保護継電装置の不動作時にはハイレベルの信号)との論理積を取る論理積回路15とを具備する。
ここで、電流値比較部13および位相比較部14は、遮断ロック機能を備えるように、現在電流値I(0)またはTサイクル前電流I(-T)の電流値が“0”である場合にはロウレベルの出力信号を出力するようにされている。
これにより、従来の構内保護継電装置の遮断回路をロックするインターロック回路(上述した第1乃至第4のインターロック回路)を不要にすることができる。
位相比較部14は、位相増加分Δθが0°±40°の不動作域(−40°≦Δθ≦40°)または180°±40°の不動作域(140°≦Δθ≦220°)に入っているとロウレベルの出力信号を出力し、位相増加分Δθがこの2つの不動作域以外の動作域(すなわち、40°<Δθ<140°または220°<Δθ<340°)に入っているとハイレベルの出力信号を出力する(図1(b)参照)。
このように、0°±40°の範囲を不動作域とする理由は、たとえば高圧受電のお客様に対しては負荷の力率80%以上(0.8以上)を保つように供給約款で定められている場合には、Tサイクル前の負荷電流の力率=0.8から現在の負荷電流の力率=1.0に変化したときには、現在の負荷電流の位相はTサイクル前の負荷電流の位相に対して36.8°程増加し(進み)、また、Tサイクル前の負荷電流の力率=1.0から現在の負荷電流の力率=0.8に変化したときには、現在の負荷電流の位相はTサイクル前の負荷電流の位相に対して−36.8°程増加する(遅れる)ことから、0°±40°(力率=0.77に相当)の範囲を不動作域として負荷電流によって位相比較部14が動作しない(すなわち、ハイレベルの出力信号を出力しない)ようにするためである。
また、180°±40°の範囲を不動作域とする理由は、ループ電流による不要遮断を防止するためである。
論理積回路15の出力信号はトリップ信号TRとして対応の遮断器に出力され、対応の遮断器はハイレベルのトリップ信号TRによって遮断される。
次に、図2(a)に示すようにB変電所から受電しているA変電所において図6(a)に示した第1乃至第4の構内保護継電装置31〜34の代わりに図1(a)に示した構内保護継電装置10で構成された第1乃至第4の構内保護継電装置101〜104を設置したときの第1乃至第4の構内保護継電装置101〜104の動作について、遅延部12の遅延時間=入力電流Iの3サイクル(T=3)分の時間として説明する。
B変電所からC変電所への受電ループ切替のために第3および第4のA変電所遮断器1A3,1A4が投入されると、C変電所からA変電所を介してB変電所に向けて大きなループ電流が流れる(図6(b)参照)。
その結果、ループ電流の電流値は負荷電流の電流値よりも大きいため、第1のAB変電所間送電線1LABに設置された第1のA変電所変流器2A1から第1の構内保護継電装置101に入力される現在電流I(0)(現在のループ電流)の3サイクル前電流I(-3)(3サイクル前の負荷電流)に対する電流増加分ΔIが電流しきい値以上になるので、第1の構内保護継電装置101の電流値比較部13からはハイレベルの出力信号が出力される。
また、このループ電流はB変電所からA変電所に向かって流れていた負荷電流に対して逆方向に流れる。
その結果、第1のA変電所変流器2A1からの現在電流I(0)(現在のループ電流)の位相は図2(b)に示すように3サイクル前電流I(-3)(3サイクル前の負荷電流)の位相に比べて180°程増加するが、現在電流I(0)の3サイクル前電流I(-3)に対する位相増加分Δθ(=180°)は180°±40°の不動作域に入っているため、第1の構内保護継電装置101の位相比較部14からはロウレベルの出力信号が出力されたままとなる。
したがって、第1の構内保護継電装置101の論理積回路15から出力されるトリップ信号TRはロウレベルのままとなる。
その後、第3のA変電所遮断器1A3が投入されてから入力電流Iの3サイクル分だけ時間が経過すると、第1のA変電所変流器2A1からの現在電流I(0)(現在のループ電流)の位相は図2(c)に示すように3サイクル前電流I(-3)(3サイクル前のループ電流)の位相と同じになるが、現在電流I(0)の3サイクル前電流I(-3)に対する位相増加分Δθ(=0°)は0°±40°の不動作域に入っているため、第1の構内保護継電装置101の位相比較部14からはロウレベルの出力信号が出力されたままとなる。
したがって、第1の構内保護継電装置101の論理積回路15から出力されるトリップ信号TRはロウレベルのままとなる。
また、受電ループ切替操作により第1および第2のA変電所遮断器1A1,1A2が遮断されると、第1の構内保護継電装置101に入力される現在電流I(0)は“0”となるため、第1の構内保護継電装置101の電流値比較部13および位相比較部14は共にロウレベルの出力信号を出力する(電流値比較部13および位相比較部14の遮断ロック機能)。
したがって、第1の構内保護継電装置101の論理積回路15から出力されるトリップ信号TRはロウレベルのままとなる。
よって、受電ループ切替時に第1のA変電所遮断器1A1が第1の構内保護継電装置101によって不要遮断されることを防止することができる。
第2の構内保護継電装置102は上述した第1の構内保護継電装置101と同様に動作するため、受電ループ切替時に第2のA変電所遮断器1A2が第2の構内保護継電装置102によって不要遮断されることを防止することができる。
第3の構内保護継電装置103については、受電ループ切替前は、第3のA変電所遮断器1A3が遮断されているため、第1のAC変電所間送電線1LACに設置された第3のA変電所変流器2A3から第3の構内保護継電装置103に入力される現在電流I(0)は“0”であるので、第3の構内保護継電装置103の電流値比較部13および位相比較部14は共にロウレベルの出力信号を出力したままとなる(電流値比較部13および位相比較部14の遮断ロック機能)。
したがって、第3の構内保護継電装置103の論理積回路15から出力されるトリップ信号TRはロウレベルのままとなる。
また、B変電所からC変電所への受電ループ切替のために第3および第4のA変電所遮断器1A3,1A4が投入されると、C変電所からA変電所を介してB変電所に向けて大きなループ電流が流れるが、第3のA変電所遮断器1A3が投入されてから入力電流Iの3サイクル分だけ時間が経過する前は、第3のA変電所変流器2A3から第3の構内保護継電装置103に入力される現在電流I(0)は“0”であるので、第3の構内保護継電装置103の電流値比較部13および位相比較部14は共にロウレベルの出力信号を出力したままとなる(電流値比較部13および位相比較部14の遮断ロック機能)。
したがって、第3の構内保護継電装置103の論理積回路15から出力されるトリップ信号TRはロウレベルのままとなる。
その後、第3のA変電所遮断器1A3が投入されてから入力電流Iの3サイクル分だけ時間が経過すると、第3のA変電所変流器2A3からの現在電流I(0)はループ電流となり、現在電流I(0)(現在のループ電流)の位相は図2(c)に示したように3サイクル前電流I(-3)(3サイクル前のループ電流)の位相と同じになるが、現在電流I(0)の3サイクル前電流I(-3)に対する位相増加分Δθ(=0°)は0°±40°の不動作域に入っているため、第3の構内保護継電装置103の位相比較部14からはロウレベルの出力信号が出力されたままとなる。
したがって、第3の構内保護継電装置103の論理積回路15から出力されるトリップ信号TRはロウレベルのままとなる。
また、受電ループ切替操作のために第1および第2のA変電所遮断器1A1,1A2が遮断されても、第3の構内保護継電装置101に入力される現在電流I(0)(ループ電流または負荷電流)が流れる方向は変わらないため、第3の構内保護継電装置103の位相比較部14はロウレベルの出力信号を出力したままとなる。
したがって、第3の構内保護継電装置103の論理積回路15から出力されるトリップ信号TRはロウレベルのままとなる。
よって、受電ループ切替時に第3のA変電所遮断器1A3が第3の構内保護継電装置103によって不要遮断されることを防止することができる。
第4の構内保護継電装置104は上述した第3の構内保護継電装置103と同様に動作するため、受電ループ切替時に第4のA変電所遮断器1A4が第4の構内保護継電装置104によって不要遮断されることを防止することができる。
次に、通常時(すなわち、第1および第2のA変電所遮断器1A1,1A2が投入されているとともに第3および第4のA変電所遮断器1A3,1A4が遮断されているとき)にA変電所において母線短絡事故が発生した際の第1および第2の構内保護継電装置101,102の動作について、図3を参照して説明する。
A変電所において母線短絡事故が発生すると、第1および第2のAB変電所間送電線1LAB,2LABに事故電流がB変電所からA変電所に向かって流れるが、この事故電流の電流値は負荷電流の電流値よりも大きく、また、この事故電流の位相は送電線特性により負荷電流の位相に対して60°〜75°程遅れる。
したがって、第1のA変電所変流器2A1から第1の構内保護継電装置101に入力される現在電流I(0)(事故電流)の3サイクル前電流I(-3)(3サイクル前の負荷電流)に対する電流増加分ΔIが電流しきい値以上になるので、第1の構内保護継電装置101の電流値比較部13からはハイレベルの出力信号が出力される。
また、第1のA変電所変流器2A1からの現在電流I(0)(事故電流)の3サイクル前電流I(-3)(3サイクル前の負荷電流)に対する位相増加分Δθ(=−60°〜−75°)は図3に示すように0°±40°の不動作域および180°±40°の不動作域以外の動作域に入っているため、第1の構内保護継電装置101の位相比較部14からはハイレベルの出力信号が出力される。
さらに、第1および第2のAC変電所間送電線1LAC,2LAC(第1および第2の相手側送電線)にそれぞれ設置されている第3および第4のA変電所送電線保護継電装置(不図示)は共にA変電所における母線短絡事故によっては動作しないため、第3および第4のA変電所送電線保護継電装置から第1の構内保護継電装置101に入力される第1および第2の相手側送電線保護継電装置不動作信号SRy1,SRy2は共にハイレベルのままとなる。
その結果、第1の構内保護継電装置101の論理積回路15からハイレベルのトリップ信号TRが第1のA変電所遮断器1A1に出力されるため、第1のA変電所遮断器1A1が第1の構内保護継電装置101によって遮断される。
第2の構内保護継電装置102は上述した第1の構内保護継電装置101と同様に動作するため、第2のA変電所遮断器1A2が第2の構内保護継電装置102によって遮断される。
よって、通常時にA変電所において母線短絡事故が発生すると、第1および第2の構内保護継電装置101,102によってこの母線短絡事故を除去することができる。
次に、図4(a)に示すようにA変電所の全遮断器(第1乃至第4のA変電所遮断器1A1〜1A4)が投入されているとともにC変電所の全遮断器(第1および第2のC変電所遮断器1C1,1C2)が遮断されており、A変電所がB変電所から受電してC変電所側に送電している場合に、同図(b)に示すように第1のAC変電所間送電線1LACに設置された第1のC変電所遮断器1C1が投入されたときの第1乃至第4の構内保護継電装置101〜104の動作について説明する。
第1のC変電所遮断器1C1が投入される前には、図4(a)に矢印で示すように負荷電流がB変電所からA変電所を介してC変電所に向かって流れているが、第1のC変電所遮断器1C1が投入されると、図4(b)に矢印で示すようにループ電流がC変電所からA変電所を介してB変電所に向かって流れる。
その結果、ループ電流の電流値は負荷電流の電流値よりも大きいため、第1のA変電所変流器2A1から第1の構内保護継電装置101に入力される現在電流I(0)(現在のループ電流)の3サイクル前電流I(-3)(3サイクル前の負荷電流)に対する電流増加分ΔIが電流しきい値以上になるので、第1の構内保護継電装置101の電流値比較部13からはハイレベルの出力信号が出力される。
また、このループ電流はB変電所からA変電所に向かって流れていた負荷電流に対して逆方向に流れるため、第1のA変電所変流器2A1からの現在電流I(0)(現在のループ電流)の位相は図4(c)に示すように3サイクル前電流I(-3)(3サイクル前の負荷電流)の位相に比べて180°程増加するが、現在電流I(0)の3サイクル前電流I(-3)に対する位相増加分Δθ(=180°)は180°±40°の不動作域に入っているため、第1の構内保護継電装置101の位相比較部14からはロウレベルの出力信号が出力されたままとなる。
したがって、第1の構内保護継電装置101の論理積回路15から出力されるトリップ信号TRはロウレベルのままとなる。
第2乃至第4の構内保護継電装置102〜104は上述した第1の構内保護継電装置101と同様に動作するため、第2乃至第4の構内保護継電装置102〜104の論理積回路15から出力されるトリップ信号TRはロウレベルのままとなる。
よって、第1のC変電所遮断器1C1が投入されても、第1乃至第4のA変電所遮断器1A1〜1A4が第1乃至第4の構内保護継電装置101〜104によって不要遮断されることを防止することができる。
次に、図4(a)に示したようにA変電所がB変電所から受電してC変電所側に送電している場合にA変電所において母線短絡事故が発生したときの第1乃至第4の構内保護継電装置101〜104の動作について、図5(a),(b)を参照して説明する。
A変電所において母線短絡事故が発生すると、第1および第2のAB変電所間送電線1LAB,2LABに事故電流がB変電所からA変電所に向かって流れるが、この事故電流の電流値は負荷電流の電流値よりも大きく、また、この事故電流の位相は送電線特性により負荷電流の位相に対して60°〜75°程遅れる。
したがって、第1のA変電所変流器2A1から第1の構内保護継電装置101に入力される現在電流I(0)(事故電流)の3サイクル前電流I(-3)(3サイクル前の負荷電流)に対する電流増加分ΔIが電流しきい値以上になるので、第1の構内保護継電装置101の電流値比較部13からはハイレベルの出力信号が出力される。
また、第1のA変電所変流器2A1からの現在電流I(0)(事故電流)の3サイクル前電流I(-3)(3サイクル前の負荷電流)に対する位相増加分Δθ(=−60°〜−75°)は図5(a)に示すように0°±40°の不動作域および180°±40°の不動作域以外の動作域に入っているため、第1の構内保護継電装置101の位相比較部14からはハイレベルの出力信号が出力される。
さらに、第1および第2のAC変電所間送電線1LAC,2LAC(第1および第2の相手側送電線)にそれぞれ設置されている第3および第4のA変電所送電線保護継電装置は共にこの母線短絡事故によっては動作しないため、第3および第4のA変電所送電線保護継電装置から第1の構内保護継電装置101に入力される第1および第2の相手側送電線保護継電装置不動作信号SRy1,SRy2は共にハイレベルのままとなる。
その結果、第1の構内保護継電装置101の論理積回路15からハイレベルのトリップ信号TRが第1のA変電所遮断器1A1に出力されて、第1のA変電所遮断器1A1が第1の構内保護継電装置101によって遮断される。
第2の構内保護継電装置102は上述した第1の構内保護継電装置101と同様に動作するため、第2のA変電所遮断器1A2が第2の構内保護継電装置102によって遮断される。
第3および第4の構内保護継電装置103,104は、A変電所において母線短絡事故が発生しても、C変電所側にA変電所に向けて事故電流を供給する電源がない場合には、第1および第2のAC変電所間送電線1LAC,2LACに事故電流が流れないため、動作しない。
一方、C変電所側にA変電所に向けて事故電流を供給する電源がある場合には、第1および第2のAC変電所間送電線1LAC,2LACに事故電流がC変電所からA変電所に向かって流れるが、この事故電流の電流値は負荷電流の電流値よりも大きく、また、この事故電流の位相図5(a)に示した事故電流の位相に対して反転する(図5(b)参照)。
したがって、第3のA変電所変流器2A3から第3の構内保護継電装置103に入力される現在電流I(0)(事故電流)の3サイクル前電流I(-3)(3サイクル前の負荷電流)に対する電流増加分ΔIが電流しきい値以上になるので、第3の構内保護継電装置103の電流値比較部13からはハイレベルの出力信号が出力される。
また、第3のA変電所変流器2A3からの現在電流I(0)(事故電流)の3サイクル前電流I(-3)(3サイクル前の負荷電流)に対する位相増加分Δθ(=180°−65°〜180°−70°)は図5(b)に示すように0°±40°の不動作域および180°±40°の不動作域以外の動作域に入っているため、第3の構内保護継電装置103の位相比較部14からはハイレベルの出力信号が出力される。
さらに、第1および第2のAB変電所間送電線1LAB,2LAB(第1および第2の相手側送電線)にそれぞれ設置されている第1および第2のA変電所送電線保護継電装置(不図示)は共にこの母線短絡事故によっては動作しないため、第1および第2のA変電所送電線保護継電装置から第3の構内保護継電装置103に入力される第1および第2の相手側送電線保護継電装置不動作信号SRy1,SRy2は共にハイレベルのままとなる。
その結果、第3の構内保護継電装置103の論理積回路15からハイレベルのトリップ信号TRが第3のA変電所遮断器1A3に出力されて、第3のA変電所遮断器1A3が第3の構内保護継電装置103によって遮断される。
第4の構内保護継電装置104は上述した第3の構内保護継電装置103と同様に動作するため、第4のA変電所遮断器1A4が第4の構内保護継電装置104によって遮断される。
よって、このような場合でも、第1乃至第4の構内保護継電装置101〜104によってA変電所における母線短絡事故を除去することができる。
次に、図4(a)に示したようにA変電所がB変電所から受電してC変電所側に送電している場合に第1および第2のAC変電所間送電線1LAC,2LACにおいて送電線短絡事故が発生したときの第1乃至第4の構内保護継電装置101〜104の動作について説明する。
第1および第2のAC変電所間送電線1LAC,2LACにおいて送電線事故が発生すると、第1および第2のAC変電所間送電線1LAC,2LACに事故電流がB変電所からA変電所を介してC変電所に向けて流れるが、この事故電流の電流値は負荷電流の電流値よりも大きく、また、この事故電流の位相は負荷電流に位相に対して60°〜75°程遅れる。
したがって、第1のA変電所変流器2A1から第1の構内保護継電装置101に入力される現在電流I(0)(事故電流)の3サイクル前電流I(-3)(3サイクル前の負荷電流)に対する電流増加分ΔIが電流しきい値以上になるので、第1の構内保護継電装置101の電流値比較部13からはハイレベルの出力信号が出力される。
また、第1のA変電所変流器2A1からの現在電流I(0)(事故電流)の3サイクル前電流I(-3)(3サイクル前の負荷電流)に対する位相増加分Δθ(=−65°〜−70°)は図3に示したように0°±40°の不動作域および180°±40°の不動作域以外の動作域に入っているため、第1の構内保護継電装置101の位相比較部14からはハイレベルの出力信号が出力される。
しかし、第1および第2のAC変電所間送電線1LAC,2LAC(第1および第2の相手側送電線)にそれぞれ設置されている第3および第4のA変電所送電線保護継電装置はこの送電線短絡事故によって動作するため、第1の構内保護継電装置101に入力される第1および第2の相手側送電線保護継電装置不動作信号SRy1,SRy2がロウレベルとなる。
その結果、第1の構内保護継電装置101の論理積回路15からはロウレベルのトリップ信号TRが出力されたままとなるため、第1のA変電所遮断器1A1が第1の構内保護継電装置101によって不要遮断されることを防止することができる。
第2の構内保護継電装置102は上述した第1の構内保護継電装置101と同様に動作するため、第2のA変電所遮断器1A2が第2の構内保護継電装置102によって不要遮断されることを防止することができる。
第3の構内保護継電装置103では、電流値比較部13および位相比較部14は上述した第1の構内保護継電装置101の電流値比較部13および位相比較部14と同様に動作してハイレベルの出力信号を出力する。
また、第1および第2のAB変電所間送電線1LAB,2LAB(第1および第2の相手側送電線)にそれぞれ設置されている第1および第2のA変電所送電線保護継電装置は共にこの送電線短絡事故によっては動作しないため、第3の構内保護継電装置103に入力される第1および第2の相手側送電線保護継電装置不動作信号SRy1,SRy2は共にハイレベルのままとなる。
その結果、第3の構内保護継電装置103の論理積回路15からはハイレベルのトリップ信号TRが第3のA変電所遮断器1A3に出力されるため、第3のA変電所遮断器1A3が第3の構内保護継電装置103によって遮断される。
第4の構内保護継電装置104は上述した第3の構内保護継電装置103と同様に動作するため、第4のA変電所遮断器1A4が第4の構内保護継電装置104によって遮断される。
よって、第1および第2の構内保護継電装置101,102によって第1および第2のA変電所遮断器1A1,1A2を不要遮断することなく、第3および第4の構内保護継電装置103,104によってこの送電線短絡事故を除去することができる。
また、第3および第4の構内保護継電装置103,104に第3および第4のA変電所送電線保護継電装置のバックアップの要素を含ませることができる。
同様にして、図4(a)に示したようにA変電所がB変電所から受電してC変電所側に送電している場合に第1および第2のAB変電所間送電線1LAB,2LABにおいて送電線短絡事故が発生したときには、第1および第2の構内保護継電装置101,102によって第1および第2のA変電所遮断器1A1,1A2をそれぞれ遮断するとともに第3および第4の構内保護継電装置103,104によって第3および第4のA変電所遮断器1A3,1A4が不要遮断されることを防止することができる。
よって、第3および第4の構内保護継電装置103,104によって第3および第4のA変電所遮断器1A3,1A4を不要遮断することなく、第1および第2の構内保護継電装置101,102によってこの送電線短絡事故を除去することができるとともに、第1および第2の構内保護継電装置101,102に第1および第2のA変電所送電線保護継電装置のバックアップの要素を含ませることができる。
以上の説明では、図1(a)に示すように構内保護継電装置10には遅延部12を1個だけ設けたが、A/D変換部11と電流値比較部13との間に1個の遅延部12を設けるとともにA/D変換部11と位相比較部14との間に1個の遅延部12を設けてもよい。
1LAB,2LAB 第1および第2のAB変電所間送電線
1LAC,2LAC 第1および第2のAC変電所間送電線
A1〜1A4 第1乃至第4のA変電所遮断器
C1,1C2 第1および第2のC変電所遮断器
A1〜2A4 第1乃至第4のA変電所変流器
1〜34 第1乃至第4の構内保護継電装置
10 構内保護継電装置
11 A/D変換部
12 遅延部
13 電流値比較部
14 位相比較部
15 論理積回路
i アナログ入力電流
I 入力電流
(0) 現在電流
(-T) Tサイクル前電流
ΔI 電流増加分
Δθ 位相増加分
Ry1,SRy2 第1および第2の相手側送電線保護継電装置不動作信号
TR トリップ信号

Claims (5)

  1. 受電ループ切替操作が行われる変電所に設置するための構内保護継電装置(10)であって、
    前記変電所の母線から分岐された送電線に設置された変流器からの入力電流(I)を所定の遅延時間だけ遅延するための遅延手段(12)と、
    前記変流器からの入力電流の前記遅延手段によって遅延された入力電流に対する電流値増加分(ΔI)が所定の電流しきい値以上であると出力信号を出力する電流値比較手段(13)と、
    前記変流器からの入力電流の前記遅延手段によって遅延された入力電流に対する位相増加分(Δθ)が0°を中心とした所定の第1の不動作域および180°を中心とした所定の第2の不動作域以外の動作域に入っていると出力信号を出力する位相比較手段(14)と、
    前記電流値比較手段および前記位相比較手段からの出力信号に応じて前記送電線に設置された遮断器を遮断するためのトリップ信号(TR)を出力するトリップ信号出力手段(15)と、
    を具備することを特徴とする、構内保護継電装置。
  2. 前記電流値比較手段および前記位相比較手段が、前記変流器からの入力電流または前記遅延手段によって遅延された入力電流の電流値が“0”である場合には出力信号を出力しないことを特徴とする、請求項1記載の構内保護継電装置。
  3. 前記トリップ信号出力手段が、前記変電所の母線から分岐された相手側送電線に設置された相手側送電線保護継電装置が不動作であることを示す相手側送電線保護継電装置不動作信号(SRy)が該相手側送電線保護継電装置から入力されている場合にのみ前記トリップ信号を出力することを特徴とする、請求項1または2記載の構内保護継電装置。
  4. 前記構内保護継電装置が前記相手側送電線にも設置されていることを特徴とする、請求項3記載の構内保護継電装置。
  5. 前記第1および第2の不動作域が負荷の力率の最低値に基づいて定められており、
    前記遅延時間が前記変流器からの入力電流の数サイクル分の時間である、
    ことを特徴とする、請求項1乃至4いずれかに記載の構内保護継電装置。
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