JP2008018840A - 車両用温度調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単純な構成により、温度調節対象物の温度調節が可能であるとともに、加熱手段および温度調節対象物の熱を有効に利用可能とすることができる車両用温度調節装置を提供すること。
【解決手段】車室2と電池ユニット1とを結ぶとともに、途中に設けられたファンユニット4で形成された送風を循環可能なループ状に形成された循環路3と、循環路3において電池ユニット1の下流に直列に設けられたヒータユニット5と、循環路3において、車室2を迂回し、ファンユニット4,電池ユニット1,ヒータユニット5を含む部分の上流と下流とを接続するバイパス路6と、送風が車室2と電池ユニット1とヒータユニット5とを通って循環する全ループ状態と、車室2を迂回して、電池ユニット1とヒータユニット5とバイパス路6とを通って循環するバイパスループ状態と、を形成可能な第1バルブ71および第2バルブ72と、を備えた車両用温度調節装置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載され、温度調節対象物を冷却および加熱して温度調節する車両用温度調節装置に関する。
従来、温度調節対象物としての燃料電池を、作動効率の良い温度に保つ車両用温度調節装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術は、エンジン冷却水と加熱手段とを用いて温度調節対象物を、適正温度に調節するものであり、加熱手段の熱を温度調節対象物のみに供給して短時間に温度調節対象物の温度を上昇させることができる。また、加熱手段および温度調節対象物の熱を、単独および両者で選択的に車室の暖房に利用することもできる。
特開2002−127734号公報
しかしながら、上述の従来技術では、上述のように短時間の加熱や、加熱手段および温度調節対象物の熱を車室暖房に利用することを達成するために、加熱手段と温度調節対象物とを並列に配置し、バイパス路、ポンプ、切換弁を複数設けていたため、構成部品点数が多く構造が複雑であった。
本発明は、上述の従来の課題に着目して成されたもので、単純な構成により、温度調節対象物の温度調節が可能であるとともに、加熱手段および温度調節対象物の熱を有効に利用可能とすることができる車両用温度調節装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、熱交換部と温度調節対象物とを結ぶとともに、途中に設けられた推進力付与手段により推進力を与えた熱交換媒体を循環可能なループ状に形成された循環路と、前記循環路において、前記推進力付与手段により形成される循環流の前記温度調節対象物の下流に直列に設けられ、前記熱交換媒体を加熱する加熱手段と、前記循環路において、前記加熱手段、温度調節対象物、推進力付与手段を含む部分の前記加熱手段の下流と前記温度調節対象物の上流とを接続し前記熱交換部を迂回するバイパス路と、前記推進力付与手段で推進力を与えられた熱交換媒体が、前記熱交換部と前記温度調節対象物と前記加熱手段とを通って前記循環路を循環する全ループ状態と、前記熱交換部を迂回して、前記温度調節対象物と加熱手段とバイパス路とを通って循環するバイパスループ状態と、を形成可能な流路切換手段と、を備えた車両用温度調節装置とした。
本発明の車両用温度調節装置では、流路切換手段をバイパスループ状態とするとともに推進力付与手段を作動させたときには、熱交換媒体が、熱交換部を迂回して温度調節対象物と加熱手段とバイパス路とを通って循環する。
そこで、この状態で加熱手段を加熱作動させた場合には、この加熱手段が加熱された熱交換媒体が、熱交換部を通らずに直接、温度調節対象物に供給される。
よって、温度調節対象物を短時間で加熱することができる。
一方、流路切換手段を全ループ状態とするとともに推進力付与手段を作動させたときには、熱交換媒体が、熱交換部と温度調節対象物と加熱手段とを通って循環する。
そこで、この状態で加熱手段を加熱作動させた場合には、加熱手段で加熱された熱交換媒体が、まず、熱交換部において熱交換されて、加熱対象が加熱されるとともに、熱交換部で冷却された熱交換媒体が温度調節対象物に供給される。
よって、加熱手段で発生させた熱により熱交換部において加熱対象の加熱を行いながら、被温度対象物の温度と熱交換部を通過した熱交換媒体の温度との差に応じ、温度調節対象物を冷却したり緩やかに加熱したりすることができる。
また、上記全ループ状態で加熱手段を非加熱作動状態とした場合には、温度調節対象物と熱交換部とで熱交換が行われる。
よって、温度調節対象物の温度が熱交換部の温度よりも高温となっている場合には、温度調節対象物を冷却しながら、温度調節対象物の熱を利用して熱交換部において加熱対象を加熱することができる。
以上のように、本発明では、上述のような温度調節対象物を短時間に加熱したり、加熱手段の熱により熱交換部で加熱を行いながら温度調節対象物を冷却したり、温度調節対象物の熱を利用して熱交換部で加熱したりすることができる。
そして、このような多様な使用を、温度調節対象物、加熱手段、熱交換部を巡る1本の循環路と、熱交換部を迂回する一本のバイパス路と、これらの流れを切り換える流路切換手段と、を設けただけの簡単な構成により達成した。なお、切り換える流路の数が少ないことから、流路切換手段も構成を簡略化することができる。
よって、構成の簡略化を図ることができ、部品点数を削減し、コストおよび車載重量を低減させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この実施の形態の車両用温度調節装置は、車両に搭載された温度調節対象物(1)と、加熱対象と熱交換可能な熱交換部(2)と、この熱交換部(2)と前記温度調節対象物(1)とを結ぶとともに、途中に設けられた推進力付与手段(4)により推進力を与えた熱交換媒体を循環可能なループ状に形成された循環路(3)と、前記循環路(3)において、前記推進力付与手段(4)により形成される循環流の前記温度調節対象物(1)の下流に直列に設けられ、前記熱交換媒体を加熱する加熱手段(5)と、前記循環路(3)において、前記熱交換部(2)を迂回して、前記加熱手段(5)、温度調節対象物(1)、推進力付与手段(4)を含む部分の上流と下流とを接続するバイパス路(6)と、前記推進力付与手段(4)で推進力を与えられた熱交換媒体が、前記熱交換部(2)と前記温度調節対象物(1)と前記加熱手段(5)とを通って前記循環路(3)を循環する全ループ状態と、前記熱交換部(2)を迂回して、前記温度調節対象物(1)と加熱手段(5)とバイパス路(6)とを通って循環するバイパスループ状態と、を形成可能な流路切換手段(71,72)と、を備えている。
図1〜図4に基づいて本発明の最良の実施の形態の実施例1の車両用温度調節装置Aについて説明する。
実施例1の車両用温度調節装置Aは、図1に示す温度調節対象物としての電池ユニット1の温度調節を行うとともに、加熱対象としての車室2の加熱を行う。
電池ユニット1は、ケーシングの内部に、図示を省略したリチウムイオン電池と、このリチウムイオン電池の熱を電池ユニット1の内部を流れる熱交換媒体としての空気と熱交換を行う放熱フィンと、を備えている。
電池ユニット1と車室2とは、途中にファンユニット(推進力付与手段)4を有して電池ユニット1と車室2とを循環する送風を形成可能なループ状の循環路3により接続されている。
なお、循環路3は、この循環路3を流れる空気と車室2の空気とで熱交換可能なように、循環路3の送風の上流側が開口端3aにより車室2に開口され、循環路3の送風の下流側が開口端3bにより車室2に開口されている。
また、ファンユニット4は、循環路3において空気に推進力を与えて図において矢印AR方向の空気の流れ、すなわち送風を形成するもので、図示を省略した送風ファンが内蔵されており、循環路3における送風の流れにおいて、電池ユニット1の上流に配置されている。
したがって、循環路3を流れる空気は、開口端3aからいったん車室2に供給され、開口端3bからその供給分相当の空気を吸込みながら循環される。よって、本実施例1では、車室2の空間そのものが熱交換部として機能する。
さらに、循環路3の途中には電池ユニット1と直列にヒータユニット(加熱手段)5が設けられている。
ヒータユニット5は、図示のように、電池ユニット1の下流に配置されており、内部に図示を省略したヒータが設けられ、このヒータユニット5の内部を流れる送風(熱交換媒体)を加熱する。なお、図示を省略したヒータとしては、本実施例1では、ガソリンや水素などの燃料を燃焼させる形式のものを用いているものとするが、PTCヒータなどの電気式のものなどを用いてもよい。
さらに、循環路3には、車室2を迂回して、循環路3におけるファ入ニット4,電池ユニット1,ヒータユニット5を含む部分の上流位置と下流位置とを接続するバイパス路6が設けられている。
また、循環路3においてヒータユニット5の下流位置のバイパス路6の接続位置は、循環路3を車外と接続する排出路8が接続され、4方向に分岐されている。なお、排出路8の先端には、送風方向を循環路3の送風を車外に排出する方向のみに制限するドラフタ9が設けられている。
また、バイパス路6と循環路3との接続位置には、流路切換手段としての第1バルブ71および第2バルブ72が設けられている。
第1バルブ71は、バイパス路6とファンユニット4側とを結び車室2側を遮断して矢印(イ)の方向の送風を形成するバイパスループ時切換状態と、バイパス路6を塞いで、車室2とファンユニット4とを接続して矢印(ロ)方向の送風を形成するメインループ時切換状態と、に切換可能に形成可能に構成されている。
第2バルブ72は、ヒータユニット5側とバイパス路6とを結び、車室2側および排出路8側を遮断して矢印(ハ)方向の送風を形成するバイパスループ時切換状態と、ヒータユニット5側と車室2側とを結び、排出路8側およびバイパス路6側を遮断して矢印(ニ)方向の送風を形成するメインループ時切換状態と、ヒータユニット5側と排出路8側とを結び、車室2側およびバイパス路6側を遮断して矢印(ホ)方向の送風を形成する排出時切換状態と、に切換可能に構成されている。
第1バルブ71および第2バルブ72の切り換え、ならびにヒータユニット5の作動は、コントロールユニット10により行われる。
このコントロールユニット10は、電池ユニット1の電池温度T℃を検出する電池温度センサ11および車室温度t℃を検出する車室温度センサ12に接続されており、これらの検出温度T℃,t℃に基づいて両バルブ71,72の切り換えが行われる。
図2は、このコントロールユニット10の処理流れを示すフローチャートである。なお、本実施例1では、図外のイグニッションスイッチをONとした時点で制御を開始される。
ステップS1では、両温度センサ11,12の検出温度T℃、t℃を読み込む。
ステップS2では、車室温度t℃と車室設定温度M℃とを比較し、車室温度t℃が車室設定温度M℃と加熱判定値m℃以上低い場合、すなわち、t<M−mの場合には、ステップS3に進む。また、車室温度t℃が、車室設定温度M℃よりも低く、その差が加熱判定値m℃未満の場合、すなわち、M−m≦t<Mの場合には、ステップS7に進む。また、車室温度t℃が車室設定温度M℃以上の場合はステップS4に進む。
なお、車室設定温度M℃は、暖房が不要な車室温度である常温の基準となる値であり、例えば、20℃あるいはその前後(例えば、±5℃の範囲内の値)の値に設定されている。また、本実施例1では、車室設定温度M℃の±5℃程度の範囲内は、同温度と判定する程度の誤差を許容している。また、加熱判定値m℃は、例えば、10℃あるいはその前後(例えば、±5℃の範囲内の値)の値であって、車室設定温度M℃からこの加熱判定値m℃を差し引いた値が、ヒータユニット5の加熱作動が必要な車室温度t℃となるように設定されている。
ステップS3では、電池温度T℃が下限設定温度LT℃と比較し、T<LTの場合は、ステップS5に進み、LT≦Tの場合は、ステップS6に進む。
なお、下限設定温度LT℃は、電池ユニット1の電池が効率良く機能する温度の下限値に設定されており、本実施例1で用いているリチウムイオン電池の場合は、0℃あるいはその前後(例えば、±5℃の範囲内の値)の値に設定されている。
ステップS4では、電池温度T℃が上限設定温度HT℃と比較し、T≦HTの場合は、ステップS8に進み、T>HTの場合は、ステップS9に進む。
なお、上限設定温度HT℃は、電池ユニット1の電池が効率良く機能する温度の上限値に設定されており、本実施例1で用いているリチウムイオン電池の場合は、40℃あるいはその前後(例えば、±5℃の範囲内の値)の値に設定されている。したがって、電池温度T℃は、上限設定温度HT℃と下限設定温度LT℃の間が、適正温度となる。
ステップS5〜S9の処理ステップでは、それぞれ以下の処理を実行する。
ステップS5では、第1バルブ71を、矢印(イ)の方向の送風を形成するバイパスループ時切換状態とし、かつ、第2バルブ72を、矢印(ハ)方向の送風を形成するバイパスループ時切換状態とし、かつ、ヒータユニット5を、ON、すなわち加熱作動させる。この処理状態を、短時間加熱モードと称し、図3に示す作動モードとなる。なお、図3において、各バルブ71,72の送風方向は、○印の方向となっており、ON,OFFはヒータユニット5の作動状態を示している。
ステップS6では、第1バルブ71を矢印(ロ)方向の送風を形成するメインループ時切換状態とし、かつ、第2バルブ72を、矢印(ニ)方向の送風を形成するメインループ時切換状態とし、かつ、ヒータユニット5を、ON、すなわち加熱作動させる。この処理状態を、冷却&暖房アシストモードと称し、図3に示す作動モードとなる。
ステップS7では、第1バルブ71を矢印(ロ)方向の送風を形成するメインループ時切換状態とし、かつ、第2バルブ72を、矢印(ニ)方向の送風を形成するメインループ時切換状態とし、かつ、ヒータユニット5を、OFF、すなわち非作動とする。この処理状態を、冷却&暖房エコアシストモードと称し、図3に示す作動モードとなる。
ステップS8では、ステップS7と同様に、第1バルブ71を矢印(ロ)方向の送風を形成するメインループ時切換状態とし、かつ、第2バルブ72を、矢印(ニ)方向の送風を形成するメインループ時切換状態とし、かつ、ヒータユニット5を、OFF、すなわち非作動とする。この処理状態を、冷却&非暖房アシストモードと称し、図3に示す作動モードとなる。
ステップS9では、第1バルブ71を矢印(ロ)方向の送風を形成するメインループ時切換状態とし、かつ、第2バルブ72を、矢印(ホ)方向の送風を形成する排出時切換状態とし、かつ、ヒータユニット5を、OFF、すなわち非作動とする。この処理状態を、冷却モードと称し、図3に示す切換モードとなる。
次に、実施例1の作用を場合分けして説明する。
(車室および電池ユニット低温時)
車室温度t℃が車室設定温度M℃よりも加熱判定値m℃以上低い低温状態であり、電池温度T℃が、下限設定温度LTよりも低温の低温状態である場合には、ステップS1→S2→S3→S5の処理流れに基づいて、短時間加熱モードに制御される。
この場合、循環路3の空気は、図4に示すように、ファンユニット4→電池ユニット1→ヒータユニット5→バイパス路6を通って循環され、かつ、ヒータユニット5の加熱作動が成される。
したがって、ヒータユニット5で加熱された空気が直接電池ユニット1へ供給され、電池ユニット1は短時間で加熱される。
(車室低温&電池ユニット適正温度or高温時)
車室温度t℃が車室設定温度M℃よりも加熱判定値m℃以上低い低温状態であり、電池温度T℃が、下限設定温度LTよりも高い適正温度あるいは高温状態である場合には、ステップS1→S2→S3→S6の処理流れに基づいて、冷却&暖房アシストモードに制御される。
この場合、循環路3の空気は、図5に示すように、ファンユニット4→電池ユニット1→ヒータユニット5→車室2を通って循環され、かつ、ヒータユニット5の加熱作動が成される。
したがって、電池ユニット1に低温の車室空気が供給されて、電池ユニット1の冷却が成される。また、ヒータユニット5で加熱された空気が車室2へ供給されて、車室2の暖房アシストが成される。
なお、実施例1では、車室温度を制御する図示を省略した空調装置が別途車載されている。そこで、上記のようにヒータユニット5による車室2の加熱を、暖房アシストと称しており、図外のエンジン冷却水が低温で、図外の空調装置による暖房を充分に行うことができない状況において有効である。
この冷却&暖房アシストモードでは、ヒータユニット5で加熱された空気がそのまま車室2に供給されるから、効率的な暖房アシストを行うことができる。また、電池ユニット1には、低温の車室空気が供給されるから、効率的な冷却を行うことができる。
(車室弱低温時)
車室温度t℃と車室設定温度Mとの差が加熱判定値m℃未満の弱低温状態である場合には、ステップS1→S2→S7の処理流れに基づいて、冷却&暖房エコアシストモードに制御される。
この場合、循環路3の空気は、図5に示すように、ファンユニット4→電池ユニット1→ヒータユニット5→車室2を通って循環され、かつ、ヒータユニット5が非作動状態に制御される。
したがって、電池ユニット1に、弱低温の車室空気が供給されて冷却されるとともに、電池ユニット1の発熱により加熱された空気が車室2へ供給されて、車室2の暖房アシストが成される。このとき、ヒータユニット5において燃焼が成されておらず、経済的な暖房アシストが成されることから、暖房エコアシストと称する。
(車室常温or高温&電池適正温度or低温時)
車室温度t℃が車室設定温度M℃よりも高い常温あるいは高温状態であり、電池温度T℃が、上限設定温度HT以下の適正温度あるいは低温状態である場合には、ステップS1→S2→S4→S8の処理流れに基づいて、冷却&非暖房アシストモードに制御される。
この場合、車室弱低温時と同様に、循環路3の空気が、図5に示すように、ファンユニット4→電池ユニット1→ヒータユニット5→車室2を通って循環され、かつ、ヒータユニット5が非作動に制御される。
よって、電池ユニット1に、常温あるいは高温の車室空気が供給されて冷却される。なお、この場合、電池ユニット1と車室2との温度差は小さく、電池ユニット1の発熱が社室2の温度環境に与える影響は少ない。また、車室温度t℃が高温であったとしても、電池ユニット1の適正温度の範囲内であり、電池ユニット1を適正温度の範囲内に冷却することができる。
(車室常温or高温&電池高温時)
車室温度t℃が車室設定温度M℃よりも高い常温あるいは高温状態であり、電池温度T℃が、上限設定温度HTよりも高い高温状態である場合には、ステップS1→S2→S4→S9の処理流れに基づいて、冷却モードに制御される。
この場合、車室2の空気が、図6に示すように、循環路3→ファンユニット4→電池ユニット1→ヒータユニット5→排出路8→ドラフタ9を通って車外に排出される。
したがって、電池ユニット1に、常温の車室空気が供給されて冷却され、かつ、車室2の換気が成される。
以上説明したように、本実施例1では、短時間加熱モードによる、電池ユニット1の効率的な加熱と、冷却&暖房アシストモードによる、電池ユニット1の冷却ならびにヒータユニット5を利用した車室2の暖房アシストと、冷却&暖房エコアシストモードでのヒータユニット5の非加熱運転による電池ユニット1の冷却ならびに電池ユニット1の発熱を利用した暖房アシストと、冷却&非暖房アシストモードおよび冷却モードによる、電池ユニット1の冷却と、の車室温度t℃および電池温度T℃に的確に対応した5種類のモードの運転が可能な新規な車両用温度調節装置Aを提供できる。
しかも、このような5種類のモードの運転を、ファンユニット4、電池ユニット1、ヒータユニット5、車室2を順に巡るようにループ状に形成された循環路3と、車室2を迂回して設けたバイパス路6と、循環路3およびバイパス路6の接続から分岐させた排出路8と、第1バルブ71および第2バルブ72と、を設けた簡単な構成により達成した。したがって、2つのループ回路およびこれを接続する回路や、多数の切換弁を備えた従来技術に比べて、構造が簡単であり、少ない部品点数で構成することができる。
よって、部品コスト、組付コストおよび手間、車載重量を軽減することが可能である。
さらに、実施例1では、熱交換媒体として空気を使用したため、熱交換媒体として液体を使用するものに比べて、シール部材などを廃止して構成を簡略化することができ、部品コスト、組付コストおよび手間、車載重量をさらに軽減することが可能である。
加えて、熱交換媒体として空気を使用したことで、ラジエータなどの熱交換器を用いることなく、単に車室2に空気を送るだけで車室2と熱交換可能であり、これによっても構成を簡略化することが可能である。よって、部品コスト、組付コストおよび手間、車載重量をいっそう軽減することが可能である。
そして、熱交換媒体として空気を使用したことで、電池ユニット1における熱交換においても、電池との接触面積が容易に広く得ることができ、熱交換媒体として液体を用いるのに比べて、電池全体を均一に温度調節することが可能となる。
また、実施例1では、循環路3とバイパス路6との接続箇所に流路切換手段としての第1バルブ71および第2バルブ72を設けたため、他の場所に流路切換手段を設けるのに比べて、バルブの数を少なくすることができる。よって、部品点数を抑えて、これによっても部品コスト、組付コストおよび手間、車載重量を軽減することが可能である。
次に、本発明の実施の形態の実施例2の車両用温度調節装置について説明する。なお、この実施例2を説明するにあたり、前記実施例1と同一ないし均等な部分については、同一符号を付して、相違する部分を中心として説明する。
実施例2の車両用温度調節装置は、第1バルブ71、第2バルブ72、ヒータユニット5の制御を電池温度センサ11および図外のタイマの計測時間Sに基づいて行うようにしたものであり、コントロールユニット10による処理流れが実施例1と異なっている。なお、図外のタイマは、図外のイグニッションスイッチをONとして制御を開始した時点からの時間を計測するものである。
図7は、実施例2の処理流れを示している。
ステップS11では、電池温度T℃およびタイマの計測時間Sを読み込む。
ステップS12では、計測時間Sが、あらかじめ設定された始動直後時間ST未満の場合ステップS13に進み、計測時間Sが始動直後時間ST以上の場合ステップS14に進む。なお、始動直後時間STとは、図外のエンジン始動後のエンジン冷却水が充分に高くない可能性が高い時間であり、本実施例2では、この始動直後時間STを5分としているが、その前後(例えば、−2〜+5分程度)の値としてもよい。
ステップS13では、電池温度T℃が下限設定温度LT℃未満の場合ステップS15に進み、電池温度T℃が下限設定温度LT℃以上の場合ステップS16に進む。
ステップS14では、電池温度T℃が上限設定温度HT℃以下の場合ステップS17に進み、電池温度T℃が上限設定温度HT℃よりも高い場合ステップS18に進む。
ステップS15では、実施例1のステップS5と同様の短時間加熱モードとする。
ステップS16では、実施例1のステップS6と同様の冷却&暖房アシストモードとする。
ステップS17では、実施例1のステップS7と同様の冷却&暖房エコアシストモードとする。
ステップS18では、実施例1のステップS9と同様に、冷却モードとする。
次に、実施例2の作用を説明する。
(始動から始動直後時間STが経過する前)
始動から始動直後時間STが経過する前の時点では、電池温度T℃に応じ、T<LTの場合には、ステップS11→S12→S13→S15の流れにより、短時間加熱モードで作動される。
したがって、図4に示すように、ヒータユニット5で加熱された空気がバイパス路6を通って循環され、電池ユニット1は、短時間で加熱される。
一方、始動から始動直後時間STが経過する前の時点において、T≧LTの場合は、ステップS11→S12→S13→S16の流れにより、冷却&暖房アシストモードで作動される。
したがって、ヒータユニット5で加熱された空気が図5に示す経路で循環され、車室2の暖房アシストと、電池ユニット1の冷却とが同時に成される。
(始動から始動直後時間STの経過後)
始動から始動直後時間STが経過した後の時点では、電池温度T℃に応じ、T≦HTの場合には、ステップS11→S12→S14→S17の流れにより、冷却&暖房エコアシストモードで作動される。
したがって、循環路3の空気は、ヒータユニット5の非加熱作動状態で、図5に示す経路で循環される。
この実施例2の場合、冷却&暖房エコアシストモードでは、電池温度T℃と車室温度との関係に基づいて、車室温度が低い場合には、実施例1の冷却&暖房エコアシストモードと同様に、電池ユニット1の発熱で車室2が暖房しながら、電池ユニット1の冷却が成される。一方、電池温度T℃と車室温度の差が小さい場合には、実施例1の冷却&非暖房アシストモードと同様に、車室2の暖房アシストは成されずに、電池ユニット1の冷却が成される。
また、始動から始動直後時間STが経過した後の時点で、T>HTの場合は、ステップS11→S12→S14→S18の流れにより、冷却モードで作動される。
したがって、車室空気が図7に示す経路で車外に排出され、電池ユニット1が車室空気で冷却される。
なお、他の作用効果については、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態および実施例1を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態および実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
すなわち、実施例1では、温度調節対象として、リチウムイオン電池を収容した電池ユニット1を示したが、このような温度調節対象としての電池は、リチウムイオン電池に限らず、水素電池や鉛電池など他の電池を適用することができる。
さらに、温度調節対象としては、電池以外のものを適用することもできる。例えば、温度調節対象として、燃料やオイルを適用することができる。すなわち、ディーゼルエンジン車などにおいて、燃料温度を燃焼効率の良い温度範囲に保つのに使用することができる。また、エンジン・変速機・ダンパなどに使用されるオイルを、良好な潤滑性能が得られる温度範囲に保つのに使用することもできる。
あるいは、エンジン吸気を燃焼効率の良い範囲に保ったり、マウント部材に用いられる弾性体や液体ダンパに対し、狙った特性が得られる温度範囲に保ったりするのに使用することもできる。
また、実施例1,2では排出路8を循環路3とバイパス路6との接続箇所に設けた。この場合、1つの第2バルブ72により、図1(ハ)(ニ)(ホ)の3通りの流れを形成可能であり、バルブ数を少なくできる。しかし、排出路8を接続する位置は、温度調節対象物(電池ユニット1)の下流であれば、温度調節対象物で加熱された空気を車外に排出できるものであり、実施例で示した接続位置に限定されない。
また、実施例1,2では、加熱対象を車室2とし、循環路3を車室2に解放して熱交換媒体である空気を車室2の空気と交換可能とした例を示したがこれに限定されない。すなわち、加熱対象としては、車室2に限定されることはなく、車載の冷温蔵庫など他のものを対象としてもよい。また、熱交換媒体として空気以外の例えば液体を用いた場合、熱交換部は、内部の液体と外部の空気との熱交換が可能な、例えばラジエータのような構造を用いてもよい。また、この場合、熱交換部は、従来技術のように、空調装置内に設けてもよい。
本発明の実施の形態の実施例1の車両用温度調節装置を示す構成説明図である。 本発明の実施の形態の実施例1の車両用温度調節装置のコントロールユニットおける処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の実施例1の車両用温度調節装置における作動モードを示す作動モード特性図である。 本発明の実施の形態の実施例1の車両用温度調節装置の短時間加熱モードの空気の流れを示す作動説明図である。 本発明の実施の形態の実施例1の車両用温度調節装置の冷却&暖房アシストモードおよび冷却&暖房エコアシストモードの空気の流れを示す作動説明図である。 本発明の実施の形態の実施例1の車両用温度調節装置の冷却&非暖房アシストモードおよび冷却モードの空気の流れを示す作動説明図である。 本発明の実施の形態の実施例2の車両用温度調節装置のコントロールユニットおける処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 電池ユニット(温度調節対象)
2 車室(加熱対象:熱交換部)
3 循環路
4 ファンユニット(推進力付与手段)
5 ヒータユニット(加熱手段)
6 バイパス路
8 排出路
10 コントロールユニット(制御手段)
71 第1バルブ
72 第2バルブ

Claims (7)

  1. 車両に搭載された温度調節対象物と、
    加熱対象と熱交換可能な熱交換部と、
    この熱交換部と前記温度調節対象物とを結ぶとともに、途中に設けられた推進力付与手段により推進力を与えた熱交換媒体を循環可能なループ状に形成された循環路と、
    前記循環路において、前記推進力付与手段により形成される循環流の前記温度調節対象物の下流に直列に設けられ、前記熱交換媒体を加熱する加熱手段と、
    前記循環路において、前記熱交換部を迂回して、前記加熱手段、温度調節対象物、推進力付与手段を含む部分の上流と下流とを接続するバイパス路と、
    前記推進力付与手段で推進力を与えられた熱交換媒体が、前記熱交換部と前記温度調節対象物と前記加熱手段とを通って前記循環路を循環する全ループ状態と、前記熱交換部を迂回して、前記温度調節対象物と加熱手段とバイパス路とを通って循環するバイパスループ状態と、を形成可能な流路切換手段と、
    を備えていることを特徴とする車両用温度調節装置。
  2. 前記熱交換媒体として空気が用いられ、
    前記熱交換部が、前記循環路の途中を前記加熱対象としての車室に開放させて循環路を流れる空気を車室空気と交換することで熱交換するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用温度調節装置。
  3. 前記循環路において前記温度調節対象物の下流位置と車室外部とを結ぶ排出路が設けられ、
    前記流路切換手段が、前記温度調節対象物を通過した空気を車外に排出する排出モードを形成可能であることを特徴とする請求項2に記載の車両用温度調節装置。
  4. 前記排出路が、前記循環路において、前記加熱手段の下流のバイパス路との接続位置から分岐され、
    前記流路切換手段が、前記循環路において、前記温度調節対象物の上流のバイパス路接続位置に設けられて三方の流路を切り換える第1バルブと、前記循環路において、前記加熱手段の下流のバイパス路と排出路との接続位置に設けられて四方の流路を切り換える第2バルブと、を備え、
    前記第1バルブは、前記バイパス路側を閉じて送風を前記車室から温度調節対象物へ流す状態と、前記車室側を閉じて送風を前記バイパス路から温度調節対象物へ流す状態とを形成可能に構成され、
    前記第2バルブは、前記バイパス路側および排出路側を閉じて送風を前記加熱手段から車室へ流す状態と、前記車室側および排出路側を閉じて送風を前記加熱手段からバイパス路へ流す状態と、前記車室側およびバイパス路側を閉じて送風を前記加熱手段から排出路へ流す状態と、を形成可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用温度調節装置。
  5. 前記温度調節対象物が電池であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用温度調節装置。
  6. 前記流路切換制御手段の切り換えおよび加熱手段の作動を制御する制御手段が設けられ、
    この制御手段が、前記温度調節対象物の温度を検出する第1温度検出手段および加熱対象の温度を検出する第2温度検出手段からの入力に基づいて、
    前記加熱対象の温度が、あらかじめ設定された加熱対象低温判定値よりも低い時には、前記加熱手段を加熱作動させ、さらに、前記温度調節対象物の温度に応じ、あらかじめ設定された調節対象低温判定値よりも低い場合には、前記流路切換手段をバイパスループ状態とし、一方、前記温度対象物の温度が、あらかじめ設定された調節対象低温判定値よりも高い場合には、前記流路切換手段を全ループ状態とし、
    前記加熱対象の温度が、あらかじめ設定された加熱対象低温判定値と加熱対象常温判定値との間の時には、加熱手段を非加熱作動状態とし、さらに、前記流路切換手段を、全ループ状態とし、
    前記加熱対象の温度が、あらかじめ設定された加熱対象常温判定値よりも高い時には、前記加熱手段を非加熱作動状態とし、さらに、前記温度調節対象物の温度に応じ、あらかじめ設定された調節対象高温判定値以下の場合には、前記流路切換手段を全ループ状態とし、一方、前記温度対象物の温度が、あらかじめ設定された調節対象高温判定値よりも高い場合には、前記流路切換手段を排出モードとする制御を実行することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の車両用温度調節装置。
  7. 前記流路切換制御手段の切り換えおよび加熱手段の作動を制御する制御手段が設けられ、
    この制御手段が、前記温度調節対象物の温度を検出する温度検出手段と、制御開始からの経過時間を計測するタイマと、からの入力に基づいて、
    前記計測時間が、あらかじめ設定された始動直後時間内である時には、前記加熱手段を加熱作動させ、さらに、前記温度調節対象物の温度に応じ、あらかじめ設定された調節対象低温判定値よりも低い場合には、前記流路切換手段をバイパスループ状態とし、一方、前記温度対象物の温度が、あらかじめ設定された調節対象低温判定値よりも高い場合には、前記流路切換手段を全ループ状態とし、
    前記計測時間が、あらかじめ設定された始動直後時間を超えた時には、加熱手段を非加熱作動状態とし、さらに、前記温度調節対象物の温度に応じ、あらかじめ設定された調節対象高温判定値以下の場合には、前記流路切換手段を全ループ状態とし、一方、前記温度対象物の温度が、あらかじめ設定された調節対象高温判定値よりも高い場合には、前記流路切換手段を排出モードとする制御を実行することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の車両用温度調節装置。
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