JP2008002663A - スプール弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スプールを回転止め状態に保持できる上に、その全長寸法を短くし、装置の小型、軽量化を図ることができるようにする。
【解決手段】 スプール21の一側に設けた突出軸部25と蓋体27Aとの間には、スプール21がスプール摺動穴13内で回転するのを抑えるため可動ガイド36等からなる回転防止機構35を設ける構成とする。この場合、蓋体27A内に廻止め状態で嵌合して設けた可動ガイド36を、スプール21の摺動変位に追従して軸方向に移動させると共に、可動ガイド36の内周側に設けたガイド穴36Bを、スプリング37によりスプール21の突出軸部25に挿嵌した状態に保つ。また、可動ガイド36が突出軸部25に対して相対変位するのをスプリング37により許しつつ、抜止め状態に保つ構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に設けられ方向制御弁、圧力制御弁または流量制御弁等として好適に用いられるスプール弁装置に関する。
一般に、油圧ショベル等の建設機械では、例えば油圧ポンプ等の油圧源から油圧アクチュエータ(例えば、油圧モータ、油圧シリンダ等)に圧油を給排するため、該油圧アクチュエータと油圧源との間に方向制御弁等のスプール弁装置を設ける構成としている。
そして、この種の従来技術によるスプール弁装置は、スプール摺動穴および該スプール摺動穴に連通する複数の油通路が設けられた弁ハウジングと、該弁ハウジングのスプール摺動穴内に挿嵌され前記複数の油通路の間を連通,遮断するスプールと、該スプールの軸方向両側に位置して前記弁ハウジングに設けられ内部に該スプールを軸方向に駆動するためのパイロット油室を形成する左,右の蓋体と、該左,右の蓋体のうちいずれか一方の蓋体に設けられ前記スプールがスプール摺動穴内で回転するのを抑える回転止め部材とを備えている(例えば、特許文献1,2参照)。
即ち、スプール弁装置には、スプールの外周側に各油通路の間を連通,遮断するためのランドが形成されると共に、該ランドには所謂切欠きからなるノッチが形成されている。そして、前記油通路の間がノッチを介して連通するときには、このノッチを圧油が噴流状態で通過するので、その流速または流れ方向に影響されてスプールは軸心を中心とした回転(自転)力を受けることがある。
これにより、スプールが回転すると、スプール自身や該スプールが挿嵌された弁ハウジングのスプール摺動穴に早期に摩耗、損傷が生じるため、弁ハウジングの一方側に設けた蓋体とスプールとの間には回転止め部材を設け、例えばスプールの軸方向一側に設けた平坦面からなる面取り部に回転止め部材を摺接させることにより、スプールの回転を規制(廻止め)する構成としている。
特開平8−61521号公報 特開平8−219300号公報
ところで、上述した従来技術では、例えば蓋体の内周側に回転止め部材を固定して設け、スプールの一側に設けた平坦な面取り部に回転止め部材を摺接させる構成としているため、スプールの面取り部を全ストローク長にわたる長さに形成する必要があり、これによってスプール弁装置の全長寸法が余分に大きくなるという問題がある。
即ち、弁ハウジングのスプール摺動穴内に設けたスプールは、その中立位置から左方向にストローク長Lをもって摺動変位すると共に、中立位置から右方向にもストローク長Lをもって摺動変位する。このため、スプールの面取り部を中立位置から左,右の両方向にストローク可能な長さ(2×L)よりも長尺に形成する必要がある(例えば、図11に示す比較例参照)。
しかも、この面取り部を外側から取囲む蓋体は、スプールが蓋体内に進入する方向(例えば、左方向)にストロークするときにも、スプールの端面(面取り部側の端面)との間に常に隙間を確保する必要があるため、蓋体の軸方向長さは、少なくとも寸法(3×L)よりも長尺に形成する必要が生じる。
このため、スプールの廻止め(回転止め)を行うタイプのスプール弁装置は、回転止めを行わないタイプのスプール弁装置に比較して、蓋体を含めた全長寸法が余分に長くなってしまい、装置の小型、軽量化を実現することができないという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、スプールを回転止め状態に保持できる上に、その全長寸法を短くすることができ、小型、軽量化を実現することができるようにしたスプール弁装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、スプール摺動穴および該スプール摺動穴に連通する複数の油通路が設けられた弁ハウジングと、該弁ハウジングのスプール摺動穴内に挿嵌され前記複数の油通路の間を連通,遮断するスプールと、該スプールの軸方向両側に位置して前記弁ハウジングに設けられ内部に該スプールを軸方向に駆動するためのパイロット油室を形成する左,右の蓋体と、該左,右の蓋体のうちいずれか一方の蓋体側に設けられ前記スプールがスプール摺動穴内で回転するのを抑える回転止め手段とを備えてなるスプール弁装置に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記回転止め手段を、前記一方の蓋体と前記スプールとの間に位置して前記蓋体内に廻止め状態で嵌合されると共に前記スプールに追従して軸方向に移動する可動ガイドにより構成したことにある。
また、請求項2の発明によると、前記スプールには、軸方向一方側の端面から前記一方の蓋体内に向けて軸方向に突出し前記可動ガイドが廻止め状態で挿嵌される突出軸部を設け、前記蓋体と可動ガイドとの間には、該可動ガイドを前記スプールの端面に向けて常時付勢すると共に該可動ガイドを抜止め状態に保つスプリングを設ける構成としている。
一方、請求項3の発明によると、前記スプールには、軸方向一方側の端面から前記一方の蓋体内に向けて軸方向に突出し前記可動ガイドが廻止め状態で挿嵌される突出軸部を設け、該突出軸部の先端側には、前記可動ガイドを抜止め状態に保持する抜止め部材を設ける構成としている。
また、請求項4の発明によると、前記スプールの突出軸部には軸方向に平行に延びる平坦な面取り部を設け、前記一方の蓋体には前記パイロット油室が形成された内周側に平坦面部を設け、前記可動ガイドは、前記突出軸部の面取り部と前記蓋体の平坦面部とにより廻止め状態に保持される構成としている。
上述の如く、請求項1に記載の発明によれば、スプールがスプール摺動穴内で回転するのを抑える回転止め手段は、一方の蓋体とスプールとの間に位置して前記蓋体内に廻止め状態で嵌合されると共に前記スプールに追従して軸方向に移動する可動ガイドを用いて構成しているので、スプールが中立位置から一方向(例えば、右方向)にストロークするときには、例えばスプールに設けた突出軸部を可動ガイドに対して軸方向に摺動変位(相対変位)させ、突出軸部と可動ガイドとによってスプールの回転を止めることができる。また、スプールが中立位置から他方向(例えば、左方向)にストロークするときには、蓋体の内周面に沿って可動ガイドを摺動変位させることにより、例えばスプールの突出軸部と可動ガイドとを蓋体内で一体に軸方向移動(変位)させることができ、このときにもスプールの回転を抑えることができる。
従って、蓋体内で可動ガイドが軸方向に移動(摺動変位)する寸法分だけ、スプールの突出軸部を短尺に形成することができ、スプール弁装置の全長寸法を短くすることができる。しかも、弁ハウジングのスプール摺動穴内でスプールが回転するのを抑えることができ、スプールの外周面またはスプール摺動穴が早期に摩耗、損傷される等の問題を解消することができる。これにより、スプールの回転止めを行うタイプのスプール弁装置であっても、装置の小型、軽量化を実現することができる。
また、請求項2に記載の発明によると、スプールには、軸方向一方側の端面から一方の蓋体内に向けて軸方向に突出する突出軸部を設け、前記蓋体と可動ガイドとの間には、該可動ガイドを前記スプールの端面に向けて常時付勢するスプリングを設ける構成としているので、前記突出軸部が設けられるスプールの軸方向一方側の端面に対して、可動ガイドを弾性的に押付けるようにスプリングで付勢でき、可動ガイドの内周側を突出軸部に挿嵌した状態で抜止めした状態に保つことができる。そして、スプリングにより可動ガイドをスプールの端面に押付けた状態では、スプールの突出軸部と可動ガイドとを一体に変位させ、スプールの回転を抑えることができる。
一方、請求項3に記載の発明では、突出軸部の先端側に設けた抜止め部材により可動ガイドを突出軸部に対して抜止め状態に保持する構成としているので、例えばスプールの突出軸部が可動ガイドの内周側から抜出す方向に相対変位するときにも、抜止め部材により可動ガイドの抜止めを行うことができ、可動ガイドを突出軸部に挿嵌した状態に保つことができる。
また、請求項4に記載の発明によると、スプールの突出軸部には面取り部を設け、一方の蓋体には内周側に平坦面部を設ける構成としているので、可動ガイドの内周側を突出軸部に挿嵌した状態で前記面取り部により廻止め状態に保つことができ、可動ガイドの外周側は前記蓋体の平坦面部により廻止めした状態に保つことができる。これにより、スプールの突出軸部を可動ガイドを介して蓋体内で軸方向移動(変位)させつつ、廻止め状態に保持することができ、弁ハウジングのスプール摺動穴内でスプールが回転するのを抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態によるスプール弁装置を、油圧シリンダ用の方向制御弁に適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
ここで、図1ないし図10は本発明の第1の実施の形態を示している。図中、1はタンク2と共に油圧源を構成する油圧ポンプで、該油圧ポンプ1は、例えば油圧ショベルの原動機(図示せず)によって回転駆動され、タンク2内から吸込んだ作動油を高圧の圧油としてポンプ管路3内に吐出するものである。そして、ポンプ管路3内に吐出された圧油は、後述の方向制御弁11等を介して油圧シリンダ5等に供給され、油圧シリンダ5からの戻り油は、方向制御弁11側からタンク管路4を介してタンク2へと環流するように排出される。
5は油圧アクチュエータを構成する作業用の油圧シリンダで、該油圧シリンダ5は、例えば油圧ショベルの作業装置(図示せず)に設けられるブームシリンダ、アームシリンダまたはバケットシリンダ等を構成するものである。そして、油圧シリンダ5は、チューブ6内がピストン7により2つの油室8A,8Bに画成され、基端側がピストン7に固着されたロッド9は、その先端側がチューブ6外に突出している。
10A,10Bは油圧シリンダ5の油室8A,8Bに接続された一対の給排管路で、該給排管路10A,10Bは、例えば可撓性ホース等の油圧配管により構成され、後述する弁ハウジング12の圧油給排路18A,18Bに接続されている。そして、給排管路10A,10Bは、油圧ポンプ1からの圧油を後述の方向制御弁11等を介して油圧シリンダ5に給排することにより、油圧シリンダ5のロッド9をチューブ6から伸縮動作させるものである。
11は油圧ポンプ1、タンク2と油圧シリンダ5との間に設けられたスプール弁装置としての方向制御弁で、該方向制御弁11は、後述の弁ハウジング12、スプール21、蓋体27A,27B等により構成されている。そして、方向制御弁11は、スプール21を図1に示す中立位置から図6,図7に示す切換位置にそれぞれ摺動変位させることにより、油圧シリンダ5に給排する圧油の方向を切換えるものである。
12は方向制御弁11の弁本体を構成する弁ハウジングで、該弁ハウジング12には、図1に示す如く左,右方向に延びたスプール摺動穴13と、該スプール摺動穴13の軸方向に離間しスプール摺動穴13の周壁側に環状溝として形成された左,右の油溝14A,14Bと、全体として逆U字形状をなし左,右の両端側が油溝14A,14Bを介してスプール摺動穴13に連通する連絡通路15等とが設けられている。
また、弁ハウジング12には、スプール摺動穴13の周壁側で油溝14A,14Bよりも軸方向の外側となる位置に他の油溝16A,16Bが形成され、該油溝16A,16Bよりもさらに軸方向の外側となる位置には別の油溝17A,17B等が設けられている。そして、これらの油溝17A,17Bは、それぞれタンク管路4を介してタンク2に接続され、タンク側の油通路(油圧源側の油通路)を構成するものである。
一方、弁ハウジング12には、スプール摺動穴13の左,右両側に位置してシール用の座ぐり面12A,12Bが図1、図7、図9等に示すように浅底の凹面として形成され、この座ぐり面12A,12B内には、後述のOリング38が蓋体27A,27Bとの間に位置して装着されている。
また、弁ハウジング12には、図1、図6、図7に示すように座ぐり面12Bの位置から後述の蓋体27B内に向けて突出する筒状突部12Cが設けられ、該筒状突部12Cの外周側には、蓋体27Bの基端側が嵌合して取付けられるものである。ここで、筒状突部12Cの内周は、スプール摺動穴13の一部を構成している。そして、この筒状突部12Cは、例えば後述のスプール21が図7に示す如く左方向に摺動変位したときに、後述のばね受33が当接され、このばね受33を介して戻しばね32のばね力を受承するものである。
18A,18Bは弁ハウジング12に設けられた左,右の圧油給排路で、該圧油給排路18A,18Bは、スプール摺動穴13の周壁側で左,右の油溝16A,16Bに連通し、これらの油溝16A,16Bと共にアクチュエータ側の油通路を構成するものである。そして、圧油給排路18A,18Bは、油圧シリンダ5の油室8A,8Bに給排管路10A,10Bを介して接続されている。
19は弁ハウジング12に設けられた高圧通路で、該高圧通路19は、図1中に点線で示すように油圧ポンプ1にポンプ管路3を介して接続され、油圧ポンプ1から吐出された圧油が供給される。そして、高圧通路19には、連絡通路15との間にチェック弁20が設けられている。
ここで、該チェック弁20は、高圧通路19から連絡通路15に向けて圧油が流通するのを許し、逆向きの流れを阻止する。そして、連絡通路15は、チェック弁20を介して高圧通路19に接続されることにより、左,右の油溝14A,14Bと共にポンプ側の油通路(油圧源側の油通路)を構成するものである。
21は方向制御弁11のスプールで、該スプール21は、弁ハウジング12のスプール摺動穴13内に挿嵌され、後述のパイロット油室29A,29Bに供給されるパイロット圧に従ってスプール摺動穴13内を左,右方向に摺動変位するものである。また、スプール21には、その軸方向中間部(中央部)から左,右両側に離間して一対の切換ランド22A,22Bが形成されている。
そして、切換ランド22A,22Bのうち左側の切換ランド22Aは、図1に示す如くスプール21が中立位置にあるときに油溝14A,16A間を遮断し、図6に示す如くスプール21が中立位置から右方向に変位したときには、油溝14A,16Aの間を連通させる。また、右側の切換ランド22Bは、図1に示す如くスプール21が中立位置にあるときに油溝14B,16B間を遮断し、図7に示す如くスプール21が中立位置から左方向に変位したときには、油溝14B,16Bの間を連通させるものである。
23A,23Bはスプール21の両端側に設けられた左,右の端部ランドで、該端部ランド23A,23Bは、切換ランド22A,22Bから左,右に離間した位置に設けられ、その外周側には所謂切欠きからなるノッチ24A,24Bが形成されている。そして、端部ランド23A,23Bは、アクチュエータ側の油溝16A,16Bとタンク側の油溝17A,17Bとの間をノッチ24A,24Bを介して連通,遮断するものである。
即ち、スプール21が図7に示すように中立位置から左方向に変位したときには、アクチュエータ側の油溝16Aがタンク側の油溝17Aに端部ランド23Aとノッチ24Aを介して連通する。これにより、油圧シリンダ5の油室8Aから排出される戻り油は、圧油給排路18A、油溝16A、端部ランド23A、ノッチ24A、油溝17Aを介してタンク2側に環流(排出)されるものである。
また、スプール21が図6に示すように右方向に変位したときには、アクチュエータ側の油溝16Bがタンク側の油溝17Bに端部ランド23Bとノッチ24Bを介して連通する。これにより、油圧シリンダ5の油室8Bから排出される戻り油は、圧油給排路18B、油溝16B、端部ランド23B、ノッチ24B、油溝17Bを介してタンク2側に環流(排出)されるものである。
25はスプール21の左側端面から軸方向に突出して設けられた突出軸部で、該突出軸部25は、スプール21の端部ランド23A側に一体形成され、後述の蓋体27A内に向けて軸方向に寸法H(図8参照)をもって突出している。そして、突出軸部25の軸方向長さ(寸法H)は、例えばスプール21が中立位置から右方向(または左方向)に摺動変位するときのストローク長L(図9参照)に対し、下記の数1式に示す如く寸法a(例えば、a=1〜3mm)だけ長く形成されている。なお、スプール21が中立位置から左,右の両方向にストロークするときの全ストローク長は、(2×L)なる寸法に設定されるものである。
Figure 2008002663
ここで、突出軸部25には、例えば図2に示す如く上,下で対向する位置に平坦面からなる面取り部25A,25Aが形成され、該各面取り部25Aは、突出軸部25の全長にわたって互いに平行に延びている。そして、この面取り部25Aは、非円形な摺動部を構成し、後述の可動ガイド36を廻止めしつつ、可動ガイド36が軸方向に相対変位するのを許すものである。
26は突出軸部25との間に位置してスプール21の端面に形成された環状の段差面で、該段差面26は、図2に示すように端部ランド23Aの左側端面を形成し、後述の可動ガイド36が面接触状態で当接されるものである。また、スプール21が図9に示す如く右方向に大きくストロークしたときには、段差面26が可動ガイド36の端面から軸方向に離間される。
27A,27Bはスプール21と共に方向制御弁11を構成する左,右の蓋体で、該蓋体27A,27Bは、スプール摺動穴13の軸方向(左,右方向)両側に位置して弁ハウジング12に着脱可能に固定して設けられ、スプール摺動穴13の両端側を閉塞するものである。また、蓋体27A,27Bには、例えばパイロット配管(図示せず)等の接続ポート28A,28Bが設けられ、これらの接続ポート28A,28Bのうち一方の接続ポート28Aは、図8に例示するように軸方向の寸法L1 をもって形成されている。
また、蓋体27A,27B内には、接続ポート28A,28Bに連通してパイロット油室29A,29Bが形成され、このパイロット油室29A,29B内には、例えば油圧ショベルのオペレータが手動操作する減圧弁型パイロット弁等の遠隔操作弁(図示せず)からパイロット圧が供給される。そして、方向制御弁11のスプール21は、このときのパイロット圧に従ってスプール摺動穴13内を左,右方向に摺動変位されるものである。
ここで、左,右の蓋体27A,27Bのうち左側の蓋体27Aには、図2に示す如く内部にパイロット油室29Aが形成された周壁(内周)側に、上,下に対向して平坦面部27A1 ,27A1 が設けられ、これらの平坦面部27A1 には、後述の可動ガイド36が廻止め状態で嵌合される。また、左側の蓋体27Aは、図8に示すように軸方向の長さが寸法Lt に形成され、この寸法Lt は、下記の数2式に示すようにパイロット油室29Aの寸法L2 と接続ポート28Aの寸法L1 との合計値となっている。
Figure 2008002663
一方、図1に示す左,右の蓋体27A,27Bのうち、右側に位置する蓋体27Bは、左側の蓋体27Aよりも長尺に形成されている。そして、右側の蓋体27B内には、後述のばね室30、ストッパ軸31、戻しばね32およびばね受33,34等が設けられている。また、蓋体27Bには、図1に示す如くばね受34の端部が当接する環状の段部27B1 が設けられている。
30は蓋体27B内に設けられたばね室で、該ばね室30は、図1、図6、図7に示すように弁ハウジング12の筒状突部12Cと蓋体27Bの段部27B1 との間に位置する蓋体27B内の環状空間として形成されている。そして、ばね室30内には、後述の戻しばね32がストッパ軸31およびばね受33,34を介して縮装状態で配設されるものである。また、ばね室30は、後述するストッパ軸31の頭部31B側でパイロット油室29Bと連通し、パイロット油室29B内のパイロット圧は、ばね室30内にも導かれるものである。
31はスプール21の右側端部に螺着して設けられたストッパ軸で、該ストッパ軸31は、一側のねじ部31Aがスプール21に螺着され、蓋体27Bのばね室30内を軸方向に延びている。また、ストッパ軸31の他側は、蓋体27B内に隙間をもって挿嵌された六角形状の頭部31Bとなり、この頭部31Bは、蓋体27B内のばね室30をパイロット油室29Bと外周側で連通させる。そして、ストッパ軸31は、例えば図6に示すようにスプール21が右方向に摺動変位したときのストロークエンドを規制するものである。
32はスプール21を中立位置に保持するための戻しばねで、該戻しばね32は、ストッパ軸31の外周側にばね受33,34を介して挿通され、スプール21の端面(筒状突部12Cの端面)とストッパ軸31(蓋体27Bの段部27B1 )との間に予め初期荷重を与えた状態で配設されている。そして、戻しばね32は、パイロット油室29A,29B内の圧力(パイロット圧)がタンク圧レベルまで低下したときに、スプール21を中立位置に保持する。
一方、戻しばね32は、接続ポート28Aからのパイロット圧でスプール21が図6に示す如く右方向に摺動変位するときに、スプール21の右側端面と蓋体27Bの段部27B1 との間で圧縮変形される。また、接続ポート28Bからのパイロット圧でスプール21が図7に示す如く左方向に摺動変位するときには、筒状突部12Cの端面と頭部31Bの端面との間で戻しばね32が圧縮変形されるものである。
35は左側の蓋体27Aとスプール21の突出軸部25との間に設けられた回転止め手段としての回転防止機構で、該回転防止機構35は、前述した突出軸部25の面取り部25A、蓋体27Aの平坦面部27A1 と、後述する可動ガイド36、スプリング37とにより構成されている。そして、回転防止機構35は、弁ハウジング12のスプール摺動穴13内でスプール21が軸心を中心にして回転するのを規制するものである。
36は蓋体27Aと突出軸部25との間に設けられた可動ガイドで、該可動ガイド36は、図2ないし図5に示すように金属板を曲げ加工することにより形成され、その外周側には上,下の折曲げ板部36A,36Aが平坦面形状をなして設けられている。また、可動ガイド36の内周側には、突出軸部25の外形状に対応したガイド穴36Bが穿設され、該ガイド穴36Bの上,下には、平坦面形状をなす内板部36C,36Cが折曲げ板部36Aと同方向に折曲げて形成されている。
ここで、可動ガイド36の各折曲げ板部36Aは、図8に示すように突出軸部25の軸方向長さ(寸法H)にほぼ等しい寸法に形成され、蓋体27Aの平坦面部27A1 に廻止め状態で嵌合または摺接するものである(図2参照)。また、可動ガイド36の各内板部36Cは、折曲げ板部36Aよりも軸方向の突出寸法(折曲げ寸法)が小さく形成されている。
そして、可動ガイド36の各内板部36Cは、ガイド穴36Bを突出軸部25に挿嵌した状態で面取り部25Aに面接触状態で摺接する。これにより、可動ガイド36のガイド穴36Bと各内板部36Cは、突出軸部25(スプール21)が可動ガイド36に対して相対回転するのを規制しつつ、軸方向で相対移動(変位)するのを許すものである。
また、可動ガイド36は、スプール21の段差面26に面接触状態で当接するように後述のスプリング37で付勢されている。そして、スプール21が図9に示す如く右方向に大きくストロークしたときには、可動ガイド36の外周側が弁ハウジング12の座ぐり面12Aに当接され、可動ガイド36はスプール21の段差面26から軸方向に離間されるものである。
37は回転防止機構35の保持部材を構成するスプリングで、該スプリング37は、例えば付勢力が小さい弱ばね等を用いて構成され、図6ないし図10に示す如く蓋体27Aの底部と可動ガイド36との間に予め撓み変形(弾性変形)した状態で配設されている。
そして、スプリング37は、可動ガイド36のガイド穴36Bを突出軸部25に挿嵌した状態に保つため、可動ガイド36をスプール21の端面となる段差面26に向けて常時付勢すると共に、可動ガイド36が突出軸部25の面取り部25Aに沿って軸方向に相対変位するのを許すものである。
38,38は弁ハウジング12と蓋体27A,27Bとの間をシールするシール部材としてのOリングで、該Oリング38は、図1、図7、図9等に示すように弁ハウジング12の座ぐり面12A,12B内に配置され、この座ぐり面12A,12Bと蓋体27A,27Bとの間に液密状態で装着されている。
本実施の形態による油圧シリンダ5用の方向制御弁(スプール弁装置)は、上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
まず、方向制御弁11の左,右両側に設けた蓋体27A,27B内のパイロット油室29A,29Bには、例えば油圧ショベルのオペレータが手動操作する減圧弁型パイロット弁等の遠隔操作弁からパイロット配管(図示せず)、接続ポート28A,28Bを介してパイロット圧が供給される。
そして、このときのパイロット圧がタンク圧のレベルまで下がっているときには、図1に示すようにスプール21が戻しばね32で中立位置に戻された状態となり、弁ハウジング12内に設けた左,右の圧油給排路18A,18Bは、スプール21の切換ランド22A,22Bにより油溝14A,14Bから遮断されると共に、端部ランド23A,23Bにより油溝17A,17Bからも遮断された状態となる。
このため、油圧シリンダ5の油室8A,8Bは、油圧ポンプ1(高圧管路19)から遮断される共に、タンク2(タンク管路4)からも遮断され、油圧シリンダ5のロッド9は、チューブ6から伸縮することなく停止状態に保持される。
次に、例えば油圧ショベルのオペレータが油圧シリンダ5を作動するために、前記遠隔操作弁の操作レバーを傾転し、例えば蓋体27A側のパイロット油室29A内にパイロット圧を供給すると、スプール21が図6に示すように戻しばね32に抗して右方向に摺動変位し、切換ランド22Aにより油溝14A,16A(連絡通路15と圧油給排路18A)の間が連通する。また、スプール21の端部ランド23Bは、油溝16B,17B(圧油給排路18Bとタンク管路4)との間をノッチ24B等を介して連通させる。
これにより、油圧シリンダ5の油室8Aには、油圧ポンプ1からの圧油が高圧管路19、チェック弁20、連絡通路15、圧油給排路18A、給排管路10Aを介して供給され、油室8Bからの戻り油は、給排管路10B、圧油給排路18B、スプール21のノッチ24B等を介してタンク管路4からタンク2内に排出される。この結果、油圧シリンダ5のロッド9は、図6中の矢示A方向(伸長方向)に駆動される。
一方、前記遠隔操作弁の操作レバーを中立位置から逆向きに傾転し、例えば蓋体27B側のパイロット油室29B内にパイロット圧を供給すると、スプール21が図7に示すように戻しばね32に抗して左方向に摺動変位し、切換ランド22Bにより油溝14B,16B(連絡通路15と圧油給排路18B)の間が連通する。また、スプール21の端部ランド23Aは、油溝16A,17A(圧油給排路18Aとタンク管路4)との間をノッチ24A等を介して連通させる。
これにより、油圧シリンダ5の油室8Bには、油圧ポンプ1からの圧油が高圧管路19、チェック弁20、連絡通路15、圧油給排路18B、給排管路10Bを介して供給され、油室8Aからの戻り油は、給排管路10A、圧油給排路18A、スプール21のノッチ24A等を介してタンク管路4からタンク2内に排出される。この結果、油圧シリンダ5のロッド9は、図7中の矢示B方向(縮小方向)に駆動される。
ところで、方向制御弁11のスプール21を中立位置から左,右方向に摺動変位(切換操作)したときには、例えば油圧シリンダ5からの戻り油がスプール21の端部ランド23A,23B等に設けたノッチ24A,24Bを比較的速い速度で噴流状態となって通過することになる。
このため、ノッチ24Aまたは24Bを通過する油液の流速または流れ方向に影響されて、スプール21は軸心を中心とした回転(自転)力を受けることがあり、スプール21がスプール摺動穴13内で回転してしまうと、両者の摺動面等が早期に摩耗、損傷され、装置の耐久性、寿命が低下する原因になる。
そこで、本実施の形態では、左側の蓋体27Aとスプール21の突出軸部25との間に回転止め手段としての回転防止機構35を設け、弁ハウジング12のスプール摺動穴13内でスプール21が回転するのを回転防止機構35により規制する構成としている。
そして、回転防止機構35は、突出軸部25の外周に形成した平坦面からなる面取り部25Aと、蓋体27Aの内周面に形成した平坦面部27A1 と、外周側の折曲げ板部36Aが平坦面部27A1 に嵌合または摺接し内周側に突出軸部25の面取り部25Aが相対変位可能に挿嵌されるガイド穴36Bを有した可動ガイド36と、可動ガイド36のガイド穴36Bを突出軸部25に挿嵌した状態に保持するスプリング37とにより構成している。
これにより、スプール21が図6、図9に示すように中立位置から右方向にストロークするときには、スプール21の突出軸部25を可動ガイド36のガイド穴36Bに対して軸方向に摺動変位(相対変位)させ、突出軸部25の面取り部25Aと可動ガイド36のガイド穴36B、内板部36Cとを廻止め状態で摺動接触させることにより、スプール21の回転を止めることができる。
しかも、可動ガイド36をスプール21の段差面26に向けてスプリング37で付勢することにより、可動ガイド36を突出軸部25に挿嵌した状態に保つことができ、可動ガイド36が突出軸部25の先端側から抜出すのを防ぐことができる。
このため、突出軸部25の軸方向長さ(寸法H)を、例えばスプール21が中立位置から右方向に摺動変位するときのストローク長L(図9参照)に対して上記の数1式に示す寸法a(例えば、a=1〜3mm程度)だけ長く形成するだけで、可動ガイド36の抜出しを防ぐことができ、突出軸部25の寸法Hを、可動ガイド36を用いることによりストローク長Lにほぼ等しい長さまで短くすることができる。
また、スプール21が図7、図10に示すように中立位置から左方向にストロークするときには、蓋体27Aの内周面(平坦面部27A1 )に沿って可動ガイド36の折曲げ板部36Aを摺動接触(変位)させることにより、例えばスプール21の突出軸部25と可動ガイド36とを蓋体27A内で一体に変位させることができ、このときにも突出軸部25の回転を抑えつつ、可動ガイド36が突出軸部25の先端側から抜出すのを防ぐことができる。
このため、蓋体27A内に設けるパイロット油室29Aの寸法L2 、即ち蓋体27Aの内周側に形成する平坦面部27A1 の長さ寸法L2 を、下記の数3式に示すように突出軸部25の寸法Hとストローク長Lとの合計値にほぼ等しい長さまで短く形成することができる(図10参照)。
Figure 2008002663
これに対し、図11に示す比較例(可動ガイドを用いない例)の場合には、スプール21の回転防止を図るために突出軸部25′を蓋体27A′の内周面(平坦面部27A1 ′)に廻止め状態で嵌合させると、突出軸部25′の軸方向長さ(寸法H′)を、ストローク長Lの2倍を越える長さ(H′> L×2)に形成する必要が生じる。そして、これに伴って蓋体27A′内に設けるパイロット油室29A′の寸法L2 ′も、ストローク長Lの3倍を越える長さ(L2 ′> L×3)に形成する必要が生じる。
この結果、図11に示す比較例にあっては、蓋体27A′の軸方向の長さ(寸法Lt ′)が、本実施の形態で採用した蓋体27A(図8〜図10に示す構成)の寸法Lt よりも寸法(Lt ′−Lt )分だけ長くなり、装置全体の全長寸法も余分に大きくなってしまう。
従って、本実施の形態では、蓋体27A内で可動ガイド36が軸方向に移動(摺動変位)する寸法分だけ、スプール21の突出軸部25を短尺に形成することができ、図1に示す方向制御弁11(スプール弁装置)の全長寸法を確実に短くすることができる。
しかも、弁ハウジング12のスプール摺動穴13内でスプール21が回転するのを、可動ガイド36およびスプリング37等からなる回転防止機構35により抑えることができ、スプール21の外周面またはスプール摺動穴13が早期に摩耗、損傷される等の問題を解消することができる。これにより、スプール21の回転止めを行うタイプの方向制御弁11においても、装置全体の小型、軽量化を実現することができる。
次に、図12は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、可動ガイドを突出軸部に挿嵌した状態に保持するスプリングを、可動ガイドと同一材料で一体に形成する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、41は本実施の形態で採用した回転止め手段としての回転防止機構で、該回転防止機構41は、第1の実施の形態で述べた回転防止機構35とほぼ同様に、突出軸部25の面取り部25A、蓋体27Aの平坦面部27A1 と、後述する可動ガイド42、スプリング43とにより構成されている。しかし、この場合の回転防止機構41は、複数のスプリング43が可動ガイド42に一体に形成されている点で相違している。
42は蓋体27Aと突出軸部25との間に設けられた可動ガイドで、該可動ガイド42は、第1の実施の形態で述べた可動ガイド36とほぼ同様に構成され、折曲げ板部42A、ガイド穴42Bおよび平坦面形状の内板部42C等を有している。しかし、この場合の可動ガイド42は、折曲げ板部42Aに後述のスプリング43が一体形成されている点で異なるものである。
43,43は回転防止機構41の保持部材を構成するスプリングで、該各スプリング43は、第1の実施の形態で述べたスプリング37と同様に可動ガイド42をスプール21の段差面26に向けて常時付勢し、可動ガイド42のガイド穴42Bを突出軸部25に挿嵌した状態に保つものである。
しかし、この場合のスプリング43は、可動ガイド42に一体形成され、折曲げ板部42Aの先端側から蓋体27Aの底部に向けジグザグ形状をなして延びている。そして、スプリング43は、先端側が蓋体27Aの底部にばね性をもって当接し、可動ガイド42の端面をスプール21の段差面26に弾性的に押付ける構成となっている。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができ、装置全体の小型、軽量化を実現することができる。特に、本実施の形態では、回転防止機構41のスプリング43を可動ガイド42と一体に形成しているので、部品点数を減らして、組立て時の作業性を向上することができる。
次に、図13は本発明の第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、可動ガイドを突出軸部に挿嵌した状態に保持する保持部材を、可動ガイドの抜止め部材により構成したことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、51は本実施の形態で採用した回転止め手段としての回転防止機構で、該回転防止機構51は、第1の実施の形態で述べた回転防止機構35とほぼ同様に、突出軸部25の面取り部25A、蓋体27Aの平坦面部27A1 、可動ガイド36等により構成されている。しかし、この場合の回転防止機構51は、後述の抜止め板52を保持部材として用いることにより、可動ガイド36を突出軸部25に対して抜止め状態に保持している点で相違している。
52は可動ガイド36の抜止め部材を構成する抜止め板で、この抜止め板52は、例えば座金(ワッシャ)等の金属平板を用いて形成され、突出軸部25の先端側端面にボルト53等の締結部材を用いて着脱可能に固定(締結)されている。そして、抜止め板52は、その外周側が突出軸部25から径方向外向きに突出し、可動ガイド36が突出軸部25の先端側から抜出すのを規制(抜止め)するものである。
また、締結部材としてのボルト53は、その頭部が蓋体27Aの接続ポート28A(穴径)よりも小さい外径に形成され、例えばスプール21が左方向に大きくストロークしたときには、ボルト53の頭部が接続ポート28A内に隙間をもって挿入(収容)される構成となっている。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができ、装置全体の小型、軽量化を実現することができる。特に、本実施の形態では、突出軸部25の先端側端面に固定して設けた抜止め板52によって、可動ガイド36を突出軸部25に対して抜止め状態に保持することができる。
次に、図14は本発明の第4の実施の形態を示し、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。しかし、本実施の形態の特徴は、スプール21に設けた突出軸部61の先端側に止め輪62を取付けることにより、可動ガイド36を突出軸部61に対して抜止め状態に保持する構成としたことにある。
ここで、スプール21の突出軸部61は、第1の実施の形態で述べた突出軸部25とほぼ同様に構成され、平坦面からなる面取り部61A,61Aを有している。しかし、この場合の突出軸部61は、面取り部61Aよりも先端側となる位置に小径な凸部61Bを有し、該凸部61Bの外周側には、止め輪62が着脱可能に装着される環状溝61Cが形成されている。
そして、止め輪62は、例えばE型またはC型の止め輪等により構成され、突出軸部61の環状溝61Cに径方向外側から差込むように取付けられる。これにより、止め輪62は、可動ガイド36を突出軸部61に対して抜止め状態に保持する抜止め部材(保持部材)を構成するものである。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、スプール21の回転防止機構63(回転止め手段)を、蓋体27Aの平坦面部27A1 、可動ガイド36、突出軸部61の面取り部61A、環状溝61Cおよび止め輪62等によって構成することができ、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
次に、図15は本発明の第5の実施の形態を示し、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。しかし、本実施の形態の特徴は、スプール21に設けた突出軸部71に対し可動ガイド72を径方向外側から差込むように取付ける構成としたことにある。
ここで、スプール21の突出軸部71は、第1の実施の形態で述べた突出軸部25とほぼ同様に構成され、平坦面からなる面取り部71A,71Aを有している。しかし、この場合の突出軸部71は、面取り部71Aよりも先端側となる位置に抜止め突起71Bを有している。そして、突出軸部71の抜止め突起71Bは、可動ガイド72を突出軸部71に対して抜止め状態に保持する抜止め部材(保持部材)を構成するものである。
また、可動ガイド72は、第1の実施の形態で述べた可動ガイド36とほぼ同様に構成され、折曲げ板部72A、ガイド穴72Bおよび平坦面形状の内板部72C等を有している。しかし、この場合の可動ガイド72は、ガイド穴72Bが開口端72Dの位置で略U字状に開口した切欠き穴として形成されている点で異なるものである。
そして、可動ガイド72は、突出軸部71の面取り部71Aに対し径方向外側から差込むように取付けられ、この状態で突出軸部71に対して軸方向に相対移動できると共に、突出軸部71からの軸方向の抜出しが抜止め突起71Bによって規制されるものである。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、スプール21の回転防止機構73(回転止め手段)を、蓋体27Aの平坦面部27A1 、突出軸部71の面取り部71A、抜止め突起71Bおよび可動ガイド72等により構成することができ、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
なお、前記第5の実施の形態では、可動ガイド72用の抜止め突起71Bを突出軸部71に一体に形成する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば可動ガイド72用の抜止め突起(抜止め部材)を突出軸部とは別体に形成し、ボルト、リベット、接着または溶接等の手段を用いて両者を一体化(固定)する構成としてもよい。
また、前記第1の実施の形態では、可動ガイド36のガイド穴36Bの上,下に、平坦面形状をなす内板部36C,36Cを折曲げて形成する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば可動ガイドの内周側には非円形のガイド穴のみを設け、内板部等を廃止する構成としてもよい。そして、この場合でも、可動ガイドを突出軸部に対して廻止め状態に保つことができる。また、このような変更は、第2〜第5の実施の形態についても同様に可能である。
一方、前記各実施の形態では、スプール弁装置として油圧シリンダ5用の方向制御弁11を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば油圧モータ等の方向制御弁に適用してもよい。また、これ以外に圧力制御弁、流量制御弁等のスプール弁装置に適用してもよいものである。
本発明の第1の実施の形態による油圧シリンダ用の方向制御弁を示す縦断面図である。 図1中の蓋体、スプールの突出軸部、可動ガイドおよびスプリング等を拡大して示す分解斜視図である。 図2中の可動ガイドを反対側からみた斜視図である。 図3に示す可動ガイドの正面図である。 可動ガイドを図4中の矢示V−V方向からみた断面図である。 方向制御弁のスプールが右方向にストロークした状態を示す図1と同様位置での縦断面図である。 方向制御弁のスプールが左方向にストロークした状態を示す図1と同様位置での縦断面図である。 スプールが中立位置にあるときの突出軸部、可動ガイドおよびスプリング等を示す図1中の要部拡大図である。 スプールが右方向にストロークしたときの突出軸部、可動ガイドおよびスプリング等を示す図6中の要部拡大図である。 スプールが左方向にストロークしたときの突出軸部、可動ガイドおよびスプリング等を示す図7中の要部拡大図である。 比較例によるスプールの回転止めを行う突出軸部と蓋体とを示す拡大断面図である。 第2の実施の形態による回転防止機構をスプールが中立位置にある状態で示す拡大断面図である。 第3の実施の形態による回転防止機構をスプールが中立位置にある状態で示す拡大断面図である。 第4の実施の形態による回転防止機構をスプールが中立位置にある状態で示す拡大断面図である。 第5の実施の形態による回転防止機構の突出軸部と可動ガイドとを示す分解斜視図である。
符号の説明
1 油圧ポンプ
2 タンク
5 油圧シリンダ
11 方向制御弁(スプール弁装置)
12 弁ハウジング
13 スプール摺動穴
14A,14B,16A,16B,17A,17B 油溝(油通路)
15 連絡通路(油通路)
18A,18B 圧油給排路(油通路)
19 高圧通路
20 チェック弁
21 スプール
25,61,71 突出軸部
25A,61A,71A 面取り部
26 段差面(スプールの端面)
27A,27B 蓋体
27A1 平坦面部
28A,28B 接続ポート
29A,29B パイロット油室
32 戻しばね
35,41,51,63,73 回転防止機構(回転止め手段)
36,42,72 可動ガイド
36A,42A,72A 折曲げ板部
36B,42B,72B ガイド穴
36C,42C,72C 内板部
37,43 スプリング
52 抜止め板(抜止め部材)
53 ボルト
61C 環状溝
62 止め輪(抜止め部材)
71B 抜止め突起(抜止め部材)

Claims (4)

  1. スプール摺動穴および該スプール摺動穴に連通する複数の油通路が設けられた弁ハウジングと、該弁ハウジングのスプール摺動穴内に挿嵌され前記複数の油通路の間を連通,遮断するスプールと、該スプールの軸方向両側に位置して前記弁ハウジングに設けられ内部に該スプールを軸方向に駆動するためのパイロット油室を形成する左,右の蓋体と、該左,右の蓋体のうちいずれか一方の蓋体側に設けられ前記スプールがスプール摺動穴内で回転するのを抑える回転止め手段とを備えてなるスプール弁装置において、
    前記回転止め手段は、前記一方の蓋体と前記スプールとの間に位置して前記蓋体内に廻止め状態で嵌合されると共に前記スプールに追従して軸方向に移動する可動ガイドにより構成したことを特徴とするスプール弁装置。
  2. 前記スプールには、軸方向一方側の端面から前記一方の蓋体内に向けて軸方向に突出し前記可動ガイドが廻止め状態で挿嵌される突出軸部を設け、前記蓋体と可動ガイドとの間には、該可動ガイドを前記スプールの端面に向けて常時付勢すると共に該可動ガイドを抜止め状態に保つスプリングを設けてなる請求項1に記載のスプール弁装置。
  3. 前記スプールには、軸方向一方側の端面から前記一方の蓋体内に向けて軸方向に突出し前記可動ガイドが廻止め状態で挿嵌される突出軸部を設け、該突出軸部の先端側には、前記可動ガイドを抜止め状態に保持する抜止め部材を設けてなる請求項1に記載のスプール弁装置。
  4. 前記スプールの突出軸部には軸方向に平行に延びる平坦な面取り部を設け、前記一方の蓋体には前記パイロット油室が形成された内周側に平坦面部を設け、前記可動ガイドは、前記突出軸部の面取り部と前記蓋体の平坦面部とにより廻止め状態に保持される構成としてなる請求項2または3に記載のスプール弁装置。
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