JP2008013983A - 家具及びレールユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易に採用できて家具本体の配置の如何に拘わらずに後付も可能なシャッター取付構造を有する新規有用な家具を提供する。
【解決手段】家具本体1の側枠11の見付け面11aにベース部材31を、該ベース部材31に設けた添接片31dを家具本体1の側枠11の見付け面11aに添接させて取り付け、このベース部材31にアタッチメント材32を取り付けることにより、これらベース部材31及びアタッチメント材32により構成されるシャッター枠3を添接片31dを介して家具本体1の側枠11に対して幅方向に位置決めする。そして、このシャッター枠3の前端側に設けたレール部34にシャッター2xの各々対応する側縁2xaを厚み方向に係合させ、このレール部34に沿ってシャッター2xをガイドし得るようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、家具本体の側枠を利用してシャッターを有効に後付できるようにした家具及びそのためのレールユニットに関するものである。
近時におけるセキュリティ向上の要請に伴い、従来の家具にも様々なセキュリティ対策が施されるようになっている。
例えば、施錠機構を備えない扉や引き戸式の家具においては、新たに施錠機構を組み込むことによってセキュリティ対策を行う例が少なくない。
しかしながら、オープン収納家具などのように、もともと開閉部材を備えないものでは、扉や引き戸を導入するよりはむしろシャッターを用いて収納空間全体を開閉することの方が使用時における本来の機能を担保する上でも有効と考えられる。
その際、既設の家具に対して後付でシャッターを取り付けることができれば便利であるが、従来の家具にはそのような対応を可能にしたものは見当たらない。
家具ではないが、窓枠に沿ってシャッターを取り付けるようにしたものとして、特許文献1,2に示すようなものが知られている。これらのものは、窓枠の外側の壁面を足場にして縦枠や下地材、アタッチメント材等を用いて三方枠を構成し、そのアタッチメント材等にレール部を設けて、そのレール部にシャッターをガイドさせるようにしたもので、必要が生じた場合にシャッターを後付できる利点を有しており、このような取付構造を家具に採り入れることも可能性としては考えられる。
実用新案登録第2534719 実公平6−23679
しかしながら、家具においては、側枠の外側にシャッター枠の足場となる壁面等は存しないため、いかにして足場を確保し、レール部を前方に持ち出すかについての工夫を凝らすとともに、家具における特段の事情も考慮する必要がある。
すなわち、後付けシャッターを開示した上記特許文献1の図1等には、壁面に縦枠を取り付け、この縦枠にアタッチメント材を、当該アタッチメント材に突設した添接片を縦枠の外面に係合させることにより位置決めした上で、このアタッチメント材の前端にレール部を形成するようにしており、そのアタッチメント材には、前述した添接片よりも更に外側に張り出した部分に縦枠との係合部分も設けてある。ところが、家具の場合、側枠の外面にこのような添接片や係合片が存在すると、外観が大きく損なわれる。また、家具の場合は、側枠同士を突き合わせて幅方向に複数個密接に隣接配置され、或いは側枠を壁に突き合わせて配置される場合が少なくないが、このような状況下で上述した構造を採用しようとしても、添接片や係合部分が隣接する家具本体や壁と干渉して、実質的に上記の取付構造を採用することは困難である。
一方、特許文献2の図1等では、壁面に下地材及びアタッチメント材を、内部に締着機構を構成しつつ前方に継ぎ足すように取り付け、その前端にレール部を形成するように構成し、部材間の係合は下地材やアタッチメント材の幅寸法内で行い得るようにしているが、窓枠付近に設けられる縦枠とは事情が異なり、家具においては側枠の幅寸法が限られているため、かかる締着機構も到底採用し難いものである。
本発明は、このような課題に鑑み、家具本体に特有の構造を踏まえた上でシャッター枠を適切に取り付けることができ、その取付構造も家具の配置状態に左右されることがないようにした新規有用なシャッター取付構造を有する家具及びそのためのレールユニットを提供しようとするものである。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の家具は、家具本体の側枠前面にベース部材を、該ベース部材に設けた添接片を家具本体の側枠内面に添接させた状態で取り付け、このベース部材にアタッチメント材を取り付けることにより、これらベース部材及びアタッチメント材により構成されるシャッター枠を前記添接片を介して家具本体の側枠に対し幅方向に位置決めした状態にするとともに、このシャッター枠の前端側に設けたレール部にシャッターの各々対応する側縁を厚み方向に係合させて、このレール部に沿ってシャッターをガイドし得るようにしたことを特徴とする。
このように構成すると、先にベース部材を取り付け、しかる後にアタッチメント材を取り付ければ、これらが組み合わさって強度のあるシャッター枠が構成されるため、家具本体の側枠に当該シャッター枠を有効に配置することができる。しかも、ベース部材に、家具本体の側枠の内面に添接する添接片を設け、この添接片により家具本体の側枠に対するシャッター枠の幅方向の位置決めをなすようにしているので、家具本体の側枠に対するシャッター枠の的確な取り付けを可能にして、シャッターの円滑な開閉動作を確保することができる。特に、家具本体の側枠が一般に幅狭であることに鑑みれば、側枠前面のみにてシャッター枠の強固な固定は難しく、添接片による補助はシャッター枠のぐらつきを抑止する上で極めて奏功するものとなる。さらに、この添接片を側枠の内面に位置づけているので、隣接位置に家具や壁が密接に存在する場合にも添接片が原因でシャッター枠の取り付けが困難になることはなく、単体で使用する場合にも家具の外観が毀損される事態を有効に回避することができる。
この場合、上記効果の実効を図るためには、シャッター枠の外面を家具本体の側枠の外面に対して略面一となる位置若しくはそれよりも内側に位置づけるようにしていることが望ましい。
シャッター枠の基端付近の取付強度を有効に確保するためには、ベース部材の側壁から内壁を持ち出す一方、その内壁と、家具本体の側枠前面に添接される当該ベース部材の後壁との間に隙間を形成して、この隙間にアタッチメント材の後壁を前後方向に密接に差し込むようにしていることが望ましい。
左右のシャッター枠のぐらつきを、作業性を損なうことなく適切に防止するためには、家具本体の底板の前方に配置される幅木と左右のシャッター枠との間に少なくとも幅方向に緊密に係合する係合部を設け、この係合部によりシャッター枠間の離間距離の変化を規制するようにしていることが効果的である。
この場合の好ましい実施の態様としては、係合部が、シャッター枠に設けたスリットと、幅木より突設され前記スリットに少なくとも厚み方向と直交する方向に係合する板状の係合爪とから構成され、その係合部が幅木の立面部の背後に隠蔽されるようにしているものが挙げられる。
上記のような家具を後付によって構成するためには、家具本体の側枠前面に取り付けられその位置で家具本体の側枠内面に添接する添接片を有したベース部材と、このベース部材に取り付けられるアタッチメント材とを具備し、これらベース部材及びアタッチメント材によりシャッター枠を構成して、このシャッター枠の前端側にレール部を設けるようにしたレールユニットを用いることが好適である。
レールユニットは、左右のシャッター枠に係合部を介して少なくとも幅方向に緊密に係合し、その状態でシャッター枠間の離間距離の変化を規制する幅木を更に備えていることが好ましい。
本発明は、以上説明した構成であるから、簡易に採用できて家具本体の配置の如何に拘わらず後付でシャッターを取り付けることができ、比較的幅狭な家具本体の側枠に対しても十分な強度の下にシャッターを取り付け可能とした新規有用な家具を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示す本実施形態の家具は、既設の家具本体1に対し、後付でシャッター2xを取り付けてなる収納家具である。
家具本体1は、図2に示すように、左右の側枠11の上端部間及び下端部間を頂板12及び底板13によって正面視枠体状をなすように連結し、その背面に背板14を取り付けたいわゆるオープン収納タイプのもので、内部に棚板等を配置することのできる収納空間Sを形成している。
そして、その側枠11の前面である見付け面11aにベース部材31及びアタッチメント材32を取り付けて図1及び図2に示すシャッター枠3を構成するとともに、底板13の前面に下框部材41を介して幅木42を、左右のシャッター枠3の下端部間に亘って取り付けるようにしている。
具体的に説明すると、ベース部材31は、図3〜図6に示すように横断面が概略コ字状をなすもので、後壁31aを側枠11の見付け面11aに添接させ、後壁31aと直交する側壁31bを前方に延出させて、その側壁31bの前端に前壁31cを内側に屈曲させて設けており、ベース部材31の後壁31aに連続する位置には、家具本体1の側枠11の内面11bに添接して幅方向の位置決めをなす添接片31dが後方に突出させて設けてある。また、ベース部材31の側壁31aの内面には、補強を兼ねたコ字形をなす取付片33が強固に取り付けてあり、この取付片33の内壁33aと前記アタッチメント材31の後壁31aとの間に、収納空間S側に開放される隙間δを形成している。そして、取付片33の後壁33a及びベース部材31の後壁31aに設けた挿通孔h11、h12(図4参照)に止着具たるねじv1を挿通し、これを家具本体1の側枠11の見付け面11aに締着して、ベース部材31を側枠11に取り付けるようにしている。
アタッチメント材32は、前記ベース部材31に内側方から突き合わせて配置されるコ字状のもので、後壁32aを前記隙間δに挿入し、側壁32bを前記取付片33の取付壁33bに添接させて、側壁32bの前端に前壁32cを外側に屈曲させて設けており、この前壁32cを前記ベース部材31の前壁31cに略面一に突き合わせるようにしている。そして、このアタッチメント材32の側壁32bに設けた挿通孔h21に内側から止着具たるねじv2を挿通し、このねじv2を前記取付壁33bの対応部位に設けたねじ孔h22に締着して、アタッチメント材32をベース部材31に取り付け、全体として中空体状のシャッター枠3を構成するようにしている。このアタッチメント材32の前端には、側壁32b及び前記前壁32cに接した状態で後片34a、側片34b及び前片34cからなる平断面内向きコ字状をなすレール部34が、接着やねじ止め、一体成形あるいは塑性変形加工など適宜の手法によって当該アタッチメント材32に一体的に設けてあり、その内側をシャッター2xの側縁2xaと係合可能なレール溝34xとなしている。そして、このレール部34により、ベース部材31の前壁31cとアタッチメント材32の前壁32cとの継ぎ目x(図6参照)を当該レール部34の背後に隠蔽している。
レール部34は、図7に示すようにベース部材31及びアタッチメント材32を突き合わせてなるシャッター枠3の中空部の下端からやや上方位置に端部を有し、その下方が幅木取付領域3aとして開放されており、ベース部材31の前壁31c及びアタッチメント材32の前壁32cには、継ぎ目xの部分に幅木取付領域3aに臨む矩形状のスリット3xを上下2箇所に開口させている。なお、レール部34は必ずしも最初からアタッチメント材32の中空部に対して一体的に設けておく必要はなく、先にアタッチメント材32の中空部をベース部材31に取り付け、その後からアタッチメント材32の中空部に対してレール部34を取り付けるようにしても構わない。
このようにして構成される図6のシャッター枠3の外面(すなわち、ベース部材31の側壁31bの外面及びレール部34の側片34bの外面)は、家具本体1の側枠11の外面と略面一となるように設定してあり、添接片31dが側枠11の内面11bに添接する点、ねじv1、b2を前方及び内側方から止着する点ともあいまって、家具本体1の幅寸法d(図2参照)内において正面側からベース部材31の取付→アタッチメント材32の取付を行い得るようになっている。
一方、下框部材41は、図7〜図10に示すように、断面が概略逆L字状をなすもので、立面部41aを家具本体1の底板13の前面に当接させて、立面部41aに設けた挿通孔h31に止着具たるねじv3を挿通して底板31の前面に止着することにより、下框部材41を底板13に取り付け、この状態で平面部41bを前方に延出させている。
これに対して、幅木42は、断面が前記下框部材41に向き合う逆L字状をなすもので、図7及び図8に示すように両端部42aを前記幅木取付領域3aに位置づけるように、かつ平面部42bの端部以外の部位42b1を左右のシャッター枠3の内法間において下框部材41の平面部41bの下方に潜り込ませるように装着して、後立面部42cを下框部材41の立面部41aに当接させるようにしている。そして、下框部材41の平面部41bに設けた挿通孔h41に止着具たるねじv4を上方から挿通して幅木42の平面部42bの対応部位に設けたねじ孔h42に締着することによって、幅木42を下框部材41に取り付けるようにしている。また、この幅木42の両端部には、図7及び図10に示すように、内立面部42dから折り曲げられて後方に突出する上下一対の係合爪42xが形成してあり、この幅木42の両端部42aを幅木取付領域3aに装着した際に、これらの係合爪42xがシャッター枠3のスリット3xに厚み方向及び幅方向に緊密に差し込まれるようにしてあり、これら係合爪42x及びスリット3xによって本発明の係合部Yを形成している。この状態でレール部34の前片34cと幅木42の前立面部42eとは略面一となり、レール部34の前片34cと後片34aの間に形成されるレール溝34xの下端が閉止された状態となる。
そして、図1及び図2に示すように、家具本体1の頂板12上にシャッターユニット2を配置し、このシャッターユニット2のシャッター2xの左右両縁を各々対応する左右のレール部34のレール溝34xに厚み方向に係合させるようにしている。シャッターユニット2は、シャッター2xを繰出し/巻き取り可能に内蔵したもので、家具本体1の頂板12にねじにより止着され、側枠前端21を家具本体1の前端つまり側枠11の見付け面11aよりも前方に突出する位置、すなわちシャッター枠3の持ち出し量に略対応する位置に配置している。これにより図1に矢印で示すようにシャッター2xをその下端に設けた操作部22を介して出し入れ操作すると、図6に想像線で示すようにその側縁2xaが各々対応するシャッター枠3のレール溝34xに厚み方向に係合して、当該シャッター2xをシャッター枠3に沿ってガイドすることが可能となる。このようにシャッター枠3を持ち出しているのは、本実施形態では特にカルテ等の比較的奥行きのある物品を収納することを想定しているためである。但し、このような使用目的が一例に過ぎないのは言うまでもない。
なお、シャッター枠3の中空部とシャッターユニット2の側枠前端21との間には、各々の中空部に差し込まれる突起を上下に備えた位置決め部材(図示省略)が介在されている。また、図4においてベース部材31の前壁31cの先端及びアタッチメント材32の後壁32aの先端には、ねじv1、v2と干渉する逃げとなる切欠が必要に応じて設けられる。さらに、図2に示すように、前記下框部材41の挿通孔h42には同色系統のキャップcを装着するようにしている。
以上のようにして、本実施形態の家具は、家具本体1の側枠11の見付け面11aにベース部材31を、該ベース部材31に設けた添接片31dを家具本体1の側枠11の内面11bに添接させた状態で取り付け、このベース部材31にアタッチメント材32を取り付けることにより、これらベース部材31及びアタッチメント材32により構成されるシャッター枠3を前記添接片31dを介して家具本体1の側枠11に対し幅方向に位置決め状態にするものである。そして、このシャッター枠3の前端側に設けたレール部34にシャッター2xの各々対応する側縁2xaを厚み方向に係合させ、このレール部34に沿ってシャッター2xをガイドし得るようにしている。
このように構成すると、先にベース部材31を取り付け、しかる後にアタッチメント材32を取り付ければ、これらが組み合わさって強度のあるシャッター枠3が構成されるため、家具本体1の側枠11に当該シャッター枠3を有効に配置することができる。しかも、ベース部材31に、家具本体1の側枠11の内面11bに添接する添接片31dを設け、この添接片31dにより家具本体1の側枠11に対するシャッター枠3の幅方向の位置決めをなすようにしているので、家具本体1の側枠11に対するシャッター枠3の的確な取り付け状態を実現して、シャッター2xの円滑な開閉動作を確保することができる。特に、家具本体1の側枠11が一般に幅狭であることに鑑みれば、見付け面11aのみにてシャッター枠3の強固な固定は難しいが、添接片31dによる補助によってシャッター枠3のぐらつきを効果的に防止し得るものとなる。さらに、添接片31dを側枠11の内面11bに位置づけているので、隣接位置に家具や壁が密接に存在する場合にも添接片31dが原因でシャッター枠3の取り付けが困難になるということはなく、単体で使用する際にも家具の外観を毀損する事態を有効に回避することができる。
この場合、シャッター枠3の外面を家具本体1の側枠11の外面に対して略面一となる位置に位置づけているので、上記の構成と相まって、家具本体1が複数密接に隣接配置される場合、或いは家具本体1の側枠11の外面が壁に当接している場合等にも、家具本体1を移動させずにそのままの状態でシャッター2xを後付することができ、外面を揃えて外観を良好な状態に維持することが可能となる。
また、ベース部材31の側壁31bから取付片33を介して内壁33aを持出し、家具本体1の側枠11の見付け面11aに添接される当該ベース部材31の後壁31aと前記内壁33aとの間に隙間δを形成して、この隙間δにアタッチメント材32の後壁32aを前後方向に密接に差し込むようにしているので、ベース部材31は後壁31aのみならず側壁31bをも内壁33aを介して家具本体1の側枠11の見付け面11aに支持されることになり、また、アタッチメント材32の後壁32aもベース部材31の内壁33aと後壁31aとの間に密接に挿入されて側枠11の見付け面11aに間接的に添接支持された状態になるため、見付け面11aが比較的幅狭である場合にも、全体としてシャッター枠3の基端付近の当該見付け面11aに対する取付強度を十分に確保することができる。
特に、見付け面11aに対してベース部材31を前方からねじv1を用いて取り付け、そのねじv1を隠すように内側方からアタッチメント材32を突き合わせて取り付けるようにしており、取付状態で少なくともねじv1はシャッター枠3の中に位置して正面から視認されない状態となるため、たとえねじv1を多用して後付によりシャッター枠3を取り付けても、家具の外観を毀損することを有効に防止することができる。さらに、ベース部材31に対してアタッチメント材32を内側方から突き合わせるようにしているので、ベース部材31の前方にアタッチメント材32を継ぎ足すように突き合せる場合に比して、先端に持ち出されるレール部34の安定度を一層高めることができる。
その際、ねじv1を隠蔽してもシャッター枠3の前面に位置するベース部材31とアタッチメント材32との継ぎ目xが露出したのでは外観の確保が手落ちになるが、本実施形態ではその継ぎ目xを、シャッター枠3の前方に位置するレール部34の背後に隠蔽するようにしているので、ねじv1を隠蔽した効果の実効を担保することができる。
以上において、最初から左右のシャッター枠3,3を含む三方枠を組んでおけば、シャッター枠3,3間の強度は当初より確保できるが、既設の家具本体1に対して三方枠を取り付けるのは実際問題として大変である。これに対して、本実施形態は、家具本体1の底板13の前方に配置される幅木42と左右のシャッター枠3との間に少なくとも幅方向に緊密に係合する係合部Yを設け、この係合部Yによりシャッター枠3,3間の離間距離の変化を規制するようにしているので、シャッター枠3及び幅木42を別々に組んでもレール部3の開き等を幅木42によって規制することができ、三方枠を用いた場合と略同様の強度を確保することができる。また、アタッチメント材32と幅木41の間をビス等で連結する手間も有効に省くことが可能となる。
その係合部Yも、シャッター枠3に設けたスリット3xと、幅木42より突設され前記スリット3xに少なくとも厚み方向と直交する方向に係合する板状の係合爪42xとから構成して、その係合部Yを幅木42の立面部の背後に隠蔽するようにしているので、構造簡素にして係合部Yを構成できる上に、係合爪42xはシャッター枠3,3間の開き方向の力等を厚み方向と直交する方向に受けるものであるので、強度も十分に確保することが可能となる。
さらにまた、上記のように家具本体1の側枠11の見付け面11aに前方からねじv1を用いて取り付けられるベース部材31と、そのねじv1を隠すようにベース部材31に対し内側方から突き合わせて取り付けられるアタッチメント材32とを備え、これらベース部材31及びアタッチメント材32によりシャッター枠3を構成するようにしたレールユニットを用いれば、既設の家具に対して後付でも本発明を容易に適用することが可能となる。
このレールユニットには、左右のシャッター枠3に係合部Yを介して少なくとも幅方向に緊密に係合し、その状態でシャッター枠3,3間の離間距離の変化を規制する幅木42を更に備えることで、取付強度をより有効に高めることが可能となる。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、シャッター枠の外面を家具本体の側枠の外面よりも内側に位置づけて配置しても、上記実施形態と同様の効果が奏される。また、上記実施形態では、収納空間Sにカルテ等の比較的奥行きのある物品を収納するためにシャッター2xの位置を前方に持ち出しているが、奥行きが特に問題にならない場合にはシャッター枠3の突出量を抑えることも勿論可能である。さらに、後付でない場合には、シャッターユニットに家具本体の背板側に引き込むようにした巻取り式でないものを用いることも可能である。さらにまた、本発明は必ずしも家具本体の頂板上にシャッターユニットを配置する態様に限らず、例えば壁の一部に掘り込み空間が形成され、その空間に家具本体が収容されているような場合において、当該空間の前上方に壁面が存在し、この壁面にシャッターユニットを固定することができるならば、上記と同様にして本発明を有効に適用することができる。
本発明の一実施形態を示す斜視図。 同分解斜視図。 シャッター枠の構造を部分的に拡大して示す分解斜視図。 同平断面図。 シャッター枠の構造を組立状態で示す図3に対応した斜視図。 同平断面図。 幅木の取付構造を部分的に拡大して示す斜視図。 同平断面図。 図8におけるA−A線断面図。 図8におけるB−B線断面図。
符号の説明
1…家具本体
2x…シャッター
2xa…側縁
3…シャッター枠
3x…スリット
11…側枠
11a…前面(見付け面)
31…ベース部材
31d…添接片
32…アタッチメント材
32a…後壁
33a…内壁
34…レール部
42…幅木
42x…係合爪
V1…止着具(ねじ)
Y…係合部
δ…隙間

Claims (7)

  1. 家具本体の側枠前面にベース部材を、該ベース部材に設けた添接片を家具本体の側枠内面に添接させた状態で取り付け、このベース部材にアタッチメント材を取り付けることにより、これらベース部材及びアタッチメント材により構成されるシャッター枠を前記添接片を介して家具本体の側枠に対し幅方向に位置決めした状態にするとともに、このシャッター枠の前端側に設けたレール部にシャッターの各々対応する側縁を厚み方向に係合させて、このレール部に沿ってシャッターをガイドし得るようにしたことを特徴とする家具。
  2. シャッター枠の外面を家具本体の側枠の外面に対して略面一となる位置若しくはそれよりも内側に位置づけている請求項1記載の家具。
  3. ベース部材の側壁から内壁を持ち出す一方、その内壁と、家具本体の側枠前面に添接される当該ベース部材の後壁との間に隙間を形成して、この隙間にアタッチメント材の後壁を前後方向に密接に差し込むようにしている請求項1又は2記載の家具。
  4. 家具本体の底板の前方に配置される幅木と左右のシャッター枠との間に少なくとも幅方向に緊密に係合する係合部を設け、この係合部によりシャッター枠間の離間距離の変化を規制するようにしている請求項1〜3記載の家具。
  5. 係合部が、シャッター枠に設けたスリットと、幅木より突設され前記スリットに少なくとも厚み方向と直交する方向に係合する板状の係合爪とから構成され、その係合部が幅木の立面部の背後に隠蔽されるようにしている請求項4記載の家具。
  6. 請求項1〜5記載の家具を構成するものであって、家具本体の側枠前面に取り付けられその位置で家具本体の側枠内面に添接する添接片を有したベース部材と、このベース部材に取り付けられるアタッチメント材とを具備し、これらベース部材及びアタッチメント材によりシャッター枠を構成して、このシャッター枠の前端側にレール部を設けるようにしていることを特徴とするレールユニット。
  7. 左右のシャッター枠に係合部を介して少なくとも幅方向に緊密に係合し、その状態でシャッター枠間の離間距離の変化を規制する幅木を更に備える請求項6記載のレールユニット。



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JP2015023895A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 株式会社岡村製作所 シャッターユニット、シャッター付き物品陳列棚及び物品陳列棚へのシャッター取り付け方法
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