JP2008022355A - 信号検出装置及び信号検出方法 - Google Patents
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Abstract
入力信号が含む周波数成分中における所望の周波数帯域の周波数成分を、簡易に検出する。
【解決手段】
信号源910からの信号C0の同相信号C1及びその直交信号S1、並びに制御部170Aが指定したシフト周波数を有する局部発振信号C2及びその直交信号S2に基づいて、制御部170Aが指定したシフト方向に信号C1,S1をシフト周波数だけシフトさせた信号C3,S3を生成する。そして、信号C3,S3における固定的な周波数帯域をフィルタ部150における固定的なフィルタで抽出する。そして、フィルタ部150により抽出された信号を、検出部160が検出する。
【選択図】 図1
Description
まず、本発明の第1実施形態を、図1〜図8を参照しつつ説明する。
図1には、本実施形態に係る信号検出装置100Aの概略的な構成がブロック図にて示されている。この信号検出装置100Aは、信号源910から出力された信号C0における所望の周波数帯の信号を検出する装置であり、図1に示されるように、信号検出装置100Aは、信号生成手段としての直交信号生成部110と、信号検出部120Aと、周波数シフト制御手段としての制御部170Aとを備えている。
C0(t)∝F(t)・cos(ωC・t+φ) …(1)
C1(t)=F(t)・cos(ωC・t+φ) …(2)
S1(t)=F(t)・sin(ωC・t+φ) …(3)
DP(t)=(D1(t)2+D2(t)2)1/2 …(4)
C2(t)=G・cos(ωS・t) …(5)
S2(t)=G・sin(ωS・t) …(6)
ここで、Gは定数である。
C3(t)=C1(t)・C2(t)−S1(t)・S2(t)
=G・F(t)・cos((ωC+ωS)・t+φ) …(7)
C3(t)=C1(t)・C2(t)+S1(t)・S2(t)
=G・F(t)・cos((ωC−ωS)・t+φ) …(8)
S3(t)=S1(t)・C2(t)+C1(t)・S2(t)
=G・F(t)・sin((ωC+ωS)・t+φ) …(9)
S3(t)=S1(t)・C2(t)−C1(t)・S2(t)
=G・F(t)・sin((ωC−ωS)・t+φ) …(10)
次に、上記のように構成された信号検出装置100Aにおける信号検出動作について説明する。なお、以下においては、周波数シフト量が0から、徐々に−方向側への周波数シフト量を増やしていく場合に主に着目して説明する。
C3(t)=G・F(t)・cos(ωC・t+φ) …(11)
S3(t)=G・F(t)・sin(ωC・t+φ) …(12)
C3(t)=G・F(t)・cos((ωC−ωS1)・t+φ) …(13)
S3(t)=G・F(t)・sin((ωC−ωS1)・t+φ) …(14)
C3(t)=G・F(t)・cos((ωC−ωS2)・t+φ) …(15)
S3(t)=G・F(t)・sin((ωC−ωS2)・t+φ) …(16)
次に、本発明の第2実施形態を、図9及び図10を参照しつつ説明する。
図9に示されるように、本実施形態の信号検出装置100Bは、上述した第1実施形態の信号検出装置100Aと比べて、信号検出部120Aに代えて信号検出部120Bを備える点、及び、制御部170Aに代えて制御部170Bを備える点のみが異なっている。ここで、制御部170Bは、制御部170Aが、シフト周波数指定SFAにより必ず正のシフト周波数を指定し、シフト方向指定SDCによりシフト方向を指定するのに対して、シフト周波数指定SFBにより符号付のシフト周波数を指定することにより、シフト周波数及びシフト方向を指定するようになっている。
上記のように構成された信号検出装置100Bでは、操作入力デバイス(不図示)からの周波数シフト量及びシフト方向の指令入力に従って、制御部170Bが、シフト周波数指定SFBにより、符号付のシフト角周波数ωSを信号検出部120Bに送る。以後、上述の信号検出装置100Aの場合と同様にして、信号検出動作を行う。
次に、本発明の第3実施形態を、図11及び図12を主に参照しつつ説明する。
図11に示されるように、本実施形態の信号検出装置100Cは、上述した第1実施形態の信号検出装置100Aと比べて、制御部170Aに代えて制御部170Cを備える点のみが異なっている。この制御部170Cは、検出部160による検出結果を考慮して、シフト角周波数ωSを自動的に変更するようになっている。
上記のように構成された信号検出装置100Cでは、以下のようにして信号検出を行う。
次に、本発明の第4実施形態を、図13〜図16を主に参照しつつ説明する。
図13に示されるように、本実施形態の信号検出装置100Dは、直交信号生成部110と、信号検出部120A1と、信号検出部120A2と、制御部170Dとを備えている。ここで、信号検出部120A1は、上述した第1及び第2実施形態における信号検出部120Aと同様に構成されている。また、信号検出部120A2は、信号検出部120A1と比べて、フィルタ部の特性が異なっている点のみが相違している。なお、本実施形態では、信号検出部120A1のフィルタ部は、信号検出部120Aの場合と同様に、図14に示されるハイパスフィルタ特性を有しているのに対して、信号検出部120A2におけるフィルタ部は図15に示されるようなローパスフィルタ特性を有するようになっている。
上記のように構成された信号検出装置100Dでは、以下のようにして信号検出を行う。
本発明は、上記の第1〜第4実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
C0(t)=F1・cos(ω1・t+φ1)+F2・cos(ω2・t+φ2)+・・・
…(17)
S1(t)=F(t)・(−sin(ωC・t+φ)) …(18)
110 … 直交信号生成部(信号生成手段)
150 … フィルタ部(フィルタ手段)
160 … 検出部(信号検出手段)
170A〜170D … 制御部(周波数シフト制御手段)
190A,190B … 周波数シフト部(周波数シフト手段)
Claims (5)
- 第1信号及び前記第1信号の直交信号である第2信号に関する周波数のシフト量であるシフト周波数及びシフト方向に基づいて、前記第1信号の周波数成分の周波数が前記シフト方向に前記シフト周波数だけシフトされた第3信号、及び、前記第2信号の周波数成分の周波数が前記シフト方向に前記シフト周波数だけシフトされた第4信号を生成する周波数シフト手段と;
前記第3信号及び前記第4信号に含まれる予め定められた範囲の周波数の信号成分を選択的に通過させるフィルタ手段と;
前記フィルタ手段を通過した信号を検出する信号検出手段と;を備えることを特徴とする信号検出装置。 - 前記周波数シフト手段に対して前記シフト周波数及び前記シフト方向を指定する周波数シフト制御手段を更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載の信号検出装置。
- 前記周波数シフト制御手段は、前記検出手段による検出結果を考慮して、前記シフト周波数及び前記シフト方向を決定する、ことを特徴とする請求項2に記載の信号検出装置。
- 外部からの入力信号から、前記第1信号を前記入力信号の同相信号として生成するとともに、前記第2信号を前記入力信号の直交信号として生成する信号生成手段を更に備える、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の信号検出装置。
- 第1信号及び前記第1信号の直交信号である第2信号に関する周波数のシフト量であるシフト周波数及びシフト方向に基づいて、前記第1信号の周波数成分の周波数が前記シフト方向に前記シフト周波数だけシフトされた第3信号、及び、前記第2信号の周波数成分の周波数が前記シフト方向に前記シフト周波数だけシフトされた第4信号を生成する周波数シフト工程と;
前記第3信号及び前記第4信号に含まれる予め定められた範囲の周波数の信号成分を選択するフィルタリング工程と;
前記フィルタリング工程において選択された信号成分を検出する信号検出工程と;を備える信号検出方法。
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JPH06509691A (ja) * | 1991-08-05 | 1994-10-27 | フォード モーター カンパニー | ラジオ受信機用の隣接チャネル・コントローラ |
JPH1188205A (ja) * | 1997-09-04 | 1999-03-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ディジタル無線受信装置 |
JP2000244421A (ja) * | 1999-02-23 | 2000-09-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無線通信装置、無線通信装置の受信方法および記録媒体 |
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2006
- 2006-07-13 JP JP2006193093A patent/JP2008022355A/ja active Pending
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