JP2012063449A - 焦点検出装置及び撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の焦点検出装置15,30は、撮像領域に複数の焦点検出エリアを有し、該焦点検出エリアの輝度を検出し、所定のゲインで制御された輝度信号を出力する検出部15と、該検出部15で検出された、前記焦点検出エリアの各々の輝度に応じて、前記焦点検出エリアをグループ分けし、同じグループに属する前記焦点検出エリアの数が最も多いグループの輝度を基に、前記検出部15における次回制御時のゲインを決定する制御部30と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図6
Description
複数のAFエリアを備えたカメラで、AGCを最適に行う手法として、不用意なゲイン増幅を抑える従来技術がある(例えば、特許文献1参照)。
また、ピークAGCは、複数のエリアを個別に蓄積制御すると、制御コマンドタイミングや、エリアの複数分の蓄積のため時間がかかるなどの問題がある。複数のエリアを同時に制御する場合は、高輝度に引っ張られやすく、高輝度部分のエリアばかり検出され、暗いエリアが検出できない場合が多い。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の焦点検出装置(15,30)において、前記焦点検出エリアは複数の列に沿って配置されており、同じ列の前記焦点検出エリアは、一つの光電変換素子列(S)により前記輝度信号が検出されること、を特徴とする焦点検出装置(15,30)である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の焦点検出装置(15,30)において、前記グループ分けは、前記焦点検出エリア全体で行われること、を特徴とする焦点検出装置(15,30)である。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の焦点検出装置(15,30)において、前記グループ分けは、前記列ごとに行われること、を特徴とする焦点検出装置(15,30)である。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の焦点検出装置(15,30)において、同じグループに属する前記焦点検出エリアの数が最も多いグループが複数存在する場合、最も明るい輝度のグループの輝度を基に、次回制御時のゲインを決定すること、を特徴とする焦点検出装置(15,30)である。
請求項6に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の焦点検出装置(15,30)において、同じグループに属する前記焦点検出エリアの数が最も多いグループが複数存在する場合、前記撮像領域の中央部に位置する焦点検出エリアを多く含むグループの輝度を基に、次回制御時のゲインを決定すること、を特徴とする焦点検出装置(15,30)である。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の焦点検出装置(15,30)を備える撮影装置(1)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
図1は、本発明に係る焦点検出装置の一実施形態を適用したカメラ1の概念構成図である。
本実施形態のカメラ1は、カメラ本体10と、当該カメラ本体10に着脱可能な撮像レンズ20と、によって構成された、いわゆるデジタル一眼レフカメラである。
撮像レンズ20は、鏡筒21の内部に、結像光学系を構成する複数のレンズ群L1,L2,L3と、レンズ駆動用モータ22と、を備えている。レンズ群L2は、光軸OA方向に移動して結像位置を調節可能な焦点調節レンズであって、レンズ駆動用モータ22によって焦点調節移動駆動されるようになっている。レンズ駆動用モータ22は、後述するカメラ本体10が備える制御装置30によって制御される。
ファインダースクリーン13Aは、撮像素子11と光学的に等価な位置に設けられており、クイックリターンミラー12Aによって導かれた入射光束が結像する。ペンタプリズム13Bおよび接眼レンズ13Cは、このファインダースクリーン13A上に結像した被写体像を、正立像として撮影者が視認し得るようになっている。
測光用レンズ14Aは、ペンタプリズム13Bを介したファインダースクリーン13Aに結像した被写体像を測光センサ14Bに導く。
測光センサ14Bは、撮像素子11と同様に、赤(R)、緑(G)および青(B)の各画素が所定の配列パターンで配列されており、レンズ光学系により結像される結像面の画像情報を撮像する。
そして測光センサ14Bは、各画素に対応する色情報や輝度情報に応じた測光信号を制御装置30へ出力する。制御装置30は、測光センサ14Bからの測光信号に基づいて結像面の明るさを検出し、露出を決定する。また、制御装置30は、測光センサ14Bからの測光信号に基づいて、後述の追尾制御部36により追尾制御を行う。
上述したように、制御装置30は、測光センサ14Bからの測光信号に基づいて結像面の明るさを検出し、露出を決定する。
ここでは、焦点調節レンズ(レンズ群L2)の駆動位置の目標となるレンズ目標位置を演算することにより、レンズ駆動量の演算を行う。なお、レンズ目標位置は、デフォーカス量がほぼ0となる焦点調節レンズ(レンズ群L2)の位置に相当する。
すなわち、レリーズボタン(操作部材16)の半押し等によってAF駆動が指令されると、AF駆動が開始される。図4はAF駆動の基本動作のフローチャートである。
次に、S102において、読み出した電荷信号から、相関演算により像ズレ量を求め、デフォーカス量を算出する。
S103において、AFエリア位置決定のルーチンを行う。
S104において、レンズ駆動量演算のルーチンを行う。
S105において、S104のレンズ駆動量演算の結果に従い、AFレンズを制御する。
S201において、ラインセンサSが起動済みかどうかを判定する。
ラインセンサSが起動前である場合(S201,NO)、S202において初期化等の起動処理を行い、S203へ進む。
既に起動済みの場合(S201,YES)、起動処理を行う必要はないので直接S203へ進む。
S203において、ラインセンサSで制御した最新の結果を元に次回に蓄積すべき時間の設定を行う。
S204において、ラインセンサSで制御した最新の結果を元にゲインの設定を行う。詳細は、後述の図6のフローで説明する。
S205において、S203で設定した蓄積時間、及びS204で設定したゲインに従い、ラインセンサSの蓄積制御を行う。
蓄積が完了後、S206において、蓄積した電荷のA/D変換を行い、信号を読み出し、感度不均一の場合の補正等の補正処理を行う。
S301において、全AFエリアのゲインの仮設定を行う。この仮設定は前回設定されたゲインを元に、S203で設定された蓄積時間からどの位のゲインであれば、最適に制御可能かを見積もった上で設定する。この一例を図7に示す。図7は、各AFエリアについて、S203で設定された蓄積時間より定められた制御すべきゲインレベルの分布である。図中「L(Low)」はゲインレベル小さい状態、図中「M(Middle)」はゲインレベルが中程度の状態、図中「H(High)」はゲインレベルが大きい状態を示す。
このように、最も多いゲインレベルであるAFエリアの中の、ゲインが最も明るいAFエリアを基準にすることにより、多くのフォーカスエリアの検出を適切に行うことが可能になる。
そして、AFエリアにおけるラインセンサSからの焦点検出信号に基づいて、撮像レンズ20の焦点調節レンズ(レンズ群L2)を駆動して焦点調節を行う。
この際、同時に、測光部14における測光情報に基づいて、露出(絞りおよびシャッタースピード)を設定する。そして、レリーズボタンの全押し等によって撮影が指令されると、クイックリターンミラー12Aを光路外の退避位置へと移動し、設定された露出で撮像素子11がその撮像面に結像された被写体像を電気信号に変換して撮像する。この撮像した画像情報は、図示しないメモリーカード等に記録する。
前回設定されたゲインに基づき、そのゲインを「L」、「M」、「H」のレベルに分ける。そして、AFエリア数が最も多いゲインレベルを選択する。そして、そのゲインレベルにあるAFエリアの中から、列ごとに一番高輝度のAFエリア、つまり、同じゲインの中から蓄積時間設定において最短となるAFエリアを選択する。このようにすることで、多くのAFエリアの検出を適切に行うことが可能になる。
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
本実施形態では、全AFエリアのゲインレベルの分布より、最も数の多いゲインレベルを選択しているが、これに限定されない。共通制御を行う各AFラインセンサSのそれぞれに限定してゲインレベルの分布を見るようにしてもよい。
Claims (7)
- 撮像領域に複数の焦点検出エリアを有し、該焦点検出エリアの輝度を検出し、所定のゲインで制御された輝度信号を出力する検出部と、
該検出部で検出された、前記焦点検出エリアの各々の輝度に応じて、前記焦点検出エリアをグループ分けし、同じグループに属する前記焦点検出エリアの数が最も多いグループの輝度を基に、前記検出部における次回制御時のゲインを決定する制御部と、
を備えることを特徴とする焦点検出装置。 - 請求項1に記載の焦点検出装置において、
前記焦点検出エリアは複数の列に沿って配置されており、
同じ列の前記焦点検出エリアは、一つの光電変換素子列により前記輝度信号が検出されること、
を特徴とする焦点検出装置。 - 請求項1または2に記載の焦点検出装置において、
前記グループ分けは、前記焦点検出エリア全体で行われること、
を特徴とする焦点検出装置。 - 請求項2に記載の焦点検出装置において、
前記グループ分けは、前記列ごとに行われること、
を特徴とする焦点検出装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の焦点検出装置において、
同じグループに属する前記焦点検出エリアの数が最も多いグループが複数存在する場合、最も明るい輝度のグループの輝度を基に、次回制御時のゲインを決定すること、
を特徴とする焦点検出装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の焦点検出装置において、
同じグループに属する前記焦点検出エリアの数が最も多いグループが複数存在する場合、前記撮像領域の中央部に位置する焦点検出エリアを多く含むグループの輝度を基に、次回制御時のゲインを決定すること、
を特徴とする焦点検出装置。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の焦点検出装置を備える撮影装置。
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JP2015082012A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | 株式会社ニコン | 焦点検出装置及び撮像装置 |
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