JP2008013232A - タンクローリー用配管制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作員が大きな労力を要することなくヘッドバルブを操作でき、かつ、ヘッドバルブ誤操作の発生を低減可能なタンクローリー用配管制御装置を提供すること。
【解決手段】タンクローリー用配管制御装置1は、ヘッドバルブ26を吐出用連通状態、重力用連通状態及び吸込用連通状態のいずれかに切替可能な弁44と、弁44と連結しヘッドバルブ26をこれら3つの状態に遷移可能なシリンダと、制御回路91とを備える。制御回路91は、上記3つの状態のいずれかを選択するための切替スイッチSW〜SWと、これら切替スイッチの操作状態に応じて駆動される切替リレーR〜Rとを有する。制御回路91内では、上記各状態に応じてエアシリンダ50を吐出用動作状態、重力用動作状態及び吸込用動作状態のいずれかにするための切替信号を出力するように上記スイッチ及びリレーが接続されている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、タンクローリー用配管制御装置に関するものである。
従来から、ヘッドバルブを備えたタンクローリーの配管構造が知られている。例えば、下記特許文献1には、ヘッドバルブを備え、タンクローリーの進行方向における後方にタンク内の液体を排出可能であり、且つ、残液の発生し難いタンクローリー用の配管構造が開示されている。
特開2006−062749号公報
ところで、このヘッドバルブの操作は、当該ヘッドバルブに取り付けられるハンドルを操作員が回すことによって行われる。しかしながら、ハンドルを回すためには比較的大きな力が必要であるため、操作員は大きな労力を要する。また、一般的に、ハンドル近傍には当該ハンドルの操作方向とヘッドバルブの位置を示した標記が施されているものの、操作員がこれらを確認せずにハンドルを操作した場合に、ヘッドバルブが誤った位置に切り替えられてしまうおそれがある。
そこで、本発明は、操作員が大きな労力を要することなくヘッドバルブを操作することができ、かつ、操作員によるヘッドバルブ誤操作の発生を低減することが可能なタンクローリー用配管制御装置を提供することを目的とする。
本発明のタンクローリー用配管制御装置は、タンクローリーに備えられ、ヘッドバルブを有する配管経路を切り替えるタンクローリー用配管制御装置であって、ヘッドバルブを第1連通状態、第2連通状態及び第3連通状態のいずれかの状態に切替可能な弁と、弁に連結され、ヘッドバルブを第1連通状態とする第1動作状態、ヘッドバルブを第2連通状態とする第2動作状態及びヘッドバルブを第3連通状態とする第3動作状態のいずれかに切替可能なシリンダと、第1連通状態、第2連通状態及び第3連通状態のいずれかを選択するための切替スイッチと、切替スイッチの操作状態に応じて駆動される切替リレーとを有する制御回路とを備え、制御回路においては、切替スイッチにより第1連通状態が選択された場合にはシリンダを第1動作状態とする切替信号を出力し、切替スイッチにより第2連通状態が選択された場合にはシリンダを第2動作状態とする切替信号を出力し、切替スイッチにより第3連通状態が選択された場合にはシリンダを第3動作状態とする切替信号を出力するように切替スイッチ及び切替リレーが接続されていることを特徴とする。
このようなタンクローリー用配管制御装置によれば、切替スイッチの操作状態に応じて、シリンダの動作状態を切り替える切替信号が出力される。そして、シリンダの動作状態が制御回路から出力された切替信号に応じて切り替わる。ヘッドバルブの状態を切り替えることができる弁はシリンダと連結されているので、シリンダの動作状態が切り替わることと同期してヘッドバルブの連通状態も切り替わる。これにより、操作員は切替スイッチを操作するだけでヘッドバルブの連通状態を切り替えることができる。すなわち、操作員は大きな労力を要することなくヘッドバルブを操作することができる。また、切替信号を出力する制御回路は安価なリレーを用いて構成されているので、当該制御回路の製造費用を抑えることができる。
本発明のタンクローリー用配管制御装置では、シリンダは、往復動可能に設けられたピストンと、ピストンの両側で互いに対向する第1気室及び第2気室とを有するエアシリンダであり、制御回路により駆動される電磁弁と、電磁弁と第1気室とを接続する第1流路と、電磁弁と第2気室とを接続する第2流路とを更に備え、電磁弁は、制御回路から出力された切替信号に基づいて第1流路及び第2流路を介して圧搾気体をシリンダ内に供給又はシリンダ内から排出することでシリンダを第1動作状態、第2動作状態及び第3動作状態のいずれかに切り替えることが好ましい。
この場合、電磁弁が制御回路から出力された切替信号に基づいて第1流路及び第2流路を介してシリンダの第1気室及び第2気室の気圧を調節することで、ピストンの位置が変わる。これにより、シリンダの動作状態が第1動作状態、第2動作状態及び第3動作状態のいずれかに切り替えられる。したがって、上述の場合と同様に、操作員は切替スイッチを操作するだけでヘッドバルブの連通状態を切り替えることができる。
本発明のタンクローリー用配管制御装置では、シリンダの動作状態を検知する検知手段を更に備え、制御回路は、検知手段が検出したシリンダの動作状態に応じて駆動される検知スイッチを更に有し、制御回路においては、切替スイッチにより第1連通状態が選択された場合には、第1動作状態に遷移したことを検知手段が検出するまでの間シリンダを第1動作状態とするための切替信号を出力し、切替スイッチにより第2連通状態が選択された場合には、第2動作状態に遷移したことを検知手段が検出するまでの間シリンダを第2動作状態とするための切替信号を出力し、切替スイッチにより第3連通状態が選択された場合には、第3動作状態に遷移したことを検知手段が検出するまでの間シリンダを第3動作状態とするための切替信号を出力するように切替スイッチ、切替リレー及び検知スイッチが接続されていることが好ましい。
この場合、シリンダが第1動作状態、第2動作状態及び第3動作状態のいずれかの動作状態であることを検知手段が検出するまでの間シリンダを当該動作状態とするための切替信号が出力される。そして、シリンダが当該動作状態に遷移すると切替信号の出力が停止する。これにより、より的確にエアシリンダを第1動作状態、第2動作状態又は第3動作状態に遷移させることができる。
本発明のタンクローリー用配管制御装置では、制御回路は、ヘッドバルブの連通状態の選択を確定するための確定スイッチと、確定スイッチの操作状態に応じて駆動される確定リレーを更に有し、制御回路においては、切替スイッチにより第1連通状態が選択され且つ確定スイッチにより当該選択が確定された場合にはシリンダを第1動作状態とするための切替信号を出力し、切替スイッチにより第2連通状態が選択され且つ確定スイッチにより当該選択が確定された場合にはシリンダを第2動作状態とするための切替信号を出力し、切替スイッチにより第3連通状態が選択され且つ確定スイッチにより当該選択が確定された場合にはシリンダを第3動作状態とするための切替信号を出力するように切替スイッチ、切替リレー及び確定リレーが接続されていることが好ましい。
この場合、弁が切替スイッチの操作状態のみで動作するのではなく、更に確定スイッチの操作状態を判断した上で初めて動作する。これにより、操作員は、切替スイッチを操作した後、当該操作の確認をした上で確定スイッチを操作することで弁を作動させることができる。したがって、操作員の誤操作をより防止することができる。
このようなタンクローリー用配管制御装置によれば、操作員が大きな労力を要することなくヘッドバルブを操作することができ、かつ、操作員によるヘッドバルブ誤操作の発生を低減することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、図1〜図5を用いて、本発明の実施形態に係るタンクローリー用配管制御装置1が制御する配管構造20について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るタンクローリー用配管制御装置1を備えたタンクローリー10の側面図である。図2は、図1に示すタンクローリー10の配管構造20の平面図である。図3は、図1に示すタンクローリー10の配管構造20の側面図である。図4は、ヘッドバルブ26、間座28、及びポンプ30の分解斜視図である。図5は、図4のV−V線断面図である。
図1に示すタンクローリー10は、タンク12を搭載したトラックである。タンク12は、シャーシ14上に搭載されたサブフレーム16に支持されている。タンク12の下方には、タンク12内の液体の排出、及びタンク12への液体の吸入のための配管構造20が設けられている。この配管構造20には、集中管22、第1の連結管24、ヘッドバルブ26、間座28、ポンプ30、第1の管32、第2の連結管34及び第2の管36が含まれている。
集中管22は、タンクローリー10の前後方向に延びており、タンク12の底面に設けられた複数の底弁18に接続されている。集中管22からは、第1の連結管24が分岐されている。第1の連結管24は、タンクローリー10の車幅方向に延びた後、タンクローリー10の前後方向へ屈曲されており、その一端においてヘッドバルブ26に接続されている。このヘッドバルブ26には、第1の管32から分岐された第2の連結管34も接続されている。第1の管32は、集中管22より下方において、タンクローリー10の車幅方向に延びている。第1の管32の両端部には、弁32a及び弁32bがそれぞれ設けられている。第1の管32には、弁36aを介して第2の管36が接続されている。第2の管36はタンクローリー10の前後方向に延び、その後方端部36bは開口されている。
ヘッドバルブ26は、フレーム42、弁44、及び弁支持部材46を有している。フレーム42は、第1ポート42a、第2ポート42b、第3ポート42c、及び第4ポート42dを有する。また、フレーム42の内部には弁収容空間42eが画成されている。この弁収容空間42eとフレーム42の外部とは、上述の各ポートによってつながっている。
第1のポート42a、及び第2のポート42bは、軸線Xに直交する軸線Yに沿って設けられており、互いに対向している。第1のポート42aは、第1の連結管24の端部に接続されており、第2のポート42bは、第2の連結管34の端部に接続されている。第3のポート42cは、軸線X及びYに直交する軸線に沿って設けられている。第4のポート42dは、軸線X及びYに直交する別の軸線に沿って設けられている。
弁44は、軸線X中心に回動可能に弁支持部材46に支持されている。この弁支持部材46がフレーム42に取り付けられることによって、弁44がフレーム42内の弁収容空間に収容されている。弁支持部材46には、車幅方向に延びるハンドルホイール48が連結されている。弁44が回動することで、ヘッドバルブ26内の連通状態が切り替わる。ヘッドバルブ26の連通状態として、ポンプ30によってタンク12内の液体を排出するための吐出用連通状態(第1連通状態)、タンク12内の液体の自重によってタンク12内の液体を排出するための重力用連通状態(第2連通状態)、及び、ポンプ30によってタンク12に液体を注入するための吸込用連通状態(第3連通状態)の3つがある。
間座28は、その上面から下面まで延びる第1の管路28a及び第2の管路28bを提供している。フレーム42と間座28とは、第1の管路28aと第3のポート42cとが接続され、且つ、第2の管路28bと第4のポート42dとが接続されるように取り付けられている。
ポンプ30は、PTO(Power Take−Off)からの駆動力によって駆動されるものである。このポンプ30は、吸入ポート30aと排出ポート30bとを提供している。ポンプ30と間座28とは、吸入ポート30aと第1の管路28aとが接続され、且つ、排出ポート30bと第2の管路28bとが接続されるように取り付けられている。
次に、図6及び図7を用いて、本発明の実施形態に係るタンクローリー用配管制御装置1について説明する。図6は、ヘッドバルブ26とエアシリンダ50との連結を示す斜視図である。図7は、タンクローリー用配管制御装置1の空気回路80及び電気回路90を模式的に示した図である。
タンクローリー用配管制御装置1は、弁44、エアシリンダ50、位置検知装置(検知手段)60、複式リンク70、空気回路80及び電気回路90を備える。
エアシリンダ50は、ロッド51及びこのロッド51の端部に固定された往復動可能なピストン52を備えており、エアシリンダ50の内部は、ピストン52の両側で互いに対向する第1気室56と第2気室58とに分かれる。なお、ロッド51が貫かれている端面を含む気室を第1気室56とし、当該端面と対向する他端面を含む気室を第2気室58とする。
エアシリンダ50を操作することで、弁44を回動させヘッドバルブ26内の連通状態を切り替えることができる。エアシリンダ50は、ヘッドバルブ26を吐出用連通状態とするための吐出用動作状態(第1動作状態)、ヘッドバルブ26を重力用連通状態とするための重力用動作状態(第2動作状態)、及び、ヘッドバルブ26を吸込用連通状態とするための吸込用動作状態(第3動作状態)に切替可能である。
位置検知装置60は、エアシリンダ50の長手方向に沿って当該エアシリンダ50と並行に設けられている。この位置検知装置60は、略L字型の位置規定棒61、重力位置検知部62、吐出位置検知部64及び吸込位置検知部66を有する。位置規定棒61には山形状の吐出位置規定部61a、重力位置規定部61b及び吸込位置規定部61cがエアシリンダ50に背を向けるように設けられている。重力位置検知部62には重力位置検知棒63が設けられている。重力位置検知棒63の先端は位置規定棒61と接しており、当該位置規定棒61の長手方向に沿って回動可能である。吐出位置検知部64に設けられた吐出位置検知棒65及び吸込位置検知部66に設けられた吸込位置検知棒67も同様に設けられている。
ヘッドバルブ26内の弁44とエアシリンダ50とは、複式リンク70を介して連結されている。複式リンク70は円弧状の板状部材70a、直線状の板状部材70b及び板状部材70c、並びに支点軸70dから成る。板状部材70aの一端はロッド51の端部と回動可能に連結され、板状部材70aの他端は支点軸70dの一端に回動可能に連結される。支点軸70dの他端は取付用金具72によりサブフレーム16に固定される。板状部材70bの一端はロッド51の端部と回動可能に連結され、板状部材70bの他端は板状部材70cの一端と回動可能に連結される。板状部材70cの他端はハンドルホイール48に固定される。この複式リンク70によって、ピストン52の往復動を弁44の回転運動に変えることができる。なお、弁44の制御は、ハンドルホイール48の端部に取り付け可能なハンドル(図示せず)を手動で回すことによっても行うことができる。
板状部材70cの側部には、ステイ74がハンドルホイール48の径方向と直交するように取り付けられている。そして、ボールプランジャ75がそのステイ74を貫くように取り付けられている。このとき、ボールプランジャ75の軸線とハンドルホイール48の径方向とは一致する。また、取付用金具72の上部には、略半円状のガイド73が取り付けられている。このガイド73の厚み部分には所定の間隔で窪み73aが3箇所設けられている。ボールプランジャ75の端部に設けられたボールとガイド73の厚み部分とは互いに接しており、弁44が回転運動する際には、ボールプランジャ75のボールがガイド73の厚み部分上を移動する。
ピストン52の往復動は、エアシリンダ50内に圧搾空気(圧搾気体)を供給し又はエアシリンダ50内から圧搾空気を排出することで行う。このような圧搾空気の制御を行うために、空気回路80及び電気回路90を用いる。
空気回路80は、エアタンク81から元弁82及びプロテクションバルブ83を介して電磁弁96に接続される回路84、当該回路84のプロテクションバルブ83の下流で分岐しエアフィルタ85及び圧力調整弁86を介して他の空気圧機器(図示せず)へとつながる回路87、第1空気回路(第1流路)88及び第2空気回路(第2流路)89を有する。電磁弁96とエアシリンダ50の第1気室56とは第1空気回路88で接続されており、電磁弁96とエアシリンダ50の第2気室58とは第2空気回路89で接続されている。
制御回路91には、24Vバッテリなどで構成される電源92、ヘッドバルブ26を操作するためのインタフェースを提供する操作部93、図示しないエンジンから動力を取り出すPTO(Power Take−Off)94、ヘッドバルブ26の連通状態を表示する表示器95、エアシリンダ50内の気圧を制御する電磁弁96及びエアシリンダ50の動作状態を検出する位置検知装置60がそれぞれ接続されている。
操作部93は、電源投入状態を切り替える電源つまみ93a、ヘッドバルブ26を吐出用連通状態に切り替えるための吐出ボタン93b、ヘッドバルブ26を重力用連通状態に切り替えるための重力ボタン93c、ヘッドバルブ26を吸込用連通状態に切り替えるための吸込ボタン93d、ヘッドバルブ26の連通状態の切替を最終的に確定する確認ボタン93e及び弁44の作動を停止するための停止ボタン93fを有する。吐出ボタン93b、重力ボタン93c及び吸込ボタン93dは、押されたときにそのボタン自身が点灯する。
表示器95は、ヘッドバルブ26が吐出用連通状態のときに点灯する吐出ランプ95a、ヘッドバルブ26が重力用連通状態のときに点灯する重力ランプ95b及びヘッドバルブ26が吸込用連通状態のときに点灯する吸込ランプ95cを有する。
電磁弁96は、制御回路91により駆動され、制御回路91から出力された切替信号に基づいて第1空気回路88及び第2空気回路89を介して圧搾空気をエアシリンダ50内に供給又はエアシリンダ50内から排出する。このことで、エアシリンダ50を吐出用動作状態、重力用動作状態及び吸込用動作状態のいずれかに切り替える。
各状態について、図8〜図13を用いて説明する。図8、図10及び図12は、それぞれエアシリンダ50の動作状態を示す平面図である。図9、図11及び図13は、それぞれ図4のIX−IX線断面図である。
吐出の際は、図8に示すように、ピストン52がエアシリンダ50の底部付近まで押し込まれる。そのため、第1気室56の容積は大きく、第2気室58の容積は小さくなっている。また、吐出位置検知棒65は、最終的に吐出位置規定部61aと接触する。
このとき弁44は、図9に示すように、第1のポート42aと第3のポート42cとを連通させ、第2のポート42bと第4のポート42dとを連通させるように回動する。これにより、集中管22は、第1の連結管24、第1のポート42a、第3のポート42c、第1の管路28aを介して、ポンプ30の吸入ポート30aに接続される。また、ポンプ30の排出ポート30bは、第2の管路28b、第4のポート42d、第2のポート42b、第2の連結管34を介して、第1の管32に接続される。その結果、タンク12内の液体は、ポンプ30の動力によって第1の管32の端部又は第2の管36の後方端部から排出される。なお、この際には、ボールプランジャ75がガイド73の一側部にある窪み73aに嵌まるので、第1気室56又は第2気室58内の気圧が変化した場合でもピストン52の位置は変わらず、エアシリンダ50は吐出用動作状態を維持する。
重力の際は、図10に示すように、ピストン52がエアシリンダ50の中央に位置する。また、重力位置検知棒63は、最終的に重力位置規定部61bと接触する。
このとき弁44は、図11に示すように、第3のポート42c及び第4のポート42dと分離した状態で、第1のポート42aと第2のポート42bとを連通させる。これにより、集中管22は、第1の連結管24、第1のポート42a、第2のポート42b、及び第2の連結管34を介して、第1の管32に接続される。その結果、タンク12内の液体は、その自重によって、第1の管32に流れ、第1の管32の端部又は第2の管36の後方端部から排出される。なお、この際には、ボールプランジャ75がガイド73の頂部にある窪み73aに嵌まるので、第1気室56又は第2気室58内の気圧が変化した場合でもピストン52の位置は変わらず、エアシリンダ50は重力用動作状態を維持する。
吸込の際は、図12に示すように、ピストン52がエアシリンダ50の上部付近まで押し出される。そのため、第1気室56の容積は小さく、第2気室58の容積は大きくなっている。また、吸込位置検知棒67は、最終的に吸込位置規定部61cと接触する。
このとき弁44は、図13に示すように、第1のポート42aと第4のポート42dとを連通させ、第2のポート42bと第3のポート42cとを連通させる。これにより、第1の管32は、第2の連結管34、第2のポート42b、第3のポート42c、及び、第1の管路28aを介して、ポンプ30の吸入ポート30aに接続される。また、ポンプ30の排出ポート30bは、第2の管路28b、第4のポート42d、第1のポート42a、第1の連結管24を介して、集中管22に接続される。その結果、液体が、ポンプ30による動力によって、第1の管32の端部、又は第2の管36の後方端部から、タンク12へ吸入される。なお、この際には、ボールプランジャ75がガイド73の他側部にある窪み73aに嵌まるので、第1気室56又は第2気室58内の気圧が変化した場合でもピストン52の位置は変わらず、エアシリンダ50は吸込用動作状態を維持する。
次に、図14を用いて制御回路91内の接続について説明する。図14は、制御回路91の回路図である。
制御回路91においては、電源投入部91aの下流に、電磁弁制御回路91b、確認用回路91c、停止用回路91d、検知用回路91e及び操作回路91fが並列に接続されている。制御回路91内は、切替リレーR〜R、操作部93の各インタフェースに対応する切替スイッチSW〜SW、論点タイマー(確定リレー)T、電磁弁96に切替信号を出力する電磁弁制御部SOL及びSOL、吐出位置検知部64を構成する検知スイッチLS、重力位置検知部62を構成する検知スイッチLS、吸込位置検知部66を構成する検知スイッチLS、警告用スピーカー(図示せず)を作動させるための警告手段作動部SP〜SP、表示器95の各ランプに対応する表示器作動部D〜D、並びに、吐出ボタン93b、重力ボタン93c及び吸込ボタン93d内の各LEDに対応するボタン点灯部L〜Lなどにより構成される。なお、切替スイッチについて、特にSW、SW及びSWをそれぞれ吐出切替スイッチ、重力切替スイッチ及び吸込切替スイッチともいうこととする。
切替リレーRは、ソレノイド部R1S及び常開型接点部R1Mにより構成される。切替リレーRは、ソレノイド部R2S、常開型接点部R2M及び常閉型接点部R2Bにより構成される。切替リレーR〜R及び論点タイマーTも切替リレーRと同様にそれぞれ構成される。切替リレーRは、ソレノイド部R8Sと常閉型接点部R8Bにより構成される。
制御回路91は、電源が投入された場合に作動する。ここで、電源が投入されるとは、電源つまみ93aが「入」に操作されるか、電源つまみ93aが「PTOオン」に操作され且つPTO94が駆動される場合のことをいう。PTO94が駆動された場合には、切替リレーRのソレノイド部R1Sが通電し、電源つまみ93aに対応するSWの下流で接続される切替リレーRの常開型接点部R1Mが閉じることで通電する。これを実現するため、電源投入部91aにおいては、切替スイッチSWと切替リレーRの常開型接点部R1Mとが直列に接続されるとともに、切替リレーRのソレノイド部R1SがPTO94の信号出力部(図示せず)と直列に接続されている。
電磁弁制御回路91bにおいては、最上流に論点タイマーTの常開型接点部T1Mがあり、その下流において切替リレーRの常開型接点部R2M、切替リレーRの常開型接点部R3M及び切替リレーRの常開型接点部R4Mが並列に接続されている。切替リレーRの常開型接点部R3Mの下流では更に切替リレーRの常開型接点部R5M及び切替リレーRの常開型接点部R7Mが並列に接続されている。切替リレーRの常開型接点部R2M及び切替リレーRの常開型接点部R7Mの下流においては電磁弁制御部SOLが接続され、切替リレーRの常開型接点部及び切替リレーRの常開型接点部の下流においては電磁弁制御部SOLが接続されている。
確認用回路91cにおいては、最上流で確認ボタン93eに対応する確認スイッチSW(確定スイッチ)と論点タイマーTの常開型接点部T1Mが並列に接続され、その下流には切替リレーRの常閉型接点部R8B及び論点タイマーTのソレノイド部T1Sが直列に接続されている
停止用回路91dにおいては、停止ボタン93fに対応する切替スイッチSWと切替リレーRのソレノイド部R8Sとが直列に接続されている。
検知用回路91eにおいては、吐出用動作状態を検知するための吐出検知回路91i、重力用動作状態を検知するための重力検知回路91j及び吸込用動作状態を検知するための吸込検知回路91kが並列に接続されるように構成されている。
吐出検知回路91iでは、切替リレーRの常開型接点部R5M、切替リレーRの常閉型接点部R6B及び切替リレーRの常閉型接点部R7Bが直列に接続された回路と、検知スイッチLSが接続された回路とが並列に接続されている。検知スイッチLSの下流で回路は2方向に分岐する。一方の分岐先は、切替リレーRの常開型接点部R5M、切替リレーR6の常閉型接点部R6B及び切替リレーRの常閉型接点部R7Bが直列に接続された回路と接続する。この接続点よりも下流では、吐出ランプ95aに対応する表示器作動部D及び切替リレーRのソレノイド部R5Sが並列に接続されている。これに対し、もう一方の分岐先は、切替スイッチSWの下流で接続し切替リレーRのソレノイド部R8Sに至る。
重力検知回路91jでは、切替リレーRの常閉型接点部R5B、切替リレーRの常開型接点部R6M及び切替リレーRの常閉型接点部R7Bが直列に接続された回路と、検知スイッチLSが接続された回路とが並列に接続されている。検知スイッチLSの下流で回路は2方向に分岐する。一方の分岐先は、切替リレーRの常閉型接点部R5B、切替リレーRの常開型接点部R6M及び切替リレーRの常閉型接点部R7Bが直列に接続された回路と接続する。この接続点よりも下流では、重力ランプ95bに対応する表示器作動部D及び切替リレーRのソレノイド部R6Sが並列に接続されている。これに対し、もう一方の分岐先は、切替スイッチSWの下流で接続し切替リレーRのソレノイド部R8Sに至る。
吸込検知回路91kでは、切替リレーRの常閉型接点部R5B、切替リレーRの常閉型接点部R6B及び切替リレーRの常開型接点部R7Mが直列に接続された回路と、検知スイッチLSが接続された回路とが並列に接続されている。検知スイッチLSの下流で回路は2方向に分岐する。一方の分岐先は、切替リレーRの常閉型接点部R5B、切替リレーRの常閉型接点部R6B及び切替リレーRの常開型接点部R7Mが直列に接続された回路と接続する。この接続点よりも下流では、吸込ランプ95cに対応する表示器作動部D及び切替リレーRのソレノイド部R7Sが並列に接続されている。これに対し、もう一方の分岐先は、切替スイッチSWの下流で接続し切替リレーRのソレノイド部R8Sに至る。
操作回路91fは、吐出操作回路91p、重力操作回路91q及び吸込操作回路91rが並列に接続されるように構成されている。
吐出操作回路91pでは、2つの並列回路が直列に接続されている。上流の並列回路の一方では吐出ボタン93bに対応する吐出切替スイッチSWが接続され、他方では切替リレーRの常開型接点部R2M、切替リレーRの常閉型接点部R3B、切替リレーRの常閉型接点部R4Bが直列に接続されている。下流の並列回路の一方では切替リレーRのソレノイド部R2Sとボタン点灯部Lが並列に接続され、他方では論点タイマーTの常閉型接点部T1B及び警告手段作動部SPが直列に接続されている。
重力操作回路91qでは、2つの並列回路が直列に接続されている。上流の並列回路の一方では重力ボタン93cに対応する重力切替スイッチSWが接続され、他方では切替リレーRの常閉型接点部R2B、切替リレーRの常開型接点部R3M、切替リレーRの常閉型接点部R4Bが直列に接続されている。下流の並列回路の一方では切替リレーRのソレノイド部R3Sとボタン点灯部Lが並列に接続され、他方では論点タイマーTの常閉型接点部T1B及び警告手段作動部SPが直列に接続されている。
吸込操作回路91rでは、2つの並列回路が直列に接続されている。上流の並列回路の一方では吸込ボタン93dに対応する吸込切替スイッチSWが接続され、他方では切替リレーRの常閉型接点部R2B、切替リレーRの常閉型接点部R3B、切替リレーRの常開型接点部R4Mが直列に接続されている。下流の並列回路の一方では切替リレーRのソレノイド部R3Sとボタン点灯部Lが並列に接続され、他方では論点タイマーTの常閉型接点部T1B及び警告手段作動部SPが直列に接続されている。
次に、制御回路91の動作について説明する。なお、制御回路91に電源が投入された直後は、ヘッドバルブ26が吸込用連通状態に設定されるものとする。
吐出ボタン93bが押された場合は、吐出切替スイッチSWがオンされ、切替リレーRのソレノイド部R2S、ボタン点灯部L及び警告手段作動部SPが通電される。これにより、切替リレーRの常開型接点部R2Mが閉じ通電するとともに、切替リレーRの常閉型接点部R2Bが開き、そこを流れる電流が止まる。この結果、吐出ボタン93bが点灯するとともに警告用スピーカー(図示せず)から「吐出です」という音声が出力される。
この状態で確認ボタン93eが押されると、論点タイマーTのソレノイド部T1Sが通電されることによって論点タイマーTの常開型接点部T1Mが閉じ、電磁弁制御部SOLが通電される。これにより、電磁弁96は、第1空気回路88を介してエアシリンダ50の第1気室56に圧搾空気を供給するとともに、第2空気回路89を介してエアシリンダ50の第2気室58から圧搾空気を排出する。そのため、ピストン52はエアシリンダ50の底部に向かって押し込まれる。また、確認ボタン93eが押下されたことにより、論点タイマーTの常閉型接点部T1Bが開くので、警告手段作動部SP1を流れる電流が止まり、警告用スピーカー(図示せず)からの音声の出力が止まる。
その後、吐出位置検知棒65が吐出位置規定部61aに触れると、検知スイッチLSがオンされ、表示器作動部D及び切替リレーRのソレノイド部R5Sが通電されるとともに、切替リレーRのソレノイド部R8Sも通電される。そのため、切替リレーRの常閉型接点部R8Bが開き論点タイマーTのソレノイド部T1Sに流れていた電流が止まる。これを受けて論点タイマーTの常開型接点部T1Mが開き、電磁弁制御部SOLを流れていた電流が止まる。これにより、電磁弁96による圧搾空気の供給・排出が止まる。
すなわち、制御回路91は、吐出切替スイッチSWにより吐出用連通状態が選択され且つ確認スイッチSWにより当該選択が確定された場合には、エアシリンダ50を吐出用連通状態とするための切替信号を出力する。この出力は、当該状態に遷移したことを位置検知装置60の吐出位置検知部64が検出するまでの間行われる。
重力ボタン93cが押された場合は、重力切替スイッチSWがオンされ、切替リレーRのソレノイド部R3S、ボタン点灯部L及び警告手段作動部SPが通電される。これにより、切替リレーRの常開型接点部R3Mが閉じ通電する一方で、切替リレーRの常閉型接点部R3Bは開き電流が止まる。この結果、重力ランプ95b点灯するとともに警告用スピーカー(図示せず)から「重力です」という音声が出力される。
この状態で確認ボタン93eが押されると、論点タイマーTのソレノイド部T1Sが通電されることによって論点タイマーTの常開型接点部T1Mが閉じ、エアシリンダ50が吐出用動作状態の場合は電磁弁制御部SOLが通電され、エアシリンダ50が吸込用動作状態の場合は電磁弁制御部SOLが通電される。電磁弁制御部SOLが通電された場合、電磁弁96は、第1空気回路88を介してエアシリンダ50の第1気室56から圧搾空気を排出するとともに、第2空気回路89を介してエアシリンダ50の第2気室58に圧搾空気を供給する。そのため、ピストン52はエアシリンダ50の上部に向かって押し出される。これに対して電磁弁制御部SOLが通電された場合、電磁弁96は、第1空気回路88を介してエアシリンダ50の第1気室56に圧搾空気を供給するとともに、第2空気回路89を介してエアシリンダ50の第2気室58から圧搾空気を排出する。そのため、ピストン52はエアシリンダ50の底部に向かって押し込まれる。また、確認ボタン93eが押下されたことにより、論点タイマーTの常閉型接点部T1Bが開くので、警告手段作動部SPを流れる電流が止まり、警告用スピーカー(図示せず)からの音声の出力が止まる。
その後、重力位置検知棒63が重力位置規定部61bに触れると、検知スイッチLSがオンされ、表示器作動部D及び切替リレーRのソレノイド部R6Sが通電されるとともに、切替リレーRのソレノイド部R8Sも通電される。そのため、切替リレーRの常閉型接点部R8Bが開き論点タイマーTのソレノイド部T1Sに流れていた電流が止まる。これを受けて論点タイマーTの常開型接点部T1Mが開き、電磁弁制御部SOL又はSOLを流れていた電流が止まる。これにより、電磁弁96による圧搾空気の供給・排出が止まる。
すなわち、制御回路91は、重力切替スイッチSWにより重力用連通状態が選択され且つ確認スイッチSWにより当該選択が確定された場合には、エアシリンダ50を重力用連通状態とするための切替信号を出力する。この出力は、当該状態に遷移したことを位置検知装置60の重力位置検知部62が検出するまでの間行われる。その後、電磁弁96は、第1気室56及び第2気室58を大気開放するので、ピストン52は動作を停止し、エアシリンダ50は重力用動作状態で停止する。すなわち、エアシリンダ50の重力用動作状態は、電磁弁96による第1気室56及び第2気室58の大気開放と、上述のようにボールプランジャ75が窪み73に嵌まることとによって維持される。
吸込ボタン93dが押された場合は、吸込切替スイッチSWがオンされ、切替リレーRのソレノイド部R4S、ボタン点灯部L及び警告手段作動部SPが通電される。これにより、切替リレーRの常開型接点部R4Mが閉じ通電するとともに、切替リレーRの常閉型接点部R4Bが開き、そこを流れる電流が止まる。この結果、吸込ボタン93dが点灯するとともに警告用スピーカー(図示せず)から「吸込です」という音声が出力される。
この状態で確認ボタン93eが押されると、論点タイマーTのソレノイド部T1Sが通電されることによって論点タイマーTの常開型接点部T1Mが閉じ、電磁弁制御部SOLが通電される。これにより、電磁弁96は、第1空気回路88を介してエアシリンダ50の第1気室56から圧搾空気を排出するとともに、第2空気回路89を介してエアシリンダ50の第2気室58に圧搾空気を供給する。そのため、ピストン52はエアシリンダ50の上部に向かって押し出される。また、確認ボタン93eが押下されたことにより、論点タイマーTの常閉型接点部T1Bが開くので、警告手段作動部SPを流れる電流が止まり、警告用スピーカー(図示せず)からの音声の出力が止まる。
その後、吸込位置検知棒67が吐出位置規定部61cに触れると、検知スイッチLSがオンされ、表示器作動部D及び切替リレーRのソレノイド部R7Sが通電されるとともに、切替リレーRのソレノイド部R8Sも通電される。そのため、切替リレーRの常閉型接点部R8Bが開き論点タイマーTのソレノイド部T1Sに流れていた電流が止まる。これを受けて論点タイマーTの常開型接点部T1Mが開き、電磁弁制御部SOLを流れていた電流が止まる。これにより、電磁弁96による圧搾空気の供給・排出が止まる。
すなわち、制御回路91は、吸込切替スイッチSWにより吸込用連通状態が選択され且つ確認スイッチSWにより当該選択が確定された場合には、エアシリンダ50を吸込用連通状態とするための切替信号を出力する。この出力は、当該状態に遷移したことを位置検知装置60の重力位置検知部66が検出するまでの間行われる。
停止ボタン93fが押された場合には、切替スイッチSWがオンされ、切替リレーRのソレノイド部R8Sが通電される。これにより、切替リレーRの常閉型接点部R8Bが開くので論点タイマーTのソレノイド部T1Sに電流が流れなくなる。そのため論点タイマーTの常開型接点部T1Mが開き、電磁弁制御部SOL又はSOLを通る電流が止まる。
本実施形態によれば、切替スイッチSW〜SWの操作状態に応じて、エアシリンダ50の動作状態を切り替えるための切替信号が出力される。そして、当該切替信号に基づいて第1空気回路88及び第2空気回路89を介してエアシリンダ50の第1気室56及び第2気室58の気圧を調節することで、ピストン52の位置が変わる。これにより、エアシリンダ50の動作状態が吐出用動作状態、重力用動作状態及び吸込用動作状態のいずれかに切り替えられる。ヘッドバルブ26の状態を切り替えることができる弁44はエアシリンダ50と連結されているので、エアシリンダ50の動作状態が切り替わることと同期してヘッドバルブ26の連通状態も切り替わる。これにより、操作員は操作部93上の各インタフェースを操作するだけでヘッドバルブ26の連通状態を切り替えることができる。すなわち、操作員は大きな労力を要することなくヘッドバルブ26を操作することができる。
また、本実施形態では、切替信号を出力する制御回路91は安価な切替リレーR〜R及び論点タイマーTを用いて構成されているので、当該制御回路の製造費用を抑えることができる。
また、本実施形態では、エアシリンダ50が停止状態である場合には、第1気室56及び第2気室58が大気開放されるので、両気室内の温度が変化した場合でも当該両気室内の気圧を互いにほぼ等しく維持することができる。これにより、エアシリンダ50を停止状態に保持することができる。
また、本実施形態では、エアシリンダ50が吐出用動作状態、重力用動作状態及び吸込用動作状態のいずれかの動作状態であることを位置検知装置60が検出するまでの間エアシリンダ50を当該動作状態とするための切替信号が出力される。そして、エアシリンダ50が当該動作状態に遷移すると切替信号の出力が停止する。これにより、より的確にエアシリンダ50を吐出用動作状態、重力用動作状態及び吸込用動作状態に遷移させることができる。
また、本実施形態では、弁44が切替スイッチSW〜SWの操作状態のみで動作するのではなく、更に論点タイマーTの操作状態を判断した上で初めて動作する。これにより、操作員は、吐出ボタン93b、重力ボタン93c及び吸込ボタン93dのいずれかを押下した後、この操作の確認をした上で確認ボタン93eを操作することで弁44を作動させることができる。また、吐出ボタン93b、重力ボタン93c及び吸込ボタン93dのいずれかが押されると、押されたボタンが点灯するとともに警告用スピーカー(図示せず)から音声が出力される。そのため、操作員は、ヘッドバルブ26の連通状態をどのように切り替えるかをこれらボタンの点灯状態及び音声により確認することができる。したがって、操作員の誤操作をより防止することができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で以下のような様々な変形が可能である。
本実施形態ではシリンダとしてエアシリンダ50を用いたが、シリンダの形態はこれに限定されず、油圧シリンダなどを用いてもよい。また、本実施形態では、エアシリンダ50と弁44とを連結するために複式リンク70を用いたが、シリンダと弁とを他の構成により連結してもよい。
また、本実施形態では検知手段として位置検知装置60を用いたが、検知手段の構成もこれに限定されない。例えば、図15に示すように、被検知用ドグ100aを有しハンドルホイール48と直交するように当該ハンドルホイール48に取り付けられた被検知棒100と、サブフレーム16に取り付けられ、吐出位置センサ102a、重力位置センサ102b及び吸込位置センサ102cを有する近接センサ102とを備えた検知手段を用いてもよい。被検知棒100は、ハンドルホイール48の回転運動に合わせて回動する。吐出位置センサ102aは検知スイッチLSを有し、重力位置センサ102bは検知スイッチLSを有し、吸込位置センサ102cは検知スイッチLSを有する。
エアシリンダ50が吐出用動作状態にあるとき、被検知棒100は、図16(a)に示すように吐出位置センサ102aに接近する。このとき、吐出位置センサ102aは、被検知用ドグ100aの接近を検知する。すると、吐出位置センサ102aを構成する検知スイッチLSがオンされ、上述のように電磁弁96による圧搾空気の供給・排出が止まる。また、エアシリンダ50が重力用動作状態にある場合は、図16(b)に示すように被検知用ドグ100aが重力位置センサ102bに接近することで検知スイッチLSがオンされ、上述のように電磁弁96による圧搾空気の供給・排出が止まる。更に、エアシリンダ50が吸込用動作状態にある場合は、図16(c)に示すように被検知用ドグ100aが吸込位置センサ102cに接近することで検知スイッチLSがオンされ、上述のように電磁弁96による圧搾空気の供給・排出が止まる。
また、空気回路の構成及び電気回路の構成は、本実施形態における空気回路80及び電気回路90に限定されない。また、制御回路内の構成は、本実施形態における制御回路91に限定されず、プログラマブルロジックコントローラ(シーケンサ)の使用等も考えられる。更に、操作部の構成は本実施形態の操作部93に限定されないし、表示器95の設置や警告用スピーカー(図示せず)の設置も任意である。
実施形態に係るタンクローリー用配管制御装置を備えたタンクローリーの側面図である。 図1に示すタンクローリーの配管構造の平面図である。 図1に示すタンクローリーの配管構造の側面図である。 ヘッドバルブ、間座、及びポンプの分解斜視図である。 図4のV−V線断面図である。 ヘッドバルブとエアシリンダとの連結を示す斜視図である。 実施形態に係るタンクローリー用配管制御装置の空気回路及び電気回路を模式的に示した図である。 エアシリンダの吐出用動作状態を示す平面図である。 図4のIX−IX線断面図であり、ヘッドバルブの吐出用連通状態を示すものである。 エアシリンダの重力用動作状態を示す平面図である。 図4のIX−IX線断面図であり、ヘッドバルブの重力用連通状態を示すものである。 エアシリンダの吸込用動作状態を示す平面図である。 図4のIX−IX線断面図であり、ヘッドバルブの吸込用連通状態を示すものである。 制御回路の回路図である。 変形例に係る検知手段の斜視図である。 図15に示す検知手段の動作を示す模式図であり、(a)はエアシリンダが吐出用動作状態である場合、(b)はエアシリンダが重力用動作状態である場合、(c)はエアシリンダが吸込用動作状態である場合を表す。
符号の説明
1…タンクローリー用配管制御装置、26…ヘッドバルブ、44…弁、50…エアシリンダ(シリンダ)、56…第1気室、58…第2気室、60…位置検知装置(検知手段)、88…第1空気回路(第1流路)、89…第2空気回路(第2流路)、91…制御回路、100…被検知棒(検知手段)、102…近接センサ(検知手段)、LS〜LS…検知スイッチ、R〜R…切替リレー、SW…吐出切替スイッチ(切替スイッチ)、SW…重力切替スイッチ(切替スイッチ)、SW…吸込切替スイッチ(切替スイッチ)、T…論点タイマー(確定スイッチ)。

Claims (4)

  1. タンクローリーに備えられ、ヘッドバルブを有する配管経路を切り替えるタンクローリー用配管制御装置であって、
    前記ヘッドバルブを第1連通状態、第2連通状態及び第3連通状態のいずれかの状態に切替可能な弁と、
    前記弁に連結され、前記ヘッドバルブを前記第1連通状態とする第1動作状態、前記ヘッドバルブを前記第2連通状態とする第2動作状態及び前記ヘッドバルブを前記第3連通状態とする第3動作状態のいずれかに切替可能なシリンダと、
    前記第1連通状態、前記第2連通状態及び前記第3連通状態のいずれかを選択するための切替スイッチと、前記切替スイッチの操作状態に応じて駆動される切替リレーとを有する制御回路とを備え、
    前記制御回路においては、
    前記切替スイッチにより前記第1連通状態が選択された場合には前記シリンダを第1動作状態とする切替信号を出力し、
    前記切替スイッチにより前記第2連通状態が選択された場合には前記シリンダを第2動作状態とする切替信号を出力し、
    前記切替スイッチにより前記第3連通状態が選択された場合には前記シリンダを第3動作状態とする切替信号を出力するように前記切替スイッチ及び前記切替リレーが接続されていることを特徴とするタンクローリー用配管制御装置。
  2. 前記シリンダは、往復動可能に設けられたピストンと、前記ピストンの両側で互いに対向する第1気室及び第2気室とを有するエアシリンダであり、
    前記制御回路により駆動される電磁弁と、
    前記電磁弁と前記第1気室とを接続する第1流路と、
    前記電磁弁と前記第2気室とを接続する第2流路とを更に備え、
    前記電磁弁は、前記制御回路から出力された切替信号に基づいて前記第1流路及び前記第2流路を介して圧搾気体を前記シリンダ内に供給又は前記シリンダ内から排出することで前記シリンダを前記第1動作状態、前記第2動作状態及び前記第3動作状態のいずれかに切り替えることを特徴とする請求項1に記載のタンクローリー用配管制御装置。
  3. 前記シリンダの動作状態を検知する検知手段を更に備え、
    前記制御回路は、前記検知手段が検出した前記シリンダの動作状態に応じて駆動される検知スイッチを更に有し、
    前記制御回路においては、
    前記切替スイッチにより前記第1連通状態が選択された場合には、前記第1動作状態に遷移したことを前記検知手段が検出するまでの間前記シリンダを第1動作状態とするための切替信号を出力し、
    前記切替スイッチにより前記第2連通状態が選択された場合には、前記第2動作状態に遷移したことを前記検知手段が検出するまでの間前記シリンダを第2動作状態とするための切替信号を出力し、
    前記切替スイッチにより前記第3連通状態が選択された場合には、前記第3動作状態に遷移したことを前記検知手段が検出するまでの間前記シリンダを第3動作状態とするための切替信号を出力するように前記切替スイッチ、前記切替リレー及び前記検知スイッチが接続されていることを特徴とする請求項2に記載のタンクローリー用配管制御装置。
  4. 前記制御回路は、前記ヘッドバルブの連通状態の選択を確定するための確定スイッチと、前記確定スイッチの操作状態に応じて駆動される確定リレーを更に有し、
    前記制御回路においては、
    前記切替スイッチにより前記第1連通状態が選択され且つ前記確定スイッチにより当該選択が確定された場合には前記シリンダを第1動作状態とするための切替信号を出力し、
    前記切替スイッチにより前記第2連通状態が選択され且つ前記確定スイッチにより当該選択が確定された場合には前記シリンダを第2動作状態とするための切替信号を出力し、
    前記切替スイッチにより前記第3連通状態が選択され且つ前記確定スイッチにより当該選択が確定された場合には前記シリンダを第3動作状態とするための切替信号を出力するように前記切替スイッチ、前記切替リレー及び前記確定リレーが接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のタンクローリー用配管制御装置。
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