JP2008022380A - 通信制御装置,通信制御方法ならびに通信制御用プログラム - Google Patents

通信制御装置,通信制御方法ならびに通信制御用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 LAN内において、SIP電話機に他のSIP電話機に対してポイントtoマルチポイントの一斉発信操作を実行させるようにする。
【解決手段】 SIP通信制御装置1において、LANインターフェース部13がセッション開始リクエストを入力すると、それに記述されている着信先SIP URIがグループSIP URIで有るか否かをSIP終端部12が判別し、グループSIP URIで有る場合に、そのグループに対応する電話機SIP URIをSIP終端部12が読み出し、これらの電話機SIP URIを着信先SIP URIとしたセッション開始リクエストをLANインターフェース部13が送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、SIP(Session Initiation Protocol)に準拠したSIP端末間の通信を制御する通信制御装置,通信制御方法ならびに通信制御用プログラムに関する。
SIP(Session Initiation Protocol)は、IP(Internet Protocol)通信網において、通信に先立ってポイントtoポイントでのセッションを確立するためのプロトコルであり、発信元のSIP電話機は1つの着信先を指定してセッションの確立を要求していた。
このため、従来、SIPを用いた通信制御装置(以下、SIP通信制御装置装置という)では、LAN内のSIP電話機同士のセッションの確立に際しても、発信元のSIP電話機は1つの着信先を指定してポイントtoポイントでのセッションの確立動作を行っていた。すなわち、LAN配下のSIP電話機間の内線通話において複数のSIP電話機に一斉着信をかけることはできないという不便さがあった。
一方で、従来のSIP通信制御装置は、VoIP(Voice over IP)ルーターの機能の一部として、WAN(Wide Area Network)に接続され、WANにあるSIPサーバを中継してセッションの確立を行っている。
このようなSIP通信制御装置は、WAN側からのセッション確立要求があった場合、LAN側の複数のSIP電話機に一斉に着信をかけるようにすることができ、これを利用して、LAN内のSIP電話機からSIPサーバを経由して自身のWANアドレス宛てにセッション確立要求を発信し、LAN内の複数のSIP電話機に一斉着信をかける方法をとることが考えられる。このような方法を図7を参照して説明する。
図7に示すように、従来のSIP通信制御装置70は、SIP電話機a,〜i,・・・とWAN網95とに接続され、SIPサーバ90を介してSIP電話機a,〜i,・・・間のセッションの確立を行っている。SIP電話機aがSIP電話機e,f及びgに対して一斉着信を行う場合、SIP通信制御装置70のLAN側に接続されたSIP電話機aは、WAN網95を経由してSIPサーバ90に対して自身のWANアドレスへのセッション確立要求を発信する。SIPサーバ90はこの要求に対して発信元から指定されたWANアドレス(この場合は発信元自身のWANアドレスに同じ)に着信をかける。そして、SIP通信制御装置70がWAN網95からの着信に対してSIP電話機e,f,gに着信をかけるように予め設定されていることで、結果としてSIP電話機aからSIP電話機e,f及びgへ一斉着信することができる。
また、複数あるSIP電話機を予めグループ化しておき、各グループの代表のSIP電話機のアドレスに対して着信があった場合、そのグループに属する全てのSIP電話機に着信をかけるようにSIPサーバを設定しておくことで、一斉着信要求を実行できる方法が特許文献1に開示されている。
特開2006‐33517号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、グループの代表のSIP電話機への着信要求があった場合に、必ずグループ全てのSIP電話機に着信を行い、代表SIP電話機だけに着信を行うことができないという不都合があった。また、特許文献1に記載の方法や、図7に示す従来のSIP通信制御装置では、SIPサーバを介さなければならず、WANを経由することにより通話料金が発生してしまうという不都合があった。また、図7に示す従来のSIP通信制御装置では、電話事業者によっては、自身のWANアドレスに対する発信を許可しない者もあり、こういった事業者では上述した方法を採用することができないという不都合があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の不都合を改善し、通話料金を発生させることなく、LANに接続されたSIP端末間で一斉着信を可能にする通信制御装置、通信制御方法及び通信制御プログラムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の通信制御装置は、通信制御プロトコルとしてSIPを用いる複数のSIP端末が設置されている構内通信網(LAN)に接続され、複数のSIP端末を幾つかのグループに分けてその各グループに付与したグループ識別情報とそのグループに属するSIP端末のアドレス情報とを対応付けて記憶したグループ情報記憶部と、このグループ情報記憶部を参照しSIP端末の1つである発信元端末から受信されたセッション開始リクエストに含まれる宛先情報がグループ識別情報で有るか否かを判別する宛先情報判別手段と、宛先情報がグループ識別情報であると判別された場合に当該グループ識別情報に対応したSIP端末のアドレス情報をグループ情報記憶部から読み出す着信先特定手段と、この読み出されたアドレス情報全てに対してセッション開始リクエストを送信する一斉呼出手段とを備えたことを特徴とする(請求項1)。
このような通信制御装置によれば、グループに属するSIP端末に対するセッション開始リクエストを受信すると、宛先情報判別手段により、そのグループが特定され、着信先特定手段により、そのグループに属するSIP端末のアドレス情報が読み出され、一斉呼出手段により、アドレス情報全てに対してセッション開始リクエストが送信される。よって、LANに接続されたSIP端末間での一斉着信を実行させることができる。
また、WANを介さずLAN内においてセッションが確立されるので、通話料金の発生を抑えることができる。
また、上記の通信制御装置において、セッション開始リクエストを送信した先のSIP端末である着信側端末との間で送受信されるSIPメッセージに含まれるタグ情報を着信側端末のアドレス情報に対応付けて記憶すると共に発信元端末との間で送受信されるSIPメッセージに含まれるタグ情報を発信元端末のアドレス情報に対応付けて記憶するタグ情報記憶部と、SIP端末からのSIPメッセージを受信するとタグ情報記憶部を参照し当該SIPメッセージに含まれるタグ情報に基づいて当該SIPメッセージがどのSIP端末とのセッション確立に対してのSIPメッセージであるかを認識するメッセージ認識手段とを備えてもよい(請求項2)。
このようにすると、通信制御装置と各SIP端末との間で送受信されるSIPメッセージ内のタグ情報をSIP端末ごとに個別に管理でき、複数のSIP端末に対してセッション開始リクエストを送信した場合でも、SIPメッセージがどの端末とのセッション確立に対してのメッセージかを認識することができる。
また、上記の通信制御装置においては、着信側端末の1つからセッション開始リクエストに対するOKメッセージを受信するとこれの他の着信側端末全てのアドレス情報に対してセッション開始リクエストを中断するためのキャンセルメッセージを送信する呼出中断手段を備えてもよい(請求項3)。
このようにすると、一斉着信させたうちの1つの着信先SIP端末と発信元SIP端末とのセッションが確立されると、呼出中断手段により、他の着信先SIP端末との間のリクエストを終了させるので、他のSIP端末との間で発生する無駄な処理を抑えることができる。
次に、本発明の通信制御方法は、SIPを用いた通信を行う複数のSIP端末が構内通信網(LAN)に接続されており、これら複数のSIP端末の1つである発信元端末からセッション開始リクエストを受信するリクエスト受信工程と、この受信されたセッション開始リクエストに含まれる宛先情報が複数のSIP端末を幾つかに分けたグループのグループ識別情報で有るか否かを判別する宛先情報判別工程と、宛先情報がグループ識別情報であると判別された場合に当該グループ識別情報が示すグループに属するSIP端末を特定する着信先特定工程と、この特定されたSIP端末全てに対してセッション開始リクエストを送信する一斉呼出工程とを設けたことを特徴とする(請求項4)。
このような通信制御方法によれば、LANに接続されたSIP端末間での一斉着信をWANを介さずLAN内の処理で実行させることができ、通話料金の発生を抑えることができる。
また、上記の通信制御方法においては、セッション開始リクエストを送信した先のSIP端末である着信側端末から当該リクエストに対するレスポンスメッセージを受信するレスポンス受信工程と、このレスポンスメッセージがどのSIP端末とのセッション確立に対してのSIPメッセージであるか識別するタグ情報を当該レスポンスメッセージから読み出して着信側端末の識別情報に対応付けて記憶するタグ情報記憶工程と、レスポンスメッセージを発信元端末に送信するレスポンス送信工程と、この送信したレスポンスメッセージに含まれるタグ情報を発信元端末の識別情報と対応付けて記憶する発信元用タグ情報記憶工程とを設けてもよい(請求項5)。
このようにすると、複数のSIP端末に対してセッション開始リクエストを送信しても、SIPメッセージがどの端末とのセッション確立に対してのメッセージかを管理することができる。
また、上記の通信制御方法においては、セッション開始リクエストを送信した先のSIP端末である着信側端末の1つからリクエストに対するOKメッセージを受信するとそれの他の着信側端末全てに対してセッション開始リクエストを中断するためのキャンセルメッセージを送信する呼出中断工程を設けてもよい(請求項6)。
このようにすると、一斉着信させたうちの1つの着信先SIP端末と発信元SIP端末とのセッションが確立されると、他の着信先SIP端末との間のリクエストを終了させるので、他の着信先SIP端末との間で発生する無駄な処理を抑えることができる。
次に、本発明の通信制御用プログラムは、SIPを用いた通信を行う複数のSIP端末と構内通信網(LAN)を介して接続されたコンピュータに、SIP端末の1つである発信元端末からセッション開始リクエストを受信するリクエスト受信処理と、複数のSIP端末を幾つかに分けたグループのグループ識別情報とそのグループに属するSIP端末のアドレス情報とを対応付けて記憶したグループ情報記憶部を参照しセッション開始リクエストに含まれる宛先情報がグループ識別情報で有るか否かを判別する宛先情報判別処理と、この宛先情報がグループ識別情報であると判別された場合にこのグループ識別情報に対応したSIP端末のアドレス情報をグループ情報記憶部から読み出す着信先特定処理と、この読み出されたアドレス情報全てに対してセッション開始リクエストを送信する一斉呼出処理とを実行させることを特徴とする(請求項7)。
このような通信制御用プログラムによれば、LANに接続されたSIP端末間での一斉着信をWANを介さずLAN内の処理で実行させることができ、通話料金の発生を抑えることができる。
また、上記の通信制御用プログラムにおいては、セッション開始リクエストを送信した先のSIP端末である着信側端末との間で送受信されるSIPメッセージに含まれるタグ情報を着信側端末のアドレス情報に対応付けて記憶すると共に発信元端末との間で送受信されるSIPメッセージに含まれるタグ情報を発信元端末のアドレス情報に対応付けて記憶するタグ情報記憶処理と、受信されたSIPメッセージに含まれるタグ情報に対応するアドレス情報を特定し当該SIPメッセージがどのSIP端末とのセッション確立に対してのSIPメッセージであるか認識するメッセージ認識処理とコンピュータに実行させてもよい(請求項8)。
このようにすると、各SIP端末との間で送受信されるSIPメッセージ内のタグ情報をSIP端末ごとに個別に管理でき、複数のSIP端末に対してセッション開始リクエストを送信した場合でも、SIPメッセージがどの端末とのセッション確立に対してのメッセージかを認識することができる。
また、上記の通信制御用プログラムにおいては、セッション開始リクエストを送信した先のSIP端末である着信側端末の1つから当該リクエストに対してのOKメッセージを受信するとこのOKメッセージの発信元以外の着信側端末のアドレス情報全てに対してセッション開始リクエストを中断するためのキャンセルメッセージを送信する呼出中断処理をコンピュータに実行させてもよい(請求項9)。
このようにすると、一斉着信させたうちの1つの着信先SIP端末と発信元SIP端末とのセッションが確立されると、他の着信先SIP端末との間のリクエストを終了させるので、他の着信先SIP端末との間で発生する無駄な処理を抑えることができる。
本発明は以上のように構成され機能するため、これにより、LAN内において、SIP電話機は、予め決められたSIP電話機のグループに対してポイントtoマルチポイントの一斉発信操作を実行することができる。
以下、本発明における一実施形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係る第1実施形態の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本第1実施形態は、通信制御プロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol)を用いる複数のSIP電話機(SIP端末)2a〜2iが設置されているLAN(構内通信網)とWAN網3との間にSIP通信制御装置1が接続されている。
このSIP通信制御装置1は、複数のSIP電話機2a〜2iを幾つかのグループに分けてその各グループに付与したグループ識別情報とそのグループに属するSIP端末のアドレス情報とを対応付けて記憶したグループ情報記憶部10と、WANインターフェース部11と、SIP電話機2a〜2iのいずれかから発信されたか又はそのいずれかに宛てられたSIPメッセージの解析及び送受信を実行するSIP終端部12と、LANインターフェース部13とを備えて構成されている。
グループ情報記憶部10は、ROM、RAM、ハードディスク装置等からなり、グループアドレスリスト103及びタグ情報記憶領域104を有している。
グループアドレスリスト103は、SIP電話機のグループに割り当てられた識別情報(アドレス情報)であるグループSIP URI(Session Initiation Protocol Uniform Resource Identifier)から、このグループに属するSIP電話機のアドレス情報である電話機SIP URIを特定するためのリストであり、図2に示すように、グループSIP URIと電話機SIP URIとが対応付けられて記録されている。
タグ情報記憶領域104は、SIP端末との間で送受信されるSIPメッセージ内のヘッダ部の“To:”ヘッダに記述されているタグ情報をSIP端末の電話機SIP URIに対応付けて記憶するタグ情報記憶部としての領域である。この“To:”タグ情報は、リクエストメッセージを受信したSIP電話機から送信されてきたレスポンスメッセージに含まれている。SIPでは、メッセージ内の“Call−ID”ヘッダと“To:”タグ情報と“From”タグ情報との組み合わせによって識別する送受信者間の関係をダイアログ(Dialog)と呼ぶ。ダイアログは、セッション開始リクエスト“INVITE”に対するレスポンス(2xx など)によって確立する。タグ情報は、複数のセッションの確立要求があった場合の各セッションの確立要求を識別するための情報であり、セッションの開始から終了までの間、同じタグ情報を使用する。
SIP終端部12は、OSI(Open System Interconnection)におけるセッション層(レイヤ5)の機能を実行するものであり、図4に示すように、宛先情報判別手段12a及びセッション確立・停止手段12bを備えている。
SIP終端部12における宛先情報判別手段12aは、グループ情報記憶部10に記憶されているグループアドレスリスト103を参照し、入力したリクエストメッセージに記述されている着信先SIP URI(宛先情報)が、グループアドレスリスト103に登録されているグループSIP URIであるか否かを判定する機能を有している。
そして、宛先情報判別手段12aは、リクエストメッセージに記述されている着信先SIP URIがグループSIP URIであると判定した場合に、このグループSIP
URIに対応する電話機SIP URIをグループアドレスリスト103から読み出してセッション確立・停止手段12bへ出力する着信先特定手段としての機能を有している。
さらに、宛先情報判別手段12aは、リクエストメッセージに記述された着信先SIP
URIがグループアドレスでないと判定した場合に、リクエストメッセージに記述された着信先SIP URIをそのまま電話機SIP URIとしてセッション確立・停止手段12bへ出力する機能を有している。
SIP終端部12におけるセッション確立・停止手段12bは、宛先情報判別手段12aから入力された電話機SIP URIを着信先SIP URIとしたリクエストメッセージをLANインターフェース部13に出力する一斉呼出手段としての機能を有している。
また、セッション確立・停止手段12bは、リクエストメッセージを送信した先のSIP端末である着信側端末との間で送受信されるSIPメッセージに含まれる“To:”タグ情報を着信側端末の電話機SIP URIに対応付けてタグ情報記憶領域104に書き込むと共に、リクエストメッセージの発信元端末との間で送受信されるSIPメッセージに含まれる“To:”タグ情報をこの発信元端末の電話機SIP URIに対応付けてタグ情報記憶領域104に書き込む機能を有する。
また、セッション確立・停止手段12bは、SIP端末からのSIPメッセージを受信するとタグ情報記憶部を参照しSIPメッセージに含まれる“To:”タグ情報に基づいてこのSIPメッセージがどのSIP端末とのセッション確立に対してのSIPメッセージであるかを認識するメッセージ認識手段としての機能を有している。
ここで、セッション確立・停止手段12bは、一斉着信する複数のSIP電話機それぞれから同じ内容のレスポンスメッセージを受信するが、最初に受信したレスポンスメッセージのみに対応してリクエスト発信元の電話機SIP URIを着信先SIP URIとしたレスポンスメッセージをLANインターフェース部13に出力するように機能する。
また、セッション確立・停止手段12bは、セッション開始リクエストを送信した先のSIP端末である着信側端末の1つから発せられるOKメッセージを受信すると、セッション開始リクエストを中断するためのキャンセルメッセージを他の着信側端末全ての電話機SIP URI(アドレス情報)を着信先SIP URIとして付記してLANインターフェース部13に出力する呼出中断手段としての機能を有している。
LANインターフェース部13は、主にOSI参照モデルのレイヤ1(物理層)、レイヤ2(データリンク層)、レイヤ3(ネットワーク層)、レイヤ4(トランスポート層)の機能を有し、SIP電話機2a〜2iとSIP終端部12との間でSIPメッセージの送受信を行う機能を有している。
次に、この第1実施形態の全体動作について説明する。ここで、本発明にかかる通信制御方法についても同時に示し説明する。
図5は、SIP電話機2aからSIP電話機2e,2f,2gから成るグループに対してセッション開始リクエストが送信されたときのシステム全体の動作を示すシーケンス図である。
まず、SIP電話機2aから、着信先SIP URIとして「sip:0501234568@sample.com」と記述されたセッション開始リクエスト“INVITE”が送信される(図4:ステップS1)。SIP通信制御装置1では、“INVITE”メッセージがLANインターフェース13に受信されると、この“INVITE”メッセージはSIP終端部12へ出力される(リクエスト受信工程)。
SIP通信制御装置1のSIP終端部12において、宛先情報判別手段12aにより、“INVITE”メッセージの着信先SIP URIである「sip:0501234568@sample.com」が読み出され、この着信先SIP URIから、このSIP URIに割り当てられたグループ識別情報を特定する処理を行う。
すなわち、宛先情報判別手段12aは、グループ情報記憶部10におけるグループアドレスリスト103(図2)を参照し、「sip:0501234568@sample.com」が、グループアドレスであるか否かを判定する(図4:ステップS2,宛先情報判別工程)。
ここで、上述したリクエスト受信工程及び宛先情報判別工程については、その内容をプログラム化しリクエスト受信処理及び宛先情報判別処理としてSIP通信制御装置1を制御するコンピュータに実行させるように構成してもよい。
その後、宛先情報判別手段12aにより、“INVITE”メッセージの着信先SIP
URIがグループアドレスであると判定されると、この着信先SIP URIがグループSIP URIと特定され、このグループSIP URIに対応する電話機SIP URIである「sip:0501234551@sampl.com」,「sip:0501234552@sampl.com」,「sip:0501234553@sampl.com」がグループアドレスリスト103(図2)から読み出される(図4:ステップS3,着信先特定工程)。
このときの「sip:0501234551@sampl.com」,「sip:0501234552@sampl.com」,「sip:0501234553@sampl.com」はそれぞれSIP電話機2e,2f,2gに割り当てられたSIP URIである。
そして、宛先情報判別手段12aにより読み出された電話機SIP URIの全てがセッション確立・停止手段12bに出力される。
セッション確立・停止手段12bでは、宛先情報判別手段12aから電話機SIP URIが順次入力されると、その電話機SIP URIを着信先SIP URIとした”INVITE”メッセージがLANインターフェース部13に出力される。そして、LANインターフェース部13からSIP電話機2e,2f,2gそれぞれに宛てて”INVITE”メッセージが送信される(図4:ステップS4,S5,S6,一斉呼出工程)。
ここで、上述した着信先特定工程及び一斉呼出工程については、その内容をプログラム化し着信先特定処理及び一斉呼出処理としてSIP通信制御装置1を制御するコンピュータに実行させるように構成してもよい。
その後、SIP電話機2fから送信された呼び出し中であることを示すレスポンスメッセージ“180 Ringing”がSIP通信制御装置1に受信されると(図4:ステップS7,レスポンス受信工程)、SIP通信制御装置1のSIP終端部12におけるセッション確立・停止手段12bにより、この“180 Ringing”メッセージに記述されている“To:”ヘッダのタグ情報「B」が読み出され、このタグ情報「B」がグループ情報記憶部10のタグ情報記憶領域104にSIP電話機2fの電話機SIP URIと対応付けて記憶される(タグ情報記憶工程)。ここで、この“180 Ringing”メッセージの着信先SIP URIは、SIP電話機2aのSIP URI「sip:0501234547@sampl.com」である。
続いて、SIP通信制御装置1のSIP終端部12におけるセッション確立・停止手段12bにおいて、グループ情報記憶部10のタグ情報記憶領域104に記憶されていないタグ情報として「α」が“To:”ヘッダに付記された“180 Ringing”メッセージがLANインターフェース部13を介してSIP電話機2aに送信される(図4:ステップS8,レスポンス送信工程)。その後、タグ情報「α」はタグ情報記憶領域104にSIP電話機2aの電話機SIP URIと対応付けて記憶される(発信元用タグ情報記憶工程)。
続いて、SIP電話機2e,2gからの“180 Ringing”メッセージがSIP通信制御装置1に順次受信されると(図4:ステップS9,S10,レスポンス受信工程)、SIP通信制御装置1のセッション確立・停止手段12bにより、これらの“180 Ringing”メッセージに記述されている”To:”ヘッダのタグ情報「A」及び「C」が読み出され、タグ情報「A」とタグ情報「C」がタグ情報記憶領域104にそれぞれSIP電話機2e,2gの電話機SIP URIと対応付けて記憶される(タグ情報記憶工程)。このとき、SIP電話機2e,2gから受信した“180 Ringing”メッセージに対しての“180 Ringing”メッセージはSIP電話機2aに送信されない。
ここで、上述したタグ情報記憶工程及び発信元用タグ情報記憶工程については、その内容をプログラム化しタグ情報記憶処理としてSIP通信制御装置1を制御するコンピュータに実行させるように構成してもよい。
その後、リクエストが正常に処理されたことを示すレスポンスメッセージ“200 OK”がSIP電話機2eから送信されSIP通信制御装置1に受信されると(図4:ステップS11)、SIP通信制御装置1のセッション確立・停止手段12bにより、この“200 OK”メッセージに記述されている“To:”ヘッダのタグ情報「A」が読み出され、このタグ情報「A」がタグ情報記憶領域104に記憶されているか否かが確認される。タグ情報「A」がタグ情報記憶領域104に記憶されていることが確認されると、受信された“200 OK”メッセージがSIP電話機2eとのセッション確立に際して使用されるものであると確認される。この“200 OK”メッセージには、着信先SIP
URIとしてSIP電話機2aのSIP URI「sip:0501234547@sampl.com」が記述されている。
続いて、セッション確立・停止手段12bにより、“200 OK”メッセージがLANインターフェース部13を介してリクエスト発信元のSIP電話機2aに送信される(図4:ステップS12)。この“200 OK”メッセージには、“To:”ヘッダのタグ情報として「α」が記述されている。
その後、SIP電話機2f,2gからの“200 OK”メッセージがSIP通信制御装置1に順次受信されると(図4:ステップS13,S14)、SIP通信制御装置1のセッション確立・停止手段12bにより、これらの“200 OK”メッセージに記述されている“To:”ヘッダのタグ情報「B」及び「C」が読み出され、これらのタグ情報「B」及び「C」がタグ情報記憶領域104に記憶されているかが確認される。これらのタグ情報「B」及び「C」がタグ情報記憶領域104に記憶されているのが確認されると、受信したこれら“200 OK”メッセージがSIP電話機2f,2gとのセッション確立に際して使用されるものであると確認される。このとき、順次入力されたSIP電話機2f,2gからの“200 OK”メッセージに対しての“200 OK”メッセージはSIP電話機2aに送信されない。また、SIP電話機2f,2gからの“200
OK”メッセージは、それぞれSIP通信制御装置1に受信されない場合もある。
続いて、SIP電話機2aからの“ACK”メッセージがSIP通信制御装置1に受信されると(図4:ステップS15)、SIP通信制御装置1のセッション確立・停止手段12bにより、“ACK”メッセージに記述されている“To:”ヘッダのタグ情報「α」が読み出され、このタグ情報「α」がグループ情報記憶部10におけるタグ情報記憶領域104に記憶されているかが確認される。タグ情報「α」がタグ情報記憶領域104に記憶されているのが確認されると、受信した”ACK”メッセージがSIP電話機2aとのセッション確立に際して使用されるものであると確認される。この“ACK”メッセージには、着信先SIP URIとしてSIP電話機2eのSIP URI「sip:0501234551@sampl.com」が記述されている。
ここで、上述した動作のうち、メッセージに記述されている“To:”ヘッダのタグ情報からこのメッセージがどのSIP端末とのセッション確立に際して使用されるものであるか確認する動作工程については、その内容をプログラム化しメッセージ認識処理としてSIP通信制御装置1を制御するコンピュータに実行させるように構成してもよい。
その後、セッション確立・停止手段12bにより、最初に受信した“200 OK”メッセージの発信元であるSIP電話機2eに“ACK”メッセージがLANインターフェース部13を介して送信される(図4:ステップS16)。この“ACK”メッセージには、“To:”ヘッダのタグ情報として「A」が記述されている。
これにより、SIP電話機2aとSIP電話機2eとの間でセッションの確立が成立することになり、以後、SIP電話機2aとSIP電話機2e間は通話状態に移行する(図4:ステップS17)。
その後、セッション確立・停止手段12bにより、SIP電話機2f,2gに対して、セッションの確立を終了させるための“CANCEL”メッセージが順次送信される(図4:ステップS18,S19,呼出中断工程)。そして、SIP電話機2f,2gのそれぞれから、“CANCEL”メッセージを了解した旨を示す“200 OK”メッセージが順次受信され、処理が終了される(図4:ステップS20,S21)。
ここで、上述した呼出中断工程については、その内容をプログラム化し呼出中断処理としてSIP通信制御装置1を制御するコンピュータに実行させるように構成してもよい。
このような第1実施形態によれば、例えば、SIP電話機2aからグループSIP URIが記述された接続要求が入力されると、グループSIP URIに対応するSIP電話機2e,2f,2gの電話機SIP URIが特定されるので、LANに接続されたSIP電話機2e,2f,2gに一斉着信させることができる。
また、この第1実施形態によれば、LAN内の処理でSIP電話機2a〜2i同士間のセッションが確立されるので、通話料金の発生を抑えることができる。
また、本第1実施形態によれば、最初に特定された電話機SIP URIが割り当てられたSIP電話機に対してLAN内においてセッションが確立されると、セッション確立・停止手段12bにより、他のSIP電話機2との間の着信が停止されるので、他のSIP電話機との間で発生する応答に要する無駄な処理を抑えることができる。
ここで、SIPは、セッション確立後(通話状態)での保留、転送が可能であるので、本第1実施形態のSIP通信制御装置1は、通話中の呼を電話機グループ内の任意のSIP電話機(最初に応答したSIP電話機)に転送することも可能である。
<第2実施形態>
次に、本発明にかかる第2実施形態について説明する。
第1実施形態においては、SIP通信制御装置1のLAN側に接続する機器がSIP電話機である場合について示したが、本第2実施形態は、SIP電話機を、SIP通信アプリケーションソフトウェアを使用したパソコン(以下、SIP端末PC)に置き換えて構成されている。
通常PCは、電子メール用のアプリケーションソフトウェアを使用して各PC端末同士で電子メールの送受信を実行している。このような場合、LAN内にはメールサーバが配置され、このサーバで各PC端末の電子メールアドレスが管理されている。
SIP通信では、各通信装置(SIP電話機,パソコン等)を特定するためにSIP
URI(SIP Uniform Resource Identifier)を使用している。このSIP URIは、電子メールアドレスと似た形式で表現されており、どちらも各通信装置を特定するという使用目的は同じである。例として、電子メールアドレスの表現方法が「username@sample.com」であるのに対して、SIP
URIの表現方法は「sip:username@sample.com」となっており、「username@sample.com」の部分は同じ形式となっている。
また、電子メール通信においては、複数のメールアドレスを1つのグループとしてメールサーバに登録し、情報を同時配信するメーリングリストというシステムがあるので、電子メールアドレスをSIP URIの一部として使用しSIP通信を行い、メーリングリストに対して発信を行うことによって、そのメーリングリストに登録されたSIP端末PCに対して一斉発信動作が行えることになる。
図5は、本発明にかかる第2実施形態の全体構成を示すブロック図である。
図5に示すように、本第2実施形態は、SIP通信アプリケーションソフトウェアが導入されている複数のPC4及び各PC4のメールアドレスを管理する電子メールサーバ5が設置されているLAN(構内通信網)とWAN網3との間にSIP通信制御装置6が接続されている。この通信制御装置6は、グループ情報記憶部60と、WANインターフェース部61と、SIP終端部62と、LANインターフェース部63とを備えて構成されている。
WANインターフェース部61及びLANインターフェース部63は、第1実施形態のSIP通信制御装置1を構成するものと同一の機能を有している。
グループ情報記憶部60は、第1実施形態と同様にタグ情報記憶領域604を有している。
SIP終端部62は、図11に示すように、宛先情報判別手段62d及びセッション確立・停止手段62cを備えている。宛先情報判別手段62dは、あるPC4からのSIPメッセージを入力すると、電子メールサーバ5に管理されているメーリングリスト51を参照し、SIPメッセージに記述されている着信先SIP URIの一部分と同一の電子メールアドレスがメーリングリスト51に登録されているか否かを判定する機能を有している。
宛先情報判別手段62dは、着信先SIP URIの一部分がメーリングリスト51に登録されていた場合に、この着信先SIP URIをグループSIP URIと特定し、このグループに属するPCの電子メールアドレス、すなわちPCSIP URIの一部である電子メールアドレスをメーリングリスト51から読み出して、セッション確立・停止部62cに出力する。また一方で、宛先情報判別手段62dは、着信先SIP URIがメーリングリスト51に登録されていない場合には、そのままの着信先SIP URIをセッション確立・停止部62cに出力する。
セッション確立・停止部62cは、PCSIP URIの一部分である電子メールアドレスを基にPCSIP URIを生成し、このPCSIP URIを着信先SIP URIとしたSIPメッセージをPC4へ送信する機能を有している。以後、第1実施形態のSIP通信制御装置1と同様にして、あるPC4とのセッション確立及びセッション確立の終了を行う。
本第2実施形態によれば、第1実施形態と同様、SIP通信制御装置1がグループに属するPC4に対するリクエストメッセージを受信すると、リクエストメッセージに示されているグループSIP URIと対になるPCSIP URIが特定されるので、LANに接続されたPC4に一斉着信させることができる。
また、本第2実施形態によれば、第1実施形態と同様、LAN内の処理でPC4同士のセッションが確立されるので、通話料金の発生を抑えることができる。
また、本第2実施形態によれば、第1実施形態と同様、最初に特定された宛先情報が割り当てられたPC4に対してセッションが確立されると、セッション確立・停止部12cにより、他のPC4との間のセッションの確立が停止させるので、他のPC4との間で発生する応答に要する無駄な処理を抑えることができる。
本発明に係る第1実施形態の全体構成を示すブロック図である。 図1に示す実施形態に開示されたグループアドレスリストを示す図である。 図1に示す実施形態に開示されたSIP終端部の構成を示すブロック図である。 図1に示す実施形態の全体動作を示すシーケンス図である。 本発明に係る第2実施形態の全体構成を示すブロック図である。 図5に示す実施形態に開示されたSIP終端部の構成を示すブロック図である。 従来の通信制御方法を示す説明図である。
符号の説明
1,6 SIP通信制御装置
10,60 グループ情報記憶部
103 グループアドレスリスト
104,604 タグ情報記憶領域
11,61 WANインターフェース部
12,62 SIP終端部
12a,62d 宛先情報特定手段
12b,62c セッション確立・停止部
13,63 LANインターフェース部
2a〜2i SIP電話機
3 WAN網
4 PC
5 電子メールサーバ
51 メーリングリスト
70 SIP通信制御装置
80 SIP電話機
90 SIPサーバ
95 WAN網

Claims (9)

  1. 通信制御プロトコルとしてSIPを用いる複数のSIP端末が設置されている構内通信網(LAN)に接続され、
    前記複数のSIP端末を幾つかのグループに分けてその各グループに付与したグループ識別情報とそのグループに属するSIP端末のアドレス情報とを対応付けて記憶したグループ情報記憶部と、前記グループ情報記憶部を参照し前記SIP端末の1つである発信元端末から受信されたセッション開始リクエストに含まれる宛先情報が前記グループ識別情報で有るか否かを判別する宛先情報判別手段と、前記宛先情報がグループ識別情報であると判別された場合に当該グループ識別情報に対応したSIP端末のアドレス情報を前記グループ情報記憶部から読み出す着信先特定手段と、この読み出されたアドレス情報全てに対して前記セッション開始リクエストを送信する一斉呼出手段とを備えたことを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記請求項1に記載の通信制御装置において、
    前記セッション開始リクエストを送信した先のSIP端末である着信側端末との間で送受信されるSIPメッセージに含まれるタグ情報を前記着信側端末のアドレス情報に対応付けて記憶すると共に前記発信元端末との間で送受信されるSIPメッセージに含まれる前記タグ情報を前記発信元端末のアドレス情報に対応付けて記憶するタグ情報記憶部と、前記SIP端末からの前記SIPメッセージを受信すると前記タグ情報記憶部を参照し当該SIPメッセージに含まれるタグ情報に基づいて当該SIPメッセージがどのSIP端末とのセッション確立に対してのSIPメッセージであるかを認識するメッセージ認識手段とを備えたことを特徴とする通信制御装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載の通信制御装置において、
    前記着信側端末の1つから前記セッション開始リクエストに対するOKメッセージを受信するとこのOKメッセージの発信元以外の着信側端末全てのアドレス情報に対して当該セッション開始リクエストを中断するためのキャンセルメッセージを送信する呼出中断手段を備えたことを特徴とする通信制御装置。
  4. SIPを用いた通信を行う複数のSIP端末が構内通信網(LAN)に接続されており、これら複数のSIP端末の1つである発信元端末からセッション開始リクエストを受信するリクエスト受信工程と、
    この受信されたセッション開始リクエストに含まれる宛先情報が前記複数のSIP端末を幾つかに分けたグループのグループ識別情報で有るか否かを判別する宛先情報判別工程と、
    前記宛先情報がグループ識別情報であると判別された場合に当該グループ識別情報が示すグループに属するSIP端末を特定する着信先特定工程と、
    この特定されたSIP端末全てに対して前記セッション開始リクエストを送信する一斉呼出工程とを設けたことを特徴とする通信制御方法。
  5. 前記請求項4に記載の通信制御方法において、
    前記前記セッション開始リクエストを送信した先のSIP端末である着信側端末から当該リクエストに対するレスポンスメッセージを受信するレスポンス受信工程と、
    このレスポンスメッセージがどのSIP端末とのセッション確立に対してのSIPメッセージであるか識別するタグ情報を当該レスポンスメッセージから読み出して前記着信側端末の識別情報に対応付けて記憶するタグ情報記憶工程と、
    前記レスポンスメッセージを前記発信元端末に送信するレスポンス送信工程と、
    この送信したレスポンスメッセージに含まれるタグ情報を前記発信元端末の識別情報と対応付けて記憶する発信元用タグ情報記憶工程とを設けたことを特徴とする通信制御方法。
  6. 前記請求項4又は5に記載の通信制御方法において、
    前記着信側端末の1つから前記セッション開始リクエストに対するOKメッセージを受信するとこのOKメッセージの発信元以外の着信側端末全てに対して当該セッション開始リクエストを中断するためのキャンセルメッセージを送信する呼出中断工程を設けたことを特徴とする通信制御方法。
  7. SIPを用いた通信を行う複数のSIP端末と構内通信網(LAN)を介して接続されたコンピュータに、
    前記SIP端末の1つである発信元端末からセッション開始リクエストを受信するリクエスト受信処理と、前記複数のSIP端末を幾つかに分けたグループのグループ識別情報とそのグループに属するSIP端末のアドレス情報とを対応付けて記憶したグループ情報記憶部を参照し前記受信されたセッション開始リクエストに含まれる宛先情報がグループ識別情報で有るか否かを判別する宛先情報判別処理と、この宛先情報がグループ識別情報であると判別された場合に前記判別されたグループ識別情報に対応したSIP端末のアドレス情報を前記グループ情報記憶部から読み出す着信先特定処理と、この読み出されたアドレス情報全てに対して前記セッション開始リクエストを送信する一斉呼出処理とを実行させることを特徴とする通信制御用プログラム。
  8. 前記請求項7に記載の通信制御用プログラムにおいて、
    前記セッション開始リクエストを送信した先のSIP端末である着信側端末との間で送受信されるSIPメッセージに含まれるタグ情報を前記着信側端末のアドレス情報に対応付けて記憶すると共に前記発信元端末との間で送受信されるSIPメッセージに含まれる前記タグ情報を前記発信元端末のアドレス情報に対応付けて記憶するタグ情報記憶処理と、受信されたSIPメッセージに含まれるタグ情報に対応するアドレス情報を特定し当該SIPメッセージがどのSIP端末とのセッション確立に対してのSIPメッセージであるか認識するメッセージ認識処理とを前記コンピュータに実行させることを特徴とする通信制御用プログラム。
  9. 前記請求項7又は8に記載の通信制御用プログラムにおいて、
    前記着信側端末の1つから前記セッション開始リクエストに対してのOKメッセージを受信するとこのOKメッセージの発信元以外の着信側端末のアドレス情報全てに対して前記セッション開始リクエストを中断するためのキャンセルメッセージを送信する呼出中断処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする通信制御用プログラム。
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JP2010081037A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Iwatsu Electric Co Ltd Ip電話中継装置およびip電話中継方法
JP2013058846A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Canon Inc 通信制御装置、その制御方法、および制御プログラム

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