JP2008015801A - 車両探索システム、リモコン、車載ユニット、および、車両探索方法 - Google Patents

車両探索システム、リモコン、車載ユニット、および、車両探索方法 Download PDF

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Abstract

【課題】広大な大型駐車場に駐車した場合でも、ユーザが目的の車両に容易に辿り着くことができる車両探索システムを提供する。
【解決手段】車両開始指示をスイッチボタン25にて行うと、リモコン20のリモコン方位を地磁気センサ22で検出し、かつ、双方向レシーバ/トランスミッタ21より探索対象の車両が向いている車両方位の転送要求を送信して、該車両方位を取得した後、該車両方位を基準にして当該車両の周囲を複数の領域に分割してそれぞれの領域方向に向かって当該車両から送信されてくる領域電波を領域電波レシーバ26で受信して、レベル検出回路26aで受信レベルが最も高い領域電波を検出する。而して、取得した車両方位を基準にして分割した複数の領域のうち、リモコン方位の方向がどの領域の方向を向いていて、リモコン20がどの領域に存在しているかを弁別することにより、車両の駐車方向を判別して、表示部23に画面表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両探索システム、リモコン、車載ユニット、および、車両探索方法に関し、特に、広大な大型駐車場に駐車している車両であっても、車両の駐車方向を正確に探索することが可能な車両探索システム、リモコン、車載ユニット、および、車両探索方法に関する。
北米、最近では、日本でも、スキー場や百貨店、テーマパークなどに非常に広大な大型駐車場が出現するようになってきている。このような大型駐車場では、通常、ほとんど同じ大きさの車両が僅かな間隔をおいて、一定方向を向いて、かつ、特徴のない駐車位置に整列駐車されている。このため、ユーザ例えば運転者は、自車両から離れた後、自車両をどこに駐車したか忘れてしまうと、自車両の駐車位置を簡単に見出すことができず、自車両に辿り着くことが困難である。
そこで、車両のドアを開閉するためのリモコンからの無線信号(電波)によって、車両のドアの鍵穴にキーを差し込まなくても、ドアの開閉を行うことができるキーレスエントリーシステムでは、車両の駐車位置を通知するカーファインディングという仕組みが提案されている。このカーファインディング技術は、ドア開閉用の指示をするリモコン操作をした際に、車両のドアの開閉を制御すると同時に、ヘッドランプやハザードランプを点滅させたり、あるいは、クラクションを鳴動させたりすることによって、車両の駐車位置を、当該リモコンを携帯するユーザに通知しようとするものである。
しかし、このようなカーファインディング技術では、一般に、リモコンからの電波の到達距離が短く、さらに、該当する車両を視認可能な位置まで近づかない限り、ヘッドランプなどの点滅やクラクションの鳴動を確認することが困難であり、広大な大型駐車場で自車両を見失ってしまっているような場合には、相変わらず、車両のユーザは広大な駐車場内を歩き回りながら、いつまでもカーファインディングを繰り返すという動作となり、車両のセキュリティ上の問題もあり、広大な駐車場に適用することはできない。
そこで、特許文献1の特開2003−319411公報「車両探索装置、車両探索管理サーバおよび車両探索方法」においては、車両側に電波を全方位に送信する送受信機を備え、携帯端末機(リモコン相当)に4つの方向からの電波をそれぞれ受信するための4つの送受信機を備えることによって、当該携帯端末機のいずれかの送受信機で受信した電波の受信レベルに基づいて、電波を送信した車両の駐車方向と駐車位置とを、携帯端末機のディスプレイに画面表示させるという技術が提案されている。このような技術によって、大型駐車場などにおいて自車両を見失ってしまった場合でも、携帯端末機のディスプレイに画面表示される車両の探索結果を見ることによって、ユーザは、自車両の位置を容易に探索することができる。
特開2003−319411号公報
しかしながら、前記特許文献1のような従来技術では、リモコン側に4方向に向かって配置した各送受信機で受信される車両からの電波の受信レベルに基づいて、車両とリモコンとの間の距離や方位を検出しているので、受信時におけるリモコンの保持形態や各受信アンテナの状態、あるいは、リモコンに到達するまでの電波の伝搬経路などによって、各送受信機で受信される電波の受信レベルが変化してしまうので、車両の駐車位置や駐車方向の検出精度は良くないという問題がある。この結果、大型駐車場に車両を駐車して、車両の駐車位置を忘れてしまった場合には、前記特許文献1のような探索結果をリモコンの表示部に画面表示したとしても、リモコンを携帯するユーザは駐車した車両の位置や方向を正確に把握することは難しく、すぐには、目的の車両に辿り着くことができない。
本発明は、前述のごとき課題に鑑みてなされたものであり、広大な大型駐車場などに駐車した場合であっても、ユーザが携帯するリモコンの表示部に目的の車両の駐車方向を正確に画面表示することができ、ユーザが目的の車両に容易に辿り着くことができる車両探索システム、リモコン、車載ユニット、および、車両探索方法を提供することを目的としている。
本発明は、前述の課題を解決するために、車両のユーザが携帯するリモコンに表示部を設け、該車両と該リモコンとのそれぞれの方位を検出した結果と当該車両の方位を基準にして当該車両の周囲を複数の領域に分割したそれぞれの領域方向に向かって指向性アンテナから送信される電波の当該リモコンでの受信結果とに基づいて、当該車両の駐車方向を判別して、判別した駐車方向を当該リモコンの表示部に画面表示することを特徴としている。
本発明の車両探索システム、リモコン、車載ユニット、および、車両探索方法によれば、車両とリモコンとのそれぞれの方位を検出した結果と当該車両の方位を基準にして当該車両の周囲を複数の領域に分割したそれぞれの領域方向に向かって指向性アンテナから送信される電波の当該リモコンでの受信結果とに基づいて、当該車両の駐車方向を判別して、判別した駐車方向を当該リモコンの表示部に画面表示しているので、広大な大型駐車場に駐車して、駐車位置が分からないような場合であっても、ユーザが携帯するリモコンの表示部に目的の車両の駐車方向を正確に画面表示することができ、ユーザは、容易に目的の車両に辿り着くことができるという効果を奏することができる。
以下に、本発明による車両探索システム、リモコン、車載ユニット、および、車両探索方法の最良の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(本発明による車両探索システムの構成例)
まず、本発明に係る車両探索システムを構成するリモコンと車載ユニットとのブロック構成の一例について、図1、図2を用いて説明する。図1は、本発明に係る車両探索システムにおいて車両のユーザ例えば運転者が携帯するリモコンのブロック構成の一例を示すブロック構成図であり、図2は、本発明に係る車両探索システムにおいて車両に搭載する車載ユニットのブロック構成の一例を示すブロック構成図である。
本車両探索システムの構成例においては、車両10のユーザが携帯する図1に示すようなリモコン20のユーザによる操作に基づいて、当該リモコン20と車両10に搭載した図2のような車載ユニット30との間で電波を送受信することにより、すなわち、当該リモコン20と車両10とのそれぞれが向いている方位を示す情報(リモコン方位、車両方位)をリモコン20と車載ユニット30との間で交換するとともに、該車両方位を基準にして車両10の周囲を複数の領域に分割してそれぞれの領域の方向に向かって指向性アンテナから送信される電波(すなわち分割された各領域を示す領域電波)の受信レベルをリモコン20側で検出することにより、リモコン方位から見た車両10の駐車方向を判別し、判別した結果を、リモコン20の表示部に画面表示する。而して、リモコン20を携帯する車両10のユーザは自車両10の駐車方向を確実に把握することができるように構成されている。
まず、図1に示すリモコン20は、双方向レシーバ/トランスミッタ21、地磁気センサ22、表示部23、CPU24、スイッチボタン25、領域電波レシーバ26を少なくとも備えて構成されている。
双方向レシーバ/トランスミッタ21は、任意のデータを車載ユニット30との間で送受信する通信手段を提供するものであり、変調回路21a、復調回路21b、送受信回路21c、データ用送信アンテナ21d、データ用受信アンテナ21eを少なくとも備え、CPU24からの制御に基づいて、車載ユニット30との間で、任意のデータを双方向に送受信(データ送信41、データ受信42)する動作を行うものである。なお、データ送受信用のキャリア周波数は、領域電波レシーバ26において扱われる領域電波とは異なるものを使用し、例えば、314MHzのUHF帯を用いる。また、送信用と受信用とでさらに異なる周波数とするようにしても良い。
リモコン用地磁気センサである地磁気センサ22は、CPU24からの制御に基づいて、地磁気方向に対して当該リモコン20が向いている方位(絶対方位)をリモコン方位として検出して、CPU24に通知するものであり、電子式の電子方位センサであって、例えば2軸のセンサを組み合わせ、周囲360°に向けて出力されるアナログ電圧を読み取ることによって、地磁気方向に対する当該リモコン20の方角を検出するものである。
表示部23は、CPU24からの制御に基づいて、例えば車両10の探索結果などの各種の画像やテキストを画面表示するものであり、液晶パネルあるいはLEDで構成されている。例えば、スイッチボタン25の押下操作にしたがって実行される車両10の探索結果を画面表示する場合、探索対象の車両10の車両方位(車両10が向いている方位)を基準にして判別された車両10の駐車方向を、当該リモコン20を携帯するユーザが理解し易いように、リモコン方位(当該リモコン20が向いている方位)に関連付けて、任意の形状、色などからなる例えば矢印形式で画面表示することが可能である。
すなわち、判別した車両10の駐車方向やリモコン方位について所望の画面編集処理を施すことによって、例えば、リモコン20のリモコン方位を画面上の上下左右いずれかの方向に常に固定して車両10の駐車方向を画面表示することも可能であるし、車両10の駐車方向を画面上の上下左右いずれかの方向に常に固定してリモコン20のリモコン方位を画面表示することも可能である。
CPU24は、当該リモコン20の全体の動作を制御するものであり、プログラムや制御データを格納するROM24a、入出力されるデータや演算結果などの各種のデータを一時的に格納するRAM24b、時間を計数するタイマ24cなどを内蔵したマイコンである。
詳細は後述するが、CPU24は、例えば、スイッチボタン25の押下操作により、当該リモコン20を携帯するユーザから、車両10の駐車方向の探索指示を受け付けた際に、地磁気センサ22を起動して地磁気方向に対する当該リモコン20の方位(リモコン方位)を取得するとともに、車載ユニット30との通信手段である双方向レシーバ/トランスミッタ21を駆動して、車両10の車載ユニット30から、車両10の方位(車両方位)を取得する。而して、CPU24は、当該リモコン20の方位がどの方向に向いているかを弁別するために、取得した車両方位を基準方位として、リモコン20の位置を中心にして例えば時計回りの方向に複数の弁別領域(例えば90度単位に4つの弁別領域)に分割して、どの弁別領域の方向にリモコン方位が向いているかを弁別する動作を行うことが可能である。
さらには、CPU24は、詳細は後述するが、領域電波レシーバ26から通知されてくる車載ユニット30からの領域電波の受信レベル検出結果に基づいて、車両10の車両方位を基準にして車両10の周囲を複数の領域(例えば4つの領域)に分割した領域すなわち前記弁別領域のうち、当該リモコン20がどの領域に存在しているかを判別することもできる。ここに、領域電波は、車両10の車両方位を基準にして、車両10の周囲を例えば前右、後右、後左、前左の4つの領域に90度単位に分割して、それぞれの領域を示す電波として領域ごとに少しずつ異なる周波数の電波が割り当てられており、車載ユニット30から指向性を有する送信アンテナを用いてそれぞれの領域に向かって送信されるものである。
以下の説明においては、説明を簡素化するために、特に説明を加えない限り、複数の弁別領域として、車両10の車両方位を基準にして、4つの領域に分割している場合を例にとって説明することとする。
なお、CPU24は、内蔵するタイマ24cと連動して、スイッチボタン25の押下操作後、あらかじめ定めた時間の経過ごとに、定期的に、指定された動作を繰り返すことが可能であり、例えば、リモコン方位を繰返し検出するとともに車載ユニット30に対して車両方位の転送要求を繰返し送信することも可能であるし、車両の探索動作を繰り返すことも可能である。さらには、あらかじめ定めた時間が経過した際に、自動的に、指定された動作を実行させることも可能であり、例えば、領域電波の受信動作を停止したり、車両探索結果の表示部23への画面表示を停止することも可能であるし、リモコン20自身の電源を切断することも可能である。
スイッチボタン25は、当該リモコン20を携帯するユーザが操作する1ないし複数の操作ボタンであり、例えば、車両10の駐車方向を探索する動作を開始させる探索開始指示や探索を停止する探索停止指示を行うボタンからなっている。あるいは、当該リモコンの電源のオン/オフを指示するためのボタンなどを有していても良い。
ここで、例えば、スイッチボタン25を押下して、駐車位置の探索開始を指示する操作を行うと、当該リモコン20が向いている方向を示すリモコン方位を地磁気センサ22によって検出し、さらに、車両10の車両方位の転送要求を、検出したリモコン方位とともに、車両10の車載ユニット30に対して送信することにより、車載ユニット30から車両10が向いている方向を示す車両方位を取得することもできる。また、詳細は後述するが、スイッチボタン25を押下して車両10の探索動作を開始することにより、車両10の駐車方向を探知するための領域電波の送信要求を車載ユニット30に対して送信して、車載ユニット30から領域電波の送信を行わせることもできる。
なお、当該リモコン20を、通常のキーレスエントリー機能として提供されている、車両10のドアの開閉制御用や車両10のヘッドライトなどの点滅制御用のリモコンと一体化するように構成しても良く、かかる場合には、少なくとも車両10のドアの開閉制御用や車両10のヘッドライトなどの点滅制御用のスイッチボタンもリモコン20にさらに備えて構成される。
領域電波レシーバ26は、車両10の車載ユニット30から4つの領域方向に向かって送信されてくる領域電波を受信して、最も受信レベルが高い領域電波を検出するものであり、レベル検出回路26a、f1検波回路26b、f2検波回路26c、f3検波回路26d、f4検波回路26e、受信回路26f、受信アンテナ26gを少なくとも備えており、後述するように、車両10の車載ユニット30から領域電波として送信されてくる4つの周波数f1,f2,f3,f4のいずれか1ないし複数の電波のうち最も受信レベルが高い領域電波を検出して、検出した結果をCPU24に通知するものである。
ここに、4つの周波数f1,f2,f3,f4は、探索対象の車両10の車両方位を基準にして前右(FR)、後右(RR)、後左(RL)、前左(FL)の4つの領域方向に対応して少しずつずらした周波数例えばUHF帯の周波数であり、前述した双方向レシーバ/トランスミッタ21で扱う周波数(例えば314MHz)とは異なる周波数である。領域電波の周波数f1,f2,f3,f4それぞれの具体的な周波数の例としては、例えば312.0MHz,312.5MHz,313.0MHz,313.5MHzを用いる。
なお、受信アンテナ26gは、4つの周波数f1,f2,f3,f4の領域電波の全てを受信することが可能であり、レベル検出回路26aでは、受信アンテナ26gで受信した4つの周波数f1,f2,f3,f4の領域電波うち、最も高い受信レベルの唯一の領域電波を検出するのみならず、最も高い受信レベルとして略同一の受信レベルの領域電波が2つ存在しているか否かも検出して、その旨をCPU24に通知する。
次に、図2に示す車載ユニット30は、双方向レシーバ/トランスミッタ31、地磁気センサ32、BCM(Body Control Module)33、CPU34、領域電波トランスミッタ36を少なくとも備えて構成されている。
双方向レシーバ/トランスミッタ31は、リモコン20との間で任意のデータを送受信する通信手段を提供するものであり、リモコン20の双方向レシーバ/トランスミッタ21とほぼ同様の構成からなっていて、変調回路31a、復調回路31b、送受信回路31c、データ用送信アンテナ31d、データ用受信アンテナ31eを少なくとも備え、CPU34からの制御に基づいて、リモコン20との間で、任意のデータを双方向で送受信(データ送信42、データ受信41)する動作を行うものである。なお、データ送受信用のキャリア周波数は、前述したように、領域電波トランスミッタ36において扱われる領域電波とは異なるものを使用し、例えば、314MHzのUHF帯を用いる。また、送信用と受信用とでさらに異なる周波数とすることもできる。
車両用地磁気センサである地磁気センサ32は、CPU34からの制御に基づいて、地磁気方向に対して当該車載ユニット30を搭載した車両10が向いている方位(絶対方位)を車両方位として検出して、CPU34に通知するものであり、リモコン20の地磁気センサ22と同様、電子式の電子方位センサであって、例えば2軸のセンサを組み合わせ、周囲360°に向けて出力されるアナログ電圧を読み取ることによって、地磁気方向に対する車両10の方角を検出するものである。
BCM33は、車両10全体を統合的に制御する制御モジュールであり、CPU34と連係して、双方向レシーバ/トランスミッタ31を介したリモコン20とのデータ送受信によって、例えばキーレスエントリーシステムとして車両10のドアの開閉動作やヘッドライト等の点滅動作を制御したり、あるいは、エンジンの始動停止動作を制御したり、あるいは、車両情報を集約してリモコン20に送信する動作を制御したりするような機能を有している。
CPU34は、BCM33と連係して、当該車載ユニット30の双方向レシーバ/トランスミッタ31、領域電波トランスミッタ36の動作を制御するものであり、プログラムや制御データを格納するROM34a、入出力されるデータや演算結果などの各種のデータを一時的に格納するRAM34b、時間を計数するタイマ34cなどを内蔵するマイコンである。
CPU34は、リモコン20との間で送受信するデータを制御しており、例えば、リモコン20から車両方位の送信要求を付加した車両探索のためのリモコン方位を受信した際に、地磁気センサ32を起動することにより、当該車両10の車両方位を取得して、双方向レシーバ/トランスミッタ31を介して、リモコン20に対して、取得した車両方位を返送する。さらに、CPU34は、リモコン20から領域電波の送信要求を受信すると、領域電波トランスミッタ36を駆動して、車両10の車両方位を基準にして4つの領域に分割したそれぞれの領域方向に向かって、指向性を有する送信アンテナから異なる周波数の領域電波を送信する動作を制御する。
領域電波トランスミッタ36は、車両方位を基準にして車両10の周囲を複数(本実施例では4つ)の領域に分割してそれぞれの領域の方向に向かって指向性を有する送信アンテナから領域電波を送信するものであり、f1変調回路36a、f2変調回路36b、f3変調回路36c、f4変調回路36d、送信回路36e、FR送信アンテナ36f、RR送信アンテナ36g、RL送信アンテナ36h、FL送信アンテナ36iを少なくとも備えていて、CPU34からの制御に基づいて、車両10の前右(FR)方向、後右(RR)方向、後左(RL)方向、前左(FL)方向の4つの領域に対応して、それぞれ異なる周波数f1,f2,f3,f4の電波を、それぞれの領域を示す領域電波としてそれぞれの方向に向かって送信するものである。
4つの周波数f1,f2,f3,f4は、前述したように、少しずつずらした例えばUHF帯の周波数であり、例えば、312.0MHz,312.5MHz,313.0MHz,313.5MHzを用いる。なお、FR送信アンテナ36f、RR送信アンテナ36g、RL送信アンテナ36h、FL送信アンテナ36iは、指向性を有するアンテナであり、それぞれの領域方向に対して、それぞれに割り当てられている異なる周波数の電波を送信する。
なお、本実施例においては、領域電波として、複数例えば4つの領域それぞれに対応して異なる周波数の電波を割り当てる例を示すが、周波数の代わりに異なる位相の電波を割り当てるようにしても良いし、異なる変調方式の電波を割り当てるようにしても良く、領域電波を受信するリモコン20側において、受信した領域電波から、車両方位を基準にして分割した複数例えば4つの領域のいずれに対応する電波であったかを正確かつ簡単に判別することができるものであれば、如何なる信号形式の電波であっても良い。
次に、前述したようなリモコン20と車載ユニット30とを用いた本発明に係る車両探索システムのシステム構成の一例についてその概略を説明する。図3は、本発明に係る車両探索システムの概略構成の一例を示す概略構成図である。前述したように、図3において、車両10は、車載ユニット30のリモコン20との通信手段として双方向レシーバ/トランスミッタ31を備え、一方、車両10のユーザが携帯するリモコン20も、車載ユニット30との通信手段として双方向レシーバ/トランスミッタ21を備えている。
双方向レシーバ/トランスミッタ31、双方向レシーバ/トランスミッタ21によって、車両10の車載ユニット30とリモコン20との間で、データ送信41、データ受信42の動作を行い、任意のデータを送受信することができる。なお、ここでは、データ送受信41,42のデータの方向は、リモコン20側から見た状態を示しており、リモコン20から車両10の車載ユニット30へのデータの方向をデータ送信41とし、車両10の車載ユニット30からリモコン20へのデータの方向をデータ受信42と表現している。
さらに、リモコン20には、前述したように、液晶パネルやLEDからなる表示部23を備えており、車両10とのデータ送受信結果や携帯するユーザとの対話状況や車両10の駐車方向の探索状況を画面表示する。図3では、車両10の駐車方向の探索結果として、車両10が存在している方向を太い矢印によって画面表示している例を示している。
図4は、本発明に係る車両探索システムにおいてリモコン20が車両方位を把握する原理を説明するための原理図である。図4に示すように、車両10、リモコン20には、それぞれ、車両用の地磁気センサ32、リモコン用の地磁気センサ22を備えており、車両10、リモコン20それぞれにおいて、地磁気N−Sに対する自機の方位、すなわち、車両10の向きを示す車両方位θv、リモコン20の向きを示すリモコン方位θrを検出することができる。また、検出したそれぞれの方位θv,θrは、相手側のリモコン20、車両10の車載ユニット30に対して、双方向レシーバ/トランスミッタ31、双方向レシーバ/トランスミッタ21を用いたデータ送受信42,41により、相互に情報交換することができる。
而して、リモコン20側において、リモコン方位θr、車両方位θvの両方の地磁気N−Sに対する方位を知ることによって、図4に図示したように、方向ベクトルDを求めれば、リモコン20が向いている方位に対して車両10が向いている方位をリモコン20側で把握することができる。
しかし、リモコン20が車両10に対してどの方向の領域に存在しているかによって、リモコン20を携帯するユーザに知らせるべき車両駐車方向が変化する。例えば、図4の場合、リモコン20は車両10の右側方向に存在しているが、左側にあっても、同じような方向ベクトルDが得られる。このように、リモコン20が車両10の右側方向、左側方向、あるいは、斜め前方方向、斜め後方方向、あるいは、前方方向、後方方向のいずれに存在しているかによって、ユーザに通知すべき車両駐車方向を変える必要がある。
(第一の実施例)
まず、前述したような車両駐車方向の識別問題を解決するための原理について、本発明による第一の実施例を説明する。
図5は、本発明に係る車両探索システムにおいて車両10から送信する電波交信エリアの一例を説明するための説明図であり、前述したような車両駐車方向の識別問題を解決するための原理を説明している。図5に示すように、車両10を中心に、車両方位55を基準にして、複数の領域を、本実施例では、前右(FR)、後右(RR)、後左(RL)、前左(FL)と、90度ごとに4分割した領域を、設定して、それぞれの領域ごとに対応した指向性を有する4つの電波を領域電波として送出する。ここで、前右(FR)、後右(RR)、後左(RL)、前左(FL)それぞれに対応するf1交信エリア51、f2交信エリア52、f3交信エリア53、f4交信エリア54の4つの方向に送信するそれぞれの領域電波を弁別できるように、本実施例では、前述したように、それぞれの周波数を少しずつ異なる周波数として、領域電波f1,f2,f3,f4を割り当てる。
例えば、UHF帯の周波数を用いて、312.0MHz,312.5MHz,313.0MHz,313.5MHzのごとくそれぞれについて若干差分をつけておく。すなわち、車両10の車両方位55を基準にして、前右(FR)、後右(RR)、後左(RL)、前左(FL)のそれぞれの領域は、送信する領域電波の周波数に応じて、それぞれ、f1交信エリア51、f2交信エリア52、f3交信エリア53、f4交信エリア54として識別される。
ここで、本発明による第一の実施例として、車両10のユーザが携帯するリモコン20が、車両10から送信されてくる領域電波f1,f2,f3,f4のいずれか1つの領域電波のみを他の領域電波よりも、より高い受信レベルで受信している場合について説明する。すなわち、車両10のユーザが携帯するリモコン20が、車両10の車両方位55に対して真横方向または前後方向ではなく、斜め方向に存在していて、車両10のf1交信エリア51、f2交信エリア52、f3交信エリア53、f4交信エリア54の互いに重複しないいずれかの領域に存在している場合について説明する。
図6は、本発明に係る車両探索システムの車両駐車方向を指示する動作に関する第一の実施例を説明するための動作原理図である。
リモコン20のスイッチボタン25をユーザが操作して車両探索開始指示を行うと、まず、リモコン20は、リモコン用の地磁気センサ22により、当該リモコン20のリモコン方位θrを検出するとともに、検出したリモコン方位θrと車両方位の送信要求とを双方向レシーバ/トランスミッタ21を介して車載ユニット30に対して送信する。双方向レシーバ/トランスミッタ31を介して車両方位の送信要求を受信した車載ユニット30は、車両用の地磁気センサ32により当該車両10の車両方位θrを検出してリモコン20に対して転送する。この結果、リモコン20と車載ユニット30とは、図4に説明したように、それぞれの方位すなわちリモコン方位θr、車両方位θvを計測し、データ送受信41,42によって互いに計測したそれぞれの方位を交換し合うことになる。
次いで、リモコン20は、車両10側から送信されてくる領域電波に対応する各領域とリモコン方位の向きとの関係を弁別することができるように、まず、車載ユニット30側から受信した車両方位55に対する当該リモコン20の方位を弁別する領域として、車両方位55すなわち車両方位θvを基準(0度)にして、本実施例では、時計回りに90度ごとに4つに分割した弁別領域を設定する。そして、リモコン用の地磁気センサ22により検出した当該リモコン20の方位であるリモコン方位θrが分割した4つの弁別領域のいずれの領域に属しているかを算出する。
すなわち、図6において、符号50は、車両10の車両方位55を基準にした弁別領域を示している。弁別領域50に示すように、地磁気N−Sに対してθvの角度にある車両方位55を基準にして、90度ごとに4つに分割した4領域を設定する。ここで、これらの4つの弁別領域50を左上側の領域から時計回りの方向に順に第1領域、第2領域、第3領域、第4領域と称し、それぞれ、符号50a,50b,50c,50dを付して示すことにする。これらの4つの弁別領域50a,50b,50c,50dについて、リモコン方位θrがどの弁別領域の方向に向いていて、かつ、リモコン20がどの弁別領域に存在しているかを弁別する。
例えば、リモコン20が、車両方位55に対して右下方向となるリモコン方位1またはリモコン方位2の方向に向いていた場合、車両方位θvに対するリモコン方位θrのベクトル方向Dを算出することにより、車両方位55に対して時計回りに90度〜180度回転した第2領域50bの方向を向いていることを弁別することができる。
次に、リモコン20は、当該リモコン20が弁別領域50のどの領域に存在しているかを弁別するために、リモコン20は、双方向レシーバ/トランスミッタ21から、車両10の車載ユニット30に対して、領域電波f1,f2,f3,f4の送信を要求する。この結果、車載ユニット30から送信されてくる領域電波f1,f2,f3,f4それぞれの受信レベルの大きさをレベル検出回路26aの判定結果に基づいて取得することによって、リモコン20が車両10から送信された電波交信エリアのいずれの交信エリアに属しているか、すなわち、弁別領域50のどの領域に属しているかを弁別し、車両10の駐車方向を判別することができる。
例えば、領域電波f1のみを受信することができた場合あるいは領域電波f1の電波を最も強く受信することができた場合は、リモコン20はf1交信エリアすなわち第1領域50aに属しているので、リモコン20から見た車両10の駐車方向は、車両方位θvに対して180度から270度の第3領域50cの方向であると判別することができる。
また、領域電波f2のみを受信することができた場合あるいは領域電波f2の電波を最も強く受信することができた場合は、リモコン20はf2交信エリアすなわち第2領域50bに属しているので、リモコン20から見た車両10の駐車方向は、車両方位θvに対して270度から360度の第4領域50dの方向であると判別することができる。
また、領域電波f3のみを受信することができた場合あるいは領域電波f3の電波を最も強く受信することができた場合は、リモコン20はf3交信エリアすなわち第3領域50cに属しているので、リモコン20から見た車両10の駐車方向は、車両方位θvに対して0度から90度の第1領域50aの方向であると判別することができる。
また、領域電波f4のみを受信することができた場合あるいは領域電波f4の電波を最も強く受信することができた場合は、リモコン20はf4交信エリアすなわち第4領域50dに属しているので、リモコン20から見た車両10の駐車方向は、車両方位θvに対して90度から180度の第2領域50bの方向であると判別することができる。
而して、リモコン20のリモコン方位θrが車両方位θvを0度として分割した4領域のいずれの方向を向いているかという自己方位(リモコン方位)と、リモコン20から見た車両10の駐車位置の方向とを算出することができるので、例えば、図6に示す符号50のような第1領域50aにリモコン20が存在している場合、リモコンの方位を示すリモコン方位1やリモコン方位2などの矢印表示と車両方位θvに対して180度から270度の第3領域50cの方向に車両が存在するという駐車方向を示す矢印表示とを、リモコン20の表示部23に表示すれば良い。
しかしながら、この表示方法は、車両の向いている方向を示す車両方位θvを基準にして、右上、右下、左下、左上の4つの領域に分割しているので、このまま表示しても、リモコン方位θrや車両10の駐車方向が表示部23の画面の斜め方向に表示されてしまい、リモコン20の表示部23を視認するユーザには分かりにくい。
図7は、本発明に係る車両探索システムのリモコン20の表示部23に表示する車両10の駐車方向の画面表示方法を例示する模式図であり、表示部23の表示について、車両10の駐車方向をユーザに視認し易くする一例を示している。図7においては、リモコン20が向いている方位や車両10の駐車方向を表示部23の画面のいずれかの辺に直交する方向(左、右、上、または、下のいずれか方向)に固定するように表示して、ユーザが理解し易くなる例を示している。
ここで、本実施例においては、ユーザが携帯するリモコン20は、車両10の前後方向や左右側方ではなく、斜め方向に存在している場合を示しているので、リモコン方位θrや車両10の駐車方向を画面の上下左右のいずれかの方向に表示した場合、車両10が向いている車両方位θvは斜め方向となる。したがって、図7のような表示方法においては、例えば、リモコン20を携帯するユーザが、図6に示すf3交信エリア53(第3領域50c)すなわち車両10の左後方のエリアに存在している場合に、図6のf3交信エリア53内に図示しているようなリモコン方位A,B,C,Dを用いて、例示すると、次の通りである。
図6のリモコン方位Aの方向にリモコン20が向いている場合は、車両方位は、図7の点線矢印で表示するように、当該リモコン20の位置を中心にしてリモコン方位から時計回りの方向に45度回転した方向に車両方位が向いており、図6のリモコン方位Bの方向にリモコン20が向いている場合は、車両方位は、当該リモコン20のリモコン方位から時計回りの方向に135度回転した方向に車両方位が向いている。さらに、図6のリモコン方位Cの方向にリモコン20が向いている場合は、車両方位は、当該リモコン20のリモコン方位から時計回りの方向に225度回転した方向に車両方位が向いており、図6のリモコン方位Dの方向にリモコン20が向いている場合は、車両方位は、当該リモコン20のリモコン方位から時計回りの方向に315度だけ回転した方向に車両方位が向いていることになる。
なお、車両10の駐車方向は、図7に示すように、当該リモコン20のリモコン方位と平行な方向(同一方向または逆方向)あるいは直交する方向のいずれかに表示される。
すなわち、車両方位は、図7の点線矢印で示すように、リモコン方位に対して、45度、135度、225度、315度のいずれかの斜め方向の角度で表示され、一方、車両10の駐車方向は、図7の実線矢印で示すように、リモコン方位と平行する方向(同一方向または逆方向)かあるいは直交する方向に表示される。
なお、図7に示すような車両駐車方向に関する表示部23の画面表示方法において、車両方位の表示は、必ずしも同時に表示する必要はなく、必要に応じて、車両10の駐車方向やリモコン方位と合わせて画面表示するようにしても良い。
また、リモコン20が向いている方向のリモコン方位θrを常に固定して表示部23の例えば画面上方向に表示するようにすれば、車両10の駐車方向を示す画面の上下左右の方向を、リモコン20を携帯するユーザから見ていずれの方向であるかをさらに理解し易くすることができる。このように、リモコン方位θrを表示部23の例えば上方向のように常に固定した方向に表示する場合は、例えば、表示部23の周辺にリモコン方位を示すマークを付けておくようにして、リモコン方位θrを表示部23の画面表示を省略することもできる。
次に、前述したように、リモコン20のリモコン方位を例えば画面上方向に常に固定して表示する場合について、リモコン20から見たすなわちリモコン方位から見た車両10の駐車方向を示す具体的な画面表示例を、図8〜図10を用いてさらに説明する。
図8は、本発明に係る車両探索システムのリモコン20の表示部23に表示する車両10の駐車方向の画面表示例を例示する模式図であり、表示部23の表示から、車両10の駐車方向をさらに視認し易くする一例を示している。なお、図8においても、図7と同様、リモコン20を携帯するユーザが、図6に示すf3交信エリア53すなわち車両10の左後方のエリアに存在している場合を例示している。また、リモコン20がf3交信エリア53でリモコン方位Aの方向を向いている場合を示している。
図8に示すように、リモコン20がf3交信エリア53でリモコン方位Aを向いているときは、このリモコン方位Aを表示部23の上側方向に画面表示するようにするので、車両10の駐車方向は、表示部23の右側方向となり、車両方位は、表示部23の右上方向となる。なお、視認性をさらに高めるために、リモコン20が向いているリモコン方位A(必ず、画面上方向の矢印)と車両10の駐車方向とを、異なる実線矢印表示(図8の例では、リモコン方位を白抜き矢印、駐車方向を黒矢印で表現している)とし、車両方位θvを点線矢印表示としている。
ただし、リモコン方位Aや車両10の駐車方向や車両方位の矢印形状や表示色については、図8とは異なる表示とするようにしても良いし、車両方位については必要に応じて表示するようにしても良い。さらに、図8の場合のように、リモコン方位を表示部23の画面上方向に常に固定して表示するようにした場合は、前述したように、リモコン方位の矢印表示そのものを、表示しないようにしてもかまわない。
図9は、本発明に係る車両探索システムのリモコン20の表示部23に表示する車両10の駐車方向の画面表示例を例示する模式図であり、表示部23の表示から、車両10の駐車方向をさらに視認し易くする一例を示している。なお、図9においても、図7と同様、リモコン20を携帯するユーザが、図6に示すf3交信エリア53すなわち車両10の左後方のエリアに存在している場合を例示している。また、リモコン20がf3交信エリア53でリモコン方位Bの方向を向いている場合を示している。
図9に示すように、リモコン20がf3交信エリア53でリモコン方位Bを向いているときは、このリモコン方位Bを表示部23の上側方向に画面表示するようにするので、車両10の駐車方向は、表示部23の下側方向となり、車両方位は、表示部23の右下方向となる。なお、この場合も、視認性をさらに高めるために、リモコン20が向いているリモコン方位B(必ず、画面上方向の矢印)と車両10の駐車方向とを、実線矢印表示(図9の例でも、リモコン方位を白抜き矢印、駐車方向を黒矢印で表現している)とし、車両方位θvを点線矢印表示としているが、図8において説明したように、さらに異なる図形や色形式としても良い。
図10は、本発明に係る車両探索システムのリモコン20の表示部23に表示する車両10の駐車方向の画面表示例を例示する模式図であり、表示部23の表示から、車両10の駐車方向をさらに視認し易くする一例を示している。なお、図10においても、図7と同様、リモコン20を携帯するユーザが、図6に示すf3交信エリア53すなわち車両10の左後方のエリアに存在している場合を例示している。また、リモコン20がf3交信エリア53でリモコン方位Cの方向を向いている場合を示している。
図10に示すように、リモコン20がf3交信エリア53でリモコン方位Cを向いているときは、このリモコン方位Cを表示部23の上側方向に画面表示するようにするので、車両10の駐車方向は、表示部23の右側方向となり、車両方位は、表示部23の左下方向となる。なお、この場合も、視認性をさらに高めるために、リモコン20が向いているリモコン方位C(必ず、画面上方向の矢印)と車両10の駐車方向とを、実線矢印表示(図10の例でも、リモコン方位を白抜き矢印、駐車方向を黒矢印で表現している)とし、車両方位θvを点線矢印表示としているが、図8において説明したように、さらに異なる図形や表示色としても良い。
図7、図8乃至図10のような車両駐車方向、リモコン方位、車両方位を、リモコン20のスイッチボタン25による車両探索開始指示の操作がなされた以降、車両探索停止指示の操作がなされるまでの間、リモコン20を携帯するユーザの移動に応じて、追従して画面表示を変更しながら、リモコン20の表示部23に画面表示し続けることにより、リモコン20を携帯するユーザは、車両10の存在場所まで容易に辿り着くことができる。
次に、以上のような車両探索システムの動作について、本発明による車両探索方法の一例を示す図11のフローチャートに基づいて、さらに詳細に説明する。図11は、本発明に係る車両探索システムの車両探索動作の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、リモコン20のスイッチボタン25の車両探索の開始を指示するボタンを押下操作すると(ステップS1)、車両探索開始の指示を受け付けたCPU24は、当該リモコン20が向いている方位すなわちリモコン方位を検出するために、地磁気センサ22を駆動する。地磁気センサ22は、地磁気N−Sに対して当該リモコン20が向いている方向がなす角度θrをリモコン方位として検出して、CPU24に通知する(ステップS2)。
CPU24は、リモコン方位θrを取得すると、双方向レシーバ/トランスミッタ21を駆動して、通知されてきたリモコン方位を、車両方位の送信を要求する指令とともに、当該リモコン20の車両10に搭載されている車載ユニット30に対して送信する(ステップS3)。
しかる後、リモコン20は、車載ユニット30から車両方位が転送されてきたか否かを監視する(ステップS4)。なお、図11のフローチャートには示していないが、CPU24は、内蔵のタイマ24cをセットして、あらかじめ定めた転送時限を経過するまでに車載ユニット30から車両方位が転送されてくるか否かを監視しており、あらかじめ定めた前記転送時限が経過しても転送されてこない場合は(ステップS4のNO)、ステップS2に復帰して、再度、現在のリモコン方位を取得し直して、車載ユニット30へ再送する動作を繰り返す。
一方、車載ユニット30のCPU34は、双方向レシーバ/トランスミッタ31を介して、リモコン20からリモコン方位とともに車両方位の送信要求を受信した場合(ステップS11のYES)、当該車載ユニット30を搭載している車両10が向いている方位すなわち車両方位を検出するために、地磁気センサ32を駆動する。地磁気センサ32は、地磁気N−Sに対して当該車両10が向いている方向がなす角度θvを車両方位として検出して、CPU34に通知する(ステップS12)。
CPU34は、車両方位θvを取得すると、双方向レシーバ/トランスミッタ31を駆動して、通知されてきた車両方位を、車両方位の送信要求を送信してきたリモコン20に対して送信する(ステップS13)。
しかる後、車載ユニット30は、リモコン20から次に領域電波の送信要求が送信されてくることを監視する(ステップS14)。なお、図11のフローチャートには示していないが、CPU34は、内蔵のタイマ34cをセットして、車両方位θvをリモコン20側に送信した後あらかじめ定めた許容時間を経過するまでにリモコン20から次に領域電波の送信要求が送信されてくるか否かを監視しており、あらかじめ定めた前記許容時間が経過しても送信されてこない場合は(ステップS14のNO)、ステップS11に復帰して、再度、リモコン20から現在のリモコン方位が送信されてくるか否かを監視する動作を繰り返す。あるいは、車両方位θvをリモコン20側に送信した後前記許容時間を経過するまでにリモコン20から領域電波の送信要求が送信されてくるか否かを監視する代わりに、車両方位θvをリモコン20側に送信した後あらかじめ定めた自動送信開始時間が経過した場合には、リモコン20から領域電波の送信要求が送信されてきたか否かを関わらず、自動的に領域電波を送信するようにしても良い。
リモコン20のCPU24は、車載ユニット30から車両方位が返送されてきたことを双方向レシーバ/トランスミッタ21から通知されると(ステップS4のYES)、受信した車両方位θvを取得して、先に取得していたリモコン方位θrとの間のベクトル方向Dを算出して、車両方位θvに対して当該リモコン20が向いている方位が、車両10の車両方位θvを基準にして例えば4つの領域に分割した弁別領域50の第1領域50a、第2領域50b、第3領域50c、第4領域50dのいずれの方向に向いているかを弁別する。しかる後、リモコン20が弁別領域50のどの領域に存在しているかを識別するために、領域電波レシーバ26による領域電波の受信動作を起動するとともに、車載ユニット30に対して、領域電波の送信を要求する指示を双方向レシーバ/トランスミッタ21を介して送信する(ステップS5)。
次いで、リモコン20は、車載ユニット30からの領域電波が領域電波レシーバ26によって受信されたか否かを監視する(ステップS6)。なお、図11のフローチャートには示していないが、CPU24は、内蔵のタイマ24cをセットして、領域電波の送信要求を送信した以降あらかじめ定めた送信停止時間を経過するまでに車載ユニット30からの領域電波を受信したか否かを監視しており、あらかじめ定めた前記送信停止時間が経過しても領域電波を受信しなかった場合は(ステップS4のNO)、領域電波の送信動作を停止する停止要求を車載ユニット30に送信するとともに、領域電波レシーバ26の受信動作を一旦停止して、ステップS2に復帰して、再度、現在のリモコン方位を取得し直して、車載ユニット30へ再送する動作を繰り返す。
一方、車載ユニット30のCPU34は、双方向レシーバ/トランスミッタ31を介して、リモコン20から領域電波の送信要求を受信した場合(ステップS14のYES)、領域電波トランスミッタ36を駆動して、車両10の前右(FR)、後右(RR)、後左(RL)、前左(FL)の各領域それぞれの方向に対して、互いに周波数が異なる領域電波f1,f2,f3,f4を、指向性を有するFR送信アンテナ36f、RR送信アンテナ36g、RL送信アンテナ36h、FL送信アンテナ36iそれぞれから送信する(ステップS15)。なお、図11のフローチャートには示していないが、領域電波f1,f2,f3,f4の送信動作は、リモコン20から領域電波の送信停止の指示を受信するまで、あるいは、領域電波の送信開始以降タイマ34cにあらかじめ設定した送信継続時間が経過するまで、継続する。
リモコン20は、車載ユニット30が送信してくる領域電波f1,f2,f3,f4のいずれか1ないし複数を領域電波レシーバ26によって受信した場合は(ステップS6のYES)、レベル検出回路36aにて、受信した領域電波f1,f2,f3,f4の中から最も受信レベルが高い領域電波を検出してCPU24に通知してくるので、CPU24は、最も受信レベルが高い領域電波に基づいて、先に受信していた車両方位θvを基準にして、当該リモコン20が存在する弁別領域を弁別することにより、車両10の駐車方向を識別する(ステップS7)。さらに、識別した車両駐車方向と、先に弁別していたリモコン方位と、に基づいて、駐車方向と車両方位、リモコン方位の表示画像を編集して、リモコン20の表示部23に表示する(ステップS8)。
しかる後、リモコン20は、当該リモコン20を携帯するユーザが、表示部23に表示された車両駐車方向に関する情報に基づいて、車両10を見つけ出して、車両10の探索停止の指示が、スイッチボタン25の押下操作により通知されてくることを監視する(ステップS9)。なお、図11のフローチャートには示していないが、CPU24は、内蔵のタイマ24cをセットして、スイッチボタン25の押下操作による車両探索の開始指示がなされた以降あらかじめ定めた探索経過時間を経過するまでに探索完了を示すスイッチボタン25の押下操作がなされたか否かを監視しており、あらかじめ定めた前記探索経過時間が経過しても押下操作がなされない場合は(ステップS9のNO)、領域電波レシーバ26の受信動作を一旦停止して、表示部23への画面表示を停止した後、ステップS2に復帰して、再度、現在のリモコン方位を取得し直して、車載ユニット30へ再送する動作を繰り返す。
また、ユーザが目的の車両10を見つけ出した結果、車両10の探索停止の指示が、スイッチボタン25の押下操作により通知されてくると(ステップS9のYES)、車両10の探索が終了したものとして、領域電波レシーバ26の受信動作を停止して、表示部23への画面表示を停止する。
かくのごとき動作を行うことにより、リモコン20を携帯するユーザは、例えば広大な駐車場に駐車しているような場合であっても、自分の車両10が駐車している方向を確実に把握することができる。
なお、前述したように、車載ユニット30のCPU34は、車両方位θvをリモコン20側に送信した後、内蔵のタイマ34cをセットして、あらかじめ定めた自動送信開始時間が経過した際に、リモコン20側から領域電波の送信要求が受信されなくても、自動的に、領域電波を領域電波トランスミッタ36から送信する動作を開始するようにしても良いし、さらには、領域電波を送信開始した以降あらかじめ定めた送信継続時間(リモコン20側の送信停止時間とほぼ等しい時間)が経過した際に、領域電波トランスミッタ36の領域電波の送信動作を自動的に停止するようにしても良い。
以上に詳細に説明したように、本実施例においては、地磁気センサ22,32によるリモコン方位、車両方位に関する方位データと、車両方位を基準にして分割した領域ごとの領域電波の受信レベルとに基づいて、車両10の駐車方向が向いている領域の識別を正確に行うので、車両10の駐車方向の検出精度を向上させることが可能であり、リモコン20を携帯するユーザは、広大な駐車場のどこに駐車したかを失念しているような場合であっても、容易に目的の車両10を探索することができる。
また、領域ごとに異なる複数種類の周波数例えば4種類の周波数をそれぞれ異なる方向に領域電波として送信する複数の例えば4つの送信機からなる領域電波トランスミッタ36を、リモコン20側ではなく、車両10の車載ユニット30側に備え、該領域電波を受信するリモコン20側には、1つの領域電波レシーバ26のみを搭載すれば良いので、小型化、低消費電力化の要求が厳しいリモコン20の小型化、低消費電力化を達成することができる。
さらに、リモコン20を、車両10のドアの開閉やライトの点灯消灯などをリモート制御するキーレスエントリー用のリモコンと一体化する構成とすることも可能であり、リモコン20の利便性を飛躍的に向上することが可能である。
(第二の実施例)
次に、本発明による第二の実施例として、車両10のユーザが携帯するリモコン20が、車両10に搭載されている車載ユニット30から送信されてくる領域電波f1,f2,f3,f4のうちいずれか2つの領域電波について、同一の最も高い受信レベルにあるものとして、2つの領域電波が重なって受信されている場合について説明する。すなわち、車両10のユーザが携帯するリモコン20が、車両10の車両方位に対して斜め方向の領域ではなく、真横方向または前後方向の領域に存在していて、図5に示す車両10のf1交信エリア51、f2交信エリア52、f3交信エリア53、f4交信エリア54のうち、いずれか2つの交信エリアが互いに重複している領域に存在している場合について説明する。
図12は、本発明に係る車両探索システムにおいて車両10から送信する電波交信エリアの図5とは異なる例を説明するための説明図であるが、図5の場合とは異なり、複数の領域電波例えば4つの領域電波f1,f2,f3,f4のうち、隣接する2つの領域電波が互いに重なり合う領域に、リモコン20が存在している場合について説明しようとするものである。すなわち、図5においては、4つの領域電波f1,f2,f3,f4のうち、いずれかの1つの領域電波が最も高い受信レベルとして受信される場合を示したが、図12においては、最も高い受信レベルが得られる場合として、互いに隣接する領域に向かって送信された2つの領域電波がほぼ等しい受信レベルで受信されている場合を説明している。
図12に示すように、領域電波f1とf2とが重なり合い、領域電波f1とf2との受信レベルがほぼ等しくなる車両10の直右方向の領域すなわちf1・f2交信エリア56、または、領域電波f2とf3とが重なり合い、領域電波f2とf3との受信レベルがほぼ等しくなる車両10の直後方向の領域すなわちf2・f3交信エリア57、または、領域電波f3とf4とが重なり合い、領域電波f3とf4との受信レベルがほぼ等しくなる車両10の直左方向の領域すなわちf3・f4交信エリア58、または、領域電波f4とf1とが重なり合い、領域電波f4とf1との受信レベルがほぼ等しくなる車両10の直前方向の領域すなわちf4・f1交信エリア59、のいずれかにリモコン20が存在している場合は、第一の実施例と同様の弁別方法を用いて、リモコン方位が向いている方向の領域やリモコンの存在する領域や車両10の駐車方向が存在する領域をただ1つの弁別領域として認識することはできない。
そこで、本発明によるリモコン20の領域電波レシーバ26のレベル検出回路26aには、前述したように、最も高い受信レベルとして検出される領域電波が1つではなく、複数の例えば2つの領域電波の受信レベルがほぼ等しい受信レベルとして受信されているか否かを検知する機能も備えている。
図13は、本発明に係る車両探索システムの車両駐車方向を指示する動作に関する第二の実施例を説明するための動作原理図である。
リモコン20のスイッチボタン25をユーザが操作して車両探索の開始指示を行うと、第一の実施例の場合と同様、まず、リモコン20は、リモコン用の地磁気センサ22により、当該リモコン20のリモコン方位θrを検出するとともに、検出したリモコン方位θrと車両方位の送信要求とを双方向レシーバ/トランスミッタ21を介して車載ユニット30に対して送信する。双方向レシーバ/トランスミッタ31を介して車両方位の送信要求を受信した車載ユニット30は、車両用の地磁気センサ32により当該車両10の車両方位を検出してリモコン20に対して転送する。この結果、リモコン20と車載ユニット30とは、図4に説明したように、それぞれの方位すなわちリモコン方位θr、車両方位θvを計測し、データ送受信41,42によって互いに計測したそれぞれの方位を交換し合うことになる。
次いで、リモコン20側のレベル検出回路26aにおいて、車載ユニット30から送信されてきた領域電波の受信レベルを比較した結果、最も高い受信レベルとして2つの領域電波が検出された場合、第一の実施例における図6の場合とは異なり、図13に示す次のようなリモコン方位の弁別動作および車両10の駐車方向の判別動作を行う。
図13において、画面右側に表示した符号60は、車両10の車両方位を基準にしたリモコン20の方位を弁別する弁別領域を示しているが、リモコン20は、車両10側から送信されてくる領域電波に対応する各領域とリモコン方位の向きとの関係を弁別することができるように、まず、車載ユニット30側から受信した車両方位55に対する当該リモコン20の方位を弁別する領域として、受信した車両方位55に対して、時計回りの方向に4つに分割した領域を作る場合、図6の場合の弁別領域50とは異なり、車両方位55(地磁気N−Sに対してθvの角度)からさらに45度時計回りの方向に回転した方向(θv+45度)を基準として、90度ごとに4つに分割した4領域を設定する。
すなわち、図13の弁別領域60に示すように、リモコン20の位置を中心にして、図6の弁別領域50の各領域を時計回りの方向に45度回転させた状態に設定するために、45度回転した車両方位(θv+45度)を基準にして、90度ごとに4つに分割した4領域を設定する。これらの4つの弁別領域60を左側の領域から時計回りの方向に順に第1領域、第2領域、第3領域、第4領域と称し、それぞれ、符号60a,60b,60c,60dを付して示すことにする。これらの4つの弁別領域60a,60b,60c,60dについて、リモコン方位θrがどの弁別領域の方向に向いていて、かつ、リモコン20がどの弁別領域に存在しているかを弁別する。
例えば、リモコン20が、図6にリモコン方位1として例示したように、車両方位55に対して右下方向となる方向に向いていた場合、車両方位(θv+45度)に対するリモコン方位θrのベクトル方向Dを算出することにより、図13においては、45度回転した車両方位55に対して時計回りにさらに90度〜180度回転した第2領域60b(すなわち下側の領域)の方向を向いていることを弁別する。
次に、リモコン20は、当該リモコン20が弁別領域60のどの領域に存在しているかを弁別するために、第一の実施例の場合と同様に、リモコン20は、双方向レシーバ/トランスミッタ21から、車両10の車載ユニット30に対して、領域電波f1,f2,f3,f4の送信を要求する。この結果、車載ユニット30から送信されてくる領域電波f1,f2,f3,f4それぞれの受信レベルの大きさをレベル検出回路26aの判定結果に基づいて取得することによって、リモコン20が車両10から送信された電波交信エリアのうち、いずれの2つの交信エリアが重なった領域に属しているか、すなわち、弁別領域60のどの領域に属しているかを弁別し、車両10の駐車方向を判別することができる。
例えば、領域電波f1とf2とを受信することができた場合あるいは領域電波f1とf2との電波を最も強く受信することができた場合は、リモコン20はf1・f2交信エリアすなわち第1領域60aに属しているので、リモコン20から見た車両10の駐車方向は、45度回転した車両方位θvに対してさらに180度から270度回転した第3領域60cすなわち画面右側の方向であると判別することができる。
また、領域電波f2とf3とを受信することができた場合あるいは領域電波f2とf3との電波を最も強く受信することができた場合は、リモコン20はf2・f3交信エリアすなわち第2領域60bに属しているので、リモコン20から見た車両10の駐車方向は、45度回転した車両方位θvに対してさらに270度から360度回転した第4領域60dすなわち画面上側の方向であると判別することができる。
また、領域電波f3とf4とを受信することができた場合あるいは領域電波f3とf4との電波を最も強く受信することができた場合は、リモコン20はf3・f4交信エリアすなわち第3領域60cに属しているので、リモコン20から見た車両10の駐車方向は、45度回転した車両方位θvに対してさらに0度から90度回転した第1領域60aすなわち画面右側の方向であると判別することができる。
また、領域電波f4とf1とを受信することができた場合あるいは領域電波f4とf1との電波を最も強く受信することができた場合は、リモコン20はf4・f1交信エリアすなわち第4領域60dに属しているので、リモコン20から見た車両10の駐車方向は、45度回転した車両方位θvに対してさらに90度から180度回転した第2領域60bすなわち画面下側の方向であると判別することができる。
而して、リモコン20のリモコン方位θrが車両方位θvを45度さらに回転させて分割した4領域のいずれに属しているかという自己方位(リモコン方位)と、リモコン20から見た車両10の駐車位置の方向とを算出することができるので、例えば、図13に示す符号60のような第1領域60aにリモコン20が存在している場合、リモコンの方位を示すリモコン方位1などの矢印表示と車両方位θvに対してさらに180度から270度回転した第3領域60cの方向に車両10が存在するという駐車方向を示す矢印表示とを、リモコン20の表示部23に表示すれば良い。
しかしながら、この表示方法は、車両の向いている方向を示す車両方位θvを45度回転した位置を基準にして表示しようとしているので、このまま表示しても、リモコン20の表示部23を視認するユーザには分かりにくい。
図14は、本発明に係る車両探索システムのリモコン20の表示部23に車両10の駐車方向の図7とは異なる画面表示方法を例示する模式図であり、表示部23の表示について、車両10の駐車方向をユーザに視認し易く表示している一例を示している。図14においては、図7の場合と同様に、リモコン20が向いている方位や車両10の駐車方向を表示部23の画面のいずれかの辺に直交する方向(左、右、上、または、下のいずれか方向)に、例えば表示部23の画面上方向に、常に固定して表示することによって、ユーザが理解し易くなる例を示しているが、車両方位の表示方法が、図7とは異なっている。
すなわち、本実施例においては、ユーザが携帯するリモコン20は、車両10の斜め方向ではなく、前後方向や左右側方に存在している場合を示しているので、リモコン方位や車両10の駐車方向を画面の上下左右のいずれかの方向に表示した場合、車両10が向いている車両方位も、同様に、画面の上下左右のいずれかの方向となる。したがって、図14のような表示方法においては、例えば、リモコン20を携帯するユーザが、図13に示すf3・f4交信エリア58(第3領域60c)すなわち車両10の左側方のエリアに存在している場合に、図13の左側に図示しているようなリモコン方位A,B,C,Dを用いて、例示すると、次の通りである。
図13のリモコン方位Aの方向にリモコン20が向いている場合は、車両方位は、図14の点線矢印で表示するように、当該リモコン20のリモコン方位と同じ方向に車両方位が向いており、図13のリモコン方位Bの方向にリモコン20が向いている場合は、車両方位は、当該リモコン20のリモコン方位から時計回りの方向に90度回転した方向に車両方位が向いている。さらに、図13のリモコン方位Cの方向にリモコン20が向いている場合は、車両方位は、当該リモコン20のリモコン方位から時計回りの方向に180度回転した方向に車両方位が向いており、図13のリモコン方位Dの方向にリモコン20が向いている場合は、車両方位は、当該リモコン20のリモコン方位から時計回りの方向に270度だけ回転した方向に車両方位が向いていることになる。
すなわち、車両方位は、図14の点線矢印で示すように、図7に示した第一実施例の場合とは異なり、リモコン方位に対して、車両10の駐車方向と同様の、0度、90度、180度、270度のいずれかの角度で表示され、リモコン方位と平行する方向(同一方向または逆方向)かあるいは直交する方向に表示される。
なお、図14に示すような車両駐車方向に関する表示部23の画面表示方法においても、図7の場合と同様、車両方位の表示は、必ずしも同時に表示する必要はなく、必要に応じて、車両10の駐車方向やリモコン方位と合わせて画面表示するようにしても良い。
また、リモコン20が向いている方向のリモコン方位θrを常に固定して表示部23の例えば画面上方向に表示するようにすれば、車両10の駐車方向を示す画面の上下左右の方向を、リモコン20を携帯するユーザから見ていずれの方向であるかをさらに理解し易くすることができる。このように、リモコン方位θrを表示部23の例えば上方向のように常に固定した方向に表示する場合は、例えば、表示部23の周辺にリモコン方位を示すマークを付けておくようにして、リモコン方位θrを表示部23の画面表示を省略することもできる。
次に、前述したように、リモコン20のリモコン方位を例えば画面上方向に常に固定して表示する場合について、具体的な画面表示例を、図15を用いてさらに説明する。
図15は、本発明に係る車両探索システムのリモコン20の表示部23に表示する車両10の駐車方向の図8とは異なる画面表示例を例示する模式図であり、表示部23の表示から、車両10の駐車方向をさらに視認し易くする一例を示している。
なお、図15においても、図14と同様、リモコン20を携帯するユーザが、図13に示すf3・f4交信エリア58すなわち車両10の左側面方向のエリアに存在している場合を例示している。また、リモコン20がf3・f4交信エリア58で図13の左側に表示するようなリモコン方位Bの方向を向いている場合を示している。
図15に示すように、リモコン20がf3・f4交信エリア58でリモコン方位Bを向いているときは、このリモコン方位Bを表示部23の上側方向に画面表示するようにするので、車両10の駐車方向は、表示部23の下側方向となり、車両方位は、表示部23の右側方向となる。なお、視認性をさらに高めるために、第一の実施例の場合と同様に、リモコン20が向いているリモコン方位B(必ず、画面上方向の矢印)と車両10の駐車方向とを、異なる実線矢印表示(図15の例では、リモコン方位を白抜き矢印、駐車方向を黒矢印で表現している)とし、車両方位θvを点線矢印表示としている。
ただし、リモコン方位Bや車両10の駐車方向や車両方位の矢印形状や表示色については図15とは異なる表示とするようにしても良いし、車両方位については必要に応じて表示するようにしても良い。さらに、図15のように、リモコン方位を表示部23の画面上方向に常に固定して表示するようにした場合は、前述したように、リモコン方位の矢印表示そのものを、表示しないようにしてもかまわない。
以上のように、最も高い受信レベルの領域電波を2つ検出した場合についてリモコン方位やリモコン20の存在する領域の弁別方法を工夫している本実施例においても、第一の実施例の場合と同様に、地磁気センサ22,32によるリモコン方位、車両方位に関する方位データと、車両方位を基準にして分割した領域ごとの領域電波の受信レベルとに基づいて、車両10の駐車方向が向いている領域の識別を正確に行うので、車両10の駐車方向の検出精度を向上させることが可能であり、リモコン20を携帯するユーザは、広大な駐車場のどこに駐車したかを失念しているような場合であっても、容易に目的の車両10を探索することができる。
また、領域ごとに異なる複数種類の周波数例えば4種類の周波数をそれぞれ異なる方向に領域電波として送信する複数の例えば4つの送信機からなる領域電波トランスミッタ36を、リモコン20側ではなく、車両10の車載ユニット30側に備え、該領域電波を受信するリモコン20側には、1つの領域電波レシーバ26のみを搭載すれば良いので、小型化、低消費電力化の要求が厳しいリモコン20の小型化、低消費電力化を達成することができる。
さらに、リモコン20を、車両10のドアの開閉やライトの点灯消灯などをリモート制御するキーレスエントリー用のリモコンと一体化する構成とすることも可能であり、リモコン20の利便性を飛躍的に向上することが可能である。
(その他の実施例)
なお、前述した第一、第二の実施例は、本発明に係る車両探索システム、リモコン、車載ユニットの一例を示したものであり、本発明は、かかる実施例の場合のみに限るものではない。
例えば、リモコン20として、表示部23に車両10の探索結果を画面表示する際に、領域電波の受信レベルに応じて、駐車方向を示す矢印の長さや太さや色などを変化させるようにしても良いし、さらには、リモコン20には、表示部23のみならず、スピーカをさらに備えて構成するようにして、検出した領域電波に応じて、スピーカから異なる周波数の音を出力するようにしても良いし、あるいは、領域電波の受信レベルに応じて、スピーカから出力する音量を変化させるようにしても良い。
また、最も高い受信レベルとして、2つの領域電波が検出された場合には、駐車方向を示す矢印を、最も高い受信レベルが1つの領域電波のみであった場合とは異なる矢印表示で画面表示するようにしても良いし、スピーカをさらに備えている場合には、最も高い受信レベルが1つの領域電波のみであった場合とは異なる周波数の音を出力するようにしても良い。
また、リモコン20の領域電波レシーバ26における領域電波の受信動作は、前述したように、リモコン20のスイッチボタン25の操作による車両探索の開始指示がなされて車両方位を受信してから車両探索の停止指示がなされるまでの期間、あるいは、車両探索の開始指示がなされて車両方位を受信してからあらかじめ定めた探索経過時間が経過するまでの間のみ継続するようにし、その他の期間は、領域電波レシーバ26や表示部23への電力供給を停止することにより、リモコン20の電力消費を低減可能とすることができる。
一方、車載ユニット30の領域電波トランスミッタ36の送信動作についても同様であり、リモコン20側から車載ユニット30への領域電波の送信要求があってから、あるいは、車両方位を転送してからあらかじめ定めた自動送信開始時間が経過してから、リモコン20側から領域電波の送信停止の指示があるか、あるいは、あらかじめ定めた送信継続時間が経過するまでの間のみ継続するようにし、その他の期間は、領域電波トランスミッタ36への電力供給を停止することにより、車載ユニット30の電力消費を低減可能とすることができる。
また、領域電波トランスミッタ36、領域電波レシーバ26との間で送受信される領域電波に、他の車両との識別を可能とする車両識別符号を含む形式としても良い。
また、リモコン20と車載ユニット30との間で任意のデータを送受信することができる通信手段は、前述の各実施例における双方向レシーバ/トランスミッタ21,31のような送受共用形式に限るものではなく、送信用と受信用とで、それぞれ専用の機器を用いて構成しても良い。
また、駐車方向を表示部23に画面表示する形状として、矢印表示の代わりに、指差しマークを用いたり、自車イラストマークを用いるようにしても良い。また、前述の各実施例においては点線矢印表示として画面表示した車両の向きを示す車両方位については、あるいは、実線矢印表示して画面表示したリモコン方位については、ユーザの指定に応じて、表示したり、非表示にしたりする制御が可能なようにしても良い。
また、車載ユニット30として、リモコン20からの車両探索指示を示すリモコン方位情報を受信した際に、BCM33と連動して、車両10のヘッドライトやテイルランプやハザードランプや車内灯を点灯させたり、あらかじめ定めた周期で点滅させたりしても良いし、さらには、スピーカからブザー音やクラクションをあらかじめ定めた周期で鳴動させるようにしても良い。
また、リモコン20や車両10の方位(リモコン方位や車両方位)を検出するために、それぞれに、2軸の地磁気センサ22,32を搭載している例を説明したが、場合によっては、2軸ではなく、3軸の地磁気センサを用いるようにしても良い。
また、前述した実施例においては、車両10の周囲を4つの領域に分割して、それぞれに対応する領域に向かって指向性を有する4つの領域電波を送信する例について説明したが、前述したように、車両10の周囲を分割する個数は4つに限るものではなく、3つでも、あるいは、5つや6つでも良いし、いずれか適当な複数の個数に分割するようにすれば良い。
また、リモコン20のスイッチボタン25として、車両探索の開始指示用や停止指示用のボタンを別個に備えるのではなく、共用するようにして、スイッチボタンの押下操作がなされる都度、探索開始の指示と、探索停止の指示とを交互に繰り返すようにしても良い。
また、リモコン20のスイッチボタン25として、車両探索の開始指示や停止指示のみならず、キーレスエントリーシステム用の車両ドアなどの開閉指示やライトの点滅指示を行うためのスイッチボタンをさらに備えるようにしても良い。すなわち、リモコン20として、さらに、車両10のドアの開閉の指示用ボタン、および/または、車両10のライト点滅の指示用ボタンを少なくとも含んで構成されていても良い。かかる場合にあっては、車両探索用のスイッチボタンとキーレスエントリーシステム用のスイッチボタンとを別個に備えるのではなく、共用するようにしても良い。例えば、車両探索の停止指示用と車両ドアなどの開閉指示用のスイットボタンとを共用することとし、車両ドアなどの開閉指示がなされた場合には、ユーザは車両10を見つけているものと判断して、同時に、車両探索の停止指示をしているものとして動作しても良い。
また、車両探索の開始指示や車両探索の停止指示を行うスイッチボタン25を、場合によっては、リモコン20に備えないようにすることも可能である。かかる場合には、例えば、車両10からユーザ(例えば運転者)が離れて車両ドアを閉じたことを検出した場合に、車両探索の動作を自動的に開始し、ユーザが車両ドアを開いて車両10に戻ったことを検出した場合に、車両探索の動作を自動的に停止するようにしても良いし、あるいは、キーレスエントリー用のリモコン操作によるドアの開閉操作に連動して、車両探索の開始や停止を行うようにしても良い。
以上のように、本発明の車両探索システムでは、車両から全方位に向かって送信されるような電波を用いるのではなく、車両方位に基づいて分割した複数の領域に対応して異なる複数種類の領域電波例えば4種類の領域電波を用いて、リモコン側における各領域電波の受信レベルに応じて、リモコンを携帯するユーザが、自車両の周囲のどの領域の方向に存在しているかを確実に弁別することができるので、車両の駐車方向を正確に判別することができる。同時に、いずれか1つの領域電波の受信レベルの領域電波のみが高い場合と、2つの領域電波がほぼ等しい受信レベルで最も高いものとして検出された場合とで、リモコン方位が属する領域の弁別方法、引いては、車両10の駐車方向が向いている領域の判別方法を変えることにより、車両10の駐車方向の検出精度を確実に向上させることができる。
本発明に係る車両探索システムにおいて車両のユーザが携帯するリモコンのブロック構成の一例を示すブロック構成図である。 本発明に係る車両探索システムにおいて車両に搭載する車載ユニットのブロック構成の一例を示すブロック構成図である。 本発明に係る車両探索システムの概略構成の一例を示す概略構成図である。 本発明に係る車両探索システムにおいてリモコンが車両方位を把握する原理を説明するための原理図である。 本発明に係る車両探索システムにおいて車両から送信する電波交信エリアの一例を説明するための説明図である。 本発明に係る車両探索システムの車両駐車方向を指示する動作に関する第一の実施例を説明するための動作原理図である。 本発明に係る車両探索システムのリモコンの表示部に表示する車両の駐車方向の画面表示方法を例示する模式図である。 本発明に係る車両探索システムのリモコンの表示部に表示する車両の駐車方向の画面表示例を例示する模式図である。 本発明に係る車両探索システムのリモコンの表示部に表示する車両の駐車方向の画面表示例を例示する模式図である。 本発明に係る車両探索システムのリモコンの表示部に表示する車両の駐車方向の画面表示例を例示する模式図である。 本発明に係る車両探索システムの車両探索動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る車両探索システムにおいて車両から送信する電波交信エリアの図5とは異なる例を説明するための説明図である 本発明に係る車両探索システムの車両駐車方向を指示する動作に関する第二の実施例を説明するための動作原理図である。 本発明に係る車両探索システムのリモコンの表示部に表示する車両の駐車方向の図7とは異なる画面表示方法を例示する模式図である。 本発明に係る車両探索システムのリモコンの表示部に表示する車両の駐車方向の図8とは異なる画面表示例を例示する模式図である。
符号の説明
10…車両、20…リモコン、21…双方向レシーバ/トランスミッタ(リモコン側)、21a…変調回路、21b…復調回路、21c…送受信回路、21d…データ用送信アンテナ、21e…データ用受信アンテナ、22…地磁気センサ(リモコン側)、23…表示部、24…CPU(リモコン側)、24a…ROM、24b…RAM、24c…タイマ、25…スイッチボタン、26…領域電波レシーバ、26a…レベル検出回路、26b…f1検波回路、26c…f2検波回路、26d…f3検波回路、26e…f4検波回路、26f…受信回路、26g…受信アンテナ、30…車載ユニット、31…双方向レシーバ/トランスミッタ(車載ユニット側)、31a…変調回路、31b…復調回路、31c…送受信回路、31d…データ用送信アンテナ、31e…データ用受信アンテナ、32…地磁気センサ(車載ユニット側)、33…BCM、34…CPU(車載ユニット側)、34a…ROM、34b…RAM、34c…タイマ、36…領域電波トランスミッタ、36a…f1変調回路、36b…f2変調回路、36c…f3変調回路、36d…f4変調回路、36e…送信回路、36f…FR送信アンテナ、36g…RR送信アンテナ、36h…RL送信アンテナ、36i…FL送信アンテナ、41…データ送信(リモコン→車載ユニット)、42…データ受信(車載ユニット→リモコン)、50…弁別領域、50a…第1領域、50b…第2領域、50c…第3領域、50d…第4領域、51…f1交信エリア(前右交信エリア)、52…f2交信エリア(後右交信エリア)、53…f3交信エリア(後左交信エリア)、54…f4交信エリア(前左交信エリア)、55…車両方位、56…f1・f2交信エリア(右側方交信エリア)、57…f2・f3交信エリア(後方交信エリア)、58…f3・f4交信エリア(左側方交信エリア)、59…f4・f1交信エリア(前方交信エリア)、60…弁別領域、60a…第1領域、60b…第2領域、60c…第3領域、60d…第4領域。

Claims (45)

  1. 車両のユーザが携帯するリモコンと該車両に搭載した車載ユニットとを用いて、該車両が駐車している駐車方向を探索する車両探索システムにおいて、前記リモコンと前記車載ユニットとの間で任意のデータを送受信する通信手段を前記リモコンと前記車載ユニットとの双方に備え、さらに、前記車載ユニットに、地磁気方向に対して当該車両が向いている方位を車両方位として検出する車両用地磁気センサと、前記車両方位を基準にして当該車両の周囲を複数の領域に分割してそれぞれの領域の方向に向かって各指向性アンテナからそれぞれの領域を示す領域電波を送信する領域電波トランスミッタと、を少なくとも備え、前記リモコンに、地磁気方向に対して当該リモコンが向いている方位をリモコン方位として検出するリモコン用地磁気センサと、前記車載ユニットから送信されてくる前記領域電波を受信し、受信した前記領域電波のうち、受信レベルが最も高い領域電波を検出する領域電波レシーバと、表示用の画面を有する表示部と、を少なくとも備え、前記リモコンが、前記通信手段を介して取得した前記車両方位と前記リモコン用地磁気センサが検出した前記リモコン方位と前記領域電波レシーバが検出した受信レベルが最も高い領域電波とに基づいて、前記車両の駐車方向を判別して、判別した前記車両の駐車方向を前記表示部に画面表示することを特徴とする車両探索システム。
  2. 請求項1に記載の車両探索システムにおいて、前記領域電波トランスミッタが送信する複数の前記領域電波は、各領域ごとにそれぞれ異なる周波数を有する電波からなっており、前記領域電波レシーバが、周波数が異なる前記領域電波のいずれでも受信することができ、受信した前記領域電波の周波数のうち、最も高い受信レベルの周波数を有する領域電波を検出することを特徴とする車両探索システム。
  3. 請求項1または2に記載の車両探索システムにおいて、前記リモコンは、前記表示部に前記車両の駐車方向を画面表示する際に、前記車両方位を基準にして分割した領域に基づいて、前記リモコン方位から見た前記車両の駐車方向を画面表示することを特徴とする車両探索システム。
  4. 請求項3に記載の車両探索システムにおいて、前記リモコンは、前記表示部に前記車両の駐車方向を画面表示する際に、前記リモコン方位または前記車両の駐車方向を前記表示部の画面のいずれかの方向に固定した状態で前記車両の駐車方向を画面表示することを特徴とする車両探索システム。
  5. 請求項3または4に記載の車両探索システムにおいて、前記リモコンは、前記表示部に前記車両の駐車方向を画面表示する際に、前記車両方位および/または前記リモコン方位を同時に画面表示することを特徴とする車両探索システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の車両探索システムにおいて、前記通信手段が、前記リモコンと前記車載ユニットとの間で双方向に任意のデータを送信し、受信することができる双方向レシーバ/トランスミッタからなっていることを特徴とする車両探索システム。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の車両探索システムにおいて、前記車両用地磁気センサおよび/または前記リモコン用地磁気センサが2軸式または3軸式のセンサであることを特徴とする車両探索システム。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の車両探索システムにおいて、前記リモコンに、車両探索の開始を指示する、および、車両探索の停止を指示するスイッチボタンを備え、前記スイッチボタンにより車両探索の開始の指示がなされた際に、前記領域電波レシーバによる前記領域電波の受信動作を開始し、前記車両の駐車方向を前記リモコンの前記表示部に画面表示する動作を開始する一方、前記スイッチボタンにより車両探索の停止の指示がなされた際に、あるいは、前記スイッチボタンにより車両探索の開始の指示がなされた以降あらかじめ定めた探索経過時間が経過した際に、前記領域電波レシーバによる前記領域電波の受信動作を停止し、前記車両の駐車方向を前記リモコンの前記表示部に画面表示する動作を停止することを特徴とする車両探索システム。
  9. 請求項8に記載の車両探索システムにおいて、前記リモコンは、前記スイッチボタンにより車両探索の開始の指示がなされた際に、前記通信手段を介して、前記車載ユニットに対して前記車両方位を取得する要求を送信することを特徴とする車両探索システム。
  10. 請求項9に記載の車両探索システムにおいて、前記リモコンは、前記通信手段を介して前記車両方位を取得した後、前記通信手段を介して、前記車載ユニットに対して前記領域電波の送信要求を送信することを特徴とする車両探索システム。
  11. 請求項9または10に記載の車両探索システムにおいて、前記車載ユニットは、前記通信手段を介して前記リモコンに対して前記車両方位を転送した後あらかじめ定めた自動送信開始時間を経過した際に、あるいは、前記通信手段を介して前記リモコン側から前記領域電波の送信要求を受信した際に、前記領域電波トランスミッタのそれぞれの指向性アンテナから複数の前記領域電波を当該車両周囲のそれぞれに対応する領域に向かって送信する動作を行うことを特徴とする車両探索システム。
  12. 請求項8ないし11のいずれかに記載の車両探索システムにおいて、前記リモコンは、前記領域電波の送信要求を送信した以降あらかじめ定めた送信停止時間が経過した際に、あるいは、前記スイッチボタンにより車両探索の停止の指示がなされた際に、あるいは、前記スイッチボタンにより車両探索の開始の指示がなされた以降あらかじめ定めた探索経過時間が経過した際に、前記通信手段を介して、前記車載ユニットに対して前記領域電波の送信動作の停止要求を送信することを特徴とする車両探索システム。
  13. 請求項12に記載の車両探索システムにおいて、前記車載ユニットは、前記通信手段を介して、前記リモコンから前記領域電波の送信動作の停止要求を受信した際に、あるいは、前記領域電波の送信動作を開始した以降あらかじめ定めた送信継続時間が経過した際に、前記領域電波トランスミッタからの前記領域電波の送信動作を停止することを特徴とする車両探索システム。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載の車両探索システムにおいて、前記車載ユニットに備えられた前記領域電波トランスミッタは、前記車両の周囲を前記車両方位を基準にして前右、後右、後左、前左の4つの領域に90度単位に分割したそれぞれの方向に向かって4つの指向性アンテナからそれぞれの前記領域電波を送信するものであり、前記リモコンは、前記車両方位を基準にして90度単位に4つの領域に分割した弁別領域のいずれに、当該リモコンの前記リモコン方位が属しているかを弁別するとともに、前記領域電波レシーバにより検出された受信レベルが最も高い前記領域電波が前記弁別領域のいずれの方向に属しているかを弁別することにより、前記車両の駐車方向を判別することを特徴とする車両探索システム。
  15. 請求項14に記載の車両探索システムにおいて、前記リモコンは、前記領域電波レシーバにより検出された最も高い受信レベルの領域電波として1つの領域電波のみであった場合、前記車両の駐車方向を前記表示部に表示する際に、当該リモコンの位置を中心にして、前記車両方位を時計回りの方向に45度回転させた状態で、前記車両の駐車方向を、また、前記リモコン方位を同時に表示する場合は前記リモコン方位を、前記表示部の上下左右いずれかの方向に向かうように表示し、また、前記車両方位を同時に表示する場合には前記車両方位を前記表示部の右上、右下、左下、左上のいずれかの斜め方向に向かうように表示することを特徴とする車両探索システム。
  16. 請求項14に記載の車両探索システムにおいて、前記リモコンは、前記領域電波レシーバにより検出された最も高い受信レベルの領域電波として2つ存在していた場合、前記リモコン方位および前記車両の駐車方向が属している前記弁別領域を弁別する際に、当該リモコンの位置を中心にして、4つの前記弁別領域を時計回りの方向に45度回転させた状態に設定して、前記リモコン方位および前記車両の駐車方向が属している前記弁別領域を弁別し、前記車両の駐車方向を前記表示部に表示する際に、前記車両の駐車方向を前記表示部の上下左右いずれかの方向に向かうように表示し、また、前記リモコン方位および/または前記車両方位を同時に表示する場合には、前記リモコン方位および/または前記車両方位を前記表示部の上下左右いずれかの方向に向かうように表示することを特徴とする車両探索システム。
  17. 車両のユーザが携帯するリモコンにおいて、車両に搭載された車載ユニットとの間で任意のデータを送受信する通信手段と、地磁気方向に対して当該リモコンが向いている方位をリモコン方位として検出するリモコン用地磁気センサと、前記車両が向いている方向である車両方位を基準にして当該車両の周囲を複数の領域に分割してそれぞれの領域の方向に向かって前記車載ユニットから送信されてくるそれぞれの領域を示す領域電波を受信し、受信した前記領域電波のうち、受信レベルが最も高い領域電波を検出する領域電波レシーバと、表示用の画面を有する表示部と、を少なくとも備え、前記通信手段を介して取得した前記車両方位と前記リモコン用地磁気センサが検出した前記リモコン方位と前記領域電波レシーバが検出した受信レベルが最も高い領域電波とに基づいて、前記車両の駐車方向を判別して、判別した前記車両の駐車方向を前記表示部に画面表示することを特徴とするリモコン。
  18. 請求項17に記載のリモコンにおいて、前記車両から発信されてくる複数の前記領域電波は、各領域ごとにそれぞれ異なる周波数を有する電波からなっており、前記領域電波レシーバが、周波数が異なる前記領域電波のいずれでも受信することができ、受信した前記領域電波の周波数のうち、最も高い受信レベルの周波数を有する領域電波を検出することを特徴とするリモコン。
  19. 請求項17または18に記載のリモコンにおいて、前記表示部が液晶パネルまたはLEDからなっていることを特徴とするリモコン。
  20. 請求項17ないし19のいずれかに記載のリモコンにおいて、前記通信手段が、前記車載ユニットとの間で双方向に任意のデータを送信し、受信することができる双方向レシーバ/トランスミッタからなっていることを特徴とするリモコン。
  21. 請求項17ないし20のいずれかに記載のリモコンにおいて、前記リモコン用地磁気センサが2軸式または3軸式のセンサであることを特徴とするリモコン。
  22. 請求項17ないし21のいずれかに記載のリモコンにおいて、車両探索の開始を指示する、および、車両探索の停止を指示するスイッチボタンを備え、前記スイッチボタンにより車両探索の開始の指示がなされた際に、前記領域電波レシーバの受信動作を開始し、前記車両の駐車方向を前記リモコンの前記表示部に画面表示する動作を開始する一方、前記スイッチボタンにより車両探索の停止の指示がなされた際に、あるいは、前記スイッチボタンにより車両探索の開始の指示がなされた以降あらかじめ定めた探索経過時間が経過した際に、前記領域電波レシーバの受信動作を停止し、前記車両の駐車方向を前記リモコンの前記表示部に画面表示する動作を停止することを特徴とするリモコン。
  23. 請求項17ないし22のいずれかに記載のリモコンにおいて、前記車両のドアの開閉の指示用ボタン、および/または、前記車両のライト点滅の指示用ボタンを少なくとも含んで構成されていることを特徴とするリモコン。
  24. 請求項22または23に記載のリモコンにおいて、前記スイッチボタンにより車両探索の開始の指示がなされた際に、前記通信手段を介して、前記車載ユニットに対して前記車両方位を取得する要求を送信することを特徴とするリモコン。
  25. 請求項24に記載のリモコンにおいて、前記通信手段を介して前記車両方位を取得した後、前記通信手段を介して、前記車載ユニットに対して前記領域電波の送信要求を送信することを特徴とするリモコン。
  26. 請求項22ないし25のいずれかに記載のリモコンにおいて、前記領域電波の送信要求を送信した以降あらかじめ定めた送信停止時間が経過した際に、あるいは、前記スイッチボタンにより車両探索の停止の指示がなされた際に、あるいは、前記スイッチボタンにより車両探索の開始の指示がなされた以降あらかじめ定めた探索経過時間が経過した際に、前記通信手段を介して、前記車載ユニットに対して前記領域電波の送信動作の停止要求を送信することを特徴とするリモコン。
  27. 車両に搭載される車載ユニットにおいて、前記車両のユーザが携帯するリモコンとの間で任意のデータを送受信する通信手段と、地磁気方向に対して当該車両が向いている方位を車両方位として検出する車両用地磁気センサと、前記車両方位を基準にして当該車両の周囲を複数の領域に分割してそれぞれの領域の方向に向かって各指向性アンテナからそれぞれの領域を示す領域電波を送信する領域電波トランスミッタと、を少なくとも備え、前記リモコンから前記車両方位の送信要求を受信した際に、前記車両用地磁気センサにより検出した前記車両方位を前記通信手段を介して前記リモコンに対して送信し、前記通信手段を介して前記リモコンに対して前記車両方位を転送した後あらかじめ定めた自動送信開始時間を経過した際に、あるいは、前記リモコンから前記領域電波の送信要求を受信した際に、前記領域電波トランスミッタのそれぞれの指向性アンテナから複数の前記領域電波を当該車両周囲のそれぞれに対応する領域に向かって送信する動作を行うことを特徴とする車載ユニット。
  28. 請求項27に記載の車載ユニットにおいて、前記領域電波トランスミッタが送信する複数の前記領域電波は、各領域ごとにそれぞれ異なる周波数を有する電波からなっていることを特徴とする車載ユニット。
  29. 請求項27または28に記載の車載ユニットにおいて、前記通信手段が、前記リモコンとの間で双方向に任意のデータを送信し、受信することができる双方向レシーバ/トランスミッタからなっていることを特徴とする車載ユニット。
  30. 請求項27ないし29のいずれかに記載の車載ユニットにおいて、前記車両用地磁気センサが2軸式または3軸式のセンサであることを特徴とする車載ユニット。
  31. 請求項27ないし30のいずれかに記載の車載ユニットにおいて、前記通信手段を介して、前記リモコンから前記領域電波の送信動作の停止要求を受信した際に、あるいは、前記領域電波の送信動作を開始した以降あらかじめ定めた送信継続時間が経過した際に、前記領域電波トランスミッタからの前記領域電波の送信動作を停止することを特徴とする車載ユニット。
  32. 車両のユーザが携帯するリモコンと該車両に搭載した車載ユニットとの間で任意のデータを送受信する通信手段を備えて、前記リモコンと前記車載ユニットとを用いて、該車両が駐車している駐車方向を探索する車両探索方法において、地磁気方向に対して前記リモコンが向いている方位をリモコン方位として検出するとともに、地磁気方向に対して前記車両が向いている方位である車両方位を前記通信手段を介して受信し、前記車両方位を基準にして当該車両の周囲を複数の領域に分割してそれぞれの領域の方向に向かって各指向性アンテナから送信されてくるそれぞれの領域を示す領域電波のうち、受信レベルが最も高い領域電波を検出することにより、前記車両の駐車方向を判別して、判別した前記車両の駐車方向を表示部に画面表示することを特徴とする車両探索方法。
  33. 請求項32に記載の車両探索方法において、各前記指向性アンテナから送信される複数の前記領域電波は、各領域ごとにそれぞれ異なる周波数を有する電波からなっており、前記リモコンは、周波数が異なる前記領域電波のいずれでも受信することができ、受信した前記領域電波の周波数のうち、最も高い受信レベルの周波数を有する領域電波を検出することを特徴とする車両探索方法。
  34. 請求項32または33に記載の車両探索方法において、前記リモコンは、前記表示部に前記車両の駐車方向を画面表示する際に、前記車両方位を基準にして分割した領域に基づいて、前記リモコン方位から見た前記車両の駐車方向を画面表示することを特徴とする車両探索方法。
  35. 請求項34に記載の車両探索方法において、前記リモコンは、前記表示部に前記車両の駐車方向を画面表示する際に、前記リモコン方位または前記車両の駐車方向を前記表示部の画面のいずれかの方向に固定した状態で前記車両の駐車方向を画面表示することを特徴とする車両探索方法。
  36. 請求項34または35に記載の車両探索方法において、前記リモコンは、前記表示部に前記車両の駐車方向を画面表示する際に、前記車両方位および/または前記リモコン方位を同時に画面表示することを特徴とする車両探索方法。
  37. 請求項32ないし36のいずれかに記載の車両探索方法において、前記リモコンに、車両探索の開始を指示する、および、車両探索の停止を指示するスイッチボタンを備え、前記スイッチボタンにより車両探索の開始の指示がなされた際に、前記領域電波の受信動作を開始し、前記車両の駐車方向を前記リモコンの前記表示部に画面表示する動作を開始する一方、前記スイッチボタンにより車両探索の停止の指示がなされた際に、あるいは、前記スイッチボタンにより車両探索の開始の指示がなされた以降あらかじめ定めた探索経過時間が経過した際に、前記領域電波の受信動作を停止し、前記車両の駐車方向を前記リモコンの前記表示部に画面表示する動作を停止することを特徴とする車両探索方法。
  38. 請求項37に記載の車両探索方法において、前記リモコンは、前記スイッチボタンにより車両探索の開始の指示がなされた際に、前記通信手段を介して、前記車載ユニットに対して前記車両方位を取得する要求を送信することを特徴とする車両探索方法。
  39. 請求項38に記載の車両探索方法において、前記リモコンは、前記通信手段を介して前記車両方位を取得した後、前記通信手段を介して、前記車載ユニットに対して前記領域電波の送信要求を送信することを特徴とする車両探索方法。
  40. 請求項38または39に記載の車両探索方法において、前記車載ユニットは、前記通信手段を介して前記リモコンに対して前記車両方位を転送した後あらかじめ定めた自動送信開始時間を経過した際に、あるいは、前記通信手段を介して前記リモコン側から前記領域電波の送信要求を受信した際に、各前記指向性アンテナから複数の前記領域電波を当該車両周囲のそれぞれに対応する領域に向かって送信する動作を行うことを特徴とする車両探索方法。
  41. 請求項37ないし40のいずれかに記載の車両探索方法において、前記リモコンは、前記領域電波の送信要求を送信した以降あらかじめ定めた送信停止時間が経過した際に、あるいは、前記スイッチボタンにより車両探索の停止の指示がなされた際に、あるいは、前記スイッチボタンにより車両探索の開始の指示がなされた以降あらかじめ定めた探索経過時間が経過した際に、前記通信手段を介して、前記車載ユニットに対して前記領域電波の送信動作の停止要求を送信することを特徴とする車両探索方法。
  42. 請求項41に記載の車両探索方法において、前記車載ユニットは、前記通信手段を介して、前記リモコンから前記領域電波の送信動作の停止要求を受信した際に、あるいは、前記領域電波の送信動作を開始した以降あらかじめ定めた送信継続時間が経過した際に、各前記指向性アンテナからの前記領域電波の送信動作を停止することを特徴とする車両探索方法。
  43. 請求項32ないし42のいずれかに記載の車両探索方法において、前記車載ユニットは、前記車両の周囲を前記車両方位を基準にして前右、後右、後左、前左の4つの領域に90度単位に分割したそれぞれの方向に向かって4つの指向性アンテナからそれぞれの前記領域電波を送信し、前記リモコンは、前記車両方位を基準にして90度単位に4つの領域に分割した弁別領域のいずれに、当該リモコンの前記リモコン方位が属しているかを弁別するとともに、受信レベルが最も高い前記領域電波が前記弁別領域のいずれの方向に属しているかを弁別することにより、前記車両の駐車方向を判別することを特徴とする車両探索方法。
  44. 請求項43に記載の車両探索方法において、前記リモコンは、最も高い受信レベルの領域電波として1つの領域電波のみを検出した場合、前記車両の駐車方向を前記表示部に表示する際に、当該リモコンの位置を中心にして、前記車両方位を時計回りの方向に45度回転させた状態で、前記車両の駐車方向を、また、前記リモコン方位を同時に表示する場合は前記リモコン方位を、前記表示部の上下左右いずれかの方向に向かうように表示し、また、前記車両方位を同時に表示する場合には前記車両方位を前記表示部の右上、右下、左下、左上のいずれかの斜め方向に向かうように表示することを特徴とする車両探索方法。
  45. 請求項43に記載の車両探索方法において、前記リモコンは、最も高い受信レベルの領域電波として2つの領域電波を検出した場合、前記リモコン方位および前記車両の駐車方向が属している前記弁別領域を弁別する際に、当該リモコンの位置を中心にして、4つの前記弁別領域を時計回りの方向に45度回転させた状態に設定して、前記リモコン方位および前記車両の駐車方向が属している前記弁別領域を弁別し、前記車両の駐車方向を前記表示部に表示する際に、前記車両の駐車方向を前記表示部の上下左右いずれかの方向に向かうように表示し、また、前記リモコン方位および/または前記車両方位を同時に表示する場合には、前記リモコン方位および/または前記車両方位を前記表示部の上下左右いずれかの方向に向かうように表示することを特徴とする車両探索方法。
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