JP2008012976A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の側方の窓部を覆うカーテンエアバッグ装置について、車体への取付作業を容易にする。
【解決手段】車両のルーフサイド部5に細長く折り畳んで収納するエアバッグ1の全長に沿って、プロテクタ27を取り付ける。プロテクタ27は、樹脂製の第1ないし第3のプロテクタ体81,82,83を接続して形成する。各プロテクタ体81,82,83同士の接続部分に、屈曲可能な屈曲可能部101を設ける。屈曲可能部101で屈曲することにより、車体への取付作業を容易にできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車の側部の窓部に沿って展開するエアバッグ装置に関する。
従来、ガスを導入して膨張展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置について、自動車の車室の側方のドアの窓部などに沿って展開するいわゆるカーテンエアバッグ装置が知られている。このようなエアバッグ装置は、通常時は、細長く折り畳まれ、車室側面の窓部の上縁部に沿って配置されている。そして、側面衝突や横転(ロールオーバー)などの衝撃を受けた際に、インフレータからガスが供給されてエアバッグが展開し、側部の窓部などに沿って下方に展開するようになっている。
このようなエアバッグ装置について、折り畳んだエアバッグを保持するエアバッグホルダーを備えた構成が知られている。このエアバッグホルダーは、細長く折り畳んだエアバッグを保持する筒状の保持部と、この保持部から延設され車体に固定される固定部とを備え、弾性を有する樹脂あるいはゴムなどにて形成されている。そして、エアバッグを保持したエアバッグホルダーをフロントピラー部からルーフサイドレール部にかけて取り付けることにより、エアバッグ装置を車体に取り付ける工程の効率化が図られている(例えば、特許文献1参照。)。このような構成では、例えば前席専用などの小型のエアバッグであれば、エアバッグの前端から後端までを1つのエアバッグホルダーで保持し、取付工程の効率化が可能となるが、例えば前席から後席に対応する長尺のエアバッグについては、1つのエアバッグホルダーで保持する構成とすると、エアバッグホルダー及びこのエアバッグホルダーにエアバッグなどを組み付けたモジュールが大型化し、モジュールの搬送や車体への取り付け作業がかえって煩雑になる可能性がある。また、複数に分割したエアバッグホルダーを用いると、エアバッグがエアバッグホルダーで保護されない部分が大きくなるとともに、各エアバッグホルダーを車体に取り付ける際に、エアバッグに捻れなどがないことを確認する作業が必要になる。
この点、細長く折り畳まれたエアバッグに対し、複数のプロテクタを互いに離間して配置し、ブラケットでプロテクタを支持する構成が知られている。この構成では、前席から後席にかけて配置される長尺のエアバッグに適用可能で、プロテクタにより、展開するエアバッグが車体に干渉することを防止するとともに、取り付け時にエアバッグの捻れを抑制することが図られている(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、この構成においても、互いに離間するプロテクタ同士の間では、エアバッグが保護されないとともに、取り付け時には、エアバッグを捩って、すなわち隣接するプロテクタを互いに1回転させて取り付けることがないように確認する作業が必要となる。
特開平10−203288号公報 (第1頁、第4頁、図1、図5) 特開2006−69248号公報 (第1頁、図1−2)
上記従来のように、細長く折り畳まれた長尺なエアバッグについて、展開時にエアバッグを保護するとともに、取り付け作業を容易にできる構成が求められている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、展開時にエアバッグを保護するとともに、取り付け作業を容易にできるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグ装置は、細長く折り畳まれた状態からガスが導入されて膨張展開するエアバッグと、前記折り畳まれたエアバッグの略全長に沿って配置されるとともに、長手方向の中間位置に他の部分より容易に屈曲する屈曲可能部を設けたプロテクタとを具備するものである。
そして、この構成では、プロテクタが折り畳まれたエアバッグの略全長に沿って配置されるため、このプロテクタによりエアバッグの形状の維持を補助し、捻れの発生を防止して、エアバッグの取付作業が容易になるとともに、展開時にエアバッグの略全長にわたりエアバッグと他の部材との干渉を抑制し、エアバッグが保護される。また、プロテクタには屈曲可能部を設けたため、屈曲可能部で屈曲することにより、プロテクタとエアバッグとを組み合わせたモジュールの取り扱いが容易になり、エアバッグ装置の取付作業の作業性が向上する。
請求項2記載のエアバッグ装置は、請求項1記載のエアバッグ装置において、プロテクタは、接続受部を備えた第1のプロテクタ体と、前記接続受部に接続される接続部及び屈曲可能部を設けた延設部を備えた第2のプロテクタ体とを備えたものである。
そして、この構成では、複数のプロテクタ体を接続してプロテクタを構成することにより、長尺なエアバッグの略全長に沿ったプロテクタが容易に構成される。プロテクタ体の接続構造である延設部に屈曲可能部を設けることにより、屈曲可能部が容易に形成される。
請求項3記載のエアバッグ装置は、請求項2記載のエアバッグ装置において、接続部は、接続受部に重ねて配置されるとともに、これら接続部と接続受部には互いに連通する開口部が設けられ、エアバッグは、前記開口部に挿入される取付片部を備えるものである。
そして、この構成では、接続部と接続受部とが重ねられた部分に開口部を設けたため、開口部の部分の剛性が高まり、エアバッグの取付片部を開口部に挿入してこの取付片部を他の部材に連結する作業が容易になるとともに、エアバッグの取付片部により、プロテクタ体同士の接続が強化される。
請求項4記載のエアバッグ装置は、請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置において、エアバッグ及びプロテクタを車体に取り付けるブラケットを具備するものである。
そして、この構成では、ブラケットによりエアバッグ及びプロテクタを車体に取り付けて、車体の所定面に沿って面状に展開するカーテンエアバッグ装置が構成される。
請求項5記載のエアバッグ装置は、請求項4記載のエアバッグ装置において、ブラケットは、車室内に配置される付属品が取り付けられる付属品取付部を備えたものである。
そして、この構成では、エアバッグ装置のブラケットを、付属品を取り付ける部材として兼用することにより、車両の構成が簡略化され、製造コストが低減される。
請求項6記載のエアバッグ装置は、請求項5記載のエアバッグ装置において、ブラケットは、エアバッグ取付部を備えた支持ブラケットと、付属品取付部を備えた取付ブラケットとを具備し、これら支持ブラケット及び取付ブラケットは、所定の軸方向に沿って装着される取付具により着脱可能に固定され、これら支持ブラケット及び取付ブラケットには、互いに当接して前記軸方向を中心とする回転を阻止する回転阻止部が設けられたものである。
そして、この構成では、付属品取付部を備えた取付ブラケットとエアバッグ取付部を備えた支持ブラケットとを別体として取付具により着脱可能としたため、支持ブラケットにエアバッグを取り付けた状態のまま、エアバッグに影響を与えることなく、容易に付属品の保守や交換が可能になる。また、支持ブラケット及び取付ブラケットには、互いに当接して取付具が装着される軸方向を中心とする回転を阻止する回転阻止部が設けられたため、エアバッグが膨張展開する際などに大きな力が加わっても、支持ブラケットと取付ブラケットとを連結した状態が確保される。このため、簡略な構造の取付具を用いることが可能であり、取付作業が容易になるとともに製造コストが低減される。
請求項7記載のエアバッグ装置は、請求項4ないし6いずれか一記載のエアバッグ装置において、ブラケットは、先端部近傍に取付孔を設けたブラケット側取付片を備え、プロテクタは、基部と、この基部から突設され前記取付孔に挿入して前記ブラケット側取付片の一面に係止される第1の係止部と、前記基部から弾性変形可能に突設され先端部が前記ブラケット側取付片の他面に当接する第2の係止部と、これら第1の係止部及び第2の係止部の間に配置され前記ブラケット側取付片の先端部が挿入可能な空間部とを備えたものである。
そして、この構成では、ブラケットとプロテクタとの取付作業の作業性が向上する。すなわち、ブラケットのブラケット側取付片の先端部をプロテクタの空間部に挿入した状態で、取付孔にプロテクタの第1の係止部を挿入して、ブラケット側取付片の一面に第1の係止部を係止する。そして、この係止した部分を支点としながらブラケットを相対的に回動すると、ブラケットの先端部に押動されて第2の係止部が弾性的に変形し、ブラケットの先端部が第2の係止部の先端部を通過すると、第2の係止部が復帰変形して、第2の係止部の先端部がブラケット側取付片の他面に当接する。この状態で、ブラケットのブラケット側取付片の各面にプロテクタの第1の係止部と第2の係止部とが当接し、ブラケットとプロテクタとが作業性良く取り付けられる。構造が簡略で、製造コストが低減される。
請求項8記載のエアバッグ装置は、請求項4ないし7いずれか一記載のエアバッグ装置において、車体には、取付口を設けた被取付面部が設けられ、プロテクタは、被取付部材に取り付けられる取付面部を備え、この取付面部には、開口及びエアバッグの展開方向に沿って前記開口を跨ぐ径大部を設け前記取付口に圧入して係合されるクリップ部とを備えたものである。
そして、この構成では、クリップ部は、エアバッグの展開方向に沿って開口を跨ぐ径大部を設けたため、取付口へ圧入する際は、クリップ部が開口を縮小するように変形し、取付作業が容易になる。さらに、エアバッグが展開する際は、クリップ部が開口を拡大あるいは縮小するように変形し、衝撃を緩和して、クリップ部が保護される。このため、クリップ部の強度を小さくしてクリップ部の圧入作業を容易にすることが可能になる。
本発明のエアバッグ装置によれば、プロテクタが折り畳まれたエアバッグの略全長に沿って配置されるため、このプロテクタによりエアバッグの形状の維持を補助し、捻れの発生を防止して、エアバッグの取付作業を容易にできるとともに、展開時にエアバッグの略全長にわたりエアバッグと他の部材との干渉を抑制し、エアバッグを保護できる。また、プロテクタには屈曲可能部を設けたため、屈曲可能部で屈曲することにより、プロテクタとエアバッグとを組み合わせたモジュールの取り扱いが容易になり、エアバッグ装置の取付作業の作業性を向上できる。
以下、本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2において、1はエアバッグで、このエアバッグ1を備えたエアバッグ装置2は、カーテンエアバッグ装置とも呼ばれるもので、図2に示すように、車両である自動車の車体3の車室の収納位置としてのルーフサイド部5に配置されている。そして、このエアバッグ1は、カーテンエアバッグ、側突用エアバッグ、インフレータブルカーテン、頭部保護装置、あるいは頭部保護用エアバッグなどとも呼ばれるもので、側面衝突の衝撃を受けた際や横転(ロールオーバー)の際などに、乗員の側方にほぼ面状に展開し、被保護物である乗員を保護するようになっている。なお、以下の記載において、上下方向、前後方向などの方向は、車両の直進方向を基準とし、内側及び外側は、車室から両側の外方に向かう方向を外側として説明する。
そして、この自動車の車体3は、車室内に乗員が着座可能な前席及び後席を備え、これら前席及び後席に対応して、それぞれ上部に開口可能な開口部としての所定面を構成する窓部(サイドウィンドウ)8を備えた図示しないドアが設けられている。また、車室の両側には、前側(各図における右側)から順に、Aピラーとも呼ばれるフロントピラー11、柱状部であるピラー部としてのBピラーとも呼ばれるセンターピラー12、Cピラーとも呼ばれるリアピラー13が設けられている。そして、これら窓部8、ドア及び各ピラー11,12,13により、車室の両側部に所定面14が構成されている。また、これらピラー11,12,13の上側、すなわち窓部8の一縁部である上縁部に、ルーフサイドレールなどとも呼ばれる被取付部材を構成する被取付面部としての車体パネル15が設けられ、この車体パネル15を介して天井部としての天井パネルが支持されている。また、両側のフロントピラー11の前側にはフロントガラス(フロントウインドシールド)が設けられ、両側のリアピラー13の後側にはリアガラスが設けられている。そして、収納位置としてのルーフサイド部5は、天井パネルの両側の縁部の部分から、この縁部の部分といわば交差する方向に伸びるフロントピラー11のほぼ全長にかかる部分にまで設定され、これら天井パネルの縁部の部分とフロントピラー11とで仮想的に構成される内角の側にエアバッグ1が展開する所定面14が設定される。
また、車体パネル15及び天井パネルの車室側は、各ピラー11,12,13の一部とともに、軟質すなわち変形可能な天井板であり室内装飾パネルである図示しないヘッドライニング(ルーフライニング)により覆われている。また、各座席には、シートベルトが設けられ、センターピラー12には、これらシートベルトを支持する支持部12aが設けられている。また、各ピラー11,12,13の全長あるいは一部の車室側には、それぞれ内装材である第1ないし第3のピラーガーニッシュが取り付けられ、これらピラー11,12,13が覆われている。さらに、図示しないが、車体パネル15の下端部には、軟質の樹脂などにて形成された弾性変形可能なパッキング体が取り付けられている。このパッキング体は、ウェルトあるいはボディシールなどとも呼ばれるもので、各ドアの上部が当接して密着するようになっている。
そして、エアバッグ装置2は、前後の座席の乗員を保護可能な、いわゆる前後席用エアバッグであり、車体パネル15とヘッドライニングとなどに囲まれたルーフサイド部5に細長く折り畳んで収納されたエアバッグ1と、後席の後方あるいは上方に収納されこのエアバッグ1にガスを供給するガス発生器であるインフレータ25となどを備えている。さらに、このエアバッグ装置2は、図1及び図2に示すように、エアバッグ1を車体パネル15に取り付ける金属製のプレス部品であるブラケット26、折り畳んだエアバッグ1に沿って取り付けられて展開時にエアバッグ1を保護する樹脂製のプロテクタ27、折り畳んだエアバッグ1の形状を保持する破断可能な筒状あるいはひも状の形状保持部材としてのスリーブ、折り畳んだエアバッグ1をプロテクタ27に取り付ける破断可能な帯(テープ)、糸、樹脂材などの保持手段28、及びエアバッグ1の前端部に連結されたテザーベルト29などが備えられている。さらに、この実施の形態では、ブラケット26に、付属品としての交換部品(サービスパーツ)であるアシストグリップ30が取り付けられ、モジュールが構成されている。
そして、エアバッグ1は、図2に示すように、単数あるいは複数の基布を組み合わせ、例えば1枚の基布を折り返し、あるいは2枚の基布を重ねて接合して、扁平な袋状に形成されたエアバッグ本体部31と、このエアバッグ本体部31の複数カ所から延設された取付部を構成する取付片部32となどを備え、細長く折り畳んでルーフサイド部5に収納される。
そして、エアバッグ本体部31は、車室側に配置される内側の基布部33と車体側である外側に配置される外側の基布部34とを重ね、接合部である所定の縫製部で縫い合わせ、ガスが流入して膨張展開する袋状の膨張部35と、エアバッグ本体部31の後端上部に位置して膨張部35を外部に連通するガス導入口36と、ガスが流入せず膨張展開しない非膨張部37となどが設けられている。
さらに、膨張部35は、中空部である気室であり、エアバッグ本体部31の上縁部に沿って位置するガス案内部41と、このガス案内部41の下流側である下側に連通する開口部用展開部としての第1の膨張部である前席保護部42及び第2の膨張部としての後席保護部43と、これら前席保護部42及び後席保護部43の間に位置する柱状部用展開部としてのピラー被覆部44と、これら保護部42,43及びピラー被覆部44の下流側である下側に連通しエアバッグ本体部31の下縁部に沿って位置する下流側展開部としての下部膨張部45とを備えている。そして、ガス案内部41は、エアバッグ本体部31の上縁部の略全長に沿って、すなわち前後方向を長手方向である軸方向として略水平な柱状に展開する。また、下部膨張部45は、エアバッグ本体部31の下縁部の略全長に沿って、すなわち前後方向を長手方向である軸方向として略水平な柱状に展開するが、所定の位置に設けたガス規制部47により前後に区画されている。さらに、ピラー被覆部44は、センターピラー12とほぼ等しい幅寸法か、あるいはセンターピラー12よりも大きい幅寸法を有している。
また、縫製部は、縫製、接着、あるいは縫製とシール手段との併用などにより略気密あるいは高度な気密に構成され、膨張部35の外周を縫製する外周連結部である外周縫製部51と、この外周縫製部51に囲まれた領域に位置し保護部42,43及びピラー被覆部44などを区画形成するとともに各部の展開時の幅寸法を規制する規制部52とを備えている。そして、この規制部52は、膨張部35の1カ所あるいは複数カ所に位置し、外周縫製部51と一体あるいは別体に形成されている。また、各規制部52は、線状をなす線部53と、この線部53の端末あるいはガスの上流側に位置して線部を保護する円環状の保護部54が形成されている。
そして、本実施の形態では、規制部52は、前席保護部42に位置する前側規制部56と、後席保護部43に位置する第1及び第2の後側規制部57,58と、ピラー被覆部44に略沿って形成された連結線部71とが形成されている。そして、前側規制部56と第2の後側規制部58は、上側すなわち上流側を開口した略U字状をなし、第1の後側規制部57は、環状に形成されて内部が非膨張部37となっている。
また、連結線部71は、本実施の形態では、ピラー被覆部44の後側部を区画形成するもので、エアバッグ1が展開した状態で、ピラー被覆部44すなわちセンターピラー12に略沿って垂直状すなわち上下方向を長手方向として形成され、センターピラー12の後縁部に沿った直線状の直線部72と、この直線部72の下端部に連続し下流側に滑らかに湾曲してセンターピラー12の一部に重なる位置まで延設された曲線状の交差部73とを備え、いわば略J字状あるいは略し字状に形成されている。
そして、この連結線部71の下端部は、各規制部56,57,58の下端部とほぼあるいは正確に位置合わせされており、ガス規制部47の部分を除いて、ガスの流れを遮ることのない空間が形成されるとともに、これら規制部56,57,58の下側に形成される下部膨張部45は、一部すなわちピラー被覆部44に連続する部分がセンターピラー12の下端部を覆うようになっている。
さらに、この実施の形態では、規制部52と一体に連続して、ガス規制部47が形成されている。このガス規制部47は、前側規制部56の後端部近傍から下方に垂直状に延設され、外周縫製部51に連続している。そこで、このガス規制部47は、ピラー被覆部44が下部膨張部45に連通する連通部分75の下流側で、下部膨張部45を気密に閉塞している。
また、内側の基布部と外側の基布部との間には、必要に応じて、ガスを案内し、あるいは、展開時の膨張部の幅寸法を規制する手段として、インナパイプ77、前側隔壁体、あるいは後側隔壁体などが縫合などして取り付けられている。また、この実施の形態では、エアバッグ本体部31の上端部の前端部及び後端部の下端部にそれぞれ若干の非展開部37が形成され、これら非展開部37に、車体に取り付けられる固定点79が形成されている。
また、エアバッグ1の取付片部32は、エアバッグ本体部31の上縁部の所定位置に複数形成されている。そして、各取付片部32は、エアバッグ本体部31を構成する基布部と一体に形成され、例えば、内側の基布部33と外側の基布部34とを重ね縫着して形成されている。そして、各取付片部32は、エアバッグ本体部31から舌片状に突設され、円孔状をなす取付孔32aが形成されている。
一方、プロテクタ27は、図1に示すように、複数、本実施の形態では第1ないし第3の3個のプロテクタ体81,82,83を接続して構成されている。そして、各プロテクタ体81,82,83は、それぞれ弾性的に変形可能な樹脂にて一体に形成され、それぞれ、主として断面略L字状をなすプロテクタ本体部85と、このプロテクタ本体部85の一端部である前端部から略板状に延設された延設部86とを備えている。すなわち、プロテクタ本体部85は、略垂直な取付面部88と、この取付面部88の一縁部である上縁部から水平方向に屈曲して延設された天面部89とを備えており、延設部86は取付面部88と略面一にすなわち略垂直に連続して形成されている。そして、折り畳まれたエアバッグ1は、延設部86を含む取付面部88と天面部89とに側部と上部とを沿わせるようにして、プロテクタ27に形状を保持された状態で配置される。さらに、エアバッグ1が膨張展開する際は、このプロテクタ27により、車体パネル15などの車体3側の部材に干渉されることなく、展開方向である下方(図1などに示す矢印A方向)に円滑に膨張展開するようになっている。
さらに、各プロテクタ体81,82,83は、適宜、エアバッグ1の取付片部32が挿通する開口部91、車体パネル15に係合して取り付けられるクリップ部93、ブラケット26を係合保持する第1及び第2のブラケット保持部95,96、延設部86に形成された屈曲可能部101及び接続部102、この接続部102に係合して接続される接続受部104、及び自動組付機用の保持孔105などを備えている。
より詳細には、前側に位置する第1のプロテクタ体81は、フロントピラー11の部分から前席の側方のルーフサイド部5に配置されるもので、プロテクタ本体部85の前端部に取付面部88に連続する延設部86すなわち取付面部88のみが形成されているが、この延設部86には屈曲可能部101及び接続部102は形成されず、クリップ部93及び自動組付機用の保持孔105が形成されている。このクリップ部93は、図3及び図4(a)に示すように、略垂直な取付面部88に前後方向を長手方向としてスリット状に形成された開口111を跨ぐようにして、車体パネル15側すなわち車体3の外側に向かって帯状に突設され、車体パネル15に形成した取付口112に圧入して係合されるものである。すなわち、このクリップ部93は、開口111の上下の縁部から外側に向かい互いに略平行に突設された上下のリブ部93a,93bと、これらリブ部93a,93bの先端部同士を接続する径大部93cを備えており、この径大部93cの上下方向の外形寸法L1は、外部から力が加わっていない状態では、取付口112の上下方向の内形寸法L2より大きくなっている。一方、リブ部93a,93bの上下方向の外形寸法L3は、取付口112の上下方向の内形寸法L2より小さくなっている。そこで、クリップ部93を取付口112に圧入する際は、リブ部93a,93bが互いに接近するとともに径大部93cが上下に小さくなる方向に変形しながら、径大部93cが取付口112に圧入され、径大部93cが取付口112を通過すると、径大部93cが復帰変形して、図4に示す係合状態となる。
また、図4(b)に示すように、エアバッグ1が膨張展開する際には、まず、エアバッグ1から天面部89を介して第1のプロテクタ体81の取付面部88を反展開方向である上側(図4に示す矢印B方向)に引き上げる力が加わり、次いで、エアバッグ1の展開に従い第1のプロテクタ体81の取付面部88を展開方向である下側に引き下げる力が加わるが、このような上下方向のいわば剪断荷重に対し、クリップ部93は、リブ部93a,93bが互いに離間しあるいは接近する方向に変形しながら、衝撃を吸収し、保護されるようになっている。
なお、取付面部88からは、リブ部93a,93bの上下に位置して、外側に向かう当接部117が突設され、取付面部88と車体パネル15とが密着しないようになっている。
また、図5及び図6(a)に示すように、第1のプロテクタ体81のプロテクタ本体部85の前端部、すなわち、プロテクタ本体部85と延設部86との境界部分には、第1のブラケット保持部95が設けられている。そして、この第1のブラケット保持部95には、天面部89の上面が、前方に向かって下降する形状に形成された基部120と、この基部120から上側に突設された第1の係止部121と、この第1の係止部121の前方に位置して基部120から上側に突設された第2の係止部122と、これら第1の係止部121と第2の係止部122とに囲まれた部分である空間部123とを備えている。そして、第1の係止部121は、基部120の上側に突設される前後方向を長手方向とする板状の係止部基部121aと、この係止部基部121aの上部から前方に突設されるブロック状の爪部121bとを備え、変形しにくい形状に形成されている。また、第2の係止部122は、両側方向を長手方向とする板状をなし、上側部が前後に弾性変形可能となっている。さらに、外部から力が加わっていない状態で、第1の係止部121の爪部121bの下面と、第2の係止部122の上面との間の上下方向の離間寸法はL4は、後述するブラケット26の板厚とほぼ等しく形成されている。
なお、この第1のブラケット保持部95の後方に所定寸法離れた位置には、第3の係止部125が形成されている。この第3の係止部125は、天面部89の上面から上方に円柱状に形成されている。
さらに、図1及び図7に示すように、この第1のプロテクタ体81には、後側部の天面部89の上面から上方に向かい、一対の第2のブラケット保持部96が突設されている。これら第2のブラケット保持部96は、互いに同形状で、天面部89から上側に突設された柱部96aと、この柱部96aの上端部及び中間位置から外方に向かって突設された一対の係止爪部96b,96cとを備えている。
また、この第1のプロテクタ体81には、前後方向に所定の間隔を介して3カ所に、エアバッグ1の取付片部32が挿通する開口部91が形成されている。各開口部91は、前後方向を長手方向とするスリット状をなし、前側の開口部91は取付面部88と天面部89との角部、中間位置の開口部91はこの角部近傍の天面部89、後側の開口部91は角部近傍の取付面部88に形成されている。
さらに、この第1のプロテクタ体81の後端部には、接続受部104が形成されている。この接続受部104は、後側の開口部91を含み、この開口部91の上側に位置する係合受部131を備えている。そして、この係合受部131は、図8に示すように、前後一対の略凸字状をなす係合孔132,132を備えている。さらに、各係合孔132には、互いに離間する側に、隣接する部分より厚さ寸法の大きい係合受け段部133が形成されている。
また、この第1のプロテクタ体81のプロテクタ本体部85の取付面部88の後端部近傍からは、下方に向かう本体延設部88aが形成されている。
また、第2のプロテクタ体82は、第1のプロテクタ体81の後部に連続して後席の側方のルーフサイド部5に配置されるもので、プロテクタ本体部85の前端部に取付面部88に連続する延設部86が形成され、この延設部86に屈曲可能部101及び接続部102が形成されている。そして、この屈曲可能部101は、取付面部88が他の部分より上下方向の幅寸法が小さく形成された板状をなし、他の部分より容易に変形可能となっている。また、接続部102は、取付面部88及び天面部89を備え、取付面部88には開口部91が形成され、天面部89には上側に突設された前後一対の係合突部135,135が形成されている。そして、この接続部102は、第1のプロテクタ体81の接続受部104の内側に配置され、すなわち、接続部102の取付面部88を接続受部104の取付面部88の内側に重ね、各係合突部135を下側から係合孔132に挿入して係合するとともに、接続部102の天面部89を接続受部104の天面部89の下側に重ねて配置される。そして、この状態で、接続部102の開口部91と接続受部104の開口部91とが互いに位置合わせして連通される。
また、この第2のプロテクタ体82には、プロテクタ本体部85の前端部に、第1のプロテクタ体81と同様のクリップ部93及び自動組付機用の保持孔105が形成されている。さらに、天面部89の上面には第1のプロテクタ体81と同様の2対の第2のブラケット保持部96が突設されている。また、プロテクタ本体部85の前側部と後側部との2カ所に、第1のプロテクタ体81と同様の開口部91が形成されている。すなわち、各開口部91は、前後方向を長手方向とするスリット状をなし、前側の開口部91は取付面部88と天面部89との角部近傍の取付面部88に形成され、後側の開口部91は天面部89に形成されている。さらに、第2のブラケット保持部96の後端部には、接続受部104が形成されている。この接続受部104は、後側の開口部91を含み、係合受部137を備えている。すなわち、この係合受部137は、開口部91の前後の端部に連続して、この開口部91より幅寸法の大きい係合孔が形成されている。また、この第2のプロテクタ体82のプロテクタ本体部85の取付面部88の前後の端部近傍からは、下方に向かう本体延設部88aが形成されてる。
また、第3のプロテクタ体83は、第2のプロテクタ体82の後部に連続して後席の側方のルーフサイド部5に配置され、プロテクタ本体部85の前端部から、天面部89に連続する延設部86が形成され、この延設部86に屈曲可能部101及び接続部102が形成されている。そして、この屈曲可能部101は、天面部89が他の部分より両側方向の幅寸法が若干小さく形成された板状をなし、他の部分より容易に変形可能となっている。また、接続部102は、天面部89に開口部91が形成されるとともに、この開口部91の前後の端部に位置して、上側に突設された前後一対の係合突部135,135が形成されている。そして、この接続部102は、第2のプロテクタ体82の接続受部104の内側に配置され、すなわち、接続部102の天面部89を接続受部104の天面部89の下側に重ね、各係合突部135を下側から係合孔に挿入して係合して配置される。そして、この状態で、接続部102の開口部91と接続受部104の開口部91とが互いに位置合わせして連通される。
また、この第3のプロテクタ体83には、プロテクタ本体部85の取付面部88の前端部近傍に、第1のプロテクタ体81と同様のクリップ部93が形成されている。さらに、プロテクタ本体部85の天面部89の後端部に、第1のプロテクタ体81と同様の自動組付機用の保持孔105が形成されている。
また、この第3のプロテクタ体83には、プロテクタ本体部85の後端部から、天面部89に連続する後部延設部141が形成されている。この後部延設部141には、長手方向とするエアバッグ1のスリット部が形成されているとともに、前端部に位置して、通孔143を有する引掛部144が上側に突設されている。
さらに、ブラケット26は、エアバッグ1と車体3との間に介在してこのエアバッグ1を車体3の車体パネル15に取り付けるとともに、プロテクタ27を支持するもので、複数、本実施の形態では第1ないし第3の3個のブラケット151,152,153を備えている。そして、各ブラケット151,152,153は、それぞれプレス成形された1枚の金属板あるいは複数の金属板を組み合わせて構成され、プロテクタ27に取り付けられるプロテクタ取付部155、車体に取り付けられる車体取付部156、及びエアバッグ1の取付片部32が取り付けられるエアバッグ取付部157が設けられている。
そして、第1のブラケット151は、第1のプロテクタ体81の前側部に取り付けられるもので、図1、図5、及び図6に示すように、プロテクタ取付部155を構成する基板部161と、車体取付部156及びエアバッグ取付部157を構成する側板部162と、エアバッグ1を案内する案内板部163とが形成されている。なお、図5及び図6に示す構成は、図1に示す構成とは左右を反転した状態で示している。そして、基板部161は、第1のプロテクタ体81の天面部89に沿った板状に形成され、前端部である先端部に、ブラケット側取付片165が形成され、このブラケット側取付片165に、略凸字状をなす取付孔166が形成されている。また、基板部161の後端部近傍には、円孔状の係止受け孔168が形成されている。また、側板部162は、基板部161の外側の縁部から上側に屈曲され、垂直な板状に形成されている。そして、この側板部162には、前端側から、略矩形状の補助取付孔164、円孔状のエアバッグ取付孔169、円孔状のボルト取付孔171、円孔状のクリップ取付部172が形成され、さらに、後端部からは、外側に向かい、位置決め用の爪部174が形成されている。また、基板部161と側板部162との間には、補強用のリブ部176が複数形成されている。さらに、案内板部163は、基板部161の内側の縁部から屈曲して形成され、下端部である先端部には、エアバッグ1への干渉を抑制するための折返部177が形成されている。
そこで、この第1のブラケット151は、前端部のブラケット側取付片165を第1のブラケット保持部95に係合し、後端部の係止受け孔168を第3の係止部125に係合して、第1のプロテクタ体81に取り付けられている。この取付作業は、図6(b)に示すように、第1のブラケット151のブラケット側取付片165の先端部を第1のプロテクタ体81の空間部123に挿入した状態で、取付孔166に第1の係止部121を挿入して、ブラケット側取付片165の一面である上面に第1の係止部121を係止する。そして、この係止した部分を支点としながら第1のブラケット151の後部を押し下げるようにして第1のプロテクタ体81に対して相対的に回動すると、第1のブラケット151の先端部に押動されて第2の係止部122が弾性的に変形し、第1のブラケット151の先端部が第2の係止部122の先端部を通過すると、第2の係止部122が復帰変形して、第2の係止部122の先端部である上端部がブラケット側取付片165の他面である下面に当接する。この状態で、第1の係止部121が取付孔166を貫通するとともに、後端部の係止受け孔168が第3の係止部125に係合して、水平方向に位置決めされるとともに、第1のブラケット151のブラケット側取付片165の両面すなわち上下の面に第1のプロテクタ体81の第1の係止部121と第2の係止部122とが当接し、上下方向に位置決めされ、第1のブラケット151と第1のプロテクタ体81とが確実に作業性良く取り付けられる。
また、第1のプロテクタ体81の開口部91を介して外側に引き出されたエアバッグ1の取付片部32を側板部162に沿わせて、側板部162のエアバッグ取付孔169及び取付片部32の取付孔32aに図示しないリベットを挿入してかしめることにより、エアバッグ1の取付片部32が第1のブラケット151に連結されるとともに、この取付片部32により第1のブラケット151と第1のプロテクタ体81とが補助的に位置決めされる。
また、第1のプロテクタ体81のクリップ取付部172には、図11に示す仮止め具としての樹脂製のクリップ178が挿入され、第1のプロテクタ体81が車体3の車体パネル15に仮止めされる。さらに、第1のプロテクタ体81のボルト取付孔171には、図11に示す取付具としてのボルト179が挿入され、さらにこのボルト179に螺合するナットなどを用いて、第1のプロテクタ体81が車体3の車体パネル15に固定される。
また、第2のブラケット152は、第1のプロテクタ体81の後側部に取り付けられるもので、図1及び図9に示すように、プロテクタ27に取り付けられる平板状のプロテクタ取付部155と、このプロテクタ取付部155の前後の両端部に屈曲して連続する平板状の連接板部181,181と、各連接板部181,181の前後の端部に屈曲して連続する平板状の付属品取付部183,183と、各付属品取付部183,183の前後の端部に屈曲して連続する平板状の連接板部185a,185aと、各連接板部185a,185aの前後の端部に屈曲して連続する平板状の車体取付部156,156と、各車体取付部156,156の前後の端部に屈曲して連続する平板状の連接板部185b,185bと、各連接板部185b,185bの前後の端部に屈曲して連続する平板状のエアバッグ取付部157,157とが形成されている。また、各車体取付部156から、この車体取付部156に連続する連接板部185a,185bにかかる上側の縁部には、補強用のフランジ部185cが一体に形成されている。
また、この第2のブラケット152のプロテクタ取付部155には、図9に示すように、両側一対のスリット状の係止受部155aが形成されている。そして、図1及び図7に示すように、第1のプロテクタ体81の第2のブラケット保持部96の係止爪部96b,96cを、プロテクタ取付部155の上縁部及び係止受部155aに係合して、第2のブラケット152が第1のプロテクタ体81に取り付けられている。
そして、この第2のブラケット152の付属品取付部183は、矩形板状をなすとともに、矩形状の取付孔部183aが形成され、この取付孔部183aに、必要に応じてアシストグリップ30が取り付けられている。
また、この第2のブラケット152の車体取付部156は、矩形板状をなすとともに、第1のブラケット151と同様に、円孔状のボルト取付孔171と円孔状のクリップ取付部172とが形成され、クリップ取付部172にクリップ178が挿入され、第2のプロテクタ体82が車体3の車体パネル15に仮止めされ、さらに、ボルト取付孔171にボルト179が挿入され、さらにこのボルト179に螺合するナットなどを用いて、第2のプロテクタ体82が車体3の車体パネル15に固定される。
そして、この第2のブラケット152のエアバッグ取付部157は、矩形板状をなすとともに、ナットを固着などして形成されたねじ孔157aが形成されている。そこで、第1のプロテクタ体81の開口部91を介して外側に引き出されたエアバッグ1の取付片部32をエアバッグ取付部157に沿わせて、エアバッグ取付孔169にねじなどの着脱可能な取付具を挿入し、ねじ孔157aに螺合して締め付けることにより、エアバッグ1の2カ所の取付片部32が第2のブラケット152に連結されるとともに、この取付片部32により第2のブラケット152と第1のプロテクタ体81とが補助的に位置決めされる。
さらに、第3のブラケット153は、第2のプロテクタ体82に取り付けられるもので、図1、図10ないし図14に示すように、取付ブラケット186と、この取付ブラケット186の前後の端部に取り付けられる支持ブラケット187,188とを組み合わせて構成される。そして、取付ブラケット186は、長手方向である前後方向の略中央部に、ボルト取付孔171を設けた車体取付部156が配置され、前後の両端部に、本体側車体取付部191,192が配置されている。そして、中央の車体取付部156と前側の本体側車体取付部191との間には、一対のプロテクタ取付部155と、これらプロテクタ取付部155と車体取付部156及び本体側車体取付部191とを互いに連接する連接板部194,195,196が配置されている。また、中央の車体取付部156と後側の本体側車体取付部192との間には、一対のプロテクタ取付部155と、一対の付属品取付部183と、これらこれらプロテクタ取付部155、付属品取付部183、車体取付部156及び本体側車体取付部192を互いに連接する連接板部197,198,199,200,201が配置されている。なお、前側に位置する一対のプロテクタ取付部155には、図7に示す構造と同様に、スリット状の係止受部155aが形成され、第2のプロテクタ体82の第2のブラケット保持部96の係止爪部96b,96cを、プロテクタ取付部155の上縁部及び係止受部155aに係合され、第3のブラケット153が第2のプロテクタ体82に取り付けられている。一方、後側に位置する一対のプロテクタ取付部155は、図7に示す構造とは異なり、スリット状の係止受部155aは形成されないとともに上下の幅寸法が小さく形成され、第2のプロテクタ体82の第2のブラケット保持部96の係止爪部96b,96cを、プロテクタ取付部155の上縁部及び下縁部に係合して、第3のブラケット153が第2のプロテクタ体82に取り付けられている。
また、前後の本体側車体取付部191,192は、平板状をなす基部204に、ボルト取付孔171及びクリップ取付部172が形成されているとともに、基部204の一縁部である上縁部から位置決め片部206が舌片状に延設され、さらに、基部204の他縁部である下縁部に回転阻止部207が段部としてあるいは舌片状に延設して形成されている。
また、前後の支持ブラケット187,188は、それぞれ円孔状のエアバッグ取付孔209を備えた平板状のエアバッグ取付部157と、前後の本体側車体取付部191,192に重ねられて車体取付部156を構成する取付体側車体取付部211と、これらエアバッグ取付部157と取付体側車体取付部211とを連接する連接板部213と、これらエアバッグ取付部157、取付体側車体取付部211、連接板部213に連接された補強用のフランジ部214とが一体に形成されている。さらに、取付体側車体取付部211には、ボルト取付孔171及びクリップ取付部172が形成されているとともに、一縁部である上縁部から一対の位置決め片部217が突設されるとともに屈曲して形成され、さらに、フランジ部214の一端部が、回転阻止部218として形成されている。
そこで、これら前後の支持ブラケット187,188を、取付ブラケット186の前後の本体側車体取付部191,192に外側から重ねると、
位置決め片部206,217同士が組み合わされて互いに位置決めされ、ボルト取付孔171及びクリップ取付部172が互いに連通する。そこで、クリップ取付部172にクリップ178を挿入することにより、取付ブラケット186に支持ブラケット187,188が仮固定され、ボルト取付孔171にボルト179を挿入することにより、取付ブラケット186と支持ブラケット187,188とが強固に固定されるとともに、車体3の車体パネル15に取り付けられる。また、この状態で、取付ブラケット186の回転阻止部207と支持ブラケット187,188の回転阻止部218とが対向し、ボルト取付孔171すなわちボルト179を中心とする取付ブラケット186と支持ブラケット187,188との相対的な回転を阻止するようになっている。
次に、このエアバッグ装置2の組み立て工程及び車体3への取付工程を説明する。
まず、上記のように、クリップ178を用いて前後の支持ブラケット187,188を取付ブラケット186に取り付け、第3のブラケット153を構成する。そして、第1のプロテクタ体81に、第1のブラケット151及び第2のブラケット152を係合して取り付け、第2のプロテクタ体82に第3のブラケット153を係合して取り付けるとともに、これら第1ないし第3のプロテクタ体81,82,83を係合して互いに連結し、エアバッグ1の長手寸法より長尺なプロテクタ27を構成する。また、必要に応じて、第3のブラケット153に、付属品としてのアシストグリップ30を取り付ける。
また、エアバッグ1は、平面状に広げた状態から、エアバッグ本体部31を所定の細長い形状に折り畳み、スリーブなどを用いて折り畳み形状を保持するとともに、後端部のガス導入口36にインフレータ25の円柱状の本体部25aから延びる接続管25bを接続する。また、この時、スリーブに設けたスリットから、エアバッグ1の取付片部32を外部に引き出しておく。なお、エアバッグ本体部31の折畳方法は、種々の方法を採ることができるが、例えば、下側部をロール状に折り畳んで集積部を形成するとともに、上側部はこの集積部を両側から包むパラソル状の案内部として折り畳むことができる。
そして、折り畳んだエアバッグ1を、プロテクタ27の内側に沿わせるようにして取り付け、エアバッグ装置2のモジュールを構成する。この作業は、エアバッグ1の各取付片部32を、プロテクタ27の開口部から挿入し、ブラケット26のエアバッグ取付部157にリベットなどを用いて固定するとともに、破断可能な保持手段28によりエアバッグ1のエアバッグ本体部31をプロテクタ27に支持させることにより行う。
そして、このエアバッグ装置2のモジュールは、プロテクタ27の2カ所に設けた屈曲可能部101で屈曲し、長手寸法を小さくした状態で、保管及び搬送など行う。
そして、このエアバッグ装置2のモジュールを車両の車室内に持ち込み、ヘッドライニング及びピラーガーニッシュなどの内装部材が取り付けられる前に車体3への取付作業を行う。この取付作業は、人の手により、あるいは、ロボット(自動機)などを用い、ブラケット26に取り付けられたクリップ178を車体3の車体パネル15に設けた取付口112に圧入して仮固定するとともに、車体パネル15から突設されたボルト179をブラケット26のボルト取付孔171に挿入し、ナットを締め付けることにより行われる。また、インフレータ25から導出されたハーネスを車体3に備えた制御装置に接続する。この時、エアバッグ1は、エアバッグ1の全長に沿ったプロテクタ27に取り付けられているため、捻れなどが発生することなく、正確な状態で車体3に取り付けられる。
そして、車体3の天井パネルにヘッドライニングを取り付け、各ピラー11,12,13にピラーガーニッシュを取り付けて、エアバッグ装置2を覆うことにより、エアバッグ装置2の車体3への取付作業が完了する。
次に、エアバッグ1の展開動作を説明する。
車両の側面衝突あるいは横転などの際には、制御装置によりインフレータ25が作動し、このインフレータ25から噴射されるガスが接続管25bを介しガス導入口36からエアバッグ本体部31内の膨張部35に導入される。すると、エアバッグ本体部31の膨張部35は、ヘッドライニング及び前後のピラーガーニッシュを押しのけながら膨張展開し、所定面14に沿った所定方向である略下方に迅速にカーテン状に膨張展開して、図2に示すように、窓部8及びセンターピラー12などを覆い、乗員とセンターピラー12などとの衝突の衝撃を緩和するとともに、乗員の車外放出を防止して保護する。
このエアバッグ1の膨張展開時、膨張部35では、ガス案内部41が後端部から前端部まで迅速に展開するとともに、このガス案内部41から、前席保護部42、後席保護部43、及びピラー被覆部44にガスが供給されてこれら前席保護部42、後席保護部43、及びピラー被覆部44が展開し、さらに、これら前席保護部42、後席保護部43、及びピラー被覆部44から下部膨張部45にガスが供給されて下部膨張部45が展開する。
また、このエアバッグ1の膨張展開時、プロテクタ27により、エアバッグ1は車体パネル15など車体3側の部材と干渉することなく円滑に展開する。さらに、フロントピラー11の部分では、第1のブラケット151の案内板部163により案内される。
このように、本実施の形態のカーテンエアバッグ装置によれば、プロテクタ27が長尺なエアバッグ1の略全長に沿って配置されるため、このプロテクタ27により折り畳んだエアバッグ1の形状を保持し、一部分での不意の屈曲や捻れなどの発生を防止して、エアバッグ1を備えたエアバッグ装置2のモジュールを正確に作業性良く車体3に取り付けできる。そこで、ロボットを用いてエアバッグ1を車体3に取り付けることも可能になり、カーテンエアバッグ装置の車体3への取り付け作業性を向上し、車両の製造コストを低減できる。
また、プロテクタ27が長尺なエアバッグ1の略全長に沿って配置されるため、展開時にエアバッグ1の略全長にわたりエアバッグ1と車体3の他の部材との干渉を抑制し、エアバッグ1を保護して円滑に展開させることができる。
さらに、プロテクタ27には、他の部分より容易に屈曲する複数の屈曲可能部101を設け、中間部で屈曲可能としたため、これら屈曲可能部101で屈曲することにより、プロテクタ27と折り畳んだエアバッグ1とを組み合わせたエアバッグ装置2のモジュールを折り畳んで長手寸法を小さくすることが可能であり、保管や搬送などの取り扱いが容易になり、エアバッグ装置2の車体3への取付作業の作業性を向上できる。
また、プロテクタ27は、互いに係合により接続される接続部102と接続受部104を形成した複数のプロテクタ体81,82,83を用い、接続部102は、プロテクタ体82,83の一端部から延設した延設部86に屈曲可能部101とともに形成したため、隣接するプロテクタ体81,82,83を容易かつ確実に接続し、長尺なエアバッグ1の略全長に沿ったプロテクタ27を容易に構成される。すなわち、プロテクタ体82,83の接続構造である延設部86に屈曲可能部101を設けることにより、構造が簡略化され、製造コストを低減できる。
そして、この接続部102は、接続受部104に重ねて配置されるとともに、これら接続部102と接続受部104には互いに連通する開口部91を設けて、この開口部91にエアバッグ1の取付片部32を挿入するようにしたため、開口部91の部分の剛性が高まり、エアバッグ1の取付片部32を開口部91に挿入してこの取付片部32をブラケット26に連結する作業が容易になるとともに、エアバッグ1の取付片部32により、プロテクタ体82,83同士の接続が強化される。
また、このエアバッグ装置2のブラケット26には、付属品取付部183が設けられ、この付属品取付部183に車室内に配置される付属品であるアシストグリップ30を取り付けできるため、エアバッグ装置2のブラケット26を、付属品を取り付ける部材(グラブレールブラケット)として兼用し、部品点数を削減し、車両の構成を簡略化して、車両の製造コストを低減できる。
さらに、第3のブラケット153は、付属品取付部183を備えた取付ブラケット186とエアバッグ取付部157を備えた支持ブラケット187,188とを別体として所定の軸方向に沿って装着される取付具であるボルト179より着脱可能としたため、支持ブラケット187,188にエアバッグ1の取付片部32をボルトあるいはリベットなどでかしめるなどして強固に固着した状態のまま、エアバッグ1の取付構造に影響を与えることなく、すなわち、エアバッグ1の性能を確保しつつ、取付ブラケット186ごとアシストグリップ30を取り外すことが可能であり、付属品であるアシストグリップ30の保守や交換を容易にできる。
そして、取付ブラケット186及び支持ブラケット187,188には、互いに当接して、ボルト179の軸方向を中心とする回転を阻止する回転阻止部207,218を設けたため、エアバッグ1が膨張展開する際に、支持ブラケット187,188のエアバッグ取付部157を下方に引っ張る方向の大きな力が加わっても、取付ブラケット186及び支持ブラケット187,188が移動を最小限にとどめ、連結した状態を確保できる。このため、簡略な構造の取付具である1本のボルト179を用いて取付ブラケット186と支持ブラケット187,188とを固定でき、取付作業を容易にできるとともに製造コストを低減できる。
また、第1のブラケット151は、前端部に設けたブラケット側取付片165を第1のプロテクタ体81の空間部123に挿入し、取付孔166に第1の係止部121を挿入して係止した状態で、この第1のブラケット151の後端部を押し下げるとの簡略な作業で、ブラケット側取付片165の先端部で押動して第2の係止部122を弾性的に変形させるととともに復帰変形させ、第1のプロテクタ体81に強固に取り付けでき、ブラケット26とプロテクタ27との取付作業の作業性を向上できるとともに、構造が簡略で、係合構造を小形化できるとともに製造コストを低減できる。また、プロテクタ27をブラケット26に強固に固定できるため、エアバッグ1の展開時の挙動を安定させることができる。
また、樹脂製のプロテクタ27は、取付面部88にクリップ部93を一体に形成し、このクリップ部93を車体パネル15の取付口112に圧入して係合保持されるが、このクリップ部93には、根本の部分に開口111を形成し、クリップ部93がエアバッグ1の展開方向に沿って弾性的に変形可能としたため、エアバッグ1が膨張展開する際の上下方向の衝撃を吸収して、クリップ部93を保護できる。このため、クリップ部93の肉厚を大きくするなどして強度すなわち剛性を大きくする必要がなく、挿入荷重を小さくして、クリップ部93を取付口112に圧入する作業を容易にできる。すなわち、他の条件に従って、クリップ部93の剛性を選択でき、汎用性を向上できる。
なお、プロテクタ27は、3個のプロテクタ体81,82,83を組み合わせる構成を説明したが、2個あるいは4個以上のプロテクタ体を組み合わせることも可能であり、あるいは、全長を一体に形成することもできる。
また、プロテクタ27の断面形状は、取付面部88と天面部89とを有するL字状のものに限られず、主として取付面部88のみを有する板状や、屈曲可能部101を除いて折り畳んだエアバッグ1のほぼ全周を覆う筒状とすることもできる。
また、第3のブラケット153の、取付ブラケット186と支持ブラケット187,188とは、クリップ178により位置決めや仮固定をしたが、この構成に限られず、取付ブラケット186及び支持ブラケット187,188の一方に、バーリング加工などにより突起を形成し、この突起を相手部材に当接して、位置決めや仮固定をすることもできる。
さらに、第3のブラケット153は、付属品取付部183を備えた取付ブラケット186とエアバッグ取付部157を備えた支持ブラケット187,188とを別体として所定の軸方向に沿って装着される取付具であるボルト179より着脱可能としたため、支持ブラケット187,188にエアバッグ1の取付片部32をボルトあるいはリベットなどでかしめるなどして強固に固着した状態のまま、エアバッグ1の取付構造に影響を与えることなく、すなわち、エアバッグ1の性能を確保しつつ、取付ブラケット186ごとアシストグリップ30を取り外すことが可能であり、付属品であるアシストグリップ30の保守や交換を容易にできる。
また、エアバッグ1は、上側から下側に向かって展開して自動車の側方の窓部8を覆う構成に限られず、所定面に沿って面状に膨張展開する必要がある適宜のエアバッグ装置に適用できる。
本発明は、例えば、自動車の側部の窓部に沿って展開するカーテンエアバッグ装置と呼ばれるエアバッグ装置に適用できる。
本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を示す説明図である。 同上エアバッグ装置のエアバッグが展開した状態の説明図である。 同上エアバッグ装置のクリップ部の斜視図である。 同上エアバッグ装置のクリップ部の説明図であり、(a)は通常の状態、(b)はエアバッグが展開した状態である。 同上エアバッグ装置の第1のブラケットの部分の斜視図である。 同上エアバッグ装置の第1のブラケットの部分の説明図であり、(a)は取り付けた状態、(b)は取付の作業状態である。 同上エアバッグ装置の第2のブラケット保持部の部分の断面図である。 同上エアバッグ装置の係合受部の部分の平面図である。 同上エアバッグ装置の第2のブラケットの側面図である。 同上エアバッグ装置の第3のブラケットの側面図である。 同上エアバッグ装置の第3のブラケットの一部を省略した斜視図である。 同上エアバッグ装置の第3のブラケットの一部(後側)の側面図である。 同上エアバッグ装置の第3のブラケットの一部(後側)の分解斜視図である。 同上エアバッグ装置の第3のブラケットの一部(前側)の分解斜視図である。
符号の説明
1 エアバッグ
2 エアバッグ装置
3 車体
15 被取付面部としての車体パネル
26 ブラケット
27 プロテクタ
30 付属品としてのアシストグリップ
32 取付片部
81 第1のプロテクタ体
82 第2のプロテクタ体
86 延設部
88 取付面部
91 開口部
93 クリップ部
93c 径大部
101 屈曲可能部
102 接続部
104 接続受部
111 開口
112 取付口
120 基部
121 第1の係止部
122 第2の係止部
123 空間部
165 ブラケット側取付片
166 取付孔
179 取付具としてのボルト
183 付属品取付部
186 取付ブラケット
187 支持ブラケット
207,218 回転阻止部
A 展開方向としての下方

Claims (8)

  1. 細長く折り畳まれた状態からガスが導入されて膨張展開するエアバッグと、
    前記折り畳まれたエアバッグの略全長に沿って配置されるとともに、長手方向の中間位置に他の部分より容易に屈曲する屈曲可能部を設けたプロテクタと
    を具備することを特徴とするエアバッグ装置。
  2. プロテクタは、
    接続受部を備えた第1のプロテクタ体と、
    前記接続受部に接続される接続部及び屈曲可能部を設けた延設部を備えた第2のプロテクタ体とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置。
  3. 接続部は、接続受部に重ねて配置されるとともに、これら接続部と接続受部には互いに連通する開口部が設けられ、
    エアバッグは、前記開口部に挿入される取付片部を備える
    ことを特徴とする請求項2記載のエアバッグ装置。
  4. エアバッグ及びプロテクタを車体に取り付けるブラケットを具備する
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置。
  5. ブラケットは、車室内に配置される付属品が取り付けられる付属品取付部を備えた
    ことを特徴とする請求項4記載のエアバッグ装置。
  6. ブラケットは、
    エアバッグ取付部を備えた支持ブラケットと、
    付属品取付部を備えた取付ブラケットとを具備し、
    これら支持ブラケット及び取付ブラケットは、所定の軸方向に沿って装着される取付具により着脱可能に固定され、
    これら支持ブラケット及び取付ブラケットには、互いに当接して前記軸方向を中心とする回転を阻止する回転阻止部が設けられた
    ことを特徴とする請求項5記載のエアバッグ装置。
  7. ブラケットは、先端部近傍に取付孔を設けたブラケット側取付片を備え、
    プロテクタは、基部と、この基部から突設され前記取付孔に挿入して前記ブラケット側取付片の一面に係止される第1の係止部と、前記基部から弾性変形可能に突設され先端部が前記ブラケット側取付片の他面に当接する第2の係止部と、これら第1の係止部及び第2の係止部の間に配置され前記ブラケット側取付片の先端部が挿入可能な空間部とを備えた
    ことを特徴とする請求項4ないし6いずれか一記載のエアバッグ装置。
  8. 車体には、取付口を設けた被取付面部が設けられ、
    プロテクタは、被取付部材に取り付けられる取付面部を備え、この取付面部には、開口及びエアバッグの展開方向に沿って前記開口を跨ぐ径大部を設け前記取付口に圧入して係合されるクリップ部とを備えた
    ことを特徴とする請求項4ないし7いずれか一記載のエアバッグ装置。
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