JP2008000455A - 車両用シート制御装置および車両用シート制御方法 - Google Patents

車両用シート制御装置および車両用シート制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008000455A
JP2008000455A JP2006174284A JP2006174284A JP2008000455A JP 2008000455 A JP2008000455 A JP 2008000455A JP 2006174284 A JP2006174284 A JP 2006174284A JP 2006174284 A JP2006174284 A JP 2006174284A JP 2008000455 A JP2008000455 A JP 2008000455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acceleration
state
operation mode
vehicle
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006174284A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaro Minami
南  雄太郎
Hiroshi Iwano
岩野  浩
Hiroshi Oba
大羽  拓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2006174284A priority Critical patent/JP2008000455A/ja
Publication of JP2008000455A publication Critical patent/JP2008000455A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

【課題】乗員の加速要求や運転シーンに応じて、シートの状態を適切に制御する。
【解決手段】加速要求量と、加速状態との少なくとも一方に基づいて、それぞれが異なるシート状態を規定する複数の動作モードの中から対象動作モードが選択される。そして、この選択された対象動作モードに基づいて、シート調整手段が制御される。ここで、複数の動作モードは、加速感向上モードと、ホールド性向上モードと、滑らかさ向上モードと、頭部共振低減モードとを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗員が着席する車両用シートの状態を制御する車両用シート制御装置およびその制御方法に関する。
例えば、車両が加速する場合、慣性力により乗員の姿勢が変化するため(特に、後ろに傾くため)、シートの状態をアクティブに制御し、乗員の姿勢の乱れを抑制することにより、乗員の乗り心地を向上させた車両用シート制御装置が知られている。この類の装置としては、例えば、特許文献1に開示されているように、シートバックに内蔵されたエアバッグの空気量を調整して姿勢を保持するシステムが知られる。
特開平06−90834号公報
ところで、運転中のドライバによる姿勢に対する要求は、その姿勢を保持するのみならず、運転シーンに応じて様々である。例えば、座り心地や乗り心地のためには、シートクッションやシートバックにおける体圧分布は滑らかで、かつ、運転シーン(車両の加速状態)が変化してもあまり姿勢が変化しない方が好ましい。逆に、アクセルペダルを大きく踏み込んだ場合には、ドライバはより大きな加速感を要求しており、シートバックの体圧分布を変化させて面圧のピーク値をより大きくしたり、慣性力による上体の反りを促進させたりすることが効果的である。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、乗員の加速要求や運転シーンに応じて、シート状態を適切に制御することである。
かかる課題を解決するために、本発明は、加速要求量演算手段と、加速状態判定手段と、シート調整手段と、制御手段とを有する車両用シート制御装置を提供する。ここで、加速要求量演算手段は、乗員のアクセル操作を通じた車両への加速要求の程度を、加速要求量として演算する。加速状態判定手段は、車両の加速状態を判定する。シート調整手段は、乗員が着席するシート状態を調整する。制御手段は、加速要求量演算手段によって演算された加速要求量と、加速状態判定手段によって判定された加速状態との少なくとも一方に基づいて、それぞれが異なるシート状態を規定する複数の動作モードの中から対象動作モードを選択し、この選択された対象動作モードに基づいて、シート調整手段を制御する。この場合、複数の動作モードは、乗員が感じる加速感を向上させるシート状態を規定する第1の動作モードと、乗員のホールド性を向上させるシート状態を規定する第2の動作モードと、乗員が感じる加速度変化を低減させるシート状態を規定する第3の動作モードと、乗員の頭部の共振を低減させるシート状態を規定する第4の動作モードとを含む。
本発明によれば、ドライバの加速要求や車両の加速状態に応じて、複数の動作モードの中から動作モードを選択してシート状態を制御することができる。これにより、乗員の加速要求と車両の運転シーンに応じて、シート状態を適切に制御することが可能となり、乗員の乗り心地の向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態にかかる車両用シート制御装置の全体構成を示すブロック図である。この車両用シート制御装置は、乗員のアクセル操作を通じた車両への加速要求の程度や、車両の加速状態に応じてシートの状態を制御する装置であり、シート20と、コントローラ50を主体に構成される。
シート20は、乗員の腰部から背中を支持するシートバック21と、乗員の頭部を支持するヘッドレスト22と、乗員の大腿部および尻部を支持するシートクッション23とで構成される。シートバック21には、図示しないメインフレームに固定された可動機構が内蔵されており、これにより、シート20(具体的には、シートバック21)の状態を自在に調整することができる。
サブフレーム24は、シートバック21の両サイドにそれぞれ設けられており、個々のサブフレーム24は、上下方向に延在し、互いに独立した上部フレーム24aと下部フレーム24bとで構成される。上部フレーム24aは、その上端部がヘッドレスト22に固定されており、下部フレーム24bは、その下端部がシートバック21を固定するメインフレーム(図示せず)に回動自在に連結されている。上部フレーム24aの下端部と、下部フレーム24bの上端部とは回動自在に連結されており、下部フレーム24bと上部フレーム24aとによってリンク機構が構成される。
上部フレーム24aの上端部は、メインフレームに固定された上部フレームアクチュエータ30によって保持される。上部フレームアクチュエータ30は、後述するコントローラ50によって制御され、前後方向に移動可能な可動部を動作(駆動)させることにより、上部フレーム24aの上端部の相対位置を変更する。また、上部フレーム24aと下部フレーム24bとの連結部は、メインフレームに固定された下部フレームアクチュエータ31によって保持される。下部フレームアクチュエータ31は、コントローラ50によって制御され、前後方向に移動可能な可動部を動作(駆動)させることにより、上部フレーム24aと下部フレーム24bとの連結部の相対位置を変更する。これらのフレームアクチュエータ30,31の駆動に応じて、シートバック21の上部領域と下部領域とが屈曲し、シートバック21の乗員支持面の形状を変化させることにより、乗員の姿勢を制御することができる。
サイドフレーム25は、シートバック21の両サイドのサイドサポート部にそれぞれ設けられた可動フレーム25aで構成される。可動フレーム25aは、その内側端部がサブフレーム24の上部フレーム24aに回動自在に連結されている。可動フレーム25aは、メインフレームに固定されたサイドサポートアクチュエータ32によって保持される。サイドサポートアクチュエータ32は、コントローラ50に制御され、前後方向(具体的には、若干乗員側へ傾斜した方向)へ移動可能な可動部を動作させることにより、可動フレーム25aの相対位置を変更する。このサイドサポートアクチュエータ32の駆動に応じて、シートバック21のサイドサポート部が内側から外側へ、或いは、外側から内側へと屈曲し、サイドサポート部の挟み角を変更することにより、乗員のホールド性を制御することができる。
また、シートバック21において、乗員を支持する乗員支持面26のうち主として乗員と接触する部分は、複数の領域(本実施形態では、縦5行×横3列の合計15の領域)26aに分割されている。個々の領域26aには、支持面アクチュエータ33がそれぞれ配置されている。支持面アクチュエータ33は、コントローラ50に制御され、前後方向へ移動可能な可動部を動作させることにより、シートバック21から乗員への押圧力を変更する。この支持面アクチュエータ33の駆動に応じて、シートバック21から乗員への押圧力を変更することにより、乗員支持面26上の体圧分布を制御することができる。
コントローラ50としては、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。コントローラ50は、ROMに格納された制御プログラムに従い各種の演算を行い、これにより、シート状態を調整する各種アクチュエータ30〜33を制御し、シート20(具体的には、シートバック21)の状態を制御する。
本実施形態との関係において、コントローラ50は、乗員のアクセル操作を通じた車両への加速要求の程度である加速要求量と、車両の加速状態との少なくとも一方に基づいて、それぞれが異なるシート状態を規定する複数の動作モードの中から対象動作モードを選択する。そして、選択された対象動作モードに基づいて、各種アクチュエータ30〜33を制御する。ここで、複数の動作モードは、乗員が感じる加速感を向上させるシート状態を規定する第1の動作モード(以下「加速感向上モード」という)と、乗員のホールド性を向上させるシート状態を規定する第2の動作モード(以下「ホールド性向上モード」という)と、乗員が感じる加速度変化を低減させるシート状態を規定する第3の動作モード(滑らかさ向上モード)と、乗員の頭部の共振を低減させるシート状態を規定する第4の動作モード(以下「頭部共振低減モード」という)を含む。
コントローラ50には、シート20の状態を制御するために、各種センサ40〜42からの検出信号が入力される。荷重センサ40は、乗員支持面26に設けられており、個々の領域26aにおける荷重SPをそれぞれ検出する。アクセル操作量センサ41は、乗員(ドライバ)によるアクセル操作量APOを検出するセンサであり、本実施形態では、アクセルペダルAPの踏込量を検出する。車速センサ42は、車両の速度(車速)Vを検出する。
図2は、コントローラ50を機能的に示すブロック構成図である。コントローラ50は、これを機能的に捉えた場合、第1加速要求量演算部51と、第2加速要求量演算部52と、加速状態判定部53と、フレームアクチュエータ駆動量演算部54と、サイドサポートアクチュエータ駆動量演算部55と、支持面アクチュエータ駆動量演算部56とを有している。
第1加速要求量演算部51は、車速Vとアクセル操作量APOとに基づいて、ドライバが加速を要求していることを判定する第1加速要求量DAPO1を算出する。また、第2加速要求量演算部52は、車速Vとアクセル操作量APOとに基づいて、ドライバがより大きな加速を要求していることを判定する第2加速要求量DAPO2を算出する。加速状態判定部53は、第1加速要求量演算部51によって算出された第1加速要求量DAPO1に基づいて、車両の加速状態を判定し、この判定結果に応じて、加速状態フラグFaを設定する。
フレームアクチュエータ駆動量演算部54は、加速状態フラグFaと、第1加速要求量DAPO1と、第2加速要求量DAPO2とに基づいて、上部フレームアクチュエータ30の駆動量TAU、および、下部フレームアクチュエータ31の駆動量TALを算出する。本実施形態において、これらの駆動量TAU,TALは、その値が正の場合には、フレームアクチュエータ30,31の各可動部を前方に押し出す方向に動作させ、その値が負の場合には、フレームアクチュエータ30,31の各可動部を後方に引き込む方向に動作させる。
サイドサポートアクチュエータ駆動量演算部55は、加速状態フラグFaと、第1加速要求量DAPO1と、第2加速要求量DAPO2とに基づいて、サイドサポートアクチュエータ32の駆動量TASを算出する。本実施形態において、この駆動量TASは、その値が正の場合には、サイドサポートアクチュエータ32の可動部を前方に押し出す方向に動作させ、その値が負の場合には、サイドサポートアクチュエータ32の可動部を後方に引き込む方向に動作させる。
支持面アクチュエータ駆動量演算部56は、加速状態フラグFaと、第1加速要求量DAPO1と、第2加速要求量DAPO2と、荷重センサ40によって検出された荷重SPとに基づいて、個々の領域26aに対応して設けられた各支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15を算出する。本実施形態において、この駆動量TAP01〜TAP15は、その値が正の場合には、支持面アクチュエータ33の可動部を前方に押し出す方向に動作させ、その値が負の場合には、支持面アクチュエータ33の可動部を後方に引き込む方向に動作させる。
個々の駆動量演算部54〜56は、各アクチュエータ30〜33の駆動量TAU,TAL,TAS,TAP01〜TAP15を算出すると、この駆動量TAU,TAL,TAS,TAP01〜TAP15に応じた駆動指令値を、対応するアクチュエータ30〜33に対して出力する。これに応じて、各アクチュエータ30〜33が、算出された駆動量TAU,TAL,TAS,TAP01〜TAP15に応じて動作する。
ここで、各アクチュエータ30〜33の駆動量TAU,TAL,TAS,TAP01〜TAP15は、予め設定された通常ポジションからの変化量を表しており、シート20の状態は、駆動量TAU,TAL,TAS,TAP01〜TAP15に応じて通常ポジションから調整される。従って、個々の駆動量演算部54〜56において、駆動量TAU,TAL,TAS,TAP01〜TAP15が算出されないケースでは、シート20は通常ポジションを保持する(或いは、通常ポジションに戻る)。
図3は、本実施形態にかかるシート制御の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、所定周期毎に呼び出され、コントローラ50によって実行される。まず、ステップ1(S1)において、アクセル操作量センサ41によって検出されたアクセル操作量APOと、車速センサ42によって検出された車速Vとが読み込まれる。
ステップ2(S2)において、乗員のアクセル操作を通じた車両への加速要求の程度である加速要求量が算出される。具体的には、第1加速要求量演算部51は、第1加速要求量DAPO1を算出し、第2加速要求量演算部52は、第2加速要求量DAPO2を算出する。
図4は、第1加速要求量DAPO1と第2加速要求量DAPO2の算出概念を示す説明図である。第1加速要求量演算部51および第2加速要求量演算部52は、同図に示すように、符号Aで示す実線および符号Bで示す破線のように、車速Vと、加速要求判定アクセル操作量APOA,APOBとの対応関係が規定されたマップまたは演算式を用いて、第1加速要求量DAPO1および第2加速要求量DAPO2を算出する。車速Vと、加速要求判定アクセル操作量APOA,APOBとの対応関係は、実験やシミュレーションを通じて予め取得しておくことが好ましい。
具体的には、第1加速要求量演算部51は、図4の符号Aの実線で示す関係を用いて、検出値である車速Vに対応する第1加速要求判定アクセル操作量APOAを算出する。ここで、符号Aで示す実線は、車速Vに対応する第1加速要求判定アクセル操作量APOAの関係を規定したものであり、この第1加速要求判定アクセル操作量APOAは、その対応する速度を維持するために必要なアクセル操作量を示している。換言すれば、この算出された第1加速要求判定アクセル操作量APOAは、検出値である車速Vを維持するために必要なアクセル操作量を示す。そして、第1加速要求量演算部51は、検出値であるアクセル操作量APOから、第1加速要求判定アクセル操作量APOAを減算することにより、第1加速要求量DAPO1を算出する。算出された第1加速要求量DAPO1より、その値の正・負に応じてドライバが加速を要求しているか否かを特定することができ、また、ドライバが加速を要求している場合には、その値の大きさに応じてドライバによる加速要求の程度(加速要求量)を特定することができる。
これに対して、第2加速要求量演算部52は、図4の符号Bの破線で示す関係を用いて、検出値である車速Vに対応する第2加速要求判定アクセル操作量APOBを算出する。ここで、符号Bで示す破線は、車速Vに対応する第2加速要求判定アクセル操作量APOBの関係を規定したものであり、この第2加速要求判定アクセル操作量APOBは、その対応する速度において第1加速要求判定アクセル操作量APOAよりも大きな値となるように設定されており、本実施形態では、第1加速要求判定アクセル操作量APOAと全開相当のアクセル操作量との中間のアクセル操作量を示す。そして、第2加速要求量演算部52は、検出値であるアクセル操作量APOから、第2加速要求判定アクセル操作量APOBを減算することにより、第2加速要求量DAPO2を算出する。算出された第2加速要求量DAPO2より、その値の正・負に応じて、ドライバによる加速要求の程度(加速要求量)が大きなものであるか、それとも小さなものであるかを特定することができる。ドライバによる加速要求の程度(加速要求量)が大きいか小さいかという判断は相対的なものであるが、本実施形態では、車速を維持するために必要なアクセル操作量APOAよりも大きな値に設定されたアクセル操作量APOBを基準にドライバのアクセル操作量APOを評価することにより、これを定量的に判断している。
例えば、図4に示すように、検出値である車速Vが「V1」で、検出値であるアクセル操作量APOが「APO1」の場合、このアクセル操作量APO1は、第1加速要求判定アクセル操作量APOAよりも大きく、第2加速要求判定アクセル操作量APOBよりも小さい状態となる。そのため、第1加速要求量DAPO1(APO1−APOA)は正の値となり、第2加速要求量DAPO2(APO1−APOB)は負の値となる。すなわち、第1加速要求量DAPO1が正の値であることは、ドライバが加速を要求していることを意味し、第2加速要求量DAPO2が負であることは、ドライバが大きな加速を要求していないことを意味する。
これに対して、検出値である車速Vが「V1」で、検出値であるアクセル操作量APOが「APO2」の場合、このアクセル操作量APO2は、第1加速要求判定アクセル操作量APOAと、第2加速要求判定アクセル操作量APOBとの双方よりも大きい状態となる。そのため、第1加速要求量DAPO1(APO2−APOA)は正の値となり、第2加速要求量DAPO2(APO1−APOB)も正の値となる。すなわち、第1加速要求量DAPO1が正の値であることは、ドライバが加速を要求していることを意味し、第2加速要求量DAPO2が正であることは、ドライバがより大きな加速を要求していることを意味する。
ステップ3(S3)において、加速状態判定部53は、加速状態フラグFaを設定する、すなわち、車両の加速状態を判定する。この加速状態判定部53は、時間の経過とともに変化する車両の加速状態を、第1加速要求量DAPO1に基づいて判定する。
図5は、加速状態の判定概念を説明する説明図である。同図に示すように、ある時刻t1において、ドライバがアクセルペダルAPを踏み込み、同図(a)の符号A1の実線で示すように、アクセル操作量APOが変化して第1加速要求量DAPO1が正の値となる。この場合、加速状態判定部53は、車両の加速状態を、ドライバの加速要求に応答して加速するレスポンス域と判定し、加速状態フラグFaを「1」にセットする。
その後、同図(b)の符号B1の実線で示すように、車両の前後加速度が立ち上がり、前後加速度が最大となるタイミングを経過して時刻t2に到達する。そして、時刻t2以降、加速状態判定部53は、車両の加速状態を、加速状態が安定する安定域と判定し、加速状態フラグFaを「2」にセットする。
一方、時刻t3において、ドライバがアクセルペダルAPの踏み込みを戻し始めると、第1加速要求量DAPO1の減少速度が急激に増加するため、これとトリガーとして、加速状態判定部53は、車両の加速状態を、加速状態が低下する加速低下域と判定し、加速状態フラグFaを「3」にセットする。
ドライバが、同図(a)の符号A2の破線で示す第1加速要求判定アクセル操作量、すなわち、同図(b)の符号B2の破線で示す車速を維持するために必要なアクセル操作量まで、アクセルペダルAPの踏み込みを戻すと、時刻t4において、同図(b)の符号B1の実線で示すように、車両の前後加速度は0となる。加速状態判定部53は、車両の加速状態を、加速が概ね無しとみなせる通常状態域と判定し、加速状態フラグFaをリセットする(「0」をセットする)。
ここで、時刻t1から時刻t2までの時間(レスポンス域時間)は、車両の前後加速度が最大となるタイミングを含むように、第1加速要求量DAPO1に対する関係として、実験やシミュレーションを通じて予め設定されている。また、アクセルペダルAPを戻し始め(その時刻t3)、第1加速要求量DAPO1が0になってから加速状態フラグFaをリセットするまでの時間も、車両の前後加速度が0に到達する時刻t4を含むように、実験やシミュレーションを通じて予め設定されている。
加速状態判定部53は、上述した第1加速要求量DAPO1の一連の推移を参照した上で、現在の車両の加速状態を判定し、これに応じて、加速状態フラグFaを設定する。
再び図3を参照するに、ステップ4(S4)において、フレームアクチュエータ駆動量演算部54は、フレームアクチュエータ30,31の駆動量、具体的には、上部フレームアクチュエータ30の駆動量TAU、および、下部フレームアクチュエータ31の駆動量TALをそれぞれ算出する。
図6は、フレームアクチュエータ駆動量演算部54による演算処理の手順を示すフローチャートである。まず、ステップ40(S40)において、加速状態フラグFaが「1」であるか否かが判定される。このステップ40において肯定判定された場合、すなわち、加速状態フラグFaが「1」である場合には(Fa=1)、ステップ41(S41)に進む。一方、ステップ40において否定判定された場合、すなわち、加速状態フラグFaが「1」でない場合には(Fa≠1)、後述するステップ44(S44)に進む。
ステップ41において、第2加速要求量DAPO2が0以上であるか否かが判定される。このステップ41において肯定判定された場合、すなわち、第2加速要求量DAPO2が0以上の場合には(DAPO2≧0)、ステップ42(S42)に進む。一方、ステップ41において否定判定された場合、すなわち、第2加速要求量DAPO2が0より小さい場合には(DAPO2<0)、ステップ43(S43)に進む。
ステップ42において、フレームアクチュエータ駆動量演算部54は、現在の車両の加速状態がレスポンス域であり(加速状態フラグFa=1)、かつ、加速要求量が大きいこと(第2加速要求量DAPO2≧0)を条件として、ドライバが感じる加速感を向上させるように、そのフレームアクチュエータ30,31の駆動量TAU,TALを算出する(加速感向上モードの選択)。本実施形態では、上部フレームアクチュエータ30の駆動量TAUは、負の所定値が設定(算出)され、下部フレームアクチュエータ31の駆動量TALは、正の所定値が設定(算出)される。
ステップ43において、フレームアクチュエータ駆動量演算部54は、現在の車両の加速状態がレスポンス域であり(加速状態フラグFa=1)、かつ、加速要求量が小さいこと(第2加速要求量DAPO2<0)を条件として、乗員の頭部の共振を低減させるように、そのフレームアクチュエータ30,31の駆動量TAU,TALを算出する(頭部共振低減モードの選択)。本実施形態では、上部フレームアクチュエータ30の駆動量TAUおよび下部フレームアクチュエータ31の駆動量TALは、負の所定値が設定(算出)される。
これに対して、ステップ44において、加速状態フラグFaが「2」であるか否かが判定される。このステップ44において肯定判定された場合、すなわち、加速状態フラグFaが「2」である場合には(Fa=2)、ステップ45(S45)に進む。一方、ステップ44において否定判定された場合、すなわち、加速状態フラグFaが「2」でない場合には(Fa≠2(Fa=0,3))、フレームアクチュエータ30,31の駆動量TAU,TALは算出せずに(駆動量TAU,TAL=0)、本ルーチンを抜ける。
ステップ45において、フレームアクチュエータ駆動量演算部54は、現在の車両の加速状態が安定域であること(加速状態フラグFa=2)を条件として、乗員のホールド性を向上させるように、フレームアクチュエータ30,31の駆動量TAU,TALを算出する(ホールド性向上モードの選択)。本実施形態では、上部フレームアクチュエータ30の駆動量TAUは、正の所定値が設定(算出)され、下部フレームアクチュエータ31の駆動量TALは算出されない(駆動量TAL=0)。
再び図3を参照するに、ステップ5(S5)において、サイドサポートアクチュエータ駆動量演算部55は、サイドサポートアクチュエータ32の駆動量TASを算出する。なお、サイドサポートアクチュエータ駆動量演算部55は、この駆動量TASの算出にあたり、加速状態フラグFaが「0」である場合には、後述する図7の処理を経ることなく、サイドサポートアクチュエータ32の駆動量TASを算出せずに(駆動量TAS=0)、ステップ6(S6)に進む。
図7は、サイドサポートアクチュエータ駆動量演算部55による演算処理の手順を示すフローチャートである。まず、ステップ50(S50)において、加速状態フラグFaが「1」であるか否かが判定される。このステップ50において肯定判定された場合、すなわち、加速状態フラグFaが「1」である場合には(Fa=1)、ステップ51(S51)に進む。一方、ステップ50において否定判定された場合、すなわち、加速状態フラグFaが「1」でない場合には(Fa≠1)、後述するステップ52(S52)に進む。
ステップ51において、第2加速要求量DAPO2が0以上であるか否かが判定される。このステップ51において肯定判定された場合、すなわち、第2加速要求量DAPO2が0以上の場合には(DAPO2≧0)、サイドサポートアクチュエータ32の駆動量TASを算出せずに(駆動量TAS=0)、本ルーチンを抜ける。一方、ステップ51において否定判定された場合、すなわち、第2加速要求量DAPO2が0より小さい場合(DAPO2<0)、ステップ52に進む。
ステップ52において、サイドサポートアクチュエータ駆動量演算部55は、現在の車両の加速状態がレスポンス域であり(加速状態フラグFa=1)、かつ、加速要求量が小さいこと(第2加速要求量DAPO2<0)を条件として、或いは、現在の車両の加速状態が安定域または加速低下域であること(加速状態フラグFa=2,3)を条件として、乗員のホールド性を向上させるように、サイドサポートアクチュエータ32の駆動量TASを算出する(ホールド性向上モードの選択)。本実施形態において、サイドサポートアクチュエータ32の駆動量TASは、正の所定値が設定(算出)される。
再び図3を参照するに、ステップ6において、支持面アクチュエータ駆動量演算部56は、個々の支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15をそれぞれ算出する。
図8は、支持面アクチュエータ駆動量演算部56による演算処理の手順を示すフローチャートである。まず、ステップ60(S60)において、加速状態フラグFaが「2」であるか否かが判定される。このステップ60において肯定判定された場合、すなわち、加速状態フラグFaが「2」である場合には(Fa=2)、ステップ61(S61)に進む。一方、ステップ60において否定判定された場合、すなわち、加速状態フラグFaが「2」ではない場合には(Fa≠2)、後述するステップ63(S63)に進む。
ステップ61において、第2加速要求量DAPO2が0以上であるか否かが判定される。このステップ61において肯定判定された場合、すなわち、第2加速要求量DAPO2が0以上の場合には(DAPO2≧0)、ステップ62(S62)に進む。一方、ステップ61において否定判定された場合、すなわち、第2加速要求量DAPO2が0より小さい場合には(DAPO2<0)、支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15は算出せずに(駆動量TAP01〜TAP15=0)、本ルーチンを抜ける。
ステップ62において、支持面アクチュエータ駆動量演算部56は、現在の車両の加速状態が安定域であり(加速状態フラグFa=2)、かつ、加速要求量が大きいこと(第2加速要求量DAPO2≧0)を条件として、ドライバが感じる加速感を向上させるように、支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15を算出する(加速感向上モードの選択)。本実施形態において、複数の領域26aのうち、通常状態においてシートバック21への荷重が大きくなる領域26aに対応する支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15は、正の所定値が設定(算出)され、それ以外の領域26aに対応する支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15は算出されない(駆動量TAP01〜TAP15=0)。
ステップ63において、加速状態フラグFaが「3」であるか否かが判定される。このステップ63において肯定判定された場合、すなわち、加速状態フラグFaが「3」である場合には(Fa=3)、ステップ64(S64)に進む。一方、ステップ63において否定判定された場合、すなわち、加速状態フラグFaが「3」ではない場合には(Fa≠3(Fa=1,0))、後述するステップ65(S65)に進む。
ステップ64において、支持面アクチュエータ駆動量演算部56は、現在の車両の加速状態が加速低下域であること(加速状態フラグFa=3)を条件として、乗員が感じる加速度変化を低減させるように、すなわち、滑らかさが向上するように、支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15を算出する(滑らかさ向上モードの選択)。本実施形態において、複数の領域26aのうち、シートバック荷重が大きく、かつ、その変化量が大きい外側の列に属する領域26aに対応する支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15は、負の所定値が設定(算出)され、シートバック荷重が小さく、かつ、その変化量も小さい真中の列に属する領域26aに対応する支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15は、正の所定値が設定(算出)される。
ステップ65において、加速状態フラグFaが「1」であるか否かが判定される。このステップ65において肯定判定された場合、すなわち、加速状態フラグFaが「1」の場合には(Fa=1)、ステップ66(S66)に進む。一方、ステップ65において否定判定された場合、すなわち、加速状態フラグFaが「1」ではない場合には(Fa≠1(Fa=0))、支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15は算出せずに(駆動量TAP01〜TAP15=0)、本ルーチンを抜ける。
ステップ66において、第2加速要求量DAPO2が0よりも小さいか否かが判定される。このステップ66において肯定判定された場合、すなわち、第2加速要求量DAPO2が0よりも小さい場合には(DAPO2<0)、上述したステップ64に進む。そして、ステップ64において、支持面アクチュエータ駆動量演算部56は、現在の車両の加速状態がレスポンス域であり(加速状態フラグFa=1)、かつ、加速要求量が小さいこと(第2加速要求量DAPO2<0)を条件として、滑らかさが向上するように、支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15を算出する(滑らかさ向上モードの選択)。
一方、ステップ66において否定判定された場合、すなわち、第2加速要求量DAPO2が0以上の場合には(Fa≧0)、支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15は算出せずに(駆動量TAP01〜TAP15=0)、本ルーチンを抜ける。
このような一連のシート制御の処理を前提として、図6に示すフローチャートに従って算出される駆動量TAU,TALに応じたフレームアクチュエータ30,31の具体的な動作状態について説明する。図9および図10は、フレームアクチュエータ30,31の動作状態を示す説明図である。図9(a)および図10(a)に示すように、加速状態フラグFaが「0」である通常状態、すなわち、ドライバの加速要求もなく、車両も加速していない状態では、フレームアクチュエータ30,31の駆動量TAU,TALは0となっており、フレームアクチュエータ30,31は通常ポジションを保持する。
図9において、(b)〜(d)は、加速要求量が大きいケース(第2加速要求量DAPO2≧0)でのフレームアクチュエータ30,31の動作状態を示している。図6に示すフローチャートに従ってフレームアクチュエータ30,31の駆動量TAU,TALを算出した場合、フレームアクチュエータ30,31の動作状態は、図5に示す時刻t1以前、時刻t1〜t2、時刻t2〜t3、時刻t3〜t4の期間のそれぞれに対応して、図9(a),図9(b),図9(c),図9(d)の順に遷移する。
具体的には、図9(b)は、車両の加速状態がレスポンス域(加速状態フラグFa=1)でのフレームアクチュエータ30,31の動作状態を示している。このケースでは、図6のステップ42の処理に対応して、上部フレームアクチュエータ30の駆動量TAUが負の値に設定され、下部フレームアクチュエータ31の駆動量TALが正の値に設定される。これにより、上部フレームアクチュエータ30の可動部が後方に移動し、かつ、下部フレームアクチュエータ31の可動部が前方に押し出されることにより、乗員の上体の反りが大きくなり、加速感(ジャーク感)が強調されるシート状態となる。
図9(c)は、車両の加速状態が安定域(加速状態フラグFa=2)でのフレームアクチュエータ30,31の動作状態を示している。このケースでは、図6のステップ45の処理に対応して、上部フレームアクチュエータ30の駆動量TAUが正の値に設定され、下部フレームアクチュエータ駆動量が0に設定される。これにより、上部フレームアクチュエータ30の可動部が前方に押し出され、下部フレームアクチュエータ31の可動部が通常ポジションに位置することにより、慣性力に対抗してシートバック21の上方が乗員の上体に押し付けられ、乗員のホールド性を向上させるシート状態となる。
図9(d)は、車両の加速状態が加速低下域(加速状態フラグFa=3)でのフレームアクチュエータ30,31の動作状態を示している。このケースでは、図6のステップ44の否定判定に従って、上部フレームアクチュエータ30の駆動量TAUおよび下部フレームアクチュエータ31の駆動量TALが0に設定される。これにより、上部フレームアクチュエータ30の可動部と、下部フレームアクチュエータ31の可動部とが通常ポジションに位置する。
一方、図10において、(b)〜(d)は、加速要求量が小さいケース(第2加速要求量DAPO<0)でのフレームアクチュエータ30,31の動作状態を示している。図6に示すフローチャートに従ってフレームアクチュエータ30,31の駆動量TAU,TALを算出した場合、フレームアクチュエータ30,31の動作状態は、図5に示す時刻t1以前、時刻t1〜t2、時刻t2〜t3、時刻t3〜t4の期間のそれぞれに対応して、図10(a),図10(b),図10(c),図10(d)の順に遷移する。
具体的には、図10(b)は、車両の加速状態がレスポンス域(加速状態フラグFa=1)でのフレームアクチュエータ30,31の動作状態を示している。このケースでは、図6のステップ43の処理に対応して、上部フレームアクチュエータ30の駆動量TAUおよび下部フレームアクチュエータ31の駆動量TALが負の値に設定される。これにより、上部フレームアクチュエータ30の可動部および下部フレームアクチュエータ31の可動部がそれぞれ後方に移動し、乗員に生じる急激な慣性力の変化が緩和されて頭部の共振を低減させるシート状態となる。
図10(c)は、車両の加速状態が安定域(加速状態フラグFa=2)でのフレームアクチュエータ30,31の動作状態を示している。このケースでは、図6のステップ45の処理に対応して、上部フレームアクチュエータ30の駆動量TAUが正の値に設定され、下部フレームアクチュエータ31の駆動量TALが0に設定され、上述した図9(c)と同様のシート状態となる。
図10(d)は、車両の加速状態が加速低下域(加速状態フラグFa=3)でのフレームアクチュエータ30,31の動作状態を示している。このケースでは、図6のステップ44の否定判定に従って、上部フレームアクチュエータ30の駆動量TAUおよび下部フレームアクチュエータ31の駆動量TALが0に設定され、上述した図9(d)と同様のシート状態となる。
つぎに、図7に示すフローチャートに従って算出される駆動量TASに応じたサイドサポートアクチュエータ32の具体的な動作状態について説明する。図11および図12は、サイドサポートアクチュエータ32の動作状態を示す説明図である。図11(a)および図12(a)に示すように、加速状態フラグFaが「0」である通常状態、すなわち、ドライバの加速要求もなく、車両も加速していない状態では、サイドサポートアクチュエータ32の駆動量TASは0となっており、サイドサポートアクチュエータ32は通常ポジションを保持する。
図11において、(b)〜(d)は、加速要求量が大きいケース(第2加速要求量DAPO2≧0)でのサイドサポートアクチュエータ32の動作状態を示している。図7に示すフローチャートに従ってサイドサポートアクチュエータ32の駆動量TASを算出した場合、サイドサポートアクチュエータ32の動作状態は、図5に示す時刻t1以前、時刻t1〜t2、時刻t2〜t3、時刻t3〜t4の期間のそれぞれに対応して、図11(a),図11(b),図11(c),図11(d)の順に遷移する。
具体的には、図11(b)は、車両の加速状態がレスポンス域(加速状態フラグFa=1)でのサイドサポートアクチュエータ32の動作状態を示している。このケースでは、図7のステップ51の肯定判定に従って、サイドサポートアクチュエータ32の駆動量TASが0に設定される。これにより、サイドサポートアクチュエータ32の可動部が通常ポジションを保持する。
図11(c)は、車両の加速状態が安定域(加速状態フラグFa=2)でのサイドサポートアクチュエータ32の動作状態を示している。このケースでは、図7のステップ52の処理に対応して、サイドサポートアクチュエータ32の駆動量TASが正の値に設定される。これにより、サイドサポートアクチュエータ32の可動部が前方に押し出されることにより、サイドサポート部が外側から内側に屈曲し、サイドサポート部によって乗員が挟み込まれ、ホールド性を向上させるシート状態となる。
図11(d)は、車両の加速状態が加速低下域(加速状態フラグFa=3)でのサイドサポートアクチュエータ32の動作状態を示している。このケースでは、図7のステップ52の処理に対応して、サイドサポートアクチュエータ32の駆動量TASが正の値に設定され、図11(c)と同様のシート状態となる。
図12において、(b)〜(d)は、加速要求量が小さいケース(第2加速要求量DAPO<0)でのサイドサポートアクチュエータ32の動作状態を示している。図7に示すフローチャートに従ってサイドサポートアクチュエータ32の駆動量TASを算出した場合、サイドサポートアクチュエータ32の動作状態は、図5に示す時刻t1以前、時刻t1〜t2、時刻t2〜t3、時刻t3〜t4の期間のそれぞれに対応して、図12(a),図12(b),図12(c),図12(d)の順に遷移する。
具体的には、図12(b)は、車両の加速状態がレスポンス域(加速状態フラグFa=1)でのサイドサポートアクチュエータ32の動作状態を示している。このケースでは、図7のステップ52の処理に対応して、サイドサポートアクチュエータ32の駆動量TASが正の値に設定され、上述した図11(b)と同様のシート状態となる。
図12(c)は、車両の加速状態が安定域(加速状態フラグFa=2)でのサイドサポートアクチュエータ32の動作状態を示している。このケースでは、図7のステップ52の処理に対応して、サイドサポートアクチュエータ32の駆動量TASが正の値に設定され、上述した図11(c)と同様のシート状態となる。
図12(d)は、車両の加速状態が加速低下域(加速状態フラグFa=3)でのサイドサポートアクチュエータ32の動作状態を示している。このケースでは、図7のステップ52の処理に対応して、サイドサポートアクチュエータ32の駆動量TASが正の値に設定され、上述した図11(d)と同様のシート状態となる。
つぎに、図8に示すフローチャートに従って算出される駆動量TAP01〜TAP15に応じた支持面アクチュエータ33の具体的な動作状態について説明する。図13および図14は、支持面アクチュエータ33の動作状態を示す説明図である。図13(a)および図14(a)に示すように、加速状態フラグFaが「0」である通常状態、すなわち、ドライバの加速要求もなく、車両も加速していない状態では、個々の領域26aに対応する支持面アクチュエータ33の駆動量は0となっており、支持面アクチュエータ33のそれぞれは通常ポジションを保持する。
図13において、(b)〜(d)は、加速要求量が大きいケース(第2加速要求量DAPO2≧0)での支持面アクチュエータ33の動作状態を示している。図8に示すフローチャートに従って各支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15を算出した場合、支持面アクチュエータ33の動作状態は、図5に示す時刻t1以前、時刻t1〜t2、時刻t2〜t3、時刻t3〜t4の期間のそれぞれに対応して、図13(a),図13(b),図13(c),図13(d)の順に遷移する。
具体的には、図13(b)は、車両の加速状態がレスポンス域(加速状態フラグFa=1)での支持面アクチュエータ33の動作状態を示している。このケースでは、図8のステップ66の否定判定に従って、全ての支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15が0に設定される。これにより、個々の支持面アクチュエータ33の可動部が通常ポジションを保持する。
図13(c)は、車両の加速状態が安定域(加速状態フラグFa=2)での支持面アクチュエータ33の動作状態を示している。このケースでは、図8のステップ62の処理に対応して、複数の領域26aのうち、通常状態においてシートバック21への荷重が大きくなる領域26a(図中、ハッチングで示すA領域26a)に対応する支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15が正の値に設定され、それ以外の領域26aに対応する支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15が0に設定される。これにより、A領域26aに対応する支持面アクチュエータ33の可動部が前方に押し出され、当該A領域26aでの乗員への押圧力が大きくなり、シートバック21の体圧分布のピーク面圧が大きくなって加速感(加速の力強さ・伸び)を向上させるシート状態となる。ここで、A領域26a、すなわち、通常状態においてシートバック21への荷重が大きくなる領域26aは、ドライバによって加速要求がなされていない状態において、荷重センサ40で個々の領域26aの荷重SPを検出し、該当する領域26aを予め特定し、これを記憶しておくことが好ましい。
図13(d)は、車両の加速状態が加速低下域(加速状態フラグFa=3)での支持面アクチュエータ33の動作状態を示している。このケースでは、図8のステップ64の処理に対応して、複数の領域26aのうち、シートバック荷重が大きく、かつ、その変化量が大きい外側の列に属する領域26a(図中、ハッチングで示すA領域26a)に対応する支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15が負の値に設定され、シートバック荷重が小さく、かつ、その変化量も小さい真中の列に属する領域26a(図中、ハッチングで示すB領域26a)に対応する支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15が正の値に設定される。これにより、A領域26aに対応する支持面アクチュエータ33の可動部が後方に移動し、また、B領域26aに対応する支持面アクチュエータ33の可動部が前方に押し出される。そのため、体圧分布が乱れやすい車両の前後加速度の変化時に、体圧分布が水平方向に均等化され、乗員が感じる加速度変化が低減し、滑らかさを向上させるシート状態となる。
この場合、同一の列(縦)方向に並んだ3領域毎に、荷重センサ40で検出した荷重SPに基づいて、シートバック21への荷重が均等化する、或いは、シートバック21への荷重の変化量が均等化するように、各駆動量TAP01〜TAP15を算出する。したがって、列方向の体圧分布は均等化されず、行(横)方向の体圧分布が均等化され、各支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15が同一の値になるとは限らない(基本的に、すべて異なる値となる)。
図14において、(b)〜(d)は、加速要求量が小さいケース(第2加速要求量DAPO<0)での支持面アクチュエータ33の動作状態を示している。図8に示すフローチャートに従って支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15を算出した場合、支持面アクチュエータ33の動作状態は、図5に示す時刻t1以前、時刻t1〜t2、時刻t2〜t3、時刻t3〜t4の期間のそれぞれに対応して、図14(a),図14(b),図14(c),図14(d)の順に遷移する。
具体的には、図14(b)は、車両の加速状態がレスポンス域(加速状態フラグFa=1)での支持面アクチュエータ33の動作状態を示している。このケースでは、図8のステップ64の処理に対応して、複数の領域26aのうち、シートバック荷重が大きく、かつ、その変化量が大きい外側の列に属するA領域26aに対応する支持面アクチュエータ33の駆動量TASが負の値に設定され、シートバック荷重が小さく、かつ、その変化量も小さい真中の列に属するB領域26aに対応する支持面アクチュエータ33の駆動量が正の値に設定される。これにより、上述した図13(d)と同様のシート状態となる。
図14(c)は、車両の加速状態が安定域(加速状態フラグFa=2)での支持面アクチュエータ33の動作状態を示している。このケースでは、図8のステップ61の否定判定に従って、全ての支持面アクチュエータ33の駆動量TAP01〜TAP15が0に設定され、上述した図13(b)と同様のシート状態となる。
図14(d)は、車両の加速状態が加速低下域(加速状態フラグFa=3)での支持面アクチュエータ33の動作状態を示している。このケースでは、図8のステップ64の処理に対応して、複数の領域26aのうち、シートバック荷重が大きく、かつ、その変化量が大きい外側の列に属するA領域26aに対応する支持面アクチュエータ33の駆動量TASが負の値に設定され、シートバック荷重が小さく、かつ、その変化量も小さい真中の列に属するB領域26aに対応する支持面アクチュエータ33の駆動量が正の値に設定される。これにより、上述した図13(d)と同様の状態シートとなる。
以上詳述したように、車両用シート制御装置は、加速要求量演算手段と、加速状態判定手段と、シート調整手段と、制御手段とを主体に構成されている。ここで、加速要求量演算手段は、乗員のアクセル操作を通じた車両への加速要求の程度を、加速要求量として演算するものであり、本実施形態では、第1および第2加速要求量演算部51,52がこれに該当する。加速状態判定手段は、車両の加速状態を判定するものであり、本実施形態では、加速状態判定部53がこれに該当する。シート調整手段は、乗員が着席するシート状態を調整するものであり、本実施形態では、上部および下部フレームアクチュエータ30,31、サイドサポートアクチュエータ32、および支持面アクチュエータ33がこれに該当する。制御手段は、加速要求量演算手段によって演算された加速要求量と、加速状態判定手段によって判定された加速状態との少なくとも一方に基づいて、それぞれが異なるシート状態を規定する複数の動作モードの中から対象動作モードを選択し、この選択された対象動作モードに基づいて、シート調整手段を制御するものであり、本実施形態では、フレームアクチュエータ駆動量演算部54、サイドサポートアクチュエータ駆動量演算部55および支持面アクチュエータ駆動量演算部56がこれに該当する。この場合、複数の動作モードは、加速感向上モードと、ホールド性向上モードと、滑らかさ向上モードと、頭部共振低減モードとを含んでいる。
かかる構成によれば、ドライバの加速要求や車両の加速状態に応じて、加速感向上モードと、ホールド性向上モードと、滑らかさ向上モードと、頭部共振低減モードとを変更して制御を行うことができる。これにより、ドライバの加速要求と車両の運転シーンに応じて、シート状態を制御することが可能となるので、乗り心地の向上を図ることができる。
また、本実施形態において、制御手段は、車両の加速状態が、乗員の加速要求の開始タイミングから車両の前後加速度が立ち上がってピークに到達するタイミングまでを含むレスポンス域において、加速要求量が大きい場合には、加速感向上モードを対象動作モードとして選択し、加速要求量が小さい場合には、ホールド性向上モード、滑らかさ向上モードおよび頭部共振低減モードのうちの少なくとも1つの動作モードを対象動作モードとして選択する。
かかる構成によれば、加速要求量が大きいときは、加速感、特にジャーク感を向上させることができ、加速要求が小さい場合は、車両の前後加速度が変化することによる姿勢の乱れや乗り心地の悪化を抑えることができる。
また、本実施形態において、制御手段は、車両の加速状態が、車両の前後加速度がピークに到達するタイミングを経過してから安定する安定域において、ホードル性向上モードを対象動作モードとして選択するとともに、加速要求量が大きい場合には、加速感向上モードを対象動作モードとして選択する。
かかる構成によれば、乗員のホールド性を向上させながら、加速要求量が大きい場合に加速感、特に加速の伸び・力強さを向上させることができる。
また、本実施形態において、制御手段は、車両の加速状態が、乗員の加速要求が低下して車両の前後加速度が低下する加速低下域において、ホールド性向上モードと滑らかさ向上モードとの少なくとも一方を対象動作モードとして選択する。
かかる構成によれば、車両の前後加速度が変化することによる姿勢の乱れおよび乗り心地の悪化を抑えることができる。
なお、上述した実施形態では、ドライバの加速要求量に応じて、シート状態を2段階に切替える構成としたが、本発明はこれに限定されず、3段階以上に切替えてもよい。例えば、ドライバの加速要求量(本実施形態では、第1加速要求量DAPO1)に応じて連続的に変化するゲインを、レスポンス域、安定域、加速低下域ごとに、シート操作の各目的(加速感向上、ホールド性向上、滑らかさ向上、頭部共振低減)に対して設定する。そして、このゲインにより各目的のための各アクチュエータ駆動量を補正して合成することにより、各アクチュエータ駆動量を算出してもよい。換言すれば、本発明において、制御手段は、選択された対象動作モードの範囲内において、加速要求量演算手段によって演算された加速要求量と、加速状態判定手段によって判定された加速状態との少なくとも一方に基づいて、シート調整手段を制御してもよい。
また、本実施形態では、加速要求開始からの時間をレスポンス域と安定域と加速低下域の3つに分割したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、加速要求開始から車両の前後加速度が立ち上がるまでを非応答域として設定することもできる。その場合、腰椎部分でしかシートバック21に接触していない乗員(荷重センサにより判断)に対して、非応答域にて上部フレームアクチュエータ30の可動部を押し出してシートバック21の乗員支持面26の全面を乗員10の背中に接触させる。これにより、接触面積を増加させ、ホールド性を向上させてから、本実施形態と同様の制御を行うことなどが考えられる。
また、本実施形態では、シート調整手段として、直動型のアクチュエータを例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、エアバッグを備え、エアバッグ内の空気圧を調整する構成や、電場等により長さが変化する繊維でシートバック表皮を形成し、シートバックの乗員支持面の張り具合を調整する構成などで、シート状態を調整してもよい。
さらに、本実施形態では、図4および図5に示すように、予め設定された関係を用いて、第1加速要求量DAPO1を用いて加速状態フラグFaを設定しているが、車両の前後加速度を検出するセンサを備え、実際の車両の前後加速度を用いて、加速状態フラグFaを設定するようにしてもよい。
実施形態にかかる車両用シート制御装置の全体構成を示すブロック図 コントローラ50を機能的に示すブロック構成図 本実施形態にかかるシート制御の処理手順を示すフローチャート 第1加速要求量DAPO1と第2加速要求量DAPO2の算出概念を示す説明図 加速状態の判定概念を説明する説明図 フレームアクチュエータ駆動量演算部54による演算処理の手順を示すフローチャート サイドサポートアクチュエータ駆動量演算部55による演算処理の手順を示すフローチャート 支持面アクチュエータ駆動量演算部56による演算処理の手順を示すフローチャート フレームアクチュエータ30,31の動作状態を示す説明図 フレームアクチュエータ30,31の動作状態を示す説明図 サイドサポートアクチュエータ32の動作状態を示す説明図 サイドサポートアクチュエータ32の動作状態を示す説明図 支持面アクチュエータ33の動作状態を示す説明図 支持面アクチュエータ33の動作状態を示す説明図
符号の説明
10 乗員
20 シート
21 シートバック
22 ヘッドレスト
23 シートクッション
24 サブフレーム
24a 上部フレーム
24b 下部フレーム
25 サイドフレーム
25a 可動フレーム
26 乗員支持面
26a 領域
30 上部フレームアクチュエータ
31 下部フレームアクチュエータ
32 サイドサポートアクチュエータ
33 支持面アクチュエータ
40 荷重センサ
41 アクセル操作量センサ
42 車速センサ
50 コントローラ
51 第1加速要求量演算部
52 第2加速要求量演算部
53 加速状態判定部
54 フレームアクチュエータ駆動量演算部
55 サイドサポートアクチュエータ駆動量演算部
56 支持面アクチュエータ駆動量演算部

Claims (6)

  1. 車両用シート制御装置において、
    乗員のアクセル操作を通じた車両への加速要求の程度を、加速要求量として演算する加速要求量演算手段と、
    車両の加速状態を判定する加速状態判定手段と、
    乗員が着席するシート状態を調整するシート調整手段と、
    前記加速要求量演算手段によって演算された加速要求量と、前記加速状態判定手段によって判定された加速状態との少なくとも一方に基づいて、それぞれが異なるシート状態を規定する複数の動作モードの中から対象動作モードを選択し、当該選択された対象動作モードに基づいて、前記シート調整手段を制御する制御手段とを有し、
    前記複数の動作モードは、
    乗員が感じる加速感を向上させるシート状態を規定する第1の動作モードと、乗員のホールド性を向上させるシート状態を規定する第2の動作モードと、乗員が感じる加速度変化を低減させるシート状態を規定する第3の動作モードと、乗員の頭部の共振を低減させるシート状態を規定する第4の動作モードとを含むことを特徴とする車両用シート制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記車両の加速状態が、前記乗員の加速要求の開始タイミングから前記車両の前後加速度が立ち上がってピークに到達するタイミングまでを含むレスポンス域において、前記加速要求量が大きい場合には、前記第1の動作モードを対象動作モードとして選択し、前記加速要求量が小さい場合には、前記第2の動作モード、前記第3の動作モードおよび前記第4の動作モードのうちの少なくとも1つの動作モードを対象動作モードとして選択することを特徴とする請求項1に記載された車両用シート制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記車両の加速状態が、前記車両の前後加速度がピークに到達するタイミングを経過してから安定する安定域において、前記第2の動作モードを対象動作モードとして選択するとともに、前記加速要求量が大きい場合には、前記第1の動作モードを対象動作モードとして選択することを特徴とする請求項1または2に記載された車両用シート制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記車両の加速状態が、前記乗員の加速要求が低下して前記車両の前後加速度が低下する加速低下域において、前記第2の動作モードと前記第3の動作モードとの少なくとも一方を対象動作モードとして選択することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載された車両用シート制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記選択された対象動作モードの範囲内において、前記加速要求量演算手段によって演算された加速要求量と、前記加速状態判定手段によって判定された加速状態との少なくとも一方に基づいて、前記シート調整手段を制御することを請求項1から4のいずれか一項に記載された車両用シート制御装置。
  6. 車両用シート制御方法において、
    乗員のアクセル操作を通じた車両への加速要求の程度を、加速要求量として演算し、
    車両の加速状態を判定し、
    前記演算された加速要求量と、前記判定された加速状態との少なくとも一方に基づいて、乗員が感じる加速感を向上させるシート状態を規定する第1の動作モードと、乗員のホールド性を向上させるシート状態を規定する第2の動作モードと、乗員が感じる加速度変化を低減させるシート状態を規定する第3の動作モードと、乗員の頭部の共振を低減させるシート状態を規定する第4の動作モードとを含む複数の動作モードの中から対象動作モードを選択し、
    前記選択された対象動作モードに基づいて、乗員が着席するシート状態を調整することを特徴とする車両用シート制御方法。
JP2006174284A 2006-06-23 2006-06-23 車両用シート制御装置および車両用シート制御方法 Pending JP2008000455A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006174284A JP2008000455A (ja) 2006-06-23 2006-06-23 車両用シート制御装置および車両用シート制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006174284A JP2008000455A (ja) 2006-06-23 2006-06-23 車両用シート制御装置および車両用シート制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008000455A true JP2008000455A (ja) 2008-01-10

Family

ID=39005300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006174284A Pending JP2008000455A (ja) 2006-06-23 2006-06-23 車両用シート制御装置および車両用シート制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008000455A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018133365A1 (zh) * 2017-01-23 2018-07-26 上海蔚来汽车有限公司 用户场景调节方法及系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018133365A1 (zh) * 2017-01-23 2018-07-26 上海蔚来汽车有限公司 用户场景调节方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4661730B2 (ja) 車両の高度制御装置
JP6076712B2 (ja) 補正装置
KR101394742B1 (ko) 인체공학적 시트조절 장치 및 방법
JP2019093894A (ja) サポート装置
JP6969360B2 (ja) 車両シート制御装置
JP6148574B2 (ja) 支持剛性制御装置及び車両用シート
JP6589558B2 (ja) 乗物用シート
JP5982894B2 (ja) 車両制御装置及びプログラム
JP2008000455A (ja) 車両用シート制御装置および車両用シート制御方法
JP2007030567A (ja) 制御装置及び車両
JP4143963B2 (ja) 車両用シート装置
JP2008001289A (ja) 車両用シート制御装置および車両用シート制御方法
JP6601160B2 (ja) 乗物用シート
JP2007253664A (ja) 車両用運転姿勢調節装置、運転姿勢調節方法および運転姿勢調節装置付き車両
JP4894399B2 (ja) 車両の想定視線角度制御装置
JP6155222B2 (ja) シート制御装置及び車両用シート
JPH0781468A (ja) 稼働シートの制御装置
JP2009067169A (ja) 車両の乗員姿勢制御装置
JP2006006511A (ja) 車両用シート装置および車両用シートの調整方法
JP5508202B2 (ja) 自動車用シートの振動抑制装置
JP2009055987A (ja) マッサージ椅子
JP2007176425A (ja) 車両制御装置
JP2008001212A (ja) 車両用シート制御装置、シート制御装置付き車両および車両のシート制御方法。
JP2010006184A (ja) 車両用シート及び車両用シートの制御方法
JP2018075920A (ja) 自動運転車両のシート