JP2008017147A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファクシミリ通信機能などにより取り扱った後にストレージサーバPCに保管される画像データを、履歴情報に基づいて簡便に取得することが可能なインターネットファクシミリ装置を提供する。
【解決手段】ファクシミリ通信機能などによって画像データを取り扱った際に、当該取り扱いに関する情報と、ストレージサーバPC3における当該画像データのファイルを保管しているフォルダの場所及び当該ファイルを特定するパス(path)とを含む履歴情報を生成してインターネットファクシミリ装置1に記憶し、当該履歴情報を、インターネットファクシミリ装置1及びクライアントPC2によって参照可能とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、自装置で取り扱った画像データをネットワークによって自装置と接続された外部装置に保管する画像形成装置に関するものである。
ファクシミリ通信及びインターネットファクシミリ通信によって画像を送受信し、送受信した日時などの履歴情報を生成して自装置に記録するとともに、送受信した画像データを電子メールに添付して外部装置に送信して保管(アーカイブ)させるインターネットファクシミリ装置が発明されている(例えば、特許文献1を参照。)。このようなインターネットファクシミリ装置では、送受信した画像データに基づいてファイルを形成し、送受信を行った日時を当該ファイルの名前とする。そして、このファイルを外部装置の記憶装置の定められたフォルダに保管する。
特開2002−344688号公報
上述したようなインターネットファクシミリ装置では、外部装置に保管している画像データ(ファイル)が必要になった場合には、まず、インターネットファクシミリ装置に存在する履歴情報に基づいて必要なファイルの日時を特定する。そして、外部装置の画像データ(ファイル)の保管先のフォルダを開き、そのフォルダの中に存在するサブフォルダを順次開いて、履歴情報から特定した日時に基づいて目的のファイルを特定する。このような方法によって目的の画像データを得ていたため、外部装置に保管している画像データ(ファイル)の数が膨大である場合には、インターネットファクシミリ装置に存在する履歴から目的の画像データを取得するために非常に手間と時間がかかるという問題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、履歴情報に基づいて目的の画像データを簡便に外部装置から取得することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置は、自装置で取り扱った画像データをネットワークによって自装置と接続された外部装置に保管する画像形成装置であって、前記外部装置における前記画像データの保管場所を示す保管場所特定情報と画像データの前記取り扱いに関する情報とを含む履歴情報を生成する履歴情報生成手段とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、自装置で取り扱った画像データをネットワークによって自装置と接続された外部装置に保管する画像形成装置であり、履歴情報生成手段により、外部装置における画像データの保管場所を示す保管場所特定情報と画像データの取り扱いに関する情報とを含む履歴情報が生成される。
このように、履歴情報には、外部装置における画像データの保管場所(例えば、フォルダ、又は、ディレクトリ)を示す保管場所特定情報(例えば、パス(path))と画像データの取り扱いに関する情報が含まれるので、複数存在する履歴情報の中から目的の画像データについての履歴情報を特定すれば、特定した履歴情報に含まれる保管場所特定情報に基づいて直ちに画像データの保管場所を知ることができ、簡便に画像データを外部記憶装置から取得することができる。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記履歴情報を表示する表示手段と、前記表示手段によって表示された履歴情報に基づく前記保管場所特定情報の選択を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられた保管場所特定情報によって特定される画像データの出力を行う出力手段とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、表示手段により履歴情報が表示され、受付手段により、表示手段によって表示された履歴情報に基づく保管場所特定情報の選択が受け付けられ、出力手段により、受付手段によって受け付けられた保管場所特定情報により特定される画像データが出力される。したがって、保管場所特定情報によって特定した画像データの出力を得ることができる。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記出力手段は、前記画像データに基づく画像の印刷を行うことを特徴としている。このように、印刷データに基づく画像を印刷するので、目的の画像の印刷物を得ることができる。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項2又は3に記載の画像形成装置において、前記出力手段は、前記画像データに基づく画像の表示を行うことを特徴としている。この構成によれば、画像データに基づく画像を表示するので、画像の印刷を行う前などに画像が目的の画像であるか否かを確認することができる。
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記表示手段は、所定のパスワードが入力された場合に前記履歴情報の表示を行うことを特徴としている。この構成によれば、所定のパスワードが入力された場合にのみ履歴情報を表示するので、履歴情報の、引いては、画像データの機密性を保護することができる。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項2乃至5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記表示手段は、検索条件の入力を受け付け、当該検索条件に該当する履歴情報を表示することを特徴としている。この構成によれば、履歴情報の検索が可能となるので、履歴情報の数が膨大であっても履歴情報を絞り込んで迅速に保管場所特定情報を選択することができる。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記履歴情報を前記ネットワークに接続されたクライアント装置によって参照可能に当該ネットワークに公開する公開手段を備えることを特徴としている。この構成によれば、履歴情報をネットワークに公開するので、当該ネットワークに接続されているクライアント装置を用いて履歴情報を参照することができる。
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項7に記載の画像形成装置において、前記公開手段は、前記クライアント装置によって前記保管場所特定情報が選択されたときに、当該保管場所特定情報によって特定される画像データが当該クライアント装置により取得されるように前記履歴情報に基づいて構成された構成データを公開することを特徴としている。
この構成によれば、履歴情報に基づいて構成された構成データがネットワークに公開され、クライアント装置によってこの構成データに基づいて保管場所特定情報が選択されると、当該保管場所特定情報によって特定される画像データが当該クライアント装置によって取得される。したがって、クライアント装置のユーザは、保管場所特定情報を選択することのみによって、簡便に、画像データを得ることができる。
請求項9に記載の画像形成装置は、請求項7又は8に記載の画像形成装置において、前記公開手段は、前記クライアント装置によって前記保管場所特定情報が選択されたときに、当該保管場所特定情報によって特定される画像データが保管されている保管場所の保管内容を当該クライアント装置に表示するように前記履歴情報に基づいて構成された構成データを公開することを特徴としている。
この構成によれば、履歴情報に基づいて構成された構成データがネットワークに公開され、クライアント装置によってこの構成データに基づいて保管場所特定情報が選択されると、当該保管場所特定情報によって特定される画像データが保管されている保管場所の保管内容が当該クライアント装置に表示される。したがって、クライアント装置のユーザは、当該保管場所にどのような画像データが保管されているかを確認し、それらの画像データとの関係から保管場所特定情報によって特定される画像データが所望の画像データであるか否かを判断することができる。
請求項10に記載の画像形成装置は、請求項8又は9に記載の画像形成装置において、前記構成データは、HTML(HyperText Markup Language)で記述されたファイルであることを特徴としている。この構成によれば、構成データはHTMLで記述されたファイルであるので、広く普及した既存の技術を用いて簡便に請求項8又は9に記載の画像形成装置を実現することができる。
請求項11に記載の画像形成装置は、請求項7乃至10のいずれかに記載の画像形成装置において、前記公開手段は、所定のパスワードを送信する前記クライアント装置によってのみ参照可能となるように前記履歴情報をネットワークに公開することを特徴としている。この構成によれば、所定のパスワードを送信するクライアント装置によってのみ履歴情報が参照可能となるので、履歴情報の、引いては、画像データの機密性を保護することができる。
請求項12に記載の画像形成装置は、請求項7乃至11のいずれかに記載の画像形成装置において、前記公開手段は、検索条件の入力を受け付け、当該検索条件に該当する履歴情報を公開することを特徴としている。この構成によれば、履歴情報の検索が可能となるので、履歴情報の数が膨大であっても履歴情報を絞り込んで迅速に保管場所特定情報を選択することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の一例としてのインターネットファクシミリ装置1、クライアントPC(Personal Computer)2、ストレージサーバPC3について説明する。図1に示すように、インターネットファクシミリ装置1は、クライアントPC2、ストレージサーバPC3などとともに、LAN(Local Area Network)4に接続される。LAN4は、例えば、TCP/IPネットワークを構成する。LAN4には、ルータ5が接続され、ルータ5を介してLAN4はインターネット6に接続される。インターネット6には、インターネットファクシミリ装置7などが接続される。また、インターネットファクシミリ装置1は、PSTN(Public Switched Telephone Networks:公衆交換電話網)8に接続され、PSTN8にはG3ファクシミリ装置9などが接続される。
このようなインターネットファクシミリ装置1は、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能、複写(コピー)機能、スキャン機能、印刷(プリント)機能などを備えており、これらの機能で取り扱った画像データをストレージサーバPC(外部装置)3に保管するとともに、画像データを取り扱った際の機能の種別、通信や操作の日時などの取り扱いに関する情報と、ストレージサーバPC3における画像データの保管場所を示す情報(保管場所特定情報)とを含む履歴情報を生成する。そして、インターネットファクシミリ装置1、クライアントPC2などでは、履歴情報を参照し、履歴情報に含まれる画像データの保管場所を示す情報に基づいて画像データを取得するなどができる。
図2は、インターネットファクシミリ装置1の構成例を示したブロック図である。このインターネットファクシミリ装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、操作部104、報知部105、原稿読取部106、画像処理部107、コーデック(CODEC:Coder and Decoder)108、画像メモリ109、プリンタ110、FAX通信部111、及び、LAN−I/F(Local Area Network Interface)112を備えており、各部101乃至112は、バス(bus)113によって通信可能に接続されている。
CPU101は、ROM102に格納されている制御プログラムに従って、インターネットファクシミリ装置1の各部の動作を制御する。ROM102は、CPU101によりこのインターネットファクシミリ装置1の各部の動作を制御するための前記制御プログラム等を格納する。RAM103は、インターネットファクシミリ装置1の動作に用いる設定情報等の各種データ等を、読み出し及び書き込みが可能な状態で記憶するものであり、CPU101のワークエリアとしても機能する。上述の履歴情報もRAM103に記憶される。
操作部104は、図示しないが、原稿の読み取り動作の開始を指示するためのスタートキー、ファクシミリ番号、コピー部数などを入力するためのテンキー、操作対象を指定するためのカーソルキーなどを備えている。報知部105は、各種の設定状態や自装置1の動作状態などを文字や図形などで表示するタッチパネル式の液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)(オペレーションパネル)や、点灯又は消灯で表示するLED(Light Emitting Diode)ランプ、所定の警告音を鳴動するスピーカなどを備えている。操作部104が備える各キーの操作や報知部105が備える液晶表示装置のパネルへのタッチに応じて液晶表示装置の表示が変化し、この液晶表示装置の表示に対応した操作部104の各キーへの操作や液晶表示装置のパネルへのタッチにより各種の入力を行うことができる。
原稿読取部106は、原稿の画像を読み取って画像データを生成するものであり、図示しないが、例えば、透明な原稿載置板に載置された原稿を読み取るフラット・ベッド・スキャナ(FBS:Flat Bed Scanner)や、原稿トレイに載置された原稿を読み取るべく、その原稿を搬送する自動原稿給送装置(ADF:Automatic Document Feeder)を備えている。
画像処理部107は、原稿読取部106から出力された画像データに対して、色調整、色空間変換、2値化等の処理を行うものである。コーデック108は、画像処理部107等によって処理された画像データを符号化(エンコード)し、また、符号化された画像データを復号(デコード)するものである。コーデック108に入力された画像データは、JPEG、MH、MR、MMR、JBIG方式等に基づいて符号化され、画像メモリ109に記憶される。
プリンタ110は、画像メモリ109から読み出され、コーデック108によって復号された画像データを印刷出力するものである。
FAX通信部111は、原稿の画像データをファクシミリ通信するものであり、図示しないが、モデム(MODEM:MOdulator-DEModulator)及びNCU(Network Control Unit)を備えている。モデムは、例えばITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行うものである。NCUは、電話回線を制御して電話をかけたり、切ったりする回線網制御装置であり、PSTN8に接続される。PSTN8には、インターネットファクシミリ装置1の他にG3ファクシミリ装置9などが通信可能に接続され、インターネットファクシミリ装置1は、G3ファクシミリ装置9などとの間で画像データをファクシミリ通信により送受信することが可能である。
LAN−I/F112は、インターネットファクシミリ装置1をLAN4に接続可能にするものである。LAN4には、上述したようにクライアントPC2やストレージサーバPC3などが接続され、インターネットファクシミリ装置1はクライアントPC2やストレージサーバ3などとの間でデータの通信が可能である。インターネットファクシミリ装置1は、SMB(Server Message Block)プロトコルによって、LAN4を介してクライアントPC2やストレージサーバPC3の記憶装置の中に保管されているデータなどにアクセスすることが可能である。また、上述したようにLAN4は、ルータ5を介してインターネット6に接続されている。したがって、インターネットファクシミリ装置1は、インターネット6を介して他のインターネットファクシミリ装置7との間でインターネットファクシミリ通信を行うことも可能である。ここで、インターネットファクシミリ通信とは、例えば、TIFF(Tagged Image File Format)−S形式のファイル(画像データ)を添付した電子メールをSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)で送受信する通信である。なお、このインターネットファクシミリ通信は、SMTPサーバを介して電子メールを送受信する通信方法であってもよく、SMTPサーバを介さずに直接的に相手のインターネットファクシミリ装置7などと接続して電子メールを送受信する通信方法であってもよい。なお、インターネットファクシミリ装置1は、インターネットファクシミリ通信機能とは別個に、電子メール通信機能を備えており通常の電子メールを送信することも可能である。
図3は、クライアントPC2の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、クライアントPC2は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD(Hard Disk Drive)204、操作部205、表示部206、及び、LAN−I/F207を備えており、各部201乃至207は、バス208によって通信可能に接続されている。
CPU201は、HDD204から読み出されてRAM203に格納された制御プログラムに従って、クライアントPC2の各部の動作を制御する。ROM202は、クライアントPC2の動作に必要な各種の設定データなどを格納する。RAM203は、CPU201のワークエリアなどとして機能するものであり、実行するプログラムの一部又は全部がHDD204から読み出されて格納される。HDD204は、CPU201によりこのクライアントPC2の各部の動作を制御するための前記制御プログラムや、ユーザの利用に供されるアプリケーションソフトウェア、プリンタドライバ、ブラウザなどの種々のプログラムやデータを記憶する。
操作部205は、ユーザが情報を入力するマウス、キーボードなどから構成され、ユーザによる各種の入力操作は、この操作部205を介して行われる。表示部206は、例えば液晶表示装置(LCD)などからなり、各種の画面情報を表示するものである。LAN−I/F207は、クライアントPC2とLAN4とを、引いては、クライアントPC2とインターネットファクシミリ装置1やストレージサーバPC3を通信可能に接続するものである。
このようなクライアントPC2は、例えば、HDD204に記憶されているMicrosoft社のWindows(登録商標)というOS(Operating System)によって、操作環境などが提供される。
なお、ストレージサーバPC3は、インターネットファクシミリ装置1において取り扱われた画像データのファイルを保管するものであり、図3に示したクライアントPC2の構成と同様の構成によって実現される。そして、ストレージサーバPC3もまた、LAN4を介して、インターネットファクシミリ装置1やクライアントPC2との間で通信が可能である。
このようなインターネットファクシミリ装置1、クライアントPC2、ストレージサーバPC3などを備えるネットワークシステムにおいては、インターネットファクシミリ装置1において、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能、複写機能、スキャン機能、印刷機能などが行われると、これらの機能で取り扱った画像データのファイルがストレージサーバPC3の記憶装置(HDD)におけるデータの保管場所に保管される。この“保管場所”とは、記憶装置の記憶領域におけるデータ管理の観念上定められたデータの保管場所であり、Windows(登録商標)によるシステムであれば“フォルダ”と呼ばれ、UNIX(登録商標)によるシステムであれば“ディレクトリ”と呼ばれる概念に相当する。以下においては、この“保管場所”を“フォルダ”と呼ぶ。なお、保管場所特定情報は、画像データのファイルを記憶しているフォルダを特定するのみでなく、当該画像データのファイルそのものをも特定する情報である。
ストレージサーバPC3の記憶装置においては、図4に示すように、画像データのファイルを保管するためのフォルダ「archive」が設けられている。そして、フォルダ「archive」の中には、フォルダ「fax Rx」、フォルダ「fax Tx」、フォルダ「mail Rx」、フォルダ「mail Tx」、フォルダ「copy」、フォルダ「scan」、及び、フォルダ「print」が設けられている。これらのフォルダはそれぞれ、ファクシミリ通信によって受信した画像データのファイルを保管するフォルダ、ファクシミリ通信によって送信した画像データのファイルを保管するフォルダ、インターネットファクシミリ通信によって受信した電子メールに添付された画像データのファイルを保管するフォルダ、インターネットファクシミリ通信によって送信した電子メールに添付した画像データのファイルを保管するフォルダ、原稿などの複写時に生成された画像データのファイルを保管するフォルダ、スキャンによって生成された画像データのファイルを保管するフォルダ、及び、クライアントPC2などから送信された印刷データに基づいて生成されて印刷が行われた画像データのファイルを保管するフォルダである。また、これらのフォルダの中には、フォルダ「0001」やフォルダ「0002」などが適宜に作成される。1つのフォルダの中に保管可能なファイルの数には制限があるため、フォルダの中に保管しているファイルの数が上限に達すると、フォルダ「0002」、フォルダ「0003」などが適宜に作成される。
インターネットファクシミリ装置1は、SMBプロトコルによって、ストレージサーバPC3の記憶装置に直接的にアクセスし、上記した各フォルダに画像データのファイルを記憶して保管することができる。しかし、画像データのファイルを電子メールに添付し、当該電子メールをストレージサーバPC3に割り当てられたメールアドレス宛に送信することによって各フォルダに保管するようにすることもできる。この場合には、電子メールのヘッダーなどに保管するフォルダを特定するための情報を埋め込み、当該電子メールを受信したストレージサーバPC3においてヘッダーなどに埋め込まれた情報に基づいて保管すべきフォルダを特定し、特定したフォルダに画像データのファイルを記憶して保管する。
また、インターネットファクシミリ装置1では、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能、複写機能、スキャン機能、印刷機能などで画像データを取り扱った際に、その取り扱いに関する情報と当該画像データのファイルを保管したストレージサーバPC3におけるフォルダの場所及び当該画像データのファイルを特定する情報とを含む履歴情報を生成する。履歴情報は、例えば、図5に示すように、「ジョブID」、「種別」、「送信/受信」、「日時」、「通信相手」、「ページ」、「ユーザ」、「パス」などの項目を有するレコードである。図5において横方向に連なった8つの項目が1つのレコードを構成し、この1つのレコードが1つの通信履歴である。「ジョブID」は、ファクシミリ通信などの機能を使用して画像データを取り扱った処理(作業)のそれぞれを識別するための情報を記憶する項目である。項目「種別」は、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能など、画像データを取り扱った機能を識別するための情報を記憶する項目である。項目「送信/受信」は、ファクシミリ通信機能又はインターネットファクシミリ通信機能において取り扱った画像データが送信されたものであるか受信したものであるかを識別する情報を記憶する項目である。項目「日時」は、各機能によって画像データを取り扱った日付と時刻との情報を記憶する項目である。項目「通信相手」は、ファクシミリ通信機能又はインターネットファクシミリ通信機能で画像データを送受信した相手を識別する情報を記憶する項目である。項目「ページ」は、ファクシミリ通信機能、複写機能、スキャン機能、印刷機能などで取り扱った画像データのページ数を表す情報を記憶する項目である。項目「ユーザ」は、インターネットファクシミリ通信機能によって画像データを電子メールで送信した場合などに、当該機能の実行を指示したユーザを識別する情報を記憶する項目である。項目「パス」は、各機能で取り扱った画像データのファイルを保管しているストレージサーバPC3の記憶装置におけるフォルダの場所及び当該画像データのファイルを特定する情報(保管場所特定情報)、いわゆる、パス(path)を記憶する項目である。このパスは画像データのファイルを保管しているフォルダ及びファイルを特定できるものであればよいが、相対パスであるよりも絶対パスであることが望ましい。
履歴情報(レコード)は、図5に示すように、複数個がまとめられて1つのファイルとしてRAM103に記憶され、ログ(log)として管理される。このログ(履歴情報)はインターネットファクシミリ装置1の報知部105が備える液晶表示装置に表示させて閲覧することが可能である。また、インターネットファクシミリ装置1は、ログ(履歴情報)をクライアントPC2などから参照が可能となるようにネットワーク(例えば、LAN4)に公開する。具体的には、インターネットファクシミリ装置1は、ログ(履歴情報)に基づいて、例えば、HTML(HyperText Markup Language)で記述されたファイルを構成(生成)し、このHTMLファイルをLAN4に公開する。クライアントPC2などは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)により、このHTMLファイルを取得することによりログ(履歴情報)を参照することができる。さらに、このHTMLファイルは、クライアントPC2などにおいて、履歴情報(レコード)に含まれるパスを選択することにより、当該パスによって特定される画像データのファイルがクライアントPC2に取り込まれて当該画像が表示部206に表示され、また、当該パスによって特定される画像データのファイルを保管しているフォルダの内容がクライアントPC2の表示部206に表示されるように構成される。このようなHTMLファイルもRAM103に記憶される。
次に、図6を用いて、インターネットファクシミリ装置1の各機能によって画像データを取り扱った場合に、インターネットファクシミリ装置1のCPU101が実行する処理の例を説明する。インターネットファクシミリ装置1のCPU101は、ROM102に記憶されている制御プログラムに従って処理を実行する。なお、図6に示す各処理の順序は図示するものに限定されるものではなく、処理の順序を変更しても本発明を実現できる場合には適宜に変更してもよい。また、図6には示さないが、インターネットファクシミリ装置1において、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能、複写機能、スキャン機能、及び、印刷機能を実行したときには、実行した機能の種別、送受信の別、実行時の日時、通信相手などの画像データの取り扱いに関する情報がRAM103に記憶されるものとする。
インターネットファクシミリ装置1において、ファクシミリ(FAX)通信機能、インターネットファクシミリ(I−FAX)通信機能、複写機能、スキャン機能、及び、印刷機能のいずれかの機能によって画像データを取り扱うと、CPU101は、ステップ101、ステップ102、ステップ103、ステップ104、及び、ステップ105において、いずれの機能により画像データを取り扱ったかを判断する。
ファクシミリ通信機能、複写機能、又は、印刷機能により画像データを取り扱ったと判断した場合(S101:YES/S102:YES/S103:YES)は、画像データのファイルを生成する(S106)。つまり、ファクシミリ通信機能、及び、複写機能によって取り扱った画像データは、ファイル形式ではないので、ストレージサーバPC3において、他の機能によって取り扱われた画像データと同様にファイルとして保管・管理するために画像データをファイル形式に変換する。変換するファイル形式は、TIFF形式やPDF形式など、インターネットファクシミリ装置1やクライアントPC2などで参照できる形式であればどのような形式でもよい。また、印刷機能により取り扱った画像データはファイル形式ではあるが、インターネットファクシミリ装置1やクライアントPC2などでそのまま参照できるファイル形式ではないので、TIFF形式やPDF形式などのファイルに変換する。スキャン機能、又は、インターネットファクシミリ通信機能により画像データを取り扱ったと判断した場合(S104:YES/S105:YES)は、これらの機能で取り扱われる画像データは既にファイル形式であるのでステップ106をスキップする。なお、通常の電子メール通信機能により画像データを取り扱った場合については説明しないが、インターネットファクシミリ通信機能の場合と同様の処理を行えばよい。
そして、画像データを取り扱った機能に基づいて、また、画像データを取り扱ったのが通信機能である場合にはさらに送信であるか受信であるかに基づいて、画像データのファイルの保管先のフォルダ、つまり、ストレージサーバPC3におけるフォルダ(図4参照。)のパスを決定する(S107)。保管先のパスが決定すると、ステップ106において生成された画像データのファイル、又は、スキャン機能、インターネットファクシミリ通信機能、及び、印刷機能で取り扱った画像データのファイルを、ストレージサーバPC3の決定されたフォルダに書き込む(S108)。なお、ストレージサーバPC3がLAN4に接続されているか否か(起動しているか否かを含む。)を検知し、接続されていない場合には、定期的に接続を確認し、接続が確認できたときにフォルダの決定及び書込みを行うようにするとよい。
次に、RAM103に記憶されている、実行した機能の種別、送受信の別、実行時の日時、通信相手などの画像データの取り扱いに関する情報、及び、ステップ107(S107)で決定したフォルダのパスに基づいて、図5に示したような履歴情報(レコード)を生成し(S109)、生成した履歴情報(レコード)をログに追加してログを更新する(S110)。このとき、上述した、ログに基づいて構成されるHTMLファイルも更新するようにしてもよい。
このようにして、インターネットファクシミリ装置1の各機能を実行することによって取り扱われた画像データのファイルがストレージサーバPC3の所定のフォルダに保管され、また、各機能による画像データの取り扱いに関する情報と画像データのファイルを保存しているフォルダ及び当該ファイルを特定するパスとを含む履歴情報が生成され、この履歴情報によりログが更新される。
次に、図7乃至図11を用いて、インターネットファクシミリ装置1に対して履歴情報(ログ)を表示させる操作が行われた場合に、インターネットファクシミリ装置1のCPU101が実行する処理の例を説明する。インターネットファクシミリ装置1のCPU101は、ROM102に記憶されている制御プログラムに従って処理を実行する。なお、図7に示す各処理の順序は図示するものに限定されるものではなく、処理の順序を変更しても本発明を実現できる場合には適宜に変更してもよい。また、インターネットファクシミリ装置1には、予め認証用のパスワードが登録されているものとする。
ユーザは、インターネットファクシミリ装置1の操作部104が備える各キーへの操作、及び、報知部105が備える液晶表示装置のパネルへのタッチにより、履歴情報(ログ)を表示させる操作を行う。
インターネットファクシミリ装置1のCPU101は、履歴情報(ログ)を表示させる指示が行われたか否かを判断する(S201)。履歴情報を表示させる指示が行われていないと判断すると(S201:NO)、表示させる指示が行われるまで待機する。一方、履歴情報を表示させる指示が行われたと判断すると(S201:YES)、報知部105が備える液晶表示装置に、ユーザに対してパスワードの入力を促す画面を表示し、パスワードの入力を受け付ける(S202)。そして、入力されたパスワードと予め登録されているパスワードとを比較照合して両パスワードが一致するか否か、つまり、ユーザを認証するか否かを判断する(S203)。両パスワードが一致しないと判断すると(S203:NO)、エラー処理を行う(S204)。具体的には、報知部105が備える液晶表示装置に、パスワードが一致せず履歴情報の表示が許可されない旨を知らせるエラーメッセージを表示し、LEDランプを点滅させ、さらに、スピーカから所定の警告音を鳴動させる。なお、このエラー処理において、パスワードの再入力を受け付けるようにしてもよい。一方、両パスワードが一致すると判断すると(S203:YES)、図8に示すような画面を報知部105が備える液晶表示装置に表示し、表示させる履歴情報の日付の入力を受け付ける(S205)。ここで、“履歴情報の日付”とは、履歴情報のレコードの項目「日時」が示す日時に含まれる日付である。当該日付を項目「日時」に含む履歴情報が表示の対象となる。
図8に示すように、液晶表示装置には、表示させる履歴情報の日時の入力をユーザに対して促すメッセージM1が表示される。また、液晶表示装置にはテンキー部分T1が表示される。ユーザがこのテンキー部分T1の各数字部分にタッチすると、年の入力を表示する空欄部分B1、月の入力を表示する空欄部分B2、及び、日の入力を表示する空欄部分B3に順次数字が表示され、日付が入力される(図8では、日付が入力された状態を示している。)。日付の確定前に削除キー部分K1にタッチすると、空欄部分B3、空欄部分B2、空欄部分B1の順に後から入力された数字が1つずつ削除される。そして、決定キー部分K2にタッチすると入力された日付が確定される。なお、キャンセルキー部分K3にタッチすることにより、履歴情報を表示する一連の処理をキャンセルすることができる。
このような手順により履歴情報の日付が入力されると、CPU101は、入力された日付を検索条件として、ログのファイル内の履歴情報を検索し、履歴情報の項目「日時」に、入力された日付と同一の日付を含むレコードを抽出する。そして、抽出した履歴情報を図9に示すように報知部105の液晶表示装置に表示する(S206)。液晶表示装置の表示スペースにより表示する項目数が制限される場合には、履歴情報から抜粋した項目のみを表示する。図9の例では、履歴情報に含まれる項目のうち、項目「ジョブID」、項目「種別」、項目「日時」、項目「通信相手」のみが表示されている。図9の例では、3つの履歴情報が表示されているが、入力された日付に該当する履歴情報が複数存在し、液晶表示装置に表示しきれない場合は、上方移動キー部分K4及び下方移動キー部分K5にタッチすることにより、表示外の履歴情報を表示することができる。このように、指定した日付に該当する履歴情報を表示することにより、履歴情報(レコード)の数が膨大である場合でも、迅速に所望の履歴情報に辿り着くことができる。
図9に示したように、液晶表示装置には、ユーザに内容の詳細を表示する履歴情報の選択を促すメッセージM2も表示される。ユーザが液晶表示装置にタッチすることにより、詳細の表示を希望する履歴情報を選択すると、該当する履歴情報が反転表示されて、選択されたことを示す。そして、履歴情報を選択した状態で、詳細表示キー部分K6にタッチすると履歴情報の選択が確定し、CPU101がこの選択を受け付ける(S207)。なお、キャンセルキー部分K7にタッチすることにより、履歴情報を表示する一連の処理をキャンセルすることができる。
履歴情報の選択を受け付けると、CPU101は、図10に示すような、履歴情報の詳細を示す画面を液晶表示装置に表示する。このとき、液晶表示装置には、履歴情報に含まれるすべての項目の内容を表示する。また、液晶表示装置には、表示キー部分K8、印刷キー部分K9、及び、キャンセルキー部分K10が表示される。ユーザがキャンセルキー部分K10にタッチすると、CPU101はキャンセルが指示されたと判断し(S211:YES)、処理を終了する。印刷キー部分K9にタッチすると、CPU101は印刷が指示されたと判断し(S210:YES)、詳細が液晶表示装置に表示されている履歴情報に対応する画像データのファイルをストレージサーバPC3から取得する(S215)。このとき、当該履歴情報の項目「パス」に記憶されているパスに基づいて、SMBプロトコルに従ってストレージサーバPC3の記憶装置における目的のフォルダにアクセスし、目的の画像データのファイルを取得する。そして、取得したファイル、つまり、画像データに応じた画像を印刷する(S216)。
一方、ユーザが表示キー部分K8にタッチすると、CPU101は当該履歴情報に対応する画像データのファイルが存在する場所のツリー構造(木構造)の表示が指示されたと判断し(S209:YES)、当該履歴情報の項目「パス」に記憶されているパスに基づいて、図11に示すような、ストレージサーバPC3の記憶装置におけるフォルダのツリー構造と、当該履歴情報に対応する画像データのファイルを記憶しているフォルダの記憶内容、つまり、どのようなファイルを記憶しているかと、を示す画面を液晶表示装置に表示する(S212)。このとき、該当ファイルは、例えば、反転表示によって示される。この画面には、印刷キー部分K11とキャンセルキー部分K12とがあわせて表示される。キャンセルキー部分K12にタッチすると、CPU101はキャンセルが指示されたと判断し(S214:YES)、処理を終了する。一方、印刷キー部分K11にタッチすると、CPU101は印刷が指示されたと判断し(S213:YES)、図11の画面において、反転表示されている画像データのファイルをストレージサーバPC3から取得する(S215)。このとき、当該履歴情報の項目「パス」に記憶されているパスに基づいて画像データのファイルの存在場所を特定し、SMBプロトコルに従ってストレージサーバPC3の記憶装置における目的のフォルダにアクセスし、目的の画像データのファイルを取得する。そして、取得したファイル、つまり、画像データを印刷する(S216)。
このように、インターネットファクシミリ装置1に対して簡単な所定の操作を行うことによって、必要な画像データの履歴情報を取得し、履歴情報の項目「パス」に記憶されているパスを利用することにより、ユーザがストレージサーバPC3のフォルダ内を自分で検索することなどなく、直ちに目的の画像データのファイルを取得し、印刷することができる。なお、液晶表示装置の表示スペースによる制限を受けはするが、履歴情報の項目「パス」に記憶されているパスによって特定した画像データのファイルを取得し、例えば、印刷を行う前などに液晶表示装置に画像を表示して確認するようにしてもよい。
次に、図12乃至図15を用いて、クライアントPC2からインターネットファクシミリ装置1にアクセスして、履歴情報(ログ)を表示させる場合に、クライアントPC2のCPU201、及び、インターネットファクシミリ装置1のCPU101が実行する処理の例を説明する。クライアントPC2のCPU201は、HDD204に記憶されている制御プログラムに従って処理を実行し、インターネットファクシミリ装置1のCPU101は、ROM102に記憶されている制御プログラムに従って処理を実行する。なお、図12及び図13に示す各処理の順序は図示するものに限定されるものではなく、処理の順序を変更しても本発明を実現できる場合には適宜に変更してもよい。また、インターネットファクシミリ装置1には、予め認証用のパスワードが登録されているものとする。
ユーザがクライアントPC2の操作部205を介して、インターネットファクシミリ装置1にアクセスして履歴情報(ログ)を参照する操作を行うと、CPU201は、この操作に応じて、インターネットファクシミリ装置1にアクセスするためのブラウザ(browser)を起動し(S301)、HTTPにより、履歴情報(ログ)にアクセスするアクセス要求をインターネットファクシミリ装置1に送信する(S302)。
インターネットファクシミリ装置1では、クライアントPC2からの履歴情報(ログ)へのアクセス要求を受信すると(S401)、ユーザに履歴情報へのアクセスの認証を行うパスワードを入力させるための画面情報(HTMLで記述されたファイル)をHTTPでクライアントPC2に送信する(S402)。
クライアントPC2では、パスワードの入力画面情報を受信して、当該情報に基づいた入力画面をブラウザで表示部206に表示する(S303)。ユーザがブラウザによって表示部206に表示された入力画面に基づいて、操作部205を介してパスワードの入力操作を行うと、CPU201は、入力されたパスワードを受け付ける(S304)。そして、受け付けたパスワードをインターネットファクシミリ装置1に送信する(S305)。
インターネットファクシミリ装置1では、クライアントPC2からのパスワードを受信し(S403)、受信したパスワードと予め登録されているパスワードとを比較照合し(S404)、両パスワードが一致するか否かを判断する(S405)。両パスワードが一致しないと判断すると(S405:NO)、エラー処理を実行する(S406)。具体的には、パスワードが一致せず履歴情報の表示が許可されない旨を知らせるエラーメッセージを含む画面情報をクライアントPC2に送信する。このとき、エラーセージを表示するとともに、パスワードの再入力を促すようにしてもよい。一方、両パスワードが一致すると判断すると(S405)、クライアントPC2においてブラウザで履歴情報を表示し、当該表示に基づいて履歴情報の検索や履歴情報に基づく画像データのファイルの取得ができるようにHTMLによって記述された履歴情報一覧情報をクライアントPC2に送信する(S407)。この履歴情報一覧情報は、ログ(履歴情報)に基づいて構成されたものである。
クライアントPC2では、履歴情報一覧情報を受信し、当該履歴情報一覧情報に基づいて、図14に示すような履歴情報の一覧を表示する画面をブラウザによって表示する(S306)。図14に示すように、この画面の表示枠F1に履歴情報が表示される。この表示枠F1には、履歴情報のすべての項目が表示される。表示枠F1に表示しきれない履歴情報については、表示枠F1の右端に設けられたスクロールバーS1をマウスのポインタで上下方向に操作することによってスクロール表示することが可能である。そして、所望する画像データのファイルに対応する履歴情報の項目「パス」に表示されたパスをマウスのポインタでクリックすると、CPU201はパスが選択されたと判断する(S307:YES)。そして、選択されたパスに基づいて画像データのファイルの存在場所(フォルダ)を特定し、当該画像データのファイルをストレージサーバPC3から取得する(S308)。このとき、クライアントPC2とストレージサーバPC3とは、例えば、FTP(File Transfer Protocol)による通信を行って画像データのファイルの送受信を行う。
画像データのファイルを取得すると、当該ファイルの画像をブラウザによって、又は、当該ファイルに対応したアプリケーションソフトウェアによって表示部206に表示する(S309)。そして、ユーザが操作部205を介して、ブラウザ、又は、アプリケーションソフトウェアに対して当該画像を印刷する指示を行うと、CPU201は、印刷の指示が行われたと判断し、当該画像の印刷処理を行う(S311)。このとき、プリンタドライバによって当該画像データに基づいて印刷データが生成され、生成された印刷データが、例えば、インターネットファクシミリ装置1に送信されて印刷が行われる。
図14に示したように、履歴情報の一覧を表示する画面には、履歴情報を検索する際の検索条件を入力する入力欄Cが存在する。この入力欄Cに検索条件を入力することにより検索条件に該当する履歴情報を検索することができる。したがって、履歴情報の数が膨大である場合でも、所望の履歴情報に迅速に辿り着くことができる。入力欄CのプルダウンメニューボタンP1をマウスのポインタでクリックすると、項目「種別」の検索条件として選択可能な種別の一覧が表示され、この一覧から種別を選択することができる。また、プルダウンメニューボタンP2を選択すると、“送信”、“受信”、及び、空白がメニューに表示され、これらのいずれかを選択することができる。そして、空欄B4、空欄B5、及び、空欄B6にはそれぞれ、マウス及びキーボードを使用して、項目「日付」、項目「通信相手」、及び、項目「ユーザ」の検索条件を入力することができる。図14の例では、項目「種別」の条件として“Copy”が選択され、項目「日付」の条件として“2006/6/15”が入力されている。キャンセルボタンBT2をマウスでクリックなどすると、CPU201は、キャンセルが指示されたと判断し(S317:YES)、処理を終了する。検索条件を指定した状態で、検索ボタンBT1をマウスでクリックなどすると、CPU201は、履歴情報の検索が指示されたと判断し(S312:YES)、検索条件に基づいて検索処理を実行し、履歴情報一覧情報に含まれる履歴情報から検索条件に該当する履歴情報を抽出する(S313)。そして、抽出した履歴情報に基づいて、図15に示すような検索結果画面をブラウザで表示部206に表示する(S314)。この検索結果画面には、表示枠F2が設けられ、この表示枠F2内に、検索された履歴情報が表示される。図15の例では、検索条件に該当する履歴情報が1件のみ存在する場合を示したが、複数の履歴情報が存在する場合には、複数の履歴情報が表示される。表示された履歴情報のうち、目的の画像データのファイルに対応する履歴情報の項目「パス」に表示されたパスをユーザがマウスのポインタでクリックすると、CPU201はパスが選択されたと判断する(S315:YES)。すると、先に説明したステップ308(S308)〜ステップ311(S311)の処理が実行され、選択されたパスに基づいてストレージサーバPC3から画像データのファイルが取得され、取得されたファイルの画像が印刷される。
このように、クライアントPC2から履歴情報を参照し、履歴情報の項目「パス」に記憶されているパスを利用することにより、ユーザがストレージサーバPC3のフォルダ内を自分で検索することなどなく、直ちに目的の画像データのファイルを取得し、印刷することができる。なお、図14及び図15に示した表示画面の元となる画面情報(HTMLファイル)は、履歴情報の項目「パス」をマウスでクリックしてパスを選択すると、当該パスによって特定される画像データのファイルをクライアントPC2において取得するように構成することとしたが、これに替えて、又はこれとともに、パスを選択すると当該パスによって特定される画像データのファイルが記憶されているフォルダの内容を、つまり、当該フォルダに記憶されているすべての画像データのファイルを、クライアントPC2においてブラウザやエクスプローラなどで参照することができるように構成するようにしてもよい。
以上に説明したように、本発明に係るインターネットファクシミリ装置1によれば、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能、複写(コピー)機能、スキャン機能、印刷(プリント)機などにより画像データを取り扱うと、当該画像データのファイルをストレージサーバPC3の所定のフォルダに保管する。そして、当該画像データの取り扱いに関する情報と、当該画像データを保管しているフォルダの場所及び当該画像データのファイルを特定するパスとを含む履歴情報を生成し、生成した履歴情報をログとして記憶する。
このログはインターネットファクシミリ装置1において参照することが可能である。そして、インターネットファクシミリ装置1に対して所定の操作を行ってログに含まれる複数の履歴情報の中から目的の画像データに対応する履歴情報を選択することにより、当該履歴情報に含まれるパスに基づいて目的の画像データのファイルをストレージサーバPC3から取得して画像を液晶表示装置に表示し、印刷をすることができる。
また、前記ログはLAN4を介してインターネットファクシミリ装置1にアクセスすることによりクライアントPC2から参照することが可能である。そして、クライアントPC2において所定の操作を行うことにより、履歴情報に含まれるパスに基づいて目的の画像データのファイルをストレージサーバPC3から取得して画像を表示部206に表示し、印刷をすることができる。
このように、本発明のインターネットファクシミリ装置によれば、履歴情報に含まれるパスに基づいて画像データのファイルが記憶されている場所を直ちに特定できるので、ユーザは、ストレージサーバPC3の記憶装置のフォルダ及びサブフォルダを1つ1つ参照して探し出すという手間や時間をかけることなく、簡便に画像データのファイルを取得することができる。
なお、本発明の実施形態は上述の形態に限らず、種々に変更してもよい。例えば、上述の実施形態では、図5に示したように、ログは1種類であり、履歴情報は項目「パス」を含む1つのレコードとしたが、これに替えて、図16の(a)及び(b)に示すようにログを2種類用意し、一方のログ(図16の(a))に、画像データの取り扱いに関する情報の項目を記憶した第1履歴情報(レコード)を含むようにし、他方のログ(図16の(b))に、項目「パス」を記憶した第2履歴情報(レコード)を含むようにしてもよい。このとき、同一の画像データのファイルに関する第1履歴情報(レコード)と第2履歴情報(レコード)とを、ジョブIDによって対応付けるようにするとよい。
また、履歴情報は、従来より存在する画像形成装置においても通常に生成していた履歴情報に項目「パス」を追加したものであってもよいし、従来より生成されていた履歴情報とは別個に項目「パス」を含む履歴情報を生成するようにしてもよい。この場合は、2種類の履歴情報が存在することとなる。
さらに、上述の実施形態では、パスに基づいて画像データのファイルを取得した後に、当該画像データに対応する画像を表示し、印刷することとしたが、これに加え、当該画像に含まれる文字を認識し、当該文字をテキストファイルに出力して保存するようにしてもよい。
本発明は、例えば、自装置で取り扱った画像データをネットワークによって自装置と接続された外部装置に保管する装置に適用可能である。
本発明に係る画像形成装置の一例としてのインターネットファクシミリ装置1が接続されるネットワークの構成を示すブロック図である。 インターネットファクシミリ装置1の構成例を示すブロック図である。 クライアントPC2、及び、ストレージサーバPC3の構成例を示すブロック図である。 ストレージサーバPC3において画像データのファイルを記憶するフォルダのツリー構造を示す説明図である。 履歴情報(レコード)、及び、履歴情報を含むログファイルの構成例を示す説明図である。 インターネットファクシミリ装置1の各機能によって画像データを取り扱った場合に、インターネットファクシミリ装置1のCPU101が実行する処理の例を説明するフローチャートである。 インターネットファクシミリ装置1に対して履歴情報(ログ)を表示させる操作が行われた場合に、インターネットファクシミリ装置1のCPU101が実行する処理の例を説明するフローチャートである。 インターネットファクシミリ装置1において表示する履歴情報の日付を入力するための表示画面の例を示す説明図である。 日付が一致する履歴情報の表示画面の例を示す説明図である。 履歴情報の詳細の表示画面の例を示す説明図である。 所望の画像データのファイルの存在場所をツリー構造で示す表示画面の例を示す説明図である。 クライアントPC2からインターネットファクシミリ装置1にアクセスして、履歴情報(ログ)を表示させる操作を行う場合に、クライアントPC2のCPU201が実行する処理の例を説明するフローチャートである。 クライアントPC2からインターネットファクシミリ装置1にアクセスして、履歴情報(ログ)を表示させる操作を行う場合に、インターネットファクシミリ装置1のCPU101が実行する処理の例を説明するフローチャートである。 クライアントPC2における履歴情報の表示画面の例を示す説明図である。 クライアントPC2における履歴情報の検索結果の表示画面の例を示す説明図である。 履歴情報(レコード)、及び、履歴情報を含むログファイルのその他の構成例を示す説明図である。
符号の説明
1 インターネットファクシミリ装置(画像形成装置)
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 操作部
105 報知部

Claims (12)

  1. 自装置で取り扱った画像データをネットワークによって自装置と接続された外部装置に保管する画像形成装置であって、
    前記外部装置における前記画像データの保管場所を示す保管場所特定情報と当該画像データの前記取り扱いに関する情報とを含む履歴情報を生成する履歴情報生成手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記履歴情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段によって表示された履歴情報に基づく前記保管場所特定情報の選択を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた保管場所特定情報によって特定される画像データの出力を行う出力手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記出力手段は、前記画像データに基づく画像の印刷を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記出力手段は、前記画像データに基づく画像の表示を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示手段は、所定のパスワードが入力された場合に前記履歴情報の表示を行うことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記表示手段は、検索条件の入力を受け付け、当該検索条件に該当する履歴情報を表示することを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記履歴情報を前記ネットワークに接続されたクライアント装置によって参照可能に当該ネットワークに公開する公開手段を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記公開手段は、前記クライアント装置によって前記保管場所特定情報が選択されたときに、当該保管場所特定情報によって特定される画像データが当該クライアント装置により取得されるように前記履歴情報に基づいて構成された構成データを公開することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記公開手段は、前記クライアント装置によって前記保管場所特定情報が選択されたときに、当該保管場所特定情報によって特定される画像データが保管されている保管場所の保管内容を当該クライアント装置に表示するように前記履歴情報に基づいて構成された構成データを公開することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 前記構成データは、HTML(HyperText Markup Language)で記述されたファイルであることを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  11. 前記公開手段は、所定のパスワードを送信する前記クライアント装置によってのみ参照可能となるように前記履歴情報をネットワークに公開することを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記公開手段は、検索条件の入力を受け付け、当該検索条件に該当する履歴情報を公開することを特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の画像形成装置。
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