JP2008008565A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の形状の食品に対して、十分な冷却速度を得ることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【解決手段】断熱箱体内10に、冷却器7と、冷却器7が収納される冷却器収納室8と、冷気を庫内に循環させるための庫内送風ファン9と、食品を急速に冷却することが可能な急速冷却室4と、冷気を急速冷却室に送るための急速冷却室送風ダクト13と、冷気を冷却器収納室8へ戻すための急速冷却室戻りダクト18とを備えた冷蔵庫において、前記急速冷却室4の側面37には噴流を前記急速冷却室4に放出すべく噴流吐出口33を備え、急速冷却室4を冷却すべく主たる冷却風を前記噴流吐出口33から放出する。
【選択図】図5

Description

本発明は冷蔵庫に関する。
食品を冷却する速度、すなわち、急速冷却性能を高める従来技術は、例えば、特許文献1に記載のものがある。特許文献1によれば、急速冷却を行う冷却調理室の下部に冷却プレートを備え、急速冷却運転時には冷却プレートに冷媒を集中的に流して冷却能力を集中させることで急速冷却性能を高めることができるとされている。
また、特許文献2には、急速冷却が可能な食品冷却装置が開示されている。この食品冷却装置では、噴流たる冷気流束を冷却室内に放射することによって、食品の冷却時間の短縮を図っている。
特開2004−144365号公報 特開2004−77088号公報
特許文献1に記載されている従来技術を用いて急速冷却を行う場合、主たる吸熱は、冷却調理室の下部に備えられた冷却プレートに依っている。従って、十分な冷却速度を得るためには、冷却される食品(あるいは食品を覆う容器)の表面積の主要部分を冷却プレートに密着させ、冷却プレートと食品間の接触熱抵抗を十分に低減することが必須である。しかしながら、一般に家庭用冷蔵庫の庫内で急速冷却を行う食品を考えた場合、冷却プレートと十分に密着させることができる食品は少ない。この問題に対して特許文献1では、缶飲料の冷却を行う場合、半円柱状のくぼみを有する金属ブロックを冷却プレート上に設置し、缶飲料を金属ブロックのくぼみ部に設置することで接触面積を確保し、冷却速度を高める手段が記載されている。
しかしながら、缶飲料の形状は、直径が大きいものや小さいもの、高さが高いものや低いものと一様な形状ではないため、すべての缶飲料に対応する金属ブロックを用意する必要があり、大幅なコストの増加を招いてしまう。また、近年増加しているペットボトル飲料の冷却まで考慮した場合、ペットボトル容器の形状は多種多様であるため、さらに対応が困難となる。さらに、飲料以外の一般の食品の形状を考慮し、金属ブロックを用意することは現実的ではない。
上述のように、特許文献1に記載の従来技術には、冷却プレートと密着性が悪い食品の場合、十分な冷却速度が得られないという問題があった。
特許文献2に記載の従来技術は、貫通孔から冷凍室内に噴出する冷気ビームを食品に向けて、食品を冷却するものであるが、食品に衝突した後の冷気の流れや、これを含めた冷気循環の構造について考慮されていなかった。また、収納される食品の載置位置や形状について考慮されたものでもなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、冷蔵庫の庫内において、種々の形状の食品に対して、十分な冷却速度を得ることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の請求項1に記載の発明は、断熱箱体内に、冷却器と、冷却器を収納する冷却器収納室と、冷気を庫内に循環させるための庫内送風ファンと、食品を急速に冷却することが可能な急速冷却室と、冷気を急速冷却室に送るための送風経路と、冷気を冷却器収納室へ戻すための戻り経路とを備えた冷蔵庫において、前記急速冷却室を冷却する主たる冷却風を放出すべく噴流吐出口を、前記急速冷却室の側面に備えたことを要旨とする。
本願の請求項2に記載の発明は、請求項1記載の冷蔵庫において、前記噴流吐出口を複数備えたことを要旨とする。
本願の請求項3に記載の発明は、断熱箱体内に、冷却器と、冷却器を収納する冷却器収納室と、冷気を庫内に循環させるための庫内送風ファンと、食品を急速に冷却することが可能な急速冷却室と、冷気を急速冷却室に送るための送風経路と、冷気を冷却器収納室へ戻すための戻り経路とを備えた冷蔵庫において、前記急速冷却室を冷却する冷却風を放出する噴流吐出口を複数備え、
一の噴流吐出口から放出される冷却風と、他の噴流吐出口から放出される冷却風とが水平方向に対向して吐出され、前記急速冷却室内に収納される食品に対して両側から冷却風を供給することを要旨とする。
本願の請求項4に記載の発明は、請求項2または3記載の冷蔵庫において、複数備えられた前記噴流吐出口の開口面積の和を、前記送風経路を構成する急速冷凍室送風ダクトにおける最小断面積部分よりも小さくしたことを要旨とする。
本願の請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれかに記載の冷蔵庫において、前記噴流吐出口を前記急速冷却室の互いに対向する面に備えたことを要旨とする。
本願の請求項6に記載の発明は、請求項5記載の冷蔵庫において、前記急速冷却室の互いに対向する面に備えた噴流吐出口から、速度が異なる噴流を噴出させることを要旨とする。
本願の請求項7に記載の発明は、請求項3記載の冷蔵庫において、前記一の噴流吐出口から放出される冷却風と前記他の噴流吐出口から放出される冷却風との速度が異なることを要旨とする。
本願の請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の冷蔵庫において、前記急速冷却室に前記噴流吐出口と前記急速冷却室の室内空間との相対位置を変更すべく噴流吐出位置変更手段を備えたことを要旨とする。
本願の請求項9に記載の発明は、請求項8記載の冷蔵庫において、前記噴流吐出口と前記急速冷却室の室内空間との相対位置を変更する手段に回転機構を用いることを要旨とする。
本願の請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載の冷蔵庫において、前記急速冷却室に、庫内送風ファンと別体の急速冷却室冷却ファンを備えたことを要旨とする。
本願の請求項11に記載の発明は、請求項10記載の冷蔵庫において、前記急速冷却室冷却ファンを遠心ファンとしたことを要旨とする。
本願の請求項12に記載の発明は、請求項10または11記載の冷蔵庫において、前記急速冷却室冷却ファンの吸込み口と前記急速冷却室送風経路の終端部を連通させたことを要旨とする。
本願の請求項13に記載の発明は、請求項1乃至12のいずれかに記載の冷蔵庫において、前記急速冷却室の底面に回転手段を備えたことを要旨とする。
本願の請求項14に記載の発明は、請求項13記載の冷蔵庫において、前記回転手段による回転運動の速度を、急速冷却中に変化させることを要旨とする。
本願の請求項15に記載の発明は、請求項13または14記載の冷蔵庫において、前記回転手段による回転運動の回転方向を、急速冷却中に変化させることを要旨とする。
本願の請求項16に記載の発明は、請求項13乃至15のいずれかに記載の冷蔵庫において、前記急速冷却室には、前記急速冷却室の引き出し式扉体と一体に開閉される収納容器が備えられ、前記収納容器の底面に回転可能な回転部が備えられ、前記引き出し式扉体を閉状態とした際に、前記回転部の回転軸と、前記急速冷却室底面の回転手段の回転軸が連結することを要旨とする。
本願の請求項17に記載の発明は、請求項1乃至16のいずれかに記載の冷蔵庫において、前記冷却器が収納される冷却器収納室と、前記急速冷却室送風経路と、前記急速冷却室と、前記急速冷却室戻り冷気経路を構成する壁面の一部を蓄熱材により構成したことを要旨とする。
本願の請求項18に記載の発明は、請求項1乃至17のいずれかに記載の冷蔵庫において、急速冷却運転の開始を指示する入力手段を備えたことを要旨とする。
本願の請求項19に記載の発明は、請求項1乃至18のいずれかに記載の冷蔵庫において、前記急速冷却室内の食品が凍結することを防止する凍結防止手段を備えたことを要旨とする。
本願の請求項20に記載の発明は、請求項1乃至19のいずれかに記載の冷蔵庫において、急速冷却運転に複数のモードを備えたことを要旨とする。
本願の請求項21に記載の発明は、請求項18乃至20のいずれかに記載の冷蔵庫において、急速冷却運転の終了判定基準値を入力する手段を備えたことを要旨とする。
本願の請求項22に記載の発明は、請求項21記載の冷蔵庫において、前記終了判定基準値を、時間または温度により与えることを要旨とする。
本願の請求項23に記載の発明は、請求項20乃至22のいずれかに記載の冷蔵庫において、前記複数のモードの中から、特定のモード選択時に凍結防止手段が自動的に作動可能状態となることを要旨とする。
本願の請求項24に記載の発明は、請求項1乃至22のいずれかに記載の冷蔵庫において、前記噴流吐出口は略矩形状であり、前記噴流吐出口の長辺を、前記急速冷却室の高さ寸法の過半寸法としたことを要旨とする。
本願の請求項25に記載の発明は、請求項2乃至24のいずれかに記載の冷蔵庫において、前記略矩形の噴流吐出口を、前記急速冷却室の同一面内に複数配設し、前記同一面内の噴流吐出口の長辺寸法の合計寸法が、前記急速冷却室の奥行寸法の過半寸法としたことを要旨とする。
以上のような本発明によって、種々の形状の食品に対して、十分な冷却速度を得ることができる冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施の形態を、図1〜図15を参照しながら説明する。尚、以下の説明では、同一機能部品については同一符号を付して重複説明を省略する。
図1は本実施例の冷蔵庫を正面から見た図である。図1に示すように、冷蔵庫1は、上方から、冷蔵室2,製氷室3,急速冷却室4,冷凍室5,野菜室6から構成される。また、冷蔵室2の扉2aには冷蔵庫1の庫内温度の設定,運転モードの設定及び庫内温度の表示等が行われる操作パネル26が備えられている
図2は、図1中に示したA−A断面を矢印方向から見た縦断面図である。図2に示すように、冷蔵庫1の庫外と庫内は断熱箱体10により隔てられている。庫内は、断熱仕切壁28,29及び30により、庫内上方から、冷蔵室2,急速冷却室4,冷凍室5,野菜室6に区画されている。また、急速冷却室4と図1に示す製氷室3とは図示しない断熱壁により隔てられている。冷蔵室2は回転式の扉2aにより開閉され、急速冷却室4,冷凍室5及び野菜室6は、それぞれの室の前方に備えられた引き出し式の扉4a,5a,6aにより開閉される。引き出し式の扉4a,5a,6aには、それぞれ収納容器4b,5b,6bが備えられ、収納容器4bには例えば急速冷却を行う缶飲料を、収納容器5bには例えば冷凍食品を、収納容器6bには例えば野菜類をそれぞれ収納できる。図1に示す製氷室3は、図示しない引き出し式の扉と図示しない収納容器を備え、製氷室3の収納容器には、氷が貯蔵される。
冷却器7は冷凍室5の略背部に備えられた冷却器収納室8内に備えられており、冷却器7の上方に備えられた庫内送風ファン9により冷却器7で熱交換した空気(本明細書中において、熱交換した低温空気を冷気、あるいは冷却風と称することがある)が各室へ送られる。送風はダンパ20の開閉により制御される。
また、断熱箱体10の下部背面側には、機械室19が備えられている。機械室19には、圧縮機24及び図示しない放熱器(凝縮器)が収納されており、図示しない庫外冷却ファンにより通風される。圧縮機24と、図示しない放熱器と、図示しない絞り機構と、冷却器7は、図示しない冷媒管で連結され冷凍サイクルを構成している。冷媒はイソブタンである。
冷却器7に付着した霜は、除霜ヒータ22により定期的に除霜される。除霜によって生じた除霜水は冷却器収納室8の下部に備えられた樋23に流入した後に、排水管27を介して蒸発皿21に達し、蒸発する。
また、冷蔵庫1は複数の真空断熱材25を実装している。
図3は本実施例の冷蔵庫の送風経路を表す図である。以下では、図3を参照しながら本実施例の冷蔵庫の冷却風の循環経路を説明する。
図3に示すように、冷却器収納室8内で冷却された冷却風は、庫内送風ファン9により昇圧された後に、ダンパ20が開状態の場合は、冷蔵室送風ダクト11,野菜室送風ダクト15,製氷室送風ダクト12,冷凍室送風ダクト14,急速冷却室送風ダクト13を介して、冷蔵室2,野菜室6,製氷室3,冷凍室5,急速冷却室4へそれぞれ送られる。そして各室を冷却した後に、冷蔵室2からは冷蔵室戻りダクト16,野菜室6からは野菜室戻りダクト19,急速冷却室4からは急速冷却室戻りダクト18をそれぞれ介して冷却器収納室8に戻る。製氷室3を冷却した冷却風は、冷凍室5を冷却した冷却風と合流して、製氷室・冷凍室戻りダクト17を介して冷却器収納室8に戻る。一方、ダンパ20が閉状態の場合は、冷蔵室送風ダクト11と野菜室送風ダクト15への送風が遮断され、冷却風は、製氷室3,急速冷却室4,冷凍室5にのみ送風される。
冷蔵室2,野菜室6,冷凍室5,急速冷却室4には、図示しない温度センサが備えられている。野菜室6と急速冷却室4には図示しない加温ヒータが備えられている。本実施例の冷蔵庫1は、各室に備えられた温度センサが検知する温度に応じてダンパ20の開閉と加温ヒータへの通電量が変化し、各室の温度が所定温度に保たれるようになっている。また、急速冷却室送風ダクト13を構成する壁面には図示しない蓄熱材が備えられている。
以下では、図4,図5を参照しながら本実施例の冷蔵庫の急速冷却室の構成について説明する。
図4は本実施例の冷蔵庫の急速冷却室の構成を表す断面図である。
図4に示すように、急速冷却室4には、上方に急速冷却室冷却ファン31と、急速冷却室送風ダクト13からの冷却風を全て急速冷却室冷却ファン31の吸込み口に流入させるべく部材35と、急速冷却室冷却ファン31から吐出する冷却風が通るダクト32と、急速冷却室戻りダクト18と連通する排気口44が備えられている。また、急速冷却室側面37には、図示しないモータにより駆動される回転部37′が備えられており、回転部
37′には噴流吐出口33が備えられている。ダクト32を通った冷却風は噴流吐出口
33から放出される。急速冷却室底面には図示しないモータにより駆動される回転部34が備えられている。収納容器4bの側面には、噴流吐出口33から放出される噴流の流れを、収納容器4bが妨げないように窓部(開口部)36が備えられている。また、収納容器4bの底面には、回転可能な回転部4b′が備えられており、扉4aを閉じた状態では、収納容器4bの底面の回転部4b′と、急速冷却室底面回転部34の回転軸が連結される。よって、回転部4b′は急速冷却室底面の回転部34を回転させる駆動力によって回転する。尚、急速冷却室冷却ファン31は遠心ファンとしているが、この理由については後述する。また、噴流吐出口33の長辺は、急速冷却室4の高さ寸法の過半寸法となっている。また、急速冷却室側面37には、前後に二箇所の噴流吐出口33を備え、その長辺寸法の合算値は、急速冷却室4の奥行寸法の過半寸法となっている。
図5は図4中に示すB−B断面を矢印方向に見た断面図である。
急速冷却室冷却ファン31により昇圧された冷却風は、ダクト32を介して急速冷却室4の庫外側に位置する面37a側と製氷室側に位置する面37側の双方に送られ、それぞれの面の略鏡面対象の位置に備えられた噴流吐出口33,33′から放出される。ここで、急速冷却室冷却ファン31によって送られた冷却風が、ダクト32の分岐によって、それぞれ庫外側及び製氷室側へと導かれるが、それぞれのダクト32は異なる断面積を有している。本実施例では、庫外側の方が製氷室側に比べて狭く、通風抵抗が大きい形状となっている。この構成によれば、庫外側の方が製氷室側に比べて噴流噴出速度を小さくすることができる。尚、急速冷却室4には図示しない加温ヒータと温度検知器が備えられている。
次に、本実施例の冷蔵庫の急速冷却機能の使用方法を説明する。
ユーザーは急速冷却機能を使用する場合、まず、急速冷却室収納容器4b内の所定の位置に食品を設置する。次に、冷蔵室扉2aに備えられた操作パネル26から、「急速冷却運転」を選択し、続いて、急速冷却運転モードの選択を行う。急速冷却運転モードは複数に分かれており、本実施例の冷蔵庫では、「スピード冷却」と、「スピード冷凍」とが選択できる。「スピード冷却」は凍結を望まない食品の冷却を行う場合に選択し、「スピード冷凍」は、凍結を望む食品の冷却を行う場合に選択する。
「スピード冷却」を選択した場合、次に、急速冷却室底面の回転の有無(オン/オフ)を設定する。これは、急速冷却室4内の収納容器4bの底面に設けられた回転部4b′に食品を設置した場合にはオンとし、食品が回転部4b′に収まらない場合や、回転が不要と判断した場合にはオフとする。回転のオン/オフは収納容器4bの底面にある二つの回転部4b′に対し独立に設定できる。
次に、冷却対象となる食品の形状を「たてなが」「うすもの」「大もの」から選択する。ユーザーは、例えば350ミリリットル缶ビールのようなものを、縦置きする場合は
「たてなが」を選択,食品の背丈が低いものを冷却する場合、「うすもの」を選択、背丈も幅も大きい食品を冷却する場合「大もの」を選択する。
続いて、急速冷却終了条件として「冷却時間」または「到達温度」の何れかを選択し、終了条件の設定を行う。「スピード冷却」を選択し、且つ、急速冷却終了条件を「冷却時間」により与えた場合、食品が凍結に至ることを防止するための「凍結防止機能」が自動的にオン状態となるが、ユーザーが「凍結防止機能」は不要と判断した場合には、操作パネルから、これを解除することができる。
ただし、「凍結防止機能解除」の操作を行うと、再確認を促す表示「凍結防止機能を解除しますか?」が操作パネルに表示され、これに同意した場合にのみ凍結防止機能は解除される。以上で「スピード冷却」選択時の設定が完了したので、ユーザーは「冷却スタート」を選択する。この操作により、急速冷却機能が作動する。
上記の各設定が完了した後の急速冷凍運転について、図6を用いて説明する。図6は、本実施例に係る急速冷凍運転のフロー図である。「冷却スタート」の入力を受けて、冷蔵室2と野菜室6への送風を制御するダンパ20が閉状態に、圧縮機24,庫内送風ファン9,急速冷却室冷却ファン31の回転数が高速回転になり、急速冷却運転が開始される
(ステップS110)。なお、このとき、庫外冷却ファン(不図示)も圧縮機24の高速回転に即した高速回転とし、冷凍サイクル全体の高効率化を図っている。
このとき、ユーザーが回転をオンと設定していた場合、急速冷却室底面の回転部34が駆動され、これに伴って収納容器4bの回転部4b′が回転運動を始める(ステップS
120〜S130)。回転部34の回転運動は、正回転で始動し、回転速度向上,回転速度減少,停止,逆回転で始動,回転速度向上,回転速度減少,停止、再び正回転で始動を繰り返す非定常回転運動である。急速冷却室4の底面の回転部34が上記回転運動を行うことで、急速冷却室底面の回転部34の回転軸と連結された収納容器4bの底面の回転部4b′も同様の回転運動を行う。したがって、収納容器4bの底面の回転部4b′に載せられた食品も同様の回転運動を行う。
次に、上記の設定において選択された食品形状に基づいて噴流吐出口の制御が行われる(ステップS140〜S150)。例えば、ステップS140において、ユーザーが食品の形状を「たてなが」と設定した場合、急速冷却運転時の噴流吐出口33,33′は、噴流吐出口が備えられた回転部37′をモータによって回転させることで、矩形状の開口部の長辺が略垂直方向となるように制御される(ステップS150)。このとき開口部は、回転部37′の回転中心より急速冷却室扉4a側に位置するように制御される(図4参照)。また、ユーザーが食品の形状を「うすもの」と設定した場合、同様に回転部37′が回転することにより、矩形状の開口部の長辺が略水平方向で、且つ、回転部37′の回転中心より急速冷却室底面側に位置するように制御される(ステップS150)。さらに、ユーザーが食品の形状を「おおもの」と設定した場合、回転部37′の位置が変動しながら冷却が行われる(ステップS150)。
急速冷却運転は、ユーザーが設定した急速冷却終了条件が満足された場合に終了され、通常運転に戻る(ステップS160〜冷却終了まで)。
ただし、図7に示すように、ユーザーが「スピード冷却」を選択し、且つ、急速冷却終了条件を「冷却時間」により与え(ステップS161〜S162)、「凍結防止機能」を解除しなかった場合(ステップS163)には、急速冷却室4に備えられた温度検知器が検知する温度が所定温度以下になった場合(ステップS166)、食品が凍結する危険性があると判断し、強制的に急速冷却運転が終了され、急速冷却運転終了後も所定温度以下にならないように加温ヒータが適宜作動し(ステップS167)、急速冷却室4の温度が保持される。
ユーザーが急速冷却運転モードで「スピード冷凍」を選択した場合も「スピード冷却」選択時と同様に、急速冷却室底面の回転の有無,冷却対象となる食品の形状,急速冷却終了条件を設定し「冷却スタート」を選択することで、「スピード冷凍」機能を利用できる。ただし、「スピード冷凍」選択時には「凍結防止機能」は無条件でオフ状態となる(ステップS162,S164参照)。
「凍結防止機能」を解除していた場合には、ステップS164において冷却時間の経過が判断される。そして、時間が経過すると冷却終了条件具備と判断される(ステップS
160)。また、急速冷却終了条件として、「到達温度」が選択されていた場合には、選択された到達温度に到達したか否かが判断される(ステップS165)。そして、温度検知器によって検知される温度が到達温度に達すると冷却終了条件具備と判断される(ステップS160)。急速冷却の終了は、ブザーが鳴動することでユーザーに報知される(ステップS170)。
以上で本発明の実施例の冷蔵庫の説明を行ったが、以下では本発明の実施例の冷蔵庫が奏する効果を説明する。
本発明の実施例の冷蔵庫の急速冷却室4は、側方に急速冷却室4の主たる冷却手段となる噴流を放出する噴流吐出口33,33′が備えられている。これにより、形状が異なる種々の食品を急速に冷却することが可能となる。以下でその理由を説明する。
例えば特許文献1に記載の従来技術は、主たる冷却手段は急速冷却を行う室の下部の冷却プレートからの固体熱伝導に依っている。よって、冷却プレートと密着性が悪い食品の場合、十分な冷却速度が得られないという問題があった。したがって、特許文献1に記載の従来技術では、種々の形状の食品に対して、十分な冷却速度を得ることはできない。
主たる冷却手段を、冷却プレートのような固体熱伝導を利用した吸熱に依る場合、その設置位置を何れの場所にしても、上記と同様の問題が生ずるため、種々の形状の食品に対して、十分な冷却速度を得ることはできない。
次に、主たる冷却手段を、急速冷却室の上方からの空冷とした場合を考える。一般に、冷却風放出起点の面積が冷却風放出領域の断面積に比べて小さい場合、冷却風放出起点から冷却対象物までの距離が大きくなると、冷却風が拡散し、風速が減速するために、冷却対象物表面の熱伝達性能は低下する。したがって、上方からの空冷で背丈の低い食品の冷却を行う場合、ユーザーが台等を用意し、食品の設置高さを変更しない限り上記理由により十分な冷却速度が得られない事態が生ずる。
次に、主たる冷却手段を、急速冷却室の下方からの空冷とした場合を考える。この場合、冷却風放出起点から冷却対象物までの距離は固定されるため、上方からの空冷の場合に生じた、食品の形状によって冷却風放出起点からの距離がばらつく事態は生じない。しかしながら、上向きの吐出口が存在する構造となることから、水滴,くず等が吐出口から風路に進入し凍結し、風路の一部あるいは全体を閉塞するという事態が生ずる。この場合、急速冷却室の冷気風量が減少し、十分な冷却速度を得ることができなくなる。
本実施例に係る冷蔵庫の急速冷却室4においては、側方からの噴流を主たる冷却手段としている。これは、固体熱伝導に依らない冷却手段であるため、食品と急速冷却室4の底面との接触の度合いにより冷却速度が左右される固体熱伝導を利用した場合に比べて、より多種の形状の食品を急速に冷却することができる。また、冷却冷気を側方から供給しているので、吐出口から食品までの距離は、食品の水平方向設置位置を変えることで容易に調節できるため、種々の形状の食品を急速に冷却することが可能となる。よって、大変使い勝手が良い冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却室4の側方に複数の噴流吐出口33,33′が備えられている。これにより、複数の食品の急速冷却と、大型の食品の温度ムラを抑えた急速冷却が可能となる。
単一の噴流で冷却する場合、噴流が当たる部分に比べて、噴流が当たらない部分では、大幅に熱伝達性能が劣る。したがって、例えば、複数の食品を急速冷却する場合、噴流が当たるところに設置された食品は冷却速度が速く、噴流が当たらない部分に設置された食品は冷却速度が大幅に遅くなり急速冷却ができないという事態が生ずる場合があった。また大型の食品を冷却する場合も同様に、噴流が当たる部分は冷却速度が速く、噴流が当たらない部分は冷却速度が大幅に遅くなり、結果的に温度ムラが大きくなってしまうため、例えば、急速冷凍を実施しても良質な冷凍食品を得ることができないという事態が生ずる場合があった。そこで、本実施例に係る冷蔵庫の急速冷却室4は側方に複数の噴流吐出口33,33′を備えることで、複数の食品の急速冷却と、大型の食品の温度ムラを抑えた急速冷却を可能としている。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却室4の側方の対向する壁面に噴流吐出口33,
33′が備えられ、食品に対して側方に対向する噴流を吐出している。このように、冷却の対象となる食品に対して、両側から対向する噴流を吐出する噴流吐出口33,33′を備えることにより、食品をより急速に冷却することが可能となる。以下、図8,図9を参照しながら理由を説明する。
図8および図9は円柱状の食品38(例えば缶飲料)を冷却する場合を例として、食品に単一の噴流が衝突する場合と、対向する二噴流が食品に衝突する場合の流れ場を模式的に表す図である。
図8に示すように、単一の噴流が円柱状の食品38に衝突した場合、コアンダ効果によって食品の表面に沿って流れた後に、背面側で剥離を起こす。よって、流れが剥離する図4中の領域aで示す領域は熱伝達性能が低い領域となる。
一方、図9に示すように、対向する二噴流を食品38に衝突させた場合、単一の噴流の場合に生じた低熱伝達領域が、別の噴流が衝突することによって高熱伝達領域となることで、大幅に熱伝達性能が向上する。したがって、食品をより急速に冷却することが可能となる。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却室4の互いに対向する面に備えられた噴流吐出口33,33′から速度の異なる噴流が放出されている。これにより、食品をより急速に冷却することが可能となる。以下、図10を参照しながら理由を説明する。
図10は円柱状の食品38を冷却する場合を例として、食品に対向する速度の異なる二噴流(高速噴流42と低速噴流43)が食品に衝突する場合の流れ場を模式的に表す図である。
一般に、家庭用冷蔵庫に備えられる急速冷却室は、冷却対象物の周囲に十分な空間が確保されていない場合がほとんどである。すなわち、図10に示すように、側壁や隣接する他の冷却対象物の影響によって、狭空間(図10中の領域bで表す領域)が生ずる。このような狭空間が生じている場合、対向する二噴流が同じ速度であると、狭空間の両側には同等の力が働き、冷却風がスムーズに一方から他方に通過し難くなり、狭空間近傍の熱伝達性能が悪化する。そこで、本実施例に係る冷蔵庫の急速冷却室においては、対抗する面の吐出口から、異なる速度の噴流を噴出させている。これにより、図10に示すように、狭空間を高速噴流側(図中の上側)から低速噴流側(図中の下側)に冷却風がスムーズに通過できる。また、低速噴流が、高速噴流において熱伝達性能が低くなる領域(図8に示す領域a)の熱伝達性能を高めるため、全体として高い熱伝達性能を得ることができる。よって、食品をより急速に冷却することが可能となる。
なお、図5に示す例では、噴流吐出口33,33′からの冷却風が水平方向に吐出される構成を示しているが、本実施例はこれに限られるものではない。例えば、図11に示すように、斜め上方から冷却風が吐出される構成としても差し支えない。このとき、両側の噴流吐出口33,33′から対向して吐出される噴流速度の水平方向成分が異なっていれば、食品の急速な冷却に関し、同様の作用効果が得られる。すなわち、図11の例のように、冷却の対象となる食品に対して、両側から水平方向で対向している噴流を吐出する噴流吐出口33,33′を備えていれば、急速冷却効果が得られる。
また、図5では、速度の絶対値が異なる冷却風を対向して噴出する構成としているが、両側から吐出される冷却風の吐出方向を異ならしめることによって、両側から吐出される冷却風の水平方向成分を互いに異ならしめることもできる。その際、両側から吐出される噴流の吐出方向を変えることで噴流速度の水平方向成分を変えることと、速度の絶対値そのものを変えることを、択一的に行う必要はなく、両者を合わせて採用して適宜調整することができる。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却室4の噴流吐出口33,33′と室内空間の相対位置を変更する手段を備えている。これにより、冷却の対象となる食品の形状、設置位置に対応した急速冷却を行うことが可能となる。具体的には、急速冷却室4に噴流吐出口
33,33′を回転させる機構37′を備え、噴流吐出口33,33′と室内空間の相対位置を、回転機構を回転させることによって変更している。これにより、複雑な機構を用いずに噴流吐出口の室内空間との相対位置を変更できるため、コストの増加を抑えて、冷却の対象となる食品の形状,設置位置に対応した急速冷却を行うことが可能となる。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却室4に、冷却器7の冷気を冷蔵室2,冷凍室5等の庫内に循環させるための庫内送風ファン9とは別体の急速冷却室冷却ファン31を備えている。これにより、より高速な噴流を急速冷却室4に放出させることができるため、食品をより急速に冷却することができる。特に、本実施例では、急速冷却室冷却ファン31として、遠心ファンを用いている。これにより急速冷却室4の内容積の減少を最小限に抑え、有効内容積の大きい急速冷却室4を提供することができる。以下、理由を図12と図13を参照しながら説明する。
図12は遠心ファンとその前後の風路の関係を表す図である。また、図13は軸流ファンとその前後の風路の関係を表す図である。
図12に示すように、遠心ファン40は流入した流れを90度転向させて吐出する特性がある。一方、図13に示す軸流ファン41(一般に冷蔵庫の庫内ファンとして使用されているプロペラファンも軸流ファンの一種)の場合、基本的に回転軸方向から吸込み、回転軸方向に吐出する。したがって、軸流ファン41を用いる場合、少なくとも吸込側と吐出側に軸流ファン41の外径程度の幅(図13中のL3で示す幅)の空間を設ける必要がある。
一方、遠心ファン40では、吸込側の空間は遠心ファンの翼の外径程度の幅(図12中のL1で示す幅)の空間を必要とするが、吐出側は遠心ファンの厚さ(翼の高さ)程度の幅(図12中のL2で示す幅)の空間があれば良い。よって、急速冷却室4の専用ファンを遠心ファンとすることで、軸流ファンに比べて省スペース設置が可能となる。さらに、一般に、高速噴流を生じさせるためには高静圧ファンを用いることが必要である。この観点から考えても、遠心ファンは遠心力によって高静圧を容易に生み出すことできるファンであることから、急速冷却室4に適したファンであるといえる。
このような急速冷却室冷却ファン31を用いるとともに、急速冷却室4に、急速冷却室冷却ファン31の吸込口と急速冷却室送風経路の終端部を連通させる風路部材を有している。これにより急速冷却室冷却ファン31は、一度吐出した冷却風を再び吸込む現象、いわゆるショートサーキット現象を防止することができ、食品をより急速に冷却することができる。
加えて、本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却室4に食品を回転させる手段4b′,
34を備えている。これにより、より急速に温度ムラを抑えて食品を冷却することができる。以下、その理由を説明する。
まず、飲料のように、食品が液状であった場合(飲料等)について説明する。液状の食品は、通常、容器内に収納された状態で冷却される。液状の食品を回転させた場合、液体も回転運動を始める。これにより容器の内壁と、内壁近傍の液体との速度勾配が静止時に比べて急になり、熱抵抗が低減される。
次に、食品が固体状であった場合であるが、固体状の食品の場合、食品の内部は熱伝導によって冷却が進む。一般に、食品内部の熱伝導率は十分に大きくないため、食品の内部には、冷却風が当たる場所と当たらない場所で温度のムラができる。この温度ムラのために、凍結が望ましくない食品が局所的に凍結する等の事態の原因となる。そこで、食品を回転させることで、冷却風が周方向に一様に当たるため、温度ムラを抑えて、良好な状態で食品を冷却することができる。
さらに、本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却室に食品を回転させる手段を備え、その回転速度を変化させている。これにより、液状の食品をより急速に冷却することができる。以下、その理由を説明する。
上述のとおり、飲料内壁近傍の速度勾配を急勾配とすることで容器に収納された液状の食品をより急速に冷却できるわけであるが、一定速度で回転させる場合、回転始動時には、流体が静止状態で、容器壁面が動くため、速度勾配は非常に大きくなる。したがって熱抵抗は小さい状態となる。さらに一定速度で回転を続けると、次第に内部まで回転運動が伝わり、容器壁面近傍の速度勾配は始動時に比べて緩くなる。よって次第に熱抵抗が大きくなる。
そこで、本実施例に係る冷蔵庫の急速冷却室4では、食品の回転速度を変化させている。これによって、内部の流体と容器壁面間の相対速度が大きい状態が維持されるため、容器内部の熱抵抗が低減され、より急速に液状の食品を冷却することができる。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却室に食品を回転させる手段を備え、その回転方向を変化させている。これにより、内部の流体と容器壁面間の相対速度が大きい状態が維持されるため液状の食品をより急速に冷却することができる。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却室4の冷気循環経路の一部に蓄熱材を配している。これにより、急速冷却時に十分な冷却能力を得ることができるため、食品をより急速に冷却することができる。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却運転の開始を指示する入力手段(例えば、操作パネル26)を備えている。これにより、ユーザーが意図したときに急速運転が実施できるため、使い勝手の良い冷蔵庫となる。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却室4に凍結防止手段を備えている。これにより、凍結することが望ましくない食品の冷却を安全に行うことができる使い勝手の良い冷蔵庫となる。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却運転に複数のモードを備えている。これにより、ユーザーは冷却したい食品に適した運転を用意に選択できるため使い勝手の良い冷蔵庫となる。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却運転の終了判定基準値を入力する手段を備えている。これにより、ユーザーは意図した段階で急速冷却運転を終了できるため使い勝手の良い冷蔵庫となる。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却運転の終了判定基準地を時間または温度により与えることができる。これにより、ユーザーは専門的な知識がなくても終了判定基準値を入力することができるため使い勝手の良い冷蔵庫となる。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却運転の複数のモードの中から特定のモードをユーザーが選択した場合、自動的に凍結防止手段が作動可能状態となる。これにより、ユーザーの操作ミスによる食品の凍結を防止できるため、信頼性の高い冷蔵庫となる。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却室4の側面に備えられた噴流吐出口33,33′の長辺長さを、急速冷却室4の高さ寸法(少なくとも収納容器4bの高さ寸法)の過半寸法としている。これにより、背丈の高い食品を冷却する場合であっても、食品の過半領域に噴流を当てることが可能となり、食品をより急速に冷却することができる。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却室4の側面に備えられた二つの噴流吐出口33,33′の長辺長さの合計寸法を、急速冷却室4の奥行寸法(少なくとも収納容器4bの奥行寸法)の過半寸法としている。これにより、奥行寸法が大きい食品を冷却する場合であっても、吐出口を水平方向に配設することで、食品の過半領域に噴流を当てることが可能となり、食品をより急速に冷却することができる。
本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却室送風ダクト13及び急速冷却室戻りダクト18中の最小風路断面積が、急速冷却室4に備えられた噴流吐出口33の総開口面積より大きい。また、急速冷却室4を冷却する冷却風が分岐して通る風路においては、それぞれの風路の最小風路断面積の和が、急速冷却室4に備えられた噴流吐出口33の総開口面積より大きい。さらに、急速冷却室冷却ファン31から噴流吐出口33に至るダクト32において風路が分岐しており、分岐後のそれぞれの風路の最小風路断面積が、それぞれ対応する風路に備えられた噴流吐出口33の総開口面積より大きい。
特に、冷却器7が配設される冷却器収納室8から庫内送風ファン9によってダンパ20,急速冷却室送風ダクト13及びダクト32を経由して急速冷却室4へと送られる冷気の全経路(以下、送風通路という。)、及び急速冷却室4を冷却した冷気が排気口44を経て急速冷却室戻りダクト18を経由して冷却器収納室8へと戻る全経路(以下、戻り通路という。)と、噴流吐出口33との関係は次の通りである。
第一に、送風通路において、風路の断面積が最も小さくなる部分の断面積は、噴流吐出口33の開口面積の総和よりも大きい。第二に、戻り通路において、風路の断面積が最も小さくなる部分の断面積は、噴流吐出口33の開口面積の総和よりも大きい。すなわち、送風通路と戻り通路からなる冷却風循環経路における断面積最小部分は噴流吐出口33の全開口面積よりも大きい構造としている。
これらにより、良好な噴流が得られ、食品をより急速に冷却することができ、さらに、冷却風循環経路(すなわち、送風通路と戻り通路とからなる経路)を形成するダクト内に着霜が生じ難くなり、風路の閉塞による冷却性能の悪化を防止することができる。以下、図14,図15を参照しながら理由を説明する。
図14は風路の断面積の変化を表す概念図である。また、図15は冷蔵庫の風路における着霜が生じやすい箇所を表す図である。
図14中に示すA1及びA2は噴流吐出口33の開口面積を表し、A3は急速冷却室送風ダクト13及び急速冷却室戻りダクト18中で風路断面が最小となる箇所の風路断面積を表す。一般に、通風抵抗は風速と関係があり、風速が大きいほど通風抵抗は大きくなる。風速は風路断面と関係し、風路断面が小さいほど風速が大きくなる。すなわち、風路断面が小さい箇所では大きな通風抵抗が生じ、風路断面が大きい箇所では通風抵抗は小さい。(A1+A2)>A3なる風路を形成した場合、噴流吐出口33以外で大きな通風抵抗が生じることになり、循環する冷却風の風量はA3の抵抗により概略決まる。
したがって、A3の大きな抵抗の影響で、循環する冷却風の風量は小さく抑えられるため、A3に対して総面積が大きい噴流吐出口33を通過する冷却風の風速は小さくなる。よって、所望の高速噴流(噴流吐出口開口面積に基づいた高速噴流)が得られないため食品の冷却性能は悪くなる。一方、本発明の実施例の冷蔵庫は、(A1+A2)<A3なる風路を形成している。よって、風路断面積が小さい噴流吐出口33において支配的な通風抵抗が生じる風路構成となっているため、循環する冷却風の風量は噴流吐出口33の開口面積により概略決まる。したがって、噴流吐出口33からは開口面積に基づいた高速噴流が得られ、食品をより急速に冷却することができる。
また、本発明の実施例の冷蔵庫は、急速冷却室冷却ファン31の下流のダクト32において風路が2つに分岐している。分岐後のそれぞれの風路の風路断面が最小となる箇所
A4及びA5と、噴流吐出口33の開口面積A1及びA2は、(A1+A2)<(A4+A5)、及びA4>A1,A5>A2の関係を満足している。これにより、風路が分岐した後も、噴流吐出口33において支配的な通風抵抗が生じる風路構成となっているため、噴流吐出口からは開口面積に基づいた高速噴流が得られ、食品をより急速に冷却することができる。
また、一般に、冷蔵庫内のダクトにおいては、流れがよどんだ領域に着霜が進む傾向が見られる。例えば、図15に示すように、ダクト45内において、風路断面が小さい領域があると、風路断面が小さい領域を通った速い流れが、風路断面が大きい領域に流れ込む際にはく離し、よどんだ領域(図15中の領域c)が生じ、その領域に霜が成長しやすい。
そこで、本発明の実施例の冷蔵庫では、A1+A2<A3と、(A1+A2)<(A4+A5)と、A4>A1,A5>A2の各関係を満足するよう風路を形成した。このような構成とすることで、領域cに該当する箇所は主に噴流吐出口33の下流側、すなわち、急速冷却室4へと至る送風通路内ではなく、急速冷却室4内に形成される。急速冷却室4は十分なスペースがあるため、仮に着霜が生じても、霜によって風路が閉塞されることはなく、急速冷却の性能が悪化することがない。
また、本発明の実施例の冷蔵庫では、噴流吐出口33は急速冷却室4の側面に備えられており、急速冷却室4の背面下方奥に設置されている冷却器7(冷却器収納室8)からの距離は十分確保されている。よって、冷却器7(冷却器収納室8)からの熱伝導の影響により噴流吐出口33が備えられている壁面が冷やされることを抑えられる。これにより、図15に示す領域cに相当するよどみ領域が噴流吐出口33の下流側に生じても、周囲の壁面が過度に冷やされていないため着霜は進み難い。
尚、上述した本実施例では、急速冷却室の噴流吐出口を側方に限っているが、例えば、主たる冷却風を側方の噴流吐出口から放出させ、従たる冷却風を、急速冷却室の上方から放出させる構成としても良い。
本発明の実施例に係る冷蔵庫の正面図。 図1のA−A断面を表す図。 本発明の実施例に係る冷却風循環経路を表す図。 本発明の実施例に係る急速冷却室の構造を表す断面図。 図4のB−B断面を表す図。 本実施例に係る急速冷却運転のフロー図。 本実施例に係る急速冷却運転のフロー図。 冷却対象物とその周りの冷却風の流れを表す図。 冷却対象物とその周りの冷却風の流れを表す図。 本発明の実施例に係る冷却対象物とその周りの冷却風の流れを表す図。 図5とは異なる断面構造を示す図。 遠心ファンとその前後の風路の関係を表す図。 軸流ファンとその前後の風路の関係を表す図。 風路の断面積の変化を表す概念図。 冷蔵庫の風路における着霜が生じやすい箇所を表す図。
符号の説明
1…冷蔵庫、2…冷蔵室、3…製氷室、4…急速冷却室、4a…急速冷却室扉、4b…急速冷却室収納容器、5…冷凍室、6…野菜室、7…冷却器、8…冷却器収納室、9…庫内送風ファン、10…断熱箱体、11…冷蔵室送風ダクト、12…製氷室送風ダクト、
13…急速冷却室送風ダクト、14…冷凍室送風ダクト、15…野菜室送風ダクト、16…冷蔵室戻りダクト、17…製氷室・冷凍室戻りダクト、18…急速冷却室戻りダクト、19…野菜室戻りダクト、20…ダンパ、21…蒸発皿、22…除霜ヒータ、23…樋、24…圧縮機、25…真空断熱材、26…操作パネル、27…排水管、28,29,30…断熱仕切壁、31…急速冷却室冷却ファン、32…ダクト、33…噴流吐出口、34…急速冷却室底面回転部、35…部材、36…窓部、37…急速冷却室側面、37′…急速冷却室側面回転部、38…冷却対象物、39…壁、40…遠心ファン、41…軸流ファン、42…高速噴流、43…低速噴流、44…排気口。

Claims (25)

  1. 断熱箱体内に、冷却器と、冷却器を収納する冷却器収納室と、冷気を庫内に循環させるための庫内送風ファンと、食品を急速に冷却することが可能な急速冷却室と、冷気を急速冷却室に送るための送風経路と、冷気を冷却器収納室へ戻すための戻り経路とを備えた冷蔵庫において、前記急速冷却室を冷却する冷却風を放出する噴流吐出口を、前記急速冷却室の側面に備えた冷蔵庫。
  2. 前記噴流吐出口を複数備えたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 断熱箱体内に、冷却器と、冷却器を収納する冷却器収納室と、冷気を庫内に循環させるための庫内送風ファンと、食品を急速に冷却することが可能な急速冷却室と、冷気を急速冷却室に送るための送風経路と、冷気を冷却器収納室へ戻すための戻り経路とを備えた冷蔵庫において、前記急速冷却室を冷却する冷却風を放出する噴流吐出口を複数備え、
    一の噴流吐出口から放出される冷却風と、他の噴流吐出口から放出される冷却風とが水平方向に対向して吐出され、前記急速冷却室内に収納される食品に対して両側から冷却風を供給することを特徴とする冷蔵庫。
  4. 複数備えられた前記噴流吐出口の開口面積の和は、前記送風経路を構成する急速冷凍室送風ダクトにおける最小断面積部分よりも小さいことを特徴とする請求項2または3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記噴流吐出口を前記急速冷却室の互いに対向する面に備えたことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記急速冷却室の互いに対向する面に備えた噴流吐出口から、速度が異なる噴流を噴出させることを特徴とする請求項5記載の冷蔵庫。
  7. 前記一の噴流吐出口から放出される冷却風と前記他の噴流吐出口から放出される冷却風との速度が異なることを特徴とする請求項3記載の冷蔵庫。
  8. 前記急速冷却室に前記噴流吐出口と前記急速冷却室の室内空間との相対位置を変更すべく噴流吐出位置変更手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の冷蔵庫。
  9. 前記噴流吐出口と前記急速冷却室の室内空間との相対位置を変更する手段に回転機構を用いることを特徴とする請求項8記載の冷蔵庫。
  10. 前記急速冷却室に、庫内送風ファンと別体の急速冷却室冷却ファンを備えたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか記載の冷蔵庫。
  11. 前記急速冷却室冷却ファンを遠心ファンとしたことを特徴とする請求項10記載の冷蔵庫。
  12. 前記急速冷却室冷却ファンの吸込み口と前記急速冷却室送風経路の終端部を連通させたことを特徴とする請求項10または11に記載の冷蔵庫。
  13. 前記急速冷却室の底面に回転手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の冷蔵庫。
  14. 前記回転手段による回転運動の速度を、急速冷却中に変化させることを特徴とする請求項13記載の冷蔵庫。
  15. 前記回転手段による回転運動の回転方向を、急速冷却中に変化させることを特徴とする請求項13または14に記載の冷蔵庫。
  16. 前記急速冷却室には、前記急速冷却室の引き出し式扉体と一体に開閉される収納容器が備えられ、前記収納容器の底面に回転可能な回転部が備えられ、前記引き出し式扉体を閉状態とした際に、前記回転部の回転軸と、前記急速冷却室底面の回転手段の回転軸が連結することを特徴とする請求項13乃至15のいずれかに記載の冷蔵庫。
  17. 前記冷却器が収納される冷却器収納室と、前記急速冷却室送風経路と、前記急速冷却室と、前記急速冷却室戻り冷気経路を構成する壁面の一部を蓄熱材により構成したことを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の冷蔵庫。
  18. 急速冷却運転の開始を指示する入力手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の冷蔵庫。
  19. 前記急速冷却室内の食品が凍結することを防止する凍結防止手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載の冷蔵庫。
  20. 急速冷却運転に複数のモードを備えたことを特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の冷蔵庫。
  21. 急速冷却運転の終了判定基準値を入力する手段を備えたことを特徴とする請求項18乃至20のいずれかに記載の冷蔵庫。
  22. 前記終了判定基準値を、時間または温度により与えることを特徴とする請求項21記載の冷蔵庫。
  23. 前記複数のモードの中から、特定のモード選択時に凍結防止手段が自動的に作動可能状態となることを特徴とする請求項20乃至22のいずれかに記載の冷蔵庫。
  24. 前記噴流吐出口は略矩形状であり、前記噴流吐出口の長辺を、前記急速冷却室の高さ寸法の過半寸法とした請求項1乃至23のいずれかに記載の冷蔵庫。
  25. 前記略矩形の噴流吐出口を、前記急速冷却室の同一面内に複数配設し、前記同一面内の噴流吐出口の長辺寸法の合計寸法が、前記急速冷却室の奥行寸法の過半寸法とした請求項2乃至24のいずれかに記載の冷蔵庫。
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