JP2008009043A - パイプケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】狭いスペースでも配線可能なパイプケーブルを提供する。
【解決手段】パイプケーブル11は、平型パイプ15と、光ファイバ増設用パイプ16と、複数の電気通信ケーブル17とを備えて構成されている。複数の電気通信ケーブル17は、同軸ケーブル17a、LAN用ケーブル17b、電話ケーブル17cで構成されている。パイプケーブル11は、平型パイプ15の内側に形成される収納空間18に、光ファイバ増設用パイプ16、同軸ケーブル17a、LAN用ケーブル17b、及び電話ケーブル17cを横に並べた状態で収納することによりなっている。平型パイプ15は、平型コルゲートチューブであって、スリット19と凹条部20とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅内に配線されるパイプケーブルに関し、詳しくは、光ファイバケーブルによる光化に適したパイプケーブルに関する。
最近の電気通信技術の進歩は、住宅内に電源線を敷設する他に、各種電気通信用のケーブルを敷設するまでに至っている。電気通信用のケーブルとしては、電話ケーブル、同軸ケーブル、LAN用ケーブルがある。これらの電気通信用のケーブルは、外的衝撃に弱く破損し易いという理由から、断面円形に形成されたパイプ状の合成樹脂管(CD管)に収納されて配線されるようになっている。合成樹脂管には、光ファイバを増設する際に必要となる光ファイバ増設用パイプも収納されている。合成樹脂管とこれに収納された電気通信用のケーブルは、パイプケーブルを構成している(例えば特許文献1参照)。
実用新案登録第3101269号公報
図4において、従来のパイプケーブル1にあっては、複数の電気通信用のケーブル2(電話ケーブル2a、同軸ケーブル2b、LAN用ケーブル2c)や光ファイバ増設用パイプ3を合成樹脂管4に収納して複合化するために、直径が大きなものとなっている。従って、例えば天井と壁との間に形成されるケーブル配線スペースが高さ方向に低くなる空間であった場合には、電気通信用のケーブル2や光ファイバ増設用パイプ3を横に個別に並べて配線することができたとしても、複合化してなる従来のパイプケーブル1は配線することができないという問題点を有している。
また、前記のスペースの場合、従来のパイプケーブル1をばらして電気通信用のケーブル2や光ファイバ増設用パイプ3を個別に並べて配線すると、これらを外的衝撃等から保護することができないという問題点や、作業が繁雑になるという問題点を有している。
尚、住宅構造を変更することは多大なる費用が発生してしまうことから、パイプケーブル1側で対策をする必要があるのは言うまでもない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、狭いスペースでも配線可能なパイプケーブルを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のパイプケーブルは、長手方向にスリットを有する断面長円形の平型パイプと、光ファイバ増設時に使用する光ファイバ増設用パイプと、一又は複数の電気通信ケーブルとを備え、前記平型パイプの内側の空間に該平型パイプの長径方向に並んだ状態で、前記光ファイバ増設用パイプと前記電気通信ケーブルとを収納してなることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、長径と短径とを有する断面長円形のパイプケーブルになる。本発明のパイプケーブルは、この短径側がケーブル配線スペースの狭い方の側に合わせて収納される。本発明において、平型パイプのスリットは、長径方向の端部、短径方向の端部のいずれであっても良いものとする。
請求項2記載の本発明のパイプケーブルは、請求項1に記載のパイプケーブルにおいて、前記平型パイプに、前記スリットの反対側となる位置で該スリットに対し平行な凹条部を形成することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、平型パイプの内部に光ファイバ増設用パイプと一又は複数の電気通信ケーブルとを収納する際、凹条部の部分で曲がり易くなり、比較的小さな力で平型パイプのスリットが開く。
請求項3記載の本発明のパイプケーブルは、請求項1又は請求項2に記載のパイプケーブルにおいて、前記平型パイプを平型コルゲートチューブとすることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、平型コルゲートチューブの内部に光ファイバ増設用パイプと一又は複数の電気通信ケーブルとが収納されてパイプケーブルが構成される。
請求項1に記載された本発明によれば、パイプケーブルを狭いスペースに配線することができるという効果を奏する。また、例えば住宅側で構造変更等をしなくても配線をすることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、光ファイバ増設用パイプや電気通信ケーブルの収納に係る作業性を向上させることができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、可撓性を高めたパイプケーブルを提供することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のパイプケーブルの一実施の形態を示す図であり、(a)はパイプケーブルの配線状態を示す説明図、(b)はパイプケーブルの構成を示す拡大断面図である。また、図2は本発明のパイプケーブルの組み付け状態を示す断面図である。
図1において、本発明のパイプケーブル11は、従来例の丸型のパイプケーブル1(図3参照)と異なり、平型の形状になっている。すなわち、本発明のパイプケーブル11は、平型パイプケーブルとなっている。引用符号12は天井13と壁14との間に形成されるケーブル配線スペースを示している。ケーブル配線スペース12は、上下方向の間隔が狭く、左右方向の幅間隔が広くなるような、ケーブル配線用の空間として形成されている。このようなケーブル配線スペース12に対して本発明のパイプケーブル11は、形状が平型であることから、干渉することなく収納・配線されるようになっている。
パイプケーブル11は、平型パイプ15と、光ファイバ増設用パイプ16と、複数の電気通信ケーブル17とを備えて構成されている。本形態において、複数の電気通信ケーブル17は、同軸ケーブル17a、LAN用ケーブル17b、電話ケーブル17cで構成されているが、この数及び組み合わせは任意であるものとする。パイプケーブル11は、平型パイプ15の内側に形成される収納空間18に、光ファイバ増設用パイプ16、同軸ケーブル17a、LAN用ケーブル17b、及び電話ケーブル17cを横に並べた状態で収納することによりなっている。
平型パイプ15は、断面長円形となる略筒状の形状に形成されている。このような平型パイプ15には、長手方向にスリット19が形成されている。ここで引用符号15aを断面直線状の上壁、引用符号15bを断面直線状で上壁15aに平行な下壁、引用符号15cを上壁15a及び下壁15bの各左端に連続する断面円弧状の左湾曲壁、引用符号15dを上壁15a及び下壁15bの各右端に連続する断面円弧状の右湾曲壁と定義すると、本形態において、スリット19は右湾曲壁15dの略中央位置に真っ直ぐに形成されている。スリット19は、光ファイバ増設用パイプ16や複数の電気通信ケーブル17を収納又は取り出す際の部分として形成されている。
平型パイプ15は、スリット19の間隔を広げることにより、光ファイバ増設用パイプ16や複数の電気通信ケーブル17の収納又は取り出しを行えるようになっている。平型パイプ15は、スリット19の間隔を広げ易くするために、言い換えれば小さな力でスリット19の間隔を広げることができるようにするために、スリット19の反対側となる左湾曲壁15cに凹条部20を有している。凹条部20は、スリット19に対して平行に形成されている。凹条部20は、ヒンジのような機能を有している。本形態において、凹条部20は、左湾曲壁15cの外側で断面V溝となる形状に形成されている(形状は一例であるものとする)。
凹条部20は、スリット19の間隔を広げた後にこのスリット19が元の状態に戻る際に有用な部分となっている。すなわち、開いた口が閉じないのでは収納した電気通信ケーブル17が脱落しやすくなってしまう。本発明では、凹条部20がこのような開いた口が閉じないという現象を抑えるために有用な部分となっている。尚、スリット19と凹条部20の配置を逆にしても当然によいものとする。また、図3に示すような短径方向(上下方向)に配置してもよいものとする。スリット19と凹条部20は、対向する位置に配置形成されている。
平型パイプ15の材質としては、ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン等が一例として挙げられるものとする。本形態では、スリット19を開き易くするために、軟らかな材質としてポリプロピレンが用いられている。本形態の平型パイプ15は、十分な可撓性を持たせるために、平型コルゲートチューブとなるように形成されている。
平型パイプ15は、この内側における短径が光ファイバ増設用パイプ16の外径に合わせて形成されている。また、平型パイプ15の左湾曲壁15cや左湾曲壁15cも光ファイバ増設用パイプ16の曲率に合わせて形成されている(一例であるものとする。図1では、光ファイバ増設用パイプ16の外径が他の電気通信ケーブル17の径よりも大きく示されているが、逆に他の電気通信ケーブル17の径の方が大きくなることもあり得ることから、平型パイプ15は最大径のものに合わせて形成されるものとする)。
光ファイバ増設用パイプ16は、光ファイバの増設時に使用するためのものであって、断面円形に形成されている。光ファイバ増設用パイプ16には、特に図示しないが、光ファイバが挿通されるようになっている(平型パイプ15のようなスリットは存在しない)。光ファイバ増設用パイプ16の材質としては、硬質ポリエチレンなどの摩擦が小さい樹脂材料が適しているものとする(一例であるものとする。光ファイバの通線性向上のために、滑りやすい材質が好ましいものとする)。光ファイバ増設用パイプ16は、ここでは既知のものが用いられている。
複数の電気通信ケーブル17となる同軸ケーブル17a、LAN用ケーブル17b、及び電話ケーブル17cは、光ファイバ増設用パイプ16と同様、ここでは既知のものが用いられている。
上記構成において、図2に示すようにスリット19の間隔を広げて平型パイプ15の内側の収納空間18に光ファイバ増設用パイプ16、同軸ケーブル17a、LAN用ケーブル17b、及び電話ケーブル17cを横に(長径方向に)並べた状態で収納し、その後、スリット19により開いた口を閉じると、本発明のパイプケーブル11の組み付けが完了する。本発明のパイプケーブル11は、形状が平型であることから、干渉することなくケーブル配線スペース12に収納され、そして配線される。
以上、本発明によれば、パイプケーブル11を従来よりも狭いスペースに配線することができる。また、例えば住宅側で構造変更等をしなくてもパイプケーブル11を配線をすることができる。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明のパイプケーブルの一実施の形態を示す図であり、(a)はパイプケーブルの配線状態を示す説明図、(b)はパイプケーブルの構成を示す拡大断面図である。 本発明のパイプケーブルの組み付け状態を示す断面図である。 本発明のパイプケーブルを構成する平型パイプの他の例を示す断面図である。 従来例のパイプケーブルの断面図である。
符号の説明
11 パイプケーブル
12 ケーブル配線スペース
13 天井
14 壁
15 平型パイプ
15a 上壁
15b 下壁
15c 左湾曲壁
15d 右湾曲壁
16 光ファイバ増設用パイプ
17 電気通信ケーブル
17a 同軸ケーブル
17b LAN用ケーブル
17c 電話ケーブル
18 収納空間(内側の空間)
19 スリット
20 凹条部

Claims (3)

  1. 長手方向にスリットを有する断面長円形の平型パイプと、光ファイバ増設時に使用する光ファイバ増設用パイプと、一又は複数の電気通信ケーブルとを備え、前記平型パイプの内側の空間に該平型パイプの長径方向に並んだ状態で、前記光ファイバ増設用パイプと前記電気通信ケーブルとを収納してなる
    ことを特徴とするパイプケーブル。
  2. 請求項1に記載のパイプケーブルにおいて、
    前記平型パイプに、前記スリットの反対側となる位置で該スリットに対し平行な凹条部を形成する
    ことを特徴とするパイプケーブル。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のパイプケーブルにおいて、
    前記平型パイプを平型コルゲートチューブとする
    ことを特徴とするパイプケーブル。
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