JP2008014210A - 内燃機関の排気還流装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の排気還流装置において、排気管にEGR管を接続する接続部で、凝縮水が排気管からEGR管へ流れ込むことを抑制する技術を提供する。
【解決手段】内燃機関の排気管4aと、排気管4aから排気の一部をEGRガスとして取り込み内燃機関の吸気系へEGRガスを還流させるEGR管31aと、を備えた内燃機関の排気還流装置において、排気管4aにEGR管31aを接続する接続部8に、排気管4aの底よりもEGR管31aの接続端の底を高い位置に存在させる段差であって、凝縮水が排気管4aから31aEGR管へ流れ込むことを抑制可能な段差9を形成した。
【選択図】図2
【解決手段】内燃機関の排気管4aと、排気管4aから排気の一部をEGRガスとして取り込み内燃機関の吸気系へEGRガスを還流させるEGR管31aと、を備えた内燃機関の排気還流装置において、排気管4aにEGR管31aを接続する接続部8に、排気管4aの底よりもEGR管31aの接続端の底を高い位置に存在させる段差であって、凝縮水が排気管4aから31aEGR管へ流れ込むことを抑制可能な段差9を形成した。
【選択図】図2
Description
本発明は、内燃機関の排気還流装置に関する。
内燃機関の排気系に配置された触媒の直下流における排気管の側方に排気再循環(以下、「EGR」という)管を接続し、そこからEGR管を上方に延出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平07−293356号公報
特開2000−170608号公報
ところで、車両の床下に配置された触媒の下流における排気管にEGR管を接続する際には、搭載制約上、上記技術とは異なり、EGR管を排気管に接続させた接続部からEGR管を下方に延出せざるを得ない場合がある。
このような場合では、排気管からの凝縮水がEGR管に流れ込み、EGR管に溜まった凝縮水が濃縮されて強酸となりEGR管を腐食させてしまったり、EGR管に流れ込んだ凝縮水がEGRガスに吹き飛ばされ内燃機関の吸気系に入り込み吸気系を腐食させてしまったりする場合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内燃機関の排気還流装置において、排気管にEGR管を接続する接続部で、凝縮水が排気管からEGR管へ流れ込むことを抑制する技術を提供することにある。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、
内燃機関の排気管と、前記排気管から排気の一部をEGRガスとして取り込み内燃機関の吸気系へEGRガスを還流させるEGR管と、を備えた内燃機関の排気還流装置において、
前記排気管に前記EGR管を接続する接続部に、前記排気管の底よりも前記EGR管の接続端の底を高い位置に存在させる段差であって、凝縮水が前記排気管から前記EGR管へ流れ込むことを抑制可能な段差を形成したことを特徴とする内燃機関の排気還流装置である。
内燃機関の排気管と、前記排気管から排気の一部をEGRガスとして取り込み内燃機関の吸気系へEGRガスを還流させるEGR管と、を備えた内燃機関の排気還流装置において、
前記排気管に前記EGR管を接続する接続部に、前記排気管の底よりも前記EGR管の接続端の底を高い位置に存在させる段差であって、凝縮水が前記排気管から前記EGR管へ流れ込むことを抑制可能な段差を形成したことを特徴とする内燃機関の排気還流装置である。
排気管からの凝縮水がEGR管に流れ込み、EGR管に溜まった凝縮水が濃縮されて強酸となりEGR管を腐食させてしまったり、凝縮水がEGRガスに吹き飛ばされ内燃機関の吸気系に入り込み吸気系を腐食させてしまったりする場合がある。
そこで、本発明は、排気管にEGR管を接続する接続部に、排気管の底よりもEGR管の接続端の底を高い位置に存在させる段差であって、凝縮水が排気管からEGR管へ流れ込むことを抑制可能な段差を形成した。
これによると、段差によってEGR管の接続端の底が排気管の底よりも高い位置に存在し、さらに段差は凝縮水が排気管からEGR管へ流れ込むことを抑制可能であるので、排気管の凝縮水はEGR管へ流れ込むことが抑制されて排気管内を下流へと流れて行く。したがって、排気管にEGR管を接続する接続部で、凝縮水が排気管からEGR管へ流れ込
むことを抑制することができる。
むことを抑制することができる。
前記排気管に前記EGR管を接続する接続部に、前記排気管の上流側及び下流側並びに前記EGR管がそれぞれ接続され、かつ、前記排気管の接続端の底と高さが一致する底を有するボリューム部を備える。そして、前記ボリューム部の底よりも前記EGR管の接続端の底を高く位置させて前記ボリューム部に対して前記EGR管を接続することにより、前記ボリューム部に前記段差を形成してもよい。
これによると、排気管の上流側及び下流側並びにEGR管をそれぞれボリューム部に接合するだけでよく、排気管及びEGR管の管同士を直接接合するよりも接合作業が容易であり、さらには本発明の段差をも形成することができ、排気管とEGR管との接続を生産性よく行うことができる。
前記ボリューム部は、底からの高さが前記排気管の接続端の頂部よりも高いとよい。ここで、EGR管は、圧力損失をできるだけ低減するために、排気管に近い太さとなる場合がある。そのような場合に、単に段差を設けようとすると、EGR管の接続端の頂部が排気管の頂部よりも突出しEGR管の接続端の頂部側において特殊な曲げ加工が必要となる。そこで、本発明では、ボリューム部の高さをEGR管の接続端の頂部が排気管の頂部よりも突出する程度だけ高くし、EGR管に対する特殊な曲げ加工無しにEGR管をボリューム部に接合できるようにする。これにより、EGR管が排気管に近い太さであっても、EGR管をボリューム部に容易に接合することができる。
前記ボリューム部は、多面体で形成され、多面体の平面部分に、前記排気管の上流側及び下流側並びに前記EGR管が接続されるとよい。これによると、ボリューム部の平面部分に排気管やEGR管を接合するので、接合作業がより容易である。
前記ボリューム部は、内部に迷路構造を有するとよい。ここで、排気管の凝縮水は、液状で排気管の底を流れるだけでなく、排気管内の排気流に乗って排気管中を飛散してもいる。そのような場合には、段差は排気管の底を流れる凝縮水をEGR管に流れ込むことを抑制できるが、排気管内の排気流に乗って排気管中を飛散している凝縮水はEGR管に入り込んでしまう。そこで、本発明では、ボリューム部の内部に排気流の方向を複雑化させる迷路構造を形成する。これにより、飛散している凝縮水は迷路構造の壁面などに衝突しボリューム部内で捕集される。よって、飛散している凝縮水がEGR管に入り込むことを抑制することができる。
前記EGR管は、前記排気管の排気流れ方向とは反対方向に前記接続部から延出されるとよい。ここで、排気管の凝縮水は、液状で排気管の底を流れるだけでなく、排気管内の排気流に乗って排気管中を飛散してもいる。そのような場合には、段差は排気管の底を流れる凝縮水をEGR管に流れ込むことを抑制できるが、排気管内の排気流に乗って排気管中を飛散している凝縮水はEGR管に入り込んでしまう。そこで、本発明では、EGR管を排気管の排気流れ方向とは反対方向に接続部から延出する。これにより、飛散している凝縮水はEGR管に入らずに排気流に乗ったまま排気管内を下流へと向かう。よって、飛散している凝縮水がEGR管に入り込むことを抑制することができる。
本発明によると、内燃機関の排気還流装置において、排気管にEGR管を接続する接続部で、凝縮水が排気管からEGR管へ流れ込むことを抑制することができる。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
図1は、本実施例に係る内燃機関の排気還流装置を適用する内燃機関とその吸・排気系の概略構成を示す図である。
図1は、本実施例に係る内燃機関の排気還流装置を適用する内燃機関とその吸・排気系の概略構成を示す図である。
図1に示す内燃機関1は、4つの気筒2を有する水冷式の4サイクル・ディーゼルエンジンである。
内燃機関1には、吸気通路3及び排気通路4が接続されている。吸気通路3の途中には、排気のエネルギを駆動源として作動するターボチャージャ5のコンプレッサハウジング5aが配置されている。また、コンプレッサハウジング5aよりも下流の吸気通路3には、吸気と外気とで熱交換を行うインタークーラ6が配置されている。
一方、排気通路4の途中には、ターボチャージャ5のタービンハウジング5bが配置されている。また、タービンハウジング5bよりも下流の排気通路4には、パティキュレートフィルタ(以下、単にフィルタという。)7が配置されている。このフィルタ7には、吸蔵還元型NOx触媒(以下、単にNOx触媒という。)が担持されている。フィルタ7は、排気中の粒子状物質を捕集する。また、NOx触媒は、該NOx触媒に流入する排気の酸素濃度が高いときは排気中の窒素酸化物(NOx)を吸蔵し、一方、該NOx触媒に流入する排気の酸素濃度が低下したときは吸蔵していたNOxを放出する。その際、排気中に炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)等の還元成分が存在していれば、該NOx触媒から放出されたNOxが還元される。なお、NOx触媒の代わりに、酸化触媒または三元触媒をフィルタ7に担持させてもよい。
そして、内燃機関1には、排気通路4内を流通する排気の一部を低圧で吸気通路3へ還流(再循環)させる低圧EGR装置30が備えられている。この低圧EGR装置30は、低圧EGR通路31、低圧EGR弁32、及びEGRクーラ33を備えて構成されている。
低圧EGR通路31は、フィルタ7よりも下流の排気通路4と、コンプレッサハウジング5aよりも上流の吸気通路3と、を接続している。この低圧EGR通路31を通って、排気が低圧で内燃機関1へ還流される。そして、本実施例では、低圧EGR通路31を通って還流される排気を低圧EGRガスと称している。
また、低圧EGR弁32は、低圧EGR通路31の通路断面積を調整することにより、該低圧EGR通路31を流れる低圧EGRガスの量を調整する。さらに、低圧EGRクーラ33は、該低圧EGRクーラ33を通過する低圧EGRガスと、内燃機関1の冷却水とで熱交換をして、該低圧EGRガスの温度を低下させる。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU(不図示)が併設されている。このECUは、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。
また、ECUには、運転者がアクセルペダルを踏み込んだ量に応じた電気信号を出力し機関負荷を検出可能なアクセル開度センサ、及び機関回転速度を検出するクランクポジションセンサが電気配線を介して接続され、これら各種センサの出力信号がECUに入力されるようになっている。一方、ECUには、低圧EGR弁32などが電気配線を介して接続されており、該ECUによりこれらの機器が制御される。
そして、内燃機関1へ還流される低圧EGRガス量が、低圧EGR弁32などにより調
節される。
節される。
ところで、車両の床下に配置されたフィルタ7の下流における排気通路4の排気管4aに低圧EGR通路31のEGR管31aを接続する際には、搭載制約上、EGR管31aを排気管4aに接続させた接続部8からEGR管31aを下方に延出せざるを得ない場合がある。
このような場合では、排気管4aからの凝縮水がEGR管31aに流れ込み、EGR管31aに溜まった凝縮水が濃縮されて強酸となりEGR管31aを腐食させてしまったり、EGR管31aに流れ込んだ凝縮水がEGRガスに吹き飛ばされ内燃機関1の吸気通路3に入り込み吸気通路3やその吸気通路3に配置されたコンプレッサハウジング5aなどの機器を腐食させてしまったりする場合がある。
そこで、本実施例では、図2に示すように、排気管4aにEGR管31aを接続する接続部8に、排気管4aの底よりもEGR管31aの接続端の底を高い位置に存在させる段差であって、凝縮水が排気管4aからEGR管31aへ流れ込むことを抑制可能な段差9を形成した。なお、段差9の高さは、内燃機関1を搭載した車両の通常運転の際の車両の急旋回などで排気管4aの凝縮水がふられてもEGR管31aへ流れ込むことが抑制できる高さhを有している。
これによると、接続部8の段差9によってEGR管31aの接続端の底が排気管4aの底よりも高い位置に存在し、さらに段差9は凝縮水が排気管4aからEGR管31aへ流れ込むことを抑制可能であるので、排気管4aの凝縮水はEGR管31aへ流れ込むことが抑制されて排気管4a内を下流へと流れて行く。したがって、排気管4aにEGR管31aを接続する接続部8で、凝縮水が排気管4aからEGR管31aへ流れ込むことを抑制することができる。
<実施例2>
次に、EGR管31aが排気管4aに近い太さである場合について説明する。その他の構成は上記実施例と同様であるので説明を省略する。
次に、EGR管31aが排気管4aに近い太さである場合について説明する。その他の構成は上記実施例と同様であるので説明を省略する。
低圧EGR通路31のEGR管31aを流れる低圧EGRガスは、緩慢な流れでしかなく、低圧EGR通路31での圧力損失をできるだけ低減したい。このため、EGR管31aは排気管4aに近い太さとなる場合がある。
そこで、本実施例では、図3に示すように、排気管4aに近い太さのEGR管31aを排気管4aに接続する場合には、高さhの段差9を確保するべくEGR管31aの接続端の頂部側に特殊な曲げ加工を施し、曲げ加工部31bを形成している。
これによっても、接続部8の段差9によってEGR管31aの接続端の底が排気管4aの底よりも高い位置に存在し、さらに段差9は凝縮水が排気管4aからEGR管31aへ流れ込むことを抑制可能であるので、排気管4aの凝縮水はEGR管31aへ流れ込むことが抑制されて排気管4a内を下流へと流れて行く。したがって、排気管4aにEGR管31aを接続する接続部8で、凝縮水が排気管4aからEGR管31aへ流れ込むことを抑制することができる。
<実施例3>
次に、排気管4aにEGR管31aを接続する接続部8にボリューム部10を設けた場合について説明する。その他の構成は上記実施例と同様であるので説明を省略する。
次に、排気管4aにEGR管31aを接続する接続部8にボリューム部10を設けた場合について説明する。その他の構成は上記実施例と同様であるので説明を省略する。
本実施例では、図4に示すように、接続部8において、排気管4a及びEGR管31aがそれぞれ接続されるボリューム部10を備える。
ボリューム部10は、6面体であり、分断された排気管4aの上流側及び下流側、並びにEGR管31aがそれぞれ各平面部分に接続される。
また、ボリューム部10は、図5に示すように、排気管4aの上流側接続端及び下流側接続端の底と高さが一致する底を有する。ボリューム部10の底を排気管4aの底と同じ高さにすることで、凝縮水がボリューム部10に溜まることを防止している。
さらに、図5に示すように、ボリューム部10の底よりもEGR管31aの接続端の底を高く位置させてボリューム部10に対してEGR管31aを接続している。これにより、ボリューム部10に高さhの段差9を形成している。
これによると、排気管4aの上流側及び下流側並びにEGR管31aをそれぞれボリューム部10の平面部分に接合するだけでよく、排気管4a及びEGR管31aの管同士を直接接合するよりも接合作業が容易であり、さらには段差9をも形成することができ、排気管4aとEGR管31aとの接続を生産性よく行うことができる。
ここで、EGR管31aは、圧力損失をできるだけ低減するために、排気管4aに近い太さである。このため、EGR管31aは、高さhの段差9を設けるとEGR管31aの接続端の頂部が排気管4aの頂部よりも突出してしまう。
そこで、本実施例では、ボリューム部10の高さをEGR管31aの接続端の頂部が排気管4aの頂部よりも突出する程度だけ高くし、EGR管31aに対する特殊な曲げ加工無しにEGR管31aをボリューム部10の平面部分に接合できるようにしている。これにより、EGR管31aが排気管4aに近い太さであっても、EGR管31aをボリューム部10の平面部分に容易に接合することができる。
<実施例4>
次に、ボリューム部10の内部に迷路構造を設けた場合について説明する。その他の構成は上記実施例と同様であるので説明を省略する。
次に、ボリューム部10の内部に迷路構造を設けた場合について説明する。その他の構成は上記実施例と同様であるので説明を省略する。
本実施例では、図6に示すように、ボリューム部10には、内部に迷路構造を構成する壁11を複数配置した。壁11は、排気管4aの上流側接続端と下流側接続端の接合されたボリューム部10の2面の内壁に、EGR管31aが延出される方向に対して交互に並んで配置されている。このため、壁11は、排気管4aの上流側から下流側への排気流は阻害せず、EGR管31aへ入る排気流の方向を複雑化している。なお、図6(a)はボリューム部10の上断面図であり、図6(b)はボリューム部10の横断面図である。
ここで、排気管4aの凝縮水は、液状で排気管4aの底を流れるだけでなく、排気管4a内の排気流に乗って排気管4a中を飛散してもいる。そのような場合には、段差9は排気管4aの底を流れる凝縮水をEGR管31aに流れ込むことを抑制できるが、排気管4a内の排気流に乗って排気管4a中を飛散している凝縮水はEGR管31aに入り込んでしまう。そこで、本実施例では、ボリューム部10の内部に複数の壁11を配置し迷路構造を形成する。これにより、飛散している凝縮水は迷路構造を形成する壁11の壁面などに衝突しボリューム部10内で捕集される。よって、飛散している凝縮水がEGR管31aに入り込むことを抑制することができる。
なお、本発明の迷路構造は、本実施例の壁11により構成される迷路構造に限られず、
飛散している凝縮水がEGR管31aに入り込むことを抑制することができる構造であればよい。
飛散している凝縮水がEGR管31aに入り込むことを抑制することができる構造であればよい。
<実施例5>
次に、EGR管31aを排気管4aの排気流れ方向とは反対方向に延出する場合について説明する。その他の構成は上記実施例と同様であるので説明を省略する。
次に、EGR管31aを排気管4aの排気流れ方向とは反対方向に延出する場合について説明する。その他の構成は上記実施例と同様であるので説明を省略する。
本実施例では、図7に示すように、EGR管31aは、接続部8のボリューム部10からフィルタ7の備わった排気管4aの上流方向へ延出されている。つまり、EGR管31aは、排気管4aの排気流れ方向とは反対方向に延出されている。また、本実施例でも、ボリューム部10には、段差9が形成されており、EGR管31aは、下方に傾いて延出されてもいる。なお、図7(a)はボリューム部10付近の上視図であり、図7(b)はボリューム部10付近の側面図である。
ここで、排気管4aの凝縮水は、液状で排気管4aの底を流れるだけでなく、排気管4a内の排気流に乗って排気管4a中を飛散してもいる。そのような場合には、段差9は排気管4aの底を流れる凝縮水をEGR管31aに流れ込むことを抑制できるが、排気管4a内の排気流に乗って排気管4a中を飛散している凝縮水はEGR管31aに入り込んでしまう。そこで、本実施例では、EGR管31aをボリューム部10からフィルタ7の備わった排気管4aの上流方向へ延出する。これにより、飛散している凝縮水はEGR管31aに入らずに排気流に乗ったまま排気管4a内を下流へと向かう。よって、飛散している凝縮水がEGR管31aに入り込むことを抑制することができる。
本発明に係る内燃機関の排気還流装置は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。
1 内燃機関
2 気筒
3 吸気通路
4 排気通路
4a 排気管
5 ターボチャージャ
5a コンプレッサハウジング
5b タービンハウジング
6 インタークーラ
7 フィルタ
8 接続部
9 段差
10 ボリューム部
11 壁
30 EGR装置
31 EGR通路
31a EGR管
31b 曲げ加工部
32 EGR弁
33 EGRクーラ
2 気筒
3 吸気通路
4 排気通路
4a 排気管
5 ターボチャージャ
5a コンプレッサハウジング
5b タービンハウジング
6 インタークーラ
7 フィルタ
8 接続部
9 段差
10 ボリューム部
11 壁
30 EGR装置
31 EGR通路
31a EGR管
31b 曲げ加工部
32 EGR弁
33 EGRクーラ
Claims (6)
- 内燃機関の排気管と、前記排気管から排気の一部をEGRガスとして取り込み内燃機関の吸気系へEGRガスを還流させるEGR管と、を備えた内燃機関の排気還流装置において、
前記排気管に前記EGR管を接続する接続部に、前記排気管の底よりも前記EGR管の接続端の底を高い位置に存在させる段差であって、凝縮水が前記排気管から前記EGR管へ流れ込むことを抑制可能な段差を形成したことを特徴とする内燃機関の排気還流装置。 - 前記排気管に前記EGR管を接続する接続部に、前記排気管の上流側及び下流側並びに前記EGR管がそれぞれ接続され、かつ、前記排気管の接続端の底と高さが一致する底を有するボリューム部を備え、
前記ボリューム部の底よりも前記EGR管の接続端の底を高く位置させて前記ボリューム部に対して前記EGR管を接続することにより、前記ボリューム部に前記段差を形成したことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気還流装置。 - 前記ボリューム部は、底からの高さが前記排気管の接続端の頂部よりも高いことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気還流装置。
- 前記ボリューム部は、多面体で形成され、多面体の平面部分に、前記排気管の上流側及び下流側並びに前記EGR管が接続されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の内燃機関の排気還流装置。
- 前記ボリューム部は、内部に迷路構造を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の内燃機関の排気還流装置。
- 前記EGR管は、前記排気管の排気流れ方向とは反対方向に前記接続部から延出されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の内燃機関の排気還流装置。
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Cited By (2)
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JP2009250338A (ja) * | 2008-04-04 | 2009-10-29 | Toyota Motor Corp | 配管の継手構造 |
JP2015031262A (ja) * | 2013-08-07 | 2015-02-16 | 本田技研工業株式会社 | エンジン駆動作業機 |
-
2006
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Cited By (2)
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JP2015031262A (ja) * | 2013-08-07 | 2015-02-16 | 本田技研工業株式会社 | エンジン駆動作業機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20091006 |