JP2008020560A - 光ファイバコリメータ対及び光ファイバコリメータアレイ - Google Patents

光ファイバコリメータ対及び光ファイバコリメータアレイ Download PDF

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智行 佐藤
Taro Suzuki
太郎 鈴木
Takanobu Nojima
隆信 野島
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Abstract

【課題】十分なワーキングディスタンスを確保でき、結合損失が少なく、ホルダーなどに容易に固定可能な光ファイバコリメータ対、光ファイバコリメータアレイとする。
【解決手段】光ファイバの開口数をNAf、前記GRINレンズの開口数をNAgとした場合、
0.090 ≦ NAg ≦ 0.17
かつ
NAf ≦ NAg
さらに、前記光ファイバの外径をDf、前記GRINレンズの外径をDgとした場合、
Df−3μm ≦ Dg ≦Df
とすることで、ワーキングディスタンスが十分で、結合損失が少なく、ホルダーなどに容易に固定可能な光ファイバコリメータ対、光ファイバコリメータアレイを得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に光通信に用いて好適な光ファイバコリメータ対、及び複数の光ファイバコリメータ対からなる光ファイバコリメータアレイに関する。
光ファイバからの光を、光学的な処理を施してから、高効率で対向する光ファイバに入射させる光ファイバコリメータ対において、光をコリメートさせるためのレンズとしてGRIN(屈折率分布型)レンズが利用されている。GRINレンズは断面における半径方向の屈折率が、ほぼ2乗カーブで連続的に変化する棒状レンズで、この屈折率分布によってレンズ作用が行われる。ここで、NAはGRINレンズの中心と周辺での屈折率の2乗差の平方根で、開口数Numerical Aperture(以下、「NA」と略す。)と称し、レンズ性能を表わす重要なパラメータである。現在光ファイバコリメータに用いるGRINレンズとしては、下記特許文献1に示すようなGI型光ファイバが多く用いられている。特許文献1の光ファイバコリメータ対は、シングルモード型光ファイバに、光ファイバの外径よりも大きな外径を有するGI型光ファイバを接続した光ファイバコリメータを対向して設けたものである。しかし、GI型光ファイバの径が大きいと、コリメータ先端部が大きくなってしまう、コリメータ先端部を固定するホルダーの構造が複雑になる、コリメータ先端部の軸あわせがやりにくい、という問題がある。
光ファイバコリメータから出射する光を、ワーキングディスタンス内に配置された種々の光デバイス(光アイソレータ、光スイッチなど)で信号処理して再び対向する光ファイバコリメータに導入するコリメータ対においては、種々の光デバイスを設置するため、また組み立て作業を容易にするために十分なワーキングディスタンス(2mm以上)が要求される。また、2個の光ファイバコリメータを対向して設ける場合、どうしても、光ファイバコリメータ先端のGRINレンズどうしにある程度の軸ずれや角度ずれが避けられず、この軸ずれ・角度ずれによって結合損失が生じる。したがって、ある程度の軸ずれや角度ずれがあっても、結合損失の少ない(1dB以下)光ファイバコリメータ対が要求される。また、光ファイバコリメータ対は、その先端部が適宜のホルダーなどに固定して設けられるが、ホルダーなどに精度良く容易に固定可能なものが要求される。
特許第3285166号公報
本発明は、種々の光デバイスを設置するため、また組み立て作業を容易にするために十分なワーキングディスタンスを確保でき、対向するGRINレンズどうしにある程度の軸ずれや角度ずれがあっても結合損失が少なく、ホルダーなどに容易に固定可能な光ファイバコリメータ対、及び光ファイバコリメータアレイを開発することを目的とするものである。
(請求項1)
本発明は、光ファイバの先端にGRINレンズを融着した光ファイバコリメータ2個を、前記GRINレンズ先端面が対向するように設けた光ファイバコリメータ対において、
前記光ファイバの開口数をNAf、前記GRINレンズの開口数をNAgとした場合、
0.090 ≦ NAg ≦ 0.17
かつ
NAf ≦ NAg
さらに、前記光ファイバの外径をDf、前記GRINレンズの外径をDgとした場合、
Df−3μm ≦ Dg ≦Df
であることを特徴とする光ファイバコリメータ対である。
(請求項2)
また本発明は、複数組の請求項1の光ファイバコリメータ対からなることを特徴とする光ファイバコリメータアレイである。
一般的に、コリメート長さを長くするには、GRINレンズのNAを小さくすることが有効である。図1は、低いNAのGRINレンズ2、又は高いNAのGRINレンズ2’を光ファイバ3に融着した光ファイバコリメータ1、1’の、ワーキングディスタンスc及びビームウェスト距離sの違いを説明するもので、上段がNAの低いGRINレンズ、下段がNAの高いGRINレンズの場合を示している。GRINレンズの先端面を対向して配置された2個の光ファイバコリメータ1、1’が光ファイバコリメータ対を形成しており、左側の光ファイバコリメータから出た光(矢印で示す)が右側の光ファイバコリメータに入射する。NAの高いGRINレンズから出た光は拡散する傾向が大きいので、NAの低い場合に比べてワーキングディスタンスc及びビームウェスト距離sが共に短くなる。図2は、光ファイバコリメータ対における、GRINレンズのNAとビームウェスト距離の関係を示すグラフで、NAが高いほどビームウェスト距離が短くなるのが分かる。GRINレンズのNAが0.17以下のとき最長ビームウェスト距離が1000μm(1mm)となる。ワーキングディスタンスはビームウェスト距離の2倍であるから、GRINレンズのNAが0.17以下であれば、ワーキングディスタンスが2mm以上となり、十分なワーキングディスタンスを確保できる。
図3は開口数NAfが0.1の光ファイバに種々のNAのGRINレンズを融着した光ファイバコリメータ対について、先端のGRINレンズに軸ずれと角度ずれが生じた場合の結合損失を調べた結果を表している。通常の注意力をもって、光ファイバコリメータ対先端のGRINレンズの位置合わせを行った場合、軸ずれは10μm以内、角度ずれは0.1°以内に収めることができる。最も位置ずれ・角度ずれが大きい場合、すなわち、軸ずれ10μmで角度ずれ0.1°の場合、結合損失が1dB以内となるGRINレンズのNAの範囲は、図3から、0.090〜0.3であることがわかる。したがって、GRINレンズのNA(NAg)がこの範囲内にあれば、光ファイバコリメータ対の結合損失が1dB以内に収まることになる。
したがって、GRINレンズのNA(NAg)が、
0.090 ≦ NAg ≦ 0.17
であれば、ワーキングディスタンスを2mm以上確保でき、かつ、結合損失を1dB以下にすることができる。
なお、GRINレンズのNA(NAg)が光ファイバのNA(NAf)よりも小さくなると、損失が大きくなるので、
NAf ≦ NA
であることが必要である。
次に、GRINレンズの外径Dgが光ファイバの外径Dfよりも大きいと、光ファイバコリメータ対先端部の位置合わせが困難となり、組み立て作業に時間を要するばかりでなく、光ファイバコリメータ対先端部を固定するホルダー等の構造が大型かつ複雑となり、コスト高となる。また、GRINレンズの外径Dgが光ファイバの外径Dfよりも小さすぎても組み立て作業に時間を要するばかりでなく、結合損失が大きくなる。DgとDfが等しいのが理想であるが、DgがDfより小さくても、その違いが3μm程度であれば、ホルダーなどの構造はDgとDfが等しい場合と同じで良く、また光ファイバコリメータ対先端部の位置合わせも事実上支障ない。したがって、
Df−3μm ≦ Dg ≦Df
であることが必要である。
本発明の光ファイバコリメータ対及び光ファイバコリメータアレイは、種々の光デバイスを設置するため、また組み立て作業を容易にするために十分な2mm以上のワーキングディスタンスを確保でき、対向するGRINレンズどうしに考えられる程度の軸ずれや角度ずれがあっても結合損失が1dB以下と少ない。また、光ファイバコリメータをホルダーなどに容易に固定して光ファイバコリメータ対及び光ファイバコリメータアレイを形成することができる。
図4は実施例の光ファイバコリメータ対で、筒状のホルダー4に、両側から光ファイバ3の先端にGRINレンズ2を融着した光ファイバコリメータ1を差し込んで接着固定し、中央に光デバイス5(この場合は光アイソレータ)を装着したものである。光ファイバ3は単一モード型で、外径は125μm、開口数NAf=0.1である。GRINレンズ2は外径125μm、開口数NAg=0.17である。この光ファイバコリメータ対のビームウェスト距離s=1mm(ワーキングディスタンスc=2mm)、GRINレンズどうしの軸ずれ10μm、角度ずれは0.1°のときの結合損失は0.55dBであった。GRINレンズ2の外径が光ファイバ3の外径と等しいので、ホルダー4の構造が簡単で、ホルダー4に光ファイバコリメータ1を取り付ける作業も容易に行うことができる。なお、光ファイバコリメータ対において、光ファイバコリメータ1の先端部を固定する手段はこの実施例のホルダーに限るものではない。
図5、6に示す光ファイバコリメータアレイは、先端部が対向する4組の光ファイバコリメータ対からなる。図5に示すように、ホルダー台部6の溝8に、光ファイバ3の先端にGRINレンズ2を融着した光ファイバコリメータ1をセットする。ホルダー台部6は、中央部が光デバイスをセットするスペース7となっており、その両側に、光ファイバコリメータ1先端部を対向してセットし、位置決めするための溝8が形成されている。溝8に4組の光ファイバコリメータ対の先端部をセットして位置決めした後、図6に示すように、樹脂層10及びホルダー蓋部9を設け、光ファイバコリメータ先端部を完全に固定する。光ファイバ3は単一モード型で、外径は125μm、開口数NAf=0.1である。GRINレンズ2は外径125μm、開口数NAg=0.13である。この光ファイバコリメータ対のビームウェスト距離s=1.5mm(ワーキングディスタンスc=3mm)、GRINレンズどうしの軸ずれ10μm、角度ずれは0.1°のときの結合損失は0.6dBであった。GRINレンズ2の外径が光ファイバ3の外径と等しいので、ホルダー4の構造が簡単で、ホルダー4に光ファイバコリメータ1を取り付ける作業も容易に行うことができる。なお、光ファイバコリメータアレイにおいて、光ファイバコリメータの先端部を固定する手段はこの実施例のホルダーに限るものではない。
本発明におけるGRINレンズは、ゾルゲル法で作製したTa25又はTiO2ドープシリカ系のものが好ましい。これは、クラッドが原理的に存在しないため、通常クラッドの存在するGI型光ファイバより有効断面積が多く得られる。Ta25又はTiO2ドープシリカ系のGRINレンズとは、シリカガラスでなり、屈折率付与物質としてTa25又はTiO2を含むGRINレンズであり、製造方法は、例えば特開2005−115097号公報に開示されている。
本発明における光ファイバコリメータ対及び光ファイバコリメータアレイは、光通信の分野などで使用することができる。光導波路(対向する光ファイバコリメータの間)には光アイソレータ、光スイッチなどの種々の光デバイスを設けることができる。
GRINレンズのNAの違いによる光ファイバコリメータのワーキングディスタンス及びビームウェスト距離の違いの説明図である。 GRINレンズのNAとビームウェスト距離の関係の説明図である。 光ファイバコリメータ先端部の軸ずれ及び角度ずれによる光ファイバコリメータ対の結合損失がGRINレンズのNAによって変化する様子の説明図である。 光ファイバコリメータ対のホルダーの一部を切り欠いて示す側面図である。 光ファイバコリメータアレイのホルダー台部の説明図である。 光ファイバコリメータアレイの断面図である。
符号の説明
1 光ファイバコリメータ
1’ 光ファイバコリメータ
2 GRINレンズ
2’ GRINレンズ
3 光ファイバ
4 ホルダー
5 光デバイス
6 ホルダー台部
7 スペース
8 溝
9 ホルダー蓋部
10 樹脂層

Claims (2)

  1. 光ファイバの先端にGRINレンズを融着した光ファイバコリメータ2個を、前記GRINレンズ先端面が対向するように設けた光ファイバコリメータ対において、
    前記光ファイバの開口数をNAf、前記GRINレンズの開口数をNAgとした場合、
    0.090 ≦ NAg ≦ 0.17
    かつ
    NAf ≦ NAg
    さらに、前記光ファイバの外径をDf、前記GRINレンズの外径をDgとした場合、
    Df−3μm ≦ Dg ≦Df
    であることを特徴とする光ファイバコリメータ対。
  2. 複数組の請求項1の光ファイバコリメータ対からなることを特徴とする光ファイバコリメータアレイ。
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