JP2008009838A - バルブの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流路系に過大な圧力が過渡的に加わることなく、制御目標値である弁の開度に到達する時間を適切にするバルブの制御装置を提供する。
【解決手段】バルブが全開状態から全閉状態に移行するまでに要する閉止時間を所定の値で除した単位時間およびこの単位時間を更に複数の時間間隔に等分割したサンプリング時間を用いて単位時間毎にバルブの開度設定値を求め、この求めた単位時間毎の開度設定値に等比数列を順次かけて得られる値を単位時間毎にそれぞれ順次加えて単位時間毎のバルブの開度設定値とし、更にこの単位時間毎のバルブの開度設定値をサンプリング時間で等分割して、このサンプリング時間毎にサーボアンプに与える開度設定値を求める。
【選択図】図1

Description

本発明はバルブの制御装置に関する。
従来、例えば図6に示すように一定の流量で流体(例えば、油)を吐出するポンプ1によって駆動制御されるサーボバルブ2を備えたバルブの制御装置が知られている(例えば、特許文献1または2を参照)。このサーボバルブ2は、サーボアンプ10と組み合わされてフィードバック制御系を構成する。
サーボバルブ2は、図7にその概略構成を示すように流体の流量等を調整する弁の役割を担うスプール(制御対象3)、電磁力によってスプールを駆動操作するボイスコイル(操作部4)およびボイスコイルによって駆動・操作されたスプールの制御量を検出して主フィードバック信号を出力するLDVT(差圧変圧器:開度検出部5)を備えて構成される。
一方、このサーボバルブ2を駆動制御するサーボアンプ10は、サーボバルブ2の開度設定値を設定する設定部11、この設定部11に設定された設定値とサーボバルブ2の開度検出部5から出力される主フィードバック信号との偏差を求める比較部12およびこの比較部12によって求められた偏差からサーボバルブ2のボイスコイル(操作部4)に操作信号(可変電圧)を与える調節部13を備えて構成される。
ところで、バルブ2を全開(開度100%)から全閉(開度0%)に変化させると、図8に示すように最初、流量は、ポンプ1から吐出される流体の流量が一定であるならば、ほとんど変化しないが、圧力が徐々に増加していく。そして更にバルブ2を閉めていくと流量が制限されるとともにやがて一定の圧力に落ち着く。
特開2003−336606号公報 特開2001−032952号公報
しかしながら、前述した従来のサーボバルブの制御装置は、バルブ閉止時に生じる圧力変化に過渡的な振動を生ずることがあり、流路系に過大な圧力が過渡的に加わったり、制御目標値である弁の開度に到達するまでに時間がかかったりするという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点を解決すべくなされたもので、その目的とするところは、流路系に過大な圧力が過渡的に加わることなく、制御目標値である弁の開度に到達する時間を適切にするバルブの制御装置を提供することにある。
上述した目的を達成すべく本発明のバルブの制御装置は、所定の配管に介挿されて、その開度によりこの配管に流れる流体の流量を調整するバルブと、このバルブに接続されて、該バルブの開度を制御するサーボアンプと、このサーボアンプに接続されて、該サーボアンプに前記バルブの開度を調整する開度設定値を与えるコントローラとを具備するバルブの制御装置であって、
前記バルブは、該バルブの開度を検出する開度検出部を備え、
前記サーボアンプは、前記開度検出部が検出した前記バルブの開度と前記コントローラから与えられた前記開度設定値との偏差を零にする開度信号を生成して前記バルブの開度を制御する開度制御部を備え、
前記コントローラは、前記バルブが全開状態から全閉状態に移行するまでに要する閉止時間を所定の値で除した単位時間およびこの単位時間を更に複数の時間間隔に等分割したサンプリング時間をそれぞれ保持するパラメータ保持部と、前記単位時間毎に前記バルブの開度設定値を求め、この求めた単位時間毎の開度設定値に等比数列を順次かけて得られる値を前記単位時間毎にそれぞれ順次加えて前記単位時間毎のバルブの開度設定値とし、更にこの単位時間毎のバルブの開度設定値を前記サンプリング時間で等分割して、このサンプリング時間毎に前記サーボアンプに与える前記開度設定値を求める開度演算部と
を備えることを特徴としている。
好ましくは、前記パラメータ保持部は、更に前記圧力判定部が検出した圧力が安定するに要する圧力安定時間を保持し、前記コントローラは、更に前記バルブの上流側の前記配管内に取り付けられて、この配管内の圧力を検出する圧力検出部と、この圧力検出部が検出した前記配管内の圧力が所定の圧力値を超えているか否かを判定する圧力判定部を具備し、前記開度演算部は、前記圧力判定部が所定の圧力を超えていると判定したとき、前記サンプリング時間に変えて前記圧力安定時間を用いて前記開度設定値を求めることが望ましい。
より好ましくは、前記開度演算部は、前記圧力判定部が前記配管内の圧力が所定の圧力を超えていると判定した際、前記サーボアンプに前記開度設定値を与える前後の前記圧力の差圧を求め、この差圧が所定の圧力範囲内にあるとき、前記サーボアンプに前回の単位時間において出力した開度設定値と同一の開度設定値を更に加える一方、前記差圧が所定の圧力値を超えているとき、前回の単位時間において出力した開度設定値の1/2の開度設定値を更に加えて前記サーボアンプに与えることが望ましい。
上述したように本発明のバルブの制御装置は、コントローラがバルブを制御するサーボアンプに対して出力する開度設定値を所定の単位時間毎に分割して、例えば(1/2)、(1/4)、(1/8)・・・(1/2)・・・というような等比数列を開度設定値にかけて得られた値を前記単位時間毎にそれぞれ順次加えて前記単位時間毎のバルブの開度設定値とし、更に開度演算部にて単位時間毎に更に所定のサンプリング時間で細分した開度設定値を求めてバルブの開度信号としているので管路内における圧力変化を滑らかにすることができる。
特に本発明のバルブの制御装置は、所定の圧力に達したとき、パラメータ保持部が保持する圧力安定時間をサンプリング時間として設定するとともに、配管内の圧力が所定の圧力を超えていると判定した際、サーボアンプに開度設定値を与える前後の前記圧力の差圧を求め、この差圧が所定の圧力範囲内にあるとき、サーボアンプに出力した開度設定値を次の圧力安定時間に同じ開度設定値を出力する一方、差圧が所定の圧力値を超えているとき、サーボアンプに出力した開度設定値の(1/2)の開度設定値をサーボアンプに与えている。このため目標値に到達するとき、流路系に過大な圧力が過渡的に加わることを防止するとともに、速やかに制御目標値である弁の開度に到達することができるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の一実施形態に係るバルブの制御装置について添付図面を参照しながら説明する。尚、図1〜図5は、発明を実施する形態の一例であって、これらの図において従来例を示す図6および図7と同一の符号を付した部分は同一物を表し、基本的な構成はこの図に示す従来のものと同様であるのでその説明を省略する。
さて、図1において2は、図示しない所定の配管に介挿されて、その開度によりこの配管に流れる流体(例えば、油)の流量を調整するバルブである。このバルブ2には、バルブ2の開度を制御するサーボアンプ(開度制御部)10が接続されている。そして20は、このサーボアンプ10に接続されて、サーボアンプ(開度制御部)10にバルブ2の開度を調整する開度設定値を与えるコントローラである。
このコントローラ20は、更にバルブ2の上流側の配管内(特に図示せず)に取り付けられて、この配管内の圧力を検出する圧力検出部21と、この圧力検出部21が検出した前記配管内の圧力が所定の圧力値を超えているか否かを判定する圧力判定部22を備える。またコントローラ20には、前記バルブ2が全開状態から全閉状態に移行するまでに要する閉止時間を所定の値で除した単位時間、この単位時間を更に複数の時間間隔に等分割したサンプリング時間および圧力判定部が検出した圧力が安定するに要する圧力安定時間をそれぞれ保持するパラメータ保持部23が設けられている。
そして詳細は後述するがコントローラ20には、パラメータ保持部23に保持された各種パラメータ情報と、圧力判定部22の判定結果によってサーボアンプ10に与える開度設定値を求める開度演算部24が備えられている。
概略的には上述のように構成された本発明の一実施形態に係るバルブの制御装置の作動について、図2および図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
最初にバルブの制御装置を操作する担当者等は、コントローラ20のパラメータ保持部23に上述した単位時間Tu、サンプリングタイムTs、圧力安定待ち時間Tpのほかに、管路内における圧力上昇の目安となる目標圧力値Psp、圧力が目標圧力に近づいたか否かを判定する管路内の判定圧力値Pd、乗数パラメータMおよび許容圧力範囲Peをそれぞれ設定する(ステップS1)。乗数パラメータMは、詳細は後述するがバルブ2を閉止することによって上昇する管路内の圧力が、設定した目標圧力に近づきつつあるのかを判定する指標となるものである。また、許容圧力範囲Peは、最終的に到達する目標圧力から許容される圧力範囲であり、例えば、目標圧力値Pspを100%とすれば、その±5%程度の値が設定される。
次いでコントローラ20の開度演算部24には、開度設定入力値が入力される(ステップS2)。この開度設定入力値は、例えばバルブの制御装置を操作する担当者等や、図示しない別の制御装置(例えば、プロセスコントローラ等)から与えられる。すると開度演算部24は、図7に示したようなバルブ開度と制御電圧との関係を参照し、ステップ2で入力された開度設定値からバルブ開度に応じた制御電圧Vsvを求める(ステップS3)。次いで開度演算部24は、パラメータ保持部23に設定された単位時間TuおよびサンプリングタイムTsから、単位時間内におけるサンプリング数Snを[Sn=Tu/Ts]として求める(ステップS4)。サンプリングタイムTsは、単位時間Tu内においてサーボアンプ10に与える開度設定値Vstの設定周期を表すものである。そして開度演算部24は、開度設定値Vstを演算する等比数列の冪乗数rを初期化する(r=1)。
次いで開度演算部24は、現在のサーボアンプに与えている制御電圧Vbと上述したようにして求めた制御電圧Vsvに公比を[1/2]とする級数をかけた値を加えて、単位時間Tu内の制御電圧設定値Vcを求め(ステップS6)、図4に示すようにこの制御電圧設定値Vcを単位時間Tu内においてサンプリング数で等分割した階段信号を生成して(ステップS7)、サーボアンプ10へ順次与える(ステップS8)。
このときコントローラ20の圧力検出部21は、管路内の計測圧力Paを検出して後段の圧力判定部22に与える。圧力判定部22は、圧力検出部21が検出した管路内の計測圧力Paを受けて、この計測圧力Paがパラメータ保持部23に保持された判定圧力値Pdを超えていないかどうかを判定する(ステップS9)。この判定圧力値Pdは、パラメータ保持部23に設定した目標圧力値Pspの90%程度の圧力値とし、バルブ閉止時に上昇する管路内の圧力値が目標圧力値Pspに近づいているかどうかという判定をする目安となる閾値である。
開度演算部24は、ステップS9で圧力判定部22が、計測圧力Paが判定圧力値Pdを超えていないと判定したとき、等比数列の冪乗数rをインクリメントする(ステップS10)。そうして開度演算部24は、ステップS6以降を繰り返す。つまり開度演算部24は、冪乗数rをインクリメントすることによってステップS6で、制御電圧Vsvの(1/2)、(1/4)、(1/8)・・・(1/2)の電圧を制御電圧設定値Vcに加えていくことになる。
開度演算部24は、ステップS9で圧力判定部22が計測圧力Paが判定圧力値Pd以上となったとき、サンプリングタイムTsを圧力判定待ち時間Tpに変更し(ステップS11)、それ以降、前述した単位時間Tuを用いた制御に代えて圧力検出部21が検出した圧力検出値に基づく制御方法に変更する。この圧力安定待ち時間Tpは、コントローラ20がサーボアンプ10に対して開度設定値Vstを出力し、バルブ2が閉じる際、時間経過によって管路内の圧力が一定値に落ち着くまでの時間であって、サンプリングタイムTsの数倍の時間である(例えば、サンプリングタイムTsが50msであれば、圧力判定待ち時間Tpは、100〜200msの時間に設定する)。
次いで圧力検出部21は、圧力を計測して制御電圧出力前の圧力値Pbを得る(ステップS12)一方、開度演算部は、ステップS8で求めた開度設定値Vstをサーボアンプ10へ出力する(ステップS13)。そして圧力検出部21は、前述した圧力安定待ち時間Tp経過後、圧力を計測して制御電圧出力後の計測圧力Paを得る(ステップS14)。
開度演算部24は、ステップS14で圧力検出部21が計測した計測圧力Paが、[目標圧力値Psp±許容圧力範囲Pe]にあると判定したとき(ステップS15)、サーボアンプ10に与える開度設定値Vstとして前回のサンプリングタイム時に与えた制御電圧と同一の制御電圧を更に加えて新たな制御電圧とし、次の圧力安定待ち時間Tp(変更したサンプリングタイム)間に出力する(ステップS16)。
一方、ステップS15で開度演算部24は、ステップS14で圧力検出部21が計測した計測圧力Paが、[目標圧力値Psp+許容圧力範囲Pe]以上であると判定したとき、サーボアンプ10に与える開度設定値Vstとして前回のサンプリングタイム時に与えた制御電圧値を(−1/2)にした制御電圧を更に加えて新たな制御電圧とし、次の圧力安定待ち時間Tp(変更したサンプリングタイム)間に出力する(ステップS17)。
更に開度演算部24は、ステップS15においてステップS14で圧力検出部21が計測した計測圧力Paが、[目標圧力値Psp−許容圧力範囲Pe]未満であると判定したとき、ステップS12で圧力検出部21が検出した制御電圧出力前の圧力値Pbとの差分[ΔP=Pb−Pa]を求め(ステップS18)、この求めた差圧ΔPに乗数パラメータMをかけて制御電圧出力前の圧力値Pbを加えた圧力値Pc(Pc=Pb+ΔP×M)を演算する(ステップS19)。ステップS19で開度演算部24が行う演算は、バルブ2を閉じていく過程において、どの程度、目標圧力値Pspに近づいているのかという目安を得るための演算であって、乗数パラメータMは、例えば5〜10に予め設定される。
そして開度演算部24は、ステップS19で求めた圧力値Pcと目標圧力値Pspとを比較し、[Pc≦Psp]のときステップS16を、[Pc>Psp]のとき前回加えた制御電圧値の(1/2)を新たに加えるステップS21を実行する。開度演算部24は、ステップS16およびステップS21でサーボアンプ10に開度設定値Vstを出力した後、次の圧力安定待ち時間Tp(変更したサンプリングタイム)間だけ待って、再びステップS12以降を繰り返して実行する。
ここで上述した制御手順について図5を参照しながらより具体的に説明する。この図は、横軸に時間、縦軸にコントローラ20がサーボアンプ10に与える開度設定値(制御電圧)の変化をそれぞれ示したものである。
まず時刻tにおいてコントローラ20は、サーボアンプ10に対して開度設定値Vstに対してVだけ高い電圧を印加する。このVは、上述したステップS8において開度演算部24が出力するステップ電圧である。このステップ電圧は、前述した単位時間Tu毎のサンプリングタイムTsに従って出力される。すると制御遅れΔtを伴いながら圧力が上昇してPになる。このときの圧力変化は、ステップ電圧を印加された時点で、オーバシュートやオーバダンピングした応答を示す。目標圧力値Pspを100%としたとき、以後、開度演算部24は、その圧力のN%(N<100)の判定圧力値Pdになるまでサーボアンプ10にステップ状の開度設定値Vstを印加する。この図では、時刻t〜tの期間が相当する。ちなみにサンプリング時間毎の開度設定値の変化は、それぞれ等しく、この図では、V=V=Vとなる。一方、圧力の変化量は、内圧の上昇ともに減少するのでP<P<Pとなる。
時刻tになると、圧力値が判定圧力値(N%)を超えるので開度演算部24は、サンプリングタイムTsを圧力安定待ち時間Tpに変更し(ステップS11)、ステップ電圧の印加前後の圧力変化(差圧)ΔPを求める(ステップS18)。次いで開度演算部24は、ステップS19に示す演算(算出圧力Pc=Pb+ΔP×M)を施し(ステップS19)、その結果、算出圧力Pcが目標圧力値Psp(100%)を超えないとき前回と同じ制御電圧の変化分を更に加えてサーボアンプ10に与える(ステップS16)。
ここでは開度演算部24がステップS19で演算を施した結果、時刻tにおいて算出圧力Pcが目標圧力値Psp(100%)を超えたとすると、前回の制御電圧の変化分×(1/2)の値(V)を更に加えてサーボアンプ10に与える(ステップS21)。以後、圧力安定待ち時間Tp毎に制御電圧(開度設定値Vst)を変化させる(時刻tまで)。
そうして時刻tになると検出した圧力は、目標圧力値Psp(100%)を超えてP7aに達する。この圧力P7aが[Psp+Pe]より大きいとき、前回の制御電圧の変化分×(−1/2)の値(V)をサーボアンプ10に与える(ステップS17、時刻t)。すると圧力は、所望の目標圧力値Pspに滑らかに到達する。
かくして本発明のバルブの制御装置は、コントローラ20がバルブ2を制御するサーボアンプ10に対して出力する開度設定値を所定の単位時間毎に分割して、例えば(1/2)、(1/4)、(1/8)・・・(1/2)・・・というような等比数列を開度設定値Vstにかけて得られる値を単位時間Tu毎にそれぞれ順次加えて単位時間Tu毎のバルブ2の開度設定値を求め、更に開度演算部24にて単位時間毎に所定のサンプリング時間で細分した開度設定値Vstを求めてサーボアンプ10を介してバルブ2に開度信号を与えているので管路内における圧力変化を滑らかにすることができる。
特に本発明のバルブの制御装置は、所定の圧力に達したとき、パラメータ保持部23が保持する圧力安定待ち時間Tdをサンプリングタイムとして設定し直すとともに、配管内の圧力が所定の圧力(判定圧力値Pd)を超えていると判定した際、サーボアンプ10に開度設定値を与える前後の差圧を求め、この差圧が許容圧力範囲Pe内にあるとき、サーボアンプ10に出力した開度設定値を次の圧力安定時間に同じ開度設定値を出力する一方、差圧が所定の圧力値を超えているとき、サーボアンプ10に出力した開度設定値の1/2の開度設定値をサーボアンプ10に与えている。このため目標値に到達するとき、流路系に過大な圧力が過渡的に加わることを防止することができる、速やかに制御目標値である弁の開度に到達することができるという優れた効果を奏し得る。
尚、上述した公比[1/2]の数値は、この値に限定されることなく制御系が最適な作動を行うようにチューニングを行って設定すればよい。
また、本発明のバルブの制御装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることが可能である。
本発明の一実施形態に係るバルブの制御装置の要部概略構成を示す図。 図1に示すバルブの制御装置におけるコントローラの作動手順を示すフローチャート。 図2に続くコントローラの作動手順を示すフローチャート。 単位時間内における制御電圧と、サンプリングタイム毎の設定値を示すグラフ。 図1に示すバルブの制御装置におけるコントローラ開度設定値(制御電圧)と圧力変化の一例を示すグラフ。 従来のバルブの制御装置の要部概略構成を示す図。 図6に示すサーボアンプとサーボバルブの内部概略構成を示す図。 バルブ開度と圧力および流量の関係の一例を示すグラフ。
符号の説明
2 サーボバルブ
3 制御対象
4 操作部
5 開度検出部
10 サーボアンプ
11 設定部
12 比較部
13 調節部
20 コントローラ
21 圧力検出部
22 圧力判定部
23 パラメータ保持部
24 開度演算部

Claims (3)

  1. 所定の配管に介挿されて、その開度によりこの配管に流れる流体の流量を調整するバルブと、
    このバルブに接続されて、該バルブの開度を制御するサーボアンプと、
    このサーボアンプに接続されて、該サーボアンプに前記バルブの開度を調整する開度設定値を与えるコントローラと
    を具備するバルブの制御装置であって、
    前記バルブは、該バルブの開度を検出する開度検出部を備え、
    前記サーボアンプは、前記開度検出部が検出した前記バルブの開度と前記コントローラから与えられた前記開度設定値との偏差を零にする開度信号を生成して前記バルブの開度を制御する開度制御部を備え、
    前記コントローラは、前記バルブが全開状態から全閉状態に移行するまでに要する閉止時間を所定の値で除した単位時間およびこの単位時間を更に複数の時間間隔に等分割したサンプリング時間をそれぞれ保持するパラメータ保持部と、
    前記単位時間毎に前記バルブの開度設定値を求め、この求めた単位時間毎の開度設定値に等比数列を順次かけて得られる値を前記単位時間毎にそれぞれ順次加えて前記単位時間毎のバルブの開度設定値とし、更にこの単位時間毎のバルブの開度設定値を前記サンプリング時間で等分割して、このサンプリング時間毎に前記サーボアンプに与える前記開度設定値を求める開度演算部と
    を備えることを特徴とするバルブの制御装置。
  2. 前記パラメータ保持部は、更に前記圧力判定部が検出した圧力が安定するに要する圧力安定時間を保持し、
    前記コントローラは、更に前記バルブの上流側の前記配管内に取り付けられて、この配管内の圧力を検出する圧力検出部と、
    この圧力検出部が検出した前記配管内の圧力が所定の圧力値を超えているか否かを判定する圧力判定部を具備し、
    前記開度演算部は、前記圧力判定部が所定の圧力を超えていると判定したとき、前記サンプリング時間に変えて前記圧力安定時間を用いて前記開度設定値を求めることを特徴とする請求項1に記載のバルブの制御装置。
  3. 前記開度演算部は、前記圧力判定部が前記配管内の圧力が所定の圧力を超えていると判定した際、前記サーボアンプに前記開度設定値を与える前後の前記圧力の差圧を求め、この差圧が所定の圧力範囲内にあるとき、前記サーボアンプに前回の単位時間において出力した開度設定値と同一の開度設定値を更に加える一方、前記差圧が所定の圧力値を超えているとき、前回の単位時間において出力した開度設定値の1/2の開度設定値を更に加えて前記サーボアンプに与えることを特徴とするバルブの制御装置。
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