JP2008013307A - 物品収納設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】2台のスタッカークレーンにより物品の移載作業を行う場合に、夫々を走行させることができる範囲をより広くすることが可能な物品収納設備を提供すること。
【解決手段】複数の移載用停止位置B1〜B22及び走行対象のスタッカークレーン3a(3b)の走行方向において最も端部に位置する移載用停止位置B1(B22)よりも走行対象のスタッカークレーンの走行方向に離れるように定めた退避用停止位置B23(B0)のうちから、相手側のスタッカークレーン3b(3a)を走行対象のスタッカークレーン3a(3b)が目標とする移載用停止位置Bmよりも走行対象のスタッカークレーン3a(3b)の走行方向に設定許容間隔以上離れた状態となるように走行させるための追出し用停止位置を選択して、その選択した追出し用停止位置に相手側のスタッカークレーン3b(3a)を追出し走行させる形態で2台のスタッカークレーンの走行を制御するように構成されている物品収納設備を構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、2台のスタッカークレーンが走行する走行経路の側脇に、複数の物品収納部及び物品搬出入部が走行経路長手方向に沿って設けられ、前記2台のスタッカークレーンの運転を制御する運転制御手段が、各スタッカークレーンの前記走行経路上での走行位置を検出する走行位置検出手段の検出情報に基づいて、前記物品収納部及び前記物品搬出入部に対する移載箇所として前記走行経路の長手方向の複数位置に定めた移載用停止位置に走行させるべく、前記2台のスタッカークレーンの運転を制御する物品搬送用走行処理を実行するように構成されている物品収納設備に関する。
上記物品収納設備は、走行経路長手方向に沿って設けられた複数の物品収納部及び物品搬出入部に対する移載箇所として前記走行経路の長手方向の複数位置に定めた移載用停止位置に、2台のスタッカークレーンの夫々を走行させて、複数の物品収納部及び物品搬出入部に対する物品の移載作業を行うことで、物品収納設備の物品処理能力を向上させたものである。
上記物品収納設備の従来例として、運転制御手段が、物品搬送用走行処理において、2台のスタッカークレーンのうちのクレーン並び方向の一方側又は他方側に位置する走行対象のスタッカークレーンを、クレーン並び方向の相手側のスタッカークレーンが存在する側に走行させて複数の移載用停止位置のうちの目標とする移載用停止位置に走行させるときにおいて、相手側のスタッカークレーンが走行対象のスタッカークレーンが目標とする移載用停止位置に停止したときにクレーン並び方向に設定許容間隔以上離れていない場合及びクレーン並び方向の相手側のスタッカークレーンが走行対象のスタッカークレーンが目標とする移載用停止位置よりも走行対象のスタッカークレーンの存在側に位置する場合には、複数の移載用停止位置のうちから、相手側のスタッカークレーンを走行対象のスタッカークレーンが目標とする移載用停止位置よりも走行対象のスタッカークレーンの走行方向に設定許容間隔以上離れた状態となるように走行させるための追出し用停止位置を選択して、その選択した追出し用停止位置に相手側のスタッカークレーンを追出し走行させる形態で2台のスタッカークレーンの走行を制御するように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−175117号公報
しかしながら、従来の物品収納設備では、相手側のスタッカークレーンを追出し走行させる前記追出し用停止位置は、複数の前記移載用停止位置のうちから選択されるので、走行対象のスタッカークレーンを、走行経路における移載用停止位置のうち走行方向でできるだけ相手側に位置する移載用停止位置まで走行させようとする場合には、走行対象のスタッカークレーンの走行方向において最も端部に位置する移載用停止位置を前記追出し用停止位置として選択し、その選択した追出し用停止位置に相手側のスタッカークレーンを追出し走行させることになる。
この結果、相手側のスタッカークレーンが走行対象のスタッカークレーンの走行方向において最も端部に位置する移載用停止位置に位置することになるので、走行経路の最も端部に位置する移載用停止位置から走行対象のスタッカークレーンの走行方向で前記設定許容間隔だけ手前の位置までの範囲にある移載用停止位置には、走行対象のスタッカークレーンを走行させることができない。
このように、従来の物品収納設備では、スタッカークレーンを移載用停止位置へ走行させる場合、クレーン並び方向で相手側の端部側に位置する移載用停止位置へは走行させることができないものであり、2台のスタッカークレーンの夫々の走行範囲が制限されるものであった。
本発明は上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、2台のスタッカークレーンにより物品の移載作業を行う場合に、各スタッカークレーンを走行させることができる範囲をより広くすることが可能な物品収納設備を提供する点にある。
本発明にかかる物品収納設備は、2台のスタッカークレーンが走行する走行経路の側脇に、複数の物品収納部及び物品搬出入部が走行経路長手方向に沿って設けられ、前記2台のスタッカークレーンの運転を制御する運転制御手段が、各スタッカークレーンの前記走行経路上での走行位置を検出する走行位置検出手段の検出情報に基づいて、前記物品収納部及び前記物品搬出入部に対する移載箇所として前記走行経路の長手方向の複数位置に定めた移載用停止位置に走行させるべく、前記2台のスタッカークレーンの運転を制御する物品搬送用走行処理を実行するように構成されたものであって、
その第1特徴構成は、
前記運転制御手段が、前記物品搬送用走行処理において、前記2台のスタッカークレーンのうちのクレーン並び方向の一方側又は他方側に位置する走行対象のスタッカークレーンを、クレーン並び方向の相手側のスタッカークレーンが存在する側に走行させて複数の前記移載用停止位置のうちの目標とする移載用停止位置に走行させるときにおいて、相手側のスタッカークレーンが走行対象のスタッカークレーンが目標とする移載用停止位置に停止したときにクレーン並び方向に設定許容間隔以上離れていない場合及びクレーン並び方向の相手側のスタッカークレーンが走行対象のスタッカークレーンが目標とする移載用停止位置よりも走行対象のスタッカークレーンの存在側に位置する場合には、複数の前記移載用停止位置及び走行対象のスタッカークレーンの走行方向において最も端部に位置する移載用停止位置よりも走行対象のスタッカークレーンの走行方向に離れるように定めた退避用停止位置のうちから、相手側のスタッカークレーンを走行対象のスタッカークレーンが目標とする移載用停止位置よりも走行対象のスタッカークレーンの走行方向に前記設定許容間隔以上離れた状態となるように走行させるための追出し用停止位置を選択して、その選択した追出し用停止位置に相手側のスタッカークレーンを追出し走行させる形態で前記2台のスタッカークレーンの走行を制御するように構成されている点にある。
本発明の第1特徴構成によると、前記運転制御手段が、前記物品搬送用走行処理において、相手側のスタッカークレーンを追出し走行させる必要がある場合、つまり、相手側のスタッカークレーンが走行対象のスタッカークレーンが目標とする移載用停止位置に停止したときにクレーン並び方向に設定許容間隔以上離れていない場合及びクレーン並び方向の相手側のスタッカークレーンが走行対象のスタッカークレーンが目標とする移載用停止位置よりも走行対象のスタッカークレーンの存在側に位置する場合には、複数の前記移載用停止位置及び走行対象のスタッカークレーンの走行方向において最も端部に位置する移載用停止位置よりも走行対象のスタッカークレーンの走行方向に離れるように定めた退避用停止位置のうちから、追出し用停止位置を選択するので、追出し用停止位置として退避用停止位置を選択した場合には、走行対象のスタッカークレーンの走行方向において最も端部に位置する移載用停止位置よりも走行対象のスタッカークレーンの走行方向に離れた位置に相手側のスタッカークレーンを追出し走行させることができる。
したがって、追出し用停止位置として退避用停止位置を選択が選択された場合には、追出し用停止位置が、走行対象のスタッカークレーンの走行方向において最も端部に位置する移載用停止位置よりも、走行対象のスタッカークレーンの走行方向に離れた位置とすることができる。
そして、走行対象のスタッカークレーンを、前記追出し用停止位置から走行方向で手前側に前記設定許容間隔以上離れた状態となるように走行させることで、走行対象のスタッカークレーンの走行方向において最も端部に位置する移載用停止位置が追出し用停止位置として選択された場合よりも、走行対象のスタッカークレーンを、より走行方向側の移載用停止位置を目標として走行させることが可能となる。
特に、退避用停止位置を、走行対象のスタッカークレーンの走行方向(クレーン並び方向で相手側の方向)において最も端部に位置する移載用停止位置よりも、前記設定許容間隔以上離れた位置に設定することにより、相手側のスタッカークレーンを追出し走行させる追出し用停止位置として退避用停止位置が選択された場合には、複数の移載用停止位置のうち、クレーン並び方向で最も相手側となる移載用停止位置に、走行対象のスタッカークレーンを走行させることができるので、物品搬送用走行処理により、2台のスタッカークレーンの夫々を、全ての移載用停止位置に走行させることができる。
このように、本発明の第1特徴構成によると、2台のスタッカークレーンにより物品の移載作業を行う場合に、各スタッカークレーンを走行させることができる範囲をより広くすることが可能な物品収納設備を得るに至った。
本発明の第2特徴構成は、本発明の第1特徴構成において、前記クレーン並び方向において最も一方側に位置する前記移載用停止位置よりもクレーン並び方向の一方側に定めた一方側基準位置に前記スタッカークレーンが位置することを検出する一方側基準状態検出手段、及び、前記クレーン並び方向において最も他方側に位置する前記移載用停止位置よりもクレーン並び方向の他方側に定めた他方側基準位置に前記スタッカークレーンが位置することを検出する他方側基準状態検出手段が設けられ、前記走行位置検出手段が、クレーン並び方向の一方側のスタッカークレーンが前記一方側基準位置に位置するときの検出情報を基準情報として、一方側のスタッカークレーンの走行位置を検出する一方側の走行位置検出手段、及び、クレーン並び方向の他方側のスタッカークレーンが前記他方側基準位置に位置するときの検出情報を基準情報として、他方側のスタッカークレーンの走行位置を検出する他方側の走行位置検出手段を備えるように構成され、前記運転制御手段が、前記物品搬送用走行処理を実行する搬送運転状態と、前記一方側の走行位置検出手段の基準情報及び前記他方側の走行位置検出手段の基準情報を取得するための確認走行処理を実行する確認運転状態とに切換自在に構成され、且つ、前記確認走行処理として、前記物品搬送用走行処理を実行するときの走行速度よりも低速の確認用走行速度にて走行させる形態で、クレーン並び方向の一方側のスタッカークレーンを前記一方側基準状態検出手段の検出情報に基づいて前記一方側基準位置に且つクレーン並び方向の他方側のスタッカークレーンを前記他方側基準状態検出手段の検出情報に基づいて前記他方側の基準位置に走行させるべく、前記2台のスタッカークレーンの運転を制御するように構成されている点にある。
本発明の第2特徴構成によると、一方側基準状態検出手段は、一方側基準位置にスタッカークレーンが位置することを検出するので、運転制御手段は、確認運転状態において、確認走行処理を実行して、一方側基準状態検出手段の検出情報に基づいて、一方側のスタッカークレーンを一方側の基準位置に走行させることができる。したがって、運転制御手段は、確認走行処理により、一方側のスタッカークレーンを一方側の基準位置に走行させて、一方側のスタッカークレーンが一方側の基準位置に位置するときの検出情報を取得することができる。つまり、運転制御手段は、確認走行処理により、一方側の走行位置検出手段の基準情報を取得することができる。
そして、走行位置検出手段としての一方側の走行位置検出手段は、その検出情報とその基準情報との相関関係に基づいて、一方側のスタッカークレーンの走行経路における走行位置を検出するので、運転制御手段は、確認走行処理により、一方側の走行位置検出手段の基準情報を取得した後は、一方側のスタッカークレーンの走行経路における走行位置を検出することが可能となり、搬送運転状態において、物品搬送用走行処理を実行して、一方側の走行位置検出手段の検出情報に基づいて、一方側のスタッカークレーンを、目標とする移載用停止位置及び退避用停止位置に走行させることができる。
同様に、運転制御手段は、確認走行処理により、他方側の走行位置検出手段の基準情報を取得した後は、他方側のスタッカークレーンの走行経路における走行位置を検出することが可能となり、搬送運転状態において、物品搬送用走行処理を実行して、他方側の走行位置検出手段の検出情報に基づいて、他方側のスタッカークレーンを、目標とする移載用停止位置及び退避用停止位置に走行させることができる。
つまり、各スタッカークレーンの夫々について確認走行処理を実行して、各スタッカークレーンを確認用走行速度にて対応する基準位置に走行させた後は、物品搬送用走行処理を実行して、各スタッカークレーンを目標とする移載用停止位置及び退避用停止位置に、確認用走行速度よりも高速で走行させることができる。
したがって、2台のスタッカークレーンのうちのクレーン並び方向の一方側又は他方側に位置する走行対象のスタッカークレーンを、クレーン並び方向の相手側のスタッカークレーンが存在する側に走行させて複数の前記移載用停止位置のうちの目標とする移載用停止位置に走行させるときにおいて、相手側のスタッカークレーンが走行対象のスタッカークレーンが目標とする移載用停止位置に停止したときにクレーン並び方向に設定許容間隔以上離れていない場合及びクレーン並び方向の相手側のスタッカークレーンが走行対象のスタッカークレーンが目標とする移載用停止位置よりも走行対象のスタッカークレーンの存在側に位置する場合に、迅速に相手側のスタッカークレーンを退避用位置に追出し走行させることができ、もって、走行対象のスタッカークレーンをいち早く目標とする移載用停止位置に走行させることができる。
このように、本発明の第2特徴構成によると、2台のスタッカークレーンにより物品の移載作業を行う場合に、各スタッカークレーンを走行させることができる範囲をより広くすることが可能で、しかも、走行対象のスタッカークレーンをいち早く目標とする移載用停止位置に走行させることで物品処理能力を向上させることができる物品収納設備を得るに至った。
本発明の第3特徴構成は、本発明の第2特徴構成において、前記退避用停止位置が、前記一方側基準位置と前記クレーン並び方向において最も一方側に位置する前記移載用停止位置との間、及び、前記他方側基準位置と前記クレーン並び方向において最も他方側に位置する前記移載用停止位置との間に設定されている点にある。
本発明の第3特徴構成によると、複数の移載用停止位置及び一方側の退避用停止位置が、一方側基準位置よりクレーン並び方向で他方側に位置することになるので、搬送運転状態の運転制御手段が物品搬送用走行処理を実行し一方側のスタッカークレーンを走行させる場合には、一方側の走行位置検出手段は、一方側のスタッカークレーンの走行位置にかかわらず、一方側基準位置からの離間量に基づいて一方側のスタッカークレーンの走行位置を検出することができる。つまり、一方側の走行位置検出手段が、一方側のスタッカークレーンの走行位置を検出する場合に、一方側基準位置から見た一方側のスタッカークレーンは常に同一の方向に存在するので、一方側基準位置を中心に双方向の情報を取り扱う必要がなく、単一方向の情報(一方側基準位置からの離間量)だけ取り扱えば済むので、一方側の走行位置検出手段の構成を簡素にすることができる。
同様に、本発明の第3特徴構成によると、複数の移載用停止位置及び他方側の退避用停止位置が、他方側基準位置よりクレーン並び方向で一方側に位置することになるので、搬送運転状態の運転制御手段が物品搬送用走行処理を実行し他方側のスタッカークレーンを走行させる場合には、他方側の走行位置検出手段は、他方側のスタッカークレーンの走行位置にかかわらず、他方側基準位置からの離間量に基づいて他方側のスタッカークレーンの走行位置を検出することができる。つまり、他方側の走行位置検出手段が、他方側のスタッカークレーンの走行位置を検出する場合に、他方側基準位置から見た他方側のスタッカークレーンは常に同一の方向に存在するので、他方側基準位置を中心に双方向の情報を取り扱う必要がなく、単一方向の情報(他方側基準位置からの離間量)だけ取り扱えば済むので、他方側の走行位置検出手段の構成を簡素にすることができる。
このように、本発明の第3特徴構成によると、2台のスタッカークレーンにより物品の移載作業を行う場合に、各スタッカークレーンを走行させることができる範囲をより広くすることが可能で、走行対象のスタッカークレーンをいち早く目標とする移載用停止位置に走行させることで物品処理能力を向上させることができ、しかも、走行位置検出手段の構成を簡素にすることができる物品収納設備を得るに至った。
本発明の第4特徴構成は、本発明の第2特徴構成において、前記退避用停止位置が、前記一方側基準位置、及び、前記他方側基準位置に設定されている点にある。
本発明の第4特徴構成によると、一方側のスタッカークレーンについての退避用停止位置が、一方側基準位置に設定されているので、搬送運転状態の運転制御手段は、物品搬送用走行処理により、一方側のスタッカークレーンを退避用停止位置としての一方側基準位置に走行させることができる。したがって、運転制御手段が搬送運転状態であるときは、確認走行処理にて一方側のスタッカークレーンを確認用走行速度で一方側基準位置に走行させる場合よりも早い速度で一方側基準位置に走行させることができ、一方側のスタッカークレーンを一方側基準位置へ迅速に走行させることができる。
同様に、本発明の第4特徴構成によると、他方側のスタッカークレーンについての退避用停止位置が、他方側基準位置に設定されているので、搬送運転状態の運転制御手段は、物品搬送用走行処理により、他方側のスタッカークレーンを退避用停止位置としての他方側基準位置に走行させることができる。したがって、運転制御手段が搬送運転状態であるときは、確認走行処理にて他方側のスタッカークレーンを確認用走行速度で他方側基準位置に走行させる場合よりも早い速度で他方側基準位置に走行させることができ、他方側のスタッカークレーンを他方側基準位置に迅速に走行させることができる。
このように、本発明の第4特徴構成によると、2台のスタッカークレーンにより物品の移載作業を行う場合に、各スタッカークレーンを走行させることができる範囲をより広くすることが可能で、走行対象のスタッカークレーンをいち早く目標とする移載用停止位置に走行させることで物品処理能力を向上させることができ、しかも、走行対象のスタッカークレーンをいち早くそのスタッカークレーンに対応する基準位置に位置させることができる物品収納設備を得るに至った。
本発明の物品収納設備の実施形態について図面に基づいて説明する。この実施形態における物品収納設備は、図1及び図2に示すように、物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置した二つの収納棚1と、それらの収納棚1どうしの間に形成した走行経路Lに沿って床面に敷設された走行レール5上を自動走行する2台のスタッカークレーン3が設けられ、各収納棚1には多数の物品収納部4が上下多段かつ左右に並設されている。各収納棚1の両端側には、走行レール5を挟んで複数の物品搬出入部としての荷載置台8が設けられている。
このように、走行経路Lの側脇には、複数の物品収納部4及び荷載置台8が走行経路長手方向に沿って設けられている。そして、図1の紙面左から順に第1移載用停止位置B1〜第22移載用停止位置B22が、複数の物品収納部4及び荷載置台8に対する移載箇所としての複数の移載用停止位置として、走行経路Lの長手方向で物品収納部4及び荷載置台8に対応する位置に設定されている。
走行経路Lの一端側には、2台のスタッカークレーン3の運転を管理する地上側コントローラ7が設置されている。2台のスタッカークレーン3のうち、地上側コントローラ7に近い側に位置するものが1号機3aであり、地上側コントローラ7に遠い側のものが2号機3bである。1号機3a及び2号機3bは、同じ型のスタッカークレーンで構成されている。
1号機3aは、図2及び図3に示すように、走行レール5に沿って走行自在な走行台車10と、その走行台車10に対して昇降自在な昇降台12と、その昇降台12に設けられて物品9を載せたパレットPごと移載可能な移載部としての電動式のフォーク装置11とから構成されている。
そして、スタッカークレーン3は、走行台車10の走行、昇降台12の昇降、および、フォーク装置11の作動により、荷載置台8に載置されている物品9をパレットPごと物品収納部4に入庫したり、物品収納部4に収納されている物品9をパレットPごと荷載置台8に出庫するように構成されている。
昇降台12は、走行台車10に立設された前後一対の昇降マスト13にて昇降自在に案内支持されており、その左右両側に連結した昇降用チェーン14にて吊下げ支持されている。
そして、前後一対の昇降マスト13の上端部が、上部フレーム15にて連結されており、この上部フレーム15が、走行レール5と平行に設けられたガイドレール6に沿って案内される。
昇降用チェーン14は、上方側従動プーリ16、走行台車側従動プーリ17、昇降台側従動プーリ18、及び、駆動プーリ19に巻き掛けられており、その端部が昇降台12の下面側に連結されている。
そして、走行台車10の走行方向において、上方側従動プーリ16が、上部フレーム15の両端部に設けられ、走行台車側従動プーリ17が、走行台車10の一端部及び中央部に設けられている。また、昇降台側従動プーリ18が、昇降台12の中央下面部に設けられ、駆動プーリ19は、走行台車10の一端部に設けられている。
駆動プーリ19を駆動するインバータ式の昇降用電動モータ24が設けられ、この昇降用電動モータ24にて駆動プーリ19を正逆に回転駆動することにより、昇降用チェーン14を長手方向に移動させて昇降台12を昇降させる。
前記走行台車10には、その走行方向に測距用のビーム光を投射する昇降用レーザ測距計20と、その昇降用レーザ測距計20にて投射されたビーム光の進路を鉛直上方に屈曲させて昇降台12の下面に設置された反射板21に照射するためのミラー22とが設けられている。
そして、昇降用レーザ測距計20は、昇降台12の昇降方向において、走行台車10に設けられたミラー22の配設位置を基準位置として、その基準位置と昇降台12との距離を検出することにより、昇降台12の昇降位置を検出するように構成されている。
また、走行台車10には、走行レール5上を走行自在な前後二つの走行輪23が設けられ、それら二つの走行輪23のうちの車体前後方向の一端側の車輪が、インバータ式のモータである駆動手段としての走行用電動モータ25にて駆動される推進用の駆動走行輪23aとして構成され、車体前後方向の他端側の車輪が、遊転自在な従動走行輪23bとして構成されている。
そして、走行用電動モータ25の作動により駆動走行輪23aを駆動して、走行台車10を走行レール5に沿って走行させ、走行用電動モータ25を作動停止させかつブレーキをかけることにより駆動走行輪23aを制動して、走行台車10を走行停止させるようにしている。
1号機3aの走行台車10には、クレーン並び方向で1号機側に測距用のビーム光を投射する1号機レーザ測距計29aが設けられている。1号機レーザ測距計29aは、走行経路Lのクレーン並び方向で1号機側の端部、つまり、地上側コントローラ7側の端部(以下、1号機側端部Laという。1号機側端部Laと反対側の端部を2号機側端部Lbという。)から走行経路方向で外側に設置距離daを隔てた位置に設置された1号機用反射板30aに向けて測距光を投射して、1号機用反射板30aまでの距離da(xa)を計測し、後述する1号機コントローラHaに測距情報Da(xa)を出力する。
また、1号機3aの走行台車10の長手方向で中央付近の側面下部には、1号機ドグセンサ31aが取り付けられている。1号機ドグセンサ31aは、光センサにて構成され、1号機3aが、1号機側端部Laに設定された一方側基準位置としての1号機ホームポジションHPaに位置する状態であると、走行経路Lの側脇で地上側に設けられた1号機用ドグDGaを検出してオン出力する。
本実施形態では、各スタッカークレーン3の台車長手方向での中心位置を基準として、走行経路Lにおける1号機3a及び2号機3bの走行位置を特定しているため、1号機3aの台車長手方向での中止位置が1号機ホームポジションHPaに位置するときに、1号機ドグセンサ31aがオンするように、1号機用ドグDGaの取付け位置が調整されている(図1参照)。
このように、1号機ドグセンサ31aは、クレーン並び方向において最も1号機側に位置する移載用停止位置B1よりもクレーン並び方向の1号機側に定めた1号機ホームポジションHPaに1号機3aが位置することを検出する一方側基準状態検出手段として機能する。
1号機3aの走行台車10には、1号機に搭載された昇降用電動モータ24、走行用電動モータ25、及び図外のフォーク用電動モータの作動を制御する1号機コントローラHaが搭載されている。図4に示すように、1号機コントローラHaは、走行経路Lの1号機側端部Laに備えられた地上側のヘッド部9aと1号機3aの台車10に備えられた台車側のヘッド部26aとで赤外線信号を送受信する1号機用赤外線トランスミッターIrTr-aにより、地上側コントローラ7と通信自在に構成されており、地上側コントローラ7の制御指令があると、その制御指令に基づいて1号機3aの走行作動を制御する。
1号機コントローラHaは、マイクロコンピュータを利用したコントローラであり、1号機が1号機ホームポジションHPaに位置するときの1号機レーザ測距計29aの測距情報Da(HPa)を基準情報として1号機レーザ測距計29aの測距情報Da(xa)から1号機3aの走行経路Lにおける走行位置xaを判別する走行位置判別手段JPaをプログラム形式で備えている。
つまり、1号機コントローラHaがプログラム形式で備える走行位置判別手段JPaと1号機レーザ測距計29aとで本発明の一方側の走行位置検出手段DETaを構成する。
このように、1号機コントローラHaは、1号機レーザ測距計29a及び走行位置判別手段JPaにより得られる走行位置情報に基づいて、地上側コントローラ7の走行要求に応じて1号機3aを移載用停止位置B1〜B22に走行させるべく、1号機3aの走行用電動モータ25の作動を制御する。
2号機3bは、1号機3aと多くの共通した構成を有しているので詳細な説明は省略するが、異なる構成について以下に説明する。即ち、1号機レーザ測距計29aに相当する2号機レーザ測距計29b、1号機ドグセンサ31aに相当する2号機ドグセンサ31b、及び、1号機コントローラHaに相当する2号機コントローラHbの構成を中心に説明する。
2号機レーザ測距計29bは、走行経路Lの2号機側端部Lbから走行経路方向で外側に設置距離dbを隔てた位置に設置された2号機用反射板30bに向けて測距光を投射して、2号機用反射板30bまでの距離db(xb)を計測し、2号機コントローラHbに測距情報Db(xb)を出力する。
2号機ドグセンサ31bは、光センサにて構成され、2号機3bが2号機側端部Lbに設定された他方側基準位置としての2号機ホームポジションHPbに位置する状態であると、走行経路Lの側脇で地上側に設けられた2号機用ドグDGbを検出してオン出力する。2号機用ドグDGbの取付け位置は、1号機用ドグDGaの取付け位置と同様に、2号機3bの台車長手方向での中心位置が2号機ホームポジションHPbに位置するときに、2号機ドグセンサ31bがオンするように調整されている。
このように、2号機ドグセンサ31bは、クレーン並び方向において最も2号機側に位置する移載用停止位置B22よりもクレーン並び方向の2号機側に定めた2号機ホームポジションHPbに2号機3bが位置することを検出する他方側基準状態検出手段として機能する。
2号機3bの走行台車10には、2号機に搭載された昇降用電動モータ24、走行用電動モータ25、及び図外のフォーク用電動モータの作動を制御する2号機コントローラHbが搭載されている。図4に示すように、2号機コントローラHbは、走行経路Lの2号機側端部Lbに備えられた地上側のヘッド部9aと2号機3bの台車10に備えられた台車側のヘッド部26bとで赤外線信号を送受信する2号機用赤外線トランスミッターIrTr-bにより、地上側コントローラ7と通信自在に構成されており、地上側コントローラ7の制御指令があると、その制御指令に基づいて2号機3bの走行作動を制御する。
2号機コントローラHbは、マイクロコンピュータを利用したコントローラであり、2号機が2号機ホームポジションHPbに位置するときの2号機レーザ測距計29bの測距情報Db(HPb)を基準情報として2号機レーザ測距計29bの測距情報Db(xb)から2号機3bの走行経路Lにおける走行位置xbを判別する走行位置判別手段JPbをプログラム形式で備えている。
つまり、2号機コントローラHbがプログラム形式で備える走行位置判別手段JPbと2号機レーザ測距計29bとで本発明の他方側の走行位置検出手段DETbを構成する。
このように、2号機コントローラHbは、2号機レーザ測距計29b及び走行位置判別手段JPbにより得られる走行位置情報に基づいて、地上側コントローラ7の走行要求に応じて2号機3bを移載用停止位置B1〜B22に走行させるべく、2号機3bの走行用電動モータ25の作動を制御する。
上述したように、本実施形態では、1号機コントローラHa及び2号機コントローラHb並びに地上側コントローラ7で本発明の運転制御手段を構成しており、物品搬送用走行処理は、地上側コントローラが走行要求を出力し、その走行要求を受けた1号機コントローラHa又は2号機コントローラHbが、走行対象とするスタッカークレーン3を走行要求にて指定された目標とする移載用停止位置Bmに走行させることにより実行される。
そして、1号機コントローラHa及び2号機コントローラHb並びに地上側コントローラ7は、物品搬送用走行処理において、2台のスタッカークレーン3のうちの走行対象のスタッカークレーン3を、クレーン並び方向の相手側のスタッカークレーン3が存在する側に走行させて複数の移載用停止位置B1〜B22のうちの目標とする移載用停止位置Bmに走行させるときにおいて、相手側のスタッカークレーン3が走行対象のスタッカークレーン3が目標とする移載用停止位置Bmに停止したときにクレーン並び方向に設定許容間隔Z以上離れていない場合及びクレーン並び方向の相手側のスタッカークレーン3が走行対象のスタッカークレーン3が目標とする移載用停止位置Bmよりも走行対象のスタッカークレーン3の存在側に位置する場合には、複数の移載用停止位置Bm及び走行対象のスタッカークレーン3の走行方向において最も端部に位置する移載用停止位置B1又はB22よりも走行対象のスタッカークレーン3の走行方向に離れるように定めた1号機用退避用停止位置B0又は2号機用退避用停止位置B23のうちから、相手側のスタッカークレーン3を走行対象のスタッカークレーン3が目標とする移載用停止位置Bmよりも走行対象のスタッカークレーン3の走行方向に設定許容間隔Z以上離れた状態となるように走行させるための追出し用停止位置Boutを選択して(図8の(イ)又は(ハ)に示す状態)、その選択した追出し用停止位置Boutに相手側のスタッカークレーン3を追出し走行させる形態で2台のスタッカークレーン3の走行を制御するように構成されている。
本実施形態では、図1に示すように、追出し用停止位置Boutが、1号機ホームポジションHPaとクレーン並び方向において最も1号機側に位置する移載用停止位置である第1移載用停止位置B1との間、及び、2号機ホームポジションHPbとクレーン並び方向において最も2号機側に位置する移載用停止位置である第22移載用停止位置B22との間に設定されている。
設定許容間隔Zは、スタッカークレーン3の走行方向における全長M、移載用停止位置B1〜B22の隣接間隔、スタッカークレーン3の加速減速能力等を考慮して設定されている。本実施形態においては、スタッカークレーン3の全長Mの半分「M/2」と、物品収納部4の横並び間隔、換言すると、第2移載用停止位置B2〜第21移載用停止位置の並び間隔ΔBとの関係が、ΔB < M/2 < ΔB×1.5となっているので、図5に
示すように、第(n)移載用停止位置B(n)に停止させたままの状態の2号機3bに対して、1号機3aを走行させる場合、第(n-3)移載用停止位置B(n-3)までは、2台のスタッカークレーン3が相互に干渉することなく、1号機3aを接近させることができるが、第(n-2)移載用停止位置B(n-2)まで走行させるとなると、2台のスタッカークレーン3が相互に干渉してしまうことになる。そこで、設定許容間隔Zは、並び間隔ΔBの3倍より
小さい値として、並び間隔ΔBの2.5倍の値に相当する距離が設定されている(図5参
照)。
したがって、例えば、図5に示すように、2号機3bが第(n)移載用停止位置B(n)に位置している状態で、1号機3aを第2号機側に走行させる走行要求が発生して、地上側コントローラ7が1号機コントローラHaに対してその走行要求を出力し、1号機コントローラHaが1号機3aを2号機側に走行させるときに、第(n-3)移載用停止位置B(n-3)を「目標とする移載用停止位置Bm」とする場合は、2号機3bを追出し走行させないが、第(n-3)移載用停止位置B(n-3)よりも2号機側の移載用停止位置、つまり、第(n-2)移載用停止位置B(n-2)、第(n-1)移載用停止位置B(n-1)、第(n)移載用停止位置B(n)、第(n+1)移載用停止位置B(n+1)、…、第22移載用停止位置B22を「目標とする移載用停止位置Bm」とする場合は2号機3bを追出し走行させることになる。
そして、例えば、1号機3aが目標とする移載用停止位置Bmが、第(n)移載用停止位置B(n)である場合には、追出し走行による2号機3bの移動距離をできるだけ短くするため、第(n+3)移載用停止位置B(n+3)が追出し用停止位置Boutとして選択され、2号機3bを第(n+3)移載用停止位置B(n+3)に追出し走行させる。
また、本実施形態では、2号機用退避用停止位置B23は、第22移載用停止位置B22と、上述の並び間隔ΔBの3倍の距離を隔てた位置に設定されている(図1参照)ため
、例えば、2号機3bを追出し用停止位置Boutとして2号機用退避用停止位置B23に追出し走行させることで、1号機3aを、最も2号機側の移載用停止位置である第22移載用停止位置B22を目標とする移載用停止位置Bmとして走行させることができる。
同様に、1号機用退避用停止位置B0は、第1移載用停止位置B1と、上述の並び間隔ΔBの3倍の距離を隔てた位置に設定されているため、1号機3aを追出し用停止位置B
outとして1号機用退避用停止位置B0に追出し走行させることで、2号機3bを、最も1号機側の移載用停止位置である第1移載用停止位置B1を目標とする移載用停止位置Bmとして走行させることができる。
つまり、本実施形態では、全ての移載用停止位置B1〜B22に対して1号機3a及び2号機3bを走行させることが可能である。
以下、図6及び図7に示すフローチャート並びに図8の(イ)〜(ニ)に示す説明図に基づいて、1号機コントローラHa及び2号機コントローラHb並びに地上側コントローラ7の制御動作について説明する。
まず、システムの立上げ時には、確認運転モード(本発明の確認運転状態に相当)で動作する。確認運転モードでは、図6のフローチャートに示す確認走行処理が行われる。なお、説明の簡略化のため、図6では、1号機3aについて確認走行処理を行う場合の制御動作が示されているが、システム立上げ時には、図6の処理と同時に又はこの処理が終了した後に、2号機3bについての確認走行処理を行うようになっている。以下の確認走行処理の説明は、1号機3aに対するものであり、2号機についての確認走行処理については、同様の処理であるので説明を省略する。
確認走行処理では、ステップ#1で地上側コントローラ7が1号機コントローラHaに、原点復帰指令を指令する。この指令により、ステップ#2で1号機コントローラHaが1号機3aを、後述の物品搬送用走行速度Vuよりも低速の確認用走行速度Vcで1号機ホームポジションHPaへの走行を開始させる。なお、確認用走行速度Vcは、1号機3aをいつでも停止させることができるように極低速度が設定されている。
ステップ#3で1号機ドグセンサ31aがONして、1号機3aが1号機ホームポジションHPaまで走行したことが検出されると、ステップ#4で1号機コントローラHaが、1号機ドグセンサ31aのON出力に基づいて、走行用電動モータ25の駆動を停止させる。これにより、1号機3aは1号機ホームポジションHPaで停止する。
ステップ#5で、1号機コントローラHaが、1号機3aが1号機ホームポジションHPaに停止した状態における1号機レーザ測距計29aの測距情報Da(xa)を、基準情報Da(HPa)としてメモリー等の記憶手段に記憶する。
ステップ#6で、1号機コントローラHaが地上側コントローラ7に、1号機3aについての基準情報Da(HPa)の取得が完了したことを示す完了情報を出力して、確認走行処理を終了する。そして、2号機3bについての確認走行処理の完了情報が2号機コントローラHbから出力され、1号機3aの基準情報Da(HPa)及び2号機3bのDb(HPb)の双方が取得されると、自動的に搬送運転モード(本発明の搬送運転状態に相当)に移行する。
なお、何らかの原因で基準情報Da(HPa)又は基準情報Db(HPb)が変化・消失する等した場合には、適宜、確認運転モードに移行して基準情報を再度取得してから搬送運転モードに自動的に復帰するようにしてあり、スタッカークレーン3の正確な走行制御が行える状態を自律的に維持できるようになっている。
搬送運転モードでは、図7のフローチャートに示す物品搬送用走行処理が行われる。物品搬送用走行処理では、ステップ#1で、走行要求が発生するまで待機状態となっている。走行要求が発生すると、ステップ#2で、発生した走行要求で走行対象となっているスッタッカークレーン3の相手側、つまり、今回の走行要求で走行対象となっていないスッタッカークレーン3が、過去に発生した走行要求に基づく物品搬送用走行処理により走行動作中であるか否かが判別される。具体的には、地上側コントローラ7が、1号機コントローラHa及び2号機コントローラHbのうち今回の走行要求の走行対象となっていないスッタッカークレーン3に対応するものから、そのコントローラに対して出力した直近の走行要求について、完了情報を受信済みであるか否かにより判別される。
相手側のスタッカークレーン3が走行中であれば、ステップ#2でYesと判別され、ステップ#3で、その走行についての目標とする移載用停止位置を処理対象位置Bcとして取得する。相手側のクレーンが待機状態で停止していれば、ステップ#2でNoと判別され、ステップ#4で、その停止位置を処理対象位置Bcとして取得する。
ステップ#5では、今回の走行要求による走行対象のスタッカークレーン3が、1号機3aであるか2号機3bであるかが判別される。走行対象が1号機3aであれば、ステップ#6〜ステップ#8の処理が実行され、走行対象が2号機3bであれば、ステップ#9〜ステップ#11の処理が実行される。
走行対象が1号機3aであれば、ステップ#3又はステップ#4の処理により、処理対象位置Bcは、2号機3bの停止位置又は目標とする移載用停止位置となっている。ステップ#6では、走行対象である1号機3aが目標とする移載用停止位置Bmが、処理対象位置Bcから設定許容範囲Zだけ1号機側に離れた位置よりも2号機側に位置する場合は、ステップ#7及びステップ#8の処理により、2号機3bを追出し走行させる。
説明を加えると、地上側コントローラ7は、走行経路上の各位置を、クレーン並び方向で、1号機3aから2号機3bに向う向きを正の向きとし、座標原点を1号機ホームポジションHPaとする座標軸に対応させて管理しており、例えば、第1移載用停止位置B1の位置は、1号機ホームポジションHPaから第1移載用停止位置B1までの距離を座標「P(B1)」の値として管理している。そして、ステップ#6では、地上側コントローラ7が、1号機3aが目標とする移載用停止位置Bmの座標「P(Bm)」の値と、処理対象位置Bcから設定許容範囲Zだけ1号機側(負側)に離れた位置の座標「P(Bc)−Z」の値との大小関係を判別することで、追出し走行の必要の有無を判別している。
ステップ#6でYesと判別された場合、つまり、走行対象である1号機3aが目標とする移載用停止位置Bmが、図8(イ)に斜線で示す範囲に位置する場合は、ステップ#7で、地上側コントローラ7が、複数の移載用停止位置B1〜B22及び2号機用退避用停止位置B23のうち、座標値でP(Bx)>P(Bm)+Zを満たし、かつ、その座標値P(Bx)の値が最小となる位置Bxを追出し用停止位置Boutとして設定する。
説明を加えると、図8(ロ)に示すように、複数の移載用停止位置B1〜B22及び2号機用退避用停止位置B23のうち、1号機3aが目標とする停止用移載位置Bmの座標P(Bm)よりZだけ大きい値である「P(Bm)+Z」が示す位置よりも正側(図8(ロ)で斜線が掛かっていない範囲)で、かつ、最も小さい座標値となる位置が追出し用停止位置Boutとして選択される。
つまり、複数の移載用停止位置B1〜B22及び2号機用退避用停止位置B23のうち、走行対象である1号機3aが目標とする移載用停止位置Bmから設定許容範囲Zだけクレーン並び方向で2号機側に離れた位置よりもクレーン並び方向で2号機側の位置であって、クレーン並び方向で最も1号機側の位置が追出し用停止位置Boutとして設定される。
そして、地上側コントローラ7が、2号機3bを追出し用停止位置Boutに追出し走行させるべく、2号機コントローラHbに対して、追出し用の走行要求を出力して、この走行要求により、2号機コントローラHbが、2号機3bを2号機レーザ測距計29bの測距情報Db(xb)に基づいて、物品搬送用走行速度Vuで追出し用停止位置Boutまで走行させる(ステップ#8)。
走行対象が2号機3bであれば、ステップ#3又はステップ#4の処理により、処理対象位置Bcは、1号機3aの停止位置又は目標とする移載用停止位置となっている。ステップ#9では、走行対象である2号機3bが目標とする移載用停止位置Bmが、処理対象位置Bcから設定許容範囲Zだけ2号機側に離れた位置よりも1号機側に位置する場合は、ステップ#10及びステップ#11の処理により、1号機3aを追出し走行させる。
説明を加えると、地上側コントローラ7は、ステップ#9で、地上側コントローラ7が、2号機3bが目標とする移載用停止位置Bmの座標「P(Bm)」の値と、処理対象位置Bcから設定許容範囲Zだけ2号機側(正側)に離れた位置の座標「P(Bc)+Z」の値との大小関係を判別することで、追出し走行の必要の有無を判別している。
ステップ#9でYesと判別された場合、つまり、走行対象である2号機3bが目標とする移載用停止位置Bmが、図8(ハ)に斜線で示す範囲に位置する場合は、ステップ#10で、地上側コントローラ7が、複数の移載用停止位置B1〜B22及び1号機用退避用停止位置B0のうち、座標値でP(Bx)>P(Bm)−Zを満たし、かつ、その座標値P(Bx)の値が最大となる位置Bxを追出し用停止位置Boutとして設定する。
説明を加えると、図8(ニ)に示すように、複数の移載用停止位置B1〜B22及び1号機用退避用停止位置B0のうち、2号機3bが目標とする停止用移載位置Bmの座標P(Bm)よりZだけ小さい値である「P(Bm)−Z」が示す位置よりも負側(図8(ニ)で斜線が掛かっていない範囲)で、かつ、最も大きい座標値となる位置が追出し用停止位置Boutとして選択される。
つまり、複数の移載用停止位置B1〜B22及び1号機用退避用停止位置B0のうち、走行対象である2号機3bが目標とする移載用停止位置Bmから設定許容範囲Zだけクレーン並び方向で1号機側に離れた位置よりもクレーン並び方向で1号機側の位置であって、クレーン並び方向で最も2号機側の位置が追出し用停止位置Boutとして設定される。
そして、地上側コントローラ7が、1号機3aを追出し用停止位置Boutに追出し走行させるべく、1号機コントローラHaに対して、追出し用の走行要求を出力して、この走行要求により、1号機コントローラHaが、1号機3aを1号機レーザ測距計29aの測距情報Da(xa)に基づいて、物品搬送用走行速度Vuで追出し用停止位置Boutまで走行させる(ステップ#11)。
ステップ#6又はステップ#9で相手側のスタッカークレーン3を追出し走行させる必要がないと判別されると、或いは、ステップ#6又はステップ#9で追出し走行が必要であると判別されて、ステップ#7及びステップ#8又はステップ#10及びステップ#11により相手側のスタッカークレーン3を適切な位置に追出し走行させると、ステップ#12で、走行対象のスタッカークレーン3についてのコントローラに対して、地上側コントローラ7から走行要求が出力され、これを受信したコントローラが、対応するスタッカークレーン3を、物品搬送用走行速度Vuで目標とする移載用停止位置Bmまで走行させる。
なお、本実施形態では、地上側コントローラ7は、走行対象のスタッカークレーン3についての走行要求を、相手側のスタッカークレーン3の追出し走行が完了する前に出力するように構成されている。これにより、追出し走行が行われる場合でも、できる限り早い段階で、走行対象のスタッカークレーン3の走行を開始させるので、走行要求が発生してからできるだけ早期に、走行対象のスタッカークレーン3を目標とする移載用停止位置Bmに位置させることができるようになっている。
以上説明した物品搬送用走行処理によると、相手側のスタッカークレーン3としての2号機3bを追出し用停止位置Boutに追出し走行させて、走行対象の1号機3aが目標とする移載用停止位置Bmに走行した場合(ステップ#6〜ステップ#8の処理を経て、ステップ#12が処理された場合)には、1号機3a及び2号機3bは、図8(ロ)に示す状態になる。
また、相手側のスタッカークレーン3としての1号機3aを追出し用停止位置Boutに追出し走行させて、走行対象の2号機3bが目標とする移載用停止位置Bmに走行した場合(ステップ#9〜ステップ#11の処理を経て、ステップ#12が処理された場合)には、1号機3a及び2号機3bは、図8(ニ)に示す状態になる。
このように、本実施形態の物品収納設備では、2台のスタッカークレーン3の夫々を物品搬送用走行処理により走行させる場合に、相手側のスタッカークレーン3を追出し走行させることにより、2台のスタッカークレーン3の夫々の走行可能な範囲を広くすることができるとともに、必要であれば、相手側のスタッカークレーン3を退避用停止位置に追出し走行することで、走行対象とするスタッカークレーン3を、複数の移載用停止位置の全てに対して走行させることができる。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、退避用停止位置としての1号機用退避用停止位置B0が、一方側基準位置としての1号機ホームポジションHPaとクレーン並び方向において最も一方側に位置する移載用停止位置としての第1移載用停止位置B1の間に設定され、退避用停止位置としての2号機用退避用停止位置B23が、他方側基準位置としての2号機ホームポジションHPbとクレーン並び方向において最も他方側に位置する移載用停止位置としての第22移載用停止位置B22の間に設定されているものを例示したが、これに代えて、退避用停止位置としての1号機用退避用停止位置B0が、一方側基準位置としての1号機ホームポジションHPaに設定され、退避用停止位置としての2号機用退避用停止位置B23が、他方側基準位置としての2号機ホームポジションHPbに設定されているものでもよい。
(2)上記実施形態では、相手側のスタッカークレーン3を追出し走行させる場合に、追出し走行する距離をできるだけ短くするべく、走行対象のスタッカークレーン3が1号機3aである場合において、2号機3bを追出し走行させるときに、複数の移載用停止位置B1〜B22及び2号機用退避用停止位置B23のうち、走行対象である1号機3aが目標とする移載用停止位置Bmから設定許容範囲Zだけクレーン並び方向で2号機側に離れた位置よりもクレーン並び方向で2号機側の位置であって、クレーン並び方向で最も1号機側の位置が追出し用停止位置Boutとして設定されるように構成されたものを例示したが、これに限らず、2号機3bを追出し走行させるときに、複数の移載用停止位置B1〜B22及び2号機用退避用停止位置B23のうち、走行対象である1号機3aが目標とする移載用停止位置Bmから設定許容範囲Zだけクレーン並び方向で2号機側に離れた位置よりもクレーン並び方向で2号機側の位置のいずれかの位置が追出し用停止位置Boutとして設定されるように構成されたものであってもよい。
また、上記実施形態では、相手側のスタッカークレーン3を追出し走行させる場合に、追出し走行する距離をできるだけ短くするべく、走行対象のスタッカークレーン3が2号機3bである場合において、1号機3aを追出し走行させるときに、複数の移載用停止位置B1〜B22及び1号機用退避用停止位置B0のうち、走行対象である2号機3bが目標とする移載用停止位置Bmから設定許容範囲Zだけクレーン並び方向で1号機側に離れた位置よりもクレーン並び方向で1号機側の位置であって、クレーン並び方向で最も2号機側の位置が追出し用停止位置Boutとして設定されるように構成されたものを例示したが、これに限らず、1号機3aを追出し走行させるときに、複数の移載用停止位置B1〜B22及び1号機用退避用停止位置B0のうち、走行対象である2号機3bが目標とする移載用停止位置Bmから設定許容範囲Zだけクレーン並び方向で1号機側に離れた位置よりもクレーン並び方向で1号機側の位置のいずれかの位置が追出し用停止位置Boutとして設定されるように構成されたものであってもよい。
(3)上記実施形態では、走行位置検出手段としての一方側走行位置検出手段DETaが、1号機レーザ測距計29aと1号機コントローラHaがプログラム形式で備える走行位置判別手段JPaにより構成されたものを例示したが、これに代えて、走行位置検出手段としての一方側走行位置検出手段DETaが、1号機の走行移動に応じたパルス出力をする1号機ロータリエンコーダと1号機コントローラHaがプログラム形式で備える走行位置判別手段JPaにより構成したもの等でもよく、一方側走行位置検出手段DETaの具体構成は適宜変更可能である。走行位置検出手段としての他方側走行位置検出手段DETbについても同様である。
(4)上記実施形態では、一方側基準位置検出手段が、地上側に設置された1号機用ドグDGaを光学的に非接触で検出する検出する1号機ドグセンサ31aで構成されたものを例示したが、これに代えて、一方側基準位置検出手段が、地上側に設置された1号機用ドグDGaを機械的に接触して検出するリミットスイッチ等で構成されたものであってもよく、一方側基準位置検出手段の具体構成は適宜変更可能である。他方側基準位置検出手段についても同様である。
(5)上記実施形態では、運転制御手段が、1号機コントローラHa及び2号機コントローラHb並びに地上側コントローラ7とで構成されたものを例示したが、これに代えて、地上側コントローラ7単体で構成されたものであってもよい。この場合、運転制御手段としての地上側コントローラ7が、各スタッカークレーン3の駆動手段としての走行用電導モータ25に対する駆動指令を、赤外線トランスミッター等を介して直接指令することになる。
物品収納設備の説明平面図 物品収納設備の概略斜視図 スタッカークレーンの側面図 制御ブロック図 設定許容間隔の説明図 確認走行処理のフローチャート 物品搬送用走行処理のフローチャート (イ)走行対象が1号機である場合の追出し走行の有無を説明する図(ロ)走行対象が1号機である場合の追出し用停止位置Boutの説明図(ハ)走行対象が2号機である場合の追出し走行の有無を説明する図(ニ)走行対象が2号機である場合の追出し用停止位置Boutの説明図
符号の説明
3,3a,3b スタッカークレーン
4 物品収納部
7 運転制御手段
8 物品搬出入部
31a 一方側基準位置検出手段
31b 他方側基準位置検出手段
L 走行経路
Bm 目標とする移載用停止位置
B1〜B22 移載用停止位置
B0,B23 退避用停止位置
Bout 追出し用停止位置
Z 設定許容間隔
Vc 確認用走行速度
HPa 一方側基準位置
HPb 他方側基準位置
Da(HPa),Db(HPb) 基準情報
JPa,29a 一方側の走行位置検出手段(DETa)
JPb,29b 他方側の走行位置検出手段(DETb)
Ha,Hb,7 運転制御手段

Claims (4)

  1. 2台のスタッカークレーンが走行する走行経路の側脇に、複数の物品収納部及び物品搬出入部が走行経路長手方向に沿って設けられ、
    前記2台のスタッカークレーンの運転を制御する運転制御手段が、各スタッカークレーンの前記走行経路上での走行位置を検出する走行位置検出手段の検出情報に基づいて、前記物品収納部及び前記物品搬出入部に対する移載箇所として前記走行経路の長手方向の複数位置に定めた移載用停止位置に走行させるべく、前記2台のスタッカークレーンの運転を制御する物品搬送用走行処理を実行するように構成されている物品収納設備であって、
    前記運転制御手段が、前記物品搬送用走行処理において、
    前記2台のスタッカークレーンのうちのクレーン並び方向の一方側又は他方側に位置する走行対象のスタッカークレーンを、クレーン並び方向の相手側のスタッカークレーンが存在する側に走行させて複数の前記移載用停止位置のうちの目標とする移載用停止位置に走行させるときにおいて、相手側のスタッカークレーンが走行対象のスタッカークレーンが目標とする移載用停止位置に停止したときにクレーン並び方向に設定許容間隔以上離れていない場合及びクレーン並び方向の相手側のスタッカークレーンが走行対象のスタッカークレーンが目標とする移載用停止位置よりも走行対象のスタッカークレーンの存在側に位置する場合には、複数の前記移載用停止位置及び走行対象のスタッカークレーンの走行方向において最も端部に位置する移載用停止位置よりも走行対象のスタッカークレーンの走行方向に離れるように定めた退避用停止位置のうちから、相手側のスタッカークレーンを走行対象のスタッカークレーンが目標とする移載用停止位置よりも走行対象のスタッカークレーンの走行方向に前記設定許容間隔以上離れた状態となるように走行させるための追出し用停止位置を選択して、その選択した追出し用停止位置に相手側のスタッカークレーンを追出し走行させる形態で前記2台のスタッカークレーンの走行を制御するように構成されている物品収納設備。
  2. 前記クレーン並び方向において最も一方側に位置する前記移載用停止位置よりもクレーン並び方向の一方側に定めた一方側基準位置に前記スタッカークレーンが位置することを検出する一方側基準状態検出手段、及び、前記クレーン並び方向において最も他方側に位置する前記移載用停止位置よりもクレーン並び方向の他方側に定めた他方側基準位置に前記スタッカークレーンが位置することを検出する他方側基準状態検出手段が設けられ、
    前記走行位置検出手段が、クレーン並び方向の一方側のスタッカークレーンが前記一方側基準位置に位置するときの検出情報を基準情報として、一方側のスタッカークレーンの走行位置を検出する一方側の走行位置検出手段、及び、クレーン並び方向の他方側のスタッカークレーンが前記他方側基準位置に位置するときの検出情報を基準情報として、他方側のスタッカークレーンの走行位置を検出する他方側の走行位置検出手段を備えるように構成され、
    前記運転制御手段が、前記物品搬送用走行処理を実行する搬送運転状態と、前記一方側の走行位置検出手段の基準情報及び前記他方側の走行位置検出手段の基準情報を取得するための確認走行処理を実行する確認運転状態とに切換自在に構成され、且つ、
    前記確認走行処理として、前記物品搬送用走行処理を実行するときの走行速度よりも低速の確認用走行速度にて走行させる形態で、クレーン並び方向の一方側のスタッカークレーンを前記一方側基準状態検出手段の検出情報に基づいて前記一方側基準位置に且つクレーン並び方向の他方側のスタッカークレーンを前記他方側基準状態検出手段の検出情報に基づいて前記他方側の基準位置に走行させるべく、前記2台のスタッカークレーンの運転を制御するように構成されている請求項1記載の物品収納設備。
  3. 前記退避用停止位置が、前記一方側基準位置と前記クレーン並び方向において最も一方側に位置する前記移載用停止位置との間、及び、前記他方側基準位置と前記クレーン並び方向において最も他方側に位置する前記移載用停止位置との間に設定されている請求項2記載の物品収納設備。
  4. 前記退避用停止位置が、前記一方側基準位置、及び、前記他方側基準位置に設定されている請求項2記載の物品収納設備。
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