JP2008002296A - ロータリバルブの軸受け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータリバルブの軸受け構造において、ロータリバルブの回動抵抗が大きくなることを抑制する。
【解決手段】ロータリバルブ21の各バルブ本体29の気筒列方向両端面に支軸33をそれぞれ突設する。これら支軸33のうち一方の支軸33を、吸気ケーシング3の気筒列方向一端部のベアリング収容孔35に収容されたベアリング37に軸支する。この一方の支軸33に、吸気ケーシング3のバルブ挿入孔19とベアリング収容孔35とを仕切る鍔部33aを吸気ケーシング3内面に摺接しないように形成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ロータリバルブの軸受け構造に関するものである。
従来から、多気筒エンジンの気筒毎に形成された吸気通路を有する吸気ケーシングに気筒列方向に延びるとともに上記各吸気通路を横断するように形成されたバルブ挿入孔に、ロータリバルブがエンジン運転状態に応じて吸気の流動を可変調整するように回動可能に挿設された吸気装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
このロータリバルブは、各吸気通路に対応するようにバルブ挿入孔に配置された複数個のバルブ本体を有している。この各バルブ本体の気筒列方向両端面には支軸がそれぞれ突設されている。吸気ケーシングの気筒列方向両端部にはベアリング収容孔が形成されている。このベアリング収容孔には、支軸を軸支するベアリングが収容されている。このベアリングにより、支軸を正確かつ滑らかに回転させるようになっている。
特開2004−52733号公報
ところで、各吸気通路の上流側に排気ガス再循環装置(以下、EGRという)が配設されていると、EGRからの粘着成分がベアリング収容孔に流入して支軸とベアリングとの間に付着する場合がある。この場合、その付着物により支軸がベアリングに固着し、ロータリバルブの回動抵抗が大きくなることがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ロータリバルブの軸受け構造において、ロータリバルブの回動抵抗が大きくなることを抑制する技術を提供することにある。
第1の発明は、多気筒エンジンの気筒毎に形成された吸気通路を有する吸気ケーシングに気筒列方向に延びるとともに上記各吸気通路を横断するように形成されたバルブ挿入孔に、エンジン運転状態に応じて吸気の流動を可変調整するように回動可能に挿設されたロータリバルブの軸受け構造であって、上記ロータリバルブは、上記各吸気通路に対応するように上記バルブ挿入孔に配置された複数個のバルブ本体を有し、上記各バルブ本体の気筒列方向両端面には支軸がそれぞれ突設され、上記吸気ケーシングの気筒列方向両端部のうち少なくとも一方にはベアリング収容孔が形成され、上記ベアリング収容孔には、該ベアリング収容孔に対応する上記支軸を軸支するベアリングが収容され、上記ベアリングに軸支された支軸には、上記バルブ挿入孔と上記ベアリング収容孔とを仕切る鍔部が上記吸気ケーシング内面に摺接しないように形成されていることを特徴とするものである。
これにより、ベアリングに軸支された支軸に、バルブ挿入孔とベアリング収容孔とを仕切る鍔部を吸気ケーシング内面に摺接しないように形成しているので、この鍔部によりEGRからの粘着成分がベアリング収容孔に流入して支軸とベアリングとの間に付着することを抑制することができ、このため、その粘着成分により支軸がベアリングに固着することを抑制でき、ロータリバルブの回動抵抗が大きくなることを抑制することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記鍔部は、上記ベアリング収容孔内面に摺接しないように該ベアリング収容孔に配置されていることを特徴とするものである。
第3の発明は、上記第1の発明において、上記鍔部は、上記バルブ挿入孔内面に摺接しないように該バルブ挿入孔に配置されていることを特徴とするものである。
第4の発明は、上記第1〜第3のいずれか1つの発明において、上記ベアリング収容孔内面には、上記ベアリングを位置決めする段差部が形成されていることを特徴とするものである。
これにより、ベアリング収容孔内面に、ベアリングを位置決めする段差部を形成しているので、この段差部によりベアリングを確実に位置決めすることができる。
本発明によれば、ベアリングに軸支された支軸に、バルブ挿入孔とベアリング収容孔とを仕切る鍔部を吸気ケーシング内面に摺接しないように形成しているので、この鍔部によりEGRからの粘着成分がベアリング収容孔に流入して支軸とベアリングとの間に付着することを抑制することができ、このため、その粘着成分により支軸がベアリングに固着することを抑制でき、ロータリバルブの回動抵抗が大きくなることを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1乃至図3は、この発明の実施形態に係るロータリバルブ21の軸受け構造を備えた吸気装置1を示す。この吸気装置1は樹脂製の吸気ケーシング3を備え、該吸気ケーシング3は、クランク軸(図示せず)の延びる方向に気筒(図示せず)が2つ並んで設けられたエンジン5に上載されている。上記吸気ケーシング3には吸気通路7がエンジン5の気筒毎に形成され、これら吸気通路7の上流端外周りには上フランジ9がそれぞれ一体に張出形成されているとともに、上記吸気ケーシング3下端には、下面に環状シール溝11aを有する下フランジ11が一体に張出形成されている。
また、上記吸気ケーシング3外周には、上下方向に延びるカラー用貫通孔13aを有するボス部13が上記各吸気通路7に対応して前後2個ずつ一体に形成され、該カラー用貫通孔13aには、金属製の円筒状カラー部材14が挿通されている。これらカラー部材14のうち2個の前側(図1では手前側)カラー部材14は、ロータリバルブ21の連結部31に対応するとともに上下方向に延びるように吸気ケーシング3のバルブ挿入孔19に気筒列方向に並んでそれぞれ挿通されている。そして、エンジン5上面にロータリバルブ21を挿設した吸気ケーシング3の下フランジ11を重ね合わせた状態で、ボルト(図示せず)を吸気ケーシング3のボス部13のボルト挿通孔13aのカラー部材14に挿通してエンジン5に形成されたねじ穴(図示せず)に螺合し、吸気ケーシング3をエンジン5に組み付けるようにしている。
さらに、上記吸気ケーシング3の上流側には、サージタンク(図示せず)に接続されたインテークマニホールド(図示せず)が配設され、該インテークマニホールド下端には、フランジ17が上記吸気ケーシング3の上フランジ9に対応するように一体に張出形成されている。上記吸気ケーシング3の上フランジ9には、取付孔9aが形成されていて、ロータリバルブ21を挿設した吸気ケーシング3の上フランジ9にインテークマニホールドのフランジ17を重ねた状態で、ボルト(図示せず)をインテークマニホールドのフランジ17に形成された取付孔(図示せず)に挿通して吸気ケーシング3の上フランジ9の取付孔9aに螺合し、インテークマニホールドを吸気ケーシング3に組み付けるようにしている。なお、上記サージタンクの上流側には、EGRが配設されている。
ところで、上記組付けの際、ロータリバルブ21の連結部31により、ロータリバルブ21の回動範囲はエンジン5の高速運転状態に対応する開き位置(図3(b)参照)とエンジン5の低速運転状態に対応する閉じ位置(図3(a)参照)との間で規制される。この詳細については後述する。
上記吸気ケーシング3には、気筒列方向に延びるとともに上記各吸気通路7を横断するように気筒列方向から見て円形状のバルブ挿入孔19が形成され、該バルブ挿入孔19に樹脂製のロータリバルブ21がエンジン5の運転状態に応じて吸気の流動を可変調整するように回動可能に挿設されている。上記吸気ケーシング3下端には、装着孔23aを有するボス部23が一体に形成され、この装着孔23aには、燃料噴射ノズル25が噴射口25aを上記バルブ挿入孔19下方の吸気通路7下流端に臨ませるように斜めに装着されている。
上記各吸気通路7下流端の燃料噴射ノズル25側方には、扁平板状の仕切壁27が吸気流通方向に沿うように接近配置され、上記ロータリバルブ21下方の吸気通路7下流端側を、通路断面積の広い第1通路7aと、該第1通路7aに並設され燃料噴射ノズル25が臨む通路断面積の狭い第2通路7bとに上記仕切壁27により区画している。
図2乃至図4に示すように、上記ロータリバルブ21は、上記各吸気通路7に対応するようにバルブ挿入孔19に配置された2個の円柱状バルブ本体29を備え、隣り合うバルブ本体29間は連結部31で一体に連結されている。この連結部31は、4枚の板部31aからなる断面十文字状の連結本体31bと、気筒列方向と直交するように連結本体31bのバブル本体軸方向中央部に取り付けられた円形壁部31cとを備えている。これら板部31aのうち隣り合う2枚の前側及び下側板部31aには、各前側カラー部材14に対応するように半円形状の切欠き部31dが2個ずつそれぞれ形成されている。これら切欠き部31dは、ロータリバルブ21の回動時に各前側カラー部材14外面に当接することでロータリバルブ21の回動範囲を上記開き位置(図3(b)参照)と上記閉じ位置(図3(a)参照)との間で規制している。なお、ロータリバルブ21は、開き位置から図3(b)で示す時計回りに略90度だけ回動することで閉じ位置まで行くようになっている。
各バルブ本体29の気筒列方向両端面には、気筒列方向に延びる支軸33がそれぞれ一体に突設されている。これら支軸33のうち一方の支軸33(図2及び図4では左側の支軸33)の基端部側は断面十文字状に、先端部側は断面円状に形成されている。図2及び図5に示すように、この一方の支軸33は、吸気ケーシング3のベアリング収容孔35に嵌込収容された環状ベアリング37に軸支されている。このベアリング収容孔35は、吸気ケーシング3の気筒列方向一端部(図2では左側)に気筒列方向から見て円形状に形成されている。また、ベアリング収容孔35内面には、ベアリング37を位置決めする段差部35aが全周に亘って形成されている。さらに、ベアリング収容孔35内面における上記ベアリング37収容部分よりもバルブ本体軸方向内側部分は、バルブ本体軸方向内側に行くに従って拡径するテーパ状に形成されている。
上記一方の支軸33における上記軸支部分よりもバルブ本体軸方向内側部分(断面十文字状の部分と断面円状の部分との境界部分)には、バルブ挿入孔19とベアリング収容孔35とを仕切る円盤状の鍔部33aが吸気ケーシング3内面に摺接しないように形成されている。この鍔部33aは、詳細には、ベアリング収容孔35内面に摺接しないようにベアリング収容孔35の開口部に配置されている。すなわち、鍔部33aの直径は、ベアリング収容孔35の開口部の孔径よりも小さく設定されている。
上記支軸33のうち他方の支軸33は、上記一方の支軸33と同様の構成である。そして、この他方の支軸33は、吸気ケーシング3の気筒列方向他端部のベアリング収容孔(図示せず)に嵌込収容された環状ベアリング(図示せず)に軸支されている。なお、このベアリング収容孔内面には、上述のような段差部が形成されていない。
上記他方の支軸33は、吸気ケーシング3の気筒列方向他端部に取り付けられた従来より周知の電動式アクチュエータ(図示せず)の出力軸に連結され、該アクチュエータはエンジン制御装置(図示せず)に接続されている。このエンジン制御装置は、エンジン5の回転数を検出して、エンジン5がアイドル回転数近傍の低速運転状態と、そのアイドル回転数よりも高回転の高速運転状態とのいずれであるかを判断するように構成されている。この判断結果によりエンジン制御装置がアクチュエータの作動を切り換え、ロータリバルブ21を回動させるようになっている。
図2乃至図4に示すように、上記各バルブ本体29には、上記各吸気通路7の上流側及び下流側を連通するように貫通路43が吸気流動方向から見て略円形状に形成されている。該貫通路43のバルブ本体軸方向両側におけるバルブ本体部分39(以下、「円形壁部39」という)外周面には、円形リング状のシール溝部41がそれぞれ凹設されている。上記両円形壁部39には、エンジン5の運転状態に応じて吸気の流動を可変調整する第1バルブ片部45がバルブ本体軸方向に延びて一体に連結されている。この第1バルブ片部45は外周面が矩形状かつ偏平面をなして上記バルブ本体29外周面の一部を構成している。また、上記両円形壁部39には、偏平板状の補強ブリッジ部47がバルブ本体29の中心線上に位置するように、かつ上記第1バルブ片部45と平行になるように一体に橋絡されている。この補強ブリッジ部47のバルブ本体軸線と直交する方向の長さは、ロータリバルブ21の外径よりも短く設定されており、補強ブリッジ部47のバルブ本体軸線と直交する方向の一端部47aがロータリバルブ21の外周面と略同一面上に位置する一方、他端部47bがロータリバルブ21の外周面から内方に離れている。さらに、上記両円形壁部39には、上記第1バルブ片部45に対向するように第2バルブ片部49がバルブ本体軸方向に延びて一体に連結されている。この第2バルブ片部49は外周面が矩形状かつ偏平面をなして上記バルブ本体29外周面の一部を構成している。加えて、上記補強ブリッジ部47と各バルブ片部45,49との間の両円形壁部39内面は、補強ブリッジ部47側から各バルブ片部45,49側に行くに従って漸次内方に膨出している。これにより、上記両円形壁部39は、補強ブリッジ部47並びに第1及び第2バルブ片部45,49により3箇所で連結され、バルブ本体29の剛性が高められている。そして、上記第1バルブ片部45は、エンジン5の低速運転時には上記第1通路7aを閉じ、該第1通路7aはロータリバルブ21上流側の吸気通路7との連通が遮断される(図3(a)参照)とともに、エンジン5の高速運転時に上記第1通路7aを開き、該第1通路7aはロータリバルブ21上流側の吸気通路7と連通するようになっている(図3(b)参照)。また、上記第2通路7bは、エンジン5の全運転域で上記バルブ本体29の回動によって開閉されることなく常時吸気通路7上流側と連通するようになっている。
上記各バルブ本体29にはナイロン製のシール部材51が装着されている。このシール部材51は、一対の板状リング部53を備えている。そして、上記各リング部53は、上記バルブ本体29のシール溝部41にバルブ本体29の半径方向に移動可能に嵌入されるとともに、外周面が上記吸気ケーシング3のバルブ挿入孔19内面に摺接するようになっている。
−吸気装置の作動−
次に、上述の如く構成された吸気装置1の作動について説明する。
<エンジン5の高速運転時>
エンジン制御装置から出力される制御信号により、アクチュエータが高速用の作動状態となると、このアクチュエータの作動により、ロータリバルブ21は、図3(b)に示すように、第1バルブ片部45をバルブ挿入孔19内に位置付けて第1通路7aを開く開き位置となる。補強ブリッジ部47は吸気の流れを阻害しないように吸気流通方向に沿うように位置付けられる。これにより、インテークマニホールドから吸気通路7に流入した吸気は、貫通路43を経て第1通路7a及び第2通路7bに流入し、燃料噴射ノズル25から噴射された燃料と混合して混合気を生成しながらエンジン5の吸気ポート(図示せず)を流れる。
また、ロータリバルブ21が開き位置となると、ロータリバルブ21の連結部31の前側板部31aの切欠き部31dは、前側カラー部材14外面に当接する。これにより、ロータリバルブ21の図3(b)で示す反時計回りの回動が規制される。なお、このロータリバルブ21の回動規制は、吸気ケーシング3をエンジン5やインテークマニホールドに組み付ける際も同様に行われる。
<エンジン5の低速運転時>
エンジン制御装置から出力される制御信号により、アクチュエータが低速用の作動状態となると、このアクチュエータの作動により、ロータリバルブ21は、図3(a)に示すように、第1バルブ片部45をエンジン5側に位置付けて第1通路7aを閉じる閉じ位置となる。このとき、第2通路7bは開かれているとともに、補強ブリッジ部47の他端部47bとバルブ挿入孔19内面との間に隙間Sが形成される。これにより、インテークマニホールドから吸気通路7に流入した吸気は、隙間Sを通って狭い第2通路7bに流入して流速が高まり、燃料噴射ノズル25から噴射された燃料との混合が促進されて混合気を生成しながらエンジン5の吸気ポート(図示せず)を流れる。
また、ロータリバルブ21が閉じ位置となると、ロータリバルブ21の連結部31の下側板部31aの切欠き部31dは、前側カラー部材14外面に当接する。これにより、ロータリバルブ21の図3(a)で示す時計回りの回動は規制される。なお、このロータリバルブ21の回動規制は、吸気ケーシング3をエンジン5やインテークマニホールドに組み付ける際も同様に行われる。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、ベアリング37に軸支された支軸33に、バルブ挿入孔19とベアリング収容孔35とを仕切る鍔部33aを吸気ケーシング3内面に摺接しないように形成しているので、この鍔部33aによりEGRからの粘着成分がベアリング収容孔35に流入して支軸33とベアリング37との間に付着することを抑制することができ、このため、その粘着成分により支軸33がベアリング37に固着することを抑制でき、ロータリバルブ21の回動抵抗が大きくなることを抑制することができる。
また、ベアリング収容孔35内面に、ベアリング37を位置決めする段差部35aを形成しているので、この段差部35aによりベアリング37を確実に位置決めすることができる。
(実施形態2)
本実施形態は、鍔部33aの配置位置が実施形態1とは異なるものである。すなわち、図6に示すように、鍔部33aは、バルブ挿入孔19内面に摺接しないようにバルブ挿入孔19に配置されている。また、鍔部33aの直径は、ベアリング収容孔35の開口部の孔径よりも大きく設定され、EGRからの粘着成分がベアリング収容孔35に流入することを確実に抑制している。
以上により、本実施形態によれば、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、吸気ケーシング3の気筒列方向両端部にベアリング収容孔35をそれぞれ形成し、これらベアリング収容孔35に支軸33を軸支するベアリング37をそれぞれ収容したが、吸気ケーシング3の気筒列方向両端部のうち一端部にのみベアリング収容孔35を形成してもよく、この場合にはベアリング35に軸支されていない支軸33に鍔部33aを設ける必要はない。
また、上記各実施形態では、吸気装置1を2気筒エンジンに適用した場合を例示したが、3気筒以上のエンジンにも適用することができ、この場合にはバルブ本体29及びシール部材51を気筒の数に合わせて設ければよい。
さらに、上記各実施形態では、吸気ケーシング3のバルブ挿入孔19に挿設したロータリバルブ21を切り換えて吸気通路7の断面積をエンジン5の運転状態に応じて変化させるようにした吸気装置1を例示したが、吸気通路の分岐箇所に介設したロータリバルブを切り換えて吸気通路の有効な長さをエンジンの運転状態に応じて変化させるようにした吸気装置にも適用することができるものである。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係るロータリバルブの軸受け構造は、ロータリバルブの回動抵抗が大きくなることを抑制する用途等に適用できる。
本発明の実施形態に係る吸気装置の斜視図である。 吸気ケーシングを気筒列方向と平行な面で切断した状態の吸気装置の斜視図である。 図1のIII−III線の矢視断面図であり、(a)はエンジンの低速運転時を示す図であり、(b)はエンジンの高速運転時を示す図である。 ロータリバルブの斜視図である。 吸気装置の気筒列方向一端部を気筒列方向と平行な面で切断した断面図である。 吸気装置の気筒列方向一端部を気筒列方向と平行な面で切断した断面図である。
符号の説明
1 吸気装置
3 吸気ケーシング
5 エンジン
7 吸気通路
19 バルブ挿入孔
21 ロータリバルブ
29 バルブ本体
31 連結部
33 支軸
33a 鍔部
35 ベアリング収容孔
35a 段差部
37 ベアリング
39 円形壁部
41 シール溝部
43 貫通路
51 シール部材
53 リング部

Claims (4)

  1. 多気筒エンジンの気筒毎に形成された吸気通路を有する吸気ケーシングに気筒列方向に延びるとともに上記各吸気通路を横断するように形成されたバルブ挿入孔に、エンジン運転状態に応じて吸気の流動を可変調整するように回動可能に挿設されたロータリバルブの軸受け構造であって、
    上記ロータリバルブは、上記各吸気通路に対応するように上記バルブ挿入孔に配置された複数個のバルブ本体を有し、
    上記各バルブ本体の気筒列方向両端面には支軸がそれぞれ突設され、
    上記吸気ケーシングの気筒列方向両端部のうち少なくとも一方にはベアリング収容孔が形成され、
    上記ベアリング収容孔には、該ベアリング収容孔に対応する上記支軸を軸支するベアリングが収容され、
    上記ベアリングに軸支された支軸には、上記バルブ挿入孔と上記ベアリング収容孔とを仕切る鍔部が上記吸気ケーシング内面に摺接しないように形成されていることを特徴とするロータリバルブの軸受け構造。
  2. 請求項1記載のロータリバルブの軸受け構造において、
    上記鍔部は、上記ベアリング収容孔内面に摺接しないように該ベアリング収容孔に配置されていることを特徴とするロータリバルブの軸受け構造。
  3. 請求項1記載のロータリバルブの軸受け構造において、
    上記鍔部は、上記バルブ挿入孔内面に摺接しないように該バルブ挿入孔に配置されていることを特徴とするロータリバルブの軸受け構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のロータリバルブの軸受け構造において、
    上記ベアリング収容孔内面には、上記ベアリングを位置決めする段差部が形成されていることを特徴とするロータリバルブの軸受け構造。
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