JP2008018840A - 車両用温度調節装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車室2と電池ユニット1とを結ぶとともに、途中に設けられたファンユニット4で形成された送風を循環可能なループ状に形成された循環路3と、循環路3において電池ユニット1の下流に直列に設けられたヒータユニット5と、循環路3において、車室2を迂回し、ファンユニット4,電池ユニット1,ヒータユニット5を含む部分の上流と下流とを接続するバイパス路6と、送風が車室2と電池ユニット1とヒータユニット5とを通って循環する全ループ状態と、車室2を迂回して、電池ユニット1とヒータユニット5とバイパス路6とを通って循環するバイパスループ状態と、を形成可能な第1バルブ71および第2バルブ72と、を備えた車両用温度調節装置とした。
【選択図】図1
Description
この従来技術は、エンジン冷却水と加熱手段とを用いて温度調節対象物を、適正温度に調節するものであり、加熱手段の熱を温度調節対象物のみに供給して短時間に温度調節対象物の温度を上昇させることができる。また、加熱手段および温度調節対象物の熱を、単独および両者で選択的に車室の暖房に利用することもできる。
そこで、この状態で加熱手段を加熱作動させた場合には、この加熱手段が加熱された熱交換媒体が、熱交換部を通らずに直接、温度調節対象物に供給される。
よって、温度調節対象物を短時間で加熱することができる。
そこで、この状態で加熱手段を加熱作動させた場合には、加熱手段で加熱された熱交換媒体が、まず、熱交換部において熱交換されて、加熱対象が加熱されるとともに、熱交換部で冷却された熱交換媒体が温度調節対象物に供給される。
よって、加熱手段で発生させた熱により熱交換部において加熱対象の加熱を行いながら、被温度対象物の温度と熱交換部を通過した熱交換媒体の温度との差に応じ、温度調節対象物を冷却したり緩やかに加熱したりすることができる。
また、上記全ループ状態で加熱手段を非加熱作動状態とした場合には、温度調節対象物と熱交換部とで熱交換が行われる。
よって、温度調節対象物の温度が熱交換部の温度よりも高温となっている場合には、温度調節対象物を冷却しながら、温度調節対象物の熱を利用して熱交換部において加熱対象を加熱することができる。
そして、このような多様な使用を、温度調節対象物、加熱手段、熱交換部を巡る1本の循環路と、熱交換部を迂回する一本のバイパス路と、これらの流れを切り換える流路切換手段と、を設けただけの簡単な構成により達成した。なお、切り換える流路の数が少ないことから、流路切換手段も構成を簡略化することができる。
よって、構成の簡略化を図ることができ、部品点数を削減し、コストおよび車載重量を低減させることが可能となる。
この実施の形態の車両用温度調節装置は、車両に搭載された温度調節対象物(1)と、加熱対象と熱交換可能な熱交換部(2)と、この熱交換部(2)と前記温度調節対象物(1)とを結ぶとともに、途中に設けられた推進力付与手段(4)により推進力を与えた熱交換媒体を循環可能なループ状に形成された循環路(3)と、前記循環路(3)において、前記推進力付与手段(4)により形成される循環流の前記温度調節対象物(1)の下流に直列に設けられ、前記熱交換媒体を加熱する加熱手段(5)と、前記循環路(3)において、前記熱交換部(2)を迂回して、前記加熱手段(5)、温度調節対象物(1)、推進力付与手段(4)を含む部分の上流と下流とを接続するバイパス路(6)と、前記推進力付与手段(4)で推進力を与えられた熱交換媒体が、前記熱交換部(2)と前記温度調節対象物(1)と前記加熱手段(5)とを通って前記循環路(3)を循環する全ループ状態と、前記熱交換部(2)を迂回して、前記温度調節対象物(1)と加熱手段(5)とバイパス路(6)とを通って循環するバイパスループ状態と、を形成可能な流路切換手段(71,72)と、を備えている。
なお、循環路3は、この循環路3を流れる空気と車室2の空気とで熱交換可能なように、循環路3の送風の上流側が開口端3aにより車室2に開口され、循環路3の送風の下流側が開口端3bにより車室2に開口されている。
また、ファンユニット4は、循環路3において空気に推進力を与えて図において矢印AR方向の空気の流れ、すなわち送風を形成するもので、図示を省略した送風ファンが内蔵されており、循環路3における送風の流れにおいて、電池ユニット1の上流に配置されている。
したがって、循環路3を流れる空気は、開口端3aからいったん車室2に供給され、開口端3bからその供給分相当の空気を吸込みながら循環される。よって、本実施例1では、車室2の空間そのものが熱交換部として機能する。
ヒータユニット5は、図示のように、電池ユニット1の下流に配置されており、内部に図示を省略したヒータが設けられ、このヒータユニット5の内部を流れる送風(熱交換媒体)を加熱する。なお、図示を省略したヒータとしては、本実施例1では、ガソリンや水素などの燃料を燃焼させる形式のものを用いているものとするが、PTCヒータなどの電気式のものなどを用いてもよい。
また、循環路3においてヒータユニット5の下流位置のバイパス路6の接続位置は、循環路3を車外と接続する排出路8が接続され、4方向に分岐されている。なお、排出路8の先端には、送風方向を循環路3の送風を車外に排出する方向のみに制限するドラフタ9が設けられている。
このコントロールユニット10は、電池ユニット1の電池温度T℃を検出する電池温度センサ11および車室温度t℃を検出する車室温度センサ12に接続されており、これらの検出温度T℃,t℃に基づいて両バルブ71,72の切り換えが行われる。
ステップS1では、両温度センサ11,12の検出温度T℃、t℃を読み込む。
なお、車室設定温度M℃は、暖房が不要な車室温度である常温の基準となる値であり、例えば、20℃あるいはその前後(例えば、±5℃の範囲内の値)の値に設定されている。また、本実施例1では、車室設定温度M℃の±5℃程度の範囲内は、同温度と判定する程度の誤差を許容している。また、加熱判定値m℃は、例えば、10℃あるいはその前後(例えば、±5℃の範囲内の値)の値であって、車室設定温度M℃からこの加熱判定値m℃を差し引いた値が、ヒータユニット5の加熱作動が必要な車室温度t℃となるように設定されている。
なお、下限設定温度LT℃は、電池ユニット1の電池が効率良く機能する温度の下限値に設定されており、本実施例1で用いているリチウムイオン電池の場合は、0℃あるいはその前後(例えば、±5℃の範囲内の値)の値に設定されている。
なお、上限設定温度HT℃は、電池ユニット1の電池が効率良く機能する温度の上限値に設定されており、本実施例1で用いているリチウムイオン電池の場合は、40℃あるいはその前後(例えば、±5℃の範囲内の値)の値に設定されている。したがって、電池温度T℃は、上限設定温度HT℃と下限設定温度LT℃の間が、適正温度となる。
ステップS5では、第1バルブ71を、矢印(イ)の方向の送風を形成するバイパスループ時切換状態とし、かつ、第2バルブ72を、矢印(ハ)方向の送風を形成するバイパスループ時切換状態とし、かつ、ヒータユニット5を、ON、すなわち加熱作動させる。この処理状態を、短時間加熱モードと称し、図3に示す作動モードとなる。なお、図3において、各バルブ71,72の送風方向は、○印の方向となっており、ON,OFFはヒータユニット5の作動状態を示している。
(車室および電池ユニット低温時)
車室温度t℃が車室設定温度M℃よりも加熱判定値m℃以上低い低温状態であり、電池温度T℃が、下限設定温度LTよりも低温の低温状態である場合には、ステップS1→S2→S3→S5の処理流れに基づいて、短時間加熱モードに制御される。
車室温度t℃が車室設定温度M℃よりも加熱判定値m℃以上低い低温状態であり、電池温度T℃が、下限設定温度LTよりも高い適正温度あるいは高温状態である場合には、ステップS1→S2→S3→S6の処理流れに基づいて、冷却&暖房アシストモードに制御される。
なお、実施例1では、車室温度を制御する図示を省略した空調装置が別途車載されている。そこで、上記のようにヒータユニット5による車室2の加熱を、暖房アシストと称しており、図外のエンジン冷却水が低温で、図外の空調装置による暖房を充分に行うことができない状況において有効である。
この冷却&暖房アシストモードでは、ヒータユニット5で加熱された空気がそのまま車室2に供給されるから、効率的な暖房アシストを行うことができる。また、電池ユニット1には、低温の車室空気が供給されるから、効率的な冷却を行うことができる。
車室温度t℃と車室設定温度Mとの差が加熱判定値m℃未満の弱低温状態である場合には、ステップS1→S2→S7の処理流れに基づいて、冷却&暖房エコアシストモードに制御される。
車室温度t℃が車室設定温度M℃よりも高い常温あるいは高温状態であり、電池温度T℃が、上限設定温度HT以下の適正温度あるいは低温状態である場合には、ステップS1→S2→S4→S8の処理流れに基づいて、冷却&非暖房アシストモードに制御される。
車室温度t℃が車室設定温度M℃よりも高い常温あるいは高温状態であり、電池温度T℃が、上限設定温度HTよりも高い高温状態である場合には、ステップS1→S2→S4→S9の処理流れに基づいて、冷却モードに制御される。
したがって、電池ユニット1に、常温の車室空気が供給されて冷却され、かつ、車室2の換気が成される。
よって、部品コスト、組付コストおよび手間、車載重量を軽減することが可能である。
加えて、熱交換媒体として空気を使用したことで、ラジエータなどの熱交換器を用いることなく、単に車室2に空気を送るだけで車室2と熱交換可能であり、これによっても構成を簡略化することが可能である。よって、部品コスト、組付コストおよび手間、車載重量をいっそう軽減することが可能である。
そして、熱交換媒体として空気を使用したことで、電池ユニット1における熱交換においても、電池との接触面積が容易に広く得ることができ、熱交換媒体として液体を用いるのに比べて、電池全体を均一に温度調節することが可能となる。
ステップS11では、電池温度T℃およびタイマの計測時間Sを読み込む。
ステップS12では、計測時間Sが、あらかじめ設定された始動直後時間ST未満の場合ステップS13に進み、計測時間Sが始動直後時間ST以上の場合ステップS14に進む。なお、始動直後時間STとは、図外のエンジン始動後のエンジン冷却水が充分に高くない可能性が高い時間であり、本実施例2では、この始動直後時間STを5分としているが、その前後(例えば、−2〜+5分程度)の値としてもよい。
ステップS14では、電池温度T℃が上限設定温度HT℃以下の場合ステップS17に進み、電池温度T℃が上限設定温度HT℃よりも高い場合ステップS18に進む。
ステップS16では、実施例1のステップS6と同様の冷却&暖房アシストモードとする。
ステップS17では、実施例1のステップS7と同様の冷却&暖房エコアシストモードとする。
ステップS18では、実施例1のステップS9と同様に、冷却モードとする。
(始動から始動直後時間STが経過する前)
始動から始動直後時間STが経過する前の時点では、電池温度T℃に応じ、T<LTの場合には、ステップS11→S12→S13→S15の流れにより、短時間加熱モードで作動される。
したがって、図4に示すように、ヒータユニット5で加熱された空気がバイパス路6を通って循環され、電池ユニット1は、短時間で加熱される。
したがって、ヒータユニット5で加熱された空気が図5に示す経路で循環され、車室2の暖房アシストと、電池ユニット1の冷却とが同時に成される。
始動から始動直後時間STが経過した後の時点では、電池温度T℃に応じ、T≦HTの場合には、ステップS11→S12→S14→S17の流れにより、冷却&暖房エコアシストモードで作動される。
したがって、循環路3の空気は、ヒータユニット5の非加熱作動状態で、図5に示す経路で循環される。
この実施例2の場合、冷却&暖房エコアシストモードでは、電池温度T℃と車室温度との関係に基づいて、車室温度が低い場合には、実施例1の冷却&暖房エコアシストモードと同様に、電池ユニット1の発熱で車室2が暖房しながら、電池ユニット1の冷却が成される。一方、電池温度T℃と車室温度の差が小さい場合には、実施例1の冷却&非暖房アシストモードと同様に、車室2の暖房アシストは成されずに、電池ユニット1の冷却が成される。
したがって、車室空気が図7に示す経路で車外に排出され、電池ユニット1が車室空気で冷却される。
なお、他の作用効果については、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
さらに、温度調節対象としては、電池以外のものを適用することもできる。例えば、温度調節対象として、燃料やオイルを適用することができる。すなわち、ディーゼルエンジン車などにおいて、燃料温度を燃焼効率の良い温度範囲に保つのに使用することができる。また、エンジン・変速機・ダンパなどに使用されるオイルを、良好な潤滑性能が得られる温度範囲に保つのに使用することもできる。
あるいは、エンジン吸気を燃焼効率の良い範囲に保ったり、マウント部材に用いられる弾性体や液体ダンパに対し、狙った特性が得られる温度範囲に保ったりするのに使用することもできる。
2 車室(加熱対象:熱交換部)
3 循環路
4 ファンユニット(推進力付与手段)
5 ヒータユニット(加熱手段)
6 バイパス路
8 排出路
10 コントロールユニット(制御手段)
71 第1バルブ
72 第2バルブ
Claims (7)
- 車両に搭載された温度調節対象物と、
加熱対象と熱交換可能な熱交換部と、
この熱交換部と前記温度調節対象物とを結ぶとともに、途中に設けられた推進力付与手段により推進力を与えた熱交換媒体を循環可能なループ状に形成された循環路と、
前記循環路において、前記推進力付与手段により形成される循環流の前記温度調節対象物の下流に直列に設けられ、前記熱交換媒体を加熱する加熱手段と、
前記循環路において、前記熱交換部を迂回して、前記加熱手段、温度調節対象物、推進力付与手段を含む部分の上流と下流とを接続するバイパス路と、
前記推進力付与手段で推進力を与えられた熱交換媒体が、前記熱交換部と前記温度調節対象物と前記加熱手段とを通って前記循環路を循環する全ループ状態と、前記熱交換部を迂回して、前記温度調節対象物と加熱手段とバイパス路とを通って循環するバイパスループ状態と、を形成可能な流路切換手段と、
を備えていることを特徴とする車両用温度調節装置。 - 前記熱交換媒体として空気が用いられ、
前記熱交換部が、前記循環路の途中を前記加熱対象としての車室に開放させて循環路を流れる空気を車室空気と交換することで熱交換するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用温度調節装置。 - 前記循環路において前記温度調節対象物の下流位置と車室外部とを結ぶ排出路が設けられ、
前記流路切換手段が、前記温度調節対象物を通過した空気を車外に排出する排出モードを形成可能であることを特徴とする請求項2に記載の車両用温度調節装置。 - 前記排出路が、前記循環路において、前記加熱手段の下流のバイパス路との接続位置から分岐され、
前記流路切換手段が、前記循環路において、前記温度調節対象物の上流のバイパス路接続位置に設けられて三方の流路を切り換える第1バルブと、前記循環路において、前記加熱手段の下流のバイパス路と排出路との接続位置に設けられて四方の流路を切り換える第2バルブと、を備え、
前記第1バルブは、前記バイパス路側を閉じて送風を前記車室から温度調節対象物へ流す状態と、前記車室側を閉じて送風を前記バイパス路から温度調節対象物へ流す状態とを形成可能に構成され、
前記第2バルブは、前記バイパス路側および排出路側を閉じて送風を前記加熱手段から車室へ流す状態と、前記車室側および排出路側を閉じて送風を前記加熱手段からバイパス路へ流す状態と、前記車室側およびバイパス路側を閉じて送風を前記加熱手段から排出路へ流す状態と、を形成可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用温度調節装置。 - 前記温度調節対象物が電池であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用温度調節装置。
- 前記流路切換制御手段の切り換えおよび加熱手段の作動を制御する制御手段が設けられ、
この制御手段が、前記温度調節対象物の温度を検出する第1温度検出手段および加熱対象の温度を検出する第2温度検出手段からの入力に基づいて、
前記加熱対象の温度が、あらかじめ設定された加熱対象低温判定値よりも低い時には、前記加熱手段を加熱作動させ、さらに、前記温度調節対象物の温度に応じ、あらかじめ設定された調節対象低温判定値よりも低い場合には、前記流路切換手段をバイパスループ状態とし、一方、前記温度対象物の温度が、あらかじめ設定された調節対象低温判定値よりも高い場合には、前記流路切換手段を全ループ状態とし、
前記加熱対象の温度が、あらかじめ設定された加熱対象低温判定値と加熱対象常温判定値との間の時には、加熱手段を非加熱作動状態とし、さらに、前記流路切換手段を、全ループ状態とし、
前記加熱対象の温度が、あらかじめ設定された加熱対象常温判定値よりも高い時には、前記加熱手段を非加熱作動状態とし、さらに、前記温度調節対象物の温度に応じ、あらかじめ設定された調節対象高温判定値以下の場合には、前記流路切換手段を全ループ状態とし、一方、前記温度対象物の温度が、あらかじめ設定された調節対象高温判定値よりも高い場合には、前記流路切換手段を排出モードとする制御を実行することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の車両用温度調節装置。 - 前記流路切換制御手段の切り換えおよび加熱手段の作動を制御する制御手段が設けられ、
この制御手段が、前記温度調節対象物の温度を検出する温度検出手段と、制御開始からの経過時間を計測するタイマと、からの入力に基づいて、
前記計測時間が、あらかじめ設定された始動直後時間内である時には、前記加熱手段を加熱作動させ、さらに、前記温度調節対象物の温度に応じ、あらかじめ設定された調節対象低温判定値よりも低い場合には、前記流路切換手段をバイパスループ状態とし、一方、前記温度対象物の温度が、あらかじめ設定された調節対象低温判定値よりも高い場合には、前記流路切換手段を全ループ状態とし、
前記計測時間が、あらかじめ設定された始動直後時間を超えた時には、加熱手段を非加熱作動状態とし、さらに、前記温度調節対象物の温度に応じ、あらかじめ設定された調節対象高温判定値以下の場合には、前記流路切換手段を全ループ状態とし、一方、前記温度対象物の温度が、あらかじめ設定された調節対象高温判定値よりも高い場合には、前記流路切換手段を排出モードとする制御を実行することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の車両用温度調節装置。
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