JP2008003457A - 電子写真感光体、及びそれを用いた画像形成方法 - Google Patents
電子写真感光体、及びそれを用いた画像形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008003457A JP2008003457A JP2006174957A JP2006174957A JP2008003457A JP 2008003457 A JP2008003457 A JP 2008003457A JP 2006174957 A JP2006174957 A JP 2006174957A JP 2006174957 A JP2006174957 A JP 2006174957A JP 2008003457 A JP2008003457 A JP 2008003457A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- resin
- filler
- photoreceptor
- charge transport
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】導電性支持体上に、ポリカーボネート樹脂又はポリアリレート樹脂に極性基を有するモノマーをグラフト重合することにより得られるグラフト共重合体及びフィラーを含有する感光層を有する感光体。該フィラーとしてはフラーレン、カーボンブラック、ダイヤモンド微粒子、非晶質カーボン微粒子、カーボンナノチューブ等の炭素微粒子を用いることが好ましい。
【選択図】図2
Description
このような電子写真方法において感光体に要求される基本的な特性としては
(1)暗所で適当な電位に帯電できること、
(2)暗所において電荷の散逸が少ないこと、
(3)光照射によって速やかに電荷を散逸できること、
などが挙げられる。
近年、電子写真プロセスの高速化、小型化が進むなか、感光体に対して上記特性以外に長期繰返し使用に際しても高画質を保つことの出来る信頼性及び高耐久性が強く要求される様になっている。
フィラーを含有する感光体において、高耐久化、高画質化、高安定化のためには、フィラーの分散状態が非常に重要である。
これらの問題は、フィラーの凝集を低減した分散性の高い塗工液を調製することにより解消される。さらに、塗工液は、フィラーの分散安定性を高くすることが重要である。フィラーの分散安定性が低い塗工液は、長期間の保存に問題があるだけではなく、製膜途中においても、フィラーが沈降し、安定した感光体の作製が不可能となる。
これらの分散剤は、極性を有するフィラーの表面を修飾し、塗工液中における溶媒や樹脂に対する分散性が向上し、分散性及び分散安定性が向上する。そして、これらの分散剤を含有する塗工液を用いて作製された感光体は、膜中でフィラーが均一に分散され、耐摩耗性及び画像特性が向上する。
また特許文献9には、フラーレン類を含有する電子写真感光体が開示されているが、有機溶剤に溶解させて使用するためその含有量が制限されフラーレン類の特性を十分引き出していない。
また特許文献10には、フラーレン類を含有するオーバーコート層をもつ電子写真像形成部材が開示されているが、フラーレンの分散が十分ではないためその含有量および膜厚が制限されフラーレン類の特性を十分引き出しているとはいえない。
すなわち、本発明は以下に記載するとおりの感光体、画像形成装置、プロセスカートリッジ及び画像形成方法である。
(2)前記感光層は、電荷発生層及び電荷輸送層が積層されており、該電荷輸送層は、前記グラフト共重合体及びフィラーを含有することを特徴とする上記(1)に記載の電子写真感光体。
(3)導電性支持体上に少なくとも感光層及び表面保護層が積層されている感光体において、該表面保護層は、ポリカーボネート樹脂又はポリアリレート樹脂に極性基を有するモノマーをグラフト重合することにより得られるグラフト共重合体及びフィラーを含有することを特徴とする電子写真感光体。
(4)前記感光層は、電荷発生層及び電荷輸送層が積層されていることを特徴とする上記(3)に記載の電子写真感光体。
(5)前記表面保護層は、電荷輸送物質をさらに含有することを特徴とする上記(3)又は(4)に記載の電子写真感光体。
(6)前記フィラーは、炭素微粒子であることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の電子写真感光体。
(7)前記炭素微粒子は、フラーレンであることを特徴とする請求項6に記載の感光体。
(8)上記(1)〜(7)のいずれかに記載の電子写真感光体を少なくとも有することを特徴とする画像形成装置。
(9)上記(1)〜(7)のいずれかに記載の電子写真感光体を少なくとも有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
(10)上記(1)〜(7)のいずれかに記載の電子写真感光体を用いて画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
このような感光体を用いることにより、機械的耐久性、電気特性、画像特性の全てが良好な画像形成装置を提供することができる。
次に本発明の感光体におけるポリカーボネート樹脂またはポリアリレート樹脂にグラフト重合を行ったグラフト共重合体について説明する。
本発明者らはこの点に注目し、優れた樹脂即ち、ポリカーボネート樹脂またはポリアリレート樹脂およびこれらの構造を有する共重合体に、グラフト重合を行うことによりフィラー分散性を持たせ、フィラーと樹脂との親和性を高くすることにより、機械的強度が向上することを見出し本発明にいたった。
これらの点から、ポリカーボネート樹脂またはポリアリレート樹脂およびこれらの構造を有する共重合体の原料構成単位に、下記一般式のアルキル基を有するビフェノール化合物またはビスフェノール化合物が含まれることが好ましい。
HO−X−OH
〔式中、Xは下記式で表される2価基を示す。〕
R101、R102、R103、R104の説明中、
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
炭素数1〜6の無置換もしくは置換のアルキル基としては、直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基が挙げられ、これらのアルキル基は、フッ素原子、シアノ基、フェニル基もしくはハロゲン原子又は炭素数1 〜6の直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル基で置換されたフェニル基を含有していてもよい。
具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル基、s−ブチル基、n−ブチル基、i−ブチル基、トリフルオロメチル基、2−シアノエチル基、ベンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベンジル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等を挙げることができる。
無置換もしくは置換のアリール基としてはフェニル基、ナフチル基を挙げることができ、前記と同様なハロゲン原子、炭素数1〜6の無置換もしくは置換のアルキル基を置換基として有してもよい。
炭素数2〜4の直鎖状のアルキレン基としては、エチレン、プロピレン、ブチレンを表す。
R105〜R111の説明中、
ハロゲン原子、炭素数1〜6の無置換もしくは置換のアルキル基、無置換もしくは置換のアリール基は、R101、R102、R103、R104の説明と同様である。
炭素数1〜6の置換もしくは無置換のアルコキシ基とは、上記した炭素数1〜6の置換もしくは無置換のアルキル基を有するアルコキシ基を表し、その具体例としてはメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、s−ブトキシ基、t−ブトキシ基、2−ヒドロキシエトキシ基、2−シアノエトキシ基、ベンジルオキシ基、4−メチルベンジルオキシ基、トリフルオロメトキシ基等が挙げられる。
また、R106、R107が結合して形成する炭素数5〜12の炭素環としては、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン、シクロデカン、シクロオクタデカン等を表す。
(ビニルピリジングラフトビスフェノールZ型ポリカーボネートの合成)
ビスフェノールZ型ポリカーボネート(帝人社製TS2050、3.0g)、4−ビニルピリジン(0.3g)、乾燥BPO(ベンゾイルパーオキサイド:0.1g)を脱水トルエン(40ml)に溶解し、アルゴンガス雰囲気下にて100℃で5時間加熱撹拌を行った。室温下で放置後、ジクロロメタンで希釈し、メタノールにより再沈殿させてグラフトポリカーボネートを得た。その後、ジクロロメタンに溶解し、水を加え、有機層を水洗した後、再度メタノールにより再沈殿させ単離乾燥し、極薄黄白色のグラフトポリカーボネート(2.97g)を得た。
GPCによる重量平均分子量は146300であった。また、H−NMR分析によりグラフト量を測定したところ、688ユニットのビスフェノールZカーボネートに対して、1ユニットのビニルピリジンがグラフトしていた。グラフト量はビニルピリジン環のプロトン4個分の積分値とベンゼン環のプロトン8個分の積分値から計算した。
なお、原料のビスフェノールZ型ポリカーボネートのGPCによる重量平均分子量は147000であった。
(アクリル酸グラフトビスフェノールZ型ポリカーボネートの合成)
ビスフェノールZ型ポリカーボネート(帝人社製TS2050、3.0g)、アクリル酸(0.3g)、乾燥BPO(ベンゾイルパーオキサイド:0.1g)を脱水トルエン(40ml)に溶解し、アルゴンガス雰囲気下にて100℃で5時間加熱撹拌を行った。室温下で放置後、ジクロロメタンで希釈し、メタノールにより再沈殿させてグラフトポリカーボネートを得た。その後、ジクロロメタンに溶解し、水を加え、有機層を水洗した後、再度メタノールにより再沈殿させ単離乾燥し、白色のグラフトポリカーボネート(2.95g)を得た。
GPCによる重量平均分子量146700であり、原料のビスフェノールZ型ポリカーボネートのGPCによる重量平均分子量は147000であった。
(ビスフェノールZ型ポリアリレートの合成)
1,1’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン(2.68g、10mmol)を反応容器に入れ、4−ターシャル−ブチルフェノール(15.0mg、0.1mmol)と水酸化ナトリウム(1.52g、38mmol)を水(50ml)に溶解した後、相間移動触媒であるBTEAC(ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド:13.6mg、0.06mmol)を添加し溶解させた(水相)。別にテラフタル酸クロライドとイソフタル酸クロライドの1:1の混合物(2.03g、10.02mmol)をジクロロメタン(40ml)に溶解させた(有機相)。反応容器を20℃に保ち、水相を650rpmで撹拌させながら有機相を添加した。この状態で5時間反応を行った後撹拌を停止し、水相と有機相を分離させた。有機相を酢酸水溶液にて中和し、さらに有機相を3回水洗した。その後メタノールにより再沈殿させ単離乾燥し、白色のポリアリレート樹脂(3.81g)を得た。重合収率は95.4%であった。また、GPCによる重量平均分子量は153500であった。
(ビニルピリジングラフトビスフェノールZ型ポリアリレートの合成)
ビスフェノールZ型ポリアリレート(3.0g)、4−ビニルピリジン(0.3g)、乾燥BPO(ベンゾイルパーオキサイド:0.1g)を脱水トルエン(40ml)に溶解し、アルゴンガス雰囲気下にて100℃で5時間加熱撹拌を行った。室温下で放置後、ジクロロメタンで希釈し、メタノールにより再沈殿させてグラフトポリカーボネートを得た。その後、ジクロロメタンに溶解し、水を加え、有機層を水洗した後、再度メタノールにより再沈殿させ単離乾燥し、極薄黄白色グラフトポリアリレート(2.96g)を得た。
GPCによる重量平均分子量は153200であった。また、H−NMR分析によりグラフト量を測定したところ、635ユニットのビスフェノールZアリレートに対して、1ユニットのビニルピリジンがグラフトしていた。グラフト量はビニルピリジン環のプロトン4個分の積分値とベンゼン環のプロトン12個分の積分値から計算した。
なお、原料のビスフェノールZ型ポリアリレートのGPCによる重量平均分子量は153500であった。
(アクリル酸グラフトビスフェノールZ型ポリアリレートの合成)
ビスフェノールZ型ポリアリレート(3.0g)、アクリル酸(0.3g)、乾燥BPO(ベンゾイルパーオキサイド:0.1g)を脱水トルエン(40ml)に溶解し、アルゴンガス雰囲気下にて100℃で5時間加熱撹拌を行った。室温下で放置後、ジクロロメタンで希釈し、メタノールにより再沈殿させてグラフトポリカーボネートを得た。その後、ジクロロメタンに溶解し、水を加え、有機層を水洗した後、再度メタノールにより再沈殿させ単離乾燥し、白色のグラフトポリアリレート(2.93g)を得た。
GPCによる重量平均分子量は153100であり、原料のビスフェノールZ型ポリアリレートのGPCによる重量平均分子量は153500であった。
(ビスフェノールE型ポリカーボネートの合成)
4,4’−エチリジンビスフェノール(4.28g、20mmol)を反応容器に入れ、4−ターシャル−ブチルフェノール(30.0mg、0.2mmol)と水酸化ナトリウム(6.00g、150mmol)とハイドロサルファイト(9.0mg、0.5mmol)を水(120ml)のアルカリ水溶液で室温にて溶解させた。次いでトリホスゲン(3.56g、12mmol)をジクロロメタン(10ml)に溶解させたトリホスゲン溶液を15℃で添加し、そのまま15分間撹拌した。その後、触媒としてトリエチルアミン(20.2mg、0.2mmol)を添加し、室温で90分間反応させた。その後、ジクロロメタンで希釈し、有機相を分離した。この有機相を一度水洗した後、2%塩酸水溶液で洗浄し、さらに、3回水洗した。その後メタノールにより再沈殿させてポリカーボネート樹脂(4.16g)を得た。重合収率は97.5%であった。また、GPCによる重量平均分子量は151500であった。
(ビニルピリジングラフトビスフェノールE型ポリカーボネートの合成)
ビスフェノールE型ポリカーボネート(3.0g)、4−ビニルピリジン(0.3g)、乾燥BPO(ベンゾイルパーオキサイド:0.1g)を脱水トルエン(40ml)に溶解し、アルゴンガス雰囲気下にて100℃で5時間加熱撹拌を行った。室温下で放置後、ジクロロメタンで希釈し、メタノールにより再沈殿させてグラフトポリカーボネートを得た。その後、ジクロロメタンに溶解し、水を加え、有機層を水洗した後、再度メタノールにより再沈殿させ単離乾燥し、極薄黄白色グラフトポリカーボネート(2.95g)を得た。
GPCによる重量平均分子量は150500であった。また、H−NMR分析によりグラフト量を測定したところ、630ユニットのビスフェノールE型カーボネートに対して、1ユニットのビニルピリジンがグラフトしていた。グラフト量はビニルピリジン環のプロトン4個分の積分値とベンゼン環のプロトン8個分の積分値から計算した。
なお、原料のビスフェノールE型ポリカーボネートのGPCによる重量平均分子量は151500であった。
(テトラブロモビスフェノールA型/ビスフェノールZ型共重合ポリカーボネートの合成)
テトラブロモビスフェノールA(5.43g、10mmol)と1,1’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン(2.68g,10mmol)を反応容器に入れ、4−ターシャル−ブチルフェノール(30.0mg、0.2mmol)と水酸化ナトリウム(6.00g、150mmol)とハイドロサルファイト(9.0mg、0.5mmol)を水(120ml)のアルカリ水溶液で室温にて溶解させた。次いでトリホスゲン(3.56g、12mmol)をジクロロメタン(10ml)に溶解させたトリホスゲン溶液を15℃で添加し、そのまま15分間撹拌した。その後、触媒としてトリエチルアミン(20.2mg、0.2mmol)を添加し、室温で90分間反応させた。その後、ジクロロメタンで希釈し、有機相を分離した。この有機相を一度水洗した後、2%塩酸水溶液で洗浄し、さらに、3回水洗した。その後メタノールにより再沈殿させてポリカーボネート共重合樹脂(7.86g)を得た。重合収率は97.0%であった。また、GPCによる重量平均分子量は161000であった。
(アクリル酸グラフトテトラブロモビスフェノールA型/ビスフェノールZ型共重合ポリカーボネートの合成)
テトラブロモビスフェノールA型/ビスフェノールZ型共重合ポリカーボネート(3.0g)、アクリル酸(0.3g)、乾燥BPO(ベンゾイルパーオキサイド:0.1g)を脱水トルエン(40ml)に溶解し、アルゴンガス雰囲気下にて100℃で5時間加熱撹拌を行った。室温下で放置後、ジクロロメタンで希釈し、メタノールにより再沈殿させてグラフト共重合ポリカーボネートを得た。その後、ジクロロメタンに溶解し、水を加え、有機層を水洗した後、再度メタノールにより再沈殿させ単離乾燥し、白色のグラフト共重合ポリカーボネート(2.94g)を得た。
GPCによる重量平均分子量は159500であり、原料のテトラブロモビスフェノールA型/ビスフェノールZ型共重合ポリカーボネートのGPCによる重量平均分子量は161000であった。
GPC測定は、東ソー(株)製HLC−8120型を使用し、プレカラムは東ソー(株)製TSKgrandcolumSuperH−H 、カラムは東ソー(株)製TSKgelSuperH5000、同H4000、同H3000、同H1000を連結して用いた。温度は40℃、キャリアはテトラヒドロフラン、流速は0.6ml/minとした。平均分子量は標準ポリスチレンから算出した。
炭素微粒子は、耐摩耗性の向上あるいは電気的特性の向上の目的で感光層又は表面保護層に添加される。具体的には、カーボンブラック、ダイヤモンド微粒子、非晶質カーボン微粒子、カーボンナノチューブ、フラーレン等が挙げられる。
これらの中でも機械的および電気的耐久性の向上の点から、フラーレンが好ましく、C60フラーレン,C70フラーレン, C76フラーレン, C78フラーレン, C84フラーレン,水素化フラーレン、フッ素化フラーレン、金属含有フラーレンが特に好ましい。これらフィラーは、単独又は2種類以上混合して用いられる。
炭素微粒子の平均一次粒径は、感光層又は表面保護層の光透過率や耐摩耗性の点から、0.5μm以下であることが好ましい。炭素微粒子の平均一次粒径が、0.5μmを超える場合は、分散液中において炭素微粒子の沈降が促進されたり、トナーのフィルミングが発生したりすることがある。
さらに、適当な円筒基体上にポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、塩化ゴム、テフロン(登録商標)などの素材に前記導電性粉体を含有させた熱収縮チューブによって導電性層を設けてなるものも、本発明の導電性支持体として良好に用いることができる。
電荷発生層は、電荷発生物質を主成分とする層である。
電荷発生層には、公知の電荷発生物質を用いることが可能であり、その代表として、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、トリスアゾ顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、キナクリドン系顔料、キノン系縮合多環化合物、スクアリック酸系染料、他のフタロシアニン系顔料、ナフタロシアニン系顔料、アズレニウム塩系染料等が挙げられ用いられる。これら電荷発生物質は単独でも、2種以上混合してもかまわない。本発明では、特に、アゾ顔料および/またはフタロシアニン顔料が有効に用いられる。特に下記構造式(1)で表されるアゾ顔料、およびチタニルフタロシアニン(特にCuKαの特性X線(波長1.514Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2゜)として、少なくとも27.2゜に最大回折ピークを有するチタニルフタロシアニン)が有効に使用できる。
必要に応じて電荷発生層に用いられる結着樹脂としては、ポリアミド、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリケトン、ポリカーボネート、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルケトン、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリアクリルアミド、ポリビニルベンザール、ポリエステル、フェノキシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリフェニレンオキシド、ポリアミド、ポリビニルピリジン、セルロース系樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。結着樹脂の量は、電荷発生物質100重量部に対し0〜500重量部、好ましくは10〜300重量部が適当である。
電荷発生層の膜厚は、0.01〜5μm程度が適当であり、好ましくは0.1〜2μmである。
電荷輸送物質には、正孔輸送物質と電子輸送物質とがある。電荷輸送物質としては、例えばクロルアニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−トリニトロ−4H−インデノ〔1,2−b〕チオフェン−4−オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェン−5,5−ジオキサイド、ベンゾキノン誘導体等の電子受容性物質が挙げられる。
これらのポリカーボネート樹脂またはポリアリレート樹脂にグラフト重合を行ったグラフト共重合体は、単独でもしくは他のポリカーボネート、ポリアリレートと混合して使用してもかまわない。
電荷輸送層が最表層とならない場合の結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアリレート、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、酢酸セルロース樹脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂等の熱可塑性または熱硬化性樹脂が挙げられる。
ここで用いられる溶剤としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエン、ジクロロメタン、モノクロロベンゼン、ジクロロエタン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、アセトンなどが用いられる。
上述した電荷発生物質を結着樹脂中に分散した感光体が使用できる。単層感光層は、電荷発生物質および電荷輸送物質および結着樹脂を適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを塗布、乾燥することによって形成できる。さらに、この感光層には上述した電荷輸送材料を添加した機能分離タイプとしても良く、良好に使用できる。また、必要により、可塑剤やレベリング剤、酸化防止剤等を添加することもできる。
これらのポリカーボネート樹脂またはポリアリレート樹脂にグラフト重合を行ったグラフト共重合体は、単独でもしくは他のポリカーボネート、ポリアリレートと混合して使用してもかまわない。
表面保護層は、少なくともポリカーボネート樹脂またはポリアリレート樹脂にグラフト重合を行ったグラフト共重合体及びフィラーを含有する。また他のポリカーボネート、ポリアリレート樹脂を混合してもかまわない。
これらのポリカーボネート樹脂またはポリアリレート樹脂にグラフト重合を行ったグラフト共重合体は、単独でもしくは他のポリカーボネート、ポリアリレートと混合して使用してもかまわない。
このうち一般的な表面保護層の製膜方法としては、微小開口部を有するノズルより塗料を吐出し、霧化することにより生成した微小液滴を感光層上に付着させて塗膜を形成するスプレー塗工方法が用いられる。
表面保護層の形成方法は、スプレー塗工方法に限定されるものではなく、本発明の膜状態を達成できる塗工方法であればよい。
また、表面保護層には電荷輸送物質としての機能とバインダー樹脂の機能を持った高分子電荷輸送物質も良好に使用される。
各層に添加できる酸化防止剤として、例えば下記のものが挙げられるがこれらに限定されるものではない。
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾ−ル、ブチル化ヒドロキシアニソ−ル、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノ−ル、n−オクタデシル−3−(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノ−ル)、2,2’−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノ−ル)、4,4’−チオビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノ−ル)、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノ−ル)、1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス−[メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]メタン、ビス[3,3’−ビス(4’−ヒドロキシ−3’−t−ブチルフェニル)ブチリックアッシド]クリコ−ルエステル、トコフェロ−ル類など。
N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジ−t−ブチル−p−フェニレンジアミンなど。
(c)ハイドロキノン類
2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン、2,6−ジドデシルハイドロキノン、2−ドデシルハイドロキノン、2−ドデシル−5−クロロハイドロキノン、2−t−オクチル−5−メチルハイドロキノン、2−(2−オクタデセニル)−5−メチルハイドロキノンなど。
(d)有機硫黄化合物類
ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネ−ト、ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネ−ト、ジテトラデシル−3,3’−チオジプロピオネ−トなど。
(e)有機燐化合物類
トリフェニルホスフィン、トリ(ノニルフェニル)ホスフィン、トリ(ジノニルフェニル)ホスフィン、トリクレジルホスフィン、トリ(2,4−ジブチルフェノキシ)ホスフィンなど。
(a)リン酸エステル系可塑剤
リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、リン酸オクチルジフェニル、リン酸トリクロルエチル、リン酸クレジルジフェニル、リン酸トリブチル、リン酸トリ−2−エチルヘキシル、リン酸トリフェニルなど。
(b)フタル酸エステル系可塑剤
フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジイソブチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ジイソオクチル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジノニル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジウンデシル、フタル酸ジトリデシル、フタル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ブチルラウリル、フタル酸メチルオレイル、フタル酸オクチルデシル、フマル酸ジブチル、フマル酸ジオクチルなど。
(c)芳香族カルボン酸エステル系可塑剤
トリメリット酸トリオクチル、トリメリット酸トリ−n−オクチル、オキシ安息香酸オクチルなど。
アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸ジ−n−オクチル、アジピン酸−n−オクチル−n−デシル、アジピン酸ジイソデシル、アジピン酸ジカプリル、アゼライン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジメチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジ−n−オクチル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジ−2−エトキシエチル、コハク酸ジオクチル、コハク酸ジイソデシル、テトラヒドロフタル酸ジオクチル、テトラヒドロフタル酸ジ−n−オクチルなど。
(e)脂肪酸エステル誘導体
オレイン酸ブチル、グリセリンモノオレイン酸エステル、アセチルリシノール酸メチル、ペンタエリスリトールエステル、ジペンタエリスリトールヘキサエステル、トリアセチン、トリブチリンなど。
(f)オキシ酸エステル系可塑剤
アセチルリシノール酸メチル、アセチルリシノール酸ブチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、アセチルクエン酸トリブチルなど。
エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシステアリン酸ブチル、エポキシステアリン酸デシル、エポキシステアリン酸オクチル、エポキシステアリン酸ベンジル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジデシルなど。
(h)二価アルコールエステル系可塑剤
ジエチレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリコールジ−2−エチルブチラートなど。
(i)含塩素可塑剤
塩素化パラフィン、塩素化ジフェニル、塩素化脂肪酸メチル、メトキシ塩素化脂肪酸メチルなど。
(j)ポリエステル系可塑剤
ポリプロピレンアジペート、ポリプロピレンセバケート、ポリエステル、アセチル化ポリエステルなど。
(k)スルホン酸誘導体
p−トルエンスルホンアミド、o−トルエンスルホンアミド、p−トルエンスルホンエチルアミド、o−トルエンスルホンエチルアミド、トルエンスルホン−N−エチルアミド、p−トルエンスルホン−N−シクロヘキシルアミドなど。
(l)クエン酸誘導体
クエン酸トリエチル、アセチルクエン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリ−2−エチルヘキシル、アセチルクエン酸−n−オクチルデシルなど。
(m)その他
ターフェニル、部分水添ターフェニル、ショウノウ、2−ニトロジフェニル、ジノニルナフタリン、アビエチン酸メチルなど。
(a)炭化水素系化合物
流動パラフィン、パラフィンワックス、マイクロワックス、低重合ポリエチレンなど。
(b)脂肪酸系化合物
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルチミン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸など。
(c)脂肪酸アミド系化合物
ステアリルアミド、パルミチルアミド、オレインアミド、メチレンビスステアロアミド、エチレンビスステアロアミドなど。
(d)エステル系化合物
脂肪酸の低級アルコールエステル、脂肪酸の多価アルコールエステル、脂肪酸ポリグリコールエステルなど。
(e)アルコール系化合物
セチルアルコール、ステアリルアルコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリグリセロールなど。
(f)金属石けん
ステアリン酸鉛、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウムなど。
(g)天然ワックス
カルナバロウ、カンデリラロウ、蜜ロウ、鯨ロウ、イボタロウ、モンタンロウなど。
(h)その他
シリコーン化合物、フッ素化合物など。
(a)ベンゾフェノン系
2−ヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ4−メトキシベンゾフェノンなど。
(b)サルシレート系
フェニルサルシレート、2,4ジ−t−ブチルフェニル3,5−ジ−t−ブチル4ヒドロキシベンゾエートなど。
(c)ベンゾトリアゾール系
(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、(2’−ヒドロキシ5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、(2’−ヒドロキシ5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、(2’−ヒドロキシ3’−ターシャリブチル5’−メチルフェニル)5−クロロベンゾトリアゾールなど。
(d)シアノアクリレート系
エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、メチル2−カルボメトキシ3(パラメトキシ)アクリレートなど。
(e)クエンチャー(金属錯塩系)
ニッケル(2,2’チオビス(4−t−オクチル)フェノレート)ノルマルブチルアミン、ニッケルジブチルジチオカルバメート、ニッケルジブチルジチオカルバメート、コバルトジシクロヘキシルジチオホスフェートなど。
(f)HALS(ヒンダードアミン)
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、1−[2−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕エチル]−4−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕−2,2,6,6−テトラメチルピリジン、8−ベンジル−7,7,9,9−テトラメチル−3−オクチル−1,3,8−トリアザスピロ〔4,5〕ウンデカン−2,4−ジオン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンなど。
図6は、本発明の電子写真装置を説明するための概略図であり、下記するような変形例も本発明の範疇に属するものである。
図6において、感光体1は、導電性支持体上に、少なくとも感光層と表面保護層が設けた構造を有する。感光体1はドラム状の形状を示しているが、シート状、エンドレスベルト状のものであっても良い。帯電部材(ローラ)8、転写前チャージャー12、クリーニング前チャージャー17には、コロトロン、スコロトロン、固体帯電器(ソリッド・ステート・チャージャー)、帯電ローラを始めとする公知の手段が用いられる。帯電部材8は、感光体に対し接触もしくは近接配置したものが良好に用いられる。また、帯電用部材により感光体に帯電を施す際、帯電部材の直流成分に対して交流成分を重畳した電界により感光体に帯電を与えることにより、帯電ムラを低減することが可能で効果的である。
また、画像露光部10、除電ランプ7等の光源には、蛍光灯、タングステンランプ、ハロゲンランプ、水銀灯、ナトリウム灯、発光ダイオード(LED)、半導体レーザー(LD)、エレクトロルミネッセンス(EL)などの発光物全般を用いることができる。好ましく発光ダイオード、半導体レーザーが用いられる。そして、所望の波長域の光のみを照射するために、シャープカットフィルター、バンドパスフィルター、近赤外カットフィルター、ダイクロイックフィルター干渉フィルター、色温度変換フィルターなどの各種フィルターを用いることもできる。
かかる光源等は、図6に示される工程の他に光照射を併用した転写工程、除電工程、クリーニング工程、あるいは前露光などの工程を設けることにより、感光体に光が照射される。
電子写真感光体に正(負)帯電を施し、画像露光を行なうと、感光体表面上には正(負)の静電潜像が形成される。
これを負(正)極性のトナー(検電微粒子)で現像すれば、ポジ画像が得られるし、また正(負)極性のトナーで現像すれば、ネガ画像が得られる。
かかる現像手段には、公知の方法が適用されるし、また、除電手段にも公知の方法が用いられる。
一方、光照射工程は、像露光、クリーニング前露光、除電露光が図示されているが、他に転写前露光、像露光のプレ露光、およびその他公知の光照射工程を設けて、感光体に光照射を行なうこともできる。
(下引き層製膜)
アルミニウム製支持体(外径30mmΦ)に、乾燥後の膜厚が3.5μmになるように浸漬法で塗工し、下引き層を形成した。
(1)下引き層用塗工液
アルキッド樹脂(ベッコゾール1307−60−EL:大日本インキ化学工業)
メラミン樹脂(スーパーベッカミンG−821−60:大日本インキ化学工業)
酸化チタン(CR−EL:石原産業)
メチルエチルケトン
(2)混合比(重量)
アルキッド樹脂/メラミン樹脂/酸化チタン/メチルエチルケトン=3/2/20/100
この下引き層上に、乾燥後の膜厚が25μmになるように浸漬法で塗工し、感光層を作製した。
(1)感光層塗工液
合成例1の方法で作製したビニルピリジングラフトビスフェノールZ型ポリカーボネート(以下、VP-Pcという。)
下記構造の正孔輸送物質
下記構造の電子輸送物質
オキソチタニウムフタロシアニン
(特にCuKαの特性X線(波長1.514Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2゜)として、少なくとも27.2゜に最大回折ピークを有するオキソチタニウムフタロシアニン)
ダイヤモンド微粒子(ナノダイヤモンド、平均粒径4〜8nm:北京国瑞昇科技有限公司製)
テトラヒドロフラン
シクロヘキサノン
(2)混合比(重量)
VP-Pc/正孔輸送物質/電子輸送物質/フタロシアニン/ダイヤモンド微粒子/テトラヒドロフラン/シクロヘキサノン=10/6/4/0.4/4/100/4
(下引き層製膜)
アルミニウム製支持体(外径30mmΦ)に、乾燥後の膜厚が3.5μmになるように浸漬法で塗工し、下引き層を形成した。
(1)下引き層用塗工液
アルキッド樹脂(ベッコゾール1307−60−EL:大日本インキ化学工業)
メラミン樹脂(スーパーベッカミンG−821−60:大日本インキ化学工業)
酸化チタン(CR−EL:石原産業)
メチルエチルケトン
(2)混合比(重量)
アルキッド樹脂/メラミン樹脂/酸化チタン/メチルエチルケトン=3/2/20/100
この下引き層上に、下記構造のアゾ顔料を含む電荷発生層塗工液に浸漬塗工し、加熱乾燥させ、膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
(1)電荷発生層用塗工液
下記構造のアゾ顔料
ポリビニルブチラール(XYHL:UCC)
2−ブタノン
シクロヘキサノン
(2)混合比(重量)
アゾ顔料/ポリビニルブチラール/2−ブタノン/シクロヘキサノン=5/1/100/200
この電荷発生層上に実施例1の正孔輸送物質を含む電荷輸送層用塗工液を用いて、浸積塗工し、加熱乾燥させ、膜厚27μmの電荷輸送層とした。
(1)電荷輸送層用塗工液
VP-Pc
実施例1の電荷(正孔)輸送物質
カーボンナノチューブ(シングルウォール:アルドリッチ製)
テトラヒドロフラン
(2)混合比(重量)
VP-Pc/電荷輸送物質/カーボンナノチューブ/テトラヒドロフラン=10/10/3/110
(下引き層製膜)
アルミニウム製支持体(外径30mmΦ)に、乾燥後の膜厚が3.5μmになるように浸漬法で塗工し、下引き層を形成した。
(1)下引き層用塗工液
アルキッド樹脂(ベッコゾール1307−60−EL:大日本インキ化学工業)
メラミン樹脂(スーパーベッカミンG−821−60:大日本インキ化学工業)
酸化チタン(CR−EL:石原産業)
メチルエチルケトン
(2)混合比(重量)
アルキッド樹脂/メラミン樹脂/酸化チタン/メチルエチルケトン=3/2/20/100
(電荷発生層製膜)
この下引き層上に、実施例2のアゾ顔料を含む電荷発生層塗工液に浸漬塗工し、加熱乾燥させ、膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
(1)電荷発生層用塗工液
実施例2のアゾ顔料
ポリビニルブチラール(XYHL:UCC)
2−ブタノン
シクロヘキサノン
(2)混合比(重量)
アゾ顔料/ポリビニルブチラール/2−ブタノン/シクロヘキサノン=5/1/100/200
この電荷発生層上に実施例1の電荷(正孔)輸送物質を含む電荷輸送層用塗工液を用いて、浸積塗工し、加熱乾燥させ、膜厚22μmの電荷輸送層とした。
(1)電荷輸送層用塗工液
ビスフェノールZ型ポリカーボネート(TS2050:帝人、以下、Z-Pcという)
実施例1の電荷(正孔)輸送物質
テトラヒドロフラン
(2)混合比(重量)
ポリカーボネート/電荷輸送物質/テトラヒドロフラン=1/1/10
(表面保護層製膜)
この電荷輸送層上に下記表面保護層層用塗工液を用いて、スプレー塗工を行い、150℃、20分、加熱乾燥させ、膜厚5μmの表面保護層とした。
(1)表面保護層用塗工液
合成例2の方法で作製したアクリル酸グラフトビスフェノールZ型ポリカーボネート(以下、AC-Pcという)
Z-Pc
電荷輸送層に用いた低分子電荷輸送物質
アルミナ微粒子(AA03:住友化学製)
フラーレン(C60とC70混合物:東京化成製)
テトラヒドロフラン
シクロヘキサノン
(2)混合比(重量)
AC-Pc/Z-Pc/電荷輸送物質/アルミナ微粒子/フラーレン/テトラヒドロフラン/シクロヘキサノン=1/3/3/1/2/170/50
下記表面保護層塗工条件で塗工すること以外は、全て実施例3と同じにして、感光体を作製した.
(1)表面保護層用塗工液
VP-Pc
Z-Pc
実施例1の電荷(正孔)輸送物質
フラーレン(C60:東京化成製)
テトラヒドロフラン
シクロヘキサノン
(2)混合比(重量)
VP-Pc/Z-Pc/電荷輸送物質/フラーレン/テトラヒドロフラン/シクロヘキサノン=0.5/3.5/3/3/170/50
下記表面保護層塗工条件で塗工すること以外は、全て実施例3と同じにして、感光体を作製した.
(1)表面保護層用塗工液
合成例4の方法で作製したビニルピリジングラフトビスフェノールZ型ポリアリレート(以下、VP-Paという)
合成例3の方法で作製したビスフェノールZ型ポリアリレート(Z-Pa)
実施例1の電荷(正孔)輸送物質
フラーレン(C70:東京化成製)
テトラヒドロフラン
シクロヘキサノン
(2)混合比(重量)
VP-Pa/Z-Pa/電荷輸送物質/フラーレン/テトラヒドロフラン/シクロヘキサノン=0.5/3.5/4/3/170/50
感光層塗工液を下記条件にすること以外は、全て実施例1と同じにして感光体を作製した.
(1)感光層塗工液
ビスフェノールZ型ポリカーボネート(Z-Pc)
実施例1の電荷(正孔)輸送物質
実施例1の電荷(電子)輸送物質
オキソチタニウムフタロシアニン
(特にCuKαの特性X線(波長1.514Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2゜)として、少なくとも27.2゜に最大回折ピークを有するオキソチタニウムフタロシアニン)
ダイヤモンド微粒子(ナノダイヤモンド、平均粒径4〜8nm:北京国瑞昇科技有限公司製)
テトラヒドロフラン
(2)混合比(重量)
Z-Pc/正孔輸送物質/電子輸送物質/フタロシアニン/ダイヤモンド微粒子/テトラヒドロフラン
=10/6/4/0.4/4/100
感光層塗工液を下記条件にすること以外は、全て実施例1と同じにして感光体を作製した.
(1)感光層塗工液
ビスフェノールZ型ポリカーボネート(Z-Pc)
実施例1の電荷(正孔)輸送物質
実施例1の電荷(電子)輸送物質
オキソチタニウムフタロシアニン
(特にCuKαの特性X線(波長1.514Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2゜)として、少なくとも27.2゜に最大回折ピークを有するオキソチタニウムフタロシアニン)
ダイヤモンド微粒子(ナノダイヤモンド、平均粒径4〜8nm:北京国瑞昇科技有限公司製)
分散剤(NIKKOL TAMNS-10:日光ケミカルズ)
テトラヒドロフラン
シクロヘキサノン
(2)混合比(重量)
Z-Pc/正孔輸送物質/電子輸送物質/フタロシアニン/ダイヤモンド微粒子/分散剤/テトラヒドロフラン/シクロヘキサノン=10/6/4/0.4/4/0.05/100/4
電荷輸送層塗工液を下記条件にすること以外は、全て実施例2と同じにして感光体を作製した.
(1)電荷輸送層用塗工液
Z-Pc
実施例1の電荷(正孔)輸送物質
カーボンナノチューブ(シングルウォール:アルドリッチ製)
テトラヒドロフラン
(2)混合比(重量)
Z-Pc/電荷輸送物質/カーボンナノチューブ/テトラヒドロフラン=10/10/3/110
電荷輸送層塗工液を下記条件にすること以外は、全て実施例2と同じにして感光体を作製した.
(1)電荷輸送層用塗工液
Z-Pc
実施例1の電荷(正孔)輸送物質
カーボンナノチューブ(シングルウォール:アルドリッチ製)
分散剤(NIKKOL TAMNS-10:日光ケミカルズ)
テトラヒドロフラン
(2)混合比(重量)
Z-Pc/電荷輸送物質/カーボンナノチューブ/分散剤/テトラヒドロフラン=10/10/3/0.04/110
下記表面保護層塗工条件で塗工すること以外は、全て実施例3と同じにして、感光体を作製した.
(1)表面保護層用塗工液
Z-Pc
実施例1の電荷(正孔)輸送物質
アルミナ微粒子(AA03:住友化学製)
フラーレン(C60とC70混合物:東京化成製)
テトラヒドロフラン
シクロヘキサノン
(2)混合比(重量)
Z-Pc/電荷輸送物質/アルミナ微粒子/フラーレン/テトラヒドロフラン/シクロヘキサノン=4/3/1/2/170/50
下記表面保護層塗工条件で塗工すること以外は、全て実施例3と同じにして、感光体を作製した.
(1)表面保護層用塗工液
Z-Pc
実施例1の電荷(正孔)輸送物質
アルミナ微粒子(AA03:住友化学)
フラーレン(C60とC70混合物:東京化成製)
分散剤(BYKP104:ビックケミー)
テトラヒドロフラン
シクロヘキサノン
(2)混合比(重量)
Z-Pc/電荷輸送物質/アルミナ微粒子/フラーレン/分散剤/テトラヒドロフラン/シクロヘキサノン=4/3/1/2/0.06/170/50
下記表面保護層塗工条件で塗工すること以外は、全て実施例3と同じにして、感光体を作製した.
(1)表面保護層用塗工液
Z-Pc
実施例1の電荷(正孔)輸送物質
フラーレン(C60:東京化成製)
テトラヒドロフラン
シクロヘキサノン
(2)混合比(重量)
Z-Pc/電荷輸送物質/フラーレン/テトラヒドロフラン/シクロヘキサノン=4/3/3/170/50
下記表面保護層塗工条件で塗工すること以外は、全て実施例3と同じにして、感光体を作製した.
(1)表面保護層用塗工液
Z-Pc
実施例1の電荷(正孔)輸送物質
フラーレン(C60:東京化成製)
分散剤(NIKKOL TAMNS-10:日光ケミカルズ)
テトラヒドロフラン
シクロヘキサノン
(2)混合比(重量)
Z-Pc/電荷輸送物質/フラーレン/分散剤/テトラヒドロフラン/シクロヘキサノン=4/3/3/0.03/170/50
下記表面保護層塗工条件で塗工すること以外は、全て実施例3と同じにして、感光体を作製した.
(1)表面保護層用塗工液
合成例3の方法で作製したビスフェノールZ型ポリアリレート(以下、Z-Paという)
実施例1の電荷(正孔)輸送物質
フラーレン(C70:東京化成製)
テトラヒドロフラン
シクロヘキサノン
(2)混合比(重量)
Z-Pa/電荷輸送物質/フラーレン/テトラヒドロフラン/シクロヘキサノン=4/4/3/170/50
下記表面保護層塗工条件で塗工すること以外は、全て実施例3と同じにして、感光体を作製した.
(1)表面保護層用塗工液
Z-Pa
実施例1の電荷(正孔)輸送物質
フラーレン(C70:東京化成製)
分散剤(NIKKOL TAMNS-5:日光ケミカルズ)
テトラヒドロフラン
シクロヘキサノン
(2)混合比(重量)
VP-Pa/電荷輸送物質/フラーレン/分散剤/テトラヒドロフラン/シクロヘキサノン=4/4/3/0.03/170/50
表面保護層を設けず、電荷輸送層膜厚を27μmとすること以外は、全て実施例3と同じにして感光体を作製した。
Claims (10)
- 導電性支持体上に少なくとも感光層を有する感光体において、
該感光層は、ポリカーボネート樹脂又はポリアリレート樹脂に極性基を有するモノマーをグラフト重合することにより得られるグラフト共重合体及びフィラーを含有することを特徴とする電子写真感光体。 - 前記感光層は、電荷発生層及び電荷輸送層が積層されており、
該電荷輸送層は、前記グラフト共重合体及びフィラーを含有することを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。 - 導電性支持体上に少なくとも感光層及び表面保護層が積層されている電子写真感光体において、該表面保護層は、ポリカーボネート樹脂又はポリアリレート樹脂に極性基を有するモノマーをグラフト重合することにより得られるグラフト共重合体及びフィラーを含有することを特徴とする電子写真感光体。
- 前記感光層は、電荷発生層及び電荷輸送層が積層されていることを特徴とする請求項3に記載の電子写真感光体。
- 前記表面保護層は、電荷輸送物質をさらに含有することを特徴とする請求項3又は4に記載の電子写真感光体。
- 前記フィラーは、炭素微粒子であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子写真感光体。
- 前記炭素微粒子は、フラーレンであることを特徴とする請求項6に記載の電子写真感光体。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電子写真感光体を少なくとも有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電子写真感光体を少なくとも有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電子写真感光体を用いて画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006174957A JP4925420B2 (ja) | 2006-06-26 | 2006-06-26 | 電子写真感光体、及びそれを用いた画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006174957A JP4925420B2 (ja) | 2006-06-26 | 2006-06-26 | 電子写真感光体、及びそれを用いた画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008003457A true JP2008003457A (ja) | 2008-01-10 |
JP4925420B2 JP4925420B2 (ja) | 2012-04-25 |
Family
ID=39007866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006174957A Expired - Fee Related JP4925420B2 (ja) | 2006-06-26 | 2006-06-26 | 電子写真感光体、及びそれを用いた画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4925420B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008040505A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Xerox Corp | 電子写真画像形成部材、電子写真画像形成部材を形成する方法、及び電位写真画像現像装置 |
JP2008040504A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Xerox Corp | 電子写真画像形成部材、電子写真画像形成部材を形成する方法、及び電子写真画像現像装置 |
JP2008040506A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Xerox Corp | 電子写真画像形成部材、電子写真画像形成部材を形成する方法、及び電子写真画像現像装置 |
JP2011107462A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Canon Inc | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP2013186167A (ja) * | 2012-03-06 | 2013-09-19 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体、画像形成方法、画像形成装置用プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01205171A (ja) * | 1988-02-10 | 1989-08-17 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体 |
JPH06222575A (ja) * | 1991-09-13 | 1994-08-12 | Canon Inc | 電子写真感光体 |
JPH0728267A (ja) * | 1993-02-03 | 1995-01-31 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体 |
JPH08179522A (ja) * | 1994-12-20 | 1996-07-12 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 電子写真感光体 |
JPH09278839A (ja) * | 1996-04-17 | 1997-10-28 | Canon Inc | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 |
JP2000181096A (ja) * | 1998-12-18 | 2000-06-30 | Nippon Steel Chem Co Ltd | 電子写真感光体用バインダー及び電子写真感光体 |
JP2004286887A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体、及びそれを用いた画像形成装置、プロセスカートリッジ、画像形成方法 |
JP2005099688A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-04-14 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体、それを用いた画像形成方法、画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ |
-
2006
- 2006-06-26 JP JP2006174957A patent/JP4925420B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01205171A (ja) * | 1988-02-10 | 1989-08-17 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体 |
JPH06222575A (ja) * | 1991-09-13 | 1994-08-12 | Canon Inc | 電子写真感光体 |
JPH0728267A (ja) * | 1993-02-03 | 1995-01-31 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体 |
JPH08179522A (ja) * | 1994-12-20 | 1996-07-12 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 電子写真感光体 |
JPH09278839A (ja) * | 1996-04-17 | 1997-10-28 | Canon Inc | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 |
JP2000181096A (ja) * | 1998-12-18 | 2000-06-30 | Nippon Steel Chem Co Ltd | 電子写真感光体用バインダー及び電子写真感光体 |
JP2004286887A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体、及びそれを用いた画像形成装置、プロセスカートリッジ、画像形成方法 |
JP2005099688A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-04-14 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体、それを用いた画像形成方法、画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008040505A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Xerox Corp | 電子写真画像形成部材、電子写真画像形成部材を形成する方法、及び電位写真画像現像装置 |
JP2008040504A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Xerox Corp | 電子写真画像形成部材、電子写真画像形成部材を形成する方法、及び電子写真画像現像装置 |
JP2008040506A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Xerox Corp | 電子写真画像形成部材、電子写真画像形成部材を形成する方法、及び電子写真画像現像装置 |
JP2011107462A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Canon Inc | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP2013186167A (ja) * | 2012-03-06 | 2013-09-19 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体、画像形成方法、画像形成装置用プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4925420B2 (ja) | 2012-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3637030B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真装置および電子写真用カートリッジ | |
US7858278B2 (en) | Electrophotographic photoreceptor, and image forming apparatus and process cartridge using the electrophotographic photoreceptor | |
EP1256850A1 (en) | Electrophotographic photoreceptor, method for manufacturing the electrophotographic photoreceptor and image forming apparatus using the electrophotographic photoreceptor | |
JP2001019871A (ja) | 電子写真感光体及び電子写真方法、電子写真装置ならびに電子写真装置用プロセスカートリッジ | |
JP4925420B2 (ja) | 電子写真感光体、及びそれを用いた画像形成方法 | |
JP4209597B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、潜像担持体、これを用いた画像形成方法及び装置 | |
JP2003302773A (ja) | 電子写真感光体中間層用塗工液及びその製造方法、それを用いた電子写真感光体、電子写真装置及び電子写真装置用プロセスカートリッジ | |
JP3817192B2 (ja) | 電子写真装置 | |
JP2004117766A (ja) | 電子写真感光体、及びそれを用いた画像形成方法 | |
JP2007310155A (ja) | 感光体、画像形成装置、プロセスカートリッジ及び画像形成方法 | |
JP4676935B2 (ja) | 電子写真感光体、及びその製造方法、それを用いた画像形成装置、プロセスカートリッジ、画像形成方法 | |
JP4152612B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真方法、電子写真装置および電子写真装置用プロセスカートリッジ | |
JP2007310153A (ja) | 感光体、画像形成装置、プロセスカートリッジ及び画像形成方法 | |
JP3781639B2 (ja) | 電子写真感光体とその製造方法及び画像形成装置 | |
JP2004286887A (ja) | 電子写真感光体、及びそれを用いた画像形成装置、プロセスカートリッジ、画像形成方法 | |
JP4187637B2 (ja) | 電子写真感光体、それを用いた電子写真方法、電子写真装置、及び電子写真用プロセスカートリッジ | |
JP3936537B2 (ja) | 電子写真感光体とその製造方法 | |
JP4079350B2 (ja) | 電子写真感光体、これを搭載した画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JP4598026B2 (ja) | 感光体、及びそれを用いた画像形成方法、並びに画像形成装置、画像形成装置用プロセスカートリッジ | |
JP4204209B2 (ja) | 電子写真感光体、その製造方法、電子写真方法及び電子写真装置 | |
JP4141670B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真方法、電子写真装置および電子写真装置用プロセスカートリッジ | |
JP4704273B2 (ja) | 感光体、画像形成装置、プロセスカートリッジ及び画像形成方法 | |
JP3871304B2 (ja) | 電子写真感光体、その製造方法及びそれを用いた画像形成方法 | |
JP2003149848A (ja) | 電子写真装置 | |
JP2003098700A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090324 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110107 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110303 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110816 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111011 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120201 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120206 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4925420 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |