JP2008012019A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008012019A
JP2008012019A JP2006185345A JP2006185345A JP2008012019A JP 2008012019 A JP2008012019 A JP 2008012019A JP 2006185345 A JP2006185345 A JP 2006185345A JP 2006185345 A JP2006185345 A JP 2006185345A JP 2008012019 A JP2008012019 A JP 2008012019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
mode
normal
special
jackpot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006185345A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Endo
壮 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Universal Entertainment Corp
Original Assignee
Aruze Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aruze Corp filed Critical Aruze Corp
Priority to JP2006185345A priority Critical patent/JP2008012019A/ja
Publication of JP2008012019A publication Critical patent/JP2008012019A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】遊技終了後に特定モードの通常遊技が行われる特別遊技の種類が、通常大当たり遊技なのか、それよりもはるかに遊技者に有利な確変大当たり遊技なのかを区別できないようにして、特定モード終了後に遊技意欲が減退することを防止する。
【解決手段】特別遊技の実行終了後、当該特別遊技とは異なる遊技者に有利な条件が付加された特定モードによる通常遊技に移行させる遊技移行制御手段を備え、前記特別遊技は、少なくとも遊技終了後に抽選手段の当選確率を向上させた高確率モードと特定モードとを併せ持つ確変モードで通常遊技を実行する確変大当たり遊技を含み、前記遊技移行制御手段は、前記確変大当たり遊技を含む複数の特別遊技終了後に行われる前記特定モードによる通常遊技の実行回数が、それぞれ同数となるように制御するようにした。
【選択図】図14

Description

本発明は、パチンコ遊技機などの遊技機に関する。
従来、代表的な遊技機としてパチンコ遊技機があり、近年のパチンコ遊技機における遊技状態は、遊技者に有利な遊技状態である特別遊技状態(一般に「大当たり遊技状態」と称される)と、遊技者に不利な遊技状態である「通常遊技状態」とに大別される。
すなわち、かかるパチンコ遊技機は、遊技盤に液晶表示装置などの可変表示手段を備えており、前記通常遊技状態においては、前記表示手段を用いた所謂「可変表示ゲーム」を実行し、そのゲーム結果が「大当たり」となれば、所定の入賞口に入賞しやすくなって、多量の賞球獲得が見込まれる有利な状態が創出される特別遊技状態(大当たり遊技状態)に移行するのである。
ここで、可変表示ゲームとは、「大当たり」や「ハズレ」を識別する識別情報を前記表示手段上で変動表示及び停止表示させ、停止表示態様によって「大当たり」か「ハズレ」かが分るようにしたゲームであり、遊技者による発射ハンドルの操作で遊技盤上に発射された遊技球が、所謂「始動口」と呼ばれる所定の入賞口に入球すると、「大当たり」に当選するか否かの大当たり抽選手段による抽選処理が内部的に行われ、その抽選結果に基づいて、表示手段上で前記識別情報を変動表示及び停止表示させるものである。
また、前記可変表示ゲームが行われる通常遊技状態としては、前記大当たり抽選処理における当選確率が相対的に低めに設定された通常確率モードと、当選確率を通常確率モードよりも数倍高めた高確率モードとがあり、さらに、前記識別情報の変動開始から停止までの時間が所定時間に設定された通常変動モードと、この通常変動モードよりも識別情報の変動開始から停止までの時間を短縮した時短変動モード(以下、単に「時短モード」とする)とがある。なお、前記通常確率モード及び高確率モードは、抽選手段の当選確率に係るものであって、内部的に切り替わるため、遊技者からはその区別はつかないが、通常変動モードと時短モードとでは、遊技者は両者の違いを直接視認することができる。
かかるパチンコ遊技機において、前記特別遊技状態を、その特別遊技状態終了後の通常遊技状態において、所定回数の可変表示ゲームが前記時短モードの下で行われる通常特別遊技状態と、その特別遊技状態終了後の通常遊技状態において、前記可変表示ゲームが次の特別遊技状態に当選するまで、前記高確率モード及び時短モードとを併せ持つ特別モード(以下、「確変モード」という)の下で行われる確率変動特別遊技状態(以下、「確変特別遊技状態」という)との2種類に大別し、いずれの特別遊技状態になるかは、確変抽選手段による抽選処理によって決定するようにしたものがある。(例えば、特許文献1を参照。)。
かかるパチンコ遊技機では、特別遊技状態終了後の通常遊技状態において、識別情報の変動表示が時短モードであるだけでは、確変抽選手段による抽選結果が、確変特別遊技状態に当選したのか外れたのかを特定するのが困難である。そこで、確変抽選手段による抽選結果を、例えば識別情報の種別によって報知することが考えられた。
しかし、確変抽選に外れたことがすぐに分ってしまうと、特別遊技状態終了後の時短モードで行われる通常遊技状態では遊技意欲が減退するおそれがある。
そこで、前記確変抽選手段による抽選結果を即時報知するのではなく、その報知時期を、特別遊技状態終了後の通常遊技状態の中の時短モードの間に適宜定め、確変抽選に外れたことの報知を遅らせることで、時短モード中における遊技意欲の減退を可及的に防止しようとしたものも提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。
特開2005−040355号公報 特開2005−110757号公報
しかしながら、これも時短モード中のいずれかのタイミングで確変抽選の結果が報知されることには変わりがないので、時短モードではあっても特別遊技状態終了後の通常遊技状態における遊技意欲の減退を効果的に防止することはできないため、市場からは、特別遊技状態終了後の通常遊技状態における遊技意欲の減退を防止することが可能なパチンコ遊技機の提供が望まれている。
本発明は、上記課題を解決することのできる遊技機を提供することを目的としている。
請求項1に記載の本発明では、遊技者に有利な複数種の特別遊技の実行と、この特別遊技を除く通常遊技の実行とをそれぞれ制御する遊技実行制御手段と、前記特別遊技を実行するか否かを抽選する抽選手段と、前記特別遊技の実行終了後、当該特別遊技とは異なる遊技者に有利な条件が付加された特定モードによる通常遊技に移行させる遊技移行制御手段と、を備えた遊技機において、前記複数の特別遊技は、少なくとも遊技終了後に前記抽選手段の当選確率を向上させた高確率モードと前記特定モードとを併せ持つ確変モードで前記通常遊技を実行する確変大当たり遊技を含み、前記遊技移行制御手段は、前記確変大当たり遊技を含む複数の特別遊技終了後に行われる前記特定モードによる通常遊技の実行回数が、それぞれ同数となるように制御することとした。
請求項2記載の本発明では、請求項1記載の遊技機において、前記特定モードによる通常遊技の実行回数は、予め定められた規定回数であることを特徴とする。
請求項3記載の本発明では、識別情報を変動表示及び停止表示する可変表示手段と、この可変表示手段を用いた可変表示ゲームを行う通常遊技の実行を制御する通常遊技実行制御手段と、遊技媒体が入賞可能な入賞手段を用いた、遊技者に有利な入賞ゲームを行う複数種の特別遊技の実行を制御する特別遊技実行制御手段と、前記特別遊技を実行するか否かを抽選する第1の抽選手段と、前記特別遊技終了後に行われる通常遊技を、特別遊技とは異なる有利な遊技条件が付加された特定モードと前記第1の抽選手段の当選確率を向上させた高確率モードとを併せ持つ確変モードで実行するか否かを抽選する第2の抽選手段と、を備えた遊技機において、前記複数の特別遊技が終了すると、前記第2の抽選手段による抽選結果に拘わらず、それぞれ、前記特定モードによる通常遊技を、予め定められた同数の規定回数で行わせる制御を行う遊技移行制御手段を備えることとした。
請求項4記載の本発明では、請求項3記載の遊技機において、前記特別遊技として、前記第1の抽選手段に当選し、前記入賞ゲームを所定回数行った後に前記特定モードによる通常遊技が所定回数実行される一般大当たり遊技と、前記第1の抽選手段及び第2の抽選手段にそれぞれ当選し、前記入賞ゲームを所定回数終えた後に前記確変モードによる通常遊技を行う確変大当たり遊技とがあり、前記遊技移行制御手段は、前記一般大当たり遊技が終了すると、直ちに前記特定モードによる通常遊技を規定回数行わせた後に基本モードによる通常遊技に移行させる一方、前記確変大当たり遊技が終了すると、直ちに前記特定モードによる通常遊技を前記一般大当たり終了後と同回数実行させ、その後、前記第1の抽選手段による抽選結果が当選となるまで前記高確率モードの下で前記通常遊技を行わせる制御を行うことを特徴とする。
請求項5記載の本発明では、請求項2〜4のいずれか1項に記載の遊技機において、前記特別遊技終了後に実行される前記特定モードによる通常遊技中に、再度特別遊技が発生した場合、当該特別遊技が終了しても、前記特定モードによる通常遊技は、先の特別遊技終了後に実行される前記特定モードによる通常遊技に規定された規定回数で終了することを特徴とする。
本発明のパチンコ遊技機によれば、特別遊技が終了した後に行われる時短モードによる通常遊技の実行回数が、確変大当たり遊技でも他の特別遊技であっても同数なので、遊技者は、時短モードのみによる通常遊技であるのか、高確率モードも備わった通常遊技であるのかの区別がつかず、特別遊技終了後における通常遊技に対する遊技意欲の減退を防止することが可能となる。
本実施形態に係る遊技機は、遊技者に有利な複数種の特別遊技の実行と、この特別遊技を除く通常遊技の実行とをそれぞれ制御する遊技実行制御手段と、前記特別遊技を実行するか否かを抽選する抽選手段と、前記特別遊技の実行終了後、当該特別遊技とは異なる遊技者に有利な条件が付加された特定モードによる通常遊技に移行させる遊技移行制御手段と、を備えた遊技機において、前記複数の特別遊技は、少なくとも遊技終了後に前記抽選手段の当選確率を向上させた高確率モードと前記特定モードとを併せ持つ確変モードで前記通常遊技を実行する確変大当たり遊技を含み、前記遊技移行制御手段は、前記確変大当たり遊技を含む複数の特別遊技終了後に行われる前記特定モードによる通常遊技の実行回数が、それぞれ同数となるように制御するようにしたものである。
すなわち、特別遊技終了後に行われる特定モードによる通常遊技の実行回数が、確変大当たり遊技であっても、それ以外の通常大当たり遊技であっても同じなので、遊技者は、現在遊技中の通常遊技が、特定モードのみによる通常遊技であるのか、高確率モードも備わった通常遊技であるのかの区別がつかず、特別遊技終了後における通常遊技に対する遊技意欲の減退を防止することが可能となる。特に、特定モードが終了しても、遊技者は、確変モードが内部的に継続されているかもしれない、という期待感をもって遊技を行うことになるので、特定モード終了後に遊技を止めてしまうことが少なくなり、遊技機の稼働率の低下も防止することが可能となる。
ここで、特定モードとは、遊技者に有利な条件が付加されたものであればよいが、この有利な条件が付与された状態を、遊技者が、例えば視覚的に直接識別できるものであることが好ましい。
また、前記特定モードによる通常遊技の実行回数は、予め定められた規定回数であり、この規定回数は、遊技者に予め報知されていることとする。また、規定回数の消化状況についても、例えば表示手段上で視覚的に表示可能としておくことが好ましい。かかる構成とすることにより、規定回数の通常遊技が終了すると、特定モードにおける有利な条件が消滅したことを遊技者は容易に認識することができる。
また、上記遊技機は、以下の構成を有するものとするとよい。
すなわち、識別情報を変動表示及び停止表示する可変表示手段と、この可変表示手段を用いた可変表示ゲームを行う通常遊技の実行を制御する通常遊技実行制御手段と、遊技媒体が入賞可能な入賞手段を用いた、遊技者に有利な入賞ゲームを行う複数種の特別遊技の実行を制御する特別遊技実行制御手段と、前記特別遊技を実行するか否かを抽選する第1の抽選手段と、前記特別遊技終了後に行われる通常遊技を、特別遊技とは異なる有利な遊技条件が付加された特定モードと前記第1の抽選手段の当選確率を向上させた高確率モードとを併せ持つ確変モードで実行するか否かを抽選する第2の抽選手段と、を備えた遊技機において、前記複数の特別遊技が終了すると、前記第2の抽選手段による抽選結果に拘わらず、それぞれ、前記特定モードによる通常遊技を、予め定められた同数の規定回数で行わせる制御を行う遊技移行制御手段を備えるものである。かかる構成により、パチンコ遊技機として好適に用いることができる。
なお、本実施形態では、以下の説明の中で、特定モードでもなく、高確率モードでもない通常遊技のモードを通常モードと呼ぶことがある。
上記構成の遊技機では、特別遊技状態が実現するかを第1の抽選手段により抽選で決定し、特別遊技の中でも、特別遊技状態が終了した後の通常遊技が、遊技者にとって望ましい確変モードとなる確変大当たりになるかを第2の抽選手段で抽選する。以下、第1の抽選を「大当たり抽選」、第2の抽選を「確変抽選」と呼ぶ場合がある。
このように、本実施形態における特別遊技は、その特別遊技の状態が終了した後に実行される通常遊技状態における可変表示ゲームが、特定モードの下で行われる通常特別遊技と、その特別遊技の状態が終了した後に実行される通常遊技状態における可変表示ゲームが、高確率モード及び特定モードとを併せ持つ確変モードの下で行われる確変特別遊技との2種類に大別されている。
なお、前記第1の抽選(大当たり抽選)手段による抽選結果を、所定の報知手段を用いて遊技者に報知しても構わないが、本実施形態では、前記第2の抽選(確変抽選)手段による抽選結果については遊技者に報知することはしない。
また、確変特別遊技の状態が終了した後の高確率モードは、前記第1の抽選(大当たり抽選)手段により特別遊技に当選するまで継続されることとしている。つまり、確変特別遊技の状態が終了した後に行われる通常遊技は、規定回数分は特定モード及び高確率モードの下で行われ、規定回数を終えた後は、遊技者が視覚的に認識できる特定モードによる有利な条件は解除されるものの、内部的には、特別遊技に当選する確率が高まった高確率モードが継続されることになる。
また、この場合、前記特定モードとしては、前記識別情報が変動表示を開始して停止表示されるまでの変動時間を短縮する、所謂時短モードとするとよい。
さらに、上記パチンコ遊技機として好適な遊技機において、前記特別遊技を通常特別遊技と確変特別遊技とに大別し、確変特別遊技の状態が終了した後の高確率モードは、前記第1の抽選(大当たり抽選)手段により特別遊技に当選するまで継続されることとしたが、その構成をより具体的に説明すると以下の通りである。
すなわち、前記通常特別遊技を、前記第1の抽選(大当たり抽選)手段に当選し、前記入賞ゲームを所定回数行った後に前記特定モード(時短モード)による通常遊技が所定回数実行される一般大当たり遊技とし、前記確変特別遊技を、前記第1の抽選(大当たり抽選)手段及び第2の抽選(確変抽選)手段にそれぞれ当選し、前記入賞ゲームを所定回数終えた後に前記確変モードによる通常遊技を行う確変大当たり遊技とするとともに、前記遊技移行制御手段は、前記一般大当たり遊技が終了すると、直ちに前記特定モード(時短モード)による通常遊技を規定回数行わせた後に基本モードによる通常遊技に移行させる一方、前記確変大当たり遊技が終了すると、直ちに前記特定モードによる通常遊技を前記一般大当たり終了後と同回数実行させ、その後、前記第1の抽選(大当たり抽選)手段による抽選結果が当選となるまで前記高確率モードの下で前記通常遊技を行わせる制御を行うのである。
上述してきた遊技機において、前記特別遊技終了後に実行される前記特定モード(時短モード)による通常遊技中に、再度特別遊技が発生した場合、当該特別遊技が終了しても、前記特定モード(時短モード)による通常遊技は、先の特別遊技終了後に実行される前記特定モード(時短モード)による通常遊技に規定された規定回数で終了するように制御するとよい。
すなわち、本実施形態における遊技機では、前記確変大当たり遊技や通常大当たり遊技以外にも、例えば、中当たり遊技と称される特別遊技や突然確変大当たり遊技と称される特別遊技を実行する場合がある。
前記中当たり遊技は、大当たり遊技状態の継続度合いが、確変大当たり遊技や通常大当たり遊技よりも小さく、当然、賞球獲得量も少なくなる。そして、特別遊技の状態が終了しても通常遊技のモードが変更されることはない。一方、前記突然確変大当たり遊技は、大当たり遊技状態の継続度合いが中当たり遊技と同じであって、やはり賞球獲得量は少なくなるものの、この突然確変大当たり遊技での特別遊技状態が終了した後は、特定モード(時短モード)と高確率モードとを伴う確変モードによる通常遊技状態へ移行するという特典がある。外見的には良く似た特別遊技とはいえ、遊技者にとっては、当然ながら、突然確変大当たり遊技が発生することが好ましいことである。
かかる中当たり遊技や突然確変大当たり遊技を、従来のパチンコ遊技機で実行させた場合(通常大当たり遊技終了後に実行される特定モード(時短モード)の下での可変表示ゲームの規定回数が例えば100回としてあるとする)、この特定モード(時短モード)中、50回目の可変表示ゲームにおいて中当たりが発生すると、特定モード(時短モード)は残りの50回が継続される。一方、特定モード(時短モード)中、同じく50回目の可変表示ゲームにおいて突然確変大当たり遊技が発生すると、大当たり遊技状態の終了後は確変モードになるために、前記特定モード(時短モード)の規定回数はクリアされて、第1の抽選手段により次に大当たりに当選するまで特定モード(時短モード)は継続されることになる。
したがって、遊技者は、可変表示ゲームが100回を過ぎても未だ特定モード(時短モード)が継続されているとなると、50回目の可変表示ゲームで発生した特別遊技は、中当たりではなく突然確変大当たり遊技であったことが容易に分る。反対に、可変表示ゲームが100回を過ぎたときに特定モード(時短モード)も終了した場合は、50回目の可変表示ゲームで発生した特別遊技は、中当たりであったと容易に分る。
これでは、せっかく外見的に良く似た突然確変大当たりと中当たりとを設定しても、遊技者は両者の違いを簡単に見抜き、規定回数の可変表示ゲームが終了したときに特定モード(時短モード)まで終了してしまうと、次の大当たり遊技が発生する確率は突然確変大当たりが終了した場合と比べて大きく低下してしまうことが分るので、遊技意欲の減退が生じることを防止することができない。
しかし、本実施形態では、かかる中当たりであっても、突然確変大当たり遊技であっても、特定モード(時短モード)による通常遊技は、先の特別遊技終了後に実行される前記特定モード(時短モード)による通常遊技に規定された規定回数(この場合は100回)で終了するため、その後の通常遊技においても、現在遊技中の通常遊技が単なる通常モードの通常遊技であるのか、高確率モードの通常遊技であるのかの区別がつかず、特別遊技終了後における通常遊技に対する遊技意欲の減退を防止することが可能となる。
以下、本発明に好適な実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下において説明する実施形態においては、遊技機をパチンコ遊技機に適用した場合としている。
[遊技機の構成]
遊技機の概観について図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態におけるパチンコ遊技機10の概観を示す斜視図である。また、図2は、本実施形態におけるパチンコ遊技機10の概観を示す分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、パチンコ遊技機10は、前面に開口12aが形成された本体枠12と、その本体枠12における開口12aの内部に配設される各種の部品と、本体枠12の前方に開閉自在に軸着された扉11とから構成されている。この扉11は、図1に示すように、開口12aを前面から閉鎖するためのものであり、通常閉鎖した状態で遊技が行われる。また、本体枠12の前面には、上皿20、下皿22、発射ハンドル26等が配設されている。
本体枠12の開口12a内部には、遊技に関する画像を表示する表示手段としての液晶表示装置32と、スペーサー31、遊技盤14等が配設されている。なお、遊技盤14、スペーサー31、液晶表示装置32以外の各種の部品(図示せず)については、理解を容易にするために説明を省略する。
遊技盤14は、その全部が透光性を有する板形状の樹脂(透光性を有する部材)によって形成されている。この透光性を有する部材としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂など各種の材質が該当する。また、遊技盤14は、その前面側に、発射された遊技球が転動可能な遊技領域15を有している。この遊技領域15は、ガイドレール30に囲まれ、遊技球が転動可能な領域である。また、遊技盤14における遊技領域15には複数の障害釘13が打ちこまれている。
液晶表示装置32は、スペーサー31を挟んで、遊技盤14の背後に設けられている。すなわち、液晶表示装置32は、透光性を有する遊技盤14のの背後に配置されている。この液晶表示装置32は、遊技に関する画像の表示を可能とする表示領域32aを有している。この表示領域32aは、遊技盤14の全部又は一部に、スペーサー31を挟んで、背面側から重なるように配設される。具体的には、液晶表示装置32は、その表示領域32aが遊技領域15の全部又は一部と、遊技領域外域16の全部又は一部とに重なるように遊技盤14の後方に配設される。この液晶表示装置32における表示領域32aには、演出用の演出画像、装飾用の装飾画像等、各種の画像が表示される。この液晶表示装置32は、可変表示手段の一例となるものである。
また、本実施形態では、遊技盤14における透過性領域の背後に液晶表示装置32などの表示手段を設けているため、例えば、障害釘の植設領域や役物、装飾部材といった遊技部材を設ける領域を大きくし、レイアウトの自由度も更に大きくすることが可能である。
スペーサー31は、遊技盤14の後方(背面側)に配設されるとともに、液晶表示装置32の前方(前面側)に配設される。つまり、スペーサー31は、遊技盤14と液晶表示装置32によって挟持される。このスペーサー31は、透過性を有した材料で形成されており、中央に大きな貫通穴31aが設けられている。そして、この貫通穴31aには、電飾ユニット53が設けられている。
図3に電飾ユニット53の拡大図を示しており、この図3を参照しながら特別図柄表示器33、普通図柄表示器35、特別図柄保留ランプ34a〜34dおよび普通図柄保留ランプ50a〜50dを説明する。
図3に示すように、表示器ケース37に収容される特別図柄表示器33は、7セグメントLED41で構成されている。この7セグメントLED41は、所定の特別図柄の変動表示開始条件の成立により、点灯・消灯を繰り返す。7セグメントLED41の点灯・消灯によって、“0”から“9”までの10個の数字図柄が、特別図柄として変動表示される。この特別図柄表示器33も可変表示手段の一例となるものである。
本実施形態では、かかる特別図柄の変動表示と後述する装飾図柄の変動表示とを含めて可変表示ゲームと称し、遊技者はこの可変表示ゲームを楽しみながら、賞球の大量獲得が見込まれる大当たりを目指すことになる。
すなわち、本実施形態に係るパチンコ遊技機10の遊技状態は、通常遊技状態(前記可変表示ゲームが実行される契機となる大当たり抽選を行いながら遊技球を消費することになる、相対的に遊技者に不利な状態)と、特別遊技状態としての大当たり遊技状態(遊技者にとって短時間で大量の遊技球の獲得が期待できる、遊技者にとって有利な状態)とに大別される。この大当たり遊技状態は、通常遊技状態において、後述する始動口25に遊技球が入球したことを契機に行われる大当たり遊技状態へ移行するか否かの抽選処理により決定される。
さらに、後述の特別図柄制御処理において抽選された、前記特別図柄表示器33に変動停止表示される特定の数字図柄からなる特別図柄により、15R確変大当たり遊技状態、2R確変大当たり(突確大当たり)遊技状態、2R中当たり遊技状態、又は15R通常大当たり遊技状態の、4種類の大当たり遊技状態が決定する。そして、それぞれの大当たり遊技状態が終了後、前記通常遊技状態も、確変モード又は時短モードではなく、通常モードの通常遊技状態へ移行する。
例えば、前記特別図柄として、特定の数字図柄(例えば、“7”の数字図柄)が停止表示された場合は、通常遊技状態から遊技者に有利な後述のラウンドゲームが最大15回継続して行われる15R確変大当たり遊技状態に移行し、特定の数字図柄(例えば、“3”の数字図柄)が停止表示された場合は、通常遊技状態からラウンドゲームが2回継続して行われる2R確変大当たり(突確大当たり)遊技状態に移行する。そして、これら大当たり遊技状態の終了後は、後述する特定モードとしての時短モードと、大当たり遊技状態に移行する確率が通常より高い高確率モードとを伴う確変モードの下での通常遊技状態に移行する。
他方、特定の数字図柄(例えば、“5”の数字図柄)が停止表示された場合は、通常遊技状態からラウンドゲームが最大15回継続して行われる15R通常大当たり遊技状態に移行し、特定の数字図柄(例えば、“1”の数字図柄)が停止表示された場合は、通常遊技状態からラウンドゲームが2回継続して行われる2R通常大当たり(中当たり)遊技状態に移行する。しかし、これらの通常大当たり遊技状態の終了後は、確変モードではなく単に時短モードの下での通常遊技状態に移行する。
ここで、前記時短モードとは、前記特別図柄が変動表示を開始して停止表示されるまでの変動時間と、後述する普通図柄ゲームにおける普通図柄の変動時間とを通常モードよりも短縮し、同じく後述する始動口25に付設された羽根部材(普通電動役物)23の開放時間を通常モードよりも長くした特定モードであり、単位時間当たりの大当たり抽選回数が著しく増加する、遊技者にとって極めて有利なモードである。本実施形態では、通常大当たり遊技状態の終了後におけるこの時短モードは、予め設定された前記可変表示ゲームの規定回数、すなわち、特別図柄の変動回数を消化すると終了し、通常モードの下での通常遊技状態(パチンコ遊技機10において最も基本的な通常遊技状態)に移行する。時短モードの規定回数は適宜設定してよいが、本実施形態では100回に規定している。
一方、特別図柄として、特定の数字図柄以外の数字図柄(例えば、“1”、“3”、“5”、又は“7”以外の数字図柄)が停止表示された場合は、基本的に通常遊技状態から他の遊技状態へは移行しない。
ただし、詳細は後述の特別図柄制御処理で説明するが、通常遊技状態が前述の時短モード、又はこれに高確率モードが付加された確変モードの場合、特別図柄の変動回数が規定の変動回数(ここでは100回)に達したと判断すると、通常遊技状態のモードが、時短モードから通常モード、あるいは高確率モードへ移される。
以上のように、特別図柄が変動表示された後、停止表示され、その結果によって遊技状態が移行又は維持されるゲームを、前記可変表示ゲームと呼ぶほか、特別図柄ゲームと呼ぶ場合もある。
表示器ケース37の左右の両側には、特別図柄保留ランプ34a〜34dが設けられている。この特別図柄保留ランプ34a〜34dは、点灯又は消灯によって保留されている特別図柄の変動表示の実行回数(所謂、「特別図柄の保留球数」)を表示する。
特別図柄表示器33の右側には、普通図柄表示器35が設けられている。普通図柄表示器35は、2つの表示用ランプ(図示せず)で構成されており、これら表示用ランプが交互に点灯・消灯を繰り返すことによって、例えば“○”、“×”等の記号が普通図柄として変動表示される。
表示器ケース37の下側には、普通図柄保留ランプ50a〜50dが設けられている。この普通図柄保留ランプ50a〜50dは、後述するように、点灯又は消灯によって保留されている普通図柄の変動表示の実行回数(所謂「普通図柄の保留球数」)を表示する。
図1及び図2を用いたパチンコ遊技機10の概観の説明を続ける。遊技盤14の透過性領域の外側には、発光表示手段としての装飾ランプ133a、133bが配設されており、遊技状態に合わせた所定の発光態様の表示を行う。
扉11には、透過性を有する保護板19が配設されている。この保護板19は、扉11が閉鎖された状態で遊技盤14の前面に対面するように配設されている。
発射ハンドル26は本体枠12に対して回動自在に設けられている。また、発射ハンドル26の裏側には、駆動装置である発射ソレノイド(図示せず)が設けられている。さらに、発射ハンドル26の周縁部には、タッチセンサ(図示せず)が設けられている。このタッチセンサが遊技者により触接されたときには、遊技者により発射ハンドル26が握持されたと検知される。発射ハンドル26が遊技者によって握持され、かつ、時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射ソレノイドに電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が遊技盤14に順次発射され、遊技が進められる。
また、遊技盤14の後方(背面側)に配設されている液晶表示装置32の表示領域32aでは、前述した特別図柄表示器33において表示される特別図柄と関連する演出画像が表示される。
例えば、特別図柄表示器33で表示される特別図柄の変動表示中においては、液晶表示装置32の表示領域32aにおいて、一列の図柄列に数字や記号等からなる装飾図柄(演出用の識別情報でもあり、例えば、“0”から“9”までの数字や各種図柄からなる)が変動表示される。また、特別図柄表示器33において変動表示されていた特別図柄が停止表示されるとともに、液晶表示装置32の表示領域32aでも演出用の装飾図柄が停止表示される。
また、特別図柄表示器33において特別図柄として特定の数字図柄が停止表示された場合には、大当たりであることを遊技者に把握させる演出画像が液晶表示装置32の表示領域32aにおいて表示される。具体的には、特別図柄表示器33において特別図柄として特定の数字図柄が停止表示された場合には、液晶表示装置32の表示領域32aにおいて表示される演出用の装飾図柄の組合せが特定の表示態様(例えば、“1”から“9”のいずれかが全て揃った状態で停止表示される態様)となる。
この演出用の装飾図柄の組合せとして、特定の“奇数”の数字図柄が全て揃った状態で停止表示された場合(例えば、“111”〜“999”の数字図柄)は、通常遊技状態から遊技者に有利なラウンドゲームが最大15回継続して行われる15R確変大当たり遊技状態に移行する。この場合は、前記特別図柄表示器33に表示される特定図柄は“7”である。また、特定の数字図柄が連番で停止表示された場合(例えば、“123”の数字図柄)は、通常遊技状態から遊技者に有利なラウンドゲームが2回継続して行われる2R確変大当たり遊技状態に移行する。この場合は、前記特別図柄表示器33に表示される特定図柄は“3”である。
さらに、特定の“偶数”の数字図柄が全て揃った状態で停止表示された場合(例えば、“222”〜“888”の数字図柄)は、通常遊技状態から遊技者に有利なラウンドゲームを最大15回継続して行われる15R通常大当たり遊技状態に移行する。この場合は、前記特別図柄表示器33に表示される特定図柄は“5”である。また、特定の数字図柄が連番で停止表示された場合(例えば、“012”の数字図柄)は、通常遊技状態から遊技者に有利なラウンドゲームが2回継続して行われる2R通常大当たり(中当たり)遊技状態に移行する。この場合は、前記特別図柄表示器33に表示される特定図柄は“1”である。
また、液晶表示装置32の表示領域32aに表示される演出用の装飾図柄の組合せが前述したように特定の表示態様となった場合には、更に、「大当たり!!」などの文字画像とともに、喜んでいるキャラクタ画像が液晶表示装置32の表示領域32aに演出画像として表示される。
このように、本実施形態に係るパチンコ遊技機10では、通常遊技状態において、大当たり遊技状態へ移行するか否かの大当たり抽選と、可変表示ゲームとが行われ、抽選結果に基いて、前記特別図柄表示器33に停止表示される特定図柄に対応した装飾図柄の組み合わせが液晶表示装置32の表示領域32aに停止表示されるとともに、抽選結果に伴う演出画像についても液晶表示装置32の表示領域32aに表示されることになる。そして、抽選結果に当選すれば、前述した大当たり遊技状態に移行するのである。
次に、図4を用いて、パチンコ遊技機10の概観をより詳細に説明する。図4は、本実施形態におけるパチンコ遊技機10の概観を示す正面図である。なお、図4を用いたパチンコ遊技機10の概観の説明では、図1及び図2を用いたパチンコ遊技機10の概観の説明と重複する部分を省略することがある。また、図4においては、遊技盤14に打ち込まれている複数の障害釘13の記載を省略している。
図4に示すように、遊技盤14には、2つのガイドレール30(30a及び30b)、障害物55、57、通過ゲート54、始動口25、大入賞口39、が設けられている。なお、遊技盤14の上部では、特別図柄表示器33、普通図柄表示器35等の電飾ユニット53(図3参照)が視認可能となっている。
遊技盤14の上部には障害物55が設けられ、遊技盤14の略中央には障害物57が設けられている。この障害物57下部には始動口25が設けられている。この始動口25への遊技球の入賞が、可変表示ゲーム及び大当たり抽選の契機となる。
遊技盤14の左側に設けられている2つのガイドレール30は、遊技領域15を区画(画定)する外レール30aと、その外レール30aの内側に配設された内レール30bとから構成される。発射された遊技球は、遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて、遊技盤14の上部に移動し、電飾ユニット53上を通過して、前述した複数の障害釘13(図2参照)、遊技盤14上に設けられた障害物55、57等との衝突により、その進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって流下する。
前記始動口25に遊技球が入賞した場合には、特別図柄表示器33による特別図柄の変動表示が開始される。また、特別図柄の変動表示中に遊技球が始動口25へ入賞した場合には、変動表示中の特別図柄が停止表示されるまで、始動口25への遊技球の入賞に基づく特別図柄の変動表示の実行(開始)が保留される。その後、変動表示していた特別図柄が停止表示された後に、保留されていた特別図柄の変動表示が開始される。つまり、前記電飾ユニット53に設けられた、特別図柄保留ランプ34a〜34d(図3参照)は、保留された特別図柄の変動表示の実行回数に対応して、左から順番に点灯され、特別図柄の変動表示が一旦停止表示され、次の保留されていた特別図柄の変動表示が開始されると、それに対応した特別図柄保留ランプは消灯される。なお、特別図柄の変動表示の実行が保留される回数には上限が設定されており、例えば、4回(個)を上限として特別図柄の変動表示は保留される。
また、液晶表示装置32の表示領域32aにおいても、前述した始動口25に遊技球が入賞した場合には、前記特別図柄の変動表示の開始にあわせて、演出用の装飾図柄の変動表示が開始される。また、特別図柄に関する変動表示中に遊技球が始動口25へ入賞した場合には、変動表示中の演出用の識別情報が停止表示されるまで、始動口25への遊技球の入賞に基づく演出用の装飾図柄の変動表示の実行(開始)が保留される。その後、変動表示していた演出用の装飾図柄が停止表示された場合には、保留されていた演出用の装飾図柄の変動表示が開始される。
なお、本実施形態においては、始動口25に遊技球が入賞したこと等を、所定の特別図柄の変動表示開始条件又は所定の演出用の装飾図柄の変動表示開始条件としたが、これに限らず、別の態様であってもよい。
遊技盤14の略中央の左側には通過ゲート54が設けられている。この通過ゲート54には、後述する通過球センサ114(図5参照)が設けられている。通過球センサ114は、遊技球が通過ゲート54を通過したことを検出する。そして、通過球センサ114によって遊技球の通過が検出されたときには、普通図柄表示器35において普通図柄の変動表示が開始され、所定の時間が経過した後、普通図柄の変動表示が停止する。前述したように、この普通図柄は、“○”、“×”等の記号である。
この普通図柄が所定の図柄、例えば“○”として停止表示されたときには、始動口25の左右の両側に設けられている羽根部材(所謂、普通電動役物)23が閉鎖状態から開放状態となり、始動口25に遊技球が入りやすくなる。また、羽根部材23を開放状態とした後、所定の時間が経過したときには、羽根部材23を閉鎖状態として、始動口25に遊技球が入りにくくなるようにする。以上のように、普通図柄が変動表示された後、停止表示され、その結果によって羽根部材23の開放・閉鎖状態が異なってくるゲームを「普通図柄ゲーム」という。
また、特別図柄の変動表示と同じように、普通図柄の変動表示中において通過ゲート54を遊技球が通過した場合には、変動表示中の普通図柄が停止表示されるまで、通過ゲート54への遊技球の通過に基づく普通図柄の変動表示の実行(開始)が保留される。つまり、前記電飾ユニット53に設けられた、普通図柄保留ランプ50a〜50d(図3参照)は、保留された普通図柄の変動表示の実行回数に対応して、左から順番に点灯され、変動が停止表示されると、次の保留されていた普通図柄の変動表示が開始され、それに対応した普通図柄保留ランプは消灯される。なお、普通図柄の変動表示の実行が保留される回数には上限が設定されており、例えば、4回(個)を上限として保留される。
遊技領域の下部に設けられた大入賞口39には、その前面側(前方)に開閉自在なシャッタ40が設けられている。このシャッタ40は、特別図柄表示器33において特別図柄として特定の数字図柄が停止表示され、遊技状態が前記の大当たり遊技状態(つまり、15R確変大当たり、2R確変大当たり、2R通常大当たり(中当たり)、及び15R通常大当たり状態)に移行された場合は、遊技球を受け入れやすい開放状態となるように駆動される。その結果、大入賞口39は、遊技球を受け入れやすい開放状態となる。
一方、シャッタ40の背面側(後方)に設けられた大入賞口39には、V・カウントセンサ102(図5参照)を有する特定領域(図示せず)と、カウントセンサ104(図5参照)を有する一般領域(図示せず)とがあり、それらの領域を遊技球が所定個数(例えば10個)通過するか、又は、所定時間(例えば30秒)が経過するまでシャッタ40が開放状態に駆動される。そして、開放状態において大入賞口39への所定数の遊技球の入賞又は所定時間の経過のいずれかの条件が成立すると、シャッタ40は、遊技球を受け入れ難い閉鎖状態になるように駆動される。その結果、大入賞口39は、遊技球を受け入れ難い閉鎖状態となる。
そして、大入賞口39が遊技球を受け入れやすい状態となっている開放状態から大入賞口39が遊技球を受け入れ難い状態となっている閉鎖状態までの遊技をラウンドゲームという。したがって、シャッタ40は、ラウンドゲーム時に開放し、各ラウンドゲーム間では閉鎖することになる。また、ラウンドゲームは、“1”ラウンド、“2”ラウンド等のラウンド数として計数されるため、ラウンドゲームの1回目を第1ラウンド、2回目を第2ラウンドと呼称する場合がある。
続いて、開放状態から閉鎖状態に駆動されたシャッタ40は、開放状態において大入賞口39に受け入れられた遊技球がV・カウントセンサ102を通過したことを条件に、再度開放状態に駆動される。つまり、シャッタ40の開放状態において大入賞口39に受け入れられた遊技球がV・カウントセンサ102を通過したことを条件に、次のラウンドゲームへ継続して進むことができる。
本実施形態における大当たり遊技では、このラウンドゲームが所定回数(2Rあるいは15R)実行されるのである。そして、第1ラウンドのラウンドゲームから、次のラウンドゲームに継続して進むことができない(最終の)ラウンドゲームが終了するまでの遊技を大当たり遊技状態という。
また、前述した始動口25、一般入賞口56a〜56d、大入賞口39における特定領域及び一般領域に遊技球が入賞又は通過したときには、それぞれの入賞口の種類に応じて予め設定されている数の遊技球が上皿20又は下皿22に払い出される。
ここで、本実施形態においては、役物の一例として、大入賞口39の役物が記載されているが、本発明はこれに限定されず、遊技盤上に2つ以上のいかなる数の役物が設けられてもよい。
また、本実施形態では、大当たり遊技状態の実行中において、最初のラウンド数から最もラウンドゲームが継続された場合の最後のラウンドゲームまでのラウンド数(最大継続ラウンド数)は、15ラウンド又は2ラウンドとしているが、大当たり遊技状態の実行中における最大継続ラウンド数は必ずしも限定されるものではない。例えば、最大継続ラウンド数は、ラウンド数抽選手段(後述するメインCPU66を含む主制御回路60(図5参照))による抽選により、“1”ラウンドから“15”ラウンドまでの間から選択されるなど、任意のラウンド数であってもよい。
なお、本実施形態において、画像を表示する部分として液晶ディスプレイパネルからなる液晶表示装置32を採用したが、これに限らず、他の態様であってもよく、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)を含むブラウン管、ドットLED、セグメントLED、EL(Electronic Luminescent)、プラズマ等からなるものであってもよい。また、本実施形態においては、液晶表示装置32とは別に特別図柄表示器33および普通図柄表示器35を備えるように構成したが、これに限らず、液晶表示装置32に特別図柄及び普通図柄を変動表示させるように構成してもよい。また、変動表示手段として液晶表示装置32を採用したが、これに限らず、別の態様であってもよく、例えば、ドラム、ベルト、リーフ等を変動表示手段として採用してもよい。
[遊技機の電気的構成]
本実施形態におけるパチンコ遊技機10の制御回路について図5を用いて説明する。図5は、本実施形態におけるパチンコ遊技機10の制御回路を示すブロック図である。
本実施形態におけるパチンコ遊技機10の制御回路は、主に、遊技制御手段としての主制御回路60と、演出制御手段としての副制御回路200とから構成される。主制御回路60は、遊技の制御を行うものであり、副制御回路200は、遊技の進行に応じた演出の制御(例えば、画像表示制御、音声出音制御、装飾ランプ制御等)を行うものである。
主制御回路60は、図5に示すように、制御手段であるメインCPU66、メインROM(読み出し専用メモリ)68、メインRAM(読み書き可能メモリ)70を備えている。この主制御回路60は、遊技の進行を制御する遊技実行制御手段(通常遊技実行手段及び特別遊技実行制御手段)として機能するとともに、さらに、抽選手段(第1の抽選手段及び第2の抽選手段)、遊技移行制御手段としても機能する。
メインCPU66には、メインROM68、メインRAM70等が接続されており、このメインROM68に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。このように、このメインCPU66は、例えば、特別遊技実行手段や抽選手段として機能するなど、後述する各種の手段として機能することとなる。
メインROM68には、メインCPU66によりパチンコ遊技機10の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、乱数抽選によって大当たり判定をする際に参照される大当たり抽選テーブル(図6参照)等の各種テーブルが記憶されている。
メインRAM70は、メインCPU66の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。
また、この主制御回路60は、所定の周波数のクロックパルスを生成するリセット用クロックパルス発生回路62、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路64、後述する副制御回路200に対してコマンドを供給するためのシリアル通信用IC72を備えている。また、これらのリセット用クロックパルス発生回路62、初期リセット回路64、シリアル通信用IC72は、メインCPU66に接続されている。なお、このリセット用クロックパルス発生回路62は、後述するシステムタイマ割込処理を実行するために、所定の周期(例えば2ミリ秒)毎にクロックパルスを発生する。なお、このシリアル通信用IC72は、各種のコマンドを副制御回路200(副制御回路200に含まれる各種の手段)へ送信する送信手段に相当する。
また、主制御回路60には、各種の装置が接続されており、例えば、図5に示すように、V・カウントセンサ102、カウントセンサ104、一般入賞球センサ106、108、110、112、通過球センサ114、始動入賞球センサ116、普通電動役物ソレノイド118、大入賞口ソレノイド120、シーソーソレノイド122、バックアップクリアスイッチ124が接続されている。
V・カウントセンサ102は、大入賞口39における特定領域に設けられている。このV・カウントセンサ102は、大入賞口39における特定領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
カウントセンサ104は、大入賞口39における特定領域とは異なる一般領域に設けられている。このカウントセンサ104は、大入賞口39における一般領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
一般入賞球センサ106、108、110、112は、一般入賞口56a〜56dにそれぞれ設けられている。この一般入賞球センサ106、108、110、112は、各一般入賞口56a〜56dへ遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
通過球センサ114は、通過ゲート54に設けられている。この通過球センサ114は、通過ゲート54を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
遊技球検出手段である始動入賞球センサ116は、始動口25に設けられている。始動入賞球センサ116は、始動口25に遊技球が入賞したことを検出して、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
普通電動役物ソレノイド118は、リンク部材(図示せず)を介して羽根部材23に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、羽根部材23を開放状態又は閉鎖状態とする。
大入賞口ソレノイド120は、図4に示すシャッタ40に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シャッタ40を駆動させ、大入賞口39を開放状態又は閉鎖状態とする。
シーソーソレノイド122は、板形状でシャッタ40内部に設けられているシーソー(図示せず)に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シーソーを変位させ、そのシーソーの傾斜を変更する。このシーソーが傾斜された結果、特定領域を通過しやすくなるように又は一般領域を通過しやすくなるように切り替えることとなる。
バックアップクリアスイッチ124は、パチンコ遊技機10に内蔵されており、電断時等におけるバックアップデータを遊技場の管理者の操作に応じてクリアする機能を有する。
また、主制御回路60には、払出・発射制御回路126が接続されている。この払出・発射制御回路126には、遊技球の払出を行う払出装置128、遊技球の発射を行う発射装置130、カードユニット150が接続されている。
この払出・発射制御回路126は、主制御回路60から供給される賞球制御コマンド、カードユニット150から供給される貸し球制御信号を受け取り、払出装置128に対して所定の信号を送信することにより、払出装置128に遊技球を払い出させる。また、払出・発射制御回路126は、発射装置130に対して発射信号を供給することにより、遊技球を発射させる制御を行う。
また、発射装置130には、前述した発射ソレノイド、タッチセンサ等の遊技球を発射させるための装置が備えられている。発射ハンドル26が遊技者によって握持され、かつ、時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射ソレノイドに電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が発射ソレノイドにより遊技盤14に順次発射される。
さらに、主制御回路60には、ランプ制御回路76が接続されており、このランプ制御回路76は、メインCPU66からの指示に従い、特別図柄保留ランプ34a〜34d、普通図柄保留ランプ50a〜50d、特別図柄表示器33(7セグメントLED41)、普通図柄表示器35(表示用ランプ)等を制御する。
一方、シリアル通信用IC72には、副制御回路200が接続されている。この副制御回路200は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに応じて、液晶表示装置32における表示制御、スピーカ46から発生させる音声に関する制御、装飾ランプ133a、133bの制御等を行う。
なお、本実施形態においては、主制御回路60から副制御回路200に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を送信できるように構成しても問題ない。
副制御回路200は、可変表示制御手段、音発生制御手段としてのサブCPU206、記憶手段としてのプログラムROM208、ワークRAM210、液晶表示装置32における表示制御を行うための表示制御回路250、スピーカ46から発生させる音声に関する制御を行う音声制御回路230、装飾ランプなどのランプ133a、133bの制御を行うランプ制御回路240から構成されている。副制御回路200は、主制御回路60からの指令に応じて遊技の進行に応じた演出を実行する。
サブCPU206には、プログラムROM208、ワークRAM210等が接続されている。サブCPU206は、このプログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。特に、サブCPU206は、後述するように、主制御回路60から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路200の制御を行う。サブCPU206は、後述する各種の手段として機能することとなる。
プログラムROM208には、サブCPU206によりパチンコ遊技機10の特別図柄の変動表示に関連して実行される液晶表示装置32の画像表示に伴う複数種類の演出画像データや、大当たり遊技中のラウンドゲームに関連して実行される複数種類の演出画像データが記憶されており、その他には、リーチ演出の表示期間を定めたリーチ時間テーブル等各種のテーブルも記憶されている。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。例えば、リーチ演出時間を制御するためのタイマ変数、演出パターンを選択するための演出表示選択用乱数カウンタ等、各種の変数等が位置付けられている。
表示制御回路250は、サブCPU206から供給される、特別図柄の変動表示に関連して実行される演出表示の進行に伴う複数種類の演出パターンや、大当たり遊技中のラウンドゲームに関連して実行される複数種類の演出パターン等の演出画像データ等を、液晶表示装置32に画像を表示させる制御を行うものである。
音声制御回路230は、サブCPU206から供給される音声発生命令に応じて、スピーカ46から音声を発生させるものである。
ランプ制御回路240は、サブCPU206から供給されるプログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、装飾ランプ133a、133bの発光制御を行うものである。
なお、本実施形態においては、パチンコ遊技機10の制御回路において、遊技制御手段としての主制御回路60と、演出制御手段としての副制御回路200を別々に構成しているが、主制御回路60と副制御回路200とを同じ基板で構成してもかまわない。
なお、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶手段として、主制御回路60ではメインROM68を、副制御回路200ではプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に、プログラム、テーブル等が記録されていてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、主制御回路60ではメインRAM70、副制御回路200ではワークRAM210等に記録されるものでもよい。なお、本実施形態においては、メインCPU66の一時記憶領域としてメインRAM70を、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
[遊技機の動作]
本実施形態では、遊技状態は大別して通常遊技状態(大当たりの抽選を行いながら遊技球を消費する、所謂遊技者に不利な状態)と大当たり遊技状態(遊技者にとって短時間で大量の遊技球の獲得が期待できる、所謂遊技者にとって有利な状態)に分かれている。
さらに、遊技モードとして通常モード、時短モード、高確率モード、さらには時短モードと高確率モードを併せ持つ確変モードが設定されており、本実施形態におけるパチンコ遊技機10では、通常遊技状態を、通常モード、時短モード、及び確変モード(高確率モード+時短モード)の3つの遊技モードの下で実行するようにしている。以下に、パチンコ遊技機10で実行される処理を図7〜図13に示す。
[メイン処理]
最初に、図7に示すように、RAMアクセス許可、バックアップ復帰処理、作業領域を初期化等の初期設定処理を実行する(ステップS11)。そして、詳しくは図9を用いて後述するが、特別図柄ゲームの進行、液晶表示装置32、特別図柄表示器33に表示される特別図柄、装飾図柄に関する特別図柄制御処理を実行する(ステップS12)。そして、詳しくは、図11を用いて後述するが、普通図柄ゲームの進行、普通図柄表示器35に表示される普通図柄に関する普通図柄制御処理を実行する(ステップS13)。このように、メイン処理においては、ステップS11の初期設定処理が終了した後、ステップS12及びステップS13の処理を繰り返し実行することとなる。
[システムタイマ割込処理]
また、メインCPU66は、メイン処理を実行している状態であっても、メイン処理を中断させ、システムタイマ割込処理を実行する場合がある。リセット用クロックパルス発生回路62から所定の周期(例えば2ミリ秒)毎に発生されるクロックパルスに応じて、以下のシステムタイマ割込処理を実行する。このシステムタイマ割込処理について図8を用いて説明する。
最初に、図8に示すように、メインCPU66は、大当たり抽選用乱数値等の各抽選値を更新する乱数更新処理を実行する(ステップS21)。そして、メインCPU66は、始動口25等への遊技球の入賞を検知する入力検出処理を実行する(ステップS22)。この処理においては、メインCPU66は、各種の入賞口に遊技球が入賞したことを条件として、遊技球を払出す(賞球する)旨のデータをメインRAM70の所定領域に記憶することとなる。そして、主制御回路60と副制御回路200との同期をとるための待ち時間タイマ、大当たりが発生した際に開放する大入賞口39の開放時間を計測するための大入賞口開放タイマ等、各種のタイマの更新処理を実行する(ステップS23)。そして、各種の変数に基づいて駆動制御するための信号をソレノイド、モータ等に供給するために、出力処理を実行する(ステップS24)。
次いで、ステップS25においてはコマンド出力処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、各種のコマンドを副制御回路200に供給する。これらの各種のコマンドとしては、具体的には、デモ表示コマンド、導出表示される特別図柄の種類を示す導出図柄指定コマンド等が含まれる。
最後に、ステップS26の処理において、メインCPU66は、払出装置128に賞球を行わせるための賞球制御コマンドを払出・発射制御回路126へ送信する等の払出処理を実行する。具体的には、メインCPU66は、各種の入賞口に遊技球が入賞することで予め設定された所定数の賞球払出を行うための賞球制御コマンドを払出・発射制御回路126へ供給する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了し、割込発生前のアドレスへ復帰し、メイン処理を実行させる。
[特別図柄制御処理]
図7のステップS12において実行される特別図柄制御処理について図9を用いて説明する。
最初に、ステップS31の処理において、メインCPU66は、特別図柄制御フラグをロードする。この処理において、メインCPU66は、特別図柄制御フラグを読み出しステップS32に処理を移す。
ステップS32においては、メインCPU66は、特別図柄制御フラグが(00)であるか否かを判断し、特別図柄制御フラグが(00)でない場合には、ステップS34に処理を移す。また、特別図柄制御フラグが(00)の場合には、ステップS33へ処理を移し、特別図柄記憶チェック処理を行う。この特別図柄記憶チェック処理では、詳細は後述するが、特別図柄の保留個数を調べ、保留個数がある場合に、“大当たり”の抽選、特別図柄の変動開始、特別図柄変動タイマのセット等を行い、特別図柄制御フラグに次のステップの処理要求である(01)をセットして処理を終了する。
ステップS34においては、メインCPU66は、特別図柄制御フラグが(01)であるか否かを判断し、特別図柄制御フラグが(01)でない場合には、ステップS40に処理を移す。また、特別図柄制御フラグが(01)の場合には、特別図柄変動時間監視処理を行う。すなわち、ステップS35において、特別図柄変動タイマがタイムアップ(つまり“0”)か否かを判断し、タイムアップしていなければ処理を終了する。そしてタイムアップした場合は、メインCPU66は、ステップS36で特別図柄の停止処理を行うとともに、メインRAM70に記憶されている特別図柄保留個数を“1”減少するように記憶更新する。さらに、メインCPU66は、遊技状態フラグが時短モードであるか判断し、時短モードの場合はメインRAM70に記憶されている時短回数を“1”減少するように記憶更新し、そして、時短回数が“0”(つまり時短モードの終了)になった場合は時短モードを終了させる。
次に、メインCPU66は、ステップS37において特別図柄が大当たりか否かを判断し、大当たりでなければステップS39において、特別図柄制御フラグをクリア(つまり特別図柄記憶チェック処理を要求する値(00)をセットする)して処理を終了する。また、特別図柄が大当たりであった場合は、ステップS38の大入賞口開放待ち処理を行う。大入賞口開放待ち処理では、メインCPU66は、特別図柄制御フラグに大入賞口開放待ちを示す値(02)をセットし、待ち時間(例えば1秒)を大入賞口開放待ちタイマにセットして処理を終了する。
ステップS40においては、メインCPU66は、特別図柄制御フラグが(02)であるか否かを判断し、特別図柄制御フラグが(02)でない場合には、ステップS43に処理を移す。また、特別図柄制御フラグが(02)の場合には、メインCPU66は、ステップS41で大入賞口開放待ちタイマがタイムアップ(つまり“0”)かを判断し、タイムアップしていなければ処理を終了する。そしてタイムアップした場合は、ステップS42で大入賞口開放処理を行う。この大入賞口開放処理では、メインCPU66は、まず大入賞口39の開放をセットし(メインRAM70の所定の領域に、シャッタ40による大入賞口ソレノイド120の開放指示を記憶する)、次に、大当たりの種類によって大入賞口開放タイマに大入賞口39の開放時間(例えば、大当たりが15R確変大当たり、又は15R普通大当たりの場合は30秒、2R確変大当たり(突確大当たり)又は2R通常大当たり(中当たり)の場合は1秒)をセットする。そして、特別図柄制御フラグに大入賞口開放監視処理を示す値(03)をセットし処理を終了する。
ステップS43においては、メインCPU66は、特別図柄制御フラグが(03)であるか否かを判断し、特別図柄制御フラグが(03)でない場合には、ステップS50に処理を移す。また、特別図柄制御フラグが(03)の場合には、大入賞口開放監視処理を行う。大入賞口開放監視処理では、まずメインCPU66は、ステップS44で大入賞口開放タイマがタイムアップ(つまり“0”)したか、又は、大入賞口39へ規定の個数の遊技球が入賞したか否かを判断する。そして大入賞口開放タイマのタイムアップ、同時に、大入賞口39へ規定の個数の遊技球が入賞していなければ処理を終了する。そして入賞口開放タイマのタイムアップ、又は、大入賞口39へ規定の個数の遊技球が入賞のいずれか一方の条件を満たしたことで、ステップS45へ処理を移行する。
ステップS45においては、メインCPU66は、大入賞口閉鎖処理(メインRAM70の所定の領域に、シャッタ40による大入賞口ソレノイド120の閉鎖指示を記憶する)を実行してステップS46へ処理を移す。
ステップS46においては、メインCPU66は、大入賞口開放回数(所謂ラウンド数)をカウントし、規定回数(15R通常大当たり又は15R確変大当たりでは15回、2R確変大当たり(突確大当たり)又は2R通常大当たり(中当たり)では2回)に達したか否かを判断し、規定回数に達した場合はステップS49で特別図柄制御フラグに時短回数設定処理及び大当たり終了処理を要求する値(04)をセットし処理を終了する。また、メインCPU66は、大入賞口開放回数が規定回数に達していなかった場合は、ステップS47で、大入賞口へ入賞した遊技球が所定の特定領域を通過したか否かを判断し、大入賞口へ入賞した遊技球が所定の特定領域を通過しなかった場合(V・カウントセンサ102が遊技球の通過を検出しなかった場合)は、ステップS49で特別図柄制御フラグに時短回数設定処理及び大当たり終了処理を要求する値(04)をセットし処理を終了する。一方、メインCPU66は、大入賞口へ入賞した遊技球が所定の特定領域を通過した(つまり、V・カウントセンサ102が遊技球の通過を検出した)場合は、ステップS48へ処理を移す。
ステップS48では、メインCPU66は、大入賞口開放待ち処理を行う。大入賞口開放待ち処理では、特別図柄制御フラグに再度大入賞口の開放を要求する値(02)をセットし、待ち時間(例えば1秒)を大入賞口開放待ちタイマにセットして処理を終了する。
ステップS50においては、メインCPU66は、時短回数設定処理を行う。すなわち、メインCPU66は、先ず、時短モード中の特別図柄の変動回数(可変表示ゲーム数)が残っているか否かを判断し、残っている場合は直接次のステップS51に処理を移す。他方、時短モード中の特別図柄の変動回数が残っていない場合(時短モードが終了している場合)は、大当たり図柄が15R確変大当たり又は2R確変大当たり(2R突確大当たり)の場合は、遊技状態フラグを、高確率モード及び時短モードとを同時にセットして確変モードとし、大当たり図柄が15R通常大当たり又は2R通常大当たり(中当たり)の場合には、遊技状態フラグを時短モードとする。さらに、時短モード中の特別図柄の変動回数の上限(本実施形態では100回)をメインRAM70の所定の領域に記憶し、ステップS51の大当たり終了処理を行う。
ステップS51の大当たり終了処理では、メインCPU66は、特別図柄制御フラグをクリア(つまり特別図柄記憶チェック処理を要求する値(00)をセットする)して、特別図柄制御処理を終了する。
[特別図柄記憶チェック処理]
図9のステップS33において実行される特別図柄記憶チェック処理について図10を用いて説明する。
最初に、メインCPU66は、ステップS61において、特別図柄保留個数が“0”であるか否かを判断し、特別図柄の保留個数が“0”の場合には、ステップS62に処理を移し、特別図柄の保留個数が“0”でない場合(つまり、特別図柄の変動がある場合)には、ステップS63に処理を移す。
ステップS62においては、デモ表示処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、デモ表示を行わせるために、副制御回路200にデモ表示コマンドを供給するためのデータを、メインRAM70の所定の領域に記憶する。これによって、副制御回路200において待機状態となったことを認識することができる。この処理が終了した場合には、特別図柄記憶チェック処理を終了する。
ステップS63においては、メインCPU66は、特別図柄変動時間管理を要求する値(01)を、特別図柄制御フラグにセットし、ステップS64に処理を移す。
ステップS64においては、大当たり抽選処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、遊技状態フラグを読み出し、読み出した遊技状態フラグに基づいて、大当たりの種別毎に抽選値がそれぞれ異なる複数の抽選テーブルからなる大当たり抽選テーブル(図6参照)を参照して抽選処理を実行する。
図6に示した大当たり抽選テーブルから1つの抽選テーブルを選択し、始動口25へ遊技球が入賞した時に抽出された大当たり抽選用乱数値と、前記選択された抽選テーブルとから、大当たりを抽選する。すなわち、15R確変大当たり、2R確変大当たり(2R突確大当たり)、15R通常大当たり、2R通常大当たり(中当たり)、又は“はずれ”のうちのいずれかが決定される。
なお、図6に示す大当たり抽選テーブルにおける「通常モード」、「時短モード」、「高確率モード」にそれぞれ割付けられた抽選値は、それぞれが単独で機能する場合の抽選値である。本実施形態では、通常遊技状態の遊技モードとして、通常モード、時短モード、確変モードの3つのモードを有するものであり、抽選処理時に高確率モードの抽選テーブルが参照されるのは確変モードの場合のみである。すなわち、確変モードは、高確率モードと時短モードとを併せ持つものであるが、確変モードにおける大当たり抽選処理では、時短モードの抽選テーブルよりも高確率モードの抽選テーブルが優先される。
本実施形態においては、15R確変大当たり又は2R確変大当たり(2R突確大当たり)の確変大当たりに当選した場合、規定のラウンドゲーム数が終了した後に実行される通常遊技状態では遊技モードが高確率モードと時短モードとを併せ持つ確変モードとなる。
一方、15R通常大当たり、又は2R通常大当たり(中当たり)の通常大当たりが当選した場合は、規定のラウンドゲーム数が終了した直後に実行される通常遊技状態では遊技モードが時短モードとなる。そして、確変モード(高確率モード+時短モード)であっても時短モードであっても、時短モードで実行される特別図柄の変動回数(可変表示ゲームの回数)は、予め規定されている100回で終わり、その後については、先の大当たり当選が確変大当たりであれば、高確率モードによる通常遊技状態に移行し、先の大当たりが通常大当たりであれば、通常モードによる通常遊技状態に移行することになる。
図6に示した大当たり抽選テーブルについてさらに説明すると、この大当たり抽選テーブルでは、「はずれ」、「15R通常大当たり」、「2R通常大当たり(中当たり)」、「2R確変大当たり(2R突確)」、「15R確変大当たり」のそれぞれに、抽選値が「通常モード」、「時短モード」、「高確率モード」毎に割付られている。
そして、大当たり遊技状態の抽選値、すなわち、15R通常大当たり、15R確変大当たり、2R確変大当たり(2R突確)、及び2R通常大当たり(中当たり)の全て大当たり抽選値の合計は、通常モード及び時短モードでは7/400に設定されているのに対して高確率モードでは70/400と設定されている。
つまり、遊技状態フラグに基づいて、大当たり抽選テーブルを参照して抽選処理を行うために、高確率モードと、通常モード及び時短モードとでは、大当たり遊技状態に移行する確率が大きく異なることとなる。
このように、遊技状態フラグが高確率モード(本実施形態では確変モード)である場合には、大当たり遊技状態に移行する確率は、通常モードや時短モードよりも大きく向上することとなるので、遊技者にとっては極めて有利な状態といえる。この処理が終了した場合には、ステップS65に処理を移す。
ステップS65においては、メインCPU66は、大当たりであるか否かの判断処理を行う。この処理において、メインCPU66は、前述したステップS64の大当たり抽選処理における抽選結果が大当たりであった場合には、ステップS66に処理を移し、大当たりでなかった場合には、ステップS67に処理を移す。
ステップS66においては、特定図柄の決定処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、ステップS64で決定された大当たりの種類に対応して表示される特定図柄を決定する。例えば、15R確変大当たりに対して特定図柄“7”が決定され、2R確変大当たり(2R突確)に対しては特定図柄“3”、15R通常大当たりに対しては特定図柄“5”、2R通常大当たり(中当たり)に対しては特定図柄“1”というように、それぞれの大当たりに対応して特定図柄は決定される。そして、決定された特定図柄は、メインRAM70の所定の領域に記憶される。これによって、特別図柄表示器33に、大当たりに対応した特定図柄が導出表示されることとなる。この処理が終了した場合には、ステップS68に処理を移す。
ステップS67においては、はずれ図柄の決定処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、はずれ図柄に対応した特定図柄(例えば“7”、“3”、“5”、“1”以外の数字)を決定し、メインRAM70の所定領域に記憶する。これによって、特別図柄表示器33に、「はずれ」に対応した特定図柄が導出表示されることとなる。この処理が終了した場合には、ステップS68に処理を移す。
ステップS68では、遊技状態判別処理を行う。この遊技状態判別処理において、メインCPU66は、現在の遊技状態フラグが時短モード(確変モードを含む)であるか否かを判定し、時短モードであると判断した場合は、ステップS70へ処理を移行し、現在の遊技状態フラグが時短モードではなく通常モードであると判断した場合は、ステップS69において、通常モードの特別図柄変動時間(例えば10秒)を特別図柄変動タイマにセットし、メインRAM70の所定の領域に記憶する。そして、ステップS71へ処理を移行する。
ステップS70においては、メインCPU66は時短モードの特別図柄変動時間(通常モードの特別図柄変動時間より短い時間、例えば5秒)を、特別図柄変動タイマにセットし、メインRAM70の所定の領域に記憶する。そして、ステップS71へ処理を移行する。
ステップS71においては、メインCPU66は、特別図柄表示器33(図3参照)に対して、変動表示を開始させる要求をメインRAM70の所定の領域に記憶して、ステップS72へ処理を移す。この処理によって、特別図柄表示器33においては、前記ステップS69及びステップS70で特別図柄変動タイマにセットされた変動時間にあわせて、特別図柄の変動表示が行なわれ、所定時間経過後(特別図柄変動タイマがタイムアップした後)前記ステップS66及びステップS67で決定された“大当たり”又は“ハズレ”の特別図柄が停止表示されることとなる。
ステップS72では、液晶表示装置32の表示領域32aに演出表示される装飾図柄や演出時間の決定処理を行う。この処理において、メインCPU66は、ステップS66又はステップS67で記憶された“大当たり”又は“はずれ”のデータ、そしてステップS69又はステップS70で記憶された特別図柄変動時間等のデータを、図8のステップS25のコマンド出力処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に導出図柄指定コマンドとして供給する。
これによって、副制御回路200により、装飾図柄が液晶表示装置32の表示領域32aに導出表示されるとともに、装飾図柄の変動時間も決定されることとなる。これにより、特別図柄表示器33で導出表示される特別図柄の変動時間と、液晶表示装置32に導出表示される装飾図柄の変動時間は同期して行われることとなる。
[普通図柄制御処理]
図7のステップS13において実行されるサブルーチンについて図11を用いて説明する。
最初に、メインCPU66は、ステップS101において、普通図柄制御フラグをロードする。この処理において、メインCPU66は、普通図柄制御フラグを読み出す。この処理が終了した場合には、ステップS102に処理を移す。
ステップS102においては、メインCPU66は、普通図柄制御フラグが普通図柄記憶チェック要求を示す値(00)であるか否か判断し、普通図柄制御フラグが(00)でない場合はステップS104へ処理を移す。また、普通図柄制御フラグが(00)の場合は、ステップ103の普通図柄記憶チェック処理を行う。この普通図柄記憶チェック処理では、詳しくは図12を用いて説明するが、メインCPU66は、普通図柄の保留個数を調べ、保留個数がある場合に、普通図柄の当り判定、普通図柄の変動開始、普通図柄の変動タイマのセット等を行い、普通図柄制御フラグに次のステップの処理要求である(01)をセットして処理を終了する。
ステップS104においては、メインCPU66は、普通図柄制御フラグが(01)であるか否かを判断し、普通図柄制御フラグが(01)でない場合は、ステップS107へ処理を移す。また、普通図柄制御フラグが(01)である場合は、ステップS105において、普通図柄変動タイマがタイムアップ(つまり“0”)したかを判断し、タイムアップしていなかった場合は処理を終了する。一方、普通図柄変動タイマがタイムアップした場合は、メインCPU66は、ステップS106において、普通図柄停止処理を行う。この普通図柄停止処理においては、メインCPU66は、普通図柄表示器35に対して変動を停止する要求をセットし、メインRAM70の所定の領域に記憶する。これにより、普通図柄表示器35において、前記普通図柄記憶チェック処理で判定された、普通図柄の“当り”又は“はずれ”の判定結果が表示されることとなる。この処理が終了すると、メインRAM70の所定の領域に記憶されている普通図柄保留個数を“1”減少するように記憶更新する。そして、普通図柄制御フラグに(02)をセットして処理を終了する。
ステップS107においては、メインCPU66は、普通図柄制御フラグが(02)であるか否かを判断し、普通図柄制御フラグが(02)でない場合は、ステップS111へ処理を移す。また、普通図柄制御フラグが(02)であった場合は、ステップS108へ処理を移し、普通図柄が当りか否かを判断する。そして、メインCPU66は、普通図柄が当りであると判断した場合は、ステップS109の普通電役開放処理に処理を移す。一方、メインCPU66は、普通図柄が当りではないと判断すると、ステップS110において、普通図柄制御フラグに普通図柄記憶チェックを要求する値(00)をセットして処理を終了する。
ステップS109における普通電動役物開放処理では、メインCPU66は、普通電動役物の羽部部材23の開放処理(メインRAM70の所定の領域に普通電動役物の解放を記憶する)を行う。さらに遊技台の遊技状態に合わせて、普通電動役物の羽部部材23の開放時間(例えば、遊技モードが時短モード(確変モードを含む)の場合は3秒、通常モードの場合は0.2秒)を普通電動役物開放タイマにセットし、普通図柄制御フラグに(03)をセットして処理を終了する。
ステップS111においては、メインCPU66は、普通図柄制御フラグが(03)であるか否かを判断し、普通図柄制御フラグが(03)でない場合は、ステップS114へ処理を移す。また、普通図柄制御フラグが(03)であった場合は、ステップS112へ処理を移し、普通電動役物開放タイマがタイムアップ(つまり“0”)したかを判断する。そして、普通電動役物開放タイマがタイムアップしていない場合は処理を終了する。一方、普通電動役物開放タイマがタイムアップしたと判断した場合は、ステップS113の普通電動役物閉鎖処理において、普通電動役物である羽根部材23を閉鎖状態(メインRAM70の所定の領域に普通電動役物の閉鎖を記憶する)にさせる。そして普通図柄制御フラグに(04)をセットして処理を終了する。
ステップS114においては、メインCPU66は、普通図柄制御フラグをクリア(つまり普通図柄の記憶チェックを要求する値“00”をセット)して処理を終了する。
[普通図柄記憶チェック処理]
図11のステップS103において実行されるサブルーチンについて図12を用いて説明する。
最初に、ステップS121において、メインCPU66は、普通図柄保留個数が“0”であるか否かの判断を行い、普通図柄保留個数が“0”であると判断した場合には、普通図柄記憶チェック処理を終了する。なお、この普通図柄保留個数はメインRAM70の所定の領域に記憶され、通過ゲート54を遊技球が通過したことを検出した場合に、所定個数(例えば“4”)を上限として“1”増加して記憶更新され、普通図柄ゲームにおける普通図柄の可変表示が終了したときには、“1”減算して記憶更新される。一方、メインCPU66は、普通図柄の保留個数が“0”でないと判断した場合には、ステップS122において、普通図柄制御フラグに普通図柄変動タイマ監視要求の値“01”をセットし、ステップS123へ処理を移す。
ステップS123においては、普通図柄当り判定処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、普通図柄始動領域通過時に(通過ゲート54を遊技球が通過することによって)抽出された普通図柄当り判定用乱数値と、メインROM68に記憶されている普通図柄当り判定値とを参照する。そして、メインCPU66は、参照した結果、普通図柄当り判定用乱数値が普通図柄当り判定値と一致する場合には、当り図柄(例えば、“○”図柄)を示すデータをメインRAM70の所定の領域に記憶する。一方、メインCPU66は、参照した結果、普通図柄当り判定用乱数値が普通図柄当り判定値と一致しない場合には、はずれ図柄(例えば、“×”図柄)を示すデータをメインRAM70の所定の領域に記憶する。このように記憶された当り図柄、はずれ図柄は、普通図柄表示器35に導出普通図柄指定コマンドとして供給される。これによって、普通図柄表示器35は、普通図柄の変動表示(例えば“○”、“×”図柄を交互に点滅させる)を開始する。この後、ステップS124に処理を移す。
ステップS124においては、メインCPU66は、遊技状態フラグが時短モード(確変モードを含む)であるか否かを判断し、遊技状態フラグが時短モードであった場合は、ステップS126において、メインCPU66は、通常モードより短い普通図柄変動停止時間(例えば5秒)を、普通図柄変動タイマにセットして処理を終了する。一方、遊技モードが確変モード又は時短モードでない(つまり通常モード)場合は、ステップS125において、メインCPU66は、時短モードより長い普通図柄変動停止時間(例えば30秒)を、普通図柄変動タイマにセットして処理を終了する。
ここで、本実施形態におけるパチンコ遊技機10の遊技状態フラグについて説明する。前述したように、パチンコ遊技機10における遊技状態フラグには、通常遊技状態における遊技モードとして、通常モード、確変モード(高確率モード+時短モード)、及び時短モードのいずれかが設定される。ここで、図6の大当たり抽選テーブルに示すように、遊技状態フラグが高確率モード(確変モードの場合に参照される)の場合、大当たりを抽選する数値が70/400に設定されている。
これに対し、遊技状態フラグが通常モード又は時短モードの場合は、大当たりを抽選する数値が7/400に設定されており、遊技状態フラグが高確率モードの場合は、通常モード又は時短モードの場合と比較して、10倍の確率で大当たり遊技状態への当選が期待できることとなる。すなわち、高確率モードは、遊技者にとって次回の大当たりの期待値の大きい、極めて有利な遊技モードである。
さらに、特別図柄及び普通図柄の変動時間においても、前述したように、遊技状態フラグが時短モードの場合と、通常モードの場合では、遊技状態フラグが時短モードの方が特別図柄及び普通図柄の変動時間が短く設定されている。さらに、遊技状態フラグが時短モードの方が、普通図柄が当たった場合の始動口25に付設された羽部部材23の開放時間が通常モードよりも長く設定されているため、羽部部材23の誘導により、始動口25に遊技球が入賞する機会が増加することとなる。つまり、遊技状態フラグが時短モードの場合は、単位時間における特別図柄の抽選回数が通常モードに比べて増加するため、これも遊技者にとって有利な状態といえる。
したがって、この時短モードと前述の高確率モードとを併せ持つ確変モードは、遊技者にとって最も好ましい遊技モードであり、かかる確変モードの下で行われる通常遊技状態では、大当たり遊技へ当選する期待に満ちた状態で遊技が行われることになる。
[副制御回路メイン処理]
一方、副制御回路200は、副制御回路メイン処理を実行することとなる。この副制御回路メイン処理について図13を用いて説明する。なお、この副制御回路メイン処理は、電源が投入されたときに開始される処理である。
最初に、ステップS201において、サブCPU206は、RAMアクセス許可、作業領域を初期化等の初期設定処理を実行する。つまり、サブCPU206は、電源が投入されたことに基づいて、遊技を正常に行わせるための所定の初期設定を行うこととなる。なお、本実施形態においては、ステップS201を実行するサブCPU206は、初期設定手段の一例に相当する。この処理が終了した場合には、ステップS202に処理を移す。
ステップS202において、サブCPU206は、乱数更新処理を実行する。この処理において、サブCPU206は、ワークRAM210の所定領域に位置付けられた各種の乱数値を更新する。この処理が終了した場合には、ステップS203に処理を移す。
ステップS203において、サブCPU206は、コマンド解析処理を実行する。この処理において、サブCPU206は、主制御回路60のメインCPU66から送られてきたコマンドを解析し、その解析したコマンドに応じた処理を実行することとなる。この処理が終了した場合には、ステップS204に処理を移す。
ステップS204において、サブCPU206は、表示制御処理を実行する。この処理において、サブCPU206は、前記コマンド解析処理において、主制御回路60のメインCPU66からの導出図柄指定コマンドを受信した場合に、その導出図柄指定コマンドに応じた装飾図柄等の画像表示制御を、液晶表示装置32の表示領域32aにおいて行うこととなる。
そして、サブCPU206は、スピーカ46から発生させる音の制御を行う音声制御処理(ステップS205)、各種のランプ133a、133bの発光制御を行うランプ制御処理を実行する(ステップS206)。この処理が終了した場合には、ステップS202に処理を移す。
このように、副制御回路メイン処理においては、ステップS201の初期設定処理が終了した後は、ステップS202からステップS206の処理を繰り返し実行することとなる。
本実施形態に係るパチンコ遊技機10は、上述してきた構成となっており、確変大当たりであっても通常大当たりであっても、その大当たり遊技状態が終了した後の通常遊技状態では、時短モードによる可変表示ゲームが共に規定回数(100回)のみ行われるようになっているために、遊技者は、先の大当たり遊技状態が確変大当たりであったのか、通常大当たりであったのかの区別がつかない。
先の大当たりが確変大当たりであれば、高確率モードと時短モードの下で通常遊技が実行されるので、規定回数を消化して時短モードが終了した後も高確率モードはそのまま継続され、次の大当たり抽選に当選するまで続く。他方、先の大当たりが通常大当たりであれば、規定回数を消化して時短モードが終了すると通常モードに移行するのである。
したがって、大当たり遊技状態終了後、時短モードによる通常遊技状態における可変表示ゲームが規定回数消化されたとしても、遊技者は、高確率モードが内部的に継続されているかもしれない、という期待感をもって遊技を行うことができ、遊技意欲の減退を防止することが可能とある。また、遊技場側からすれば、時短モードによる通常遊技状態における規定回数分の可変表示ゲームが終了すると、遊技を止めてしまう遊技者が少なくなることが予想され、遊技機の稼働率の低下を防止することが可能となる。
なお、本実施の形態では、100回と規定された時短モードにおける可変表示ゲームの実行回数について、液晶表示装置32の所定の表示領域32a内において、その残数表示32cがなされるようにしている(図15参照)。したがって、時短モードによる可変表示ゲームの消化具合について、遊技者は容易に認識することができる。
また、本実施形態では、上述したように、2R突確、中当たりと呼ばれる大当たり遊技が設定されている。これら2種類の大当たりは、ラウンドゲームが2ラウンドのみなので大量の賞球獲得は望めないものの、2R突確ではその遊技状態が終了した後は確変遊技状態となるので、大当たり抽選が高確率モードで行われるため、15R通常大当たりや15R確変大当たりに当選する確率が高まるという楽しみがある。
一方、中当たりは、「擬似突確」とも呼ばれ、形態的には2R突確と似ていながらもその遊技状態が終了した後は通常モードによる通常遊技状態に移行するため、大当たり遊技の中でも遊技者にとってはさほど有利な大当たり遊技とはいえない。
ここで、上記2R突確と中当たりとを例にとって、大当たり遊技状態終了後の時短モード中に大当たり遊技に当選した場合について説明する。図14は通常大当たり遊技状態終了後の遊技モードと、そのモード中に大当たりに当選した場合の遊技モードの変化を示す説明図である。図14(a)は、通常大当たり遊技が終了した後に、50回目の可変表示ゲームで2R確変大当たり(2R突確)に当選した場合を示しており、図4(b)は、通常大当たり遊技が終了した後に、50回目の可変表示ゲームで2R通常大当たり(中当たり)に当選した場合を示している。
図14に示すように、通常大当たり(例えば、15R通常大当たり)が終了すると、100回に規定された時短モードによる通常遊技状態になる(301)。
そして、可変表示ゲームが進められ、50回目の時点で大当たり抽選の結果が当選となり、例えば、2R確変大当たり(2R突確)に当選した場合(302(a))、あるいは2R通常大当たり(中当たり)に当選した場合(302(b))、いずれにしても、時短モードによる可変表示ゲームの残り実行数は50回となる。
また、2R確変大当たり(2R突確)に当選し、2回のラウンドゲーム(各ラウンドゲームにおける大入賞口39の開放時間は1秒に設定されている)が終了すると、時短モードに高確率モードが付加された確変モードになる(303(a))。しかし、確変モードはあくまでも内部的な処理であるため、遊技者側からは遊技に関する変化は何ら見られない。
一方、2R通常大当たり(中当たり)に当選し、2回のラウンドゲーム(各ラウンドゲームにおける大入賞口39の開放時間は1秒に設定されている)が終了すると、ここでは、時短モードがそのまま継続される。すなわち、残りの50回まで時短モードが継続することになる(303(b))。当然ながら、遊技に関する変化はない。そして、この状態のまま、残り50回の可変表示ゲームが消化された時点で時短モードは終了する(304b)。
本実施形態で特徴的なのは、303aで示すように、時短モード中に例え確変大当たり(この場合は2R突確)が発生した場合である。
すなわち、本実施形態では、このような場合であっても、特別図柄制御処理(図9)のステップS50で説明したように、時短モードによる可変表示ゲームの数が残っている場合は、上書き更新などの特別な処理は行わず、この時点での残数(50回)をそのまま有効にしている。したがって、確変大当たり(この場合は2R突確)が終了した後は、50回の可変表示ゲームが消化されると時短モードは終了する(304a)。しかし、高確率モードについては、次に大当たり抽選に当選するまで継続される(305)。
このように、本実施形態では、通常遊技状態が時短モードの下で行われている場合であっても、大当たり抽選に当選した大当たりの種類については、通常大当たりなのか確変大当たりなのかを遊技者は知ることができない。すなわち、この場合も、大当たり遊技状態終了後の時短モードによる通常遊技の実行回数が、確変大当たり遊技でも他の特別遊技であっても同数に規定されていることから、遊技者は、大当たり遊技状態終了後の通常遊技状態においては、時短モードのみによる通常遊技であるのか、高確率モードも備わった通常遊技であるのかの区別がつかず、図15に示すように、高確率モードであることを期待することができ、特別遊技終了後における通常遊技に対する遊技意欲の減退を防止することが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明してきたが、本実施形態から以下の遊技機が実現する。すなわち、遊技者に有利な複数種の特別遊技(例えば、15R確変大当たり、2R確変大当たり、15R通常大当たり、2R通常大当たり等)の実行と、この特別遊技を除く通常遊技の実行とをそれぞれ制御する遊技実行制御手段(例えば、主制御回路60)と、前記特別遊技を実行するか否かを抽選する抽選手段(例えば、主制御回路60、図10におけるステップS64の大当たり抽選処理、図6に示す大当たり抽選テーブル)と、前記特別遊技の実行終了後、当該特別遊技とは異なる遊技者に有利な条件が付加された特定モード(例えば、時短モード)による通常遊技に移行させる遊技移行制御手段(例えば、主制御回路60)と、を備えた遊技機において、前記複数の特別遊技は、少なくとも遊技終了後に前記抽選手段の当選確率を向上させた高確率モードと前記特定モードとを併せ持つ確変モードで前記通常遊技を実行する確変大当たり遊技(例えば、15R確変大当たり、2R確変大当たり)を含み、前記遊技移行制御手段は、前記確変大当たり遊技を含む複数の特別遊技終了後に行われる前記特定モードによる通常遊技の実行回数が、それぞれ同数となるように制御する(例えば、図9におけるステップS50の時短回数設定処理)遊技機。
しかし、上記構成は本発明の具体例を例示したものに過ぎず、本発明を限定するものではない。例えば、遊技実行制御手段、抽選手段、遊技移行制御手段の具体的構成は、適宜設計変更可能である。
また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の一実施形態のパチンコ遊技機における概観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機における概観を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において構成される電飾ユニットを示す正面図である。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機における概観を示す正面図である。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において構成される主制御回路及び副制御回路を示すブロック図である。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において参照される各種判定テーブルである。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 通常大当たり遊技状態終了後の遊技モードと、そのモード中に大当たりに当選した場合の遊技モードの変化を示す説明図である。 本発明の一実施形態のパチンコ遊技機で遊技する遊技者を示す説明図である。
符号の説明
10 パチンコ遊技機
12 本体枠
14 遊技盤
15 遊技領域
25 始動口
32 液晶表示装置
33 表示器
39 大入賞口
60 主制御回路
200 副制御回路

Claims (5)

  1. 遊技者に有利な複数種の特別遊技の実行と、この特別遊技を除く通常遊技の実行とをそれぞれ制御する遊技実行制御手段と、
    前記特別遊技を実行するか否かを抽選する抽選手段と、
    前記特別遊技の実行終了後、当該特別遊技とは異なる遊技者に有利な条件が付加された特定モードによる通常遊技に移行させる遊技移行制御手段と、
    を備えた遊技機において、
    前記複数の特別遊技は、少なくとも遊技終了後に前記抽選手段の当選確率を向上させた高確率モードと前記特定モードとを併せ持つ確変モードで前記通常遊技を実行する確変大当たり遊技を含み、
    前記遊技移行制御手段は、
    前記確変大当たり遊技を含む複数の特別遊技終了後に行われる前記特定モードによる通常遊技の実行回数が、それぞれ同数となるように制御することを特徴とする遊技機。
  2. 前記特定モードによる通常遊技の実行回数は、予め定められた規定回数であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 識別情報を変動表示及び停止表示する可変表示手段と、
    この可変表示手段を用いた可変表示ゲームを行う通常遊技の実行を制御する通常遊技実行制御手段と、
    遊技媒体が入賞可能な入賞手段を用いた、遊技者に有利な入賞ゲームを行う複数種の特別遊技の実行を制御する特別遊技実行制御手段と、
    前記特別遊技を実行するか否かを抽選する第1の抽選手段と、
    前記特別遊技終了後に行われる通常遊技を、特別遊技とは異なる有利な遊技条件が付加された特定モードと前記第1の抽選手段の当選確率を向上させた高確率モードとを併せ持つ確変モードで実行するか否かを抽選する第2の抽選手段と、
    を備えた遊技機において、
    前記複数の特別遊技が終了すると、前記第2の抽選手段による抽選結果に拘わらず、それぞれ、前記特定モードによる通常遊技を、予め定められた同数の規定回数で行わせる制御を行う遊技移行制御手段を備えることを特徴とする遊技機。
  4. 前記特別遊技として、
    前記第1の抽選手段に当選し、前記入賞ゲームを所定回数行った後に前記特定モードによる通常遊技が所定回数実行される一般大当たり遊技と、前記第1の抽選手段及び第2の抽選手段にそれぞれ当選し、前記入賞ゲームを所定回数終えた後に前記確変モードによる通常遊技を行う確変大当たり遊技とがあり、
    前記遊技移行制御手段は、前記一般大当たり遊技が終了すると、直ちに前記特定モードによる通常遊技を規定回数行わせた後に基本モードによる通常遊技に移行させる一方、前記確変大当たり遊技が終了すると、直ちに前記特定モードによる通常遊技を前記一般大当たり終了後と同回数実行させ、その後、前記第1の抽選手段による抽選結果が当選となるまで前記高確率モードの下で前記通常遊技を行わせる制御を行うことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 前記特別遊技終了後に実行される前記特定モードによる通常遊技中に、再度特別遊技が発生した場合、当該特別遊技が終了しても、前記特定モードによる通常遊技は、先の特別遊技終了後に実行される前記特定モードによる通常遊技に規定された規定回数で終了することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の遊技機。
JP2006185345A 2006-07-05 2006-07-05 遊技機 Pending JP2008012019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006185345A JP2008012019A (ja) 2006-07-05 2006-07-05 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006185345A JP2008012019A (ja) 2006-07-05 2006-07-05 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008012019A true JP2008012019A (ja) 2008-01-24

Family

ID=39069655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006185345A Pending JP2008012019A (ja) 2006-07-05 2006-07-05 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008012019A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011251078A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013226338A (ja) * 2012-04-27 2013-11-07 Daikoku Denki Co Ltd パチンコ遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011251078A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013226338A (ja) * 2012-04-27 2013-11-07 Daikoku Denki Co Ltd パチンコ遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4954697B2 (ja) 遊技機
JP2008067814A (ja) 遊技機
JP2008012020A (ja) 遊技機
JP2009142534A (ja) 遊技機
JP2007275432A (ja) 弾球遊技機
JP2008061749A (ja) 遊技機
JP2008183193A (ja) 遊技機
JP2008183191A (ja) 遊技機
JP2008110035A (ja) 遊技機
JP2008104582A (ja) 遊技機
JP5069438B2 (ja) 遊技機
JP2008206713A (ja) 遊技機
JP2008206783A (ja) 遊技機
JP2008183194A (ja) 遊技機
JP2008012019A (ja) 遊技機
JP2008206781A (ja) 遊技機
JP2009183420A (ja) 遊技機
JP2008104584A (ja) 遊技機
JP2009106561A (ja) 遊技機
JP2008183198A (ja) 遊技機
JP2008183197A (ja) 遊技機
JP2007021096A (ja) 遊技機
JP2007282949A (ja) 弾球遊技機
JP2009056154A (ja) 遊技機
JP2008200325A (ja) 遊技機