JP2008009321A - 微細構造体の製造方法 - Google Patents

微細構造体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008009321A
JP2008009321A JP2006182248A JP2006182248A JP2008009321A JP 2008009321 A JP2008009321 A JP 2008009321A JP 2006182248 A JP2006182248 A JP 2006182248A JP 2006182248 A JP2006182248 A JP 2006182248A JP 2008009321 A JP2008009321 A JP 2008009321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
microstructure
resin
functional liquid
fine structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006182248A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinobu Onishi
俊暢 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006182248A priority Critical patent/JP2008009321A/ja
Publication of JP2008009321A publication Critical patent/JP2008009321A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】複雑な工程や高価な装置を必要とせず、塗布法や印刷法により精緻で高精細な微細構造体を製造する方法を提供する。
【解決手段】少なくとも基材と撥液層を有する基板にパターンが形成されたマスクを密着して設置する工程と、露光する光を吸収しない気体が存在する雰囲気中で基板にマスクを介して光を照射し撥液層に機能性液体に対する接触角の大きさが異なるプレパターンを形成する工程と、該プレパタ−ンに該機能性液体を供給して機能性液体に対する接触角が小さい部分に微細構造体を形成する工程を有する微細構造体の製造方法。
【選択図】図1B

Description

本発明は、微細構造体の製造方法に関し、特に塗布法や印刷法のような簡便な方法で微細な構造体や積層微細構造体を製造する方法に関する。
近年、有機半導体材料を用いた薄膜トランジスタの開発は、1980年代後半から徐々に活発になってきており、近年では基本性能としてアモルファスシリコンの薄膜トランジスタの特性を越えるに至っている。有機材料は加工が容易であり、一般に薄膜FET(Field Effect Transistor)が形成されるプラスチック基板と親和性が高い。有機材料を用いることでプロセスの低温化が図れ、塗布法や印刷法などの製造方法により、簡便なプロセスで大面積に安価でトランジスタを形成することができる。薄膜ディスプレイや電子ペーパーの駆動回路、無線認証(RF−ID)のタグ、ICカードなどの応用展開が想定されており、技術的なレビューが幾つかある(例えば、非特許文献1参照)。
特に樹脂基板上の有機薄膜トランジスタは、これらの特徴を全て兼ね備えており、産業的にも有効である。従って、樹脂基板上に金属配線や絶縁体などの微細構造体を形成した有機薄膜トランジスタに対するする要望が高まってきている。
従来、例えば、半導体集積回路(IC)のような電気・電子回路基板或いはDRAMのキャパシタのような電子部品の製造に際しては、基板上の所定の部分に微細構造体を形成する方法として、スクリーン印刷等の印刷法による。そのほか、蒸着法、化学気相成長(CVD)法、スパッタリング法等の気相法、或いはゾルゲル法等を用いた塗布法によって基板上に製層し、フォトリソグラフィー法によりパターンを形成した後、不必要な部分を除去する方法等が知られている。
また、フォトリソグラフィー法の場合、蒸着やスッパタリングなどの真空装置により薄膜を形成し、パターニングして素子を作製している。一般に、フォトリソグラフィー法は次のような工程を経てパターンニングが行われる。まず、パターンニングを行う薄膜を基板全面に形成する。さらに、レジストコート、露光、現像、リンスなどを経てレジストパターンを形成する。その後に、レジストパターンをマスクとしてエッチングを行い不要な部分を除去して所望のパターン形状を得る。以上で述べたように、フォトリソグラフィー法は非常に多くの工程を必要とする。このため、フォトリソグラフィー法は高コストになってしまう。
これらの問題を解決するため塗布法による微細構造体の製造方法を用いて有機薄膜トランジスタの開発が盛んに行われている。
この塗布印刷法における微細構造体の製造法においては、基材の表面自由エネルギーが異なるプレパターンを形成し、表面自由エネルギーが高い部分(或いは、接触角が低い部分)に所望の機能性液体を供給しパターンを得る。精緻な細線を形成する場合、重要な項目となるのが基材の表面自由エネルギー差(或いは接触角差)である。さらに重要な項目は、高接触角部の接触角である。この接触角が高いほど、機能性液が濡れ広がるのを防ぐのに有効である。
これらの問題を解決するため微細構造体の製造方法の開発が盛んに行われている。
例えば、特許文献1ではエキシマランプの真空紫外光を利用した表面自由エネルギーの異なるプレパターンの形成法が提案されている。特許文献1では、マスクと基板間に0.2μmの距離をおいて配置し、その間を真空或いは酸素を含む気体で満たすことにより酸素原子ラジカルの効果により露光時間を短縮できる。しかし、特許文献1では、樹脂上に微細構造体を形成する場合、樹脂表面の凹凸や樹脂基板の表面粗さが0.2μmより大きく、精緻な微細構造体が形成できないという問題点があった。また、表面自由エネルギーの異なるプレパターンがぼやけ、数μm以下の微細構造体を塗布・印刷法で形成できないという問題があった。
特開2001−324816号公報 C.D.Dimitrakopoulos他、「Organic Thin Film Transistors for Large Area Electronics」、Advanced Material誌、2002年14、No.2、P.99−117
本発明は、この様な背景技術に鑑みてなされたものであり、複雑な工程や高価な装置を必要とせず、塗布法や印刷法により精緻で高精細な微細構造体を製造する方法を提供することにある。
上記課題を解決するための微細構造体の製造方法は、少なくとも基材と撥液層を有する基板にパターンが形成されたマスクを密着して設置する工程と、露光する光を吸収しない気体が存在する雰囲気中で基板にマスクを介して光を照射し撥液層に機能性液体に対する接触角の大きさが異なるプレパターンを形成する工程と、該プレパタ−ンに該機能性液体を供給して機能性液体に対する接触角が小さい部分に微細構造体を形成する工程を有することを特徴とする。
本発明の微細構造体の製造方法によれば、フォトマスクと基板がある程度の圧力を以って密着しているので、露光光による酸素原子ラジカルの発生が少なく、光を照射し撥液層に形成した撥液部と親液部の隣接する部分で表面自由エネルギーが斬次に変化するのではなく明瞭に異なるため、親液部上の機能性液体が撥液部に濡れ広がらないので塗布・印刷法で数ミクロン以下の微細構造体の形成が可能となる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の微細構造体の製造方法は、少なくとも基材と撥液層を有する基板にパターンが形成されたマスクを介して光を照射し、撥液層に表面自由エネルギーが異なるプレパターンを形成し、表面自由エネルギーが高い部分に機能性液体を塗布し、微細構造体を形成する製造方法であって、該光を照射する露光光発生装置とマスク間が露光光を吸収しない気体を含み、またマスクと基板は9E+2Pa以上の圧力で密着していることを特徴とするものである。
以下に本発明の微細構造体の製造方法の各構成要件について説明する。
図1A〜図1Cは本発明の微細構造体の製造方法の一実施形態を示す概略図である。また、図2は図1Bの本発明による微細構造体の製造方法の露光工程に使用する装置の概略図である。
図1Aは本発明で使用する基板を示すものである。基板1は、基材16上に、親液部制御層17及び撥液層12を設けたものである。この親液部制御層17は、機能性液体を塗布する部分にエネルギーを与えたときの接触角を制御するための層である。また、この親液部制御層は精緻な細線を狭い間隔で作製するためにその表面が平坦である。撥液層12は、狭い間隔で細線を作製するために所望の機能性液体が濡れないことが重要である。つまり、所望の機能性液体に対して十分に高い接触角が必要である。
本発明の基材は、特に限定されるものではなく、シリコン(Si)などの半導体基板、金属、ガラス、カーボン、セラミックス、樹脂基材等が挙げられる。基材は、親液部制御層17の表面平坦性が得られること、成膜性で選択する。特に樹脂基材の場合、200nmから1000nmの突起を基材表面に有しており、親液部制御層17を樹脂基材上に形成することにより平坦性を有する基材にすることが可能となる。
本発明に適している樹脂基材としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリサルフォン(PSF)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアリレート(PAR)、ポリアミドイミド(PAI)が挙げられる。その他の樹脂基材としては、アクリル樹脂、ポリスチレン、ABS、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂等、セルロース系樹脂が挙げられる。樹脂基材は、親液部制御層17や微細構造体7の形成時の焼成温度によって適宜選択することが可能である。
親液部制御層や基材の平坦性は、表面の平均面粗さ(Ra’)と最大粗さ(Rmax)で表される。
平均面粗さ(Ra’)は、JIS B 0601で定義されている中心線平均粗さRaを、測定面に対し適用し三次元に拡張したもので、「基準面から指定面までの偏差の絶対値を平均した値」と表現し、次の式(1)で与えられる。
Figure 2008009321
但し、Ra’:平均面粗さ値(nm)。
0:測定面が理想的にフラットであるとした時の面積(nm2)、|XR−XL|×|YT−YB|。
F(X,Y):測定点(X,Y)における高さ(nm)、XはX座標、YはY座標。
L〜XR:測定面のX座標の範囲。
B〜YT:測定面のY座標の範囲。
0:測定面内の平均の高さ(nm)。
樹脂基材の場合は、剛性が低いので樹脂基材がたわみ、正確な測定ができない場合もある。この場合、走査型プローブ顕微鏡を用いると便利である。
また、最大高さ(Ry)は、「表面凹凸の高さ」は被膜表面に形成された凸部の頂点と凹部の底点との高低差を指す。すなわち、JIS−B−061の「表面粗さの定義と表示」に規定されている山頂と谷底との高低差を意味し、最大高さ(Ry)に相当するものである。
本発明では、平均面粗さは、走査型プローブ顕微鏡で測定した値を表している。つまり、DFM(Dynamic Force Mode)で走査周波数=0.65Hz、走査範囲=20μm□で測定したときの平均面粗さである。また、最大高さは、触針式段差計において、測定範囲1mm、スキャンスピード100μm/sで測定した値を表している。
該基材の微細構造体が形成される表面の平均面粗さは0.2nm以上1nm以下であり、最大高さが30nm以下であることが好ましい。
また、親液部制御層17は、微細構造体15を作製するために接触角を制御するための層であるので、表面平坦性が良い基材上に形成するのが好ましい。
親液部制御層17に求められる特性としては、親液部制御層17の表面の平滑性が良好なことと、親液部制御層17にエネルギーを与えたとき接触角の時間変化が急峻であることが挙げられる。
親液部制御層17の膜厚は、使用する基板によって適宜選択することができる。表面平坦性が良い場合は、エネルギーを与えたときに微細構造体を形成するのに所望の接触角が得られれば良く、1から2μmの膜厚があればよい。また、所望の接触角が得られれば1μm以下の膜厚でも構わない。樹脂基材の場合、その表面に突起を有するため、1から5μmの膜厚が必要である。膜厚が1μm未満であると、樹脂基材上の突起を埋めることができない。また、5μmを越えると、親液性制御層9の表面平滑性が悪く、膜厚ムラも起こりやすくなるので、適切な厚さではない。
本発明の親液部制御層17として適正な化合物としては、硬化性樹脂が好適である。
硬化性樹脂は一般的に樹脂、架橋剤、硬化剤、触媒などから構成され、その膜を熱或いは光によって硬化することで親液部制御層17が得られる。それ以外には、樹脂自体に架橋基を有する樹脂を触媒存在下もしくは無触媒下で硬化させることによっても得ることができる。
また、前記硬化性樹脂の原料に用いられる樹脂としてはフェノール樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂などが挙げられる。中でもフェノール樹脂を用いると耐水性や熱変形温度が高くなるなどの点からより好ましい。これらの樹脂を2種以上混合して用いることもできる。
フェノール樹脂の一般的な例としてはフェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂などが挙げられるが、その他のフェノール基を有する樹脂としてポリビニルフェノールなども同様に使用することができる。
また、フェノール樹脂に架橋剤を混合することで硬化後の膜の強度を向上できる。
フェノール樹脂と組み合わせて使用される架橋剤としては2官能以上のエポキシ化合物、オキセタン化合物、イソシアネート化合物やメラミン系架橋剤、置換尿素系架橋剤などが挙げられる。中でも紫外線照射などを行なった後に親液化し易いなどの点からエポキシ化合物、メラミン系架橋剤、置換尿素系が好ましい。
エポキシ化合物の例としてはビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ビスフェノールAFジグリシジルエーテル、ヘキサヒドロビスフェノールAジグリシジルエーテル、テトラフェニルグリシジルエーテルエタン、トリフェニルグリシジルエーテルメタン、フェノールノボラックエポキシ樹脂、クレゾールノボラック樹脂エポキシ樹脂、ヘキサヒドロフタル酸グリシジルエステル、トリグリシジルイソシアヌレート、エポキシ化大豆油、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルカルボキシレートなどが挙げられる。
メラミン系架橋剤、置換尿素系架橋剤の例としてはヘキサメトキシメチロールメラミン、ヘキサメチロールメラミン、メトキシメチル化グリコールウリル、メチロール化グリコールウリルの化合物が挙げられる。
前記樹脂と前記架橋剤を効率良く架橋させるために、触媒を併用することができる。フェノール樹脂と併用される触媒としては酸性触媒、塩基性触媒いずれかを使用することができるが、架橋剤の種類によって選択できる触媒が異なる。例えば前記メラミン系架橋剤、置換尿素系架橋剤を架橋剤として使用する場合には主に酸性触媒が用いられる。
酸性触媒の例としては蟻酸、酢酸、蓚酸などのカルボン酸類やp−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸などのスルホン酸類、三フッ化ホウ素、五フッ化リンなどのルイス酸が用いられる。スルホン酸やルイス酸は一般的に有機溶媒への溶解性が低い上に、室温で不安定であることから、それらのアミン塩や錯体を用いることもできる。
塩基性触媒はフェノール樹脂の水酸基とエポキシ化合物を効率良く反応させることが良く知られている。塩基性触媒の例としてはトリエチルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミンなどの3級アミンや1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−7などの有機塩基、またはそれらの塩が挙げられる。
前記樹脂などを溶解させる溶剤としてはメチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メチルセロソルブアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジグライム、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、等を用いることができる。これらの有機溶剤は単独で、又は二種以上の組み合わせて使用することができる。
前記の溶剤の中で、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、乳酸エチル、乳酸ブチル及びシクロヘキサノンがレベリング性の向上の観点から好ましい。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらは本発明の範囲から排除されるものではない。
次に撥液層12について説明する。この撥液層12は精緻な微細構造体7を親液部13のみに形成するための層である。つまり、エネルギーを与えた撥液層12の表面及び親液部制御層17の界面の一部に微細構造体15が形成されるためには、撥液層12に微細構造体15が形成されないことが重要である。つまり、この撥液層12に必要とされる特性は、表面自由エネルギーが低いこと、或いは所望の機能性液体に対して接触角が高いことが求められる。
次に図1Bに示すように、基板11に対してマスク14を介して露光し、撥液/親液のプレパターンを形成する。ここでは、機能性液体を塗布する部分のみを親液部13にする工程である。本発明においては、波長が250nm以下、好ましくは150nm以上230nm以下の紫外光が、特に有効である。
この露光工程について、図2を用いて説明する。露光光発生装置1から発生した露光光2は、取り出し窓3からフォトマスク6に向けて照射される。マスクホルダー5から窒素などの気体が噴出しており、この取り出し窓3とフォトマスク6間は窒素などの気体で満たされている。このようにすることにより露光光2は、酸素などに吸収されることが無いので、光強度が減衰することなく、フォトマスク6に到達することが可能となる。この露光光は、パターニングされているフォトマスク6を介して基板7に照射される。照射された部分が親液部に、未照射部分が撥液部になる。
このとき重要なのがフォトマスク6と基板7との密着が挙げられる。基板ホルダー8に支持された基板7をフォトマスク6に9E+2Pa以上、好ましくは1E+3Pa以上9E+3Pa以下の圧力で密着させることにより、精緻な微細構造体の作製が可能となる。9E+3Pa未満の圧力で密着した場合、基板7とフォトマスク6間の酸素などにより酸素原子ラジカルが発生することにより、オゾンが発生する。このオゾンにより、露光光2の未照射部の一部、特に照射部との境界付近も表面改質される。このような状態で、機能性液体を塗布した場合、未照射部に機能性液体がにじむため所望の微細構造体が得られない。また、基板7として樹脂基板を使用する場合には、この密着性が重要である。樹脂基板自体が、大きなうねりを持つため、このような圧力を与えて露光することは重要である。
この工程では、親液部13の接触角と撥液部18での接触角及び親液部と撥液部の接触角差が、例えば線幅が数μm以下の微細構造体を形成するのに重要な指標である。この接触角については、使用する機能性液体の溶媒によって異なる。例えば、機能性液体の溶媒が水の場合、親液部13での接触角は10°以上55°以下、好ましくは20°以上40°以下であることが望ましい。水の接触角が10°未満の場合、塗布した機能性液体が濡れ広がるため、例えば線幅が10μm以下の微細構造体を形成できない。また、水の接触角が55°を越える場合、機能性液体の表面張力の影響により微細構造体が切断されやすくなるため、好ましくない。
また、撥液部18の接触角については、機能性液体の溶媒が水の場合、90°以上125°以下、好ましくは100°以上125°以下が望ましい。水の接触角が90°未満の場合、撥液部18上にも機能性液体が塗布されるため、精緻な微細構造体を親液部13のみに形成することができない。また、接触角が125°を越える場合は、高撥液化処理を行っても不可能である。
また、精緻な微細構造体を得るための親液部13と撥液部18の接触角差については、30°以上110°以下、好ましくは50°以上110°以下である。接触角差が30°未満の場合、撥液部にも機能性液体が塗布されて、精緻な微細構造体ができない。接触角差が110°を越えることは、高撥液化処理された撥液層でも困難である。つまり、高撥液化処理された撥液層の水に対する接触角が125°以上で均一な膜形成ができないためである。
撥液層12としては、パーフルオロアルキル基やポリフルオロアルキル基を有する化合物である。例えば、フッ素樹脂とは、主に炭素とフッ素からなる重合体であり、ポリテトラフルオロエチレン,ポリクロロフルオロエチレン,ポリビニリデンフルオライド,ポリビニルフルオライド,テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体,テトラフルオロエチレンとエチレンとの共重合体,テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体、クロロトリフルオロエチレンとエチレンとの共重合体などがあげられる。
次に図1Cに示すように、この様な撥液/親液パターン上の親液部に機能性液体を塗布法、印刷法によって供給し微細構造体15を形成する。ここでの機能性液体は、所望の作製する微細構造体によって適宜選択される。例えば、回路基板の場合は導電性材料を、半導体素子の場合は導電性材料や絶縁性材料を、画像ディスプレー用デバイスの場合、絶縁性材料や導電性材料を用いる。使用される材料は、親液部13との親和性が良く、撥液部18でのぬれ性が悪いものが良い。導電性材料には金、銅、銀、白金、クロム、アルミニウム、ニッケルなどの金属、ITO、SnO2、ZnOのような金属酸化物、また、金属微粒子や導電性高分子微粒子を水または有機溶媒に分散させて得られるスラリーやペーストから導電性材料の使用にも適している。この時の導電層を形成する導電微粒子の形状は真球形や、鱗片状などであっても良い。導電性微粒子のスラリーやペーストの代表的な例としては銀微粒子を水中に分散させた銀コロイド液や銀微粒子を有機溶媒中に分散させた銀ペーストなどがあるが、微粒子の分散性を向上させたり焼成時に銀微粒子同士を結着させるために微量の樹脂を添加することが一般的である。また、導電性ポリマーをスルホン酸などでドープした導電性ポリマー微粒子を水中に分散させた導電性スラリーを使用することができる。代表的な例としてポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)とポリ(4−スチレンスルホン酸)の水分散液が挙げられる。
金属微粒子の平均粒径が5nm以上2μm以下、好ましくは5nm以上500nm以下が望ましい。
また、絶縁性材料としては例えば、ポリイミド,ポリアミド,ポリエステル,ポリカーボネート,ポリスルホン、ポリベンズイミダゾール,フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂,エポキシ樹脂,アクリル樹脂,メタクリル樹脂,不飽和ポリエステル樹脂、有機官能基を有するシロキサン化合物などが挙げられる。
これらの機能性液体を塗布する方法としては、流動体の塗布法としては、ディップ法、ロールコーター法、インクジェット法、スピンコーティング、キャスト法、スプレー塗布法、ドクターブレード法、ダイコーティング法、印刷法などが好適である。これらの塗布法は、本発明の基板と流動体の相溶性から適宜選ばれる。ディップ法などは、低コストで大面積な基板に微細構造体を形成するのに適している。この場合、基板を浸漬させるが、親水部と疎水部の接触角差が高いため精緻なパターンを得ることができる。また、十分な平滑性をもつ基板であるので、突起などによるニジミは発生しない。
また、精緻な微細構造体を形成するには、インクジェット法が適している。親水部の潜像パターンにのみ流動体を塗布することができるためである。また、本発明の基板は、十分な平滑性をもつので、突起によるニジミなどが発生しない。なお、精緻な微細構造体とは、例えばライン幅は1μm以上500μm以下、ライン間隔は1μm以上500μm以下のパタ−ンを有す凹凸形状の構造体を表す。
以下、実施例を参照して本発明を具体的に説明する。
製造例1
(基材と撥液層を有する高平滑基板の製造例)
・樹脂基材の洗浄
厚さ125μmのポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム(東レデュポン(株)製)をアセトン、イソプロピルアルコールで洗浄し、乾燥させた。この樹脂基材の表面粗さを測定したところ、平均面粗さ(Ra)は7nm、最大高さは0.25μmであった。
・有機樹脂溶液の調製
フェノールノボラック樹脂(住友ベークライト、商品名PR−219)24.5g、ヘキサメトキシメチルメラミン樹脂(三井サイテック製、商品名サイメル303)10.5gを63.5gのプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)に室温で完全に溶解した。得られた溶液に酸触媒の40重量%2−プロパノール溶液(三井サイテック製、商品名キャタリスト4050)2.14gを添加した後、φ0.2μmのPTFE製メンブレンフィルタで濾過して、有機樹脂溶液を調製した。
・高平滑性基材の作製(樹脂基材上に有機樹脂溶液を塗布形成)
上記樹脂基材にディップコーターで上記有機樹脂溶液を塗布した後、180℃の熱風循環式オーブン中で1時間加熱を行い有機樹脂層を形成した。
形成された有機樹脂層表面には目視でクラックなどは観察されなかった。高平滑性基材表面の水の接触角を全自動動的接触角計DCA−WZ(協和界面科学製)で測定したところ63°であった。樹脂基材1と同様に得られた高平滑性基材の表面形状を観察したところ、この高平滑性基材の平均面粗さ(Ra)は0.4nm、最大高さは4nmであった。
・撥液層の塗布形成
高平滑性基材にディップコーターでフッ素系樹脂(フロロテクノロジー(株)社製、商品名1010THZ)を塗布した後、室温で乾燥して高平滑基板を得た。
実施例1
高平滑基板にエキシマランプ(波長172nm)で合成石英ガラスのフォトマスクを介して120秒間露光し、撥液/親液のプレパターンを形成した。このときのフォトマスクと基板は、3.5E+3Paの圧力で密着した。露光は窒素ガス雰囲気下で行った。
また、使用したフォトマスクのライン幅は40μm、ライン間隔は40μmであった。このときの撥液部の水に対する接触角は118°、親液部の水に対する接触角は、27°であった。このプレパターンを有した基板にポリエチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルホン酸(バイエル製、バイトロンP)をディップコーターで塗布し、熱風循環式オーブン中で150℃、60分加熱を行った。この微細構造体の形状を光学顕微鏡で観察したところ、ライン幅は41μm、ライン間隔は39μmであった。
実施例2
実施例1と同様に、高平滑基板にエキシマランプ(波長172nm)で合成石英ガラスのフォトマスクを介して120秒間露光し、撥液/親液のプレパターンを形成した。このときのフォトマスクと基板の密着圧力は、実施例1と同じであった。露光は窒素ガス雰囲気下で行った。また、使用したフォトマスクのライン幅は40μm、ライン間隔は10μmであった。
トルエン溶媒の有機銀(藤倉化成製、ドータイトXA9064)をディップコーターで塗布し、熱風循環式オーブン中で180℃、60分加熱を行った。この微細構造体の形状を光学顕微鏡で観察したところ、ライン幅は40.2μm、ライン間隔は9.8μmであった。
実施例3
実施例1と同様に、高平滑基板にエキシマランプ(波長172nm)で合成石英ガラスのフォトマスクを介して120秒間露光し、撥液/親液のプレパターンを形成した。このときのフォトマスクと基板の密着圧力は、実施例1と同じであった。露光は窒素ガス雰囲気下で行った。また、使用したフォトマスクのライン幅は10μm、ライン間隔は10μmであった。
トルエン溶媒の有機銀(藤倉化成製、ドータイトXA9064)をディップコーターで塗布し、熱風循環式オーブン中で180℃、60分加熱を行った。この微細構造体の形状を光学顕微鏡で観察したところ、ライン幅は10.1μm、ライン間隔は9.9μmであった。
比較例1
実施例1と同様に、高平滑基板にエキシマランプ(波長172nm)で合成石英ガラスのフォトマスクを介して120秒間露光し、撥液/親液のプレパターンを形成した。このときのフォトマスクと基板の密着圧力は、2E+2Paであった。また、使用したフォトマスクは実施例1と同じであった。
実施例1と同様に、このプレパターンを有した基板にポリエチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルホン酸(バイエル製、バイトロンP)をディップコーターで塗布し、熱風循環式オーブン中で150℃、60分加熱を行った。この微細構造体の形状を光学顕微鏡で観察したところ、ライン幅は44μm、ライン間隔は36μmであった。
比較例2
実施例1と同様に、高平滑基板にエキシマランプ(波長172nm)で合成石英ガラスのフォトマスクを介して120秒間露光し、撥液/親液のプレパターンを形成した。このときのフォトマスクと基板の密着圧力は、2E+2Paであった。また、使用したフォトマスクは実施例2と同じであった。
実施例2と同様にトルエン溶媒の有機銀(藤倉化成製、ドータイトXA9064)をディップコーターで塗布し、熱風循環式オーブン中で180℃、60分加熱を行った。この微細構造体の形状を光学顕微鏡で観察したところ、ライン間隔が潰れてしまい、微細構造体は形成できなかった。
比較例3
実施例1と同様に、高平滑基板にエキシマランプ(波長172nm)で合成石英ガラスのフォトマスクを介して120秒間露光し、撥液/親液のプレパターンを形成した。このときのフォトマスクと基板の密着圧力は、2E+2Paであった。また、使用したフォトマスクは実施例3と同じであった。
実施例3と同様にトルエン溶媒の有機銀(藤倉化成製、ドータイトXA9064)をディップコーターで塗布し、熱風循環式オーブン中で180℃、60分加熱を行った。この微細構造体の形状を光学顕微鏡で観察したところ、ライン間隔が潰れてしまい、微細構造体は形成できなかった。
本発明の微細構造体の製造方法は、基板上に精密で微細なパターンを塗布法で形成することが可能であるので、複雑な工程や高価な装置を必要とせず、半導体素子、集積回路、画像ディスプレー等の用途に利用することができる。
本発明の微細構造体の製造方法の工程の一部を示す概念図である。 本発明の微細構造体の製造方法の工程の一部を示す概念図である。 本発明の微細構造体の製造方法の工程の一部を示す概念図である。 本発明の微細構造体の形成方法の露光工程に用いる装置の概念図である。
符号の説明
1 露光光発生装置
2 露光光
3 露光光取り出し窓
4 フランジ
5 マスクホルダー
6 フォトマスク
7 基板
8 基板ホルダー
11 基板
12 撥液層
13 親液部
14 マスク
15 微細構造体
16 基材
17 親液部制御層
18 撥液部

Claims (10)

  1. 少なくとも基材と撥液層を有する基板にパターンが形成されたマスクを密着して設置する工程と、露光する光を吸収しない気体が存在する雰囲気中で基板にマスクを介して光を照射し撥液層に機能性液体に対する接触角の大きさが異なるプレパターンを形成する工程と、該プレパタ−ンに該機能性液体を供給して該機能性液体に対する接触角が小さい部分に微細構造体を形成する工程を有することを特徴とする微細構造体の製造方法。
  2. 前記基板とマスクが9E+2Pa以上の圧力で密着していることを特徴とする請求項1に記載の微細構造体の製造方法。
  3. 前記露光する光の波長が200nm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の微細構造体の製造方法。
  4. 前記基板を支持する支持部或いはマスクを支持する支持部から、露光する光が吸収されない気体を流出させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載の微細構造体の製造方法。
  5. 前記基材が樹脂基材であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの項に記載の微細構造体の製造方法。
  6. 前記基材の表面の平均面粗さが0.2nm以上1nm以下であり、最大高さが30nm以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかの項に記載の微細構造体の製造方法。
  7. 前記機能性液体が金属微粒子を含有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかの項に記載の微細構造体の製造方法。
  8. 前記金属微粒子の平均粒径が5nm以上2μm以下であることを請求項1乃至7のいずれかの項に記載の微細構造体の製造方法。
  9. 前記機能性液体が熱硬化性樹脂を含有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかの項に記載の微細構造体の製造方法。
  10. 該撥液層が少なくともパーフルオロアルキル基またはポリフルオロアルキル基を有する化合物からなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかの項に記載の微細構造体の製造方法。
JP2006182248A 2006-06-30 2006-06-30 微細構造体の製造方法 Pending JP2008009321A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006182248A JP2008009321A (ja) 2006-06-30 2006-06-30 微細構造体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006182248A JP2008009321A (ja) 2006-06-30 2006-06-30 微細構造体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008009321A true JP2008009321A (ja) 2008-01-17

Family

ID=39067566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006182248A Pending JP2008009321A (ja) 2006-06-30 2006-06-30 微細構造体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008009321A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009244581A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 真空紫外光用マスク、真空紫外光によるパターン形成体の製造方法および真空紫外光によるパターン形成体製造装置
JP2009244576A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 真空紫外光によるパターン形成体の製造方法
US8440518B2 (en) 2010-03-31 2013-05-14 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Method for manufacturing a pattern formed body, method for manufacturing a functional element, and method for manufacturing a semiconductor element
WO2016056232A1 (ja) * 2014-10-08 2016-04-14 ウシオ電機株式会社 パターン形成体の製造方法、パターン形成体及び光照射装置
US9478670B2 (en) 2012-09-05 2016-10-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor storage device

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009244581A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 真空紫外光用マスク、真空紫外光によるパターン形成体の製造方法および真空紫外光によるパターン形成体製造装置
JP2009244576A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 真空紫外光によるパターン形成体の製造方法
US8440518B2 (en) 2010-03-31 2013-05-14 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Method for manufacturing a pattern formed body, method for manufacturing a functional element, and method for manufacturing a semiconductor element
US9478670B2 (en) 2012-09-05 2016-10-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor storage device
WO2016056232A1 (ja) * 2014-10-08 2016-04-14 ウシオ電機株式会社 パターン形成体の製造方法、パターン形成体及び光照射装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4557755B2 (ja) 基板、導電性基板および有機電界効果型トランジスタの各々の製造方法
JP2008009321A (ja) 微細構造体の製造方法
JP2015516671A (ja) 硬化性パターン化可能インク並びに印刷方法
TWI657098B (zh) 雷射蝕刻加工用導電性糊劑、導電性薄膜及導電性疊層體
US9193180B2 (en) Pattern formation method
JP2013016773A (ja) 配線部材、および、電子素子の製造方法と、それを用いた配線部材、積層配線、電子素子、電子素子アレイ及び表示装置。
WO2017164032A1 (ja) 印刷版および印刷方法ならびに印刷版の製造方法
JP2001284289A (ja) 微細構造体の製造方法
JP2012210594A (ja) パターン形成装置およびパターン形成方法
TWI788477B (zh) 圖案形成方法、電晶體之製作方法及圖案形成用之構件
JP2008006565A (ja) 微細構造体の製造方法及び微細構造体
JP6708541B2 (ja) 印刷版の製造方法
JP2006021491A (ja) 積層構造体、積層構造体を用いた光学素子、表示素子、演算素子及びこれらの製造方法
JP6375952B2 (ja) 組成物、積層体、積層体の製造方法、トランジスタおよびトランジスタの製造方法
JP2007178885A (ja) パターンおよび配線パターンならびにそれらの製造法
TW201324597A (zh) 圖案形成方法
TW202043244A (zh) 圖案形成方法
JP2017163085A (ja) 接合体の製造方法
JP6877345B2 (ja) 導体とその製造方法、及びそれを用いた積層回路及び積層配線部材
JP2006049803A (ja) 電子素子の製造方法、コンタクトホールの形成方法、コンタクトホール、電子素子、表示素子、表示装置、半導体演算素子およびコンピュータ
JP5756422B2 (ja) パターン形成方法
US9147791B1 (en) Method for fabrication pattern of nano material
JP5887881B2 (ja) 配線の形成方法
JP2011173429A (ja) 積層構造体
JP5987493B2 (ja) パターン形成方法とそれにより形成されたパターン及びデバイス