JP2008015494A - 焦点検出方法および焦点検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体が暗い場合でも誤合焦が少なく、かつ合焦に要する時間が短い焦点検出方法をおよび焦点検出方法を提供する。
【解決手段】焦点検出エリアとオーバーラップするサポートエリアを設定し、被写体輝度が所定値以上高い場合は、前記焦点検出エリアについて焦点状態を検出し、合焦状態が得られたときはその合焦状態が得られた焦点調節レンズ群の位置を合焦位置として設定し、被写体輝度が所定値未満の場合は、前記焦点検出エリアおよびその焦点検出エリアとオーバーラップしたサポートエリアについて焦点状態を検出し、前記焦点検出エリアおよびオーバーラップしたサポートエリアの両方が合焦状態であると検出したときに、その合焦状態が得られた焦点検出エリアにおける焦点調節レンズ群の位置を合焦位置として設定する。と設定する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、撮像した画像のコントラストから焦点状態を検出する焦点検出方法および焦点検出装置に関する。
従来、焦点調節レンズ群を、至近端または無限遠端より他方端までサーチして焦点状態を検出する画像コントラスト方式の焦点検出装置であって、サーチ途中でコントラストのピークが出現した場合にそのピークを合焦位置としてサーチを停止させるデジタルカメラがある。無限遠端から至近端方向にサーチするときは、複数エリアにおいて同時にピークを検出したときにサーチを終了し、至近端から無限遠端方向のサーチの場合は1個のエリアでもピークを検出したらサーチを終了する発明が知られている(特許文献1)。また、サーチ時間を短縮するために、焦点調節レンズ群の位置が無限遠端に近い場合は無限遠端からサーチを開始し、至近端に近い場合は至近端からサーチを開始する発明が知られている(特許文献2)。
特開2002-311325号公報 特開2002-072074号公報
しかしながら従来の焦点検出装置は、近端から無限遠端方向にサーチする場合であっても、被写体が暗い場合は、いわゆる多画素加算でコントラストを検出したり、露光時間を長くしたりするために、検出エリア外のコントラスト値の影響を受けて、偽ピークを検出してサーチを途中停止してしまうおそれがある。
そこで本発明は、被写体が暗い場合でも誤合焦が少なく、かつ合焦に要する時間が短い焦点検出方法および焦点検出装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決する本発明の焦点検出方法は、撮影光学系の焦点調節レンズ群を至近端または無限遠端から他方の端方向に移動させながら、前記撮影光学系によって形成された、少なくとも1個の焦点検出エリアにおける画像に基づいて焦点状態をサーチする焦点検出方法であって、前記焦点検出エリアとオーバーラップするサポートエリアを設定し、被写体輝度が所定値以上高い場合は、前記焦点検出エリアについて焦点状態を検出し、合焦状態が得られたときはその合焦状態が得られた焦点調節レンズ群の位置を合焦位置として設定し、被写体輝度が所定値未満の場合は、前記焦点検出エリアおよびその焦点検出エリアとオーバーラップしたサポートエリアについて焦点状態を検出し、前記焦点検出エリアおよびオーバーラップしたサポートエリアの両方が合焦状態であると検出したときに、その合焦状態が得られた焦点検出エリアにおける焦点調節レンズ群の位置を合焦位置として設定することに特徴を有する。
より実際的には、前記焦点調節レンズ群をステップ移動させながら画像のコントラストを検出して、コントラストのピークが得られた焦点調節レンズ群の位置を合焦位置とするコントラストAF方式とする。
そうして被写体輝度が所定値未満の場合は、前記焦点検出エリアにおいて合焦状態を検出したときの焦点調節レンズ群の位置と、その焦点検出エリアとオーバーラップするサポートエリアにおいて合焦状態を検出したときの焦点調節レンズ群の位置とが所定ステップ範囲内のときは、その合焦状態が得られた焦点検出エリアにおける焦点調節レンズ群の位置を合焦位置として設定することが好ましい。
好ましい実施形態では、前記1個の焦点検出エリアに対して前記オーバーラップしたサポートエリアは複数個設定されていて、該複数個のサポートエリアのいずれかにおいて前記合焦状態が得られたときにその合焦状態が得られた焦点検出エリアにおける焦点調節レンズ群の位置を合焦位置として設定する。
実際的には、前記合焦位置を設定したときは前記焦点調節レンズ群が他方の端に達していなくても前記サーチを停止して前記設定した合焦位置に焦点調節レンズ群を移動させる。この場合、前記サーチを途中で停止するときは、前記合焦位置として設定する条件を加重することが好ましい。
焦点検出装置にかかる本発明は、撮影光学系によって形成された被写体像を電気的な画像データに変換する撮像手段と、前記撮影光学系の焦点調節レンズ群を至近端または無限遠端から他方の端方向に移動させながら前記撮像手段によって変換された、少なくとも1個の焦点検出エリアおよびその焦点検出エリアとオーバーラップしたサポートエリアにおける画像データに基づいて焦点状態を検出する制御手段とを備え、この制御手段は、被写体輝度が所定値以上高い場合は、前記焦点検出エリアについて焦点状態を検出し、合焦状態が得られたときはその合焦状態が得られた焦点調節レンズ群の位置を合焦位置として設定し、被写体輝度が所定値未満の場合は、前記焦点検出エリアおよびその焦点検出エリアとオーバーラップしたサポートエリアについて焦点状態を検出し、前記焦点検出エリアおよびオーバーラップしたサポートエリアの両方が合焦状態であると検出したときに、その合焦状態が得られた焦点検出エリアにおける焦点調節レンズ群の位置を合焦位置として設定することに特徴を有する。
以上の通り本発明によれば、被写体が暗い場合は、焦点検出エリアおよびこの焦点検出エリアとオーバーラップするサポートエリアの両方において合焦状態を検出したときに合焦とするので、誤った合焦判断が少なくなる。
本発明について、添付図面に示した実施形態を参照して詳述する。図1は、本発明を適用したコントラスト方式の多点測距装置を備えた、いわゆるデジタルカメラの要部構成をブロックで示す図である。
このデジタルカメラは、焦点調節レンズ群L1を含む撮影レンズLにより被写体像を、撮像手段としての撮像素子(CCDイメージセンサ)11の受光面に形成する。撮像素子11は、所定間隔で縦横に配置された多数の画素(光電変換素子)を有し、受光した被写体像を各画素が電荷に変換し、蓄積(積分)する。露光が終了すると、蓄積した電荷を画素単位で画像信号として画像信号処理回路13に出力する。画像信号処理回路13は、入力した画像信号についてホワイトバランス調整等所定の調整処理、A/D変換処理を施してデジタル映像データをCPU15に出力する。つまり、画像信号処理回路13において所定の処理が施され、画素単位でデジタル変換された画像データが、CPU15に出力される。CPU15は、スルーモード(モニタモード)のときは入力した画像データをLCD(モニタ)17で表示可能な画像信号に変換してLCD17により表示し、コントラストAF処理のときは設定されたエリア内の画像を取り込んで処理し、記録モードのときは所定フォーマットの画像データに変換して画像メモリ制御回路19を介して画像メモリ21に書き込む。
図2には、マルチ測距に対応した撮像素子11の受光面(撮像面)12と焦点検出エリアとの一例として、5個の焦点検出エリアMM0、MM1、MM2、MM3、MM4およびこれらのエリアをサポートする6個のサポートエリアMS0、MS1、MS2、MS3、MS4、MS5の関係を示してある。図2(A)には、焦点検出エリアMM0乃至MM4およびサポートエリアMS0乃至MS5が含まれるフォーカス枠12aを示し、図2(B)には、焦点検出エリアMM0乃至MM4およびサポートエリアMS0乃至MS5のオーバーラップ状態を模式的に示してある。
この実施形態では、焦点検出エリアMM0乃至MM4をそれぞれ、一部のエリアを隣り合う焦点検出エリアMM0乃至MM4とオーバーラップさせ、さらに各焦点検出エリアMM0乃至MM4についてそれらの両側に位置するサポートエリアMS0乃至MS5をオーバーラップさせて設定してある。
焦点検出エリアMM0乃至MM4とサポートエリアMS0乃至MS5のオーバーラップおよび補完関係は次の通りである。
焦点検出エリアMM0は、サポートエリアMS0、MS1によりサポートされ、焦点検出エリアMM1は、サポートエリアMS0、MS2によりサポートされ、焦点検出エリアMM2は、サポートエリアMS1、MS3によりサポートされ、焦点検出エリアMM3は、サポートエリアMS2、MS4によりサポートされ、焦点検出エリアMM4は、サポートエリアMS3、MS5によりサポートされる。
各焦点検出エリアMM0乃至MM4およびそのサポートエリアMS0乃至MS5を一組のエリアとして焦点検出状態の検出に使用する。
図3には、スポット測距に対応した、受光面12と1個の焦点検出エリアSM0およびこのエリアをサポートするサポートエリアSS0、SS1の関係を示してある。図3(A)には、焦点検出エリアSM0およびサポートエリアSS0、SS1が含まれるフォーカス枠12bを示し、図3(B)は、焦点検出エリアSM0とサポートエリアSS0、SS1のオーバーラップ状態を模式的に示している。
この実施形態において、サポートエリアは、オーバーラップする焦点検出エリアの検出精度を高めるため、つまりオーバーラップ部分に含まれた被写体のコントラストの検出精度を高めるために使用し、検出エリアの選択には使用しない。またこの実施形態では、スポット測距用のフォーカス枠12bの方がマルチ測距用のフォーカス枠12aよりも狭い。
撮像素子11の受光面12には、詳細は図示しないが、各画素(光電変換素子)より被写体側に、原色フィルタとしての赤(R)フィルタ、緑(G)フィルタおよび青(B)フィルタが配置されていて、各画素は、被写体光束中、各原色フィルタR、G、Bを透過した赤、緑および青成分を受光して光電変換し、電荷として蓄積(積分)する。所定時間蓄積した電荷は、画素単位で読み出され、画像信号として出力される。
図4には、受光面12中、焦点検出エリアMM0に含まれる領域のフィルタパターンを示してある。この実施形態では、一般的な原色フィルタの配置パターン(ベイヤ配列)を採用している。原色フィルタは、水平方向に、2種類のフィルタG、Rが交互に配置されたGRラインと、2種類のフィルタB、Gが交互に配置されたBGラインとを備え、GRラインとBGラインとが垂直方向に交互に配置されている。この実施形態では、水平方向2個分、垂直方向2個分(2×2)の正方形内の4画素、つまり2個のフィルタGと各1個のフィルタR、Bを含む計4画素の組み合わせを1ブロックとして、各ブロック内の画素が蓄積した画像信号の大きさの和を輝度anとする。
n=G+R+B+G
そうして、1ブロックの輝度anと、水平方向に1ブロック飛ばした1ブロックの輝度an+2との差(an+2-an)を求める処理を、焦点検出エリア内において水平右方向に繰り返し、輝度差(an+2-an)を加算する。この輝度差(an+2-an)を求める処理が水平方向右端のブロックに到達すると、垂直方向下方に1ブロックずらして繰り返す。以上の処理を、焦点検出エリアの最下段、右端のブロックに達するまで繰り返す。
以上の処理によって得られる、焦点検出エリアMM0について求めた輝度差(an+2-an)の和がそのレンズ位置における焦点検出エリアMM0のコントラスト値になる。このコントラスト値は、下記数1式で現すことができる。
Figure 2008015494
なお、他の焦点検出エリアMM1乃至MM4、SM0、サポートエリアMS0乃至MS5、SS0、SS1も同様である。
本実施形態のコントラストAF処理では、被写体の明るさに応じて、CCD高速モードおよび少画素加算モードと、CCD低速モードおよび多画素加算モード(VGA)のいずれかに切り換わる。
以上は、被写体が明るい場合の、つまり撮像素子11の露光時間が短いCCD高速モードで動作し、加算する画素数が少ない少画素加算モードである。
被写体が暗い場合は、撮像素子11の露光時間が長いCCD低速モードで動作し、さらに加算する画素数が少画素加算モードよりも多い、例えば4ブロック分16個の画素の輝度を加算、あるいは各ブロックを中心とした4×4個分の画素の輝度を加算する多画素加算モードで動作する。
この実施形態において、コントラストAF処理のときにCPU15は、モータドライバ27、AFモータ25、レンズ駆動機構23を介して焦点調節レンズ群L1をステップ駆動しながら撮像素子11により撮像し、撮像した画像信号中、予め設定された検出エリア内の画像信号を入力して各検出エリア内のコントラスト値を求め、コントラストデータとして内蔵RAMに記憶する。CPU15はこのコントラストAF処理を、焦点調節レンズ群L1を一方の移動限界位置である至近位置(最短合焦位置)または∞位置(無限遠合焦位置)から他方の合焦位置方向にステップ駆動させながら繰り返す。
この実施形態では、焦点調節レンズ群L1の位置を、至近合焦位置および無限遠合焦位置を原点センサ23a、23bで検知し、各位置からの駆動パルス数としてカウントする。駆動パルスは、例えばAFモータ25の出力軸に装着されたフォトインタラプタ等のエンコーダ26が出力するパルスとして定義する。なお、通常は、焦点調節レンズ群L1を至近合焦位置から無限遠合焦位置まで駆動するのに数百パルスあるいはそれ以上要するが、説明を簡単にするために本実施形態におけるコントラストAF処理では、数パルスまたは数十パルス単位でステップ駆動(撮像)するものとし、1ステップが1個の駆動パルス、位置パルスに対応するものとする。
また、この実施形態では、至近合焦位置から無限遠合焦位置方向にサーチする場合も、無限位置合焦位置から至近合焦位置方向にサーチする場合も、初期位置における位置パルスを0、初期位置から他の位置にステップ駆動するときは位置パルスを加算し、初期位置方向にステップ駆動するときは位置パルスを減算するものとする。
『サーチ途中停止』
本実施形態のデジタルカメラは、コントラストAF処理において、サーチ途中でコントラストのピークが出現したときは、所定条件下でサーチ処理を途中停止させて、誤合焦することなく焦点調節時間の短縮を図ることができる。
『被写体が明るい場合』
本実施形態のデジタルカメラは、コントラストAF処理において、被写体が明るい場合は、CCD高速駆動モード、少画素加算モードおよびシングル出現停止モードで動作する。
被写体が明るい場合は、撮像素子21の露光時間が短く、画素加算数も暗い場合に比べて少ないため、検出エリア外のコントラストを拾ったり拾わなかったりすることが少ない。そこで、マルチ測距モードの場合は焦点検出エリアMM0乃至MM4のいずれかにコントラストのピークが出現したときにサーチ処理を途中停止させ、スポット測距モードの場合は焦点検出エリアSM0にコントラストのピークが出現したときにサーチ処理を停止させる。
このサーチ処理途中停止により、焦点調節に要する時間をより短縮できる。
『被写体が暗い場合』
本実施形態のデジタルカメラは、コントラストAF処理において、被写体が暗い場合は、CCD低速駆動モード、多画素加算モードおよび複数出現停止モードで動作する。
被写体が暗い場合は、撮像素子21の露光時間が長いため、サーチ処理中に手ぶれなどにより焦点検出エリア外のコントラスト値を拾ったり拾わなかったりし、また多画素加算モード(VGA)により画素数が増えるので焦点検出エリア外のコントラスト値を拾ったり拾わなかったりすることが多く、偽ピーク出現の可能性が高い。そこで本実施形態では、マルチ測距モードの場合は焦点検出エリアMM0乃至MM4およびそのサポートエリアMS0乃至MS5のいずれかに同時にコントラストのピークが出現したとき、スポット測距モードの場合は焦点検出エリアSM0およびそのサポートエリアSS0、SS1のいずれかに同時にコントラストのピークが出現したときにサーチ動作を停止させる。
1個の焦点検出エリアにコントラストのピークが出現したときにサーチ動作を終了させるよりも、偽ピークを検出する可能性が低く、誤合焦する可能性が低い。
サポートエリアにおけるピークの出現は、連続した2パルス位置または3パルス位置の範囲内としてもよい。この場合、焦点検出エリアを選択、至近距離位置を選択、または中間位置を選択する設定にしてもよい。
『サーチ方向』
焦点検出エリアが広い、あるいは1個の焦点検出エリアは狭くても広範囲に多数が分布している場合、つまりマルチ測距の場合は、焦点調節レンズ群L1の現停止位置にかかわらず、サーチ方向を最短合焦位置から無限遠合焦位置方向に固定する(図12参照)。焦点検出エリアが小さい場合、例えばスポット測距の場合は、焦点調節レンズ群L1の現停止位置に応じて、サーチ方向を無限遠合焦位置から最短合焦位置方向(図13(A))、または最短合焦位置から無限遠合焦位置方向(図13(B))とする。
『マルチ測距の場合』
フォーカス枠12aが大きいマルチ測距の場合は、サーチ方向を最短合焦位置から無限遠合焦位置方向とする。複数の焦点検出エリア内に遠近異なる距離の被写体が含まれることがあるので、サーチ方向を最短合焦位置から無限遠合焦位置方向に固定することにより、近い方を優先して合焦させる。
『スポット測距の場合』
フォーカス枠12bが小さいスポット測距の場合は、サーチ方向を無限遠合焦位置から最短合焦位置方向および最短合焦位置方向から無限遠合焦位置方向のいずれも許可する。
スポット測距のときは、遠近の被写体が焦点検出エリアに含まれることが少ないので、サーチ処理を開始してコントラストのピークが出現したときにサーチ処理を停止させることにより、焦点調節時間が短縮される。
次に、このデジタルカメラにおけるコントラストAF動作について、図5乃至図11に示したフローチャートを参照してより詳細に説明する。この実施形態は、測光スイッチSWSがオンしたときにこのフローチャートに入り、合焦したら停止する、いわゆるワンショットAFとする。
コントラストAF処理に入ると、まず各変数等の初期化を実行する(S101)。例えばこの実施形態では、各ステータスのクリア、コントラスト値のクリア、レンズ位置パルス数PNの初期化(PN=0)、コントラストの最大値=0、最小値=FFFFFFFF、途中停止確認フラグのクリア、途中停止OKフラグのクリア、焦点距離に応じたエリア数設定等を実行する。
ここで、変数等は次の通り定義される。
コントラスト値は実際に得られた各焦点検出エリア、サポートエリアのコントラスト値である。
レンズ位置パルス数PNは、焦点調節レンズ群L1が初期位置である最短合焦位置または無限遠合焦位置にあるときを0として、他方の合焦位置方向にAFモータ25を駆動したときにエンコーダ26から駆動パルスが1個出力される毎に1カウントアップする変数である。したがって、AFモータ25を初期位置方向に駆動したときはエンコーダ26から駆動パルスが1個出力される毎に1カウントダウンされる。
コントラストの最大値、最小値は、実際に得られたコントラスト値の最大値、最小値である。
途中停止確認フラグ(PerhapsOKフラグ)は、AFサーチ処理の途中停止を確認するフラグであって、"0"は途中停止無し、"1"は途中停止有りである。
途中停止OKフラグ(StopOKフラグ)は、AFサーチ処理の途中で停止を許可するフラグであって、"0"は不可、"1"は許可である。
途中停止チェックフラグ(StopCheckフラグ)は、途中停止の条件をチェックするか否かを識別するフラグであって、"0"は否、"1"はチェックである。
次に、途中停止方法を決定する(S103)。つまり、コントラストのピークが、複数エリア同時出現したときに停止するか、1エリアでも出現したときに停止するかを決定する。
途中停止方法を決定する条件は、被写体輝度もしくは被写体輝度に連動したCCDの駆動モードとする。
フォーカスイニシャライズ処理を実行する(S105)。フォーカスイニシャライズ処理は、現在のフォーカス位置(レンズ位置)とフォーカスエリアに応じ初期位置に焦点調節レンズ群L1を移動させる処理である。
そうして、現在の焦点レンズ群L1の停止位置である初期位置におけるコントラスト値算出処理を実行する(S107)。つまり、撮像素子11から入力した画像データに基づいて、初期位置におけるコントラスト値P[0]を算出し、コントラスト値の最大値、最小値を更新する。
サーチ方向を決定する(S109)。焦点調節レンズ群L1をS105のフォーカスイニシャライズ処理で、最短合焦位置に移動した場合は無限遠合焦位置方向、無限位置合焦位置に移動した場合は最短合焦位置方向である。
決定したサーチ方向にAFモータ25を1ステップ駆動し(S111)、レンズ位置パルス数PNを1カウントアップする(S113)。そうして、撮像素子11から入力した画像データに基づいてコントラスト値P[PN]を算出し、コントラスト値の最大値、最小値を更新するコントラスト値算出処理を実行する(S115)。
次に、得られたコントラスト値P[PN]が設定条件を満足するピーク値であるかどうかをチェックするピークチェック処理を実行する(S117)。
コントラスト値算出処理(S115)およびピークチェック処理(S117)は、S101で設定された全ての焦点検出エリアおよびサポートエリアについて実行する。
途中停止OKフラグ(StopOKフラグ)が"1"であるか否かをチェックする(S119)。途中停止OKフラグが"1"でない場合(S119;NO)は、サーチ終了端であるか否かをチェックする(S121)。サーチ終了端でない場合(S121;NO)はS111に戻ってS111乃至S119、S123の処理を繰り返す。
以上のS111乃至S121の処理を、焦点調節レンズ群L1をサーチ終了端方向に駆動パルス単位でステップ駆動しながら繰り返す(S121;NO、S111)。
焦点調節レンズ群L1がサーチ終了端に達するか(S121;YES)、途中停止OKフラグに"1"がセットされると(S119;YES)、AFモータ25を停止させる(S123)。そうして、S111からS121のループ処理で得た、ピーク値が得られた5位置分のコントラストデータに基づいて、ピーク値を近似演算するピーク算出処理を実行する(S125)。つまり、ステップ位置毎に求めたコントラスト値のピーク値の前後に真のピーク値が存在する可能性があるので、近似演算によってより正確と推定されるピーク値およびその位置を近似演算する。
そうして、マルチ測距の場合は焦点検出エリア毎に得たピーク値に基づいて、最も近距離の値が得られた焦点検出エリアを合焦エリアとし、その焦点検出エリアおよびレンズ位置を選択するエリア選択処理を実行し(S127)、この合焦エリアにおいてピーク値が得られたレンズ位置に焦点調節レンズ群L1を移動させて(S129)、コントラストAF処理を終了する(END)。
『途中停止方法決定』
ステップS103で実行される、途中停止方法決定処理の詳細について、図6に示したフローチャートを参照して説明する。
途中停止方法決定処理に入ると、まず、CCDモードが高速駆動モードかどうかをチェックする(S201)。被写体輝度が所定値よりも高いときは高速駆動(短時間露光)モード、被写体輝度が所定値未満のときは低速駆動(長時間露光時)モードで動作する。
CCDモードが高速駆動の場合(S201;YES)は、停止方法としてシングル出現停止モードを設定してリターンし(S203)、CCDモードが高速駆動で無い場合(S201;NO)は、停止方法として複数出現停止モードを設定してリターンする(S205)。高速駆動の場合は、輝度が所定値以上の明るい被写体であり、高速駆動で無い場合、つまり低速駆動の場合は輝度が所定値未満の暗い被写体の場合である。
シングル出現停止モードは、ピークが焦点検出エリアMM0乃至MM4、SM0に出現したときにサーチ処理を停止するモードである。
複数出現停止モードは、ピークが焦点検出エリアMM0乃至MM4、SM0と、対応するサポートエリアMS0乃至MS5、SS0、SS01のいずれかに同時に出現したときにサーチ処理を停止するモードである。
『フィーカスイニシャライズ処理』
ステップS105で実行される、フォーカスイニシャライズ処理について、さらに図7に示したフローチャートを参照して説明する。
フォーカスイニシャライズ処理に入ると、まず、マルチ測距(多点測距)か否かチェックする(S301)。マルチ測距の場合(S301;YES)は、近位置駆動処理(S305)を実行する。近位置駆動処理は、AFモータ25を最短合焦位置方向に駆動して焦点調節レンズ群L1を最短合焦位置まで移動させる処理である。マルチ測距で無い場合(S301;NO)は、現在のレンズ位置は近位置に近いか否かチェックする(S303)。そうして、近位置に近い場合(S303;YES)は近位置駆動処理(S305)を実行し、近く無い場合(S303;NO)は遠位置駆動処理(S307)を実行する。遠位置駆動処理は、AFモータ25を無限遠方向に駆動して焦点調節レンズ群L1を無限遠合焦位置まで移動させる処理である。
そうして、焦点調節レンズ群L1が最短合焦位置または無限遠合焦位置に達したかどうかのチェックを繰り返す(S309;NO、S309)。焦点調節レンズ群L1が最短合焦位置または無限遠合焦位置に達すると(S309;YES)、リターンする。
以上のフォーカスイニシャライズ処理により焦点調節レンズ群L1が、マルチ測距の場合は最短合焦位置に移動し、スポット測距の場合は、現在のレンズ位置に近い方の端点である最短合焦位置または無限遠合焦位置に移動し、その位置を初期位置(サーチ開始端)、他方の合焦位置をサーチ終了端とする。
『ピークチェック処理』
ステップS117で実行されるピークチェック処理について、図8および図9に示したフローチャートを参照して説明する。このピークチェック処理は、焦点調節レンズ群L1をステップ駆動させながら得たレンズ位置パルス数PN毎のコントラスト値P[PN]から、焦点検出エリア毎にピークを求める処理である。この実施形態では1ステップ単位で得た連続した5位置分のコントラスト値P[PN]について、サーチ開始初期位置側からサーチ終了端側に順に隣同士で比較して、コントラスト差が第1の所定回数である2回連続して増加し、かつ第2の所定回数である2回連続して減少したかどうかをチェックする。そうして、コントラスト値が2回連続して増加し、かつ2回連続して減少していた場合は、そのときの最大のコントラスト値P[PN]をピークコントラスト(極大値)と判定する。
ピークチェック処理に入ると、まず、レンズ位置パルスPNに現在のレンズ位置パルス数PNを代入する(S401)。
次に、焦点検出エリア、サポートエリアごとに設定された途中停止チェックフラグを全て初期化("0"をセット)する(S402、S403、S404)。途中停止チェックフラグは、そのエリアについて停止条件を満たしているか否かのチェックを抑止するフラグであって、"0"は抑止、"1"は許容である。
次に、レンズ位置パルス数PNが5を超えているかどうかチェックする(S405)。つまりピークチェックに必要な連続した5位置以上においてコントラスト値が得られる範囲であるかどうかチェックする。レンズ位置パルス数PNが5を超えていない場合(S405;NO)はS423に飛ぶ。レンズ位置パルス数PNが5を超えている場合は、各焦点検出エリアについてS407乃至S421の処理を繰り返す(S406、S422)。
直前位置(PN-1)から4個前位置(PN-5)までの計5個のコントラスト値について、2回連続して増加しかつ2回連続して減少したかどうかをチェックする(S407)。5個のコントラスト値が2回連続して増加しかつ2回連続して減少していない場合は次の焦点検出エリアに進む(S407;NO、S406)。
5個のコントラスト値P[PN-5]からP[PN-1]が2回連続して増加しかつ2回連続して減少していた場合(S407;YES、図14(A))は、極大値となるレンズ位置(PN-3)におけるコントラスト値P[PN-3]の80パーセントの値を求めて下限値dat0に代入する(S409)。そうして、信頼性条件の一つである、極大値を決定した両端位置のコントラスト値P[PN-5]、P[PN-1]のいずれかが下限値dat0未満であるかどうかをチェックする(S411)。つまり、ピークのコントラスト値と両端位置のコントラスト値との差が十分大きいかどうかをチェックする。両端位置のコントラスト値P[PN-5]、P[PN-1]のいずれもが下限値dat0未満でないときは次の焦点検出エリアに進む(S411;NO、S406)。コントラストの変化が小さく、信頼性が低いと推定されるからである。
両端位置のコントラスト値P[PN-5]、P[PN-1]のいずれかが下限値dat0未満の場合(S411;YES)は、二番目の信頼性条件である、ピークのコントラスト値P[PN-3]と、これまでの処理で得たコントラスト値の最小値との差がピークのコントラスト値P[PN-3]の10パーセントより大きいかどうかをチェックする(S413)。ピークのコントラスト値P[PN-3]とコントラスト値の最小値の差がピークのコントラスト値P[PN-3]の10パーセントより大きくない場合は次の焦点検出エリアに進む(S413;NO、S406)。この場合はピークのコントラスト値が低いので信頼性が低いと推定されるからである。
ピークのコントラスト値P[PN-3]とコントラスト値の最小値の差がピークのコントラスト値P[PN-3]の10パーセントより大きい場合(S413;YES)は、さらに三番目の信頼性条件である、ピークのコントラスト値P[PN-3]がコントラストの最大値以上かどうかをチェックする(S415)。
ピークのコントラスト値P[PN-3]が最大値以上ではない場合(S415;NO)は、次の焦点検出エリアに進む(S406)。
ピークのコントラスト値P[PN-3]が最大値以上の場合(S415;YES)は、位置インデックスIndexにピークのコントラスト値P[PN-3]が得られたレンズ位置パルス数(PN-3)を代入し、ピーク存在フラグStatusに"1"をセットして(S417)、S419に進む。
なお、位置インデックスIndexは、合焦位置として焦点調節レンズ群L1を停止させる位置パルスが入る変数であって、サーチ停止後、セットされた位置インデックスIndexのレンズ位置パルス数に焦点調節レンズ群L1を移動させる。ピーク存在フラグStatusはピーク値が得られたことを識別するフラグである。
S419では、ピークチェックした両端位置のコントラスト値P[PN-5]、コントラスト値P[PN-1]が、さらに前後位置のコントラスト値P[PN-6]、コントラスト値P[PN]よりも大きいかどうかをチェックする。つまり、ピークのコントラスト値P[PN-3]が3回連続して増加し、かつ3回連続して減少するピーク値であるか否かをチェックする(図14(B))。コントラスト値が3回連続して増加しかつ3回連続して減少するピーク値であった場合(S419;YES)は、途中停止チェックフラグに"1"をセットして(S421)S423に進む。同ピーク値でなかった場合(S419;NO)は次の焦点検出エリアに進む(S406)。途中停止させる場合は条件を厳しくしているので、誤合焦が少ない。
全ての焦点検出エリアMM0乃至MM4またはSM0についてチェックしたら、ステップS423に進む(S406、S422)。ステップS423では、停止方法が複数出現停止モードかどうかをチェックする。複数出現停止モードでなければS443に飛び(S423;NO、S443)、複数出現停止モードであればS425に進む(S423;YES、S425)。S425乃至S442の処理は、S405乃至S422と同様の処理を、サポートエリアMS0乃至MS5またはサポートエリアSS0およびSS1に対して実行するものである。
レンズ位置パルス数PNが5を超えているかどうかチェックする(S425)。つまりピークチェックに必要な5レンズ位置以上のコントラスト値が得られる範囲であるかどうかチェックする。レンズ位置パルス数PNが5を超えていない場合(S425;NO)はS443に飛ぶ。レンズ位置パルス数PNが5を超えている場合は、各サポートエリアについてS427乃至S441の処理を繰り返す(S426、S442)。
直前位置(PN-1)から4個前位置(PN-5)までの計5個のコントラスト値PS[PN-1]乃至PS[PN-5]について、2回連続して増加しかつ2回連続して減少したかどうかをチェックする(S427)。5個のコントラスト値PS[PN-1]乃至PS[PN-5]が2回連続して増加しかつ2回連続して減少していない場合(S427;NO)は次のサポートエリアに進み、最後のサポートエリアであったならばS443に進む。
5個のコントラスト値PS[PN-5]乃至PS[PN-1]が2回連続して増加しかつ2回連続して減少していた場合(S427;YES)は、極大値となるレンズ位置(PN-3)におけるコントラスト値PS[PN-3]の80パーセントの値を求めて下限値dat0に代入する(S429)。そうして、信頼性条件の一つである一番目の信頼性条件として、極大値を決定した両端位置のコントラスト値PS[PN-5]、PS[PN-1]のいずれかが下限値dat0未満であるかどうかをチェックする(S431)。つまり、ピークのコントラスト値と両端位置のコントラスト値との差が十分大きいかどうかをチェックする。両端位置のコントラスト値PS[PN-5]、PS[PN-1]のいずれもが下限値dat0未満でないときは次のサポートエリアに進む(S431;NO、S426)。コントラストの変化が小さく、信頼性が低いと推定されるからである。
両端位置のコントラスト値PS[PN-5]、PS[PN-1]のいずれかが下限値dat0未満の場合(S431;YES)は、二番目の信頼性条件である、ピークのコントラスト値PS[PN-3]と、これまでの処理で得たコントラスト値の最小値との差がピークのコントラスト値PS[PN-3]の10パーセントより大きいかどうかをチェックする(S433)。同10パーセントより大きくない場合は次のサポートに進む(S433;NO、S426)。この場合はピークのコントラスト値が低いので信頼性が低いと推定されるからである。
ピークのコントラスト値PS[PN-3]とコントラスト値の最小値の差がピークのコントラスト値PS[PN-3]の10パーセントより大きい場合(S433;YES)は、さらに三番目の信頼性条件である、ピークのコントラスト値PS[PN-3]がコントラストの最大値以上かどうか、つまり最大値であるかどうかをチェックする(S435)。ピークのコントラスト値PS[PN-3]が最大値未満の場合は次のサポートエリアに進む(S435;NO、S426)。ピークのコントラスト値PS[PN-3]が最大値以上の場合(S435;YES)は、位置インデックスIndexにピークのコントラスト値PS[PN-3]が得られたレンズ位置パルス数(PN-3)を代入し、ピーク存在フラグStatusに"1"をセットして(S437)、S439に進む。
ステップS439では、ピークチェックした両端位置のコントラスト値PS[PN-5]、コントラスト値PS[PN-1]がさらに前後位置のコントラスト値PS[PN-6]、コントラスト値PS[PN]よりも大きいかどうかをチェックする。つまり、ピークのコントラスト値PS[PN-3]が3回連続して増加し、かつ3回連続して減少するピーク値であるか否かをチェックする。ピーク値であった場合(S439;YES)は、途中停止チェックフラグに"1"をセットしてS443に進む。同ピーク値でなかった場合は次のサポートエリアに進む(S439;NO、S426)。途中停止させる場合は条件を厳しくしているので、誤合焦が少ない。
ステップS443では、停止方法がシングル出現停止モードか否かチェックする。シングル出現停止モードであった場合(S443;YES)はシングル出現停止チェック処理(S445)を実行してリターンし、シングル出現停止モードでなかった場合(S443;NO)は複数出現停止チェック処理(S447)を実行してリターンする。
『シングル出現停止チェック処理』
ステップS445で実行されるシングル出現停止チェック処理の詳細について、図10に示したフローチャートを参照して説明する。この処理に入ると、まず、途中停止確認フラグに"0"がセットされているか否かをチェックする。最初は"0"がセットされているので(S501;YES)、S502乃至S506のループ処理に進む。
ステップS502乃至S506のループ処理では、エリアごとに、途中停止チェックフラグに"1"がセットされているか否かチェックする(S503)。途中停止チェックフラグに"1"がセットされているのは、コントラスト値が3回連続して増加しかつ3回連続して減少していて、ステップS441で"1"がセットされたエリアである。途中停止チェックフラグに"1"がセットされていない場合(S503;NO)は、次のエリアについて同様にチェックする(S503、S502)。
途中停止チェックフラグに"1"がセットされていた場合(S503;YES)は、条件(a)および(b)を満足しているか否かチェックする(S505)。条件(a)および(b)は、次の通りである。
(a) 他の焦点検出エリアにおいて近側にピークが存在しない。
(b) 他の焦点検出エリアにピークが存在しても±1パルス位置内。
条件(a)および(b)を満足しないとき(S505;NO)は、次のエリアについてチェックを行う(S506、S502)。全てのエリアが条件(a)および(b)を満足しなかったときはリターンする(S502、S506)。
いずれかのエリアが条件(a)および(b)を満足したとき(S505;YES)は、途中停止確認フラグに"1"をセットし(S507)、そのエリア番号をエリア番号ANoに代入して(S509)リターンする。リターンすると、ステップS127においてこのエリア番号ANoの焦点検出エリアが選択される。
途中停止確認フラグに"0"がセットされていない場合(S501;NO)は、エリアANoにおいて、現在位置のコントラスト値P[PN]が1個前のコントラスト値P[PN-1]未満であるか否かチェックする。未満である場合(S511;YES)は、途中停止OKフラグに"1"をセットして(S513)リターンする。未満でない場合(S511;NO)はそのままリターンする。
なお、途中停止確認フラグに"1"がセットされているのは、シングル出現停止チェック処理に入るのが2回目以降であって、S507にて途中停止確認フラグに"1"がセットされた場合である。
現在位置のコントラスト値P[PN]が1個前のコントラスト値P[PN-1]未満の場合は、コントラスト値がピークから連続して4回減少している場合である(図14(B))。
『複数出現停止チェック処理』
ステップS447で実行される複数出現停止チェック処理について、図11に示したフローチャートを参照して説明する。
この処理に入ると、まず、途中停止確認フラグに"0"がセットされているか否かをチェックする。最初は"0"がセットされているので(S601;YES)、S602乃至S608のループ処理に進む。
ステップS602乃至S608のループ処理では、各エリアについて順に、途中停止チェックフラグに"1"がセットされているか否かチェックする(S603)。途中停止チェックフラグに"1"がセットされているのは、コントラスト値が3回連続して増加しかつ3回連続して減少していて、ステップS441で"1"がセットされたエリアである。
途中停止チェックフラグに"1"がセットされていない場合(S603;NO)は、次のエリアについて同様にチェックする(S602、S603)。
途中停止チェックフラグに"1"がセットされていた場合(S603;YES)は、その焦点検出エリアに対応する2個のサポートエリアについてサポートエリアの途中停止チェックフラグに"1"がセットされている否かチェックする(S605)。いずれのサポートエリアの途中停止チェックフラグに"1"がセットされていなかった場合(S605;NO)は、次の焦点検出エリアについて同様にチェックする(S602乃至S605)。
いずれかのサポートエリアの途中停止チェックフラグに"1"がセットされていた場合(S605;YES)は、条件(a)および(b)を満足しているか否かチェックする(S607)。
条件(a)および(b)を満足しない場合(S607;NO)は、次の焦点検出エリアについて同様のチェック処理を繰り返す(S608、S602)。全ての焦点検出エリアが条件(a)および(b)を満足しなかったときは(S607;NO)、リターンする(S602、S608)。
条件(a)および(b)の全てを満足していたとき(S607;YES)は、途中停止確認フラグに"1"をセットし(S609)、その満足していた焦点検出エリアのエリア番号をエリア番号ANoに代入して(S611)、リターンする。リターンすると、ステップS127においてこのエリア番号ANoの焦点検出エリアが選択される。
途中停止確認フラグに"0"がセットされていない場合(S601;NO)は、エリアANoにおいて、現在位置のコントラスト値P[PN]が1個前のコントラスト値P[PN-1]未満であるか否かチェックする。未満である場合(S613;YES)は、途中停止チェックフラグに"1"をセットして(S615)リターンする。未満でない場合(S613;NO)はそのままリターンする。
なお、途中停止確認フラグに"1"がセットされているのは、複数出現停止チェック処理に入るのが2回目以降であって、S609にて途中停止確認フラグに"1"がセットされた場合である。
現在位置のコントラスト値P[PN]が1個前のコントラスト値P[PN-1]未満の場合は、コントラスト値がピークから連続して4回減少している場合である(図14(B))。
以上のシングル出現停止チェック処理または複数出現停止チェック処理によって途中停止OKフラグに"1"がセットされた場合は、リターン後、S119からS123に抜けて、サーチ処理を終了する。
以上の通り本実施形態によれば、被写体輝度が低い、またはCCD低速駆動のときは、複数出現停止チェック処理によって、焦点検出エリアMM0乃至MM4のいずれかで合焦状態を検出したときは、その焦点検出エリアMM0乃至MM4とオーバーラップするサポートエリアMS0乃至MS5のいずれかも合焦状態を検出していることを検出し、かつ(a)他の焦点検出エリアにおいて近側にピークが存在しない、(b)他の焦点検出エリアにピークが存在しても±1パルス位置内、という全ての条件を満足したときにその焦点検出エリアで合焦状態が得られたレンズ位置を合焦位置とするので、誤合焦となるおそれが少ない。
本発明の焦点検出方法を適用したデジタルカメラの実施形態の主要構成をブロックで示す図である。 同デジタルカメラにおける撮像素子の受光面とマルチ測距の場合の焦点検出エリアとの関係を示す図であって、(A)は焦点検出エリアが分布するフォーカス枠を示す図、(B)は焦点検出エリアとサポートエリアとの関係を模式的に示す図である。 同デジタルカメラにおける撮像素子の受光面とスポット測距の場合の焦点検出エリアとの関係を示す図であって、(A)は焦点検出エリアが分布するフォーカス枠を示す図、(B)は焦点検出エリアとサポートエリアとの関係を模式的に示す図である。 同撮像素子のフィルタの配置パターンおよび画素加算を説明する図である。 本実施形態の焦点検出方法を適用したコントラストAF処理をフローチャートで示す図である。 同コントラストAF処理中の途中停止方法決定処理をフローチャートで示す図である。 同コントラストAF処理中のフォーカスイニシャライズ処理をフローチャートで示す図である。 同コントラストAF処理中のピークチェック処理をフローチャートで示す図である。 同コントラストAF処理中のピークチェック処理をフローチャートで示す図である。 同ピークチェック処理中のシングル出現停止チェック処理をフローチャートで示す図である。 同ピークチェック処理中の複数出現停止チェック処理をフローチャートで示す図である。 同コントラストAF処理において、マルチ測距の場合の焦点調節レンズ群の動きをグラフ化して示す図であって、(A)は焦点調節レンズ群が無限遠合焦位置に近い場合を示す図、(B)は焦点調節レンズ群が最短合焦位置に近い場合を示す図である。 同コントラストAF処理において、スポット測距の場合のコントラストと焦点調節レンズ群の動きをグラフ化して示す図であって、(A)は焦点調節レンズ群が無限遠合焦位置に近い場合を示す図、(B)は焦点調節レンズ群が最短合焦位置に近い場合を示す図である。 同コントラストAF処理により、コントラストと焦点調節レンズ群の位置との関係をグラフ化して、合焦位置として検出されるコントラストの例を示す図である。 コントラストAFによるサーチ処理よって得られるコントラストの態様例をグラフで示す図である。
符号の説明
11 撮像素子(撮像手段)
13 画像信号処理回路
15 CPU(制御手段)
17 LCD
19 メモリ制御回路
21 画像メモリ
23 レンズ駆動機構
23a 原点センサ
23b 原点センサ
25 AFモータ(レンズ駆動手段)
26 エンコーダ
27 モータドライバ
L1 焦点調節レンズ群

Claims (7)

  1. 撮影光学系の焦点調節レンズ群を至近端または無限遠端から他方の端方向に移動させながら、前記撮影光学系によって形成された、少なくとも1個の焦点検出エリアにおける画像に基づいて焦点状態をサーチする焦点検出方法であって、
    前記焦点検出エリアとオーバーラップするサポートエリアを設定し、
    被写体輝度が所定値以上高い場合は、前記焦点検出エリアについて焦点状態を検出し、合焦状態が得られたときはその合焦状態が得られた焦点調節レンズ群の位置を合焦位置として設定し、
    被写体輝度が所定値未満の場合は、前記焦点検出エリアおよびその焦点検出エリアとオーバーラップしたサポートエリアについて焦点状態を検出し、前記焦点検出エリアおよびオーバーラップしたサポートエリアの両方が合焦状態であると検出したときに、その合焦状態が得られた焦点検出エリアにおける焦点調節レンズ群の位置を合焦位置として設定すること、を特徴とする焦点検出方法。
  2. 請求項1記載の焦点検出方法は、前記焦点調節レンズ群をステップ移動させながら画像のコントラストを検出して、コントラストのピークが得られた焦点調節レンズ群の位置を合焦位置とするコントラストAF方式である焦点検出方法。
  3. 請求項2記載の焦点検出方法において、被写体輝度が所定値未満の場合は、前記焦点検出エリアにおいて合焦状態を検出したときの焦点調節レンズ群の位置と、その焦点検出エリアとオーバーラップするサポートエリアにおいて合焦状態を検出したときの焦点調節レンズ群の位置とが所定ステップ範囲内のときは、その合焦状態が得られた焦点検出エリアにおける焦点調節レンズ群の位置を合焦位置として設定する焦点検出方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項記載の焦点検出方法において、前記1個の焦点検出エリアに対して前記オーバーラップしたサポートエリアは複数個設定されていて、該複数個のサポートエリアのいずれかにおいて前記合焦状態が得られたときにその合焦状態が得られた焦点検出エリアにおける焦点調節レンズ群の位置を合焦位置として設定する焦点検出方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項記載の焦点検出方法において、前記合焦位置を設定したときは、前記焦点調節レンズ群が他方の端に達していなくても前記サーチを停止して前記設定した合焦位置に焦点調節レンズ群を移動させる焦点検出方法。
  6. 請求項5記載の焦点検出方法において、前記サーチを途中で停止するときは、前記合焦位置として設定する条件を加重する焦点検出方法。
  7. 撮影光学系によって形成された被写体像を電気的な画像データに変換する撮像手段と、
    前記撮影光学系の焦点調節レンズ群を至近端または無限遠端から他方の端方向に移動させながら前記撮像手段によって変換された、少なくとも1個の焦点検出エリアおよびその焦点検出エリアとオーバーラップしたサポートエリアにおける画像データに基づいて焦点状態を検出する制御手段とを備え、
    この制御手段は、
    被写体輝度が所定値以上高い場合は、前記焦点検出エリアについて焦点状態を検出し、合焦状態が得られたときはその合焦状態が得られた焦点調節レンズ群の位置を合焦位置として設定し、
    被写体輝度が所定値未満の場合は、前記焦点検出エリアおよびその焦点検出エリアとオーバーラップしたサポートエリアについて焦点状態を検出し、前記焦点検出エリアおよびオーバーラップしたサポートエリアの両方が合焦状態であると検出したときに、その合焦状態が得られた焦点検出エリアにおける焦点調節レンズ群の位置を合焦位置として設定すること、を特徴とする焦点検出装置。
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