JP2008004172A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種の光情報記録媒体に対して情報の記録や再生が可能であると共に、部品点数が削減され、小型化され、組み立てが容易な構成を有する光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】光ピックアップ装置101は、第1の半導体レーザ素子104と、第2の半導体レーザ素子113と、第3の半導体レーザ素子114と、第1の回折格子103と、ビームスプリッタ102と、4分の1波長板106と、コリメータレンズ103と、第1の偏光ホログラム素子108、第2の偏光ホログラム素子109、および第3の偏光ホログラム素子110とを備えている。第2の半導体レーザ素子113と第3の半導体レーザ素子114は、第2の回折格子111および各受光素子群115、116、117と共に、光源/検出ユニット107内に設けられており、光ピックアップ装置101は小型化されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光情報記録媒体に対して情報の記録や再生を行なう光ピックアップ装置に関する。
近年、CDやDVD、Blu−ray Disc、HD DVD等、様々な光情報記録媒体の規格が策定および実用化されており、各種の光情報記録媒体の規格に関わらず、1台で各種記録媒体に対して記録や再生を行うことができる装置の需要が高まっている(特許文献1参照)。
図19は、従来の光ピックアップ装置の構成を示す上面図である。同図に示すように、従来の光ピックアップ装置12は、光源/検出ユニット1、3、5と、コリメータレンズ2、4、6と、ビームスプリッタ7、9と、収差補正素子8と、偏向ミラー10と、対物レンズ11とを備えている。光源/検出ユニット1およびコリメータレンズ2は短波長用であり、Blu−ray Disc、またはHD DVD Discに用いられる。また、光源/検出ユニット3およびコリメータレンズ4は中波長用であり、DVDに用いられる。さらに、光源/検出ユニットおよびコリメータレンズ6は長波長用であり、CDに用いられている。
特開2004−103135号公報 特開2001−184705号公報
しかしながら、従来の光ピックアップ装置12では波長毎に光源/検出ユニットおよびコリメータレンズを設けているので、部品点数が多くなっている。このため、コストが上昇すると共に、高い組み立て精度が要求される。
このような問題に対して、例えば、光源/検出ユニットの個数を削減し、2個ずつ設けられた光ピックアップ装置が提案されている(特許文献2参照)。しかしながら、この構成においては、ホログラム素子が別体として設けられ、2個の受光素子が使用されている。このため、十分なコストの削減には至らず、また、高い組み立て精度も必要である。
本発明は、上記問題に鑑みて為されたものであって、各種の光情報記録媒体に対して情報の記録や再生が可能であると共に、部品点数が削減され、小型化され、組み立てが容易な構成を有する光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の光ピックアップ装置は、第1の光ビームを出射する第1の半導体レーザ素子と、第2の光ビームを出射する第2の半導体レーザ素子と、第3の光ビームを出射する第3の半導体レーザ素子と、前記第1の光ビーム、前記第2の光ビーム、および前記第3の光ビームを平行化させるコリメータレンズと、前記第1の光ビーム、前記第2の光ビーム、および前記第3の光ビームを反射もしくは透過させ、前記コリメータレンズへ集光させるビームスプリッタと、光情報記録媒体の記録面で反射され、且つ前記ビームスプリッタを通過した前記第1の光ビームを±1次回折光に回折させる第1のホログラム素子と、前記光記録情報媒体の記録面で反射され、且つ前記ビームスプリッタを通過した前記第2の光ビームを±1次回折光に回折させる第2のホログラム素子と、前記光情報記録媒体の記録面で反射され、且つ前記ビームスプリッタを通過した前記第3の光ビームを±1次回折光に回折させる第3のホログラム素子と、前記第1のホログラム素子、前記第2のホログラム素子、および第3のホログラム素子により回折された前記±1次回折光を受光する複数の受光素子群とを備え、前記第2の半導体レーザ素子、前記第3の半導体レーザ素子、および前記複数の受光素子群は同一の光源検出ユニット内に設けられている。
上記の構成によれば、3つの半導体レーザ素子を備えており、第2の半導体レーザ素子、第3の半導体レーザ素子、および複数の受光素子群は同一の光源検出ユニット内に設けられているため、波長毎に光源検出ユニットが設けられた従来の光ピックアップ装置に比べ、部品点数を少なくすることができる。また、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、および複数の受光素子群は、光ビームの種類に関わらず共通で用いられているため、部品点数をさらに削減することができる。その結果、3種の光情報記録媒体の規格に対応することができ、小型化され、組み立てが容易な光ピックアップ装置を実現することが可能となる。
また、本発明の光ピックアップ装置は、前記第1の半導体レーザ素子から前記ビームスプリッタへ至る前記第1の光ビームの光路上に設けられ、前記第1の光ビームをメインビームとサブビームとに回折させる第1の回折格子をさらに備えていることが好ましい。
また、本発明の光ピックアップ装置は、前記第2の半導体レーザ素子から前記ビームスプリッタへ至る前記第2の光ビームおよび前記第3の半導体レーザ素子から前記ビームスプリッタへ至る前記第3の光ビームの光路上に設けられ、前記第2の光ビームおよび前記第3の光ビームをメインビームとサブビームとに回折させる第2の回折格子をさらに備えていることが好ましい。この場合、前記第2の回折格子が、前記光源検出ユニット上に、前記第2の半導体レーザ素子および前記第3の半導体レーザ素子の上方に位置するように設けられていればより好ましい。これにより、光源検出ユニットと第2の回折格子が一体化されるため、本発明の光ピックアップ装置は容易に組み立てることができる。
また、本発明に係る光ピックアップ装置は、前記第1のホログラム素子、前記第2のホログラム素子、および前記第3のホログラム素子が、前記ビームスプリッタと前記第2の回折格子との間に設けられていることが好ましい。この場合、前記第1のホログラム素子と前記第2のホログラム素子と前記第3のホログラム素子とが一体化されて形成されていればより好ましく、前記第1のホログラム素子と前記第2のホログラム素子と前記第3のホログラム素子と前記第2の回折格子とが、前記光源検出ユニットと一体化されて形成されていれば特に好ましい。
これにより、各部材を個別に設ける場合に比べ、光ピックアップ装置の組み立て精度を向上させることができる。その結果、小型化され、組み立てが容易な光ピックアップ装置を実現することができる。
さらに、本発明の光ピックアップ装置では、第1の半導体レーザ素子が出射する第1の光ビームを偏光ホログラム素子を経由せずに、光情報記録媒体に集光させることができる。このため、偏光ホログラム素子を通過する事によるレーザ光のエネルギー損失を抑制することができ、光効率の良い光ピックアップ装置を実現することができる。
また、前記第1の光ビームが405nm帯の光ビームであり、前記第2の光ビームが650nm帯の光ビームであり、前記第3の光ビームが780nm帯の光ビームであれば好ましい。これにより、本発明の光ピックアップ装置は、Blu−ray Disc、DVD、およびCDに対して情報の記録や再生を行うことが可能となる。
また、前記第1の光ビームの主光線と前記第2の光ビームの主光線が、前記コリメータレンズ上において前記コリメータレンズの光軸とそれぞれ略一致していることが好ましい。これにより、第1の光ビームおよび第2の光ビームが対物レンズに最適な位置および角度で入射され、光情報記録媒体上でのビームスポット形状の品質を向上させることができるため、第1の光ビームおよび第2の光ビームに対応する規格を有する各光情報記録媒体に対して情報の記録や再生の精度良く行うことが可能となる。その結果、各光情報記録媒体の規格に対応した高性能な光ピックアップ装置を実現することができる。
なお、前記第2の半導体レーザ素子と前記第3の半導体レーザ素子とが、モノリシック2波長半導体レーザ素子として一体化されて形成されていれば、部品点数をさらに削減することができるため好ましい。
また、本発明の光ピックアップ装置は、前記第1のホログラム素子と前記第2のホログラム素子と前記第3のホログラム素子とは、共に偏光ホログラム素子であることが好ましい。
また、前記第1のホログラム素子と前記第2のホログラム素子とは、共に偏光ホログラム素子であり、前記第3のホログラム素子は、無偏光ホログラム素子であることが好ましい。これにより、第3の光ビームの波長に対応した光情報記録媒体が粗悪な光情報記録媒体である場合でも、光ピックアップ装置は安定に書き込み動作を行うことができる。
また、本発明の光ピックアップ装置は、前記ビームスプリッタと前記コリメータレンズとの間に4分の1波長板をさらに備えていることが好ましい。
なお、本発明の光ピックアップ装置は、前記複数の受光素子群が出力する電気信号を検出し、この検出結果に基づいて、フォーカス誤差信号またはトラッキング誤差信号を生成する演算部をさらに備えていることが好ましい。
本発明の光ピックアップ装置によれば、3つの異なる半導体レーザを用い、2つの半導体レーザ素子を同一の光源検出ユニット内に設け、さらにレーザ光の種類に関わらず各部品を共有することで、3種の光情報記録媒体に対して情報の記録や再生が可能であると共に、部品点数が削減され、小型化され、組み立てが容易な光ピックアップ装置を実現することができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成および該光ピックアップ装置の動作について図面を参照して説明する。なお、本明細書において、メインビームとは0次回折光を、サブビームとは±1次回折光をそれぞれ意味している。
−光ピックアップ装置の構成−
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成を示す断面図である。図1に示すように、本実施形態の光ピックアップ装置は、3種の光情報記録媒体に対応するため、3つの半導体レーザ素子を備えている。第1の半導体レーザ素子104は、Blu−ray Disc規格に準拠した405nm帯のレーザ光(光ビーム)を出射する。また、第2の半導体レーザ素子113はDVD規格に準拠した650nm帯のレーザ光(光ビーム)を出射し、第3の半導体レーザ素子114はCD規格に準拠した780nm帯のレーザ光(光ビーム)を出射する。ここで、本実施形態において、第1の半導体レーザ素子104が出射する405nm帯のレーザ光を第1の出射光118(図2参照)とする。同様に、第2の半導体レーザ素子113が出射する650nm帯のレーザ光を第2の出射光119(図3参照)とし、第3の半導体レーザ素子114が出射する780nm帯のレーザ光を第3の出射光120(図4参照)とする。
本実施形態の光ピックアップ装置101は、第1の半導体レーザ素子104と、第1の回折格子105と、ビームスプリッタ102と、4分の1波長板106と、コリメータレンズ103と、光源/検出ユニット107と、光源/検出ユニット107とビームスプリッタ102との間にビームスプリッタ102側から順に設けられた第1の偏光ホログラム素子108、第2の偏光ホログラム素子109、および第3の偏光ホログラム素子110とを備えている。第1の回折格子105は、第1の半導体レーザ素子104とビームスプリッタ102との間に配置される。また、4分の1波長板106は、ビームスプリッタ102とコリメータレンズ103との間に配置される。
光源/検出ユニット107は、集積基板112と、第2の半導体レーザ素子113と、第3の半導体レーザ素子114と、第1の受光素子群115と、第2の受光素子群116と、第3の受光素子群117と、第2の回折格子111とを備えている。ここで、第2の回折格子111は、ガラス板などからなる透明部材511の下面上に、第2の半導体レーザ素子113および第3の半導体レーザ素子114の上方に位置するように形成されている。
第1の半導体レーザ素子104は、第1の出射光118の主光線がコリメータレンズ103の光軸に直交するように配置されている。第1の出射光118は、第1の回折格子105を経由してビームスプリッタ102に入射する。ビームスプリッタ102において、第1の出射光118は反射され、反射光はコリメータレンズ103へと導かれる。
一方、第2の出射光119および第3の出射光120は、ビームスプリッタ102を透過する。また、光情報記録媒体からの反射光はビームスプリッタ102を透過し、第1の偏光ホログラム素子108、第2の偏光ホログラム素子109、および第3の偏光ホログラム素子110へと導かれる。
ここで、第1の偏光ホログラム素子108は、第1の出射光118を回折し、第2の出射光119および第3の出射光120を透過させるように設計されている。同様にして、第2の偏光ホログラム素子109は第2の出射光119のみを回折する。また、第3の偏光ホログラム素子110は、第3の出射光120のみを回折する。
−光ピックアップ装置の動作−
本実施形態に係る光ピックアップ装置101の動作を図2〜図11を用いて説明する。本実施形態の光ピックアップ装置101では、光情報記録媒体の準拠する規格が判別された後、準拠する規格に応じた半導体レーザ素子を用いて、光情報記録媒体にレーザ光が照射される。
最初に、Blu−ray Disc規格に準拠した405nm帯のレーザ光を出射する第1の半導体レーザ素子104を用いた場合について説明する。図2は、本実施形態の光ピックアップ装置における第1の出射光118の光路を示す断面図である。
図2に示すように、第1の出射光118は、第1の回折格子105において、メインビームとサブビームとに回折される。回折された第1の出射光118はビームスプリッタ102にて反射され、4分の1波長板106を通過し、コリメータレンズ103により平行化される。その後、第1の出射光118は、対物レンズ(図示せず)により光情報記録媒体の記録面上に集光される。当該記録面上で反射された第1の出射光118は、ビームスプリッタ102を透過し、第1の偏光ホログラム素子108に入射する。そして、第1の出射光118は、第1の偏光ホログラム素子108により±1次回折光に回折された後、第2の偏光ホログラム素子109および第3の偏光ホログラム素子110を透過する。その後、第1の出射光118は、第1の受光素子群115、第2の受光素子群116、および第3の受光素子群117に入射する。
次に、DVD規格に準拠した650nm帯のレーザ光を出射する第2の半導体レーザ素子113を用いた場合について説明する。図3は、本実施形態の光ピックアップ装置における第2の出射光119の光路を示す断面図である。
図3に示すように、第2の出射光119は、第2の回折格子111において、メインビームとサブビームとに回折される。回折された第2の出射光119は、ビームスプリッタ102を透過した後、4分の1波長板106を通過し、コリメータレンズ103により平行化される。その後、第2の出射光119は、対物レンズ(図示せず)により光情報記録媒体の記録面上に集光される。当該記録面上で反射された第2の出射光119は、往路と同じ光路をたどってビームスプリッタ102を透過した後、第1の偏光ホログラム素子108を通過し、第2の偏光ホログラム素子109に入射する。そして、第2の出射光119は、第2の偏光ホログラム素子109により±1次回折光に回折された後、第3の偏光ホログラム素子110を透過する。その後、第2の出射光119は、第1の受光素子群115、第2の受光素子群116、および第3の受光素子群117に入射する。
さらに、CD規格に準拠した780nm帯のレーザ光を出射する第3の半導体レーザ素子114を用いた場合について説明する。図4は、本実施形態の光ピックアップ装置における第3の出射光120の光路を示す断面図である。
図4に示すように、第3の出射光120は、第2の出射光119と同様にして、第2の回折格子111において、メインビームとサブビームとに回折される。回折された第3の出射光120は、ビームスプリッタ102および4分の1波長板106を順に透過し、コリメータレンズ103により平行化される。その後、第3の出射光120は、対物レンズ(図示せず)により光情報記録媒体の記録面に集光される。当該記録面で反射された第3の出射光120は、往路と同じ光路をたどってビームスプリッタ102を透過した後、第1の偏光ホログラム素子108および第2の偏光ホログラム素子109を通過し、第3の偏光ホログラム素子110に入射する。そして、第3の出射光120は、第3の偏光ホログラム素子110により±1次回折光に回折された後、第1の受光素子群115、第2の受光素子群116、および第3の受光素子群117に入射する。
以上のように、各半導体レーザ素子の出射光は、光情報記録媒体の記録面で反射された後、それぞれの波長に対応する偏光ホログラム素子で±1次回折光に回折され、各受光素子群に入射する。ここで、メインビームとサブビームとを有する各半導体レーザ素子の出射光が、それぞれの波長に応じた偏光ホログラム素子により回折され、各受光素子群に導かれる動作についてさらに詳しく説明する。
最初に、第1の出射光118が第1の偏光ホログラム素子108により回折される場合について説明する。図5は、本実施形態の光ピックアップ装置に係る第1の偏光ホログラム素子108の構成を示す上面図である。
図5に示すように、第1の偏光ホログラム素子108は、第1の領域121、第2の領域122、第3の領域123、および第4の領域124に分割されている。分割された各領域は、それぞれ短冊状領域にさらに分割されている。第1の領域121では、第1の短冊状領域121a、121bがそれぞれ交互に配置されている。これと同様にして、第2の領域122では第2の短冊状領域122a、122bが、第3の領域123では第3の短冊状領域123a、123bが、第4の領域124では第4の短冊状領域124a、124bが、それぞれ交互に配置されている。なお、第1の偏光ホログラム素子108の中心は、コリメータレンズ103の光軸と平面的にみてほぼ重なっている。
光情報記録媒体の表面で反射された第1の出射光118は、第1の偏光ホログラム素子108における第1の領域121において、図5に示すX方向に回折を受け、±1次回折光が第1の受光素子群115および第3の受光素子群117へと導かれる。これと同様にして、第2の領域122によりX方向に回折された±1次回折光が、第1の受光素子群115および第3の受光素子群117へと導かれる。また、第3の領域123によりX方向に回折された±1次回折光は、第2の受光素子群116および第3の受光素子群117へと導かれる。さらに、第4の領域124によりX方向に回折された±1次回折光は、第2の受光素子群116および第3の受光素子群117へと導かれる。
次に、第2の出射光119が第2の偏光ホログラム素子109により回折される場合について説明する。図6は、本実施形態の光ピックアップ装置に係る第2の偏光ホログラム素子109の構成を示す上面図である。
図6に示すように、第2の偏光ホログラム素子109は、第1の偏光ホログラム素子108と同様に、第5の領域125、第6の領域126、第7の領域127、および第8の領域128で表される4つの領域に分割されている。分割された各領域は、それぞれ短冊状領域にさらに分割されている。第5の領域125では第5の短冊状領域125a、125bが、第6の領域126では第6の短冊状領域126a、126bが、第7の領域127では第7の短冊状領域127a、127bが、第8の領域128では第8の短冊状領域128a、128bが、それぞれ交互に配置されている。なお、第2の偏光ホログラム素子109の中心は、コリメータレンズの103の光軸と平面的にみてほぼ重なっている。
光情報記録媒体の表面で反射された第2の出射光119は、第2の偏光ホログラム素子109における第5の領域125において、図6に示すX方向に回折を受け、±1次回折光が第1の受光素子群115および第3の受光素子群117へと導かれる。これと同様にして、第6の領域126によりX方向に回折された±1次回折光が、第1の受光素子群115および第3の受光素子群117へと導かれる。また、第7の領域127によりX方向に回折された±1次回折光は、第2の受光素子群116および第3の受光素子群117へと導かれる。さらに、第8の領域128によりX方向に回折された±1次回折光は、第2の受光素子群116および第3の受光素子群117へと導かれる。
さらに、第3の出射光120が第3の偏光ホログラム素子110により回折される場合について説明する。図7は、本実施形態の光ピックアップ装置に係る第3の偏光ホログラム素子110の構成を示す上面図である。
図7に示すように、第3の偏光ホログラム素子110は、第1の偏光ホログラム素子108と同様に、第9の領域129、第10の領域130、第11の領域131、および第12の領域132で表される4つの領域に分割されている。分割された各領域は、それぞれ短冊状領域にさらに分割されている。第9の領域129では第9の短冊状領域129a、129bが、第10の領域130では第10の短冊状領域130a、130bが、第11の領域131では第11の短冊状領域131a、131bが、第12の領域132では第12の短冊状領域132a、132bがそれぞれ交互に配置されている。なお、第3の偏光ホログラム素子110上の4つの領域の各境界線が交わる点は、第3の半導体レーザ素子114の光軸と平面的にみてほぼ重なっている。
光情報記録媒体の表面で反射された第3の出射光120は、第3の偏光ホログラム素子110における第9の領域129において、図7に示すX方向に回折を受け、±1次回折光が第1の受光素子群115および第3の受光素子群117へと導かれる。これと同様にして、第10の領域130によりX方向に回折された±1次回折光が、第1の受光素子群115および第3の受光素子群117へと導かれる。また、第11の領域131によりX方向に回折された±1次回折光は、第2の受光素子群116および第3の受光素子群117へと導かれる。さらに、第12の領域132によりX方向に回折された±1次回折光は、第2の受光素子群116および第3の受光素子群117へと導かれる。
以上のように、メインビームとサブビームとを有する半導体レーザ素子の出射光は、偏光ホログラム素子に設けられた各領域おいて±1次回折光に回折され、各受光素子群へ入射する。ここで、第1の受光素子群115および第2の受光素子群116に集光される半導体レーザ素子のメインビームおよびサブビームからは、トラッキング誤差信号が検出される。一方、第3の受光素子群117に集光される半導体レーザ素子のメインビームからは、フォーカス誤差信号が検出される。トラッキング誤差信号およびフォーカス誤差信号が検出されると、自動的に焦点調整やトラッキング調整が行われ、光情報記録媒体の情報を読み込んだり、書き込んだりすることができる。
続いて、上記のフォーカス誤差信号およびトラッキング誤差信号を検出する方法についてさらに詳しく説明する。
まず、図8〜図11を用いて、各受光素子群へ入射した±1次回折光の回折スポットについて具体的に説明する。図8は、本実施形態の光ピックアップ装置に係る受光素子群の配置を示す上面図である。
図8に示すように、集積基板112上に設けられた第1の受光素子群115、第2の受光素子群116、および第3の受光素子群117は、Y軸方向においてそれぞれ複数の受光領域に分割されている。第1の受光素子群115は、Y軸方向において第1の受光素子領域115a、115b、115c、115dで示される4つの領域に分割されている。第2の受光素子群116は、Y軸方向において第2の受光素子領域116a、116b、116c、116dで示される4つの領域に分割されている。第3の受光素子群117は、Y軸方向において第3の受光素子領域117a、117b、117c、117d、117eで示される5つの領域に分割されている。なお、第2の半導体レーザ素子113の発光点L1および第3の半導体レーザ素子114の発光点L2は、第2の受光素子群116と第3の受光素子群117との間に配置されている。
図9は、本実施形態の光ピックアップ装置に係る第1の出射光118における受光素子群の回折スポットを示した上面図である。同図に示すように、メインビームとサブビームとを有する第1の出射光118における±1次回折光は、分割された各受光素子領域に集光されている。第1の領域121(図5参照)により回折された第1の出射光118におけるメインビームの回折スポットL101c、L104dは、それぞれ第1の受光素子領域115bおよび互いに隣接する第3の受光素子領域117c、117dの境界線の上に集光されている。第1の領域121(図5参照)により回折された第1の出射光118におけるサブビームの回折スポットL101a、L101eは、それぞれ第1の受光素子領域115a、115dに集光されている。また、第1の領域121(図5参照)により回折された第1の出射光118におけるサブビームの回折スポットL104b、L104fは、それぞれ第3の受光素子領域117aからY軸の正方向に離れた領域(以下、領域Aとする)および第3の受光素子領域117eからY軸の負方向に離れた領域(以下、領域Bとする)に集光されている。なお、領域Aおよび領域Bは、受光素子領域ではなく、例えばダミーの受光素子または回路として、集積基板112上に設けられている。
また、第2の領域122(図5参照)により回折された第1の出射光118におけるメインビームの回折スポットL101d、L104cは、それぞれ第1の受光素子領域115dおよび互いに隣接する第3の受光素子領域117b、117cの境界線の上に集光されている。第2の領域122(図5参照)により回折された第1の出射光118におけるサブビームの回折スポットL101b、L101fは、それぞれ第1の受光素子領域115a、115dに集光されている。また、第2の領域122(図5参照)により回折された第1の出射光118におけるサブビームの回折スポットL104a、L104eは、それぞれ領域Aおよび領域Bに集光されている。
第3の領域123(図5参照)により回折された第1の出射光118におけるメインビームの回折スポットL102d、L103cは、それぞれ第2の受光素子領域116cおよび互いに隣接する第3の受光素子領域117b、117cの境界線の上に集光されている。第3の領域123(図5参照)により回折された第1の出射光118におけるサブビームの回折スポットL102b、L102fは、それぞれ第2の受光素子領域116a、116dに集光されている。また、第3の領域123(図5参照)により回折された第1の出射光118におけるサブビームの回折スポットL103a、L103eは、それぞれ領域Aおよび領域Bに集光されている。
また、第4の領域124(図5参照)により回折された第1の出射光118におけるメインビームの回折スポットL102c、L103dは、それぞれ第2の受光素子領域116bおよび互いに隣接する第3の受光素子領域117c、117dの境界線の上に集光されている。第4の領域124(図5参照)により回折された第1の出射光118におけるサブビームの回折スポットL102a、L102eは、それぞれ第2の受光素子領域116a、116dに集光されている。また、第4の領域124(図5参照)により回折された第1の出射光118におけるサブビームの回折スポットL103b、L103fは、それぞれ領域Aおよび領域Bに集光されている。
次に、第2の出射光119の±1次回折光が受光素子群に集光された場合の回折スポットを説明する。図10は本実施形態の光ピックアップ装置に係る第2の出射光119における受光素子群の回折スポットを示した上面図である。
図10に示すように、第1の出射光118における±1次回折光と同様にして、メインビームとサブビームとを有する第2の出射光119における±1次回折光は、分割された各受光素子領域に集光されている。第5の領域125(図6参照)により回折された第2の出射光119におけるメインビームの回折スポットL201c、L204dは、それぞれ第1の受光素子領域115bおよび互いに隣接する第3の受光素子領域117c、117dの境界線の上に集光されている。第5の領域125(図6参照)により回折された第2の出射光119におけるサブビームの回折スポットL201a、L201eは、それぞれ第1の受光素子領域115a、115dに集光されている。また、第5の領域125(図6参照)により回折された第2の出射光119におけるサブビームの回折スポットL204b、L204fは、それぞれ領域Aおよび領域Bに集光されている。
また、第6の領域126(図6参照)により回折された第2の出射光119におけるメインビームの回折スポットL201d、L204cは、それぞれ第1の受光素子領域115dおよび互いに隣接する第3の受光素子領域117b、117cの境界線の上に集光されている。第6の領域126(図6参照)により回折された第2の出射光119におけるサブビームの回折スポットL201b、L201fは、それぞれ第1の受光素子領域115a、115dに集光されている。また、第6の領域126(図6参照)により回折された第2の出射光119におけるサブビームの回折スポットL204a、L204eは、それぞれ領域Aおよび領域Bに集光されている。
第7の領域127(図6参照)により回折された第2の出射光119におけるメインビームの回折スポットL202d、L203cは、それぞれ第2の受光素子領域116cおよび互いに隣接する第3の受光素子領域117b、117cの境界線の上に集光されている。第7の領域127(図6参照)により回折された第2の出射光119におけるサブビームの回折スポットL202b、L202fは、それぞれ第2の受光素子領域116a、116dに集光されている。また、第7の領域127(図6参照)により回折された第2の出射光119におけるサブビームの回折スポットL203a、L203eは、それぞれ領域Aおよび領域Bに集光されている。
また、第8の領域128(図6参照)により回折された第2の出射光119におけるメインビームの回折スポットL202c、L203dは、それぞれ第2の受光素子領域116bおよび互いに隣接する第3の受光素子領域117c、117dの境界線の上に集光されている。第8の領域128(図6参照)により回折された第2の出射光119におけるサブビームの回折スポットL202a、L202eは、それぞれ第2の受光素子領域116a、116dに集光されている。また、第8の領域128(図6参照)により回折された第2の出射光119におけるサブビームの回折スポットL203b、L203fは、それぞれ領域Aおよび領域Bに集光されている。
さらに、第3の出射光120の±1次回折光が受光素子群に集光された場合の回折スポットを説明する。図11は本実施形態の光ピックアップ装置に係る第3の出射光120における受光素子群の回折スポットを示した上面図である。
図11に示すように、第1の出射光118における±1次回折光と同様にして、メインビームとサブビームとを有する第3の出射光120における±1次回折光は、分割された各受光素子領域に集光されている。第9の領域129(図7参照)により回折された第3の出射光120におけるメインビームの回折スポットL301c、L304dは、それぞれ第1の受光素子領域115bおよび互いに隣接する第3の受光素子領域117c、117dの境界線の上に集光されている。第9の領域129(図7参照)により回折された第3の出射光120におけるサブビームの回折スポットL301a、L301eは、それぞれ第1の受光素子領域115a、115dに集光されている。また、第9の領域129(図7参照)により回折された第3の出射光120におけるサブビームの回折スポットL304b、L304fは、それぞれ領域Aおよび領域Bに集光されている。
また、第10の領域130(図7参照)により回折された第3の出射光120におけるメインビームの回折スポットL301d、L304cは、それぞれ第1の受光素子領域115dおよび互いに隣接する第3の受光素子領域117b、117cの境界線の上に集光されている。第10の領域130(図7参照)により回折された第3の出射光120におけるサブビームの回折スポットL301b、L301fは、それぞれ第1の受光素子領域115a、115dに集光されている。また、第10の領域130(図7参照)により回折された第3の出射光120におけるサブビームの回折スポットL304a、L304eは、それぞれ領域Aおよび領域Bに集光されている。
第11の領域131(図7参照)により回折された第3の出射光120におけるメインビームの回折スポットL302d、L303cは、それぞれ第2の受光素子領域116cおよび互いに隣接する第3の受光素子領域117b、117cの境界線の上に集光されている。第11の領域131(図7参照)により回折された第3の出射光120におけるサブビームの回折スポットL302b、L302fは、それぞれ第2の受光素子領域116a、116dに集光されている。また、第11の領域131(図7参照)により回折された第3の出射光120におけるサブビームの回折スポットL303a、L303eは、それぞれ領域Aおよび領域Bに集光されている。
また、第12の領域132(図7参照)により回折された第3の出射光120におけるメインビームの回折スポットL302c、L303dは、それぞれ第2の受光素子領域116bおよび互いに隣接する第3の受光素子領域117c、117dの境界線の上に集光されている。第12の領域132(図7参照)により回折された第3の出射光120におけるサブビームの回折スポットL302a、L302eは、それぞれ第2の受光素子領域116a、116dに集光されている。また、第12の領域132(図7参照)により回折された第3の出射光120におけるサブビームの回折スポットL303b、L303fは、それぞれ領域Aおよび領域Bに集光されている。
以上、図9〜図11に示すように、各半導体レーザ素子のメインビームおよびサブビームの±1次回折光は、各受光素子群の各領域へ入射する。本実施形態の光ピックアップ装置では、例えば集積基板上に設けられた演算部において、各受光素子群から出力された信号を検出し、この検出結果に基づいてフォーカス誤差信号およびトラッキング誤差信号を生成することができる。
次に、本実施形態の光ピックアップ装置におけるフォーカス誤差信号およびトラッキング誤差信号の具体的な解析方法について説明する。
本実施形態の光ピックアップ装置では、フォーカス誤差信号の検出方法として、公知のSSD(スポットサイズ検出)法を用いている。SSD法では、第3の受光素子群117に集光された各半導体レーザ素子のメインビームの±1次回折光が利用されている。ここで、第3の受光素子領域117bおよび117dからの出力信号の和をF1とし、第3の受光素子領域117a、117c、および117eからの出力信号の和をF2とする。このとき、各半導体レーザ素子の出射光によるフォーカス誤差信号FE1は下記の式1により得られる。
FE1=F1−F2 ・・・(式1)
また、トラッキング誤差信号の検出方法としては、各光記録情報媒体に応じて、公知のDPD(位相差検出)法またはDPP(差動プッシュプル)法を適宜選択して使用する。DPD法では、第1の受光素子群115および第2の受光素子群116に集光された各半導体レーザ素子のメインビームの±1次回折光が利用されている。一方、DPP法では、第1の受光素子群115および第2の受光素子群116に集光された各半導体レーザ素子のメインビームおよびサブビームの±1次回折光が利用されている。
第1の受光素子領域115b、115cからの出力信号をそれぞれT1、T2とする。また、第2の受光素子領域116c、116bからの出力信号をそれぞれT3、T4とする。また、第1の受光素子領域115aおよび115dからの出力信号の和をT5とし、第2の受光素子領域116aおよび116dからの出力信号の和をT6とする。このとき、各半導体レーザ素子の出射光によるDPD法を用いたトラッキング誤差信号TE(DPD)は下記の式2により得られる。
TE(DPD)=(T1とT4の位相比較)+(T2とT3の位相比較)・・・(式2)
また、各半導体レーザ素子の出射光によるDPD法を用いたトラッキング誤差信号TE(DPP)は下記の式3により得られる。
TE(DPP)=(T1+T2)−(T3+T4)−k(T5−T6)・・・(式3)
ここで、上記の式3におけるkは任意の値とする。
以上のような各検出方法を用いることで、本実施形態の光ピックアップ装置では、フォーカス誤差信号およびトラッキング誤差信号を解析することができ、焦点調整やトラッキング調整を行うことができる。
−光ピックアップ装置の効果−
本実施形態の光ピックアップ装置は、Blu−ray Disc、DVD、およびCDの規格に準拠した3つの半導体レーザ素子を備えており、2つの半導体レーザ素子および受光素子群は1つの光源/検出ユニット107に設けられた構造となっている。これにより、波長毎に光源/検出ユニットが設けられた従来の光ピックアップ装置に比べ、部品点数を少なくすることができる。また、コリメータレンズ103、4分の1波長板106、対物レンズ(図示せず)、ビームスプリッタ102、および各受光素子群を共用しているため、部品点数をさらに削減することができる。その結果、3種の異なる光情報記録媒体の規格に対応することができ、小型化された光ピックアップ装置を実現することが可能となる。
また、本実施形態の光ピックアップ装置においては、光源/検出ユニット107は、第2の回折格子111と集積基板112とを備えており、組み立てが容易な構造となっている。
さらに、本実施形態の光ピックアップ装置では、第1の半導体レーザ素子104が光源/検出ユニット107の外側に設けられており、偏光ホログラム素子を経由せずに第1の出射光118を光情報記録媒体に集光させることができる。これにより、偏光ホログラム素子を通過する事によるレーザ光のエネルギー損失を抑制することができるため、光利用効率が良く、高速で記録することが可能な光ピックアップ装置が実現されている。
なお、本発明の光ピックアップ装置においては、最も短波長のレーザ光を出射する第1の半導体レーザ素子104が光源/検出ユニット107の外側に設けられることが好ましい。一般的に、より波長の短いレーザ光の方が、偏光ホログラム素子を通過する際のエネルギー損失の程度が大きくなる。したがって、第1の半導体レーザ素子104を外側に設けることで、より効果的に半導体レーザ素子の出射光を利用することが可能となる。
また、本実施形態の光ピックアップ装置では、コリメータレンズ103上における第1の出射光118の主光線および第2の出射光119の主光線は、コリメータレンズ103の光軸と一致することが好ましい。これにより、第1の半導体レーザ素子104および第2の半導体レーザ素子113の各出射光が対物レンズに最適な位置および角度で入射され、光情報記録媒体上でのビームスポット形状の品質を向上させることができるため、Blu−ray DiscおよびDVDの記録や再生の精度良く行うことが可能となる。その結果、各光情報記録媒体の規格に対応した高性能な光ピックアップ装置を実現することができる。
また、本実施形態の光ピックアップ装置では、第3の偏光ホログラム素子の代わりに、無偏光ホログラム素子を用いてもよい。これにより、第3の出射光120の波長に対応した光情報記録媒体が粗悪な光情報記録媒体である場合でも、安定に書き込み動作を行うことができる。
なお、本実施形態の光ピックアップ装置では、第1の出射光118の主光線がコリメータレンズ103の光軸に直交するように、第1の半導体レーザ素子104が配置されている例を挙げたが、これに限定されるものではない。
なお、本実施形態の光ピックアップ装置においては、4分の1波長板106がビームスプリッタ102とコリメータレンズ103との間に配置された構成について説明したが、これに限定されることはなく、4分の1波長板106がコリメータレンズ103と対物レンズとの間における第1の出射光118、第2の出射光119、および第3の出射光120の光路上に配置された構成を用いてもよい。このような構成においても、上記と同様の効果を得ることができる。
また、本発明の光ピックアップ装置に設けられた対物レンズは、1個のレンズから構成されていてもよいし、複数のレンズから構成される組み合わせのレンズであってもよい。また、第1の半導体レーザ用レンズと、第2の半導体レーザおよび第3の半導体レーザ用のレンズとをそれぞれ設けてもよい。何れの場合も、上記と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の光ピックアップ装置においては、光情報記録媒体の1つとして、Blu−ray Discを挙げたが、これに限定されることはなく、HD DVDを用いた場合にも、上記と同様の効果を得ることができる。さらに、405nm帯の半導体レーザに対応した規格を有する全ての光情報記録媒体に対し、本発明の光ピックアップ装置を用いることが可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成および該光ピックアップ装置の動作について図面を参照して説明する。本実施形態のピックアップ装置では、コリメータレンズが上述の第1の実施形態の光ピックアップ装置と異なる位置に設けられた構成となっている。
−光ピックアップ装置の構成−
図12は、本発明の第2の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成を示す断面図である。図12に示すように、本実施形態の光ピックアップ装置は、3種の光情報記録媒体に対応するため、3つの半導体レーザ素子を備えている。第1の半導体レーザ素子104は、Blu−ray Disc規格に準拠した405nm帯のレーザ光(第1の出射光118、図13参照)を出射する。また、第2の半導体レーザ素子113はDVD規格に準拠した650nm帯のレーザ光(第2の出射光119、図14参照)を出射し、第3の半導体レーザ素子114はCD規格に準拠した780nm帯のレーザ光(第3の出射光120、図15参照)を出射する。
本実施形態の光ピックアップ装置201は、第1の半導体レーザ素子104と、第1の回折格子105と、ビームスプリッタ102と、4分の1波長板106と、コリメータレンズ103と、光源/検出ユニット107と、光源/検出ユニット107とビームスプリッタ102との間にビームスプリッタ102側から順に設けられた第1の偏光ホログラム素子108、第2の偏光ホログラム素子109、および第3の偏光ホログラム素子110とを備えている。第1の回折格子105は、第1の半導体レーザ素子104とビームスプリッタ102との間に配置される。また、4分の1波長板106は、ビームスプリッタ102とコリメータレンズ103との間に配置される。
光源/検出ユニット107は、集積基板112と、第2の半導体レーザ素子113と、第3の半導体レーザ素子114と、第1の受光素子群115と、第2の受光素子群116と、第3の受光素子群117と、第2の回折格子111とを備えている。ここで、第2の回折格子111は、ガラス板などからなる透明部材511の下面上に、第2の半導体レーザ素子113および第3の半導体レーザ素子114の上方に位置するように形成されている。
本実施形態の光ピックアップ装置では、第1の半導体レーザ素子104および光源/検出ユニット107とコリメータレンズ103との位置関係が第1の実施形態の光ピックアップ装置と異なっている。すなわち、本実施形態の光ピックアップ装置において、コリメータレンズ103は、該コリメータレンズ103の光軸が第2の出射光119の主光線および第3の出射光120の主光線と直交するように配置されている。第2の出射光119および第3の出射光120は第2の回折格子111を経由してビームスプリッタ102に入射する。ビームスプリッタ102において、第2の出射光119および第3の出射光120は反射され、反射光はコリメータレンズ103へと導かれる。
一方、第1の出射光118はビームスプリッタ102を透過する。また、光情報記録媒体からの反射光はビームスプリッタ102を透過し、第1の偏光ホログラム素子108、第2の偏光ホログラム素子109、および第3の偏光ホログラム素子110へと導かれる。
ここで、第1の偏光ホログラム素子108は、第1の出射光118を回折し、第2の出射光119および第3の出射光120を透過させるように設計されている。同様にして、第2の偏光ホログラム素子109は第2の出射光119のみを回折する。また、第3の偏光ホログラム素子110は、第3の出射光120のみを回折する。
−光ピックアップ装置の動作−
本実施形態に係る光ピックアップ装置201の動作を図13〜図15を用いて説明する。本実施形態の光ピックアップ装置201においても、第1の実施形態と同様に、光情報記録媒体の準拠する規格が判別された後、準拠する規格に応じた半導体レーザ素子を用いて、光情報記録媒体にレーザ光が照射される。
図13は、本実施形態の光ピックアップ装置における第1の出射光118の光路を示す断面図である。
図13に示すように、第1の出射光118は、第1の回折格子105において、メインビームとサブビームとに回折される。回折された第1の出射光118はビームスプリッタ102を透過し、4分の1波長板106を通過した後、コリメータレンズ103により平行化される。その後、第1の出射光118は、対物レンズ(図示せず)により光情報記録媒体の記録面に集光される。当該記録面で反射された第1の出射光118は、ビームスプリッタ102にて反射され、第1の偏光ホログラム素子108に入射する。そして、第1の出射光118は、第1の偏光ホログラム素子108により±1次回折光に回折された後、第2の偏光ホログラム素子109および第3の偏光ホログラム素子110を透過する。その後、第1の出射光118は、第1の受光素子群115、第2の受光素子群116、および第3の受光素子群117に入射する。
図14は、本実施形態の光ピックアップ装置における第2の出射光119の光路を示す断面図である。
図14に示すように、第2の出射光119は、第2の回折格子111において、メインビームとサブビームとに回折される。回折された第2の出射光119は、ビームスプリッタ102にて反射された後、4分の1波長板106を通過し、コリメータレンズ103により平行化される。その後、第2の出射光119は、対物レンズ(図示せず)により光情報記録媒体の記録面に集光される。当該記録面で反射された第2の出射光119は、往路と同じ光路をたどってビームスプリッタ102にて反射された後、第1の偏光ホログラム素子108を通過し、第2の偏光ホログラム素子109に入射する。そして、第2の出射光119は、第2の偏光ホログラム素子109により±1次回折光に回折された後、第3の偏光ホログラム素子110を透過する。その後、第2の出射光119は、第1の受光素子群115、第2の受光素子群116、および第3の受光素子群117に入射する。
図15は、本実施形態の光ピックアップ装置における第3の出射光120の光路を示す断面図である。
図15に示すように、第3の出射光120は、第2の出射光119と同様にして、第2の回折格子111において、メインビームとサブビームとに回折される。回折された第3の出射光120は、ビームスプリッタ102で垂直に反射された後、4分の1波長板106を通過し、コリメータレンズ103により平行化される。その後、第3の出射光120は、対物レンズ(図示せず)により光情報記録媒体の記録面に集光される。当該記録面で反射された第3の出射光120は、往路と同じ光路をたどってビームスプリッタ102にて反射された後、第1の偏光ホログラム素子108および第2の偏光ホログラム素子109を通過し、第3の偏光ホログラム素子110に入射する。そして、第3の出射光120は、第3の偏光ホログラム素子110により±1次回折光に回折された後、第1の受光素子群115、第2の受光素子群116、および第3の受光素子群117に入射する。
以上のように、各半導体レーザ素子の出射光は、光情報記録媒体の記録面で反射された後、それぞれの波長に対応する偏光ホログラム素子で±1次回折光に回折され、各受光素子群に入射する。各受光素子群では、入射光が処理されて、トラッキング誤差信号、フォーカス誤差信号、および情報データに変換され、光情報記録媒体に対して情報の記録や再生を行うことができる。
−光ピックアップ装置の効果−
本実施形態の光ピックアップ装置は、第1の実施形態と同様に、Blu−ray Disc、DVD、およびCDの規格に準拠した3つの半導体レーザ素子を備えており、2つの半導体レーザ素子および受光素子群は1つの光源/検出ユニット107に設けられている。また、本実施形態の光ピックアップ装置は、コリメータレンズ103、4分の1波長板106、対物レンズ(図示せず)、ビームスプリッタ102、および各受光素子群を共用している。さらに、光源/検出ユニット107は、第2の回折格子111と集積基板112とを備えている。これにより、3種の光情報記録媒体の規格に対応可能であり、部品点数を削減することができ、小型化され、組み立てが容易な光ピックアップ装置を実現することができる。
また、本発明の光ピックアップ装置では、最も短波長のレーザ光を出射する第1の半導体レーザ素子104が光源/検出ユニット107の外側に設けられることが好ましい。これにより、レーザ光が偏光ホログラム素子を通過する際のエネルギー損失を抑制することができるため、より効果的に半導体レーザ素子の出射光を利用することができる。
また、本実施形態の光ピックアップ装置では、コリメータレンズ103上における第1の出射光118の主光線および第2の出射光119の主光線は、コリメータレンズ103の光軸と一致することが好ましい。これにより、第1の半導体レーザ素子104および第2の半導体レーザ素子113の各出射光が対物レンズに対して最適な位置および角度で入射され、光情報記録媒体上でのビームスポット形状の品質を向上させることができるため、Blu−ray DiscおよびDVDの記録や再生の精度良く行うことが可能となる。その結果、各光情報記録媒体の規格に対応した高性能な光ピックアップ装置を実現することができる。
また、本実施形態の光ピックアップ装置では、第3の偏光ホログラム素子の代わりに、無偏光ホログラム素子を用いてもよい。これにより、第3の出射光120の波長に対応した光情報記録媒体が粗悪な光情報記録媒体である場合でも、安定に書き込み動作を行うことができる。
また、本実施形態の光ピックアップ装置では、第2の出射光119の主光線および第3の出射光120の主光線がコリメータレンズ103の光軸に直交するように、第2の半導体レーザ素子113および第3の半導体レーザ素子114が配置されている例を挙げたが、これに限定されるものではない。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成および該光ピックアップ装置の動作について図面を参照して説明する。本実施形態のピックアップ装置は、上述の第1の実施形態に係る光ピックアップ装置と異なる構成の半導体レーザ素子を備えている。
図16は、本発明の第3の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成を示す断面図である。図16に示すように、本実施形態の光ピックアップ装置301は、3種の光情報記録媒体に対応するため、第1の半導体レーザ素子104と、モノリシック2波長半導体レーザ素子で構成される第4の半導体レーザ素子313とを備えている。
本実施形態の光ピックアップ装置301は、第1の半導体レーザ素子104と、第1の回折格子105と、ビームスプリッタ102と、4分の1波長板106と、コリメータレンズ103と、光源/検出ユニット107と、光源/検出ユニット107とビームスプリッタ102との間にビームスプリッタ102側から順に設けられた第1の偏光ホログラム素子108、第2の偏光ホログラム素子109、および第3の偏光ホログラム素子110とを備えている。
光源/検出ユニット107は、集積基板112と、第4の半導体レーザ素子313と、第1の受光素子群115と、第2の受光素子群116と、第3の受光素子群117と、第2の回折格子111とを備えている。ここで、第2の回折格子111は、ガラス板などからなる透明部材511の下面上に、第4の半導体レーザ素子313の上方に位置するように形成されている。
以上のような構成を有する本実施形態の光ピックアップ装置は、上述の第1の実施形態の光ピックアップ装置と同様な動作により、各光情報記録媒体の情報の記憶や再生を行うことができる。
本実施形態の光ピックアップ装置の特徴は、第4の半導体レーザ素子313が、650nm帯のレーザ光と780nm帯のレーザ光とを出射するモノリシック2波長半導体レーザ素子から構成されており、且つ第4の半導体レーザ素子313および受光素子群が1つの光源/検出ユニット107に設けられていることにある。これにより、1つの半導体レーザ素子で2つの光情報記録媒体の規格に対応することが可能であるため、部品点数を削減することができる。また、本実施形態の光ピックアップ装置は、コリメータレンズ103、4分の1波長板106、対物レンズ(図示せず)、ビームスプリッタ102、および各受光素子群を共用している。さらに、光源/検出ユニット107は、第2の回折格子111と集積基板112とを備えている。その結果、3種の光情報記録媒体の規格に対応可能であり、小型化され、組み立てが容易な光ピックアップ装置を実現することができる。
また、モノリシック2波長半導体レーザ素子を用いることで、基板上に隣接して配置される各半導体レーザ素子の間隔、いわゆる光ビーム出射間隔の精度を向上させることができる。一般的に、モノリシック2波長半導体レーザ素子を用いない場合、つまり、2種の半導体レーザ素子をそれぞれ用いる場合、光ビーム出射間隔の精度は組み立て精度に依存する。このとき、2種の半導体レーザ素子を別々に集積基板上に搭載すると、光ビーム出射間隔は10μm程度の大きなバラツキを含んでしまう。一方、モノリシック2波長半導体レーザ素子を用いる場合、光ビーム出射間隔の精度は拡散精度に依存する。ここで、拡散精度とは、半導体レーザ素子を基板上に形成する際に使用する拡散マスクの精度を示している。この場合、拡散マスクを用いてモノリシック2波長半導体レーザ素子を基板上に形成することにより、光ビーム出射間隔のバラツキを1μm以下程度に抑えることができる。従って、モノリシック2波長半導体レーザ素子を用いた方が光ビーム出射間隔の精度が良好となる。その結果、モノリシック2波長半導体レーザ素子から構成される第4の半導体レーザ素子313のレーザ光が精度良く出射されるため、該レーザ光の波長に応じた規格を有する光情報記録媒体の記録や再生の精度を向上させることができる。
また、本実施形態の光ピックアップ装置では、第3の偏光ホログラム素子の代わりに、無偏光ホログラム素子を用いてもよい。これにより、第3の出射光120の波長に対応した光情報記録媒体が粗悪な光情報記録媒体である場合でも、安定に書き込み動作を行うことができる。
なお、本実施形態の光ピックアップ装置においても、上述の第1の実施形態の光ピックアップ装置における効果と同様な効果が得られる。
また、本実施形態の光ピックアップ装置では、上述の第1の実施形態の光ピックアップ装置における第2の半導体レーザ素子および第3の半導体レーザ素子をモノリシック2波長半導体レーザ素子に変えた例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば上述の第2の実施形態の光ピックアップ装置にモノリシック2波長半導体レーザ素子を用いてもよい。
なお、本実施形態の光ピックアップ装置において、モノリシック2波長半導体レーザ素子が出射する2種類のレーザ光は、650nm帯のレーザ光と780nm帯のレーザ光である例を挙げたが、これに限定されるものではなく、405nm帯のレーザ光と650nm帯のレーザ光および405nm帯のレーザ光と780nm帯のレーザ光であってもよい。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成および該光ピックアップ装置の動作について図面を参照して説明する。本実施形態のピックアップ装置は、上述の第1の実施形態に係る光ピックアップ装置と異なる構成の偏光ホログラム素子を備えている。
図17は、本発明の第4の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成を示す断面図である。図17に示すように、本実施形態の光ピックアップ装置401は、3種の光情報記録媒体に対応するため、3つの半導体レーザ素子を備えている。
本実施形態の光ピックアップ装置401は、第1の半導体レーザ素子104と、ビームスプリッタ102と、4分の1波長板106と、コリメータレンズ103と、光源/検出ユニット107と、光源/検出ユニット107とビームスプリッタ102との間に設けられた第4の偏光ホログラム素子418とを備えている。
第4の偏光ホログラム素子418は、ビームスプリッタ102側から順に設けられた第1の偏光ホログラム素子108、第2の偏光ホログラム素子109、および第3の偏光ホログラム素子110とから構成されている。なお、互いに接する偏光ホログラム素子同士は、例えば接着剤などにより接着されている。
また、光源/検出ユニット107は、集積基板112と、第2の半導体レーザ素子113と、第3の半導体レーザ素子114と、第1の受光素子群115と、第2の受光素子群116と、第3の受光素子群117と、第2の回折格子111とを備えている。ここで、第2の回折格子111は、ガラス板などからなる透明部材511の下面上に、第2の半導体レーザ素子113および第3の半導体レーザ素子114の上方に位置するように形成されている。
以上のような構成を有する本実施形態の光ピックアップ装置は、上述の第1の実施形態の光ピックアップ装置と同様な動作により、各光情報記録媒体に対して情報の記憶や再生を行うことができる。
本実施形態の光ピックアップ装置の特徴は、第1の偏光ホログラム素子108、第2の偏光ホログラム素子109、および第3の偏光ホログラム素子110とから構成される一体型の第4の偏光ホログラム素子418を備えていることにある。一体型の偏光ホログラム素子を用いることで、各偏光ホログラム素子を個別に設ける場合に比べ、偏光ホログラム素子の組み立て精度を向上させることができる。その結果、小型化され、組み立てが容易な光ピックアップ装置を実現することができる。
また、本実施形態の光ピックアップ装置では、第3の偏光ホログラム素子の代わりに、無偏光ホログラム素子を用いてもよい。これにより、第3の出射光120の波長に対応した光情報記録媒体が粗悪な光情報記録媒体である場合でも、安定に書き込み動作を行うことができる。
なお、本実施形態の光ピックアップ装置においても、上述の第1の実施形態の光ピックアップ装置における効果と同様な効果が得られる。
また、本実施形態の光ピックアップ装置では、上述の第1の実施形態の光ピックアップ装置における各偏光ホログラム素子を一体型の第4の偏光ホログラム素子418に変えた例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば上述の第2の実施形態の光ピックアップ装置および第3の実施形態の光ピックアップ装置に一体型の偏光ホログラム素子を用いてもよい。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成および該光ピックアップ装置の動作について図面を参照して説明する。本実施形態のピックアップ装置は、上述の第1の実施形態に係る光ピックアップ装置と異なる構成の光源/検出ユニットおよび偏光ホログラム素子を備えている。
図18は、本発明の第5の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成を示す断面図である。図18に示すように、本実施形態の光ピックアップ装置501は、3種の光情報記録媒体に対応するため、3つの半導体レーザ素子を備えている。
本実施形態の光ピックアップ装置501は、第1の半導体レーザ素子104と、ビームスプリッタ102と、4分の1波長板106と、コリメータレンズ103と、光源/検出ユニット107と、光源/検出ユニット107と、光源/検出ユニット上に設けられた回折格子一体型偏光ホログラム素子518とを備えている。
光源/検出ユニット107は、集積基板112と、第2の半導体レーザ素子113と、第3の半導体レーザ素子114と、第1の受光素子群115と、第2の受光素子群116と、第3の受光素子群117とを備えている。
また、回折格子一体型偏光ホログラム素子518は、ビームスプリッタ102側から順に設けられた第1の偏光ホログラム素子108、第2の偏光ホログラム素子109、および第3の偏光ホログラム素子110と、第2の回折格子111とから構成されている。ここで、第2の回折格子111は、ガラス板などからなる透明部材511の下面上に、第2の半導体レーザ素子113および第3の半導体レーザ素子114の上方に位置するように形成されている。なお、互いに接する偏光ホログラム素子同士、第3の偏光ホログラム素子110と透明部材511、および透明部材511と光源/検出ユニット107とは、それぞれ例えば接着剤などにより接着されている。
以上のような構成を有する本実施形態の光ピックアップ装置は、上述の第1の実施形態の光ピックアップ装置と同様な動作により、各光情報記録媒体に対して情報の記憶や再生を行うことができる。
本実施形態の光ピックアップ装置の特徴は、第2の回折格子と各偏光ホログラム素子から構成される回折格子一体型偏光ホログラム素子518を備えており、さらに回折格子一体型偏光ホログラム素子518と光源/検出ユニット107とが一体化されていることにある。これにより、各部材をそれぞれ個別に設ける場合に比べ、各偏光ホログラム素子、第2の回折格子、および光源/検出ユニットの組み立て精度を向上させることができる。その結果、小型化され、組み立てが容易な光ピックアップ装置を実現することができる。
なお、本実施形態の光ピックアップ装置では、回折格子一体型偏光ホログラム素子518に備えられた透明部材511の厚みが第1の実施形態の光ピックアップ装置に比べて大きくなっている。これにより、各偏光ホログラム素子と第2の回折格子111との間隔を十分に設けることができるため、各偏光ホログラム素子からの±1次回折光が第2の回折格子111を通過することなく各受光素子群へ集光することができ、光ピックアップ装置501は安定した信号を得ることが可能となる。
また、本実施形態の光ピックアップ装置では、第3の偏光ホログラム素子の代わりに、無偏光ホログラム素子を用いてもよい。これにより、第3の出射光120の波長に対応した光情報記録媒体が粗悪な光情報記録媒体である場合でも、安定に書き込み動作を行うことができる。
なお、本実施形態の光ピックアップ装置においても、上述の第1の実施形態の光ピックアップ装置における効果と同様な効果が得られる。
本発明は、例えばBlu−ray Disc、DVD、CDなどに対して情報の記録や再生を行なう光ピックアップ装置に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る光ピックアップ装置における第1の出射光の光路を示す断面図である。 第1の実施形態に係る光ピックアップ装置における第2の出射光の光路を示す断面図である。 第1の実施形態に係る光ピックアップ装置における第3の出射光の光路を示す断面図である。 第1の実施形態に係る光ピックアップ装置における第1の偏光ホログラム素子の構成を示す上面図である。 第1の実施形態に係る光ピックアップ装置における第2の偏光ホログラム素子の構成を示す上面図である。 第1の実施形態に係る光ピックアップ装置における第3の偏光ホログラム素子の構成を示す上面図である。 第1の実施形態に係る光ピックアップ装置における受光素子群の配置を示す上面図である。 第1の実施形態に係る光ピックアップ装置における第1の出射光の回折スポットを示す上面図である。 第1の実施形態に係る光ピックアップ装置における第2の出射光の回折スポットを示す上面図である。 第1の実施形態に係る光ピックアップ装置における第3の出射光の回折スポットを示す上面図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成を示す断面図である。 第2の実施形態に係る光ピックアップ装置における第1の出射光の光路を示す断面図である。 第2の実施形態に係る光ピックアップ装置における第2の出射光の光路を示す断面図である。 第2の実施形態に係る光ピックアップ装置における第3の出射光の光路を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成を示す断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成を示す断面図である。 従来の光ピックアップ装置の構成を示す上面図である。
符号の説明

1、3、5 光源/検出ユニット
2、4、6 コリメータレンズ
7、9 ビームスプリッタ
8 収差補正素子
10 偏向ミラー
11 対物レンズ
12 従来の光ピックアップ装置
101、201、301、401、501 光ピックアップ装置
102 ビームスプリッタ
103 コリメータレンズ
104 第1の半導体レーザ素子
105 第1の回折格子
106 4分の1波長板
107 光源/検出ユニット
108 第1の偏光ホログラム素子
109 第2の偏光ホログラム素子
110 第3の偏光ホログラム素子
111 第2の回折格子
112 集積基板
113 第2の半導体レーザ素子
114 第3の半導体レーザ素子
115 第1の受光素子群
115a、115b、115c、115d 第1の受光素子領域
116 第2の受光素子群
116a、116b、116c、116d 第2の受光素子領域
117 第3の受光素子群
117a、117b、117c、117d、117e 第3の受光素子領域
118 第1の出射光
119 第2の出射光
120 第3の出射光
121 第1の領域
121a、121b 第1の短冊状領域
122 第2の領域
122a、122b 第2の短冊状領域
123 第3の領域
123a、123b 第3の短冊状領域
124 第4の領域
124a、124b 第4の短冊状領域
125 第5の領域
125a、125b 第5の短冊状領域
126 第6の領域
126a、126b 第6の短冊状領域
127 第7の領域
127a、127b 第7の短冊状領域
128 第8の領域
128a、128b 第8の短冊状領域
129 第9の領域
129a、129b 第9の短冊状領域
130 第10の領域
130a、130b 第10の短冊状領域
131 第11の領域
131a、131b 第11の短冊状領域
132 第12の領域
132a、132b 第12の短冊状領域
L1 第2の半導体レーザ素子の発光点
L2 第3の半導体レーザ素子の発光点
L101a、L101b、L101c、L101d、L101e、L101f、 L102a、L102b、L102c、L102d、L102e、L102f、 L103a、L103b、L103c、L103d、L103e、L103f、 L104a、L104b、L104c、L104d、L104e、L104f 第1の出射光における回折スポット
L201a、L201b、L201c、L201d、L201e、L201f、 L202a、L202b、L202c、L202d、L202e、L202f、 L203a、L203b、L203c、L203d、L203e、L203f、 L204a、L204b、L204c、L204d、L204e、L204f
第2の出射光における回折スポット
L301a、L301b、L301c、L301d、L301e、L301f、 L302a、L302b、L302c、L302d、L302e、L302f、 L303a、L303b、L303c、L303d、L303e、L303f、 L304a、L304b、L304c、L304d、L304e、L304f
第3の出射光における回折スポット
313 第4の半導体レーザ素子
418 第4の偏光ホログラム素子
511 透明部材
518 第5の偏光ホログラム素子

Claims (18)

  1. 第1の光ビームを出射する第1の半導体レーザ素子と、
    第2の光ビームを出射する第2の半導体レーザ素子と、
    第3の光ビームを出射する第3の半導体レーザ素子と、
    前記第1の光ビーム、前記第2の光ビーム、および前記第3の光ビームを平行化させるコリメータレンズと、
    前記第1の光ビーム、前記第2の光ビーム、および前記第3の光ビームを反射もしくは透過させ、前記コリメータレンズへ集光させるビームスプリッタと、
    光情報記録媒体の記録面で反射され、且つ前記ビームスプリッタを通過した前記第1の光ビームを±1次回折光に回折させる第1のホログラム素子と、
    前記光記録情報媒体の記録面で反射され、且つ前記ビームスプリッタを通過した前記第2の光ビームを±1次回折光に回折させる第2のホログラム素子と、
    前記光情報記録媒体の記録面で反射され、且つ前記ビームスプリッタを通過した前記第3の光ビームを±1次回折光に回折させる第3のホログラム素子と、
    前記第1のホログラム素子、前記第2のホログラム素子、および第3のホログラム素子により回折された前記±1次回折光を受光する複数の受光素子群とを備え、
    前記第2の半導体レーザ素子、前記第3の半導体レーザ素子、および前記複数の受光素子群は同一の光源検出ユニット内に設けられていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記第1の半導体レーザ素子から前記ビームスプリッタへ至る前記第1の光ビームの光路上に設けられ、前記第1の光ビームをメインビームとサブビームとに回折させる第1の回折格子をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記第2の半導体レーザ素子から前記ビームスプリッタへ至る前記第2の光ビームおよび前記第3の半導体レーザ素子から前記ビームスプリッタへ至る前記第3の光ビームの光路上に設けられ、前記第2の光ビームおよび前記第3の光ビームをメインビームとサブビームとに回折させる第2の回折格子をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記第2の回折格子が、前記光源検出ユニット上に、前記第2の半導体レーザ素子および前記第3の半導体レーザ素子の上方に位置するように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記第1のホログラム素子、前記第2のホログラム素子、および前記第3のホログラム素子が、前記ビームスプリッタと前記第2の回折格子との間に設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の光ピックアップ装置。
  6. 前記第1のホログラム素子と前記第2のホログラム素子と前記第3のホログラム素子とが一体化されて形成されていることを特徴とする請求項5に記載の光ピックアップ装置。
  7. 前記第1のホログラム素子と前記第2のホログラム素子と前記第3のホログラム素子と前記第2の回折格子とが、前記光源検出ユニットと一体化されて形成されていることを特徴とする請求項6に記載の光ピックアップ装置。
  8. 前記第1の光ビームの波長をAとし、前記第2の光ビームの波長をBとし、前記第3の光ビームの波長をCとすると、A<B<Cであることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに記載の光ピックアップ装置。
  9. 前記第1の光ビームが405nm帯の光ビームであり、前記第2の光ビームが650nm帯の光ビームであり、前記第3の光ビームが780nm帯の光ビームであることを特徴とする請求項8に記載の光ピックアップ装置。
  10. 前記第1の光ビームの主光線と前記第2の光ビームの主光線が、前記コリメータレンズ上において前記コリメータレンズの光軸とそれぞれ略一致していることを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1つに記載の光ピックアップ装置。
  11. 前記第2の半導体レーザ素子と前記第3の半導体レーザ素子とが、モノリシック2波長半導体レーザ素子として一体化されて形成されていることを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1つに記載の光ピックアップ装置。
  12. 前記第1のホログラム素子は前記第2の光ビームおよび前記第3の光ビームを透過させ、前記第2のホログラム素子は前記第1の光ビームおよび前記第3の光ビームを透過させ、前記第3のホログラム素子は前記第1の光ビームおよび前記第2の光ビームを透過させることを特徴とする請求項1〜11のうちいずれか1つに記載の光ピックアップ装置。
  13. 前記第1のホログラム素子と前記第2のホログラム素子と前記第3のホログラム素子とは、共に偏光ホログラム素子であることを特徴とする請求項1〜12のうちいずれか1つに記載の光ピックアップ装置。
  14. 前記第1のホログラム素子と前記第2のホログラム素子とは、共に偏光ホログラム素子であり、前記第3のホログラム素子は、無偏光ホログラム素子であることを特徴とする請求項1〜12のうちいずれか1つに記載の光ピックアップ装置。
  15. 前記ビームスプリッタと前記コリメータレンズとの間に、4分の1波長板をさらに備えていること特徴とする請求項1〜14のうちいずれか1つに記載の光ピックアップ装置。
  16. 前記コリメータレンズにより平行化された前記第1の半導体レーザ素子、前記第2の半導体レーザ素子、および前記第3の半導体レーザ素子を前記光情報記録媒体に集光させる対物レンズと、前記コリメータレンズと前記対物レンズとの間における前記第1のレーザ光、前記第2のレーザ光、および前記第3のレーザ光の光路上に配置された4分の1波長板とをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜14のうちいずれか1つに記載の光ピックアップ装置。
  17. 前記第1の光ビームの主光線が前記コリメータレンズの光軸と略一致することを特徴とする請求項1〜16のうちいずれか1つに記載の光ピックアップ装置。
  18. 前記複数の受光素子群が出力する電気信号を検出し、この検出結果に基づいて、フォーカス誤差信号またはトラッキング誤差信号を生成する演算部をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜17のうちいずれか1つに記載の光ピックアップ装置。
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