JP2007535684A - ディスプレイデバイス及び該デバイス用のオプティカルモーター - Google Patents

ディスプレイデバイス及び該デバイス用のオプティカルモーター Download PDF

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Abstract

本発明による表示デバイスは、照明軸に沿って可変の色成分の光ビームを生成する照明システムとオプティカルモーターを含んでいる。該オプティカルモーターは、偏光された光ビームを生成し、マトリックス結像器(16)と、第1の偏光スプリッタ(18)と、第2の偏光スプリッタ(20)を含んでいる。前記マトリックス結像器(16)の画素は、受け取った色成分で生成されるイメージに依存して偏光成分を伴う光ビームを反射し、前記第1の偏光スプリッタ(18)は、可変の色成分の光ビームの偏光成分を透過させ、さらに結像器によって反射されたビームの少なくとも一部を他の方向に透過させ、前記第2の偏光スプリッタ(20)は、可変の色成分の光ビームの偏光成分を透過させる。

Description

本発明はディスプレイデバイス及び該デバイス用のオプティカルモーターに関している。
周知の構成を有するディスプレイデバイスは、ビームの色成分がある期間にわたって周期的に変化する光ビームを生成する照明システムを含んでいる。ここでの色成分とは基本的にはビデオに使用される3つの色成分、詳細には、赤、緑、青である。
これらの光ビームは偏光スプリッタを通過し、当該偏光スプリッタは、そのうちの単一の偏光成分のみ、例えばp偏光のみをマトリックス結像器(若しくはマトリックス変調器)の方へ透過させる。
マトリックス結像器は、全ての入射光ビームを反射するが、反射ビームの各ポイントにおける偏光成分(これは結像器の画素若しくはエレメントによって誘起される)は、光の強度に依存しており、その瞬間の入射ビームの色で表示されることが望まれる。
例えばオンで表示される画素がs偏光光を反射するならば、そのような光線は、偏光スプリッタによって反射され、結像手段の方向に向けられて表示デバイスのスクリーン上に表示される。これとは異なって、表示される画素が暗色(ブラック)ならば、p偏光された光線は戻される。それゆえにそのような光線は偏光スプリッタを通過し、反射されることはない(透過のみ)。故にそれは結像手段に達することはなく、したがって表示デバイスのスクリーンには何も表示されない。
スクリーンの各画素の輝度は、理論上では各瞬間において望みの色に完璧にコントロールされるものであるが、もちろん実際の実現の場においては、必ずしも完璧な結果が可能になるものではない。例えばビームの角伝播は偏光純度を低減させ、この場合は、結果としてオフ状態にすべき画素に対して僅かな光漏れが生じ、それによってコントラストが乏しくなる。
発明の開示
発明が解決しようとする課題
本発明の課題は、そのようなシステムの実際の実現において、理論的に可能な能力をフルに発揮させるべく改善を行うことであり、詳細にはそのコントラストを増大させることである。
課題を解決するための手段
前記課題は本発明により、
照射軸に沿って可変色の光ビームを生成する照明システムと、
マトリックス結像器と、
第1の偏光スプリッタが含まれており、
前記マトリックス結像器の画素は、受け取った色で生成されるイメージに依存する偏光成分を伴った光ビームを反射し、反射されたビームは変調されたビームを生じさせ、
前記第1の偏光スプリッタは、前記マトリックス結像器の方に向く第1の方向で、可変色の光ビームの偏光成分を透過させ、さらに第2の方向で前記変調されたビームを少なくとも部分的に透過させるように適合化されており、さらに、
第2の偏光スプリッタが設けられており、該第2の偏光スプリッタは、前記第1の偏光スプリッタの方に向く第3の方向で、可変色の光ビームの偏光成分を透過させるように適合化されており、
変調されたビームは偏光されるように構成されていることを特徴とする表示デバイスによって解決される。
本発明によれば、2つの偏光スプリッタを使用することによって、このような表示デバイスのマトリックス結像器によって受け取られるビームの偏光純度が特に高められる。
発明を実施するための最良の形態
有利には、前記第2の偏光スプリッタの分割面は、第3の方向に透過される可変の色成分の光ビームの偏光成分によって横切られ、前記第1の偏光スプリッタの分割面は、第1の方向に透過される可変色の光ビームの偏光成分によって横切られ、さらに第2の方向へ透過される変調ビームの偏向成分は反射される。
また有利には、前記第1の偏光スプリッタの分割面は、光ビームを含んだ第1の平面内で、当該光ビームと所定の値の角度をなしており、前記第2の偏光スプリッタの分割面は、光ビームを含んだ第1の平面に平行な第2の平面内で前記所定の値に対抗する値の角度をなしている。
この配置構成は、従来の欠点として前述していた偏光純度のさらなる向上を可能にする。
例えば前記所定の値として45°の角度値が用いられる。
具体的な1つの配置構成例として、前記第1の偏光スプリッタと第2の偏光スプリッタは、照射軸に対して垂直な平面に関して対称的に配置される。
有利には、前記第1の偏光スプリッタの分割面と第2の偏光スプリッタの分割面は、それらの間で約90°の絶対値を有する角度をなしている。
有利な具体例の1つとして、前記マトリックス結像器は、照射軸上におかれる。また有利には、前記第1の偏光スプリッタは、スクリーン上に表示するための結像手段の方向に結像器によって反射されたビームの少なくとも一部を反射させる。
有利な解決手段として、前記光ビームの色成分は、複数の色成分の純度の中で周期的に変化され、より詳細には前記光ビームは、3つの異なる色成分のうちから周期毎に連続的に変化する。
1つの可能性として、照明手段に少なくとも2つのカラーフィルタが含まれ、これらのカラーフィルタの各々を光ビームが周期的に通過する。
また本発明は前述したような表示デバイスのためのオプティカルモーターにも関している。このオプティカルモーターは、照明軸に沿って可変の色成分の光ビームを受信するように適合化されたオプティカルモーターであって、マトリックス結像器と、第1の偏光スプリッタが含まれており、前記マトリックス結像器の画素は、受け取った色成分で生成されるイメージに依存して偏光成分を伴う光ビームを反射し、反射されたビームは変調ビームを生じ、前記第1の偏光スプリッタは、前記マトリックス結像器に向く第1の方向に、可変の色成分の光ビームの偏光成分を透過させるように適合化され、さらに変調されたビームのなくとも一部を第2の方向に透過させるように適合化されており、さらに第2の偏光スプリッタが設けられており、該第2の偏光スプリッタは、前記第1の偏光スプリッタの方に向く第3の方向に、可変の色成分の光ビームの偏光成分を透過させるように適合化されており、さらに、当該オプティカルモーターは、偏光された変調ビームを透過するように適合化されていることを特徴としている。
有利には、前記第2の偏光スプリッタの分割面は、第3の方向に透過される可変の色成分の光ビームの偏光成分によって横切られ、前記第1の偏光スプリッタの分割面は、第1の方向に透過される可変色の光ビームの偏光成分によって横切られ、さらに第2の方向へ透過される変調ビームの偏向成分は反射される。
本発明のさらなる特徴や利点は、以下の明細書で図面に基づいて詳細に説明される。これらの図面のうち、図1は、本発明を具体化した表示デバイスの主要構成要素を表した図であり、図2は、水平方向の光線に対する2つの偏光スプリッタの光学的作用を説明するための図である。
実施例
次に本発明の実施例を図面に基づき以下の明細書で詳細に説明する。図1に示されている表示デバイスは、反射器4の中心部、例えば楕円状反射器の第1焦点に配置された光源2を有している。
反射器4の第2焦点領域に配置されているのはロッド8であり、これは集積された光導波路で実現され得る。反射器4から発せられ光ビームは、前記ロッド8に入射する前に、ホイール6によって支持されているカラーフィルタ7を通過する。
このホイール6は、その周辺において、複数のカラーフィルタ、例えばビデオに使用されている3つの色成分である、赤、緑、青のためのフィルタを支持している。このホイール6がその中心軸A−A′の周りで回転すると、有色の光ビームが周期的に生じる。
この周期的に変化する色成分を伴う光ビームは前記ロッド8を透過し、当該ロッド8の端部面において適切な寸法の二次光源が形成される。
光ビームは、複数のレンズからなる第1の結像系10を通過して表示デバイスのオプティカルモーターに伝送される。前記光源2と反射器4、及びフィルタ7(これはホイール6の回転によって色成分を変化させている)とロッド8並びに第1の結像系10は、オプティカルモーターのケースにおいて、可変の色成分伴う光ビームを精製する照明システムを形成している。
1つの有利な実施例によれば、この照明システムは、光を偏光させる手段を含んでおり、それによって可変の色成分を有する光ビームが、偏光された光波、例えばp偏光光を放つ。
オプティカルモーターは、照明システムによって放射された光ビームを表示されるイメージによって変調されたビームに変換する。これについては以下でさらに説明を続ける。
オプティカルモーターは、光軸若しくは照射軸上(例えば照明システムによって発せられた基本方向)におかれた入力側偏光スプリッタ20(以下では第2の偏光スプリッタとも称する)を含んでおり、その分割面21は、光軸と45°の角度をなしている。
別の有利な実施例によれば、この光軸は水平方向(すなわち光ビームは基本的に水平方向に放射される)であり、分割面21は、より詳細には光ビームを含む水平面の光軸と−45°の角度をなす垂直面に置かれる(この負の角度は図1において光軸周りでの時計方向の回転を意味している)。
それゆえに光ビームのp偏光された光線(の多く)が、光軸に沿って入力側偏光スプリッタ20を透過し、s偏光された光線(の多く)は、当該偏光スプリッタ20の分割面21によって反射され光束FS1に至る。すなわちこの光束FS1は、メインビームから分離された反射光線である。
既に冒頭において指摘したように、光ビームの角伝播のために(これは実際において不可欠である)、光ビームの全てのs偏光光線の全反射を可能にする分割面21に関する入射角を持たせることはできず、従ってs偏光された光束のごく一部は偏光スプリッタ20を透過していく。
前記入力側偏光スプリッタ20の直ぐ下側の光軸において(より具体的には当該入力側偏光スプリッタ20と接するように)、当該オプティカルモーターはメイン偏光スプリッタ18(以下では第1の偏光スプリッタとも称する)を有している。
このメイン偏光スプリッタ18の分割面19は、光軸と45°の角度をなしており、より詳細には、前述してきた構成(光軸が水平方向)においては、メイン偏光スプリッタ8の分割面19は、光軸を含んだ水平面における光軸と+45°の角度をなす垂直面内におかれる。
以下の明細書でも詳細に説明するが、前記入力側偏光スプリッタ20とメイン偏光スプリッタ18は、有利には、光軸に対して垂直な平面(例えば2つのスプリッタ18,20の接触面)に関して対称的に配置される。つまりそれらの各分割面19,21も光軸に対して垂直な平面に関して対称的である。またより簡素に前記スプリッタ18,20を対抗的においてもよいし、背中合わせにおいてもよい。
図1からもみてとれるように当該平面図において、入力側偏光スプリッタ20とメイン偏光スプリッタ8の分割面19,21は、それらの間で約90°の角度が形成されるよう配置されている。
入力側偏光スプリッタ20から受信されたp偏光光束は、実質的にメイン偏光スプリッタ8を透過して、メイン偏光スプリッタ18の入力側偏光スプリッタ20とは反対側の対向面に配置されている四分の一波長板17/結像器16アッセンブリに入射する。このアッセンブリは、当該オプティカルモーターの光学的活動部を形成している。
既に入力側偏光スプリッタ20のケースにおいて述べたのと同じように、s偏光された光束は、実質的にメイン偏光スプリッタ18によって反射されてビームFS2に入射する。このビームFS2は光軸から離れており、その後は使用されないが、しかしながらs偏光された光束のごく一部は、メイン偏光スプリッタ18内に入射して当該スプリッタを透過し、結像器16方向に出射する。
しかしながらこの一部は、当該照明システムによって最初に2つのスプリッタ18,20の通過により生成されるs偏光光束のマイナス部分を表している。それゆえにs偏光光の量に対するp偏光光の量の比率は、メイン偏光スプリッタ8の出口側において非常に高くなる。それにより、以下で理解されるように当該表示デバイスの良好なコントラストが保証される。
結像器16は、液晶マトリックス反射型結像器である。この結像器の各ピクセル(ないし画素)は、図示されていない電子回路系によって次のように駆動されている。すなわち画素の液晶構成によって反射される光線上に所定の偏光が印加されるように駆動されている。この偏光は、表示されるべきイメージ内の対応する画素が持たなければならない輝度に依存している。
電子システムは、実質的に照明システム(このケースではホイール6)と次のように同期される。すなわち、結像器16が各瞬間において、多重素子のために、表示すべき(白黒)イメージを、当該瞬間において照明手段によって照射された光ビームの色成分において生成するように同期される。種々の色(当該ケースでは赤、緑、青)のイメージは、肉眼では検知できないくらいに非常に短く分断された連続的瞬間において生成される。それにより表示すべきカラーイメージに対応する種々のイメージの重なりは肉眼ではわからない。
より詳細には、結像器16の画素において、(該当する瞬間の光ビームの色成分である)イメージの対応する画素がオン状態(最大輝度)にされなければならない場合には、p偏光された入射光線は、四分の一波長板17/結像器16アッセンブリによってs偏光光線内へ反射される。それにより、反射光線は、メイン偏光スプリッタ18の結像面19によって第2の結像手段12の方向に反射される(光軸に対して垂直方向の光束Rs)。
主に複数のレンズからなっている第2の結像手段12は、表示デバイスのスクリーン14上に結像すべき全ての反射光束Rs(これは結像器16によって反射されたs偏光光線の全てに対応している)を許容する。
別の側からみれば、画素がオフ状態にされなければならないとき(すなわち少なくとも当該瞬間の光ビームの色成分における暗色化(ブラック))、結像器16の画素は四分の一波長板17と組み合わされてp偏光された入射光線を反射し、それによってメイン偏光スプリッタ18による第2の結像手段12方向への反射はなされないが、ただし照明システムによって生成された光ビームの対向側への光軸に沿った透過はなされる。それゆえにそのような光線は、もはやスクリーンの照明とはならない。
次に本発明のシステムの利点の1つを図2に基づいて以下の明細書で詳細に説明する。ここでは第1の水平光線Iと第2の水平光線Iが偏光スプリッタ18,20を通過するようすが示されている。
(照明システムによって生成された)第1の水平光線Iは、光軸に沿って方向付けられており、それ故に入力側偏光スプリッタ20とメイン偏光スプリッタ18の分割面21,19に対して45°(絶対値)の角度Θをなして入射している。
(照明システムによって生成された)第1の水平光線I自体も水平方向にあるが、ただし前記光線Iとはゼロでない角度をなしている。それ故に光線Iは、光軸に対する水平面において僅かな傾斜を有する。
入力側偏光スプリッタ20とメイン偏光スプリッタ18はこれらのスプリッタ18,20間の接触面PP′(これは光軸に対して垂直である)に関して対称的な配置構成であるので、光線Iは、入力側偏光スプリッタ20の分割面21上で角度Θだけ傾斜している。これはΘ(=45°)よりもわずかだけ大きく、メイン偏光スプリッタ18の分割面19上ではΘ(=45°)よりもわずかに少ない角度Θをなしている。
同様に入力側偏光スプリッタ20の分割面21を45°よりもわずかに少ない入射角度で通過する入射光線は、メイン偏光スプリッタ18の分割面19に45°よりも僅かに大きい角度で入射する。
このことは、約45°での反射と透過において偏光スプリッタの特性の非対称性を克服させ得る。2つの偏光スプリッタ18,20の連続的通過は、詳細には2つのスプリッタ18,20の光学的特性が同じである限り、約45°の入射光線の特性を表すように形成される。
例えばスプリッタ18,20が47°の吸光度を有するならば(すなわちs偏光光線が全体的に47°の入射角度で反射され、それゆえに45°と50°の間の入射角度で非常に弱く透過するならば)、光軸と0°〜5°の角度をなす光線は、2つのスプリッタ18,20のうちの一方には必然的に45°〜50°の間の入射角度で入射される。これは2つのスプリッタ18,20の組み合わせによるs偏光光線の非常に低い透過率を保証する。
それゆえにビームの偏光純度は、2つのスプリッタ18,20の並列構成のみで保証されるわけではないが、しかしながらそれらの有利な配置構成によって保証される。このことは、本発明によって実現される偏光純度における改善が、透過におけるs偏光の吸光度においてより大きな許容偏差を許容するためである。それにより、反射におけるp偏光の非常に良好な吸光度を示すメイン偏光スプリッタ18の選択を可能にする。
前述してきた分析を裏付けるために、入力側偏光スプリッタ20とメイン偏光スプリッタの種々の相対的構成に対するコントラストがシミュレーションによって計算され得る。
ここでは3つの構成におけるテストがなされ、以下では照明システムの水平方向照明軸上に、
−入力側偏光スプリッタと、
−メイン偏光スプリッタと、
−マトリックス結像器がおかれているものとする。
さらにメイン偏光スプリッタの分割面は、照明軸を含んだ水平面において照明軸と45°の角度をなしている。
構成1(T2−0)では、入力側偏光スプリッタの分割面がメインスプリッタの分割面に対して並列におかれている。
構成2(T2−180)では、構成1と比べて照明軸周りで入力側スプリッタが180°の回転を受けている。それゆえにその分割面は、照明軸と−45°の角度をなしている。すなわち2つのスプリッタの分割面は本発明による有利な提案のように、照明軸に対して垂直な面に関して対称的である。
構成3(RT−90)では、入力側偏光スプリッタが、構成1に比べて照明軸周りで90°の回転を受けている。
以下の結果は、照明システムによる光の偏光なしで与えられる。
このシミュレーションは、偏光スプリッタの複数のタイプを用いて実行されている。すなわち、
−タイプI:強い吸光度;マニファクチャI;
−タイプII:強い吸光度;マニファクチャII;
−タイプIII:強い透過性;マニファクチャI;
−タイプIV:強い吸光度;マニファクチャII。
ここで得られるコントラスト値(点灯画素と非点灯画素の間の輝度比、−10°〜10°の範囲に亘る統合化、すなわちアパーチャ2.8)は以下の表に表されている。
Figure 2007535684
これらの値は、完璧な結像器と単色性のビームのケースにおいて算出される理論的コントラスト値であり、それらは明らかに構成2の利点を例証する。
前記記述は、本発明の非限定的に可能な実施例で与えられる。
例えば本発明の異なる変化例によれば、表示デバイス若しくはオプティカルモータは、異なる構成で配置可能な2つの偏光スプリッタを含んでいる。
従って第2のスプリッタは可変の色成分の光ビームを2つの方向に従って分割する。すなわち一方の偏光は第2のスプリッタの分割面を横切り、他方の偏光はこの分割面によって反射される。これらの偏光のうちの一方のみが使用される。それにより第2のスプリッタは、第1のスプリッタに向かう一方の方向に沿って可変の色成分の光ビームを透過させる。この方向は、分割面を横切る偏光に対応しているか、偏光スプリッタの相対的構成による偏光の反射に対応している。
第1のスプリッタは、2つの方向に従った可変の色成分の光ビームと、結像器によって反射された可変の色成分の光ビームに対応する変調光ビームを分割し、ここでも、一方の偏光光は、第1のビームスプリッタの分割面を横切り、他方の偏光光は、この分割面によって反射されている。これらのビームの各々に対しては(すなわち可変の色成分の光ビームと変調ビーム)当該偏光の一方のみが用いられる。したがって第1のスプリッタは結像器に向かう1つの方向に従った可変の色成分の光ビームを透過させ、この方向は、分割面を横切る偏光に対応しているか、偏光スプリッタの相対的位置による反射された偏光に対応している。さらに付加的に、第1のスプリッタは、スクリーン上に表示するための結像手段に向かう1つの方向による可変の色成分の光ビームを透過する。この方向も、分割面を横切る偏光に対応しているか、偏光スプリッタの相対的位置による反射された偏光に対応している。結像器による偏光の切換えとして、第1のスプリッタによる光ビームの透過方向は、同じような変調されたビームの透過方向とは同じでない。したがって変調ビームは第2のスプリッタの方向には透過されない。
付加的に、第1の偏光スプリッタの分割面は、光ビームを含んだ第1の面内で当該光ビームと所定の値の角度をなしており、その場合第2の偏光スプリッタの分割面は、前記第1の面に平行な、光ビームを含んだ第2の面内で、当該光ビームと前記所定の値に対向する値の角度をなしている。それにも関わらず、第2の偏光スプリッタの分割面は、光ビームと、所定の値に対して必ずしも対向的である必要のない値の角度、例えば等しい角度をなし得る。
さらに本発明によれば、偏光スプリッタとそれらの分割面は、異なる相対方向に配向されててもよい。例えば、前記面は、分割面によってそれぞれ反射される偏光ビームによって定められかそれを横切るものでもよいし、各編光スプリッタ毎に異なるものであってもよい(例えば図1のスプリッタ18が垂直軸に沿って90°回転された場合など)。
本発明を具体化した表示デバイスの主要構成要素を表した図 水平方向の光線に対する2つの偏光スプリッタの光学的作用を説明するための図

Claims (15)

  1. 照射軸に沿って可変の色成分の光ビームを生成する照明システムと、
    マトリックス結像器(16)と、
    第1の偏光スプリッタ(18)が含まれており、
    前記マトリックス結像器(16)の画素は、受け取った色成分で生成されるイメージに依存して偏光成分を伴う光ビームを反射し、反射されたビームは変調ビームを生じ、
    前記第1の偏光スプリッタ(18)は、前記マトリックス結像器に向く第1の方向に、可変の色成分の光ビームの偏光成分を透過させるように適合化され、さらに変調されたビームのなくとも一部を第2の方向に透過させるように適合化されている形式のものにおいて、
    第2の偏光スプリッタ(20)が設けられており、該第2の偏光スプリッタ(20)は、前記第1の偏光スプリッタの方に向く第3の方向に、可変の色成分の光ビームの偏光成分を透過させるように適合化されており、さらに、
    変調されたビームが偏光されるように構成されていることを特徴とする表示デバイス。
  2. 前記第2の偏光スプリッタ(20)の分割面(21)は、第3の方向に透過される可変の色成分の光ビームの偏光成分によって横切られ、
    前記第1の偏光スプリッタ(18)の分割面(19)は、第1の方向に透過される可変色の光ビームの偏光成分によって横切られ、さらに第2の方向へ透過される変調ビームの偏向成分は反射される、請求項1記載の表示デバイス。
  3. 前記第1の偏光スプリッタ(18)の分割面(19)は、光ビームを含んだ第1の平面内で、当該光ビームと所定の値の角度をなしており、前記第2の偏光スプリッタ(20)の分割面(21)は、光ビームを含んだ第1の平面に平行な第2の平面内で前記所定の値に対抗する値の角度をなしている、請求項1又は2記載の表示デバイス。
  4. 前記所定の値は45°である、請求項3記載の表示デバイス。
  5. 前記第1の偏光スプリッタ(18)と第2の偏光スプリッタ(20)は、照射軸に対して垂直な平面(P、P′)に関して対称的に配置されている、請求項1から4いずれか1項記載の表示デバイス。
  6. 前記第1の偏光スプリッタ(18)の分割面(19)と第2の偏光スプリッタ(20)の分割面(21)は、それらの間で約90°の絶対値を有する角度をなしている、請求項1から4いずれか1項記載の表示デバイス。
  7. 前記マトリックス結像器(16)は、照射軸上におかれている、請求項1から6いずれか1項記載の表示デバイス。
  8. 前記第1の偏光スプリッタ(18)は、スクリーン(14)上に表示するための結像手段(12)の方向に前記変調されたビームの少なくとも一部を透過させている、請求項1から7いずれか1項記載の表示デバイス。
  9. 前記光ビームの色成分は、複数の色成分の中で周期的に変化している、請求項1から8いずれか1項記載の表示デバイス。
  10. 照明手段に少なくとも2つのカラーフィルタ(7)が含まれており、これらのカラーフィルタ(7)の各々を光ビームが周期的に通過している、請求項1から9いずれか1項記載の表示デバイス。
  11. 前記光ビームは、各周期毎に連続した3つの異なる色成分のビームである、請求項9又は10記載の表示デバイス。
  12. 照明軸に沿って可変の色成分の光ビームを受信するように適合化されたオプティカルモーターであって、
    マトリックス結像器(16)と、
    第1の偏光スプリッタ(18)が含まれており、
    前記マトリックス結像器(16)の画素は、受け取った色成分で生成されるイメージに依存して偏光成分を伴う光ビームを反射し、反射されたビームは変調ビームを生じ、
    前記第1の偏光スプリッタ(18)は、前記マトリックス結像器に向く第1の方向に、可変の色成分の光ビームの偏光成分を透過させるように適合化され、さらに変調されたビームのなくとも一部を第2の方向に透過させるように適合化されている形式のものにおいて、
    第2の偏光スプリッタ(20)が設けられており、該第2の偏光スプリッタ(20)は、前記第1の偏光スプリッタの方に向く第3の方向に、可変の色成分の光ビームの偏光成分を透過させるように適合化されており、さらに、
    当該オプティカルモーターは、偏光された変調ビームを透過するように適合化されていることを特徴とするオプティカルモーター。
  13. 前記第2の偏光スプリッタ(20)の分割面(21)は、第3の方向に透過される可変の色成分の光ビームの偏光成分によって横切られ、
    前記第1の偏光スプリッタ(18)の分割面(19)は、第1の方向に透過される可変色の光ビームの偏光成分によって横切られ、さらに第2の方向へ透過される変調ビームの偏向成分は反射される、請求項12記載のオプティカルモーター。
  14. 前記第1の偏光スプリッタ(18)の分割面(19)は、光ビームを含んだ第1の平面内で、当該光ビームと所定の値の角度をなしており、前記第2の偏光スプリッタ(20)の分割面(21)は、光ビームを含んだ第1の平面に平行な第2の平面内で前記所定の値に対抗する値の角度をなしている、請求項12又は13記載のオプティカルモーター。
  15. 前記所定の値は、45°である、請求項14記載のオプティカルモーター。
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